JP2005096909A - 物品管理システム及び物品管理方法 - Google Patents

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光一 臼田
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高明 大久保
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信二 北沢
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Abstract

【課題】 簡易に物品の保管状況を管理することができると共に、物品搬入時の作業効率を向上させることができ、かつ物品保管スペースを有効利用することができる物品管理システム及び物品管理方法を得る。
【解決手段】 設けられた保管棚90に保管されている物品を特定するための物品コードが予め記憶され、かつ記憶内容が外部から読み書き可能に構成された列タグ70Aを管理対象とする複数の保管棚90に設けると共に、設けられた物品収容コンテナ80に収容されている物品を特定するための物品コードが予め記憶され、かつ記憶内容が外部から読み書き可能に構成された物品タグ70Bを物品収容コンテナ80に設け、在庫管理用サーバ20により、列タグ70Aにより記憶されている物品コード及び物品タグ70Bにより記憶されている物品コードに基づいて、各保管棚90により保管されている物品の保管状況を管理する。
【選択図】 図13

Description

本発明は、物品管理システム及び物品管理方法に係り、より詳しくは、複数の保管棚による複数の物品の保管状況を管理する物品管理システム及び物品管理方法に関する。
従来より、物品配送センターや貸し倉庫等における多種類の物品を保管する際の保管状況を管理する方法として、第○○列、第○○連、第○○段というように各保管棚に対して互いに異なる識別情報を予め割り当てておき、各物品毎に保管区域(保管場所)を固定する方法(以下、「固定ロケーション方式」という。)が広く採り入れられてきた。かかる固定ロケーション方式において必要な物品を選び取る作業(以下、「ピッキング」という。)を行う際には、ピッキング担当者は上記各保管棚の識別番号を拠り所として当該物品のピッキングを行っていた。
その一方で、近年、上記固定ロケーション方式の考え方に基づき、RFID(Radio Frequency Identification)システムにおけるICタグ等のワイヤレスで外部から情報を読み書きできるタグとコンピュータとを利用し、ピッキングすべき物品の保管場所をランプの点灯によって明示させることにより、ピッキングの効率性と確実性を追求した技術がある。
例えば、特許文献1には、ピッキングの確実性を向上させることを目的として、ピッキング棚(上記保管棚に相当。)の連毎にIDタグを配置しておき、当該IDタグに対してピッキング台車における作業指示で点灯し、作業完了で消灯する連表示ランプを設けた技術が開示されている。
この技術によれば、ピッキングすべき物品が保管されている連に設けられた連表示ランプが点灯するので、誤って隣の棚から物品をピッキングしてしまうことを防止することができる。
また、特許文献2には、組立て工場における各種部品の供給を迅速に行うことを目的として、RFIDシステムを利用して点灯用の電力が供給されると共に、部品を収納した部品収納トレイの載置位置を表示するための表示ランプを各部品収納トレイに予め設け、かつ各部品棚の上部にシグナルタワーランプを予め設けておき、更にシステムコントローラ(上記コンピュータに相当。)によって上記部品収納トレイに関する情報を予め記憶しておき、当該システムコントローラにより、ピッキング対象とする部品収納トレイが保管されている部品棚に設けられたシグナルタワーランプを点灯すると共に、当該部品収納トレイに設けられた表示ランプを作業者が所持するポケットコンピュータを介して点灯させる技術が開示されている。
この技術によれば、ピッキング対象とする部品収納トレイの収納位置が上記シグナルタワーランプ及び上記表示ランプの点灯によって作業者に明示されるので、必要な部品を迅速に収集することができる。
特開平5−155406号公報 特開2001−138150公報
しかしながら、特許文献1の技術では、物品管理方法として上述した固定ロケーション方式が採用されているので、物品搬入の際の作業効率が悪いと共に、物品保管スペースを有効利用することが困難である、という問題点があった。
すなわち、特許文献1の技術では、棚側にIDタグを固定的に設けているので、他の連の棚に物品を移動するとIDタグと保管物との対応関係が合わなくなる。同様に、空いた棚に元々の保管物とは異なる物品を収納しても、IDタグと保管物の対応関係が合わなくなる。従って、物品を新たに保管する際には、物品の種類毎に予め定められた棚に収納する必要があり、物品の搬入作業が不効率であると共に、棚の空スペースを有効に利用することができない。
また、物品を任意の棚に収納することができるようにするためには、物品の収納時にIDタグに記憶されている物品に関する情報を書き換える必要があり、そのための操作が複雑である、という新たな問題が生じる。
一方、特許文献2の技術では、部品収納トレイに当該部品収納トレイの位置を明示するための表示ランプやRFIDシステムを設けているため、物品の保管位置は任意に変更することができるものの、各部品棚毎に設けられたシグナルタワーランプを点灯させるために、システムコントローラによって部品収納トレイに関する情報を予め記憶しておく必要があり、物品の保管状況の管理が複雑である、という問題点があった。
すなわち、特許文献2の技術では、システムコントローラにおいて各部品棚毎に収納されている部品の部品名と棚位置の関係を示す情報を予め記憶しておく必要があり、部品収納トレイを他の部品棚に移動したり、部品棚に新たな部品収納トレイが収納された場合等にはシステムコントローラにおいて記憶されている情報を更新する必要があり、そのための処理が複雑である。
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであり、簡易に物品の保管状況を管理することができると共に、物品搬入時の作業効率を向上させることができ、かつ物品保管スペースを有効利用することができる物品管理システム及び物品管理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の物品管理システムは、複数の保管棚による複数の物品の保管状況を管理する物品管理システムであって、前記複数の保管棚に各々設けられると共に、設けられた保管棚に保管されている物品を特定するための特定情報が予め記憶され、かつ記憶内容が外部から読み書き可能に構成された第1記憶装置と、前記物品を収容した状態で前記保管棚に保管される物品収容体及び前記保管棚に保管される物品の少なくとも一方に設けられると共に、前記物品収容体に設けられた場合は当該物品収容体に収容されている物品を特定するための特定情報が予め記憶され、前記物品に設けられた場合は当該物品を特定するための特定情報が予め記憶され、かつ記憶内容が外部から読み書き可能に構成された第2記憶装置と、前記第1記憶装置により記憶された特定情報及び前記第2記憶装置により記憶された特定情報に基づいて、前記複数の保管棚により保管されている物品の保管状況を管理する管理装置と、を備えている。
請求項1記載の物品管理システムによれば、設けられた保管棚に保管されている物品を特定するための特定情報が予め記憶され、かつ記憶内容が外部から読み書き可能に構成された第1記憶装置が、管理対象とする複数の保管棚に設けられる。
また、前記物品を収容した状態で前記保管棚に保管される物品収容体に設けられた場合は当該物品収容体に収容されている物品を特定するための特定情報が予め記憶され、前記保管棚に保管される物品自身に設けられた場合は当該物品を特定するための特定情報が予め記憶され、かつ記憶内容が外部から読み書き可能に構成された第2記憶装置が、前記物品収容体及び前記物品自身の少なくとも一方に設けられる。
なお、上記第1記憶装置及び第2記憶装置による記憶媒体としては、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュEEPROM(Flash EEPROM)等の半導体記憶素子、スマート・メディア(SmartMedia(R))、xDピクチャーカード(xD-Picture Card)、コンパクト・フラッシュ(CompactFlash)、ATA(AT Attachment)カード、マイクロドライブ、フロッピィディスク、CD−R(Compact Disc-Recordable)、CD−RW(Compact Disc-ReWritable)、光磁気ディスク等の可搬型記録媒体やハードディスク等の固定記録媒体等を適用することができる。また、上記物品を特定するための特定情報には、物品の名称、物品の種類毎に予め付与されたコード、物品の型番等の、物品の種類を特定できるあらゆる情報が含まれる。更に、上記物品収容体には、コンテナ、トレイ、箱、袋等の、物品を収容可能なあらゆる収容体が含まれる。
ここで、本発明では、管理装置によって、第1記憶装置により記憶された特定情報及び第2記憶装置により記憶された特定情報に基づいて、前記複数の保管棚により保管されている物品の保管状況が管理される。
すなわち、本発明では、物品を収容した状態で保管棚に保管される物品収容体及び保管棚に保管される物品自身の少なくとも一方に対して、物品収容体に設けられた場合は当該物品収容体に収容されている物品を特定するための特定情報が予め記憶され、物品自身に設けられた場合は当該物品を特定するための特定情報が予め記憶され、かつ記憶内容が外部から読み書き可能に構成された第2記憶装置を設けるようにしており、これにより、物品収容体や物品の他の保管棚への移動や、任意位置の空きスペースへの収納が可能となり、物品搬入時の作業効率を向上させることができると共に、物品保管スペースを有効利用することができるようにしている。
