JP2005100412A - 暗号機能を内蔵したマルチメディア出力デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】復号情報を出力する従来の技術の制限を持たない、従来のコンピューティングデバイスの暗号化機能を内蔵するデバイスを提供する。
【解決手段】暗号化機能を内蔵したマルチメディア出力デバイスにより、暗号化した形態でコンテントを出力できる。当該マルチメディア出力デバイスは、コンテントを受信し、暗号化し、暗号化したコンテントの電子出力を提供する。実施形態において、当該マルチメディア出力デバイスは、復号鍵、前記暗号化されたコンテントの前記電子出力の識別情報、および選択的に前記コンテントの記述等の暗号化についての情報を提供する関連したペーパー出力を生成する。前記暗号化されたコンテントから前記復号鍵を切り離すことにより、鍵を暗号化されたコンテントとは別に保管するので、暗号化されたコンテントのセキュリティが高まる。もし暗号化されたコンテントが権限なき者の手に渡っても、その意図されていない受信者はコンテントを復号するための鍵を有していない。
【選択図】図3

Description

本発明は暗号化機能を内蔵したマルチメディア出力デバイスに関し、特にコンテントを暗号化し、復号に関する情報を提供する電子出力とそれに関連したペーパー出力を提供する方法およびシステムに関する。
ユーザは電子データのセキュリティを維持する必要がある。データの暗号化はデータセキュリティを達成する最も効果的な方法の一つである。暗号化されたファイルを読むためには、ファイルを復号する鍵またはパスワードを知らなければならない。ワンタイムパッドアルゴリズムは、非常に安全な暗号化システムで使用される周知の暗号アルゴリズムである。この技術によると、復号鍵は暗号化される必要があるデータを同じ長さでなければならない。その結果、ユーザはランダムな長い文字列を覚えられないため、この技術は困難である。
ワンタイムパッドアルゴリズムを使用する他の解決策が知られている。1つの解決策によると、ユーザはデータを暗号化するために使用したユーザ自身のパスワードを提供するように要求される。しかし、ユーザにより提供されたパスワードはパスワードクラッキング方法によりしばしば破られる。
他の解決策によると、ユーザはデータを暗号化および復号するために使用した公開鍵と秘密鍵のペアを設定するために、公開鍵を提供している公共事業機関等の機関に登録することを要求する。しかし、多くの人々は上記の鍵を設定する時間がない。
既存の暗号化技術の限界を乗り越えるために、コンピューティングデバイスに暗号化機能を内蔵することが知られている。これらのコンピューティングデバイスはデータを暗号化または復号するために使用する鍵を生成する。生成された鍵のペーパー出力を作成するために、これらのデバイスはプリンタやその他の出力デバイスに命令を送る必要がある。また、暗号化されたデータのコピーを複数作りたいときには、コンピューティングデバイスは複数のリムーバブルメディアデバイスを備えている必要がある。よって、ユーザが生成された鍵のペーパー出力と同様に電子フォーマットで暗号化されたデータの複数のコピーを欲しいとき、そのユーザは暗号化機能を有するコンピューティングデバイス、プリンタ、および複数のリムーバブルメディアデバイスに暗号化データを書きこめるデバイスを少なくとも持っている必要がある。
さらにまた、暗号化機能を内蔵した既存のコンピューティングデバイスは、各暗号化されたデータとは別の鍵を生成しない。これは同じ鍵を複数の暗号データが使うこととなりシステムのセキュリティを下げるので望ましくない。
したがって、復号情報を出力する従来の技術の制限を持たない、従来のコンピューティングデバイスの暗号化機能を内蔵するデバイスが必要とされている。
暗号化機能を内蔵したマルチメディア出力デバイスにより、暗号化した形態でコンテントを出力できる。当該マルチメディア出力デバイスは、コンテントを受信し、暗号化し、暗号化したコンテントの電子出力を提供する。実施形態において、当該マルチメディア出力デバイスは、復号鍵、前記暗号化されたコンテントの前記電子出力の識別情報、および選択的に前記コンテントの記述等の暗号化についての情報を提供する関連したペーパー出力を生成する。前記暗号化されたコンテントから前記復号鍵を切り離すことにより、鍵を暗号化されたコンテントとは別に保管するので、暗号化されたコンテントのセキュリティが高まる。もし暗号化されたコンテントが権限なき者の手に渡っても、その意図されていない受信者はコンテントを復号するための鍵を有していない。
一実施形態において、マルチメディア出力デバイスはオーディオまたはビデオコンテント等のコンテントを受信するインターフェイスと、前記コンテントを受信するインターフェイスに結合したコンテント処理システムを含む。コンテント処理システムは、暗号化機能を実行する暗号化モジュールを含む。一実施形態において、暗号化モジュールが鍵を生成し、生成した鍵を用いて前記コンテントを暗号化する。他の実施形態において、暗号化モジュールはユーザから提供された鍵を用いて受信したコンテントを暗号化する。暗号化モジュールは鍵・メタデータ生成モジュールを実行する。この鍵・メタデータ生成モジュールは暗号化されていないコンテントを受信し、ユーザが選択したセキュリティレベルに応じて様々なレベルのコンテントの記述を生成する。コンテントの記述とは、キーワード、ビデオからのキーフレーム、またはタイトルだけを含む。よって、セキュリティレベルが低いと意味のあるキーワードやキーフレームになるが、セキュリティが高いとコンテントの内容が良く分からないような印刷された記述となる。一実施形態において、鍵・メタデータモジュールは復号情報を生成できる。この復号情報には、生成された鍵、暗号化されたコンテントの電子出力の識別情報、暗号化されたコンテントの記述を含む。
当該マルチメディア出力デバイスは、暗号化されたコンテントを受信し対応する電子出力を作成することができる。また、処理システムと通信する印刷出力システムも含む。印刷出力システムは鍵・メタデータモジュールから復号情報を受信し、復号についての情報を提供するアン連するペーパー出力を生成する。
マルチメディア出力デバイスは、データ暗号化に関するオプションをユーザに選択させるユーザインターフェイスも含む。上記オプションは所望の暗号のタイプ、暗号化されたコンテントの出力フォーマット、復号情報の出力フォーマットを含む。多様な暗号化技術には、対称暗号、公開鍵暗号、受信者の公開鍵で暗号化された鍵を用いた対称暗号等がある。暗号化されたデータと復号情報の出力フォーマットには、電子フォーマットとペーパーフォーマット等がある。また、ユーザインターフェイスにより、ユーザは復号情報が提供されるセキュリティのレベルを選択することができる。
本発明の他の実施形態は、オーディオおよびビデオデータを暗号化するものである。このために、鍵・メタデータモジュールは、オーディオデータからトランスクリプトを作りキーワードを抽出したり、ビデオデータからキーフレームを抽出したり、バーコードとともに紙に印刷したりすることなど、オーディオおよびビデオデータの多様なレベルの処理を実行することができる。ユーザは復号情報を印刷するセキュリティのレベルを選択することができる。暗号化モジュールは、オーディオおよびビデオデータを暗号化するための多様な暗号化アルゴリズムを用いて、オーディオおよびビデオデータを暗号化することができる。
マルチメディア出力デバイスの他の実施形態は、コンテントを受信し、ユーザの秘密鍵を用いてそのコンテントを暗号化し、暗号化されたコンテントを出力するものである。この実施形態によると、受信者はコンテントを認証することができる。コンテントはセキュリティと認証を提供するため、暗号化され署名されることができる。
本発明の他の実施形態は、暗号化されたコンテントを復号するものである。マルチメディア出力デバイスは周知の技術を用いてコンテントを復号し、復号されたコンテントの電子出力を生成する。また、当該マルチメディア出力デバイスは復号されたコンテントを処理し、サマリーを作ることができる。このサマリーはユーザが選択したいかなるメディアにも出力可能である。
暗号化機能を内蔵したマルチメディア出力デバイス120の多様な実施形態により、コンテントを暗号化された形態で出力することができる。一部の実施形態は、複合鍵等の復号に関する情報、暗号化されたコンテントの電子出力の識別情報、暗号化されたコンテントの記述等を提供する関連するペーパー出力も出力する。マルチメディア出力デバイス120は、所望のアプリケーションに応じて、コンテントを受信し、ペーパー出力を作成し、電子出力を作成するデバイスをいくつでも含む。
