JP2005081945A - ケーブル式ステアリング装置の中立位置保持装置 - Google Patents

ケーブル式ステアリング装置の中立位置保持装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ステアリングの中立の設定状態を車体への装着が完了するまでの間、保持しておく装置であって、構造が極めて簡単であり、設定されたステアリングの中立状態が強固に保持されるケーブル式ステアリング装置の中立位置保持装置を提供すること。
【解決手段】 駆動プーリAと、軸方向の一方側に該駆動プーリAが連結し,他方側にキーロック孔5aを形成したステアリングシャフト5と、該ステアリングシャフト5が挿通し,且つキー挿通孔6aを形成したステアリングコラム6と、前記駆動プーリAに巻き付けられる2本のコントロールケーブル3,3と、キー挿通孔6aとキーロック孔5aに着脱自在に挿入するための挿入固定部8を有する保持部材Bとからなること。前記駆動プーリAの中立状態で前記キーロック孔5aと前記キー挿通孔6aとの位置が一致すること。キーロック孔5aとキー挿通孔6aに保持部材Bの挿入固定部8を挿入すること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ケーブル式ステアリング装置において、ステアリングの中立の設定状態を車体への装着が完了するまでの間、保持しておく装置であって、その構造が極めて簡単であり、また設定されたステアリングの中立状態が強固に保持されるケーブル式ステアリング装置の中立位置保持装置に関する。
ステアリング装置において、2つのプーリとケーブルにより構成されたケーブル式ステアリング装置が存在する。このケーブル式ステアリング装置は、ハンドル側のプーリ(駆動プーリ)と、舵取り側のプーリ(従動プーリ)との間に掛けられたケーブルにて、ハンドルの回転を舵取り側に伝達して、舵取り操作を行うものである。ところで、このケーブル式ステアリング装置では、工場にて予めハンドルの中立状態が設定される。すなわち、ハンドルの左右の舵取り角度のバランスが正しくなるように設定されるものである。このように製造されたケーブル式ステアリング装置は、ハンドルの中立状態が正しく設定された状態で工場から自動車組立工場に搬送されて、そのケーブル式ステアリング装置が車体に装着される。
上述したように、製造されたケーブル式ステアリング装置は、ハンドルの中立状態が設定され、車体に装着されるまでにおける搬送作業時や、車体取付作業時に、ハンドルの中立状態がズレてしまうおそれがある。また、ハンドルの中立設定完了から車体への装着作業までの間に、そのハンドルの中立状態がズレないように慎重に作業を行うと、今度は、作業効率を低下させるおそれがある。
そこで、上記ケーブル式ステアリング装置におけるハンドルの中立位置保持構造として、下記特許文献1(特開平11−29059号)等に開示されている。すなわち、その構造は、ハンドルに連結されたワイヤー駆動手段と、車輪を操舵するギアボックスに連結されたワイヤー従動手段とをワイヤーで接続して、そのワイヤーの中立状態がワイヤー駆動手段のドラムの螺旋溝に嵌入された円板状の移動体と、その移動体の中心に突設されたゲージ棒と、そのゲージ棒の上端近くに目印を兼ねる溝と、ケースの孔の線に突設された突起の両側に目印を兼ねる溝とを設けて、ゲージ棒の溝と突起の溝が一致した状態(中立状態)により設けられるものである。そしてその中立状態において、波付けの施されたばね板が差し込まれてゲージ棒と移動体がケースに固定され、ドラムの回転が固定されたものである。
特開平11−29059号
上記特許文献1等に開示されたケーブル式ステアリング装置は、そのワイヤー駆動手段において、ドラムに嵌入される移動体と、その移動体に設けられるゲージ棒と、ケースに設けられる孔と、その孔の縁に設けられる突起という特別な構成部材による機構を設ける必要がある。そして、これらによって設定されたハンドルの中立状態を保持するために、前記ゲージ棒とケースの突起とからなる特別な機構を固定するためのばね板を設ける必要がある。このように、中立位置部材に固定部材を設けるものであるため、ステアリング装置が全体的に複雑になったり、またはそれによって装置のコストを高めることになる。
