JP2005082010A - タイヤ接地力検知方法と装置、及び空気入りタイヤ - Google Patents

タイヤ接地力検知方法と装置、及び空気入りタイヤ Download PDF

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Abstract

【課題】トレッド部の踏面が接地した時に作用する力の関係を知ることが可能なタイヤ接地力検知方法と装置、及び該装置のセンサーを取り付けた空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】接地時に変形する感圧導電ゴム体8の抵抗変化により電流値が変化する検知信号を出力するセンサー10を備えたタイヤ装着ユニット1と、センサー10の検知信号を処理する処理部20を備えた車両装着ユニット2とからなる。タイヤ装着ユニット1がトレッド部4の踏面方向に沿って並ぶように配設される複数のセンサー10を有し、車両装着ユニット2が各センサー10の検知信号の値からそれぞれ作用した力の値を算出する処理部20を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤ接地力検知方法と装置、及び該装置のセンサーを埋設した空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、空気入りタイヤのトレッド部の踏面が接地した時に作用する力の関係を知ることができるタイヤ接地力検知方法と装置、及び空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤにおいて、トレッド部の踏面が接地した時に作用する力の関係を知ることができれば、トレッドパターンの開発に大きく寄与する。特に、ブロックパターンでは、ブロックの性能が接地時にブロックに加わる力の加減によって大きく左右される。そこで、同じブロック内において、接地時にどのような大きさの力が作用しているかがわかれば、安全性の高いブロックパターンの開発が可能になる。
従来、タイヤの横力やグリップレベルを測定するようにした技術は提案されている(例えば、特許文献1,2参照)が、同じブロック内において、どのような大きさの力が作用しているかを解明するようにした技術の提案はまだなされていない。
特開昭63−242704号公報 特開2002−82004号公報
本発明は、トレッド部の踏面が接地した時に作用する力の関係を知ることが可能なタイヤ接地力検知方法と装置、及び該装置のセンサーを取り付けた空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成する本発明のタイヤ接地力検知方法は、タイヤのトレッド部に埋設され、該トレッド部の踏面が路面に接地した際に変形する感圧導電ゴム体の抵抗変化により電流値が変化する検知信号を出力するセンサーと、該センサーからの検知信号を送信する送信部とを備えたタイヤ装着ユニットと、該送信部からの検知信号を受信する受信部と、該受信部からの検知信号を処理する処理部を備えた車両装着ユニットとから構成され、前記タイヤ装着ユニットが前記トレッド部の踏面方向に沿って並ぶように配設される複数の前記センサーを有し、前記車両装着ユニットが各センサーの検知信号の値からそれぞれ前記変形時に作用した力の値を算出する前記処理部を有するタイヤ接地力検知装置を使用し、各センサーが前記トレッド部の踏面が路面に接地して変形した際に感圧導電ゴム体の抵抗変化により電流値が変化した検知信号を前記送信部に送出し、該送信部により前記検知信号を前記受信部に送信し、該受信部により前記検知信号を前記処理部に入力し、該処理部で前記入力された検知信号の値に基づいて前記変形時に作用した力の値をそれぞれ算出することを特徴とする。
本発明のタイヤ接地力検知装置は、タイヤのトレッド部に埋設され、該トレッド部の踏面が路面に接地した際に変形する感圧導電ゴム体の抵抗変化により電流値が変化する検知信号を出力するセンサーと、該センサーからの検知信号を送信する送信部とを備えたタイヤ装着ユニットと、該送信部からの検知信号を受信する受信部と、該受信部からの検知信号を処理する処理部とを備えた車両装着ユニットとから構成され、前記タイヤ装着ユニットを前記トレッド部の踏面方向に沿って並ぶように配設される複数の前記センサーを有し、前記車両装着ユニットが各センサーの検知信号の値からそれぞれ前記変形時に作用した力の値を算出する前記処理部を有することを特徴とする。
