JP2005119310A - レーザ走査ユニットの光パワーバランス調整方法 - Google Patents

レーザ走査ユニットの光パワーバランス調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 レーザ走査ユニットの光パワーバランス調整方法を開示する。
【解決手段】 レーザ走査ユニットから放出される第1のレーザビームと第2のレーザビームとが各々検出される時点に対応する第1の電圧値と第2の電圧値とを獲得し,これをレーザ走査ユニットに記録し,レーザ走査ユニットを画像形成装置に装着した後,画像形成装置に装着されたレーザ走査ユニットを駆動してレーザ走査ユニットから放出される第1のレーザビーム及び第2のレーザビームの検出時点に各々対応する第3の電圧値と第4の電圧値とを獲得し,これを第1の電圧値及び第2の電圧値と各々比較し,その偏差分だけレーザ走査ユニットを制御する制御電圧を補正する。
【選択図】 図7

Description

本発明は,レーザ走査ユニットの光パワーバランス調整方法に関し,さらに詳細には,マルチビームレーザ走査ユニットの光パワーバランスを調整する方法に関する。
一般に,レーザプリンタ,デジタル複写機や複合機などのような機器は,感光ドラムにレーザビームを走査するためのレーザ走査ユニットを備える。レーザ走査ユニットは,レーザビームを走査するレーザダイオード(Laser Diode:LD)とレーザダイオードを駆動するための所定の駆動回路を有する。なお,レーザ走査ユニットにより単位時間当たりの感光ドラムに形成される静電潜像を増やすため,レーザ走査ユニットから走査されるレーザビームの数を増加させる技術が使用されている。通常,このような技術を適用したレーザ走査ユニットをマルチビームレーザ走査ユニットと呼び,少なくとも2つ以上のレーザビームを感光ドラムに走査することで,プリンタのプリントスピードを速くし,デジタル複写機のコピースピードを速くすることができるが,各々のレーザダイオードから感光ドラムに走査されるレーザビームの光パワーが異なっている場合,プリンタや複写機の印刷品質が劣化する,という問題がある。
図1は,従来のレーザ走査ユニットの光出力自動調節回路を示す図である。
図1に示すように,光出力自動調整回路は,レーザビームを感光ドラム(図示省略)に走査するためのレーザダイオード(LD)10,レーザダイオード10と並列に連結され,レーザダイオード10から感光ドラムに走査されるレーザビームの光パワーをセンシングするフォトダイオード11,フォトダイオード11によりセンシングされた結果に応じてレーザダイオード10に印加される電圧を制御するためのトランジスタ12,13及び抵抗14,15を備える。図示されたキャパシタ16,17は,電源電圧Vccに含まれるリップル電圧を除去し,電源電圧Vccの電位レベルを一定に維持させる用途に使用される。
まず,レーザダイオード10に電源電圧Vccが印加されると,レーザダイオード10は,所定のレベル(例えば,数μW〜数十μW)のレーザビームを出力する。このとき,フォトダイオード11は,レーザダイオード10から放出されたレーザビームに反応して所定の電流値をトランジスタ13の基端に印加し,トランジスタ13は,印加された電流によりターンオンされる。ターンオンされたトランジスタ13により電源電圧Vccは,トランジスタ12の基端に印加され,トランジスタ12をターンオンする。これによって,レーザダイオード10のアノード端とカソード端は,電源電圧Vccと接地端との間に電流パスを形成する。このとき,トランジスタ13の基端と接地端との間に配置された抵抗15と可変抵抗14によりレーザダイオード10のアノード端とカソード端との間の電圧が可変する。これによって,レーザダイオード10から感光ドラム(図示省略)に走査されるレーザビームの光パワーが調節される。
即ち,可変抵抗14を調節することで,レーザダイオード10から感光ドラム(図示省略)に走査されるレーザビームの光パワーを制御するようになる。このようにレーザダイオード10に印加される電圧を制御してレーザダイオード10から感光ドラム(図示省略)に走査されるビームの光パワーを制御する回路を,通常,APC(Auto Power Control)回路と呼び,レーザプリンタやデジタル複写機のメーカーにより可変抵抗14が手動で操作されることでレーザビームの光パワーが制御される。
しかしながら,このような手動操作による光パワーの制御は,レーザダイオードが有する特性及びレーザ走査ユニットが装着される画像形成装置の特性を考慮していないため,各製品に装着されるレーザ走査ユニットから放出されるレーザビームの光パワー間の偏差を発生し,また,手動操作による手間が発生する。従って,手動で調整されたレーザ走査ユニットを装着する各々の画像形成装置間の印刷品質が一様でないという問題点があり,レーザ走査ユニットから感光ドラムにマルチビームが走査されるマルチビームレーザ走査ユニットの場合,走査されるレーザビーム間の光パワー偏差によってプリンタや複写機の印刷品質が劣化する,という問題がある。