更に、本発明では、管理対象とする複数の保管棚の各々に対して、設けられた保管棚に保管されている物品を特定するための特定情報が予め記憶され、かつ記憶内容が外部から読み書き可能に構成された第1記憶装置を設けるようにしている。従って、当該第1記憶装置により記憶されている特定情報を読み出すことによって当該第1記憶装置が設けられている保管棚に保管されている物品を特定することができ、更に、上記第2記憶装置により記憶されている特定情報を読み出すことによって保管棚における物品の保管位置を特定することができる。
このように、本発明では、第1記憶装置により記憶されている特定情報及び第2記憶装置により記憶されている特定情報を読み出すことによって各物品の保管位置を特定することができるため、物品の保管状況を管理する管理装置に対して、保管物名と保管棚の位置の関係を示す情報を予め記憶しておく必要がなく、簡易に物品の保管状況を管理することができる。
なお、本発明の「保管棚」には、複数の棚板により複数の保管領域に仕切られて構成された棚の他、1枚の棚板のみにより1つの保管領域のみを有する棚も含まれ、更には、この変形として、床面の予め定められた領域を保管領域として用いる場合の当該領域も含まれる。ここで、床面の予め定められた領域を本発明の保管棚として適用する場合には、当該領域に対して本発明の第1記憶装置を設けることになる。
このように、請求項1に記載の物品管理システムによれば、設けられた保管棚に保管されている物品を特定するための特定情報が予め記憶され、かつ記憶内容が外部から読み書き可能に構成された第1記憶装置を管理対象とする複数の保管棚に設けると共に、前記物品を収容した状態で前記保管棚に保管される物品収容体に設けられた場合は当該物品収容体に収容されている物品を特定するための特定情報が予め記憶され、前記保管棚に保管される物品に設けられた場合は当該物品を特定するための特定情報が予め記憶され、かつ記憶内容が外部から読み書き可能に構成された第2記憶装置を前記物品収容体及び前記物品の少なくとも一方に設け、前記第1記憶装置により記憶されている特定情報及び前記第2記憶装置により記憶されている特定情報に基づいて、前記複数の保管棚により保管されている物品の保管状況を管理しているので、簡易に物品の保管状況を管理することができると共に、物品搬入時の作業効率を向上させることができ、かつ物品保管スペースを有効利用することができる。
なお、本発明は、請求項2に記載の発明のように、前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置を、ワイヤレスで記憶内容が読み書き可能に構成されたICタグとすることが好ましい。これにより、第1記憶装置及び第2記憶装置に対する記憶内容の読み書きを移動しながらリアルタイムで行うことができ、当該読み書きを行う際の利便性を大幅に向上させることができる。
また、本発明は、請求項3に記載の発明のように、前記管理装置と、前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置と、の間に介在されると共に、前記管理装置からの指示に応じて前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置における記憶内容を読み書きするアクセス装置を更に含むことが好ましい。これによって、物品の保管状況を管理する管理装置を、保管棚が設けられている場所とは異なる場所に設けることが可能となり、システムを構築する上での融通性を向上させることができる。
特に、請求項3に記載の発明は、請求項4に記載の発明のように、前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置は、外部からの要求に応じて発光する発光手段を備え、前記アクセス装置は、前記物品が前記保管棚から取り出される際に当該物品を示す特定情報が記憶されている前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置の各々に備えられた前記発光手段を発光させる要求を行うことが好ましい。これによって保管棚から取り出すべき物品の保管位置が発光手段による発光により明示されるので、当該物品を迅速に収集することができる。なお、上記発光手段には、LED、電球、蛍光灯等が含まれる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項5に記載の発明のように、前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置を、備えられている前記発光手段を発光させるための電力が外部から供給されるものとし、前記アクセス装置は、前記発光手段を発光させる要求を行う際に前記電力を当該発光手段を備えた前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置に供給することが好ましい。これによって、アクセス装置から第1記憶装置及び第2記憶装置に対する給電及び給電停止によって各発光手段の発光及び発光停止を制御することができ、発光手段の発光状態を容易に切り替えることができる。
また、請求項3乃至請求項5の何れか1項記載の発明の前記アクセス装置は、請求項6に記載の発明のように、新たな物品が前記保管棚に保管される際に当該保管棚に設けられた前記第1記憶装置に当該物品を特定するための特定情報を追加記憶すると共に、物品が前記保管棚から無くなる際に当該保管棚に設けられた前記第1記憶装置から当該物品を特定するための特定情報を消去することが好ましい。これによって第1記憶装置に記憶されている特定情報を常に正確なものとすることができる。
また、請求項3乃至請求項6の何れか1項記載の発明は、請求項7に記載の発明のように、前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置は、記憶している特定情報により特定される物品の、同一種類の物品における保管棚に保管された時系列順位を示す順位情報が前記特定情報に対応付けられて更に予め記憶され、前記管理装置は、前記物品が前記保管棚から取り出される際に前記順位情報により示される時系列順位が最も古いものから優先して前記保管棚から取り出されるように前記アクセス装置に指示することが好ましい。これによって、物品を保管された順に取り出すことができ、古い物品が保管され続ける不都合の発生を防止することができる。
更に、本発明の前記第2記憶装置は、請求項8に記載の発明のように、前記物品収容体に設けられている場合、当該物品収容体に収容されている物品の数量を示す数量情報を、当該物品を特定するための前記特定情報に対応付けて記憶することが好ましい。これによって当該物品収容体に収容されている物品の数量を当該物品を目視することなく把握することができ、より利便性を向上させることができる。
なお、本発明は、請求項9に記載のように、前記アクセス装置を、前記物品を搬送するための台車に設けることや、請求項10に記載の発明のように、前記複数の保管棚を、棚の上面が一端部から他端部にかけて傾斜されたものとすることが好ましい。本発明のアクセス装置を、物品を搬送する台車に設けることによって物品の搬送と同時にアクセス装置を用いることができ、複数の保管棚を、棚の上面が一端部から他端部にかけて傾斜されたものとすることによって、保管棚に空きスペースが存在する場合に当該保管棚に保管されている物品を下に位置する端部側に容易に移動させることができるので、空きスペースを上に位置する端部側に容易に集約することができ、この結果として、物品保管スペースを、より有効に利用することができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項11記載の物品管理方法は、複数の保管棚による複数の物品の保管状況を管理する物品管理方法であって、設けられた保管棚に保管されている物品を特定するための特定情報が予め記憶され、かつ記憶内容が外部から読み書き可能に構成された第1記憶装置を前記複数の保管棚に設けると共に、前記物品を収容した状態で前記保管棚に保管される物品収容体に設けられた場合は当該物品収容体に収容されている物品を特定するための特定情報が予め記憶され、前記保管棚に保管される物品に設けられた場合は当該物品を特定するための特定情報が予め記憶され、かつ記憶内容が外部から読み書き可能に構成された第2記憶装置を前記物品収容体及び前記物品の少なくとも一方に設け、前記第1記憶装置により記憶されている特定情報及び前記第2記憶装置により記憶されている特定情報に基づいて、前記複数の保管棚により保管されている物品の保管状況を管理するものである。
従って、請求項11に記載の物品管理方法によれば、請求項1記載の発明と同様に作用するので、請求項1記載の発明と同様に、簡易に物品の保管状況を管理することができると共に、物品搬入時の作業効率を向上させることができ、かつ物品保管スペースを有効利用することができる。
なお、本発明の「保管棚」にも、複数の棚板により複数の保管領域に仕切られて構成された棚の他、1枚の棚板のみにより1つの保管領域のみを有する棚も含まれ、更には、この変形として、床面の予め定められた領域を保管領域として用いる場合の当該領域も含まれる。ここで、床面の予め定められた領域を本発明の保管棚として適用する場合には、当該領域に対して本発明の第1記憶装置を設けることになる。
なお、本発明は、請求項12に記載の発明のように、前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置を、ワイヤレスで記憶内容が読み書き可能に構成されたICタグとすることが好ましい。これにより、第1記憶装置及び第2記憶装置に対する記憶内容の読み書きを移動しながらリアルタイムで行うことができ、当該読み書きを行う際の利便性を大幅に向上させることができる。
