JP2005076210A - 開閉指示送信機、開閉指示受信機及び開閉指示システム - Google Patents

開閉指示送信機、開閉指示受信機及び開閉指示システム Download PDF

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隆 岩塚
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Abstract

【課題】 動作指示などの許容範囲に開閉指示送信機毎の自由度を持たせることができる開閉指示送信機、開閉指示受信機及び開閉指示システムを提供する。
【解決手段】 開閉指示受信機に、各開閉指示送信機からの送信信号を有効とする条件や動作態様を記憶しておき、条件に合致しない場合に送信信号の受信を無視したり、規定されている動作態様での動作を実行させる。又は、各開閉指示送信機に、送信信号を有効に送出する条件を記憶させておき、動作指示キーが操作されたときに、条件に合致していることを確認して送信信号を送出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、開閉指示送信機、開閉指示受信機及び開閉指示システムに関し、例えば、シャッター、ドア、窓、オーバーヘッドドア、門扉、ゲート(駐車場などのゲート)、ロールスクリーン(例えば遮光膜)、ブラインド、オーニング装置などの開閉装置を対象としたものである。
例えば、シャッター用のリモコンシステムにおいては、リモコン受信機側に、開動作、停止動作及び閉動作を指示できるリモコン送信機のIDコードを登録しておき、リモコン受信機は、受信信号の中に含まれているIDコードが、登録されているIDコードか否かに基づいて、有効なリモコン送信機からの動作指示か否かを判別するようになされている。また、同一のIDコードを含む動作指示信号を送出し得るリモコン送信機を複数にできるように、リモコン送信機間でIDコードをコピーする技術も既に提案されている(特許文献1参照)。
特開2001−45578号公報
従来のリモコンシステムは、IDコードが登録されていれば、複数のリモコン送信機の中のどのリモコン送信機による動作指示であっても許容しているが、全てのリモコン送信機に対し、同じ種類の動作指示を許容するものであった。
しかしながら、シャッターの使用者や使用状況などはシャッター毎に異なり、動作指示を全面的に許容し、又は、動作指示を全面的に拒否するだけでなく、その中間的な制限態様が、使用者や使用状況などから好ましい場合もあるが、従来のリモコンシステムでは、このようなことに応じられない。
上述のような課題は、シャッターだけでなく、他の開閉体についても、同様に生じている。
そのため、動作指示などの許容範囲に開閉指示送信機毎の自由度を持たせることができる開閉指示送信機、開閉指示受信機及び開閉指示システムが望まれている。
かかる課題を解決するため、第1の本発明は、対向する開閉体指示送信機からの送信信号に応じ、開閉体の動作を駆動する開閉体駆動装置に開閉動作指示信号を与える開閉指示受信機において、自己に有効な送信信号を送出し得る各開閉体指示送信機に関し、その開閉体指示送信機に固有な動作関連情報を記憶している送信機固有情報記憶手段と、自己に有効な送信信号を送出し得る開閉体指示送信機からの送信信号の受信時に、上記送信機固有情報記憶手段に記憶されているその開閉体指示送信機に関する動作関連情報に基づき、受信した送信信号を処理する送信機別処理手段とを有することを特徴とする。
また、第2の本発明は、開閉体の動作を駆動する開閉体駆動装置に開閉動作指示信号を与える対向する開閉指示受信機に対し、開閉体動作を起動するための送信信号を送信する開閉指示送信機において、自己が送信信号を送出し得る条件情報を記憶している送信条件記憶手段と、送信条件に合致したときのみ、送信信号を送出する送信制限手段とを有することを特徴とする。
さらに、第3の本発明は、開閉体指示送信機からの送信信号に応じ、開閉指示受信機が、開閉体の動作を駆動する開閉体駆動装置に開閉動作指示信号を与える開閉指示システムにおいて、開閉指示受信機として、第1の本発明のものを適用したことを特徴とする。
さらにまた、第4の本発明は、開閉体指示送信機からの送信信号に応じ、開閉指示受信機が、開閉体の動作を駆動する開閉体駆動装置に開閉動作指示信号を与える開閉指示システムにおいて、開閉指示送信機として、第2の本発明のものを適用したことを特徴とする。
第5の本発明は、開閉体指示送信機からの送信信号に応じ、開閉指示受信機が、開閉体の動作を駆動する開閉体駆動装置に開閉動作指示信号を与える開閉指示システムにおいて、(1)上記開閉体指示送信機は、自己に固有な動作関連情報を記憶している送信機固有情報記憶手段と、上記開閉指示受信機への送信信号に、自己に固有な動作関連情報を挿入して送信する送信手段とを有し、(2)上記開閉体指示受信機は、対向するいずれかの上記開閉体指示送信機からの送信信号の受信時に、送信信号に挿入されているその開閉体指示送信機に関する動作関連情報に基づき、受信した送信信号を処理する送信機別処理手段を有することを特徴とする。
本発明の開閉指示送信機、開閉指示受信機及び開閉指示システムによれば、動作指示などの許容範囲に開閉指示送信機毎の自由度を持たせることができる。
以下、本発明による開閉指示送信機、開閉指示受信機及び開閉指示システムの最良の形態を、第1〜第3の実施形態に基づいて説明する。
(A)第1の実施形態
図1は、本発明による開閉指示送信機、開閉指示受信機及び開閉指示システムを、電動シャッターに適用した第1の実施形態の構成を示すブロック図である。
図1において、第1の実施形態の開閉指示システム1は、リモコン送信機(開閉指示送信機)10、リモコン受信機(開閉指示受信機)20、制御盤30、モータ40などを有する。なお、リモコン受信機20及び制御盤30は、融合されて構成されていても良い。