したがって,本発明の目的は,レーザ走査ユニットから出力されるレーザビームの光パワーを自動に調節するレーザ走査ユニットの光パワーバランス調整方法を提供することにある。また,本発明の他の目的は,マルチビームレーザ走査ユニットから出力される多数のレーザビームの光パワー間においてバランスを調整するマルチビームレーザ走査ユニットの光パワーバランス調整方法を提供することにある。
上記課題を解決するため,本発明の第1の観点においては,レーザ走査ユニットから放出される光パワーの検出時点に対応する第1の電圧値を獲得し,これを前記レーザ走査ユニットに記録するステップと,前記レーザ走査ユニットを画像形成装置に装着した後,前記画像形成装置に装着されたレーザ走査ユニットを駆動して前記レーザ走査ユニットから放出される光パワーの検出時点に対応する第2の電圧値を獲得し,これを前記第1の電圧値と比較し,その偏差分だけ前記レーザ走査ユニットを制御する制御電圧を補正するステップとを含むことを特徴とするレーザ走査ユニットの光パワーバランス調整方法が提供される。
また,前記制御電圧を補正するステップは,以下の数式1により行われる,如く構成するのが好ましい。
Figure 2005119310
(但し,Rb’:補正された制御電圧,Rb:補正前,前記レーザ走査ユニットに印加される制御電圧,Ra:前記レーザ走査ユニットに既に格納された光パワー検出電圧,Ra’:レーザ走査ユニットが画像形成装置に装着された後,前記レーザ走査ユニットから放出される光パワーの検出時点に対応する電圧)
また,前記レーザ走査ユニットを制御する制御電圧を補正するステップは,さらに,前記第1の電圧値と前記第2の電圧値との差が既に設定された誤差範囲を超過する時,エラー処理を行うステップを含む如く構成するのが好ましい。
上記課題を解決するため,本発明の第2の観点においては,レーザ走査ユニットから放出される第1のレーザビームと第2のレーザビームとが各々検出される時点に対応する第1の電圧値と第2の電圧値とを獲得し,これを前記レーザ走査ユニットに記録するステップと,前記レーザ走査ユニットを画像形成装置に装着した後,前記画像形成装置に装着されたレーザ走査ユニットを駆動して前記レーザ走査ユニットから放出される前記第1のレーザビーム及び前記第2のレーザビームの検出時点に各々対応する第3の電圧値と第4の電圧値とを獲得し,これを前記第1の電圧値及び前記第2の電圧値と各々比較し,その偏差分だけ前記レーザ走査ユニットを制御する制御電圧を補正するステップとを含むことを特徴とするレーザ走査ユニットの光パワーバランス調整方法が提供される。
また,前記制御電圧を補正するステップは,以下の数式1により行われる,如く構成するのが好ましい。
Figure 2005119310
(但し,Rb’:補正された制御電圧,Rb:補正前,前記レーザ走査ユニットに印加される制御電圧,Ra:前記レーザ走査ユニットに既に格納された光パワー検出電圧,Ra’:レーザ走査ユニットが画像形成装置に装着された後,前記レーザ走査ユニットから放出される光パワーの検出時点に対応する電圧)
また,前記レーザ走査ユニットを制御する制御電圧を補正するステップは,さらに,前記第1の電圧値と前記第3の電圧値との差及び前記第2の電圧値と前記第4の電圧値との差が既に設定された誤差範囲を超過する時,エラー処理を行うステップを含む,如く構成するのが好ましい。
上記課題を解決するため,本発明の第3の観点においては,レーザ走査ユニットから放出される第1のレーザビームと第2のレーザビームとが各々検出される時点に対応する第1の電圧値と第2の電圧値とを求め,前記第1のレーザビームと前記第2のレーザビームとが目的の光パワーに到達する時点に各々対応する第3の電圧値と第4の電圧値とを求めて前記レーザ走査ユニットに記録するステップと,前記レーザ走査ユニットを画像形成装置に装着した後,前記求められた第1の電圧値及び第2の電圧値に基づいて所定の傾きを有する第1の関数を算出し,前記第3の電圧値及び前記第4の電圧値に基づいて所定の傾きを有する第2の関数を算出するステップと,前記画像形成装置に装着されたレーザ走査ユニットから放出される各々のレーザビームの検出時点に対応する電圧値を初期値として前記第1の関数及び前記第2の関数を適用するステップとを含むことを特徴とするレーザ走査ユニットの光パワーバランス調整方法が提供される。
また,前記第1の関数及び前記第2の関数を適用するステップは,以下の数式2により行われる如く構成するのが好ましい。
Figure 2005119310
(但し,Rb’:補正された制御電圧,Rb:補正前,前記レーザ走査ユニットに印加される制御電圧,Ra:前記レーザ走査ユニットに既に格納された光パワー検出電圧,Ra’:レーザ走査ユニットが画像形成装置に装着された後,前記レーザ走査ユニットから放出される光パワーの検出時点に対応する電圧,f(Ra,Ra’):前記第1の電圧値と前記第3の電圧値とを基に算出される関数及び前記第2の電圧値と前記第4の電圧値とを基に算出される関数のうちのいずれか1つ)
