JP2005115250A - 位置調整機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 設置する機器の内部構造に係わることなく、簡単な構成で高さや傾きの調整を可能にした位置調整装置を提供する。
【解決手段】 プロジェクタ1の姿勢を調整する位置調整機構2であって、プロジェクタ1を支持するベース体4と、一方端側がプロジェクタ1に連結されるとともに他方端側がベース体4に連結される一対のアーム7,8を備え、プロジェクタ1とアーム7,8とを連結してその連結部を中心にプロジェクタ1を上下方向に回動可能としたプロジェクタ連結部11a,11bと、アーム7,8とベース体4とを連結してその連結部を中心にアーム7,8を上下方向に回動可能としたベース体連結部12a,12bと、プロジェクタ1を回動するためのプロジェクタ駆動機構17a,17bと、アーム7,8を回動するためのアーム駆動機構18a,18bとを備えたことを特徴とするものとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、位置調整機構に関し、特に、プロジェクタなどの電子機器類の傾きや高さを調節する位置調整機構に関するものである。
従来、プロジェクタなどの電子機器類を床やテーブルなどに接地する際に、機器類の水平を出したり所定の姿勢に設置するために、機器類の傾きや高さを調節する必要がある場合がある。そこで、簡便な作業で機器の高さ調整が行えるように、機器に位置調整機構を設けたものが知られている。
例えば、位置調整機構として、外装ケースにピストン部を有する脚部材を外部に突出可能に収納した調整脚を構成し、該調整脚を機器に装着して、脚部材の突出量を規制するロック手段により機器の高さを調整するようにしたもの(特許文献1を参照)や、ボルト状の脚軸を昇降させてストッパ体により脚軸の長さを調整して機器の高さを調整するようにしたもの(特許文献2を参照)などが提案されている。
上述した調整脚は、いずれも高さ調節する為の脚の軸部が機器内部に設けられており、その軸部の長さを調節することにより高さを決めるようにされている。そして、このような調整脚を複数設けることで、高さ、前後方向の傾き、左右方向の傾き等の位置調整が可能となる。
特開平11−311397号公報(第1−6頁、図4) 特開2003−14191号公報(第1−12頁、図1)
しかしながら、従来の技術においては、機器の高さを調節するための軸部が機器の内部に入り込む為、内部の設計を行う際には調整脚の軸部を避けるように考慮する必要があり、その軸部のためのスペースを確保するために必要以上に大きくなるという問題があった。
例えば、プロジェクタに位置調整機構を構成する場合は、通常、装置構成上プロジェクタ本体の下側に設けるため、プロジェクタ本体の高さが増加するという問題点があった。また、プロジェクタ投影の広い傾き調整範囲を確保するためには、プロジェクタと設置面との間にプロジェクタの傾き動作を許容する距離が必要であり、そのためにプロジェクタの高さが増大するという問題点があった。
また、特にプロジェクタ等のように上下方向に調節可能なレンズシフド機構を具備している光学機器においては、従来の技術のような微調整可能な調整脚では、高さ調整する際に二度手間になる為、高さや傾き等の姿勢の調整は簡単にできるものが望まれている。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、設置する機器の内部構造に係わることなく、簡単な構成で高さや傾きの調整を可能にした位置調整装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、位置調整機構に係り、支持対象物に設けられて該支持対象物の姿勢を調整する位置調整機構であって、支持対象物の下側に配置されて該支持対象物を支持するベース体と、一方端側が支持対象物に連結されるとともに他方端側がベース体に連結される一対の対向して配設されるアームとを備え、前記支持対象物をアームに対して、支持対象物とアームとの連結部を中心に上下方向に回動可能に設けるとともに、前記アームをベース体に対して、アームとベース体との連結部を中心に上下方向に回動可能に設け、前記支持対象物とアームとの連結部に支持対象物を回動するための支持対象物駆動手段を備え、前記アームとベース体との連結部にアームを回動するためのアーム駆動手段を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明は、前記一対のアームのアーム駆動手段をそれぞれ独立して制御することが好ましい。
