JP2005115354A - 投影スクリーン及びそれを備えた投影システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】投影スクリーン10−1は、特定の偏光成分の光を選択的に反射するコレステリック液晶構造を有する偏光選択反射層11と、偏光選択反射層11の観察側に設けられ、凹凸部を有する光学部材40とを備えている。投影スクリーン10−1に投射された右円偏光31Rは、偏光選択反射層11の内部で拡散反射され、拡散反射光33−1,33−2となる。この右円偏光31Rの一部は、凹凸部の傾斜面40a,bで界面反射され、拡散反射光33−1,2の出射主方向とは異なる方向を有する界面反射光31A,Bとなる。
【選択図】図10
Description
とができないという問題がある。また、ホログラムを利用した投影スクリーンでは、製造上の問題から大画面化が困難であるという問題がある。さらに、ホログラムを利用した投影スクリーンでは、偏光選択性がないという問題もある。
また、上記特許文献2には、コレステリック反射性偏光材などを反射性偏光要素として用いる投影スクリーンであって、この反射性偏光要素と拡散要素とを組み合わせて用い、コレステリック反射性偏光材などの偏光分離機能により環境光の一部を反射させないようにするとともに、コレステリック反射性偏光材とは別に設けられた拡散要素により反射光に散乱効果を与えるものが記載されている。
したがって、この投影スクリーンによれば、投影機(プロジェクター等)の光源光が映り込んでしまい、映像の視認性が低下してしまうことを防止することができる。
る必要がない。
具体的には、反射性偏光要素の観察者側に拡散要素が設けられている場合には、反射性偏光要素に入射する前に光が拡散要素を透過し、その偏光状態が乱されてしまう(これを「消偏」という)。ここで、拡散要素を透過する光には環境光(外光など)と映像光の2種類があるが、環境光の偏光状態が拡散要素により乱された場合には、反射性偏光要素で本来透過されるべき光が消偏によって反射性偏光要素で反射される成分に変換されてしまい、不要な光として反射性偏光要素で反射されてしまう。また、映像光の偏光状態が拡散要素により乱された場合には、反射性偏光要素で本来反射されるべき光が消偏によって反射性偏光要素で反射されない成分に変換されてしまい、反射性偏光要素を透過してしまう。このような2つの現象により、本来の偏光分離機能が損なわれてしまい、映像の視認性を十分に向上させることができない。
具体的には、偏光選択反射層においては、コレステリック液晶構造が構造的な不均一性を有し、例えば、コレステリック液晶構造に含まれる螺旋構造領域の螺旋軸の方向がばらついたりしているので、映像光が鏡面反射でなく拡散反射され、映像が視認しやすくなる。なおこのとき、偏光選択反射層は、コレステリック液晶構造の構造的な不均一性により、選択的に反射される光を拡散させるので、特定の偏光成分の光を拡散させながら反射する一方で、その他の光については拡散させずに透過させることができる。
このため、白表示など明表示の部分の明るさが同じ場合でも、黒表示などの暗表示の部分の明るさを略半分にして、映像のコントラストを略2倍にすることができる。なおこのとき、投射された映像光が、偏光選択反射層で選択的に反射される光の偏光成分と同一の偏光成分の光(例えば右円偏光)を主として含むようにすれば、投射された映像光を偏光選択反射層で略100%反射することができ、映像光を効率的に反射することができる。
また、直線偏光を出射する投影機(液晶プロジェクター等)であっても、直線偏光を円偏光へ変換するための位相差板を用いることにより、直線偏光の方向に関わらず、投影スクリーンを使用することができる。
具体的には、特定の偏光成分の光は、P偏光又はS偏光であるので、偏光選択反射層の
偏光分離特性により、特定の偏光成分の光(例えばP偏光)のみを選択的に反射するので、偏光特性のない外光や照明光などの環境光を偏光選択反射層で約50%しか反射しないようにすることができる。
このため、白表示など明表示の部分の明るさが同じ場合でも、黒表示などの暗表示の部分の明るさを略半分にして、映像のコントラストを略2倍にすることができる。なおこのとき、投射された映像光が、偏光選択反射層で選択的に反射される光の偏光成分と同一の偏光成分の光(例えばP偏光)を主として含むようにすれば、投射された映像光を偏光選択反射層で略100%反射することができ、映像光を効率的に反射することができる。
これに対して、反射性偏光要素の観察者側に拡散要素が設けられている場合には、上述した「消偏」の問題が生じ、反射性偏光要素の本来の偏光分離機能が損なわれてしまい、映像の視認性を十分に向上させることができない。
具体的には、投影スクリーン上に映像光を投射する投影機は、光の三原色である赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)の波長域の光によりカラー表示を実現しており、例えば、投影スクリーンに対して光が垂直に入射する場合を基準にして、選択反射中心波長が430〜460nm、540〜570nm及び580〜620nmの範囲に存在する光を投射している。
