JP2005103917A - プリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】連続的にプリントが行なわれることがあっても良好な画質の画像を形成することができる、コンパクトなプリンタを提供すること。
【解決手段】 電源投入時の温度を温度センサにより検出し、その検出した温度から露光が開始される時点の露光ヘッドの温度をCPUにより推定する。CPUによって、その推定した温度に基づいてルックアップテーブルを参照してプリントデータを作成して、そのプリントデータに応じて露光ヘッドを駆動して画像をインスタンストフィルムシート上に潜像を形成する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、露光により潜像が形成され現像によりその潜像が顕像化される記録媒体が装填される媒体装填室を有し、その媒体装填室に装填された記録媒体上に画像データに応じた露光を行なうことによりその記録媒体上に潜像を形成しその潜像を現像することによりその記録媒体上に画像を記録するプリンタに関する。
上記のようなプリンタの中には、露光ヘッドによってインスタントフィルムシート上に潜像を形成するものがある。
この露光ヘッドには、レッド、グリーン、ブルーの発光色を持つ発光素子が配備され、それら発光素子で発光された光の光量が液晶シャッタアレイの各シャッタによって調節され、カラー画像の潜像がインスタントフィルム上に記録される。この液晶シャッタアレイの各シャッタの調節にあっては、シャッタの開口時間いわゆるシャッタスピードがシャッタごとに制御され、インスタントフィルム上ではそれらシャッタの開口中に与えられるレッド、グリーン、ブルーの各光量に応じた階調が得られる。
ところで、このようなこの露光ヘッドを備えたプリンタは、環境温度の異なる地域、また四季を通じて使用される。このようにプリンタが異なる環境温度下で使用されると、記録媒体に記録された画像の階調などが変化してしまうことがある。
そこで、環境温度が異なっても同じようにこのプリンタを使用することができるようにプリンタ内部に温度補正用のルックアップテーブルを設けて記録画像の出来栄えを揃える工夫が成されている。
ところで上記技術によって折角温度制御を行なっても電源投入後に連続的にプリント出力が行なわれることがあると、電源投入時にセンサで検出した温度検出結果と露光ヘッドの温度との対応がつかず、温度制御を行なっても不鮮明な画像が得られることがある。このようなことを避けるため、温度検出用センサを露光ヘッド部に設けてヘッド自体の温度を露光前に検出することが考えられるが、温度検出用センサをヘッド部に設けてしまうと露光ヘッドが大型化してしまうという問題がある。
また、このような問題にも対応することができるように、温度センサを設けずに冷却機構を用いて温度制御を行なっているものもある(例えば特許文献1参照)。しかし、冷却機構を設けると装置自体が大型化してしまうという問題がある。
特開2000−302325号公報
本発明は、上記事情に鑑み、連続的にプリントが行なわれることがあっても良好な画質の画像を形成することができる、コンパクトなプリンタを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のプリンタは、露光により潜像が形成され現像により該潜像が顕像化される記録媒体が装填される媒体装填室を有しその媒体装填室に装填された記録媒体上に画像データに応じた露光を行なうことによりその記録媒体上に潜像を形成し該潜像を現像することにより該記録媒体上に画像を記録するプリンタにおいて、
外部から第1の画像データを取得する画像データ取得部と、
上記媒体装填室に装填された記録媒体に上記第2の画像データに基づく画像を露光することによりその記録媒体に潜像を記録する露光ヘッドと、
上記露光ヘッドにより記録された潜像を現像する現像部と、
電力投入時の温度を測定する温度センサと、
上記温度センサにより測定される温度に応じて複数用意された、電力投入後の経過時間から上記露光ヘッドの温度の推定値を求める温度推定情報を有し、上記温度センサにより電源投入時に測定された温度に応じた温度推定情報に基づく、電力投入から露光までの経過時間に応じた、上記露光ヘッドの温度の推定値を求める温度推定部と、
前記露光ヘッドの温度変化に起因する上記記録媒体への露光量変化を画像データを変換することにより補償するための、温度に応じて複数用意された画像データ変換情報を有し、上記温度推定部により求められた温度の推定値に応じた画像データ変換情報に基づいて上記第1の画像データを上記第2の画像データに変換する画像データ変換部とを備えたことを特徴とする。
上記本発明のプリンタによれば、電源投入時に上記温度センサで温度が検出され、その温度に応じて上記温度推定部により温度が推定されてその推定された温度に基づいて上記画像データ変換部で上記第1の画像データが上記第2の画像データへと変換される。このため、温度センサで露光ヘッドの温度を直接検出する訳ではないので、露光ヘッドに温度センサを設けなくても温度センサにより検出された温度に応じて露光ヘッドの制御が確実に行なわれる。その結果、プリンタがコンパクトになる。
ここで、上記温度センサは、上記媒体装填室の温度を測定するものであり、上記露光ヘッドは、上記媒体装填室と一体的な内部壁内に配備されたものであることが好ましい。
