JP2005069638A - 電装品箱の配線構造及び電装品箱 - Google Patents

電装品箱の配線構造及び電装品箱 Download PDF

Info

Publication number
JP2005069638A
JP2005069638A JP2003303150A JP2003303150A JP2005069638A JP 2005069638 A JP2005069638 A JP 2005069638A JP 2003303150 A JP2003303150 A JP 2003303150A JP 2003303150 A JP2003303150 A JP 2003303150A JP 2005069638 A JP2005069638 A JP 2005069638A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
component box
electrical component
local
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003303150A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Hasegawa
耕司 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2003303150A priority Critical patent/JP2005069638A/ja
Publication of JP2005069638A publication Critical patent/JP2005069638A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

【課題】 現地において接続される現地配線を引き込むため引込口と、引き込まれた現地配線を接続する端子部を有する端子台とを備えた電装品箱において、現地配線の配線作業の作業性を損なうことなく、電装品箱のコンパクト化が可能な配線構造を提供する。
【解決手段】 電装品箱6の配線構造は、現地配線W1が引込口67aから端子部65aに至るまでの間の引き込み経路S3の周辺に設けられており、取付板62と配線保持部72とを備えている。取付板62は、電装品箱6内に設けられ、端子台65が取り付けられている。配線保持部72は、取付板62の端子台65の近傍に設けられ、トランス64から制御P板63の接続部63aに接続された配線W2を引き込み経路S3にはみ出させないようにしている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電装品箱の配線構造、特に、現地において接続される現地配線を引き込むための引込口と引き込まれた現地配線を接続する端子部を有する端子台とを備えた電装品箱において、引き込まれた現地配線が引込口から端子部に至るまでの間の引き込み経路の周辺に設けられた電装品箱の配線構造に関する。
空気調和装置の室内ユニットや室外ユニットを構成する電装品箱には、制御P板等の各種電気部品の他、外部電源線等のような現地において接続される配線(以下、現地配線とする)を箱内に引き込むための引込口と、引き込まれた現地配線を接続する端子部を有する端子台とが設けられている(例えば、特許文献1参照。)。そして、箱内に引き込まれた現地配線が引込口から端子部に至るまでの間の経路(以下、引き込み経路とする)及び引き込み経路の周辺には、現地配線の配線作業の作業性を損なうことのないように、他の配線(電装品箱内部の電気部品間を接続する配線、室内ユニットや室外ユニットを構成する機器・センサ類に接続される配線等)を配置しないようにしている。
ところで、近年、室内ユニット及び室外ユニットのコンパクト化のために、電装品箱をコンパクト化する必要性が増している。例えば、ダクト構造を有する空気調和装置の室内ユニットでは、従来、電装品箱がユニットケーシングの外側の側面に固定されているが(例えば、特許文献2参照)、この電装品箱を室内ユニットのケーシング内に格納させる必要性から電装品箱のコンパクト化が要求されている。しかし、このような必要性に対して、電装品箱のコンパクト化をしようとしても、現地配線の配線作業の作業性を考慮すると、引き込み経路の周辺に他の配線を配置できないことから、他の電気部品を配置に制約が生じてしまい、結果として、十分なコンパクト化を図ることができない。
特開平6−341699号公報 特開平2−110219号公報
