JP2005097420A - 微粒子の表面改質方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】化学用マイクロデバイス技術を利用して、カーボンブラックなどの微粒子に対し、均一性の高い表面改質を行う方法を提供する。
【解決手段】カーボンブラックなどの微粒子を、過酸化水素などの酸化剤の存在下、超臨界水と接触反応させて表面を改質する方法であって、前記反応をマイクロリアクタ10を用いて行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、カーボンブラックなどの微粒子表面を改質する方法に関する。
近時、カーボンブラックの表面を改質してその機能化を図る研究が盛んに行われている。改質の方法としては、例えば(1)硝酸や二酸化窒素、オゾンなどで二次的に処理し、表面の酸性官能基を増大させる方法、(2)不活性雰囲気中高温(約2000℃〜3000℃)で処理し、黒鉛化する方法、(3)900℃以上の高温下で水蒸気や炭酸ガスと接触させて比表面積を大きくする方法、(4)表面にポリマーをグラフト化させる方法などが報告されている(例えば、非特許文献1参照。)。
ところで、このような表面の改質にあたっては、個々の粒子を均一に改質させることが重要である。改質の程度にばらつきがあると、特性が安定化せず、最終製品の信頼性を損なうおそれがある。
しかしながら、これまでに報告されている方法は、いずれもカーボンブラックを集合的に処理して改質するものであるため、個々の粒子を均一に改質することが困難であった。
すなわち、個々の粒子を均一に改質させるためには、個々の粒子に対する反応条件を均一に制御する必要があるが、集合的な処理では、かかる制御は事実上不可能である(例えば攪拌などによってある程度均一性を高めることは可能であるが、その向上には限度がある。)。
一方、近年、微小な反応領域で微小な量の反応や分析を行わせる、マイクロリアクタと称する化学用マイクロデバイスが開発されている。反応効率が高いうえ、反応の制御も容易であることから、上記のようなカーボンブラックの表面改質への適用が期待される。しかしながら、このような試みは未だなされていない。
久 英之「カーボンブラック並びに機能性カーボンブラック」、日本ゴム協会誌、2000年、第73巻、第7号、p.362−370
本発明はこのような従来の事情に対処してなされたもので、化学用マイクロデバイス技術を利用して、カーボンブラックなどの微粒子に対し、均一性の高い表面改質を行うことができる微粒子の表面改質方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本願の請求項1に記載の発明の微粒子の表面改質方法は、微粒子を、酸化剤の存在下、超臨界水と接触反応させて表面を改質する方法であって、前記反応をマイクロリアクタを用いて行うことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の微粒子の表面改質方法において、反応温度を400℃〜600℃とし、かつ、反応圧力を30MPa〜60MPaとすることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の微粒子の表面改質方法において、微粒子および酸化剤をそれぞれ水に分散または溶解させて前記マイクロリアクタに導入することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3記載の微粒子の表面改質方法において、マイクロリアクタは、微粒子水分散液を案内する第1の流路と、酸化剤水溶液をその途中で前記第1の流路内の微粒子水分散液と接するように案内する第2の流路と、微粒子水分散液および酸化剤水溶液をそれぞれ前記第1の流路および第2の流路内を一方向に送液する送液手段と、前記第1の流路の第2の流路と接触する部分の下流側近傍を局部的に内部の水が超臨界水となる条件で加熱する加熱手段と、を有することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4記載の微粒子の表面改質方法において、第1の流路は、流れ断面積が8×10-7mm2〜3.2×10-2mm2の範囲であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4または5記載の微粒子の表面改質方法において、第1の流路に沿って、第2の流路が複数、設けられていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項4乃至6のいずれか1項記載の微粒子の表面改質方法において、送液手段は、前記各流路内の流体を間欠的に熱膨張させることにより送液するものであることