JP2005092747A - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷装置のコントローラの検証は、実際の印刷結果や従来例等により表示される最終画像データのみを観測するだけでは十分かつ効率的でない。
【解決手段】 出力用画像データを複数ライン分並行して生成するコントローラ100からの画像データを、偶数ライン及び奇数ライン画像データとして入力し、その入力した画像データをフレームメモリ206に記憶する。フレームメモリ206に記憶されている画像データを印刷画像で表示するか、偶数ライン或いは奇数ラインの画像として表示するかが選択されると、その選択に応じて、フレームメモリ206に記憶された画像データからライン単位の画像データ或いはフル画像の画像データを読み出して表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、出力用画像データを生成するコントローラからの画像データを入力して処理する画像処理装置及びその方法に関するものである。
プリンタ等の画像出力装置は、その画像出力装置に接続されているホストコンピュータやデジタルカメラなどから出力を指示された画像データ(印刷データ)を受け取って、紙などのメディアに画像を出力している。このような画像出力装置は、一般には、受信した印刷データを出力に適した画像データに変換するコントローラ部と、そのコントローラ部から出力された画像データを受け取って紙などの記録媒体に画像を出力するエンジン部とを備えている。
以降、このような画像出力装置の一例としてレーザビームプリンタの場合について説明する。
レーザビームプリンタは、シリアル回線、パラレル回線或いは、イーサネット(登録商標)などのネットワーク回線を通じて、ホストコンピュータから印刷データを受け取り、コントローラ部で、その印刷データをビットマップデータ(画像データ)に変換し、そのビットマップデータに基づいて、エンジン部により紙搬送や電子写真プロセスを実行して画像を記録している。
このコントローラ部とエンジン部との間はビデオインターフェースと呼ばれる通信路を介して接続されている。このビデオインターフェースには、ビットマップデータを転送するための画像信号、画像信号のタイミング等を制御するコントロール信号、コントローラ部がエンジン部に指示を行うためのコマンド信号、エンジン部がコントローラ部にエンジンの状態を伝えるためのステータス信号等が含まれている。そしてエンジン部は、ビデオインターフェースを介して受信するコマンド信号に従って動作し、コントロール信号に従って転送される画像信号(ビットマップデータ)を受信し、電子写真プロセスを用いて紙などの記録媒体に画像を形成する。
このようなコントローラ部とエンジン部とを備える画像出力装置において、正常に画像が出力されるためには、コントローラ部において印刷データが適正にビットマップデータに変換された後、そのビットマップデータがエンジン部に送信され、エンジン部がそのビットマップデータを適正に出力しなければならない。従来、画像出力装置の開発過程や動作検証過程では、様々な印刷データをコントローラ部に送信し、実際にエンジン部を動作させて出力画像を得る必要があり、出力画像に異常が発生しているか否かの評価は人間の目で行われていた。また、この様な画像出力の評価のプロセスは繰り返し行われる。
このように、実際にエンジン部を稼動させて出力画像を得る従来の手法では、コントローラ部とエンジン部の両方の開発が十分に進み、両者が動作する段階に至らなければ行うことができず、開発期間の短縮を目的とした並行開発が困難である。また、画像の評価及び印刷時間を測定するための印刷物の量が膨大になり、多大な時間とトナーや印刷用紙等の消耗品が必要になるという問題がある。
このような問題点に鑑み、例えば特許文献1では、コントローラ部が出力するビデオ信号を受信し、CRT等の表示装置に画像として可視化する画像処理装置が提案されている。この画像処理装置によれば、プリンタの開発過程によってエンジン部を用いることなく、出力画像を検証することができる。
特開2002−307791号公報
しかしながら上記特許文献1における手法では、複数ラインの画像データを同時に形成する様な画像印刷装置の検証に利用する場合には十分でない。例えばマルチビームタイプのレーザプリンタでは、複数のレーザダイオードを駆動し複数ラインを同時に描画する。このようなプリンタエンジンに対応するコントローラでは、画像データをライン毎に並行して生成する必要があり、コントローラ開発者は生成される最終画像のみを観測するのではなく、対応するラインに与える画像データのみからなる画像データを観測しその正当性を確認(並行生成される各ラインのデータ生成部が其々所定の時間内に正確に動作しているか否かの検証)する必要がある。つまり、実際の印刷結果や前記従来例等により表示される最終画像データのみを観測するだけでは十分かつ効率的な検証を行なうことができない。
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたもので、並行して複数ラインの画像データを形成するコントローラの動作を効率良く検証できる画像処理装置及びその装置を提供することを目的とする。
本発明の画像処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
出力用画像データを複数ライン分並行して生成するコントローラからの画像データを入力して処理する画像処理装置であって、
前記コントローラから供給される画像データを入力する画像入力手段と、
前記画像入力手段により入力した画像データを記憶する画像記憶手段と、
前記画像記憶手段に記憶されている画像データをフル画像で表示するか、ライン単位で表示するかを選択する選択手段と、
前記選択手段による選択に応じて、前記画像記憶手段に記憶された前記画像データからライン単位の画像データ或いはフル画像の画像データを読み出して表示する表示制御手段とを有することを特徴とする。
また本発明の画像処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
出力用画像データを複数ライン分並行して生成するプリンタのコントローラからの画像データを入力して処理する画像処理装置であって、
前記コントローラで生成されて供給される画像データを入力する画像入力手段と、