本発明の課題は、現地において接続される現地配線を引き込むための引込口と、引き込まれた現地配線を接続する端子部を有する端子台とを備えた電装品箱において、現地配線の配線作業の作業性を損なうことなく、電装品箱のコンパクト化が可能な配線構造を提供することにある。
請求項1に記載の電装品箱の配線構造は、現地において接続される現地配線を引き込むための引込口と、引き込まれた現地配線を接続する端子部を有する端子台とを備えた電装品箱において、引き込まれた現地配線が引込口から端子部に至るまでの間の引き込み経路の周辺に設けられた電装品箱の配線構造であって、取付板と、配線保持部とを備えている。取付板は、電装品箱内に設けられ、端子台が取り付けられている。配線保持部は、取付板の端子台の近傍に設けられ、現地配線以外の配線を引き込み経路にはみ出させないようにしている。
この電装品箱の配線構造では、現地配線以外の配線を引き込み経路にはみ出させないようする配線保持部が端子台の近傍に設けられているため、現地配線の配線作業の作業性を損なうことなく、現地配線以外の配線を引き込み経路の周辺に配置することができるようになる。これにより、電装品箱内における他の電気部品を配置の制約が少なくなり、電装品箱のコンパクト化が可能となる。
請求項2に記載の電装品箱の配線構造は、請求項1において、配線保持部は、電装品箱の平面視において、一部が引き込み経路に重なるように配置されている。
この電装品箱の配線構造では、配線保持部の一部が電装品箱の平面視において引き込み経路に重なるように配置されているため、現地配線以外の配線が引き込み経路へはみ出すのを立体的に防ぐことができる。
請求項3に記載の電装品箱の配線構造は、請求項2において、配線保持部は、現地配線以外の配線が収容される溝部と、溝部に収容された現地配線以外の配線が溝部からはみ出さないように押さえる爪部とを有している。
この電装品箱の配線構造では、配線保持部が溝部と爪部とから構成されているため、簡単な構造でありながら、現地配線以外の配線が引き込み経路へはみ出すのを確実に防ぐことができる。
請求項4に記載の電装品箱の配線構造は、請求項3において、溝部は、端子部よりも端子列方向の長さが長くなっている。
この電装品箱の配線構造では、溝部が端子部よりも端子列方向の長さが長くなっているため、現地配線以外の配線が引き込み経路へはみ出すのを確実に防ぐことができる。
請求項5に記載の電装品箱は、空気調和装置の室内ユニットや室外ユニットを構成する電装品箱であって、現地において接続される現地配線を引き込むための引込口を有する箱本体と、箱本体内に引き込まれた現地配線を接続する端子部を有する端子台と、請求項1〜4のいずれかに記載の電装品箱の配線構造とを備えている。
この電装品箱では、現地配線以外の配線を引き込み経路にはみ出させないようする配線保持部が端子台の近傍に設けられた配線構造を備えているため、現地配線の配線作業の作業性を損なうことなく、現地配線以外の配線を引き込み経路の周辺に配置することができるようになる。これにより、電装品箱内における他の電気部品を配置の制約が少なくなり、電装品箱のコンパクト化が可能となる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
請求項1にかかる発明では、現地配線以外の配線を引き込み経路にはみ出させないようする配線保持部が端子台の近傍に設けられているため、現地配線の配線作業の作業性を損なうことなく、現地配線以外の配線を引き込み経路の周辺に配置することができるようになる。これにより、電装品箱内における他の電気部品を配置の制約が少なくなり、電装品箱のコンパクト化が可能となる。
請求項2にかかる発明では、配線保持部の一部が電装品箱の平面視において引き込み経路に重なるように配置されているため、現地配線以外の配線が引き込み経路へはみ出すのを立体的に防ぐことができる。
請求項3にかかる発明では、配線保持部が溝部と爪部とから構成されているため、簡単な構造でありながら、現地配線以外の配線が引き込み経路へはみ出すのを確実に防ぐことができる。
請求項4にかかる発明では、溝部が端子部よりも端子列方向の長さが長くなっているため、現地配線以外の配線が引き込み経路へはみ出すのを確実に防ぐことができる。
請求項5にかかる発明では、現地配線以外の配線を引き込み経路にはみ出させないようする配線保持部が端子台の近傍に設けられた配線構造を備えているため、現地配線の配線作業の作業性を損なうことなく、現地配線以外の配線を引き込み経路の周辺に配置することができるようになる。これにより、電装品箱内における他の電気部品を配置の制約が少なくなり、電装品箱のコンパクト化が可能となる。
