JP2005083015A - デッキ材固定具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 デッキ材の交換が容易にできるようにしたデッキ材固定具を提供する。
【解決手段】 根太に固着されるデッキ材固定用ベースと、そのベースに着脱自在に係合され、隣り合って設置されるデッキ材の隣り合う端部を固定する一対のクリップとからなる。デッキ固定用ベースは、根太の上面にねじなどの固着具により固着され、上面にデッキ材の連設方向に開口し、かつ、デッキ材の長手方向に実質的に連続する係合部を有し、クリップは、それぞれ前記係合部に摺動して着脱自在に係合される被係合部と、隣り合って設置されるデッキ材の隣り合う端部に形成されている段部に係合されて当該デッキ材を固定する固定部とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 根太に固着されるデッキ材固定用ベースと、そのベースに着脱自在に係合され、隣り合って設置されるデッキ材の隣り合う端部を固定する一対のクリップとからなる。デッキ固定用ベースは、根太の上面にねじなどの固着具により固着され、上面にデッキ材の連設方向に開口し、かつ、デッキ材の長手方向に実質的に連続する係合部を有し、クリップは、それぞれ前記係合部に摺動して着脱自在に係合される被係合部と、隣り合って設置されるデッキ材の隣り合う端部に形成されている段部に係合されて当該デッキ材を固定する固定部とを有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、デッキ材固定具、すなわちガーデンデッキにおけるデッキ材を根太に固定するための固定具に関する。
一般に、屋外に設置されるガーデンデッキ(以下、単にデッキという。)は、スラブに立設された複数個の束の上端部に複数本の大引を固定し、その大引の間に根太を平行に掛け渡し、それらの根太の上に、根太の長手方向に対して直角方向に延びるデッキ材を順次載せて、各デッキ材を何らかの固定具を用いて順次固定して構成されるが、デッキ上面に降った雨の排水性や砂塵の廃棄性を良くするため、各デッキ材の間に一定の隙間が確保されるように、デッキ材が固定される。
往時のデッキにおいては、根太に載せたデッキ材にねじを貫通し、そのねじを根太にねじ込んで固定していたため、デッキ使用期間の経過とともにねじの頭がデッキ上面に突出して怪我の原因になったり、各デッキ材の間に一様の隙間を形成することが困難であるなどの不都合があったことから、最近は、根太の上面に各デッキ材の間において固定具を配設し、その固定具により各デッキ材の位置を規制することにより、一様の隙間の確保を図るようにしたデッテ材固定技術が提案されている(特許文献1〜3参照)。
特開平11−280144号公報
特開2002−206276号公報
特開2002−47782号公報
特許文献1のものは、図6に示すように、根太101に隣り合わせて載せたデッキ材102a,102bの隣り合う端部に形成されている段部103a,103bに短冊状の止め板104を掛け渡し、両デッキ材102a,102bを近付けることによりデッキ材間に所定の隙間を形成した状態でねじ105を止め板104に貫通し、根太101にねじ込むことにより両デッキ材102a,102bの一端部を固定する。右側のデッキ材102bとその右隣りに載せられるデッキ材についても、前回と同様に隣り合う両デッキ材の端部の段部に同様の止め板を掛け渡し、両デッキ材を近付けて所定隙間を形成し、その止め板にねじを貫通して根太にねじ込むことにより、各デッキ材間に一様の隙間が形成されたデッキが構成される。
また、特許文献2のものは、図7に示すように、根太201に載せた最初のデッキ材202aの端部に形成してある凹溝203aに両上端部に外向きに屈曲された挿入部204a,204bを有するU字形の固定具204の一方の挿入部204aを嵌合してその固定具の底部に貫通したねじ205を根太201にねじ込むことにより固定具204を固定し、右隣りのデッキ材202bを根太201に載せて先のデッキ材202aの方向に近付けてその凹溝203bに固定具の他方の挿入部204bを嵌合することにより、隣り合うデッキ材間に所定寸法の隙間を確保するようにしたものである。