前記画像入力手段により入力した画像データを記憶する画像記憶手段と、
前記画像記憶手段に記憶されている画像データを印刷される画像形式で表示するか、奇数ライン或いは偶数ラインの画像として表示するかを選択する選択手段と、
前記選択手段により印刷される画像形式が選択されると、前記画像記憶手段に記憶されたフル画像の画像データを読み出して表示し、前記選択手段により奇数ライン或いは偶数ラインの画像として表示するように選択されると、前記画像記憶手段に記憶された奇数ライン及び/又は偶数ラインの画像データを読み出して、それぞれ奇数ライン画像或いは偶数ライン画像として表示する表示制御手段とを有することを特徴とする。
更に本発明の画像処理方法は以下のような工程を備える。即ち、
出力用画像データを複数ライン分並行して生成するコントローラからの画像データを入力して処理する画像処理方法であって、
前記コントローラから供給される画像データを入力する画像入力工程と、
前記画像入力工程で入力した画像データをメモリに記憶する記憶工程と、
前記メモリに記憶されている画像データをフル画像で表示するか、ライン単位で表示するかを選択する選択工程と、
前記選択工程での選択に応じて、前記メモリに記憶された前記画像データからライン単位の画像データ或いはフル画像の画像データを読み出して表示する表示制御工程とを有することを特徴とする。
また本発明の画像処理方法は以下のような工程を備える。即ち、
出力用画像データを複数ライン分並行して生成するプリンタのコントローラからの画像データを入力して処理する画像処理方法であって、
前記コントローラで生成されて供給される画像データを入力する画像入力工程と、
前記画像入力工程で入力した画像データをメモリに記憶する記憶工程と、
前記メモリに記憶されている画像データを印刷される画像形式で表示するか、奇数ライン或いは偶数ラインの画像として表示するかを選択する選択工程と、
前記選択工程で、印刷される画像形式が選択されると、前記メモリに記憶されたフル画像の画像データを読み出して表示し、前記選択工程で奇数ライン或いは偶数ラインの画像として表示するように選択されると、前記メモリに記憶された奇数ライン及び/又は偶数ラインの画像データを読み出して、それぞれ奇数ライン画像或いは偶数ライン画像として表示する表示制御工程とを有することを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、並行して複数ラインの画像データを形成するコントローラの動作を効率良く検証できるという効果がある。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像処理装置の構成を示すブロック図で、この実施の形態1では、例えばレーザビームプリンタのコントローラ100の動作を検証するために、コントローラ100で処理された画像データをビデオインターフェース部400を介して取り込み、ビデオデータ制御部200で処理してPC24の拡張バス300に出力する場合で説明する。
図において、400はビデオインターフェース部で、出力画像データを生成するコントローラ100に接続され、ビデオデータ制御部200との間でのインターフェースを制御している。拡張バス300は、パーソナルコンピュータ(PC)などの拡張バスである。
ビデオデータ制御部200は、コントローラ100から出力される画像データをフレームメモリ206に蓄積し、その蓄積した画像データを拡張バス300を介してPC24の処理部に転送する機能を有する。
以下、このビデオデータ制御部200の構成を説明する。
201はコントローラインターフェース制御部であり、コントローラ100からの画像転送要求信号に対して画像転送許可信号を返送する。これによりコントローラ100は、画像転送許可信号に同期して画像データの転送を開始する。203a〜bは画像入力制御部で、コントローラ100が出力する画像データをデュアルポートメモリ制御部204に転送する。更に、このデュアルポートメモリ制御部204は、画像入力制御部203a〜203bから転送された画像データをフレームメモリ206に書き込んでいる。ここで、デュアルビームタイプのプリンタエンジンに対応するコントローラ100の場合、奇数ラインの画像データと偶数ラインの画像データがコントローラ100から同時に出力される。従って、画像入力部203aは偶数ラインの画像データを取り込み、画像入力部203bは奇数ラインの画像データを取り込む。202は拡張バスインターフェース制御部で、拡張バス300を介して画像データの転送状態をPCに通知するとともに、PCからのデータ転送要求に従って、フレームメモリ206に保持された画像データを読み出して画像出力制御部205に転送する。そして、この画像出力制御部205は、拡張バス300に画像データを出力する。
尚、この実施の形態では、フレームメモリ206は、奇数ラインと偶数ラインの画像データをそれぞれ別々のメモリ空間に記憶していてもよく、或いは奇数ラインと偶数ラインの画像データを、通常の画像データの格納時と同様に、交互にメモリのアドレス順に記憶するようにしても良い。
図2は、ビデオインターフェース部400の構成を説明するブロック図である。
43はコネクタで、専用のビデオケーブルを介してコントローラ100に接続される。41はラインドライバで、平衡型の信号インターフェース用ドライバ/レシーバ・デバイスを有し、ケーブルを介してビデオ信号を高速に送受信している。このラインドライバ41は、コントローラ100との間で各種同期信号、同期信号に同期したCMYK画像データ、プリンタエンジンとのインターフェースを司るシリアルコマンド信号等をやり取りしている。42a,42bはFIFOで、それぞれビデオ同期クロックに従って、奇数ラインの画像データと偶数ラインの画像データを保持している。43は板間結合用のコネクタで、ビデオデータ制御部200との物理的インターフェースを司る。ビデオデータ制御部200は、コントローラ100から送出されるプリントコマンド等に従って同期信号を生成してコントローラ100に送出し、その同期信号に同期してコントローラ100から送られる画像データをFIFO42a,42bから読み出している。
図3は、本発明の実施の形態1に係る画像処理装置23とコントローラ100との接続形態を説明するブロック図である。