投影スクリーン
まず、図1により、本発明の1実施例に係る投影スクリーンの基本構造について説明する。
なお、投影スクリーン10−1〜4は、偏光選択反射層11の観察側に、凹凸部(例え
ば、のこぎり歯形状、角錐形状)を有する光学部材を設けたものであり、また、投影スクリーン10A〜Cは、この凹凸部に不規則な歪みが付与されたものであって、詳細は後述する。さらに、投影スクリーン10を基本構造としない場合についても、詳細は後述する。
λ0=nav・p … (1)
ここで、pは液晶分子の螺旋構造における螺旋ピッチ長(液晶分子の分子螺旋の1ピッチ当たりの長さ)、navは螺旋軸に直交する平面内での平均屈折率である。
△λ=△n・p … (2)
分(例えば選択反射波長域内の右円偏光31R)が反射光33として反射され、その他の光(例えば選択反射波長域内の左円偏光31L、選択反射波長域外の右円偏光32R及び左円偏光32L)が透過される。
うに、螺旋軸Lの方向が異なる複数の螺旋構造領域30を含んでいる。そして、このようなコレステリック液晶構造の構造的な不均一性により、選択的に反射される光(反射光33)を拡散させるようになっている。ここで、コレステリック液晶構造が構造的な不均一性を有する状態とは、コレステリック液晶構造に含まれる螺旋構造領域30の螺旋軸Lの方向がばらついた状態の他、ネマチックレイヤー面(液晶分子のダイレクターがXY方向で同一である面)の少なくとも一部が偏光選択反射層11の面に対して平行でないような状態(染色処理したコレステリック液晶構造膜の断面TEM写真を撮ったときに濃淡パターンで現われる層の1つながりの曲線が基板面と平行でない状態)や、コレステリック液晶からなる微粒子を顔料として分散させた状態などをいう。また、このようなコレステリック液晶構造の構造的な不均一性に生じる「拡散」とは、投影スクリーン10で反射された反射光(映像光)を観察者が映像として認識することができる程度に拡げたり散乱させたりすることをいう。
図2(b)に示すように、コレステリック液晶構造に含まれる各螺旋構造領域30の螺旋軸
Lの方向は全て層の厚さ方向に一様に平行に延びており、選択的に反射される光(反射光36)は鏡面反射される。
す偏光選択反射層11と同様に、特定の偏光成分の光(例えば右円偏光)を選択的に反射するコレステリック液晶構造であって、その構造的な不均一性により、選択的に反射される光を拡散させるコレステリック液晶構造を有している。
選択的に反射される特定の偏光成分の光(例えば右円偏光)に対して100%未満の反射率であれば、映像光を効率的に反射することができないからである。なお、偏光選択反射層11(又は偏光選択反射層11を構成する各部分選択反射層11a,11b,11c)の反射率は直接的には螺旋ピッチ数に依存しているが、螺旋ピッチ長が固定であるとすれば間接的には偏光選択反射層11の厚さに依存している。具体的には、100%の反射率を得るためには、4〜8ピッチ程度必要といわれているので、液晶性組成物の材料の種類や選択反射波長域にもよるが、例えば赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)のいずれかの波長域の光を反射する一層分の部分選択反射層11a,11b,11cであれば1〜10μm程度の厚さが必要である。一方で、部分選択反射層11a,11b,11cの厚さは、厚くなればなるほどよいというわけではなく、厚くなりすぎると配向の制御などが困難となったり、ムラが生じたり、また材料自体による光吸収の程度が大きくなるので、上述した範囲が適切である。
レステリック規則性を示す液晶性組成物を塗布した後、配向処理及び硬化処理を行うのが一般的である。
具体的には、例えば、部分選択反射層11cを下層の部分選択反射層11bに積層する工程において、上層の部分選択反射層11cからネマチック規則性を示す重合性の液晶材料と、この液晶材料の螺旋ピッチ長を制御するカイラル剤とを混合したカイラルネマチック液晶の組成成分が下層の部分選択反射層11bに浸透し、この部分選択反射層11bの螺旋ピッチを大きくしてしまう場合に対して、中間層13Aを部分選択反射層11b,11c間に配置することによって、この組成成分の移動を防止することができる。
具体的には、エトキシ化トリメチロールプロパントリアクリレート、プロポキシ化グリセリルトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールヒドロキシペンタアクリレート、エトキシ化ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタアクリレートエステル、ペンタエリスリトールトリアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパンPO変性トリアクリレート、イソシアヌール酸EO変性トリアクリレート、トリメチロールプロパンEO変性トリアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタおよびヘキサアクリレート、ウレタンアダクト体、脂肪族ポリアミン系エポキシ樹脂、ポリアミノアミド系エポキシ樹脂、芳香族ジアミン系エポキシ樹脂、脂環族ジアミン系エポキシ樹脂、フェノール樹脂系エポキシ樹脂、アミノ樹脂系エポキシ樹脂、メルカプタン系化合物系エポキシ樹脂、ジシアンジアミド系エポキシ樹脂、ルイス酸錯化合物系エポキシ樹脂等を挙げることができる。