そうすると、上記温度センサによって上記媒体装填室内の温度が検出されるため、媒体装填室内の記録媒体の一つである感光材料を含めて露光ヘッド部の温度が推定される。そうすると感光材料も含めて露光量が正しく補償され、温度が変化しても良好な画像が得られる。
また、電池が装填される電池室を有し、このプリンタは、その電池室に装填されている電池から電力の供給を受けるものであることが好ましい。
例えば、このプリンタにオートパワーオフ機能を配備して電池の長寿命化を図ったとしても、パワーオンオフに応じて電源がオフされた後、プリントが行なわれたとしてもパワーオフされた後、パワーオンしたときの温度が温度センサにより検出され、その検出された温度に応じて上記推定部で露光開始時の温度が推定される。その結果、その推定された温度に応じて露光ヘッドにより露光が行なわれ、鮮明な画像がプリントされる。
さらに上記露光ヘッドは、配列された液晶シャッタを備え、その液晶シャッタを上記第2の画像データに応じた時間、開閉させるものであることが好ましい。
このときには、上記画像データ変換部で画像データを変換するときに上記露光ヘッドの温度変化に起因する上記記録媒体への露光量変化に、液晶シャッタの温度変化に起因する上記記録媒体への露光量変化を加えて温度変換情報とすることで確実な露光が行なわれる。
以上説明したように本発明によれば、連続的にプリントが行なわれることがあっても良好な画質の画像を形成することができる、コンパクトなプリンタが実現される。
図1は本発明の実施形態であるプリンタを、斜め前方から見た斜視図である。
このプリンタは携帯電話などと組み合わされて使用されるものであって、携帯電話から送信されてくる画像データをこのプリンタで受信してインスタントフィルムシート上に画像の記録を行なうものである。このインスタントフィルムシートが本発明にいう記録媒体に当たる。
最近の携帯電話にはIrDA(Infrared Data Association)に準拠した赤外線通信を行なえるものがあり、この赤外線通信を使用して自分の持つ情報を他の情報機器へ送信することができ、カメラ付き携帯電話であれば、画像データをこのプリンタに送信することもできる。
本発明のプリンタは、例えばカメラ付き携帯電話で撮影された画像を表わす画像データまたはメールなどで携帯電話に送信されてきた画像データが赤外線通信を用いてこのプリンタに送信されてきたときに、その画像データに基づいてインスタントフィルムシート上に画像の記録を行なうものであり、さらにプリントスイッチを操作することによってその記録された画像の再記録を別の記録媒体上に行なえるものである。
本実施形態のプリンタの構成を、図1を参照して説明する。
このプリンタ1は可搬型であって携帯電話とこのプリンタ双方を手に持って画像の記録を行なうことが可能な程度の小型かつ軽量の構造を有するものである。このプリンタ1の筐体1a内にフィルムパックが装填され、そのフィルムパック内の、積層された多数のインスタントフィルムシート一枚一枚に画像の記録が行なわれる。
プリンタ1の筐体1aには、このプリンタ1の電源の投入および遮断を指示する電源スイッチ(以下電源SWという)11やプリントスイッチ(以下プリントSWという)12やプリントデータ補正スイッチ(以下プリントデータ補正SWという)13が設けられている。また、中央には、LCDパネル14が設けられており、このLCDパネル14上にインスタントフィルムシートの残り枚数やプリントデータ補正SW13の内容が表示される。また、前述した赤外線通信により送信されてきた画像データを受信する受光素子15が携帯電話をこのプリンタに対向させ易い位置、ここでは筐体1aの端部に配備されている。なお、この図1には図示してはいないが、このプリンタ1はUSBポートも持っている。
プリントデータ補正SW13は、画像の濃淡(Darken or Lighten)を調節するためのスイッチであり、このプリントデータ補正SW13がNomal状態にあるときには、送信されてきた画像データに基づく画像がそのままインスタントフィルムシート上に記録され、DARK側に切り換えられるとその画像データに基づく画像の全体のトーンがやや暗くなった画像がインスタントフィルムシート上に記録され、LIGHT側に切り換えられると全体のトーンがやや明るくなった画像がインスタントフィルムシート上に記録される。このプリントデータ補正SW13が操作された後、プリントSW12が操作されると、同じ構図の写真でありながら異なった趣の写真が何枚も得られる。
このプリントSWが操作されると、後述する画像処理部によって画像データがオフセットされ、画像全体の濃度が調節される。
図2は後述する露光ヘッドによってそのインスタントフィルムシート上に潜像の記録が行なわれた後、そのインスタントフィルムシート1001上の潜像が顕像化されながら、このプリンタの排出口からインスタントフィルムシートが排出されるときの状態を示す図である。
このプリンタでは、赤外線通信、またはUSB通信により外部から画像データが送信されてきてこのプリンタがその画像データを取得したら、その取得した画像データに基づく潜像の記録が露光によりインスタントフィルムシート上に行なわれ、図2に示すようにその潜像が記録されたインスタントフィルムシート1001が排出されるときに顕像化され、プリンタ1外部へ排出される。その後でプリントSW12が操作されたときにも、その画像と同じ画像の再記録が別のインスタントフィルムシート上に行なわれ、図3に示すようにインスタントフィルムシート1001が排出される。
