JP2005081772A - 光学物品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 テープモールド法において、白濁の低減したプラスチックレンズの製造方法を提供する。
【解決手段】 片面に粘着剤が塗布された粘着テープを2個のモールド型の側面周囲に巻き付けて固定した成形用型に、液状の硬化性組成物を注入する第1の工程(ステップS12)と、成形用型に注入された液状の硬化性組成物に粘着テープの粘着剤が溶け出さない10℃以上40℃未満の温度範囲で、液状の硬化性組成物を粘度が200mPa・sを超えるまで粘度上昇させる第2の工程(ステップS13)と、液状の硬化性組成物が粘度上昇された成形用型を重合させる第3の工程(ステップS14)とを第1、第2、第3の工程の順で行う。
【選択図】 図1



Description

本発明は、注型成形法による光学物品の製造方法に関する。
光学物品であるプラスチックレンズの製造方法には、注型成形法、切削研磨法、射出成形法等が挙げられるが、一般的には、容易に成形することができる注型成形法が多用されている。注型成形法の内、成形面を有する2枚のモールド型を所定の間隔に対向させ、2枚のモールド型の外周面をフィルム状の基材に粘着剤を塗布した粘着テープ等で封止し、2枚のモールド型で内部空間を形成したプラスチックレンズ成形用型に注入した原料組成物を、重合硬化させてプラスチックレンズを成形する方法(以下テープモールド法と称する)が主流になりつつある。
一方、近年プラスチックレンズ素材は高屈折率化が進んでおり、アリルカーボネート系樹脂、アクリレート系樹脂、メタクリレート系樹脂、チオウレタン系樹脂が広く用いられている。この中でもチオウレタン系樹脂組成物は、重合硬化後に屈折率が1.60以上のプラスチックレンズが得られるため特に多用されている。また、最近は、さらに高屈折率を得ることができる樹脂としてエピスルフィド系化合物が提案されている。
チオウレタン系樹脂は、原料組成物としてポリイソシアネート化合物とポリチオール化合物を混合し重合をさせる。また、エピスルフィド系化合物は、エピスルフィド基を1分子中に1個以上有する化合物を重合させる。
注型成形法におけるプラスチックレンズの品質確保の方法として、粘着テープの基材を酸素透過率と水蒸気透過率を一定の値に規定した材質で構成することにより、光学歪のないプラスチックレンズを得る方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、少なくとも2つのプラスチックレンズ原料を混合し、混合物の粘度を上昇させた後に成形用型に注入することにより、脈理のないプラスチックレンズを得る方法が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特公平5−64564号公報 特開平9−254267号公報
しかしながら、チオウレタン系樹脂及びエピスルフィド系化合物は、重合が緩やかに進行するため、テープモールド法においては、重合中にプラスチックレンズ成形用型の外周面を封止する部材の粘着テープに塗布された粘着剤が原料組成物中に溶け出し易く、重合されたプラスチックレンズの白濁、屈折異常等を引き起こし、外観、光学性能等の品質低下の原因となっている。
本願発明者は様々な実験を行った結果、硬化性組成物を成型用型に注入後に、硬化性組成物を所定の粘度に上昇させることにより、レンズの白濁が低減されることを見出した。
そこで本発明は、この知見に基づいてなされたもので、テープモールド法において、白濁の無いプラスチックレンズ(光学物品)の製造方法を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明の光学物品の製造方法は、片面に粘着剤が塗布された粘着テープを複数のモールド型の側面周囲に巻き付けて固定した成形用型に、液状の硬化性組成物を注入する第1の工程と、前記成形用型に注入された前記液状の硬化性組成物に前記粘着テープの粘着剤が溶け出さない所定の温度範囲で液状の硬化性組成物を粘度上昇させる第2の工程と、成形用型の中で粘度上昇された前記液状の硬化性組成物を重合させる第3の工程とを前記第1、第2、第3の工程の順で行うことを特徴とする。
