JP2005101949A - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および輪郭強調機能を備えたデジタルカメラ - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および輪郭強調機能を備えたデジタルカメラ Download PDF

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Abstract

【課題】デジタル画像を輪郭強調してシャープネスの良好な画像を得るための画像処理装置であり、原画像のノイズ成分を適切に抑制した輪郭強調画像を得ること。
【解決手段】原画像Siから抽出した画像高域成分Shを閾値Tを設定したコアリング回路22により輪郭強調成分Seとして取り出し、原画像Siに加算して輪郭強調画像Soを得る際に、原画像Siの中域での水平,垂直輪郭成分Eh1,Ev1を加算した中域輪郭成分E1と、高域での水平,垂直輪郭成分Eh2,Ev2を加算した高域輪郭成分E2とからなる輪郭成分E(=E1+E2)を求め、この原画像Siの中高域輪郭成分Eが大きい場合は前記コアリング回路22の閾値Tを低く設定制御して画像高域成分Shが小さくても輪郭強調成分Seとして取り出し、中高域輪郭成分Eが小さい場合は同閾値Tを高く設定制御して画像高域成分Shが大きくても輪郭強調成分Seとして取り出さない。
【選択図】 図2

Description

本発明は、デジタル画像を輪郭強調してシャープネスの良好な画像を得るための画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および輪郭強調機能を備えたデジタルカメラに関する。
一般に、デジタルカメラの撮影などにより得られたデジタル画像の表示やプリントを行うのに際して、シャープネスの良好な画像とするためには、原画像に対する輪郭強調処理が行われる。
従来、デジタル画像の輪郭強調処理では、原画像の画像信号と該原画像の画像信号を加重平均したアンシャープ信号との差分により画像の高域成分を求め、この画像の高域成分を前記原画像に加算してやることにより輪郭を強調した画像を得ている。
この際、前記原画像のアンシャープ信号との差分により求められた画像の高域成分に対しては、当該画像高域成分に含まれるノイズを除去するために、この画像高域成分の絶対値が所定の閾値よりも小さい場合、これを“0”または“0”に近い値にして原画像に加算している。
そして、このような画像の輪郭強調方式をアンシャープマスク方式と称し、写真画像プリント装置などでの画像処理機能として採用されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−243238号公報
しかしながら、前記従来の輪郭強調処理において、画像の高域成分Hは、注目画素と該注目画素を中心としたn×n画素領域でのガウシアン型などの加重平均によるアンシャープ信号との差分値として得られるために、一種の高域成分である画像の孤立点ノイズに対しても敏感な特性となり、得られた画像高域成分を画像輪郭成分として原画像に加算するのかノイズ成分として“0”または“0”に近い値にして原画像に加算するのかの区別が難しく、その閾値を適正な値に設定するのが非常に難しい問題がある。
すなわち、画像の高域成分Hに対する閾値を大きく設定すると、ノイズ成分が加算強調されるのを確実に防止することができるが、輪郭成分をも除去の対象に含まれてしまい、シャープネスの乏しい画像となってしまう。
また逆に、画像の高域成分Hに対する閾値を小さく設定すると、輪郭成分だけでなくノイズ成分をも強調されてしまい、ノイズの目立つ画像となってしまう。
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、原画像のノイズ成分を適切に抑制した輪郭強調画像を得ることが可能になる画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および輪郭強調機能を備えたデジタルカメラを提供することを目的とする。
本発明に係る画像処理装置では、高域成分抽出手段によって画像データの高域成分を抽出し、また、第1の輪郭検出手段によって前記画像データの中域の輪郭成分を検出し、第2の輪郭検出手段によって前記画像データの高域の輪郭成分を検出する。そして、前記高域成分抽出手段により抽出された画像データの高域成分を、前記第1の輪郭検出手段により検出された中域輪郭成分と前記第2の輪郭検出手段により検出された高域輪郭成分との大きさに基づき、例えば輪郭成分が大きい場合には高域成分をそのまま輪郭強調成分として、また小さい場合には高域成分“0”を輪郭強調成分として輪郭強調成分取り出し手段によって取り出し、輪郭強調画像取得手段によって前記輪郭強調成分取り出し手段により取り出された輪郭強調成分を前記画像データに加算して輪郭を強調した画像データとして取得する。
これによれば、画像データの中高域輪郭成分の大きさに応じて、画像ノイズに応じた画像高域成分を適切に除去し、画像輪郭に応じた画像高域成分を輪郭強調成分として取り出すことができ、シャープネスの良好な輪郭強調画像を取得できることになる。
本発明に係る画像処理装置によれば、画像データの中高域輪郭成分の大きさに応じて、画像ノイズに応じた画像高域成分を適切に除去し、画像輪郭に応じた画像高域成分を輪郭強調成分として取り出すことができ、シャープネスの良好な輪郭強調画像を取得できるようになる。
よって、本発明によれば、原画像のノイズ成分を適切に抑制した輪郭強調画像を得ることが可能になる画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および輪郭強調機能を備えたデジタルカメラを提供できる。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の画像処理装置の実施形態に係る輪郭強調機能を備えたデジタルカメラの構成を示すブロック図である。
