JP2004256263A - 搬送設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】騒音や粉塵の発生も少なく、時間的なロスなく搬送動作が可能とする。
【解決手段】無端状の移動経路Lに沿うガイドレール6に案内されて循環移動自在な複数の搬送体1と、前記移動経路Lに沿って移動自在に配置された駆動ベルト3と、搬送体1に設けられてコイルばねにより受動ブロック35が突出されて駆動ベルト3に圧接可能な受動装置25とを具備し、駆動ベルト3の表面に受動装置25の受動ブロックを圧接させて搬送力を受動することにより、搬送体1を移動経路Lに沿って移動させるように構成した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動経路に沿って移動自在に配置された搬送体を、循環駆動体により循環移動させる搬送設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、搬送体をチェーンなどの循環駆動体により移動させる搬送設備における連結構造は、チェーン側に被係止部を一定ピッチで設け、搬送体側に被係止部に係脱自在な連結機構を設けたものがたとえば特許文献1に開示され、また搬送体側に被係止部を設け、チェーン側に被係止部に係脱自在な連結機構を一定ピッチで設けたものが特許文献2および特許文献3に開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−33229号公報(図2)
【0004】
【特許文献2】
特開平6−278831号公報(図1)
【0005】
【特許文献3】
特開平7−237541号公報(図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、循環移動体として金属製のチェーンが使用され、連結機構と被係止部が噛み合って係脱されるため、騒音が大きく、粉塵等が発生しやすい。またチェーンと搬送体の両方に連結のための部材が必要で、コスト高になる。さらにチェーンと搬送体の連結は、一定ピッチでチェーンに配設された被係止部または係合機構を待って連結するため、時間的なロスが発生するという問題があった。
【0007】
本発明は、上記問題点を解決して、騒音や粉塵の発生も少なく、低コストで時間的なロスなく搬送動作が可能な搬送設備を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明は、無端状の移動経路に沿うガイド部材に案内されて循環移動自在な複数の搬送体と、前記移動経路に沿って移動自在に配置された駆動ベルトと、前記搬送体に設けられて付勢部材により受動端が突出されて前記駆動ベルトに圧接可能な受動装置とを具備し、前記支持部材との間で駆動ベルトの表面に受動装置の受動端を圧接させて搬送力を受動することにより、搬送体を移動経路の往路および復路ならびに転向部を移動させるように構成したものである。
【0009】
上記構成によれば、従来のようなチェーンからではなく、駆動ベルトから受動装置を介して搬送体に動力を伝達するので、騒音が小さく、粉塵等も発生しにくい。また受動装置により駆動ベルトに受動端を押付けるだけで動力を受動することができるので、チェーン式に比較して構造が簡単で低コストで提供できる。さらに駆動ベルトの任意位置で動力を伝達することができるので、時間的なロスがなく、スムーズに搬送することができる。
【0010】
請求項2記載の発明は、移動経路の所定位置に、受動装置の受動端を付勢部材に抗して駆動ベルトから離間させて搬送体を停止させる係止装置を設けたものである。
【0011】
上記構成によれば、係止装置により、受動装置の受動端を駆動ベルトから離間させることにより、搬送体を停止させることができ、発進および停止をスムーズに行うことができる。
【0012】
請求項3記載の発明は、搬送体に、後続の搬送体を連続して停止させるストレージ時に、後続の搬送体の受動装置の受動端を駆動ベルトから離間させるストレージ用解除部を設けたものである。
【0013】
上記構成によれば、停止された搬送体に、後続の搬送体が当接されると、ストレージ用解除部により、後続の搬送体の受動装置の受動端を駆動ベルトから離間させて確実にストレージすることができる。
【0014】
請求項4記載の発明は、係止装置を解除してストレージされた前部の搬送体を発進させる時に、ストレージ用解除部を介して連結された後続の搬送体を切り離す搬送体分離装置を設けたものである。