システムアーキテクチャの概要
図1Aは、本発明の一実施形態によるシステム100の一実施形態のハイレベル図である。システム100には、暗号化するコンテント150を受信し、暗号化されたコンテントの電子出力170とそれに関連する復号に関する情報を提供する出力160とを提供できるマルチメディア出力デバイス120が含まれている。一部の実施形態において、出力160はペーパー上に印刷されてもよい。他の実施形態において、出力160はデジタルメディアに書き込まれてもよい。さらに他の実施形態において、出力160はディスプレイ画面上に表示されてもよい。他の実施形態において、デバイス120は、暗号化されたコンテントと復号に関する情報を単一の出力メディアにシリアルに出力することができる。例えば、デバイス120は、暗号化されたコンテントをデジタルメディアに出力し、同じメディアに復号情報を出力する。
コンテントには、オーディオ(音楽、ラジオ放送、レコーディング、公告等を含む)、ビデオ(映画、ビデオクリップ、テレビ放送、公告等を含む)、ソフトウェア(ビデオゲーム、マルチメディアプログラム、グラフィックスソフトウェア等を含む)、画像(JPEG、JPEG2000、GIF、TIF等を含む)、及び文書(ポストスクリプト、PCL、PDF、ワード等を含む)およびこれらの組み合わせを含む。このリストは例示列挙であり、限定するものではない。コンテントはどのようなフォーマットや符号化技術で符号化されていてもよく、例えば、ビデオのMPEG-2フォーマットやオーディオのMPEG-3(MP3)フォーマットを含む。
マルチメディア出力デバイス120は、暗号化されていないコンテント150を受信し、受信したコンテントを暗号化し、暗号化されたコンテントの電子出力を所望のいかなるフォーマットであっても出力できる。マルチメディア出力デバイス120は、コンテントの復号に関する情報を提供する出力160も出力する。
マルチメディア出力デバイス120は、多様なソースから暗号化されていないコンテント150を受信する。図3を参照してより詳しく説明する。マルチメディア出力デバイス120は、コンテント150を暗号化するため多様な暗号化アルゴリズムを使用する。例えば、Data Encryption Standard(DES)アルゴリズム、対称鍵暗号、ワンタイムパス、公開鍵暗号、対称鍵で暗号化しユーザの公開鍵を用いてその対称鍵を暗号化するもの、対称鍵で暗号化し受信者の公開鍵を用いてその対称鍵を暗号化するもの等である。
マルチメディア出力デバイス120は、メディアデバイスに暗号化されたコンテントの電子出力170を書き込む。メディアデバイスには、リライタブルDVDまたはCD、ビデオカセットテープ、オーディオカセットテープ、フラッシュカード、コンピュータディスク、SDディスク、メモリスティック、その他電子的読み出し可能メディア等が含まれる。暗号化されたデータはネットワークを介して送信したり、USBやIEEE1394を介してメモリデバイスに書き込んだりできる。暗号化されたコンテントはペーパー上に印刷することもできる。
マルチメディア出力デバイス120は、キー「F54jk890XC」270等の復号に関する情報と、「DVDナンバー45378」260等の暗号化されたコンテントの電子出力の識別情報を出力することもできる(図2B参照)。復号情報には選択的にコンテントの記述が含まれる。この情報はデータを復号するために、暗号化されたコンテントの意図された受信者により使用される。ここで、「鍵」という用語は、暗号化されたデータを復号するために使用されるパスワード、データ、テーブルを意味する。他の実施形態において、復号情報は、暗号化されたコンテントとは別の電子フォーマットで提供されてもよい。
鍵を含むペーパーまたは他のいかなるメディアも暗号化されたコンテントとは離して保管すれば、暗号化されたコンテントのセキュリティが保たれる。暗号化されたコンテントが権限なき者の手に渡ったとき、その意図しない受信者はデータを復号するための鍵を持っていないであろう。したがって、出力160と電子出力170が両方ともその権限なき者の手に渡ったのでなければ、復号情報を含む出力160を失っても電子出力170のセキュリティには影響がない。
ユーザはデータの暗号化に関するオプションを選択することができることに注意すべきである。オプションには例えば、所望の暗号化のタイプ、暗号化されたデータの出力フォーマット、暗号データの出力フォーマット等が含まれる。図2Aを参照してより詳しく説明する。
当業者には分かるように、マルチメディア出力デバイス120は、好ましくは、紙等の印刷可能メディアに印刷するために必要なサブシステムを含んでもよい。紙への出力について述べたが、本発明の多様な実施形態によるマルチメディア出力デバイスは、オーバーヘッドプロジェクタの透明シート、フィルム、スライド、カンバス、ガラス、ステッカ、その他の上記のマーキングを施しうる多様なメディア等の上に画像、文章、バーコード、その他のマーキングを作成することができることに注意すべきである。
意図されたアプリケーションに応じて、マルチメディア出力デバイス120は、大部分の人々が親しんでいる典型的なオフィスまたはホームユースのマルチメディア出力デバイス以外の多くの異なる形態をとることができる。それゆえ、マルチメディア出力デバイス120の定義は、画像、文章、その他の表面上のいかなるマーキングをも作成することができるいかなるデバイスをも含む。
図1Bは、図1Aに示したシステムのハイレベル図である。マルチメディア出力デバイス120は暗号化されたコンテント171とそれを複合するために使用する鍵(図示せず)を受信し、復号された電子出力172と復号されたペーパー出力174を作成する。暗号化されたコンテント171は、デバイス120により生成された暗号化された出力170であってもよいことには注意すべきである。あるいは、暗号化されたコンテント171はユーザによって提供されたいかなる暗号化されたコンテントであってもよい。キーボード、バーコードのスキャニング、または紙に印刷されたりドライバソフトウェアによって電子的に与えられた鍵を何らかの光学的文字認識(OCR)技術で読み取ることによって、鍵をデバイス120に提供することができる。
マルチメディア出力デバイス120は周知の復号技術を用いて暗号化されたコンテント171を復号することができる。マルチメディア出力デバイス120は、コンテントのサマリーを作成するため、復号されたコンテントをさらに処理することができる。このサマリーはユーザによって特定されたいかなるメディアにも出力することができる。
ユーザインターフェイス
図2Aはマルチメディア出力デバイス120に内蔵された暗号化機能に関連した多様なオプションを選択するためのユーザインターフェイス(UI)200の一例を示す図である。例えば、所望の暗号化タイプ、暗号化されたデータの出力フォーマット、復号情報の出力フォーマット、復号に関する情報が出力される所望のセキュリティレベルをユーザは選択することができる。
UI200は、好ましくはユーザが見ることができる画面に表示される。UI200は、好ましくは、ユーザが応答し選択できるメカニズムを含んでいる。一実施形態において、UI200はタッチスクリーン206を含む。このタッチスクリーン206の適当な部分に触れることにより、ユーザは選択し入力することができる。他の実施形態において、文字・数字データを入れるためにキーパッドが設けられている。また別の実施形態において、ジョイスティック、トラックボール、その他の入力デバイスが入力および選択のために使用されてもよい。他の代替的な実施形態において、クライアントデバイス上のマルチメディア出力デバイスドライバダイアログボックス、または安全なHTTPやその他のネットワークプロトコルを介してマルチメディア出力デバイス120にデータを送信するウェブページを介して、ユーザの入力が提供されるてもよいことに注意すべきである。ここで「クライアントデバイス」とは、PDA、携帯電話、スタンドアローンコンピュータシステム等の有線または無線デバイスを含むが、これに限定されない。