コントローラ21は、図1に示すコントローラ100に相当している。尚、本来は、このコントローラ21の出力は、例えばレーザビームプリンタなどの印刷装置のエンジンコントローラに接続されるものである。このようなエンジンコントローラは、例えば電子写真方式のプリンタの場合、レーザドライバを駆動し、コントローラ21により生成されたラスタ画像データを感光体ドラム表面に静電潜像し、トナーを磁気的に付着させ記録用紙に現像する。
これに対して本実施の形態1は、コントローラ21の検証を行うもので、ビデオインターフェースをPC24の拡張バス300を介して、本実施の形態に係る画像処理装置23(図1のビデオインターフェース部400、ビデオデータ制御部200、拡張バス300、PCなどに相当)のインターフェース部22に接続する。このインターフェース部22は、コントローラ21の出力コマンド等に従って同期信号を生成し、コントローラ21の出力するラスタ画像データをインターフェース部22のメモリ(フレームメモリ206に相当)に保持する。このメモリに保持された画像データは、パーソナルコンピュータ24で動作するソフトウェアにより再構成され、表示装置25であるCRT等に表示される。このように本実施の形態1に係る画像処理装置23は、プリンタエンジンの代わりに接続され、コントローラ21のハードウェア/ソフトウェアの開発などに利用される。なお、入力部26は、例えばキーボードや、ポインティングデバイスであるマウス等を含み、PC24に接続されている。
図4は、本実施の形態1に係るインターフェース部を説明する図で、前述の図1と共通する部分は同じ記号で示している。
図において、400はビデオインターフェース部、200はビデオデータ制御部である。ビデオデータ制御部200は、ビデオインターフェース回路、メモリコントローラ、メモリ、PCIインターフェース等を含み、ビデオインターフェース部400を介して、データの蓄積制御や同期信号の生成、プリンタコマンドの処理等を行うものである。ビデオデータ制御部200は、PCIインターフェースの拡張ボードとしてパーソナルコンピュータ24の拡張スロットに装着される。またビデオインターフェース部400は、ビデオデータ制御部200に板間結合されるユニットであり、取替え可能な構造を有している。
図5(A)(B)は、本実施の形態1に係る画像処理装置の動作を説明するタイミングチャートである。尚、ここではデュアルビームタイプのLBPエンジンにおいて、4色の画像データを順次並行して処理するコントローラ100における制御タイミング例の場合で説明する。
図5(A)において、コントローラ100から画像転送要求信号が送られてくると(501)、ビデオデータ制御部200のコントローラインターフェース制御部201は画像転送許可信号を返送する(502)。この画像転送許可信号が返送されたコントローラ100は、第1のカラー画像データの偶数ライン及び奇数ラインをビデオインターフェース制御部400を介してビデオデータ制御部200に転送する(503)。以下、第2のカラー画像データ〜第4のカラー画像データのそれぞれの偶数ライン及び奇数ラインの画像データが、コントローラ100からビデオデータ制御部200に送信される(504〜506)。このようにデュアルビームタイプのコントローラ100は、偶数及び奇数ラインからなる2ライン分の画像データを並行して生成し、これら2ライン分の画像データをほぼ同時に出力する。
ビデオデータ制御部200の画像入力制御部203aは、こうしてコントローラ100から転送された偶数ラインの画像データを入力し、また画像入力制御部203bは、奇数ラインの画像データを入力し、それぞれデュアルポートメモリ制御部204を介してフレームメモリ206に格納する。こうして1ページ目の画像データの全てがフレームメモリ206に格納されると、拡張バスインターフェース制御部202は、拡張バス割り込み信号を発生させて1ページ目のデータ格納が終了したことをPC24に通知する。尚、ここでは、画像データはCMYKの4色データで構成されているため、第1〜第4のカラーデータとしたが、その画像データを構成する色数に応じて、この画像データの数が変更されることはもちろんである。
図5(B)は、拡張バス300との間でのデータのやり取りを説明するタイミング図で、拡張バス割り込み信号に同期して1ページ分の画像データ(第1カラー乃至第4カラーからなる4色分)がビデオデータ制御部200から拡張バス300に出力される(画像データ出力)タイミングとして示されている。
PC24側では、拡張バス300を介した割り込み信号に基づき、ビデオデータ制御部200に格納された画像データを取得する。ビデオデータ制御部200からPC24側へのデータ転送については、拡張バスインターフェースに基づき実行可能であるどのような方法を用いても構わない。例えば、フレームメモリ206を拡張バス300上のメモリ空間にマッピングし、通常のメモリリードアクセスによって読み出す方法や、或いは画像処理装置23に拡張バス300上で動作可能なバスマスタ転送機能を持たせ、予め指定されたメモリに転送させる方法を用いても良い。
以上の一連の動作により、画像データはコントローラ100より画像処理装置23を介して拡張バス300に転送される。以下、2ページ以降の画像データの転送に関しては同様の動作で実現されるため、その説明を省略する。
次に、本発明の実施の形態1に係るソフトウェア(ホストとなるパーソナルコンピュータ24)の動作について説明する。
図6は、本実施の形態1に係るパーソナルコンピュータ24のソフトウェアの構成を示す図である。
図において、61はオペレーティングシステム(基本ソフトウェア)であり、本実施の形態1では、米マイクロソフト社のWindows2000(登録商標)を利用している。このオペレーティングシステム61は、パーソナルコンピュータ24のメモリ、割り込み、ハードディスクなどのリソースを管理する。62はデバイスドライバで、本実施の形態1に必要なハードウェアであるインターフェースボード22に対する基本的操作を提供する。この基本的な操作とは、インターフェースボード22上のレジスタへのアクセス、バッファメモリへのアクセス、インターフェースボード22からの割り込みの処理等である。マネージャ63は、ミドルウェアで、インターフェースボード22へのより高度な操作を提供する。この高度な操作とは、インターフェースボード22上のバッファに格納された画像データをDIBフォーマット(デバイス非依存ビットマップ形式)等で取得する機能などを含み、取得時には縮小・拡大・ディザ補正などを同時に処理することができる。このマネージャ63は、内部でデバイスドライバ62を利用している。アプリケーション64は、当該装置23のオペレータに対するユーザインターフェースを提供するソフトウェアである。これによりオペレータは、このアプリケーション64を通じて、当該装置23に起動、停止、解析などの指示を出すことができる。アプリケーション64は、内部でマネージャ63を利用している。