リモコン送信機10は、操作部11、送信制御部12、送信部13、送信アンテナ14及び報知部15を有する。
操作部11は、図2に示すように、シャッターの「開動作」、「停止動作」及び「閉動作」をそれぞれ指示するため3個の指示キー11a〜11cを備え、利用者の操作に応じた信号を送信制御部12に与えるものである。
送信制御部12は、当該リモコン送信機10の全体を制御するものであり、例えば、マイクロコンピュータで構成されている。
送信制御部12は、操作部11から、開動作、閉動作又は停止動作の指示信号を受け、原送信信号(例えばシリアル送信データ:図3参照)を組み立てて送信部13に与えるものである。また、送信制御部12は、操作部11から、開動作、閉動作又は停止動作の指示信号を受けたときには、指示を受け付けたことを報知部15によって報知動作させる。
図3は、リモコン送信機10からリモコン受信機20へ送信される原送信信号のデータフォーマットを示す説明図である。
原送信信号は、原送信信号の先頭を示すフラグシーケンスと、送信元であるリモコン送信機10の識別コード(IDコード)と、送信したい情報(例えば、開動作指示、閉動作指示、停止動作指示などを含む制御コードと、誤り検出用のチェックサムとでなる。
リモコン送信機10の送信制御部12は、図3に示した原送信信号(以下、適宜フレームと呼ぶ)を所定回だけ繰り返し送信部13に与える。リモコン送信機10の送信制御部12には、当該リモコン送信機10のIDコードが予め組み込まれている。
送信部13は、送信制御部12から与えられたフレームを変調して無線周波数帯(例えば426MHz程度)の信号(無線送信信号)にして、送信アンテナ14から空間に放射させる。送信部13には、必要に応じて、バンドパスフィルタや電力増幅器が内蔵されている。なお、原送信信号の変調方式は任意であるが、例えば、ASK変調方式やFSK変調方式を適用し得る。
送信アンテナ14は、上述のように、無線送信信号を空間に放射させるものである。送信アンテナ14は、例えば、リモコン送信機10を構成する筐体内部に設けられている。
報知部15は、送信制御部12の制御下で、操作部11からの開動作、閉動作、停止動作の指示信号を受け付けたことを、利用者に認識させる報知動作を行うものである。報知部15は、例えば、図2に示すように、上述した各キー11a〜11cに共通の1個の発光素子であって点灯や点滅で視覚的に報知させるものである。なお、液晶ディスプレイなどのキャラクタなどによる視覚的報知を行うものであっても良く、また、ブザーやスピーカなどの聴覚的に報知を行うものであっても良い。その他、振動などの人間の他の感覚に訴えるものであっても良い。
リモコン受信機20は、受信アンテナ21、受信部22、受信制御部23、IDメモリ24、登録操作部25、表示部26及び受信電界強度検出部27などを備えている。
なお、リモコン受信機20は、制御盤30に接続されており、制御盤30やモータ40などと共に、例えばシャッターケース内に設けられている。
受信アンテナ21は、リモコン送信機10からの放射電波を捕捉し、電気信号(無線受信信号)に変換するものである。この受信アンテナ21は、リモコン送信機10が種々の位置をとり得るので、受信感度を考慮し、例えば、外部に突出する形式で設けられていることが好ましい。また、受信アンテナ21として、リモコン送信機10が種々の位置をとり得るので、例えば、無指向性又は指向範囲がかなり広いものを適用する。
受信部22は、受信アンテナ21から与えられた無線受信信号に対して復調処理し、リモコン送信機10が送信しようとしたフレーム(復調信号)を得るものであり、このようにして得られた復調信号を受信制御部23に与える。受信部22には、必要に応じて、無線周波数帯を通過帯域とするバンドパスフィルタや前置増幅器や復調信号の帯域を通過帯域とするローパスフィルタが含まれる。
受信制御部23は、当該リモコン受信機20の各部の制御を行うものであり、例えば、現時刻の計時タイマ23aを有するマイクロコンピュータで構成されている。
受信制御部23は、登録操作部25によって、当該リモコン受信機20に対し、指示し得るリモコン送信機10の登録を指示されたときには、後述するような登録制御を行う。
また、受信制御部23は、受信部22からの復調信号(フレーム)を解読して、復調信号に含まれているIDコードがIDメモリ24に登録されているか否かや、他の動作許容条件(後述する)を満たしているか否かを確認し、動作指示を受け付けられるときに、その指示動作を制御盤30に通知する。
なお、上述したように、リモコン送信機10は、フレームを繰り返し送信するので、受信制御部23は、リモコン送信機10が送信した同一内容の復調信号(フレーム)が所定時間以内に、所定個(最低繰り返し送信回数より少なくても良い)得られたときに、その復調信号を有効として上述の制御を行う。
また、受信制御部23は、送信元のリモコン送信機10が当該シャッターに対する指示を出せない場合や、リモコン送信機10からの指示を受け付けられない場合などには(例えば、指示を許容できる時間帯以外の時間での指示)、その指示内容を無視する。
IDメモり24は、図4に示すように、当該リモコン受信機20に有効な指示を出し得るリモコン送信機10(第1の実施形態では複数を意図している)のIDコードと、そのリモコン送信機10からの指示を受け付ける条件とを記憶しているものであり、例えば、EEPROMなどの不揮発性メモリでなる。
リモコン送信機10からの指示を受け付ける条件としては、図4に示すように、受け付ける曜日や時間帯などの日時条件、開動作及び閉動作の組で1回とカウントした際の1日当たりの許容回数条件(この欄にはその時点までの当日での回数情報も記憶される)、開動作だけなどの動作限定条件、開放時の上限位置などの開放量条件、交信を有効とする交信距離条件などが設けられている。
