JP2005094206A - 機器認証装置、画像形成装置、機器認証方法、画像形成方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 無線通信可能な複数の機器のうちの無線通信を行う対象の特定の機器の表示部に表示された画像を、その画像を捕捉した画像捕捉部から取り込む画像取込部101と、複数の機器のうちのいずれかの機器から無線通信部が受信した、その機器の表示部に表示された画像を含む状態情報を取得する状態情報取得部102と、画像取込部101が取り込んだ画像と状態情報取得部102が取得した状態情報に含まれる画像とが一致するかの照合を行う一次照合部103と、両画像が一致していれば、その特定の機器から画像データを取得するデータ取得部104と、取得した画像データに基づく印刷を指示する印刷指示部105とを備える。
【選択図】 図3
Description
このうち、赤外線通信は、その指向性ゆえ、PtoP接続が実現でき、赤外線通信機能を備えた撮影機器がプリント装置の周囲に複数存在したとしても、プリント装置は、プリント要求を行った撮影機器を特定することができる。
なお、このような問題は、撮影機器とプリント装置との間に限らず、如何なる機器の間においても起こりうる。
また、特定のシステムにおいては、パスワードを入力せずに機器を特定することを可能にする技術も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
即ち、従来の技術においては、音声の入力を行わないようなシステムにおいて、特定の装置の周囲にその装置と無線通信可能な複数の機器が存在する場合に、特別な操作を行うことなく無線通信を行う対象の機器を特定できないという問題点があった。
本発明の機器認証装置は、表示部を有し且つ無線通信機能を有する機器と、その表示部に表示された画像を捕捉(撮像部で撮像、画像入力部で読み取り等)する機能及びその機器と無線通信を行う機能を有する装置とからなるあらゆるシステムについて適用可能であるが、以下では、デジタルスチルカメラやカメラ付き携帯電話等の撮影装置と、プリンタ等の画像形成装置とからなるシステムについて適用した場合について詳細に述べる。
図1に示すように、ネットワークシステムは、複数のM/F機と、サーバコンピュータ(以下、「サーバ」という)と、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)とが、場合によってはEthernet(富士ゼロックス株式会社の登録商標)を介して、公衆インターネット網に接続されている。また、各M/F機については、例えば、コンビニエンスストア等の店舗に設置されてサービスを提供することが多いため、そのような状況を図示している。さらに、店舗Aにおいては、M/F機の周囲に、M/F機と無線通信可能な機器a、b、c、dが存在する様子が示されている。なお、これらの機器のうち、機器a、b、cは、携帯電話であるため、電話回線網にも接続可能であることが示されている。
画像入力部(IIT:Image Input Terminal)20は、例えば、スキャナを含む機構であり、プラテン上に配置された原稿を読み取り、画像上の二次元画像の濃淡と位置の情報を処理部10に伝えるものである。
画像出力部(IOT:Image Output Terminal)30は、例えば、プリンタを含む機構であり、処理部10より伝えられる画像データに応じて、紙等の媒体上に画像を再生するものである。
撮像部40は、例えば、カメラであり、カメラのレンズの前方に置かれた被写体を撮像する機能を有するものである。
UI部50は、ユーザが情報の入出力を行うための操作部であり、例えば、タッチパネルディスプレイである。
無線通信部60は、ブルートゥース、無線LAN、UWB等の無線通信手段を用いてデータ通信を行うためのアンテナ部分である。
記憶装置70は、例えば、ハードディスクデバイス(HDD)であり、処理部10における各機能を実現するプログラムや、各機能実現のために必要となるデータの格納場所としても機能する。
以下、その具体的な実施の形態について述べる。なお、以下では、機器としては携帯端末を想定し、無線通信としてはブルートゥースを想定し、画像を捕捉する手段としてはカメラ等の撮像部を想定する。
第1の実施の形態は、携帯端末内に記憶された画像データをブルートゥースにより画像形成装置に転送してその画像データに基づくプリントを行う際に、その携帯端末の特定を一次照合のみによって行う場合の実施の形態である。
図3は、処理部10の機能構成を示したブロック図である。
