JP2005119432A - 自動車用シートの埋込み型アームレスト - Google Patents
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Abstract
【課題】ヘッドレスト本体が前倒れするのを防止可能な摩擦抵抗を付与すると共に、アームレスト本体をシートバックの凹部から容易に出入れできるよう組み付ける。
【解決手段】アームレスト本体2の下部側をシートバック1の座面部に設けた縦長な凹部10の内側で枢軸11によりバックフレーム12に軸承枢着し、アームレスト本体2を上部側からシートバック1の凹部10に出入れ可能に備えるもので、凹部10の天部幅方向に設けた表皮材3a,3bによる後向きの折返し部3cと、アームレスト本体2の上部幅方向に設けた表皮材4a,4bによる前向きの折返し部4cとを突き合わせてアームレスト本体2をシートバック1の凹部10に組み付ける。
【選択図】図3
【解決手段】アームレスト本体2の下部側をシートバック1の座面部に設けた縦長な凹部10の内側で枢軸11によりバックフレーム12に軸承枢着し、アームレスト本体2を上部側からシートバック1の凹部10に出入れ可能に備えるもので、凹部10の天部幅方向に設けた表皮材3a,3bによる後向きの折返し部3cと、アームレスト本体2の上部幅方向に設けた表皮材4a,4bによる前向きの折返し部4cとを突き合わせてアームレスト本体2をシートバック1の凹部10に組み付ける。
【選択図】図3
Description
本発明は、アームレスト本体をシートバックの座部面に設ける凹部から出入れ可能に備える自動車用シートの埋込み型アームレストに関するものである。
自動車用シートにおいては、図4で示すように縦長な凹部10をシートバック1の座面部に設け、アームレスト本体2の下部側を枢軸11により凹部10の内側でバックフレーム12に軸承枢着することにより、アームレスト本体2を上部側からシートバック1の凹部10に出入れ可能な埋込み型のアームレストを備えるものがある。
その埋込み型のアームレストでは、アームレスト本体2をシートバック1の凹部10から容易に出入れ可能な嵌合せ状態で組み付ける反面、ブレーキ作動等に伴って前に倒れ出さない程度のホールド性を持たせて組み付けるよう形状設定されている。
然し、そのシートバックの凹部並びにアームレストは表皮材から縫製するトリムカバーで被包させて組み立てられるため、凹部の内のり形状やアームレストの外形形状について多少のバラ付きが生じ易い。
解決しようとする課題は、凹部の内のり形状やアームレストの外形形状が多少バラ付いても、アームレスト本体のホールド性を如何に付与するよう形成するかの点である。
本発明は、アームレスト本体の下部側をシートバックの座面部に設けた縦長な凹部の内側でバックフレームに軸承枢着し、アームレスト本体を上部側からシートバックの凹部に出入れ可能に備えるもので、片表皮材の折り返した端末を他表皮材の端末と重ねて縫い合わせる縫着により、凹部の天部幅方向に設けた後向きの折返し部と、アームレスト本体の上部幅方向に設けた前向きの折返し部とを突き合わせてアームレスト本体をシートバックの凹部に組み付けることを主要な特徴とする。
本発明に係る自動車用シートの埋込み型アームレストでは、アームレスト本体をシートバックの凹部に組み付けると、凹部の天部幅方向に設けた表皮材による後向きの折返し部と、アームレスト本体の上部幅方向に設けた表皮材による前向きの折返し部とが付き合わさることから、ヘッドレスト本体が前倒れするのを防止可能な摩擦抵抗を付与できると共に、アームレスト本体をシートバックの凹部から容易に出入れできるよう組み付けられる。
図1,図2は、メインシートMとサブシートSとを一体に組み立てた自動車用のセカンドシートを示す斜視図である。この自動車用シートにおいては、アームレスト本体2がサブシートSのシートバック1に備え付けられている。そのアームレスト本体2は、下部側をシートバック1の座面部に設けた縦長な凹部10の内側で枢軸11によりバックフレーム12に軸承枢着し、上部側からシートバック1の凹部10に出入れ可能に組み付けられている。
シートバック1は、図3で示すようにシートバック1の上部側から凹部10の内側に巻き込む表皮材3aと、内端末をバックボード13にトリムコード14で止着する表皮材3bと、その他の表皮材から縫製されたトリムカバー3で被包されている。このトリムカバー3では、表皮材3aの端末を折り返すと共に、表皮材3bの端末と重ねて縫い合わせることから、後向きの折返し部3cが凹部10の天部幅方向に沿って設けられている。
アームレスト本体2は、後側上下に亘る表皮材4aと、前側上下に亘る表皮材4bと、左右に亘る表皮材(図示せず)とから縫製されたトリムカバー4で被包されている。このトリムカバー4では、表皮材4aの端末を折り返すと共に、表皮材4bの端末と重ねて縫い合わせることから、前向きの折返し部4cがアームレスト本体2の上部幅方向に沿って設けられている。
