JP2005076245A - 地上設置物の支柱と横枠の連結構造 - Google Patents

地上設置物の支柱と横枠の連結構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 傾斜地や階段に設置した手摺やフェンスの隣接する横枠に支柱を挟んだ段差が生じるのを防止する。
【解決手段】 支柱1と,これに所定角度をなして連結する横枠21との関係を,支柱1の軸線上の定点と水平に配置した横枠21とを結ぶ線を底辺とし,最大傾斜角度の横枠とを結ぶ線を斜辺とし,横枠ジョイント4とのボルトナット5締着位置を垂直辺とする直角三角形を仮想し,支柱ブラケット3の取付基板31に配置の長孔32が,締着位置に応じて変化する垂直辺の高低差L1を,連結突片34の長孔35が,横枠21の水平位置から最大傾斜角度までの間でその締着位置に応じて変化する斜辺の水平長短差L2を吸収するようにし,横枠21と支柱1の交点Pを常に定点として横枠21を連結する。
【選択図】 図2

Description

本発明は,例えば手摺,フェンス等の地上設置物に関し,特に,例えば玄関の階段,スロープ等の傾斜地等に設置するに好適に用いられる地上設置物の支柱と横枠の連結構造に関する。
例えば傾斜地用の手摺として,支柱取付用の取付基板及び該取付基板から平面コ字状をなすように突出した連結突片を有する支柱ブラケットと,横枠端部取付用の取付脚部及び該取付脚部から横枠延長方向に突出した連結突片を有する横枠ジョイントとを用いてこれら双方の連結突片を重合固定することによって支柱を挟んで横枠を傾斜角度自在に連結支持したものが知られている。
そして上記連結突片の重合固定を,支柱ブラケットの上記連結突片に横枠傾斜位置を起点とし最大傾斜角度との間で湾曲配置された湾曲長孔を,横枠ジョイントの上記連結突片にボルト挿通孔を透設し,これら湾曲長孔とボルト挿通孔を介したボルトナットの締着で行い,該湾曲長孔の範囲で横枠ジョイントを支柱に対して左右に離接移動自在とする一方,支柱ブラケットの上記取付基板にボルト挿通孔を透設し,該支柱ブラケットを支柱を挟んで上下に反転配置して双方の取付基板を左右に対向して該取付基板と支柱を貫通するボルトナットによってこれら3者を一体的に締着したものとされ,該ボルトナットは支柱の軸線と横枠(軸線)との交点を水平に横断するように支柱を貫通するように配置するものとされる。
特開平9−302634号
この場合,支柱を挟んで配置された上下の横枠を,支柱の軸線と横枠との交点を通るように配置できるから,これらの間に段差を生じることなくその連結支持をなし得るが,支柱を挟んだ両側の支柱ブラケットはボルトナットで3者一体的に締着されてその位置関係が固定され,またその連結突片の湾曲長孔は横枠の傾斜位置を起点とするから,横枠を水平に配置することができず,従って例えば平地から傾斜地に掛けて横枠を連続的に配置しようとしても平地部分において横枠を水平に配置することが不可能であり,このとき敢えて片側の支柱ブラケットを上下逆に配置して支柱ブラケットの向きを同じくすれば交点より上方の位置で横枠を水平に配置し得ることになるが,支柱ブラケットの片側を上下逆に配置したことにより,支柱を挟む他方の傾斜配置の横枠との間において上下方向に大きな段差が発生することになる。また上記支柱ブラケットの位置関係がボルトナットで固定されることによって,例えば建物の出隅や入隅に沿って設置するに際して生じるコーナーのように支柱を挟んで平面角度が屈曲するように横枠を連結することができないといった問題点を残している。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので,その解決課題とするところは,支柱に対して横枠長手方向の水平及び傾斜の連結支持と平面屈曲方向の連結支持の双方を可能とし,平地と階段やスロープ等の傾斜地の双方に使用できるとともに更に平面角度が変化する支柱位置を含めて支柱を挟む横枠間の段差を解消し得るようにした地上設置物の支柱と横枠の連結構造を提供するにある。