以下、本発明にかかる電装品箱の配線構造及び電装品箱の実施形態について、図面に基づいて説明する。
(1)室内ユニットの全体構造
図1及び図2は、本発明にかかる電装品箱の配線構造及び電装品箱の一実施形態が採用された室内ユニット1を示す平面図(ユニットケーシングの上面を取り除いて図示)及び側面図(図1のA矢視図)である。この室内ユニット1は、空調室の天井裏の空間に配置されたダクト構造のものである。この室内ユニット1は、室外に配置される室外ユニット(図示せず)に冷媒連絡配管(図示せず)を介して接続されている。
室内ユニット1は、主に、略箱状のユニットケーシング2と、送風機3と、熱交換器5と、電装品箱6とを備えている。
ユニットケーシング2は、その内部に送風機3、熱交換器5及び電装品箱6を格納するための部材であり、主に、下面2a(図1の紙面奥側の面)側が開口したケーシング本体21と、ケーシング本体21を下側から覆うように配置されたケーシング蓋部材22とを備えている。
ユニットケーシング2には、その下面2a及び背面2b(図1の紙面上側の面)にユニット吸入口2g、2hを有し送風機3が配置される送風機室S1と、前面2c(図1の紙面下側の面)にユニット吹出口2iを有し熱交換器5が配置される熱交換器室S2とが形成されている。尚、ユニット吸入口2g、2hは、天井裏の空間における設置条件に応じて、いずれか一方を選択して用いることができるようになっている。送風機室S1と熱交換器室S2とは、ユニットケーシング2内に配置された仕切板23によって前後に仕切られることによって形成されている。仕切板23には、送風機3を構成する3つのスクロールケーシング31a〜31cのスクロール吸入口35a〜35c(後述)のそれぞれに対応するように形成された3つの開口23a〜23cが形成されている。
送風機3は、送風機室S1内に配置されており、ユニット吸入口2g、2hから送風機室S1内に空気を吸入して昇圧し、仕切板23の開口23a〜23cを介して熱交換器室S2に吹き出すための機器である。送風機3は、本実施形態において、3つのスクロール形状のスクロールケーシング31a〜31cと、各スクロールケーシング31a〜31c内に配置された羽根車32a〜32cと、羽根車32a〜32cを回転駆動する電動機33とを備えている。
各スクロールケーシング31a〜31cは、両吸い込み形式の送風機を構成するためにその両側面に形成されたスクロール吸入口34a〜34cと、スクロール吸入口34a〜34cに交差する方向に空気を吹き出すように形成されたスクロール吸入口35a〜35cとを有している。そして、各スクロールケーシング31a〜31cは、スクロール吸入口34a〜34cがユニットケーシング2の側方を向くように、かつ、スクロール吸入口35a〜35cが仕切板23に形成された開口23a〜23cにそれぞれ対応するように、ユニットケーシング2の左側面2d(図1の紙面左側の面)から右側面2e(図1の紙面右側の面)に向かって順に並んで配置されている。
羽根車32a〜32cは、本実施形態において、両吸い込みの多翼送風機用の羽根車であり、各スクロールケーシング31a〜31c内に配置されている。尚、羽根車及びスクロールケーシングは、本実施形態において、3つあるが、これに限定されるものではなく、1つや2つ、又は4つ以上であってもよい。また、羽根車及びスクロールケーシングは、本実施形態において、両吸い込み形式であるが、片吸い込み形式であってもよい。
電動機33は、本実施形態において、ユニットケーシング2の平面視において、スクロールケーシング31bと31cとの間に配置されており、支持部材33aを介して仕切板23やケーシング本体21に固定されている。電動機33のシャフト33bは、ユニットケーシング2の左側面2d(図1の紙面左側の面)から右側面2e(図1の紙面右側の面)に向かって延びており、各羽根車32a〜32cが軸支されている。そして、シャフト33bの左側面側の端部は、軸受33cを介してユニットケーシング2の左側面2dに支持されている。
これにより、送風機3を駆動すると、ユニット吸入口2g、2hから送風機室S1内に空気が取り込まれ、取り込まれた空気がスクロール吸入口34a〜34cを通じて各スクロールケーシング31a〜31c内に吸入され、羽根車32a〜32cによって羽根車32a〜32cの外周側に吹き出される。そして、羽根車32a〜32cの外周側に吹き出されて昇圧された空気は、仕切板23の各開口23a〜23cに対応するように配置された各スクロールケーシング31a〜31cのスクロール吹出口35a〜35cから熱交換器室S2内に吹き出されるようになっている。
