JP2005113613A - ノンスリップ床タイル - Google Patents
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Abstract
【課題】表面が平滑でツルツルしたタイルでも屋外の舗装材として使用できるようにする。
【解決手段】タイル表面2に適宜間隔を置いて配置した溝3の上面と接する角のエッジ部分に、楔形の極小の立ち上がり4´を設け、再プレスでその楔形の立ち上がり4´を押し込んで鋭角なエッジ4を形成して、焼成するか、プレス成型時に、750℃以下の温度で焼失する物質で、断面が台形とかアール形状していてネット状、織物、紐などに構成されたものである焼失体5、がタイルの上面2、から露出された状態で陶土と一緒にプレス成型し、それを焼成して、鋭利なエッジ4を持つ溝3を構成することで、強い滑り止め効果を持たせる。
【選択図】図4
【解決手段】タイル表面2に適宜間隔を置いて配置した溝3の上面と接する角のエッジ部分に、楔形の極小の立ち上がり4´を設け、再プレスでその楔形の立ち上がり4´を押し込んで鋭角なエッジ4を形成して、焼成するか、プレス成型時に、750℃以下の温度で焼失する物質で、断面が台形とかアール形状していてネット状、織物、紐などに構成されたものである焼失体5、がタイルの上面2、から露出された状態で陶土と一緒にプレス成型し、それを焼成して、鋭利なエッジ4を持つ溝3を構成することで、強い滑り止め効果を持たせる。
【選択図】図4
Description
本発明は、一般の歩道並びにビル、マンション、住宅用の歩道に使用されるノンスリップ床タイルの製品の構造と、その製法に関するものである。
歩道やマンション・住宅外構など人の通行する場所においては、その歩道の表層を平滑にして、輝きを付与すること、例えば磨いた石、タイルを歩道に使うことは、景観上すばらしいものではあるが、平滑にして輝きを付与すればするほど、スリップの原因になる。
従って、従来はタイル表面を粗面にしたり、筋を入れたりしたスリップ防止効果を持たせた床タイルが施工されていた。
そのようなタイルは、表面が平滑でないことから、汚れやすく、美観的にも難があると共に、歩行感が今ひとつ良くないという欠点があった。
だからといって、磨き石で代表されるような表面がツルツルした床表面では、降雨時は勿論のことそれ以外の時でもスリップする危険があり、最大の欠点であった。
そのため、常識的に表面が平滑で磨いたものなど、ツルツルしたものは屋外で使用することはできなかった。
唯一、〔特許文献1〕、透水性平板にあるように空隙を作りながら小石をセメント、樹脂等で固め、その上面から小石の径のほぼ半分を削って、逆テーパーのエッジを作り、滑り止め効果を狙ったものがあるが、削って、磨くことでコストが大幅にアップしていた。
実公平4−37921号公報
解決しようとする問題点は、街路、マンション等の歩道部分並びに住宅周りの歩行部などは、最も景観に配慮したい部分であるが、屋外であることから降雨時には路面が濡れ、歩行時に滑ることがあることから、表面が平滑で艶があって汚れにくく、ツルツルした景観上きれいなタイルが使えなかった。
従って、表面を荒らしたものとか、筋を入れたものなど、概ね平滑であるが艶が無く、ごつごつしたものとなっていて、汚れやすく、見栄えも今ひとつ良くないものとなっていた。
本発明はタイル表面に特殊な溝3、を付けることに着目した。
特殊な溝とは、タイル上面2と溝3との角の形状を鋭角のエッジ4とすることで、床が濡れていて、その上を歩いても、ほとんどスリップすることがない溝である。
このことは、歩行時に靴の裏の物質がごく僅かに、図4の溝3に入りエッジ4で滑りが抑制されるのである。
しかしながら、平滑な床タイルの表面に適宜付与された溝3の側面が、逆テーパーになっていて、成型時に抜き勾配が取れないことから、従来の製法では生産できない。
そこで、従来の製法であるプレス成型を2度行うことで生産できる。乾式、又は湿式のタイルのプレス成型時に、溝3のエッジ部分4に楔形の極小の立ち上がりを設け、再プレスでその楔状の立ち上がりを押し込んでエッジを形成するのである。
