JP2005084109A - 画像形成方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 中高速機であってもユーザが所望する光沢仕上りの画像が得られ、しかも両面画像出力において両面に光沢度のバラツキがほとんど生じない画像形成方法及び装置を提供することである。
【解決手段】 作像手段1により結着剤の主成分が樹脂であるトナーを用いて形成した未定着トナー像を記録媒体上に転写する作像工程と、未定着トナー像を担持した記録媒体を第1定着装置2に通紙させ、加熱及び加圧により当該記録媒体にトナー像を定着する1次定着工程と、該1次定着工程後、第2定着装置30によりトナー像を再加熱する2次定着工程と、該2次定着工程によって加熱されたトナー像を冷却装置で冷却する冷却工程とからなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、結着剤の主成分が樹脂であるトナーを用いて画像を形成する画像形成方法及び装置に関するものである。
電子写真方式の複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ、さらにこれらの少なくとも2つの機能を有する複合機等の画像形成装置において、近年、フルカラーの画像出力が一般的になっているが、オフィスでの文字やグラフ画像出力などの用途においては光沢のないつや消し画像を出力したほうが、ライン画像が見やすいため好まれる。また、広告、デザインなどの写真画像を出力する際には、画像の光沢度が高いほうが画像の品位が高く好まれる。
ところで、電子写真方式の画像形成装置で得られる画像の光沢度は、定着時のトナーの表面凹凸状態に左右される。すなわち、定着トナーの表面凹凸が激しいほど光沢のないつや消し画像となり、その凹凸が小さいほど高光沢の画像となる。そして、定着トナーの表面凹凸状態は記録媒体を定着部材から分離したとき状態に係っている。定着部材に定着ローラを用いている装置においては、記録媒体の定着部材からの分離時にトナー像の表面が柔らかい状態で定着ローラから分離するため表面に凹凸ができて固化してしまい非光沢になる。定着部材に定着ローラを用いている装置において、光沢画像を得ようとすると、低速で十分な熱を加えるとともに、定着部材の表面粗さも平滑なものを用いなければならない。しかし、定着部材の表面粗さを最大限に平滑にできたとしても、線速が200mm/secを越えると光沢度が劣化し、300mm/sec以上であると光沢画像が得られなくなる。
記録媒体の搬送線速が200mm/sec以上の中高速の画像形成装置において、定着装置は中高速搬送であっても確実な定着性を得るため、定着部材と加圧部材の圧接によりニップを形成し、該ニップを適正温度に制御する加熱手段を備え、未定着トナー像を担持した記録媒体を、そのトナー像が定着部材に接する向きにして、前記ニップに通過させることで、加熱および加圧により未定着トナー像を記録媒体に定着させるように構成されたものを用いることになる。しかしながら、このような構成の定着装置を用いると、前述したように、記録媒体の定着部材からの分離時にトナーの固化状態が不完全であることから、トナー表面が凹凸となるつや消し画像になることは避けられない。
特開平9−190099号公報 特開2001−5319号公報 特開2002−278356号公報
上記文献1では、第1定着後に引き続きベルトに用紙を密着させて搬送させて副加圧、送風のOFF/ONによって画像の光沢モードを切り替える、としている。しかしこのような構成では両面に画像が存在した場合、裏面の光沢度が変化してしまうという問題がある。
上記文献2では、第1定着部と、必要に応じて第2定着部を配備して用紙の種類による定着不良を防止するとしているが、光沢仕上りを制御することはできない。
上記文献3では、記録紙の厚みを検出して加熱温度を一定に制御し、第2定着部の温度、接触状態等で光沢を制御するとしている。しかしこのような構成では光沢制御が不要な場合においても第1定着、第2定着を用紙が通過し、余分な電力を消費するという問題がある。
本発明は、中高速機であってもユーザが所望する光沢仕上りの画像が得られ、しかも両面画像出力において両面に光沢度のバラツキがほとんど生じない画像形成方法及び装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明は、結着剤の主成分が樹脂であるトナーを用いて形成した未定着トナー像を記録媒体上に転写する作像工程と、未定着トナー像を担持した記録媒体を通紙させ、加熱及び加圧により当該記録媒体にトナー像を定着する1次定着工程と、該1次定着工程後、トナー像を再加熱する2次定着工程と、該2次定着工程によって加熱されたトナー像を冷却する冷却工程と、からなることを特徴としている。