投影スクリーン10は、支持基材12が透明基材であれば、映像OFF時には透明度が高くなり、背景がクリアに透けて見えるので、ショーウィンドウに設置する等、デザイン性の高い利用ができる。
透明基材は、ヘイズが少なく透明性の高い基材として、例えば、アクリル、ガラス等を用いることができ、また、塩化ビニル等、光を透過する素材であれば使用することができる。さらに、透明基材は、無色又は有色であってもよく、例えば、間仕切りや窓等に使用される、透明、かつ、茶、青、橙等の有色のプラスチック板やガラス板等を用いることができる。
図9は、投影スクリーン10a,bを用いた投影システムの概念図である。
この投影システムは、投影スクリーン10a又は10bと、投影スクリーン10a又は10b上に映像光を投射する投影機21とを備えている。投影機21は、例えば、投影スクリーン10a又は10bの観察側(観察者50の側)に配置されており、選択反射波長域内の右円偏光31Rを投影スクリーン10a又は10bに投射する。
投影スクリーン10a又は10bは、上述したように、偏光選択反射層11により偏光分離性、波長選択性、散乱性を有しており、環境光(外光、照明光等)の影響を抑えて映像のコントラストを高めることができる。
一方、この右円偏光31Rの一部は、偏光選択反射層11の観察者側の最表面により、界面反射され、界面反射光31Bとなる。
このため、観察者50は、拡散反射光33−2だけでなく界面反射光31Bも観察してしまい、その結果、投影機21の光源光が映り込み、投影スクリーン10aにおける映像の視認性が低下してしまう場合が想定される。
11の内部で拡散反射され、拡散反射光33−1,33−2として、略一定の拡散範囲で拡散する。
一方、この右円偏光31Rの一部は、偏光選択反射層11の観察者側の表面に設けられたAG層19により、界面反射され、界面反射光31A,31Bとなる。
しかしながら、このAG層によれば、光源光は散乱しながら観察者側に反射するために、黒表示をした場合であっても、黒を黒く観察することが困難となり、さらに、界面反射光には偏光分離による効果がないために、投影スクリーン10bには、通常のマットスクリーンと同様な効果しか期待できない(したがって、コントラストが低下してしまう)。
図10は、本実施例に係る投影スクリーン10−1を用いた投影システムの概念図である。
投影スクリーン10−1は、上述した投影スクリーン10と比べると、偏光選択反射層11の観察者50側に、凹凸部を有する光学部材40を設けた点が異なる。
投影機21から投影スクリーン10−1に投射された右円偏光31Rは、上述したように、偏光選択反射層11の内部で拡散反射され、拡散反射光33−1,33−2として、略一定の拡散範囲で拡散する。
一方、この右円偏光31Rの一部は、偏光選択反射層11の観察者50側に設けられた、凹凸部(ここでは、のこぎり歯形状)を有する光学部材40により、界面反射(ここでは、鏡面反射)され、界面反射光31A,31Bとなる。
2の出射主方向と異なるように、界面反射光31A,31Bの界面反射方向を制御することにより、界面反射光31A,31Bと拡散反射光33−1,33−2とが同時に観察者50に観察されることを回避できるので、その結果、投影機21の光源光の映り込みを防止することができる。
また、凹凸部の法線方向(すなわち、傾斜面40a,bの法線方向40A,B)は、投影スクリーン10−1の法線Aの方向と異なるので、結果的に、傾斜面40a,bは、投影スクリーン10−1に対して傾斜していることになる。
なお、界面反射光31A,31Bと拡散反射光33−1,33−2とが同時に観察者50に観察されることを回避できるのであれば、傾斜面40a,bの法線方向40A,Bは、必ずしも同一方向でなくてもよい。
投影スクリーン10−1は、上述した投影スクリーン10(図3参照)と比べると、偏光選択反射層11の観察者50側に、凹凸部を有する光学部材40を設けた点が異なる。
具体的には、投影スクリーン10−1は、図示のように、青色(B)の波長域の光を選択的に反射する部分選択反射層11aと、緑色(G)の波長域の光を選択的に反射する部分選択反射層11bと、赤色(R)の波長域の光を選択的に反射する部分選択反射層11cとを、支持基材12側から順に積層された積層構造を有しており、ここでは、部分選択反射層11cの観察側の最表面に光学部材40を備えている。なお、部分選択反射層11a,11b,11cの積層の順番は必ずしもこれに限られるものではなく、適宜任意の順番をとることができる。
これにより、投影スクリーン10−1では、偏光選択反射層11に光学部材40を適切な状態で貼り合わせることができる。なお、糊等の接着剤を用いることなく、凹凸部を有する光学部材40を偏光選択反射層11上に直接製造してもよい。