【0015】
上記構成によれば、搬送体分離装置により、先の搬送体に連続して後続の搬送体が発進されるのを確実に防止することができる。
請求項5記載の発明は、係止装置に、出退自在で受動端を駆動ベルトから離間させる出退部材を設け、受動装置に、受動端を駆動ベルトから離間させた出退部材を移動方向の一方への移動を規制する規制部材を設け、前記係止装置に対応して、出退部材が規制部材に押付ける方向に搬送体を付勢する位置決め装置を設けたものである。
【0016】
上記構成によれば、位置決め装置により搬送体を高精度で位置決めすることができ、搬送体への被搬送物の搬入および搬出を正確にかつスムーズに行うことができる。
【0017】
請求項6記載の発明は、移動経路の往路と復路とを接続する転向部に、搬送体の転向受動部材に当接されて搬送体に旋回移動力を伝達する転向プーリを設け、前記転向プーリを、駆動ベルトを転向する輪体と同一軸上に配置して駆動ベルトの動力により旋回駆動するように構成したものである。
【0018】
上記構成によれば、転向プーリにより転向受動部材を介して搬送体に旋回駆動力を伝達することができ、転向部における搬送体の旋回をスムーズに行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
ここで、本発明に係る搬送設備(コンベヤ設備)の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
この搬送設備は、図1〜図3に示すように、たとえば車の部品や車体などの被搬送物Mを直接または治具を介して搭載する複数(図では5台)の搬送体1を、パレット駆動装置2の駆動ベルト3を介して無端状の移動経路Lに沿って往路Lu→転向部To→復路Ld→転向部Tiの順に循環移動させ、搬送体1に搭載された被搬送物Mを往路Lu上で搬入位置Inから搬出位置Ouに順次搬送するものである。
【0021】
すなわち、左右一対で複数箇所に配置された脚部材4により支持されたコンベヤフレーム5には、無端状の移動経路Lに沿って左右一対のコの字形断面のガイドレール6が配設されている。また左右のガイドレール6の内側は、パレット駆動装置2の駆動ベルト3が配設されており、ここでは左右それぞれに、直列に位置ずれして配置された3本の駆動ベルト3により構成されている。
【0022】
前記パレット駆動装置2は、コンベヤフレーム5の出口側転向部Toに回転自在に支持されて駆動プーリ(歯付きタイミングプーリ)12aを有する駆動軸11aと、コンベヤフレーム5の入口側転向部Tiに回転自在に支持されて従動プーリ(歯付きタイミングプーリ)12bを有する従動軸11bと、中間位置に搬送方向に一定間隔をあけて回転自在に支持され2個の中間プーリ(歯付きタイミングプーリ)12c,12dが固定された中間軸11c,11dが設けられており、駆動プーリ12aと中間プーリ12cの間、中間プーリ12c,12dの間、中間プーリ12dと従動プーリ12bの間にそれぞれ駆動ベルト(タイミングベルト)3が巻張されている。また駆動軸11aの一端部には、減速機を介して走行駆動装置13が連結されている。さらにこれら各駆動ベルト3の往路側の下部および復路側の上部には、それぞれ加圧される駆動ベルト3を支持する受圧支持レール(支持部材)14がそれぞれ配設されている。
【0023】
一方、前記搬送体1は、図4,図5に示すように、移動方向に所定間隔をあけて配置されて被搬送物を支持する角形断面の前バーフレーム21a,円筒状の中バーフレーム21b,角形断面の後バーフレーム21cを具備し、これらバーフレーム21a〜21cの両端部がそれぞれ連結リンク22を介して上下方向に折り曲げ自在に連結されるとともに、左右の連結リンク22の連結ピンに、前記ガイドレール6に案内される複数の走行ローラ23が回転自在に支持されている。
【0024】
また搬送体21には、各バーフレーム21a〜21cの両端部から下方に突設された転向受圧部材24と、転向受圧部材24の内側で前バーフレーム21aにパレット駆動装置2に対応して設けられた受動装置25と、転向受圧部材24の内側で後続の搬送体1の受動装置25に対応して後バーフレーム21cから後方に突設されたストレージ用の受動解除部材(ストレージ解除部)26と、前バーフレーム21aの中心位置から下方に突設された位置決め用の受圧部材27とが設けられている。
【0025】
