JP2005066032A - スロットマシン、遊技機用プログラム及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

スロットマシン、遊技機用プログラム及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 ストック放出タイム開始の前触れとしての前兆遊技を、より効果的に演出することにより、遊技を興味溢れるものとすること。
【解決手段】 特別遊技のストック放出モードを所定の確率で抽選により決定するための放出モード抽選手段124と、この放出モード抽選手段124により決定されたストック放出モードを所定の表示装置66に表示可能なモード抽選結果報知手段160を設け、前記高放出前兆遊技期間中のモード抽選の結果を遊技者に報知するとともに、前記高放出前兆遊技期間中に前記放出モード抽選手段が決定したストック放出モードにより、ストック高放出遊技を開始可能に形成した。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ボーナスゲームのストック機能を有するスロットマシンに関するものである。
従来より、短期間で大量のメダルを獲得できる可能性を有するスロットマシンとして、いわゆるストック機能を有するものが知られている(特許文献1参照)。
この種のスロットマシンは、ビッグボーナスゲームなどの特別遊技についての当選の権利を次遊技以降に持ち越し可能とするとともに、特別当選役が入賞し難い制御を行うことにより、複数の特別当選の権利を貯留可能にした遊技区間(ストックタイム)と、所定条件(例えば放出抽選に当選、所定回数の遊技消化)に該当した場合に、特別当選役が入賞しやすい制御に変更し、ストックされた特別当選を順次入賞可能とした遊技区間(放出タイム)を有している。
そして、この種のスロットマシンの中には、放出タイムが開始される前に、何らかの前兆遊技、例えばリプレイタイムのような特殊な遊技区間を設け、放出タイムの開始可能性を遊技者に示唆するように形成されたものがある。
特開2002−346054号公報
上述したような、放出タイムの前兆遊技を設けた従来のスロットマシンにおいては、前兆遊技の開始により、遊技者がボーナスゲーム連荘の可能性に期待を抱くところであるため、遊技者にとっては、いかに期待感を高めてくれるかというのが遊技機の魅力の一つとなる。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、かかる要請に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1乃至4)
すなわち、請求項1乃至4記載の発明は、ストック放出タイム開始の前触れとしての前兆遊技を、より効果的に演出することにより、遊技を興味溢れるものとすることが可能なスロットマシンを提供することを目的とする。
(請求項5又は6)
請求項5又は6記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項5又は6記載の発明は、前記請求項1乃至4記載の遊技機の目的を達成することができる遊技機用プログラムを提供し、またその遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(特徴点)
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、複数の図柄を表示した回転リール(40)と、前記回転リール(40)の回転を開始させるためのスタートスイッチ(30)と、前記回転リール(40)の回転を停止させるためのストップスイッチ(50)と、所定確率で当選に関する抽選を行うための当選抽選手段(110)とを少なくとも備え、当選抽選の結果、所定の当選役に当選し、かつ、複数の前記回転リール(40)が停止した状態で視認可能な複数の図柄が、予め定められた態様で表示されることを条件に入賞となるスロットマシンに係る。
ここで、「・・図柄が予め定められた態様で表示」とは、回転リール(40)に表された図柄(61)が、入賞有効ライン上に所定の配列で停止することの他、バックライト等で照明されることにより回転リール(40)に図柄(61)が表れるものを含む。
また、このスロットマシンは、通常遊技を制御する通常遊技制御手段(70)と、特定の入賞又は抽選結果に基づいて開始される特別遊技を制御する特別遊技制御手段(80)とを有し、当選として、小役当選と、前記特別遊技を開始可能な特別当選とを有し、この特別当選について、当選の権利を次遊技以降に持ち越し可能とする当選貯留手段を備えている。
前記特別遊技は、いわゆるビッグボーナスゲーム(BBゲーム)、レギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)を含むものであり、BB当選、RB当選などの特別当選役が入賞することにより開始される遊技であり、通常遊技よりも遊技者に多くの利益を付与することができる遊技である。
前記当選貯留手段は、例えば特別フラグ貯留手段(133)とすることができる。ここで、「フラグ」とは、前記当選抽選手段(110)の抽選結果が所定の当選役に当選の場合に、当選であることを記憶しておくためのメモリであり、小役当選の場合には小役当選フラグを成立させ、特別当選の場合には特別当選フラグを成立させることができる。そして、当選フラグの有無に基づいて、ストップスイッチ(50)の操作により回転リール(40)を適当な位置で停止させるための停止制御を行わせることができるものである。また、「当選の権利を次遊技以降に持ち越す」とは、当選に係る遊技で入賞させられなくても、例えば前記特別当選フラグを消滅させないことにより、次遊技以降も当選図柄を入賞有効ライン上に停止させやすく制御することを含む。なお、特別当選の権利は、当該特別当選が入賞することにより消滅する。
さらにこのスロットマシンは、前記特別当選役について入賞し難い制御を行うことにより、前記当選貯留手段に複数の当選の権利を貯留可能としたストック低放出遊技と、所定条件該当を契機に、前記特別当選役について入賞しやすい制御に変更することにより、前記当選貯留手段に貯留された特別当選について順次入賞可能としたストック高放出遊技と、所定の遊技期間にわたり、前記ストック高放出遊技の開始可能性を示唆する高放出前兆遊技とを実行可能に形成されている。
前記「ストック低放出遊技」とは、特別当選役が当選しても入賞する可能性が極めて低い遊技のことである。ここで、「特別当選役について入賞し難い制御」を行う方法としては、(1)通常は特別当選により一度成立したら当該当選に係る当選役が入賞するまで消滅しない特別当選フラグを、所定条件の下で一時無効にする、(2)停止制御において特別当選図柄を引き込みにくくする、(3)特別当選が内部当選中(特別当選フラグ成立中)に小役が当選した場合には小役図柄を優先して引き込む様にし、当選判定テーブル(113)として通常テーブル以外にハズレ領域の少ない(特定の小役領域が多い)テーブルを設ける、などの制御を行わせることが挙げられる。上記のように、特別当選役が入賞し難いと、その特別当選役が入賞する前に、別の特別当選役が当選してしまう場合もある。このようなとき、前記当選貯留手段は、前回当選した特別当選と、今回当選した特別当選と、双方を別々に記憶する。このようにして、特別当選が貯留(ストック)されるものである。この「ストック低放出遊技」は、ストック低放出制御手段(121)に行わせることができる。
また、前記「ストック高放出遊技」とは、特別当選役が当選すれば入賞する可能性が極めて高い遊技のことである。ここで、「特定当選役について入賞しやすい制御」は、上述した「特別当選役について入賞し難い制御」の逆の制御を行うものとすることができる。すなわち、(1)特別当選フラグを有効化する、(2)停止制御において特別当選図柄を引き込み易くする、(3)当選判定テーブル(113)を通常テーブルに戻しハズレとなる確率を上げる、などである。この「ストック高放出遊技」は、ストック高放出制御手段(122)に行わせることができる。
なお、「ストック低放出遊技」及び「ストック高放出遊技」の「低」「高」は、相対的なものであって、「ストック高放出遊技」は「ストック低放出遊技」よりも特別当選役が入賞し易い遊技区間として、あるいは、「ストック高放出遊技」は通常遊技よりも特別当選役が入賞し易く、「ストック低放出遊技」は通常遊技よりも特別当選役が入賞し難い遊技区間として位置づけることができる。
前記「高放出前兆遊技」とは、この遊技区間中に所定条件に該当すれば、「ストック高放出遊技」が開始される可能性があるということを遊技者に知らしめるための遊技であり、ストック高放出遊技の前触れとなる遊技のことである。例えば、「ストック高放出遊技」の開始条件が特別当選役について入賞することで在る場合、ストック低放出遊技よりも特別当選役が入賞し易い制御を行わせる遊技としたり、「ストック高放出遊技」を開始するか否かの抽選が行われる遊技とすることができる。この「放出前兆遊技」を行わせる手段として、前兆リプレイタイム制御手段(123)を設けることができる。なお、「高放出前兆遊技」は、「ストック高放出遊技」の開始前に必ず行われる必要はなく、「ストック高放出遊技」は「高放出前兆遊技」を伴うことなく開始される場合があってもよい。また、「高放出前兆遊技」が行われたからといって、「ストック高放出遊技」が必ず開始されるとは限らない。