図3に示すように、処理部10は、撮像部40が撮像した画像を取り込む画像取込部101と、無線通信部60が受信した携帯端末の状態情報を取得する状態情報取得部102と、画像取込部101が取り込んだ画像と状態情報取得部102が取得した状態情報とを照合する一次照合部103と、一次照合で無線通信対象と認定された携帯端末から無線通信部60が受信した画像データを取得するデータ取得部104と、その画像データに基づく印刷を画像出力部30に対して指示する印刷指示部105とを備えている。
図4は、処理部10の動作を示すフローチャートである。
ユーザが、携帯端末の表示部にプリントしたい画像を表示させて、撮像部40により撮像可能な位置に配置し、画像形成装置の「スタート」ボタンを押下することにより、この処理は開始される。
処理部10は、「スタート」ボタンが押下されたことを検出する(ステップ1001)と、撮像部40を制御して、携帯端末の表示部に表示された画像のキャプチャを開始させ、画像取込部101が、キャプチャの結果である画像イメージを取り込む(ステップ1002)。
なお、状態情報の取得は、ブルートゥースにおいては、所定のプロファイルに則って通信を行うことにより実現することができる。プロファイルとしては、既存のものを用いてもよいし、新たに策定してそれを用いるようにしてもよい。
なお、複数の携帯端末に対するリクエストの順序については、特に限定はしないが、例えば、電波の強度の大きいものから先に選択するようにすれば、端末状態がキャプチャ画像と一致する携帯端末が見つかるまでの時間を短くすることができるので、無線通信対象の携帯端末の探索処理の効率化が図れる。
以上により、第1の実施の形態の動作は終了する。
また、本実施の形態では、無線通信を行う携帯端末を特定するためにその携帯端末の表示部に表示した画像をそのままプリントする画像として用いることを可能としている。即ち、従来、携帯端末の認証後に改めてプリントしたい画像を指定する操作が必要であったが、本実施の形態では、M/F機の「スタート」ボタンを1度押下するだけで、プリントしたい画像の転送を「コピー感覚」で行えるようになっている。
但し、携帯端末の認証時に表示部に表示した画像はあくまで認証のための画像とし、その画像と異なる画像をプリントするようにしてもよい。その場合は、ステップ1004において認証が完了すると、携帯端末に記憶された全ての画像データを取得し、それらをサムネイルで表示する等してユーザにプリントしたい画像を選択させるようにすればよい。
第2の実施の形態は、携帯端末内に記憶された画像データをブルートゥースにより画像形成装置に転送してその画像データに基づくプリントを行う際に、その携帯端末の特定を一次照合及び二次照合によって行う場合の実施の形態である。上記第1の実施の形態では、画像形成装置の周囲にある各携帯端末からその表示部に表示された画像イメージを取得する必要があったが、本実施の形態では、画像イメージを取得しなくとも、携帯端末の特定が行える。
図5は、処理部10の機能構成を示したブロック図である。
図5に示すように、処理部10は、一次照合に用いる状態情報を保持する状態情報保持部111と、無線通信部60が受信した携帯端末の状態情報を取得する状態情報取得部112と、状態情報保持部111に保持された状態情報と状態情報取得部112が取得した状態情報とを照合する一次照合部113と、一次照合で無線通信対象の候補と認定された携帯端末に認証コードを送信する認証コード送信部114と、撮像部40が撮像した画像を取り込む画像取込部115と、画像取込部115が取り込んだ画像と認証コード送信部114が送信した認証コードとを照合する二次照合部116と、二次照合で無線通信対象と認定された携帯端末から無線通信部60が受信した画像データを取得するデータ取得部117と、その画像データに基づく印刷を画像出力部30に対して指示する印刷指示部118とを備えている。
図6は、処理部10の動作を示すフローチャートである。
ユーザが、携帯端末の表示部にプリントしたい画像を表示させて、撮像部40により撮像可能な位置に配置し、画像形成装置の「スタート」ボタンを押下することにより、この処理は開始される。
処理部10は、「スタート」ボタンが押下されたことを検出する(ステップ1101)と、無線通信部60を制御して、周囲の携帯端末の端末状態を取得させる(ステップ1102)。具体的には、無線通信部60は、次のような処理を行う。即ち、まず、IQパケットをブロードキャストし、これに応じて携帯端末から識別情報(機器アドレス)を含むFHSパケットが送信されると、それを受信する。その後、それらの携帯端末の1つを選択し、端末状態の送信を要求し、これに応じて携帯端末から端末状態の情報が送信されると、それを受信する。これにより、状態情報取得部112は、端末状態の情報を取得する。即ち、状態情報取得部112は、携帯端末の識別情報と、その携帯端末の端末状態の情報との対応を保持することになる。