本発明の空気入りタイヤは、トレッド部の踏面が路面に接地した際に変形する感圧導電ゴム体の抵抗変化により電流値が変化する検知信号を出力するセンサーを前記トレッド部に埋設した空気入りタイヤであって、前記センサーを前記トレッド部の踏面方向に沿って並ぶように複数配設したことを特徴とする。
上述した本発明によれば、トレッド部の踏面方向に沿って並ぶように配設される複数のセンサーが、それぞれトレッド部の踏面が路面に接地して変形した際に感圧導電ゴム体の抵抗変化により電流値が変化した検知信号を送信部に送出し、送信部から受信部を介して処理部に入力し、処理部で入力された検知信号の値に基づいて変形時に作用した力の値をそれぞれ算出するようにしたので、トレッド部の踏面が接地した時に作用する力の関係を知ることが可能なり、安全性を高めたトレッドパターンの開発に大きく寄与する。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明のタイヤ接地力検知装置の一実施形態を示し、1はタイヤに装着するタイヤ装着ユニット、2は車両に装着される車両装着ユニットである。
タイヤ装着ユニット1は、図2に示すように、空気入りタイヤ3のトレッド部4の踏面5に設けた溝6により区分形成したブロック7内に埋設されるようになっており、図ではトレッド部4のセンター部4Aとショルダー部4Bに埋設した例を示している。タイヤ装着ユニット1を埋設する際には、図示するように踏面5と面一になるように露出させるのが好ましいが、踏面5に露出せず若干埋没するように埋設してもよい。
タイヤ装着ユニット1は、トレッド部4の踏面5が路面に接地した際に変形する感圧導電ゴム体8とこれに直列に接続した直流電源9を備えたセンサー10(図3参照)と、このセンサー10の検知信号をアンテナ11を介して送信する送信部12とからなるユニット13を複数備えている。送信部12は電源として直流電源9を使用し、所定の時間間隔で送信する。送信部12と後述する受信部19との間での送受信の強さとしては、0.1〜10mV/m程度にすることができる。
各センサー10は、図4に示すように、感圧導電ゴム体8のタイヤ径方向内側面8aと外側面8bに電極14を設けられ、感圧導電ゴム体8がタイヤ径方向に圧縮変形した際に抵抗値を変化(減少)させ、それにより電流値が変化(増加)する検知信号を送信部12に出力し、踏面5に対して垂直方向に作用する力を検知するようになっている。各接続は導電ゴム体15で行われ、センサー8と送信部12の外側が絶縁ゴム層16で被覆されている。図中17は感圧導電ゴム体8と導電ゴム体15の間に配置した絶縁ゴム層である。
各ユニット13は、図5に示すように、トレッド部4の踏面方向(踏面5が延在する方向)に沿ってセンサー10が並ぶようにブロック7内に配設される。
車両装着ユニット2は、各送信部12からの検知信号をアンテナ18を介して受信する受信部19と、この受信部19からの検知信号を処理する処理部20と、処理部20に接続された表示部21を備えている。
処理部20は、各センサー10の検知信号の値からその平均値を用いて、それぞれ踏面5に対して垂直方向に作用する力を算出するようになっている。即ち、接地時にブロック7に力Fが作用すると、感圧導電ゴム体8の抵抗値Rが減少し、回路を流れる電流値Iが増加する。ブロック7に作用する力Fは、感圧導電ゴム体8の抵抗値Rの変化量ΔRとは反比例するため、直流電源9の電圧をE、電流値Iの変化量ΔIとすると、
F=k/ΔR=k・ΔI/E
として算出される。但し、kは定数であり、使用する感圧導電ゴム体8に使用するゴムの固有値をとる。
処理部20で算出された各データは、表示部21に表示されるようになっている。
上述したタイヤ接地力検知装置では、トレッド部4の踏面5が路面に接地してブロック7が圧縮変形した際に、感圧導電ゴム体8の抵抗値が変化し、それにより電流値が変化した検知信号が各センサー10から送信部12に出力され、送信部12により検知信号が受信部19に送信され、受信部19から処理部20に入力され、そして処理部20で入力された各検知信号の値に基づいて圧縮変形時に踏面5に対して垂直方向に作用した力がそれぞれ算出される。
そのため、同じブロック7内において、踏面5に対して垂直方向及び横方向にどのような大きさの力が作用しているかを解明することができるので、安全性を高めたブロックパターンの設計に大きく寄与する。
