JP2005104709A - ワーク搬送装置 - Google Patents

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浩 古田
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Abstract

【課題】 上流側におけるワークの降ろし作業に連動して搬送手段を停止させる必要がないばかりではなく、ワークに損傷を与える危険性もないとともに、安定した駆動状態を継続的に保証することができる新規なワーク搬送装置を提供する。
【解決手段】 ワークが載置される複数のワーク支持部材35には、一方の係合部材25に係合するとともに該一方の係合部材25との係合状態が解除される方向に移動自在となされた他方の係合部材43と、後続するワーク支持部材35に形成された他方の係合部材43と上記一方の係合部材25との係合状態を解除する解除部材48,49とが形成されてなるとともに、上記ワーク支持部材35に載置されたワークの積降位置Sには、上記無端ベルト20に形成された一方の係合部材25とワーク支持部材35に形成された他方の係合部材43との係合状態を解除するステーション側解除部材65が設けられてなる。
【選択図】 図10

Description

本発明は、所定の位置から他の位置までにワークを搬送するワーク搬送装置に関するものである。
従来、自動車や家電製品等の組立工場や荷物の搬入搬出等においては、ワークを搬送するための各種のワーク搬送装置が使用されている。これらのワーク搬送装置は、ベルトコンベアー,ローラーコンベアー等が周知であるが、ワークを載置するワーク支持部材ないしは載置台を、駆動手段により上流側に走行させ、上流側において載置されたワークを下流側まで搬送するタイプのワーク搬送装置も使用されている。ところで、こうしたワーク搬送装置では、上流側で載置されたワークは、所定の駆動速度により順次下流側に搬送されるものであり、下流側においてワーク支持部材等からワークを降ろす際に時間を要する場合には、一時上記駆動手段を停止させる必要がある。しかし、このように駆動手段を停止させることは、上流側においてワークを積む(ワーク支持部材等にワークを載置する)作業も停止されることとなり作業の効率性は著しく阻害される。そこで、こうした作業の効率性を向上させる手段として、ワークの搬送ルートの中途部に、ストッパーを昇降自在に配置し、このストッパーにより後続するワークが上流側に搬送されることを防止するものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2000−247411
しかしながら、上述したワーク搬送装置では、ワークの搬送ルートの下方から上昇するストッパーにより、後続するワークの搬送が停止されるものであることから、ストッパーの上昇により該ストッパーとワークとが衝突し、この衝突によりワークが破損する危険性があるばかりではなく、ワークの形状によっては該ワークとストッパーとが係合してしまい、以後ワークの搬送が不能になるおそれもある。
そこで、本発明は、上述した従来のワーク搬送装置が有する課題を解決するために提案されたものであって、上流側におけるワークの降ろし作業に連動して搬送手段を停止させる必要がないばかりではなく、ワークに損傷を与える危険性もないとともに、安定した駆動状態を継続的に保証することができる新規なワーク搬送装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、第1の発明(請求項1記載の発明)は、ワークが載置される複数のワーク支持部材と、これら複数のワーク支持部材の走行方向の左側に形成され各ワーク支持部材を走行方向にガイドする左ガイド部材と、上記各ワーク支持部材の右側に形成され各ワーク支持部材を走行方向にガイドする右ガイド部材と、上記各ワーク支持部材を走行させるとともに駆動プーリと従動プーリとの間に掛け渡された無端ベルトと、この無端ベルトを走行駆動させる駆動部とを備えた搬送装置であって、上記無端ベルトは、上記左ガイド部材と右ガイド部材との間に配置されてなるとともに、この無端ベルトには、一方の係合部材が複数固定されてなり、上記ワーク支持部材には、上記一方の係合部材に係合するとともに該一方の係合部材との係合状態が解除される方向に移動自在となされた他方の係合部材と、後続するワーク支持部材に形成された他方の係合部材と上記一方の係合部材との係合状態を解除する解除部材とが形成されてなるとともに、上記ワーク支持部材に載置されたワークの積降位置には、上記無端ベルトに形成された一方の係合部材とワーク支持部材に形成された他方の係合部材との係合状態を解除するステーション側解除部材が設けられてなることを特徴とするものである。
