JP2005108129A - 帳票情報認識装置、その制御方法、及びその制御プログラム - Google Patents

帳票情報認識装置、その制御方法、及びその制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 帳票に記録されたデータコードの情報を認識すると共に、帳票に手書き文字が記入されていた場合にその情報を認識し、その情報に従ってデータコードの情報を変更して出力する帳票情報認識装置において、不特定の人物が帳票に手書き文字を記入してデータコードの情報を不正に変更することを防止する。
【解決手段】 帳票の画像を読み取り(S602)、データコードの情報を認識し(S604)、画像に手書き文字列が含まれている場合(S607)、その情報を認識する(S609)。更に手書き文字列と予め記憶した特定の人物の手書き文字の画像の筆跡が一致するか照合して(S610)変更権限の有無を判定し(S611)、一致する場合はデータコードの情報を手書き文字列の情報に従って変更して(S615)出力する(S616)が、一致しない場合はデータコードの情報をそのまま出力する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、所定の情報をコード化したデータコードが記録された帳票の画像を読み取り、前記データコードの情報を認識する帳票情報認識装置、その制御方法、及びその制御プログラムに関するものである。
従来、小売店において、価格や商品番号などの商品情報をコード化したバーコードや2次元コードなどのデータコードが印刷された帳票を商品に貼付しておき、商品の販売時に、画像読み取り機能とデータコード認識機能を備えた会計処理装置により、その商品の帳票のデータコードの画像を読み取り、デコードして商品情報を認識し、会計処理を行うシステムが広く採用されている。
しかし、データコードは、一旦作成すると、書き込まれた情報を後から変更することは難しい。このため、例えば帳票を貼付した商品の値引きを行いたい場合など、帳票のデータコードの商品情報を変更したい場合には、データコードを新たに作成し直すか、データコードとは別に値引き率などが記載されたシールを貼るなどして変更情報を明示し、会計時に手作業で価格を変更するなどしていた。ところがデータコードを新たに作成する方法では、データコードを作成して再貼付するのに手間がかかってしまう。また、シール等を用いる方法では、データコードを新たに作成する手間は省けるものの、会計時にオペレータが変更情報を入力し直す必要があり、やはり手間がかかり、かつ誤入力する可能性がある。
このような問題を解決する帳票読み取り方法が下記の特許文献1で提案されている。それによると、住所、氏名、金額などの複数項目の内容情報を示す文字列のそれぞれと、これらの情報全体をコード化した2次元コードとが印刷された帳票を用い、所望の項目の内容情報を変更する場合、その項目の内容情報の文字列を見え消しするように訂正線を手書きで引き、その上側近傍に変更内容の文字列を手書きで記入する。そして、帳票の読み取り時に、2次元コードをデコードしてその情報を認識すると共に、訂正線を検出し、その上側近傍にある手書き文字列を変更内容として認識し、2次元コードから認識した情報の内で該当する項目(訂正線を引かれた項目)の情報を変更内容の情報に置き換えるようにしている。
特開2002−133358号公報
上記の特許文献1に記載された方法は、正規のオペレータのみが操作することができるデータベース等、帳票に手書き文字列を記入できる人物が限られているシステムにおいては有効である。しかし例えば小売店では、不特定多数の人が商品に貼付された帳票に手書き文字列を記入できる機会があり、悪意のある客などが帳票に手書き文字列を記入して、帳票のデータコードに含まれる価格情報などが不正に変更されるおそれがある。