図2Aに示したとおり、UI200はユーザに所望の暗号化タイプの選択を提供する。上記の選択は対称暗号212、公開鍵暗号214、対称鍵を用いて暗号化しその対称鍵を受信者の公開鍵216を用いてさらに暗号化するものを含む。受信者はユーザであっても他の意図された受信者であってもよいことは注意すべきである。これらの方法は以下で詳しく説明する。UI200の画面206は「暗号化のタイプを選択する」というユーザへの指示を含む。公開鍵暗号化方法または対称暗号化方法であって対称鍵を受信者の公開鍵で暗号化するものをユーザが選択したとき、ユーザは自分の公開鍵または意図された受信者の公開鍵を入力するオプションを与えられる。選択的に、ユーザは、暗号化されたコンテントを復号するために使用する鍵の長さを選択することができる。また、コンテントが暗号化される前にそのコンテントを編集することもできる。
UI200によりユーザは暗号化されたコンテントの出力フォーマットを選択することもできる。上記の選択は、例えば電子フォーマットまたはペーパーフォーマットで暗号化されたコンテントを提供すること含む。上述のとおり、ユーザに提示される電子フォーマットには、リライタブルDVDやCD等のリムーバブルストレージデバイス、ビデオカセットテープ、オーディオカセットテープ、コンピュータディスク、SDディスク、USBドライブ、その他の適当な電子的読み出し可能なメディアを含むが、これに限定されない。図示した実施形態において、DVD220、CD222、SD224、USB226、ファイル228、電子メール230からユーザは選択することができる。これらのオプションは例として掲げたものであり、本発明を限定するものではない。本発明は現在ある、または将来生まれるであろう他の出力フォーマットにも適用できることは、当業者には分かるであろう。
UI200によって、選択的にユーザは復号情報(図示せず)の出力情報を選択することもできる。上記の選択には、電子フォーマットまたはペーパーフォーマットで復号情報を提供することも含まれる。ユーザに提示される電子フォーマットには、リライタブルDVDやCD等のリムーバブルストレージデバイス、ビデオカセットテープ、オーディオカセットテープ、コンピュータディスク、SDディスク、USBドライブ、その他の適当な電子的読み出し可能なメディアを含むが、これに限定されない。
また、UI200により、ユーザは復号に関する情報が出力されるべき所望のセキュリティレベルを選択することができる。図2Aの実施形態には、ペーパーセキュリティレベルを選択する10段階のセキュリティ設定を示している。10段階のセキュリティ設定(1−10)はそれぞれ参照番号232−250により参照されている。UI200にはユーザが選択する選択肢がいくつかある。図示した実施形態において、ユーザは適当なボックスをチェックすることにより所望のセキュリティレベルを選択することができる。ユーザのセキュリティレベルの選択はペーパー出力のセキュリティと便利さとのトレードオフに基づくことに、注意すべきである。一実施形態において、ユーザが最高度のセキュリティレベル(レベル10)を選択したとき、生成された出力160には暗号化されたデータの電子出力170とコンテントを復号する鍵が表示される。復号情報のセキュリティレベルが、例えばレベル9と少し低いペーパー表現を選択したとき、例えば、コンテントの日付およびタイトル等の暗号化されたコンテントの短い記述が出力160に含まれる。
図2Bは、一実施形態による復号情報のペーパー出力160aの一例を示す図である。図示した実施形態において、ユーザがセキュリティレベル10と暗号化されたコンテントの電子フォーマットとして「DVD」を選択したときに、ペーパー出力160aが示される。ペーパー出力160aは、暗号化されたコンテント150を復号するために必要な最低限の情報を提供する。例えば、出力160aは、「DVDナンバ45378」等の暗号化されたコンテントの電子出力の識別子260と、「F54jk890XC」等のコンテントを復号する鍵270とを提供する。
図2Cは、暗号化されたコンテントの電子フォーマットとしてセキュリティレベル9と「DVD」を選択したときに、復号情報のペーパー出力160bの一例を示す図である。図示された実施形態において、ペーパー出力160bは、図2Bに示したものよりもセキュリティレベルの低い暗号化情報のペーパー表現を提供する。上記のプリントアウトはコンテントの日付280とタイトル290等の情報を付加的に含んでいる。この記載はセキュリティレベルがより低いが、暗号化されたコンテントをより特定できるので、より便利である。
図2Dは、復号情報がペーパー出力の形態で提供されるシステム100の一実施形態である。図2Dは、図2Bと2Cに示した2つのペーパー出力160aと160bとを示す。出力160aは、ユーザが復号情報の出力の最高度のセキュリティレベル(レベル10)を選択したときの復号情報を提供する。出力160bは、ユーザがより低いセキュリティレベル(レベル9)を選択したときの復号情報を提供する。図2Dに示したとおり、暗号化されたコンテントは、ライタブルDVD170等の電子フォーマットで提供される。
図2Eは、システム100の他の実施形態を示す図である。この実施形態において、復号情報はリライタブルDVD等の電子フォーマットで記憶される。コンテントを暗号化するためにワンタイムパッドアルゴリズムを使用したとき、コンテントを復号するために使用する鍵は長い文字列である。したがって、電子フォーマットで復号情報を出力すれば、ユーザが復号鍵の長い文字列を保管する上で有利である。他の実施形態において、復号情報はいかなるタイプの不揮発性ストレージメディアに出力されてもよい。復号情報はユーザに電子メールとして送信したり、UI200上に表示したりできる。
マルチメディア出力デバイスのアーキテクチャ
図3は、マルチメディア出力デバイス120の一実施形態のブロック図である。マルチメディア出力デバイス120はソースインターフェイス305、ユーザインターフェイス200、印刷出力システム315、電子出力システム320、コンテント処理システム325を含む。ソースインターフェイス305はコンテント150を受信することができ、多様な形態をとり、コンテントイベントを観察することによりコンテントを受信したりコンテントを生成したりする1以上のデバイスを含む。同様に、印刷出力システム315と電子出力システム120は様々な形態をとり、出力160(印刷されるかまたは電子的に出力される)と電子出力170とをそれぞれ作成する。マルチメディア出力デバイス120の多様な構成要素は、2004年3月30日に出願されたHart達による米国特許出願「Printer Having
Embedded Functionality for Printing Time-Based Media」(Attorney Docket
20412-8340)にさらに説明されている。この出願はそっくりそのまま参照により援用する。この出願には、時間ベースメディアの印刷を可能とする多機能プリンタが開示されている。受信した時間ベースメディアデータに基づき、当該プリンタは関係する電子出力と同様にペーパーまたは他の印刷された出力を作成する。印刷された出力と電子出力が一緒になって、時間ベースのメディアの表示を提供する。所望のアプリケーションに応じて、プリンタはメディアデータを受信し、印刷出力を印刷し、電子出力を作成するためのメカニズムのいずれかの組み合わせを含んでもよい。
ユーザインターフェイス200については、図2Aを参照して上に説明した。ユーザインターフェイス200は、ディスプレイシステム、外付けのディスプレイと通信するためのソフトウェア、および2004年3月30日に出願されたHart達による米国特許出願「Printer User Interface」(Attorney Docket No. 20412-08455)に記載されたその他の実施形態をいくつでも含む。この出願はそっくりそのまま参照により援用する。コンテント処理システム325はソースインターフェイス305とユーザインターフェイス200に結合している。コンテント処理システム325は、印刷出力システム315と電子出力システム320に適当なコマンドおよびデータを与えるため、これらのシステムにも結合している。
コンテント処理システム325は、プロセッサ335とメモリ330とを含む。コンテント処理システム325は暗号化モジュール340も含む。暗号化モジュール340は、様々なソースからコンテントを受信し、受信したコンテントを暗号化することができる。暗号化モジュール340は、マルチメディア出力デバイス120の暗号化機能を実施するためのソフトウェア、ハードウェア、またはこれらの組み合わせを含む。