具体的には、投影スクリーン10−1は、通常の偏光選択反射層11を作製した後、この偏光選択反射層11の観察側に、後述する2P法により成型された適切な凹凸部を有する光学部材40を設けることにより、製造される。したがって、投影スクリーン10−1は、偏光選択反射層11の観察者側の最表面に、凹凸部を一体に形成する投影スクリーンと比べて、コレステリック液晶構造の欠陥、崩壊が少なく、散乱の均一性が高いスクリーンであり、さらに、製造工程を簡素化することもできる。
光学部材40は、例えば、紫外線硬化樹脂であるので、いわゆる2P法を適用することができる。なお、2P法は、フォトポリメライゼイション(Photo-polymerization)法であって、例えば、凹凸形状を有する原板(金型)に紫外線硬化樹脂を含む樹脂液を塗布した後、紫外線照射により硬化(光重合)させて、原板から剥離することにより、原板の凹凸形状を反映した凹凸部を有する光学部材40を成型することができる。なお、紫外線硬化樹脂である光学部材40に凹凸部を成型できるのであれば、切削等、適宜の製造方法を用いることができる。
この2P法により成型された凹凸部を有する光学部材40を、偏光選択反射層11上に転写することにより、偏光選択反射層11の観察側に、光学部材40を設けることができる。
ホットバンドは、例えば、投影スクリーン10−1において、光学部材40により界面反射光を観察者50側でなく別の方向に反射するときに、その方向が変えられた界面反射光の一部が光学部材40に入射され、その内部で反射して、いわゆる迷光となり、繰り返し形状である凹凸部の最表面から出射することにより発生する。
また、ホットバンドは、偏光選択反射層11で反射される映像光の強度に比べて、界面反射光の強度が大きい程、発生する可能性が高くなる。偏光選択反射層11で反射される映像光の強度は、その偏光状態を偏光選択反射層11で反射されるべき偏光状態に制御することにより大きくできる。また、界面反射光の強度は、映像光の偏光状態によらず一定である。
したがって、投影スクリーン10−1に投影機21から無偏光の映像光が投射される場合に、ホットバンドによる映像の視認性の低下を防止するためには、光学部材40から出射される迷光の出射方向を考慮する必要があり、後述する投影スクリーン10A〜Cでは、偏光選択反射層11の観察側に、不規則な歪みが付与された凹凸部を有する光学部材40A〜Cを設けた。なお、この不規則な歪みは、サンドブラスト法等や化学的な処理により形成される。
投影スクリーン10Aは、図18(a)に示すように、偏光選択反射層11の観察側に、凹凸部を有する光学部材40Aが設けられている。光学部材40Aは、光学部材40と比べると、傾斜面40a,40bの間に形成され、この傾斜面40a,40bの法線方向と異なる法線方向を有する側面40b1の表面と、傾斜面40b,40cの間に形成され、この傾斜面40b,40cの法線方向と異なる法線方向を有する側面40c1の表面とに、それぞれ散乱性を有する不規則な形状(以下、散乱部という)を形成した点が異なる。なお、この散乱部は、光学部材40Aと一体ではなく、別体として形成してもよい。
具体的には、側面40b1は、側面40b1に入射した右円偏光31Rの一部や傾斜面40aで反射した後に、側面40b1に入射した界面反射光の一部を散乱させることができる。また、側面40c1は、側面40c1に入射した右円偏光31Rの一部や傾斜面40bで反射した後に、側面40c1に入射した界面反射光の一部を散乱させることができる。
したがって、投影スクリーン10Aによれば、光学部材40Aの内部に迷光が発生することを抑制できるので、ホットバンドを目立たなくすることができる。
具体的には、傾斜面40aは、側面40b1で反射した後に、傾斜面40aに入射した右円偏光31Rの一部を、分散部により分散させることができる。また、傾斜面40bは、側面40b1に入射した右円偏光31Rの一部や、傾斜面40aで反射した後に、側面40b1に入射した界面反射光の一部が、光学部材40Bの内部で迷光となり、この迷光が傾斜面40bの表面から出射するときに、この迷光の出射方向を分散させることができる。さらに、傾斜面40bは、側面40c1で反射した後に、傾斜面40bに入射した右円偏光31Rの一部を、分散部により分散させることができる。
また、傾斜面40cは、側面40c1に入射した右円偏光31Rの一部や、傾斜面40bで反射した後に、側面40c1に入射した界面反射光の一部が、光学部材40Bの内部で迷光となり、この迷光が傾斜面40cの表面から出射するときに、この迷光の出射方向を分散させることができる。
したがって、投影スクリーン10Bによれば、迷光の出射方向を分散させることができるので、ホットバンドを目立たなくすることができる。
したがって、投影スクリーン10Cによれば、投影スクリーン10A,10Bに比べて、ホットバンドをさらに目立たなくすることができる。
図19は、本実施例に係る投影スクリーン10B,10Cの傾斜面40aを示す拡大図である。なお、傾斜面40b,40cに形成された分散部は、傾斜面40aに形成された分散部と同一であるので、説明を省略する。