この第1の発明では、左ガイド部材と右ガイド部材とにガイドされながら走行するワーク支持部材は、該ワーク支持部材に形成された他方の係合部材と係合する一方の係合部材が形成された無端ベルトの走行により上流側に走行する。そして、上記ワーク支持部材が、ワークの積降位置(ステーション)に到達すると、上記ステーション側解除部材により、それまで互いに係合していた一方の係合部材と他方の係合部材との係合状態は解除され、上記ワーク支持部材はワークの積降位置にて停止する。このとき、無端ベルトは停止することなく走行を継続していることから、後続のワーク支持部材はそれまでと同じ速度で上流側に走行する。そして、停止しているワーク支持部材に接近すると、該停止しているワーク支持部材に形成された解除部材により、上記一方の係合部材と他方の係合部材との係合状態が解除され、停止しているワーク支持部材の後方で停止する。こうした順序で、この2番目に停止したワーク支持部材に後続するワーク支持部材も途中まで走行した後に順次停止する。なお、この第1の発明を構成する無端ベルトは、チェーンベルト,帯状のベルト等を指すものであり、駆動プーリと従動プーリとの間に掛け渡された無端のベルトであれば、特にその素材や形状が限定されるものではない。
また、第2の発明(請求項2記載の発明)は、上記第1の発明において、前記ワークは、それぞれ左右両側において連結部材を介して連結された複数のワーク支持部材群からなるワーク支持体上に載置され搬送されるよう構成されてなり、前記他方の係合部材は、このワーク支持体の最も走行方向に位置するワーク支持部材のみに形成されてなるとともに、前記解除部材は、該ワーク支持体の走行方向とは逆方向に位置するワーク支持部材のみに形成されてなることを特徴とするものである。
この第2の発明では、連結部材を介して連結された複数のワーク支持部材群からワーク支持体が構成されており、このワーク支持体上にワークが載置されるように構成されてなるものである。また、この発明では、前記他方の係合部材は、このワーク支持体の最も走行方向に位置するワーク支持部材のみに形成されてなるとともに、前記解除部材は、該ワーク支持体の走行方向とは逆方向に位置するワーク支持部材のみに形成されてなることから、ワーク支持体が駆動部の駆動により走行方向(下流側)に走行し、ワークの積降位置に到ると、前記ステーション側解除部材により、最も走行方向に位置するワーク支持部材に配置された他方の係合部と無端ベルトに固定された一方の係合部との係合状態が解除される。このとき、上記ワーク支持体を構成する他のワーク支持部材は、無端ベルトとは係合していないことから、ワーク支持体全体が停止する一方、無端ベルトの走行は継続される。やがて、上記ワーク支持体に後続する別のワーク支持体が、上記停止したワーク支持体に接近すると、後続するワーク支持体を構成する最も走行方向に位置するワーク支持部材に配置された他方の係合部と無端ベルトに固定された一方の係合部との係合状態が解除され、この結果、該後続するワーク支持体は停止する。
また、第3の発明(請求項3記載の発明)は、上記第1又は第2の発明において、前記ワーク支持部材に形成された他方の係合部材は、平常時には前記一方の係合部材に係合可能な位置とされてなるとともに、前記解除部材及びステーション側解除部材の双方により該一方の係合部材方向とは逆方向に移動可能とされてなることを特徴とするものである。
また、第4の発明(請求項4記載の発明)は、前記第1,第2又は第3の発明において、前記ワーク支持部材に形成された他方の係合部材は、左右流端側が回動可能に支持されてなるとともに、平常時には前記一方の係合部材に係合可能な位置とされてなる一方、前記解除部材及びステーション側解除部材の双方には、前記無端ベルトの走行により徐々に接近する上記他方の係合部材を前記一方の係合部材とは離れる方向にガイドするガイド面を備え、上記無端ベルトの走行に連動して自動的に上記一方の係合部材と他方の係合部材との係合が解除されるよう構成されてなることを特徴とするものである。