そして、特許文献3のものは、図8に示すように、根太301の上面にねじ305により固定される固定部304aと、固定部から立ち上がる立上がり部304bと、その上端部から互いに反対方向に突出する板状の挿入部304c,304dとを一体に有する固定具304の一方の挿入部304cを根太401に先に載せたデッキ材402aの端部の溝303aに挿入して、固定部304に貫通したねじ305を根太301にねじ込むことにより固定具304を固定し、隣りのデッキ材302bはこれを根太に載せて先のデッキ材302aの方向に近付けてそのデッキ材の端部の溝303bに固定具304の他方の挿入部304dを挿入して、挿入部304c,304dの端部間距離により両デッキ材間に所定寸法の隙間を確保するようにしたものである。
上記先行技術は、いずれも固定具104,204,304が一体物で形成され、かつ、それ自体に貫通したねじ105,205,305を根太101,201,301にねじ込むことにより固定されて、隣接するデッキ材を固定している。そのため、任意の位置のデッキ材の交換又は保守のために取り外す必要が生じた場合は、ドライバを用いてねじ105,205,305を緩め、固定具を根太から取り外す必要がある。特許文献1のものは、比較的容易に取り外しが可能であるが、取り外し対象のデッキ材の隣りのデッキ材も一端部が押さえられない状態になるため、取り外し作業中に僅かな外力が加わると不要に移動してしまうという問題がある。また、特許文献2及び3のものは、固定具204,304の左右両側の挿入部が隣り合うデッキ材の溝に嵌合しているため、取外し対象のデッキ材を固定している固定具の取り外しが容易にできないので、取外し対象のデッキ材のみを取り外すことはできず、デッキの端部のデッキ材から取外し対象デッキ材までの全てを順次外さなければならないという不都合がある。
そこで、本発明は、上記従来技術の欠点を排除するために成されたものであり、その課題は、交換を必要とするデッキ材のみを容易に取り外すことができるようにしたデッキ材固定具を提供することにある。
他の課題は、同一の作用効果を異なる構成で実現することができるデッキ材固定具を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によるデッキ材固定具は、(a)デッキ固定用ベースと一対のクリップとからなり、(b)デッキ固定用ベースは、根太の上面に固着され、デッキ材の連設方向に一定の距離を隔てた位置にデッキ材の長手方向に実質的に連続する係合部を有し、(c)一対のクリップは、それぞれ、前記デッキ固定用ベースの各係合部にその係合部の連続方向に摺動して着脱自在に係合される被係合部と、隣り合って設置されるデッキ材の隣り合う端部に形成されている段部に係合されて当該デッキ材の端部を固定する固定部とを有することを特徴としている。
請求項2の発明は、デッキ固定用ベースが、断面形状がほぼ工字形の押出し形材を根太の幅に合わせて切断して作られていることを特徴としている。
請求項3の発明は、デッキ固定用ベースが、板材の中心に関して反転対称の位置においてコ字形の切線に沿って打抜き曲げ加工により形成された係合部を有していることを特徴としている。
請求項4の発明は、デッキ固定用ベースの左右の係合部及びこれらに結合された左右のクリップの断面形状は左右対称形であることを特徴としている。
本発明によるデッキ材固定具は、デッキ固定用ベースと一対のクリップとからなり、デッキ固定用ベースは、根太の上面に固着され、デッキ材の連設方向に一定の距離を隔てた位置にデッキ材の長手方向に実質的に連続する係合部を有し、一対のクリップは、それぞれ、前記デッキ固定用ベースの各係合部にその係合部の連続方向に摺動して着脱自在に係合される被係合部と、隣り合って設置されるデッキ材の隣り合う端部に形成されている段部に係合されて当該デッキ材の端部を固定する固定部とを有するので、一方のクリップの固定部を一方のデッキ材の端面の段部に係合してデッキ固定用ベースを根太上面に固着し、他方のクリップの固定部を他方のデッキ材の端面の段部に係合することにより、デッキ間に所定寸法の隙間を形成しながら順次デッキ材の固定が可能である。いずれかのデッキ材の取り外しが必要になった時は、そのデッキ材の両側を固定しているデッキ材固定具の一対のクリップのうち当該デッキ材の段部に係合されているクリップをデッキ材の長手方向に摺動して係合部から離脱させることにより、当該デッキ材のみを取り外すことができ、隣接するデッキ材は残りのクリップにより固定状態を維持される。
請求項2の発明によるデッキ材固定具は、デッキ固定用ベースが、断面形状がほぼ工字形の押出し形材を根太の幅に合わせて切断して作られるから、製造コストが低減され、大きいクリップ保持強度が得られる。
請求項3の発明によるデッキ材固定具は、デッキ固定用ベースの係合部が、板材の中心に関して反転対称の位置においてコ字形の切線に沿って打抜き曲げ加工により形成されるので、切線の大きさ及び曲げ量の設定により、デッキ材間に要望される隙間寸法に容易に対応することができる。