熱交換器5は、熱交換器室S2内に配置されており、送風機室S1内で送風機3によって昇圧されて各スクロールケーシング31a〜31cのスクロール吹出口35a〜35cから熱交換器室S2内に吹き出された空気を熱交換させるための機器である。熱交換器5は、本実施形態において、クロスフィンチューブ式の熱交換器であり、斜めに傾斜するように配置されている。そして、熱交換器5の下側には、ドレンパン2jが配置されており、熱交換器5で発生した結露水を受けることができるようになっている。
これにより、スクロール吹出口35a〜35cから熱交換器室S2内に吹き出された空気は、熱交換器5の伝熱管内を流れる冷媒と熱交換を行うことによって冷却又は加熱されて、ユニット吹出口2iから空調室内に吹き出されるようになっている。
電装品箱6は、主に、室内ユニット1の運転制御を行うための制御P板等を含む各種電気部品が収納されており、ユニットケーシング2内に配置されている。より具体的には、電装品箱6は、送風機室S1内のユニットケーシング2の右側面2e側において、スクロールケーシング31cに隣接するように配置されている。そして、ユニットケーシング2の右側面2eのうち電装品箱6の正面側に対応する部分である蓋部2kは、電装品箱6の蓋部材として機能しており、現地作業時に取り外し可能になっている。
(2)電装品箱の構造
以下、電装品箱6の構造について、図2、図3及び図4を用いて説明する。ここで、図3は、電装品箱6の正面図である。図4は、電装品箱6の端子台65付近を示す斜視図である。
電装品箱6は、主に、板金製の枠部材61(箱本体)と、樹脂製の取付板62と、各種電気部品としての制御P板63、トランス64及び端子台65とを備えている。
枠部材61は、ユニットケーシング2の右側面2eの内側において右側面2eとの間に間隔を空けて配置された正面板部66と、ユニットケーシング2の下面2aの内側に沿って配置された底面板部67と、ユニットケーシング2の背面2bの内側に沿って配置された側面板部68とを有している。正面板部66は、電装品箱6の正面視において、左下側の部分と右下側の部分とに第1貫通孔66aと第2貫通孔66bとを有している。底面板部67は、ユニットケーシング2の外部から電装品箱6内に貫通する孔からなる引込口67aを有している。この引込口67aは、現地において室内ユニット1の外部から外部電源線等の現地配線W1を電装品箱6内に引き込むための孔である。引込口67aには、環状のガイド部材70が取り付けられている。
取付板62は、正面板部61aの正面側にネジ69等を用いて取り付けられている。取付板62は、枠部材61の正面板部66に形成された第1貫通孔66a及び第2貫通孔66bに対応する位置に第1貫通孔62a及び第2貫通孔62bを有している。これらの第1貫通孔62a、66a及び第2貫通孔62b、66bは、電装品箱6とユニットケーシング2内に配置された送風機3等の機器や各種センサとを接続するための配線を通すための孔である。取付板62の電装品箱6の正面視における下側の部分は、一部切り欠かれており、この部分にトランス64がネジ71を用いて取り付けられている。制御P板63は、取付板62の上半分の領域に取り付けられている。電装品箱6内における電気部品間を接続するための配線の一つであるトランス64の配線W2は、電装品箱6の正面視において、制御P板63の左上側の部分に配置された接続部63aに接続されている。
端子台65は、電装品箱6の正面視において、トランス64の左側であって引込口67aの斜め上方の位置に取付板62に取り付けられている。端子台65は、現地において室内ユニット1の外部から現地配線W1を接続するための端子部65aを有している。この端子部65aの端子列は、電装品箱6の正面視において、側方に向かって並ぶように配置されている。このため、現地配線W1は、引込口67aから端子部65aに至るまでの間の空間からなる引き込み経路S3内に配置されることになる。ここで、取付板62の端子台65が取り付けられた部分である突出部62cは、電装品箱6の正面視において、端子台65の周囲の部分よりも正面側に向かって突出している。そして、この突出部62cの端子部65aの近傍には、トランス64から制御P板63の接続部63aに接続される配線W2を引き込み経路S3内にはみ出させないようにするための配線保持部72が設けられている。