第1の発明(請求項1記載の発明)によれば、ワークの積降位置においてワーク支持部材が停止した場合であっても、このワーク支持部材の停止に連動して後続する(上流側の)ワーク支持部材が全て停止されることがない。したがって、このワーク搬送装置によれば、上流側における作業の停止を余技なくされることがない。また、この発明では、ワーク支持部材の停止は、ステーション側解除部材又は停止したワーク支持部材の後部に形成された解除部材により、無端ベルトに形成された一方の係合部材とワーク支持部材に形成された他方の係合部材との係合状態を解除することによりなされるものであって、これらの解除部材がワークに直接当たるものではないことから、ワークに損傷を与える危険性がないとともに、ワークと解除部材との係合等により該ワーク支持部材の走行が停止してしまう等の不都合もなく、安定した駆動状態を保証することができる。
また、第2の発明(請求項2記載の発明)では、複数のワーク支持部材群からなるワーク支持体上に載置され搬送されるよう構成されてなることから、上記第1の発明による効果に加えて、大型のワークを搬送することができるばかりではなく、個々のワーク支持部材を細長い形状となすことができ、ひいては、これらのワーク支持部材が、駆動プーリや従動プーリの径に対応して円弧状に走行する際においても、がたつくことがなくスムーズに走行させることができる。
また、第3の発明(請求項3記載の発明)では、他方の係合部材は、平常時には、無端ベルトに固定された一方の係合部材に係合可能な位置とされていることから、一方の係合部材は無端ベルトの走行により自動的に他方の係合部材に係合することから、該一方の係合部材と他方の係合部材とを係合させるために特別な装置や器具が構成要素とされることがなく、装置の簡素化を実現することができる。
また、第4の発明(請求項4記載の発明)では、解除部材及びステーション側解除部材の双方には、前記無端ベルトの走行により徐々に接近する上記他方の係合部材を前記一方の係合部材とは離れる方向にガイドするガイド面を備え、上記無端ベルトの走行に連動して自動的に上記一方の係合部材と他方の係合部材との係合が解除されるよう構成されてなることから、より一層ワークに損傷を与えることがなく、且つ、確実に後続するワーク支持部材又はワーク支持体の走行を停止することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態に付いて、図面を参照しながら詳細に説明する。
このワーク搬送装置1は、図1に示すように、Sとして示す位置がワークを積み込む一方のステーションであり、この一方のステーションSで積み込まれたワークをSとして示す位置に搬送するものである。そしてこの搬送装置1は、水平に形成された左ガイドレール2と、この左ガイドレール2に平行に配置された右ガイドレール3とを備えている。なお、上記左ガイドレール2は、本発明を構成する左ガイド部材であり、上記右ガイドレール3は、本発明を構成する右ガイド部材である。そして、これら左ガイドレール2は、多数の左側脚部4の上端側中途部に固定され、上記右ガイドレール3は、上記左側脚部4の固定位置に対応した位置に固定された右側脚部5の上端側中途部5に固定されている。なお、上記左側脚部4と右側脚部5とは、水平フレーム6により連結されている。また、上記左ガイドレール2は、図2に示すように、後述するワーク支持体を構成する車輪が転動する上側レール部2aと、この上側レール部2aの下方に形成され該上側レール部2aと平行とされてなるとともに上記車輪が転動する下側レール部2bとを備えている。なお、上記上側レール部2aは、後述する従動プーリ側から駆動プーリ側にワークを載置した状態で走行する各ワーク支持部材をガイドする部位であり、上記下側レール部2bは、上記他方のステーションSの位置においてワークが降ろされた後に、ワーク支持部材が反転された状態で駆動プーリ側から従動プーリ側に走行する該ワーク支持部材をガイドする部位である。また、上記右ガイドレール3は、図2に示すように、後述するワーク支持体を構成する車輪が転動する上側レール部3aと、この上側レール部3aの下方に形成され該上側レール部3aと平行とされてなるとともに上記車輪が転動する下側レール部3bとを備えている。なお、上記上側レール部3aは、後述する従動プーリ側から駆動プーリ側にワークを載置した状態で走行する各ワーク支持部材をガイドする部位であり、上記下側レール部3bは、上記他方のステーションSの位置においてワークが降ろされた後に、ワーク支持部材が反転された状態で駆動プーリ側から従動プーリ側に走行する該ワーク支持部材をガイドする部位である。