図3は、このプリンタ1下面を斜め後方から見た斜視図である。
このプリンタ1の下面側にはフィルムパック100を装填するためのフィルムドア101aが設けられており、このフィルムドア101aが開けられ、フィルムパック100が図3に示すようにフィルム装填室100aに装填される。このフィルム装填室が本発明にいう媒体装填室に当たる。
また、このプリンタ1の電源となる電池10が装填される電池装填室10aもそのフィルム装填室100aの隣にある。この電池装填室10aにもドアが設けられており、そのドアが開けられ、電池1bが装填される。
フィルムドア側10aにはバネ部材1011a,1012aが2つ設けられており、これらのバネ部材1011a,1012aによってフィルムパック100内に積層されたインスタントフィルムシートが図3の反対側にあるプリンタ1表面側に押されるようになっている。このような構成によってそのフィルムパック100内のインスタントフィルムシートのうち、一番上にあるインスタントフィルムシート1001が排出口11aに近い位置にまで押し上げられ、その位置に押し上げられたインスタントフィルムシート上に焦点のあった光点が露光により多数記録される。
また、新しいフィルムパック100が装填されたときには排出口11aに近い部分に遮光シートが配設されるので、フィルムドア101aが閉められたときにその遮光シートがプリンタ外部へ排出されて一番上にあるフィルムシート1001が露光位置に配設される。
このようなプリンタ1の内部構成を説明する。
図4は、このプリンタ1の表面側のカバーを外してプリンタ内部を見た図である。
図4に示すように、プリンタ内部に装填されたフィルムパック100内に積層されているインスタントフィルムシートのうち、一番上にあるフィルムシート1001に対向する位置に露光ヘッド部16が配設されている。
この露光ヘッド部16の端部にはヘッドキー161が設けられており、そのヘッドキー161が、筐体1aに支持されているリードスクリュー161aのネジに弾性的に螺合している。また露光ヘッド部16のヘッドキー161が設けられている側とは反対側にはガイド棒1611aが設けられており、このガイド棒1611aに露光ヘッド16の端部が係合されている。このガイド棒1611aによって露光ヘッド16が平行に案内されながら、リードスクリュー161aとヘッドキー161の螺合により露光ヘッド16が移動する。
また図4に示すように露光ヘッド16にはフラットケーブル170が接続されており、このフラットケーブル170を介して後述する印刷制御部から画像データに応じた制御信号が供給される。この制御信号は露光ヘッド16内の後述する液晶シャッタアレイの各シャッタのシャッタスピードを制御するものであり、媒体装填室の内部壁内に配備された温度センサ180Aで検出された温度に基づき後述するCPUが露光ヘッドの温度を推定してその推定温度に応じて各シャッタのシャッタスピードが制御される。このシャッタスピードが制御されることによりRGBそれぞれに対応する光がインスタントフィルムシート上に照射され、インスタントフィルムシートの幅方向に480個の光点(ドット)からなる潜像がカラー画像として記録される。以降の説明においてはこの幅方向つまり一次元的に各シャッタが配列されている方向を、主走査方向という。したがってこの各シャッタが主走査方向に電子的に走査されて1ライン分の480の光点がインスタントフィルムシート1001上に記録される。この露光ヘッド16の電子走査によってインスタントフィルムシート1001の主走査方向に480ドットからなる光点が記録されたら、後述する印刷制御部からの制御信号に基づいてモータ162aが駆動されてリードスクリュー161aが所定の角度回転して、今度はその主走査方向と交わる方向に露光ヘッド16によって480ドットづつ光点が順次記録されていく。以降の説明ではこの主走査方向と交わる方向を副走査方向という。この副走査方向には、露光ヘッドの1回の主走査で記録される光点480ドット分を1ラインとして640ラインの光点がインスタントフィルムシート全体に渡って記録される。
この光点の集まりによって画像を表わす潜像が記録されたら、展開ローラ17によりインスタントフィルムシート1001を挟み込んでインスタントフィルムシート内の現像剤をインスタントフィルムシート1001全体に展開させ、潜像を顕像化させプリンタ外部へと送り出す。このインスタントフィルムシート1001は自己現像処理型感光材料であり、インスタントフィルムシート1001が展開ローラ17で挟み込まれるとインスタントフィルムシート内に充填されていた現像剤がインスタントフィルムシート全体に均一に展開され、フィルムシート上の潜像が顕像化されるものである。このように露光ヘッドによってインスタントフィルムシート上に、所定の副走査方向に移動しながらその副走査方向に交わる主走査方向に並んだ光点を画像データに応じて照射することによりそのインスタントフィルムシート上に潜像が記録される。この展開モータ17と展開ローラ17bと後述する展開モータドライバとが本発明にいう現像部に当たる。
ここで露光ヘッド16の構成を、図5を参照して説明しておく。
図5は露光ヘッドの構成を示す模式図である。