このデジタルカメラは、CCD(charge coupled device)を撮像素子とした撮像部10を備える。この撮像部10により得られた画像の撮像信号は、A/D変換部11を介してデジタル画像信号に変換され、べイヤデータとして画像補間回路12に入力される。
この画像補間回路12は、入力されたベイヤデータを各画素毎のRGBデータに変換するもので、このRGBデータに変換された画像データはマトリクス回路13に入力されて輝度信号(Y)と色差信号(R−Y)(B−Y)とに分離される。
このマトリスク回路13により得られた輝度信号(Y),色差信号(R−Y)(B−Y)は、画像処理部14に入力される。
画像処理部14は、輪郭強調処理部15を備え、制御部(CPU)16からの予め記憶された画像処理プログラムに応じた制御信号に従い、前記マトリクス回路13から入力された輝度信号Yに基づいた輪郭強調画像を生成すると共に、色差信号(R−Y)(B−Y)に基づいた濃度調整処理や色相調整処理など、種々の画像処理を行う。
制御部(CPU)16はまた、前記マトリクス回路13から入力される輝度信号(Y),色差信号(R−Y)(B−Y)に基づき、WB(white balance),AE(auto exposure),AF(auto focus)の各制御信号を生成し前記撮像部10へ出力する。
前記画像処理部14において種々の画像処理が施された画像データは画像メモリ17に記録され、表示バッファ18に書き込まれて表示部19にて表示出力される。
また、画像メモリ17に記録された画像データは図示しないプリンタに出力されてプリントされたり、外部モニタに出力されてモニタ表示されたりする。
図2は前記デジタルカメラの画像処理部14に備えられた第1実施形態の輪郭強調処理部15の構成を示すブロック図である。
この第1実施形態の輪郭強調処理部15は、原画像Siから画像高域成分Shを抽出する高域成分抽出回路21、画像高域成分Shに閾値Tを設定して輪郭強調成分Seを得るコアリング回路22、前記原画像Siに輪郭強調成分Seを加算して輪郭強調画像Soを得る加算器23、原画像Siの輪郭成分のうちの中域成分E1を検出する輪郭検出回路(中域)24、原画像Siの輪郭成分のうちの高域成分E2を検出する輪郭検出回路(高域)25、中域輪郭成分E1に所定の係数K1を乗ずる係数器26、高域輪郭成分E2に所定の係数K2を乗ずる係数器27、係数器26の出力と係数器27の出力とを加算して輪郭成分Eを得る加算器28、輪郭成分Eの変化に応じて前記コアリング回路22に対する閾値Tを可変設定するしきい値制御回路29を備えて構成する。
図3は前記輪郭強調処理部15の高域成分抽出回路21にて使用されるフィルタ係数の一例を示す図であり、同図(A)は原画像Siに乗ずることで直接的に画像高域成分Shを得るためのラプラシアン係数21aを示す図、同図(B)は原画像Siから画像低域成分SIを減算して画像高域成分Shを得る場合に当該原画像Siに乗ずることで画像低域成分SIを得るためのラプラシアン係数21bを示す図である。
高域成分抽出回路21は、原画像Siの各画素毎に、図3(A)で示したラプラシアン係数21aをその対象画素および隣接の4画素に乗ずることで画像高域成分Shを求める。
図4は前記輪郭強調処理部15における高域成分抽出回路21の他の実施形態の構成を示すブロック図である。
この他の実施形態の高域成分抽出回路21では、加重平均回路211および減算器212を備え、原画像Siを加重平均回路211に入力して画像低域成分SIを取得した後、減算器212において前記原画像Siから前記画像低域成分SIを減算することにより画像高域成分Shを得る。
この場合、前記加重平均回路211において原画像Siに乗じて画像低域成分SIを得るための係数を、図3(B)で示した値の加重平均係数21bに設定することにより、減算器212の出力には、前記原画像Siに図3(A)で示したラプラシアン係数21aを乗じるだけで得た画像高域成分Shと同じ値の画像高域成分Shを得ることができる。
こうして高域成分抽出回路21により抽出された画像高域成分Shは、コアリング回路22において、しきい値制御回路29により設定される閾値T以下の信号成分を“0”または“0”の近似値にすることにより、ノイズ成分を抑圧した輪郭強調成分Seを得る。そして、このコアリング回路22から得られた輪郭強調成分Seを前記原画像Siに加算器23において加算することで輪郭強調画像Soを得る。
一方、原画像Siは第1の輪郭検出回路(中域)24および第2の輪郭検出回路(高域)25に入力され、第1の輪郭検出回路(中域)24では、原画像Siの輪郭成分のうちの中域成分E1を検出する。第2の輪郭検出回路(高域)25では、原画像Siの輪郭成分のうちの高域成分E2を検出する。
この第1の輪郭検出回路(中域)24および第2の輪郭検出回路(高域)25により求められた中域輪郭成分E1と高域輪郭成分E2とには、それぞれ係数器26,27において係数K1,K2を乗じて中域成分と高域成分のバランスを調整し、加算器28にて加算して輪郭成分Eとした後に前記しきい値制御回路29に入力する。
図5は前記輪郭強調処理部15における輪郭検出回路24(25)の構成を示すブロック図である。なお、この輪郭検出回路24(25)は、第1の輪郭検出回路(中域)24および第2の輪郭検出回路(高域)25共に共通の構成である。
この輪郭検出回路24(25)は、水平輪郭成分Ehを求めるための輪郭検出回路(水平)30およびその絶対値化回路32と、垂直輪郭成分Evを求めるための輪郭検出回路(垂直)31およびその絶対値化回路33とを備えて構成し、水平輪郭成分Ehと垂直輪郭成分Evとを加算器34により加算して輪郭成分E(中域輪郭成分E1または高域輪郭成分E2)を求める。
図6は前記輪郭強調処理部15の第1の輪郭検出回路(中域)24において用いられる輪郭成分検出用のオペレータ係数を示す図であり、同図(A)は水平輪郭成分(中域)検出用係数24hを示す図、同図(B)は垂直輪郭成分(中域)検出用係数24vを示す図である。