分散部は、図19(a)に示すように、傾斜角の異なる複数の傾斜面からなり、例えば、傾斜角αの傾斜面40a−1と、傾斜角βの傾斜面40a−2と、傾斜角γの傾斜面40a−3とが形成されている。また、この傾斜角α、β、γは、傾斜角β(例えば、1〜45°)を基準にすると、他の傾斜角α、γは、β±50%の範囲内にあることが好ましい。
投影スクリーン10−2では、例えば、偏光選択反射層11の観察側に、凹凸部を有する光学部材41、42、43のいずれかが設けられている。ここで、投影スクリーン10−2では、光学部材41、42、43に形成された、のこぎり歯形状の凹凸部の長手方向が偏光選択反射層11の水平方向に沿うように、偏光選択反射層11に光学部材41、42、43が設けられる(図中(a)参照)。
また、光学部材41の凹凸部は、のこぎり歯の傾斜面が略下方に連続的に形成され、光学部材42の凹凸部は、のこぎり歯の傾斜面が略上方に連続的に形成され、同じく、光学部材43の凹凸部は、のこぎり歯の傾斜面が略中央に向かって連続的に形成されている(図中(b)参照)。
投影スクリーン10−3では、例えば、偏光選択反射層11の観察側に、凹凸部を有する光学部材41a、42a、43aのいずれかが設けられている。ここで、投影スクリーン10−3では、光学部材41a、42a、43aに形成された、のこぎり歯形状の凹凸部の長手方向が偏光選択反射層11の垂直方向に沿うように、偏光選択反射層11に光学部材41a、42a、43aが設けられる(図中(a)参照)。
また、光学部材41aの凹凸部は、のこぎり歯の傾斜面が略左方に連続的に形成され、光学部材42aの凹凸部は、のこぎり歯の傾斜面が略右方に連続的に形成され、同じく、光学部材43aの凹凸部は、のこぎり歯の傾斜面が略中央に向かって連続的に形成されている(図中(b)参照)。
投影スクリーン10−4では、例えば、角錐形状(ここでは、四角錐)の凹凸部を有する光学部材44の頂点(図中(b)参照)が、観察側に位置すると共に、二次元的に連続して配列された状態(図中(a)参照)となるように、偏光選択反射層11に光学部材44が設けられる。
(1)特定の偏光成分を反射するための偏光反射層(例えば、鏡面反射を行うもの、プラーナー配向状態のコレステリック液晶構造(図2(b))を有するもの)と、この偏光反射
層により反射された光を拡散する拡散要素とからなるものであってもよい。これにより、偏光分離特性と拡散特性とを独立させることができるので、例えば、それぞれの特性の制御を容易に行うことができる。
拡散要素は、例えば、偏光反射層の観察側であって、上述した光学部材40〜44と偏光反射層との間に備えられる。また、拡散要素については、例えば、バルク拡散材、表面拡散材、ホログラフ拡散材またはこれらの拡散材の任意の組み合わせであってよい。バルク拡散材は、例えば、透明媒体内に配置された粒子であってよい。表面拡散材は、例えば、構造面、微細構造面または粗化面等であってよい。拡散材により提供された拡散は、ランダムであるか、秩序立っているかまたは部分的に秩序立っているものであってよい。
また、特定の偏光成分の光として、直線偏光を拡散反射する層としては、例えば、屈折率の異なる材料により形成された拡散性を有する多層反射性偏光材(スリーエム社製のDBEFなど)がある。
塗布工程においては、支持基材12上に、コレステリック規則性を示す液晶性組成物を塗布することにより、コレステリック液晶層を形成する。このとき、液晶性組成物を塗布する方法としては、既存の任意の方法を用いることができる。具体的には、ロールコート法やグラビアコート法、バーコート法、スライドコート法、ダイコート法、スリットコー
ト法、浸漬法などを用いることができる。また、支持基材12としてプラスチックフィルムを用いる場合には、いわゆるロール・ツー・ロール(Roll to Roll)システムによるフィルムコーティングなどを用いることができる。
して用いることができる。
性組成物の合計量100重量部当り、0.01〜60重量部、好ましくは0.1〜40重量部、さらに好ましくは0.5〜30重量部、最も好ましくは1〜20重量部の範囲で選ばれる。カイラル剤の含有量が上述した範囲よりも少ない場合は、液晶性組成物に充分なコレステリック規則性を付与することができない場合があり、上述した範囲を越える場合は、液晶分子の配向が阻害され、活性放射線などによって硬化させる際に悪影響を及ぼす危惧がある。
上述した塗布工程において、支持基材12上に液晶性組成物を塗布し、コレステリック液晶層を形成した後、配向処理工程において、コレステリック液晶層をコレステリック液晶構造が発現する所定の温度に保持し、コレステリック液晶層中の液晶分子を配向させる。
0の螺旋軸Lの方向が層内でばらついた配向状態となっているが、この場合でも、配向処理は必要となる。すなわち、コレステリック液晶構造の液晶分子のダイレクターを支持基材12上で一定方向に揃えるような配向処理は必要とされないが、コレステリック液晶構造中に複数の螺旋構造領域30を形成させるような配向処理は必要となるからである。