次に図7乃至図8のフローチャートを参照して、本実施の形態1に係る画像処理装置23の動作の詳細について説明する。尚、このフローチャートで示す処理は全てパーソナルコンピュータ24で動作するソフトウェアを用いて実現されている。そして、このソフトウェアは、ユーザに対するGUIを提供すると共に、インターフェースボード22を制御している。
図7及び図8は、本実施の形態1に係る画像処理装置23において、コントローラ100が生成する画像データをリアルタイムに表示する機能(以下、「リアルタイム解析」機能)の動作を説明するフローチャートである。尚、この処理を実行するプログラムは、PC24のハードディスクなどに図6のアプリケーション64として記憶されている。
この処理が起動されると、まずステップS1で初期化処理が行われる。この初期化処理は、このソフトウェアに関する変数等の初期化と共に、ビデオデータ制御部200に関するレジスタの設定等といったハードウェアの初期化処理が含まされている。この初期化処理が終了するとステップS2に進み、ユーザに対する初期画面を表示する。
図9は、ステップS1の初期化処理が終了してソフトウェアが起動した状態の初期画面を示す図で、この表示は表示部25に表示される。尚、この図9では省略して示していないが、この画面上にはマウスカーソルが表示されており、このカーソルを使用して各スイッチボックスやボタン等を指示し、入力部26のマウス等を使用してクリック操作を行うことにより、各種ボタンやスイッチの設定や変更を行うことができる。
図において、81は画像表示領域を示し、この領域81にコントローラ100により生成された画像データが表示される。82は紙サイズを指定するためのコンボボックスで、このコンボボックス82で設定された紙サイズに対応して、画像表示領域81の主走査画素数/主走査開始位置/副走査ライン数/副走査開始位置が設定される。83は詳細設定のためのユーザインターフェースを表示するためのボタンで、このボタン83の押下によって図10に示す詳細設定ウィンドウが表示される。
図10の例では、画像表示領域81に表示される画像エリアは、「主走査開始位置」が「0」、「副走査開始位置」が「0」で、「主走査方向の有効画素数」が「4864」、「副走査方向の有効ライン数」が「6849」の場合を示している。
この詳細設定ウィンドウを用いて、予め設定した画像表示領域を決定するパラメータを変更することが可能である。ラジオボタン84は、画像表示領域81に表示される画像データの色空間を指定するものである。「開始」ボタン85は、マネージャレイヤのソフトウェアを介して、ビデオデータ制御部200に対して画像データ取得動作の開始を指示する。「停止」ボタン86は、この画像取得動作の停止を指示する。87は、画像表示領域81に表示されている画像が何枚目の画像であるか、即ち、印刷済みの画像の枚数を表示するエリアである。88は、奇数或いは偶数のいずれのビームに対応する画像データを表示するかを選択するためのラジオボタンで、これにより偶数ライン或いは奇数ラインのいずれかを指定して、画像データを取得することができる。
こうしてステップS2の処理が終了するとステップS3に進み、表示する画像データのサイズ及び色空間が、新たに指定或いは変更されたか否かを検出する。その場合はステップS4に進み、その指定或いは変更指示に従ってパラメータを設定し直す。ビデオデータ制御部200は、ここで指定されたパラメータに従って有効な領域の画像データのみを取り込んでフレームメモリ206に保持する。又、ラジオボタン84の指示により色空間の変更が指示された場合は、その指定された色空間の画像データを表示するように設定する。尚、ここでは表示色空間として、「カラー」、「Cプレーン」、「Mプレーン」、「Yプレーン」、「Kプレーン」の5種類を選択可能である。
通常、コントローラ100が出力する画像データはCMYK色空間であるため、ここで「カラー」を選択した場合、フレームメモリ206に蓄積したCMYK画像データを取り出し、RGBデータに色変換した後、表示領域81に表示する。またC/M/Y/Kプレーンのそれぞれを表示する場合は、フレームメモリ206から必要な色プレーンの画像データのみを取り出して表示する。
次にステップS5に進み、図9のボタン88の設定に応じて、どのビームに対応する画像データを表示するかを選択する。
図11(A)〜(C)は、ボタン88で指定されたビームに対応する画像データの様子を模式的に表した図である。
図11(A)は「印刷画像」が指示された場合を示し、実際に印刷される画像データそのものを表している。図11(B)は「偶数ライン画像」が指定された場合を示し、ここでは画像データの偶数ラインのみを結合し、画像として再生されている。この場合の画像データは、偶数ラインのデータを描画するレーザの駆動データに相当する。図11(C)は、「奇数ライン画像」が指定された場合を示し、ここでは画像データの奇数ラインのみを結合した画像として再生されている。これら奇数ラインは、奇数ラインのデータを描画するレーザの駆動データに相当している。このように表示対象となる画像の指定が変更された場合はステップS6に進み、それに応じてパラメータが設定される。このようにして画像サイズ、表示色空間及び表示対象ビーム画像の設定が終了するとステップS7に進み、実際に画像データの取り込みを開始するための「開始」ボタン85が指示されたかどうかを調べる。尚、上述した各種パラメータはそれぞれデフォルト値が設定されているため、必要が無い場合には設定する必要はない。