また、特許文献1の方法では、帳票に住所、氏名、金額などの複数項目のそれぞれについて変更する手書き文字列を記入するスペースが必要であるが、小売店で使用される帳票は、データベースで用いられる帳票に比べてサイズが小さくなることが多い。そのサイズが小さいと、上記の複数項目の内容情報を示す印刷文字列のスペースも小さくなり、それぞれの手書き文字列の記入スペースも小さくなる。このため、小さなスペースに訂正線を正確に引くことが難しいと共に、手書き文字列も小さく書かざるを得ないので、帳票の読み取り時に訂正線ないし手書き文字列の誤認識をする可能性が高くなるという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その課題は、上述したデータコードが記録され、手書き文字を記入し得る帳票の画像を読み取り、データコードの情報を認識するとともに、手書き文字が記入されていた場合に手書き文字の情報を認識し、データコードの情報を手書き文字の情報に従って変更して出力する帳票情報認識装置、その制御方法、及びその制御プログラムにおいて、データコードの情報を変更する権限のない不特定の人物が帳票に手書き文字を記入してデータコードの情報を不正に変更することを防止できるようにすること、及び、手書き文字の情報の認識をより正確に行えるようにすることにある。
上記の課題を解決するため、本発明によれば、
所定の情報をコード化したデータコードが記録されるとともに、手書き文字を記入し得る帳票の画像を読み取り、前記画像に含まれるデータコードの情報を認識するとともに、前記画像に手書き文字が含まれていた場合に手書き文字の情報を認識し、データコードの情報を手書き文字の情報に従って変更して出力する帳票情報認識装置、その制御方法、及びその制御プログラムにおいて、
前記画像に手書き文字が含まれていた場合に、その手書き文字の画像と予め記憶した特定の人物の手書き文字の画像の筆跡が一致するか否か照合し、一致した場合は、認識したデータコードの情報を認識した手書き文字の情報に従って変更して出力し、一致しなかった場合はデータコードの情報をそのまま出力するようにした。
さらに、
認識した手書き文字に特定の文字が含まれているか否か検出し、特定の文字が含まれていた場合、その文字に応じて、データコードの情報の内で手書き文字の情報に従って変更する情報を選択する、
或いは、
読み取られた帳票の画像に特定のマークが含まれているか否か検出し、特定のマークが含まれていた場合、そのマークに応じて、データコードの情報の内で手書き文字の情報に従って変更する情報を選択するようにした。
本発明によれば、帳票に手書き文字が記入されている場合、その手書き文字と予め記憶した特定の人物の手書き文字の筆跡を照合し、一致する場合にのみ、データコードの情報を手書き文字の情報に従って変更して出力するようにしたので、データコードの情報を変更する権限のない不特定の人物が帳票に手書き文字を記入してデータコードの情報を不正に変更することを確実に防止することができる。
また、上記の特定の手書き文字、或いは特定のマークを帳票に記入することにより、データコードの情報の内で手書き文字の情報に従って変更する情報を選択することができ、これにより、従来のように帳票上でデータコードの各情報ごとに変更のための手書き文字の記入スペースを用意せずに、記入スペースをまとめて帳票のサイズの割に大きく取ることができ、手書き文字を大きく記入でき、訂正線の記入も不要になるので、手書き文字の情報の認識をより正確に行うことができる。
以下、貼付した図を参照して本発明の実施例を説明する。実施例の帳票情報認識装置では、例えば生鮮食料品を取り扱う小売店において、商品に貼付された図2に示すような生鮮食料品の帳票200の画像を読み取り、それに印刷された価格などの商品情報をコード化したデータコード202をデコードして商品情報を認識し、会計処理などを行う。データコード202の商品情報を変更する権限を持つ特定の人物が商品情報の内の例えば価格を変更する場合、図3或いは図4に示すように帳票200に変更する価格の手書き文字列(301或いは401)を記入する。このように手書き文字列が記入されている場合、データコード202の商品情報を認識すると共に手書き文字列の情報を認識し、手書き文字列の情報に従ってデータコード202の商品情報を変更するが、その前に、手書き文字列の筆跡を予め登録された上記特定の人物の筆跡と一致するか否か照合し、一致する場合にのみ商品情報を変更する。
図1は、本発明の実施例による帳票情報認識装置(以下、本装置という)の構成を示すブロック図である。