まず受動装置25は、図6〜図8に示すように、前バーフレーム21aの前部に取り付けられた支持ブラケット31に左右方向の水平ピン32を介してリンクアーム33が回動自在に支持され、リンクアーム33の前端部に受圧ローラ(受圧部)34が水平ピン32と平行な軸心回りに回転自在に支持されている。またリンクアーム33の後端部には、左右方向に位置ずれして配設された前記駆動ベルト3にそれぞれ対応して摩擦係数の大きい材質からなる左右一対の受動ブロック(受動端)35が突設されている。さらに前記水平ピン32には、コイルばね(付勢部材)36により受動ブロック35が駆動ベルト3に押付けられるように下方に回動付勢されている。さらにリンクアーム33の内側には、前バーフレーム21aからストッパ板39が下方に突設されている。
【0026】
したがって、この受動装置25では、コイルばね36によりリンクアーム33の後端部が下方に回動付勢されて受動ブロック35が駆動ベルト3の表面に圧接され、その摩擦力により駆動ベルト33の走行駆動力が受動ブロック35および受動装置25を介して搬送体1に伝達され、搬送体1が移動経路Lに沿って移動される。また、停止された搬送体1に続いて後続の搬送体1が停止されると、停止された前部の搬送体1の受動解除部材26に、受圧ローラ34が当接されてリンクアーム33の前端部が下方に押し下げられることで、受動プッシャ35が駆動ベルト3から浮き上がり、駆動力が伝達されなくなって後続の搬送体1が停止されストレージされる。
【0027】
また受動装置25のリンクアーム33の後端部内側に、駆動ベルト3から圧接プッシャ35を離間させるための解除用ローラ37が水平ピン32と平行な軸心回りに回転自在に取り付けられている。さらに前バーフレーム21aの解除用ローラ37の内側後方には、搬送体1を停止位置で位置決めするための規制部材38が下方に突設されている。
【0028】
前記転向受圧部材24は、搬送経路Lの往路Luと復路Ldとを接続する転向部Ti,Toで、搬送体1の旋回移動を補助するもので、図8,図12に示すように、駆動軸11aおよび従動軸11bに設けられた転向プーリ40に当接させ、転向プーリ40から転向受圧部材24を介して搬送体1に旋回移動力を伝達するように構成されている。すなわち、搬送体1の走行ローラ23がガイドレール6の下側の面を転動し、往路Luでは搬送体1および被搬送物Mの重量により、また復路Ldではガイドレール6の設置位置により、受動装置25の受動ブロック35が駆動ベルト4の表面に圧接されるが、転向部Ti,Toでは重量が働かないため、駆動ベルト4への受動ブロック35の圧接が不十分となって搬送力が伝達されない。このため、転向プーリ40の外周面に転向受圧部材24を当接させて搬送体1の走行ローラ23がガイドレール6の外周面を転動させることで、転向プーリ40から転向受圧部材24を介して搬送体1に旋回移動力を伝達するように構成される。これにより、駆動ベルト4からの駆動力が不十分となる転向部Ti,Toで、旋回移動力を転向プーリ40から搬送体1に伝達することができ、搬送体1をスムーズに旋回させることができる。
【0029】
前記コンベヤフレーム5には、移動経路L上で往路Luの搬入位置Inおよび搬出位置Ouに、復路Ldの搬入位置側に、受動装置25の受動ブロック35をコイルばね36に抗して駆動ベルト33から離間させ搬送体1を停止させるストッパ装置(係止装置)41,42が設けられており、これらストッパ装置41,42のうち、搬入位置Inと搬出位置Ouのものは、前部の搬送体1を発進させる時に、ストレージされた後続の搬送体1を切り離す搬送体分離装置と兼用の分離兼用ストッパ装置(係止装置)42に構成されている。さらに搬入位置Inおよび搬出位置Ouには、搬送体1を高精度で位置決めするための位置決め装置43が設けられている。
【0030】
まず前記ストッパ装置41は、図6,図9に示すように、コンベヤフレーム5に取り付けられた取付ブラケット44に左右方向の支持ピン45を介して起伏レバー(出退部材)46が上下揺動自在に支持され、前記起伏レバー46の遊端部に、解除用ローラ37を介してリンクアーム33の後端側を押し上げる押し上げプレート47と、規制部材38に当接される出退ブロック(出退部材)48が設けられている。また、起伏レバー46にリンク部材50を介して起伏レバー46を上下方向に揺動させるストッパ駆動装置(油圧式またはエア式シリンダ)49が設けられている。
【0031】