本発明は,シングルまたはマルチビームを放出するレーザ走査ユニットから放出される各レーザビーム間の光パワーバランスを自動に正確に調整することができ,このための別のハードウェアを必要としない。また,従来,手動でレーザビームの光パワーバランスを調整する方法に比べて手間がかからないという効果が得られる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図2は,本実施形態にかかるレーザ走査ユニットの光パワーバランス調整方法を説明するための図である。
図2に示すように,本実施形態にかかるレーザ走査ユニットの光パワーバランス調整方法は,レーザ走査ユニット110を画像形成装置に装着する前,レーザ走査ユニット110から放出される第1のレーザビームLD1と第2のレーザビームLD2の光出力を光パワーメータ200により測定し,測定された光パワーに対応する電圧値をレーザ走査ユニット110にフィードバックしてレーザ走査ユニット(例えば,110)に格納させることで,各々のレーザ走査ユニット(例えば,110)は,固有の電気的特性に関する情報を有するようになる。このとき,レーザ走査ユニット110は,第1のレーザビームLD1と第2のレーザビームLD2とが各々最初放出される時,各々のレーザビームLD1,LD2を放出するレーザダイオード(図示省略)に印加される制御電圧値と,目的の光パワーに到達される時の制御電圧値を格納する。即ち,レーザ走査ユニット110がレーザプリンタ,デジタル複写機のような画像形成装置に装着される前に,レーザ走査ユニットの電気的特性を把握する。
図3は,図2に示されたレーザ走査ユニットの詳細を示すブロック概念図である。
図3に示すように,レーザ走査ユニット110は,第1のレーザビームLD1と第2のレーザビームLD2を各々放出する第1のレーザダイオード111aと第2のレーザダイオード111b,第1のレーザダイオード111aと第2のレーザダイオード111bから放出される第1のレーザビームLD1と第2のレーザビームLD2を反射するポリゴンミラー117a,ポリゴンミラー117aで反射された第1のレーザビームLD1と第2のレーザビームLD2の放出を感知するレーザビーム検出部116,及びポリゴンミラー117aで反射された第1及び第2のレーザビームLD1,LD2をビーム検出部116に偏向するミラー117bを備える。
レーザ走査ユニット110から第1のレーザビームLD1と第2のレーザビームLD2が最初放出される時点は,レーザ走査ユニット110に設けられるビーム検出部116によりなされ,光パワーメータ200により第1のレーザビームLD1と第2のレーザビームLD2が目的の光パワー(例えば,400μW)に到達する時,光パワーメータ200がこれをレーザ走査ユニット110に知らせることで,レーザ走査ユニット110は,第1及び第2のレーザビームLD1,LD2が最初放出される時点と目的の光パワーに到達する時点に,第1及び第2のレーザダイオード111,112に印加される制御電圧を検出することが可能である。
図4は,図2に示すレーザ走査ユニットが画像形成装置に装着された後,発生する電気的特性の変化を示すグラフ図である。
図4に示すように,レーザ走査ユニット110がレーザプリンタやデジタル複写機のような画像形成装置に装着された後は,画像形成装置が有する電気的特性により影響を受け,光パワーメータ200で測定された元の電気的特性とは異なる特性を有するようになる。図面符号LD1とLD2は,レーザ走査ユニット110の固有な電気的特性グラフを示し,図面符号LD1’とLD2’は,レーザ走査ユニット110を画像形成装置(図示省略)に装着した場合のレーザ走査ユニット110から放出される第1のレーザビームLD1と第2のレーザビームLD2の出力特性を示す。これは,画像形成装置から供給される電源の変化,画像形成装置に設けられる周辺部品による影響,他の周辺環境の変化によると考えられる。
このため,本実施形態においては,レーザ走査ユニット110が有する電気的特性を把握した上,レーザ走査ユニット110が画像形成装置に装着される時の特性変化を把握し,その偏差分だけを補正することで,レーザ走査ユニット110から放出されるレーザビームLD1,LD2の光パワー間のバランスを補正する。
図5は,図2に示すレーザ走査ユニット110を装着したレーザプリンタの一例を示す図である。
図5に示すレーザプリンタは,レーザ走査ユニット110,プロセッサ120,フラッシュROM130,RAM140,エンジン制御部150,第1のDAC(Digital Analog Convertor)160及び第2のDAC170を有する。