また、この装置におけるハンドルの中立位置は、前記ゲージ棒がドラムの螺旋溝又はインナーケーブルに接触してケースに形成された孔から外部へ突出され、そのドラム又はケーブルの移動を前記ゲージ棒の上下往復移動に変換し、ケースの孔の縁、又はその縁に突出された突起の目印とゲージ棒の目印とを調整合わせするものであることから、ゲージ棒の安定支持が困難で、ゲージ棒の倒れ、振れ等が発生した場合、ゲージ棒が挿通するケースの孔と接触し、ゲージ棒の接触抵抗が増大すると、ゲージ棒の上下往復移動を阻害し、ケーブルの回動動作に影響を及ぼすおそれがある。
このように、ハンドルの中立状態を保持するために、車体への装着作業も困難且つ面倒となるおそれもある。本発明の課題(技術的課題又は目的)は、ケーブル式ステアリング装置において、ステアリング(ハンドル)の中立の設定状態を保持する装置を極めて簡単な構造とし、車体への装着時まで中立状態が確実に保持され、作業も極めて簡単なものとすることにある。
そこで、発明者は上記課題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、駆動プーリと、軸方向の一方側に該駆動プーリが連結され,他方側にキーロック孔が形成されたステアリングシャフトと、該ステアリングシャフトが挿通し,且つキー挿通孔が形成されたステアリングコラムと、前記駆動プーリに巻き付けられるコントロールケーブルと、前記キー挿通孔とキーロック孔に着脱自在に挿入するための挿入固定部を有する保持部材とからなり、前記駆動プーリの中立状態で、前記ステアリングシャフトのキーロック孔と前記ステアリングコラムのキー挿通孔との位置が一致され、前記キーロック孔とキー挿通孔に保持部材の挿入固定部が挿入されてなるケーブル式ステアリング装置の中立位置保持装置としたことにより、上記課題を解決するものである。
また、前記保持部材は、挿入固定部の両側より前記ステアリングコラムの外周を挟持する挟持片が形成されてなるケーブル式ステアリング装置の中立位置保持装置としたり、或いは前述の構成において、前記保持部材の挿入固定部には撮み部が形成されてなるケーブル式ステアリング装置の中立位置保持装置としたり、さらに前述の構成において、前記保持部材は合成樹脂から形成されてなるケーブル式ステアリング装置の中立位置保持装置としたことにより、上記課題を解決するものである。
請求項1の発明によれば、ステアリング装置に特別な構造を設けることなく、ケーブルの中立状態を容易に保持することができる。また、保持部材がステアリングコラム外周に取り付けられているので、車体に組み付ける際の中立状態の確認や、車体に組付け後の取り外し等の作業が容易にできる。さらに、保持部材は、キーシリンダ装置に装着されるところに設けられるため、取外し忘れを防止することができる。これは、組付作業管理を簡単にすることができる。組付作業の負担を軽減することができる。その保持部材は、ステアリング装置を中立状態で組み付けた後、リサイクル使用ができる。その保持部材に撮み部を設けることで、ステアリング装置への取付、取外しの脱着が容易にできる。ひいては作業性が向上する。その保持部材を合成樹脂とすることで、ステアリングコラム製品への脱着時に傷等を付けることが防止できる。また、リサイクル回収時の重量を軽減することができる。
請求項2の発明によれば、前記保持部材には挟持片が形成されており、この挟持片により、前記ステアリングコラムの外周を抱持することができ、保持部材の装着性をより確実なものにできる。次に請求項3の発明によれば、前記保持部材の挿入固定部には撮み部が形成されているので、その保持部材をステアリングコラムに対して着脱する作業が極めて効率的にできるものである。次に請求項4の発明によれば、保持部材が合成樹脂から形成されることにより、保持部材をステアリング装置に装着しても、該保持部材は金属より軟質な合成樹脂のため、ステアリングコラムやステアリングシャフトに対して損傷を与えにくいものにできる。
以下、本発明の最良の形態を図面に基づいて説明する。まず、本発明の構成は、図1に示すように、主に、駆動プーリA,コントロールケーブル3,ステアリングシャフト5,ステアリングコラム6及び保持部材B等から構成されている。まず、前記ステアリングシャフト5の軸方向の一方側に駆動プーリAが装着されている。その駆動プーリAは、プーリ部1とボス部2とから構成され、そのプーリ部1は、合成樹脂や、又はアルミニウム合金材等の金属材にて成形される。また、そのプーリには、図8(B)に示すように、2本のコントロールケーブル3,3が巻き付けられている。