上記課題に添って本発明は,支柱と,これに所定角度をなして連結する横枠との関係を,支柱の軸線上の定点と水平に配置した横枠(軸線乃至その上下の平行線)とを結ぶ水平線を仮想底辺とし,この定点と最大傾斜角度の横枠とを結ぶ傾斜線を仮想斜辺とし,ボルトナット締着位置を仮想垂直辺とする仮想の直角三角形を仮想し,支柱ブラケットにおける取付基板配置の長孔が,この直角三角形における締着位置に応じて変化する仮想垂直辺の高低差を吸収し,また支柱ブラケットにおける連結突片の長孔が,横枠の水平位置から最大傾斜角度までの間でこの直角三角形における締着位置に応じて変化する仮想斜辺における水平の長短差を吸収するようにして,水平と最大傾斜角度の間で横枠と支柱の軸線との交点を常に同一の上記定点とするように横枠を配置して,支柱に対して横枠長手方向の水平及び傾斜の連結支持と平面屈曲方向の連結支持の双方を可能とし,平地と階段やスロープ等の傾斜地の双方に使用できるとともに更に平面角度が変化する支柱位置を含めて支柱を挟む上下横枠の段差を解消し得るようにしたものであって,即ち請求項1に記載の発明を,支柱取付用にして長孔を透設した取付基板及び該取付基板から平面L字状,T字状,コ字状等をなすように突出し長孔を透設した連結突片を有する支柱ブラケットと,横枠端部取付用の取付脚部及び該取付脚部から横枠延長方向に突出しボルト挿通孔を透設した連結突片を有する横枠ジョイントとを用い,上記取付基板の長孔を介して支柱側面の所定位置に該支柱を挟むように支柱ブラケットを固定し,その連結突片の長孔と横枠ジョイントの連結突片のボルト挿通孔を介してこれら連結突片をボルトナットで締着固定することによって該横枠ジョイントを取付けた横枠を支柱を挟んで連結してなり,上記支柱を挟む各水平の横枠と支柱の軸線の交点を結ぶ水平線を仮想底辺とし最大傾斜角度の横枠と該交点を結ぶ傾斜線を仮想斜辺とする仮想直角三角形をそれぞれ想定し,上記支柱ブラケットにおける取付基板の長孔によって,該仮想直角三角形の上記ボルト挿通孔位置に応じて変化する仮想垂直辺の垂直高低差を吸収自在とし,支柱ブラケットにおける連結突片の長孔によって,横枠ジョイントのボルト挿通孔を支柱に対して離接自在とするとともに上記横枠の水平位置から最大傾斜角度までの間で上記仮想直角三角形の上記ボルト挿通孔位置に応じて変化する仮想斜辺の水平長短差を吸収自在としてなることを特徴とする地上設置物の支柱と横枠の連結構造としたものである。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,支柱ブラケットを左右勝手のないものとしてこれを支柱の側面双方に使用可能としまた,例えば支柱の定点とした交点高さに支柱ブラケットを仮止めし,上記仮想垂直辺の垂直高低差に応じて本止めすることによって支柱ブラケットの位置出しを容易且つ確実になし得るものとするように,これを,上記支柱ブラケットにおける取付基板の長孔を,上記交点を上下の中央位置としてその上下にそれぞれ上記仮想垂直辺の垂直高低差分の長さを有して透設してなることを特徴とする請求項1に記載の地上設置物の支柱と横枠の連結構造としたものである。
請求項3及び4に記載の発明は,同じく上記に加えて,それぞれ支柱ブラケットにおける連結突片の長孔を好ましい形態とするように,請求項3に記載の発明を,上記支柱ブラケットにおける連結突片の長孔を,円弧に沿って湾曲配置した湾曲長孔としてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の地上設置物の支柱と横枠の連結構造とし,請求項4に記載の発明を,上記支柱ジョイントにおける連結突片の長孔を,支柱近接位置から離隔位置に向けた水平乃至傾斜配置した直線長孔としてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の地上設置物の支柱と横枠の連結構造としたものである。