同図において、制御部101はマイクロプロセッサからなるCPUとして構成され、ROM103に格納された制御プログラムに従って本装置全体を制御し、後述する図6のフローチャートの制御手順で帳票情報の読み取り、認識処理を行う。
画像読取部102は、後述する図2〜図4に示すような帳票200の画像を読み取るスキャナなどからなる画像読取手段である。
ROM103は制御部101が実行する制御プログラムなどのデータを格納している。
表示部104は、本装置で認識された帳票の商品情報などを表示する。
キー入力部105は、本装置の操作者が操作して各種情報のキー入力を行う。
RAM106は、各種データを格納して記憶するが、その内部には、後述する帳票情報の認識処理を行うための各種データを格納して記憶する以下のデータ格納部107〜112が設けられている。
画像データ格納部107には、画像読取部102により読み取られた帳票の画像が格納され保存される。
商品情報格納部108には、制御部101が画像データ格納部107に格納された帳票の画像に含まれるデータコードをデコードして認識した結果の商品情報などの情報が格納され記憶される。
文字画像格納部109には、制御部101が画像データ格納部107に格納された帳票の画像に含まれる手書き文字列の画像から1文字ずつ切り出す手書き文字のそれぞれの画像が格納され記憶される。
文字データ格納部110には、制御部101が文字画像格納部109に格納された手書き文字のそれぞれの画像から手書き文字を認識した結果の文字コードのデータ列(文字データ列と呼ぶ)が格納される。
筆跡データ格納部111には、後述のように制御部101が手書き文字の記入により商品情報を変更する権限の有無を手書き文字の筆跡の照合で判定するために、変更権限を有する特定の人物の特定の手書き文字の画像データが筆跡データとして格納され登録される。
アドレスデータ格納部112には、後述のように、商品情報格納部108に格納された複数項目の商品情報の内で変更する情報のアドレスデータが格納される。
次に、図2は、本装置で画像を読み取って商品情報を認識する帳票の一例として生鮮食料品(ここではポテトサラダ)の帳票200を示している。
この帳票200では、その長方形の枠201内の上部左側に、後述する図5のデータテーブル500に示す複数項目の商品情報などの情報のデータをコード化したデータコード(2次元コード)202が印刷されており、その右隣りの情報表示領域203には、商品情報の内の商品名、価格、賞味期限を示す文字列が印刷されている。また、その下側には、それぞれ横方向に沿って上下に平行に対向した2本の線分204,205が印刷されており、これに挟まれた領域が手書き文字列を記入する手書き文字列領域206となっている。また、線分205の下側に沿った領域は、チェックボックス領域207となっており、「1」〜「7」の番号の数字を付された7個の正方形のチェックボックスが印刷されている。これは後述のようにデータコード202の複数項目の商品情報の内で手書き文字列の情報に従って変更する商品情報を選択するためのものである。さらに枠201の四隅には、帳票200の端部を識別し、向きを識別するための帳票端識別マーク208〜211が印刷されている。
この帳票200において商品情報の内の価格を手書きで変更する場合は図3或いは図4に示すようする。
図3の例では、手書き文字列領域206に変更価格を示す「100円」という「円」を含む手書き文字列301を記入している。「円」の文字の存在により、後述のように手書き文字列301の情報に従って変更するデータコード202の商品情報が価格に選択される。また、情報表示領域203に印刷された「270円」という価格の印刷文字列を塗りつぶす太い塗りつぶし線分302を手書きで記入しており、これによって価格が変更されたことを視覚的に示されている。なお、塗りつぶし線分302は本装置の帳票情報処理には関係せず、消費者に価格の変更を示すだけのものである。
図4の例では、手書き文字列領域206に変更価格の数値を示す「100」の手書き文字列401だけ記入し、「円」は記入しない。その代わりにチェックボックス領域207内の「7」番のチェックボックス402を塗りつぶしている。このチェックボックス402の塗りつぶしによるマークの存在により、後述のように手書き文字列401の情報に従って変更するデータコード202の商品情報が価格に選択される。なお、塗りつぶし線分302の記入は図3の例と同様である。