そしてステップS7で「開始」ボタン85の指示が検出されるとステップS8に進み、マネージャレイヤのソフトウェア63を介して、ビデオデータ制御部200による画像データの取得動作を開始する。このステップS8では、ビデオデータ制御部200の処理開始レジスタが設定されると同時に、このソフトウェアに対する割込み動作を有効化する。即ち、ここで印刷可能な状態に遷移し、コントローラ100の発行する制御コマンドに従って同期信号の出力を開始する。割込み動作はビデオデータ制御部200がコントローラ100が出力する画像データの1ページ分がフレームメモリ206に蓄積されたことをソフトウェアに通知するためのものであり、以後ページエンド割込みと呼ぶ。このページエンド割込みが有効化されると、この処理は、ステップS9で、「停止」ボタン86が指示されたことを検知するまで当該割込み処理を待ち続けることになる。
図12は、ページエンド割込みにより開始される動作を説明するフローチャートである。
このページエンド割込み処理が発生すると、図9のボタン84で指定された表示色空間に従って、フレームメモリ206に蓄積された画像データをパーソナルコンピュータ23のメモリに転送する。次にステップS31に進み、最終印刷画像の表示が指定されている場合はステップS32に進み、フレームメモリ206に保持している画像データを転送する。そしてステップS33に進み、奇数ラインと偶数ラインとを結合する。
一方、ステップS31で、特定のビーム画像(「偶数ライン画像」或いは「奇数ライン画像」)の表示が指定されている場合はステップS37に進み、奇数ラインの画像データが指示されているかどうかを判定する。「奇数ライン画像」の場合はステップS38に進み、その指定された奇数ラインの画像データのみを転送する。また「偶数ライン画像」が指定されている場合はステップS39に進み、その指定された偶数ラインの画像データのみを転送する。尚、多くの場合、コントローラ100が出力する画像データのサイズと比較して画像表示領域81のサイズが小さいため、その画像データに対する縮小変換を行いながら対象となる画像データを取り出す。具体的には、フレームメモリ206に蓄積された画像データが、例えば図10に示すように、主走査画素数が「4864」画素、副走査有効ライン数が「6849」画素の場合は、その画像データを1/8倍に縮小し、608画素×856ラインの画像データに変換してパーソナルコンピュータ24に転送する。更にこの際、サブサンプリングに伴う折り返し雑音などの影響を抑えるために所定の空間フィルタで帯域制限を行う。また、取り出す画像データは、表示画像色空間がC/M/Y/Kプレーンのいずれかに設定されている場合は、その指定されているプレーンに対応する画像データのみを取り出す。
こうしてステップS33、或いはステップS38,S39の処理を実行するとステップS34に進み、その処理された画像データに基づく画像を表示し、次にステップS36に進み、その表示した画像のページ数、即ち印刷完了ページ数を図9のエリア87に表示する。
以上説明した処理により、ページエンド割込みが発生する度に、図12のフローチャートに従って、画像表示領域81にリアルタイムで画像が表示されることになる。即ち、プリンタエンジンを接続して紙に印刷されるのと同様に、コントローラ100でラスタライズされる画像データを、リアルタイムで表示部25に表示することができる。更に、「奇数ライン画像」或いは「偶数ライン画像」が指定されている場合は、奇数ライン或いは偶数ラインの画像データのみを、複数ページに亘ってリアルタイムで表示することができる。
次に図7のステップS9において、「停止」ボタン86が指示されたことを検知した場合の処理について説明する。
「停止」ボタン86が指示されるとステップS10に進み、アプリケーションソフトウェア64はマネージャーソフトウェア63及びドライバソフトウェア62を介して、割込み処理の発生を禁止すると共に、ビデオデータ制御部200に対してプリンタコマンドに対するプリンタエミュレーション処理の停止を命じる。この「停止」ボタン86が指示されると、この画像処理装置23は、以後「オフライン解析」モードと呼ぶモードで動作する。この「オフライン解析」モードでは、リアルタイム解析モード動作時にフレームメモリ206に蓄積した最終ページの画像データに対する解析機能を提供する。
図13は、この「オフライン解析」モード時におけるユーザインターフェースの一例を示す図で、前述の図9と共通する部分は同じ記号で示している。
ここで、画像表示領域81には、最終ページの画像が表示されている。この「オフライン解析」モードの場合、「拡大」/「縮小」機能112、「データ保存」機能113、「ログ表示」機能114等のオペレーションを促すボタンが有効化される。
図8は、図7のステップS10に続く「オフライン解析」モードにおける処理を説明するフローチャートである。
図8において、ステップS11で、ボタン88の指定が変更されて、表示画像の変更が指示されたかどうかを調べ、そうであればステップS12に進み、指定された「印刷画像」、「奇数ライン画像」又は「偶数ライン画像」に対応する画像データを表示する。
図14は、ボタン88の「偶数ライン画像」が指示されて、偶数ラインの画像表示が指示された場合の画像表示例を示す図で、前述の図面と共通する部分は同じ記号で示している。
この場合、フレームメモリ206に記憶されている画像データの内の偶数ラインの描画データのみが可視化されて表示される。また奇数ラインが指定された場合も同様にして、奇数ラインの描画データのみが可視化される。
図15は、図8のステップS12(S14,S16,S18)において画像データを再取得して表示する処理を説明するフローチャートである。
まずステップS41では、図9の84で指示されている表示色空間が「カラー」であるかどうかをみる。「カラー」の場合はステップS51に進み、ボタン88により「印刷画像」が指示されているかをみる。「印刷画像」が指示されている場合はステップS52に進み、奇数ラインと偶数ラインの全ラインの画像データを転送する。次にステップS53でそれらのラインデータを合成して一つの画像データを生成し、ステップS57でCMYK各プレーンの画像データを所定の倍率に縮小しながらパーソナルコンピュータ24のメモリに転送すると共に、転送された画像データに対して色変換処理を行う。得られたRGB画像データを表示部25の画像表示領域81に表示する(ステップS49)。
またステップS51で、「印刷画像」でない場合はステップS54〜S56で、前述のステップS37〜S39と同様にして、指定されている「奇数ライン画像」或いは「偶数ライン画像」に対応する画像データの転送を実施する。そしてステップS57に進み、CMYK各プレーンの画像データを所定の倍率に縮小しながらパーソナルコンピュータ24のメモリに転送すると共に、その転送された画像データに対して色変換処理を行い、その画像データに基づく画像を表示する(ステップS49)。
