JP2005085121A - フラッシュメモリのデータ更新方法、データ更新プログラム、情報処理装置、及び情報処理システム - Google Patents

フラッシュメモリのデータ更新方法、データ更新プログラム、情報処理装置、及び情報処理システム Download PDF

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Abstract


【課題】 更新するプログラムのデータのサイズ情報をフラッシュメモリに記憶させ、そのサイズ情報に基づいて、更新されたプログラムのデータ領域だけについてチェックサム計算を実行することにより、更新前の不要なデータや空き領域サイズなどを意識せずに的確にチェックサムの計算が行えるようにする。
【解決手段】 情報処理装置に備えられたフラッシュメモリの消去禁止領域のセクタに跨って格納されたデータを更新するデータ更新方法であり、更新データと当該更新データのサイズ情報とをフラッシュメモリの所定の記憶領域にそれぞれ書き込む更新データ書き込みステップと、フラッシュメモリの所定の記憶領域に書き込まれた前記サイズ情報を読み出すサイズ情報読み出しステップと、サイズ情報に基づいて、更新データが記憶された記憶領域のみのデータを読み出し、当該データに対してチェックサム計算を行うチェックサム計算ステップと、を含む。
【選択図】 図5

Description

本発明は、情報処理装置に備えられたフラッシュメモリの消去禁止領域のセクタに跨って格納されたデータを更新するデータ更新方法、データ更新プログラム、情報処理装置、及び情報処理システムに関する。
情報処理装置に備えられたフラッシュメモリは、セクタ単位でデータを消去可能なメモリであり、情報処理装置を制御するプログラムや各種のデータなどがそれぞれ予め設定された記憶領域に記憶されている。
図8は、従来のフラッシュメモリの記憶領域におけるデータ構造例の一部を示す図である。例えば、図8(a)のプログラムのデータ記憶領域はセクタA,Bに渡り、図中のセクタBに示すように、フラッシュメモリの消去禁止領域である固定情報保存領域のあるセクタにデータが格納され、データ記憶領域の区切りがセクタの境界に一致しないような場合が発生する。
従来、このようなデータ構造のフラッシュメモリでは、プログラムをバージョンアップなどの際に更新し書き換える場合、古いデータをセクタ単位で消去し、更新された新しいプログラムデータを書き込んでいる。ところが、図8(a)の場合においては、セクタAは完全に消去して新たに更新された新しいプログラムデータを書き込むが、セクタBは消去禁止領域である固定情報保存領域のデータが存在するため、上書き動作をさせる(実際のフラッシュメモリの上書き動作としては、例えば、一旦バッファに元のデータをそのままコピーしてバッファ上にてデータの上書きを行ない、セクタBを消去し、バッファの内容をセクタBに書き込む)。
よって、記憶されているプログラムデータが、例えば、バージョンアップなどにより書き換えられる際、古いプログラムデータよりデータ量が少ない場合には、図8(b)のように更新された新しいプログラムデータが書き込まれ、古いプログラムデータの一部が残留することになる。
従来の情報処理装置では、プログラムデータ領域全体に対してチェックサムの計算を実行していたため、たとえ更新データによる書き換えが正常終了しても、図8(b)に示す例ではチェックサム計算において不要な古いプログラムデータまで加算してしまい、チェックサムエラーになるという問題があった。
また、フラッシュメモリのチェックサムの計算では、プログラムのデータサイズの変化に応じて変化する空き領域サイズによっても値が変化してチェックサムエラーとなるため、空き領域についても考慮する必要があり、従来、空き領域を考慮したデータ書き込み方法及びチェックサム計算方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−175478号公報(第4〜7頁、図4)
ところが、従来の空き領域を考慮したデータ更新方法及びチェックサム計算方法はプログラムデータ領域の境界とセクタ間の境界が一致していて、プログラムのデータ領域全てのセクタが消去可能な場合を前提としており、上記のような問題が完全に解決されるものではなかった。