登録操作部25は、有効な指示を出し得るリモコン送信機10をIDメモり24に登録させるための操作を実行させるものであり、図示は省略するが、例えば、「登録」キーやテンキーなどを有している。
表示部26は、リモコン送信機10を登録させる際のガイダンスメッセージや、操作入力された内容などを表示するものであり、図示は省略するが、例えば、英数字などを数桁表示できるものでなる。など、大型のディスプレイであっても良い。また、表示部26に代え、聴覚的にガイダンスメッセージや操作入力された内容などを出力するものであっても良い。
登録操作部25及び表示部26は、当該リモコン受信機20に固定的に設けられているものに限定されず、ケーブルなどを介して、登録時にのみ、当該リモコン受信機20に接続できる形態のものであっても良い。
受信電界強度検出部27は、受信部22と協働し、リモコン送信機10及びリモコン受信機20間の交信距離に対応した受信電界強度を検出するものであり、検出した受信電界強度を受信制御部23に与えるものである。
制御盤30は、内部構成の図示は省略するが、モータ40を直接制御して、開動作、閉動作、停止動作を実行させるものである。モータ40は、図示しないシャッターを開動作、閉動作、停止動作させるものである。
なお、図示は省略するが、モータ40の回転軸などに設けられているパルスエンコーダなどの、シャッター位置の検出構成からの出力信号が、リモコン受信機20内の受信制御部23に与えられるようになされている。
次に、以上の構成を有する第1の実施形態の開閉指示システム1のリモコン受信機20へのリモコン送信機10のIDコードなどの登録動作を、図5のフローチャートを参照しながら説明する。
利用者が登録操作部25における「登録」キーを操作すると、リモコン受信機20(の受信制御部23)は、図5に示す処理を開始する。そしてまず、表示部26に登録しようとするリモコン送信機10の停止動作キー11b(他のキーであっても良い)を操作することを求めるメッセージを表示する(S1)。これにより、利用者は、リモコン送信機10の停止動作キー11bを操作することになる。
受信制御部23は、受信部22からフレームデータが与えられると、それに含まれているIDコードを抽出した後(S2)、IDメモリ24に、その抽出したIDコードの欄が既に設けられているか否か(新規登録か修正登録か)を判別し(S3)、欄が設けられていないIDコードであれば、IDメモリ24にその抽出したIDコードの欄を設ける(S4)。
その後、受信制御部23は、動作指示を受け付ける曜日や時間帯などの日時条件を入力することを求めるメッセージ及び現在の日時条件の設定内容(又はデフォルト内容)を表示部26に表示する(S5)。メッセージ及び現在の日時条件の設定内容は、表示部26の表示領域の大きさによっては、所定時間(例えば2秒)ずつ交互に表示するようにしても良い。利用者は、登録操作部25を操作して日時条件を入力し、受信制御部23は入力された日時条件をIDメモリ24に格納する(S6)。
例えば、日時条件は、曜日を入力した後、時間帯を入力することで行う。曜日に関し、「*」キーは曜日を問わないことを意味し、「=」キーは今までと同じであることを意味し、「1」〜「7」はそれぞれ「月曜」〜「日曜」を意味し、「#」キーが曜日の入力終了を意味する。時間帯に関し、「*」キーは時間帯を問わないことを意味し、「=」キーは今までと同じであることを意味し、「#」キーが時間帯の入力終了を意味する。また、時間帯は、「00」〜「24」の二桁数字を利用し、開示時刻と終了時刻とを規定することで入力する。例えば、「00〜06,20〜24」は、午前0時から午前6時と、午後6時から午後24時の間が指定されたことを意味する。
次に、受信制御部23は、1日当たりの許容回数条件を入力することを求めるメッセージ及び現在の許容回数条件の設定内容(又はデフォルト内容)を表示部26に表示する(S7)。メッセージ及び現在の許容回数条件の設定内容は、表示部26の表示領域の大きさによっては、所定時間(例えば2秒)ずつ交互に表示するようにしても良い。利用者は、登録操作部25を操作して許容回数条件を入力し、受信制御部23は入力された許容回数条件をIDメモリ24に格納する(S8)。
例えば、「*」キーは回数を問わないことを意味し、「=」キーは今までと同じであることを意味し、「#」キーが許容回数条件の入力終了を意味する。許容回数は、例えば、「1」〜「100」の間の数字で入力する。
次に、受信制御部23は、動作限定条件を入力することを求めるメッセージ及び現在の動作限定条件の設定内容(又はデフォルト内容)を表示部26に表示する(S9)。メッセージ及び現在の動作限定条件の設定内容は、表示部26の表示領域の大きさによっては、所定時間(例えば2秒)ずつ交互に表示するようにしても良い。利用者は、登録操作部25を操作して動作限定条件を入力し、受信制御部23は入力された動作限定条件をIDメモリ24に格納する(S10)。
例えば、「*」キーは動作を限定しないことを意味し、「=」キーは今までと同じであることを意味し、「1」、「2」、「3」キーはそれぞれ開動作、停止動作、閉動作を意味し、「#」キーが動作限定条件の入力終了を意味する。なお、停止動作は、条件設定の対象から除外し、どのリモコン送信機からの指示も常に受け付けられるようにしても良い。
次に、受信制御部23は、開放量条件を入力することを求めるメッセージ及び現在の開放量条件の設定内容(又はデフォルト内容)を表示部26に表示する(S11)。メッセージ及び現在の開放量条件の設定内容は、表示部26の表示領域の大きさによっては、所定時間(例えば2秒)ずつ交互に表示するようにしても良い。利用者は、登録操作部25を操作して開放量条件を入力し、受信制御部23は入力された開放量条件をIDメモリ24に格納する(S12)。