配線保持部72は、配線W2が収容される溝部72aと、配線W2が溝部72aからはみ出さないように押さえる2つの爪部72bとから構成されている。この配線保持部72は、電装品箱6の正面視において、現地配線W1の引き込み経路S3の奥側を端子部65aの端子列方向に横切るように配置されている。すなわち、配線保持部72は、電装品箱6の正面視において、一部が引き込み経路S3に重なるように配置されている。これにより、配線保持部72は、配線W2が引き込み経路S3にはみ出すのを立体的に防ぐことができるようになっている。しかも、溝部72aの端子列方向の長さL1は、端子部65aの端子列長さL2よりも長くなっているため、配線W2が引き込み経路S3にはみ出すの確実に防ぐことができるようになっている。また、配線保持部72が設けられた突出部62cは、電装品箱6の正面視において、端子台65の周囲の部分よりも正面側に向かって突出しており、溝部72aを設けるのに適している。
このように、本実施形態の電装品箱6では、トランス64の配線W2を現地配線W1の引き込み経路S3にはみ出させないようするための配線保持部72からなる配線構造が端子台65の近傍に設けられている。
(3)電装品箱への現地配線の配線作業
本実施形態の電装品箱6への現地配線W1の配線作業について、図2、図3及び図4を用いて説明する。
電装品箱6は、現地配線W1を引き込む前において、電装品箱6内部の電気部品間を接続する配線や電装品箱6の各種電気部品とユニットケーシング2内の機器・各種センサとを接続するための配線がなされた状態になっている。ここで、その配線の一つであるトランス64の配線W2は、電装品箱6の正面視において、現地配線W1の引き込み経路S3の奥側を端子部65aの端子列方向に横切るように配線されて、制御P板63の左上側の部分に配置された接続部63aに接続されている。そして、配線W2が引き込み経路S3の奥側を横切る部分については、図3に示されるように、配線保持部72によって現地配線W1の引き込み経路S3にはみださないように保持されている。具体的には、配線W2は、配線保持部72を構成する溝部72a内に収容されて、2つの爪部72bによって溝部72aからはみ出さないように押さえられている。これらの配線作業は、現地において室内ユニット1を空調室の天井裏の空間の所定の位置に配置する前に行われる。
このような状態でユニットケーシング2内に組み込まれた電装品箱6を備えた室内ユニット1を空調室の天井裏の空間の所定の位置に配置し、その後、現地配線の作業を行う。 現地配線の作業では、ユニットケーシング2の右側面2eの蓋部2kを取り外し、図2及び図4に示されるように、現地配線W1を室内ユニット1の外部から引込口67aを通じて電装品箱6内に挿入する。そして、電装品箱6内に挿入された現地配線W1を引き込み経路S3を通じて端子台65の端子部65aまで引き込んで端子部65aに接続する。このとき、配線W2は、配線保持部72の溝部72a内に収容されて、2つの爪部72bによって溝部72aから引き込み経路S3にはみ出さないように押さえられているため、引き込み経路S3通じて現地配線W1を端子台65の端子部65aまで引き込む作業や、現地配線W1を端子部65aに接続する作業を阻害しないようになっている。
このように、本実施形態の電装品箱6では、電装品箱6内部の電気部品間を接続する配線の一つとしての配線W2が端子台65の近傍を通過するように配置されているのにもかかわらず、配線W2が引き込み経路S3にはみ出さないようになっているため、現地配線W1を電装品箱6への配線作業の作業性が損なわれることないようになっている。
(4)電装品箱の配線構造及び電装品箱の特徴
本実施形態の電装品箱6の配線構造及び電装品箱6には、以下のような特徴がある。
(A)
本実施形態の電装品箱6の配線構造では、現地配線W1以外の配線の一つである配線W2を引き込み経路S3にはみ出させないようする配線保持部72が端子台65の近傍に設けられているため、現地配線W1の配線作業の作業性を損なうことなく、配線W2を引き込み経路S3の周辺に配置することができるようになる。このため、現地配線W1の配線作業の作業性を考慮して、トランス64を図3における端子台65の左側の位置に配置する等のように、電装品箱6内における現地配線W1の周辺に他の配線(電装品箱内部の電気部品間を接続する配線、室内ユニットや室外ユニットを構成する機器・センサ類に接続される配線等)の配置を制約してしまうという問題が生じないようになっている。