また、本発明は、前記支持対象物駆動手段および前記アーム駆動手段の動作を同時に制御することが好ましい。
また、本発明は、前記ベース体に、該ベース体を水平方向で回動可能とするベース体回動機構を備えることが好ましい。
また、本発明は、前記ベース体に、ベース体を回動するためのベース体駆動手段を備えることが好ましい。
また、本発明は、前記支持対象物駆動手段、アーム駆動手段およびベース体駆動手段の動作を同時に制御可能とすることが好ましい。
また、本発明は、前記一対のアームを、略平行に配設するとともに、一方端側を支持対象物の回動支点軸線方向で対向する側面に配設し、他方端側を前記支持対象物の側面と対応するベース体の一部に配設することが好ましい。
また、本発明は、前記一対のアームの一方端側を、支持対象物の側面の前後方向前方寄りに配置し、他方端側を、ベース体の前後方向後方寄りに配置することが好ましい。
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
本発明の位置調整機構によれば、機器の内部構造に係わることなく、簡単な構成で高さや傾きの調整を容易に行うことができるという優れた効果を奏し得る。
すなわち、本発明は、プロジェクタ等の機器の設置の際に、位置調整のために機器を上下方向の傾き、左右方向の傾き、水平回転の3軸方向で調整するものであって、支持対象物となる機器の下側に配置されて該支持対象物を支持するベース体と、一方端側が支持対象物に連結されるとともに他方端側がベース体に連結される一対のアームとを備え、一対のアームを間隔をとって配置して、それぞれのアームの一方端側に支持対象物との連結部を中心として該支持対象物を上下方向に回動させる支持対象物駆動手段を備えるとともに、他方端側にベース体との連結部を中心としてアームを上下方向に回動させるアーム駆動手段を備えることで、3軸方向の調整を容易に行うことができる。
また、前記一対のアームのアーム駆動手段をそれぞれ独立して制御することで側面の傾き、すなわち左右方向の傾きの調整を容易に行うことができる。
また、前記支持対象物駆動手段および前記アーム駆動手段の動作を同時に制御することで、上下方向と左右方向の傾きの調整を同時に行うことができる。
また、前記ベース体に、該ベース体を水平方向に回動可能とした回動機構を備えることで水平回転方向の位置調整を容易に行うことができる。
また、前記回動機構として、ベース体を回動させるベース体駆動手段を備えることで水平回転方向の位置調整を自動的に行うことができる。
また、前記支持対象物駆動手段、アーム駆動手段およびベース体駆動手段の動作を同時に制御することで、上下方向、左右方向の傾き、および水平回転方向の位置調整を同時に行うことができる。
また、前記一対のアームを、略平行に配設するとともに、一方端側を支持対象物の回動支点軸線方向で対向する側面に配設し、他方端側を前記支持対象物の側面と対応するベース体の一部に配設することで、簡単な構成で上下方向、左右方向の傾きの調整を行うことができる。
また、前記一対のアームの一方端側を、支持対象物の側面の前後方向前方寄りに配置し、他方端側を、ベース体の前後方向後方寄りに配置することで、位置調整時に支持対象物を大きく持ち上げることなく、上下方向および左右方向の傾きの調整を広い範囲で行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図8は発明を実施する形態の一例であって、図1は本発明の実施形態に係る位置調整機構が設けられたプロジェクタの全体構成を示す斜視図、図2は前記プロジェクタの構成を示す斜め下方からの斜視図、図3は前記プロジェクタのアームの連結部のアーム駆動手段の構成を示す右側面図、図4は前記プロジェクタのアームの連結部のアーム駆動手段の構成を示す左側面図、図5は前記アームの連結部の構成を示す詳細図、図6は前記プロジェクタのアームとの連結状態を示す説明図、図7は前記プロジェクタを左右方向に傾けた場合のプロジェクタのアームとの連結状態を示す説明図、図8は前記プロジェクタのベース体の構成を示す説明図である。