電子出力システム320は、図1Aを参照して上で説明したように、暗号化されたコンテントを受信し、暗号化されたコンテントの電子出力を生成する。一実施形態において、マルチメディア出力デバイス120はメディアライタ(図示せず)で電子出力をメディアデバイスに書き込む。メディアデバイスは、例えばリライタブルDVDやCD等のリムーバブルストレージデバイス、ビデオカセットテープ、オーディオカセットテープ、コンピュータディスク、SDディスク、メモリスティック、その他の適当な電子的読み出し可能なメディアを含むが、これに限定されない。メディアライタは、さらに、暗号化されたコンテントのユニークな識別情報をその暗号化されたコンテントを記憶するリムーバブルストレージデバイスに付することができる。上記識別情報は、例えば、英数字の組み合わせを含む。
印刷出力システム315は復号された情報の関連する印刷された出力を作成する。上記印刷された情報は、例えば、復号鍵、暗号化されたコンテントの電子出力の識別情報、および選択的に暗号化されたコンテントの記述を含む。印刷出力システム315は標準的印刷ハードウェアを有している。例えば、標準的レーザマルチメディア出力デバイス、インクジェットマルチメディア出力デバイス、熱転写プリンタ、ドットマトリクスプリンタ、その他の当該技術分野において知られたプリンタに使用されている印刷ハードウェアを有している。
マルチメディア出力デバイス120は、オーディオ・ビデオ(A/V)コンテント認識モジュール370を内蔵している。この内蔵されたオーディオ・ビデオ(A/V)コンテント認識モジュール370は、例えばビデオイベント検出、ビデオ前景・背景セグメンテーション、フェイス検出、フェイスイメージマッチング、フェイス認識、フェイスカタログ化、ビデオテキストローカライゼーション、ビデオ光学的文字認識(OCR)、言語翻訳、フレーム類型化、クリップ類型化、イメージマッチング、オーディオリフォーミング、音声認識、オーディオイベント検出、オーディオ波形マッチング、キャプションアライメント、オーディオキャプションアライメント、その他のコンテント認識アルゴリズムの1以上を実行する。
マルチメディア出力デバイス120は、制御モジュール(図示せず)も含んでおり、この制御モジュールにより、ユーザは入力コンテントを暗号化される前に編集することができる。制御モジュールは、ユーザに関連したデバイスまたはその他の外部デバイス上にあることに注意すべきである。
オーディオ・ビデオコンテント認識機能を有するマルチメディア出力デバイスの多様な実施形態が、Hull等により2004年3月30日に出願された米国特許出願「Printing
System With Embedded Audio/Video Content Recognition and Processing」に記載されている。この出願はそっくりそのまま参照により援用する。この出願は、メディアコンテント認識と処理を行う機能を内蔵した印刷システムが開示されている。メディアコンテントに実行したコンテント認識と処理の結果に基づき、当該印刷システムはペーパーベースまたは他の印刷された表現を作成することができる。印刷システムはメディアコンテントの対応する電子表現をさらに作成してもよい。この電子表現は印刷表現と組み合わせてメディアコンテントを見たりアクセスするために使用される。印刷システムは選択されたメディアコンテントを印刷するために、印刷機能を有するメディア描画アプリケーションを含んでもよい。
コンテントソースインターフェイス
図3には、マルチメディア出力デバイス120がコンテント150を受信する外部ソースの例がさらに示されている。所望の入力に応じて、インターフェイス305によりマルチメディア出力デバイス120は、印刷するコンテントを提供できる多様な異なる電子デバイスと通信することができる。デバイスのタイプの限定せずに、インターフェイス305によりマルチメディア出力デバイス120は、外部ソースからコンテントを受信することができる。この外部ソースは、例えば、コンピュータシステム、コンピュータネットワーク、デジタルカメラ、ビデオカメラ、メディア描画器(例えばDVD、CDプレーヤ)、メディアレシーバ(例えば、テレビ、衛星レシーバ、セットトップボックス、ラジオ)、外部ストレージデバイス、ビデオゲームシステム、またはこれらの組み合わせである。インターフェイス305の接続タイプは、マルチメディア出力デバイス120に接続されるべく意図されたデバイスのタイプと、そのデバイスのタイプの利用可能な標準コネクションに基づき様々な形態をとる。例えば、インターフェイス305は、USB、シリアル、ファイアワイヤ、SCSI、IDE、RJ11、光、コンポジットビデオ、コンポーネントビデオ、Sビデオまたはその他の好適なコネクションタイプを用いた、デバイスを接続するポートを有する。インターフェイス305は、マルチメディア出力デバイス120がその外部のワイヤレスデバイスからコンテントを受信するワイヤレスインターフェイスであってもよい。インターフェイス305により、マルチメディア出力デバイス120は任意数のワイヤレス通信システムと通信できる。そのワイヤレス通信システムとは、例えば、家庭またはビジネスネットワークのワイヤレス機器、携帯電話、その他のポータブルワイヤレスデバイス、衛星、衛星アンテナ、ラジオ送信を用いたデバイス等である。マルチメディア出力デバイス120が通信しようとする外部デバイスのタイプに応じて、インターフェイス305はIEEE802.11やブルートゥース標準に記載されたようなワイヤレス通信プロトコルを実施するハードウェア及び/またはソフトウェアを有する。
他の実施形態において、マルチメディア出力デバイス120は、マルチメディア出力デバイス120に組み込まれているリムーバブルメディアストレージリーダ360からコンテントを受信する。リムーバブルメディアストレージリーダ360は、DVD、CD、ビデオカセットテープ、オーディオカセットテープ、フロッピー(登録商標)ディスク、ZIPディスク、フラッシュカード、マイクロドライブ、メモリスティック、SDディスク、スキャナ、PDFマシーン、その他のいかなる好適なタイプのメディアストレージデバイス等の、いかなるタイプのリムーバブルメディアストレージデバイスのも収容するように較正されている。さらにまた、マルチメディア出力デバイス120は、複数タイプのメディアストレージデバイスを収容するために複数のリムーバブルメディアストレージリーダ360を含むように較正されている。
他の実施形態において、マルチメディア出力デバイス120は、ビデオレコーダ(図3には図示せず)を内蔵している。この実施形態において、コンテントの外部ソースは、内蔵されたビデオレコーダにより取得される一連の画像である。カメラ、CCD、その他一連の画像を取得する好適なメカニズム等のビデオレコーダは、MPEG、H.263、H.264等の好適な電気的フォーマットにシーンを変換する。
他の実施形態において、マルチメディア出力デバイス120は内蔵されたオーディオレコーダ(図3には図示せず)を含む。この実施形態において、コンテントの外部ソースは、内蔵されたオーディオレコーダによりデジタルフォーマットに変換される一連のサウンドである。オーディオレコーダは、録音されたサウンド信号をMPEG-2等の好適な電気的フォーマットに変換する。
他の実施形態において、マルチメディア出力デバイスはビデオ取得ハードウェア(図示せず)を含む。一実施形態において、ビデオ取得ハードウェアはビデオケーブルによりコンピューティングシステムに結合されるようにデザインされている。ディスプレイからのビデオケーブルは、マルチメディア出力デバイス120に付けられる。ビデオ信号は、コンピューティングシステムに行く信号と、ビデオ取得ハードウェアに行く他の信号とに分けられる。ビデオ取得ハードウェアは、ビデオ信号の連続するフレーム間の差を求め、その差が閾値を越えるフレームをマルチメディア出力デバイス120中の補助記憶に保存する。これにより、コンピューティングシステムから上記処理の負荷を取り除くことができ、それにより反応性とユーザの使用感を向上し、ユーザの一日の行動の記録を容易にブラウズできる形で提供する。