請求項5に記載の発明は,同じく上記に加えて,支柱ブラケットと横枠ジョイントの重合固定を確実且つ強固に行なうことによって横枠の連結支持を耐久性に優れたものとするように,これを,上記支柱ブラケット及び横枠ジョイントの連結突片の一方を単一の突片とし,他方を平行一対の突片とすることによって双方の連結突片の重合固定をこれら連結突片の挟持状態で行ってなることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載の地上設置物の支柱と横枠の連結構造としたものである。
請求項6に記載の発明は,同じく上記に加えて,支柱に対する支柱ブラケットの取付を確実且つ強固に行なうものとするように,これを,上記支柱を断面円形とし,支柱ブラケットの取付基板をその側面に合せて湾曲形成した湾曲基板としてなることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5に記載の地上設置物の支柱と横枠の連結構造としたものである。
請求項7に記載の発明は,同じく上記に加えて,横枠を仕切面体の横枠として,該仕切面体を支柱に連結支持し得るものとするように,これを,上記横枠を上下に配置し,該上下の横枠間に仕切面を配置することによって仕切面体を形成し,上記支柱を挟むように固定した支柱ブラケットによって該仕切面体の上下の横枠を連結してなることを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6に記載の地上設置物の支柱と横枠の連結構造としたものである。
本発明はこれらをそれぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段としたものである。
本発明は以上のとおり構成したから,請求項1に記載の発明は,支柱ブラケットにおける取付基板配置の長孔が,仮想直角三角形の締着位置に応じて変化する仮想垂直辺における垂直高さの差を吸収し,また支柱ブラケットにおける連結突片の長孔が,横枠の水平位置から最大傾斜角度までの間でこの直角三角形の締着位置に応じて変化する仮想斜辺における水平長さの差を吸収することによって,水平と最大傾斜角度の間で横枠と支柱の軸線との交点を常に同一の上記定点とするように横枠を配置して,支柱に対して横枠長手方向の水平及び傾斜の連結支持と平面屈曲方向の連結支持の双方を可能とし,平地と階段やスロープ等の傾斜地の双方に使用できるとともに更に平面角度が変化する支柱位置を含めて支柱を挟む横枠間の段差を解消し得るようにした地上設置物の支柱と横枠の連結構造を提供することができる。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,支柱ブラケットを左右勝手のないものとしてこれを支柱の側面双方に使用可能としまた,例えば支柱の定点とした交点高さに支柱ブラケットを仮止めし,上記仮想垂直辺の垂直高低差に応じて本止めすることによって支柱ブラケットの位置出しを容易且つ確実になし得るものとすることができる。
請求項3及び4に記載の発明は,同じく上記に加えて,それぞれ支柱ブラケットにおける連結突片の長孔を好ましい形態とすることができる。
請求項5に記載の発明は,同じく上記に加えて,支柱ブラケットと横枠ジョイントの重合固定を確実且つ強固に行なうことによって横枠の連結支持を耐久性に優れたものとすることができる。
請求項6に記載の発明は,同じく上記に加えて,支柱に対する支柱ブラケットの取付を確実且つ強固に行なうものとすることができる。
請求項7に記載の発明は,同じく上記に加えて,横枠を仕切面体の横枠として,該仕切面体を支柱に連結支持し得るものとすることができる。
以下図面の例に従って本発明を更に具体的に説明すれば,Aは階段に設置した地上設置物としての手摺であり,該手摺Aは,所定間隔毎に起立設置した,例えば断面円形の支柱1に,アルミ押出材を加工組立して形成した仕切面体2を隣接する支柱1間に連結支持したものとしてあり,該仕切面体2は,横枠21を上下に配置し,該上下の横枠21間に配置した仕切面として多数の縦桟22を配置して形成してあり,このとき上下の横枠に対して各縦桟22の上下端を回動自在に固定することによって,水平及び傾斜設置のいずれの場合も縦桟22が常に垂直となるようにしてある。