また、上記課題を解決するため、本発明は、結着剤の主成分が樹脂であるトナーを用いて形成した未定着トナー像を記録媒体の片面上に転写する片面作像工程と、未定着トナー像を担持した記録媒体を通紙させ、加熱及び加圧により当該記録媒体にトナー像を定着する1次片面定着工程と、該1次片面定着工程後、記録媒体の他面に未定着トナー像を転写する他面作像工程と、他面に未定着トナー像を担持した記録媒体を通紙させ、加熱及び加圧により当該記録媒体の他面にトナー像を定着する1次他面定着工程と、該1次他面定着工程後、記録媒体両面のトナー像を再加熱する2次定着工程と、該2次定着工程によって加熱された記録媒体両面のトナー像を冷却する冷却工程と、からなることを特徴としている。
なお、本発明の画像形成方法において、前記記録媒体の搬送線速が200mm/sec以上であると、効果的である。
さらに、本発明の画像形成方法において、前記2次定着工程の加熱温度によって定着画像の光沢度を制御すると、効果的である。
さらにまた、本発明の画像形成方法において、前記冷却工程の冷却温度によって定着画像の光沢度を制御すると、効果的である。
また、上記課題を解決するため、本発明は、定着部材と加圧部材によりニップを形成し、該ニップを適正温度に制御する加熱手段を備え、前記ニップにトナー像を担持した記録媒体を通紙することによりトナー像を記録媒体上に定着する第1定着装置と、該第1定着装置の記録媒体搬送方向下流側に設けられ、定着部材と対向部材によりニップを形成し、該ニップを適正温度に制御する加熱手段を備え、前記第1定着装置によってトナー像が定着された記録媒体を前記ニップに通紙することによりトナー像を再加熱する第2定着装置と、該第2定着装置によって加熱されたトナー像を冷却する冷却装置と、を有することを特徴としている。
また、上記課題を解決するため、本発明は、定着部材と加圧部材によりニップを形成し、該ニップを適正温度に制御する加熱手段を備え、前記ニップにトナー像を担持した記録媒体を通紙することによりトナー像を記録媒体上に定着する第1定着装置と、該第1定着装置の記録媒体搬送方向下流側に設けられ、定着部材と対向部材によりニップを形成し、該ニップを適正温度に制御する加熱手段を備え、前記第1定着装置によって両面にトナー像が定着された記録媒体を前記ニップに通紙することにより両面のトナー像を再加熱する第2定着装置と、該第2定着装置によって加熱された両面のトナー像を冷却する冷却装置と、を有することを特徴としている。
なお、本発明の画像形成装置において、前記第2定着装置が前記定着部材として走行面に前記記録媒体を密着させて搬送する定着ローラと出口ローラとに巻き掛けられた定着ベルトを有すると、効果的である。
さらに、本発明の画像形成装置において、前記第2定着装置が前記対向部材として走行面に前記記録媒体を密着させて搬送する対向ローラと対向出口ローラとに巻き掛けられた対向ベルトを有すると、効果的である。
さらにまた、本発明の画像形成装置において、前記定着ベルト及び前記対向ベルトはその表面粗さとして十点平均粗さ(Rz)が5.0μm以下であると、効果的である。
さらにまた、本発明の画像形成装置において、前記冷却装置が前記第2定着装置の前記出口ローラ及び前記対向出口ローラにヒートパイプを設けていると、効果的である。
さらにまた、本発明の画像形成装置において、前記冷却装置が前記第2定着装置の前記定着ローラと前記出口ローラ及び対向ローラと対向出口ローラの間で、前記定着ベルト及び対向ベルトのそれぞれの裏面側にて当接するヒートシンクを有すると、効果的である。
さらにまた、本発明の画像形成装置において、前記第1定着装置が前記作像部を配置している画像形成装置本体内に配置され、前記第2定着装置が該画像形成装置本体から独立し、かつ、画像形成装置本体内に対し選択的に取り付けられるユニットとして構成されていると、効果的である。
さらにまた、本発明の画像形成装置において、前記第2定着装置のユニット内に前記冷却装置が設けられていると、効果的である。
本発明によれば、中高速の画像形成装置であっても高光沢の画像を出力することができ、しかも出力画像が両面画像であっても表裏の高光沢度のバラツキがない良好な画像が得られる。さらに、本発明は光沢度を制御した画像出力が得られる。
以下、本発明の実施形態例を図面に従って説明する。先ず、本発明に係る画像形成装置の一例を明らかにする。
図1は画像形成装置の一例であるカラー複写機を示す概略図である。ここに示した画像形成装置は、記録媒体上にトナー像を形成する作像手段1と、そのトナー像を記録媒体上に定着する定着装置2とを有している。