本発明は、前記のような従来の問題を解決するものであり、更新するプログラムのデータのサイズ情報をフラッシュメモリに記憶させ、そのサイズ情報に基づいて、更新されたプログラムのデータ領域だけについてチェックサム計算を実行することにより、更新前の不要なデータや空き領域サイズなどを意識せずに的確にチェックサムの計算が行えるフラッシュメモリのデータ更新方法、データ更新プログラム、情報処理装置、及び情報処理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載のデータ更新方法は、情報処理装置に備えられたフラッシュメモリの消去禁止領域のセクタに跨って格納されたデータを更新するデータ更新方法であって、更新データと当該更新データのサイズ情報とを前記フラッシュメモリの所定の記憶領域にそれぞれ書き込む更新データ書き込みステップと、前記フラッシュメモリの所定の記憶領域に書き込まれた前記サイズ情報を読み出すサイズ情報読み出しステップと、前記サイズ情報に基づいて、前記更新データが記憶された記憶領域のみのデータを読み出し、当該データに対してチェックサム計算を行うチェックサム計算ステップと、を含むことを特徴とする。
請求項2に記載のデータ更新方法は、前記情報処理装置の再立上げ時に、前記サイズ読み出しステップ及び前記チェックサム計算ステップを実行することを特徴とする。
請求項3に記載のデータ更新方法は、前記フラッシュメモリに格納されたデータが、前記情報処理装置を制御するプログラムのデータであることを特徴とする。
請求項4に記載のデータ更新方法は、前記情報処理装置がプリンタであることを特徴とする。
請求項5に記載のデータ更新方法は、前記フラッシュメモリに格納されたデータが、前記プリンタのフォントデータであることを特徴とする。
請求項6に記載のデータ更新プログラムは、コンピュータに、情報処理装置に備えられたフラッシュメモリの消去禁止領域のセクタに跨って格納されたデータを更新する機能を実現させるデータ更新プログラムであって、更新データと当該更新データのサイズ情報とを前記フラッシュメモリの所定の記憶領域にそれぞれ書き込む更新データ書き込み機能と、前記フラッシュメモリの所定の記憶領域に書き込まれた前記サイズ情報を読み出すサイズ情報読み出し機能と、前記サイズ情報に基づいて、前記更新データが記憶された記憶領域のみのデータを読み出し、当該データに対してチェックサム計算を行うチェックサム計算機能と、を含むことを特徴とする。
請求項7に記載の情報処理装置は、情報処理装置に備えられたフラッシュメモリの消去禁止領域のセクタに跨って格納されたデータを更新するデータ更新手段を有する情報処理装置であって、前記データ更新手段は、更新データと当該更新データのサイズ情報とを前記フラッシュメモリの所定の記憶領域にそれぞれ書き込む更新データ書き込み手段と、前記フラッシュメモリの所定の記憶領域に書き込まれた前記サイズ情報を読み出すサイズ情報読み出し手段と、前記サイズ情報に基づいて、前記更新データが記憶された記憶領域のみのデータを読み出し、当該データに対してチェックサム計算を行うチェックサム計算手段と、を有することを特徴とする。
請求項8に記載の情報処理装置は、前記フラッシュメモリに格納されたデータが、情報処理装置を制御するプログラムのデータであることを特徴とする。
請求項9に記載の情報処理装置は、前記情報処理装置がプリンタであることを特徴とする。
請求項10に記載の情報処理装置は、前記フラッシュメモリに格納されたデータが、前記プリンタのフォントデータであることを特徴とする。
請求項11に記載の情報処理システムは、請求項7〜10のいずれかに記載の情報処理装置と、当該情報処理装置に接続され、データのサイズ情報を含む更新データを前記情報処理装置へ送信するホストコンピュータと、を有することを特徴とする。
以上のように、本発明に係るフラッシュメモリのデータ更新方法、データ更新プログラム、情報処理装置、及び情報処理システムによれば、更新前の不要なデータや空き領域のデータサイズに影響されることなく、更新されたデータのみについてチェックサム計算が実行されるため、バージョンアップなどによりプログラムデータ等が更新される場合に、書き換えが正常終了しているのにチェックサムエラーとなる現象の発生を防止できる。また、セクタの空き領域サイズを考慮した更新プログラムデータ等の作成など、煩雑な作業なども不要となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態では、情報処理装置の一例としてプリンタを用いる。