請求項4の発明によるデッキ材固定具は、デッキ固定用ベースの左右の係合部及びこれらに結合された左右のクリップの断面形状が左右対称形であるので、クリップを1種類だけ製造すればよい。従って、コスト削減が可能である。
次に本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1は第1の実施例を示す分解斜視図、図2は同実施例によるデッキ材固定具を用いてデッキ材が根太に固定されたデッキの一部の断面図である。
図1は第1の実施例を示す分解斜視図、図2は同実施例によるデッキ材固定具を用いてデッキ材が根太に固定されたデッキの一部の断面図である。
第1の実施例においては、デッキ材固定具F1は、いずれもアルミニウム合金などの金属形材を所要長さに切断して形成されたデッキ固定用ベース4Aと、一対のクリップ4B1,4B2とからなっている。
デッキ固定用ベース4Aは、断面形状がほぼ工字状に形成された押出し形材を根太1の幅とほぼ等しい長さに切断して作られている。このデッキ固定用ベース4Aを根太1の上面に安定して載せた状態で固着具、例えばねじ5で固定することができるように、平坦な定着部41を有し、また、その定着部の中央部において断面T字形の凸部42が形成されて、定着部41と凸部42によってデッキ材の連設方向、すなわち、根太の長手方向に沿って互いに反対方向に開口し、かつ、デッキ材の長手方向に実質的に連続する溝からなる係合部43が形成されている。図示の例では、凸部42のほぼ中央の両端部付近にねじ5を貫通するための孔44が設けられている。しかし、ねじ貫通孔44は凸部42のほぼ中央に1個設けてもよいし、図1に鎖線44´で示すように凸部の両側において定着部41に設けられてもよい。
デッキ固定用ベース4Aは、断面形状がほぼ工字状に形成された押出し形材を根太1の幅とほぼ等しい長さに切断して作られている。このデッキ固定用ベース4Aを根太1の上面に安定して載せた状態で固着具、例えばねじ5で固定することができるように、平坦な定着部41を有し、また、その定着部の中央部において断面T字形の凸部42が形成されて、定着部41と凸部42によってデッキ材の連設方向、すなわち、根太の長手方向に沿って互いに反対方向に開口し、かつ、デッキ材の長手方向に実質的に連続する溝からなる係合部43が形成されている。図示の例では、凸部42のほぼ中央の両端部付近にねじ5を貫通するための孔44が設けられている。しかし、ねじ貫通孔44は凸部42のほぼ中央に1個設けてもよいし、図1に鎖線44´で示すように凸部の両側において定着部41に設けられてもよい。
一対のクリップ4B1,4B2は、押出し形材をデッキ固定用ベース4Aの幅よりも短い寸法に切断して形成されている。そして、下部にデッキ固定用ベース4Aの係合部43に摺動して着脱自在に嵌合される被係合部45と、その被係合部から立ち上がる立上がり部46と、その立上がり部の上端部から左右両側に水平に延びる固定部47とを一体に有している。
このクリップ4B1,4B2はデッキ固定用ベース4Aの係合部43の長手方向端部に被係合部45の長手方向端部を位置合わせをして、係合部43の長手方向に押し又は叩打して移動することにより、左右の左右対称形のクリップ4B1,4B2をデッキ固定用ベース4Aの任意の位置まで移動してデッキ固定用ベース4Aに固定することができる。
上記構造の固定具F1を用いて根太1に固定されるデッキ材2A,2Bは、一例として図2に示すように、アルミニウム合金などの金属形材で形成された本体20の一方の凹溝21aから当該デッキ材の上面を覆い、他方の凹溝21bまで延在する木粉入り樹脂製カバー22が結合されて構成されている。このような構造自体は既知である。そして、デッキ材の幅方向両端部に下方に開口する凹み23a,23b及びその凹みの上側において川方に開口する凹溝21a,21bが形成され、各凹溝の底部に段部24a,24bが形成されている。
上記デッキ材2A,2Bを上記固定具F1を用いて根太1に固定するには、図2に示すように、根太1の端部上面に左側のデッキ材2Aを載せた後、根太1の端部上面に固定具F1を載せ、その固定具F1の定着部41の一部をデッキ材2Aの凹み23aに挿入し、かつ、一方側のクリップ4B1の固定部47をデッキ材2Aの凹溝21aに押し込んで段部24aに係合させる。その状態でねじ5をデッキ固定用ベース4Aのねじ貫通孔44に貫通して根太1にねじ込んで固定具F1を根太1に固着する。