そして、このワーク搬送装置1の下流側(図1中、右側)には、駆動プーリ7が回転可能に配置され、上流側(図1中、左側)には、従動プーリ8が回転可能に配置されている。上記駆動プーリ7は、図3に示すように、下流側支持フレーム9,10を介して支持された駆動モータ11に接続されている。また、上記従動プーリ8は、図4に示すように、中心に支軸12が固定され、この支軸12の左右両端は、それぞれ上流側支持フレーム15,16に固定された軸受17,18により回転可能に支持されている。そして、上記駆動プーリ7と従動プーリ8にはチェーンベルト20が掛け渡されている。このチェーンベルト20は、本発明を構成する無端ベルトである。なお、上記駆動プーリ7及び従動プーリ8は、それぞれ上記左ガイドレール2と右ガイドレール3との間(このワーク搬送装置1の中央)に配置されてなるものであり、したがって、このワーク搬送装置1においては、上記チェーンベルト20は、後述するワーク支持部材の走行方向の中央を走行するように構成されている。
このチェーンベルト20は、図8に示すように、個々のコマ20aとコマ20aとは連結軸20bにより回動自在に連結されてなるとともに、該連結軸20bには一つ置きに車輪20cが配置されている。そして、上記チェーンベルト20には、上記コマ20aに固定された図示しない固定金具を介してチェーン側係合部材25が複数固定されている。なお、このチェーン側係合部材25は、本発明を構成する一方の係合部材である。これらチェーン側係合部材25は、上記チェーンベルト20の長さ方向に長さを有する基部25aとこの基部25aの中央から上方に起立してなる起立部25bとからそれぞれ構成されている。
そして、このワーク搬送装置1では、図1に示すように、ワーク支持体35が複数配置されている。このワーク支持体35は、図5に示すように、最も下流側に配置された第1のワーク支持部材32と、この第1のワーク支持部材32の上流側に配置された第2のワーク支持部材33と、この第2のワーク支持部材33の上流側に配置された第3のワーク支持部材34を備えている。上記第1乃至第3のワーク支持部材32,33,34は、それぞれ上記左ガイドレール2側に配置された左台座部32a,33a,34aと、上記右ガイドレール3側に配置された右台座部32b,33b,34bと、それぞれ左端は上記左台座部32a,33a,34a上に固定され、右端は上記右台座部32b,33b,34b上に固定され上面には図示しないワークが載置されるフレーム部32c,33c,34cを備えている。そして、上記第1のワーク支持部材32を構成するフレーム部32cの正面には、図10及び図11に示すように、正面板36の上端側が固定され、この正面板36には、左右の当接部材37が固定されている。また、上記第1のワーク支持部材32を構成するフレーム部32cの背面には、図7に示すように、左支持プレート38及び右支持プレート39がそれぞれ垂下した状態で互いに平行に固定され、これら左支持プレート38及び右支持プレート39の下端側には、図8に示すように、回動部材40が回動軸41を中心に、回動可能に取り付けられている。この回動部材40は、図7に示すように、左板部40aと、この左板部40aと面対向してなるとともに平行となされた右板部40bとを備えている。そして、上記左板部40aは、図8に示すように、上記左支持プレート38に回動軸41を介して回動自在に支持され、同様に、上記右板部40bは、上記右支持プレート39に図示しない回動軸を介して回動自在に支持されている。すなわち、この回動部材40は、上記回動軸41を中心に、図8中においてX方向及びY方向に回動可能とされている。また、この回動部材40を構成する上記左板部40aの正面側と右板部40bの正面側とは、上記チェーンベルト20に固定されたチェーン側係合部材25を構成する起立部25bの正面に当接係合する搬送側係合部材43により連結されている。この搬送側係合部材43は、本発明を構成する他方の係合部材である。また、この回動部材40には、図7及び図9に示すように、上記左板部40aの中途部には、左側に突出してなる左突出部40cが形成され、上記右板部40bの中途部には、右側に突出してなる右突出部40dが形成され、さらに、上記左突出部40cの左端には、左円盤体44が回動可能に配置され、上記右突出部40dの右端には、右円盤体45が回動可能に配置されている。なお、この用に構成された回動部材40と上記フレーム部32cとの間には、該回動部材40が図8中Y方向に位置するよう該回動部材40を付勢する図示しない弾性材が装着されている。