なお、状態情報の取得は、ブルートゥースにおいては、所定のプロファイルに則って通信を行うことにより実現することができる。プロファイルとしては、既存のものを用いてもよいし、新たに策定してそれを用いるようにしてもよい。
一方、処理部10は、撮像部40を制御して、携帯端末の表示部に表示された認証画像のキャプチャを開始させ、画像取込部115が、キャプチャの結果である画像イメージを取り込む(ステップ1107)。
なお、複数の携帯端末に対する認証コード送出の順序については、特に限定はしないが、例えば、電波の強度の大きいものから先に選択するようにすれば、認証コードに対応する画像がキャプチャ画像と一致する携帯端末が見つかるまでの時間を短くすることができるので、無線通信対象の携帯端末の探索処理の効率化が図れる。
以上により、第2の実施の形態の動作は終了する。
また、本実施の形態では、無線通信を行う携帯端末を特定するためにその携帯端末の表示部に表示した画像をそのままプリントする画像として用いることを可能としている。即ち、従来、携帯端末の認証後に改めてプリントしたい画像を指定する操作が必要であったが、本実施の形態では、M/F機の「スタート」ボタンを1度押下するだけで、プリントしたい画像の転送を「コピー感覚」で行えるようになっている。
但し、携帯端末の認証時に表示部に表示した画像と異なる画像をプリントするようにしてもよい。その場合は、ステップ1108において認証が完了すると、携帯端末に記憶された全ての画像データを取得し、それらをサムネイルで表示する等してユーザにプリントしたい画像を選択させるようにすればよい。
さらに、本実施の形態の第二の変形例として、ステップ1102〜1105の照合処理を行わず、ステップ1106〜1108の照合処理のみを行うようにしたものも考えられる。
第3の実施の形態は、携帯端末内に記憶された画像所在指示データをブルートゥースにより画像形成装置に転送してその画像所在指示データが示す位置から画像データをダウンロードしてプリントを行う際に、その携帯端末の特定を一次照合のみによって行う場合の実施の形態である。
ここで、画像所在指示データとは、画像データの所在を示す情報(URL等)を含むデータのことである。例えば、ユーザがサーバの所定の位置に何らかのデータを登録した際に、その登録が完了した旨及びその登録されたデータの所在に関する情報を含む電子メールが携帯端末に対して発信されることがあるが、このような電子メールが画像所在指示データに該当する。従って、本実施の形態では、画像所在指示データとしてそのような電子メールを想定して説明する。
図8は、処理部10の機能構成を示したブロック図である。
図8に示すように、処理部10は、撮像部40が撮像した画像を取り込む画像取込部121と、無線通信部60が受信した携帯端末の状態情報を取得する状態情報取得部122と、画像取込部121が取り込んだ画像と状態情報取得部122が取得した状態情報とを照合する一次照合部123と、一次照合で無線通信対象と認定された携帯端末から無線通信部60が受信した画像所在指示データを取得するデータ取得部124と、その画像所在指示データが示す位置から画像データを取得する画像取得部125と、その画像データに基づく印刷を画像出力部30に対して指示する印刷指示部126とを備えている。
図9は、処理部10の動作を示すフローチャートである。
ユーザが、携帯端末の表示部にプリントしたい画像の所在情報を含む画像を表示させて、撮像部40により撮像可能な位置に配置し、画像形成装置の「スタート」ボタンを押下することにより、この処理は開始される。
処理部10は、「スタート」ボタンが押下されたことを検出する(ステップ1201)と、撮像部40を制御して、携帯端末の表示部に表示された画像のキャプチャを開始させ、画像取込部121が、キャプチャの結果である画像イメージを取り込む(ステップ1202)。
なお、状態情報の取得は、ブルートゥースにおいては、所定のプロファイルに則って通信を行うことにより実現することができる。プロファイルとしては、既存のものを用いてもよいし、新たに策定してそれを用いるようにしてもよい。
なお、複数の携帯端末に対するリクエストの順序については、特に限定はしないが、例えば、電波の強度の大きいものから先に選択するようにすれば、端末状態がキャプチャ画像と一致する携帯端末が見つかるまでの時間を短くすることができるので、無線通信対象の携帯端末の探索処理の効率化が図れる。