例えば、「*」キーは開放量を限定しないこと(常に全開)を意味し、「=」キーは今までと同じであることを意味し、「#」キーが開放量条件の入力終了を意味する。開放量は、テンキーを用いて数字で指示し、「1」当たり1cmを意味し、格納時には、例えば、シャッター位置を規定するセンサ出力の表記に置き直して格納する(例えば、パルスエンコーダを利用している場合にはパルス数に換算する)。
次に、受信制御部23は、交信距離条件を入力することを求めるメッセージ及び現在の交信距離条件の設定内容(又はデフォルト内容)を表示部26に表示する(S13)。メッセージ及び現在の交信距離条件の設定内容は、表示部26の表示領域の大きさによっては、所定時間(例えば2秒)ずつ交互に表示するようにしても良い。利用者は、登録操作部25を操作して交信距離条件を入力し、受信制御部23は入力された交信距離条件をIDメモリ24に格納する(S14)。
例えば、「*」キーは交信距離を限定しないことを意味し、「=」キーは今までと同じであることを意味し、「#」キーが交信距離条件の入力終了を意味する。交信距離は、1m単位で指定できるようにしても良いが(他の実施形態を構成している)、以下では、「近距離」、「中距離」、「長距離」(長距離であっても限定しない場合より短い)の3段階のいずれかを「1」、「2」、「3」キーで指定できるものとする。
次に、受信制御部23は、条件設定をやり直すか、条件入力が完了したかの入力を求めるメッセージを表示部26に表示し(S15)、それに応じて、利用者が入力した内容を取り込んで判別する(S16)。例えば、条件設定をやり直す場合には「+」キーを入力し、条件入力が完了したことを通知する際には「登録」キーを入力する。
受信制御部23は、条件設定をやり直すことが指示された場合には、上述したステップS5に戻り、条件入力が完了したことが入力されると、一連の処理を終了する。
なお、上記では、ある条件の設定内容が入力される毎にIDメモリ24に格納していくものを示したが、受信制御部23内のバッファメモリにバッファリングしておき、最後に、「登録」キーが操作されたときに、バッファメモリからIDメモリ24に転送させて格納させるようにしても良い。
また、上記では、条件設定に先立ち、IDコードを取り込む場合を示したが、条件設定を先に行い、後でIDコードを取り込むようにしても良い。
次に、通常のリモコン動作を説明する。なお、リモコン送信機10側の動作は、操作キーが操作されたときに、IDコードや、操作キーに対応した動作指示を含むフレームを形成して無線送信する従来と同様な動作であるので、以下では、リモコン受信機20(特に受信制御部23の動作)側の動作を図6のフローチャートを参照しながら説明する。
リモコン受信機20の受信部22は、所定レベル以上の無線受信信号が受信アンテナ21から与えられたときにはその無線受信信号に対して復調処理し、復調信号(フレーム)を得て受信制御部23に与える。
受信制御部23は、このようなフレームの入力を待ち受けており(S21)、フレームが入力されると、その信号に含まれているIDコードがIDメモリ24に登録されているものと一致するか否か、言い換えると、送信元のリモコン送信機10が当該シャッターに対する指示を出せるものであるか否かを判別する(S22)。
入力されたフレームに含まれているIDコードがIDメモリ24に登録されているものと一致しない場合には、受信制御部23は、今回入力されたフレームを無視する。
これに対して、フレームに含まれているIDコードがIDメモリ24に登録されていると、受信制御部23は、現在日時が、そのIDコードに関係して設定されている日時条件を満たしているか否かを判別する(S22)。日時条件を満たしていない場合には、受信制御部23は、今回入力されたフレームを無視する。例えば、日時条件として、月曜〜金曜が設定されている場合において、土曜に受信したフレームは無視される。
日時条件を満たしていると、受信制御部23は、今回の動作指示を含めた本日における動作回数が1日当たりの許容回数条件を満たしているか否かを判別する(S23)。1日当たりの許容回数条件を満たしていない場合には、受信制御部23は、今回入力されたフレームを無視する。例えば、1日当たり5回が許容回数と設定されている場合において、5回の開閉動作が実行された後に到来したフレームは無視される。
1日当たりの許容回数条件を満たしていると、受信制御部23は、今回の動作指示が動作限定条件を満たしているか否かを判別する(S24)。動作限定条件を満たしていない場合には、受信制御部23は、今回入力されたフレームを無視する。例えば、動作限定条件として、開動作だけが許容されている場合において、閉動作の指示を含むフレームが到来した場合には、到来したフレームは無視される。
動作限定条件を満たしていると、受信制御部23は、今回の交信距離(検出された受信電界強度に基づく)が交信距離条件を満たしているか否かを判別する(S25)。交信距離条件を満たしていない場合には、受信制御部23は、今回入力されたフレームを無視する。例えば、交信距離条件として近距離が設定されている場合において、中距離段階に属する位置にリモコン送信機10が位置していた場合には、到来したフレームは無視される。
交信距離条件を満たしていると、受信制御部23は、フレームに挿入されている停止動作、開動作又は閉動作を表す信号を制御盤30に与える(S26)。
また、受信制御部23は、動作指示が開動作であるか否かを確認し(S27)、開動作の場合には、全開以外の開放量条件が設定されているか否かを判別し(S28)、全開以外の開放量条件が設定されている場合には、モータ40側から到来するシャッター位置情報が開放量条件で規定されている位置になるのを待ち受け(S29)、シャッター位置が開放量条件で規定されている位置になると、停止動作を表す信号を制御盤30に与える(S30)。
以上のようにして、リモコン受信機20は、リモコン送信機10(IDコード)に設定されている条件を確認しながら、条件を満たす場合にのみ、指示された開閉動作を実行させる。