湿式法の中には、陶土を押出機にかけてタイルを成型する方法もあり、図11のような逆テーパーを持つ溝3、が一気に構成することが出来る、しかしながら、表面の平滑面と溝が平行なタイルでしか構成出来ないため、横滑りを起こす危険性がある。従って、この場合は、タイルの長さは200ミリ以内が望ましい。
さらに、この湿式法によって押し出された陶土を図12のように、斜めに打ち抜いて進行方向に対して滑りが起きにくいタイルの製造方法もある。
又複雑な模様などの生産には、別にプラスチック製の成形品、例えばポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、等の焼失する物質で、断面がアール形状または台形をしていてネット状、織物、紐などに構成されたものである焼失体5を陶土と一緒に、該焼失体5がタイルの上面2から露出された状態でプレス成型し、陶土と一体として、これを焼成することで、本発明の特殊な溝3を構成することが出来る。
前述の〔特許文献1〕透水性平板にあるように、削って、磨くこともなく、従来の生産設備を使って大量生産出来るので、新たな設備も必要なく、安価に市場に提供することが容易である。
このようにして生産されたノンスリップ床タイルは、その上面に配置された特殊な溝3の効用で、床が濡れていて、その上を歩いても、ほとんどスリップすることが無い。このことは、歩行時に靴の裏の物質が極僅かに、溝3に入り、エッジ4で滑りが抑制されるので、表面が平滑でピカピカの美しいタイルが、屋外の舗道面に使用でき、周辺環境を著しく改善することができる。
表面が平滑なノンスリップ床タイルにおいて、そのタイル上面2の全体にわたり平滑で輝きのある表面を形成し、その表面に適宜間隔を置いて溝3が形成されていて、その表面の平滑部の縦横の各単位当りの各寸法は、1ミリから30ミリであって、その間には、0.5ミリから10ミリの幅で、深さ1ミリから10ミリとした溝3が適宜形成されているものである。これら各部位の寸法は、それぞれ次のような事柄から決められたものである。
平滑部の縦横の寸法は、広ければ広いほど、景観上良くなるのであるが、これ以上広くなれば、スリップしやすくなる。溝の幅は部分的に10ミリ以上となってもよいが、全体として溝3の幅が10ミリ以上の部分が増えると、見栄えが悪くなると共に歩きづらくなる。次に溝の深さは1ミリより浅いと、逆テーパー付の溝3が形成しにくくなり、10ミリより深くなれば、強度面から、全体の厚みが20ミリ以上となり床タイルとして構成しにくくなる。
又、タイルの上面2と接する溝3のエッジ部分4が逆テーパーとなされていて、その角度は90°を超えない鋭角となっているものである。
タイルの表面に光沢を出す方法として、一般的な光沢を有する陶磁器釉薬をタイル表面に施し、その後1,100℃以上で焼成するのであるが、この一般的な光沢を有する釉薬とは、原料調合比が例えば、長石50%、石灰石15%、カオリン10%、珪石25%から構成される。
上記調合比における基本となる化学成分は、ケイサンSiO272%、アルミナAl2O312.5%、石灰CaO9.4%、酸化カリウムK2O4.5%,酸化ナトリウムNa2O1.5%、等で構成され、焼成後に光沢を有する範囲とするが、苦土MgO,亜鉛華ZnO,バリアBaO等を含んでも良い。
光沢を有する基本組成の他、着色させる為に、酸化鉄FeO3、酸化銅CuO、酸化クロームCr2O3、酸化コバルトCoO、酸化ニッケルNiO,酸化マンガンMnO2の他に、これらの混合物または、陶磁器顔料を使うことがある。
本発明ノンスリップ床タイルの製造方法は、乾式または、湿式法によるタイルのプレス成型時に、図5、4´のように、溝のエッジ部分に極小の楔状の立ち上がりを設け、再プレスでその楔状の立ち上がり4´を押し込んで図6、エッジ4を形成するものである。
図4、1はタイル基材である、2はタイルの上面で平滑で輝きのあるものである。3は溝で、その上面と接する角がエッジ4で、本発明で最も重要なエッジである。このエッジ4は、90°以下の鋭角となっていて、溝3、との相乗効果で、床が濡れていて、その上を歩いても、ほとんどスリップすることがない。このことは、歩行時に靴の裏の物質が極わずかに、溝3に入り、エッジ4ですべりが抑制されるのである、このような効用は非常にすばらしいものではあるが、エッジ付の溝3を逆テーパーにする必要があることから、従来の製造技術では生産できなかった。