上記光学物品の製造方法によれば、片面に粘着剤が塗布された粘着テープを2個のモールド型の側面周囲に巻き付けて固定した成形用型に、液状の硬化性組成物を注入して重合するテープモールド法において、成形用型に注入された液状の硬化性組成物に粘着テープの粘着剤が溶け出さない温度範囲で液状の硬化性組成物を粘度上昇させる工程の後に、重合を行うことにより、白濁の低減したプラスチックレンズを提供することができる。
また、本発明の光学物品の製造方法は、前記第2の工程を10℃以上40℃未満で行うことを特徴とする。
上記光学物品の製造方法によれば、テープモールド法において、10℃以上40℃未満の温度範囲で成形用型に注入された液状の硬化性組成物の粘度を上昇させることにより、粘着テープの粘着剤が硬化性組成物に溶け出さずに、白濁の低減したプラスチックレンズを得ることができる。
また、本発明の光学物品の製造方法は、前記第2の工程を液状の硬化性組成物の粘度が200mPa・s以上になるまで行うことを特徴とする。
上記光学物品の製造方法によれば、テープモールド法において、成形用型に注入された液状の硬化性組成物の粘度を200mPa・s以上になるまで粘度上昇を行うことにより、粘着テープの粘着剤が硬化性組成物に溶け出さずに、白濁の低減したプラスチックレンズを得ることができる。
また、本発明の光学物品の製造方法は、粘度測定用のモニター成形用型を少なくとも1個以上含めて前記第1の工程及び前記第2の工程を行い、前記第3の工程の前に、前記モニター成形用型に注入された液状の硬化性組成物の粘度を測定する粘度測定工程を有することを特徴とする。
上記光学物品の製造方法によれば、モニター成形用型を用いて粘度測定を行う粘度測定工程を第3の工程に移行する前に行うことにより、より確実に粘着テープの粘着剤の溶け出しによる白濁を防止したプラスチックレンズを提供することができる。
また、本発明の光学物品の製造方法は、前記粘度測定工程では、前記モニター成形用型に注入された液状の硬化性組成物について測定された粘度が、所定の粘度以上になっていた場合に前記第3の工程に移行することを特徴とする。
上記光学物品の製造方法によれば、モニター成形用型に注入された液状の硬化性組成物が、所定の粘度以上に達してから第3の工程に移行できるので、より確実に粘着テープの粘着剤の溶け出しによる白濁を防止したプラスチックレンズを提供することができる。
また、本発明の光学物品の製造方法は、前記液状の硬化性組成物が、ポリイソシアネート化合物とポリチオール化合物の混合物を主成分とすることを特徴とする。
上記光学物品の製造方法によれば、硬化性組成物がポリイソシアネート化合物とポリチオール化合物の混合物であることにより、粘着テープの粘着剤の溶け出しによる白濁を防止し、しかも屈折率が1.60以上の高屈折率の含硫ウレタン系プラスチックレンズを得ることができる。
また、本発明の光学物品の製造方法は、前記液状の硬化性組成物がポリチオール化合物を5%以上含むことを特徴とする。
上記光学物品の製造方法によれば、硬化性組成物がポリイソシアネート化合物と構成比5%以上のポリチオール化合物の混合物であることにより、十分に重合硬化され、粘着テープの粘着剤の溶け出しによる白濁を防止した高屈折率の含硫ウレタン系プラスチックレンズを得ることができる。
また、本発明の光学物品の製造方法は、前記液状の硬化性組成物がエピスルフィド化合物を主成分とすることを特徴とする。
上記光学物品の製造方法によれば、硬化性組成物がエピスルフィド化合物を主成分とすることにより、粘着テープの粘着剤の溶け出しによる白濁を防止し、しかも屈折率が1.7以上の、より高屈折率のプラスチックレンズを得ることができる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は、本発明のプラスチックレンズの製造方法を説明するための工程説明図である。
本発明のプラスチックレンズの製造方法は、先ず成形用型の組込みをする(ステップS11)。
図2に示す硬化性組成物が注入される成形用型の断面図において、成形用型MAは、所望の曲面を有するレンズの光学面を形成する2個のガラスからなるモールド型1,2を、その間隔がレンズを形成するように予め冶具等で固定して、粘着テープ3を、2個のモールド型1,2を跨ぐように外周の側面周囲に巻いて固定する。