マルチメディア出力デバイス120の様々な構成要素と多様なコンテントソースについては、以下の米国特許出願にさらに記載されており、これらの出願はそのまま参照により援用する:Hart等により2004年3月30日に出願された米国特許出願「Printer Having Embedded Functionality for Printing Time-Based Media」(Attorney Docket No. 20412-8340)、および同じくHart等により2004年3月30日に出願された米国特許出願「Networked Printing System Having Embedded Functionality for Printing Time-Based Media」(Attorney Docket No. 20412-8341)。後者の出願には、プリンタおよびコンピュータシステム等の付加されたネットワークデバイスの処理リソースを共有することにより、時間ベースメディアの印刷を可能とするネットワークで結ばれた印刷システムが開示されている。受信した時間ベースメディアデータに基づき、この印刷システムは関係する電子出力と同様にペーパーまたは他の印刷出力を作成する。印刷出力と電子出力は時間ベースメディアの表現を提供する。所望のアプリケーションに応じて、このプリンタは、メディアデータを受信し、印刷出力を印刷し、電子出力を作成するメカニズムのいかなる組み合わせをも含んでもよい。
動作方法
図4Aは本発明の一実施形態による、マルチメディア出力デバイス120がコンテントの暗号化された表現と復号情報のペーパー表現を生成する一般的プロセスの概要を示す図である。マルチメディア出力デバイス120により使用される多様なタイプの暗号化技術に関する方法は、図6−8を参照して詳しく説明することに注意すべきである。
プロセスはステップ405から始まり、マルチメディア出力デバイス120は外部ソースからコンテントを受信する(ステップ410)。このコンテントはデジタルまたはアナログコンテントとして受信されるか、もしくはインターフェイス305がデジタルまたはアナログデータとして記録することを見ることができる。暗号化モジュール340は、例えば既知の暗号化アルゴリズムにより受信したコンテントを暗号化する(ステップ420)。マルチメディア出力デバイス120は、暗号化されたコンテントの出力を提供する(ステップ430)。上に説明したとおり、暗号化されたコンテントは、ユーザの所望により電子フォーマットまたはペーパーフォーマットで出力される。マルチメディア出力デバイス120は、復号鍵、暗号化されたコンテントの電子出力の識別情報等の復号情報の出力と、選択的にコンテントを提供する。他の実施において復号鍵はバーコードとして出力されることに注意すべきである。復号情報はペーパーで、または電子フォーマットで出力される。
図4Bは、本発明の一実施形態による、マルチメディア出力デバイス120がコンテントの復号された表現を出力する一般的プロセスのフロー図である。
プロセスはステップ450から始まり、マルチメディア出力デバイス120は暗号化されたコンテントを受信する(ステップ460)。暗号化されたコンテントは、マルチメディア出力デバイス120により生成された暗号化された出力でもよいことに注意すべきである。あるいは、暗号化されたコンテントは、デバイス120以外の手段で暗号化されたユーザによって提供されたいかなるコンテントであってもよい。マルチメディア出力デバイス120は、暗号化されたコンテントを復号するために使用する鍵を受信する。前に説明したとおり、鍵は様々な方法を用いて提供することができる。例えば、キーボードによる入力、バーコードのスキャニング、または紙に印刷された鍵をOCRを用いて認識することによって提供されてもよいし、電子的に提供されてもよい。
暗号化モジュール340は、例えば既知の復号アルゴリズムによってコンテントを復号する(ステップ470)。マルチメディア出力デバイス120は、復号されたコンテントの出力を提供する(ステップ480)。復号されたコンテントは、例えば電子フォーマット、ネットワークインターフェイス、またはペーパーフォーマットで、ユーザの所望に応じて出力される。
暗号化モジュールアーキテクチャ
図5は本発明の一実施形態による暗号化モジュール340の機能モジュールのブロック図である。暗号化モジュール340は、乱数ジェネレータモジュール510、鍵・メタデータジェネレータモジュール520、暗号化ロジック実行モジュール530、復号ロジック実行モジュール540を実行する。ここで、「モジュール」という用語は、ハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアで実装可能な特定の機能を提供するプログラムロジックを言う。一実施形態において、ソフトウェアモジュールは、コンピュータプログラムコードを含むコンピュータ読み込み可能なメディアを有するコンピュータプログラムプロダクトとして実施される。このコンピュータプログラムコードをコンピュータプロセッサで実行することにより、ここに説明したステップ、動作、プロセスを実行することができる。
乱数ジェネレーションモジュール510は、乱数を生成し、生成した乱数を鍵・メタデータジェネレーションモジュールに送信することができる。モジュール510は、マイクロプロセッサまたはデジタル信号処理に係るロジックを実行するようにデザインされたデジタルシグナルプロセッサ(DSP)で実行される擬似乱数ジェネレータである。モジュール510は乱数を提供するためにノイズ信号を生成することもできる。
モジュール520は、モジュール510により生成された乱数を受信する。モジュール520は提供された乱数を用いて鍵を生成し、生成した鍵をモジュール530に転送する。一実施形態において、公開鍵暗号を用いるとき(図7Aを参照して下で説明する)、ユーザはコンテントを復号するために用いる秘密鍵を知っているから、モジュール520は鍵を生成しない。
モジュール520は、暗号化すべきコンテントの異なる部分のために複数の鍵を生成することもできる。モジュール520は暗号化されたデータの電子出力を特定するユニークな識別情報を生成する。この識別情報は、電子出力システム320によって暗号化されたコンテントを記憶するリムーバブルストレージデバイスに付される。
モジュール520は、さらに復号情報を提供すべきセキュリティレベルのユーザ選択を受信することができる。モジュール520は、さらに暗号化されていないコンテントを受信し、受信したコンテントとユーザ選択に応じた動作を実行することができる。モジュール520は、ユーザ入力と受信したコンテントに応じて取るべき動作を示すルールを持っている。このルールの例は下の表1に示されている。一実施形態において、動作の実行には復号情報の生成を含む。復号情報は、例えば、鍵、暗号化されたコンテントの電子出力の識別情報、受信したコンテントの記述を含む。モジュール520は、ユーザの所望するセキュリティレベルの選択に応じて、様々な記述を生成するために周知のデータ抽出アルゴリズムを使用する。モジュール520は、復号情報が提供されるべきユーザが選択したメディアに応じて、復号情報を印刷出力システム315または電子出力システム320に出力する。公開鍵暗号方法を使用する場合、鍵はユーザにより提供されるので、生成された復号情報は鍵を含んでいない。
モジュール520により保持されるルールの一例を下の表1に示す。
Figure 2005100412
ルールは次のように構成されてもよい:
IF(Security level (10))
THEN GENERATE IDENTIFICATION OF THE
ELECTRONIC OUTPUT OF THE ENCRYPTED CONTENT AND KEY
モジュール530は、モジュール520により生成された鍵を受信することができる。あるいは、モジュール530はユーザから鍵を受信できる。モジュール530はコンテントを受信し、提供された鍵を用いてコンテントを暗号化する。モジュール530は、DES、IDEA、Blowfish、RSA、トリプルDES、RC2、RC4等のいずれでもよい既知の暗号化アルゴリズムを用いてコンテントを暗号化することができる。モジュール530は、ハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアにより実装できる暗号化機能を提供するためのプログラムロジックを実行する。暗号化を実行する既知のハードウェアデザインは、例えば、Amphion Semiconductor Ltd社(北アイルランド、ベルファスト市)から入手可能である。例えば以下の製品がある。
・CS5210(128、192、256ビット鍵を用いたAES暗号化を実行できる)
・CS5020(DESおよびトリプルDES暗号化/復号を実行できる)
・CS5312(鍵サイズ256、384、512ビットのSHA-2暗号化を実行できる)