続いて、右隣りのデッキ材2Bを根太1の上面に載せ、さらにこれを先に固定されているデッキ材2Aの方向に近付けて、デッキ固定用ベース4Aの定着部41をそのデッキ材2Bの凹み23bに収容させ、かつ、固定具の他方のクリップ4B2の固定部47をデッキ材2Bの凹溝21bに押入させて段部24bに係合させて固定する。
この場合、先のデッキ材2Aはその端面が一方のクリップ4B1の立上がり部46に、また、後のデッキ材2Bはのその端面が他方の4B2の立上がり部46にそれぞれ当接されることにより、隣接するブッキ材間に所定寸法の隙間が確保される。所定寸法の隙間を確保するには、クリップの立上がり部に限らず、固定部47の先端に設けた膨大部と凹溝21a,21bの底部との係合を利用することも可能である。
上述のようにして固定した任意の位置のデッキ材、例えば2Bの交換や一時的除去が必要になった場合は、当該デッキ材を固定している固定具F1のクリップ4B2を例えばマイナスドライバと金槌その他の適当な工具を用いてデッキ固定用ベース4Aの係合部43の長手方向、すなわち、デッキ材の長手方向に移動すれば、そのクリップ4B2をデッキ固定用ベース4Aから離脱することができる。デッキ材2Bの右側を固定している固定具のクリップも同様にしてそのデッキ固定用ベースから離脱することができるので、このデッキ材2Bを根太1から取り外すことができる。その間、当該デッキ材に隣接するデッキ材、例えば2Aは、固定具F1の残りのクリップ4B1により固定された状態を維持する。すなわち、本実施例によれば、所要のデッキ材を取り外す際に、他のデッキ材の取付け状態に影響を与えることが全くない。また、交換されたデッキ材は所定位置に静置した後、両側の固定具のデッキ固定用ベースの所定の側の係合部43にクリップを摺動嵌合して当該デッキの段部にクリップの固定部47を係合させれば当初の固定状態を復元することができる。すなわち、従来と異なり、固定具(デッキ固定用ベース)を根太から取り外さずに、デッキ材の交換が可能である。
デッキ固定用ベース4Aは、ねじ5などの固着具により根太1の所定の位置に予め固着されてもよい。この場合は、デッキ材2Bをベース4Aに近接して根太1に載せた状態でベースの係合部43及びデッキ材2Bの溝21にクリップ4B2を摺動挿入することによりデッキ材2Bを固定することができる。また、一方のデッキ材2Aを根太1に載せ、そのデッキ材に、根太に載せたベース4Aを近付けて予めベースの係合部43に係合してある一方のクリップ4B1を一方のデッキ材2Aの溝21aに嵌合してベース4Aを根太に固着し、隣接される他方のデッキ材2Bをその固着された固定具に近付けて他方のデッキ材2Bの溝21bに他方のクリップ4B2を嵌合して固定することもできる。
続いて、図3〜図5に示す第2実施例について説明する。図3は第2実施例に係る固定具の分解斜視図、図4は同固定具を用いてデッキ材を取付ける状態を示す斜視図、図5は同固定具を用いてデッキ材が固定されたデッキの要部の断面図である。
この実施例の固定具F2は、デッキ固定用ベース4AEが幅が根太1の幅とほぼ等しい一枚の金属製矩形平板で形成され、その中心に関して反転対称の位置に形成されたコ字形の切線に沿って打抜きと折曲げ加工を施して断面L字形に突出されたクリップ固定爪42a,42bが形成されて、そのクリップ固定爪とデッキ固定用ベース4AEの上面との間にデッキ材の長手方向に連続する溝からなる係合部43が設けられている。他方、この実施例のクリップ4B1E,4B2Eは、第1実施例におけるクリップ4B1,4B2とほぼ同様に構成されている。すなわち、被係合部45と、立上がり部46と、上端部の固定部47とを有して、ほぼ鉤形に形成されている。そして、第1実施例と同様に、デッキ固定用ベース4AEはこれにねじ貫通孔44が設けられていて、そのねじ貫通孔に貫通したねじ5を根太1にねじ込むことにより固着される。また、クリップ4B1E,4B2Eは、その被係合部45をデッキ固定用ベース4AEの係合部43にその長手方向に摺動して嵌合し固定することができる。
この実施例の固定具F2は、デッキ固定用ベース4AEが幅が根太1の幅とほぼ等しい一枚の金属製矩形平板で形成され、その中心に関して反転対称の位置に形成されたコ字形の切線に沿って打抜きと折曲げ加工を施して断面L字形に突出されたクリップ固定爪42a,42bが形成されて、そのクリップ固定爪とデッキ固定用ベース4AEの上面との間にデッキ材の長手方向に連続する溝からなる係合部43が設けられている。他方、この実施例のクリップ4B1E,4B2Eは、第1実施例におけるクリップ4B1,4B2とほぼ同様に構成されている。すなわち、被係合部45と、立上がり部46と、上端部の固定部47とを有して、ほぼ鉤形に形成されている。そして、第1実施例と同様に、デッキ固定用ベース4AEはこれにねじ貫通孔44が設けられていて、そのねじ貫通孔に貫通したねじ5を根太1にねじ込むことにより固着される。また、クリップ4B1E,4B2Eは、その被係合部45をデッキ固定用ベース4AEの係合部43にその長手方向に摺動して嵌合し固定することができる。
