JP2005086773A - 表示装置、表示システム、および表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 1つの表示装置で、同時に、異なる方向に対して各々異なる画面を表示可能な表示装置を提供する。
【解決手段】 表示装置においては、立体物を右方向から見た画面である右画面を画面データ表示部51の領域511に、左方向から見た画面である左画面を領域513に、正面から見た画面である中央画面を領域512に表示する。さらに、スリット板52に閉口部521と開口部522とが構成されることによって、位置Aである正面から表示装置を見た閲覧者は開口部522を介して領域512に表示される中央画面を、位置Bである左方向から見た閲覧者は領域513に表示される左画面を、位置Cである右方向から見た閲覧者は領域511に表示される右画面を閲覧可能である。
【選択図】 図2
【解決手段】 表示装置においては、立体物を右方向から見た画面である右画面を画面データ表示部51の領域511に、左方向から見た画面である左画面を領域513に、正面から見た画面である中央画面を領域512に表示する。さらに、スリット板52に閉口部521と開口部522とが構成されることによって、位置Aである正面から表示装置を見た閲覧者は開口部522を介して領域512に表示される中央画面を、位置Bである左方向から見た閲覧者は領域513に表示される左画面を、位置Cである右方向から見た閲覧者は領域511に表示される右画面を閲覧可能である。
【選択図】 図2
Description
この発明は表示装置、表示システム、および表示方法に関し、特に、1つの表示装置で、同時に、異なる方向に対して各々異なる画面を表示可能な表示装置、表示システム、および表示方法に関する。
ディスプレイなどの表示装置で立体物を表現する方法として、特許文献1は、多面体の少なくとも2面以上に画像表示手段を備えて、該画像表示手段で、複数の異なる画像を互いに同期して表示する表示システムを開示している。
この表示システムによると、たとえば多面体を正6面体で構成し、各面に備えられる画像表示手段に、該多面体の各面の外側から被写体を見たときに得られる画像を表示することで、閲覧者に対してあたかも表示システムの内部に実際に被写体が存在するかのごときイメージを与えることができる。
また、特許文献2は、隣接する画素列どおしが、画像分離手段を介することで異なる方向へ表示光を出射し、見る位置によって異なる表示を見ることが可能な表示素子を開示しており、この技術を応用して見る位置によって異なる表示を見せることでも、閲覧者に対してあたかも表示システムの内部に実際に被写体が存在するかのごときイメージを与えることができる。
特開平8−241069号公報
特開平11−133403号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている表示システムは、多面体の構造であることから装置が大掛かりになってしまうという問題があった。
ところで、特許文献2には、隣接する画素列どおしが、画像分離手段を介することで異なる方向へ表示光を出射し、見る位置によって異なる表示を見ることが可能な表示素子を開示しており、この技術を応用して見る位置によって異なる表示を見せることでも、閲覧者に対してあたかも表示システムの内部に実際に被写体が存在するかのごときイメージを与えることができる。しかしながら、特許文献2に開示されている表示素子をそのまま用いた場合には、予め該表示素子に対して異なる表示が見られる位置が素子ごとに定まっており、閲覧状態や表示方向の数の変化などに柔軟に対応することが難しいという問題があった。
本発明はこのような場合に有利な表示装置、表示システム、および表示方法を提供することを目的としてなされたものであって、1つの表示装置で、同時に、異なる方向に対して各々異なる画面を表示可能にして、立体物の把握を容易にせしめる表示装置、表示システム、および表示方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、表示装置は、1つの立体物を異なる複数の方向から表現した画像を表わす複数の画面データを、立体物を表わす一組の画面データとして記憶する画面データ記憶手段と、同一の表示画面に対する複数の視点にそれぞれ対応する複数の表示方向に互いに異なる画面データを同時に表示する表示手段とを備え、表示手段は、立体物を表わす複数の画面データのうちの少なくとも2つの画面データを、各々、画面データに対応した表示方向で同時に表示する。
また、表示装置は、表示方向の各々に対応した複数の検知範囲において、観察者の存在を検知する検知手段と、検知手段において複数の検知範囲のうちの1つの検知範囲にのみ観察者の存在が検知された場合に、表示手段で表示された複数の画面データのうち観察者の存在が検知された検知範囲に対応する表示方向に表示された画面データのみ、表示手段全体に表示させるよう表示手段における表示を切替える第1の表示切替手段とをさらに備えることが好ましい。
さらに、表示装置は、上記の表示の切替えに応じて、表示手段における輝度の切替えを制御する第1の輝度制御手段を備えることがより好ましい。
また、表示装置は、立体物を表わす一組の画面データと、画面データを表示手段において表示する表示時間とを対応付けたタイムテーブルを記憶するタイムテーブル記憶手段と、タイムテーブルにしたがって、表示手段に表示する画面データを切替える第2の表示切替手段とをさらに備えることが好ましい。