そして、本発明に係るスロットマシンは、特別遊技のストック放出モードを所定の確率で抽選により決定するための放出モード抽選手段(124)と、この放出モード抽選手段(124)により決定されたストック放出モードを所定の表示装置(66)に表示可能なモード抽選結果報知手段(160)を設け、前記放出前兆遊技期間中のモード抽選の結果を遊技者に報知するとともに、前記高放出前兆遊技期間中に前記放出モード抽選手段(124)が決定したストック放出モードにより、ストック高放出遊技を開始可能に形成したことを特徴とする。
ここで、「放出モード」とは、貯留されている特別当選を放出する割合(ストック放出確率)がそれぞれ異なる遊技状態の違いを示すものであり、放出モードが高いほど特別遊技が入賞し易い。すなわち「放出モード」は、ストック放出確率を変化させることにより作り出すことができる。ストック放出確率を変更するには、上述の例によれば、(1)特別当選フラグが有効化する確率を高くする、(2)停止制御において特別当選図柄を引き込む引き込み確率を高くする、(3)当選判定テーブル(113)のハズレとなる確率を上げる、などを行えばよい。あるいは、ストックを放出するか否かの抽選を遊技ごとに行うようにして、抽選結果が「放出する」となる確率を変更することにより実行可能である。
なお、ストック放出確率が高いほど、ストックされている特別遊技が連続して入賞しやすいので、「放出モード」は、特別遊技の連荘可能性を表すものとして位置づけることもできる。また、前記「ストック高放出遊技」は通常遊技よりも「放出モード」が高い遊技、前記「ストック低放出遊技」は「ストック高放出遊技」よりも「放出モード」が低い遊技、と位置づけることもできる。
前記放出モード抽選手段(124)は、放出モード抽選を行うものである。抽選は、遊技ごとに行ってもよいし、特定条件該当時、例えば「高放出前兆遊技」中に行ってもよい。この放出モード抽選手段(124)の行う抽選のうち、前記「高放出前兆遊技」中に行われた放出モード抽選の結果は、モード抽選結果報知手段(160)の制御により、所定の表示装置(66)、例えば液晶画面などの画像表示装置やランプ、スピーカを介して遊技者に報知される。報知は、抽選結果全てについて行ってもよいし、特定の抽選結果についてのみ行ってもよい。また、抽選が行われるごとに報知してもよいし、報知するか否かの抽選結果に基づいて報知してもよい。なお「(決定されたストック放出モードを)表示可能」としたのは、放出モード抽選手段(124)の抽選により決定されたストック放出モードでないもの、すなわち虚偽の報知が表示される場合を含む趣旨である(以下請求項3、4において同じ)。
(作用)
遊技中の所定条件該当を契機に、「放出前兆遊技」が開始される。放出モード抽選手段(124)は所定の抽選条件に基づいて放出モード抽選を行い、「放出前兆遊技」中における放出モード抽選の抽選結果は所定の確率(所定の信頼度又は所定の頻度)で遊技者に報知される。「放出前兆遊技」中に、所定条件に該当(例えば特定の当選、特定の入賞、特定の抽選に当選)した場合には、放出モード抽選手段(124)の決定による放出モードでストック高放出遊技が開始される。
本発明によれば、放出前兆遊技中、「今ストック高放出タイムに突入すれば遊技モードはどれ」という情報を遊技者が把握することができるため、ただ単に前兆演出を行って「ストック高放出タイムに突入するかもしれない」という期待を抱かせるよりも、さらに効果的に遊技に対する関心を高めさせることができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記放出モード抽選手段(124)は、前記高放出前兆遊技期間中に、遊技ごとにストック放出モードの抽選を行い、前記ストック高放出遊技は、高放出前兆遊技期間中にストック高放出遊技を開始させるための所定条件に該当した場合に、当該条件に該当した遊技における放出モードに基づいて行われることを特徴とする。
本発明においては、放出モード抽選は「高放出前兆遊技」期間中に毎遊技行われるものであり、「ストック高放出遊技」は、「高放出前兆遊技」中に所定の開始条件を満たした場合に開始される。従って、本発明における「高放出前兆遊技」は、「ストック高放出遊技」に移行するための権利を獲得可能な遊技であると共に、そのストック放出モードを決定するための放出権利獲得遊技として位置づけられる。
(作用)
本発明によれば、「ストック高放出遊技」の開始前には必ず「高放出前兆遊技」が行われる(ただし、「高放出前兆遊技」が行われたからといって「ストック高放出遊技」が開始されるとは限らない)。そして、この「高放出前兆遊技」期間中は、毎遊技放出モード抽選が行われるので、放出モードを抽選結果ごとに(遊技ごとに)報知させれば、遊技者は、「ストック高放出遊技」開始への期待感を高めると共に、遊技ごとに変化するストック放出モードの表示を気にしながら遊技を行うこととなり、より、遊技への関心が高まる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、前記モード抽選結果報知手段(160)は、全ての抽選結果を前記表示装置(66)に表示可能に形成したことを特徴とする。
ここで、「全ての抽選結果」とは、前記放出モード抽選手段(124)が「高放出前兆遊技」中に行うモード抽選の結果を全て、という意味であり、例えば「高放出前兆遊技」中、毎遊技モード抽選が行われる場合には、毎遊技、その抽選結果が表示装置(66)に表示される。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記モード抽選結果報知手段(160)は、特定の抽選結果を前記表示装置(66)に表示可能に形成したことを特徴とする。
ここで、「特定の抽選結果」とは、予め定められた特定の放出モードが当選した場合とすることもできるし、抽選で決定された所定の放出モードが当選した場合とすることもできる。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項5記載の発明は、遊技機を、複数の図柄を停止表示又は変動表示可能な図柄表示手段、前記図柄表示手段の図柄変動を開始させるための図柄変動開始手段、前記図柄表示手段の図柄変動を停止させるための図柄変動停止手段、当選役に関する抽選を行うための当選抽選手段(110)、当選抽選の結果、所定の当選役に当選し、かつ、複数の前記図柄表示手段が停止表示された状態で視認可能な複数の図柄が、予め定められた態様で表示されることを条件に入賞として扱うための入賞手段、通常遊技を制御する通常遊技手段(70)、特別当選により開始される特別遊技を制御する特別遊技制御手段(80)、特別当選について、当選の権利を次遊技以降に持ち越し可能とするとともに、複数の当選の権利を貯留可能な当選貯留手段、特別当選役について入賞し難い制御を行うことにより、前記当選貯留手段に複数の当選の権利を貯留可能としたストック低放出遊技を実行可能なストック低放出遊技制御手段、所定の遊技期間にわたり、前記ストック低放出遊技中にストックされた特別当選の放出可能性を示唆する高放出前兆遊技を実行させるための高放出前兆遊技制御手段、特別遊技のストック放出モードを所定の確率で抽選により決定するための放出モード抽選手段(124)、遊技中の所定条件該当を契機に、前記放出モード抽選手段(124)の決定したストック放出モードにより、前記当選貯留手段に貯留された特別当選について順次入賞可能としたストック高放出遊技を実行可能なストック高放出遊技制御手段、及び前記放出前兆遊技期間中のモード抽選の結果を、所定の表示装置に表示させるためのモード抽選結果表示手段(160)として機能させるための遊技機用プログラムである。
ここで、遊技機としては、スロットマシンなどの現実の遊技機でもよく、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置に表示させた擬似的な遊技機であってもよい。
また、前記図柄表示手段を、周囲に複数の図柄(61)を表示した回転リール(40)とし、この回転リール(40)の回転を制御するように形成することができる。この場合、前記図柄変動開始手段は、回転リール(40)の回転を開始させるためのスタートスイッチ(30)とすることができ、前記図柄変動停止手段は、回転リール(40)の回転を停止させるためのストップスイッチ(50)とすることができる。
あるいは、前記図柄表示手段を、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置とし、これに複数の図柄を変動表示又は停止表示させるように形成してもよい。
前記入賞手段は、この遊技機用プログラムを用いて現実の遊技機を制御しようとする場合には、ホッパーユニット(65)を作動させて遊技者に対してメダル等対価の払い出しを行うように形成することができる。一方、この遊技機用プログラムを用いて業務用、家庭用のテレビゲーム機等を制御しようとする場合には、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置に、入賞時にメダルの払い出しがなされるような画像や、手持ちの遊技メダル数が増加するような表示や、所定の得点が加算されるような表示を行うように形成することができる。
このように、本発明は、現実の遊技機を制御するためのプログラムと、業務用、家庭用のテレビゲーム機やパソコン等に読み込まれることによりそれらを遊技機として機能させるためのプログラムとの双方を含むものである。