以上により、第3の実施の形態の動作は終了する。
また、本実施の形態では、無線通信を行う携帯端末を特定するためにその携帯端末の表示部に表示した画像をそのままプリントしたい画像の所在を示す情報として用いることを可能としている。特に、プリントしたい画像の所在を示す情報が画像上には表示されず、画像をデータとして解析してみなければ分からないような場合に、本実施の形態は有効である。
但し、携帯端末の認証時に表示部に表示した画像はあくまで認証のための画像とし、その画像と異なる画像が示す位置にある画像をプリントするようにしてもよい。その場合は、ステップ1204において認証が完了すると、携帯端末に記憶された全ての画像所在指示データを取得し、それらをサムネイルで表示する等してユーザにプリントしたい画像の所在情報を含む画像を選択させるようにすればよい。
第4の実施の形態は、携帯端末内に記憶された画像所在指示データをブルートゥースにより画像形成装置に転送してその画像所在指示データが示す位置から画像データをダウンロードしてプリントを行う際に、その携帯端末の特定を一次照合及び二次照合によって行う場合の実施の形態である。
なお、本実施の形態においても、画像所在指示データとしては、ユーザがサーバの所定の位置に何らかのデータを登録した際に発信される、その登録が完了した旨及びその登録されたデータの所在に関する情報を含む電子メールを想定する。
図10は、処理部10の機能構成を示したブロック図である。
図10に示すように、処理部10は、一次照合に用いる状態情報を保持する状態情報保持部131と、無線通信部60が受信した携帯端末の状態情報を取得する状態情報取得部132と、状態情報保持部131に保持された状態情報と状態情報取得部132が取得した状態情報とを照合する一次照合部133と、一次照合で無線通信対象の候補と認定された携帯端末に認証コードを送信する認証コード送信部134と、撮像部40が撮像した画像を取り込む画像取込部135と、画像取込部135が取り込んだ画像と認証コード送信部134が送信した認証コードとを照合する二次照合部136と、二次照合で無線通信対象と認定された携帯端末から無線通信部60が受信した画像所在指示データを取得するデータ取得部137と、その画像所在指示データが示す位置から画像データを取得する画像取得部138と、その画像データに基づく印刷を画像出力部30に対して指示する印刷指示部139とを備えている。
図11は、処理部10の動作を示すフローチャートである。
ユーザが、携帯端末の表示部にプリントしたい画像の所在情報を含む画像を表示させて、撮像部40により撮像可能な位置に配置し、画像形成装置の「スタート」ボタンを押下することにより、この処理は開始される。
処理部10は、「スタート」ボタンが押下されたことを検出する(ステップ1301)と、無線通信部60を制御して、周囲の携帯端末の端末状態を取得させる(ステップ1302)。具体的には、無線通信部60は、次のような処理を行う。即ち、まず、IQパケットをブロードキャストし、これに応じて携帯端末から識別情報(機器アドレス)を含むFHSパケットが送信されると、それを受信する。その後、それらの携帯端末の1つを選択し、端末状態の送信を要求し、これに応じて携帯端末から端末状態の情報が送信されると、それを受信する。これにより、状態情報取得部132は、端末状態の情報を取得する。即ち、状態情報取得部132は、携帯端末の識別情報と、その携帯端末の端末状態の情報との対応を保持することになる。
なお、状態情報の取得は、ブルートゥースにおいては、所定のプロファイルに則って通信を行うことにより実現することができる。プロファイルとしては、既存のものを用いてもよいし、新たに策定してそれを用いるようにしてもよい。
一方、処理部10は、撮像部40を制御して、携帯端末の表示部に表示された画像のキャプチャを開始させ、画像取込部135が、キャプチャの結果である画像イメージを取り込む(ステップ1307)。
なお、複数の携帯端末に対する認証コード送出の順序については、特に限定はしないが、例えば、電波の強度の大きいものから先に選択するようにすれば、認証コードに対応する画像がキャプチャ画像と一致する携帯端末が見つかるまでの時間を短くすることができるので、無線通信対象の携帯端末の探索処理の効率化が図れる。
以上により、第4の実施の形態の動作は終了する。