図1に示した作像手段1は、ドラム状の感光体として構成された第1ないし第4の像担持体3Y,3M,3C,3BKを有し、その各像担持体上にイエロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成される。第1乃至第4の像担持体3Y乃至3BKに対向して中間転写ベルト4が配置され、この中間転写ベルト4は、ローラ5、6,7に巻き掛けられ、そのローラの1つが図示していない駆動手段によって回転駆動することにより矢印A方向に走行駆動される。
第1ないし第4の各像担持体3Y,3M,3C,3BK上にトナー像を形成する構成と、その作用は実質的に全て同一であるため、第1の像担持体3Yにトナー像を形成する構成だけを説明する。この像担持体3Yは図1における反時計方向に回転駆動され、このとき帯電ローラ8によって像担持体表面が所定の極性に均一に帯電される。次いでその帯電面に、レーザ書き込みユニット9から出射する光変調されたレーザビームLが照射される。これによって像担持体3Y上に静電潜像が形成され、その静電潜像が現像装置10によってイエロートナー像として可視像化される。中間転写ベルト4を挟んで、像担持体3Yにほぼ対向する位置には転写ローラ11が配置され、その転写ローラ11に対し、像担持体3Y上のトナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加され、これによって像担持体3Y上のイエロートナー像が中間転写ベルト4上に転写される。中間転写ベルト4に転写されず、像担持体3Y上に残された転写残トナーは、クリーニング装置12によって除去される。
全く同様にして、第2ないし第4の像担持体3M,3C,3BK上にマゼンタトナー像、シアントナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成され、これらのトナー像が、イエロートナー像の転写された中間転写ベルト4上に順次重ね合されて転写される。
一方、作像手段1の下方に設けられた給紙部13から、例えば転写紙又は樹脂シートや樹脂フィルムなどから成る記録媒体Pが給送され、その記録媒体Pが、矢印Bで示すように、中間転写ベルト4のローラ7へ向けて送り込まれる。中間転写ベルト4を挟んで、ローラ7にほぼ対向する位置には2次転写ローラ14が配置され、記録媒体Pは中間転写ベルト4と2次転写ローラ14間に送り込まれる。その2次転写ローラ14に対し、トナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加され、これによって中間転写ベルト4上の重ねトナー像が記録媒体P上に転写される。記録媒体Pに転写されず、中間転写ベルト4上に残された転写残トナーは、図示していない中間転写ベルト用クリーニング装置によって除去される。
このようにして4色の未定着トナー像を担持した記録媒体Pは、矢印Cで示すように搬送手段15を介して定着装置2に送り込まれ、このときそのトナー像が記録媒体P上に定着される。
図1に示した定着装置2は熱ローラタイプの定着装置であり、定着ローラ20として構成された定着部材と、この定着ローラ20に圧接した加圧ローラ21として構成された加圧部材とを有し、これらのローラ20,21が互いに圧接することによりニップが形成されている。定着ローラ20は時計方向に回転駆動され、加圧ローラ21は、定着ローラ20の回転に従動して反時計方向に回転する。
両ローラ20,21の圧接したニップは、加熱手段によってトナー像の定着に適した適正温度に制御される。この例では、定着ローラ20の内部に熱源としてのハロゲンヒータ22がそれぞれ設けられ、定着ローラ20の表面もしくはその近傍には図示していないサーミスタが設けられ、そのサーミスタによって、ヒータ22により加熱された定着ローラ20の表面の温度を検知し、その検知結果に基づいてヒータ22の通電をON,OFFし、定着ローラ20の表面の温度を適正温度、例えば190℃になるよう制御している。なお、使用しているトナーは軟化点が90℃であり、定着下限温度は95℃である。加熱手段としては他に抵抗発熱体や非接触で熱源の輻射熱を利用するものでも良い。
前述のように、未定着トナー像を担持した記録媒体Pは、矢印Cで示すように定着装置2に送り込まれ、当該記録媒体Pは、そのトナー像Tが定着ローラ12の表面に接する向きにしてニップを通過し、このとき熱と圧力により未定着トナー像が記録媒体P上に定着される。
ところで、本実施形態の画像形成装置は、線速が500mm/secの高速で記録媒体Pの搬送を行うものであり、上記定着装置2であればこのような高速搬送に対して十分に適用することができ、良好な定着性を確保することができる。しかし、かかる定着装置2ではトナー表面が柔らかい状態で定着ローラ20から分離するため非光沢画像になることが避けられない。