次に、図5は、帳票200のデータコード202に含まれる商品情報などの内容をデータテーブル500として示している。この内容の情報は、帳票200の画像を読み取って画像に含まれるデータコード202をデコードする処理により得られ、商品情報格納部108に格納される。テーブル500の列508のデータは商品情報のデータであり、列508において行501は商品の製造者、行502は製造者の住所、行503は商品名、行504は賞味期限の「月」、行505は賞味期限の「日」、行506は賞味期限の「時」、行507は商品の価格のデータである。
ところで、前述のように帳票に記入された手書き文字列の情報に従って商品情報のデータを変更する場合に、上記の複数項目の商品情報のデータの内でどの項目のデータを変更するか選択するために、列509及び列510に示される検索キー1及び2のデータを使用する。
列509の検索キー1のデータとしては特定の文字を用いる。ここでは行504の「月」、行505の「日」、行506の「時」、行506の「円」を用い、これらは順に商品情報の列508でそれぞれ同じ行である賞味期限の「月」、賞味期限の「日」、賞味期限の「時」、価格に関連付けられ、これらを選択するために用いられる。
すなわち、本装置では、帳票200の手書き文字列領域206に手書き文字列が記入されている場合、その認識処理で得られた文字データ列の最後尾の文字を検索キーとして、その文字が列509の検索キー1の4文字のいずれかに該当するか検索し、該当する場合に、列508の商品情報においてその文字に対応する項目の商品情報を変更するものとして選択する。例えば、図3の手書き文字列301を文字データ列化した場合、最後尾にある文字データ「円」を列509の検索キー1内で検索し、「円」のデータ512が該当するので、列509の商品情報においてデータ512と同じ行507で対応するデータ511すなわち価格の項目のデータを変更すべきデータとして選択する。
また、列510の検索キー2のデータとしては、帳票200のチェックボックス領域207の7つのチェックボックスの番号「1」〜「7」の数字データを用いる。これらは順に商品情報の列508でそれぞれ同じ行である商品の製造者、住所、商品名、賞味期限の「月」、賞味期限の「日」、賞味期限の「時」、価格に関連付けられ、これらを選択するために用いられる。
すなわち本装置では、上述した検索キー1の検索で該当するものが検索できなかった場合に、帳票200の画像からチェックボックス領域207の内で塗りつぶされたチェックボックスの有無を検出する。そして、塗りつぶされたチェックボックスという特定のマークを検出した場合には、そのチェックボックスの番号を検索キーとして用い、テーブル500上で列510の検索キー2の内で該当する番号を検索し、列508の商品情報の内で検索キー2の該当する番号と同じ行で対応する項目のデータを変更するものとして選択する。例えば、図4の例では「7」番のチェックボックス402が塗りつぶされているため、列510で「7」を検索し、列508の商品情報の内で、列510の「7」のデータ513がある行507の項目のデータ511すなわち価格のデータを変更すべきデータとして選択する。
次に、上述した帳票200への手書き文字列の記入による商品情報の変更を含めた本装置による帳票情報の認識処理の動作を図6により説明する。図6は同処理を行うための制御部(CPU)101の制御手順を示すフローチャートであり、この制御手順に対応する制御プログラムがROM103に格納され、制御部101により実行される。
まず、ステップS601において認識処理を開始した後、ステップS602で画像読取部102により図2〜図4で説明した帳票200の表面の画像を読み取り、その画像データを画像データ格納部107に格納する。
ステップS603では、格納された画像データを走査し、帳票端識別マーク208〜211が読み取った画像中に存在するか否か検出する。4つのマーク208〜211が1つでも検出されない場合には、画像読取部102と帳票200との位置関係が不適切で、読み取った帳票200の画像が不完全であると判断し、再度ステップS602の画像読み取り処理を行う。