その駆動プーリAは、ステアリングシャフト5と結合するために、金属製のボス部2が設けられ、そのボス部2と鋳込み成形されている。その金属製ボス部2は、プーリ部1の鋳込み成形時にプーリ部1内部に鋳込まれる。そのプーリ部1は、外周に螺旋溝条1aが形成されている。該螺旋溝条1aは、その軸方向の一端側から他端側に向けて連続する螺旋状の案内溝で、コントロールケーブル3の直径に適応する溝幅となっている。
なお、図1に示すように、操舵装置12側のハウジングにも略同等の形状とした従動プーリA’が装着されている。前記ボス部2の一部は、図1に示すように、前記プーリ部1の軸方向端部から突出して、駆動プーリAの回転を支持する回転軸としての役目もなしている。この場合に駆動プーリAのハウジング11に装着されたベアリングによって回転支持されるものである。また、ボス部2は、金属製であり、鉄鋼材や、アルミニウム合金材等である。
前記2本のコントロールケーブル3,3は、図7,図8(A)等に示すように、プーリ部1の軸方向の両端側,すなわち軸方向において相互に反対側となる位置より2本のコントロールケーブル3,3の各一端側がボルト,ビス等の固着具4にて固着される。そして、図9(A),(B)に示すように、そのプーリ部1の周方向に対して相互に反対方向となるように螺旋溝条1aに巻き付けられている。その2本のコントロールケーブル3,3は、図8(A)に示すように、前記プーリ部1の軸方向の端部から中央(ほぼ中央を含む)箇所に向かって巻き付けられ、そのプーリ部1の軸方向中央箇所における前記プーリ部1の螺旋溝条1aから外れる。
それぞれのコントロールケーブル3,3は、ハウジング11の内部を通過して、該ハウジング11に形成された挿通孔部(図示なし)から外部に突出する。このようにして、2本のコントロールケーブル3,3は、その一方が右舵取りにおいて引張作用をなし、他方は左舵取りにおいて引張作用をなすものであり、そのコントロールケーブル3,3は、図8に示すように、操舵装置12側(主に前輪側)における操舵機構に回転運動を伝達するものである。その操舵装置12にも、前記駆動プーリAと同等構造の従動プーリA’が装着されている。該従動プーリA’は、図8(B)に示すように、前記駆動プーリAと略同様の構成であり、プーリ部1’及びボス部2’から構成されており、駆動プーリAと従動プーリA’との間にコントロールケーブル3,3が掛け渡されている。そして、駆動プーリAの回転動作が前記両コントロールケーブル3,3を介し伝達されるものである。
ステアリングシャフト5は、実際には複数の部材からなり、2本の軸部がトーションバーを介して連結された構造である。そのステアリングシャフト5の軸方向一端側にはハンドル7が装着される(図1参照)。また、そのステアリングシャフト5の他方側には前記駆動プーリAが装着される。その駆動プーリAに巻き付けられている2本のコントロールケーブル3,3と前記ハンドル7とが中立状態を構成するときに、そのステアリングシャフト5の他端側(ハンドル7側)に形成されたキーロック孔5aとが、相互に所定の位置で確実に固定されるようにして設けられている。
ここで、上記中立状態とは、ハンドル7を操作するときに、右回転と左回転とを同一角度で行った場合、駆動プーリAも右回転と左回転とが同一であり、これによって移動する2本のコントロールケーブル3,3も同一の移動距離となり、舵取りの右角度と左角度とが同一な状態となることをいう。特に、駆動プーリAと,2本のコントロールケーブル3,3が中立状態の場合を、図7に基づいて示すと、駆動プーリAに対して2本のコントロールケーブル3,3が対称的に等しく巻き付けられた状態で、2本のコントロールケーブル3,3に仮想の目印点m,mを設け、この両目印点m,mが一致した状態で舵取り部のタイヤが正確に前進方向に向くようにしたものである。そして、駆動プーリAに2本のコントロールケーブル3,3が対称的に等しい巻き数で巻き付けられた状態のときには、駆動プーリAが右回転及び左回転を等しい角度にて回転したときに、前輪の舵取りが正確に行われる。
次に、ステアリングコラム6は、図1に示すように、前記ステアリングシャフト5の軸方向外周を囲むようにして覆うものであり、そのステアリングコラム6は、管内にてステアリングシャフト5をベアリング等を介して回転支持している。そのステアリングコラム6には、キー挿通孔6aが形成されている。前記ステアリングシャフト5のキーロック孔5a及びステアリングコラム6のキー挿通孔6aは、長孔形状に形成されている。またそのキーロック孔5a及びキー挿通孔6aは、長さ及び幅等において寸法が等しいことが好ましいが、寸法が多少相違していてもかまわない。