そして、本発明においては、遊技中の所定条件該当を契機に、「放出前兆遊技」が開始される。放出モード抽選手段(124)は所定の抽選条件に基づいて放出モード抽選を行い、「放出前兆遊技」中における放出モード抽選の抽選結果は所定の確率(所定の信頼度又は所定の頻度)で遊技者に報知される。「放出前兆遊技」中に、所定条件に該当(例えば特定の当選、特定の入賞、特定の抽選に当選)した場合には、放出モード抽選手段(124)の決定による放出モードでストック高放出遊技が開始される。
本発明によれば、放出前兆遊技中、「今ストック高放出タイムに突入すれば遊技モードはどれ」という情報を遊技者が把握することができるため、ただ単に前兆演出を行って「ストック高放出タイムに突入するかもしれない」という期待を抱かせるよりも、さらに効果的に遊技に対する関心を高めさせることができる。
ところで、前記放出モード抽選手段(124)は、前記高放出前兆遊技期間中に、遊技ごとにストック放出モードの抽選を行い、前記ストック高放出遊技は、高放出前兆遊技期間中にストック高放出遊技を開始させるための所定条件に該当した場合に、当該条件に該当した遊技における放出モードに基づいて行われるように形成することができる。このように形成することにより、「高放出前兆遊技」は、「ストック高放出遊技」に移行するための権利を獲得可能な遊技であると共に、そのストック放出モードを決定するための放出権利獲得遊技として位置づけられる。そして、「ストック高放出遊技」の開始前には必ず「高放出前兆遊技」が行われ、この「高放出前兆遊技」期間中は、毎遊技放出モード抽選が行われるので、放出モードを抽選結果ごとに(遊技ごとに)報知させれば、遊技者は、「ストック高放出遊技」開始への期待感を高めると共に、遊技ごとに変化するストック放出モードの表示を気にしながら遊技を行うこととなり、より、遊技への関心が高まる。
なお、前記モード抽選結果報知手段(160)は、全ての抽選結果を前記表示装置(66)に表示可能に形成することができ、特定の抽選結果を前記表示装置(66)に表示可能に形成することもできる。
(請求項6)
請求項6記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項6記載の発明は、遊技機を、複数の図柄を停止表示又は変動表示可能な図柄表示手段、前記図柄表示手段の図柄変動を開始させるための図柄変動開始手段、前記図柄表示手段の図柄変動を停止させるための図柄変動停止手段、当選役に関する抽選を行うための当選抽選手段(110)、当選抽選の結果、所定の当選役に当選し、かつ、複数の前記図柄表示手段が停止表示された状態で視認可能な複数の図柄が、予め定められた態様で表示されることを条件に入賞として扱うための入賞手段、通常遊技を制御する通常遊技手段(70)、特別当選により開始される特別遊技を制御する特別遊技制御手段(80)、特別当選について、当選の権利を次遊技以降に持ち越し可能とするとともに、複数の当選の権利を貯留可能な当選貯留手段、特別当選役について入賞し難い制御を行うことにより、前記当選貯留手段に複数の当選の権利を貯留可能としたストック低放出遊技を実行可能なストック低放出遊技制御手段、所定の遊技期間にわたり、前記ストック低放出遊技中にストックされた特別当選の放出可能性を示唆する高放出前兆遊技を実行させるための高放出前兆遊技制御手段、特別遊技のストック放出モードを所定の確率で抽選により決定するための放出モード抽選手段(124)、遊技中の所定条件該当を契機に、前記放出モード抽選手段(124)の決定したストック放出モードにより、前記当選貯留手段に貯留された特別当選について順次入賞可能としたストック高放出遊技を実行可能なストック高放出遊技制御手段、及び前記放出前兆遊技期間中のモード抽選の結果を、所定の表示装置に表示させるためのモード抽選結果表示手段(160)として機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明は、請求項5記載の遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に係る。
本発明によれば、本発明に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体を遊技機本体に組み込んだり、記録媒体に記録されているデータを業務用、家庭用のテレビゲーム機やパソコン等に読み込ませることにより、遊技機等を上記した請求項5記載の発明と同様に作用させることができる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1乃至4)
請求項1乃至4記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1乃至4記載の発明によれば、ストック放出タイム開始の前触れとしての前兆遊技を、より効果的に演出することにより、遊技を興味溢れるものとすることができる。
(請求項5又は6)
請求項5又は6記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項5又は6記載の発明によれば、前記請求項1乃至4記載の遊技機の目的を達成することができる遊技機用プログラムを提供し、またその遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することができる。
本発明を表す好適な実施の形態を、遊技機としてスロットマシンを例に、図面に基づき説明する。
(図面の説明)
図1乃至図9は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1はスロットマシンの入力、制御及び出力のブロック図、図2は遊技制御装置の詳細を示すブロック図、図3はスロットマシンの外観正面図、図4乃至図8はスロットマシンの動作の概略のフロー、図9は当選判定テーブルの概念図を、それぞれ示す図である。
(スロットマシン10)
スロットマシン10は、図3に示すように、四角箱状の筐体11を有する。この筐体11には、遊技者側に向かって臨む表示窓12が形成されており、さらに表示窓12には、三個の回転リール40の図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。そして、スロットマシン10の略中央端部には、メダル投入口14が設けられている。
スロットマシン10の内部には、図示していないが、スロットマシン10の全体の動作を制御するための制御装置20(図1参照)が内蔵されている。
(制御装置20)
上記制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。ここでCPUは、一個に限定されず、二個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を構成する。
(1)遊技制御装置21
(2)演出制御装置22
遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものであり、演出制御装置22は、ランプ68やスピーカ69等の表示装置66を制御するためのものである。この遊技制御装置21及び演出制御装置22の詳細については後述する。
なお、上記制御装置20を、主制御装置と、主制御装置からの諸信号を受信して作動する副制御装置とから構成し、前記遊技制御装置21を主制御装置に、演出制御装置22を副制御装置に配置するように形成してもよい。
(入力段)
上記制御装置20の入力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)投入スイッチ15
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30
(5)ストップスイッチ50
なお、入力段としては、上記した(1)乃至(5)のパーツに限定されるものではない。
(投入スイッチ15)
投入スイッチ15は、図3に示すように、メダル投入口14の下方に内蔵されたスイッチであって、投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(ベットスイッチ16)
ベットスイッチ16は、図3に示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるためのものである。
(精算スイッチ17)
精算スイッチ17は、図3に示すように、回転リールの斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのものである。
(スタートスイッチ30)
スタートスイッチ30は、図3に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
なお、ここで、「再遊技(Replay)」とは、当選抽選手段110の抽選により、「再遊技(Replay)」のフラグが成立し、「再遊技(Replay)」の図柄が入賞有効ライン上に揃うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技を行うことができるものである。
(ストップスイッチ50)
ストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図3に示すように、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
(出力段)