マーク208〜211が全て検出された場合にはステップS604へ進む。なお、ここでマーク208〜211の位置関係から、画像データ格納部107に格納されている帳票200の画像の傾きを検出し、傾きが検出された場合には画像データを補正して再度画像データ格納部107に格納する。
ステップS604では、画像データ格納部107内の帳票200の画像データを帳票200の上側から下側に向かって走査し、帳票の枠201内に存在するデータコード202を検出してデコードし、それにより認識した商品情報などのデータを図5のテーブル形式で商品情報格納部108に格納する。
ステップS605では、更に帳票200の画像データを下側へ走査して線分204を検出し、それ以下で線分205が検出されるまでの区間を手書き文字列領域206と認識して処理を進める。
ステップS606では、手書き文字列領域206内から図3又は図4の手書き文字列301又は401のような手書き文字列の存在の検出を行い、ステップS607で手書き文字列の有無を判定する。
手書き文字列が無かった場合、商品情報格納部108に格納された商品情報の変更はないと判断し、ステップS616に進んで商品情報格納部108に格納されている商品情報を表示部104や不図示のホストコンピュータなどに出力する。すなわち、この場合、商品情報を変更せずにそのまま出力する。
一方、手書き文字列領域206内で手書き文字列の存在が確認された場合には、ステップS608で画像処理により手書き文字列の画像から文字単位の画像切り出しを行い、文字画像格納部109に格納する。
ステップS609では、文字画像格納部109に格納された文字画像のそれぞれの文字認識処理を行って、文字データ列に変換し、文字データ格納部110に格納する。
ステップS610では、文字画像格納部109に格納された手書き文字列の文字画像のそれぞれと、筆跡データ格納部111に予め登録格納されている商品情報の変更権限がある特定人物の手書き文字の画像の筆跡が一致するか否か照合する処理を行う。そして、ステップS611において、前記照合の結果、筆跡が一致しないと判定された場合には、商品情報の変更権限のない者が手書き文字列の記入で不正に商品情報を変更しようとしたものと判断し、ステップS616に進んで商品情報格納部108に格納されている商品情報を表示部104やホストコンピュータに出力する。すなわち、この場合、商品情報を変更せずにそのまま出力する。
また、ステップS611において、筆跡が一致すると判定された場合には、商品情報の変更権限がある特定の人物が手書き文字列を記入したと判断し、ステップS612に進む。
ステップS612では、複数項目の商品情報の内で変更すべき項目の情報を選択するため、文字データ格納部110に格納されている文字データ列の最後尾にある文字データを検索キー1とし、それと合致するものを、図5のテーブル500の列509の検索キー1から検索し、検索された場合にはステップS613の処理を行う。
ステップS613では、列509から検索された検索キー1を元に、列508において変更すべき商品情報を選択し、その情報が格納されている商品情報格納部108上のアドレスのデータをアドレスデータ格納部112に格納する。
例えば図3の帳票200の場合、手書き文字列301の文字データ列は、「100円」であるから、ステップS612で最後尾の「円」を検索キー1とし、列509の検索キー1から合致するものとして、価格の項目の「円」のデータ512が検索される。そして、ステップS613で列508の商品情報のデータにおいてデータ512と同じ行507の価格の「270」のデータ511を変更するものとして選択し、商品情報格納部108上のデータ511のアドレスデータをアドレスデータ格納部112に格納する。その後、後述のステップS614に進む。
一方、ステップS612において、図4の手書き文字列401の場合のように、手書き文字列の最後尾に列509の検索キー1に該当する文字が存在しなかった場合には、ステップS619において、帳票の画像データを更に走査し、線分205を検出して手書き文字列領域206の終端を認識し、それ以降は、チェックボックス領域207であると認識して処理を進める。