まず、プリンタの概略構成について説明する。図1は、本発明に係る実施の形態におけるプリンタの概略構成を示す斜視図である。
プリンタ10は、図1に示すように、前面が開口した筐体11と、前面開口を開閉自在に覆蓋する蓋体12とによって構成され、当該蓋体12を開放することによって、連続用紙の交換及び内部の保守、点検が可能となっている。
連続用紙は、巻回された状態で、プリンタ内部の用紙収容部(図示省略)に収納されている。また、用紙収納部から繰り出された連続用紙の先端側は、搬送路(図示省略)を経由して排紙口13から筐体外へ導かれる。
また、プリンタ10は、コネクタ等を介してホストコンピュータ70(図2参照)と接続されており、当該ホストコンピュータからの印刷指示にしたがって、印刷制御を行う。
すなわち、ホストコンピュータからの印刷指示により、搬送路上に配置された印刷ヘッド(サーマルヘッド)51、プラテンローラ52、及びカッタ機構53を含む印刷機構部50(いずれも図2参照)を適宜駆動すると共に、連続用紙を排紙口13に向けて搬送を行い、当該搬送に伴ってキャラクタ(文字や記号など)及び絵柄等の印刷を行う。
そして、印刷を完了し、さらに連続用紙を搬送して、印刷済みの部分の後端位置がカッタ機構の切断位置に達したとき、カッタ機構により切断分離し、排紙口13から単票用紙として操作者に提供される。
また、蓋体12の前面には、プリンタ10内の動作状況や各種エラーを表示する複数のLED41、42,43が設けられている。
なお、LED41、42、43の点灯と同時にビープ音等が発生するようにして、より効果的にエラー報知を行うようにしてもよい。
次に、本発明に係る実施の形態におけるプリンタについて図を参照して説明する。図2は、プリンタの構成を示す機能ブロック図である。
プリンタ10は、図2に示すように、制御部20と、操作部30と、表示部40と、印刷機構部50と、入出力インターフェース部60と、によって構成される。なお、プリンタ10は、データ書き込み装置としてのホストコンピュータ70に接続され情報処理システムを構成する。
制御部20は、プリンタ10の動作に関わる制御を行うブロックであり、プリンタ10全体の動作を統括制御するCPU21と、このCPU21が実行する制御プログラムなどを格納するフラッシュメモリ22と、CPU21の作業エリアとしてのRAM23と、を含んで構成される。
操作部30は、プリンタ10への動作命令の入力などを行うための各種キーやボタン類で構成される。また、表示部40は、プリンタ10の動作状況やエラー等を報知するためのLED41、42、43などを含む。
さらに、プリンタ10(制御部20)とホストコンピュータ70との間におけるデータや命令の送受信は、入出力インターフェース部60を介して実行される。
本発明の実施の形態における情報処理システムでは、プリンタ10が、ホストコンピュータ70から印刷用データやプリンタ10の各種制御プログラムの更新データなどを受信する。
ここで、フラッシュメモリ22の内部データ構造について説明する。図3は、本発明の実施の形態におけるプリンタのフラッシュメモリのデータ構造を示すメモリマップである。
フラッシュメモリ22は、ブート領域、固定情報保存領域、プログラムデータ領域、グラフィックスデータ保存領域、フォントデータ領域に細分されている。
ブート領域には、全体のプログラムを起動するための起動プログラム、外部のデータ書き込み装置(すなわち、ホストコンピュータ70)から書き込みデータを受け取るための通信プログラム、書き換え実行プログラム、チェックサム算出プログラムなどが格納されている。
また、固定情報保存領域には、プリンタ10の機種名コード、シリアル番号、チェックサム、チェックサム対象領域のサイズ情報、などの情報が格納される。
また、プログラムデータ領域には、プリンタ10を制御するプログラム等が格納される。このプログラムの書き換えは、例えばバージョンアップなどにより発生し、この領域の書き換えが実行される。書き換えを行う際、更新プログラムデータのサイズにより領域末端の空き領域サイズが変化する。
また、グラフィックスデータ保存領域には、ロゴマークなどの画像データが格納され、フォントデータ領域には文字データが格納される。
例えば、対応する言語を変更したい場合はフォントデータを変更する必要があるため、この領域においても書き換えが必要となる。当然のことながら、上記と同様に、書き換えを行うフォントデータのサイズにより領域末端の空き領域サイズが変化する。