レーザ走査ユニット110は,感光ドラム(図示省略)にレーザビームを走査して感光ドラムに静電潜像を形成する。図面には,単位時間当たり2つのレーザビームを走査するマルチビームレーザ走査ユニットが示されているが,本発明は,図示されたマルチビームレーザ走査ユニットの他に,1つのレーザビームを走査するレーザ走査ユニットにも適用可能であることはいうまでもない。
プロセッサ120は,レーザプリンタの全般的な制御を行い,パソコン(図示省略)のような情報処理装置から印加される印刷データをビットマップ形式のデータに変換し,これをエンジン制御部150に印加する。また,プロセッサ120は,レーザ走査ユニット110からレーザビームLD1,LD2が放出される時点と目的の光パワーに到達する時点に対応する電圧値を基に第1のDAC160と第2のDAC170を制御してレーザダイオード111a,111bの光パワーを制御する。
フラッシュROM130は,レーザプリンタを制御するための各種の制御プログラムを内蔵し,プロセッサ120が印刷データをビットマップ形式のデータに変換する時のデータ変換のためのプログラムを内蔵する。また,フラッシュROM130は,ルックアップテーブル(Lookup table)タイプの制御電圧情報を内蔵する。内蔵された制御電圧情報は,レーザ走査ユニット110に印加される制御電圧に関する情報であって,プロセッサ120により選択され,第1のDAC160と第2のDAC170に印加される。第1のDAC160と第2のDAC170は,プロセッサ120により印加された制御電圧情報をデジタル−アナログ変換して所定の制御電圧を生成し,これをレーザ走査ユニット110に印加する。
RAM140は,プロセッサ120に印加された印刷データをビットマップ形式のデータに変換する時,プロセッサ120が必要とする仮格納空間を提供し,プロセッサ120がレーザプリンタを制御する時に必要となる制御データの仮格納空間としても使用される。エンジン制御部150は,プロセッサ120から出力されるビットマップ形式のデータに応答してレーザプリンタに設けられる各種のモータ,アクチュエータ及び他の機械部品の動作を制御する。
第1のDAC160と第2のDACは,プロセッサ120から制御電圧情報が印加時,これに対応するアナログ電圧を出力し,これをレーザ走査ユニット110に印加する。
第1のDAC160と第2のDAC170に印加される制御電圧情報と,制御電圧情報に応答して出力されるアナログ電圧との関係は,以下の表1に示す。
Figure 2005119310
上記表1は,プロセッサ120から出力される制御電圧情報とこれに対応するアナログ出力電圧との関係に関する一例を示す。表1に示された制御電圧情報は,フラッシュROM130に格納され,プロセッサ120により読み出され,第1のDAC160または第2のDAC170に印加される。このとき,印加される制御電圧情報は,0〜148の値が例示されている。表1に示された制御電圧情報は,本実施形態を説明するための一例を示すもので,表1には0〜148の範囲を有する制御電圧情報が示されているが,制御電圧情報は,この範囲外の値を有することもできる。
好ましくは,レーザ走査ユニット110は,第1のレーザダイオード111a,第2のレーザダイオード111b,フォトダイオード112,第1のダイオード制御部113,第2のダイオード制御部114,スイッチング部115,レーザビーム出力部116,ポリゴンミラー駆動部117及びEEPROM118を有する。
まず,第1のレーザダイオード111aと第2のレーザダイオード111bの光パワーバランスをとるためには,各々の光出力時点を知る必要がある。このため,第1のレーザダイオード111aをターンオンさせた後,プロセッサ120は,第1のDAC160に非常に低いレベルの制御電圧情報(例えば,20〜30)を印加して第1のDAC160から非常に低いレベルの制御電圧(例えば,0.1V〜0.3V)が出力されるようにする。第1のDAC160から出力される制御電圧により第1のレーザダイオード111aから第1のレーザビームLD1が放出されると,レーザビーム検出部116は,これを検出してプロセッサ120に知らせる。プロセッサ120は,レーザビーム検出部116が第1のレーザダイオード111aから第1のレーザビームLD1が放出された時点に第1のDAC160から第1のコンパレータ113aに印加された制御電圧情報をRAM140に格納する。
これによって,プロセッサ120は,EEPROM118に既に格納されたレーザビーム放出開始電圧に対応する制御電圧情報とRAM140に格納された制御電圧情報を参照して第1のDAC160または第2のDAC170でその差を補正した制御電圧を出力するようにすることができる。例えば,EEPROM118に既に格納されたレーザビーム放出制御電圧情報が30であり,レーザプリンタに装着されたレーザ走査ユニットの第1のレーザダイオード111aから第1のレーザビームLD1が放出される時の制御電圧情報が35である場合,プロセッサ120は,EEPROM118に格納された制御電圧情報(30)と検出された制御電圧情報(35)との間の差に対して補正を行うように第1のDAC160を制御する。