図6は、本発明のタイヤ接地力測定装置に使用するセンサーの他の例を示し、上述したセンサー10において、電極14を感圧導電ゴム体8のタイヤ幅方向両側面8cに設けたものである。これにより、感圧導電ゴム体8がタイヤ幅方向Xに圧縮変形した際に抵抗値を変化(減少)させ、それにより電流値が変化(増加)する検知信号を送信部12に出力し、タイヤ幅方向Xに作用する力を検知できるようにしたものである。これにより、同じブロック7内に作用する横力の解明が可能になり、実走行時のグリップ力を認知することができるので安全走行に大きく貢献する。
図7は、本発明のタイヤ接地力測定装置に使用するセンサーの更に他の例を示し、上述したセンサー10において、電極14を感圧導電ゴム体8のタイヤ周方向両側面8dに設けたものである。これにより、感圧導電ゴム体8がタイヤ周方向に伸縮変形した際に抵抗値を変化(増減)させ、それにより電流値が変化(増減)する検知信号を送信部12に出力し、タイヤ周方向Yに作用する力を検知できるようにしたものである。これにより、同じブロック7内でタイヤ周方向Yにどのような大きさの力が作用しているかを解明することができ、実走行時のタイヤ周方向におけるグリップ力を認知することができるので安全走行に大きく貢献する。
図8は、本発明のタイヤ接地力測定装置の他の実施形態を示し、上述したセンサー10を組み合わせるようにしたものである。
複数のユニット13は、図4に示すように、感圧導電ゴム体8のタイヤ径方向内側面8aと外側面8bに電極14を設けるようにした第1センサー10Aを備えた第1ユニット13Aと、図6に示すように、感圧導電ゴム体8のタイヤ幅方向両側面8cに電極14を設けるようにした第2センサー10Bを備えた第2ユニット13Bと、図7に示すように、感圧導電ゴム体8のタイヤ周方向両側面8dに電極14を設けるようにした第3センサー10Cを備えた第3ユニット13Cを一組とする複数組のユニット13’から構成されている。
第1ユニット13Aは、感圧導電ゴム体8がタイヤ径方向に圧縮変形した際に抵抗値を変化させ、それにより電流値が変化する検知信号を第1センサー10Aから送信部12に出力し、踏面5に対して垂直方向に作用する力を検知するようになっている。
第2ユニット13Bは、感圧導電ゴム体8がタイヤ幅方向に圧縮変形した際に抵抗値を変化させ、それにより電流値が変化する検知信号を第2センサー10Bから送信部12に出力し、タイヤ幅方向に作用する力を検知する。
第3ユニット13Cは、感圧導電ゴム体8がタイヤ周方向に伸縮変形した際に抵抗値を変化させ、それにより電流値が変化する検知信号を第3センサー10Cから送信部12に出力し、タイヤ周方向に作用する力を検知するものである。
第1,第2,第3ユニット13A,13B,13Cからなる各組のユニット13’は、図9に示すように、ブロック7内にトレッド部4の踏面方向に沿ってセンサー10A,10B,10Cが並ぶように配設される。
車両装着ユニット2の処理部20は、各センサー10A,10B,10Cの検知信号の値からその最大値を用いて、それぞれ上述と同様に接地時に作用する力を算出する。
また、各組のユニット13’毎に、第1センサー10Aの検知信号の値に基づいて算出した力の値Fv と、第2センサー10Bの検知信号の値に基づいて算出した力の値Fw との比Fw /Fv を算出し、タイヤ幅方向に対する摩擦係数を得るようにしている。更に、値Fv と第3センサー10Cの検知信号の値に基づいて算出した力の値Fc との比Fc /Fv を算出し、タイヤ周方向に対する摩擦係数を得る。これらの摩擦係数はタイヤのグリップ能力を評価する指標となる。
また、第2センサー10Bの検知信号の積分値QBと第1センサー10Aの検出信号の積分値QAとの比QB/QAと、第3センサー10Cの検知信号の積分値QCと積分値QAとの比QC/QAを算出し、それを各検知した毎に算出してその分布状況が安全とされる所定の範囲内にあるか、即ち、グリップ能力と余裕度合いを判定評価する。なお、ここで算出された値は、各平均の摩擦係数である。
図10に第1センサー10Aにより検知された信号の一例、図11に第2センサー10Bにより検知された信号の一例、図12に第3センサー10Cにより検知された信号の一例のグラフ図を示す。横軸は時間、縦軸は力であり、実線はセンター部4A、破線はショルダー部4Bにおけるものである。