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7記載の微粒子の表面改質方法において、流体の熱膨張は、前記局部的に内部の水が超臨界水となる条件で加熱する加熱手段によって行われることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項4乃至8のいずれか1項記載の微粒子の表面改質方法において、加熱手段は、光照射装置であることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至9のいずれか1項記載の微粒子の表面改質方法において、微粒子が、カーボンブラックであることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1乃至10のいずれか1項記載の微粒子の表面改質方法において、酸化剤が、過酸化水素であることを特徴とする。
発明の微粒子の表面改質方法においては、マイクロリアクタを用いて、微粒子を、酸化剤の存在下、超臨界水と接触反応させるので、個々の微粒子に対し、均一性の高い表面改質を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施に使用されるマイクロリアクタ10の一例を示す斜視図で、2枚の石英ガラスからなるシート10a、10bを密着積層させた構造を有する。この積層体の厚さは約3mmで、両シート10a、10bの重ね合わせ面には、図2に示すような空隙部が形成されている。
すなわち、図2は、シート10a、10bの重ね合わせ面に形成された空隙部を示す平面図であり、シート10a、10bの長さ方向に、微粒子を水に分散させた分散液を案内する第1の流路11が設けられ、また、酸化剤水溶液をその途中で第1の流路11内の微粒子水分散液と少なくとも長さ500μmに亘って接するように案内する第2の流路12が、9本、ほぼ等間隔で設けられている。第1の流路11は、直径100μmの断面円形状に形成され、また、第2の流路12は、直径50μmの断面円形状に形成されている。
第1の流路11の一端側は、微粒子水分散液を一旦保持するボタン状の微粒子供給タンク13に連通し、他端側は、第1の流路11を通って改質された改質後の微粒子を含む水分散液を一旦収容するボタン状の微粒子回収タンク14に連通している。
同様に、各第2の流路12の一端側は、過酸化水素などの酸化剤を水に溶解させた水溶液を一旦保持するボタン状の酸化剤供給タンク15に連通し、他端側は、第1の流路11内の微粒子水分散液との接触によって酸化剤分子が微粒子水分散液に層流輸送された後の低濃度の酸化剤水溶液を一旦収容する共通の酸化剤回収タンク16に連通している。
なお、図中、13aは、微粒子水分散液を微粒子供給タンク13に供給するための導入口、14aは、微粒子回収タンク14から改質後の微粒子を含む水分散液を回収するための回収口、15a(図1)は、酸化剤水溶液を酸化剤供給タンク15に供給するための導入口、16aは、酸化剤回収タンク16から低濃度の酸化剤水溶液を回収するための回収口を示している。また、微粒子供給タンク13、微粒子回収タンク14および各酸化剤供給タンク15は、いずれも直径20mm、深さ1mmである。
図2において、矢印は、第1の流路11および第2の流路12における送液の方向を示している。このような送液を行うため、このマイクロリアクタ10においては、第1の流路11および第2の流路12に送液タンクA1〜A10、B1〜B3を設けるとともに、これらを加熱するための加熱手段(図示を省略)を外部に配置している。
すなわち、各送液タンクA1〜A10、B1〜B3には、図2の一部を拡大して示す図3に示すように、その入口を封止可能な石英ガラスからなる球体17が収容されている。そして、外部に配置した加熱手段により、これらの各球体17の前方の点P付近が加熱されると、図4に示すように、内部の流体が膨張して、球体17は入口方向に移動して入口を封止するとともに、その膨張分が各送液タンクA1〜A10、B1〜B3から排出されるようになっている。
送液はこのような機構を利用して行われ、加熱手段により、まず、微粒子供給タンク13と送液タンクA2、A4、A6、A8、A10を同時に加熱し、次いでこれらの加熱を中止するとともに、送液タンクA1、A3、A5、A7、A9を加熱する。さらに、その加熱を中止し、再び微粒子供給タンク13と送液タンクA2、A4、A6、A8、A10を加熱する。これを繰り返し行うことにより、微粒子分散液は、微粒子供給タンク13から微粒子回収タンク14ヘ向けて第1の流路11内を送液される。同様に、加熱手段により、まず、酸化剤供給タンク15と送液タンクB2を同時に加熱し、次いでこれらの加熱を中止するとともに、送液タンクB1、B3を加熱する。さらに、その加熱を中止し、再び酸化剤供給タンク15と送液タンクB2を加熱する。これを繰り返し行うことにより、酸化剤水溶液は、酸化剤供給タンク15から酸化剤回収タンク16ヘ向けて各第2の流路12内を送液される。