また、請求項11又は請求項12に記載の発明は、請求項13に記載の発明のように、前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置を、外部からの要求に応じて発光する発光手段を有するものとし、前記物品が前記保管棚から取り出される際に当該物品を示す特定情報が記憶されている前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置の各々に備えられた前記発光手段を発光させる要求を行うことが好ましい。これによって保管棚から取り出すべき物品の保管位置が発光手段による発光により明示されるので、当該物品を迅速に収集することができる。
特に、請求項13に記載の発明は、請求項14に記載の発明のように、前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置を、備えられている前記発光手段を発光させるための電力が外部から供給されるものとし、前記発光手段を発光させる要求を行う際に前記電力を当該発光手段を有した前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置に供給することが好ましい。これによって、第1記憶装置及び第2記憶装置に対する給電及び給電停止によって各発光手段の発光及び発光停止を制御することができ、発光手段の発光状態を容易に切り替えることができる。
また、請求項11乃至請求項14の何れか1項記載の発明は、請求項15に記載の発明のように、新たな物品が前記保管棚に保管される際に当該保管棚に設けられた前記第1記憶装置に当該物品を特定するための特定情報を追加記憶すると共に、物品が前記保管棚から無くなる際に当該保管棚に設けられた前記第1記憶装置から当該物品を特定するための特定情報を消去することが好ましい。これによって、第1記憶装置に記憶されている特定情報を常に正確なものとすることができる。
また、請求項11乃至請求項15の何れか1項記載の発明は、請求項16に記載の発明のように、前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置に、記憶している特定情報により特定される物品の、同一種類の物品における保管棚に保管された時系列順位を示す順位情報を前記特定情報に対応付けて更に予め記憶し、前記物品が前記保管棚から取り出される際に前記順位情報により示される時系列順位が最も古いものから優先して前記保管棚から取り出されるように指示することが好ましい。これによって、物品を保管された順に取り出すことができ、古い物品が保管され続ける不都合の発生を防止することができる。
更に、本発明は、請求項17に記載の発明のように、前記第2記憶装置が前記物品収容体に設けられている場合、当該第2記憶装置に、当該物品収容体に収容されている物品の数量を示す数量情報を、当該物品を特定するための前記特定情報に対応付けて記憶することが好ましい。これによって、当該物品収容体に収容されている物品の数量を当該物品を目視することなく把握することができ、より利便性を向上させることができる。
本発明によれば、設けられた保管棚に保管されている物品を特定するための特定情報が予め記憶され、かつ記憶内容が外部から読み書き可能に構成された第1記憶装置を管理対象とする複数の保管棚に設けると共に、前記物品を収容した状態で前記保管棚に保管される物品収容体に設けられた場合は当該物品収容体に収容されている物品を特定するための特定情報が予め記憶され、前記保管棚に保管される物品に設けられた場合は当該物品を特定するための特定情報が予め記憶され、かつ記憶内容が外部から読み書き可能に構成された第2記憶装置を前記物品収容体及び前記物品の少なくとも一方に設け、前記第1記憶装置により記憶されている特定情報及び前記第2記憶装置により記憶されている特定情報に基づいて、前記複数の保管棚により保管されている物品の保管状況を管理しているので、簡易に物品の保管状況を管理することができると共に、物品搬入時の作業効率を向上させることができ、かつ物品保管スペースを有効利用することができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。なお、ここでは、本発明を、倉庫に保管された物品を管理する用途に適用した場合の形態について説明する。
まず、図1を参照して、本発明が適用された物品管理システム10の構成を説明する。
同図に示すように、本形態に係る物品管理システム10は、当該物品管理システム10の運営者が所有する在庫管理用サーバ20と、当該物品管理システム10による管理対象とされた各倉庫の管理室内に設けられた倉庫管理用パーソナルコンピュータ(以下、「倉庫管理用パソコン」という。)30と、を含んで構成されている。
在庫管理用サーバ20及び倉庫管理用パソコン30は、図示しないモデム、ルータ、TA(Terminal Adapter)等の接続装置を介してインターネット50に接続されている。従って、在庫管理用サーバ20及び倉庫管理用パソコン30はインターネット50を介して相互通信が可能とされている。
倉庫管理用パソコン30には中継機32が接続されており、倉庫管理用パソコン30は、倉庫内において物品を搬送するために用いられる台車(以下、「物品搬送台車」という。)40に載置されたパーソナルコンピュータ(以下、「台車用パソコン」という。)42との間で中継機32を介して通信を行うことができる。
次に、図2を参照して、本実施の形態に係る物品搬送台車40について説明する。同図に示すように、台車用パソコン42は物品搬送台車40の物品載置板上面の取っ手41が設けられている側の一端部近傍に固設されている。
一方、物品搬送台車40の物品載置板上面における台車用パソコン42の近傍には、後述するICタグに内蔵されているメモリに対して各種情報を記憶させたり、当該メモリから各種情報を読み出したりする等の役割を有するタグリーダライタ46が載置されている。また、上記物品載置板の下面端部近傍には、上記ICタグとの間で各種情報を無線で送受信するためのアンテナ48が固設されている。
なお、本実施の形態に係る物品管理システム10で用いられるICタグは、図3に示すように、上角部に発光ダイオード(以下、「LED」という。)72が設けられたものとして構成されている。
ところで、本実施の形態に係る物品管理システム10では、図4(A)に示すように、倉庫内に設けられた複数列(同図では8列)の保管棚90の各々の端部にICタグ(以下、「列タグ」という。)70Aが設けられると共に、図4(B)に示すように、倉庫内に保管する物品を複数収容する物品収容コンテナ80にICタグ(以下、「物品タグ」という。)70Bが設けられている。
また、各保管棚90には、各々の他端部にも列タグ70A(図示省略)が設けられており、各保管棚90には、各々2つの列タグ70Aが設けられている。なお、錯綜を回避するために、以下では、1つの物品収容コンテナ80に対して1種類の物品を収容する場合について説明する。
次に、図5を参照して、本実施の形態に係る台車用パソコン42、列タグ70A及び物品タグ70Bの電気系の主要構成を説明する。
同図に示すように、本実施の形態に係る台車用パソコン42は、台車用パソコン42全体の動作を司るCPU(中央処理装置)42Aと、CPU42Aによる各種処理プログラムの実行時のワークエリア等として用いられるRAM(Random Access Memory)42Bと、各種処理プログラムや各種パラメータ等が予め記憶されたROM(Read Only Memory)42Cと、各種情報を記憶するために用いられるハードディスク42Dと、各種情報を入力するために用いられるキーボード42Eと、各種情報を表示するために用いられるディスプレイ42Fと、外部に接続された装置との間の各種情報の授受を司る外部インタフェース42Gと、前述した中継機32との間の通信を司る通信制御部42Hと、がシステムバスBUSにより相互に接続されて構成されている。なお、通信制御部42Hには、中継機32との間で各種情報を無線で送受信するためのアンテナ42Iが接続されている。
従って、CPU42Aは、RAM42B、ROM42C、及びハードディスク42Dに対するアクセス、キーボード42Eを介した各種入力情報の取得、ディスプレイ42Fに対する各種情報の表示、外部インタフェース42Gを介した外部装置との間の各種情報の授受、及び通信制御部42H、アンテナ42I、中継機32を介した倉庫管理用パソコン30との間の各種情報の授受、を各々行うことができる。
ここで、外部インタフェース42Gには前述したアンテナ48が接続されたタグリーダライタ46が接続されている。一方、列タグ70A及び物品タグ70Bには、前述したLED72の他、各種情報を記憶するための不揮発性のメモリ74及び各種情報を無線で送受信するためのアンテナ76が内蔵されている。従って、CPU42Aは、外部インタフェース42G、タグリーダライタ46、アンテナ48、及びアンテナ76を介して、各タグ70A、70Bに内蔵されたメモリ74に対する各種情報の書き込み及び読み出しを行うことができる。
なお、本実施の形態に係る列タグ70A及び物品タグ70Bは、駆動電力が外部からの電磁誘導によって供給されるものとして構成されると共に、外部からの電磁誘導による指示入力に応じて、メモリ74に対する各種情報の読み書きやLED72の点灯及び消灯が制御できるものとして構成されている。
次に、図6を参照して、在庫管理用サーバ20に設けられたハードディスク22に記憶される在庫管理情報、列タグ70Aに内蔵されたメモリ74に記憶される情報(以下、「列タグ情報」という。)、及び物品タグ70Bに内蔵されたメモリ74に記憶される情報(以下、「物品タグ情報」という。)について説明する。
図6(A)に示すように、在庫管理用サーバ20に設けられたハードディスク22には、在庫管理情報として、管理対象とする倉庫毎に予め付与された倉庫ナンバ、管理対象とする物品の種類毎に予め付与された物品コード、当該物品コードに対応する物品名、各物品毎の倉庫に保管された時系列順位を示す世代ナンバ、及び各物品の世代ナンバ毎の在庫数量、の各情報が記憶される。
従って、当該在庫管理情報を参照することによって、管理対象とする倉庫別に、保管されている物品の世代ナンバ毎の在庫数量を把握することができる。