この図5には光ガイド164の端部に配設された発光素子163R,163G,163Bの配列順序と、インスタントフィルムシート上に光点となって照射されるR、G、Bの光の進行方向が矢印によって模式的に示されている。
図5に示すように、この露光ヘッド16は光の3原色であるR,G,Bそれぞれの発光素子163R,163G,163Bと、光ガイド164と、前述した液晶シャッタアレイ165と、セルフォックレンズ(登録商標)166とからなる。
図5に示すように、3原色の発光素子163R,163G,163Bそれぞれが光ガイド164の端部に配設されており、それらの発光素子で発光された光が順次その光ガイド164によってインスタントフィルムシート1001側に導かれる。このインスタントフィルムシート1001側に導かれた光の進路が光ガイド164によって変更され、インスタントフィルムシート1001上にレッド、グリーン、ブルーの順に照射される。このレッド、グリーン、ブルの光が順次照射される度に各光が液晶シャッタアレイ165の各シャッタを通り、その先にあるセルフォックレンズ(登録商標)166を通ってインスタントフィルムシート1001の同一点にまで達する。液晶シャッタアレイ165の各シャッタによってレッド、グリーン、ブルーの光量がそれぞれ調節された光が、セルフォックレンズ(登録商標)によってインスタントフィルムシート1001上の一点に収束されて焦点のあった光点がインスタントフィルムシート1001上に多数記録される。ここでは480素子の液晶シャッタアレイ165を用いて画像データに応じて各シャッタのシャッタスピードを制御することで画像データに応じた階調を持つ480の光点がインスタントフィルムシート1001上に記録される。これが副走査方向にも640ライン分記録され、480×640の光点がインスタントフィルムシート上に潜像として記録される。この潜像は、R,G,Bの3色の光をレンズ166によって同一の光点に記録させたカラー画像を表わす潜像である。この光ガイド164と液晶シャッタアレイ165とセルフォックレンズ(登録商標)166とを備える露光ヘッドと、前述したモータ162aとリードスクリュー161aと露光ヘッドの端部に固定されたヘッドキーとで画像露光部が構成される。
図6は、この露光ヘッド16やモータ162aを駆動する制御部の構成ブロック図である。図6には電池から電力を供給する供給線が太線で示され、点線で制御線と検出線がそれぞれ示されている。
このプリンタはオートパワーオフ機能を有しており、さらに電力ブロックを分けて、必要なブロックに電力を供給するようにして電池の長寿命化が図られている。
図6を参照してその電池の長寿命化を図るためにこのプリンタがどのような電力系統を持っているかを、まず説明する。
図6に示すように、CPU180にはこのプリンタ1の電源がオフされてもこのプリンタ1の制御を行なえるように、電池1bから電力が直接供給されている。CPUで消費される電力は微々たるものであり、さらに電源がオフされているときには、電源スイッチの操作が監視されているだけなのでほとんど電力を消費しない。この電池から電源部181と展開モータドライバ17aに電力が直接供給されているが、画像処理部182、モータ1621a、印刷処理部183、揮発性メモリであるRAM184、不揮発性メモリであるFLASHMEMORY185、画像処理部182内の外部IF1821、展開モータなどへの電力供給はCPU180により制御され、CPUの指示がない限り、各部には電力が供給されない。
このような構成にすることで、CPU180と電源部181によって必要なところにのみに電力を供給することができ、電池1bの長寿命化が図られる。前述したようにこのプリンタ1の電池装填室10aに電池1bが装填されると、その電池1bで長期に渡ってこのプリンタが使用される。
次に図6を参照して動作を説明する。
CPU180には図1に示した各種スイッチ10が接続されており、これらの各種スイッチ10の操作に応じて図6各部の制御を行なう。この各種スイッチのうち、電源SW11が投入された後、赤外線通信またはUSB通信により画像データが外部から送られてきたときには、CPU180によりこのプリンタ1の動作が制御され、インスタントフィルムシート上に画像の記録が行なわれる。また、その後でプリントSW12が操作されると、CPU180によりこのプリンタ1の動作が制御され、同じ画像の再記録が別のインスタントフィルムシート上に行なわれる。さらにCPU180には、露光ヘッドの温度を推定するための温度センサ180Aと、露光ヘッドの記録開始位置を検出する原点センサ180Bと、露光ヘッドの終端位置を検出する終端センサ180Cからの検出信号が供給されている。CPU180では温度センサ180Aからの検出信号に応じて露光ヘッドの温度を推定してその推定ヘッドに応じて露光ヘッド17内の各シャッタのシャッタスピードを印刷制御部183に制御させるとともに、露光ヘッド17を副走査方向に移動させるときの移動開始位置と、終端位置とをそれぞれ原点センサと終端センサにより検出して、印刷制御部183にモータを制御させている。
ここで、電源SW11が投入された後、外部から画像データが送信されてきたときに、CPU180がどのような動作を各部に行わせるかを説明する。
赤外線通信により画像データが外部からこのプリンタ1に送られてきたときには、外部I/F1821を有する画像処理部182がその赤外線を受光素子15によって受光したときにCPU180に対し受信有りの信号を出力する。CPU180はこの信号を受けて画像処理部182に画像データの受信を行なわせ、その画像データを、バスを介してRAM184に記憶させる。このCPU180と画像処理部182とRAM184とが本発明にいう画像データ取得部に当たる。
