JP2005069652A

JP2005069652A - 空気調和機

Info

Publication number: JP2005069652A
Application number: JP2003303880A
Authority: JP
Inventors: Kiyoshi Matsumoto; 清松本
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2003-08-28
Filing date: 2003-08-28
Publication date: 2005-03-17

Abstract

【課題】一般的な縦型床置きタイプの空気調和機は、図１４に示すように筐体上部にある吹出口より、風向変更羽根により冷温風が吹き出されるが、風向変更範囲は狭いので、部屋全体の温度分布は均一にならないものである。
【解決手段】筐体の内部に電源板、熱交換器、送風機、複数の吹出口、並びに前記吹出口の切替手段、吸込口を配設した室内機において、前記複数ある吹出口を切替手段により切り替えて前記熱交換器を通過した空気を吹き出す。
【選択図】図１

Description

本発明は、縦型床置きタイプの空気調和機に関するものである。

従来、縦型床置きタイプの空気調和機は、図１４に示すように筐体上部に吹出口、下部に吸い込み口が配設されていた（例えば、特許文献１参照）。
特開平６−１０１８６６号公報

しかしながら、上記従来の構成では、吹出口は上部に一つあり、温風、冷風の吹出方向は風向はねで変えられる程度であり、部屋全体の温度分布を均一にできないという課題を有していた。

本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、部屋全体の温度分布を均一にする空気調和機を提供することを目的とする。

上記課題を解決するために本発明は、筐体の内部に電源板、熱交換器、送風機、複数の吹出口、並びに前記吹出口の切替手段、吸込口を配設した室内機において、前記複数ある吹出口を切替手段により切り替えて前記熱交換器を通過した空気を吹き出すことを特徴とするものである。

上記構成によって、複数個ある吹出口より冷風温風が吹き出され、均一な温度分布が得られる。

上記から明らかなように、本発明は、筐体の内部に電源板、熱交換器、送風機、複数の吹出口、並びに前記吹出口の切替手段、吸込口を配設した室内機において、前記複数ある吹出口を切替手段により切り替えて前記熱交換器を通過した空気を吹き出すもので、この構成によれば、部屋の温度分布をより均一化し、快適性の向上が図れるものである。

また、運転モードにより複数ある吹出口を切り替えるもので、この構成によれば、部屋の温度分布をより均一化し、快適性の向上が図れるものである。

また、吹出口の切替手段は、一方を閉塞すると他方が解放される構造であり、この構成によれば、安価で、シンプルな構成で吹出口を切り替え、部屋の温度分布をより均一化し、快適性の向上が図れるものである。

また、吹出口と吸込口が近傍に配設される場合、筐体の同一面に配設しない構造としたものであり、この構造としたことにより、吹き出した風がすぐ吸い込まれるショートサーキットを防止できるので部屋の温度分布をより均一化し、快適性の向上が図れるものである。

また、複数ある吹出口を筐体上部と筐体下部に配設し、運転状態により上部、下部吹出口を切り替える手段を備えたもので、この構成をなすことにより、部屋の温度分布をより均一化し、快適性の向上が図れるものである。

また、複数ある吹出口を間欠的に切り替える手段を備えたもので、この構成をなすことにより、部屋の温度分布をより均一化し、快適性の向上が図れるものである。

以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。

（実施の形態１）
図１、図２、図３は、実施の形態１の構成図である。図１において、１は電源板、２は利用側の熱交換器、３は冷温風を送る送風機、４は吹出口、５は吹出切替パネル、６は吸込口である。

図２、図３は本実施の形態の上方から図で、吹出切替パネル５を切り替えることにより風向を正面吹出、両サイド吹出と切り替える事ができるものである。

上記のように吹出口を正面吹出、両サイド吹出切り替えることで、部屋の温度分布を向上させる事が可能になるものである。

（実施の形態２）
図４、図５は、実施の形態２の構成図である。図４、図５は、吹出口を上下に吹き分ける構造図である。

そして、この実施の形態によれば、冷房時上吹出、暖房時下吹出と運転モードにより切り替えることにより、部屋の温度分布を向上させる事が可能になるものである。

（実施の形態３）
図２、図３は、実施の形態３の構成図である。図２、図３のように吹出口４の切替手段を配設し、一方を閉塞すると他方が解放される構造図である。

そして、この実施の形態によれば、正面吹出、側方吹出を切替パネル５で切り替えることにより、正面吹出、左右吹出を切り替え、部屋の温度分布を向上させる事が可能になるものである。