またステップS41で、C/M/Y/Kの各独立プレーンが指定されている場合はステップS42に進み、図9のボタン88で指定された色プレーンの画像データのみを所望の縮小倍率で縮小変換しながらパーソナルコンピュータ24のメモリに転送する(ステップS42〜S47)。こうしてステップS48に進み、その転送された画像データをネガポジ変換する。次にステップS49に進み、モノクロのグレースケール画像データとして画像表示領域81に表示する。ここでも、ステップS42〜ステップS47において、リアルタイム解析モード時と同様に、指定された「印刷画像」全体、或いは指定された奇数或いは偶数ラインの画像データのみが転送される。
次に再び図8の処理に戻り、ステップS13で、図14のボタン84により、表示色空間の変更が指示されたかどうかを調べ、表示色空間の変更が指示された場合はステップS14に進み、図15のフローチャートと同様にして、所定の倍率に縮小した所望のプレーンの画像データをフレームメモリ206から転送して表示領域81に表示する。
次にステップS15で、図14の「拡大」ボタン又は「縮小」ボタン112が指示されたかどうかを調べる。ここでは「拡大」ボタン又は「縮小」ボタンの一回の指示により、其々「+10%」の拡大又は「−10%」の縮小を指示することができる。こうした拡大或いは縮小が指示されるとステップS16に進み、その拡大或いは縮小した画像データを再度転送する。この場合も、フレームメモリ206から必要な画像データを所定の縮小倍率で読み出して転送する。
次にステップS17に進み、図14の「全体表示」ボタンが指示されたかどうかをみる。その場合はステップS18に進み、画像表示領域81に画像全体を表示可能な縮小倍率で、画像データをフレームメモリ206から再転送する。更にマウス等による領域指定による拡大表示も可能である。この場合、その指定された領域が画像表示領域81の全体に表示されるような倍率でフレームメモリ206から画像データを再転送して表示する。
次に、図14に示す「保存」ボタン113が指示された場合の動作について説明する。
この処理は図8のステップS19で、「保存」ボタン113が指示されたことを検知することにより開始される。この場合はステップS20に進み、ボタン84で表示色空間が「カラー」に設定されているかどうかをみる。その場合はステップS23に進み、フレームメモリ206に蓄積されているCMYK画像データの画像データ全体をパーソナルコンピュータ24のメモリに転送する(ステップS23)。次にステップS24に進み、その画像データをTIFF(CMYK)フォーマットでファイル化し、パーソナルコンピュータ24のハードディスク等に記憶する。
図16は、この「保存」ボタン113が指示された場合のユーザインターフェースの一例を示す図である。図16の例は、表示色空間が「カラー」に設定されている場合での保存処理におけるユーザインターフェース例を示している。
一方、C/M/Y/Kプレーンのいずれかが指定が設定されている場合はステップS20からステップS21に進み、現在指定されているラインの指定されたプレーンの画像データをフレームメモリ206から全てパーソナルコンピュータ24のメモリに転送する。次にステップS22に進み、モノクログレースケールのDIBフォーマット画像ファイルとして記憶する。この処理により、コントローラ100によりラスタライズされた画像データを表示領域81に表示している画像データの表示色空間に応じて、一般的なフォーマットでファイル化することが可能になる。これにより、他の解析ツール等を利用して画像データを解析することも可能である。
以上説明したように、「オフライン解析」モードでは、これらの解析オペレーションをフレームメモリ206に蓄積した画像データに対して各ライン画像毎に行うことができる。これによりユーザは、「印刷画像」/「奇数ライン画像」/「偶数ライン画像」を其々簡単な操作で選択切り替えて表示でき、その表示された内容に基づいて、コントローラ100の動作を解析することができる。こうしてユーザは、容易に、不具合が発生している画像データのラインを確認でき、試験対象のコントローラ100の動作をより効率的に検証することができる。
図17は、本発明の実施の形態2に係る画像処理装置において「ライン独立画像」を指定した場合のユーザインターフェース例を示す図で、前述の図面と共通する部分は同じ記号で示している。尚、この実施の形態2に係る画像処理装置のハードウェア構成は前述の実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。
この図において、ラジオボタン188が「ライン独立画像」に指定された場合、コントローラ100が生成する奇数ライン画像データと偶数ライン画像データをそれぞれ取得して、これら奇数ライン画像と偶数ライン画像とを同時に画像表示領域81に表示する。この画像表示領域81において、181は偶数ラインの画像データを可視化した偶数ライン画像を示し、182は奇数ラインの画像データを可視化した奇数ライン画像を示している。
図18は、実施の形態2に係るリアルタイム解析モード実行時のページエンド割り込み処理を説明するフローチャートある。
ステップS61で、ラジオボタン188で「印刷画像」の表示モードに設定されている場合はステップS62に進み、前述の実施の形態1と同様にして、全ラインの画像データを転送し、ステップS63で、各ラインデータを結合した後、ステップS66で、画像表示領域81に印刷画像を表示する。
一方ステップS61で、「ライン独立画像」モードが指定されている場合はステップS64に進み、偶数ライン画像データを、ステップS65では奇数ライン画像データをそれぞれ転送し、ステップS66で、其々独立に画像として表示する。
このような処理により、図17に示すように、奇数ラインと偶数ラインの画像データを同時にリアルタイムに可視化して表示できる。
このように実施の形態2によれば、各ビームに供給する画像データを、各ビーム毎に独立して同時に観察することが可能になる。
これにより、連続画像印刷時に片側ビームの画像データだけが供給されるといった誤動作も直ちに発見することが可能になり、利便性が一層向上する。
[実施の形態3]
図19は、本発明の実施の形態3に係る画像処理装置の構成を示すブロック図で、前述の図1に示す実施の形態1の構成と共通する部分は同じ記号で示している。