該仕切面体2は,そのそれぞれ隣接する上下の横枠21を,支柱ブラケット3と横枠ジョイント4とを用いて支柱1を挟むように連結してあり,このとき支柱ブラケット3は,支柱取付用にして長孔32を透設した取付基板31及び該取付基板31から平面L字状,T字状,コ字状等,本例にあってはT字状をなすように突出し長孔35を透設した連結突片34を有するものとし,横枠ジョイント4は,横枠21端部取付用の取付脚部41及び該取付脚部41から横枠21延長方向に突出しボルト挿通孔43を透設した連結突片42を有するものとし,これらを用いた連結は,これを,上記取付基板31の長孔32を介して支柱1側面の所定位置に該支柱1を挟むように支柱ブラケット3を固定し,その連結突片34の長孔35と横枠ジョイント4の連結突片42のボルト挿通孔43を介してこれら連結突片34,42をボルトナット5で締着固定することによって横枠21が支柱1を挟んで行ってある。
上記支柱ブラケット3は,その取付基板31を,上記断面円形の支柱1の側面に合せて湾曲基板とし,その連結突片34を単一の突片として,その長孔32を連結突片34の両側に透設するとともに連結突片34の長孔を円弧に沿って湾曲配置した湾曲長孔としてあり,また横枠ジョイント4は,その連結突片42を平行一対の突片とし,上記支柱ブラケット3の連結突片34との重合固定を,これら連結突片34,42の挟持状態,即ち支柱ブラケット3の単一の連結突片34を横枠ジョイント4の平行一対の連結突片42が挟持した状態で行ったものとしてある。
このとき上記支柱1と,該支柱1を挟む各水平の横枠21とは,支柱1の軸線の交点Pを結ぶ水平線を仮想底辺とし最大傾斜角度の横枠と該交点Pを結ぶ傾斜線を仮想斜辺とする仮想直角三角形をそれぞれ想定し,上記支柱ブラケット3における取付基板31の長孔32によって該仮想直角三角形の上記ボルト挿通孔43位置に応じて変化する仮想垂直辺の垂直高低差L1を吸収自在とし,支柱ブラケット3における連結突片34の長孔35によって,横枠ジョイント4のボルト挿通孔43を支柱1に対して離接自在とするとともに上記横枠21の水平位置から最大傾斜角度までの間で上記仮想直角三角形の上記ボルト挿通孔43位置に応じて変化する仮想斜辺の水平長短差L2を吸収自在としたものとしてあり,これにより水平と最大傾斜角度の間で横枠21と支柱1の軸線との交点Pを常に同一の上記定点とするように横枠21を配置して,支柱1に対して横枠21長手方向の水平及び傾斜の連結支持と平面屈曲方向の連結支持の双方を可能とし,平地と階段やスロープ等の傾斜地の双方に使用できるとともに更に平面角度が変化する支柱1位置を含めて支柱を挟む上下横枠21の段差を解消したものとしてある。
即ち本例にあって支柱ブラケット3は,その上記湾曲基板とした取付基板31の長孔32を,上記交点Pを上下の中央位置としてその上下にそれぞれ上記仮想垂直辺の垂直高低差L1分の長さを有して垂直に透設したものとし,またその連結突片34を取付基板31からその上下一方に変位した半円状に突出したものとし,該変位した連結突片34の上下一方に上記湾曲長孔とした長孔35を透設し,このとき該湾曲長孔は,連結突片34の任意点を中心とする円弧に沿って,例えば水平位置から,例えば40度の角度をなすように配置したものとしてある。
該支柱ブラケット3は,これを,支柱1を挟んで上下反転して取付けることによって湾曲長孔を,支柱上下に交点Pに対して対称状に配置することができるとともに該交点Pを上下中央位置とする取付基板31の垂直の長孔32によって上下反転状態でその取付位置を長孔32の長さの1/2分上下移動してその位置調整を行なうことが可能となり,従って支柱ブラケット3は,これを斯様に配置することによって,取付基板31の長孔32が交点Pを通過する横枠21の軸線乃至その上下の平行線が,上記仮想直角三角形の仮想斜辺をなすについて生じるその仮想垂直辺の垂直高低差L1を吸収してその取付を行なうことによって,支柱1を挟んで連結した横枠21が一連の直線をなし,また支柱1を挟んだ交点Pにおいて角度を変化することが可能となる。