JP2005084470A - 撮像光学系及び撮像装置並びに該撮像装置を備えた携帯端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】 撮像光学系が3枚以上の多数枚で構成される場合でも、レンズ間隔及び光軸合わせを容易に保証することができ、組み立て時に無調整で所定の被写体距離に焦点の合った撮像光学系及び撮像装置を得ること。
【解決手段】 撮像光学系を構成するレンズのうちのいずれか1枚のレンズに、撮像光学系を支持する支持部を一体で形成し、この支持部を撮像素子に当接させると共に、支持部を形成したレンズに、撮像光学系を構成する他のレンズを個々に当接させる当接部を一体で形成した撮像装置とする。
【選択図】 図3
【解決手段】 撮像光学系を構成するレンズのうちのいずれか1枚のレンズに、撮像光学系を支持する支持部を一体で形成し、この支持部を撮像素子に当接させると共に、支持部を形成したレンズに、撮像光学系を構成する他のレンズを個々に当接させる当接部を一体で形成した撮像装置とする。
【選択図】 図3
Description
本発明は、撮像装置に関し、特に携帯端末への内蔵に好適な小型で薄型の撮像装置と該撮像装置に用いられる撮像光学系に関するものである。
従来より、小型で薄型の撮像装置が携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)等の小型、薄型の電子機器に搭載されるようになっており、これにより遠隔地へ音声情報だけでなく画像情報も相互に伝送することが可能となっている。これらの撮像装置に用いられる撮像素子としては、CCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサやCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)型イメージセンサ等の固体撮像素子が使用されている。
これら携帯端末に内蔵される撮像装置は、撮像素子の画素ピッチが非常に小さいことと、開口F値が2〜4程度のものであるため、像側の焦点深度は非常に浅くなり、撮像面に対する撮像光学系の光軸方向の位置決めには厳しい精度が要求されている。
これに対し、撮像装置の撮像光学系の位置設定方法に関して提案がなされている。例えば、撮像装置の製造時のピント調整を不要とすべく、光学部材と一体で形成された脚部(支持部)を撮像素子に当接させ、弾性部材で光学部材を撮像素子方向に付勢することにより、撮像素子と光学部材の光軸方向の位置決めをおこなうものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−37758号公報
近年、携帯端末に内蔵される撮像装置は、より高画質を目指し、高画素の撮像素子の搭載されるものが増加しつつある。この高画素化は、上記の撮像光学系の光軸方向の位置決めに関して、従来より更に厳しい精度が必要となる。また、この撮像素子の高画素化により、要求される撮像光学系の結像性能についても、従来に比べ、より向上させる必要がある。
この撮像光学系の結像性能の向上策としては、撮像光学系を構成するレンズ枚数を増加させることで対応可能である。しかし、撮像光学系のレンズ構成枚数を増加させた場合、個々のレンズの間隔や光軸合わせをばらつき無く正確に組み立てる必要がある。これは、レンズ相互の間隔や光軸合わせに誤差を生じると、焦点位置のみならず結像性能にも変化が及ぶためである。
一方、撮像光学系と撮像素子の光軸方向の位置決めを正確に保つ方法として提案されている、上記特許文献1に記載のレンズ枚数を複数にした撮像装置の例の場合、以下の問題がある。
像側レンズと被写体側レンズは、径方向で嵌合して軸合わせがなされ、光軸方向では絞り板をスペーサとして、レンズ間距離を規制している。このように撮像光学系を構成すると、光軸方向のレンズ間隔がスペーサの厚みのばらつきに依存することになる。撮像光学系のレンズ構成枚数が更に増加した場合、このスペーサのばらつきの累積がレンズ間隔の誤差となり、上述の焦点位置と結像性能のばらつきとなる問題を生じることになる。
また、積み上げ式にレンズを当接して撮像光学系を組み立てる場合、レンズを3枚以上使用すると、両端に配置されたレンズの光軸及び間隔の誤差は間挿されたレンズの誤差が累積された状態になる。このため、撮像光学系の焦点位置と結像性能が安定せず、この撮像光学系を使用した撮像装置は、量産時の良品率の低下を誘引することになる。
本発明は上記問題に鑑み、撮像光学系が3枚以上の多数枚で構成される場合でも、レンズ間隔及び光軸合わせを容易に保証することができ、組み立て時に無調整で所定の被写体距離に焦点の合った撮像光学系及び撮像装置を得ることを目的とするものである。