CPU180は,この画像取得部に外部からの画像データを取得させたら、そのRAM184に格納されている画像データを画像処理部182に読み出させ、その画像処理部182でプリントデータを生成させる。なお、このプリントデータとは画像処理部で適当な処理を施し、露光ヘッド17の各シャッタのシャッタスピードを制御することができるようになったデータを指しており、上記画像取得部により取得された画像データとは異なる。以降の説明においては、双方のデータを区別するため、プリントデータに対し、上記画像取得部により取得されてRAMに格納された画像データをプリント前データと呼ぶ。このプリント前データが本発明にいう第1の画像データに当たり、プリントデータが本発明にいう第2の画像データに当たる。
CPU180は、このプリントデータを画像処理部182に生成させたら、画像処理部182にそのプリントデータの転送を行なわせ、印刷制御部183に温度に応じて各シャッタのシャッタスピードの制御を行なわせる。そうすると、そのプリントデータに応じて、主走査方向に配列されている各シャッタの開口時間つまりシャッタスピードが制御され、各シャッタを通過するR,G,B3色の光量がそれぞれ調節される。このときには枠体の一部に設けられた座ぐり部に配設されたセンサにより電源投入時に検出された温度に応じてCPUにより露光ヘッド部の温度が推定される。CPUより露光開始時の露光ヘッドの温度が推定されたら、その推定温度に応じて温度補正テーブルが参照され、推定温度に応じたプリントデータが生成される。ここで印刷制御部183に、モータドライバ1621aを制御させ、モータ162aにより露光ヘッド16を副走査方向に走査させ、その走査の度にプリントデータに応じて各シャッタのシャッタスピードを、印刷制御部183に制御させて副走査方向の各光点の光量をそれぞれ調節させる。このようにしてすべての光点の光量を調節させ、それらの光点の集まりからなる画像を表わす潜像をインスタントフィルムシート上に記録させる。
このようにしてインスタントフィルムシート上に潜像を記録させた後、CPU180は印刷制御へ供給している電源部の出力をオフさせ、電池から展開モータドライバ17aに電力を供給して展開モータ17を駆動させる。
この展開モータ17により展開ローラ17bを回転させ、インスタントフィルムシートを挟み込ませながらプリンタ外部へ送り出すときに、現像液をインスタントフィルムシート全体に展開させ、潜像を顕像化させてインスタントフィルムシートをプリンタ外部へと排出させる。
以上が、電源SW11により電源が投入された後、赤外線通信またはUSB通信により画像データが送られてきたときにCPU180が各部に行なわせる処理である。
次に、プリントSW12が操作されたときにCPU180が各部に行なわせる処理を説明する。
プリントSW12が操作されたことを受けて、CPU180は画像処理部182にRAM184に格納されている画像データの読み出しを行なわせる。この読み出した画像データに基づいて画像処理部182にプリントデータを生成させ、印刷処理部183へ転送させる。印刷処理部183ではそのプリントデータに基づき、露光ヘッド17の各シャッタを制御してインスタントフィルムシート上に照射される光量をそれぞれ調節させる。この各光点の光量をそれぞれ調節させることによってインスタントフィルムシート上に画像データに応じた光量が照射され、画像データに応じた潜像が記録される。
この潜像の記録が終了したことを受けて、CPU180から電源部181に電源部181の出力をオフさせる指示を出すとともに、展開モードドライバ17aに展開モータ17の駆動指示を出す。
展開モータ17によりインスタントフィルムシートを展開ローラ17b側に送り出させるための爪(図示せず)を駆動させ、インスタントフィルムシートを展開ローラ17b側に送り出させ、さらに展開ローラ17bにインスタントフィルムシートを挟持させ、インスタントフィルムシートをプリンタ外部へと排出させる。この展開ローラ17bに挟持させることにより、インスタントフィルムシート内に充填されていた現像剤をインスタントフィルムシート全体に展開させ、潜像を顕像化させる。
このようにしてプリントSW12が操作されたときには、RAM184内に格納されている画像データに基づく画像がインスタントフィルムシート上に潜像として記録される。
ここで、図7を参照してプリントデータ補正SWが操作されたときに印刷処理部の入力データであるプリント前データがどのように補正されて出力データであるプリントデータに変換されるかを説明する。
図7は、プリントデータ補正SWが操作されたときのプリンタ前データの補正状態を示す図である。図7の縦軸には印刷処理部から出力されるプリントデータの階調が示されており、横軸には印刷処理部に入力されるプリント前データの階調が示されている。図7に示すように、Normalにあるときには入力されたプリント前データそのままプリントデータとして出力され、Darken側に切り換えられたときにはNormal状態よりも低い階調のプリントデータに補正され、Lighten側に切り換えられときにはNormal状態より高い階調を持つプリントデータに補正される。