また、表示装置は、表示手段における表示を、画面データに対応した表示方向での表示と、立体表示とに切替える第3の表示切替手段をさらに備えることが好ましい。
また、表示手段は、第1の表示領域に、立体物を表わす画面データを画面データに対応した表示方向で同時に表示すると共に、第1の表示領域とは異なる第2の表示領域に、1つの画面データをいずれの方向からも視認可能に表示することが好ましい。
さらに、表示手段は、第1の表示領域に表示する立体物を表わす画面データに対応した画面データを第2の表示領域に表示することがより好ましい。
さらに、表示装置は、第1の表示領域の輝度と第2の表示領域の輝度とを異ならせるように制御する第2の輝度制御手段を備えることがより好ましい。
また、表示装置は、複数の画面データを他の装置から取得する取得手段をさらに備えることが好ましい。
本発明の他の局面に従うと、表示装置は、異なる複数の表示方向に、互いに異なる画面データを同時に表示する表示手段を備え、表示手段は、第1の表示領域に、第1の画面データと第2の画面データとを、各々、複数の表示方向のうちの少なくとも2つの異なる表示方向で同時に表示すると共に、第1の表示領域とは異なる第2の表示領域に、1つの画面データをいずれの方向からも視認可能に表示する。
さらに、表示装置は、第1の表示領域の輝度と第2の表示領域の輝度とを異ならせるように制御する輝度制御手段を備えることがより好ましい。
本発明のさらに他の局面に従うと、表示システムは表示装置と情報記憶装置とを含んで構成される表示システムであって、情報記憶装置は、1つの立体物を異なる複数の方向から表現した画像を表わす複数の画面データを、立体物を表わす一組の画面データとして記憶する画面データ記憶手段を備え、表示装置は、情報記憶装置に記憶される画面データを取得する画面データ取得手段と、立体物を表わす複数の画面データのうちの少なくとも2つの画面データを、各々、画面データに対応した表示方向で同時に表示する表示手段とを備える。
また、情報記憶装置は、立体物を表わす画面データと、画面データを表示する表示時間とを対応付けたタイムテーブルを記憶するタイムテーブル記憶手段をさらに備え、表示装置は、情報記憶装置に記憶されるタイムテーブルを取得するタイムテーブル取得手段と、タイムテーブルにしたがって、表示手段に表示する画面データを切替える表示切替手段とをさらに備えることが好ましい。
本発明のさらに他の局面に従うと、表示方法は表示装置における表示方法であって、1つの立体物を表わす一組の画面データとして記憶装置に記憶される、1つの立体物を異なる複数の方向から表現した画像を表わす複数の画面データを取得する画面データ取得ステップと、立体物を表わす複数の画面データのうちの少なくとも2つの画面データを、各々、画面データに対応した表示方向で、表示装置の表示領域に同時に表示する表示ステップとを備える。
また、表示方法は、表示方向の各々に対応した複数の検知範囲において、観察者の存在を検知する検知ステップと、検知ステップにおいて複数の検知範囲のうちの1つの検知範囲にのみ観察者の存在が検知された場合に、表示ステップで表示された複数の画面データのうち観察者の存在が検知された検知範囲に対応する表示方向に表示された画面データのみ、表示領域全体に表示させるよう表示ステップにおける表示を切替える第1の表示切替ステップとをさらに備えることが好ましい。
さらに、表示方法は、上記の表示の切替えに応じて、表示領域の輝度の切替えを制御する第1の輝度制御ステップをさらに備えることがより好ましい。
また、表示方法は、立体物を表わす一組の画面データと、画面データを表示する表示時間とを対応付けたタイムテーブルを記憶するタイムテーブル記憶装置から、タイムテーブルを取得するタイムテーブル取得ステップと、タイムテーブルにしたがって、表示領域に表示する画面データを切替える第2の表示切替ステップとをさらに備えることが好ましい。
また、表示方法は、表示領域における表示を、画面データに対応した表示方向での表示と、立体表示とに切替える第3の表示切替ステップをさらに備えることが好ましい。
また、上述の表示領域は、立体物を表わす画面データが表示される第1の表示領域と、第1の領域は異なる第2の表示領域とを含み、表示ステップは、第1の表示領域に立体物を表わす画面データを表示し、同時に、第2の表示領域に、1つの画面データをいずれの方向からも視認可能に表示することが好ましい。
さらに、表示ステップは、第1の表示領域に表示する立体物を表わす画面データに対応した画面データを第2の表示領域に表示することがより好ましい。
さらに、表示方法は、第1の表示領域の輝度と第2の表示領域の輝度とを異ならせるように制御する第2の輝度制御ステップを備えることがより好ましい。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態にかかる表示装置100の構成の具体例を示すブロック図である。図1を参照して、第1の実施の形態にかかる表示装置100はCPU(Central Processing Unit)1を含み、表示装置100全体がCPU1において制御される。CPU1で実行されるプログラムは、記憶部3を構成するROM(Read Only Memory)に記憶される。また、記憶部3を構成するRAM(Random Access Memory)は、CPU1がプログラムを実行する際の作業領域となる。