また、図13に得られた平均の摩擦係数の分布状況と安全とされる所定の範囲Nとの関係を表すグラフ図の一例を示す。横軸はタイヤ幅方向に対する平均の摩擦係数Mx、縦軸はタイヤ周方向に対する平均の摩擦係数Myである。
上記処理部20で算出された各データは、表示部21に表示される。
このタイヤ接地力測定装置では、同じブロック7内において、踏面5に対して垂直方向に作用する力、タイヤ幅方向Xに作用する力、タイヤ周方向Yに作用する力に加えて、グリップ能力を評価することが可能になるため、安全性を高めたブロックパターンの設計に一層大きく寄与する。また、実車走行で安全に走行するための情報が得られる。
ユニット13’は上記のように第1,第2,第3ユニット13A,13B,13Cを一組とするのがグリップ能力を評価できるので好ましいが、必要に応じて、いずれか2つのユニットを一組とする構成であってもよい。
図14は、本発明のタイヤ接地力検知装置に使用するセンサーの他の例を示し、ブロック7が摩耗限度に達するまで、上述した力を検知できるようにしたものである。
センサー10は、並列に接続した層状の感圧導電ゴム体8を絶縁ゴム層25を介して積層構造にし、ブロック7の摩耗が感圧導電ゴム体8に達した際に順次踏面5側から離脱可能になっている。
内側から1番目の感圧導電ゴム体8Xが、摩耗がタイヤ使用限度に達したことを知らせる位置となるように配置される。感圧導電ゴム体8の抵抗値は、同一であっても、異なるものであってもよい。
上述した処理部20は、更に感圧導電ゴム体8の離脱により変化した検知信号の大きさからトレッド部の摩耗状態を判断可能になっている。入力された検知信号の値と予め設定した複数(導電ゴム抵抗体8の数と同じ数)の閾値とを比較し、その結果からブロック7の摩耗状態を判定する。
例えば、最も踏面5側の感圧導電ゴム体8が摩耗により離脱(摩耗により消失した場合も含む)すると、非接地時において、抵抗値が増加し、電流値が減少した検知信号となる。その値は最大の閾値より小さく、次に大きい閾値より大きくなり、それに応じて予め設定された摩耗量(摩耗状態)が得られる。
また、摩耗が進行して感圧導電ゴム体8Xまで離脱すると、非接地時において、抵抗値が最大になり、最小の電流値が検知信号となる。その値は摩耗がタイヤ使用限度に達したことを示す最小の閾値より小さくなり、それに応じて予め設定された摩耗量(摩耗状態)が得られる。このように閾値に基づいて得られたデータは、表示部21に摩耗量の数値表示や摩耗量を段階的に表した摩耗度などで表示される。
また、摩耗状態が変わる毎に、上述したkの値を補正して、踏面5に対して垂直方向に作用する力、タイヤ幅方向Xに作用する力、タイヤ周方向Yに作用する力が算出される。このようなタイヤ接地力検知装置であってもよい。
図14では、電極14を感圧導電ゴム体8のタイヤ幅方向両側面8cに設けたものを示したが、電極14を感圧導電ゴム体8のタイヤ周方向両側面8dに設けたもの、あるいは感圧導電ゴム体8のタイヤ径方向内側面8aと外側面8bに電極14を設けたものであっても、同様にすることができる。
図15は、図9のタイヤ接地力検知装置において、タイヤ装着ユニット1を1組のユニット13’から構成し、1組のユニット13’を上記と同様にしてブロック7内に配置し、ブロック7のグリップ力を評価できるようにしたものである。このように本発明の主要な構成を利用して、ブロック7全体のグリップ力を評価できるようにしてもよい。また、1組のユニット13’は、必要に応じて、第1,第2,第3ユニット13A,13B,13Cの内のいずれか2つのユニットを組み合わせた構成にし、ブロック7に作用するいずれか2つの力を検知することも可能である。
本発明において、上述したセンサー10,10A,10B,10Cは、直流電源9に代えて、圧電素子を直列に接続するようにしてもよい。接地によるブロック7の変形により、圧電素子が圧縮変形を受け、それにより圧電素子に起電力を発生させ、直流電源9と同じ働きをする。
圧電素子に使用する圧電材料としては、例えば、ジルコン酸チタン系セラミックなどを好ましく用いることができる。圧電素子を使用する場合、車両装着ユニット2側からタイヤ装着ユニット1側に高周波信号を定期的に送信し、それをタイヤ装着ユニット1側が電力に変えてタイヤ装着ユニット1を作動させ、送信部12から受信部19に検知信号を送信する構成にするのがよい。
タイヤ装着ユニット1は、図2に示すように、空気入りタイヤ3に装着する際に、好ましくは、トレッド部4のセンター部4Aとショルダー部4Bに配置するのがよく、これによりセンター部4Aとショルダー部4Bにおける比較検討が可能になる。