次に、プリンタ10のプログラム書き換え動作について説明する。
なお、書き換えデータである更新プログラムデータは、データ書き込み装置としてのホストコンピュータ70等から受信するものとする。
図4は、本発明に係る実施の形態におけるプリンタのプログラム更新動作の手順を示すフローチャートである。
まず、プリンタ10の操作者が所定の入力を行うと、CPU21がこれを検知してデータ更新モードに移行する(S101)。CPU21は、ホストコンピュータ70から書き換えデータを受信して(S102)、RAM23に格納する(S103)。
なお、ホストコンピュータ70から更新プログラムデータを受信するための通信プログラムは予めフラッシュメモリ22から読み出されている。
ここで、書き換えデータは、書き換え対象のプリンタ10の機種名コードや基板名コード、日付、バージョン番号等のデータを含むヘッダと、更新プログラム及び当該更新プログラムのデータサイズ、チェックサムなどの情報からなる書き込み情報と、データの終了を示すフッタとを含んでいる。
CPU21は、ヘッダの情報から書き換え対象を判定する(S104)。
次に、CPU21はフラッシュメモリ22のブート領域から書き込みに必要な書き換え実行プログラムを予め読み出して、RAM23に格納する(S105)。
次に、CPU21は、RAM23に一時記憶された更新プログラムデータをフラッシュメモリ22のプログラムデータ領域に書き込む(S106)。その際、更新プログラムデータのデータサイズ及びチェックサムは、フラッシュメモリ22の固定情報保存領域内の更新プログラムのバージョンに応じた固定アドレスに書き込まれる。
次に、プリンタ10のデータ書き換え後におけるチェックサム計算動作について説明する。
図5は、本発明に係る実施の形態におけるプリンタのチェックサム計算動作の手順を示すフローチャートである。
まず、CPU21は、チェックサム計算プログラムに従って、フラッシュメモリ22上にある固定情報保存領域内の更新プログラムのバージョンに応じた固定アドレスにアクセスし、チェックサム対象領域のサイズ(すなわち、上記の手順で書き込みを行った更新プログラムのデータサイズ)情報を取得する(S201)。
次に、CPU21は対象領域のサイズがフラッシュメモリ22のプログラムデータ領域より大きいか否かを判断する(S202)。
データサイズがプログラムデータ領域より大きい場合(S202;YES)、更新プログラムのデータサイズが大きすぎてプログラムデータ領域内に格納しきれなかったことが想定されるので、CPU21はエラーと判断する。
一方、データサイズがプログラムデータ領域と同じ又はそれより小さい場合(S202;NO)、CPU21は、読み出しポインタをチェックサム対象領域の先頭にセットする(S203)。図3のメモリマップの例では、アドレスFA0000に読み出しポインタがセットされる。
次に、CPU21は、変数SUM及び読み出し済みサイズの両方のパラメータを0にクリアして初期化する(S204)。その後、データの読み出しを開始すると、CPU21は、読み出したデータの値を変数DATAに代入し、読み出し済みサイズのパラメータを1インクリメントする(S205)。
そして、CPU21は、変数SUMの値に変数DATAの値を加算する(S206)。
次に、CPU21は、読み出し済みサイズが対象領域サイズより小さいか否かを判断する(S207)。
すなわち、このステップS207ではプログラムデータ領域内における記憶された更新プログラム部分の読み出しが終了したか否かを判断している。読み出し済みサイズが対象領域サイズより小さい場合、すなわち、更新プログラム部分の読み出しが完了していない場合(S207;YES)、読み出しポインタを1進めてから(S208)、ステップS205に戻り、同様の手順を繰り返してデータの読み出しを行う。
一方、読み出し済みサイズが対象領域サイズと同じ又はそれ以上となった場合、すなわち、更新プログラム部分の読み出しが完了した場合(S207;NO)、ステップS209へ進み、フラッシュメモリ22の固定情報保存領域にアクセスし、チェックサム情報を取得する。
CPU21は、取得したチェックサムを変数SUMに加算して(S210)、この変数SUMの下位4桁がFFFF(16進数)となるか否かを判断する(S211)。