すなわち、第1の輪郭検出回路(中域)24では、輪郭検出回路(水平)30において、原画像Siの対象画素および隣接する3×3個の画素に対して、図6(A)で示した水平輪郭成分(中域)検出用係数24hを乗じて中域の水平輪郭成分Eh1を求め、同様に、輪郭検出回路(垂直)31において、原画像Siの対象画素および隣接する3×3個の画素に対して、図6(B)で示した垂直輪郭成分(中域)検出用係数24vを乗じて中域の垂直輪郭成分Ev1を求める。そして、絶対値化回路32,33により絶対値化した水平輪郭成分(中域)Eh1と垂直輪郭成分(中域)Ev1とを加算器34により加算して中域輪郭成分E1を求める。
図7は前記輪郭強調処理部15の第2の輪郭検出回路(高域)25において用いられる輪郭成分検出用のオペレータ係数を示す図であり、同図(A)は水平輪郭成分(高域)検出用係数25hを示す図、同図(B)は垂直輪郭成分(高域)検出用係数25vを示す図である。
すなわち、第2の輪郭検出回路(高域)25では、輪郭検出回路(水平)30において、原画像Siの対象画素および隣接する3×3個の画素に対して、図7(A)で示した水平輪郭成分(高域)検出用係数25hを乗じて高域の水平輪郭成分Eh2を求め、同様に、輪郭検出回路(垂直)31において、原画像Siの対象画素および隣接する3×3個の画素に対して、図7(B)で示した垂直輪郭成分(高域)検出用係数25vを乗じて高域の垂直輪郭成分Ev2を求める。そして、絶対値化回路32,33により絶対値化した水平輪郭成分(高域)Eh2と垂直輪郭成分(高域)Ev2とを加算器34により加算して高域輪郭成分E2を求める。
なお、最終的な輪郭成分E1(E2)は、水平輪郭成分Eh1(Eh2)と垂直輪郭成分Ev1(Ev2)の自乗平均であることが好ましいが、このような絶対値の和であっても略同様の効果が得られる。
こうして第1の輪郭検出回路(中域)24により求められた中域輪郭成分E1と第2の輪郭検出回路(高域)25により求められた高域輪郭成分E2とを加算器28により加算して原画像Siの対象画素についての輪郭成分Eとし、しきい値制御回路29に入力する。
しきい値制御回路29は、入力される対象画素の輪郭成分Eが設定値よりも小さい場合、当該対象画素の画像成分はノイズであると判断してコアリング回路22に対する閾値Tを高く制御設定し、逆に、入力される対象画素の輪郭成分Eが設定値以上の場合、当該対象画素の画像成分は輪郭成分であると判断してコアリング回路22に対する閾値Tを低く制御設定する。
次に、前記構成のデジタルカメラの画像処理部14に備えられた第1実施形態の輪郭強調処理部15における具体的動作について説明する。
図8は前記輪郭強調処理部15に原画像Siとして入力される画像データの具体例を示す図であり、同図(A)は中心画素に孤立点ノイズがある場合の画像データPaを示す図、同図(B)は中心画素において中域の垂直輪郭成分Ev1が高い場合の画像データPbを示す図、同図(C)は中心画素において高域の垂直輪郭成分Ev2が高い場合の画像データPcを示す図である。
図9は前記輪郭強調処理部15に原画像Siとして図8で示した各画像データPa,Pb,Pcを入力した場合それぞれの中心画素を対象画素とした画像高域成分Sh,中域輪郭成分E1,高域輪郭成分E2,輪郭成分Eを対比して示す図である。
ここで、係数器26,27における係数K1,K2は、K1=K2=1とし、また、各輪郭成分検出用係数24h,24v,25h,25vに基づく輪郭成分E1,E2の出力は、当該各係数の絶対値の和で正規化した値とする。
まず、図8(A)に示すような、中心画素に孤立点ノイズがある画像データPaが輪郭強調処理部15に原画像Siとして入力され、その中心画素が対象画素である場合に、高域成分抽出回路21において、図3(A)で示したラプラシアン係数21aを乗ずることで画像高域成分Shを求めると、図9の画像Paに対応して示すように、画像高域成分Sh=50が得られる。
また、第1の輪郭検出回路(中域)24における水平および垂直の各輪郭検出回路30,31において、前記原画像Siである画像データPaに対し、図6(A)で示した水平輪郭成分(中域)検出用係数24hおよび図6(B)で示した垂直輪郭成分(中域)検出用係数24vを乗ずることで中域の水平および垂直輪郭成分Eh1,Ev1を求め、これを絶対値化して加算器34で加算することで中域輪郭成分E1を求めると、図9の画像Paに対応して示すように、中域輪郭成分E1=0が得られる。
また、第2の輪郭検出回路(高域)25における水平および垂直の各輪郭検出回路30,31において、前記原画像Siである画像データPaに対し、図7(A)で示した水平輪郭成分(高域)検出用係数25hおよび図7(B)で示した垂直輪郭成分(高域)検出用係数25vを乗ずることで高域の水平および垂直輪郭成分Eh2,Ev2を求め、これを絶対値化して加算器34で加算することで高域輪郭成分E2を求めると、図9の画像Paに対応して示すように、高域輪郭成分E2=33.3が得られる。
すると、加算器28において、前記中域輪郭成分E1=0と高域輪郭成分E2=33.3とを加算して画像データPaの輪郭成分E=33.3が求められ、しきい値制御回路29に入力される。
次に、図8(B)に示すような、中心画素において中域の垂直輪郭成分Ev1が高い場合の画像データPbが輪郭強調処理部15に原画像Siとして入力され、その中心画素が対象画素である場合に、高域成分抽出回路21において、前記同様にラプラシアン係数21aを乗ずることで画像高域成分Shを求めると、図9の画像Pbに対応して示すように、画像高域成分Sh=12.5が得られる。
また、第1の輪郭検出回路(中域)24(30〜34)において、前記原画像Siである画像データPbに対し、前記同様に水平輪郭成分(中域)検出用係数24hおよび垂直輪郭成分(中域)検出用係数24vを乗ずることで中域の水平および垂直輪郭成分Eh1,Ev1を求め、これを絶対値化して加算することで中域輪郭成分E1を求めると、図9の画像Pbに対応して示すように、中域輪郭成分E1=50が得られる。