上述した配向処理工程において、コレステリック液晶層中の液晶分子を配向させた後、
硬化処理工程において、コレステリック液晶層を硬化させ、液晶相の状態で発現したコレステリック液晶構造を固定化する。
せる方法、(2)加熱により液晶性組成物中の液晶分子を重合させる方法、(3)放射線の照射により液晶性組成物中の液晶分子を重合させる方法、及び(4)それらの方法を組み合わせ
た方法を用いることができる。
されるネマチック規則性を示す重合性の液晶材料として液晶ポリマーを用いた場合に適した方法である。この方法では、液晶ポリマーを有機溶媒などの溶媒に溶解させた状態で支持基材12に塗布することとなるが、この場合には、乾燥処理により溶媒を除去するだけで、コレステリック規則性を有する固体化したコレステリック液晶層が形成される。なお、溶媒の種類や乾燥条件などについては、上述した塗布工程及び配向処理工程で述べたものを用いることができる。
ク液晶層を硬化させる方法である。この方法では、加熱(焼成)温度によって液晶分子の結合状態が変化するので、加熱時にコレステリック液晶層の面内で温度ムラがあると、膜硬度などの物性や光学的な特性にムラが生じる。ここで、膜硬度の分布を±10%以内にするためには、加熱温度の分布も±5%以内に抑えることが好ましく、より好ましくは±2%以内に抑えることが好ましい。
ステリック液晶層を硬化させる方法である。この方法では、放射線として、電子線や紫外線などを条件に応じて適宜用いることができる。通常は、装置の容易性などの観点から紫外線が好ましく用いられ、その波長は250〜400nmである。ここで、紫外線を用いる場合には、液晶性組成物に光重合開始剤が添加されていることが好ましい。
ロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、1−クロロ−4−プロポキシチオキサントンなどを挙げることができる。なお、光重合開始剤の他に増感剤を、本発明の目的が損なわれない範囲で添加することも可能である。
有し、コレステリック液晶構造に含まれる螺旋構造領域30の螺旋軸Lの方向がばらついたりしているので、映像光が鏡面反射でなく拡散反射され、映像が視認しやすくなる。なおこのとき、偏光選択反射層11は、コレステリック液晶構造の構造的な不均一性により、選択的に反射される光を拡散させるので、特定の偏光成分の光(例えば選択反射波長域内の右円偏光31R)を拡散させながら反射する一方で、その他の光(例えば選択反射波長域内の左円偏光31L、選択反射波長域外の右円偏光32R及び左円偏光32L)については拡散させずに透過させることができる。このため、偏光選択反射層11を透過する環境光や映像光について、上述したような「消偏」の問題は起こらず、偏光選択反射層11の本来の偏光分離機能を維持しつつ、映像の視認性を向上させることができる。
図15は、投影スクリーン10−1を備えた投影システムの一例を示す概略図である。
図16は、投影スクリーン10−1を備えた投影システムの他の例を示す概略図である。
このうち、投影機21としては、CRTや液晶プロジェクター、DLP(digital light processing)プロジェクターなどを用いることができるが、特に限定はされない。ただし、投影機21により投影スクリーン10−1上に投射される映像光は、投影スクリーン10−1により選択的に反射される光の偏光成分と同一の偏光成分の光(例えば右円偏光)を主として含むことが好ましい。このとき、映像光の偏光変換は、偏光変換素子22で行われており、例えば、映像光を円偏光に偏光変換する場合には、円偏光板が使用される。
のが好ましく用いられ、具体的には視感度が最も高い550nmに合わせて137.5nmの位相差を持つものが理想的である。また、出射される赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)の全ての波長域の光に適用することができるという意味で、広帯域1/4波長位相差板がさらに好ましい。さらに、材料の複屈折を制御することで得られる単体の位相差板、又は、1/4波長位相差板と1/2波長位相差板とを組み合わせたものなどを用いることもできる。
ように、天井以外の照明光源設置部26に照明光源23を設置し、照明光源23から出射された照明光35が天井などの照明光反射体27を介して照明光35′として投影スクリーン10−1上に間接的に照射される場合にも同様にして適用することができる。ただし、この場合には、照明光反射体27により光が反射したときに円偏光の偏光状態が逆転するので、照明光源23から照明光反射体へ向けて出射される照明光35は、図15に示す場合と同様に、右円偏光を透過する偏光フィルム24′などを配置することにより、投影スクリーン10−1により選択的に反射される光の偏光成分と同一の偏光成分の光(例えば右円偏光)を主として含むようにすることが好ましい。なお、偏光フィルム24′としては、上述した偏光フィルム24と同様のものを用いることができる。これにより、照明光反射体27でその偏光状態が逆転された照明光35′は、投影スクリーン10−1により選択的に反射される光の偏光成分と異なる偏光成分の光(例えば左円偏光)を主として含むこととなり、投影スクリーン10−1の偏光選択反射層11で照明光35′が反射されてしまうことを効果的に防止して映像のコントラストを高めることができる。