上記の目的は、以下のようにすることで解決される。
1) 被写体像を結像させる、少なくとも3枚のレンズで構成された撮像光学系であって、前記撮像光学系を構成するレンズのうちのいずれか1枚のレンズは、前記撮像光学系を支持する支持部と、他の複数のレンズを個々に当接させる当接部と、を有することを特徴とする撮像光学系。
2) 前記撮像光学系を構成するレンズのうちのいずれか1枚のレンズは、前記支持部と前記当接部が一体で形成されている1)の撮像光学系。
3) 前記支持部と前記当接部を有するレンズは、他の複数のレンズと径方向で嵌合する嵌合部が一体で形成されている1)又は2)の撮像光学系。
4) 前記支持部を形成したレンズは、前記撮像光学系を構成するレンズのうち最も誤差感度が高いレンズである1)〜3)のいずれかの撮像光学系。
5) 撮像素子と、該撮像素子の光電変換領域に被写体光を導く、少なくとも3枚のレンズで構成された撮像光学系と、を有する撮像装置において、前記撮像光学系を構成するレンズのうちのいずれか1枚のレンズに、前記撮像光学系を支持する支持部を一体で形成し、前記支持部を前記撮像素子に当接させると共に、前記支持部を形成したレンズに、前記撮像光学系を構成する他のレンズを個々に当接させる当接部を一体で形成したことを特徴とする撮像装置。
6) 前記撮像装置は弾性部材を有し、該弾性部材は前記撮像光学系を撮像素子方向に付勢する5)の撮像装置。
7) 前記支持部を形成したレンズは、前記撮像光学系を構成するレンズのうち最も誤差感度が高いレンズである5)又は6)の撮像装置。
8) 5)〜7)の撮像装置を備えた携帯端末。
本発明によれば、少なくとも3枚で構成された撮像光学系のレンズのうちのいずれか1枚のレンズに、撮像光学系を支持する支持部と、他の複数のレンズを個々に当接させる当接部とを有する撮像光学系とすることにより、他の要素の誤差が介在せず、レンズ相互の光軸及び間隔の組み立て誤差やばらつきを最少に抑えることができ、撮像光学系の焦点位置と結像性能を安定させ量産時の良品率を向上させることができる。
また、支持部と当接部を一体で形成することにより、撮像素子との位置関係を正確に設定した撮像光学系とすることができる。
また、この支持部と当接部を有するレンズに、他の複数のレンズと径方向で嵌合する嵌合部を一体で形成することにより、レンズ相互の偏芯誤差を最少に抑えることができる。
更に、この支持部と当接部を形成するレンズは、撮像光学系を構成するレンズのうち最も誤差感度が高いレンズとすることにより、撮像素子との位置関係をばらつきを最少に抑えて正確に設定できる撮像光学系とすることができる。
更に、本発明によれば、少なくとも3枚で構成された撮像光学系のレンズのうちのいずれか1枚のレンズに、撮像光学系を支持する支持部を一体で形成し、この支持部を形成したレンズに、撮像光学系を構成する他のレンズを個々に当接させ保持し、支持部を撮像素子に当接させた撮像装置とすることにより、組み立て時に無調整で所定の被写体距離に焦点の合った撮像装置を得ることができ、量産時の良品率を向上させることができる。
また、弾性部材を有し、撮像光学系を撮像素子方向に付勢した撮像装置とすることにより、撮像装置に外力が作用した場合でも撮像光学系には直接的に力がかからなくすることができ、その性能を長期にわたって維持することができる。
また、上記の支持部を形成するレンズは、撮像光学系を構成するレンズのうち最も誤差感度が高いレンズが望ましく、これにより撮像素子との位置関係を正確に設定し、組み立て時に無調整で所定の被写体距離に焦点の合った撮像装置を得ることができる。
更に、この撮像装置を備えた携帯端末とすることで、上記の効果を有する携帯端末を得ることができるようになる。
以下、実施の形態により本発明を詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の撮像装置を内蔵した携帯端末の一例である携帯電話機Tの外観図である。
同図に示す携帯電話機Tは、表示画面Dを備えたケースとしての上筐体71と、操作ボタンPを備えた下筐体72とがヒンジ73を介して連結されている。撮像装置100は、上筐体71内の表示画面Dの下方に内蔵されており、撮像装置100が上筐体71の外表面側から被写体光を取り込めるよう配置されている。
なお、この撮像装置100の位置は上筐体71内の表示画面Dの上方や側面に配置してもよい。また携帯電話機は折りたたみ式に限るものではないのは、勿論である。
図2は、本発明の撮像装置100の斜視図である。
同図に示すように撮像装置100の外表面は、撮像素子の実装されたプリント基板11と、携帯端末の他の基板に接続のためのコネクト基板17、このプリント基板11とコネクト基板17を接続するフレキシブルプリント基板FPC、外枠部材12、この外枠部材12の上面に組み込まれる赤外光カットフィルタ7とフィルタ押さえ14で構成されている。