図7に示すように、プリント前データに加える補正データαはオフセット値であり、プリントデータ補正SWがLighten側に切り換えられたときには、Normalに対応するプリントデータがαだけオフセットされる。このようにα分オフセットされたプリントデータに応じて液晶シャッタの開閉時間が制御されると、露光される光量が増加し、全体に明るい画像になる。プリントデータ補正SWがDarken側に切り換えられたときは逆で全体に暗くなる。
前述したように、赤外線通信により外部I/F1821を介してRAM184に取得されたプリント前データが画像処理部に読み出されてプリントデータに変換され、印刷処理部にそのプリントデータがセットされて画像の記録が行なわれる。このようにしてプリント補正SWの操作に応じてプリントデータが補正されて画像全体の濃度が調節される。この濃度が調節されたプリントデータがRAMに記憶されて保存される。
このようにプリントデータ補正SW12によってオフセット補正が行なわれた後、プリントSW13が操作されたら、オフセットされたプリントデータに応じた画像の記録が行なわれる。
以上のような構成を持つプリンタでプリントを行なう場合に温度に応じてシャッタスピードを制御する際の温度補正機能を説明する。
まず、温度センサで検出された温度が低温であったときにインスタントフィルムシート上に露光を行なったときと、温度センサで検出された温度が高温であった時に露光ヘッドによりインスタントフィルムシート上に記録を行なったときとの違いを説明する。
図8は、温度センサで検出された温度が低温であった時に、露光ヘッドで複数枚のインスタントフィルムシートに亘って露光を行なったときの露光量の変化と、高温であった時に露光ヘッドで複数枚のインスタントフィルムに亘って露光を行なったときの露光量の変化とをそれぞれ示す図である。
図8(a)〜図8(c)には、液晶シャッタの各シャッタを制御して中間階調であるグレーでインスタントフィルムシートを露光した場合の例を示してある。また図8(d)〜図8(f)は、階調のダイナミックレンジである両端の白側に当たる白色でインスタントフィルムシートを露光した場合の例を示す図である。なお、図8(a)、図8(d)には露光ヘッドの温度にあまり変化が現われない状態を設定して露光を行なった場合の例を示し、図8(b)〜図8(c)、図8(e)〜図8(f)には、露光ヘッドの温度変化が顕著に現われる状態を設定して露光を行なった場合の例をそれぞれ示してある。なお、各図の3本の線はそれぞれR、G,Bに対応するものとしてG、Bが混合されたCyan、R,Bが混合されたMagenda、R,Gが混合されたYellowの補色の濃度がそれぞれ示されている。また横軸にはフィルム枚数、縦軸には濃度がそれぞれ示されている。この縦軸に示す濃度が高ければ高いほど光量が少ないということを意味する。
図8(a)、図8(d)に示すように露光ヘッドの温度が安定する程度の時間間隔でプリントを行なうと、グレー、白色で露光した場合ともほとんど光量が変わらない。これに対し図8(b)、図8(e)に示すように連続的に露光を行なうと光量に顕著な変化が現われる。また、図8(c)、図8(f)に示すように温度センサで検出された温度が高温であった場合には、グレー、白で露光した場合ともともそれほど露光量にさほどの変化が見られない。
このような特性を持つ露光量の変化特性を、電源投入時からの時間経過を横軸にして示したのが図9に示す図である。
図9は、温度センサにより電源投入時に検出された温度に応じて、電力投入後の経過時間に応じた、露光ヘッドの温度の推定値を求めるための温度推定情報を説明する図である。なお、図9の横軸には時間が、縦軸には温度がそれぞれ示されている。
図9には複数の温度推定情報が曲線として示されており、図8の特性が反映され電源投入時に検出された温度が温度センサで検出されたときにその温度センサで検出された温度が低いときほど時間経過に対して大きく露光量が変化することが示されている。
図9に示す複数の温度推定情報は、露光ヘッドの温度を推定するために事前に実験などで取得した露光ヘッドの温度特性であり、CPU180はこれらの温度特性を数式あるいはテーブルとして内部に保有している。この数式やテーブルを用いて電源投入時に温度センサ108Aにより検出された温度に応じてCPU180が露光開始時の温度の推定を行なっている。この実験などで取得した複数種の温度特性が本発明にいう温度推定情報にあたり、CPU180が温度推定部に当たる。
CPU180は、まず推定を行なうにあたり、電源投入直後の温度をセンサにより電源投入時の温度を検出して図8の温度特性を示す複数種の温度推定情報(図中曲線として示されている)の中から一つを選択する。さらにタイマで計時を開始して露光ヘッドにより露光が開始されるまでの時間が計時され、その計時された時間に対応する温度を露光開始時の露光ヘッドの温度としている。例えば、このプリンタに電力が供給されない時間が長くなって温度が低下してしまって、電源投入時のセンサでの温度検出値が5℃であったとすると、CPU180は曲線Aを選択してタイマで計時さた時間に対応する温度を33℃と推定して、また、電源をオフしてから比較的早い時間に電力が供給され、電源投入時の温度センサの検出温度が23℃であった場合には、曲線Bを選択してタイマで計時された時間に対応する温度を38℃と推定する。なお、実際には複数本の曲線があり、それらの間例えば曲線Aと曲線Bの間であるとか、曲線Bと曲線Cの間であるとかの温度が温度センサにより検出された場合には、補間演算により温度を推定している。