分離兼用ストッパ装置42は、図10〜図13に示すように、移動方向前部のストッパ部42Aと移動方向後部の分離部42Bとは同一構成で、取付ブラケット44a,44bに左右方向の支持ピン45a,45bを介して起伏レバー(出退部材)46a,46bが上下揺動自在に支持され、前記起伏レバー46a,46bの遊端部に、受圧ローラ34aを介してリンクアーム33の後端側を押し上げる押し上げプレート47a,47bと、規制部材38に当接される出退ブロック(出退部材)48a,48bが設けられている。そして前部の起伏レバー46aと,後部の起伏レバー46bがそれぞれリンク部材50a,50bを介して連結ロッド51がピン連結され、連結ロッド51を介して起伏レバー46a,46bを相対して上下方向に揺動させる分離兼用ストッパ駆動装置(油圧式またはエア式シリンダ)49aが設けられている。
【0032】
したがって、図12(a)に示すように前部の搬送体1を搬出位置Ouに停止させ、後続の搬送体1’をストレージした状態から、図12(b)に示すように分離兼用ストッパ駆動装置49aを進展し連結ロッド51を介してストッパ部42aの起伏レバー46aを倒伏させるとともに,分離部42bの起伏レバー46bを起立させることにより、ストレージされた前部の搬送体1の受動ブロック35を駆動ベルト33に圧接させて発進させ、分離部42bの押し上げプレート47bと出退ブロック48bにより、後部の搬送体1の受動ブロック35を駆動ベルト33から離間させて後部の搬送体1を停止させることができる。
【0033】
前記位置決め装置43は、図14に示すように、油圧式またはエア式のシリンダと左右一対のガイドロッドからなる押圧用駆動ユニット51により、押圧ブラケット52が移動方向に出退自在にされ、押圧ブラケット52にはくの字形の押圧レバー54が折り曲げ部を左右方向ピン53を介して介して上下揺動自在に支持されている。またこの押圧レバー54に、前部の作用端に押圧ローラ55が左右方向の水平軸心まわりに回転自在に支持され、左右方向ピン53に介装されたコイルばね(図示せず)により押圧ローラ55が起立方向に回動付勢されるとともに、後部の規制端が押圧ブラケット52に当接されて上方への回動が規制されている。
【0034】
したがって、搬送体1が位置決め装置43の上部を通過すると、受圧部材27が押圧ローラ55を介して押圧レバー54を押し下げる。ストッパ装置41または分離兼用ストッパ装置42により搬送体1が停止されると、押圧用駆動ユニット51が進展されて、起立姿勢に復帰された押圧レバー54が前進され、押圧ローラ55が搬送体1の受圧部材27に押付けられて搬送体1が前方に付勢される。これにより、ストッパ板39が出退ブロック48,48aに押付けられることで、搬送体1が搬入位置Inおよび搬出位置Ouに高精度で停止される。したがって、搬送体1に対して被搬送物を正確に搬入出することができ、搬入出用の自動装置に精度よく対応することができる。
【0035】
次に上記構成における搬送動作を説明する。
ストッパ装置41により搬入位置Inに停止された搬送体1上に、被搬送物が搭載されると、ストッパ装置41が解除されてコイルばね36によりリンクアーム33を介して受動ブロック35が駆動ベルト3に圧接される。これにより、走行駆動装置13により駆動される駆動ベルト3の動力が搬送体1に伝達されて発進される。搬出位置Ouに達すると、分離兼用ストッパ装置42のストッパ部42Aの起伏レバー46aが起立されており、その押し上げプレート47aに受動装置25の解除用ローラ37が乗り上げることで、リンクアーム33が回動して受動ブロック35が駆動ベルト3から離間され、さらに出退ブロック48aが規制部材38に当接されて搬出位置Ouに停止される。さらに位置決め装置43の押圧ローラ55が搬送体1を前方に押し出すことにより高精度に位置決めされる。
【0036】
搬出位置Ouに停止された搬送体1に、後続の搬送体1’が接近すると、まず後続の搬送体1’の受動装置25の受圧ローラ34が、搬送体1の受動解除部材26に当接してリンクアーム33が押し下げられ、受動ブロック35が駆動ベルト3から離間される。これにより、ストレージ状態で後続の搬送体1’が停止される。
【0037】
搬出位置Ouの搬送体から被搬送物Mが搬出されると、分離兼用ストッパ装置42のストッパ駆動装置49aによりストッパ部42Aの起伏レバー46aが倒伏されて搬送体1が発進されるとともに、分離部42Bの起伏レバー46bが起立される。これにより、搬送体1が移動されて受圧ローラ34が受動解除部材26から離脱すると同時に、分離部42Bの押し上げプレート47bに、後続の搬送体1’の受動装置25の解除用ローラ37が乗り上げ、その受動ブロック35が駆動ベルト3から離間されて、さらに出退ブロック48aが規制部材38に当接されて後続の搬送体1’が停止される。これにより、発進された搬送体1に続いて後続の搬送体1’が発進されることがない。ついで、分離兼用ストッパ装置42により分離部42Bの起伏レバー46bが倒伏されるとともに、ストッパ部42Aの起伏レバー46aが起立されて、後続の搬送体1’が搬出位置Ouまで移動されて停止され、位置決め装置43により位置決めされる。