前記制御装置20の出力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)リールユニット60
(2)ホッパーユニット65
(3)表示装置66(演出表示部67及びランプ68及びスピーカ69)
なお、出力段としては、上記した(1)乃至(3)のパーツに限定されるものではない。
(リールユニット60)
リールユニット60は、特に図示しないが枠体に固定或いは支持された三個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された三個の回転リール40とから構成されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄61が表示されている。
(ホッパーユニット65)
ホッパーユニット65は、図示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技者にメダルを払い出すためのものである。
(表示装置66)
表示装置66は、演出制御装置22の制御により、遊技者に入賞等を報知させるなど、種々の演出を行うものである。具体的には、表示装置66は、演出表示部67及びランプ68及びスピーカ69から構成されている。
演出表示部67は、図3に示すように、回転リール40の上方に設けられた窓部であり、LED、ドットマトリックス、液晶画面等を用いて、入賞の報知その他の演出を表示するためのものである。なお、演出表示部67としては上記のものに限られず、例えば演出専用の回転リールを設け、リールの図柄や文字等により演出を表示するようにしても良い。
ランプ68及びスピーカ69は、発光体の点灯又は点滅、入賞音の発生により入賞等を報知するためのものである。
(遊技制御装置21)
次に、遊技制御装置21について詳述する。
遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。そして、この遊技制御装置21は、次の(1)乃至(6)の手段として機能する。
(1)通常遊技制御手段70
(2)特別遊技制御手段80
(3)当選抽選手段110
(4)特殊遊技制御手段120
(5)当選フラグ成立手段130
(6)停止制御手段140
なお、遊技制御装置21としては、上記した(1)乃至(6)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(通常遊技制御手段70)
通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。
すなわち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。
その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。
そして、ストップスイッチ50を三個全て操作し終わると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓12の入賞有効ライン上に、予め設定された図柄61が停止すると、ホッパーユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
当選には、入賞により遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選と、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選と、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(Replay)」とを備えている。そして、その抽選結果がいずれかの役に当選となった場合、その当選に対応した当選フラグが成立する。そして、抽選結果が特別当選である場合に、特別当選フラグが成立し、この特別当選フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄61の組み合わせが、予め定められた所定の特別当選図柄61(例えば、入賞有効ライン上に「7」が三個揃うもの)と一致したことを条件に入賞し、遊技者に有利な特別遊技を行わせるように形成されている。一方、抽選により特別当選フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄61の組み合わせが特別当選図柄61と一致していない場合には、それ以後の遊技に特別当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小役の当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
なお、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄61を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50のタイミングによるものであるが、この詳細は後述する停止制御手段140の説明において述べる。
さらに、本実施の形態においては、当選の一態様としてとして、グループ役当選が設けられているが、この詳細は後述する当選抽選手段110の説明において述べる。
(特別遊技制御手段80)
特別遊技制御手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、通常遊技よりも遊技者に多くの利益を付与可能な有利遊技としての特別遊技を行わせるためのものである。
上記特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。
(1)特定導入遊技(ビッグボーナスゲーム、以下BBゲームという)
(2)特定遊技(レギュラーボーナスゲーム、以下RBゲームという)
(3)特定当選遊技(JACゲーム)
なお、特別遊技としては、上記した(1)乃至(3)の遊技に限定されるものではない。
ここで、上記RBゲームは、BBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中で無いときにも単独で行われる場合がある。また、上記JACゲームは、RBゲーム中に行われるものである。
特別遊技制御手段80は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)特定導入遊技制御手段90
(2)特定遊技制御手段100
(特定導入遊技制御手段90)
特定導入遊技制御手段90は、BBゲームを制御するためのものである。
具体的には、通常遊技において、図示しないが、例えば「7」等の図柄61が入賞有効ライン上に三個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始される。
BBゲームに移行すると、通常遊技と同様に最大3枚のメダルの投入によって開始され、3つの回転リールの回転を各々停止させた際に、入賞有効ライン上に当選図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出しが行われるものである。
したがって、BBゲーム中では、通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための特定当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合には、その後RBゲームに移行するものである。
なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへの移行が、例えば最大3回行われることになっているために、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様な抽選及び制御が行われるものである。
そして、BBゲームでは、BBゲーム中のRBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或いはBBゲーム中の通常遊技が所定の最大回数、例えば最大30回の終了により、BBゲームは終了するものである。
(特定遊技制御手段100)
特定遊技制御手段100は、RBゲームを制御するためのものである。
具体的には、RBゲームに移行すると、メダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入賞となる特定当選遊技が行われるものである。そして、RBゲームでは、入賞するか否かの特定当選遊技が最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、最大8回の入賞するか、或いは最大12回の特定当選遊技の終了により、RBゲームは終了するものである。
ところで、スロットマシン10は、上記BB遊技について、所定の場合にストック可能に形成されている。ストックとは、BBが当選してもなるべく入賞しないような制御を行うと共に、複数のBB当選の権利を次遊技以降に持ち越し可能とするものである。そして、所定条件該当を契機にBB当選について入賞させやすくする制御に切り替え、ストックされているBB当選に係るBBゲームを順次行わせるように形成されているものであるが、この制御の詳細については後述する。
(当選抽選手段110)