以下、本発明の撮像光学系及び撮像装置について、実施の形態に従い説明する。
(第1の実施の形態)
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る撮像光学系及び撮像装置の一部省略断面図である。同図は、図2に示すF−F線で切断した断面を示している。以下説明の重複を避けるため、同部材には同符号を付与して説明する。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る撮像光学系及び撮像装置の一部省略断面図である。同図は、図2に示すF−F線で切断した断面を示している。以下説明の重複を避けるため、同部材には同符号を付与して説明する。
同図において、外枠部材12の内部は、第1レンズ1、撮像光学系の開口F値を決める開口絞り4、第2レンズ2、不要光遮断のための固定絞り5a、5b、第3レンズ3、で構成された撮像光学系50と、プリント基板11上に実装された撮像素子8、弾性部材であるコイルバネ9、蓋部材13で構成されている。
なお、外枠部材12はプリント基板11に接着剤Cにより接着固定され、蓋部材13は外枠部材12に接着剤Bにより接着固定されている。
同図に示すように、第1レンズ1は、他の第2レンズ2及び第3レンズ3を個々に当接させる当接部1b及び1cが一体で形成されている。この当接部1bには第2レンズ2が当接され、接着固定される。当接部1cには第3レンズ3が当接され、接着固定されて撮像光学系50はユニット化されている。また、第2レンズ2、第3レンズ3の径方向では、それぞれ第1レンズ1に形成された嵌合部1f、1gと嵌合している。この嵌合部1f、1gは、第2レンズ2、第3レンズ3の径方向の寸法と精密に嵌合するよう形成されている。
この当接部1b、1cと嵌合部1f、1gにより、第1レンズ1に対して第2レンズ2と第3レンズ3は、それぞれの光軸方向の間隔と光軸のずれを最少にした撮像光学系とすることができる。
更に、第1レンズ1には、図示のように、撮像光学系50を支持する支持部1dが一体で形成されており、光軸に直交する方向は外枠部材12に形成された嵌合部12kにより嵌合されて位置決めされ、光軸方向ではコイルバネ9による付勢力により支持部1dが撮像素子8上に当接するようになっている。この第1レンズ1に形成された支持部1dにより、撮像素子8の光電変換面と撮像光学系50との光軸方向の位置決めがなされるようになっている。
このように、撮像光学系50を、構成するレンズのみで他の部材を介さず構成することにより、撮像光学系50の相互のレンズ間隔に関する誤差やばらつきを最少にして組み立てることができ、撮像光学系の焦点位置と結像性能を安定させ量産時の良品率を向上させることができる。
また、第1レンズ1の片側(本例では像面側)に第2レンズ2と第3レンズ3を当接させる当接部1b、1c及び嵌合部1f、1gを形成することで、第1レンズ1を成形する金型の一方に一体で当接部1b、1c及び嵌合部1f、1gの形状を形成することができる。このことは、間隔に関わる寸法精度を確保できるだけでなく、偏芯誤差をも抑えることが可能となり、相互のレンズ間隔の精度向上に加えて、各レンズ間の光軸合わせ精度も向上させることが可能となる。
なお、本例は第1レンズ1の光軸方向の位置ずれが、焦点位置ずれに対し最も敏感な撮像光学系に好適な構成である。
即ち、第1レンズ1が焦点位置のずれに関する誤差感度の最も高いレンズである場合に好適なものであり、誤差感度の最も高い第1レンズに支持部1dを設けて、第1レンズ1と撮像素子8との位置関係を他の部材を介さないことで正確に設定でき、この第1レンズ1に撮像光学系を構成する他のレンズを個々に当接させ保持することで、光学系内のレンズ間隔に関する誤差を最少にすることができ、組み立て時に無調整で所定の被写体距離に焦点の合った撮像装置を得ることが可能となる。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る撮像光学系及び撮像装置の一部省略断面図である。同図は、図2に示すF−F線で切断した断面を示している。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る撮像光学系及び撮像装置の一部省略断面図である。同図は、図2に示すF−F線で切断した断面を示している。