また、第2の輪郭検出回路(高域)25(30〜34)において、前記原画像Siである画像データPbに対し、前記同様に水平輪郭成分(高域)検出用係数25hおよび垂直輪郭成分(高域)検出用係数25vを乗ずることで高域の水平および垂直輪郭成分Eh2,Ev2を求め、これを絶対値化して加算することで高域輪郭成分E2を求めると、図9の画像Pbに対応して示すように、高域輪郭成分E2=25が得られる。
すると、前記中域輪郭成分E1=50と高域輪郭成分E2=25とを加算して画像データPbの輪郭成分E=75が求められ、しきい値制御回路29に入力される。
さらに、図8(C)に示すような、中心画素において高域の垂直輪郭成分Ev2が高い場合の画像データPcが輪郭強調処理部15に原画像Siとして入力され、その中心画素が対象画素である場合に、高域成分抽出回路21において、前記同様にラプラシアン係数21を乗ずることで画像高域成分Shを求めると、図9の画像Pcに対応して示すように、画像高域成分Sh=25が得られる。
また、第1の輪郭検出回路(中域)24(30〜34)において、前記原画像Siである画像データPcに対し、前記同様に水平輪郭成分(中域)検出用係数24hおよび垂直輪郭成分(中域)検出用係数24vを乗ずることで中域の水平および垂直輪郭成分Eh1,Ev1を求め、これを絶対値化して加算することで中域輪郭成分E1を求めると、図9の画像Pcに対応して示すように、中域輪郭成分E1=0が得られる。
また、第2の輪郭検出回路(高域)25(30〜34)において、前記原画像Siである画像データPcに対し、前記同様に水平輪郭成分(高域)検出用係数25hおよび垂直輪郭成分(高域)検出用係数25vを乗ずることで高域の水平および垂直輪郭成分Eh2,Ev2を求め、これを絶対値化して加算することで高域輪郭成分E2を求めると、図9の画像Pcに対応して示すように、高域輪郭成分E2=50が得られる。
すると、前記中域輪郭成分E1=0と高域輪郭成分E2=50とを加算して画像データPcの輪郭成分E=50が求められ、しきい値制御回路29に入力される。
すなわち、前記画像データPa,Pb,Pcそれぞれの対象画素についての画像高域成分Shは、Pa>Pc>Pbの順で大きいのに対して、その輪郭成分E=E1+E2は、Pb>Pc>Paの順で大きく、画像データPaの対象画素は、その画像高域成分Shが大きくても輪郭成分Eが小さく孤立点ノイズであると適正に判別できる。そして、画像データPb,Pcの対象画素は、その画像高域成分Shが小さくても輪郭成分Eが大きく画像輪郭であると適正に判別できる。
しきい値制御回路29では、原画像Siの対象画像における中域輪郭成分E1および高域輪郭成分E2の加算により得られた輪郭成分Eが、例えば“50”未満と小さい場合には、コアリング回路22に対する画像高域成分Shの輪郭強調成分Seとしての取り出し閾値Tを、例えば“70”以上と高く設定制御し、逆に、原画像Siの対象画像における中域輪郭成分E1および高域輪郭成分E2の加算により得られた輪郭成分Eが、例えば“50”以上と大きい場合には、コアリング回路22に対する画像高域成分Shの輪郭強調成分Seとしての取り出し閾値Tを、例えば“10”以上と低く設定制御する。
これにより、コアリング回路22では、図8(A)で示したような、対象画素が孤立点ノイズである画像データPaの画像高域成分Shは当該高域成分Shが大きくても除去されて輪郭強調成分Seとして抽出されなくなり、また、図8(B)(C)で示したような、対象画素の輪郭成分Eが大きい場合の画像データPbやPcの画像高域成分Shは当該高域成分Shが小さくても除去されずに輪郭強調成分Seとして抽出されるようになる。よって、ノイズ成分を適正に除去した正しい画像輪郭の輪郭強調成分Seのみを原画像Siに加算した輪郭強調画像Soを得ることができる。
したがって、前記構成の第1実施形態の輪郭強調機能を備えたデジタルカメラによれば、原画像Siから抽出した画像高域成分Shを閾値Tを設定したコアリング回路22によって輪郭強調成分Seとして取り出し、前記原画像Siに加算して輪郭強調画像Soを得る際に、前記原画像Siの中域での水平輪郭成分Eh1および垂直輪郭成分Ev1を加算した中域輪郭成分E1と、高域での水平輪郭成分Eh2および垂直輪郭成分Ev2を加算した高域輪郭成分E2とからなる輪郭成分E(=E1+E2)を求め、この原画像Siの中高域輪郭成分Eが大きい場合には前記コアリング回路22の閾値Tを低く設定制御し画像高域成分Shが小さくても輪郭強調成分Seとして取り出し、また中高域輪郭成分Eが小さい場合には同コアリング回路22の閾値Tを高く設定制御し画像高域成分Shが大きくても輪郭強調成分Seとして取り出さないようにしたので、画像ノイズを画像輪郭と誤判断して取り出すことを防止でき、ノイズの少ない良好な輪郭強調画像Soを得ることができる。
なお、前記第1実施形態の輪郭強調処理部15におけるしきい値制御回路29では、コアリング回路22に設定する閾値Tを、原画像Siの輪郭成分E(=E1+E2)の大小に応じて例えば低/高の2段階に設定制御する構成としたが、当該輪郭成分E(=E1+E2)の大小に応じて例えば連続的に変化するよう設定制御する構成としてもよい。
また、前記第1実施形態の輪郭強調処理部15では、原画像Siの画像高域成分Shを輪郭強調成分Seとして取り出すためのコアリング回路22に閾値Tを設定し、当該閾値Tをしきい値制御回路29によって原画像Siの輪郭成分E(=E1+E2)に応じて可変制御する構成としたが、次の第2実施形態の輪郭強調処理部151において説明するように別の構成としてもよい。
(第2実施形態)
図10は前記デジタルカメラの画像処理部14に備えられた第2実施形態の輪郭強調処理部151の構成を示すブロック図である。
この第2実施形態の輪郭強調処理部151において、原画像Siから画像高域成分Shを抽出する高域成分抽出回路21、前記原画像Siに輪郭強調成分Seを加算して輪郭強調画像Soを得る加算器23、原画像Siの輪郭成分のうちの中域成分E1を検出する輪郭検出回路(中域)24、原画像Siの輪郭成分のうちの高域成分E2を検出する輪郭検出回路(高域)25、中域輪郭成分E1に所定の係数K1を乗ずる係数器26、高域輪郭成分E2に所定の係数K2を乗ずる係数器27、中域輪郭成分E1と高域輪郭成分E2とを加算して輪郭成分Eを得る加算器28については、何れも前記第1実施形態の輪郭強調処理部15におけるそれと同様の構成である。