そして、前記ステアリングシャフト5のキーロック孔5aとステアリングコラム6のキー挿通孔6aとの周方向における位置が図3,図4(B)等に示すように、一致するときに、前記駆動プーリA,コントロールケーブル3,3及びハンドル7が中立状態を構成するように設定される(図7参照)。すなわち、その駆動プーリA,コントロールケーブル3,3の中立状態に対して、前記ステアリングシャフト5の所定位置に設けられたキーロック孔5aと、ステアリングコラム6のキー挿通孔6aとは、位置が一致するように設定されている。
このステアリングシャフト5のキーロック孔5aと、ステアリングコラム6のキー挿通孔6aとの位置を一致させることは、前記ステアリングコラム6に装着されるキーシリンダ装置の取付け孔の範囲において、ステアリングシャフト5のキーロック孔5aとステアリングコラム6のキー挿通孔6aとを合わせることにもなり、組付け作業をより行いやすくすることができるものである。
この場合、キーシリンダ装置の取付位置の変更や、キーシリンダ装置の変更を行う必要がなく、ステアリングシャフト5のキーロック孔5aの位置を設定するのみで、キーシリンダ装置が極めて容易に設置できるもので、作業上好都合となる。そのステアリングシャフト5のキーロック孔5aは、キーシリンダ装置の取付の範囲に設定して、その位置を基準にステアリングコラム6のキー挿通孔6aが形成されたり、又はキーシリンダ装置の取付け位置の範囲にステアリングコラム6のキー挿通孔6aが形成され、その位置を基準にステアリングシャフト5のキーロック孔5aが形成されたりすることができる。
その保持部材Bは、金属製や合成樹脂製により形成されたものである。該保持部材Bは、図2(A),図4(B)等に示すように、挿入固定部8,挟持片9a,9aからなる挟持部9及び撮み部10が形成されている。その挿入固定部8は、前記キーロック孔5aとキー挿通孔6aに挿通する形状に形成されている。具体的には、略直方体状に形成されたものである。
そして、図2(B),図3,図4(A)に示すように、その挿入固定部8が前記キーロック孔5aとキー挿通孔6aに挿入されたときには、キーロック孔5a及びキー挿通孔6aが一致した状態でステアリングシャフト5とステアリングコラム6とが相互に回転しないように固定される。また、前記キーロック孔5aとキー挿通孔6aの軸方向に対応する挿入固定部8の長さは、キーロック孔5aとキー挿通孔6aとの長さになるべく等しいことが、ステアリングシャフト5とステアリングコラム6との固定において好ましい。
その保持部材Bには、挿入固定部8とともに挟持部9が形成されており、該挟持部9は、図2(A),図4(B)に示すように、2つの挟持片9a,9aから構成されている。その両挟持片9a,9aは、左右対称形状をなしており、略円弧状に形成され、また両挟持片9a,9aは弾性を有している。そして、両挟持片9a,9aが前記ステアリングコラム6の外周面の直径方向両側を適宜な押圧力にて挟持することができるようになっている。
この挟持片9a,9aが形成されたことにより、前記ステアリングコラム6に装着された保持部材Bの装着状態を安定したものとし、ステアリングコラム6から脱落しないようにしている。さらに両挟持片9a,9aは弾性的に拡開することで、前記保持部材Bはステアリングコラム6に着脱させることが極めて容易にできるものである。
次に、撮み部10は、挿入固定部8に形成されている。その撮み部10は、保持部材Bをキーロック孔5aとキー挿通孔6aとから取り外すときに、その作業が行いやすくなるものである。その撮み部10は、具体的には、挿入固定部8の背部側から突出した柄の幅方向両側に突出するように形成されたものであり、その保持部材Bの取り外しを行う場合に、簡単に指で摘んで取り外すことができる。この撮み部10は、合成樹脂の場合には一体成形により簡単に成形することができる。なお、保持部材Bは、図6(A),(B)に示すように、挿入固定部8及び撮み部10のみで形成されることがある。