上記構造を有する固定具F2を用いてデッキ材2を根太1に取付ける場合は、固定具のデッキ固定用ベース4AEには一対のクリップ4B1,4B2が被係合部45を係合部43に嵌合して固定されている。図4及び図5に示すように、先に固定された左側のデッキ材2Aの右側端部と根太の上面の間に固定具F2が、そのデッキ固定用ベース4AEのほぼ半分が挿入された状態で、かつ、一方のクリップ4B1Eがデッキ材2Aの段部24aに係合された状態で、根太1にねじ込まれたねじ5により固着される。この場合、デッキ材2Aの右側段部24aよりも下側の端面はクリップ4B1Eの立上がり部46に密着されて、所定位置に固定される。
次に、右側のデッキ材2Bが根太1の上面に載せられ、その幅方向一端部、すなわち、先に固定されたデッキ材2A側の端部をデッキ固定用ベース4AEの上面に載せた状態でデッキ材2A方向に押し付けて、他方のクリップ4B2Eの固定部47を右側のデッキ材2Bの凹溝21bに押入し、かつ、段部24bに係合させる。この場合も、テッキ材2Bの左側段部24bよりも下側の端面はクリップ4B2Eの立上がり部46に密着される。これにより、固定具F2により固定された隣り合うデッキ材の間に所定寸法の隙間が確保される。
次に、右側のデッキ材2Bが根太1の上面に載せられ、その幅方向一端部、すなわち、先に固定されたデッキ材2A側の端部をデッキ固定用ベース4AEの上面に載せた状態でデッキ材2A方向に押し付けて、他方のクリップ4B2Eの固定部47を右側のデッキ材2Bの凹溝21bに押入し、かつ、段部24bに係合させる。この場合も、テッキ材2Bの左側段部24bよりも下側の端面はクリップ4B2Eの立上がり部46に密着される。これにより、固定具F2により固定された隣り合うデッキ材の間に所定寸法の隙間が確保される。
上記の実施例においても、固定後にいずれかのデッキ材の交換や一時的除去が必要になった場合は、先の実施例の場合と同様に、当該デッキ材を固定する固定具のクリップを好適な工具を用いてそのデッキ材の長手方向に移動してデッキ固定用ベース4AEから離脱させれば、固定具F2を取り外すことなく、そのデッキ材のみを容易に取り外すことができ、また、交換後は再びそのクリップをデッキ固定用ベース4AEに挿入固定することにより、デッキ材を容易に固定することができ、従来と異なり、ドライバを用いての固定具全体の取り外し、再取り付けが不要である。しかも、取り外し対象のデッキ材以外のデッキ材は根太に固定された状態を維持している。
1 根太
2A,2B デッキ材
F1,F2 デッキ材固定具
4A,4AE デッキ固定用ベース
4B1,4B2 クリップ
4B1E,B2E クリップ
5 ねじ(固着具)
2A,2B デッキ材
F1,F2 デッキ材固定具
4A,4AE デッキ固定用ベース
4B1,4B2 クリップ
4B1E,B2E クリップ
5 ねじ(固着具)
Claims (4)
- 根太の上面に固着され、デッキ材の連設方向に一定の距離を隔てた位置にデッキ材の長手方向に実質的に連続する係合部を有するデッキ固定用ベースと、
前記デッキ固定用ベースの各係合部にその係合部の連続方向に摺動して着脱自在に係合される被係合部と、隣り合って設置されるデッキ材の隣り合う端部に形成されている段部に係合されて当該デッキ材の端部を固定する固定部とを有する一対のクリップと、
からなることを特徴とするデッキ材固定具。 - 請求項1に記載のデッキ材固定具において、前記デッキ固定用ベースは、断面形状がほぼ工字形の押出し形材を根太の幅に合わせて切断して作られていることを特徴とするデッキ材固定具。
- 請求項1に記載のデッキ材固定具において、前記デッキ固定用ベースは、板材の中心に関して反転対称の位置においてコ字形の切線に沿って打抜き曲げ加工により形成された係合部を有していることを特徴とするデッキ材固定具。
- 請求項2又は3に記載のデッキ材固定具において、デッキ固定用ベースの左右の係合部及びこれらに結合された左右のクリップの断面形状は左右対称形であることを特徴とするデッキ材固定具。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20060206 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070424 |