また、上記第3のワーク支持部材34を構成するフレーム部34cには、図5に示すように、左連結解除部材48と右連結解除部材49が固定されている。上記左連結解除部材48及び右連結解除部材49は、いずれも固定金具50,51を介して上記フレーム部34cの背面側に固定されてなるものであって、上記左連結解除部材48は、上記回動部材40の左側に配置された左円盤体44の配置位置に対応した位置に固定され、上記右連結解除部材49は、上記回動部材40の右側に配置された右円盤体45の配置位置に対応した位置に固定されている。そして、上記左連結解除部材48(及び右連結解除部材49)は、図5に示すように、先端側は基端側にかけて徐々に高くされた傾斜面(本発明を構成するガイド面)48a,49aが形成されている。
そして、上述した第1乃至第3のワーク支持部材32・・・34の左側は、図5に示すように、左連結チェーン53により互いに連結され、右側は右連結チェーン54により互いに連結されている。これら左連結チェーン53及び右連結チェーン54は、それぞれ上記左台座部32a・・・34a又は右台座部32b・・・34bに図示しない固定金具を介して固定されてなるものであり、左連結チェーン53及び右連結チェーン54を構成する各コマ53a,54aとコマ53a,54aとを回動自在に連結する図示しない連結軸には、車輪56,57がそれぞれ配置されている。そして、上記各車輪56は、上記左ガイドレール2を構成する上側レール部2aや下側レール部2bの各上面に支持されてなるとともに該上側レール部2aや下側レール部2bの上面を転動するように構成されており、また、上記各車輪57は、上記右ガイドレール3を構成する上側レール部3aや下側レール部3bの各上面に支持されてなるとともに該上側レール部3aや下側レール部3bの上面を転動するように構成されている。なお、上記第1のワーク支持部材32を構成する左台座部32a及び右台座部32bの正面には、緩衝材58,59が固定され、また、上記第3のワーク支持部材34を構成する左台座部34a及び左台座部34bの背面には、緩衝材60,61が固定されている。
そして、この実施の形態に係るワーク搬送装置1においては、前記他方のステーションSの位置には、図11に示すように、ステーション側解除部材65が昇降可能に配置されている。このステーション側解除部材65は、前記ワーク支持体35を構成する第3のワーク支持部材34に固定された左連結解除部材48と右連結解除部材49の各配置位置に対応した位置に配置されており、先端側には、該左連結解除部材48や右連結解除部材49と同じように傾斜面(本発明を構成するガイド面)65aが形成されている。そして、これらステーション側解除部材65の基端は、図11に示すように、昇降プレート66の背面に固定され、この昇降プレート66は、固定板67を介して昇降装置(エアーシリンダ)68に固定されている。すなわち、この実施の形態に係るワーク搬送装置1では、上記2つのステーション側解除部材65が、上記他方のステーションSに配置され、これらのステーション側解除部材65は上記昇降装置68の駆動により昇降可能に配置されている。なお、上記各ステーション側解除部材65が固定された昇降プレート66の上端側背面は、前記第1のワーク支持部材32を構成するフレーム部32aに固定された左右の当接部材37が当接する部位である。また、上記図11に示すステーション側解除部材65は、前記一方のステーションSにも配置されており、各昇降装置68は、作業者による図示しないスイッチの操作により利昇降動作が繰り返されるように構成され、または、所定の時間の経過により自動的に昇降動作が繰り返されるように構成されている。