図面において、図1、図2、図3は、本発明ノンスリップ床タイルの製品図である。格子風、タイル風、石目風といろいろなデザインに構成される。
又、別の製法として、図7のように、タイルのプレス成型時に、750℃以下の温度で焼失する物質、例えばポリエチレンは500℃までに発火して焼失するし、750℃以下の温度で焼失するものであれば、タイルの焼成温度850℃以下であり好都合である。断面がアール形状または台形をしていて、ネット状、織物、紐などに構成された焼失体5を陶土と一緒にプレス成型し、該焼失体5がタイルの上面2に露出させた状態で、850℃から1,300℃の温度で焼成することで焼失体が消えて無くなり、その平滑表面に前記溝、図8、3を形成するものである。この溝3は、実施例1の溝3と同様、上面2との角にエッジ4が形成されるので、実施例1で説明したノンスリップ床タイルが製作されるのである
1 タイル本体
2 タイル上面
3 溝
4 エッジ
4´楔形突起
5 焼失体
2 タイル上面
3 溝
4 エッジ
4´楔形突起
5 焼失体
Claims (2)
- 表面が平滑な床タイルにおいて、その表面に適宜間隔を置いて、上面と接する両方のエッジ部分が逆テーパーとなっている溝が形成されていて、タイル上面の全体にわたり平滑な表面を形成したことを特徴とするノンスリップ床タイル。
- 前記表面の平滑部の縦横の各単体当りの寸法は数ミリから30ミリであって、その周りには、0.5ミリから10ミリの幅で、深さ1ミリから10ミリとした溝が適宜形成されていることを特徴とする請求項1に記載のノンスリップ床タイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003352048A JP2005113613A (ja) | 2003-10-10 | 2003-10-10 | ノンスリップ床タイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003352048A JP2005113613A (ja) | 2003-10-10 | 2003-10-10 | ノンスリップ床タイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005113613A true JP2005113613A (ja) | 2005-04-28 |
Family
ID=34543107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003352048A Pending JP2005113613A (ja) | 2003-10-10 | 2003-10-10 | ノンスリップ床タイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005113613A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220050341A (ko) * | 2020-10-16 | 2022-04-25 | 주식회사 스마트진 | 미끄럼 방지용 마루바닥재 제조용 경면판을 이용한 미끄럼 방지용 마루바닥재 제조방법 |
-
2003
- 2003-10-10 JP JP2003352048A patent/JP2005113613A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20220050341A (ko) * | 2020-10-16 | 2022-04-25 | 주식회사 스마트진 | 미끄럼 방지용 마루바닥재 제조용 경면판을 이용한 미끄럼 방지용 마루바닥재 제조방법 |
KR102442960B1 (ko) * | 2020-10-16 | 2022-09-14 | 주식회사 스마트진 | 미끄럼 방지용 마루바닥재 제조용 경면판을 이용한 미끄럼 방지용 마루바닥재 제조방법 |
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