なお、各倉庫に設けられた倉庫管理用パソコン30のハードディスク(図示省略)には、当該在庫管理情報における当該倉庫に関する情報(図6(A)の倉庫ナンバ情報を除く情報)のみが記憶される。
一方、図6(B)に示すように、各保管棚90に設けられた列タグ70Aに内蔵されているメモリ74には、列タグ情報として、当該列タグ70Aが設けられている保管棚90に保管されている物品を示す物品コード及び当該物品における上記世代ナンバの各情報が記憶される。なお、列タグ70Aのメモリ74における所定アドレスには、当該タグが列タグである旨を示す情報(以下、「列タグ特定情報」という。)が予め記憶される。
また、図6(C)に示すように、各物品収容コンテナ80に設けられた物品タグ70Bに内蔵されているメモリ74には、物品タグ情報として、当該物品タグ70Bが設けられている物品収容コンテナ80に収容されている物品を示す物品コード、当該物品における上記世代ナンバ、及び当該物品の収容数量、の各情報が記憶される。
次に、本実施の形態に係る物品管理システム10の作用を説明する。なお、ここでは、錯綜を回避するために、倉庫内に設けられている物品搬送台車40が1台のみであり、台車用パソコン42が1台のみである場合について説明する。まず、図7を参照して、物品管理システム10において所定期間(本実施の形態では、10日間)毎に行われる入庫処理について説明する。
まず、在庫管理用サーバ20は、ハードディスク22に記憶されている在庫管理情報(図6(A)も参照。)を参照して、在庫数量が所定数未満となった物品の物品コード、物品名、世代ナンバ、数量、及び倉庫ナンバの各情報を読み出し、倉庫ナンバ以外の情報を倉庫ナンバ毎に分類する。当該分類された情報(以下、「分類情報」という。)を参照することによって各倉庫毎に不足している物品を把握することができる。
そこで、在庫管理用サーバ20は、当該不足している物品が対応する倉庫に所定数だけ納品されるように、当該物品の納品元に手配するための処理を行う。なお、当該処理としては、在庫管理用サーバ20自身がインターネット50を介して上記納品元に直接かつ自動的に手配する方法や、上記分類情報を不図示のディスプレイに表示したり、不図示のプリンタによって印刷したりすることにより、在庫管理用サーバ20の管理者に対して各倉庫毎の在庫不足状況を明示する処理等を例示することができる。なお、後者の場合は、在庫管理用サーバ20の管理者が上記納品元に対して不足している物品を対応する倉庫に納品させるための手配を行う。
その後、在庫管理用サーバ20は、手配した物品の各倉庫への納品が完了する時期まで待機した後、上記分類情報を参照して、不足している物品のある倉庫に設けられた倉庫管理用パソコン30に対し、不足している物品の物品コード、世代ナンバ、物品名、及び手配した納品数量の各情報と、納品された物品を保管棚90に保管する旨を指示する入庫指示情報と、をインターネット50を介して送信する(ステップ100)。なお、上記世代ナンバは、当該倉庫における対応する物品の最終世代ナンバ(最大値)に1をインクリメントした値を適用する。
これらの情報を受信した倉庫管理用パソコン30は、当該情報を台車用パソコン42に中継機32を介して転送する(ステップ102)。そして、当該情報を受信した台車用パソコン42は後述する保管処理を実行する(ステップ104)。
当該保管処理により、台車用パソコン42から倉庫管理用パソコン30に対して後述する入庫情報が送信されてくるので、倉庫管理用パソコン30は当該入庫情報の受信待ちを行い(ステップ106)、受信された入庫情報に基づき、自身が記憶している在庫管理情報を更新し(ステップ108)、その後に上記入庫情報を在庫管理用サーバ20に転送する(ステップ110)。
そこで、在庫管理用サーバ20は、当該入庫情報の受信待ちを行い(ステップ112)、受信された入庫情報に基づき、ハードディスク22によって記憶されている在庫管理情報を更新する(ステップ114)。以上の処理によって入庫処理が終了する。
なお、上記入庫情報は実際に倉庫の保管棚90に保管が完了した物品に関する情報であるので、これに基づいて在庫管理情報を更新することにより、在庫管理用サーバ20及び倉庫管理用パソコン30によって記憶されている在庫管理情報を正確な在庫状況を示すものとすることができる。
次に、図8を参照して、本実施の形態に係る台車用パソコン42において実行される保管処理について説明する。なお、図8は、当該保管処理を実行する際に台車用パソコン42のCPU42Aによって実行される保管処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、該プログラムはハードディスク42Dに予め記憶されている。また、ここでは、上記入庫処理によって手配された物品の倉庫への納品が完了しており、物品保管担当者(以下、単に「担当者」という。)によって当該物品が物品タグ70Bの設けられた物品収容コンテナ80に収容された後に物品搬送台車40への積載が完了している場合について説明する。
同図のステップ200では、倉庫管理用パソコン30からの上記入庫指示情報の受信待ちを行い、次のステップ202では、当該入庫指示情報と共に受信した情報(本実施の形態では、不足している物品の物品コード、世代ナンバ、物品名、及び納品数量の各情報)に基づいて、予め定められたフォーマットとされた保管処理画面をディスプレイ42Fに表示する。
図9には、本実施の形態に係る保管処理画面が示されている。同図に示すように、当該保管処理画面では、この時点の日時及び当該保管処理の通しナンバが表示されると共に、不足している物品の物品コード、世代ナンバ、物品名、及び納品数量の各情報が物品毎に表示される。また、当該保管処理画面では、表示されている物品のうちの何れか1つを選択的に指定するためのカーソル枠Wが何れかの物品に関する情報を示すように表示される。
このような保管処理画面がディスプレイ42Fに表示されると担当者は、物品搬送台車40を倉庫内の各保管棚90の間を移動させて、物品搬送台車40に積載されている物品収容コンテナ80を保管するための保管棚90の空きスペースを探し、当該空きスペースに物品収容コンテナ80を載置(保管)する。そして、担当者は、台車用パソコン42のディスプレイ42Fに表示されている保管処理画面のカーソル枠Wを、保管棚90に載置した物品収容コンテナ80に収容されている物品に関する情報を示す位置に移動させた後に確定するための操作をキーボード42Eによって行うことにより、当該物品の保管棚90への保管が完了した旨を入力する。
そこで次のステップ204では、当該キーボード42Eに対する操作待ちを行うことにより、物品搬送台車40に積載された何れかの物品の保管棚90への保管待ちを行い、次のステップ206では、上記ステップ204において担当者により確定された情報(保管棚90に保管された物品に関する情報)における物品コード、世代ナンバ及び納品数量の各情報を、保管した物品を収容した物品収容コンテナ80に設けられている物品タグ70Bに内蔵されたメモリ74に物品タグ情報として記憶させるための処理を行う。
次のステップ208では、列タグ70Aのメモリ74に予め記憶されている列タグ特定情報を読み出すことができるか否かを判定することにより、この直前までに物品搬送台車40が位置していた保管棚90間の列内における保管が完了したか否かを判定し、否定判定となった場合は上記ステップ204に戻り、肯定判定となった場合にはステップ210に移行する。
ステップ210では、上記ステップ208において列タグ特定情報が読み出された列タグ70Aに内蔵されたメモリ74に対し、その直前までに当該列タグ70Aが設けられた保管棚90に保管した物品に対応する物品コード及び世代ナンバの各情報を列タグ情報として追加記憶させるための処理を行い、その後にステップ212に移行する。
ステップ212では、物品搬送台車40に積載されている全ての物品の保管棚90への保管が完了したか否かを判定し、否定判定となった場合は上記ステップ204に戻り、再び上記ステップ204〜ステップ210の処理を行う。
一方、上記ステップ212において肯定判定となった場合にはステップ214に移行し、上記ステップ206の処理によって物品タグ70Bのメモリ74に記憶した全ての情報を上述した入庫情報として倉庫管理用パソコン30に送信した後、本保管処理プログラムを終了する。
なお、本保管処理プログラムでは、保管棚90の両端部に設けられた2つの列タグ70Aの一方のみに新たに保管した物品に関する情報を追加記憶させているが、他方の列タグ70Aに対しても、一方の列タグ70Aに追加記憶させた情報を別途記憶させるようにする。
ところで、保管棚90に保管されている物品を他の保管棚90に移動させる場合に本実施の形態に係る物品管理システム10では、台車用パソコン42により、移動前に当該物品が保管されていた保管棚90に設けられていた列タグ70Aのメモリ74から当該物品に関する列タグ情報を削除すると共に、当該物品の移動先の保管棚90に設けられている列タグ70Aのメモリ74に対して、当該物品に関する列タグ情報を追加記憶する。
本実施の形態に係る物品管理システム10では、以上のように、物品を収容した状態で保管棚90に保管される物品収容コンテナ80に対して、当該物品収容コンテナ80に収容されている物品を特定するための物品コードが記憶され、かつ記憶内容が外部から読み書き可能に構成された物品タグ70Bを設けるようにしているので、物品収容コンテナ80の他の保管棚90への移動や、任意位置の空きスペースへの収納が可能となり、物品搬入時の作業効率を向上させることができると共に、物品保管スペースを有効利用することができる。
次に、図10を参照して、物品管理システム10において管理対象としている何れかの倉庫に対する物品の出庫が指示された場合に実行される出庫処理について説明する。