図10はその推定した温度に応じたプリントデータに変換するためのルックアップテーブルを示す図である。このルックアップテーブルがレッド、グリーン、ブルーそれぞれに応じて3個作成されている。このルックアップテーブルは、温度推定部であるCPUにより推定された温度に応じて参照される。図10の横軸には各温度範囲を分けたときのスレッショルドの温度がTth_A…Tth_Iまで示されている。
このルックアップテーブルは、FLASHMEMORY185内に格納されており、CPU180によって推定された温度に応じてそのFLASHMEMORY185内のルックアップテーブルが参照される。CPU180は温度に応じてルックアップテーブルを参照し、そのルックアップテーブル内の温度に応じたプリントデータを印刷制御部183にセットする。このように第1の画像データから第2の画像データへの変換が行なわれる。
図10に示すようにこのルックアップテーブルには、プリンタの使用可能温度範囲内における高々1つの最低温の温度領域(TthA〜TthBの温度領域)を除き、低温側ほど温度幅の狭い温度領域ごとに、第1の画像データを第2の画像データに変換するための補正値が各々記録されている。また、このルックアップテーブルは、画像データ取得部で取得されたプリント前データをプリントデータに変換するにあたり、CPUにより推定された温度を含む温度領域に対応するものであり、所定の温度範囲内の各温度範囲に対応する各シャッタスピードが記録されたものである。例えば温度センサで検出した温度がTth_A〜Tth_Bの範囲内であれば、ルックアップテーブルA(LUT_A)の中の温度に応じたプリントデータを参照し、そのプリントデータを印刷制御部183にセットすれば良い。
なお、このプリンタの温度仕様は、5℃から45℃になっているが、北海道などの寒冷地では真冬に5℃以下になることもあるので、0℃まで温度範囲を拡げている。
ここではCPU180とこのルックアップテーブルを有するFALSHMEMORY185が本発明にいうデータ変換部に当たる。
図11は液晶シャッタの温度に対する透過量の傾向を示すグラフである。
図11の縦軸には光の透過量が示されており、横軸には温度範囲が示されている。
図11に示すように低温領域では温度1℃の変化に対応して透過量が激しく変化しており、温度が高くなるにつれて温度の変化に対応して変化する透過量の割合が徐々に小さくなっている。図11の横軸に示す温度5℃、15℃、25℃に実線を示してあるが、5℃から15℃の温度範囲内では透過量が激しく変化するのでスレッショルドの温度を細かく刻んで、15から25℃の間においては若干その変化が緩やかになるので、温度の刻みを拡げ、さらに25℃以上では変化がさらに緩やかになるのでもっと温度の刻みを拡げると、この図11に示す特性にあった補正を精度良く行なえる。
図12は図8のTh_A,…Th_Iの具体的な温度を示す図である。
図12に示すようにTh_Aが0℃、Th_Bが8℃、以降14℃まで3℃ごとに温度テーブルを作成し、14度以上では、4℃、5℃、6℃と順次その刻み幅を拡げている。このようにすると、図11の5℃〜15℃の間までを細かく補正することができ、さらに15℃〜25℃までは、少し大まかな補正を行なって、さらに25℃を超えたら、ほぼ変化がないことを利用してもっと大まかな補正を行なえる。このようにするとメモリの容量を低減することができる。なお、図中、8ビットデータで示される温度データは、温度の処理をどのように行なうかに温度データの内容が変わるので、T.B.D(To Be Desired:要求による)としてある。
さらに、この温度特性の傾向が各液晶シャッタごとに概ね同じならば各シャッタごとに補正テーブルを作成する必要がなくなり、大幅なメモリ容量の削減を行なえる。
図13は図9〜図12に示したルックアップテーブルなどを用いてCPUが行なう温度補正の処理手順を示すフローチャートである。
まずこのフローチャートの処理を行なう前に、温度センサ180Aにより検出した温度から露光開始時の温度を推定する。画像の記録を行なうときに、ステップS1301でその推定した温度が環境温度仕様範囲内の温度であるかどうかを判定する。環境温度仕様範囲側で高温側であっても、低温側であっても、このプリンタがロックして動作を禁止する。なお、このロックする温度範囲は図10のTh_A以下、Th_I以上の範囲になる。
そしてYES側に進んだらステップS1102でロック動作を行なって画像記録部の処理を禁止してこのフローの処理を終了する。このときにはLCDパネル上にエラーコードを表示する。
ステップS1201でTh_A以上、またはTh_I以下であると判定されたら、No側に進み、ステップS1103で温度センサで検出された温度Tにあったルックアップテーブル(LUTA〜Iまでのいずれか)を参照して、第2の画像データへの変換を行い、その第2の画像データをプリントデータとして印刷制御部183にセットする。
また、検出温度範囲外のロックする低温またはロックする高温になっていると判定したら、ステップS1102でロック動作を行なってプリントを禁止する。
図14は、推定した温度に応じてCPU180が行なう処理を、整理した表である。