また、この実施の形態に係るワーク搬送装置1では、図6又は図3に示すように、前記駆動プーリ7の左右両側には、上記ワーク支持体35を構成する第1乃至第3のワーク支持部材32・・・34の左右両側を円弧状にガイドする下流側円弧状ガイド部材70が固定され、また、上記従動プーリ8の左右両側には、図6又は図4に示すように、上記第1乃至第3のワーク支持部材32・・・34の左右両側を円弧状にガイドする上流側円弧状ガイド部材71が固定されている。上記左側に固定された下流側円弧状ガイド部材70は、前記左ガイドレール2を構成する上側レール部2aの下流側と下側レール部2bの上流側とに接続されてなるものであり、また、右側に固定された図示しない下流側円弧状ガイド部材は、上記右ガイドレール3を構成する上側レール部3aの下流側と下側レール部3bの上流側とに接続されている。また、上記上流側円弧状ガイド部材71は、前記左ガイドレール2を構成する上側レール部2aの上流側と下側レール部2bの下流側とに接続されてなるものであり、また、右側に固定された図示しない上流側円弧状ガイド部材は、上記右ガイドレール3を構成する上側レール部3aの上流側と下側レール部3bの下流側とに接続されている。
以下、上述した実施の形態に係るワーク搬送装置1の動作に付いて詳細に説明する。先ず、上述したワーク支持体35は、図8に示すように、このワーク搬送装置1の中央を走行するチェーンベルト20に固定された上記チェーン側係合部材25を構成する起立部25bの正面と、該ワーク支持体35を構成する第1のワーク支持部材32に設けられた上記搬送側係合部材43とが互いに係合することにより、上記一方のステーションS側から他方のステーションS側に移動する。このとき、上記第1のワーク支持部材32は、第2及び第3のワーク支持部材33,34と上記左連結チェーン53及び右連結チェーン54により連結されていることから該第1乃至第3のワーク支持部材32・・・34は一体的に下流側から上流側(他方のステーションS側)に移動する。なお、上記他方のステーションSでは、上記昇降装置68の駆動により、上記(2つの)ステーション側解除部材65は、図11に示す位置(上記左円盤体44及び右円盤体45の配置位置)まで上昇している。
そして、上記ワーク支持体35が、上記他方のステーションSの位置まで到達し、さらに(2つの)ステーション側解除部材65の先端位置まで上記左円盤体44及び右円盤体45が到達すると、該左円盤体44及び右円盤体45は、上記ステーション側連結部材65の先端に形成された傾斜面65aにガイドされながら、該左円盤体44及び右円盤体45を構成要素とする上記回動部材40は、図示しない弾性材による付勢力に抗して、回動軸41を中心に、図11中反時計回り方向に回動させられる。そして、こうした回動部材40の回動により、それまで互いに係合していたチェーン側係合部材25を構成する起立部25bの正面と上記搬送側係合部材43との係合状態は解除される。この結果、それまで移動していたワーク支持体35全体は、上記他方のステーションSの位置にて停止される一方、チェーンベルト20は走行状態を維持する。なお、このように他方のステーションSで停止されると、作業者は図示しないワークを降ろし、作業者が図示しないスイッチを操作し、または、所定の時間が経過すると、再び上記昇降装置68の駆動が開始され、それまで上昇していたステーション側解除部材65は下降される。
また、ワーク支持体35全体が、上記他方のステーションSの位置で停止されている場合であっても、上述したように、チェーンベルト20の走行状態は維持されることから、停止しているワーク支持体35に後続する上流側のワーク支持体35は、チェーンベルト20の走行速度にしたがって徐々に停止したワーク支持体35に接近する。このとき、各ワーク支持体35を構成する第3のワーク支持部材34には、左連結解除部材48及び右連結解除部材49が固定されていることから、図10に示すように、それまで互いに係合していたチェーン側係合部材25(を構成する起立部25bの正面)と上記搬送側係合部材43との係合状態は解除される。この動作は、上記ステーション側解除部材65による解除の動作と同様である。すなわち、この実施の形態に係るワーク搬送装置1では、先行して走行移動しているワーク支持体35が停止した場合には、それに後続するワーク支持体35は、先行する(下流側の)ワーク支持体35に衝突することなく、上記左連結解除部材48及び右連結解除部材49によりチェーンベルト20との係合状態が解除されるように構成されている。