図1は、第1の実施の形態にかかる表示装置100の構成の具体例を示すブロック図である。図1を参照して、第1の実施の形態にかかる表示装置100はCPU(Central Processing Unit)1を含み、表示装置100全体がCPU1において制御される。CPU1で実行されるプログラムは、記憶部3を構成するROM(Read Only Memory)に記憶される。また、記憶部3を構成するRAM(Random Access Memory)は、CPU1がプログラムを実行する際の作業領域となる。
また、表示装置100は、キーボードやスイッチなどの操作部2を含み、操作者の操作入力を受付ける。
また、表示装置100は、画面表示を行なう表示部50と、表示部50における表示を制御する表示制御部40と、画面データを記憶する画面データ記憶部20と、表示する画面の時系列的な順であるタイムテーブルを記憶するタイムテーブル記憶部10と、表示部50に表示させるためのメモリである表示画面データメモリ30と、時間管理を行なうタイマ制御部70と、閲覧者の存在をセンシングする人センサ60と、表示部50に含まれるバックライト53(図2参照)の輝度を制御するバックライト制御部80とを含み、CPU1、操作部2、および記憶部3と、バス4を介して接続される。
さらに図2に、表示部50の構成の具体例を示す。図2を参照して、表示部50は、画面データを表示する液晶ディスプレイであるデータ表示部51と、データ表示部51の前方、つまり閲覧者に近い側に備えられる液晶ディスプレイであるスリット板52と、データ表示部51の後方、つまり閲覧者に遠い側に備えられる照明装置であるバックライト53とを含む。
データ表示部51は、表示制御部40に制御されることで、図2に示されるように、縦長の短冊状の領域である、右画面を表示する複数の領域511と、中央画面を表示する複数の領域512と、左画面を表示する複数の領域513とが、左から順に領域511,512,513の順番に繰返し並んで構成される。
また、スリット板52は、表示制御部40に制御されることで、背後のデータ表示部51を前方から透かして見ることのできない閉口部521と、背後のデータ表示部51を前方から透かして見ることのできる開口部522とを含んで構成される。閉口部521と開口部522とは、液晶ディスプレイであるスリット板52を表示制御部40が制御することで、閉口部521が暗転され、開口部522が可透となって構成される。また、バックライト制御部80に制御されることで、スリット板52全体に対する開口部522の割合である開口率が制御され、バックライト53の輝度が制御される。
スリット板52に閉口部521と開口部522とが構成され、データ表示部51に右画面を表示する領域511と、中央画面を表示する領域512と、左画面を表示する領域513とが構成されることで、領域511に表示される右画面は、開口部522を介して図2に位置Cで示される位置に向かう方向に表示され、位置Cに位置する閲覧者から視認される。また、領域512に表示される中央画面は、開口部522を介して図2に位置Aで示される位置に向かう方向に表示され、位置Aに位置する閲覧者から視認される。また、領域513に表示される左画面は、開口部522を介して図2に位置Bで示される位置に向かう方向に表示され、位置Bに位置する閲覧者から視認される。つまり、位置A〜Cに位置する各閲覧者は、同じ表示部50を閲覧することで、中央画面、左画面、および右画面と、異なる3種類の画面を閲覧可能である。
次に、表示部50のデータ表示部51に表示される画面データ400について説明する。データ表示部51に表示される画面データ400は、図1に示される画面データ記憶部20に記憶される。
本実施の形態においては、画面データ400は、図3および図4に示されるように、1つの立体物300を、立体物300の正面である位置A付近から見た正面方向の画像を表わす画面のデータである中央画面データ420と、立体物300の左側の位置B付近から見た左方向の画像を表わす画面のデータである左画面データ410と、立体物300の右側の位置C付近から見た右方向の画像を表わす画面のデータである右画面データ430とを一組の画面データとして備え、中央画面データ420は横方向に等分に分割されて各々データ表示部51上の複数の領域512の各々に、左画面データ410は横方向に等分に分割されて各々データ表示部51上の複数の領域513の各々に、右画面データ430は横方向に等分に分割されて各々データ表示部51上の複数の領域511の各々に表示される。
なお、上述の立体物300を表わす各方向(位置A〜位置C)と、必ずしも図2に示される該表示装置100の表示部50を閲覧する閲覧者の位置とは一致する必要はなく、立体物300を表わす各方向は、ある位置から表示部50を閲覧した閲覧者が予測できる立体物300が表現される範囲の範疇にある方向、つまり大きな違和感なく立体物300を表現できる方向であれば、ある幅をもってほぼ一致していればよい。
表示制御部40は、画面データ記憶部20に記憶される画面データ400を表示部50に表示する際に、表示画面データメモリ30に読出す。すなわち、領域512に表示される中央画面データ420は表示画面データメモリ30の中央画面用メモリに、領域513に表示される左画面データ410は表示画面データメモリ30の左画面用メモリに、領域511に表示される右画面データ430は表示画面データメモリ30の右画面用メモリに読出される。