この第2実施形態の輪郭強調処理部151では、高域成分抽出回路21により得られた原画像Siの画像高域成分Shを、係数器41においてゲインGを乗ずることで輪郭強調成分Seとして取り出し、当該係数器41に設定するゲインGをゲイン制御回路42によって前記原画像Siの輪郭成分E(=E1×K1+E2×K2)に応じて可変制御する構成とする。
そして、ゲイン制御回路42は、入力される対象画素の輪郭成分Eが小さいほど、当該対象画素の画像成分はノイズである可能性が高いと判断して係数器41に対するゲインGを小さくするように制御設定し、逆に、入力される対象画素の輪郭成分Eが大きいほど、当該対象画素の画像成分は正しい輪郭成分であると判断して係数器41に対するゲインGを大きくするように制御設定する。
次に、前記構成のデジタルカメラの画像処理部14に備えられた第2実施形態の輪郭強調処理部151における具体的動作について説明する。
すなわち、前記図8(A)で示した、中心画素に孤立点ノイズがある画像データPa、図8(B)で示した、中心画素において中域の垂直輪郭成分Ev1が高い場合の画像データPb、図8(C)で示した、中心画素において高域の垂直輪郭成分Ev2が高い場合の画像データPcが、それぞれ輪郭強調処理部151に原画像Siとして入力された場合、各原画像Si(Pa,Pb,Pc)についての画像高域成分Sh、中域輪郭成分E1、高域輪郭成分E2、輪郭成分Eは、図9で示したように、何れも前記第1実施形態の輪郭強調処理部15でのそれと同様に求められる。
そして、前記画像データPa,Pb,Pcそれぞれの対象画素についての画像高域成分Shは、Pa>Pc>Pbの順で大きいのに対して、その輪郭成分E=E1+E2は、Pb>Pc>Paの順で大きく、画像データPaの対象画素は、その画像高域成分Shが大きくても輪郭成分Eが小さく孤立点ノイズであると適正に判別できる。また、画像データPb,Pcの対象画素は、その画像高域成分Shが小さくても輪郭成分Eが大きく画像輪郭であると適正に判別できる。
ゲイン制御回路42では、原画像Siの対象画像における中域輪郭成分E1および高域輪郭成分E2の加算により得られた輪郭成分Eが大きいほど、係数器41に対する画像高域成分Shの輪郭強調成分Seとしての取り出しゲインGを高く設定制御し、逆に、原画像Siの対象画像における中域輪郭成分E1および高域輪郭成分E2の加算により得られた輪郭成分Eが小さいほど、係数器41に対する画像高域成分Shの輪郭強調成分Seとしての取り出しゲインGを低く設定制御するので、前記画像データPa,Pb,Pcがそれぞれ原画像Siとして入力された場合の各ゲインGa,Gb,Gcは、その輪郭成分Eの大きさの順Pb>Pc>Paに応じてGb>Gc>Gaとして設定制御される。
これにより、係数器41では、図8(A)で示したような、対象画素が孤立点ノイズである画像データPaの画像高域成分Shは当該高域成分Shが大きくても極めて低いゲインGにより抑制されて輪郭強調成分Seとして殆ど抽出されなくなり、また、図8(B)(C)で示したような、対象画素の輪郭成分Eが大きい場合の画像データPbやPcの画像高域成分Shは当該高域成分Shが小さくても大きいゲインGにより増幅された輪郭強調成分Seとして抽出されるようになる。よって、ノイズ成分を適正に抑制した正しい画像輪郭の輪郭強調成分Seのみを原画像Siにより大きく加算した輪郭強調画像Soを得ることができる。
したがって、前記構成の第2実施形態の輪郭強調機能を備えたデジタルカメラによれば、原画像Siから抽出した画像高域成分ShをゲインGを設定した係数器41を介し輪郭強調成分Seとして取り出し、前記原画像Siに加算して輪郭強調画像Soを得る際に、前記原画像Siの中域での水平輪郭成分Eh1および垂直輪郭成分Ev1を加算した中域輪郭成分E1と、高域での水平輪郭成分Eh2および垂直輪郭成分Ev2を加算した高域輪郭成分E2とからなる輪郭成分E(=E1+E2)を求め、この原画像Siの中高域輪郭成分Eが大きいほど前記係数器41のゲインGを高く設定制御し画像高域成分Shが小さくても輪郭強調成分Seとして大きく取り出し、また中高域輪郭成分Eが小さいほど同係数器41のゲインGを低く設定制御し画像高域成分Shが大きくても輪郭強調成分Seとしては極めて抑制した値で取り出すようにしたので、画像ノイズを画像輪郭として強調して取り出すことを防止でき、本来の輪郭成分のみを大きく強調したノイズの少ない良好な輪郭強調画像Soを得ることができる。
なお、前記第1実施形態の輪郭強調処理部15、前記第2実施形態の輪郭強調処理部151では、その何れの実施形態にあっても加算器23において原画像Siに輪郭強調成分Seを加算した値をそのまま輪郭強調画像Soとして取り出す構成としたが、次の第3実施形態の輪郭強調処理部152において説明するように、加算器23において原画像Siに輪郭強調成分Seを加算した値を高域強調画像(輪郭強調画像)Sfとして取り出し、原画像Siから検出した輪郭成分E(=E1+E2)の大小に応じて、前記高域強調画像Sfを主体に輪郭強調画像Soとして取り出すか、前記原画像Siを加重平均して求めた高域抑圧画像SIを主体に輪郭強調画像Soとして取り出す構成としてもよい。
(第3実施形態)
図11は前記デジタルカメラの画像処理部14に備えられた第3実施形態の輪郭強調処理部152の構成を示すブロック図である。
この第3実施形態の輪郭強調処理部152において、前記第1および第2実施形態と異なる特徴的な構成部分は、当該第1および第2実施形態において説明した何れの輪郭強調処理部15,151にも適用して構成することができるが、ここでは、第1実施形態の輪郭強調処理部15に適用して構成した場合について説明し、第2実施形態の輪郭強調処理部151に適用して構成した場合についての説明を省略する。