まず、在庫管理用サーバ20は、出庫が指示された倉庫に設けられた倉庫管理用パソコン30に対し、出庫する物品を示す物品コード、世代ナンバ、物品名、出庫数量、当該出庫のオーダーナンバ(注文番号)、出庫する物品の納入先、及び今回の出庫によってピッキングした物品収容コンテナ80から物品がなくなるか否かを示す情報(以下、「物品削除情報」という。)の各情報と、出庫を指示する出庫指示情報と、をインターネット50を介して送信する(ステップ300)。なお、上記世代ナンバは、当該倉庫における対応する物品の世代ナンバのうち、最も古い(最も値が小さい)ものから優先的に適用する。
これらの情報を受信した倉庫管理用パソコン30は、当該情報を台車用パソコン42に中継機32を介して転送する(ステップ302)。そして、当該情報を受信した台車用パソコン42は後述するピッキング処理を実行する(ステップ304)。
当該ピッキング処理により、台車用パソコン42から倉庫管理用パソコン30に対して後述する出庫情報が送信されてくるので、倉庫管理用パソコン30は当該出庫情報の受信待ちを行い(ステップ306)、受信された出庫情報に基づき、自身が記憶している在庫管理情報を更新し(ステップ308)、その後に上記出庫情報を在庫管理用サーバ20に転送する(ステップ310)。
そこで、在庫管理用サーバ20は、当該出庫情報の受信待ちを行い(ステップ312)、受信された出庫情報に基づき、ハードディスク22によって記憶されている在庫管理情報を更新する(ステップ314)。以上の処理によって出庫処理が終了する。
なお、上記出庫情報は実際に倉庫の保管棚90からピッキングが完了した物品に関する情報であるので、これに基づいて在庫管理情報を更新することにより、在庫管理用サーバ20及び倉庫管理用パソコン30によって記憶されている在庫管理情報を正確な在庫状況を示すものとすることができる。
次に、図11を参照して、本実施の形態に係る台車用パソコン42において実行されるピッキング処理について説明する。なお、図11は、当該ピッキング処理を実行する際に台車用パソコン42のCPU42Aによって実行されるピッキング処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、該プログラムはハードディスク42Dに予め記憶されている。
同図のステップ400では、倉庫管理用パソコン30からの上記出庫指示情報の受信待ちを行い、次のステップ402では、当該出庫指示情報と共に受信した情報(本実施の形態では、出庫する物品を示す物品コード、世代ナンバ、物品名、出庫数量、オーダーナンバ、及び納入先の各情報)に基づいて、予め定められたフォーマットとされたピッキング処理画面をディスプレイ42Fに表示する。
図12には、本実施の形態に係るピッキング処理画面が示されている。同図に示すように、当該ピッキング処理画面では、この時点の日時、当該ピッキング処理の通しナンバ、オーダーナンバ、及び納入先が表示されると共に、出庫する物品の物品コード、世代ナンバ、物品名、及び出庫数量の各情報が物品毎に表示される。また、当該ピッキング処理画面では、表示されている物品のうちの何れか1つを選択的に指定するためのカーソル枠Wが何れかの物品に関する情報を示すように表示される。
このようなピッキング処理画面がディスプレイ42Fに表示されるとピッキング担当者は、物品搬送台車40を倉庫内の各保管棚90の一端部側の通路を移動させる。なお、当該移動の際にピッキング担当者は、各保管棚90に設けられた列タグ70Aと物品搬送台車40に設けられているアンテナ48との間の距離が、列タグ70Aとの間の通信が可能である予め定められた範囲内となるように移動する。
次のステップ404では、列タグ70Aに対してメモリ74に記憶されている全ての列タグ情報(本実施の形態では、物品コード及び世代ナンバの各情報)を読み出す旨の指示情報を送信する。これに応じて、列タグ70Aから当該列タグ情報が送信されるので、次のステップ406では当該情報の受信待ちを行い、次のステップ408にて、受信した列タグ情報に、上記ステップ400において倉庫管理用パソコン30から受信した物品コード及び世代ナンバの各情報に合致するものが存在するか否かを判定することにより、ピッキングすべき物品が当該列タグ70Aの設けられた保管棚90に保管されているか否かを判定し、否定判定となった場合は上記ステップ404に戻り、肯定判定となった場合にはステップ410に移行する。
ステップ410では、当該列タグ70Aに対して内蔵されているLED72を点灯する旨の指示情報を送信する。これに応じて当該列タグ70AにおけるLED72が点灯するため、ピッキング担当者は、LED72が点灯した列タグ70Aが設けられている保管棚90にピッキング対象とする物品が保管されていることを容易に把握することができる。
次のステップ412では、上記ステップ408においてピッキングすべきものと判定された物品に対する上記物品削除情報のうち、物品収容コンテナ80から物品がなくなることを示すものがあるか否かを判定することにより、LED72の点灯した列タグ70Aが設けられている保管棚90に物品がなくなる物品収容コンテナ80が存在するか否かを判定し、肯定判定となった場合にはステップ414に移行して当該物品収容コンテナ80に収容されている物品に関する列タグ情報を当該列タグ70Aのメモリ74から削除し、その後にステップ416に移行する。なお、上記ステップ412において否定判定となった場合には上記ステップ414の処理を実行することなくステップ416に移行する。
何れかの列タグ70AのLED72が点灯するとピッキング担当者は、当該列タグ70Aの設けられた保管棚90の前面側(物品を取り出す側)の通路内に物品搬送台車40を進入させ、当該通路内を当該保管棚90の後端方向に進行させる。なお、当該進行の際にピッキング担当者は、当該列タグ70Aの設けられた保管棚90に載置(保管)されている最寄りの物品収容コンテナ80に設けられた物品タグ70Bと物品搬送台車40に設けられているアンテナ48との間の距離が、物品タグ70Bとの間の通信が可能である予め定められた範囲内となるように物品搬送台車40を移動させる。
なお、本実施の形態に係る列タグ70Aは、駆動用の電力が外部(本実施の形態では台車用パソコン42)から電磁誘導によって供給されるものとしているので、点灯したLED72は物品搬送台車40が所定距離以上に離れた時点で自動的に消灯する。
ステップ416では、各物品収容コンテナ80に設けられた物品タグ70Bに対してメモリ74に記憶されている物品タグ情報(本実施の形態では、物品コード、世代ナンバ、及び数量の各情報)を読み出す旨の指示情報を送信する。これに応じて、物品タグ70Bから当該物品タグ情報が送信されるので、次のステップ418では当該情報の受信待ちを行い、次のステップ420にて、受信した物品タグ情報に、上記ステップ400において倉庫管理用パソコン30から受信した物品コード及び世代ナンバの各情報に合致するものが存在するか否かを判定することにより、ピッキングすべき物品が当該物品タグ70Bの設けられた物品収容コンテナ80に収容されているか否かを判定し、否定判定となった場合は上記ステップ416に戻り、肯定判定となった場合にはステップ422に移行する。
ステップ422では、ピッキングすべき物品が収容されているものと判定された物品収容コンテナ80に設けられている物品タグ70Bに対して内蔵されているLED72を点灯する旨の指示情報を送信する。これに応じて当該物品タグ70BにおけるLED72が点灯するため、ピッキング担当者は、LED72が点灯した物品タグ70Bが設けられている物品収容コンテナ80にピッキング対象とする物品が収容されていることを容易に把握することができる。
なお、上記ステップ422においてLED72を点灯させる旨の指示情報を送信した場合、近隣のピッキング対象とする物品が収容されていない物品収容コンテナ80の物品タグ70Bでも当該指示情報が受信されることも考えられる。この場合に対処するため、本実施の形態では、当該指示情報と共に、ピッキング対象とする物品の物品コード及び世代ナンバの各情報も物品タグ70Bに送信するようにし、物品タグ70Bにおいて、受信された物品コード及び世代ナンバの各情報に合致する情報がメモり74に記憶されている場合のみに内蔵されているLED72を点灯させるようにしている。なお、この形態に限らず、各物品タグ70B毎に異なる識別情報を予めメモり74に記憶しておき、台車用パソコン42において当該識別情報を読み出し、LED72を点灯させるべき物品タグ70Bの識別情報もLED72を点灯させる旨の指示情報と共に送信すると共に、物品タグ70Bでは、受信した識別情報が自身のメモリ74に記憶されている識別情報と合致する場合のみに自身のLED72を点灯させるようにする形態としてもよい。
物品タグ70BのLED72が点灯すると、ピッキング担当者は、当該物品タグ70Bが設けられた物品収容コンテナ80を保管棚90から取り出し、当該物品収容コンテナ80から、台車用パソコン42のディスプレイ42Fに表示されているピッキング処理画面によって示される数量だけピッキング対象とする物品を取り出して、物品搬送台車40上に載置された物品収集箱44(図2も参照。)に入れる。そして、ピッキング担当者は、上記ピッキング処理画面のカーソル枠Wを、保管棚90からピッキングした物品に関する情報を示す位置に移動させた後に確定するための操作をキーボード42Eによって行うことにより、当該物品のピッキングが完了した旨を入力する。
そこで次のステップ424では、当該キーボード42Eに対する操作待ちを行うことにより、出庫が指示された何れかの物品のピッキングの完了待ちを行い、次のステップ426では、物品がピッキングされた物品収容コンテナ80に当該物品が残されているか否かを上記物品削除情報に基づいて判定し、肯定判定となった場合はステップ428に移行して、ピッキングを行った物品収容コンテナ80に設けられた物品タグ70Bのメモリ74に記憶されている物品の数量を示す情報をピッキングした数量だけ少なくなるように更新するための処理を行い、その後にステップ430に移行する。これにより、当該物品収容コンテナ80に収容されている物品の数量と、当該物品収容コンテナ80に設けられている物品タグ70Bのメモリ74に記憶されている数量情報とを一致させることができる。