これにより、電装品箱6のコンパクト化が可能となり、図5に示される従来の室内ユニット901のように、ユニットケーシング902の外側の側面に電装品箱906を設ける必要がなくなる。
(B)
本実施形態の電装品箱6の配線構造では、配線保持部72の一部が電装品箱6の平面視において引き込み経路S3に重なるように配置されているため、現地配線W1以外の配線の一つである配線W2が引き込み経路S3へはみ出すのを立体的に防ぐことができる。
(C)
本実施形態の電装品箱6の配線構造では、配線保持部72が溝部72aと爪部72bとから構成されているため、簡単な構造でありながら、現地配線W1以外の配線の一つである配線W2が引き込み経路S3へはみ出すのを確実に防ぐことができる。
また、溝部72aの端子列方向の長さL1は、端子部65aの端子列長さL2よりも長くなっているため、現地配線W1以外の配線の一つである配線W2が引き込み経路S3へはみ出すのを確実に防ぐことができる。
(5)他の実施形態
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(A)前記実施形態においては、端子台65とトランス64との配置関係の制約をなくすために、現地配線W1以外の配線の一つとして、トランス64と制御P板63の接続部63aとを接続する配線W2を対象としたが、他の配線(電装品箱内部の電気部品間を接続する配線、室内ユニットや室外ユニットを構成する機器・センサ類に接続される配線等)であって電気部品の配置に制約が生じているものがある場合には、その電気部品に関する配線を対象にしてもよい。
(B)前記実施形態においては、ダクト構造を有する空気調和装置の室内ユニットの電装品箱に対して本発明を適用したが、これに限定されず、他の構造の室内ユニットや室外ユニットの電装品箱に本発明を適用してもよい。
本発明を利用すれば、現地において接続される現地配線を引き込むため引込口と、引き込まれた現地配線を接続する端子部を有する端子台とを備えた電装品箱において、現地配線の配線作業の作業性を損なうことなく、電装品箱のコンパクト化が可能な配線構造を提供することができる。
室内ユニットの平面図(ユニットケーシングの上面を取り除いて図示)である。 室内ユニットの側面図(図1のA矢視図)である。 電装品箱の平面図である。 電装品箱の端子台付近を示す斜視図である。 従来のダクト構造の室内ユニットを示す斜視図である。
符号の説明
6 電装品箱
61 枠部材(箱本体)
62 取付板
65 端子台
65a 端子部
67a 引込口
72 配線保持部
72a 溝部
72b 爪部
3 引き込み経路
1 現地配線

Claims (5)

  1. 現地において接続される現地配線(W1)を引き込むための引込口(67a)と、引き込まれた前記現地配線を接続する端子部(65a)を有する端子台(65)とを備えた電装品箱において、引き込まれた前記現地配線が前記引込口から前記端子部に至るまでの間の引き込み経路の(S1)周辺に設けられた電装品箱の配線構造であって、
    前記電装品箱内に設けられ、前記端子台が取り付けられる取付板(62)と、
    前記取付板の前記端子台の近傍に設けられ、前記現地配線以外の配線(W2)を前記引き込み経路にはみ出させないようにする配線保持部(72)と、
    を備えた電装品箱の配線構造。
  2. 前記配線保持部(72)は、電装品箱の正面視において、一部が前記引き込み経路(S3)に重なるように配置されている、請求項1に記載の電装品箱の配線構造。
  3. 前記配線保持部(72)は、前記現地配線以外の配線(W2)が収容される溝部(72a)と、前記溝部に収容された前記現地配線以外の配線が前記溝部からはみ出さないように押さえる爪部(72a)とを有している、請求項2に記載の電装品箱の配線構造。
  4. 前記溝部(72b)は、前記端子部(65a)よりも端子列方向の長さが長くなっている、請求項3に記載の電装品箱の配線構造。
  5. 空気調和装置の室内ユニットや室外ユニットを構成する電装品箱であって、
    現地において接続される現地配線(W1)を引き込むための引込口(67a)を有する箱本体(61)と、
    前記箱本体内に引き込まれた前記現地配線を接続する端子部(65a)を有する端子台(65)と、
    請求項1〜4のいずれかに記載の電装品箱の配線構造と、
    を備えた電装品箱(6)。