本発明において、前記キーロック孔5aとキー挿通孔6aとに装着する保持部材Bは、車体に組み付ける際に、駆動プーリA,コントロールケーブル3,3及びハンドル7等の中立状態を保つ部材をステアリング装置の構成部品として設けられ、車体に組み付けられた後は、取り外してリサイクル使用が可能である。
また、その保持部材Bが金属製の場合、薄板材によりプレス成形される。また、合成樹脂製の場合、金型により射出成形される。その保持部材Bが合成樹脂製の場合には、金属製の保持部材Bよりも軽量となるし、且つ合成樹脂の保持部材Bは、金属製のものよりも柔らかい材質であるがゆえに、ステアリングコラム6への装着を容易にするとともにそのステアリングコラム6及びステアリングシャフト5に、接触傷を付けることを防止できる。
この保持部材Bは、ステアリングコラム6の外周側からキー挿通孔6a及び内部のキーロック孔5aに挿入固定部8が挿入して取り付けられているので、車体に組み付ける際の中立状態の確認や、車体に組付け後の取り外し等の作業が容易にできる。さらに、保持部材Bは、ステアリングシャフト5のキーロック孔5a及びキー挿通孔6aのキーシリンダ装置の装着されるところに設けられるため、ステアリング装置が車体に組付けられた後には、保持部材Bが取外し忘れを防止することができる。
これによって、組付作業管理を簡単にすることができ、組付作業の負担を軽減することができる。またその保持部材Bに撮み部10が設けられているものでは、ステアリング装置への取付、取外しの脱着が容易にでき、ひいては作業性が向上する。
本発明におけるケーブル式ステアリング装置の中立位置保持装置の構成を示す一部断面にした側面図である。 (A)はステアリングシャフトのキーロック孔とステアリングコラムのキー挿通孔に保持部材を装着する状態の要部斜視図、(B)はステアリングシャフトのキーロック孔とステアリングコラムのキー挿通孔に保持部材が装着された状態の要部斜視図である。 (A)はキーロックとキー挿通孔箇所に保持部材を装着した状態の要部縦断側面図、(B)はキーロックとキー挿通孔箇所から保持部材を外した状態の要部縦断側面図である。 (A)は図3(A)のX1 −X1 矢視断面図、(B)は図3(B)のX2 −X2 矢視断面図である。 (A)は保持部材が金属薄板材からプレス加工により成形されたタイプの正面図、(B)は(A)の斜視図である。 (A)は保持部材が挿入固定部と撮み部から形成されたタイプの正面図、(B)は(A)の斜視図である。 駆動プーリ及びコントロールケーブルの中立状態を示す略示図である。 (A)は本発明において使用される駆動プーリ(従動プーリ)とコントロールケーブルの斜視図、(B)は駆動プーリ(従動プーリ)の断面図である。 (A)はプーリ部上方側に巻き付けられるコントロールケーブルの状態を示す斜視図、(B)はプーリ部下方側に巻き付けられるコントロールケーブルの状態を示す斜視図である。
符号の説明
A…駆動プーリ
B…保持部材
3…コントロールケーブル
5…ステアリングシャフト
5a…キーロック孔
6…ステアリングコラム
6a…キー挿通孔
8…挿入固定部
9a…挟持片
10…撮み部

Claims (4)

  1. 駆動プーリと、軸方向の一方側に該駆動プーリが連結され,他方側にキーロック孔が形成されたステアリングシャフトと、該ステアリングシャフトが挿通し,且つキー挿通孔が形成されたステアリングコラムと、前記駆動プーリに巻き付けられる2本のコントロールケーブルと、前記キー挿通孔とキーロック孔に着脱自在に挿入するための挿入固定部を有する保持部材とからなり、前記駆動プーリの中立状態で、前記ステアリングシャフトのキーロック孔と前記ステアリングコラムのキー挿通孔との位置が一致され、前記キーロック孔とキー挿通孔に保持部材の挿入固定部が挿入されてなることを特徴とするケーブル式ステアリング装置の中立位置保持装置。
  2. 請求項1において、前記保持部材は、挿入固定部の両側より前記ステアリングコラムの外周を挟持する挟持片が形成されてなることを特徴とするケーブル式ステアリング装置の中立位置保持装置。
  3. 請求項1又は2において、前記保持部材の挿入固定部には、撮み部が形成されてなることを特徴とするケーブル式ステアリング装置の中立位置保持装置。
  4. 請求項1,2又は3のいずれか1項の記載において、前記保持部材は、合成樹脂から形成されてなることを特徴とするケーブル式ステアリング装置の中立位置保持装置。
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