紫外線硬化型のネマチック液晶からなる主剤(94.7重量%)にカイラル剤(5.3重量%)を添加したモノマー混合液晶をシクロヘキサノンに溶解し、440nmに選択反射中心波長を有する第1のコレステリック液晶溶液を調整した。
間照射し、コレステリック液晶層を硬化させることにより、440nmに選択反射中心波長を有する1層目の部分選択反射層を得た。
ここでは、凹凸形状を有する原板(金型)に紫外線硬化樹脂を含む樹脂液を塗布した後、紫外線照射により硬化(光重合)させて、原板から剥離することにより、原板の凹凸形状を反映した凹凸部を有する光学部材を成型した。なお、金型の凹凸形状は、凹凸部の長手方向が投影スクリーン1の水平方向に沿うように形成されており(図10,12参照)、ピッチを0.1mm、高さを0.02mmとした。
投影スクリーン2を準備した。なお、投影スクリーン2は、上述したように、観察側が平滑であり、プラーナー配向状態ではないコレステリック液晶構造を有する部分選択反射層が互いに積層されたスクリーンである。
投影スクリーン3を準備した。投影スクリーン3は、市販のマットスクリーンを用いた。
投影スクリーン1,2,3上に、スクリーン正面付近に配置されたプロジェクターより映像光を投射して、各投影スクリーン1,2,3を正面から観察した。なお、室内光は左円偏光とした。
その結果、投影スクリーン2では、スクリーン中央付近にプロジェクター光源の映り込み(界面反射)が観察され、その部分の映像の視認性が著しく低下した。また、投影スクリーン3では、プロジェクター光源の映り込みは観察されなかったが、明るい部屋では、コントラストが低下して、映像の視認性が低下した。
一方、投影スクリーン1では、プロジェクター光源の映り込みが床側に反射し、スクリーン全体の映像を視認性よく観察することができた。
11 偏光選択反射層
11a,11b,11c 部分選択反射層
12,12A,12B,12C 支持基材
13,13A,13B 中間層
14 支持フィルム
15 光吸収層
16 光反射層
17 粘着層
18 剥離フィルム
20 投影システム
21 投影機
22 位相差板
23 照明光源
24,24′ 偏光フィルム
25,26 照明光源設置部
27 照明光反射体
30 螺旋構造領域
31R 選択反射波長域内の右円偏光
31L 選択反射波長域内の左円偏光
32R 選択反射波長域外の右円偏光
32L 選択反射波長域外の左円偏光
33 反射光
34,35,35′ 照明光
40〜44,40A,40B,40C,41a,42a,43a 光学部材
40a,40b 傾斜面
Claims (22)
- 観察側から投射された映像光を反射して映像を表示する投影スクリーンにおいて、
特定の偏光成分の光を拡散反射する偏光選択反射層と、
前記偏光選択反射層の前記観察側の少なくとも一部に設けられ、前記映像光の界面反射方向を制御するための凹凸部を有する光学部材と、
を備え、
この投影スクリーンの観察側において、前記光学部材は、前記凹凸部における前記映像光の界面反射方向が、前記偏光選択反射層による反射光の投影スクリーンからの出射主方向と異なる光学部材であること、
を特徴とする投影スクリーン。 - 請求項1に記載の投影スクリーンにおいて、
前記凹凸部は、その法線方向が、前記投影スクリーンの法線方向と異なる平面を有すること、
を特徴とする投影スクリーン。 - 請求項2に記載の投影スクリーンにおいて、
前記平面は、前記映像光の界面反射方向と、前記偏光選択反射層による反射光の投影スクリーンからの出射主方向とが異なるような法線方向を有すること、
を特徴とする投影スクリーン。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の投影スクリーンにおいて、
前記偏光選択反射層は、コレステリック液晶構造を有し、前記コレステリック液晶構造の構造的な不均一性により、前記特定の偏光成分の光を拡散させること、
を特徴とする投影スクリーン。 - 請求項4に記載の投影スクリーンにおいて、
前記コレステリック液晶構造は、螺旋軸の方向が異なる複数の螺旋構造領域を含むこと、
を特徴とする投影スクリーン。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の投影スクリーンにおいて、
前記凹凸部の断面は、のこぎり歯形状、角錐形状のいずれかであること、
を特徴とする投影スクリーン。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の投影スクリーンにおいて、
前記光学部材は、紫外線硬化樹脂を用いて成型されること、
を特徴とする投影スクリーン。 - 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の投影スクリーンにおいて、
前記特定の偏光成分の光は、右円偏光又は左円偏光であること、