例えば、以下に示したハードウェアソリューションも、Eracom Technologies AG(ドイツ、クレフェルド市)から入手可能である。
・CSA8000 PKI-8PC/サーバ暗号化アダプタ(RSA/DESがハードウェアで提供される)。
RSA(公開鍵暗号)とDiffie-Hellman鍵生成アルゴリズムはソフトウェア開発キットとして入手可能である。
暗号化を実行するソフトウェアソリューションは、例えばRSA Security Inc.社(マサチューセッツ州、ベッドフォード)から入手可能である。これらのソリューションはDSPチップ上で走るようにデザインされている。例えば、SnapcryptはTMS320C54x等のTexas Instruments社製のDSPで動く暗号ライブラリである。
・DESはANSI X3.92とFIPS 46-2に規定されており、動作モードはANSI X3.106とFIPS81に規定されている。
・トリプルDESはANSI X9.52とFIPS 46-3に規定されている。
・SHA-1はANSI X9.30-2とFIPS 180-1に規定されている。
・HMAC-SHA-1はIETF RFC 2104に規定されている。
・MD5はIETF RFC 1321に規定されている。
・DSAはANSI X9.30-1とFIPS 186に規定されている。
・Diffie-HellmanはANSI X9.42に規定されている。
一実施形態において、マルチメディア出力デバイス120が意図した受信者が鍵をなくしたときにいつでも再度印刷できるように、メモリ330は暗号化モジュール340により生成された鍵のログを維持する。セキュリティレベルを高めるため、マルチメディア出力デバイス120は、ユーザの公開鍵で暗号化された対称鍵のリストを維持する。暗号化の方法を以下に説明する。
モジュール540は、鍵および暗号化ロジックモジュール530により生成されたコンテント等の暗号化されたコンテントを受信し、その鍵を用いて受信した暗号化されたコンテントを復号することができる。モジュール540は、既知の暗号化技術のいずれでもを用いてコンテントを暗号化することができる。モジュール540は、キーボード、バーコードのスキャニング、または紙に印刷された鍵をOCRで認識する等の何らかの既知の技術を用いて鍵を受信する。モジュール540は、ユーザにより特定された電子メディア等のメディア、ネットワークインターフェイス、またはペーパー(紙)上に復号されたコンテントを出力することができる。
暗号化の方法
図6は、対称暗号方法が使用される本発明の一実施形態のフローチャートである。当該技術分野では知られているように、対称暗号は、データを暗号化し復号するときに同じ鍵を使うタイプの暗号である。プロセスはステップ605から始まり、マルチメディア出力デバイス120は外部ソースからコンテントを受信する(ステップ610)。暗号化モジュール340は鍵を生成し(ステップ620)、その鍵を用いて受信したコンテントを暗号化する(ステップ630)。マルチメディア出力デバイス120は暗号化されたデータを出力する(ステップ640)。マルチメディア出力デバイス120は、コンテントを復号するために使用される鍵も出力する。
図7Aは、公開鍵暗号方法が使用される本発明の一実施形態のフローチャートである。当該技術分野で知られているように、公開鍵暗号は一組の公開鍵と秘密鍵を用いるタイプの暗号である。プロセスはステップ705から始まり、マルチメディア出力デバイス120は、外部ソースからコンテントを受信する(ステップ710)。暗号化モジュール340はユーザから公開鍵を受信する(ステップ720)。別の実施形態において、公開鍵は他のソースから提供されてもよい。暗号化モジュール340は、鍵を用いて受信したコンテントを暗号化する(ステップ730)。マルチメディア出力デバイス120は、暗号化されたデータを出力する(ステップ740)。暗号化されたデータの受信者は、そのデータを復号するために、自分の秘密鍵を使用する。受信者は自分の秘密鍵をすでに知っているので、この方法では復号情報の出力は提供されない。受信者はデータを暗号化するために自分の秘密鍵を知る必要がある。
図7Bは、コンテンツがユーザの秘密鍵を用いて暗号化される本発明の一実施形態のフローチャートである。プロセスはステップ750から始まり、マルチメディア出力デバイス120は外部ソースからコンテントを受信する(ステップ760)。暗号化モジュール340はユーザから秘密鍵を受信する(ステップ770)。他の実施形態において、秘密鍵は他のソースから提供される。暗号化モジュール340は秘密鍵を用いてコンテントを暗号化し(ステップ780)、暗号化されたコンテントを出力する(ステップ790)。暗号化されたコンテントはユーザの公開鍵を用いて復号される。他の実施形態において、暗号化モジュール340は受信したコンテントにハッシュ関数を適用し、得られたハッシュ値をユーザの秘密鍵で暗号化する。ハッシュ関数はバイトの短いシーケンスを提供する周知の暗号技術である。一実施形態において、暗号化されたハッシュ値は受信したコンテントとともに出力される。
図8は、暗号化モジュール340が鍵を生成し、その鍵でコンテントを暗号化し、受信者の公開鍵で生成された鍵を暗号化する、本発明の一実施形態のフローチャートである。プロセスはステップ805から始まり、マルチメディア出力デバイス120は外部ソースからコンテントを受信する(ステップ810)。暗号化モジュール340は、ユーザから公開鍵を受信し(ステップ820)、対称鍵を生成する(ステップ830)。データをユーザ以外の人のために暗号化するとき、ユーザは意図された受信者の公開鍵を提供する。モジュール340は、生成された対称鍵で受信したコンテントを暗号化する(ステップ840)。ステップ850で、モジュール340は受信した公開鍵で生成した対称鍵を暗号化する。マルチメディア出力デバイス120は、暗号化された情報の出力を提供する(ステップ860)。この暗号化された情報は、対称鍵を暗号化するために使われる暗号化された対称鍵を含む。マルチメディア出力デバイス120は鍵とは別に暗号化されたコンテントを出力する(ステップ870)。コンテントを復号するために、ユーザは自分の秘密鍵を用いて対称鍵を復号し、その対称鍵でコンテントを復号しなければならない。上記のプロセスは、各々異なるユーザから受信した複数の異なる公開鍵で繰り返すことにより、対称鍵を提供された公開鍵の数と同じ回数だけ暗号化することができることに注意すべきである。一組のユーザに個別の出力を生成することにより、各ユーザは他のユーザの秘密鍵を知らなくてもコンテントを復号することができる。文書のセキュリティは確保する必要があるが、グループのメンバー間でこの文書を共有したいときに、この実施形態を使用すればよい。
図9はコンテントを暗号化する別の実施形態のフローチャートである。プロセスはステップ905から始まり、マルチメディア出力デバイス120は外部ソースからコンテントを受信する(ステップ910)。暗号化モジュール340は鍵を生成し(ステップ920)、その鍵でコンテントを暗号化する(ステップ930)。暗号化モジュール340は複数の部分鍵を生成する(ステップ940)。各鍵は生成された鍵のサブセットを含む。部分鍵は、ビットのシーケンスに作用するか逆的分解方法により生成することができる。例えば、ブーリアンXOR演算によりビット単位で結合できる一連の鍵を生成してもよい。あるいは、鍵をビット単位で2以上の連続するビットセットに分割することもできる。あるいは、モジュール演算を用いてビットを選択する等の他の方法でビットを分割するアルゴリズムを使用することもできる。鍵を構成要素(この構成要素は復号のために何らかの方法で再結合される)に不明確でなく分割できれば、いかなるアルゴリズムを使用してもよい。マルチメディア出力デバイス120は暗号化されたコンテントを出力する(ステップ950)。マルチメディア出力デバイス120は、コンテントを復号するために使用される生成された部分鍵の各々も出力する(ステップ960)。これらの鍵は配布され、復号を進めるために再結合されなければならない。この実施形態は、例えば、銀行の貸し金庫のような、金庫を開けるのに銀行のマネージャの鍵とお客の鍵の両方を必要とするような施設で使用することができる。
ここに説明したステップ、動作、プロセスは1つ以上のソフトウェアモジュールまたはハードウェアモジュールで、またはこれらと他のデバイスとの組み合わせで実行または実施することができることに注意すべきである。