そして、それまで上昇していたステーション側解除部材65が、上記昇降装置68の駆動により下降すると、上記回動部材40は、上記弾性材の付勢力により、図11に示す位置から時計回り方向に回動し、走行しているチェーンベルト20に固定され上流側から移動してきた上記チェーン側係合部材25(を構成する起立部25bの正面)が上記搬送側係合部材43に係合する。これによって、図示しないワークが降ろされたワーク支持体35は、図12に示すように、上記下流側円弧状ガイド部材70によりガイドされながら、上下反転されるようにして、前記左ガイドレール2及び右ガイドレール3を構成する上側レール部2a,3aから下側レール部2b,3bに移動し、さらに、従動プーリ8側に移動する。また、このように、それまで停止していたワーク支持体35が、上述した動作により移動すると、この移動したワーク支持体35に後続するワーク支持体35は、それまで、図10に示すように、チェーン側係合部材25と上記搬送側係合部材43との係合状態が解除されていた状態から、再び図8に示す状態となることから、他方のステーションS側に移動を開始する。
なお、このように、順番に他方のステーションSの位置で図示しないワークが降ろされ、反転した状態で従動プーリ8側に移動した各ワーク支持体35は、上記上流側円弧状ガイド部材71によりガイドされながら、再び上下反転されるようにして、前記左ガイドレール2及び右ガイドレール3を構成する下側レール部2b,3bから上側レール部2a,3aに移動し、さらに、駆動プーリ7側に移動するが、上記一方のステーションSの位置においても、上記ステーション側解除部材により各ワーク支持体35は停止される。したがって、この一方のステーションSの位置にて、図示しないワークが載置される。
したがって、上述した実施の形態に係るワーク搬送装置1によれば、ワークを降ろす他方のステーションSにおいてワーク支持体35が停止した場合であっても、このワーク支持体35の停止に連動して後続する(上流側の)ワーク支持体35が全て停止されることがない。したがって、このワーク搬送装置1によれば、上流側における作業の停止を余技なくされることがない。また、このワーク搬送装置1では、ワーク支持体35の停止は、上記ステーション側解除部材65又は停止したワーク支持体35の後部に形成された左連結解除部材48と右連結解除部材49により、チェーンベルト20に形成されたチェーン側係合部材25とワーク支持体35に形成された他方の係合部材としての搬送側係合部材43との係合状態を解除することによりなされるものであって、これらステーション側解除部材65又は左連結解除部材48及び右連結解除部材49がワークに直接当たるものではないことから、ワークに損傷を与える危険性がないとともに、ワークとステーション側解除部材65又は左連結解除部材48及び右連結解除部材49との係合により該ワーク支持体35の走行が停止してしまう等の不都合もなく、安定した駆動状態を保証することができる。
特に、上記実施の形態に係るワーク搬送装置1では、第1乃至第3のワーク支持部材32・・・34を構成要素とするワーク支持体35によりワークを搬送するものであることから、より大きなワークを搬送することができるとともに、個々の(第1乃至第3の)ワーク支持部材32・・・34は、前後方向が短いことから、駆動プーリ7や従動プーリ8の外周を円弧状に移動する際の支障も少なく、該駆動プーリ7や従動プーリ8の外径を大きなものとする必要がない。また、上記個々の(第1乃至第3の)ワーク支持部材32・・・34を連結する左連結チェーン53及び右連結チェーン54には、それぞれ車輪56,57が配置されていることから、左ガイドレール2や右ガイドレール3によりガイドされる際に大きな抵抗を受けることがなく極めてスムーズに安定した状態でワークを搬送することができる。さらに、この実施の形態に係るワーク搬送装置1では、ワーク支持体35の進行方向の中心に配置された単一のチェーンベルト20によるものであり、駆動原(駆動モータ11)は単一であることから、ワークの搬送スピードやタイミングの調整は極めて容易となりトラブルの発生を最小限に抑えることができる。
なお、上述した実施の形態に係るワーク搬送装置1では、第1乃至第3のワーク支持部材32・・・34によりワーク支持体35を構成し、このワーク支持体35上にワークを載置し搬送するように構成したが、ワークが載置される部材は、このように3つのワーク支持部材32・・・34に限定されるものではなく、単一のワーク支持部材によりワークを搬送するものであっても良いし、2つ乃至は4つ以上のワーク支持部材によりワーク支持体を構成するものであっても良い。また、上記実施の形態に係るワーク搬送装置1では、上流側に一方のステーションSを設け、下流側に他方のステーションSを設け、それぞれのステーションS,Sにステーション側解除部材65を昇降可能に配置したが、上記ステーションは、これらの位置や数に限定されるものではなく、作業性や作業工程に応じて任意の位置や数とすれば良く、それぞれ停止させたい位置に上記ステーション側解除部材65を配置すれば良い。