この実施の形態3では、画像選択部207を設け、この画像選択部207により、偶数ラインデータ及び奇数ラインデータのいずれかの画像データを選択切り替えて入力し、フレームメモリ206に記憶している。
図20は、本実施の形態3に係る画像選択部207の構成を示すブロック図である。
ここでは、奇数ライン/偶数ラインの画像データは其々8[ビット/画素]であるとする。
図21は、2ビットの選択信号2102に対応する出力データを説明する図である。
2ビットの選択信号2102が「0」の場合は、セレクタ2101は8ビットの奇数ラインデータを選択して出力する。また選択信号2102が「1」の場合は、セレクタ2101は8ビットの偶数ラインデータを選択して出力する。更に、選択信号2102が「3」の場合は、セレクタ2101は奇数ラインの上位4ビットと偶数ラインの上位4ビットデータを合成し、8ビットデータとして出力する。
この選択信号2102の決定は、前述の実施の形態1で示すステップS4(図7)で設定されるパラメータに関連して設定される。
従って本実施の形態3では、フレームメモリ206には、セレクタ2101で選択された画像データのみが保持される。又、「印刷画像」の表示が設定された場合は、各ラインデータの上位4ビットのデータのみを用いで印刷画像を再生する。また、「オフライン解析」モード時は、「印刷画像」の表示モードに指定されている場合のみ、表示画像モードを選択(奇数ライン又は偶数ラインの表示への移行)することが可能になる。但しこの場合も、奇数ライン画像/偶数ライン画像の表示は、4ビットデータで再生されることになる。
以上説明したように本実施の形態3によれば、フレームメモリ206に保持する画像データをライン別に選択することにより、フレームメモリ206のメモリサイズを半減することができる。これにより、低コスト、低処理負荷でマルチビームに対応する画像処理装置を実現する事が可能になる。
[他の実施の形態]
前述した実施の形態では、プリンタとしてレーザビームプリンタを対象にした場合について説明したが、本発明はこれに限るわけではなく、例えばインクジェット方式のプリンタ等のように、他の様々な印刷方式のプリンタコントローラの開発に利用することができる。その場合、プリンタインターフェース部をプリンタのビデオインターフェース方式に合わせて変更することにより、様々なプリンタ用コントローラの開発に利用することができる。
また本実施の形態では、オペレーションシステムとして米マイクロソフト社のWindows(登録商標)を利用した場合について説明したが、本発明はこれに限るわけではなく他の様々な環境上で構成することも可能である。
以上説明したように本実施の形態によれば、複数ラインの出力用画像データを同時に生成するコントローラ部と、出力用画像データを、紙などの記録媒体に記録するエンジン部とを有する画像出力装置のコントローラ部を、より効率的に検証することが可能になる。
[他の実施の形態]
本発明の目的は前述したように、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或は装置に提供し、そのシステム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピィ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM,CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれている。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含む。
本発明の実施の形態1に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るビデオインターフェース部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るプリンタコントローラと画像処理装置との接続を示すブロック図である。 本実施の形態1に係る画像処理装置のインターフェース部を説明する図である。 本実施の形態1に係る画像処理装置の動作を説明するタイミングチャートである。 本実施の形態1に係るパーソナルコンピュータのソフトウェアの構成を示す図である。 本実施の形態1に係る画像処理装置において、コントローラが生成する画像データをリアルタイムに表示する機能の動作を説明するフローチャートである。 図7のステップS1の初期化処理が終了してソフトウェアが起動した状態の初期画面を示す図である。 本実施の形態1に係る詳細設定ウィンドウの表示例を示す図である。 「印刷画像」、「偶数ライン画像」及び「奇数ライン画像」に対応する画像データの様子を模式的に表した図である。 本実施の形態1に係るページエンド割込みにより開始される動作を説明するフローチャートである。 「オフライン解析」モード時におけるユーザインターフェースの一例を示す図である。 「偶数ライン画像」が指示されて、偶数ラインの画像表示が指示された場合の画像表示例を示す図である。 図8のステップS12(S14,S16,S18)において画像データを再取得して表示する処理を説明するフローチャートである。 「保存」ボタンが指示された場合のユーザインターフェースの一例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る画像処理装置において「ライン独立画像」を指定した場合のユーザインターフェース例を示す図である。 実施の形態2に係るリアルタイム解析モード実行時のページエンド割り込み処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態3に係る画像選択部の構成を示すブロック図である。 2ビットの選択信号に対応する出力データを説明する図である。

Claims (18)

  1. 出力用画像データを複数ライン分並行して生成するコントローラからの画像データを入力して処理する画像処理装置であって、
    前記コントローラから供給される画像データを入力する画像入力手段と、
    前記画像入力手段により入力した画像データを記憶する画像記憶手段と、
    前記画像記憶手段に記憶されている画像データをフル画像で表示するか、ライン単位で表示するかを選択する選択手段と、