また、本実施の形態では、無線通信を行う携帯端末を特定するためにその携帯端末の表示部に表示した画像をそのままプリントしたい画像の所在を示す情報として用いることを可能としている。特に、プリントしたい画像の所在を示す情報が画像上には表示されず、画像をデータとして解析してみなければ分からないような場合に、本実施の形態は有効である。
但し、携帯端末の認証時に表示部に表示した画像と異なる画像が示す位置にある画像をプリントするようにしてもよい。その場合は、ステップ1308において認証が完了すると、携帯端末に記憶された全ての画像所在指示データを取得し、それらをサムネイルで表示する等してユーザにプリントしたい画像の所在情報を含む画像を選択させるようにすればよい。
さらに、本実施の形態の第二の変形例として、ステップ1302〜1305の照合処理を行わず、ステップ1306〜1308の照合処理のみを行うようにしたものも考えられる。
第5の実施の形態は、携帯端末内に記憶されたデータをブルートゥースにより画像形成装置に転送して、そのデータが画像データであればその画像データに基づくプリントを行い、そのデータが画像所在指示データであれば、その画像所在指示データが示す位置から画像データをダウンロードしてプリントを行う際に、その携帯端末の特定を一次照合のみによって行う場合の実施の形態である。
なお、本実施の形態においても、画像所在指示データとしては、ユーザがサーバの所定の位置に何らかのデータを登録した際に発信される、その登録が完了した旨及びその登録されたデータの所在に関する情報を含む電子メールを想定する。
図12は、処理部10の機能構成を示したブロック図である。
図12に示すように、処理部10は、撮像部40が撮像した画像を取り込む画像取込部141と、無線通信部60が受信した携帯端末の状態情報を取得する状態情報取得部142と、画像取込部141が取り込んだ画像と状態情報取得部142が取得した状態情報とを照合する一次照合部143と、一次照合で無線通信対象と認定された携帯端末から無線通信部60が受信したデータを取得するデータ取得部144と、取得したデータが画像データであるか画像所在指示データであるかを判定するデータ種別判定部145と、そのデータが画像所在指示データであった場合にその画像所在指示データが示す位置から画像データを取得する画像取得部146と、データ取得部144または画像取得部146が取得した画像データに基づく印刷を画像出力部30に対して指示する印刷指示部147とを備えている。
図13は、処理部10の動作を示すフローチャートである。
ユーザが、携帯端末の表示部にプリントしたい画像またはプリントしたい画像の所在情報を含む画像を表示させて、撮像部40により撮像可能な位置に配置し、画像形成装置の「スタート」ボタンを押下することにより、この処理は開始される。
処理部10は、「スタート」ボタンが押下されたことを検出する(ステップ1401)と、撮像部40を制御して、携帯端末の表示部に表示された画像のキャプチャを開始させ、画像取込部141が、キャプチャの結果である画像イメージを取り込む(ステップ1402)。
なお、状態情報の取得は、ブルートゥースにおいては、所定のプロファイルに則って通信を行うことにより実現することができる。プロファイルとしては、既存のものを用いてもよいし、新たに策定してそれを用いるようにしてもよい。
なお、複数の携帯端末に対するリクエストの順序については、特に限定はしないが、例えば、電波の強度の大きいものから先に選択するようにすれば、端末状態がキャプチャ画像と一致する携帯端末が見つかるまでの時間を短くすることができるので、無線通信対象の携帯端末の探索処理の効率化が図れる。
以上により、第5の実施の形態の動作は終了する。
また、本実施の形態では、無線通信を行う携帯端末を特定するためにその携帯端末の表示部に表示した画像をそのままプリントする画像として用いることや、プリントしたい画像の所在を示す情報として用いることを可能としている。
但し、携帯端末の認証時に表示部に表示した画像はあくまで認証のための画像とし、その画像と異なる画像またはその画像と異なる画像が示す位置にある画像をプリントするようにしてもよい。その場合は、ステップ1404において認証が完了すると、携帯端末に記憶された全ての画像データまたは画像所在指示データを取得し、それらをサムネイルで表示する等してユーザにプリントしたい画像またはプリントしたい画像の所在情報を含む画像を選択させるようにすればよい。