上記の通り、更新プログラムのデータの総和とチェックサムの合計の下位4桁がFFFF(16進数)となるように予め算定されたチェックサムがフラッシュメモリの固定情報保存領域に格納されているので、変数SUMの下位4桁がFFFFとならない場合は、データの欠落などが発生して正常な書き込み(書き換え)が行えなかった、すなわちチェックサムエラーと判断する。
一方、変数SUMの下位4桁がFFFFとなる場合はチェックサムが正常であると判断する。
なお、CPU21は、プリンタ10の電源を一旦オフにした後の再投入時においても上記のチェックサム計算動作をデータのサイズ情報に基づいて同様に実行する。
上述のように書き換えが行われる際に、プリンタ10に設けられたLED41,42,43を利用して、その動作状況やエラーなどを操作者に報知することもできる。
その報知方法としては、LED41,42,43のうちの例えば1つのLEDを使用して、その点滅パターンを変えることにより、複数の種類の情報を操作者に報知することができる。
例えば、図6に示すように、プリンタ10に対してプログラムを書き換えている最中に、現在どのような書き換え動作が行われているかをLEDの点滅パターンにより報知することができる。図6に示す例では、3種類の点滅パターンが設定されており、ホストコンピュータ70からのコマンドに応じた通常のデータ書き換えモード、操作部30の操作によってデータ更新モードに移行する強制書き換えモード、チェックサムエラーによる再書き換えモードのいずれであるかを、LEDの点滅を操作者が目視することにより把握することができる。
また、図7に示すように、現在起動している書き換えプログラムの種類(プログラムA,プログラムB,プログラムC)に応じて、点滅パターンを変化させることなども可能である。書き換えプログラムの一例として、プログラムデータとフォントデータを同時に書き換えるプログラム、プログラムデータのみを書き換えるプログラム、フォントデータのみを書き換えるプログラム等がある。
以上のように、LED点滅パターンを使用した報知方法によれば、プログラム書き換え中にLEDが所定のパターンで点滅するため、プログラムの書き換え中に不用意にプリンタ10の電源が切断され、書き換え動作が失敗するというような事態が防止される。
以上説明してきたように、従来は、プログラムデータ領域が含まれるすべてのセクタ全体に渡ってチェックサムの計算を行っていたため、更新されたプログラム領域の直後に更新前のプログラムデータが残っているような場合には書き換えが正常終了してもチェックサムエラーが発生することがあったが、上述のデータ更新方法によれば、更新プログラムのデータサイズがフラッシュメモリ内の所定の領域に記憶されるので、記憶されたデータサイズ情報に基づいて、チェックサム対象領域(すなわち、更新プログラム部分)だけでチェックサムの計算を実行することができる。
つまり、プログラムデータ領域内の不要なデータがチェックサムの計算に供されることが防止される。また、予め空き領域を考慮した更新プログラムの準備や、書き換えを行うフラッシュメモリの空き領域のサイズを算出する特別なプログラムの準備など、煩雑な作業が不要となるため、プリンタ(情報処理装置)の操作者は更新プログラムのデータサイズによって変化する空き領域を意識せずに、しかも的確にプログラムの書き換え動作を行うことができる。
なお、本実施の形態では、チェックサム計算動作の一例としてプリンタのプログラムの書き換え時について説明したが、例えば、フォントデータ(すなわち、データ)の書き換え時にも同様のチェックサム計算方法が適用できることは言うまでもない。
つまり、書き換えを行うのは制御プログラムなどのプログラムデータであっても、フォントデータなどのデータであってもよい。また、前述の発明の実施の形態では、プリンタを用いたが、具体的な構成はこの実施の形態に限定されるものではなく、フラッシュメモリを備える情報処理装置であればどのような装置にも適用可能である。
以上説明してきたように、本発明は、フラッシュメモリ備えるプリンタなどの情報処理装置に対して有効に利用可能である。
本発明に係る実施の形態におけるプリンタの概略構成を示す図である。 本発明に係る実施の形態におけるプリンタの内部構成を示す図である。 本発明に係る実施の形態におけるプリンタの、フラッシュメモリのデータ構造を示す図である。 本発明に係る実施の形態におけるプリンタのプログラム書き換え動作の手順を示すフローチャートである。 本発明に係る実施の形態におけるプリンタのチェックサム計算動作の手順を示すフローチャートである。 本発明に係る実施の形態におけるプリンタのLED点滅パターンの一例を示す図である。 本発明に係る実施の形態におけるプリンタのLED点滅パターンの他の例を示す図である。 従来のフラッシュメモリの書き込み可能領域におけるデータ構造例を示す図である。