粘着テープ3は、例えば厚み50μmのポリエチレンテレフタレート2軸延伸フィルムからなるテープ基材30の内側に、例えば厚み25μmのシリコーン系の粘着剤31が塗布されている(成形用型組込み工程)。
そして、成形用型MAに硬化性組成物を注入する(ステップS12)。
図3に示す硬化性組成物の注入工程における成形用型の断面図において、重合処理される硬化性組成物4を、成形用型MAの固定された2個のモールド型1,2の間隔部に、例えばシリンジに連結する注射針5を用いて、粘着テープ3から注入する(第1の工程としての組成物注入工程)。
硬化性組成物を注入した注射針5の注入穴は、図4の硬化性組成物が注入された重合用型の断面図に示すように、例えばフッ素樹脂テープ6により封止して重合用型MBが完成する。この重合用型MBの外観図を図5に示す。
この注入される液状の硬化性組成物4は、ポリイソシアネート化合物の1種以上、およびポリチオール化合物を主成分とする組成物、あるいはエピスルフィド系化合物を用いる。この硬化性組成物4については、後述する実施例において詳述する。
そして、重合用型MBに注入された液状の硬化性組成物を粘度上昇させる(ステップS13)。
このステップS13では、重合用型MBに注入された前記液状の硬化性組成物に前記粘着テープ3の粘着剤31が溶け出さない所定の温度範囲で液状の硬化性組成物を粘度上昇させる(第2の工程としての粘度上昇工程)。
粘度上昇工程は重合用型MBを粘着テープ3の粘着剤31が溶け出さない所定の温度範囲の環境内に載置する。特別に大気重合炉内に載置する必要はなく、例えば、温度管理された室内への放置でもよい。
そして、重合用型MBの中で粘度上昇させた液状の硬化性組成物を重合する(ステップS14)。
重合用型MBを大気重合炉中で所望の重合温度パターンで昇温し、液状の硬化性組成物を重合硬化させる(第3の工程としての重合工程)。
そして、重合された重合用型MBを室温まで徐冷した後に、粘着テープ3を取り除き、モールド型1.2を取外す、所謂離型(ステップS15)してプラスチックレンズが完成する。
先ず、所望の曲面を有するレンズの光学面を形成する2個のガラスからなるモールド型1,2を、その間隔がレンズを形成するように予め冶具等で固定して、粘着テープ3を、2個のモールド型1,2を跨ぐように外周の側面周囲に巻いて固定して成形用型MAの組込みをした。
硬化性組成物は、ポリチオール化合物のペンタエリスリトール テトラ(3−メルカプトプロピオネート)130g、ポリイソシアネート化合物のm−キシリレンジイソシアネート100g、触媒のジブチルスズジクロライド0.023g、内部離型剤0.23g、2−(2'−ヒドロキシ−5'−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール0.115gを混合攪拌し硬化性組成物を得た。
調合初期の20℃における粘度は30mPa・sであった。さらに5mmHgの真空下で30分脱気(脱泡)を行った後、第1の工程として、この硬化性組成物を成形用型MAに注入した。
第2の工程として、反応初期段階において硬化性組成物(重合用型MB)を25℃に10時間保管し増粘(粘度上昇)させた。
第3の工程として、注入された硬化性組成物が増粘された重合用型MBを大気重合炉中で25℃から120℃まで10時間かけて昇温して重合を行った。
そして、重合用型MBを常温に冷却後、モールド型1,2と粘着テープ3を除去し、屈折率1.60の含硫ウレタン系プラスチックレンズを得た。
得られたプラスチックレンズは、プロジェクターの光を当てて外観評価を行ったが、粘着テープ3の粘着剤31の溶け出しによる白濁は確認できなかった。
実施例1と同様の方法で成形用型MAを組み立てた。
成形用型MAに注入する硬化性組成物は、ポリイソシアネート化合物のノルボルナンジイソシアネ−ト100g、ポリチオール化合物のペンタエリスリトール テトラ(3−メルカプトプロピオネート)47g、ポリチオール化合物の4−メルカプトメチル−3,6−ジチア−1,8−オクタンジチオ−ル50g、触媒のジブチルスズジクロライド0.059g、離型剤0.20g、紫外線吸収剤の2−(2'−ヒドロキシ−5'−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール0.099gを混合攪拌し硬化性組成物を得た。