本実施形態は、図1に示すように、支持対象物たるプロジェクタ1に本発明に係る位置調整機構2を採用したものであって、プロジェクタ1の下側に配置されて該プロジェクタ1を支持するベース体4と、一方端側がプロジェクタ1に連結されるとともに他方端側がベース体4に連結される一対のアーム7,8とを備えたものである。
前記プロジェクタ1は、図1、図2に示すように、幅方向に長い矩形体を呈し、前後方向の前面1cには投光部3が設けられ、幅方向(左右方向)で対向する側面1a,1bには前記アーム7,8の一方端側が回動可能に連結されている。
プロジェクタ1の側面1a,1bの下側寄りには、前後方向に渡り凹部1a1,1b1が形成され、該凹部1a1,1b1の後方寄りには、アーム7,8の他方端側が回動可能に連結され、アーム収納時にアーム7,8が側面1a,1bに沿って前後方向に向かい収納されるとともに後述するベース体4を構成するベース部5のアーム取付け部5a,5bが収納される。
前記アーム7,8は、図3、図4に示すように、長板形状を呈し、その両端縁が円弧状に形成され、その一方端側にはプロジェクタ1とアーム7、8とを連結するプロジェクタ連結部11a,11bが回動可能に設けられている。
前記プロジェクタ連結部11a,11bは、円筒形状を呈し、プロジェクタ1の側面1a,1bにそれぞれ一体的に設けられ、該プロジェクタ連結部11a,11bを支点としてアーム7,8に対してプロジェクタ1が回動可能に設けられている。また、前記プロジェクタ連結部11a,11bは、アーム7,8との連結部近傍に外周に沿ってギア部11cが形成されている。
前記プロジェクタ連結部11aは、図5、図6に示すように、主に、円筒状を呈する保持部11a1と、保持金具11a2、シャフト(固定軸)11a3、および連結軸11a4により構成されている。
前記保持部11a1は、アーム7に回転自在に取付けられている。その一方端部には、図3に示すように、外周に沿ってギア部11cが形成されている。
前記保持金具11a2は、断面コ字状を呈し、開放側を外側に向けて前記保持部11a1の内周側に配置されるとともに、他方側をプロジェクタ1本体に一体的に取付けられている。
前記シャフト11a3は、前記保持金具11a2のコ字状開口内に配置されるとともに、両端部が保持部11a1の内周壁に取付けられている。すなわち、シャフト11a3は、保持部11a1とともに回動するようになっている。
前記連結軸11a4は、シャフト11a3の軸方向に対して略垂直方向に配設されるとともに、該連結軸11a4の略中央部を貫通して前記シャフト11a3が取付けられ、また、前記保持金具11a2のコ字状開口を横断する状態で該連結軸11a4の両端部が保持金具11a2に取付けられている。
前記連結軸11a4の略中央部のシャフト11a3が配置される部分は、プロジェクタ1の幅方向に沿って長く、いわゆる長孔形状にシャフト11a3の軸心方向に貫通形成されている。プロジェクタ1が通常状態では、シャフト11a3は、連結軸11a4の長孔部分の略中央に配置されている。すなわち、前記シャフト11a3は、プロジェクタ1の幅方向に沿って連結軸11a4の長孔形状に形成された範囲で幅方向(横方向)への支持状態が規制されていない。
前記プロジェクタ連結部11bは、図6に示すように、主に、プロジェクタ連結部11aと略同様に、円筒状を呈する保持部11b1と、保持金具11b2、シャフト(固定軸)11b3、および連結軸11b4により構成されている。
前記保持部11b1は、アーム8に回転自在に取付けられている。その一方端部には、図4に示すように、保持部11a1と同様に、外周に沿ってギア部11cが形成されている。
前記保持金具11b2は、保持金具11a2と同様に、断面コ字状を呈し、開放側を外側に向けて前記保持部11b1の内周側に配置されるとともに、他方側をプロジェクタ1本体に一体的に取付けられている。