ステップS620では、チェックボックス領域207の画像データを走査し、塗りつぶされたチェックボックスの検出を行う。そして、ステップS621で塗りつぶされたチェックボックス、すなわち番号が検索キー2となるチェックボックスが検出されたか否か判定し、検出されなかった場合は、検索キー1,2が共に得られず、変更する商品情報を選択することができないので、ステップS616に進み、商品情報格納部108に格納されている商品情報を出力する。すなわち、この場合、商品情報を変更せずにそのまま出力する。
また、塗りつぶされたチェックボックスが検出された場合は、ステップS622において、何番目のチェックボックスが塗りつぶされているかをチェックボックスの座標から認識して、その番号を検索キー2として認識し、それと合致するものを、図5のテーブル500の列510の検索キー2から検索する。
ステップS623では、列510から検索された検索キー2を元に、複数項目の商品情報の内で変更すべき項目の情報を選択し、商品情報格納部108上のその情報のデータのアドレスをアドレスデータ格納部112に格納する。
例えば図4の帳票200の場合、ステップS622において、チェックボックス領域207の7番目のチェックボックス402が塗りつぶされていることを認識し、テーブル500の列510の検索キー2の内で7番目の「7」のデータ513を検索し、列508の商品情報の内でデータ513と同じ行507で対応する「価格」の「270」のデータ511を選択し、商品情報格納部108上のデータ511のアドレスをアドレスデータ格納部112に格納する。その後、ステップS614に進む。
ステップS614では、ステップS609で文字データ化され文字データ格納部110に格納されている手書き文字の文字データ列を表示部104に表示し、変更する商品情報に誤りがないか本装置の操作者に確認させ、誤りがあればキー入力部105の入力によって変更(修正)させる。変更された文字データ列は文字データ格納部110に格納(上書き)する。
ステップS615では、商品情報格納部108上でアドレスデータ格納部112に格納されているアドレスデータで示されるアドレス、すなわちステップS613又はステップS623で選択された変更する項目の商品情報のデータのアドレスに対して、文字データ格納部110に格納されている文字データ列を格納(上書き)する。こうして、商品情報格納部108に格納された複数項目の商品情報の内で変更を選択された項目の情報のデータが文字データ格納部110に格納されている文字データ列に変更される。図3または図4の帳票の場合、テーブル500の複数項目の商品情報の内で価格のデータ511の「270」が「100」に変更されることになる。
ステップS616では、商品情報格納部108に格納された商品情報を表示部104やホストコンピュータなどに出力する。ステップS617では、商品情報格納部108に格納されている商品情報を元に、会計処理を行い、ステップS618で処理を終了する。
以上のような本実施例によれば、帳票情報の認識処理において、帳票200に商品情報を変更するための手書き文字列が記入されている場合、その手書き文字列の画像と、予め登録された商品情報の変更権限を有する特定人物の手書き文字の画像の筆跡が一致するか照合し、一致する場合にのみ、データコード202から認識した商品情報を手書き文字列から認識した情報に従って変更するようにしたので、商品情報の変更権限のない不特定の人物が帳票200に手書き文字列を記入して価格などの商品情報を不正に変更することを確実に防止することができる。
また、帳票200に記入する手書き文字列に検索キー1となる「円」などの特定の文字を含ませること、あるいはチェックボックス領域207の7個のチェックボックスのいずれかを塗りつぶして正方形のマークを記入することにより、データコード202の複数項目の商品情報の内で手書き文字列により変更したい項目の情報を選択できるので、特許文献1のように、複数項目の情報毎に手書き文字列を記入するスペースを設けずに済み、訂正線の記入も不要である。そして、手書き文字列の記入スペースを手書き文字列領域206の1つにまとめることができ、帳票200のサイズの割に手書き文字列の記入スペースを大きくとれ、手書き文字列を比較的大きく記入することができる。従って、手書き文字列の情報の認識をより正確に行なうことができる。