次に、タイムテーブル記憶部10に記憶されるタイムテーブルの具体例を図5に示す。図5を参照して、タイムテーブルは、表示する画面の時系列的な順を示し、具体的には、表示時間と、該表示時間に表示される画面データを示す画面データに固有のIDとが、時系列的に対応付けられている。タイマ制御部70は、タイムテーブル記憶部10に記憶されるタイムテーブルを参照して、該当する時間ごとに表示対象である画面データを示す指示信号を表示制御部40に対して出力する。
表示制御部40は、タイマ制御部70から指示信号を受取ると、該当する画面データを画面データ記憶部20から表示画面データメモリ30に読出す処理を行なう。
次に、図1に示される人センサ60について説明する。人センサ60は、熱や超音波や赤外線などを用いた一般的なセンサで構成され、所定範囲内の人の存在を検知する。なお、その構成について本発明では限定されない。
図6は、人センサ60のセンシング範囲の具体例を示す図である。図6に示されるように、人センサ60は、表示部50に対して略正面の範囲610と、その両側の範囲620と、領域630とにおける人の存在をセンシングする。人センサ60が範囲610をセンシングすることで、表示部50に対して図2に示される位置Aに位置する閲覧者の存在が検知される。また、人センサ60が範囲620をセンシングすることで、表示部50に対して図2に示される位置Bに位置する閲覧者の存在が検知される。また、人センサ60が範囲630をセンシングすることで、表示部50に対して図2に示される位置Cに位置する閲覧者の存在が検知される。そして、人センサ60は、検知信号をCPU1に対して出力する。
CPU1は、人センサ60から受取った検知信号に基づいて、表示制御部40およびバックライト制御部80に対して制御信号を出力する。具体的には、人センサ60においてセンシング範囲610,620,630のうちのいずれか1範囲にのみ人が存在することが検知された場合、その範囲に対応する方向の画面(右画面、または左画面、または中央画面)の画面データをデータ表示部51全体に表示させ、スリット板52の全体に開口部522を構成させるよう、表示制御部40に制御信号を出力する。
表示制御部40において、このような表示部50の制御が実行されることで、表示部50は図7に示されるように構成される。図7は、具体的に、センシング範囲630にのみ人の存在が検知され、センシング範囲610,620に人が存在しないと検知された場合の表示部50の構成を示す図である。この場合、データ表示部51の全体には、右画面データを表示する領域511が構成され、データ表示部51の全体に、センシング範囲630、つまり図2に示される位置Cに位置する閲覧者から視認される右画面の画面データ430が表示される。また、スリット板52の全体に開口部522が構成される。このため、センシング範囲630、つまり図2に示される位置Cに位置する閲覧者は、該位置において、表示部50の全画面に表示される右画面を視認できる。
上述のように、データ表示部51が領域511〜513に分割されて、各々の領域に右画面データ、中央画面データ、および左画面データが表示されると、各画面はデータ表示部51の約1/3の範囲で表示され、閲覧者は該画面をデータ表示部51のサイズで閲覧することから、各画面は実質的に約1/3の画素で表示されることになる。そのため、閲覧者は、実際の画面データよりも粗い画素で該画面を閲覧することになる。そこで、本実施の形態にかかる表示装置100は、他の方向から閲覧する閲覧者がいない場合には、データ表示部51全体に該当する画面データを表示することで、高画質での画面の閲覧を閲覧者に可能としている。
なお、上述のように、データ表示部51が領域511〜513に分割されて、各々の領域に右画面データ、中央画面データ、および左画面データが表示される場合、各画面は実質的に約1/3の画素で表示されることになるため、各画面の明るさも約1/3となる。そこで、バックライト制御部80は、データ表示部51が領域511〜513に分割されて、各々の領域に右画面データ、中央画面データ、および左画面データが表示される場合に、バックライト53の輝度が、データ表示部51全体に1つの画面データを表示する場合に比べて約3倍の輝度となるようスリット板52の開口率を制御する。
次に、図8のフローチャートを用いて、第1の実施の形態にかかる表示装置100における表示処理を説明する。図8のフローチャートに示される処理は、表示部100のCPU1が記憶部3のROMに記憶されるプログラムを読出してRAM上で実行し、図1に示される各部を制御することで実現される。
図8を参照して、始めに、ステップS101で、表示制御部40において、タイマ制御部70からの指示信号に応じて、該当する画面データが画面データ記憶部20から読出される。
ステップS101で読出された画面データに含まれる右画面データ、左画面データ、および中央画面データは、ステップS103で、各々、表示画面データメモリ30の右画面用メモリ、左画面用メモリ、および中央画面用メモリ上に展開され、ステップS105で、各々横方向に等分に分割されて、データ表示部51の領域511、領域513、および領域513に表示される。また、その際、上記3画面が図2に示される各方向から視認できるよう、表示制御部40において、スリット板52に閉口部521と開口部522とが構成される。同時に、タイマ制御部70において、該画面の表示時間の計時が開始される。