そこで、本実施形態の画像形成装置ではユーザが所望する光沢画像を得られるようにするため、図1に示すように、第2定着装置30を設けている。
図2は、第2定着装置30の拡大説明図である。図2において、第2定着装置30は定着部材としての加熱ローラ32と出口ローラ33に巻き掛けられた定着ベルト31と、対向部材としての下加熱ローラ42と対向出口ローラである下出口ローラ43に巻き掛けられた対向ベルト41とを有している。加熱ローラ32と下加熱ローラ42及び出口ローラ33と下出口ローラ43はそれぞれ定着ベルト31及び対向ベルト41を介して互いに圧接することにより、加熱ローラ31から出口ローラ33までのニップが形成されている。加熱ローラ31、下加熱ローラ41、出口ローラ33及び下出口ローラ43の何れか1つが駆動ローラであり、それによって定着ベルト31は時計方向に回転され、対向ベルト41は反時計方向に回転する。
定着ベルト31と対向ベルト41のニップは、その入口側で加熱ローラ31及び下加熱ローラ41に設けた加熱手段によってトナー像の再溶融に適した温度に制御される。この例では、加熱ローラ32及び下加熱ローラ41の内部に熱源としてのハロゲンヒータ34,44がそれぞれ設けられ、定着ベルト31及び対向ベルト41の表面もしくはその近傍には図示していないサーミスタが設けられ、そのサーミスタによって、ヒータ34,44により加熱された定着ベルト31及び対向ベルト41の表面の温度をそれぞれ検知し、その検知結果に基づいてヒータ34,44の通電をON,OFFし、定着ベルト31及び対向ベルト41の加熱ローラ32及び下加熱ローラ42に巻き掛けられた部分の表面の温度を制御している。加熱手段としては第2定着装置30の入口側を加熱できるものならば、他に抵抗発熱体や非接触で熱源の輻射熱を利用するものでも良い。
また第2定着装置30は、定着装置2のようにトナーを完全に溶かす必要はなく、トナー像の表面を溶融できれば良いので、ベルトの表面温度はトナーの軟化点の温度(90℃)より多少高い例えば110℃に制御している。また、第2定着装置30は後述する両面画像に適用できるように、定着ベルト31と対向ベルト41、加熱ローラ32と下加熱ローラ42、出口ローラ33と下出口ローラ43は同一仕様のものを用いている。
光沢画像を得るには、記録媒体Pが定着ベルト31から分離するときにトナー表面が固化していることが重要である。そこで、本実施形態では記録媒体Pは定着ベルト31から分離する出口ローラ33及び下出口ローラ43の位置に冷却装置を設けている。
本例の冷却装置は、出口ローラ33及び下出口ローラ43にそれぞれ内蔵されたヒートパイプ51,52で構成され、ヒートパイプ51、52には図3に示すように、外気にさらす放熱フィン53が設けられている。
また本実施形態では第2定着装置30は、画像形成装置本体内に組み込むこともできるが、図1の例では冷却装置とともに独立した1つのユニットUを構成している。このユニットUは、画像形成装置本体から独立したオプションユニットであって、画像形成装置本体の排紙口に選択的に取り付けることができる。したがって、ユーザは出力画像の多くを占める種類に応じてユニットUの取捨を選択することができる。すなわち、文字やグラフの多いユーザにとってはあまり必要としないものであり、写真画像出力を多いユーザにとっては非常に有効なものとなる。
このように構成された画像形成装置は、上記したように画像形成装置本体内に設けた第1定着装置に相当する定着装置2によりトナー像が定着された記録媒体Pが矢印C方向から第2定着装置30に進入する。第2定着装置に進入した記録媒体Pは、定着ベルト31及び対向ベルト41に挟持され、加熱ローラ32の位置でトナー像が温められて再溶融される。これによって、定着装置2によって形成されたトナー像表面の凹凸がなくなる。その後、再溶融された記録媒体Pは、加熱ローラ32から出口ローラ33までの空走路35で放熱され、出口ローラ33で冷却される。したがって、再溶融されたトナー像は定着ベルト31から分離するときには固化した状態に戻るため、トナー像表面の凹凸が少ない高光沢の画像を出力することができる。なお、第2定着装置30を通過する記録媒体Pはトナー像が定着ベルト31に貼りついて溶融、冷却、固化のプロセスを踏むので、定着ベルト31の表面がトナー像に転写する。そのため、定着ベルト31の表面粗として十点平均粗さ(Rz)で5.0μm以下することで、反射率50〜30%の高光沢画像が出力可能である。
第2定着装置30は、定着装置2で定着を終えた記録媒体Pが送られると、固化されたトナー像が再溶融され、そして冷却される。したがって、定着ベルト31から分離するときにはトナー表面が固化しているため、高速搬送であっても高光沢の画像を出力することができる。