第1の実施形態によれば、リモコン送信機毎に、シャッターの動作指示や動作内容を受け付けられる条件を設定することができ、リモコン送信機によって、指示できる許容範囲を異なるようにさせることができる。
例えば、平日専用のリモコン送信機(平日のみ指示を出せる利用者)や、休日だけ指示を出せるリモコン送信機や、昼間だけ指示を出せるリモコン送信機、夜間だけ指示を出せるリモコン送信機や、開動作だけ指示を出せるリモコン送信機や、閉動作だけ指示を出せるリモコン送信機や、1日に1回だけ開閉動作を指示を出せるリモコン送信機など、動作指示が任意のリモコン送信機とすることができる。
ここで、指示できる内容はリモコン送信機によって異なっていても、リモコン受信機側の処理によって、指示内容の限定を行っているので、リモコン送信機としては従来と同じものを適用できる。
(B)第2の実施形態
図7は、本発明による開閉指示送信機、開閉指示受信機及び開閉指示システムを、電動シャッターに適用した第2の実施形態の構成を示すブロック図であり、第1の実施形態に係る同一、対応部分には、同一、対応符号を付して示している。
図7において、第2の実施形態の開閉指示システム1Aは、リモコン送信機(開閉指示送信機)10A、リモコン受信機(開閉指示受信機)20A、制御盤30、モータ40及び条件入力器50などを有する。制御盤30及びモータ40は、従来のものと同様である。
第2の実施形態のリモコン送信機10Aは、操作部11、送信制御部12、送信部13、送信アンテナ14及び報知部15に加え、条件メモリ16及び条件入力器インタフェース17を有する。
条件メモリ16は、当該リモコン送信機10Aが、開閉操作に応じてフレームを形成して送信させる許容条件を記憶しているものであり、例えば、EEPROMでなる。許容条件としては、例えば、図示は省略するが、指示を受け付ける曜日や時間帯などの日時条件、開動作及び閉動作の組で1回とカウントした際の1日当たりの許容回数条件(この欄にはその時点までの当日での回数情報も記憶される)、開動作だけなどの動作限定条件などが設けられている。
条件入力器インタフェース17は、後述する条件入力器50との接続ケーブルを収容し、送信制御部12及び条件入力器50とのデータ通信に供するものである。条件入力器インタフェース17は、条件入力器50との接続ケーブルが接続された場合には、その旨を送信制御部12に通知するようになされている。
第2の実施形態の場合、送信制御部12は、現在の日時を計時するタイマ12aを内蔵している。また、送信制御部12は、条件入力器50の接続状態においては、フレームの送信動作を実行せず、条件登録(更新を含む)処理のみを実行できるようになされている。ここで、条件登録処理は、送信制御部12が条件入力器50を制御しつつ実行する。さらに、送信制御部12は、開動作キー11a、停止動作キー11b又は閉動作キー11cのいずれかが操作され、動作指示信号の送信が求められた場合、条件メモリ16の設定条件に合致するか否かを確認し、合致する場合に、フレーム形成、送信を行うようになされている。
条件入力器50は、登録操作部51、表示部52及びリモコン送信機インタフェース53を有する。
登録操作部51は、リモコン送信機10A内の送信制御部12の制御下で、リモコン送信機10Aがフレームを形成、送信する条件を入力操作するためのものであり、図示は省略するが、例えば、テンキーなどを有している。
表示部52は、リモコン送信機10A内の送信制御部12の制御下で、リモコン送信機10Aがフレームを形成、送信する条件を入力操作させる際のガイダンスメッセージや、操作入力された内容などを表示するものであり、図示は省略するが、例えば、英数字などを数桁表示できるものでなる。など、大型のディスプレイであっても良い。また、表示部52に代え、聴覚的にガイダンスメッセージや操作入力された内容などを出力するものであっても良い。
リモコン送信機インタフェース53は、リモコン送信機10Aとのデータ授受を行うものであり、例えば、リモコン送信機10Aと着脱し得るケーブルを固定的に有している。
なお、条件入力器50の構成を、リモコン送信機10Aが内蔵するようにしても良い。また、条件入力器50にも制御部を設け、この制御部の制御下で条件と取り込み、リモコン送信機10Aに転送させて条件メモリ16に記憶させるようにしても良い。
第2の実施形態の場合、リモコン受信機20Aは、受信アンテナ21、受信部22、受信制御部23、IDメモリ24、登録スイッチ25A及び登録表示部26Aなどを備えており、従来のリモコン受信機と同様なものである。
受信アンテナ21及び受信部22は、第1の実施形態のものと同様である。IDメモリ24には、当該リモコン受信機20Aに動作指示を出せるリモコン送信機10AのIDコードのみが記憶されている。受信制御部23は、フレームの受信時に、それに含まれているIDコードがIDメモリ24に記憶されていれば、動作指示信号を制御盤30に与えるものである。また、受信制御部23は、登録スイッチ25Aが押下された場合には、その後、到来したフレームに含まれているIDコードをIDメモリ24に書き込み、記憶したときには、登録表示部26Aから報知させるものである。登録スイッチ25Aは、IDコードの登録処理を起動するものであり、登録表示部26Aは登録完了を報知するものである。
次に、以上の構成を有する第2の実施形態の開閉指示システム1Aのリモコン送信機10Aへ、フレームの形成、送信条件を登録させる際の動作を、図8のフローチャートを参照しながら説明する。
利用者が条件入力器50のケーブルをリモコン送信機10Aに接続すると、条件入力器インタフェース17から送信制御部12にそのことが通知され、このとき、送信制御部12は、図8に示す処理を開始する。