当選抽選手段110は、予め定めた抽選確率に基づいて当選役に係わる抽選を行うものである。そして、当選抽選手段110による抽選の結果、所定の当選役に当選である場合に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた当選図柄と一致したことを条件に入賞し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
上記当選抽選手段110は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)乱数発生手段111
(2)乱数抽出手段112
(3)当選判定テーブル113
(4)判定手段114
(5)判定テーブル変更手段115
なお、当選抽選手段110としては、上記した(1)乃至(5)に限定されるものではない。
(乱数発生手段111)
乱数発生手段111は、当選抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0〜65535)で発生させるものである。
(乱数抽出手段112)
乱数抽出手段112は、乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
なおここで、「乱数発生手段」としては、ソフト乱数としての平均採中法等で乱数を発生させることができるものの他に、一定範囲の数字を高速で1づつ加算するカウンタを用いて構成することもできる。例えば、0〜16383の範囲の数字を、1秒間に700万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。そして、「乱数抽出手段」としては、スタートスイッチを押したタイミングでカウンタの数字を読みとることなる。
このように形成すると、「乱数発生手段」では乱数を発生しているわけではないものの、「乱数抽出手段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となる。このように、結果として乱数のような分布を示す数字が得られる手段を、ここでは「乱数発生手段」あるいは「乱数抽出手段」に含めて考えるものとする。
(当選判定テーブル113)
当選判定テーブル113は、乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を有するものである。
ここで、当選判定テーブル113は、各当選及びハズレの領域がそれぞれ異なる、複数の抽選テーブルを有している。例えば、スロットマシン10の設定を変更した場合や、通常遊技中と特別遊技中とでは、各当選役について当選確率が異なる抽選テーブルを用いるようになっている。
そして、本実施の形態においては、当選判定テーブル113として、BB当選をストックする場合に用いるストックテーブルと、ストックされたBB当選を放出する場合に用いるストック放出テーブルとを有している。
前記ストックテーブルは、通常の抽選テーブル(図9A参照)に比べてリプレイ当選領域が多く、ハズレ領域の少ないテーブル(図9B参照)とし、BBフラグが成立中には抽選結果がハズレの場合のみ特別当選図柄を引き込む停止制御を行うことにより、BBを入賞し難くすることができるものである。
ところで、ストックテーブルにおいて当選領域を多く設定されたリプレイの入賞が極端に高くなってしまうのを防ぐには、ストップスイッチ50の押し順抽選を行い、抽選結果に応じた押し順でストップスイッチ50を押下しないとリプレイ図柄を引き込まないような停止制御を行えばよい(図9D参照)。つまり、リプレイの当選確率が高くても、実際に入賞となるのは当選確率の何分の一か(好ましくは、通常リプレイにあてられる当選確率と同等になるよう)に抑えることができ、見かけ上の当選確率は通常と変わらないものとなる。さらに、このストックテーブルを用いて、通常の停止制御を行わせれば、当選領域どおりの割合でリプレイが当選し、いわゆるリプレイタイムを作り出すことができる。なお、リプレイ当選領域がそれぞれ異なる(すなわちハズレ領域のそれぞれ異なる)複数のストックテーブルを設けると、いずれのテーブルを用いて当選抽選を行うかにより、BBの入賞しやすさ、すなわち放出確率が変わってくる。
一方、前記ストック放出テーブルは、ストックテーブルよりもハズレ領域の多いテーブル(図9C参照)とし、上記と同様の停止制御を行うことにより、BBを入賞し易くすることができるものである。ハズレ領域のそれぞれ異なる複数のストック放出テーブルを設けると、いずれのテーブルを用いて当選抽選を行うかにより放出確率が変わってくる。
なお、当選判定テーブル113として、通常遊技に用いる通常テーブル(図9A参照)を、前記ストックテーブル及びストック放出テーブルとは別個に設けてもよいが、上記ストックテーブル(図9Bに示したテーブル)を、リプレイ当選に関して上述の押し順抽選を行わせた上で通常遊技において使用するようにしてもよい。
(判定手段114)
判定手段114は、乱数抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル113の抽選確率データを基に、乱数発生手段111がとる乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選を決定するものである。
(判定テーブル変更手段115)
判定テーブル変更手段115は、所定条件に応じて、当選に関する抽選に使用する当選判定テーブル113を選択するためのものである。例えば、BB、RBゲームが開始された場合には、BB、RBゲーム用の抽選テーブルを選択決定する。あるいは、スロットマシンの設定を変更した場合には、当該設定に対応する抽選テーブルを選択決定する。
さらに、後述するストック制御手段121又はストック放出制御手段122の決定に基づいて、前記ストックテーブル及びストック放出テーブルのいずれを用いるかを選択決定する。
(特殊遊技制御手段120)
特殊遊技制御手段120は、特殊遊技を行わせるためのものである。特殊遊技とは、特定の開始条件該当により開始される遊技であって、通常遊技及び前記特別遊技以外の遊技である。本実施の形態においては、特殊遊技として、以下の(1)乃至(4)の遊技が設けられている。
(1)リプレイタイム遊技
(2)ストックタイム遊技
(3)ストック放出タイム遊技
(4)前兆リプレイタイム遊技
なお、特殊遊技制御手段120としては、上記以外の特殊遊技を実行可能であってもかまわない。
(1)リプレイタイム遊技
リプレイタイム遊技とは、所定期間に亘り、「リプレイ」の当選確率が高く設定された遊技期間である。「リプレイ」は、入賞により遊技メダルの払い出しはされないが、遊技メダルの投入なしに次遊技が実行可能となるため、手持ちの遊技メダルを減ずることなく遊技ができる。
具体的には、リプレイタイム遊技中は、当選抽選手段110の当選判定テーブル113として、通常遊技中の当選判定テーブルよりも「再遊技」の抽選確率を高確率に設定した当選判定テーブル113を使用して当選の抽選が行われるものである。本実施の形態においては、ストックテーブル(図9B)を用いることができる。
(2)ストックタイム遊技
ストックタイム遊技とは、所定の遊技区間、特別遊技、本実施の形態ではBBが入賞し難い制御を行うことにより、複数のBB当選の権利を貯留(ストック)可能とした遊技区間である。ストックタイム遊技は、BBが入賞する可能性が極めて低い遊技であるが、その可能性はゼロではないので、より正確には、ストックが放出される可能性の低い遊技(ストック低放出遊技)ということができる。
(3)ストック放出タイム遊技
ストック放出タイム遊技とは、所定条件該当を契機に、BBが入賞しやすい制御に変更し、ストックされたBBを順次入賞可能とした遊技区間である。ストック放出タイム遊技では、ストックされたBBが次々に入賞する可能性が高く、BBがどの程度連荘するかは、後述する放出モードの違いにより変わってくる。なお、ストック放出タイム遊技は、前記「ストック低放出遊技」に対して「ストック高放出遊技」ということができる。
(4)前兆リプレイタイム遊技
前兆リプレイタイム遊技(以下前兆RT遊技という)とは、ストック放出タイム遊技が開始される可能性を示唆する高放出前兆遊技のひとつである。すなわち、この遊技区間中に所定のストック放出条件に該当した場合にはストック放出タイム遊技が開始されるように形成されており、この遊技区間がいわゆるチャンスタイムであることを遊技者に喚起する遊技である。具体的には、前記リプレイタイム遊技を行いながら、演出制御装置22による所定のチャンスタイム演出が行われる。
さて、特殊遊技制御手段120は、図2に示すように、以下の(1)乃至(4)の手段を有している。
(1)ストック低放出制御手段121
(2)ストック高放出制御手段122
(3)前兆RT制御手段123
(4)放出モード抽選手段124
以下、これらの手段について説明する。なお、特殊遊技制御手段120としては、上記以外の手段を有していてもかまわない。
(ストック低放出制御手段121)
ストック制御手段121は、ストックタイム遊技を行わせることができるものであり、当選抽選手段110に当選判定テーブル113としてストックテーブル(図9B)を使用させることにより、BBが入賞し難くなる制御(低放出制御)を行うためのものである。さらに、本実施の形態においては、ストック低放出制御手段121は、ストックタイム遊技と同時にリプレイタイム遊技も実行可能となっている。