図14に示すように推定した温度がTth_A以下またはTth_I以上であったら、LCDパネルにエラーコードを表示させ、プリントを行なえないことをユーザに知らせている。それ以外では、温度に応じて、第1の画像データから第2の画像データへの変換を各ルックアップテーブル(LUTA〜LUTH)に基づいて行なって、その変換を行なった第2の画像データをプリントデータとして印刷制御部にセットしている。
そのプリントデータに基づいて印刷制御部183は、露光ヘッド16の液晶シャッタアレイ165の各シャッタのシャッタスピードをそれぞれ制御する。
なお、本実施形態のプリンタではインスタントフィルムシートを用いたプリンタを掲げたが、感光材料に潜像を記録するプリンタであればどのようなものにでも適用可能である。
本発明の実施形態であるプリンタを斜め上方から見た斜視図である。 プリンタ内部に装填されたインスタントフィルムシートがプリンタ外部に排出されるときの状態を示す図である。 本発明の実施形態であるプリンタの背面を斜め上方から見た斜視図である。 図1のプリンタの表面カバーを取り外し、前方斜め上方からそのプリンタ内部を見た図である。 図4に示した露光ヘッドの構成を示す模式図である。 プリンタ内部の信号処理系統の構成ブロック図である。 プリントデータ補正SWの操作によりプリントデータを補正するときの状態を示す図である。 低温時に、露光ヘッドで記録媒体に複数枚のインスタントフィルムシートに亘って低温時に露光を行なったときの露光量の変化と、高温時に露光ヘッドで記録媒体に連続的に行なったときの露光量の変化とをそれぞれ示す図である。 温度推定情報をどのようなものであるかを説明する図である。 ルックアップテーブルの構成を示す図である。 液晶シャッタの温度に対する透過量の傾向を示すグラフである。 図9のTh_A,…Th_Iの具体的な温度を示す図である。 推定した温度に応じてCPUが行なう処理の手順を示すフローチャートである。 推定した温度に応じてCPUが行なう処理を整理した表である。
符号の説明
1 プリンタ
1a 筐体
10a 電池装填室
1b 電池
100a フィルム装填室
101a フィルムドア
1011a 1012a バネ部材
100 フィルムパック
1001 インスタントフィルムシート
10 各種スイッチ
11 電源SW
12 プリントSW
13 プリントデータ補正SW
14 LCDパネル
15 受光部
16 露光ヘッド
161 ヘッドキー
161a リードスクリュー
1611a ガイド棒
162a モータ
1621a モータドライバ
163R 163G 163B 発光素子
164 光ガイド
165 液晶シャッタアレイ
166 セルフォックレンズ(登録商標)
17 展開モータ
17a 展開モータドライバ
17b 展開ローラ
180 CPU
180A 温度センサ
180B スタートセンサ
180C エンドセンサ
181 電源部
182 画像処理部
1821 外部I/F
183 印刷処理部
184 RAM
185 FLASHMEMORY

Claims (4)

  1. 露光により潜像が形成され現像により該潜像が顕像化される記録媒体が装填される媒体装填室を有し該媒体装填室に装填された記録媒体上に画像データに応じた露光を行なうことにより該記録媒体上に潜像を形成し該潜像を現像することにより該記録媒体上に画像を記録するプリンタにおいて、
    外部から第1の画像データを取得する画像データ取得部と、
    前記媒体装填室に装填された記録媒体に第2の画像データに基づく画像を露光することにより該記録媒体に潜像を形成する露光ヘッドと、
    前記露光ヘッドにより形成された潜像を現像する現像部と、
    電力投入時の温度を測定する温度センサと、
    前記温度センサにより測定される温度に応じて複数用意された、電力投入後の経過時間から前記露光ヘッドの温度の推定値を求める温度推定情報を有し、前記温度センサにより電源投入時に測定された温度に応じた温度推定情報に基づき、電力投入から露光までの経過時間に応じた、前記露光ヘッドの温度の推定値を求める温度推定部と、
    前記露光ヘッドの温度変化に起因する前記記録媒体への露光量変化を画像データを変換することにより補償するための、温度に応じて複数用意された画像データ変換情報を有し、記記温度推定部により求められた温度の推定値に応じた画像データ変換情報に基づいて前記第1の画像データを前記第2の画像データに変換する画像データ変換部とを備えたことを特徴とするプリンタ。
  2. 前記温度センサは、前記媒体装填室の温度を測定するものであり、
    前記露光ヘッドは、前記媒体装填室と一体的な内部壁内に配備されたものであることを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  3. 電池が装填される電池室を有し、このプリンタは、該電池室に装填されている電池から電力の供給を受けるものであることを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  4. 前記露光ヘッドは、配列された液晶シャッタを備え、該液晶シャッタを前記第2の画像データに応じた時間開閉させるものであることを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
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