一方、上記ステップ426において否定判定となった場合には、上記ステップ428の処理を実行することなくステップ430に移行する。
ステップ430では、列タグ70Aのメモリ74に予め記憶されている列タグ特定情報を読み出すことができるか否かを判定することにより、この直前までに物品搬送台車40が位置していた保管棚90間の列内におけるピッキング作業が完了したか否かを判定し、否定判定となった場合は上記ステップ416に戻り、肯定判定となった場合にはステップ432に移行する。
ステップ432では、上記ステップ408においてピッキングすべきものと判定された物品に対する上記物品削除情報のうち、物品収容コンテナ80から物品がなくなることを示すものがあるか否かを判定することにより、上記ステップ430において列タグ特定情報を読み出した列タグ70Aが設けられている保管棚90に物品がなくなった物品収容コンテナ80が存在するか否かを判定し、肯定判定となった場合にはステップ434に移行して当該物品収容コンテナ80に収容されている物品に関する列タグ情報を当該列タグ70Aのメモリ74から削除するための処理を行い、その後にステップ436に移行する。なお、上記ステップ432において否定判定となった場合には上記ステップ434の処理を実行することなくステップ436に移行する。
ステップ436では、台車用パソコン42のディスプレイ42Fに表示されているピッキング処理画面で示されるピッキングすべき全ての物品のピッキングが終了したか否かを判定し、否定判定となった場合は上記ステップ404に戻り、再び上記ステップ404〜ステップ434の処理を行う。
一方、上記ステップ436において肯定判定となった場合にはステップ438に移行し、以上の処理によって保管棚90からピッキングした全ての物品に関する情報(本実施の形態では、物品コード、世代ナンバ及びピッキング数量の各情報)を上述した出庫情報として倉庫管理用パソコン30に送信した後、本ピッキング処理プログラムを終了する。
図13には、以上のような出庫処理の全体的な流れが模式的に図示されている。
同図に示すように、本実施の形態に係る出庫処理では、まず、在庫管理用サーバ20により、出庫が指示された倉庫に設けられた倉庫管理用パソコン30に対して出庫指示情報が当該出庫に必要な各種情報と共に送信される。
当該出庫指示情報が受信された倉庫管理用パソコン30では、在庫管理用サーバ20から送信されてきた情報を台車用パソコン42に転送する。これに応じて台車用パソコン42では、受信された情報に基づくピッキング処理画面をディスプレイ42Fに表示する。
ピッキング処理画面がディスプレイ42Fに表示されると、ピッキング担当者は、物品搬送台車40を倉庫内の各保管棚90における一端部側の通路を移動させる。これにより、ピッキング対象とする物品が保管されている保管棚90に設けられた列タグ70AのLED72が点灯されるので、ピッキング担当者は、当該列タグ70Aの設けられた保管棚90の前面側(物品を取り出す側)の通路に物品搬送台車40を進入させる。
すると、ピッキング対象とする物品が収容された物品収容コンテナ80に設けられた物品タグ70BのLED72が点灯されるので、ピッキング担当者は、当該物品収容コンテナ80を保管棚90から取り出し、当該物品を必要数だけピッキングした後に当該物品のピッキングが完了した旨を台車用パソコン42に入力する。
ピッキング担当者は、以上の作業をピッキング処理画面に示されているピッキング対象とする全ての物品のピッキングが完了するまで行う。なお、当該ピッキングの際に、ピッキングが行われた物品収容コンテナ80に物品が残っている場合には、当該物品収容コンテナ80に設けられている物品タグ70Bに記憶されている数量情報が当該物品の残数を示すものに更新される。また、当該ピッキングの際に、物品収容コンテナ80に収容されている物品が全て無くなった場合には、当該物品収容コンテナ80が保管されている保管棚90に設けられた列タグ70Aに記憶されている当該物品に関する列タグ情報が消去される。
そして、全てのピッキングが終了すると、以上の処理によって保管棚90からピッキングした全ての物品に関する情報(本実施の形態では、物品コード、世代ナンバ及びピッキング数量の各情報)が出庫情報として倉庫管理用パソコン30に送信されるので、倉庫管理用パソコン30では、受信した出庫情報に基づいて自身が記憶している在庫管理情報が更新された後に当該出庫情報が在庫管理用サーバ20に転送される。
そして、在庫管理用サーバ20では、倉庫管理用パソコン30から受信された出庫情報に基づき、ハードディスク22によって記憶されている在庫管理情報が更新される。
次に、図14を参照して、物品管理システム10において所定期間(本実施の形態では、1年間)毎に行われる棚卸し処理について説明する。
まず、在庫管理用サーバ20は、棚卸しの対象とする倉庫に設けられた倉庫管理用パソコン30に対し、棚卸しの実行を指示する棚卸し指示情報を、インターネット50を介して送信する(ステップ500)。
そして、棚卸し指示情報を受信した倉庫管理用パソコン30は、当該情報を台車用パソコン42に中継機32を介して転送する(ステップ502)。これに応じて台車用パソコン42は後述する棚卸し実行処理を実行する(ステップ504)。
当該棚卸し実行処理により、台車用パソコン42から倉庫管理用パソコン30に対して後述する棚卸し情報が送信されてくるので、倉庫管理用パソコン30は当該棚卸し情報の受信待ちを行い(ステップ506)、受信された棚卸し情報に基づき、自身が記憶している在庫管理情報を更新し(ステップ508)、その後に上記棚卸し情報を在庫管理用サーバ20に転送する(ステップ510)。
そこで、在庫管理用サーバ20は、当該棚卸し情報の受信待ちを行い(ステップ512)、受信された棚卸し情報に基づき、ハードディスク22によって記憶されている在庫管理情報を更新する(ステップ514)。また、在庫管理用サーバ20は、受信された棚卸し情報を用いて、在庫管理情報の更新以外の棚卸しに関する処理を実行する。
次に、図15を参照して、本実施の形態に係る台車用パソコン42において実行される棚卸し実行処理について説明する。なお、図15は、当該棚卸し実行処理を実行する際に台車用パソコン42のCPU42Aによって実行される棚卸し実行処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、該プログラムはハードディスク42Dに予め記憶されている。
同図のステップ600では、倉庫管理用パソコン30からの上記棚卸し指示情報の受信待ちを行い、次のステップ602では、棚卸しの実行を指示する旨の画面(図示省略。)をディスプレイ42Fに表示する。これに応じて棚卸し担当者は、物品搬送台車40を全ての保管棚90における前面側の通路を走行させる。
そこで次のステップ604では、各物品収容コンテナ80に設けられた物品タグ70Bに対してメモリ74に記憶されている物品タグ情報(本実施の形態では、物品コード、世代ナンバ、及び数量の各情報)を読み出す旨の指示情報を送信する。これに応じて、物品タグ70Bから当該物品タグ情報が送信されるので、次のステップ606では当該情報の受信待ちを行い、次のステップ608にて、受信した物品タグ情報をRAM42Bの所定領域に記憶する。
次のステップ610では、各保管棚90に保管されている全ての物品収容コンテナ80に設けられた物品タグ70Bに記憶されている物品タグ情報の読み出し及び記憶が終了したか否かを判定し、否定判定となった場合は上記ステップ604に戻って上記ステップ604〜ステップ608の処理を繰り返し実行し、肯定判定となった時点でステップ612に移行する。なお、上記ステップ604〜ステップ610の処理を繰り返して実行する際にステップ608では、それまでに記憶した物品タグ情報と同一の情報については記憶しないようにする。
ステップ612では、上記ステップ604〜ステップ612の繰り返し処理によってRAM42Bに記憶した全ての情報、すなわち、保管棚90に保管されている全ての物品の物品コード、世代ナンバ、及び数量の各情報を上述した棚卸し情報として倉庫管理用パソコン30に送信した後、本棚卸し実行処理プログラムを終了する。
以上詳細に説明したように、本実施の形態では、設けられた保管棚に保管されている物品を特定するための物品コードが予め記憶され、かつ記憶内容が外部から読み書き可能に構成された列タグを管理対象とする複数の保管棚に設けると共に、設けられた物品収容コンテナに収容されている物品を特定するための物品コードが予め記憶され、かつ記憶内容が外部から読み書き可能に構成された物品タグを物品収容コンテナに設け、列タグにより記憶されている物品コード及び物品タグにより記憶されている物品コードに基づいて、前記複数の保管棚により保管されている物品の保管状況を管理しているので、簡易に物品の保管状況を管理することができると共に、物品搬入時の作業効率を向上させることができ、かつ物品保管スペースを有効利用することができる。
特に、本実施の形態に係る保管棚90として、一例として図16に示すような、棚の上面が一端部から他端部にかけて傾斜されたもの(同図の保管棚90B)を適用することにより、保管棚に空きスペースが存在する場合に当該保管棚に保管されている物品を下に位置する端部側(同図右端部側)に容易に移動させることができるので、空きスペースを上に位置する端部側(同図左端部側)に容易に集約することができ、この結果として、物品保管スペースを、より有効に利用することができる。
また、本実施の形態では、列タグ及び物品タグを、ワイヤレスで記憶内容が読み書き可能に構成されたICタグとしているので、列タグ及び物品タグに対する記憶内容の読み書きを移動しながらリアルタイムで行うことができ、当該読み書きを行う際の利便性を大幅に向上させることができる。