なお、上記送液のための加熱手段は、本発明の反応を行わせるための加熱手段を兼ねており、したがって、第1の流路11に設けられた送液ポンプA1〜A10のうち、最も微粒子供給タンク13寄りに位置する送液ポンプA1除いて、少なくとも内部の水が超臨界水となる条件で加熱される。加熱手段としては、光を集光して照射することにより加熱可能な光照射装置が使用され、照射する光には赤外乃至近赤外領域の波長の光が用いられる。
ここで、第1の流路11に設けられている送液タンクA1〜A10は、直径2mm、深さ1mmであり、各第2の流路12に設けられている送液タンクB1〜B3は、直径1mm、深さ1mmである。また、送液タンクA1〜A10内の球体17は、直径200μm、送液タンクB1〜B3内の球体17は、直径100μmである。
次に、上記マイクロリアクタ10を用いて微粒子の表面を改質する方法について、微粒子がカーボンブラックで、酸化剤に過酸化水素を用いる場合を例にして記載する。
まず、カーボンブラックを水に分散させた分散液を微粒子供給タンク13に導入する一方、過酸化水素水溶液を酸化剤供給タンク15に導入する。水に分散させるカーボンブラックの量は、あまり多いと凝集して目詰まりを発生するおそれがあることから、50重量%程度以下とすることが好ましい。また、過酸化水素水溶液の濃度は、1重量%〜10重量%程度の範囲が好ましく、濃度があまり高いと送液の途中でO2ガスが発生し、気泡を生じる結果、送液が不良となるおそれがある。また、あまり低いと、カーボンブラック表面の改質反応が十分に進まないおそれがある。
次いで、すべての開口、すなわち導入口13a、15aおよび回収口14a、16aを封止した後、加熱手段によって、微粒子供給タンク13および送液タンクA2、A4、A6、A8、A10と、送液タンクA1、A3、A5、A7、A9とを交互に加熱し、カーボンブラック水分散液を第1の流路11内を送液させる。また、並行して、酸化剤供給タンク15および送液タンクB2と、送液タンクB1、B3とを交互に加熱し、過酸化水素水溶液を第2の流路12内を送液させる。このとき、微粒子供給タンク13と第1の流路11に設けられた送液ポンプA2〜A10に対しては、内部の水が超臨界水となる条件、すなわち、温度が374℃(水の臨界温度)以上で圧力が22.1MPa(水の臨界圧力)以上、好ましくは温度が400℃〜600℃、圧力が30MPa〜60MPaになるように加熱する。一方、各酸化剤供給タンク15および各第2の流路12に設けられた送液ポンプB1〜B3に対しては、内部の水溶液が、好ましくは温度が250℃〜350℃の範囲で、圧力が飽和蒸気圧以上になるように加熱する。
このように加熱することにより、微粒子供給タンク13内のカーボンブラック水分散液と、酸化剤供給タンク15内の過酸化水素水溶液は、第1の流路11および第2の流路12内をそれぞれ円滑に送液されるとともに、第1の流路11と第2の流路12の接触部で過酸化水素のカーボンブラック水分散液への移動が起こり、第1の流路11では、この移動した過酸化水素分子の存在下でのカーボンブラックと超臨界水との反応が繰り返され、これによって改質されたカーボンブラックを含む水が微粒子回収タンク14に回収される。一方、過酸化水素分子が移動して低濃度となった過酸化水素水溶液は、共通の過酸化水素回収タンク16に回収される。
こうして、微粒子供給タンク13内のカーボンブラック水分散液がすべて微粒子回収タンク14に送液されたところで、加熱を中止し、微粒子回収タンク14からカーボンブラック水分散液を回収する。
このような方法においては、カーボンブラックの個々の粒子に対し、均一な条件で、かつ、効率良く、過酸化水素存在下に超臨界水と反応させることができる。したがって、均一性の高い表面改質を効率良く行うことができる。
なお、本発明は、カーボンブラックに限らず、他の各種微粒子の表面の改質に適用可能である。また、酸化剤も、過酸化水素に限らず、過マンガン酸、過マンガン酸塩、クロム酸、クロム酸化合物、過酸化ナトリウムなどの過酸化物などの他の酸化剤の使用も可能である。
さらに、本発明に用いるマイクロリアクタについても、特に上記構成のものに限定されるものではなく、流路の形状、送液ポンプの数など、改質処理の対象とする微粒子の種類や粒径などによって適宜選択すればよい。また、加熱手段としても、上述したような加熱制御が可能であるものであれば、上記光照射装置に代えて使用することができる。但し、反応効率や反応の均一性のためには、少なくとも第1の流路11は、流れ断面積が8×10-7mm2〜3.2×10-2mm2の範囲にあることが好ましい。