前記シャフト11b3は、シャフト11a3と同様に、前記保持金具11b2のコ字状開口内に配置されるとともに、両端部が保持部11b1の内周壁に取付けられている。すなわち、シャフト11b3は、保持部11b1とともに回動するようになっている。
前記連結軸11b4は、シャフト11b3の軸方向に対して略垂直方向に配設されるとともに、該連結軸11a4の略中央部を貫通して前記シャフト11a3が取付けられ、また、前記保持金具11a2のコ字状開口を横断する状態で該連結軸11a4の両端部が保持金具11a2に取付けられている。この構成により、前記連結軸11b4は、シャフト11b3により回転自在に軸支された状態となっている。すなわち、プロジェクタ1は、図7に示すように、シャフト11b3を支軸として回動自在に軸支されている。
前記アーム7,8の上面には、前記プロジェクタ連結部11a,11bに近接してプロジェクタ駆動機構17a,17bが設けられている。
このプロジェクタ駆動機構17a,17bは、プロジェクタ連結部11a,11bの外周部に形成されたギア部11cと噛み合うウォーム21と、該ウォーム21を駆動する駆動モータ22とにより構成されている。前記ウォーム21の端部には、ギア21aが一体的に設けられ、駆動モータ22の回転軸には、前記ギア21aと噛み合うピニオン22aが取付けられている。
アーム7,8の他方端側には、ベース体4とアーム7,8とを連結するベース体連結部12a,12bが回動可能に設けられている。
前記ベース体連結部12a,12bは、アーム7,8とそれぞれ一体的に設けられ、該ベース体連結部12a,12bを支点としてベース体4に対してアーム7,8が回動可能に設けられている。また、前記ベース体連結部12a,12bは、ベース体4との連結部近傍に外周に沿ってギア部12cが形成されている。
前記ベース体4は、図2、図3、図4、図8に示すように、アーム7,8が連結されるベース部5と、そのベース部5を回転可能に支持する回転体6とを備えている。
前記ベース部5は、底部5cが平面視でプロジェクタ1の外観より露出しないように、上底に相当する部分を円弧状とした略台形状に形成されている。該底部5cの幅方向両端部には、プロジェクタ1の側面1a,1bに取付けられたアーム7,8と対向する位置にそれぞれアーム取付部5a,5bが突設されている。また、該底部5cの略中央部には、円盤状の回転体6が回転可能に配設されている。
前記アーム取付部5a,5bは、先端部を円弧状とした略三角形状に形成され、それぞれアーム7,8と一体的に設けられたベース体連結部12a,12bが回動可能に連結されている。前記アーム取付部5a,5b上面には、ベース体連結部12a,12bに近接してアーム駆動機構18a,18bが設けられている。
前記アーム駆動機構18a,18bは、主に、ベース体連結部12a,12bに形成されたギア部12cと噛み合うウォーム24と、該ウォーム24を駆動する駆動モータ25とにより構成されている。
前記ベース部5には、図8に示すように、前記回転体6に近接して該回転体6を駆動するための回転体駆動機構13が設けられている。この回転体駆動機構13は、主に、回転体6の外周部に形成されたギア部14と噛み合うウォーム15と、該ウォーム15を駆動する駆動モータ16とにより構成されている。
本実施形態においては、前記プロジェクタ駆動機構17a,17bは、左右が同時に動作するように制御するようにされ、一方、前記アーム駆動機構18a,18bは、左右のそれぞれが独立して動作するように制御されている。
次に、本実施形態の位置調整機構2の動作について図面を参照して説明する。
図9は本実施形態に係るプロジェクタの前面側を上方に傾けた状態を示す説明図、図10は前記プロジェクタの前面側を下方に傾けた状態を示す説明図、図11は前記プロジェクタを左右方向に傾けた状態を示す説明図、図12は前記プロジェクタを水平方向で回動する動作を示す説明図である。
プロジェクタ1は、通常にセットした場合、図1、図2に示すように、ベース体4、アーム7,8およびプロジェクタ1本体とが設置面に対してそれぞれ略平行になるようになっている。