そしてまず、送信制御部12は、動作指示を受け付ける曜日や時間帯などの日時条件を入力することを求めるメッセージ及び現在の日時条件の設定内容(又はデフォルト内容)を表示部52に表示する(S41)。メッセージ及び現在の日時条件の設定内容は、表示部52の表示領域の大きさによっては、所定時間(例えば2秒)ずつ交互に表示するようにしても良い。利用者は、登録操作部51を操作して日時条件を入力し、送信制御部12は入力された日時条件を条件メモリ16に格納する(S42)。
次に、送信制御部12は、1日当たりの許容回数条件を入力することを求めるメッセージ及び現在の許容回数条件の設定内容(又はデフォルト内容)を表示部52に表示する(S43)。メッセージ及び現在の許容回数条件の設定内容は、表示部52の表示領域の大きさによっては、所定時間(例えば2秒)ずつ交互に表示するようにしても良い。利用者は、登録操作部51を操作して許容回数条件を入力し、送信制御部12は入力された許容回数条件を条件メモリ16に格納する(S44)。
次に、送信制御部12は、動作限定条件を入力することを求めるメッセージ及び現在の動作限定条件の設定内容(又はデフォルト内容)を表示部52に表示する(S45)。メッセージ及び現在の動作限定条件の設定内容は、表示部52の表示領域の大きさによっては、所定時間(例えば2秒)ずつ交互に表示するようにしても良い。利用者は、登録操作部51を操作して動作限定条件を入力し、送信制御部12は入力された動作限定条件を条件メモリ16に格納する(S46)。
次に、送信制御部12は、条件設定をやり直すか、条件入力が完了したかの入力を求めるメッセージを表示部52に表示し(S47)、それに応じて、利用者が入力した内容を取り込んで判別する(S48)。送信制御部12は、条件設定をやり直すことが指示された場合には、上述したステップS41に戻り、条件入力が完了したことが入力されると、一連の処理を終了する。
次に、リモコン送信機10Aの開動作キー11a、停止動作キー11b又は閉動作キー11cのいずれかが操作され、リモコン受信機20Aへのフレーム送信が求められた際の動作を、図9のフローチャートを参照しながら詳述する。
リモコン送信機10Aの送信制御部12は、操作部11が操作されるのを待ち受けており(S51)、いずれかのキーが操作されると、現在日時が、条件メモリ16に格納されているを満たしているか否かを判別する(S52)。日時条件を満たしていない場合には、送信制御部12は、今回の操作を無視する。
日時条件を満たしていると、送信制御部12は、今回の操作指示を含めた本日における動作回数(指示回数)が1日当たりの許容回数条件を満たしているか否かを判別する(S53)。1日当たりの許容回数条件を満たしていない場合には、送信制御部12は、今回の操作を無視する。
1日当たりの許容回数条件を満たしていると、送信制御部12は、今回の操作指示が動作限定条件を満たしているか否かを判別する(S54)。動作限定条件を満たしていない場合には、送信制御部12は、今回の操作を無視する。
動作限定条件を満たしていると、送信制御部12は、操作キーの種類に応じたフレームを形成し(S55)、そのフレームを送信部13に与えて送信させる(S56)。なお、送信制御部12は、キー操作がなされている期間は報知部15によって操作を認識していることを表す報知を実行させ、操作を無視することになった場合には、報知部15によって所定時間だけその旨を報知させる。例えば、操作受付をLEDの点灯で報知する場合であれば、無視する場合には、点滅で報知する。すなわち、キーを離したときに、点滅表示がなされれば、操作が無視されたこととなる。
なお、この第2の実施形態の場合、リモコン受信機20Aの動作は、従来と同様であるので、その説明は省略する。
第2の実施形態によっても、リモコン送信機毎に、シャッターの動作指示や動作内容を受け付けられる条件を設定することができ、リモコン送信機によって、指示できる許容範囲を異なるようにさせることができる。
ここで、リモコン受信機側の構成及び処理としては従来と同じものを適用することができ、既存のリモコン受信機を用いても、リモコン送信機毎の動作制限機能を実現することができる。
(C)他の実施形態
上記第1及び第2の実施形態の説明においても、種々変形実施形態に言及したが、さらに、以下に例示するような変形実施形態を挙げることができる。
(1)上記第1の実施形態では、リモコン受信機に登録する全てのリモコン送信機のIDコードに対応付けて条件情報を格納するものを示したが、少なくとも1個のリモコン送信機(例えば、1番目に登録されたリモコン送信機)に対しては、条件情報の設定を不可とし、条件判定を行うことなく、受信フレームを処理するようにしても良い。
(2)上記第1の実施形態では、開放量条件を満足する開放量の制御を制御盤が行うようにしても良い。全開の他、一部開放に対応する制御盤があり、そのような制御盤では、一部開放では固定的な開放量であるが、リモコン受信機から開放量情報を与えて動作させることにより、開放量をIDコード(リモコン送信機)毎に制御し得る。
(3)上記第1の実施形態では、リモコン送信機毎に(IDコード毎に)、条件登録を行うものを示したが、複数のリモコン送信機のグループに、条件登録を行うようにしても良い。例えば、条件の情報を入力した後、それが適用されるリモコン送信機群の複数のIDコードを入力するようにするか、又は、リモコン送信機群の複数のIDコードを入力した後、条件の情報を入力するようにしても良い。
(4)上記第1の実施形態のリモコン受信機の構成に追加して違反ジャーナルメモリを設け、IDコード毎の条件違反の履歴情報を記憶するようにしても良い。さらに、違反時には直ちに、又は、違反率などの統計情報に基づき、外部の管理センタなどにそのことを通知する通信手段を、リモコン受信機に設けるようにしても良い。
第2の実施形態に関し、リモコン送信機に違反ジャーナルメモリを設けるようにしても良い。
(5)上記第1の実施形態では、条件違反時にその到来フレームを無視するものであったが、リモコン受信機に送信構成を、リモコン送信機に受信構成を設けることにより、条件違反を、リモコン受信機からリモコン送信機に通知し、リモコン送信機側でそのことを報知するようにしても良い。