次に,プロセッサ120は,第1のレーザダイオード111aに対する補正値を算出した後,第1のレーザダイオード111aをターンオフし,第2のレーザダイオード111bをターンオンする。第2のレーザダイオード111bに対する補正値の算出過程は,前述の第1のレーザダイオード111aに対する補正値の算出過程と同様であるため,詳細な説明は,省略する。
プロセッサ120は,第1のDAC160と第2のDAC170に対する補正値を算出した後,これをRAM140に格納し,RAM140に格納された補正値を適用して第1のDAC160と第2のDAC170に印加される制御電圧情報を加減する。
これによって,第1のレーザダイオード111a及び第2のレーザダイオード111bから感光ドラム(図示省略)に走査されるレーザビームの光パワーが等しくなる。
これを以下の数式1で示す。
Figure 2005119310
(但し,Rb’:補正された制御電圧に対応する制御電圧情報,Rb:補正前,レーザ走査ユニットに印加される制御電圧に対応する制御電圧情報,Ra:レーザ走査ユニットに既に格納された光パワー検出電圧に対応する制御電圧情報,Ra’:レーザ走査ユニットが画像形成装置に装着された後,レーザ走査ユニットから放出される光パワーの検出時点の制御電圧に対応する制御電圧情報)
第1のダイオード制御部113と第2のダイオード制御部114とは,各々第1のレーザダイオード111aと第2のレーザダイオード111bから放出されるレーザビームの光パワーが一定のレベルを維持するように制御する。
第1のダイオード制御部113は,第1のコンパレータ113a,第1のサンプル/ホルダ113b,第2のコンパレータ113c,及び第1の定電流制御部113dを有する。
第1のコンパレータ113aは,第1のDAC160から印加される制御電圧を基準電圧とし,フォトダイオード112から印加される電流に対応する電圧を比較電圧として比較を行う。ここで,フォトダイオード112の出力電流は,抵抗113eにより電圧値に換算される。比較の結果,第1のDAC160から印加される電圧が大きい場合は,「ハイ」の信号を出力し,第1のサンプル/ホルダ113bは,所定の時間間隔でサンプリングし,これを検出してホールドする。
ホールドされたサンプリング電圧は,第2のコンパレータ113cに印加され,第2のコンパレータ113cは,サンプル及びホールドされた電圧と定電流制御部113dからフィードバックされた電圧とを比較して第1のレーザダイオード111aを貫通する電流を一定に固定させる。これは,レーザダイオード111a,111bの光パワーを制御する通常のAPC回路によりなされるため,詳細な説明は,省略し,第2のレーザダイオード制御部114の動作原理については,第1のレーザダイオード制御部113と同様であるため,やはり詳細な説明を省略する。
スイッチング部115は,プロセッサ120により制御され,プロセッサ120が第1のレーザダイオード111aと第2のレーザダイオード111bに対する各々の光パワーバランスを調整する時,フォトダイオード112の出力電流を第1のレーザダイオード制御部113または第2のダイオード制御部114に選択的に接続させる。
EEPROM118は,レーザ走査ユニット110が画像形成装置に装着される前,第1及び第2のレーザビームLD1,LD2が放出される時点に第1及び第2のレーザダイオード111a,111bに印加される制御電圧に関する情報と,レーザ走査ユニット110から放出されるレーザビームの出力が所定のレベル(例えば,400μW)に到達する時点にレーザダイオード111a,111bに印加される制御電圧に関して既に格納された情報を有する。
図6は,本実施形態にかかるレーザ走査ユニットの光パワーバランス調整方法の好適な一実施形態を示すフローチャートである。
本実施形態は,レーザ走査ユニット110に既に格納された電気的特性(レーザビーム放出開始電圧とレーザビームが目的の光パワーに到達する時のレーザダイオード制御電圧値)を記録するステップを示している。
まず,コンベヤベルト300上のレーザ走査ユニット110に電源を供給する。レーザ走査ユニット110のテスト時,コンベヤベルト330付近には,レーザ走査ユニット110の基本動作を確認するため,レーザ走査ユニットに制御信号を供給するためのテストユニット(図示せず)が具備される。これは,通常,電子製品をテスト及び組み立てする工場に具備されているものであるため,詳細な説明を省略する。
次に,テストユニットを用いて第1のレーザダイオード111aをターンオンする(S400)。次いで,テストユニットは,第1のレーザダイオード111aに所定の電圧(例えば,0.1V〜1V)を順次印加する。第1のレーザダイオード111aは,順次印加される電圧に応答して第1のレーザビームLD1を放出し,レーザ走査ユニット110に設けられるレーザビーム検出部116は,これを検出してテストユニットに知らせる。