第6の実施の形態は、携帯端末内に記憶されたデータをブルートゥースにより画像形成装置に転送して、そのデータが画像データであればその画像データに基づくプリントを行い、そのデータが画像所在指示データであれば、その画像所在指示データが示す位置から画像データをダウンロードしてプリントを行う際に、その携帯端末の特定を一次照合及び二次照合によって行う場合の実施の形態である。上記第5の実施の形態では、画像形成装置の周囲にある各携帯端末からその表示部に表示された画像イメージを取得する必要があったが、本実施の形態では、画像イメージを取得しなくとも、携帯端末の特定が行える。
なお、本実施の形態においても、画像所在指示データとしては、ユーザがサーバの所定の位置に何らかのデータを登録した際に発信される、その登録が完了した旨及びその登録されたデータの所在に関する情報を含む電子メールを想定する。
図14は、処理部10の機能構成を示したブロック図である。
図14に示すように、処理部10は、一次照合に用いる状態情報を保持する状態情報保持部151と、無線通信部60が受信した携帯端末の状態情報を取得する状態情報取得部152と、状態情報保持部151に保持された状態情報と状態情報取得部152が取得した状態情報とを照合する一次照合部153と、一次照合で無線通信対象の候補と認定された携帯端末に認証コードを送信する認証コード送信部154と、撮像部40が撮像した画像を取り込む画像取込部155と、画像取込部155が取り込んだ画像と認証コード送信部154が送信した認証コードとを照合する二次照合部156と、二次照合で無線通信対象と認定された携帯端末から無線通信部60が受信したデータを取得するデータ取得部157と、取得したデータが画像データであるか画像所在指示データであるかを判定するデータ種別判定部158と、そのデータが画像所在指示データであった場合にその画像所在指示データが示す位置から画像データを取得する画像取得部159と、データ取得部157または画像取得部159が取得した画像データに基づく印刷を画像出力部30に対して指示する印刷指示部160とを備えている。
図15は、処理部10の動作を示すフローチャートである。
ユーザが、携帯端末の表示部にプリントしたい画像またはプリントしたい画像の所在情報を含む画像を表示させて、撮像部40により撮像可能な位置に配置し、画像形成装置の「スタート」ボタンを押下することにより、この処理は開始される。
処理部10は、「スタート」ボタンが押下されたことを検出する(ステップ1501)と、無線通信部60を制御して、周囲の携帯端末の端末状態を取得させる(ステップ1502)。具体的には、無線通信部60は、次のような処理を行う。即ち、まず、IQパケットをブロードキャストし、これに応じて携帯端末から識別情報(機器アドレス)を含むFHSパケットが送信されると、それを受信する。その後、それらの携帯端末の1つを選択し、端末状態の送信を要求し、これに応じて携帯端末から端末状態の情報が送信されると、それを受信する。これにより、状態情報取得部152は、端末状態の情報を取得する。即ち、状態情報取得部152は、携帯端末の識別情報と、その携帯端末の端末状態の情報との対応を保持することになる。
なお、状態情報の取得は、ブルートゥースにおいては、所定のプロファイルに則って通信を行うことにより実現することができる。プロファイルとしては、既存のものを用いてもよいし、新たに策定してそれを用いるようにしてもよい。
一方、処理部10は、撮像部40を制御して、携帯端末の表示部に表示された画像のキャプチャを開始させ、画像取込部155が、キャプチャの結果である画像イメージを取り込む(ステップ1507)。
なお、複数の携帯端末に対する認証コード送出の順序については、特に限定はしないが、例えば、電波の強度の大きいものから先に選択するようにすれば、端末状態がキャプチャ画像と一致する携帯端末が見つかるまでの時間を短くすることができるので、無線通信対象の携帯端末の探索処理の効率化が図れる。
以上により、第6の実施の形態の動作は終了する。
また、本実施の形態では、無線通信を行う携帯端末を特定するためにその携帯端末の表示部に表示した画像をそのままプリントする画像として用いることや、プリントしたい画像の所在を示す情報として用いることを可能としている。
但し、携帯端末の認証時に表示部に表示した画像と異なる画像または表示部に表示した画像と異なる画像が示す位置にある画像をプリントするようにしてもよい。その場合は、ステップ1508において認証が完了すると、携帯端末に記憶された全ての画像データまたは画像所在指示データを取得し、それらをサムネイルで表示する等してユーザにプリントしたい画像またはプリントしたい画像の所在情報を含む画像を選択させるようにすればよい。
さらに、本実施の形態の第二の変形例として、ステップ1502〜1505の照合処理を行わず、ステップ1506〜1508の照合処理のみを行うようにしたものも考えられる。