また、この通知時に、リモコン送信機が内蔵する違反ジャーナルメモリに情報を書き込むようにしても良い。
(6)上記第1の実施形態では、条件違反時にその到来フレームを常に無視するものであったが、条件違反時でも、状況によっては、その到来フレームを有効として処理するようにしても良い。例えば、障害検知センサが検知出力を送出した時点から所定時間の間は、条件判定を実行しないようにしても良い。
(7)上記第1及び第2の実施形態では、到来フレームを有効とする条件やフレーム形成、送信を有効とする条件(積極的表記条件)を記憶するものを示したが、到来フレームを無効とする条件やフレーム形成、送信を無効とする条件(消極的表記条件)を記憶するようにしても良い。消極的表記とは、例えば、リモコン送信機を有効に機能させる曜日が、月曜から金曜であれば、土曜及び日曜をメモリに記憶させる。また、積極的表記の条件項目と、消極的表記の条件項目とを混在させるようにしても良い。
(8)上記第1の実施形態のIDコードに代え、利用者がリモコン送信機に入力する暗証番号対応に条件の情報を記憶するようにしても良い。
(9)上記第2の実施形態では、リモコン送信機が、条件に合致しない場合に、フレームの形成、送信を実行しないものを示したが、リモコン送信機は、条件判定を実行せず、常に、条件の情報を含むフレームを送信し、リモコン受信機で条件判定を行うようにしても良い。このようにすると、交信距離条件や開放量条件なども、リモコン送信機に登録することができる。
また、リモコン送信機及びリモコン受信機の双方に条件登録を行うようにしても良い。この場合において、同じ条件設定であっても良く、異なる条件設定であっても良い。例えば、1日当たりの許容動作回数の条件はリモコン送信機に設定し、これ以外の条件は、リモコン受信機に設定するようにしても良い。
(10)リモコン送信機は開動作キー、停止動作キー、閉動作キーを備える3点式のものに限定されず、1個の操作キーだけを有し、操作毎に、開動作−停止動作−閉動作−停止動作の順に巡回指示する1点式などの他の形式のものであっても良い。
さらには、操作キーを有するものだけに限定されず、フォークリフトなどの通過をセンサで検知したときに、シャッター動作の指示信号を送出するような遠隔制御の送信機であっても良い。また、ICカードや、RFタグや、近距離通信機能を有する携帯電話などであっても良い。
ICカードやRFタグや近距離通信機能を有する携帯電話の場合、これらからの送信信号自体が条件に従ったものとなっていても良い。
また、ICカードやRFタグや近距離通信機能を有する携帯電話の場合に限定されず、リモコン送信機側から、IDコードだけを送信し、そのIDコードに対応付けられて記憶されている動作(この動作も制約された動作であるので条件に合致した動作の概念に含まれる)を実行するようにしても良い。
(11)上記各実施形態では、条件に合致しない場合には、到来フレームを無効、又は、フレーム形成、送信を無効とするものを示したが、条件に合致しない場合でも、何らかの動作などを実行させるようにしても良い。
例えば、開動作が条件により認められない場合に、自動的に停止動作の指示と置き換えて処理するようにしても良い。条件の一部情報として、条件に非合致時の処理を記述しておくようにしても良い。
また、土曜日は近距離交信のみ有効とし、平日は遠距離交信も有効とするように、複数の条件項目の組み合わせ設定などを認めるようにしても良い。
(12)条件の種類は、上記実施形態のものに限定されないことは勿論である。例えば、リモコン受信機が、リモコン送信機Aからは、所定時間(例えば2秒)内に2回開動作指示のフレームを受信したときに有効な開動作指示とし、リモコン送信機Bからは、所定時間(例えば2秒)内に3回開動作指示のフレームを受信したときに有効な開動作指示とするような条件を挙げることができる。
(13)上記第1の実施形態では、主として、リモコン送信機からの到来フレームを有効として扱う条件を記述したものであったが、各リモコン送信機毎に、動作態様を変えるような情報を記述し、各リモコン送信機毎に、動作態様を変えるようにしても良い。例えば、上述した開放量も動作態様に該当し、また、開動作時や閉動作時のシャッター速度なども動作態様に該当する。例えば、大人に携帯させたリモコン送信機からの開動作指示では高速なシャッター速度で開放し、子供に携帯させたリモコン送信機からの開動作指示では低速なシャッター速度で開放させる動作指示信号を制御盤に与えるようにしても良い。
(14)上記実施形態では、リモコン送信機及びリモコン受信機が無線回線を介して通信するものであったが、ケーブルを介して通信を行うものであっても良い。
(15)上記実施形態では、条件の設定登録を利用者が任意にできるものを示したが、工場側でのみ設定登録できるものであっても良い。
(16)開閉装置における「開閉」は、開のみ、閉のみ、開及び閉の双方である態様を含んでいる。また、開閉の動作方向は、例えば、上下方向、水平方向、傾斜方向等、任意である。リモコンによる動作については、開、閉、停止等の動作のうちいずれか、何らかの動作ができれば良く、また、開や閉のような開閉体が動作する場合には、開閉体の移動動作可能範囲の少なくとも一部で動作ができれば良い。
本発明の開閉指示送信機、開閉指示受信機及び開閉指示システムは、例えば、シャッター、ドア、窓、オーバーヘッドドア、門扉、ゲート(駐車場などのゲート)、ロールスクリーン(例えば遮光膜)、ブラインド、オーニング装置などの開閉装置を対象としたものに適用可能である。