硬化性組成物の調合初期の20℃における粘度は32mPa・sであった。さらに5mmHgの真空下で30分脱気を行った後、第1の工程として、この硬化性組成物を成形用型MAに注入した。
第2の工程として、反応初期段階において硬化性組成物を10℃に6時間、さらに30℃に5時間保管し増粘させた。
第3の工程として、注入された硬化性組成物が増粘された重合用型MBを大気重合炉中で30℃から130℃まで10時間かけて昇温して重合を行った。
そして、重合用型MBを常温に冷却の後、粘着テープ3とモールド型1,2を除去し、屈折率1.60の含硫ウレタン系プラスチックレンズを得た。
得られたプラスチックレンズについてプロジェクターの光を透過させ外観評価を行ったが、粘着テープ3の粘着剤31の溶け出しによる白濁は確認できなかった。
実施例1と同様の方法で成形用型MAを組み立てた。
成形用型MAに注入する硬化性組成物は、ポリイソシアネート化合物のm−キシリレンジイソシアネート100g、ポリチオール化合物の4,7−ビス(メルカプトメチル)−3,6,9−トリチア−1,11−ウンデカンジチオ−ル、4,8−ビス(メルカプトメチル)−3,6,9−トリチア−1,11−ウンデカンジチオ−ル、5,7−ビス(メルカプトメチル)−3,6,9−トリチア−1,11−ウンデカンジチオ−ルの混合物98g、触媒のジブチルスズジクロライド0.012g、触媒のN,N−ジメチルシクロヘキシルアミン0.012g、内部離型剤0.20g、紫外線吸収剤の2−(2'−ヒドロキシ−5'−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール0.099gを混合攪拌し硬化性組成物を得た。
調合初期の20℃における粘度は20mPa・sであった。さらに5mmHgの真空下で30分脱気を行った後、第1の工程として、この硬化性組成物を成形用型MAに注入した。
第2の工程として、反応初期段階において硬化性組成物を10℃で15時間保管し増粘させた。
第3の工程として、注入された硬化性組成物が増粘された重合用型MBを大気重合炉中で0℃から120℃まで10時間かけて昇温して重合を行った。
そして、重合用型MBを常温に冷却後、粘着テープ3とモールド型1,2を除去し、屈折率1.67の含硫ウレタン系プラスチックレンズを得た。
得られたプラスチックレンズは、プロジェクターの光を透過させ外観評価を行ったが、粘着テープ3の粘着剤31の溶け出しによる白濁は確認できなかった。
実施例1と同様の方法で成形用型MAを組み立てた。
成形用型MAに注入する硬化性組成物は、エピスルフィド系化合物のビス−(2,3エピチオプロピル)ジスルフィド90g、4,8or4,7or5,7−ジメルカプトメチル−1,11−ジメルカプト−3,6,9−トリチアウンデカン10gの組成比で混合した後、紫外線吸収剤の2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール(商品名 シーソーブ701 シプロ化成株式会社製)を1.0g添加した後、十分に撹拌して、完全に溶解させた。その後、触媒としてN,N−ジメチルシクロヘキシルアミン0.10gを混合、室温で十分に撹拌して均一液とした。第1の工程として、この硬化性組成物を成形用型MAに注入した。
第2の工程として、反応初期段階において硬化性組成物を25℃で3時間保管し増粘させた。
第3の工程として、注入された硬化性組成物が増粘された重合用型MBを大気重合炉中で30℃から130℃まで10時間かけて昇温して重合を行った。
そして、重合用型MBを常温に冷却後、粘着テープ3とモールド型1,2を除去し、130℃で2時間加熱してアニール処理を行って、屈折率1.734のプラスチックレンズを得た。
得られたプラスチックレンズは、プロジェクターの光を透過させ外観評価を行ったが、粘着テープ3の粘着剤31の溶け出しによる白濁は確認できなかった。
[比較例1]
実施例1において、第2の工程の反応初期段階における硬化性組成物の25℃での10時間保管なしでプラスチックレンズを作製した。第2の工程を省いた以外は、実施例1と全て同じ工程で製造した。
得られたプラスチックレンズにプロジェクターの光を透過させ外観評価を行ったが、粘着テープ3の粘着剤31の溶け出しによる白濁が確認され、レンズとしては不良であった。
[比較例2]