プロジェクタ1の高さ及び幅方向(左右方向)の傾きを調整する場合は、図3、図4に示すように、左右のプロジェクタ連結部11a,11bおよび左右のベース体連結部12a,12bをそれぞれ動作させて行う。
一方側のベース体連結部12aを駆動する場合は、アーム駆動機構18aにより行う。詳しくは、図3に示すように、ベース部5のアーム取付部5aに取付けられている駆動モータ25を駆動して、該駆動モータ25に取付けられたウォーム24を介してギア部12cを回転させてアーム7を回動させる。
プロジェクタ連結部11aを駆動する場合は、プロジェクタ駆動機構17aにより行う。詳しくは、アーム7に取付けられている駆動モータ22を駆動して、該駆動モータ22に取付けられたピニオン22a及びギア22aを介してウォーム21を回転させ、該ウォーム21によりギア部11cを回転させることでプロジェクタ1の本体の一方側を回動させる。
同様に、他方側のベース体連結部12bを駆動する場合は、アーム駆動機構18bにより行う。詳しくは、図4に示すように、アーム取付部5bに取付けられている駆動モータ25を駆動して、該駆動モータ25に取付けられたウォーム24を介してギア部12c回転させてアーム8を回動させる。
プロジェクタ連結部11bを駆動する場合は、プロジェクタ駆動機構17bにより行う。詳しくは、アーム8に取付けられている駆動モータ22を駆動して、該駆動モータ22に取付けられたピニオン22a及びギア22aを介してウォーム21を回転させ、該ウォーム21によりギア部11cを回転させることでプロジェクタ1の本体の他方側を回動させる。
ここで、プロジェクタ1の前面1c側を上方に傾ける場合について説明する。
前面1cを上方に傾ける場合は、図3、図4、図9に示すように、左右のプロジェクタ連結部11a、11bを回動させて行う。
まず、アーム7,8に設けられた駆動モータ22をそれぞれ駆動させて、スピンドルの先端に取付けられたピニオン22aを所定方向に回転させる。前記ピニオン22aが所定方向に回転すると、ギア21aを介してウォーム21が所定方向に回転し、該ウォーム21と噛み合うプロジェクタ連結部11a,11bのギア部11cが回転する。
ギア部11cの回転に伴いプロジェクタ連結部11a,11bが回動することで、該プロジェクタ連結部11a,11bを構成する保持金具11a2,11b2が共に回動するので、該保持金具11a2,11b2と一体的に構成されたプロジェクタ1本体を回動させて前面1c側を上方に向けて傾斜させることができる。
次に、プロジェクタ1の前面1c側を下方に傾ける場合について説明する。
プロジェクタ1の前面1c側を下方に傾ける場合は、図3、図4に示すように、左右のベース体連結部12a,12bを回動させて行う。
まず、ベース部5のアーム取付部5a,5bに取付けられた駆動モータ25を駆動させて、スピンドルの先端に取付けられたウォーム24を所定方向に回転させる。前記ウォーム24が回転すると、該ウォーム21と噛み合うベース体連結部12a,12bのギア部12cが回転する。
ギア部12cの回転に伴いベース体連結部12a,12bを支点として該ベース体連結部12a,12bと一体的に設けられたアーム7,8のそれぞれ一方端側が上方に向けて回動して、図10に示すように、プロジェクタ1本体の後方側が上方に持ち上げられる。このようにして、プロジェクタ1の前面1c側を下方に向けて傾斜させることができる。
次に、プロジェクタ1の高さを調整する場合について説明する。
プロジェクタ1の位置を調整する場合は、左右のプロジェクタ連結部11a,11bおよび左右のベース体連結部12a,12bを動作させて行う。
プロジェクタ1の位置を高くする場合は、アーム取付部5a,5bに取付けられた駆動モータ25を駆動させて、ベース体連結部12a,12bを回転させ、アーム7,8の一方側を上方に回動させるとともに、アーム7,8の駆動モータ22を駆動してプロジェクタ連結部11a,11bを回転させて、プロジェクタ1の前面1c側を上方に向けて傾斜させ、アーム7,8の傾斜量とプロジェクタ1の前面1cの傾斜量とを調節しながら前面1cを水平に保持することで、プロジェクタ1本体の高さ調整を行うことができる。
この時、ベース体連結部12a,12bを左右とも同じ量を回動させ、プロジェクタ連結部11a,11bも左右とも同じ量だけ回転させることで左右の傾きを同等にすることができる。