この第3実施形態の輪郭強調処理部152において、原画像Siから画像高域成分Shを抽出する高域成分抽出回路21、画像高域成分Shに閾値Tを設定して輪郭強調成分Seを得るコアリング回路22、前記原画像Siに輪郭強調成分Seを加算する加算器23、原画像Siの輪郭成分のうちの中域成分E1を検出する輪郭検出回路(中域)24、原画像Siの輪郭成分のうちの高域成分E2を検出する輪郭検出回路(高域)25、中域輪郭成分E1に所定の係数K1を乗ずる係数器26、高域輪郭成分E2に所定の係数K2を乗ずる係数器27、中域輪郭成分E1と高域輪郭成分E2とを加算して輪郭成分Eを得る加算器28、輪郭成分Eの変化に応じて前記コアリング回路22に対する閾値Tを可変設定するしきい値制御回路29については、何れも前記第1実施形態の輪郭強調処理部15におけるそれと同様の構成である。
この第3実施形態の輪郭強調処理部152では、加算器23において原画像Siに輪郭強調成分Seを加算した値を高域強調画像(輪郭強調画像)Sfとして取り出し、また、原画像Siを加重平均回路50に通して高域抑圧画像(画像低域成分)SIとして取得し、前記高域強調画像Sfと高域抑圧画像SIとをその混合比が設定制御される混合回路51により混合して輪郭強調画像Soとして出力する。そして、混合回路51に設定する前記高域強調画像Sfと高域抑圧画像SIとの混合比を、混合比制御回路52によって前記原画像Siの輪郭成分E(=E1+E2)に応じて可変制御する構成とする。
そして、混合比制御回路52は、入力される対象画素の輪郭成分Eが小さいほど、当該対象画素の画像成分はノイズである可能性が高いと判断して混合回路51に対する高域抑圧画像(画像低域成分)SIの混合割合を大きく、高域強調画像(輪郭強調画像)Sfの混合割合を小さくするように制御設定し、逆に、入力される対象画素の輪郭成分Eが大きいほど、当該対象画素の画像成分は正しい輪郭成分であると判断して混合回路51に対する高域抑圧画像(画像低域成分)SIの混合割合を小さく、高域強調画像(輪郭強調画像)Sfの混合割合を大きくするように制御設定する。
なお、加重平均回路50は、例えば図3(B)で示した加重平均係数21bを原画像Siの対象画素および該対象画素に隣接する3×3画素の画像データに乗ずることで、高域抑圧画像(画像低域成分)SIを得る。
次に、前記構成のデジタルカメラの画像処理部14に備えられた第3実施形態の輪郭強調処理部152における具体的動作について説明する。
すなわち、前記図8(A)で示した、中心画素に孤立点ノイズがある画像データPa、図8(B)で示した、中心画素において中域の垂直輪郭成分Ev1が高い場合の画像データPb、図8(C)で示した、中心画素において高域の垂直輪郭成分Ev2が高い場合の画像データPcが、それぞれ輪郭強調処理部152に原画像Siとして入力された場合、各原画像Si(Pa,Pb,Pc)についての画像高域成分Sh、中域輪郭成分E1、高域輪郭成分E2、輪郭成分Eは、図9で示したように、何れも前記第1実施形態の輪郭強調処理部15でのそれと同様に求められる。
そして、前記画像データPa,Pb,Pcそれぞれの対象画素についての画像高域成分Shは、Pa>Pc>Pbの順で大きいのに対して、その輪郭成分E=E1+E2は、Pb>Pc>Paの順で大きく、画像データPaの対象画素は、その画像高域成分Shが大きくても輪郭成分Eが小さく孤立点ノイズであると適正に判別できる。また、画像データPb,Pcの対象画素は、その画像高域成分Shが小さくても輪郭成分Eが大きく画像輪郭であると適正に判別できる。
まず、しきい値制御回路29では、原画像Siの対象画像における中域輪郭成分E1および高域輪郭成分E2の加算により得られた輪郭成分Eが大きいほど、コアリング回路22に対する画像高域成分Shの輪郭強調成分Seとしての取り出し閾値Tを低く設定制御し、逆に、原画像Siの対象画像における中域輪郭成分E1および高域輪郭成分E2の加算により得られた輪郭成分Eが小さいほど、コアリング回路22に対する画像高域成分Shの輪郭強調成分Seとしての取り出し閾値Tを高く設定制御するので、前記画像データPa,Pb,Pcがそれぞれ原画像Siとして入力された場合の各閾値Ta,Tb,Tcは、その輪郭成分Eの大きさの順Pb>Pc>Paに反比例してTa>Tc>Tbの順に高く設定制御される。
これにより、コアリング回路22では、図8(A)で示したような、対象画素が孤立点ノイズである画像データPaの画像高域成分Shは当該高域成分Shが大きくても除去されて輪郭強調成分Seとして抽出されなくなり、また、図8(B)(C)で示したような、対象画素の輪郭成分Eが大きい場合の画像データPbやPcの画像高域成分Shは当該高域成分Shが小さくても除去されずに輪郭強調成分Seとして抽出されるようになり、この段階で、ノイズ成分を適正に除去した正しい画像輪郭の輪郭強調成分Seのみを原画像Siに加算した高域強調画像(輪郭強調画像)Sfが得られる。
そして、混合比制御回路52では、前記原画像Siの輪郭成分E(=E1+E2)が大きいほど、混合回路51に対する高域強調画像(輪郭強調画像)Sfの混合割合を高く設定制御し、逆に、原画像Siの輪郭成分E(=E1+E2)が小さいほど、混合回路51に対する高域強調画像(輪郭強調画像)Sfの割合を低く、高域抑圧画像(画像低域成分)SIの混合割合を高く設定制御するので、前記画像データPa,Pb,Pcがそれぞれ原画像Siとして入力された場合の前記高域強調画像Sfの各混合割合Ma,Mb,Mcは、その輪郭成分Eの大きさの順Pb>Pc>Paに応じてTb>Tc>Taの順に設定制御される。
これにより、原画像Siの輪郭成分E(=E1+E2)が大きい場合には前記高域強調画像Sfの混合割合が高い輪郭強調画像Soが得られ、逆に、原画像Siの輪郭成分E(=E1+E2)が小さい場合には前記高域抑圧画像SIの混合割合が高い輪郭強調画像Soが得られるようになり、ノイズ成分を適正に抑制した正しい画像輪郭の輪郭強調画像Soが得られるだけでなく、SN比を向上した輪郭強調画像Soを得ることができる。