表示部50において上記3画面を表示されているときに、人センサ60において閲覧者がセンシング範囲610,620,630のうちのいずれか1範囲にのみ存在することが検知された場合(S107でYES)、ステップS109で、その閲覧者の方向に対応する画面(右画面、または左画面、または中央画面)の画面データが表示部50のデータ表示部51の全体に表示され、スリット板52の全体に開口部522が構成される。
一方、人センサ60において閲覧者がセンシング範囲610,620,630のうちの少なくとも2範囲に存在することが検知された場合には(S107でNO)、上述のステップS109の処理はスキップされて、表示部50において上記3画面の表示が継続される。
そして、タイマ制御部70において、ステップS105で該画面の表示を開始してからタイムテーブルに示される所定時間が計時されると(S111でYES)、ステップS113で、表示制御部40において、タイマ制御部70からの指示信号に応じて、タイムテーブルに示される次の画面データが画面データ記憶部20から読出される。
ステップS113で次の画面データが画面データ記憶部20から読出されると、処理がステップS103に戻され、上述の表示処理が繰返される。
以上が第1の実施の形態にかかる表示装置100での表示処理である。
本実施の形態にかかる表示装置100で上述の表示処理が実行されることで、1つの表示装置を用いて、同時に、各方向から、立体物の3方向からの別画面を閲覧することができる。このようにすることで、各閲覧者は表示装置を各方向から閲覧することで、あたかも実際の立体物を観察しているように該立体物を正確に見ることができ、該立体物を正確に把握することができる。
また、画面データをタイムテーブルにしたがって一定時間ごとに切替えて表示することで、より訴求力のある表示を行なうことができる。
また、1方向からの閲覧者しかいない場合には、該方向に対応した画面が全画面で表示されるので、該方向の閲覧者は、より高画質の画面で立体物を見ることができる。
[変形例1]
上述の実施の形態においては、図2を用いて説明されたように、表示部50に、位置Aに向かう方向に表示される中央画面と、位置Bに向かう方向に表示される左画面と、位置Cに向かう方向に表示される右画面との3画面が表示されるものとしたが、変形例として、図11に示されるように、上記3画面と共に、全方向から視認される画面(共通画面と呼ぶものとする)が表示されてもよい。たとえば、上記3画面として立体物300の画像を表わす画面が表示され、共通画面として、同時に、立体物300を説明する説明文を表示する画面が表示されてもよい。
上述の実施の形態においては、図2を用いて説明されたように、表示部50に、位置Aに向かう方向に表示される中央画面と、位置Bに向かう方向に表示される左画面と、位置Cに向かう方向に表示される右画面との3画面が表示されるものとしたが、変形例として、図11に示されるように、上記3画面と共に、全方向から視認される画面(共通画面と呼ぶものとする)が表示されてもよい。たとえば、上記3画面として立体物300の画像を表わす画面が表示され、共通画面として、同時に、立体物300を説明する説明文を表示する画面が表示されてもよい。
さらに、第1の変形例においては、上記3つの画面データと共に、該共通画面に表示される画面データ(たとえば説明文など)が一組の画面データとして画面データ記憶部20に記憶され、表示される上記3つの画面データに応じて共通画面に表示される画面データも変化することが好ましい。
第1の変形例における表示部50の構成、および表示部50の制御について図12を用いて説明する。すなわち、図12を参照して、第1の変形例においては、表示制御部40は、データ表示部51に、右画面データ430を表示する領域511と、中央画面データ420を表示する領域512と、左画面データ410を表示する領域513とに加えて、共通画面を表示する領域514を構成するよう制御する。また、表示制御部40は、スリット板52のデータ表示部51の領域511〜513に該当する領域に、閉口部521と開口部522とを図12に示されるように交互に構成し、データ表示部51の領域514に該当する領域全体に、開口部523を構成するよう制御する。さらに、バックライト制御部80は、データ表示部51の領域511〜513に該当する領域のバックライト80の輝度と、データ表示部51の領域514に該当する領域のバックライト80の輝度とを異ならせるようにスリット板52の開口率を制御する。なお、このときの表示装置100の構成は、図1に示される構成と同様であって、表示画面データメモリ30に、共通画面用のメモリが含まれる。
このように、表示部50に、同時に表示される一組の複数の画面と共に共通画面を表示することで、前述の1方向に対応した画面を全画面で表示する場合と同様に、共通画面の解像度を3倍にすることができ、より細かい文字を表示することが可能になる。また、各方向に表示される画面において表わされるよりも、より高解像度で見やすく表示することが可能になる。そのため、説明文などの文字を表示するのに好適である。また、細部を高解像度で表示することが可能であるため、共通画面に表示される内容は、説明文の他、一組の複数の画面のうちの一部を表示するようにしてもよい。この場合の表示画面データメモリ30の使用法も、説明文を表示させるときと同様である。