また、本実施の形態では、在庫管理用サーバと、列タグ及び物品タグと、の間に介在されると共に、在庫管理用サーバからの指示に応じて列タグ及び物品タグにおける記憶内容を読み書きする台車用パソコン42が設けられているので、在庫管理用サーバを、保管棚が設けられている場所とは異なる場所に設けることが可能となり、システムを構築する上での融通性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、列タグ及び物品タグを、外部からの要求に応じて発光するLEDを備えたものとし、台車用パソコン42により、物品が保管棚から取り出される際に当該物品を示す物品コードが記憶されている列タグ及び物品タグの各々に備えられたLEDを発光させる要求を行っているので、保管棚から取り出すべき物品の保管位置をLEDによる発光により明示することができ、当該物品を迅速に収集することができる。
また、本実施の形態では、列タグ及び物品タグを、備えられているLEDを発光させるための電力が外部から供給されるものとし、台車用パソコン42により、上記LEDを発光させる要求を行う際に上記電力を列タグ及び物品タグに供給するものとしているので、台車用パソコン42から列タグ及び物品タグに対する給電及び給電停止によって各LEDの発光及び発光停止を制御することができ、LEDの発光状態を容易に切り替えることができる。
また、本実施の形態では、新たな物品が保管棚に保管される際に当該保管棚に設けられた列タグに当該物品を特定するための物品コードを追加記憶すると共に、物品が保管棚から無くなる際に当該保管棚に設けられた列タグから当該物品を特定するための物品コードを消去しているので、列タグに記憶されている物品コードを常に正確なものとすることができる。
また、本実施の形態では、列タグ及び物品タグにより、記憶している物品コードにより特定される物品の、同一種類の物品における保管棚に保管された時系列順位を示す順位情報(本実施の形態では、世代ナンバ情報)を前記物品コードに対応付けて記憶し、在庫管理用サーバにより、物品が保管棚から取り出される際に上記順位情報により示される時系列順位が最も古いものから優先して保管棚から取り出されるように台車用パソコン42に指示しているので、物品を保管された順に取り出すことができ、古い物品が保管され続ける不都合の発生を防止することができる。
また、本実施の形態では、物品タグにより、物品収容コンテナに収容されている物品の数量を示す数量情報を、当該物品を特定するための物品コードに対応付けて記憶しているので、当該物品収容コンテナに収容されている物品の数量を当該物品を目視することなく把握することができ、より利便性を向上させることができる。
更に、本実施の形態では、台車用パソコン42を、物品を搬送するための物品搬送台車に設けているので、物品の搬送と同時に台車用パソコン42を用いることができる。
なお、本実施の形態では、入庫処理(図7参照。)において、在庫管理情報により示される在庫数量が所定数未満となった物品を倉庫に納品させる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、在庫数量にかかわらず、物品保管者(物品管理システム10の利用者)からの依頼に応じて物品を納品させる形態とすることもできる。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、本実施の形態では、各倉庫に設けられている物品搬送台車40及び台車用パソコン42を1台のみとした場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、物品搬送台車40及び台車用パソコン42を複数台とする形態とすることもできる。この場合において、出庫処理(図10参照。)を行う際には、複数台の物品搬送台車40及び台車用パソコン42により同時にピッキングを行うことが可能となるため、列タグ70AのLED72や物品タグ70BのLED72が複数同時に点灯してしまうことが考えられるが、LED72の点灯動作を点滅動作として各台車毎に点滅間隔を変えたり、LED72を複数色で発光することのできるものとして各台車毎に発光色を変えること等により対処することができる。
また、本実施の形態では、物品搬送台車40が各保管棚90の端部まで移動したことを列タグ70Aに記憶されている列タグ特定情報の読み出し結果に応じて自動的に判定する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、作業担当者によりキーボード42Eを介した指示入力が行われたか否かに応じて判定する形態とすることもできる。この場合は、作業担当者による指示入力作業が必要となるものの、自動判定による誤判定の発生を防止することができる。
また、本実施の形態では、本発明を、保管棚への物品の保管や保管棚からの物品のピッキング等を人手によって行う形態に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、これらの作業を自動的に行う自動倉庫システムに本発明を適用することもできる。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、本実施の形態では、1つの物品収容コンテナ80に同一種類の物品を収容する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、1つの物品収容コンテナ80に複数種類の物品を収容する形態とすることもできる。この場合は、当該物品収容コンテナ80に設けられた物品タグ70Bのメモリ74に、収容されている全ての種類の物品コード、世代ナンバ、及び数量の各情報を記憶することになる。この場合は、1つの物品収容コンテナ80に複数種類の物品を収容することができるので、本実施の形態に比較して、利便性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、物品収容コンテナ80に対して物品タグ70Bを設けた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、物品自身に物品タグ70Bを設ける形態とすることもできる。この場合は、物品と物品タグ70Bとが1対1で対応するため、物品タグ70Bのメモリ74に数量情報を記憶する必要はない。また、更に、この形態と、本実施の形態とを組み合わせた形態、すなわち、自身に物品タグ70Bが設けられた物品と、収容された物品収容コンテナ80に物品タグ70Bが設けられた物品と、の双方を保管状況の管理対象とする形態とすることもできる。これらの場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、本実施の形態で説明した物品管理システム10の構成(図1〜図6参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施の形態では、在庫管理用サーバ20と倉庫管理用パソコン30とをインターネット50を介して接続する場合について説明したが、例えば、これらを、インターネット50を介さずに専用回線のみを介して接続する形態とすることもできる。
また、本実施の形態では、在庫管理用サーバ20によって倉庫内に保管されている物品を管理する場合について説明したが、例えば、台車用パソコン42によって当該物品を管理する形態とすることもできる。この場合は、本実施の形態に係る在庫管理情報(図6(A)参照。)のうち、倉庫ナンバ情報を除く情報を台車用パソコン42のハードディスク42Dに記憶し、当該情報に基づいて物品の管理を行うことになる。なお、この場合には、台車用パソコン42が本発明の管理装置に相当することになる。
また、本実施の形態では、在庫管理用サーバ20と台車用パソコン42との間の各種情報の授受を倉庫管理用パソコン30を介して行う場合について説明したが、例えば、在庫管理用サーバ20と台車用パソコン42との間の各種情報の授受を、倉庫管理用パソコン30を介することなく直接行う形態とすることもできる。
また、本実施の形態では、列タグ70A及び物品タグ70Bの各々に内蔵されたメモリ74に対して物品搬送台車40に載置された台車用パソコン42によって各種情報の書き込み及び読み出しを行う場合について説明したが、例えば、ハンディタイプのタグリーダライタを用いて各種情報の読み書きを行う形態とすることもできる。
また、本実施の形態では、列タグ70A及び物品タグ70Bとして、駆動電力が外部からの電磁誘導によって供給されるものであり、かつ外部からの電磁誘導による指示入力に応じて、メモリ74に対する各種情報の読み書きやLED72の点灯及び消灯が制御できるものを適用した場合について説明したが、駆動電源を内蔵したICタグや、外部からの電磁誘導によってメモリ74に対する各種情報の読み書きやLED72の点灯及び消灯が直接制御できるICタグを適用することもできる。
また、本実施の形態では、本発明の保管棚として、複数の棚板により複数の保管領域に仕切られて構成された棚を適用した場合について説明したが、例えば、1枚の棚板のみにより1つの保管領域のみを有する棚を適用することもでき、更には、床面の予め定められた領域を保管領域として用いる場合の当該領域を適用することもできる。なお、床面の予め定められた領域を本発明の保管棚として適用する場合には、当該領域に対して列タグ70Aを設けることになる。
これらの場合にも、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
更に、本実施の形態で示した各種処理の流れ(図7、図10、図14参照。)や、各種処理プログラムの処理の流れ(図8、図11、図15参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施の形態に係る保管処理プログラム(図8参照。)では、物品収容コンテナ80の保管棚90への保管が完了した後に当該物品収容コンテナ80に設けられた物品タグ70Bに物品タグ情報を記憶させるものとしているが、物品収容コンテナ80の保管前に物品タグ情報を記憶させるものとしてもよい。