したがって、前記構成の第3実施形態の輪郭強調機能を備えたデジタルカメラによれば、原画像Siから抽出した画像高域成分Shを閾値Tを設定したコアリング回路22によって輪郭強調成分Seとして取り出し、前記原画像Siに加算して高域強調画像(輪郭強調画像)Sfを得ると共に、この高域強調画像Sfと前記原画像Siを加重平均して求めた高域抑圧画像SIとを混合して輪郭強調画像Soを得る際に、前記原画像Siの中域での水平輪郭成分Eh1および垂直輪郭成分Ev1を加算した中域輪郭成分E1と、高域での水平輪郭成分Eh2および垂直輪郭成分Ev2を加算した高域輪郭成分E2とからなる輪郭成分E(=E1+E2)を求め、この原画像Siの中高域輪郭成分Eが大きい場合には前記コアリング回路22の閾値Tを低く設定制御し画像高域成分Shが小さくても輪郭強調成分Seとして取り出した高域強調画像(輪郭強調画像)Sfを得、また中高域輪郭成分Eが小さい場合には同コアリング回路22の閾値Tを高く設定制御し画像高域成分Shが大きくても輪郭強調成分Seとして取り出さない高域強調画像(輪郭強調画像)Sfを得る。さらに、前記原画像Siの中高域輪郭成分Eが大きい場合には前記高域強調画像(輪郭強調画像)Sfの混合割合を高くした輪郭強調画像Soを得、前記原画像Siの中高域輪郭成分Eが小さい場合には前記高域強調画像(輪郭強調画像)Sfの混合割合を低く前記高域抑圧画像SIの混合割合を高くした輪郭強調画像Soを得るようにしたので、画像ノイズを画像輪郭として強調して取り出すことを防止でき、本来の輪郭成分のみを大きく強調したノイズの少ない良好な輪郭強調画像Soを得ることができる。しかもSN比を向上した輪郭強調画像Soを得ることができる。
なお、前記各実施形態における輪郭強調処理部15,151,152の説明では、当該輪郭強調処理の各部をハード構成により実施した場合を主体に説明したが、例えば図2、図4、図5、図10、図11でそれぞれ示したブロック構成図をコンピュータプログラムにより実施する場合の機能ブロックとして読み替えることで、コンピュータである制御部(CPU)16によるプログラム制御を主体とした輪郭強調処理を実現できる。
つまり、前記各実施形態で説明した輪郭強調処理のプログラムを、パーソナルコンピュータなどの画像処理機能を有するコンピュータにインストールことで、前記各実施形態同様に種々の画像データを対象とした輪郭強調処理を実施でき、それと同様の効果を得ることができる。
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施形態ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
本発明の画像処理装置の実施形態に係る輪郭強調機能を備えたデジタルカメラの構成を示すブロック図。 前記デジタルカメラの画像処理部14に備えられた第1実施形態の輪郭強調処理部15の構成を示すブロック図。 前記輪郭強調処理部15の高域成分抽出回路21にて使用されるフィルタ係数の一例を示す図であり、同図(A)は原画像Siに乗ずることで直接的に画像高域成分Shを得るためのラプラシアン係数21aを示す図、同図(B)は原画像Siから画像低域成分SIを減算して画像高域成分Shを得る場合に当該原画像Siに乗ずることで画像低域成分SIを得るための加重平均係数21bを示す図。 前記輪郭強調処理部15における高域成分抽出回路21の他の実施形態の構成を示すブロック図。 前記輪郭強調処理部15における輪郭検出回路24(25)の構成を示すブロック図。 前記輪郭強調処理部15の第1の輪郭検出回路(中域)24において用いられる輪郭成分検出用のオペレータ係数を示す図であり、同図(A)は水平輪郭成分(中域)検出用係数24hを示す図、同図(B)は垂直輪郭成分(中域)検出用係数24vを示す図。 前記輪郭強調処理部15の第2の輪郭検出回路(高域)25において用いられる輪郭成分検出用のオペレータ係数を示す図であり、同図(A)は水平輪郭成分(高域)検出用係数25hを示す図、同図(B)は垂直輪郭成分(高域)検出用係数25vを示す図。 前記輪郭強調処理部15に原画像Siとして入力される画像データの具体例を示す図であり、同図(A)は中心画素に孤立点ノイズがある場合の画像データPaを示す図、同図(B)は中心画素において中域の垂直輪郭成分Ev1が高い場合の画像データPbを示す図、同図(C)は中心画素において高域の垂直輪郭成分Ev2が高い場合の画像データPcを示す図。 前記輪郭強調処理部15に原画像Siとして図8で示した各画像データPa,Pb,Pcを入力した場合それぞれの中心画素を対象画素とした画像高域成分Sh,中域輪郭成分E1,高域輪郭成分E2,輪郭成分Eを対比して示す図。 前記デジタルカメラの画像処理部14に備えられた第2実施形態の輪郭強調処理部151の構成を示すブロック図。 前記デジタルカメラの画像処理部14に備えられた第3実施形態の輪郭強調処理部152の構成を示すブロック図。
符号の説明
10 …撮像部(CCD)
11 …A/D変換部
12 …画像補間回路(RGB)
13 …マトリクス回路
14 …画像処理部
15 …輪郭強調部(第1実施形態)
151…輪郭強調部(第2実施形態)
152…輪郭強調部(第3実施形態)
16 …制御部(CPU)
17 …画像メモリ
18 …表示バッファ
19 …表示部
21 …高域成分抽出回路
22 …コアリング回路
23、28、34…加算器
24 …第1の輪郭検出回路(中域)
25 …第2の輪郭検出回路(高域)
26、27…係数器
29 …しきい値制御回路
30 …輪郭検出回路(水平)
31 …輪郭検出回路(垂直)
32、33…絶対値化回路
41 …係数器(G)
42 …ゲイン(G)制御回路
50 …加重平均回路
51 …混合回路
52 …混合比制御回路

Claims (10)

  1. 画像データの高域成分を抽出する高域成分抽出手段と、
    前記画像データの中域の輪郭成分を検出する第1の輪郭検出手段と、
    前記画像データの高域の輪郭成分を検出する第2の輪郭検出手段と、
    前記高域成分抽出手段により抽出された画像データの高域成分を、前記第1の輪郭検出手段により検出された中域輪郭成分と前記第2の輪郭検出手段により検出された高域輪郭成分との大きさに基づき、輪郭強調成分として取り出す輪郭強調成分取り出し手段と、