次に、プロジェクタ1を幅方向(左右方向)に傾斜させる場合について説明する。
プロジェクタ1を幅方向に傾斜させる場合は、例えば、図7、図11に示すように、ベース体連結部12a,12bおよびプロジェクタ連結部11a,11bを左右独立して回動させ、左右のアーム7,8をそれぞれ異なった傾きで持ち上げることにより、プロジェクタ1を左右に傾けることができる。
ここで、プロジェクタ1が左右方向に傾斜した場合のプロジェクタ連結部11a、11bの作用について説明する。
左右のアーム7,8がそれぞれ異なった傾きで持ち上げられると、図6、図7に示すように、プロジェクタ連結部11a,11bのシャフト11a3,11b3は、アーム7,8に設けられた保持部11a1,11b1に固定されているため、シャフト11a3,11b3のピッチ間距離が変わる。
本実施形態では、一方のシャフト11b3が連結軸11b4に回動自在に軸支されているが、他方のシャフト11a3が連結軸11a4の長孔状に形成された部分に幅方向(左右方向)に移動可能に支持されているため、シャフト11a3,11b3のピッチ間距離が変わっても長孔が形成された範囲で自由に動くことができる。
したがって、プロジェクタ1本体を幅方向で傾斜させた場合であっても、連結軸11b4が軸支されるシャフト11b3を支点としてプロジェクタ1本体を保持しながら傾きに対応できる。
次に、プロジェクタ1を水平方向で回転させる場合について説明する。
プロジェクタ1を水平方向で回転させる場合は、回転体駆動機構13により行う。
詳しくは、図8に示すように、ベース部5に取付けられた回転体駆動機構13を構成する駆動モータ16を駆動して、該駆動モータ16に取付けられたウォーム15を回転させることで、該ウォーム15と噛み合うギア部14を回転させて回転体6を回転させる。これにより、図12に示すように、プロジェクタ1本体が相対的に回転体6上で回転するわけである。
以上のように構成したので、本実施形態の位置調整機構2によれば、プロジェクタ1の内部構成に係わることなく、簡単な構成で高さ調整や傾き調整を容易に行うことができる。
詳しくは、位置調整機構として、プロジェクタ駆動機構17a,17b、アーム駆動機構18a,18bおよび回転体駆動機構13を設けたことで、上下方向、左右方向の傾き、および水平回転方向の位置調整を容易に行うことができる。
また、本実施形態によれば、プロジェクタ駆動機構17a,17b、アーム駆動機構18a,18bおよび回転体駆動機構13を駆動モータとギアによる駆動方式としたので、簡潔な装置構成を実現できるとともに位置調整機構のコンパクト化を図ることができる。
特に、プロジェクタ駆動機構17a,17bおよびアーム駆動機構18a,18bを独立に制御するようにしたので、プロジェクタ1の左右方向の傾き調整を容易に行うことが可能となる。また、動作制御を同時に行うことで調整時間を短縮することができる。
また、本実施形態は、プロジェクタ連結部11a,11bの構成を、一方の連結軸11b4にシャフト11b3を回動自在に軸支し、他方の連結軸11a4に長孔状の取付け部を形成してシャフト11a3を幅方向(左右方向)に移動可能に支持するように構成したので、プロジェクタ1が幅方向に傾斜することでシャフト11a3,11b3のピッチ間距離が変わっても、連結軸11b4を支点として連結軸11a4に形成された長孔の範囲で自由に動くことができるので、傾き調整動作をスムーズに行うことができる。
尚、本実施形態では、アーム7,8の一方端側をプロジェクタ1の後方寄りに取付け、該アーム7,8の他方端側をベース体4の前方寄りに取付けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、アームの一方端側をプロジェクタの向前方寄りに配置し、該アームの他方端側をベース体の後方寄りに配置するように構成したものであっても良い。このような構成によっても、本実施形態と同様に、位置調整時にプロジェクタを大きく持ち上げることなく、上下方向および左右方向の傾きの調整を広い範囲で行うことができる。