ワーク搬送装置の平面図である。 ワーク搬送装置の正面図である。 図1に示すワーク搬送装置の正面側を拡大して示す平面図である。 図1に示すワーク搬送装置の背面側を拡大して示す平面図である。 ワーク支持体を示すものであり、(a)はその平面図であり、(b)はその左側面図である。 図1に示すワーク搬送装置の左側面図である。 回動部材とチェーンベルトの背面図である。 第1のワーク支持部材に配置された搬送側係合部材とチェーンベルトに固定されたチェーン側係合部材とが互いに係合している状態を示す左側面図である。 回動部材とチェーンベルトの正面図である。 左連結解除部材により、搬送側係合部材とチェーン側係合部材との係合状態が解除された状態を示す左側面図である。 ステーション側解除部材により、搬送側係合部材とチェーン側係合部材との係合状態が解除された状態を示す左側面図である。 下流側円弧状ガイド部材によりワーク支持体がガイドされている状態の要部を示す左側面図である。
符号の説明
1 ワーク搬送装置
2 左ガイドレール
3 右がレール
7 駆動プーリ
8 従動プーリ
11 駆動モータ
20 チェーンベルト
25 チェーン側係合部材
32 第1のワーク支持部材
33 第2のワーク支持部材
34 第3のワーク支持部材
43 搬送側係合部材
48 左連結解除部材
48a 傾斜面
49 右連結解除部材
49a 傾斜面
65 ステーション側解除部材
65a 傾斜面
一方のステーション
他方のステーション

Claims (4)

  1. ワークが載置される複数のワーク支持部材と、これら複数のワーク支持部材の走行方向の左側に形成され各ワーク支持部材を走行方向にガイドする左ガイド部材と、上記各ワーク支持部材の右側に形成され各ワーク支持部材を走行方向にガイドする右ガイド部材と、上記各ワーク支持部材を走行させるとともに駆動プーリと従動プーリとの間に掛け渡された無端ベルトと、この無端ベルトを走行駆動させる駆動部とを備えた搬送装置であって、
    上記無端ベルトは、上記左ガイド部材と右ガイド部材との間に配置されてなるとともに、この無端ベルトには、一方の係合部材が複数固定されてなり、
    上記ワーク支持部材には、上記一方の係合部材に係合するとともに該一方の係合部材との係合状態が解除される方向に移動自在となされた他方の係合部材と、後続するワーク支持部材に形成された他方の係合部材と上記一方の係合部材との係合状態を解除する解除部材とが形成されてなるとともに、
    上記ワーク支持部材に載置されたワークの積降位置には、上記無端ベルトに形成された一方の係合部材とワーク支持部材に形成された他方の係合部材との係合状態を解除するステーション側解除部材が設けられてなることを特徴とするワーク搬送装置。
  2. 前記ワークは、それぞれ左右両側において連結部材を介して連結された複数のワーク支持部材群からなるワーク支持体上に載置され搬送されるよう構成されてなり、前記他方の係合部材は、このワーク支持体の最も走行方向に位置するワーク支持部材のみに形成されてなるとともに、前記解除部材は、該ワーク支持体の走行方向とは逆方向に位置するワーク支持部材のみに形成されてなることを特徴とする請求項1記載のワーク搬送装置。
  3. 前記ワーク支持部材に形成された他方の係合部材は、平常時には前記一方の係合部材に係合可能な位置とされてなるとともに、前記解除部材及びステーション側解除部材の双方により該一方の係合部材方向とは逆方向に移動可能とされてなることを特徴とする請求項1又は2記載のワーク搬送装置。
  4. 前記ワーク支持部材に形成された他方の係合部材は、左右流端側が回動可能に支持されてなるとともに、平常時には前記一方の係合部材に係合可能な位置とされてなる一方、前記解除部材及びステーション側解除部材の双方には、前記無端ベルトの走行により徐々に接近する上記他方の係合部材を前記一方の係合部材とは離れる方向にガイドするガイド面を備え、上記無端ベルトの走行に連動して自動的に上記一方の係合部材と他方の係合部材との係合が解除されるよう構成されてなることを特徴とする請求項1,2又は3記載のワーク搬送装置。
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