同図において、外枠部材12の内部は図3と同様に、第1レンズ1、撮像光学系の開口F値を決める開口絞り4、第2レンズ2、不要光遮断のための固定絞り5a、5b、第3レンズ3、で構成された撮像光学系50と、プリント基板11上に実装された撮像素子8、弾性部材であるコイルバネ9、蓋部材13で構成され、外枠部材12はプリント基板11に接着剤Cにより接着固定され、蓋部材13は外枠部材12に接着剤Bにより接着固定されている。
同図に示すように、第3レンズ3は、他の第1レンズ1及び第2レンズ2を個々に当接させる当接部3b及び3cが一体で形成されている。この当接部3cには第2レンズ2が当接され、接着固定される。当接部3bには第1レンズ1が当接され、接着固定され撮像光学系50はユニット化されている。また、第1レンズ1、第2レンズ2の径方向では、それぞれ第3レンズ3に形成された嵌合部3f、3gと嵌合している。この嵌合部3f、3gは、第1レンズ1、第2レンズ2の径方向の寸法と精密に嵌合するよう形成されている。
この当接部3b、3cと嵌合部3f、3gにより、第3レンズ3に対して第1レンズ1と第2レンズ2は、それぞれの光軸方向の間隔と光軸のずれを最少にした撮像光学系とすることができる。
更に、第3レンズ3には、図示のように、撮像光学系50を支持する支持部3dが一体で形成されており、光軸に直交する方向は外枠部材12に形成された嵌合部12kにより嵌合されて位置決めされ、光軸方向ではコイルバネ9による付勢力により支持部3dが撮像素子8上に当接するようになっている。この第3レンズ3に形成された支持部3dにより、撮像素子8の光電変換面と撮像光学系50との光軸方向の位置決めがなされるようになっている。
この第2の実施の形態においても、撮像光学系50を、構成するレンズのみで他の部材を介さず構成することにより、撮像光学系50の相互のレンズ間隔に関する誤差やばらつきを最少にして組み立てることができ、撮像光学系の焦点位置と結像性能を安定させ量産時の良品率を向上させることができる。
また、第3レンズ3の片側(本例では被写体側)に第1レンズ1と第2レンズ2を当接させる当接部3b、3c及び嵌合部3f、3gを形成することで、第3レンズ3を成形する金型の一方に一体で当接部3b、3c及び嵌合部3f、3gに相当する形状を形成することができる。このことは、間隔に関わる寸法精度を確保できるだけでなく、偏芯誤差をも抑えることが可能となり、相互のレンズ間隔の精度向上に加えて、各レンズ間の光軸合わせ精度も向上させることが可能となる。
なお、本例は第3レンズ3の光軸方向の位置ずれが、焦点位置ずれに対し最も敏感な撮像光学系に好適な構成である。
即ち、第3レンズ3が焦点位置のずれに関する誤差感度の最も高いレンズである場合に好適なものであり、誤差感度の最も高い第3レンズ3に支持部3dを設けて、第3レンズ3と撮像素子8との位置関係を他の部材を介さないことで正確に設定でき、この第3レンズ3に撮像光学系を構成する他のレンズを個々に当接させ保持することで、光学系内のレンズ間隔に関する誤差を最少にすることができ、組み立て時に無調整で所定の被写体距離に焦点の合った撮像装置を得ることが可能となる。
(第3の実施の形態)
図5は、本発明の第3の実施の形態に係る撮像光学系及び撮像装置の一部省略断面図である。同図は、図2に示すF−F線で切断した断面を示している。
図5は、本発明の第3の実施の形態に係る撮像光学系及び撮像装置の一部省略断面図である。同図は、図2に示すF−F線で切断した断面を示している。
同図において、外枠部材12の内部は図3と同様に、被写体側より第1レンズ1、撮像光学系の開口F値を決める開口絞り4、第2レンズ2、不要光遮断のための固定絞り5a、5b、第3レンズ3、で構成された撮像光学系50と、プリント基板11上に実装された撮像素子8、弾性部材であるコイルバネ9、蓋部材13で構成され、外枠部材12はプリント基板11に接着剤Cにより接着固定され、蓋部材13は外枠部材12に接着剤Bにより接着固定されている。
同図に示すように、第2レンズ2は、他の第1レンズ1及び第3レンズ3を個々に当接させる当接部2b及び2cが一体で形成されている。この当接部2bには第1レンズ1が当接され、接着固定される。当接部2cには第3レンズ3が当接され、接着固定され撮像光学系50はユニット化されている。また、第1レンズ1、第3レンズ3の径方向では、それぞれ第2レンズ2に形成された嵌合部2f、2gと嵌合している。この嵌合部2f、2gは、第1レンズ1、第3レンズ3の径方向の寸法と精密に嵌合するよう形成されている。
この当接部2b、2cと嵌合部2f、2gにより、第2レンズ2に対して第1レンズ1と第3レンズ3は、それぞれの光軸方向の間隔と光軸のずれを最少にした撮像光学系とすることができる。