このように、本発明の位置調整機構は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、支持対象物との連結部(プロジェクタ連結部)やベース体との連結部(ベース体連結部)および回動機構(回転体駆動機構)の構成などに種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の実施形態に係る位置調整機構が設けられたプロジェクタの全体構成を示す斜視図である。 前記プロジェクタの構成を示す斜め下方からの斜視図である。 前記プロジェクタのアームの連結部のアーム駆動手段の構成を示す右側面図である。 前記プロジェクタのアームの連結部のアーム駆動手段の構成を示す左側面図である。 前記アームの連結部の構成を示す詳細図である。 前記プロジェクタのアームとの連結状態を示す説明図である。 前記プロジェクタを左右方向に傾けた場合のプロジェクタのアームとの連結状態を示す説明図である。 前記プロジェクタのベース体の構成を示す説明図である。 前記プロジェクタの前面側を上方に傾けた状態を示す説明図である。 前記プロジェクタの前面側を下方に傾けた状態を示す説明図である。 前記プロジェクタを左右方向に傾けた状態を示す説明図である。 前記プロジェクタを水平方向で回動する動作を示す説明図である。
符号の説明
1 プロジェクタ(支持対象物)
2 位置調整機構
4 ベース体
5 ベース部
6 回転体
7、8 アーム
11a、11b プロジェクタ連結部(支持対象物との連結部)
11a1、11b1 保持部
11a2、11b2 保持金具
11a3、11b3 シャフト
11a4、11b4 連結軸
11c、12c ギア部
12a、12b ベース体連結部(ベース体との連結部)
13 回転体駆動機構(回動機構)
17a プロジェクタ駆動機構(支持対象物駆動手段)
18a アーム駆動機構(アーム駆動手段)
22、25 駆動モータ

Claims (8)

  1. 支持対象物に設けられて該支持対象物の姿勢を調整する位置調整機構であって、
    支持対象物の下側に配置されて該支持対象物を支持するベース体と、一方端側が支持対象物に連結されるとともに他方端側がベース体に連結される一対の対向して配設されるアームとを備え、
    前記支持対象物をアームに対して支持対象物とアームとの連結部を中心に上下方向に回動可能に設けるとともに、前記アームをベース体に対してアームとベース体との連結部を中心に上下方向に回動可能に設け、
    前記支持対象物とアームとの連結部に支持対象物を回動するための支持対象物駆動手段を備え、前記アームとベース体との連結部にアームを回動するためのアーム駆動手段を備えたことを特徴とする位置調整機構。
  2. 前記一対のアームのアーム駆動手段をそれぞれ独立して制御することを特徴とする請求項2に記載の位置調整機構。
  3. 前記支持対象物駆動手段および前記アーム駆動手段の動作を同時に制御することを特徴とする請求項1または2に記載の位置調整機構。
  4. 前記ベース体は、該ベース体を水平方向で回動可能とするベース体回動機構を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか1項に記載の位置調整機構。
  5. 前記ベース体は、ベース体を回動するためのベース体駆動手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の位置調整機構。
  6. 前記支持対象物駆動手段、アーム駆動手段およびベース体駆動手段の動作を同時に制御することを特徴とする請求項5に記載の位置調整機構。
  7. 前記一対のアームは、略平行に配設されるとともに、一方端側を支持対象物の回動支点軸線方向で対向する側面に配設し、他方端側を前記支持対象物の側面と対応するベース体の一部に配設したことを特徴とする請求項1乃至6のうちの何れか1項に記載の位置調整機構。
  8. 前記一対のアームの一方端側を、支持対象物の側面の前後方向前方寄りに配置し、他方端側を、ベース体の前後方向後方寄りに配置したことを特徴とする請求項7に記載の位置調整機構。
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