実施例2において、第2の工程の反応初期段階における硬化性組成物の10℃での6時間保管、さらに30℃での5時間保管をすることによる増粘をせずにプラスチックレンズを作製した。第2の工程を省いた以外は、実施例2と全て同じ工程で製造した。
得られたプラスチックレンズは、プロジェクターの光を透過させ外観評価を行ったが、粘着テープ3の粘着剤31の溶け出しによる白濁が確認され、レンズとしては不良であった。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。
第2の実施形態は、モニター成形用型MMを設けたこと、重合用型MBを重合する直前に、モニター成形用型MMを用いて成形用型MAに注入された液状の硬化性組成物(重合
用型MB)の粘度上昇の状態を測定する粘度測定工程を新たに設けたことを除いては、上記第1の実施形態と同様であり、同一工程内容は、その詳細説明はこれを省略する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係わるプラスチックレンズの製造方法を説明するための工程説明図である。
先ず、硬化性組成物が注入される成形用型MAとモニター成形用型MMの組込みを行う。
このモニター成形用型MMは、成形用型MA組込み時に、成形用型MAと全く同じ構造及び組込み方法で組込みを行う。モニター成形用型MMの組込み数量は少なくとも1個以上の所望の数量を組み込む(成形用型組込み工程、ステップS21)。
そして、第1の工程として、成形用型MA及びモニター成形用型MMに硬化性組成物を注入する(組成物注入工程、ステップS22)。
そして、第2の工程として、重合用型MB及びモニター成形用型MMに注入された液状の硬化性組成物を粘度上昇させる(粘度上昇工程、ステップS23)。
次に、次工程の重合工程の工程直前に、少なくとも1個のモニター成形用型MMを取り出して、粘度計を用いて成形用型MMに注入された液状の硬化性組成物の粘度測定を行う。
粘度測定は、先ず、モニター成形用型MMを20±1℃の恒温槽に移し温度平衡を保つ。一方、粘度計は、DVM−E型回転粘度計(東京計器株式会社製)に20±1℃の恒温水を循環し、粘度測定部の温度平衡を保つ。そして、モニター成形用型MMの粘着テープ3の一部を剥がし、モニター成形用型MM内の硬化性組成物をシリンジにより取り出す。取り出した硬化性組成物のうち0.4〜1.2mlを、粘度計に装着された測定用カップにセットして粘度測定をする。
この粘度測定値が、200mPa・s以上か否かを判定して、200mPa・s以上の場合(YES)は、重合用型MBは重合工程(第3の工程)に進み、200mPa・s以下の場合(NO)は、重合用型MBは再び粘度上昇工程(第2の工程)に戻り硬化性組成物の粘度上昇をさせる。以下、所定の時間が経過後にモニター成形用型MMに注入された硬化性組成物の粘度測定を、粘度測定値が200mPa・s以上の条件に入るまで繰り返し実施する(粘度測定工程、ステップS24)。
そして、第3の工程として、重合用型MBの中で粘度上昇させた液状の硬化性組成物を重合する(重合工程、ステップS25)。
そして、重合された重合用型MBを室温まで徐冷した後に、粘着テープ3を取り除き、モールド型1,2を取外す、所謂離型(ステップS26)してプラスチックレンズが完成する。
以上に説明したように、本実施形態のプラスチックレンズの製造方法によれば、以下の効果が得られる。
(1)片面に粘着剤31が塗布された粘着テープ3を、2個のモールド型1,2の側面周囲に巻き付けて固定した成形用型MAに、液状の硬化性組成物4を注入して重合するテープモールド法において、成形用型MAに注入された液状の硬化性組成物4を粘着テープ3の粘着剤31が溶け出さない所定の温度範囲で粘度上昇させる工程の後に、成形用型MAに注入された液状の硬化性組成物4を重合する工程を行うことにより、白濁の低減したプラスチックレンズを提供することができる。
(2)10℃以上40℃未満の温度範囲で成形用型MAに注入された液状の硬化性組成物4の粘度を上昇させることにより、粘着テープ3の粘着剤31が硬化性組成物4に溶け出さずに、白濁の低減したプラスチックレンズを得ることができる。
(3)成形用型MAに注入された液状の硬化性組成物の粘度を200mPa・s以上になるまで上昇をさせることより、粘着テープ3の粘着剤31が硬化性組成物に溶け出さずに、白濁の低減したプラスチックレンズを得ることができる。