その折返し部3c,4cは、凹部10の折返し部3cが前側から、アームレスト本体2の折返し部4cが後側から互いに向き合って付き合わさるようシングルステッチで縫い合わされている。折返し部4cの縫着にあたっては、ループの基部側を表皮材4aの折り返した端末と表皮材4bの端末との間に挟み込んで共縫いすることにより、ヘッドレスト本体2の上部から凹部10の外側に引き出すストラップ5を取り付けられる。
このように構成する自動車用シートの埋込み型アームレストでは、アームレスト本体2をシートバック1の凹部10に組み付けると、凹部10の天部幅方向に設けた後向きの折返し部3cと、アームレスト本体2の上部幅方向に設けた前向きの折返し部4cとが付き合わさるため、簡単な構成により、ヘッドレスト本体2が前倒れするのを防止可能な摩擦抵抗を付与でき、ブレーキ作動等に伴って前に倒れ出さない程度のホールド性を持たせられる。
それと共に、各折返し部3c,4cが表皮材で形成されているため、使用者がアームレスト本体2を前倒しするに邪魔となる程の摩擦抵抗を付与するものでなく、アームレスト本体2のホールド性と適度なバランスを保ち、アームレスト本体2をシートバック1の凹部10から容易に出入れできるよう組み付けられる。なお、アームレスト本体2を前倒しにしても、アームレスト本体2のシングルステッチが表に現われるだけであるから(図2参照)、体裁も良好に保てる。
1 シートバック
10 シートバックの凹部
2 アームレスト本体
3a,3b 表皮材
3c 後向きの折返し部
3a,3b 表皮材
3c 前向きの折返し部
10 シートバックの凹部
2 アームレスト本体
3a,3b 表皮材
3c 後向きの折返し部
3a,3b 表皮材
3c 前向きの折返し部
Claims (1)
- アームレスト本体の下部側をシートバックの座面部に設けた縦長な凹部の内側でバックフレームに軸承枢着し、アームレスト本体を上部側からシートバックの凹部に出入れ可能に備える自動車用シートの埋込み型アームレストにおいて、片表皮材の折り返した端末を他表皮材の端末と重ねて縫い合わせる縫着により、凹部の天部幅方向に設けた後向きの折返し部と、アームレスト本体の上部幅方向に設けた前向きの折返し部とを突き合わせてアームレスト本体をシートバックの凹部に組み付けたことを特徴とする自動車用シートの埋込み型アームレスト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003355794A JP2005119432A (ja) | 2003-10-16 | 2003-10-16 | 自動車用シートの埋込み型アームレスト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003355794A JP2005119432A (ja) | 2003-10-16 | 2003-10-16 | 自動車用シートの埋込み型アームレスト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005119432A true JP2005119432A (ja) | 2005-05-12 |
Family
ID=34613233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003355794A Pending JP2005119432A (ja) | 2003-10-16 | 2003-10-16 | 自動車用シートの埋込み型アームレスト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005119432A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113771712A (zh) * | 2020-06-09 | 2021-12-10 | 株式会社泰极爱思 | 扶手和车辆用座椅 |
-
2003
- 2003-10-16 JP JP2003355794A patent/JP2005119432A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113771712A (zh) * | 2020-06-09 | 2021-12-10 | 株式会社泰极爱思 | 扶手和车辆用座椅 |
CN113771712B (zh) * | 2020-06-09 | 2024-03-08 | 株式会社泰极爱思 | 扶手和车辆用座椅 |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070724 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071211 |