符号の説明
10・・・プリンタ(情報処理装置)、11・・・筐体、12・・・蓋体、20・・・制御部、21・・・CPU、22・・・フラッシュメモリ、23・・・RAM、41,42,43・・・LED、70・・・ホストコンピュータ

Claims (11)

  1. 情報処理装置に備えられたフラッシュメモリの消去禁止領域のセクタに跨って格納されたデータを更新するデータ更新方法であって、
    更新データと当該更新データのサイズ情報とを前記フラッシュメモリの所定の記憶領域にそれぞれ書き込む更新データ書き込みステップと、
    前記フラッシュメモリの所定の記憶領域に書き込まれた前記サイズ情報を読み出すサイズ情報読み出しステップと、
    前記サイズ情報に基づいて、前記更新データが記憶された記憶領域のみのデータを読み出し、当該データに対してチェックサム計算を行うチェックサム計算ステップと、を含むことを特徴とするデータ更新方法。
  2. 前記情報処理装置の再立上げ時に、前記サイズ読み出しステップ及び前記チェックサム計算ステップを実行することを特徴とする請求項1に記載のデータ更新方法。
  3. 前記フラッシュメモリに格納されたデータは、前記情報処理装置を制御するプログラムのデータであることを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ更新方法。
  4. 前記情報処理装置がプリンタであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のデータ更新方法。
  5. 前記フラッシュメモリに格納されたデータは、前記プリンタのフォントデータであることを特徴とする請求項4に記載のデータ更新方法。
  6. コンピュータに、情報処理装置に備えられたフラッシュメモリの消去禁止領域のセクタに跨って格納されたデータを更新する機能を実現させるデータ更新プログラムであって、
    更新データと当該更新データのサイズ情報とを前記フラッシュメモリの所定の記憶領域にそれぞれ書き込む更新データ書き込み機能と、
    前記フラッシュメモリの所定の記憶領域に書き込まれた前記サイズ情報を読み出すサイズ情報読み出し機能と、
    前記サイズ情報に基づいて、前記更新データが記憶された記憶領域のみのデータを読み出し、当該データに対してチェックサム計算を行うチェックサム計算機能と、を含むことを特徴とするデータ更新プログラム。
  7. 情報処理装置に備えられたフラッシュメモリの消去禁止領域のセクタに跨って格納されたデータを更新するデータ更新手段を有する情報処理装置であって、
    前記データ更新手段は、
    更新データと当該更新データのサイズ情報とを前記フラッシュメモリの所定の記憶領域にそれぞれ書き込む更新データ書き込み手段と、
    前記フラッシュメモリの所定の記憶領域に書き込まれた前記サイズ情報を読み出すサイズ情報読み出し手段と、
    前記サイズ情報に基づいて、前記更新データが記憶された記憶領域のみのデータを読み出し、当該データに対してチェックサム計算を行うチェックサム計算手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
  8. 前記フラッシュメモリに格納されたデータは、情報処理装置を制御するプログラムのデータであることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記情報処理装置がプリンタであることを特徴とする請求項7又は8に記載の情報処理装置。
  10. 前記フラッシュメモリに格納されたデータは、前記プリンタのフォントデータであることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 請求項7〜10のいずれかに記載の情報処理装置と、当該情報処理装置に接続され、データのサイズ情報を含む更新データを前記情報処理装置へ送信するホストコンピュータと、を有することを特徴とする情報処理システム。
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