(4)モニター成形用型MMを用いて粘度測定を行う粘度測定工程を第3の工程に移行する前に行うことにより、より確実に粘着テープ3の粘着剤31の溶け出しによる白濁を防止したプラスチックレンズを提供することができる。
(5)モニター成形用型に注入された液状の硬化性組成物が、所定の粘度以上に達してから第3の工程に移行できるので、より確実に粘着テープ3の粘着剤31の溶け出しによる白濁を防止したプラスチックレンズを提供することができる。
(6)硬化性組成物4がポリイソシアネート化合物とポリチオール化合物の混合物であることにより、粘着テープ3の粘着剤31が硬化性組成物4に溶け出すことによる白濁を防止し、しかも屈折率が1.60以上の高屈折率の含硫ウレタン系プラスチックレンズを得ることができる。
(7)硬化性組成物4がポリイソシアネート化合物と構成比5%以上のポリチオール化合物の混合物であることにより、十分に重合硬化され、粘着テープ3の粘着剤31が硬化性組成物4に溶け出すことによる白濁を防止した高屈折率の含硫ウレタン系プラスチックレンズを得ることができる。
(8)硬化性組成物4がエピスルフィド化合物を主成分とすることにより、粘着テープ3の粘着剤31が硬化性組成物4に溶け出すことによる白濁を防止し、しかも屈折率が1.7以上の、より高屈折率のプラスチックレンズを得ることができる。
以上の実施形態において、重合する硬化性組成物について、ポリイソシアネート化合物としては、実施例において使用したm−キシリレンジイソシアネート等の他に、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメリック型ジフェニルメタンジイソシアネート、トリジンジイソシアート、ナフタレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート、水添ジフェニルメタンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、トリレンジイソチオシアネート、ジフェニルメタンジイソチオシアネート、トリジンジイソチオシアネート、ナフタレンジイソチオシアネート、ヘキサメチレンジイソチオシアネート、イソホロンジイソチオシアネート、キシリレンジイソチオシアネート、2,5−ビス(イソシアネートメチル)ビシクロ[2,2,1]ヘプタン、2,6−ビス(イソシアネートメチル)ビシクロ[2,2,1]ヘプタン、3,8−ビス(イソシアネートメチル)トリシロ[5,2,1,02,6]−デカン、3,9−ビス(イソシアネートメチル)トリシクロ[5,2,1,02,6]−デカン、4,8−ビス(イソシアネートメチル)トリシクロ[5,2,1,02,6]−デカン、4,9−ビス(イソシアネートメチル)トリシクロ[5,2,1,02,6]−デカン、ダイマー酸ジイソシアネート等のポリイソ(チオ)シアネート化合物およびそれらの化合物のアロファネート変性体、ビュレット変性体、イソシアヌレート変性体が挙げられ、これらの化合物を単独あるいは、必要に応じて2種類以上の混合物として用いることができる。
また、ポリチオール化合物の具体例としては、実施例において使用したペンタエリスリトール テトラ(3−メルカプトプロピオネート)等の他に、ジ(2−メルカプトエチル)エーテル、1,2−エタンジチオール、1,4−ブタンジチオール、エチレングリコールジチオグリコレート、トリメチロールプロパントリス(チオグリコレート)、ペンタエリスリトールテトラキス(2−メルカプトアセテート)、1,2−ジメルカプトベンゼン、キシリレンジチオール、4−メルカプトメチル−3,6−ジチオ−1,8−オクタンジチオール等も挙げられ、これらの化合物を単独あるいは、必要に応じて2種類以上の混合物として用いることができる。
プラスチックレンズの注型成形する際、ポリイソシアネート化合物とポリチオール化合物の使用割合は、ポリチオール化合物を5%以上含むことが必要である。ポリチオール化合物が5%以下の場合には、重合による十分な硬化を得ることができない。
エピスルフィド基を有する化合物としては、実施例において使用したビス−(2,3エピチオプロピル)ジスルフィド等の他に、既存のエポキシ化合物のエポキシ基の一部あるいは全てをエピスルフィド化して得られるエピスルフィド化合物を用いることができる。また、プラスチックレンズの高屈折率化と高アッベ数化のためにはエピスルフィド基以外にも分子中に硫黄原子を含有する化合物を用いることができる。