またこのとき横枠21の軸線乃至その上下の平行線が交点Pを通過するために横枠21,即ちその端部に取付けた横枠ジョイント4のボルト挿通孔43の位置が湾曲長孔35に添って回動し,その結果横枠21,即ち該ボルト挿通孔43が支柱1に対して離接移動することを許容するところ,該湾曲長孔35がこのボルト挿通孔43の離接移動による締着位置の移動距離,即ち上記仮想直角三角形の仮想斜辺の水平長短差L2を吸収する結果,上記支柱1を挟んだ横枠21に一連の直線乃至交点Pにおける角度変化を同時に可能とし,これによって支柱1を挟む横枠21は段差のない状態に連結支持されるに至る。なお湾曲長孔35は,これを上記交点Pを中心とする円弧に添うものとすることができるが,該湾曲長孔35におけるボルト挿通孔43の回動は交点Pを中心とする必要はないから,本例にあって該湾曲長孔35は上記連結突片34の任意点を中心とする比較的小さな半径の円弧に添うものとしてある。
本例にあって横枠ジョイント4におけるボルト挿通孔43は,これを横枠21の軸線から幾分下方に移動した位置に透設したことによって,交点Pを通過する横枠21の直線はその軸線の平行線となるが,該ボルト挿通孔43は,これを横枠21の軸線上に位置しても,該平行線としても交点Pと横枠21の関係に変化はない。
支柱1に対する横枠21の連結によって仕切面体2を設置する手順は,例えば支柱1を所定間隔に起立し,該支柱1に,例えば交点P高さに長孔32を介して支柱1に対して2本のうち一方のネジ33を螺入して仮止めした支柱ブラケット3と,上記取付脚部41を横枠21の中空部に嵌合してネジ44で同様に仮止めした横枠ジョイント4とを,これらを締着するボルトナット5で仮締着して,支柱1間に横枠21,本例にあっては仕切面体2の上下横枠21を仮支持し,然る後に該仕切面体2を,階段や傾斜地の傾斜角度に合せて手持ちして,これを上下乃至左右に揺動して,横枠21の軸線乃至平行線が交点Pを通過し,ボルトナット5の位置出しを行ない,それぞれ仮止めしたネジ33,44,ボルトナット5を本締めするとともに上記2本のうち他方のネジ33を長孔32を介して支柱1に螺入して位置が確定した支柱ブラケット3を固定すればよい。このとき平面角度が変化する位置の仕切面体2の設置は,支柱1に対してその外周方向に角度に応じて定めた位置に支柱ブラケット3を取付けるようにすれば,出隅や入隅に添う直角のコーナー形成を含めて適宜な角度で屈曲してこれを行なうことができる。
図中6は,本例にあって手摺A内側の仕切面体2中間高さ位置に手摺Aの横枠21角度に添う角度にして手摺Aの下位平地側に延設するように設置した中間横枠,62は該手摺Aの支柱1乃至手摺横枠6の延設端部に起立した専用支柱61に固定して中間横枠6を持出し状に固定保持したブラケットを示す。
図示した例は以上のとおりとしたが,上記支柱ブラケットにおける連結突片の長孔は,これによって横枠21が離接し得るようにすればよいから,これを,支柱近接位置から離隔位置に向けた水平乃至傾斜配置した直線長孔とすることが可能であり,また該長孔を湾曲長孔とするとき,その角度を,例えば上記交点位置を中央水平線として1/4円とするように,その角度を拡大することによって支柱ブラケットを上下に反転することなくその支柱への取り付けを行なって同様に横枠を連結することが可能であり,また連結突片の重合固定を上記挟持状態で行なうときに,支柱ブラケットの連結突片を平行一対の突片とし,横枠ジョイントの連結突片を単一の突片とすることも同様に可能である。これらを含めて本発明の実施に当って,地上設置物,支柱,支柱ブラケット,その取付基板,その長孔,連結突片,その長孔,横枠ジョイント,その取付脚部,連結突片,そのボルト挿通孔等の各具体的形状,構造,材質,これらの関係,これらに対する付加等は,上記発明の要旨に反しない限り様々な形態とすることができる。