テストユニットは,レーザビーム検出部116で第1のレーザビームLD1を検出した時点の制御電圧に対応する制御電圧情報をレーザ走査ユニット110に設けられるEEPROM118に格納する(S410)。次いで,テストユニット(図示省略)は,第1のレーザダイオード111aをターンオフし(S420),第2のレーザダイオード111bをターンオンする(S430)。最後に,テストユニットは,第2のレーザダイオード111bに所定の電圧(例えば,0.1V〜1V)を順次印加する。
第2のレーザダイオード111bは,順次印加される電圧に応答して第2のレーザビームLD2を放出し,レーザ走査ユニット110に設けられるレーザビーム検出部116は,これを検出してテストユニットに知らせる。テストユニットは,レーザビーム検出部116で第2のレーザビームLD2を検出した時点の制御電圧に対応する制御電圧情報をレーザ走査ユニット110に設けられるEEPROM118に格納する(S440)。
これにより,コンベヤベルト330でテストされるレーザ走査ユニット110には,第1のレーザダイオード111aと第2のレーザダイオード111bのレーザビーム放出開始電圧に関する情報と,目的の光パワーに到達時のレーザダイオードに印加される制御電圧に関する情報が格納される。
図7は,レーザビーム放出開始電圧に関する情報を有するレーザ走査ユニット110を基に画像形成装置に装着されたレーザ走査ユニット110に設けられる第1のレーザダイオード111aと第2のレーザダイオード111bとの間の光パワーバランスを調整する方法を示す図である。
まず,プロセッサ120は,第1のDAC160を制御して第1のDAC160から出力される電圧を非常に低い電圧(例えば,0V)からだんだん上げる(S500)。第1のレーザダイオード制御部113が第1のDAC160から出力される制御電圧に応答して第1のレーザビームLD1を感光ドラム(図示省略)に走査時,レーザビーム検出部116は,これを感知してプロセッサ120に知らせる(S510)。
プロセッサ120は,レーザビーム出力部116の検出時点に従う第1のDAC160の制御電圧情報を第1のレーザダイオード111aの第1のレーザビームLD1放出開始電圧に対する制御電圧情報として認識し,これをRAM140に格納する(S530)。第1のレーザダイオード111aから第1のレーザビームLD1に対する検出が発生していない場合,プロセッサ120は,第1のDAC160を制御してレーザビーム検出部116で第1のレーザダイオード111aのレーザビームを検出するまでだんだん制御電圧を上げる(S520)。
次に,プロセッサ120は,RAM140に格納された制御電圧情報(VL1’)と画像形成装置に装着された状態で測定されたレーザ走査ユニットの放出開始電圧(VL1)に関する制御電圧情報とを比較することでその偏差を得る。
得られた偏差が既に設定された範囲(例えば,5〜10)内の値であれば,正常な誤差範囲内の値であると判断して偏差値を反映し(S550),そうでない場合(例えば,偏差が30以上)は,エラー処理(S560)を行う。例えば,RAM140に格納された制御電圧情報が35であり,EEPROM118に格納された制御電圧情報が30である場合,プロセッサ120は,第1のDAC160を駆動する時,偏差値(5)を反映して第1のDAC160から出力される電圧値が減少するようにすることで,第1のレーザダイオード111aから放出される第1のレーザビームLD1の光パワーを制限する。
エラー処理(S560)は,画像形成装置に設けられるディスプレイ装置(例えば,LED,LCD)を介して所定のメッセージを出力したりビープ音を発生したりすることができる。なお,第2のレーザダイオード111aをターンオフした後,前述のS500〜S600が同様な方式で適用されるため,詳細な説明を省略する。
図8は,放出開始電圧に関する情報を有するレーザ走査ユニット110を基に画像形成装置に装着されたレーザ走査ユニット110に設けられる第1のレーザダイオード111aと第2のレーザダイオード111bとの間の光パワーバランスを調整する他の方法を示す図である。
まず,プロセッサ120は,レーザ走査ユニット110に既に格納された第1のレーザダイオード111aの第1のレーザビームLD1放出開始電圧と,第1のレーザダイオード111aから放出される第1のレーザビームLD1が所定のレベル(例えば,400μW)に到達時,第1のレーザダイオード111aに印加される電圧に対する制御電圧情報を基に第1の関数を算出する(S600)。同様に,第1の関数を算出する過程と同様な過程を経て第2のレーザダイオード111bを制御するための第2の関数を算出する。