次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1
市販のカーボンブラック(アセチレンブラック)を処理し、粒径が50nm以下の一次凝集していないカーボンブラックを作製した。これを十分に脱気した純水に30重量%濃度となるように分散させた。この分散液のpHを測定したところ7.5であった。また、5重量%濃度の過酸化水素水溶液を調整した。
上記カーボンブラック水分散液と過酸化水素水溶液を、図1に示すマイクロリアクタの微粒子供給タンク13および酸化剤供給タンク15にそれぞれ導入し、密閉した。次いで、微粒子供給タンク13と第1の流路11の送液タンクA2、A4、A6、A8、A10に対し、波長2.9μmの光を0.5秒間、酸化剤供給タンク15と第2の流路12の送液ポンプB2に対し、波長3.2μmの光を0.5秒間、集光照射した後、第1の流路11の送液タンクA1、A3、A5、A7、A9に対し、波長2.9μmの光を0.5秒間、第2の流路12の送液ポンプB1、B3に対し、波長3.2μmの光を0.5秒間、集光照射した。光の強さは、微粒子供給タンク13と第1の流路11の送液タンクA1〜A10では10W、酸化剤供給タンク15と第2の流路12の送液ポンプB1〜B3では2Wとした。
このような照射を繰り返し、微粒子供給タンク13内のカーボンブラック水分散液の送液ができなくなったところで、光の照射を中止し、微粒子回収タンク14内に溜まった液体を回収口14aから回収した。
回収した液体を遠心分離機にかけ、固形分(カーボンブラック)を分離し、純水で洗浄後、再び純水に30重量%濃度となるように分散させた。この分散液のpHを測定したところ2.0であった。このことから、カーボンブラックの表面が酸化改質されたと推察される。
本発明に使用されるマイクロリアクタの一例を示す斜視図。 図1に示すマイクロリアクタに形成されている空隙部を示す平面図。 図2の一部を拡大して示す図。 図1に示すマイクロリアクタにおける送液方法を説明する図。
符号の説明
10…マイクロリアクタ、10a、10b…石英ガラス製シート、11…第1の流路、12…第2の流路、13…微粒子供給タンク、14…微粒子回収タンク、15…酸化剤供給タンク、16…酸化剤回収タンク、17…球体、A1〜A10、B1〜B3…送液タンク

Claims (11)

  1. 微粒子を、酸化剤の存在下、超臨界水と接触反応させて表面を改質する方法であって、前記反応をマイクロリアクタを用いて行うことを特徴とする微粒子の表面改質方法。
  2. 反応温度を400℃〜600℃とし、かつ、反応圧力を30MPa〜60MPaとすることを特徴とする請求項1記載の微粒子の表面改質方法。
  3. 微粒子および酸化剤をそれぞれ水に分散または溶解させて前記マイクロリアクタに導入することを特徴とする請求項1または2記載の微粒子の表面改質方法。
  4. マイクロリアクタは、微粒子水分散液を案内する第1の流路と、酸化剤水溶液をその途中で前記第1の流路内の微粒子水分散液と接するように案内する第2の流路と、微粒子水分散液および酸化剤水溶液をそれぞれ前記第1の流路および第2の流路内を一方向に送液する送液手段と、前記第1の流路の第2の流路と接触する部分の下流側近傍を局部的に内部の水が超臨界水となる条件で加熱する加熱手段と、を有することを特徴とする請求項3記載の微粒子の表面改質方法。
  5. 第1の流路は、流れ断面積が8×10-7mm2〜3.2×10-2mm2の範囲であることを特徴とする請求項4記載の微粒子の表面改質方法。
  6. 第1の流路に沿って、第2の流路が複数、設けられていることを特徴とする請求項4または5記載の微粒子の表面改質方法。
  7. 送液手段は、前記各流路内の流体を間欠的に熱膨張させることにより送液するものであることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項記載の微粒子の表面改質方法。
  8. 流体の熱膨張は、前記局部的に内部の水が超臨界水となる条件で加熱する加熱手段によって行われることを特徴とする請求項7記載の微粒子の表面改質方法。
  9. 加熱手段は、光照射装置であることを特徴とする請求項4乃至8のいずれか1項記載の微粒子の表面改質方法。
  10. 微粒子が、カーボンブラックであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項記載の微粒子の表面改質方法。
  11. 酸化剤が、過酸化水素であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項記載の微粒子の表面改質方法。
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