なお、手書き文字列領域206は、線分204,205に挟まれたものに限らず、例えば長さがより短い矩形領域としても良く、それぞれのスペースが小さくなるが複数の領域としてもよい。複数にすれば複数の商品情報を手書き文字例の記入で変更できる。また、検索キー2の特定方法は、チェックボックスの塗りつぶしという特定マークの記入以外の方法に限らず、例えば、検索キー2を示す番号を手書きで記入し、それを画像処理で認識して文字データ化したものを用いる方法などが考えられる。
また、本装置では、帳票情報認識処理を行うための制御プログラムはROM103に格納するものとしたが、他の記憶媒体に格納しておき、そこからRAM106に転送して実行するようにしてもよい。他の記憶媒体としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−I、CD−R、CD−RW、DVD、ZIP、磁気テープ、あるいは不揮発性のメモリカードなどを用いることができる。
なお、上記の制御プログラムは、それのみにより帳票情報認識処理の全体がなされるものでなくてもよく、制御部(CPU)101、ROM103、RAM106などからなる本装置のコンピュータシステム上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフトなどと共同して帳票情報認識処理を行うものとしてもよい。
また、本装置に機能拡張ボードや機能拡張ユニットが接続されるものとして、上記の制御プログラムが機能拡張ボードや機能拡張ユニットのメモリに格納され、機能拡張ボードや機能拡張ユニットのCPUが帳票情報認識プログラムを実行して、帳票情報認識処理が行われるものとしてもよい。
また、本装置では、CPUである制御部101がデータコード202のデコードや手書き文字列の認識などを行うものとしたが、これらの処理のそれぞれを行う専用のハードウェアを設けるものとしてもよい。
本発明は、実施例で説明した商品情報をコード化したデータコードを記録した帳票の情報の認識を行う装置に限らず、商品情報以外の情報をコード化したデータコードを記録した帳票の情報の認識を行う装置にも適用できることは勿論である。
本発明の実施例の帳票情報認識装置の構成を示すブロック図である。 帳票の一例を示す説明図である。 手書き文字列を記入した帳票の一例を示す説明図である。 手書き文字列を記入した帳票の他の例を示す説明図である。 帳票に印刷されたデータコードの情報の内容を示すデータテーブルの表図である。 実施例の装置が行う帳票情報認識処理の制御手順を示すフローチャート図である。
符号の説明
101 制御部
102 画像読取部
103 ROM
104 表示部
105 キー入力部
106 RAM
107 画像データ格納部
108 商品情報格納部
109 文字画像格納部
110 文字データ格納部
111 筆跡データ格納部
112 アドレスデータ格納部
200 帳票
202 データコード
203 情報表示領域
206 手書き文字列領域
207 チェックボックス領域
208〜211 帳票端識別マーク
301,401 手書き文字列
500 データコードの内容のデータテーブル
501〜507 データテーブルの行
508 商品情報の列
509 検索キー1の列
510 検索キー2の列

Claims (9)

  1. 所定の情報をコード化したデータコードが記録されるとともに、手書き文字を記入し得る帳票の画像を読み取る画像読取手段と、
    読み取られた帳票の画像に含まれるデータコードの情報を認識するデータコード認識手段と、
    読み取られた帳票の画像に手書き文字が含まれていた場合に手書き文字の情報を認識する手書き文字認識手段と、
    特定の人物の手書き文字の画像情報を記憶する記憶手段と、
    読み取られた帳票の画像に手書き文字が含まれていた場合に、その手書き文字の画像と前記記憶手段に記憶された手書き文字の画像の筆跡が一致するか否か照合する照合手段を有し、
    前記照合手段による照合で筆跡が一致した場合は、前記データコード認識手段により認識されたデータコードの情報を前記手書き文字認識手段により認識された手書き文字の情報に従って変更して出力し、筆跡が一致しなかった場合は前記データコードの情報をそのまま出力することを特徴とする帳票情報認識装置。