実施の形態に係る物品管理システム10の構成を示す模式図である。 実施の形態に係る物品搬送台車40の構成を示す斜視図である。 実施の形態に係る列タグ70A及び物品タグ70Bの構成を示す外観図である。 実施の形態に係る列タグ70A及び物品タグ70Bの敷設状態を示す斜視図である。 実施の形態に係る台車用パソコン42、列タグ70A及び物品タグ70Bの電気系の構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る在庫管理情報、列タグ情報、及び物品タグ情報の構成を示す模式図である。 実施の形態に係る入庫処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係る保管処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 保管処理画面の一例を示す概略図である。 実施の形態に係る出庫処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係るピッキング処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 ピッキング処理画面の一例を示す概略図である。 実施の形態に係る出庫処理の全体的な流れを示す模式図である。 実施の形態に係る棚卸し処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係る棚卸し実行処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係る物品管理システムで適用される保管棚の変形例を示す概略図である。
符号の説明
10 物品管理システム
20 在庫管理用サーバ(管理装置)
30 倉庫管理用パソコン
40 物品搬送台車(台車)
42 台車用パソコン(アクセス装置)
42A CPU
46 タグリーダライタ
48 アンテナ
70A 列タグ(第1記憶装置)
70B 物品タグ(第2記憶装置)
72 LED(発光手段)
74 メモリ
80 物品収容コンテナ(物品収容体)
90 保管棚

Claims (17)

  1. 複数の保管棚による複数の物品の保管状況を管理する物品管理システムであって、
    前記複数の保管棚に各々設けられると共に、設けられた保管棚に保管されている物品を特定するための特定情報が予め記憶され、かつ記憶内容が外部から読み書き可能に構成された第1記憶装置と、
    前記物品を収容した状態で前記保管棚に保管される物品収容体及び前記保管棚に保管される物品の少なくとも一方に設けられると共に、前記物品収容体に設けられた場合は当該物品収容体に収容されている物品を特定するための特定情報が予め記憶され、前記物品に設けられた場合は当該物品を特定するための特定情報が予め記憶され、かつ記憶内容が外部から読み書き可能に構成された第2記憶装置と、
    前記第1記憶装置により記憶された特定情報及び前記第2記憶装置により記憶された特定情報に基づいて、前記複数の保管棚により保管されている物品の保管状況を管理する管理装置と、
    を含む物品管理システム。
  2. 前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置を、ワイヤレスで記憶内容が読み書き可能に構成されたICタグとした
    請求項1記載の物品管理システム。
  3. 前記管理装置と、前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置と、の間に介在されると共に、前記管理装置からの指示に応じて前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置における記憶内容を読み書きするアクセス装置
    を更に含む請求項1又は請求項2記載の物品管理システム。
  4. 前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置は、外部からの要求に応じて発光する発光手段を備え、
    前記アクセス装置は、前記物品が前記保管棚から取り出される際に当該物品を示す特定情報が記憶されている前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置の各々に備えられた前記発光手段を発光させる要求を行う
    請求項3記載の物品管理システム。
  5. 前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置を、備えられている前記発光手段を発光させるための電力が外部から供給されるものとし、
    前記アクセス装置は、前記発光手段を発光させる要求を行う際に前記電力を当該発光手段を備えた前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置に供給する
    請求項4記載の物品管理システム。
  6. 前記アクセス装置は、新たな物品が前記保管棚に保管される際に当該保管棚に設けられた前記第1記憶装置に当該物品を特定するための特定情報を追加記憶すると共に、物品が前記保管棚から無くなる際に当該保管棚に設けられた前記第1記憶装置から当該物品を特定するための特定情報を消去する
    請求項3乃至請求項5の何れか1項記載の物品管理システム。
  7. 前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置は、記憶している特定情報により特定される物品の、同一種類の物品における保管棚に保管された時系列順位を示す順位情報が前記特定情報に対応付けられて更に予め記憶され、
    前記管理装置は、前記物品が前記保管棚から取り出される際に前記順位情報により示される時系列順位が最も古いものから優先して前記保管棚から取り出されるように前記アクセス装置に指示する
    請求項3乃至請求項6の何れか1項記載の物品管理システム。
  8. 前記第2記憶装置は、前記物品収容体に設けられている場合、当該物品収容体に収容されている物品の数量を示す数量情報を、当該物品を特定するための前記特定情報に対応付けて記憶する
    請求項1乃至請求項7の何れか1項記載の物品管理システム。
  9. 前記アクセス装置を、前記物品を搬送するための台車に設けた
    請求項1乃至請求項8の何れか1項記載の物品管理システム。
  10. 前記複数の保管棚を、棚の上面が一端部から他端部にかけて傾斜されたものとした
    請求項1乃至請求項9の何れか1項記載の物品管理システム。
  11. 複数の保管棚による複数の物品の保管状況を管理する物品管理方法であって、
    設けられた保管棚に保管されている物品を特定するための特定情報が予め記憶され、かつ記憶内容が外部から読み書き可能に構成された第1記憶装置を前記複数の保管棚に設けると共に、
    前記物品を収容した状態で前記保管棚に保管される物品収容体に設けられた場合は当該物品収容体に収容されている物品を特定するための特定情報が予め記憶され、前記保管棚に保管される物品に設けられた場合は当該物品を特定するための特定情報が予め記憶され、かつ記憶内容が外部から読み書き可能に構成された第2記憶装置を前記物品収容体及び前記物品の少なくとも一方に設け、
    前記第1記憶装置により記憶されている特定情報及び前記第2記憶装置により記憶されている特定情報に基づいて、前記複数の保管棚により保管されている物品の保管状況を管理する、
    物品管理方法。
  12. 前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置を、ワイヤレスで記憶内容が読み書き可能に構成されたICタグとした
    請求項11記載の物品管理方法。
  13. 前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置を、外部からの要求に応じて発光する発光手段を有するものとし、
    前記物品が前記保管棚から取り出される際に当該物品を示す特定情報が記憶されている前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置の各々に備えられた前記発光手段を発光させる要求を行う
    請求項11又は請求項12記載の物品管理方法。
  14. 前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置を、備えられている前記発光手段を発光させるための電力が外部から供給されるものとし、
    前記発光手段を発光させる要求を行う際に前記電力を当該発光手段を有した前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置に供給する
    請求項13記載の物品管理方法。
  15. 新たな物品が前記保管棚に保管される際に当該保管棚に設けられた前記第1記憶装置に当該物品を特定するための特定情報を追加記憶すると共に、物品が前記保管棚から無くなる際に当該保管棚に設けられた前記第1記憶装置から当該物品を特定するための特定情報を消去する
    請求項11乃至請求項14の何れか1項記載の物品管理方法。
  16. 前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置に、記憶している特定情報により特定される物品の、同一種類の物品における保管棚に保管された時系列順位を示す順位情報を前記特定情報に対応付けて更に予め記憶し、
    前記物品が前記保管棚から取り出される際に前記順位情報により示される時系列順位が最も古いものから優先して前記保管棚から取り出されるように指示する
    請求項11乃至請求項15の何れか1項記載の物品管理方法。
  17. 前記第2記憶装置が前記物品収容体に設けられている場合、当該第2記憶装置に、当該物品収容体に収容されている物品の数量を示す数量情報を、当該物品を特定するための前記特定情報に対応付けて記憶する
    請求項11乃至請求項16の何れか1項記載の物品管理方法。
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