（実施の形態４）
図６、図７は、実施の形態４の構造図である。同図の様に吸い込み口６と吹出口４を異なる平面上に配設することにより、吹き出した風が吸い込まれるショートサーキットを防止することができるものである。

そして、この実施の形態によれば、暖房時下吹出４の温風が近傍の吸い込み口６より吸い込まれるショートサーキットが防止できるので、部屋の温度分布を向上させる事が可能になるものである。

（実施の形態５）
図８は、実施の形態５の暖房立ち上がり時の室温変化特性図である。図９は、上吹出のみの暖房立ち上がり時の室温変化特性図である。図１０は、下吹出のみの暖房立ち上がり時の室温変化特性図である。これらの特性図を比較すると本実施例図８のように、立ち上がり一定時間またはある温度に達するまで上吹きのみとし、その後下吹出とすることで、部屋全体が早く、特に床付近の温度が高くなり非常に快適な空間が実現できるものである。

（実施の形態６）
図１１は、実施の形態６の図２のように正面吹出、図３のように両サイド吹出を定期的に切り替えた場合の室温の平面分布図である。図１２は、正面吹出のみの室温の平面分布図である。図１３は、両サイド吹出のみの室温の平面分布図である。この図を比較すると明らかに正面吹出、両サイド吹出を定期的に切り替えた場合の方が、広い面積が快適になることがわかります。

本発明の第１の実施形態を示す空気調和機の縦断面図本発明の第１の実施形態の正面吹出を示す空気調和機の上面図本発明の第１の実施形態の両サイド吹出を示す空気調和機の上面図本発明の第２の実施形態を示す空気調和機の上吹出時の縦断面図本発明の第２の実施形態を示す空気調和機の下吹出時の縦断面図本発明の第４の実施形態を示す空気調和機の下吹出時の縦断面図本発明の第４の実施形態を示す空気調和機の下吹出時の上面図本発明の第５の実施形態を示す暖房立ち上がり時の室温変化特性図従来の空気調和機の上吹出のみの暖房立ち上がり時の室温変化特性図従来の空気調和機の下吹出のみの暖房立ち上がり時の室温変化特性図本発明の第６の実施形態を示す冷房運転時の室温温度分布図従来の正面吹出のみの冷房運転時の室温温度分布図従来の両サイド吹出のみの冷房運転時の室温温度分布図従来の空気調和機の縦断面図と上面図

符号の説明

１電源板
２熱交換器
３送風機
４吹出口
５吹出切換パネル
６吸込口

Claims

筐体の内部に電源板、熱交換器、送風機、複数の吹出口、並びに前記吹出口の切替手段、吸込口を配設した室内機において、前記複数ある吹出口を切替手段により切り替えて前記熱交換器を通過した空気を吹き出すことを特徴とする空気調和機。
運転モードにより複数ある吹出口を切り替えることを特徴とする、請求項１記載の空気調和機。
吹出口の切替手段は、一方を閉塞すると他方が解放される構造であることを特徴とする、請求項１〜２のいずれかに記載の空気調和機。
吹出口と吸込口が近傍に配設される場合、筐体の同一面に配設しない構造としたことを特徴とする、請求項１〜３のいずれかに記載の空気調和機。
複数ある吹出口を筐体上部と筐体下部に配設し、運転状態により上部、下部吹出口を切り替える手段を備えたことを特徴とする、請求項１〜３のいずれかに記載の空気調和機。
複数ある吹出口を間欠的に切り替える手段を備えたことを特徴とする、請求項１〜３のいずれかに記載の空気調和機。