具体例としては、ビス−(2,3エピチオプロピル)ジスルフィド、1,2−ビス(β−エピチオプロピルチオ)エタン、ビス−(β−エピチオプロピル)スルフィド、1,3および1,4−ビス(β−エピチオプロピルチオ)シクロヘキサン、1,4−ビス(β−エピチオプロピルチオメチル)ベンゼン、2,5−ビス(β−エピチオプロピルチオメチル)−1,4−ジチアン等が挙げられる。
また、必要に応じて内部離型剤、紫外線吸収剤、反応触媒の他に、鎖延長剤、架橋剤、光安定剤、酸化防止剤、分散染料,油溶染料,顔料などの着色剤,ブルーイング剤等をポリイソシアネート化合物とポリチオール化合物の混合液中に適宜添加することもできる。
本発明の実施例に係わるプラスチックレンズの製造方法を説明するための図。 硬化性組成物が注入される成形用型の断面図。 硬化性組成物の注入工程における成形用型の断面図。 硬化性組成物が注入された成形用型の断面図。 硬化性組成物が注入された重合用型の外観図。 本発明の別のプラスチックレンズの製造方法を説明するための図。
符号の説明
1,2…モールド型
3…粘着テープ
4…硬化性組成物
30…テープ基材
31…粘着剤
MA…成形用型
MB…硬化性組成物が注入された重合用型
MM…モニター成形用型
S12,S22…第1の工程としての組成物注入工程
S13,S23…第2の工程としての粘度上昇工程
S14,S25…第3の工程としての重合工程
S24…粘度測定工程

Claims (8)

  1. 片面に粘着剤が塗布された粘着テープを複数のモールド型の側面周囲に巻き付けて固定した成形用型に、液状の硬化性組成物を注入する第1の工程と、
    前記成形用型に注入された前記液状の硬化性組成物に前記粘着テープの粘着剤が溶け出さない所定の温度範囲で液状の硬化性組成物を粘度上昇させる第2の工程と、
    成形用型の中で粘度上昇された前記液状の硬化性組成物を重合させる第3の工程と
    を前記第1、第2、第3の工程の順で行うことを特徴とする光学物品の製造方法。
  2. 請求項1に記載の光学物品の製造方法において、
    前記第2の工程を10℃以上40℃未満で行うことを特徴とする光学物品の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の光学物品の製造方法において、
    前記第2の工程を液状の硬化性組成物の粘度が200mPa・s以上になるまで行うことを特徴とする光学物品の製造方法。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の光学物品の製造方法において、
    粘度測定用のモニター成形用型を少なくとも1個以上含めて前記第1の工程及び前記第2の工程を行い、前記第3の工程の前に、前記モニター成形用型に注入された液状の硬化性組成物の粘度を測定する粘度測定工程を有することを特徴とする光学物品の製造方法。
  5. 請求項4に記載の光学物品の製造方法において、
    前記粘度測定工程では、前記モニター成形用型に注入された液状の硬化性組成物について測定された粘度が、所定の粘度以上になっていた場合に前記第3の工程に移行することを特徴とする光学物品の製造方法。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の光学物品の製造方法において、
    前記液状の硬化性組成物が、ポリイソシアネート化合物とポリチオール化合物の混合物を主成分とすることを特徴とする光学物品の製造方法。
  7. 請求項6に記載の光学物品の製造方法において、
    前記液状の硬化性組成物がポリチオール化合物を5%以上含むことを特徴とする光学物品の製造方法。
  8. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の光学物品の製造方法において、
    前記液状の硬化性組成物がエピスルフィド化合物を主成分とすることを特徴とする光学物品の製造方法。



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