ところで、図1に示す画像形成装置は両面機能を有しており、両面画像を選択されたときには定着装置2を通過した記録媒体Pを切換部16によって両面搬送路17へ搬送する。両面搬送路17には、図示していないが用紙反転機構と再給紙機構とが設けられており、両面搬送路17を経由して作像手段1へ再給紙された記録媒体Pはその裏面にトナー像が形成され、形成後、定着装置2で定着される。
このようにして、両面にトナー像が形成された記録媒体Pが第2定着装置30へ搬送されると、両面とも高光沢の画像として出力することができる。すなわち、定着ベルト31と対向ベルト41、加熱ローラ32と下加熱ローラ42、出口ローラ33と下出口ローラ43は同一のものを使用することにより、記録媒体Pはその両面トナー像が共に再溶融、冷却、固化のプロセスを経て第2定着装置30を通過するので両面とも高光沢の画像になる。しかも、出力された両面画像はその光沢度にバラツキを生ずることもない。
上記画像形成装置よりトナー像の光沢度の制御について説明する。トナー像の光沢度は、第2定着装置30でトナー像を再溶融する温度によって変化する。すなわち、定着装置2でトナー像表面に形成された凹凸は再溶融温度を高目に設定すると消えるため、光沢度がアップする。但し、再溶融温度が高すぎると、分離時にトナーの固化が不完全になって光沢度が落ちるので、その上限温度は自ずと定まる。また、再溶融温度を低目に設定すると、トナー像表面に形成された凹凸が多少残るため光沢度が若干落ちる。なお、上記画像形成装置において、再溶融温度を120℃に設定したところ、反射率40%と高光沢のカラー画像が得られ、再溶融温度を100℃に設定したところ、反射率15%の中光沢のカラー画像が得られた。
上記画像形成装置において、冷却装置の冷却温度によってトナー像の光沢度を制御することができ、その実施例について説明する。
例えば、図3に示す放熱フィン53が設けられているヒートパイプ51、52では図2に示すように、放熱フィン53に向けて送風するファン54,55を設け、このファン54、55のON・OFFによって冷却温度を調節することができる。そして、高光沢時は出口部分のベルト温度を60℃、中光沢時は80℃に設定したところ、高光沢時は反射率45%、中光沢時は反射率20%の高品位カラー画像出力が可能になった。
図4は、冷却装置の別の実施例を示す説明図であり、本例の冷却装置は定着ベルト31と対向ベルト41の空走路35において、その裏面、すなわちループの内側で当接するようにヒートシンク61,62を設けている。定着ベルト31と対向ベルト41は、ヒートシンク61、62によって冷却され、第2定着装置30から排出する記録媒体Pのトナー像を固化することができる。さらに、ヒートシンク61,62のフィンに対して送風する空冷ファン63、64を設け、そのON・OFF制御によって出口部のベルト温度を調節する。そして、高光沢時は出口部のベルト温度を70℃、中光沢時は90℃に設定したところ、高光沢時は反射率40%、中光沢時は反射率15%の高品位カラー画像出力が可能になった。
本発明の一実施形態を示す画像形成装置の概略説明図である。 第2定着装置の一例を示す説明図である。 冷却装置の一例を示す説明図である。 第2の実施例を示す第2の定着装置の説明図である。
符号の説明
1 作像手段
2 定着装置(第1定着装置)
20 定着ローラ(定着部材)
21 加圧ローラ(加圧部材)
22 ハロゲンヒータ(加熱手段)
30 第2定着装置
31 定着ベルト(定着部材)
32 加熱ローラ(加熱手段)
33 出口ローラ(加熱手段)
41 対向ベルト(対向部材)
42 下加熱ローラ(加熱手段)
43 下出口ローラ
51,52 ヒートパイプ(冷却装置)
61,62 ヒートシンク(冷却装置)
P 記録媒体

Claims (14)

  1. 結着剤の主成分が樹脂であるトナーを用いて形成した未定着トナー像を記録媒体上に転写する作像工程と、
    未定着トナー像を担持した記録媒体を通紙させ、加熱及び加圧により当該記録媒体にトナー像を定着する1次定着工程と、
    該1次定着工程後、トナー像を再加熱する2次定着工程と、
    該2次定着工程によって加熱されたトナー像を冷却する冷却工程と、
    からなることを特徴とする画像形成方法。
  2. 結着剤の主成分が樹脂であるトナーを用いて形成した未定着トナー像を記録媒体の片面上に転写する片面作像工程と、
    未定着トナー像を担持した記録媒体を通紙させ、加熱及び加圧により当該記録媒体にトナー像を定着する1次片面定着工程と、
    該1次片面定着工程後、記録媒体の他面に未定着トナー像を転写する他面作像工程と、