【0038】
上記実施の形態によれば、従来のようなチェーン駆動形式ではなく、駆動ベルト3から受動装置25を介して搬送体1に動力を伝達するように構成したので、騒音が小さく、粉塵等も発生しにくく、作業環境を向上させることができる。また受動装置25のコイルばね36により、裏面側から受圧支持レール14に支持された駆動ベルト3の表面に受動ブロック35を押付けるだけで、動力を受動することができて動力受動する受動装置25の構造が簡単化できる。さらに駆動ベルト3上の任意位置で動力を伝達することができるので、時間的なロスがなく、搬送体1を発進停止することができ、スムーズな搬送が可能となる。
【0039】
また、搬入位置Inおよび搬出位置Ouを含む搬送体1の停止位置に設けられたストッパ装置41および分離兼用ストッパ装置42により、受動装置25の受動ブロック35を駆動ベルト3から離間させることにより、搬送体1を確実に停止させることができ、発進および停止をスムーズに行うことができる。
【0040】
さらに、搬送体1の後バーフレーム21cから後方に解除部材26を突設したので、停止された搬送体1に、後続の搬送体1’が当接された時に、解除部材26により、後続の搬送体1’の受動装置25の受動ブロック35を駆動ベルト3から離間させて停止させることができ、確実にストレージすることができる。
【0041】
また分離兼用ストッパ42により、先の搬送体1に連続して後続の搬送体1’が発進されるのを確実に防止することができる。
さらに位置決め装置43により、停止された搬送体1に対して押圧ローラ55を介して搬送体1を前方に付勢し、規制部材38を係止装置25の出退ブロック48(48a,48b)に押付けて、搬送体1を高精度で位置決めすることができる。これにより、搬送体1への被搬送物Mの搬入7搬出を正確にかつスムーズに行うことができる。
【0042】
さらにまた、駆動ベルト3から受動ブロック35への動力伝達が変化する搬送経路Lの転向部Ti,Toで、搬送体1の連結リンク22の内側近傍に転向受動部材24に、転向プーリ40を当接させて搬送体1に旋回駆動力を伝達するように構成したので、搬送体1を転向部Ti,Toでスムーズに旋回移動させることができる。
【0043】
【発明の効果】
以上に述べたごとく請求項1記載の発明によれば、従来のようなチェーンからではなく、駆動ベルトから受動装置を介して搬送体に動力を伝達するので、騒音が小さく、粉塵等も発生しにくい。また受動装置により駆動ベルトに受動端を押付けるだけで動力を受動することができるので、チェーン式に比較して構造が簡単で低コストで提供できる。さらに駆動ベルトの任意位置で動力を伝達することができるので、時間的なロスがなく、スムーズに搬送することができる。
【0044】
請求項2記載の発明によれば、係止装置により、受動装置の受動端を駆動ベルトから離間させることにより、搬送体を停止させることができ、発進および停止をスムーズに行うことができる。
【0045】
請求項3記載の発明によれば、停止された搬送体に、後続の搬送体が当接されると、ストレージ用解除部により、後続の搬送体の受動装置の受動端を駆動ベルトから離間させて確実にストレージすることができる。
【0046】
請求項4記載の発明によれば、搬送体分離装置により、先の搬送体に連続して後続の搬送体が発進されるのを確実に防止することができる。
請求項5記載の発明によれば、位置決め装置により搬送体を高精度で位置決めすることができ、搬送体への被搬送物の搬入および搬出を正確にかつスムーズに行うことができる。
【0047】
請求項6記載の発明によれば、転向プーリにより転向受動部材を介して搬送体に旋回駆動力を伝達することができ、転向部における搬送体の旋回をスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬送設備の実施の形態を示す全体平面図である。
【図2】同搬送設備の全体側面図である。
【図3】同搬送設備の主要構成を示す側面断面図である。