  2. 前記手書き文字認識手段により認識された手書き文字に特定の文字が含まれているか否か検出する検出手段を有し、
    前記特定の文字が含まれていた場合、その文字に応じて、データコードの情報の内で手書き文字の情報に従って変更する情報を選択することを特徴とする請求項1に記載の帳票情報認識装置。
  3. 読み取られた帳票の画像に特定のマークが含まれているか否か検出する検出手段を有し、
    前記特定のマークが含まれていた場合、そのマークに応じて、データコードの情報の内で手書き文字の情報に従って変更する情報を選択することを特徴とする請求項1に記載の帳票情報認識装置。
  4. 所定の情報をコード化したデータコードが記録されるとともに、手書き文字を記入し得る帳票の画像を読み取り、前記画像に含まれるデータコードの情報を認識するとともに、前記画像に手書き文字が含まれていた場合に手書き文字の情報を認識し、データコードの情報を手書き文字の情報に従って変更して出力する帳票情報認識装置の制御方法であって、
    前記画像に手書き文字が含まれていた場合に、その手書き文字の画像と予め記憶した特定の人物の手書き文字の画像の筆跡が一致するか否か照合し、一致した場合は、認識したデータコードの情報を認識した手書き文字の情報に従って変更して出力し、一致しなかった場合はデータコードの情報をそのまま出力することを特徴とする帳票情報認識装置の制御方法。
  5. 認識した手書き文字に特定の文字が含まれているか否か検出し、特定の文字が含まれていた場合、その文字に応じて、データコードの情報の内で手書き文字の情報に従って変更する情報を選択することを特徴とする請求項4に記載の帳票情報認識装置の制御方法。
  6. 読み取られた帳票の画像に特定のマークが含まれているか否か検出し、特定のマークが含まれていた場合、そのマークに応じて、データコードの情報の内で手書き文字の情報に従って変更する情報を選択することを特徴とする請求項4に記載の帳票情報認識装置の制御方法。
  7. 所定の情報をコード化したデータコードが記録されるとともに、手書き文字を記入し得る帳票の画像を読み取る画像読取工程と、
    読み取られた帳票の画像に含まれるデータコードの情報を認識するデータコード認識工程と、
    読み取られた帳票の画像に手書き文字が含まれていた場合に手書き文字の情報を認識する手書き文字認識工程と、
    読み取られた帳票の画像に手書き文字が含まれていた場合に、その手書き文字の画像と予め記憶した特定の人物の手書き文字の画像の筆跡が一致するか否か照合する照合工程と、
    前記照合工程における照合で筆跡が一致した場合は、前記データコード認識工程で認識されたデータコードの情報を前記手書き文字認識工程で認識された手書き文字の情報に従って変更して出力し、筆跡が一致しなかった場合は前記データコードの情報をそのまま出力する工程、
    を実行するための制御手順を含むことを特徴とする帳票情報認識装置の制御プログラム。
  8. 認識した手書き文字に特定の文字が含まれているか否か検出する工程と、
    特定の文字が含まれていた場合、その文字に応じて、データコードの情報の内で手書き文字の情報に従って変更する情報を選択する工程、
    を実行するための制御手順を含むことを特徴とする請求項7に記載の帳票情報認識装置の制御プログラム。
  9. 読み取られた帳票の画像に特定のマークが含まれているか否か検出する工程と、
    特定のマークが含まれていた場合、そのマークに応じて、データコードの情報の内で手書き文字の情報に従って変更する情報を選択する工程、
    を実行するための制御手順を含むことを特徴とする請求項7に記載の帳票情報認識装置の制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009119489A1 (ja) * 2008-03-24 2009-10-01 シャープ株式会社 情報表示装置および情報読取装置
JP2013008305A (ja) * 2011-06-27 2013-01-10 Toshiba Tec Corp 読取装置、商品販売情報処理装置及び制御プログラム

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