具体的には、ストック低放出制御手段121は、通常遊技中に所定条件に該当した場合には、判定テーブル変更手段115に、当選判定テーブル113としてストックテーブルを選択させる。所定条件としては、特定の当選、特定の入賞、特定の遊技(例えばBB、ストック放出遊技、前兆RT遊技)の終了、所定回数の遊技終了、ストックタイム遊技を開始するか否かの抽選に当選、などとすることができる。
ここで、後述する停止制御手段140は、BBフラグが成立中には、抽選結果がハズレの場合のみBB図柄を引き込む制御を行うように設定されている。従って前記当選抽選手段110の抽選において、当選判定テーブル113としてストックテーブルが用いられている場合には、ハズレの領域が少なくリプレイが高い確率で当選するので、BBフラグが成立していても、BBは入賞し難くなる。そのため、先に成立したBBフラグに係るBBが入賞する前に、他のBBが当選する場合も生じる。このとき、後述する特別フラグ貯留手段133に複数のBBフラグが貯留され、BBがストックされるストックタイム遊技となる。
さらに、ストック低放出制御手段121は、上記ストックテーブルを用いて通常遊技が行われている場合には、リプレイ当選時に、ストップスイッチ50の右、中、左の操作順について、例えば6択の押し順抽選を行なっている。停止制御手段140は、後述するが、押し順抽選の抽選結果に応じた押し順でストップスイッチ50が操作されたときしかリプレイ図柄を引き込まないので、図9Bに示す判定テーブルのリプレイ当選は、見かけ上は図9Aの判定テーブルと同様の当選確率となっている。なお、押し順抽選は、ストック低放出制御手段121以外の手段、例えば当選抽選手段110に行わせるようにしてもよいし、停止制御手段140に行わせることもできる。
一方、所定のリプレイタイム開始条件に該当した場合には、停止制御手段140に通常の停止制御を行わせる。つまり、ストップスイッチ50の押し順に関係なく、リプレイが当選した場合にはリプレイ図柄を引き込むように制御させる。これにより、見かけ上のリプレイ当選確率は実際のリプレイ当選領域に対応したものとなり、リプレイタイム遊技が実行されることとなる。なお、所定のリプレイタイム開始条件とは、特定の当選、特定の入賞、リプレイタイム遊技を開始するか否かの抽選に当選、などとすることができる。
さらに、ストック低放出制御手段121は、所定の終了条件に該当するかどうかを毎遊技ごとに判断し、終了条件に該当した場合には、ストックタイム遊技又はリプレイタイム付きストックタイム遊技を終了させる。所定の終了条件としては、特定の当選、特定の入賞、遊技を終了するか否かの抽選に当選、所定回数の遊技終了、などとすることができる。
このように、ストック低放出制御手段121は、見かけ上は通常遊技と変わらないストックタイム遊技と、リプレイタイム付きストックタイム遊技を実行可能なものであるが、当選判定テーブル113として通常テーブル(図9A)を設けない場合には、通常遊技は常にストックタイム遊技となる。本発明としては、このように形成してもかまわない。
なお、ストック低放出制御手段121は、通常遊技中の放出モード抽選手段124の抽選結果に基づいて、低放出制御を行うことも可能であるが、これについては後述する。
(ストック高放出制御手段122)
ストック高放出制御手段122は、ストック放出タイム遊技を行わせることができるものである。すなわち、当選抽選手段110に当選判定テーブル113としてストック放出テーブル(図9C)を使用させることにより、BBが入賞し易い制御(高放出制御)を行うためのものである。
具体的には、ストック高放出制御手段122は、前兆RT制御手段123からの放出開始決定信号及び放出モード抽選手段124の抽選結果に基づいて、ストック放出タイム遊技を開始させることができる。
さらに、ストック高放出制御手段122は、所定の終了条件に該当するかどうかを毎遊技ごとに判断し、終了条件に該当した場合には、ストック放出タイム遊技を終了させる。所定の終了条件としては、特定の当選、特定の入賞、ストック放出タイム遊技を終了するか否かの抽選に当選、所定回数の遊技終了、ストックされたすべてのBBの放出などとすることができる。
なお、ストック高放出制御手段122は、通常遊技中の放出モード抽選手段124の抽選結果に基づいて、高放出制御を行うことも可能であるが、これについては後述する。
(前兆RT制御手段123)
前兆RT制御手段123は、前兆RT遊技を行わせるためのものである。具体的には、所定の前兆RT開始条件該当を契機に、リプレイタイム(RT)遊技を行わせると共に、演出制御装置22による所定のチャンスタイム演出を行わせるものである。所定の前兆RT開始条件としては、特定の当選、特定の入賞、前兆RT遊技を開始するか否かの抽選に当選、ストック数が所定個数を上回ったとき、などとすることができる。
前兆RT制御手段123は、所定の開始条件に該当したら、当選抽選手段110に当選判定テーブル113としてリプレイテーブル(図9B)を使用させることにより、あるいはリプレイ当選について押し順抽選が行われている場合にはその制御を中止することにより、リプレイが入賞し易い制御(RT制御)を行うとともに、演出制御装置22の前兆演出制御手段150にチャンスタイム演出の実行要請信号を出力することにより、前兆RT遊技を実行可能である。すなわち、リプレイタイム遊技中に、前記演出実行要請信号を受けた前兆演出制御手段150により、所定のチャンスタイム演出が行われる。
また、前兆RT制御手段123は、所定のストック放出開始条件に該当するか否かを遊技ごとに判断し、放出開始条件に該当する場合には、前記ストック高放出制御手段122に放出開始決定信号を送出する。所定のストック放出開始条件としては、特定の当選、特定の入賞、ストック放出タイム遊技を開始するか否かの抽選に当選、などとすることができる。なお、ストック放出タイム遊技の開始により、前兆RT遊技は終了する。
さらに、前兆RT制御手段123は、所定の終了条件に該当するかどうかを毎遊技ごとに判断し、ストック放出タイム遊技が開始される前に所定の終了条件に該当した場合には、前兆RT遊技を終了させる。所定の終了条件としては、特定の当選、特定の入賞、前兆RT遊技を終了するか否かの抽選に当選、所定回数の遊技終了などとすることができる。
ところで、前兆RT制御手段123は、前記ストック低放出制御手段121の行うリプレイタイム付きストックタイム遊技中に、前兆演出制御手段150にチャンスタイム演出の実行要請信号を出力することにより、前兆RT遊技を実行することも可能である。また、ストック放出条件が「BB入賞」の場合には、前兆RT遊技の開始が決定したら、リプレイタイム付きストックタイム遊技よりもBBが入賞しやすい制御に切り替えるのが望ましい。具体的には、当選判定テーブル113としてリプレイタイム付きストックタイム遊技用のストックテーブルと、このストックテーブルよりもハズレ領域の多い前兆RT遊技用のストックテーブルを設け、前兆RT遊技開始決定と同時に、判定テーブル変更手段115にストックテーブルの変更をさせる。
(放出モード抽選手段124)
放出モード抽選手段124は、放出モード抽選を行うためのものである。具体的には、遊技ごと、例えばスタートスイッチ50の操作ごとに、複数の放出モードの中から一の放出モードを抽選により決定し、その抽選結果を前記ストック放出制御手段122に出力するものである。
ここで、放出モードとは、BBの入賞し易さ、つまりストック放出確率がそれぞれ異なる遊技状態の違いを示すものであり、放出モードが高いほどBBが入賞し易く、その結果ストックされているBBが連続して入賞しやすい。この放出モードは、前記ストック低放出制御手段121及びストック高放出制御手段122に以下のような制御を行わせることにより変更可能である。
(1)当選判定テーブル113として、ハズレ領域のそれぞれ異なるストック放出テーブルを複数設け、使用するストック放出テーブルを変更することにより、放出モードを変更することができる。
ここで、当選判定テーブル113としてストック放出テーブルが使用されている場合には、一回のBBが終了して当該BBの当選フラグが消滅しても、ストックされている別のBBフラグが成立している状態であり、抽選結果がハズレとなる確率が一番高いので、次のBBが連続して入賞するという現象がおこる。これは、抽選結果がハズレの時には、成立しているBBフラグに基づいて、BB図柄の引き込み制御が行われるので、BB図柄を入賞有効ライン上に揃えやすくなるからである。そして、ハズレの領域が大きいストック放出テーブルを用いるほど、BBが入賞しやすくなり、結果BBが連荘しやすくなる。例えば、ハズレ領域が100パーセントのストック放出テーブルを用いて当選抽選を行えば、ストックされているBBは必ず連荘で実行され、ハズレ領域が50パーセントのストック放出テーブルを用いれば、ストックされているBBは二分の一の確率で連荘する。
このように形成した場合には、ストック高放出制御手段122は、所定のストック放出タイム遊技開始条件に該当したら、決定された放出モードを判定テーブル変更手段115に出力することにより、放出モードに対応して設けられたストック放出テーブルを選択させる。
(2)ストック放出するか否かの抽選(放出抽選)を遊技ごとに行うとともに、抽選結果が「あたり」のときにはストック放出テーブル、「はずれ」のときにはストックテーブルを用いて当選抽選を行うように設定した上、「あたり」領域の異なる複数の放出抽選テーブルを設け、使用する放出抽選テーブルを変更することにより、放出確率を変更することができる。