また、タイヤ装着ユニット1をセンター部4Aとショルダー部4Bに配置し、図14に示すセンサー10を使用する場合には、上述した処理部20は、センター部4Aとショルダー部4Bに埋設したそれぞれのセンサー10からの検知信号に基づいて、それぞれの摩耗量を求め、更にその平均の摩耗量、摩耗がタイヤ使用限度に達するまでの残りの平均量(平均寿命)、両摩耗量の内の大きい方の摩耗量から摩耗がタイヤ使用限度に達するまでの残りの量(最小摩耗寿命)、センター部4Aとショルダー部4Bとの摩耗比を算出し、それら得られたデータを表示部21に表示する構成にするのがよい。
本発明は、上述したようにブロック7に作用する力を検知するのに好適に使用することができるが、それに限定されす、タイヤ装着ユニット1を周方向溝により区分されたリブ内に埋設し、接地時にリブにどのような大きさの力が作用しているかを検知するようにしてもよい。これにより、安全走行に適したリブパターンの開発に寄与する。
本発明のタイヤ接地力検知装置の一実施形態を示す説明図である。 タイヤ装着ユニットを空気入りタイヤに取り付けた状態を示す断面説明図で ある。 センサーの回路説明図である。 ユニットの説明図である。 ブロック内に埋設したタイヤ装着ユニットの各ユニットの配置を示す説明図 である。 他のセンサーを有するユニットの説明図である。 更に他のセンサーを有するユニットの説明図である。 本発明のタイヤ接地力検知装置の他の実施形態を示す説明図である。 図8の装置において、ブロック内に埋設したタイヤ装着ユニットの各ユニッ トの配置を示す説明図である。 第1センサーにより検知された信号の一例を示すグラフ図である。 第2センサーにより検知された信号の一例を示すグラフ図である。 第3センサーにより検知された信号の一例を示すグラフ図である。 タイヤ幅方向に対する平均の摩擦係数を横軸に、タイヤ周方向に対する平 均の摩擦係数の縦軸にしたグラフ図である。 他のセンサー構造を有するユニットの説明図である。 本発明のタイヤ接地力検知装置の更に他の実施形態を示す要部説明図であ る。
符号の説明
1 タイヤ装着ユニット 2 車両装着ユニット
3 空気入りタイヤ 4 トレッド部
4A センター部 4B ショルダー部
5 踏面 6 溝
7 ブロック 8 感圧導電ゴム体
8a 内側面 8a 外側面
8c,8D 側面 9 直流電源
10 センサー 10A 第1センサー
10B 第2センサー 10C 第3センサー
12 送信部 13 ユニット
13’組のユニット 14 電極
19 受信部 20 処理部

Claims (19)

  1. タイヤのトレッド部に埋設され、該トレッド部の踏面が路面に接地した際に変形する感圧導電ゴム体の抵抗変化により電流値が変化する検知信号を出力するセンサーと、該センサーからの検知信号を送信する送信部とを備えたタイヤ装着ユニットと、該送信部からの検知信号を受信する受信部と、該受信部からの検知信号を処理する処理部を備えた車両装着ユニットとから構成され、前記タイヤ装着ユニットが前記トレッド部の踏面方向に沿って並ぶように配設される複数の前記センサーを有し、前記車両装着ユニットが各センサーの検知信号の値からそれぞれ前記変形時に作用した力の値を算出する前記処理部を有するタイヤ接地力検知装置を使用し、
    各センサーが前記トレッド部の踏面が路面に接地して変形した際に感圧導電ゴム体の抵抗変化により電流値が変化した検知信号を前記送信部に送出し、該送信部により前記検知信号を前記受信部に送信し、該受信部により前記検知信号を前記処理部に入力し、該処理部で前記入力された検知信号の値に基づいて前記変形時に作用した力の値をそれぞれ算出するタイヤ接地力検知方法。
  2. タイヤのトレッド部に埋設され、該トレッド部の踏面が路面に接地した際に変形する感圧導電ゴム体の抵抗変化により電流値が変化する検知信号を出力するセンサーと、該センサーからの検知信号を送信する送信部とを備えたタイヤ装着ユニットと、該送信部からの検知信号を受信する受信部と、該受信部からの検知信号を処理する処理部とを備えた車両装着ユニットとから構成され、前記タイヤ装着ユニットを前記トレッド部の踏面方向に沿って並ぶように配設される複数の前記センサーを有し、前記車両装着ユニットが各センサーの検知信号の値からそれぞれ前記変形時に作用した力の値を算出する前記処理部を有するタイヤ接地力検知装置。