    他面に未定着トナー像を担持した記録媒体を通紙させ、加熱及び加圧により当該記録媒体の他面にトナー像を定着する1次他面定着工程と、
    該1次他面定着工程後、記録媒体両面のトナー像を再加熱する2次定着工程と、
    該2次定着工程によって加熱された記録媒体両面のトナー像を冷却する冷却工程と、
    からなることを特徴とする画像形成方法。
  3. 請求項1または2に記載の画像形成方法において、前記記録媒体の搬送線速が200mm/sec以上であることを特徴とする画像形成方法。
  4. 請求項1または2に記載の画像形成方法において、前記2次定着工程の加熱温度によって定着画像の光沢度を制御することを特徴とする画像形成方法。
  5. 請求項1または2に記載の画像形成方法において、前記冷却工程の冷却温度によって定着画像の光沢度を制御することを特徴とする画像形成方法。
  6. 定着部材と加圧部材によりニップを形成し、該ニップを適正温度に制御する加熱手段を備え、前記ニップにトナー像を担持した記録媒体を通紙することによりトナー像を記録媒体上に定着する第1定着装置と、
    該第1定着装置の記録媒体搬送方向下流側に設けられ、定着部材と対向部材によりニップを形成し、該ニップを適正温度に制御する加熱手段を備え、前記第1定着装置によってトナー像が定着された記録媒体を前記ニップに通紙することによりトナー像を再加熱する第2定着装置と、
    該第2定着装置によって加熱されたトナー像を冷却する冷却装置と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 定着部材と加圧部材によりニップを形成し、該ニップを適正温度に制御する加熱手段を備え、前記ニップにトナー像を担持した記録媒体を通紙することによりトナー像を記録媒体上に定着する第1定着装置と、
    該第1定着装置の記録媒体搬送方向下流側に設けられ、定着部材と対向部材によりニップを形成し、該ニップを適正温度に制御する加熱手段を備え、前記第1定着装置によって両面にトナー像が定着された記録媒体を前記ニップに通紙することにより両面のトナー像を再加熱する第2定着装置と、
    該第2定着装置によって加熱された両面のトナー像を冷却する冷却装置と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項6または7に記載の画像形成装置において、前記第2定着装置が前記定着部材として走行面に前記記録媒体を密着させて搬送する定着ローラと出口ローラとに巻き掛けられた定着ベルトを有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項6ないし8の何れか1項に記載の画像形成装置において、前記第2定着装置が前記対向部材として走行面に前記記録媒体を密着させて搬送する対向ローラと対向出口ローラとに巻き掛けられた対向ベルトを有することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項8または9に記載の画像形成装置において、前記定着ベルト及び前記対向ベルトはその表面粗さとして十点平均粗さ(Rz)が5.0μm以下であることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項6または7に記載の画像形成装置において、前記冷却装置が前記第2定着装置の前記出口ローラ及び前記対向出口ローラにヒートパイプを設けていることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項6または7に記載の画像形成装置において、前記冷却装置が前記第2定着装置の前記定着ローラと前記出口ローラ及び対向ローラと対向出口ローラの間で、前記定着ベルト及び対向ベルトのそれぞれの裏面側にて当接するヒートシンクを有することを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項6または7に記載の画像形成装置において、前記第1定着装置が前記作像部を配置している画像形成装置本体内に配置され、前記第2定着装置が該画像形成装置本体から独立し、かつ、画像形成装置本体内に対し選択的に取り付けられるユニットとして構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項13に記載の画像形成装置において、前記第2定着装置のユニット内に前記冷却装置が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
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