    この輪郭強調成分取り出し手段により取り出された輪郭強調成分を前記画像データに加算して輪郭を強調した画像データを取得する輪郭強調画像取得手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記輪郭強調成分取り出し手段は、
    前記高域成分抽出手段により抽出された画像データの高域成分を、当該画像高域成分の大きさが設定閾値以上の場合にはそのままの値の輪郭強調成分として取り出し、設定閾値未満の場合には“0”または“0”の近似値の輪郭強調成分として取り出す閾値対応取り出し手段と、
    この閾値対応取り出し手段における設定閾値を、前記第1の輪郭検出手段により検出された中域輪郭成分と前記第2の輪郭検出手段により検出された高域輪郭成分との大きさが大きい場合には低い閾値に設定し小さい場合には高い閾値に設定するしきい値制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記輪郭強調成分取り出し手段は、
    前記高域成分抽出手段により抽出された画像データの高域成分を、当該画像高域成分に設定ゲインを乗じた値の輪郭強調成分として取り出すゲイン乗算取り出し手段と、
    このゲイン乗算取り出し手段における設定ゲインを、前記第1の輪郭検出手段により検出された中域輪郭成分と前記第2の輪郭検出手段により検出された高域輪郭成分との大きさが大きい場合には高いゲインに設定し小さい場合には低いゲインに設定するゲイン制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像データの高域抑圧画像を取得する高域抑圧画像取得手段と、
    前記輪郭強調画像取得手段により取得された輪郭強調画像と前記高域抑圧画像取得手段により取得された高域抑圧画像とを設定混合比に応じた割合で混合し輪郭強調画像として出力する画像混合手段と、
    この画像混合手段における設定混合比を、前記第1の輪郭検出手段により検出された中域輪郭成分と前記第2の輪郭検出手段により検出された高域輪郭成分との大きさが大きい場合には前記輪郭強調画像取得手段により取得された輪郭強調画像の混合割合が高い混合比に設定し小さい場合には前記高域抑圧画像取得手段により取得された高域抑圧画像の混合割合が高い混合比に設定する混合比制御手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記高域抑圧画像取得手段は、前記画像データを加重平均して高域抑圧画像を取得することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記高域成分抽出手段は、画像データにラプラシアン係数を乗じて画像データの高域成分を抽出することを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記高域成分抽出手段は、
    画像データを加重平均して画像データの低域成分を抽出する低域成分抽出手段と、
    この低域成分抽出手段により抽出された画像データの低域成分を前記画像データから減算して画像データの高域成分を取得する高域成分取得手段と、
    を有することを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の画像処理装置。
  8. 画像データの高域成分を抽出する高域成分抽出ステップと、
    前記画像データの中域の輪郭成分を検出する第1の輪郭検出ステップと、
    前記画像データの高域の輪郭成分を検出する第2の輪郭検出ステップと、
    前記高域成分抽出ステップにて抽出された画像データの高域成分を、前記第1の輪郭検出ステップにて検出された中域輪郭成分と前記第2の輪郭検出ステップにて検出された高域輪郭成分との大きさに基づき、輪郭強調成分として取り出す輪郭強調成分取り出しステップと、
    この輪郭強調成分取り出しステップにて取り出された輪郭強調成分を前記画像データに加算して輪郭を強調した画像データを取得する輪郭強調画像取得ステップと、
    からなることを特徴とする画像処理方法。
  9. 画像処理装置のコンピュータを制御するための画像処理プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    画像データの高域成分を抽出する高域成分抽出手段、
    前記画像データの中域の輪郭成分を検出する第1の輪郭検出手段、
    前記画像データの高域の輪郭成分を検出する第2の輪郭検出手段、
    前記高域成分抽出手段により抽出された画像データの高域成分を、前記第1の輪郭検出手段により検出された中域輪郭成分と前記第2の輪郭検出手段により検出された高域輪郭成分との大きさに基づき、輪郭強調成分として取り出す輪郭強調成分取り出し手段、
    この輪郭強調成分取り出し手段により取り出された輪郭強調成分を前記画像データに加算して輪郭を強調した画像データを取得する輪郭強調画像取得手段、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み込み可能な画像処理プログラム。
  10. 撮像手段と、
    この撮像手段により撮像された画像データの高域成分を抽出する高域成分抽出手段と、
    前記画像データの中域の輪郭成分を検出する第1の輪郭検出手段と、
    前記画像データの高域の輪郭成分を検出する第2の輪郭検出手段と、
    前記高域成分抽出手段により抽出された画像データの高域成分を、前記第1の輪郭検出手段により検出された中域輪郭成分と前記第2の輪郭検出手段により検出された高域輪郭成分との大きさに基づき、輪郭強調成分として取り出す輪郭強調成分取り出し手段と、
    この輪郭強調成分取り出し手段により取り出された輪郭強調成分を前記画像データに加算して輪郭を強調した画像データを取得する輪郭強調画像取得手段と、
    を備えたことを特徴とする輪郭強調機能を備えたデジタルカメラ。
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