Claims (17)
- 無線通信可能な複数の機器のうち、無線通信を行う対象の特定の機器の表示部に表示された画像を捕捉する画像捕捉部と、
前記複数の機器のいずれかの機器から、前記画像捕捉部により捕捉された前記画像がその表示部に表示されていることを示す情報を無線通信により受信した場合に、当該機器を前記特定の機器と認定する処理部と
を備えたことを特徴とする機器認証装置。 - 無線通信可能な複数の機器のうち、無線通信を行う対象の特定の機器の表示部に表示された画像を捕捉する画像捕捉部と、
前記複数の機器のいずれかの機器に対し、前記画像捕捉部により捕捉された前記画像をその表示部に表示させるための情報が無線通信により送信されている場合に、当該機器を前記特定の機器と認定する処理部と
を備えたことを特徴とする機器認証装置。 - 無線通信可能な複数の機器のうち、無線通信を行う対象の特定の機器の表示部に表示された画像を捕捉する画像捕捉部と、
前記複数の機器のいずれかの機器から、前記画像捕捉部により捕捉された前記画像がその表示部に表示されていることを示す情報を無線通信により受信した場合に、当該機器を前記特定の機器と認定し、当該特定の機器と無線通信を行うことで画像データを取得する処理部と、
前記処理部により取得された前記画像データに基づいて画像出力を行う画像出力部と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 無線通信可能な複数の機器のうち、無線通信を行う対象の特定の機器の表示部に表示された画像を捕捉する画像捕捉部と、
前記複数の機器のいずれかの機器に対し、前記画像捕捉部により捕捉された前記画像をその表示部に表示させるための情報が無線通信により送信されている場合に、当該機器を前記特定の機器と認定し、当該特定の機器と無線通信を行うことで画像データを取得する処理部と、
前記処理部により取得された前記画像データに基づいて画像出力を行う画像出力部と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記処理部は、
前記特定の機器から無線通信により前記画像データを取得することを特徴とする請求項3又は4記載の画像形成装置。 - 前記処理部は、
前記特定の機器から無線通信により前記画像データの所在を示す画像所在指示データを取得し、当該画像所在指示データに基づき前記画像データを取得することを特徴とする請求項3又は4記載の画像形成装置。 - 前記処理部は、
前記特定の機器に記憶されたデータを無線通信により取得し、当該データが前記画像データであるか前記画像データの所在を示す画像所在指示データであるかを判定し、画像所在指示データである場合は、当該画像所在指示データに基づき前記画像データを取得することを特徴とする請求項3又は4記載の画像形成装置。 - 無線通信可能な複数の機器のうち、無線通信を行う対象の特定の機器の表示部に表示された画像を、当該画像を捕捉した画像捕捉部から取得するステップと、
前記複数の機器のいずれかの機器から、取得された前記画像がその表示部に表示されていることを示す情報を無線通信により受信した場合に、当該機器を前記特定の機器と認定するステップと
を含むことを特徴とする機器認証方法。 - 無線通信可能な複数の機器のいずれかの機器に対し、所定の画像を表示させるための情報を送信するステップと、
前記複数の機器のうち、無線通信を行う対象の特定の機器の表示部に表示された画像を、当該画像を捕捉した画像捕捉部から取得するステップと、
取得された前記画像が、送信された前記情報に基づき表示される画像と一致する場合に、当該情報の送信先の機器を前記特定の機器と認定するステップと
を含むことを特徴とする機器認証方法。 - 前記複数の機器から当該機器の状態に関する情報を取得するステップと、
前記複数の機器の中から、取得された前記状態に関する情報が予め定められた状態に関する情報と一致する機器を抽出し、当該抽出した機器を、前記所定の画像を表示させるための情報の送信先の機器に決定するステップと
を含むことを特徴とする請求項9記載の機器認証方法。 - 無線通信可能な複数の機器のうち、無線通信を行う対象の特定の機器の表示部に表示された画像を、当該画像を捕捉した画像捕捉部から取得するステップと、
前記複数の機器のうちのいずれかの機器から、取得された前記画像がその表示部に表示されていることを示す情報を無線通信により受信した場合に、当該機器を前記特定の機器と認定するステップと、
前記特定の機器と無線通信を行うことで画像データを取得するステップと、