この制御においては、ストック放出テーブルは単数あればよい。仮に、ストック放出テーブルとしてハズレ領域が100パーセントのテーブルを用いたとすれば、例えば、「あたり」領域が100パーセントの放出抽選テーブルを用て放出抽選を行えば、ストックされているBBは必ず連荘で実行され、「あたり」領域が50パーセントの放出抽選テーブルを用いて放出抽選を行えば、ストックされているBBは二分の一の確率で連荘する。
このように形成した場合には、ストック高放出制御手段122は、所定のストック放出タイム遊技開始条件に該当したら、決定された放出モードに対応する放出抽選テーブルを選択して放出抽選を行い、その抽選結果に従って判定テーブル変更手段115が所定の当選判定テーブル113を選択することとなる。
(3)ストック放出遊技開始とともに、当選判定テーブル113をストック放出テーブルに変更し、放出抽選を遊技ごとに行うとともに、抽選結果が「あたり」のときにはストックされているBBフラグを有効化し、「はずれ」のときにはBBフラグを無効化する制御を行うようにし、「あたり」領域の異なる複数の放出抽選テーブルを設け、使用する放出抽選テーブルを変更することにより、放出確率を変更することができる。
ここで、BBフラグを「無効化する」とは、BBフラグ成立中であるにもかかわらず、停止制御においてBB図柄を引き込まないあるいは蹴飛ばす制御を行わせることである。例えば、特別フラグ貯留手段133に貯留されているBBフラグを一時的に他のメモリに移転し、停止制御手段140に「BBフラグ無し」との判断をさせるようにすることができる。
この制御においても、上記(2)と同様に、放出抽選テーブルの「あたり」領域の違いによりBBの連荘確率が変化するものであり、ストック高放出制御手段122は、所定のストック放出タイム遊技開始条件に該当したら、決定された放出モードに対応する放出抽選テーブルを選択して放出抽選を行う。そして、この抽選結果により、BB入賞の可否が決まる。
放出モードは、例えば以下のように設定することができる。
「モード1」 BB終了後1/3の確率でBBが連荘可能となる弱放出モード「モード2」 BB終了後1/2の確率でBBが連荘可能となる中放出モード「モード3」 BB終了後2/3の確率でBBが連荘可能となる強放出モード
なお、BBが連荘可能となる確率を変える方法は、上記(1)(2)(3)において述べたとおりである。
そして、放出モード抽選手段124は、上記モード1〜3を表すインデックス中から、一のインデックスを抽選により決定し、このインデックスデータをストック高放出制御手段122に送出する。ストック高放出制御手段122は当該インデックスデータを遊技ごとに記憶し、記憶しているインデックスデータに対応するストック放出テーブル又は放出抽選テーブルを選択することにより、所定の放出モードをつくりだすことができるものである。
さらに、前兆RT遊技中に毎遊技行われる放出モード抽選の結果は、演出制御装置22に出力され、これを受けたモード抽選結果報知手段160は、所定の報知演出を行わせるのであるが、これについては後述する。
なお、放出モードとして、「モード0」を設定することができる。「モード0」とは、BB終了後にBBが連荘可能となる確率が極めて低い微放出モードであって、放出モード0となった場合には、ストック低放出制御手段121の低放出制御が行われる。例えば当選判定テーブル113をストックテーブルに戻したり、放出抽選テーブルとして「はずれ」領域が極めて大きい抽選テーブルに変更することにより、BBが入賞し難い制御が行われるものである。そして、ストックタイム遊技又は通常遊技の放出モードは「モード0」とし、前兆RT遊技中のストック放出条件該当時の抽選結果が「モード0」である場合には、ストック放出タイム遊技が開始されないようにすることができる。あるいは、前兆RT遊技が終了するように形成してもよい。
ただし、前兆RT遊技を開始して遊技者に期待を持たせておきながら、ストック放出タイム遊技が実行されないまま前兆RT遊技が終了してしまうことが頻繁に発生すると、遊技者の心証を甚だ害すると考えられるので、前兆RT遊技中の放出モード抽選においては「モード0」となる確率を低く設定するのが好ましい。
ところで、放出モード抽選手段124は、前兆RT遊技以外の遊技中であっても、放出モード抽選を実行可能であってもよい。例えば、毎遊技放出モード抽選を行うようにし、通常遊技又はストックタイム遊技(すなわちストック放出タイム遊技以外の遊技)においては、放出モード抽選の抽選テーブルとして、前記「モード0」となる確率が極めて高い「低モード抽選テーブル」を用い、この「低モード抽選テーブル」使用中に「モード0」以外のモードが当選した場合には、前兆RT遊技が開始されるようにすることができる。
そして、前兆RT遊技が開始されたら、放出モード抽選手段124は、放出モード抽選の抽選テーブルとして、「モード0」となる確率が極めて低い「高モード抽選テーブル」を用いて放出モード抽選を行い、前兆RT制御手段123は上述したような制御を行って、所定条件該当を契機にストック放出タイム遊技を開始させることができる。
あるいは、前兆RT遊技の開始条件は別途設定し、放出モード抽選手段124の結果によってのみストック放出タイム遊技を開始可能としてもよい。この場合には、前兆なしでストック放出タイム遊技に移行する。
なお、放出モード抽選手段124は、特別遊技(BB、RB)中は、放出モード抽選を行わない。
(当選フラグ成立手段130)
当選フラグ成立手段130は、前記当選抽選手段110の抽選結果が所定の当選役に当選した場合、当該当選に応じた当選フラグを成立させるためのものである。
ここで、当選フラグとは、「当たり」「ハズレ」のデータを制御装置に記憶しておくメモリ部分のことである。そして、当選フラグ成立手段120は、図2に示すように、次の(1)乃至(3)の手段を有している。
(1)小役フラグ成立手段131
(2)特別フラグ成立手段132
(3)特別フラグ貯留手段133
(小役フラグ成立手段131)
小役フラグ成立手段131は、小役当選フラグを成立させるためのものである。具体的には、当選抽選手段110の抽選結果が小役当選又はリプレイ当選の場合に、それらの各当選役ごとに設けられたメモリに、その当選役が「当たり」であることを記憶(ビットを立てる)し、それ以外の当選役に係るメモリには「ハズレ」であることを記憶(ビットを立てない)するためのものである。
この小役フラグ成立手段131により成立した当選フラグは、一回の遊技ごとにリセットされる。従って、当選に係る遊技で入賞させられなかった(当選図柄を入賞有効ライン上に揃えられなかった)場合には、当該小役当選フラグは消滅し、次遊技以降は次遊技の抽選結果に基づき、当選フラグを成立させたりさせなかったりする。
(特別フラグ成立手段132)
特別フラグ成立手段132は、特別当選フラグを成立させるためのものである。具体的には、当選抽選手段110の抽選結果が特別当選(BB、RB当選)の場合に、それらの当選役ごとに設けられた所定のメモリに、その当選役が「当たり」であることを記憶するとともに、当該当選役が入賞するまで、その記憶を保留するためのものである。
この特別フラグ成立手段132により成立した特別当選フラグは、当該当選に係る特別当選役が入賞するまで次遊技以降に持ち越し可能になっている。さらに、この特別当選フラグは、以下に述べる特別フラグ貯留手段133に複数個貯留可能に形成されている。
(特別フラグ貯留手段133)
特別フラグ貯留手段133は、複数の特別当選フラグ(本実施の形態ではBBフラグ)を貯留するためのものである。すなわち、BBフラグがすでに成立中に、当選抽選手段110の抽選結果がBB当選となった場合、当該BB当選について、既に成立しているBBフラグとは別個に、BBフラグを成立可能に形成されているものである。そして、複数のBBフラグを成立させることにより、BB当選の権利を貯留可能にしているものである。特別フラグ貯留手段133により貯留されたBBフラグは、当選に係るBBが入賞するたびに、古い順から消滅していく。
なお、前記小役フラグ成立手段131と特別フラグ成立手段132は独立して機能しているので、特別当選フラグが成立中に小役当選フラグを成立させることも可能である。
(停止制御手段140)
停止制御手段140は、回転リール40の所定の図柄61について、当選抽選手段110の抽選結果すなわち前記当選フラグの有無と、ストップスイッチ50の押下タイミングに従って、停止させるべき図柄を所定の位置に極力停止させ(引き込み)、停止させてはいけない図柄をその位置で停止させない(蹴飛ばす)制御をするためのものである。
停止制御手段140は、特に図示しないが、複数の停止テーブルを有していて、回転リール40の図柄61の現在位置を把握すると共に、ストップスイッチ50の押下タイミングに応じて所定の停止テーブルを選択可能に形成されている。
ここで、停止テーブルとは、ストップスイッチ50を押下したとき所定位置にある図柄から何コマ回転させて回転リール40を停止させるかを、所定条件に応じ各図柄毎に規定したものである。具体的には、当選フラグが成立しているときには、その当選フラグに対応する図柄が入賞有効ライン上に揃いやすいように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み設定の一種を備えているものである。また、当選フラグが成立していないときには、当選図柄が入賞有効ライン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備えているものである。