さらに、このような共通画面は、第1の実施の形態に示されるような、表示部50に、各方向に、立体物300を各方向から見た画像を表わす一組の複数の画面を同時に表示するときに、該一組の画面と共に表示される形態に限定されない。つまり、図15に示されるように、表示部50に、一組ではない任意の複数の画面を同時に各方向に表示するときであっても、同様に共通画面が表示されてもよい。この場合の表示部50の構成、および表示部50の制御については、上に図12を用いて説明された構成および制御と同様である。また、このときの表示装置100の構成は、図1に示される構成と同様であって、表示画面データメモリ30には、右画面用メモリ、左画面用メモリ、および中央画面用メモリに替えて第1画面用メモリ、第2画面用メモリ、および第3画面用メモリが含まれ、さらに、共通画面用のメモリが含まれる。
このように、表示部50に、同時に表示される複数の画面と共に共通画面を表示することでもまた、上述と同様に、共通画面の解像度を3倍にすることができ、より細かい文字を表示することが可能になる。また、各方向に表示される画面において表わされるよりも、より高解像度で見やすく表示することが可能になる。そのため、説明文などの文字を表示するのに好適である。
また、以降に説明するような、図16に示されるように、表示部50に、右目用画面と左目用画面とを同時に表示して立体(3D)表示を行なうときであっても、同様に、左右の目に共通の画面として立体表示されない共通画面が表示されてもよい。この場合の表示部50の構成、および表示部50の制御については、上に図12を用いて説明された構成および制御と同様であり、3D表示の実現については、後に第2の変形例において説明する。また、このときの表示装置100の構成は、後に図10を用いて説明される、3D表示を実現するための表示装置100の構成と同様であって、表示画面データメモリ30には、さらに、共通画面用のメモリが含まれる。
このように、表示部50に、右目用画面および左目用画面と共に共通画面を表示することで、上述と同様に、共通画面の解像度を3倍にすることができ、より細かい文字を表示することが可能になる。また、両眼視可能に表示されるため、人によっては視認しやすい。そのため、説明文などの文字を表示するのに好適である。
[変形例2]
第2の変形例においては、表示装置100で、上記の3画面の表示と、閲覧者の右目で視認される画像と左目から視認される画像との視差を利用した立体(3D)表示とを切替えて行なってもよい。
第2の変形例においては、表示装置100で、上記の3画面の表示と、閲覧者の右目で視認される画像と左目から視認される画像との視差を利用した立体(3D)表示とを切替えて行なってもよい。
図9は、表示装置100において3D表示を行なう際の表示部5の制御を説明する図である。図9を参照して、3D表示を行なう際、表示制御部40に制御されることによって、表示部50のデータ表示部51には、右目から視認される画像を表わす画面のデータである右目画面データを表示する領域515と、左目から視認される画像を表わす画面のデータである左目画面データを表示する領域516とが構成される。スリット板52には閉口部521と開口部522とが構成され、開口部522を介して領域515に表示される右目画面データが閲覧者の右目に到達し、開口部522を介して領域516に表示される左目画面データが閲覧者の左目に到達する。
さらに、第2の変形例にかかる表示装置100の構成の具体例を図10に示す。図10を参照して、第2の変形例においては、表示装置100の表示画面データメモリ30に、さらに右目画面用メモリと左目画面用メモリとが含まれ、3D表示が実行される際に、上記の右目画面データと左目画面データとが展開される。
第2の変形例にかかる表示装置100では、表示制御部40が表示部50のデータ表示部51とスリット板52とを、図2および図9に示す構成とするように切替えて表示部50を制御することで、上記3画面の表示と3D表示とが切替えて実現される。
[第2の実施の形態]
図13は、第2の実施の形態にかかる表示システムの構成の具体例を示す図である。図13を参照して、第2の実施の形態にかかる表示システムは、表示装置100とサーバ200とを含んで構成され、それぞれの構成の具体例が図13に示される。
図13は、第2の実施の形態にかかる表示システムの構成の具体例を示す図である。図13を参照して、第2の実施の形態にかかる表示システムは、表示装置100とサーバ200とを含んで構成され、それぞれの構成の具体例が図13に示される。
図13に示される表示システムの構成は、先に図1に示された第1の実施の形態にかかる表示装置100の構成の一部をサーバ200が備える構成である。より詳しくは、サーバ200は、第1の実施の形態にかかる表示装置100に備えられたタイムテーブル記憶部10と、画面データ記憶部20とを、タイムテーブル記憶部210、および画面データ記憶部220として備える。
また、第2の実施の形態にかかる表示装置100は、第1の実施の形態にかかる表示装置100の構成要素に加えて、LAN(Local Area Network)などの専用回線や、インターネットなどの通信網、または無線通信網などを介してサーバ200からデータ受信可能な受信部90と、受信部90で受信して取得された情報を記憶する受信情報記憶部91とを備える。
なお、第2の実施の形態にかかる表示装置100の他の構成については、第1の実施の形態にかかる表示装置100の構成と同様であるため、ここでの説明を繰返さない。