オーディオデータの暗号化
図3を参照して上で説明したように、出力デバイス120は、コンテントの特定の特性を認識し、認識したコンテントに基づくデータを処理するA/Vコンテント認識モジュール370を内蔵している。オーディオデータはいろいろな方法で表現してもよい。例えば、知性的な会話を文書化し、その内容を紙に印刷してもよい。また、オーディオイベントのその時間と場所を伴う記述を紙に描くこともできる。A/Vコンテント認識モジュール370の機能は、Hull等により2004年3月30日に出願された米国特許出願「Printing System With Embedded Audio/Video Content Recognition and Processing」 (Attorney Docket No. 20412-08394)に説明されている。この出願はそっくりそのまま参照により援用する。
簡単に、音声認識処理方法がオーディオデータに適用される。テキストはペーパー(紙)文書に印刷される。高い確からしさで任先された単語やフレーズを示す表示が提供される。印刷ダイアログボックスが認識閾値とレイアウトパラメータを変更するコントロールを提供する。
一実施形態において、A/Vコンテント認識モジュール370の機能は、鍵・メタデータジェネレーションモジュール520に内蔵されている。モジュール520は、図5を参照してより詳しく説明したように、ユーザ選択に応じて、オーディオデータの詳細な処理の様々なレベルを作成することができる。例えば、モジュール520は、クリエータのためのメモリジョグとして機能するように、オーディオデータのトランスクリプトまたは確からしいキーワードを作成できる。後者の場合、キーワードはオーディオデータのコンテントを明らかにはしない。図2Aと5を参照して上で説明したように、ユーザは暗号化されたコンテントを復号するための鍵のみを印刷するオプションを選択する。これは復号情報を出力する最もセキュリティレベルが高い方法である。例えば、ユーザは暗号化されたコンテントのキーワードを少しだけ出力するためのオプションを選択する。この場合、文書が権限なき者の手に渡ったとき、暗号化されたデータについて少しのヒントにしかならないであろう。
ビデオデータの暗号化
A/Vコンテント認識モジュール370はビデオペーパーの多様なスタイルを作成する。ビデオペーパーはマルチメディアをブラウズ、分析、リプレイするためのシステムである。簡単に、ビデオデータからキーフレームが抽出され、ランダムアクセスとリプレイができるようにバーコードとともに紙に印刷される。ビデオペーパー技術は、Jonathan J. Hull、Berna Erol、Jamey Graham、およびDar-Shyang Lee(以上、Ricoh Innovations, Inc.)の「The Video Paper Multimedia Playback System」で説明されている。モジュール370はビデオファイル全体について1つのキーフレームを印刷することができる。あるいは、モジュール370は、クリップごとに1つのキーフレームを印刷してもよい。別の実施形態において、モジュール370はシーンごとに1つのキーフレームを印刷する。さらに別の実施形態において、モジュール370はクローズドキャプションのトランスクリプトテキストに沿ってキーフレームを印刷する。これら各々に、ビデオをリプレイするためのバーコードを含めてもよい。
一実施形態において、様々なスタイルのビデオペーパーを生成するA/Vモジュールの機能は、モジュール520に内蔵されている。モジュール520は、図5を参照してより詳細に説明したように、ユーザ選択に応じて、ビデオデータの多様なレベルの詳細な処理を行うことができる。例えば、ユーザが鍵と共にビデオデータからキーフレームを出力するオプションを選択したとき、モジュール520は鍵とキーフレームを含む出力を作成する。
鍵・メタデータモジュール520は異なるセグメント、ビデオクリップ、スピーカ、記録された会議の部分部分について別々の鍵を生成することができることに注意すべきである。例えば、ビデオデータに1つの鍵、オーディオデータに1つの鍵、パワーポイントに1つの鍵、そしてホワイトボードに1つの鍵を生成することができる。また、一部の受信者にコンテントの一部分のみの鍵を選択的に与えることもできる。
本発明の実施形態の上記の説明は例示のために提示されたものであり、本発明の実施形態のすべてではなく、本発明を開示された詳細な形態に限定するものでもない。当業者には、上記開示に照らして、多くの変更とバリエーションが可能であることが分かるであろう。それゆえ、本発明の範囲は、この詳細な説明ではなく、添付した特許請求の範囲によって解釈すべきである。
本発明の一実施形態によるシステムの概略図である。 暗号化されたコンテントの復号を実行する、図1Aに示したシステムの一実施形態の概略図である。 本発明の一実施形態による電子フォーマットとペーパー出力のセキュリティレベルを選択するためのユーザインターフェイスを示す図である。 本発明の一実施形態による復号情報のペーパー出力の例を示す図である。 本発明の他の実施形態による復号情報のペーパー出力の例を示す図である。 復号情報がペーパーフォーマットで提供されるシステム100の一実施形態の図である。 復号情報が電子フォーマットで提供されるシステム100の一実施形態の図である。 本発明の実施形態によるマルチメディア出力デバイスの多少名処理システムの概略図である。 本発明の一実施形態によるマルチメディア出力デバイスにより実行されるプロセスのフロー図である。 本発明の他の実施形態によるマルチメディア出力デバイスにより実行されるプロセスのフロー図である。 本発明の一実施形態による暗号化モジュールの機能モジュールのブロック図である。 対称鍵暗号が使用される実施形態のフローチャートである。 公開鍵暗号が使用される実施形態のフローチャートである。 コンテントがユーザの秘密鍵を用いて暗号化される実施形態のフローチャートである。 対称鍵が公開鍵で暗号化される実施形態のフローチャートである。 複数の鍵が生成される実施形態のフロー図である。
符号の説明
120 マルチメディア出力デバイス
150 非暗号化コンテント
160 復号情報出力
170 暗号化電子出力
171 暗号化コンテント
172 復号電子出力
174 復号ペーパー出力
200 ユーザインターフェイス
212 対称暗号
214 公開鍵暗号
216 対称鍵のさらなる暗号化に対称鍵を用いた暗号化
305 コンテントソースインターフェイス
315 印刷出力システム
320 電子出力システム
325 コンテント処理システム
330 メモリ
335 プロセッサ
340 暗号化モジュール
360 リムーバブルストレージリーダ
370 A/Vコンテント認識モジュール

Claims (45)

  1. 暗号化された形態でコンテントを出力するプリンタであって、
    外部ソースから前記コンテントを受信するインターフェイスと、
    前記インターフェイスと結合した、前記コンテントを暗号化する暗号化モジュールと、
    前記暗号化されたコンテントを受信するために前記暗号化モジュールと通信する、暗号化されたコンテントの第1の出力を作成する第1の出力システムとを有することを特徴とするプリンタ。
  2. 請求項1に記載のプリンタであって、前記暗号化モジュールは、
    暗号化するコンテントと、復号情報が出力されるセキュリティレベルのユーザ選択とを受信し、前記受信したコンテントに基づき前記ユーザ選択に応じて前記復号情報を生成するメタデータ生成モジュールをさらに有することを特徴とするプリンタ。
  3. 請求項2に記載のプリンタであって、
    前記復号情報を受信し、前記復号情報の印刷出力を作成するために前記メタデータ生成モジュールと通信する第2の出力システムをさらに有することを特徴とするプリンタ。
  4. 請求項2に記載のプリンタであって、
    前記復号情報は鍵であることを特徴とするプリンタ。
  5. 請求項2に記載のプリンタであって、
    前記復号情報は前記暗号化されたコンテントの電子出力の識別情報であることを特徴とするプリンタ。
  6. 請求項2に記載のプリンタであって、
    前記復号情報は前記暗号化されたコンテントの記述であることを特徴とするプリンタ。
  7. 請求項1に記載のプリンタであって、
    前記暗号化モジュールは鍵を生成し、生成された鍵を用いて前記コンテントを暗号化することを特徴とするプリンタ。