【図4】同搬送設備の搬送体を示す全体平面図である。
【図5】同搬送体を示す側面断面図である。
【図6】(a),(b)はそれぞれ同搬送設備の受動装置およびストッパ装置を示し、(a)は搬送体の停止(係止)状態を示す側面図,(b)は搬送体の移動(解放)状態を示す側面図である。
【図7】同搬送設備の受動装置を示す平面図である。
【図8】同搬送設備の転向部と受動装置を示す部分正面図である。
【図9】同搬送設備のストッパ装置を示す側面図である。
【図10】同搬送設備の搬出部を示す平面図である。
【図11】同搬送設備の搬出部を示す側面図である。
【図12】同搬送設備のストッパ装置を示す正面図である。
【図13】(a)〜(c)はそれぞれ同搬送設備の分離兼用ストッパ装置を示し、(a)は搬送体の停止(係止)状態を示す側面図,(b)は搬送体の移動(解放)状態を示す側面図、(c)は後続の搬送体の係止状態を示す側面図である。
【図14】(a),(b)はそれぞれ同搬送設備の位置決め装置を示し、(a)は搬送体の通過状態を示す側面図,(b)は搬送体の位置決め状態を示す側面図である。
【符号の説明】
L 移動経路
Lu 往路
Ld 復路
Ti,To 転向部
In 搬入位置
Ou 搬出位置
M 被搬送物
1 搬送体
2 パレット駆動装置
3 駆動ベルト
6 ガイドレール
11a 駆動軸
11b 従動軸
11c,11d 中間軸
12a 駆動プーリ
12b 従動プーリ
12c,12d 中間プーリ
13 走行駆動装置
14 受圧支持レール
21a 前バーフレーム
21b 中バーフレーム
21c 後バーフレーム
22 連結リンク
23 走行ローラ
24 転動受圧部材
25 受動装置
26 受動解除部材
27 受圧部材
33 リンクアーム
34 受圧ローラ
35 受動ブロック
36 コイルばね
37 解除用ローラ
38 規制部材
40 転向プーリ
41 ストッパ装置
42 分離兼用ストッパ装置
43 位置決め装置
46,46a,46b 起伏レバー
47,47a,47b 押し上げプレート
48,48a,48b 出退ブロック
49,49a ストッパ駆動装置

Claims (6)

  1. 無端状の移動経路に沿うガイド部材に案内されて循環移動自在な複数の搬送体と、
    前記移動経路に沿って移動自在に配置された駆動ベルトと、
    前記搬送体に設けられて付勢部材により受動端が突出されて前記駆動ベルトに圧接可能な受動装置とを具備し、
    前記支持部材との間で駆動ベルトの表面に受動装置の受動端を圧接させて搬送力を受動することにより、搬送体を移動経路の往路および復路ならびに転向部を移動させるように構成した
    ことを特徴とする搬送設備。
  2. 移動経路の所定位置に、受動装置の受動端を付勢部材に抗して駆動ベルトから離間させて搬送体を停止させる係止装置を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の搬送設備。
  3. 搬送体に、後続の搬送体を連続して停止させるストレージ時に、後続の搬送体の受動装置の受動端を駆動ベルトから離間させるストレージ用解除部を設けた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の搬送設備。
  4. 係止装置を解除してストレージされた前部の搬送体を発進させる時に、ストレージ用解除部を介して連結された後続の搬送体を切り離す搬送体分離装置を設けた
    ことを特徴とする請求項3記載の搬送設備。
  5. 係止装置に、出退自在で受動端を駆動ベルトから離間させる出退部材を設け、
    受動装置に、受動端を駆動ベルトから離間させた出退部材を移動方向の一方への移動を規制する規制部材を設け、
    前記係止装置に対応して、出退部材が規制部材に押付ける方向に搬送体を付勢する位置決め装置を設けた
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の搬送設備。
  6. 移動経路の往路と復路とを接続する転向部に、搬送体の転向受動部材に当接されて搬送体に旋回移動力を伝達する転向プーリを設け、
    前記転向プーリを、駆動ベルトを転向する輪体と同一軸上に配置して駆動ベルトの動力により旋回駆動するように構成した
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の搬送設備。
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