を特徴とする投影スクリーン。 - 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の投影スクリーンにおいて、
前記特定の偏光成分の光は、片方の直線偏光であること、
を特徴とする投影スクリーン。 - 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の投影スクリーンにおいて、
前記偏光選択反射層は、前記特定の偏光成分の光を反射する偏光反射層と、前記偏光反
射層により反射された光を拡散する拡散要素とからなること、
を特徴とする投影スクリーン。 - 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の投影スクリーンにおいて、
前記偏光選択反射層は、それ自体で拡散性を有すること、
を特徴とする投影スクリーン。 - 請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の投影スクリーンにおいて、
前記偏光選択反射層は、可視光域の一部のみをカバーする特定の波長域の光を選択的に反射すること、
を特徴とする投影スクリーン。 - 請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載の投影スクリーンにおいて、
前記偏光選択反射層は、当該偏光選択反射層に対して光が垂直に入射する場合を基準にして、選択反射中心波長が430〜460nm、540〜570nm及び580〜620nmの範囲に存在する光を選択的に反射すること、
を特徴とする投影スクリーン。 - 請求項1から請求項13までのいずれか1項に記載の投影スクリーンにおいて、
前記偏光選択反射層を支持し、少なくとも一部の可視光域の光を透過する透明基材である支持基材をさらに備えたこと、
を特徴とする投影スクリーン。 - 請求項1から請求項14までのいずれか1項に記載の投影スクリーンにおいて、
前記各部分選択反射層の片面又は両面に、物質移動のバリア性を有する中間層をさらに備えたこと、
を特徴とする投影スクリーン。 - 請求項1から請求項15までのいずれか1項に記載の投影スクリーンにおいて、
前記偏光選択反射層の観察側に、ハードコート層、反射防止層、紫外線吸収層及び帯電防止層からなる群から選択された少なくとも一つの層を含む機能性保持層をさらに備えたこと、
を特徴とする投影スクリーン。 - 請求項1から請求項16までのいずれか1項に記載の投影スクリーンにおいて、
前記凹凸部は、その主法線方向が、前記投影スクリーンの法線方向と異なる第1面と、前記第1面の法線方向と異なる法線方向を有する第2面とからなり、
前記第1面は、前記第2面から入射又は反射した前記映像光の一部が、前記光学部材の内部で反射を繰り返し、前記第1面の表面から出射するときに、前記映像光の一部の出射方向を分散させる分散部を有すること、
を特徴とする投影スクリーン。 - 請求項17に記載の投影スクリーンにおいて、
前記第1面は、それぞれ傾斜角の異なる複数の傾斜面を有すること、
を特徴とする投影スクリーン。 - 請求項17に記載の投影スクリーンにおいて、
前記第1面は、それぞれ長さの異なる複数の傾斜面を有すること、
を特徴とする投影スクリーン。 - 請求項17から請求項19までのいずれか1項に記載の投影スクリーンにおいて、
前記第2面は、その表面に散乱性を有する散乱部を有すること、
を特徴とする投影スクリーン。 - 請求項1から請求項16までのいずれか1項に記載の投影スクリーンにおいて、
前記凹凸部は、その主法線方向が、前記投影スクリーンの法線方向と異なる第1面と、前記第1面の法線方向と異なる法線方向を有する第2面とからなり、
前記第2面は、その表面に散乱性を有する散乱部を有すること、
を特徴とする投影スクリーン。 - 請求項1から請求項21までのいずれか1項に記載の投影スクリーンと、
前記投影スクリーン上に映像光を投射する投影機と、
を備えた投影システム。
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JP2007334206A (ja) * | 2006-06-19 | 2007-12-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 光学素子およびその製造方法 |
CN104298061A (zh) * | 2014-10-13 | 2015-01-21 | 宁波江北激智新材料有限公司 | 一种高辉度增益、广视角的投影幕布 |
-
2004
- 2004-09-10 JP JP2004264101A patent/JP2005115354A/ja active Pending
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JP4712621B2 (ja) * | 2006-06-19 | 2011-06-29 | 大日本印刷株式会社 | 光学素子およびその製造方法 |
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