取得された前記画像データに基づく印刷を指示するステップと
を含むことを特徴とする画像形成方法。 - 無線通信可能な複数の機器のいずれかの機器に対し、所定の画像を表示させるための情報を送信するステップと、
前記複数の機器のうち、無線通信を行う対象の特定の機器の表示部に表示された画像を、当該画像を捕捉した画像捕捉部から取得するステップと、
取得された前記画像が、送信された前記情報に基づき表示される画像と一致する場合に、当該情報の送信先の機器を前記特定の機器と認定するステップと、
前記特定の機器と無線通信を行うことで画像データを取得するステップと、
取得された前記画像データに基づく印刷を指示するステップと
を含むことを特徴とする画像形成方法。 - 前記複数の機器から当該機器の状態に関する情報を取得するステップと、
前記複数の機器の中から、取得された前記状態に関する情報が予め定められた状態に関する情報と一致する機器を抽出し、当該抽出した機器を、前記所定の画像を表示させるための情報の送信先の機器に決定するステップと
を含むことを特徴とする請求項12記載の画像形成方法。 - コンピュータに、
無線通信可能な複数の機器のうち、無線通信を行う対象の特定の機器の表示部に表示された画像を、当該画像を捕捉した画像捕捉部から取得する機能と、
前記複数の機器のいずれかの機器から、取得された前記画像がその表示部に表示されていることを示す情報を無線通信により受信した場合に、当該機器を前記特定の機器と認定する機能と
を実現させるためのプログラム。 - コンピュータに、
無線通信可能な複数の機器のいずれかの機器に対し、所定の画像を表示させるための情報を送信する機能と、
前記複数の機器のうち、無線通信を行う対象の特定の機器の表示部に表示された画像を、当該画像を捕捉した画像捕捉部から取得する機能と、
取得された前記画像が、送信された前記情報に基づき表示される画像と一致する場合に、当該情報の送信先の機器を前記特定の機器と認定する機能と
を実現させるためのプログラム。 - コンピュータに、
前記複数の機器から当該機器の状態に関する情報を取得する機能と、
前記複数の機器の中から、取得された前記状態に関する情報が予め定められた状態に関する情報と一致する機器を抽出し、当該抽出した機器を、前記所定の画像を表示させるための情報の送信先の機器に決定する機能と
を更に実現させるための請求項15記載のプログラム。 - コンピュータに、
前記認定する機能により認定された前記特定の機器と無線通信を行うことで画像データを取得する機能と、
取得された前記画像データに基づく印刷を指示する機能と
を更に実現させるための請求項14又は15記載のプログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003323030A JP2005094206A (ja) | 2003-09-16 | 2003-09-16 | 機器認証装置、画像形成装置、機器認証方法、画像形成方法、およびプログラム |
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ID=34454226
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007019838A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-25 | Sony Corp | 通信装置、認証方法及び認証プログラム |
JP2007081828A (ja) * | 2005-09-14 | 2007-03-29 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成システム、画像形成装置、画像読取装置、画像形成システムの制御方法 |
US9026103B2 (en) | 2006-02-28 | 2015-05-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus and wireless communication method |
JP7506923B2 (ja) | 2020-11-27 | 2024-06-27 | ノーリツプレシジョン株式会社 | 注文受付端末、注文受付方法及びプログラム |
-
2003
- 2003-09-16 JP JP2003323030A patent/JP2005094206A/ja active Pending
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