  3. 前記センサーが前記感圧導電ゴム体のタイヤ径方向内側面と外側面に電極を備える請求項2に記載のタイヤ接地力検知装置。
  4. 前記センサーが前記感圧導電ゴム体のタイヤ幅方向両側面に電極を備える請求項2に記載のタイヤ接地力検知装置。
  5. 前記センサーが前記感圧導電ゴム体のタイヤ周方向両側面に電極を備える請求項2に記載のタイヤ接地力検知装置。
  6. 前記複数のセンサーを感圧導電ゴム体のタイヤ径方向内側面と外側面に電極を備える第1センサーと感圧導電ゴム体のタイヤ幅方向両側面に電極を備える第2センサーとから一組をなす複数組のセンサーから構成し、前記処理部を前記第1センサーの検出信号の値に基づいて算出した力の値Fv と、前記第2センサーの検知信号の値に基づいて算出した力の値Fw との比Fw /Fv を算出する構成にした請求項2に記載のタイヤ接地力検知装置。
  7. 前記複数組のセンサーがそれぞれ感圧導電ゴム体のタイヤ周方向両側面に電極を備える第3センサーを有し、前記処理部を前記値Fv と、前記第3センサーの検知信号の値に基づいて算出した力の値Fc との比Fc /Fv を算出する構成にした請求項6に記載のタイヤ接地力検知装置。
  8. 各センサーを複数の感圧導電ゴム体を並列に接続した積層構造で、かつ前記トレッド部の摩耗により前記複数の感圧導電ゴム体を順次離脱する構成にし、前記処理部を前記感圧導電ゴム体の離脱により変化した検知信号の大きさから前記トレッド部の摩耗状態を判定可能に構成にした請求項2乃至7のいずれか1項に記載のタイヤ接地力検知装置。
  9. 前記複数のセンサーが感圧導電ゴム体のタイヤ径方向内側面と外側面に電極を備える第1センサーと感圧導電ゴム体のタイヤ幅方向両側面に電極を備える第2センサーとを有し、前記処理部を前記第1センサーの検出信号の値に基づいて算出した力の値Fv と、前記第2センサーの検知信号の値に基づいて算出した力の値Fw との比Fw /Fv を算出する構成にした請求項2に記載のタイヤ接地力検知装置。
  10. 前記複数のセンサーが感圧導電ゴム体のタイヤ周方向両側面に電極を備える第3センサーを有し、前記処理部を前記値Fv と、前記第3センサーの検知信号の値に基づいて算出した力の値Fc との比Fc /Fv を算出する構成にした請求項9に記載のタイヤ接地力検知装置。
  11. トレッド部の踏面が路面に接地した際に変形する感圧導電ゴム体の抵抗変化により電流値が変化する検知信号を出力するセンサーを前記トレッド部に埋設した空気入りタイヤであって、前記センサーを前記トレッド部の踏面方向に沿って並ぶように複数配設した空気入りタイヤ。
  12. 前記センサーが前記感圧導電ゴム体のタイヤ径方向内側面と外側面に電極を備える請求項11に記載の空気入りタイヤ。
  13. 前記センサーが前記感圧導電ゴム体のタイヤ幅方向両側面に電極を備える請求項11または12に記載の空気入りタイヤ。
  14. 前記センサーが前記感圧導電ゴム体のタイヤ周方向両側面に電極を備える請求項11,12または13に記載の空気入りタイヤ。
  15. 前記複数のセンサーが感圧導電ゴム体のタイヤ径方向内側面と外側面に電極を備える第1センサーと感圧導電ゴム体のタイヤ幅方向両側面に電極を備える第2センサーとから一組をなす複数組のセンサーからなる請求項11に記載の空気入りタイヤ。
  16. 前記複数組のセンサーがそれぞれ感圧導電ゴム体のタイヤ周方向両側面に電極を備える第3センサーを有する請求項15に記載の空気入りタイヤ。
  17. 各センサーを複数の感圧導電ゴム体を並列に接続した積層構造で、かつ前記トレッド部の摩耗により前記複数の感圧導電ゴム体を順次離脱する構成にした請求項11乃至16のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  18. 前記複数のセンサーを前記トレッド部のセンター部とショルダー部にそれぞれ配置した請求項11乃至17のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  19. 前記トレッド部の踏面に溝によりブロックを区分形成し、該ブロックに前記複数のセンサーを埋設した請求項11乃至18のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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