第1の実施形態の開閉指示システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態のリモコン送信機の操作パネル面を示す説明図である。 第1の実施形態の原送信信号(フレーム)のフォーマットを示す説明図である。 第1の実施形態のIDメモリの構成を示す説明図である。 第1の実施形態のリモコン受信機へのリモコン送信機のIDコードの登録動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態のリモコン受信機の受信時動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態の開閉指示システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態のリモコン送信機への条件登録動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態のリモコン送信機のキー操作時の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1、1A…開閉指示システム、10、10A…リモコン送信機(開閉指示送信機)、11…操作部、12…送信制御部、16…条件メモリ、17…条件入力器インタフェース、20、20A…リモコン受信機(開閉指示受信機)、23…受信制御部、24…IDメモリ、25…登録操作部、25A…登録スイッチ、26表示部、26A…登録表示部、27…受信電界強度検出部、30…制御盤、40…モータ、50…条件入力器、51…登録操作部、52…表示部、53…リモコン送信機インタフェース。

Claims (12)

  1. 対向する開閉体指示送信機からの送信信号に応じ、開閉体の動作を駆動する開閉体駆動装置に開閉動作指示信号を与える開閉指示受信機において、
    自己に有効な送信信号を送出し得る各開閉体指示送信機に関し、その開閉体指示送信機に固有な動作関連情報を記憶している送信機固有情報記憶手段と、
    自己に有効な送信信号を送出し得る開閉体指示送信機からの送信信号の受信時に、上記送信機固有情報記憶手段に記憶されているその開閉体指示送信機に関する動作関連情報に基づき、受信した送信信号を処理する送信機別処理手段と
    を有することを特徴とする開閉指示受信機。
  2. 上記送信機固有情報記憶手段は、自己に有効な送信信号を送出し得る各開閉体指示送信機に関し、その開閉体指示送信機からの送信信号を有効と扱う条件の情報を記憶しており、
    上記送信機別処理手段は、自己に有効な送信信号を送出し得る開閉体指示送信機からの送信信号の受信時に、その開閉体指示送信機からの送信信号を有効と扱う条件に、受信した送信信号が合致しているか否かを判定し、合致時に、開閉体駆動装置に開閉動作指示信号を与える
    ことを特徴とする請求項1に記載の開閉指示受信機。
  3. 上記送信信号を有効と扱う条件が、期間的な条件であることを特徴とする請求項2に記載の開閉指示受信機。
  4. 上記送信信号を有効と扱う条件が、開閉体の動作種類の制限条件であることを特徴とする請求項2又は3に記載の開閉指示受信機。
  5. 上記送信機固有情報記憶手段は、自己に有効な送信信号を送出し得る各開閉体指示送信機に関し、その開閉体指示送信機からの送信信号が指示する動作の実行態様の情報を記憶しており、
    上記送信機別処理手段は、自己に有効な送信信号を送出し得る開閉体指示送信機からの送信信号の受信時に、その開閉体指示送信機からの送信信号が指示する動作を、上記送信機固有情報記憶手段が記憶している実行態様で実行させる動作指示信号を与える開閉体駆動装置に与える
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の開閉指示受信機。
  6. 上記動作の実行態様が、開動作終了時での開放量であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の開閉指示受信機。
  7. 開閉体の動作を駆動する開閉体駆動装置に開閉動作指示信号を与える対向する開閉指示受信機に対し、開閉体動作を起動するための送信信号を送信する開閉指示送信機において、
    自己が送信信号を送出し得る条件情報を記憶している送信条件記憶手段と、
    送信条件に合致したときのみ、送信信号を送出する送信制限手段と
    を有することを特徴とする開閉指示送信機。
  8. 上記送信条件が、期間的な条件であることを特徴とする請求項7に記載の開閉指示受信機。
  9. 上記送信条件が、送信信号で指示しようとする開閉体の動作種類の制限条件であることを特徴とする請求項7又は8に記載の開閉指示受信機。
  10. 開閉体指示送信機からの送信信号に応じ、開閉指示受信機が、開閉体の動作を駆動する開閉体駆動装置に開閉動作指示信号を与える開閉指示システムにおいて、
    上記開閉指示受信機として、請求項1〜6のいずれかに記載のものを適用したことを特徴とする開閉指示システム。
  11. 開閉体指示送信機からの送信信号に応じ、開閉指示受信機が、開閉体の動作を駆動する開閉体駆動装置に開閉動作指示信号を与える開閉指示システムにおいて、
    上記開閉指示送信機として、請求項7〜9のいずれかに記載のものを適用したことを特徴とする開閉指示システム。
  12. 開閉体指示送信機からの送信信号に応じ、開閉指示受信機が、開閉体の動作を駆動する開閉体駆動装置に開閉動作指示信号を与える開閉指示システムにおいて、
    上記開閉体指示送信機は、
    自己に固有な動作関連情報を記憶している送信機固有情報記憶手段と、
    上記開閉指示受信機への送信信号に、自己に固有な動作関連情報を挿入して送信する送信手段とを有し、
    上記開閉体指示受信機は、
    対向するいずれかの上記開閉体指示送信機からの送信信号の受信時に、送信信号に挿入されているその開閉体指示送信機に関する動作関連情報に基づき、受信した送信信号を処理する送信機別処理手段を有する
    ことを特徴とする開閉指示システム。
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