手摺の正面図である。 支柱と横枠との連結状態を示す支柱上部近傍の拡大図である。 同じく支柱と横枠との連結状態を示す支柱上部近傍の拡大図である。 支柱ブラケットと横枠ジョイントの関係を示す斜視図である。 支柱ブラケットと横枠ジョイントの関係を示す分解斜視図である。 支柱ブラケットの正面図である。 支柱ブラケットの平面図である。 横枠ジョイントの正面図である。 横枠ジョイントの平面図である。
符号の説明
A 地上設置物(手摺)
1 支柱
2 仕切面体
3 支柱ブラケット
4 横枠ジョイント
5 ボルトナット
21 横枠
31 取付基板
32 長孔
34 連結突片
35 長孔
41 取付脚部
42 連結突片
43 ボルト挿通孔

Claims (7)

  1. 支柱取付用にして長孔を透設した取付基板及び該取付基板から平面L字状,T字状,コ字状等をなすように突出し長孔を透設した連結突片を有する支柱ブラケットと,横枠端部取付用の取付脚部及び該取付脚部から横枠延長方向に突出しボルト挿通孔を透設した連結突片を有する横枠ジョイントとを用い,上記取付基板の長孔を介して支柱側面の所定位置に該支柱を挟むように支柱ブラケットを固定し,その連結突片の長孔と横枠ジョイントの連結突片のボルト挿通孔を介してこれら連結突片をボルトナットで締着固定することによって該横枠ジョイントを取付けた横枠を支柱を挟んで連結してなり,上記支柱を挟む各水平の横枠と支柱の軸線の交点を結ぶ水平線を仮想底辺とし最大傾斜角度の横枠と該交点を結ぶ傾斜線を仮想斜辺とする仮想直角三角形をそれぞれ想定し,上記支柱ブラケットにおける取付基板の長孔によって,該仮想直角三角形の上記ボルト挿通孔位置に応じて変化する仮想垂直辺の垂直高低差を吸収自在とし,支柱ブラケットにおける連結突片の長孔によって,横枠ジョイントのボルト挿通孔を支柱に対して離接自在とするとともに上記横枠の水平位置から最大傾斜角度までの間で上記仮想直角三角形の上記ボルト挿通孔位置に応じて変化する仮想斜辺の水平長短差を吸収自在としてなることを特徴とする地上設置物の支柱と横枠の連結構造。
  2. 上記支柱ブラケットにおける取付基板の長孔を,上記交点を上下の中央位置としてその上下にそれぞれ上記仮想垂直辺の垂直高低差分の長さを有して透設してなることを特徴とする請求項1に記載の地上設置物の支柱と横枠の連結構造。
  3. 上記支柱ブラケットにおける連結突片の長孔を,円弧に沿って湾曲配置した湾曲長孔としてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の地上設置物の支柱と横枠の連結構造。
  4. 上記支柱ブラケットにおける連結突片の長孔を,支柱近接位置から離隔位置に向けた水平乃至傾斜配置した直線長孔としてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の地上設置物の支柱と横枠の連結構造。
  5. 上記支柱ブラケット及び横枠ジョイントの連結突片の一方を単一の突片とし,他方を平行一対の突片とすることによって双方の連結突片の重合固定をこれら連結突片の挟持状態で行ってなることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載の地上設置物の支柱と横枠の連結構造。
  6. 上記支柱を断面円形とし,支柱ブラケットの取付基板をその側面に合せて湾曲形成した湾曲基板としてなることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5に記載の地上設置物の支柱と横枠の連結構造。
  7. 上記横枠を上下に配置し,該上下の横枠間に仕切面を配置することによって仕切面体を形成し,上記支柱を挟むように固定した支柱ブラケットによって該仕切面体の上下の横枠を連結してなることを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6に記載の地上設置物の支柱と横枠の連結構造。
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