  8. 請求項1に記載のプリンタであって、
    前記暗号化モジュールは複数の部分鍵を生成し、各部分鍵は前記生成された鍵の部分集合をさらに含むことを特徴とするプリンタ。
  9. 請求項7に記載のプリンタであって、
    前記生成された鍵を記憶するメモリをさらに有することを特徴とするプリンタ。
  10. 請求項1に記載のプリンタであって、前記暗号化モジュールは外部ソースから鍵を受信し、前記受信した鍵を用いて前記コンテントを暗号化することを特徴とするプリンタ。
  11. 請求項1に記載のプリンタであって、前記暗号化モジュールは前記コンテントを暗号化することを特徴とするプリンタ。
  12. 請求項1に記載のプリンタであって、前記暗号化モジュールはユーザ秘密鍵を用いて前記コンテントを暗号化することを特徴とするプリンタ。
  13. 請求項2に記載のプリンタであって、前記第1の出力システムは生成された復号情報を受信し前記復号情報の電子出力を作成することを特徴とするプリンタ。
  14. 請求項1に記載のプリンタであって、前記暗号化モジュールは
    ソースから意図された受信者の公開鍵を受信し、
    対称鍵を生成し、
    前記コンテントを前記対称鍵で暗号化し、
    前記対称鍵を前記公開鍵で暗号化することを特徴とするプリンタ。
  15. 請求項14に記載のプリンタであって、前記第2の出力システムは前記暗号化された対称鍵を受信し、前記暗号化された対称鍵の印刷出力を作成することを特徴とするプリンタ。
  16. 請求項1に記載のプリンタであって、前記暗号化モジュールは複数の鍵を生成し、各鍵は前記コンテントの対応するセグメントを暗号化するためにデザインされていることを特徴とするプリンタ。
  17. 請求項14に記載のプリンタであって、前記暗号化モジュールは複数の公開鍵を受信し、各受信された公開鍵で前記対称鍵を暗号化することを特徴とするプリンタ。
  18. 請求項1に記載のプリンタであって、前記インターフェイスはリムーバブルコンテントストレージリーダを有することを特徴とするプリンタ。
  19. 請求項1に記載のプリンタであって、前記インターフェイスはDVDリーダ、ビデオカセットテープリーダ、フラッシュカードリーダよりなるグループから選択されたビデオ入力デバイスを有することを特徴とするプリンタ。
  20. 請求項1に記載のプリンタであって、前記インターフェイスはCDリーダ、オーディオカセットテープリーダ、およびフラッシュカードリーダよりなるグループから選択されたオーディオ入力デバイスを有することを特徴とするプリンタ。
  21. 請求項1に記載のプリンタであって、前記インターフェイスは内蔵テレビレシーバ、内蔵ラジオレシーバ、内蔵短波ラジオレシーバ、内蔵衛星ラジオレシーバ、内蔵双方向ラジオ、および内蔵携帯電話よりなるグループから選択された内蔵レシーバを有することを特徴とするプリンタ。
  22. 請求項1に記載のプリンタであって、前記インターフェイスは内蔵ビデオレコーダを有し、前記コンテントの外部ソースは前記内蔵ビデオレコーダにより取得され、電子フォーマットに変換され、前記コンテント処理システムに提供された一連の画像であることを特徴とするプリンタ。
  23. 請求項1に記載のプリンタであって、前記インターフェイスは内蔵オーディオレコーダを有し、前記コンテントの外部ソースは前記内蔵オーディオレコーダにより電子フォーマットに変換され、前記コンテント処理システムに提供された一連のサウンドであることを特徴とするプリンタ。
  24. 請求項1に記載のプリンタであって、前記第1の出力システムはリムーバブルメディアストレージデバイスに電子表現を書き込むように構成されていることを特徴とするプリンタ。
  25. 請求項24に記載のプリンタであって、前記リムーバブルストレージデバイスはDVD、ヴィデオカセット、CD、オーディオカセットテープ、フラッシュカード、コンピュータディスク、SDディスク、コンピュータ読み取り可能メディアよりなるグループから選択されることを特徴とするプリンタ。
  26. 請求項1に記載のプリンタであって、前記第1の出力システムはメディアライタを有することを特徴とするプリンタ。
  27. 請求項1に記載のプリンタであって、前記第1の出力システムは内蔵ウェブページディスプレイを有することを特徴とするプリンタ。
  28. 暗号化されたコンテントを出力する方法であって、
    ソースから暗号化されていないコンテントを受信するステップと、
    前記暗号化されたコンテントの第1の出力を生成するために前記コンテントをプリンタにより暗号化するステップと、
    前記暗号化されたコンテントの前記第1の出力を作成するステップとを有することを特徴とする方法。
  29. 請求項28に記載の方法であって、
    前記コンテントを復号するために使用する鍵を生成するステップと、
    前記生成された鍵を用いて前記コンテントを暗号化するステップとを有することを特徴とする方法。
  30. 請求項29に記載の方法であって、複数の部分鍵を生成するステップをさらに有し、各部分鍵は前記生成された鍵のサブセットを含むことを特徴とする方法。
  31. 請求項29に記載の方法であって、前記生成された鍵を用いて前記暗号化されたコンテントを復号するステップをさらに有することを特徴とする方法。
  32. 請求項28に記載の方法であって、
    ユーザの秘密鍵を受信するステップと、
    前記秘密鍵を用いて前記コンテントを暗号化するステップとをさらに有することを特徴とする方法。
  33. 請求項28に記載の方法であって、
    暗号情報を出力するセキュリティのレベルのユーザ選択を受信するステップと、
    前記暗号化されていないコンテントに基づき前記ユーザ選択に応じて復号情報を生成するステップと、
    前記復号情報の第2の出力を作成するステップとをさらに有することを特徴とする方法。
  34. 請求項28に記載の方法であって、前記ソースは:
    スキャナ、
    ビデオデバイス、
    オーディオデバイス、
    メモリカード、
    ストレージデバイス、
    ファクシミリソース、
    電子メールソース、および
    無線ソース
    よりなるグループから選択されることを特徴とする方法。
  35. 請求項28に記載の方法であって、前記第1の出力を作成するステップは電子出力を作成するステップをさらに有することを特徴とする方法。
  36. 請求項28に記載の方法であって、前記第1の出力を作成するステップはペーパー出力を作成するステップをさらに有することを特徴とする方法。
  37. 請求項33に記載の方法であって、前記第2の出力を作成するステップは電子出力を作成するステップをさらに有することを特徴とする方法。
  38. 請求項33に記載の方法であって、前記第2の出力を作成するステップはペーパー出力を作成するステップを有することを特徴とする方法。
  39. 請求項33に記載の方法であって、前記復号情報は前記暗号化されたコンテントの第1の出力の識別情報であることを特徴とする方法。
  40. 請求項33に記載の方法であって、前記復号情報は前記暗号化されたコンテントの記述であることを特徴とする方法。
  41. 請求項33に記載の方法であって、前記暗号化情報は前記暗号化されたコンテントを復号するために用いる鍵であることを特徴とする方法。
  42. 請求項28に記載の方法であって、
    意図された受信者の公開鍵をソースから受信するステップと、
    対称鍵を生成するステップと、
    前記対称鍵で前記コンテントを暗号化するステップと、
    前記公開鍵で前記対称鍵を暗号化するステップとをさらに有することを特徴とする方法。
  43. 請求項28に記載の方法であって、
    複数の公開鍵を受信するステップと、
    各受信した公開鍵で前記対称鍵を暗号化するステップとをさらに有することを特徴とする方法。
  44. 請求項29に記載の方法であって、
    前記コンテントを復号するために使用する複数の鍵を生成するステップをさらに有し、各生成された鍵は前記コンテントの対応するセグメントを復号するようにデザインされていることを特徴とする方法。
  45. コンピュータに請求項28ないし44いずれか一項記載の方法を実行させるコンピュータプログラム。


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