    前記選択手段による選択に応じて、前記画像記憶手段に記憶された前記画像データからライン単位の画像データ或いはフル画像の画像データを読み出して表示する表示制御手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記選択手段は、フル画像、偶数ライン画像及び奇数ライン画像から表示する画像を選択することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像データはカラー画像データであり、前記選択手段は更に、前記カラー画像データの内の所望の色空間の画像データを選択可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記偶数ライン画像と、前記奇数ライン画像とを一つの画面上に夫々表示することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像入力手段は、前記コントローラから供給される偶数ライン画像データ及び奇数ライン画像データをそれぞれ別々に入力することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像入力手段は、前記コントローラから供給される偶数ライン画像データ及び奇数ライン画像データを切り替えて入力することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 出力用画像データを複数ライン分並行して生成するプリンタのコントローラからの画像データを入力して処理する画像処理装置であって、
    前記コントローラで生成されて供給される画像データを入力する画像入力手段と、
    前記画像入力手段により入力した画像データを記憶する画像記憶手段と、
    前記画像記憶手段に記憶されている画像データを印刷される画像形式で表示するか、奇数ライン或いは偶数ラインの画像として表示するかを選択する選択手段と、
    前記選択手段により印刷される画像形式が選択されると、前記画像記憶手段に記憶されたフル画像の画像データを読み出して表示し、前記選択手段により奇数ライン或いは偶数ラインの画像として表示するように選択されると、前記画像記憶手段に記憶された奇数ライン及び/又は偶数ラインの画像データを読み出して、それぞれ奇数ライン画像或いは偶数ライン画像として表示する表示制御手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  8. 前記画像データはカラー画像データであり、前記選択手段は更に、前記カラー画像データの内の所望の色空間の画像データを選択可能であることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 出力用画像データを複数ライン分並行して生成するコントローラからの画像データを入力して処理する画像処理方法であって、
    前記コントローラから供給される画像データを入力する画像入力工程と、
    前記画像入力工程で入力した画像データをメモリに記憶する記憶工程と、
    前記メモリに記憶されている画像データをフル画像で表示するか、ライン単位で表示するかを選択する選択工程と、
    前記選択工程での選択に応じて、前記メモリに記憶された前記画像データからライン単位の画像データ或いはフル画像の画像データを読み出して表示する表示制御工程と、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  10. 前記選択工程では、フル画像、偶数ライン画像及び奇数ライン画像から表示する画像を選択することを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  11. 前記画像データはカラー画像データであり、前記選択工程では更に、前記カラー画像データの内の所望の色空間の画像データを選択可能であることを特徴とする請求項9又は10に記載の画像処理方法。
  12. 前記表示制御工程では、前記偶数ライン画像と、前記奇数ライン画像とを一つの画面上に夫々表示することを特徴とする請求項10に記載の画像処理方法。
  13. 前記画像入力工程は、前記コントローラから供給される偶数ライン画像データ及び奇数ライン画像データをそれぞれ別々に入力することを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  14. 前記画像入力工程は、前記コントローラから供給される偶数ライン画像データ及び奇数ライン画像データを切り替えて入力することを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  15. 出力用画像データを複数ライン分並行して生成するプリンタのコントローラからの画像データを入力して処理する画像処理方法であって、
    前記コントローラで生成されて供給される画像データを入力する画像入力工程と、
    前記画像入力工程で入力した画像データをメモリに記憶する記憶工程と、
    前記メモリに記憶されている画像データを印刷される画像形式で表示するか、奇数ライン或いは偶数ラインの画像として表示するかを選択する選択工程と、
    前記選択工程で、印刷される画像形式が選択されると、前記メモリに記憶されたフル画像の画像データを読み出して表示し、前記選択工程で奇数ライン或いは偶数ラインの画像として表示するように選択されると、前記メモリに記憶された奇数ライン及び/又は偶数ラインの画像データを読み出して、それぞれ奇数ライン画像或いは偶数ライン画像として表示する表示制御工程と、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  16. 前記画像データはカラー画像データであり、前記選択工程は更に、前記カラー画像データの内の所望の色空間の画像データを選択可能であることを特徴とする請求項15に記載の画像処理方法。
  17. 請求項9乃至16のいずれか1項に記載の画像処理方法を実行することを特徴とするプログラム。
  18. 請求項17に記載のプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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