更に、第2レンズ2には、図示のように、撮像光学系50を支持する支持部2dが一体で形成されており、光軸に直交する方向は外枠部材12に形成された嵌合部12kにより嵌合されて位置決めされ、光軸方向ではコイルバネ9による付勢力により支持部2dが撮像素子8上に当接するようになっている。この第2レンズ2に形成された支持部2dにより、撮像素子8の光電変換面と撮像光学系50との光軸方向の位置決めがなされるようになっている。
この第3の実施の形態においても、撮像光学系50を、構成するレンズのみで他の部材を介さず構成することにより、撮像光学系50の相互のレンズ間隔に関する誤差やばらつきを最少にして組み立てることができ、撮像光学系の焦点位置と結像性能を安定させ量産時の良品率を向上させることができる。
なお、本例は第2レンズ2の光軸方向の位置ずれが、焦点位置ずれに対し最も敏感な撮像光学系に好適な構成である。
即ち、第2レンズ2が焦点位置のずれに関する誤差感度の最も高いレンズである場合に好適なものであり、誤差感度の最も高い第2レンズ2に支持部2dを設けて、第2レンズ2と撮像素子8との位置関係を他の部材を介さないことで正確に設定でき、この第2レンズ2に撮像光学系を構成する他のレンズを個々に当接させ保持することで、光学系内のレンズ間隔に関する誤差を最少にすることができ、組み立て時に無調整で所定の被写体距離に焦点の合った撮像装置を得ることが可能となる。
以上説明したように、撮像光学系の光学設計に応じて、撮像光学系を構成するレンズのうち焦点位置に関する誤差感度の最も大きいレンズに撮像素子との間隔を保証する支持部を形成し、この支持部を撮像素子に当接させることで位置決めし、更にこのレンズに撮像光学系を構成する他のレンズを当接してユニット化することにより、撮像光学系が3枚以上の枚数で構成される場合でも、レンズ間隔及び光軸合わせを容易に保証することができ、組み立て時に無調整で所定の被写体距離に焦点の合った撮像装置を得ることが可能になった。
なお、上述の第1〜第3の実施の形態においては3枚構成の撮像光学系で説明したが、これに限るものでなく、3枚以上で構成された撮像光学系に適用可能なことは勿論である。
1 第1レンズ
2 第2レンズ
3 第3レンズ
4 開口絞り
7 赤外光カットフィルタ
8 撮像素子
9 コイルバネ
11 プリント基板
12 外枠部材
13 蓋部材
14 フィルタ押さえ
17 コネクト基板
50 撮像光学系
100 撮像装置
FPC フレキシブルプリント基板
2 第2レンズ
3 第3レンズ
4 開口絞り
7 赤外光カットフィルタ
8 撮像素子
9 コイルバネ
11 プリント基板
12 外枠部材
13 蓋部材
14 フィルタ押さえ
17 コネクト基板
50 撮像光学系
100 撮像装置
FPC フレキシブルプリント基板
Claims (8)
- 被写体像を結像させる、少なくとも3枚のレンズで構成された撮像光学系であって、
前記撮像光学系を構成するレンズのうちのいずれか1枚のレンズは、前記撮像光学系を支持する支持部と、他の複数のレンズを個々に当接させる当接部と、を有することを特徴とする撮像光学系。 - 前記撮像光学系を構成するレンズのうちのいずれか1枚のレンズは、前記支持部と、前記当接部が一体で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像光学系。
- 前記支持部と前記当接部を有するレンズは、他の複数のレンズと径方向で嵌合する嵌合部が一体で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像光学系。
- 前記支持部を形成したレンズは、前記撮像光学系を構成するレンズのうち最も誤差感度が高いレンズであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像光学系。
- 撮像素子と、該撮像素子の光電変換領域に被写体光を導く、少なくとも3枚のレンズで構成された撮像光学系と、を有する撮像装置において、
前記撮像光学系を構成するレンズのうちのいずれか1枚のレンズに、前記撮像光学系を支持する支持部を一体で形成し、前記支持部を前記撮像素子に当接させると共に、
前記支持部を形成したレンズに、前記撮像光学系を構成する他のレンズを個々に当接させる当接部を一体で形成したことを特徴とする撮像装置。 - 前記撮像装置は弾性部材を有し、該弾性部材は前記撮像光学系を撮像素子方向に付勢することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
- 前記支持部を形成したレンズは、前記撮像光学系を構成するレンズのうち最も誤差感度が高いレンズであることを特徴とする請求項5又は6に記載の撮像装置。
- 請求項5〜7に記載の撮像装置を備えたことを特徴とする携帯端末。
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