次に、図14のフローチャートを用いて、第2の実施の形態にかかる表示装置100における表示処理を説明する。図14のフローチャートに示される処理もまた、表示部100のCPU1が記憶部3のROMに記憶されるプログラムを読出してRAM上で実行し、図13に示される各部を制御することで実現される。
図14を参照して、始めに、ステップS200で、表示装置100の受信部90において、サーバ200から画面データとタイムテーブルとが取得される。ステップS200でサーバ200から取得された画面データとタイムテーブルとは、受信情報記憶部91に格納される。
次に、ステップS201で、表示制御部40において、受信情報記憶部91に格納されるタイムテーブルを参照したタイマ制御部70から指示信号に応じて、該当する画面データが受信情報記憶部91から読出される。
以降、ステップS203〜S213において、第1の実施の形態におけるステップS103〜S113と同様の処理が実行される。
第2の表示装置100において上述の表示処理が実行されることでも、第1の実施の形態と同様に、各閲覧者は表示装置を各方向から閲覧することで、あたかも実際の立体物を観察しているように該立体物を正確に見ることができ、該立体物を正確に把握することができる。
さらに、第2の実施の形態においては、サーバ200に画面データおよびタイムテーブルを格納することで、表示装置100で表示される画面を遠隔で制御することが可能になる。
なお、上述の第1の実施の形態および第2の実施の形態においては、画面データは右画面データ、左画面データ、および中央画面データの3方向の画面データを一組として構成され、各画面データが、表示部50から右、左、および中央方向に対して表示されるものとしたが、画面データの構成は3方向の画面データに限定されず、2以上のN方向の画面データから構成されてもよい。すなわち、画像データは2以上の複数の画面データから構成されてよく、その場合、表示装置において、上記複数の画面データの中から所定の数の画面データを、該画像データに応じた方向に表示してもよい。そして、表示装置で表示される画像データの数も3に限定されるものでなく、2以上の数であればよい。
また、上述の第1の実施の形態および第2の実施の形態においては、表示装置100の表示部50に対して横方向に配置された各位置A〜Cより各方向で表示部50を閲覧する場合であって、データ表示部51の各領域に立体物300を横方向の3方向(または3以上のN方向)から見た画像を表わす画面の画面データを表示する場合を説明したが、上述の方向は横方向に限定されず、たとえば、上述の説明をまったく90度言い換えて、該方向を縦方向としてもよいし、その他の方向としてもよい。
さらに、上述の表示装置において実行される表示方法や表示装置の制御方法を、プログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、ROM、RAM、およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明にかかる表示装置、表示システム、および表示方法は、1つの表示装置で、同時に、異なる方向に対して各々異なる画面を表示可能な表示装置、表示システム、および表示方法において有利に利用され得るものである。
1 CPU、2 操作部、3 記憶部、4 バス、10 表示装置のタイムテーブル記憶部、20 表示装置の画面データ記憶部、30 表示画面データメモリ、40 表示制御部、50 表示部、51 データ表示部、52 スリット板、53 バックライト、60 人センサ、70 タイマ制御部、80 バックライト制御部、90 受信部、91 受信データ記憶部、100 表示装置、200 サーバ、210 サーバのタイムテーブル記憶部、220 サーバの画面データ記憶部、300 立体物、410,左画面データ、420 中央画面データ、430 右画面データ、511〜516 データ表示部上の領域、521 閉口部、522,523 開口部、610,620,630 人センサのセンシング範囲。
Claims (21)
- 1つの立体物を異なる複数の方向から表現した画像を表わす複数の画面データを、前記立体物を表わす一組の画面データとして記憶する画面データ記憶手段と、
同一の表示画面に対する複数の視点にそれぞれ対応する複数の表示方向に互いに異なる画面データを同時に表示する表示手段とを備え、
前記表示手段は、前記立体物を表わす複数の画面データのうちの少なくとも2つの画面データを、各々、前記画面データに対応した表示方向で同時に表示する、表示装置。 - 前記表示方向の各々に対応した複数の検知範囲において、観察者の存在を検知する検知手段と、
前記検知手段において前記複数の検知範囲のうちの1つの検知範囲にのみ前記観察者の存在が検知された場合に、前記表示手段で表示された複数の画面データのうち前記観察者の存在が検知された検知範囲に対応する表示方向に表示された画面データのみ、前記表示手段全体に表示させるよう前記表示手段における表示を切替える第1の表示切替手段とをさらに備える、請求項1に記載の表示装置。 - 前記表示の切替えに応じて、前記表示手段における輝度の切替えを制御する第1の輝度制御手段をさらに備える、請求項2に記載の表示装置。
- 前記立体物を表わす一組の画面データと、前記画面データを前記表示手段において表示する表示時間とを対応付けたタイムテーブルを記憶するタイムテーブル記憶手段と、