次に,プロセッサ120は,第1のレーザダイオード111aをターンオンした後(S610),第1のDAC160を制御して第1のDAC160から出力される電圧値を非常に低い電圧(例えば,0.1V)からだんだん増加させる。第1のレーザダイオード111aが第1のDAC160から出力される制御電圧により第1のレーザビームLD1を感光ドラム(図示省略)に走査時,レーザビーム検出部116は,これを感知してプロセッサ120に知らせる(S620)。
プロセッサ120は,レーザビーム検出部116の検出時点に従う第1のDAC160の制御電圧を第1のレーザダイオード111aのレーザビーム放出開始電圧として認識し,これに対応する制御電圧情報をRAM140に格納する。レーザビーム検出部116による第1のレーザダイオード111aに対する第1のレーザビームLD1の検出が発生していない場合,プロセッサ120は,第1のDAC160を制御してレーザビーム検出部116で第1のレーザダイオード111aの第1のレーザビームLD1が検出されるまで第1のレーザダイオード111aに印加される制御電圧をだんだん上げる(S630)。
次いで,プロセッサ120は,第1のレーザダイオード111aのレーザビーム放出開始電圧に関する制御電圧情報と第1の関数を基に補正式を算出する(S640)。これは,以下の数式に示される。
Figure 2005119310
(但し,Rb’:補正された制御電圧に対応する制御電圧情報,Rb:補正前,レーザ走査ユニットに印加される制御電圧に対応する制御電圧情報,Ra:レーザ走査ユニットに既に格納された光パワー検出電圧に対応する制御電圧情報,Ra’:レーザ走査ユニットが画像形成装置に装着された後,レーザ走査ユニットから放出される光パワーの検出時点に対応する制御電圧情報,f(Ra,Ra’):前記第1の電圧値と前記第3の電圧値とを基に算出される関数及び前記第2の電圧値と前記第4の電圧値とを基に算出される関数)
最後に,上記数式2により算出された補正式を基にプロセッサ120は,第1のDAC160に印加される制御電圧情報を加減することで,第1のDAC160から第1のレーザダイオード111aに印加される電圧を加減する(S650)。これは,第2のレーザダイオード111bにも同様に適用されるため,詳細な説明は,省略する。
以上のような方法により,レーザ走査ユニット110が有する各々の電気的特性と,レーザ走査ユニットが画像形成装置に装着された後,発生する各々の画像形成装置の特性に従うレーザダイオード間の光パワーバランスは,一定に維持される。
本実施形態においては,シングルまたはマルチビームを放出するレーザ走査ユニットから放出される各レーザビーム間の光パワーバランスを自動にかつ正確に調整することができ,このための別のハードウェアを必要としないため,手動でレーザビームの光パワーバランスを調整する方法に比べて手間が少なくなる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は,レーザ走査ユニットの光パワーバランス調整方法に適用可能である。
従来のレーザ走査ユニットの光出力自動調整回路を示す図である。 本実施形態にかかるレーザ走査ユニットの光パワーバランス調整方法を説明するための図である。 図2に示されたレーザ走査ユニットの詳細を示すブロック概念図である。 図2に示されたレーザ走査ユニットが画像形成装置に装着された後,発生する電気的特性の変化を示すグラフである。 図2に示されたレーザ走査ユニットを装着したレーザプリンタの一例を示す図である。 本実施形態にかかるレーザ走査ユニットの光パワーバランス調整方法の好適な一実施形態を示すフローチャートである。 放出開始電圧に関する情報を有するレーザ走査ユニットを基に画像形成装置に装着されたレーザ走査ユニットに設けられる第1のレーザダイオードと第2のレーザダイオードとの間の光パワーバランスを調整する方法を示すフローチャートである。 放出開始電圧に関する情報を有するレーザ走査ユニットを基に画像形成装置に装着されたレーザ走査ユニットに設けられる第1のレーザダイオードと第2のレーザダイオードとの間の光パワーバランスを調整する他の方法を示すフローチャートである。
符号の説明
110 レーザ走査ユニット
111a 第1のレーザダイオード
111b 第2のレーザダイオード
112 フォトダイオード
113 第1のダイオード制御部
113a 第1のコンパレータ
113b 第1のサンプル/ホルダ
113c 第2のコンパレータ
113d 第1の定電流制御部
114 第2のダイオード制御部
115 スイッチング部
116 レーザビーム検出部
117 ポリゴンミラー駆動部
118 EEPROM
120 プロセッサ
130 フラッシュROM
140 RAM
150 エンジン制御部
160 第1のDAC
170 第2のDAC
200 光パワーメータ
300 コンベヤベルト
LD1 第1のレーザビーム
LD2 第2のレーザビーム

Claims (8)

  1. レーザ走査ユニットから放出される光パワーの検出時点に対応する第1の電圧値を獲得し,これを前記レーザ走査ユニットに記録するステップと,