JP2003303150A 2003-08-27 2003-08-27 電装品箱の配線構造及び電装品箱 Pending JP2005069638A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003303150A JP2005069638A (ja) 2003-08-27 2003-08-27 電装品箱の配線構造及び電装品箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003303150A JP2005069638A (ja) 2003-08-27 2003-08-27 電装品箱の配線構造及び電装品箱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005069638A true JP2005069638A (ja) 2005-03-17

Family

ID=34407231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003303150A Pending JP2005069638A (ja) 2003-08-27 2003-08-27 電装品箱の配線構造及び電装品箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005069638A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011233361A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Panasonic Electric Works Denro Co Ltd 端子台およびこの端子台を備えた電気機器収納箱
JP2017184469A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社ケーヒン 電力変換装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011233361A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Panasonic Electric Works Denro Co Ltd 端子台およびこの端子台を備えた電気機器収納箱
JP2017184469A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社ケーヒン 電力変換装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5425524B2 (ja) 室外ユニット
JP5300660B2 (ja) 壁掛け型空気調和装置
JP2009030829A (ja) 空気調和装置
JP6475040B2 (ja) 空気調和機の室外機
JP2016080207A (ja) 天井埋込型空気調和機
JP4023505B2 (ja) 空気調和装置
JP4930625B2 (ja) 油冷却装置
JP2008292068A (ja) 空気調和機の室外機
JP2009186169A (ja) 風向調整ユニットならびに冷凍装置の熱源ユニット
JP4553745B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP2018119718A (ja) 天井埋込型空気調和機
JP2005069638A (ja) 電装品箱の配線構造及び電装品箱
JP2008267656A (ja) 空気調和機
KR100755301B1 (ko) 천정형 공기조화기의 분할식 인쇄회로기판의 장착구조
WO2020066334A1 (ja) 空気調和機の室外機部
JP4459019B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP6688370B2 (ja) 空気調和機の室外機
JP2004170054A (ja) 空気調和機
JP4609436B2 (ja) 空気調和装置
JP5410202B2 (ja) 壁掛け型空気調和装置
JP2005182610A (ja) 冷却システムおよび冷却構造
JP3627673B2 (ja) 空気調和装置の室外機
JP6984162B2 (ja) 空気調和機の室外機
JP2012102889A (ja) 床置き室内機
JP2010071520A (ja) 空気調和装置の室外機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090407

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090929