前記タイムテーブルにしたがって、前記表示手段に表示する画面データを切替える第2の表示切替手段とをさらに備える、請求項1〜3のいずれかに記載の表示装置。 - 前記表示手段における表示を、前記画面データに対応した表示方向での表示と、立体表示とに切替える第3の表示切替手段をさらに備える、請求項1〜4のいずれかに記載の表示装置。
- 前記表示手段は、第1の表示領域に、前記立体物を表わす画面データを前記画面データに対応した表示方向で同時に表示すると共に、前記第1の表示領域とは異なる第2の表示領域に、1つの画面データをいずれの方向からも視認可能に表示する、請求項1〜5のいずれかに記載の表示装置。
- 前記表示手段は、前記第1の表示領域に表示する前記立体物を表わす画面データに対応した画面データを前記第2の表示領域に表示する、請求項6に記載の表示装置。
- 前記第1の表示領域の輝度と前記第2の表示領域の輝度とを異ならせるように制御する第2の輝度制御手段をさらに備える、請求項6または7に記載の表示装置。
- 前記複数の画面データを他の装置から取得する取得手段をさらに備える、請求項1〜8のいずれかに記載の表示装置。
- 異なる複数の表示方向に、互いに異なる画面データを同時に表示する表示手段を備え、
前記表示手段は、第1の表示領域に、第1の画面データと第2の画面データとを、各々、前記複数の表示方向のうちの少なくとも2つの異なる表示方向で同時に表示すると共に、前記第1の表示領域とは異なる第2の表示領域に、1つの画面データをいずれの方向からも視認可能に表示する、表示装置。 - 前記第1の表示領域の輝度と前記第2の表示領域の輝度とを異ならせるように制御する輝度制御手段をさらに備える、請求項10に記載の表示装置。
- 表示装置と情報記憶装置とを含んで構成される表示システムであって、
前記情報記憶装置は、1つの立体物を異なる複数の方向から表現した画像を表わす複数の画面データを、前記立体物を表わす一組の画面データとして記憶する画面データ記憶手段を備え、
前記表示装置は、
前記情報記憶装置に記憶される前記画面データを取得する画面データ取得手段と、
前記立体物を表わす複数の画面データのうちの少なくとも2つの画面データを、各々、前記画面データに対応した表示方向で同時に表示する表示手段とを備える、表示システム。 - 前記情報記憶装置は、前記立体物を表わす画面データと、前記画面データを表示する表示時間とを対応付けたタイムテーブルを記憶するタイムテーブル記憶手段をさらに備え、
前記表示装置は、
前記情報記憶装置に記憶される前記タイムテーブルを取得するタイムテーブル取得手段と、
前記タイムテーブルにしたがって、前記表示手段に表示する画面データを切替える表示切替手段とをさらに備える、請求項12に記載の表示システム。 - 表示装置における表示方法であって、
1つの立体物を表わす一組の画面データとして記憶装置に記憶される、前記1つの立体物を異なる複数の方向から表現した画像を表わす複数の画面データを取得する画面データ取得ステップと、
前記立体物を表わす複数の画面データのうちの少なくとも2つの画面データを、各々、前記画面データに対応した表示方向で、前記表示装置の表示領域に同時に表示する表示ステップとを備える、表示方法。 - 前記表示方向の各々に対応した複数の検知範囲において、観察者の存在を検知する検知ステップと、
前記検知ステップにおいて前記複数の検知範囲のうちの1つの検知範囲にのみ前記観察者の存在が検知された場合に、前記表示ステップで表示された複数の画面データのうち前記観察者の存在が検知された検知範囲に対応する表示方向に表示された画面データのみ、前記表示領域全体に表示させるよう前記表示ステップにおける表示を切替える第1の表示切替ステップとをさらに備える、請求項14に記載の表示方法。 - 前記表示の切替えに応じて、前記表示領域の輝度の切替えを制御する第1の輝度制御ステップをさらに備える、請求項15に記載の表示方法。
- 立体物を表わす一組の画面データと、前記画面データを表示する表示時間とを対応付けたタイムテーブルを記憶するタイムテーブル記憶装置から、前記タイムテーブルを取得するタイムテーブル取得ステップと、
前記タイムテーブルにしたがって、前記表示領域に表示する画面データを切替える第2の表示切替ステップとをさらに備える、請求項14〜16のいずれかに記載の表示方法。 - 前記表示領域における表示を、前記画面データに対応した表示方向での表示と、立体表示とに切替える第3の表示切替ステップをさらに備える、請求項14〜17のいずれかに記載の表示方法。
- 前記表示領域は、前記立体物を表わす画面データが表示される第1の表示領域と、前記第1の領域は異なる第2の表示領域とを含み、
前記表示ステップは、前記第1の表示領域に前記立体物を表わす画面データを表示し、同時に、前記第2の表示領域に、1つの画面データをいずれの方向からも視認可能に表示する、請求項14〜18のいずれかに記載の表示方法。 - 前記表示ステップは、前記第1の表示領域に表示する前記立体物を表わす画面データに対応した画面データを前記第2の表示領域に表示する、請求項19に記載の表示方法。
- 前記第1の表示領域の輝度と前記第2の表示領域の輝度とを異ならせるように制御する第2の輝度制御ステップをさらに備える、請求項19または20に記載の表示方法。
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2003
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