    前記レーザ走査ユニットを画像形成装置に装着した後,前記画像形成装置に装着されたレーザ走査ユニットを駆動して前記レーザ走査ユニットから放出される光パワーの検出時点に対応する第2の電圧値を獲得し,これを前記第1の電圧値と比較し,その偏差分だけ前記レーザ走査ユニットを制御する制御電圧を補正するステップと,を含む,
    ことを特徴とするレーザ走査ユニットの光パワーバランス調整方法。
  2. 前記制御電圧を補正するステップは,以下の数式1により行われる,ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ走査ユニットの光パワーバランス調整方法。
    Figure 2005119310
    (但し,Rb’:補正された制御電圧,Rb:補正前,前記レーザ走査ユニットに印加される制御電圧,Ra:前記レーザ走査ユニットに既に格納された光パワー検出電圧,Ra’:レーザ走査ユニットが画像形成装置に装着された後,前記レーザ走査ユニットから放出される光パワーの検出時点に対応する電圧)
  3. 前記レーザ走査ユニットを制御する制御電圧を補正するステップは,さらに,前記第1の電圧値と前記第2の電圧値との差が既に設定された誤差範囲を超過時,エラー処理を行うステップを含む,
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ走査ユニットの光パワーバランス調整方法。
  4. レーザ走査ユニットから放出される第1のレーザビームと第2のレーザビームとが各々検出される時点に対応する第1の電圧値と第2の電圧値とを獲得し,これを前記レーザ走査ユニットに記録するステップと,
    前記レーザ走査ユニットを画像形成装置に装着した後,前記画像形成装置に装着されたレーザ走査ユニットを駆動して前記レーザ走査ユニットから放出される前記第1のレーザビーム及び前記第2のレーザビームの検出時点に各々対応する第3の電圧値と第4の電圧値とを獲得し,これを前記第1の電圧値及び前記第2の電圧値と各々比較し,その偏差分だけ前記レーザ走査ユニットを制御する制御電圧を補正するステップと,を含む,
    ことを特徴とするレーザ走査ユニットの光パワーバランス調整方法。
  5. 前記制御電圧を補正するステップは,以下の数式1により行われる,
    Figure 2005119310
    (但し,Rb’:補正された制御電圧,Rb:補正前,前記レーザ走査ユニットに印加される制御電圧,Ra:前記レーザ走査ユニットに既に格納された光パワー検出電圧,Ra’:レーザ走査ユニットが画像形成装置に装着された後,前記レーザ走査ユニットから放出される光パワーの検出時点に対応する電圧)
    ことを特徴とする請求項4に記載のレーザ走査ユニットの光パワーバランス調整方法。
  6. 前記レーザ走査ユニットを制御する制御電圧を補正するステップは,さらに,
    前記第1の電圧値と前記第3の電圧値との差及び前記第2の電圧値と前記第4の電圧値との差が既に設定された誤差範囲を超過時,エラー処理を行うステップを含む,
    ことを特徴とする請求項4に記載のレーザ走査ユニットの光パワーバランス調整方法。
  7. レーザ走査ユニットから放出される第1のレーザビームと第2のレーザビームとが各々検出される時点に対応する第1の電圧値と第2の電圧値とを求め,前記第1のレーザビームと前記第2のレーザビームとが目的の光パワーに到達する時点に各々対応する第3の電圧値と第4の電圧値とを求めて前記レーザ走査ユニットに記録するステップと,
    前記レーザ走査ユニットを画像形成装置に装着した後,前記求められた第1の電圧値及び第2の電圧値に基づいて所定の傾きを有する第1の関数を算出し,前記第3の電圧値及び前記第4の電圧値に基づいて所定の傾きを有する第2の関数を算出するステップと,
    前記画像形成装置に装着されたレーザ走査ユニットから放出される各々のレーザビームの検出時点に対応する電圧値を初期値として前記第1の関数及び前記第2の関数を適用するステップと,を含む,ことを特徴とするレーザ走査ユニットの光パワーバランス調整方法。
  8. 前記第1の関数及び前記第2の関数を適用するステップは,次の数式2により行われる,ことを特徴とする請求項7に記載のレーザ走査ユニットの光パワーバランス調整方法。
    Figure 2005119310
    (但し,Rb’:補正された制御電圧,Rb:補正前,前記レーザ走査ユニットに印加される制御電圧,Ra:前記レーザ走査ユニットに既に格納された光パワー検出電圧,Ra’:レーザ走査ユニットが画像形成装置に装着された後,前記レーザ走査ユニットから放出される光パワーの検出時点に対応する電圧,f(Ra,Ra’):前記第1の電圧値と前記第3の電圧値とを基に算出される関数及び前記第2の電圧値と前記第4の電圧値とを基に算出される関数のうちのいずれか1つ)
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