なお、停止テーブルを、各図柄毎についてすべての位置でストップスイッチ50を操作した場合を想定して作成してもよいが、各図柄毎にすべての組み合わせを作らなければならないのでテーブル数が膨大になってしまう。そこで、停止テーブルに従って停止位置候補を決定し、候補の妥当性を判断しながら停止図柄を決定するようにしてもよい。この場合の停止制御は、当選図柄に対応したビットを、停止させるべき当選図柄と停止させてはいけない図柄とにわけてそれぞれ設け、ビットに記憶されているデータに基づいて、停止位置候補が妥当な場合にはその位置で停止させ、妥当でない場合には他の妥当な位置を決定して停止させるようにするものである。例えば、ストップスイッチ押下タイミングにより選択された停止テーブルによる停止位置候補が妥当でない場合には、当該図柄をその位置に停止させないよう回転リール40を余分に回転させる。
ところで、この停止制御手段140は、BBフラグが成立中には、抽選結果がハズレの場合のみBB図柄を引き込むように設定されている。すなわち、BBフラグ成立中に小役当選フラグが成立した場合には、小役当選図柄を優先的に引き込むようになっている。具体的には、BBフラグ成立中に小役当選フラグが成立した場合、当該小役の当選図柄を入賞有効ラインに引き込むための停止テーブルを用い、他のいかなる当選図柄も入賞有効ライン上に停止しないよう停止制御を行う。あるいは、BBフラグと小役当選フラグが併存している場合には、BB図柄を低い確率で引き込み、小役当選図柄を高い確率で引き込む停止テーブルを用いて停止制御を行うようにしてもよい。
さらに、押し順抽選が行われている場合、すなわち、当選判定テーブル113としてストックテーブル(リプレイ当選領域が大きい)が用いられており、リプレイタイム遊技が行われていない場合には、抽選により決定された押し順でストップスイッチ50が操作されなければ、リプレイ図柄を引き込まないような制御を行う。具体的には、ストップスイッチ50の第一停止又は第二停止操作の順番が決定された順番通りでないときには、残りの回転リール40を停止させるための停止テーブルを、リプレイ図柄を入賞有効ライン上に停止させないテーブルに変更する。あるいは、停止テーブルはそのままで、リプレイ図柄を引き込まない又は蹴飛ばす制御を行うようにしてもよい。
(演出制御装置22)
演出制御装置22は、遊技制御装置21からの出力信号を受信して、遊技に付随する演出やその他の演出を行わせるためのものである。そして、演出制御装置22は、図1に示すように、前兆演出制御手段150及びモード抽選結果報知手段160を有している。なお、演出制御装置22としては、特に図示しないが、上記以外の手段を有していてもよい。例えば、信号入出力手段や種々の演出データを記憶するための演出データ記憶手段や、抽選手段などを有している。
(前兆演出制御手段150)
前兆演出制御手段150は、前兆RT制御手段123からの演出要請信号を受けて、チャンスタイム演出を行わせるためのものである。
具体的には、記憶している演出データに基づいて、演出表示部67に画像を表示させたり、ランプ68を点滅させたり、スピーカ69から所定の音声を出力させたりして、遊技者にストック放出タイム遊技の開始可能性をアピールする。遊技者は、この演出が開始されることにより、ストック放出タイム遊技が開始されるという期待感を高めることとなる。
(モード抽選結果報知手段160)
モード抽選結果報知手段160は、放出モード抽選手段124の行う放出モード抽選の抽選結果を、表示装置66に表示させるためのものである。
具体的には、放出モードに対応する演出データの中から、放出抽選結果に応じた演出データを選択し、演出表示部67に画像を表示させたり、ランプ68を点滅させたり、スピーカ69から所定の音声を出力させたりして、次遊技においてストック放出タイム遊技が開始された場合の放出モードを報知する。報知は、例えば、放出モードのランクを数字や強中弱で表示するものや、これらのランクをイメージさせる画像や音声を表示するものや、ストックされているBBの数を報知するとともに、「2連荘」「3連荘」のように連続入賞可能な数を表示するものなどとすることができる。
前記チャンスタイム演出中に、この報知が行われることにより、遊技者は、今放出タイムに突入すればどの程度連続してBBが行える、という目安を知ることができる。さらに、なるべくランクの高い放出モードのときにストック放出タイム遊技が開始されることを望むので、遊技に対する関心が高まり、単に前兆としてのチャンスタイム演出を行うだけの場合よりも、より遊技を魅力的なものとすることができる。
なお報知は、上述のように、抽選ごとに、すなわち毎遊技行うようにしてもよいが、所定の遊技ごと(例えば報知を行うか否かの抽選に当選した場合)に報知するようにしてもよい。また、所定の確率で、虚偽の報知を行うようにしてもよい。さらに、全ての放出モードを報知してもよいし、特定の放出モード(例えばモード2とモード3)のみ報知するようにしてもよい。あるいは、抽選により決定した放出モードのみ報知してもよい。
(スロットマシン10の動作)
次に、上記構成を備えたスロットマシンの動作の概略について、図4及び図5に示したフローを用いて説明する。
先ず、図4に示すステップ100において、スタートスイッチ30が操作されることにより、スタートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップ101に進む。
ステップ101において、当選抽選手段110により抽選処理が行われる。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ106に進む。
ステップ106において、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する当選図柄が入賞有効ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合、次のステップ107に進む。
ステップ107において、当選図柄に相当するメダルが払い出される。そして、遊技が終了する。
前記ステップ105において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ103に戻る。
前記ステップ106において、入賞していないと判定された場合、ステップ107を飛び越して、遊技が終了する。
上述したステップ101の抽選処理について、図5のフローを用いて説明する。
ステップ200において、当選抽選手段110の乱数発生手段111により発生された乱数の中から乱数抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、抽出された乱数が乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、判定手段114により、抽出された乱数と、当選判定テーブル113の当選判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、判定手段114により、抽出された乱数が、当選判定テーブル113のどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、抽選処理が終了する。
なお、抽選結果が所定の当選の場合には、当選フラグ成立手段120が抽選結果に応じた当選フラグを成立させる。そして、停止制御手段130がストップスイッチ50の押下位置と当選フラグの有無に基づいて、所定の停止テーブルを取得し、所得した停止テーブルに基づいて、回転リール40の停止制御を行う。
(BB当選のストック及びストック放出)
次に、特殊遊技制御手段120の行うストック放出制御及び前兆RT制御について、図6及び図7のフローを用いて説明する。このフローに示した例は、放出モード抽選手段124は遊技ごとにモード抽選を行い、ストック放出タイム遊技の開始前には必ず前兆RT遊技が行われるように形成したものである。
図6は、通常遊技時又はリプレイタイム遊技時における制御を示す。まず、ステップ300において、放出モード抽選手段124が、「低モード抽選テーブル」を用いて放出モード抽選を行う。そして、次のステップ301に進む。
ステップ301において、放出モード抽選の結果が「モード0」かどうかを判断する。抽選結果が「モード0」でない場合には、次のステップ302に進む。なお、放出モード抽選は、「低モード抽選テーブル」を用いて行われているので、ここで「モード0」以外の抽選結果となる確率はかなり低いものである。
ステップ302において、前兆RT制御手段123が、所定の前兆RT遊技開始条件に該当するかどうかを判断する。開始条件に該当しない場合には、次のステップ304に進む。
ステップ304において、高放出制御に変更する。すなわち、ストック高放出制御手段122が、所定のストック放出テーブル又は放出抽選テーブルの選択を決定する。このとき、抽選結果の「モード1」乃至「モード3」に対応した放出確率を形成するよう高放出制御を行ってもよいし、放出モードに関わりなく、低放出制御よりも放出確率が高くなるよう設定された高放出制御を行うようにしてもよい。そして、次のステップ305に進む。
前記ステップ301において、放出モード抽選の結果が「モード0」の場合には、ステップ303に進む。
ステップ303において、低放出制御に変更する。すなわち、ストック低放出制御手段121が、所定のストックテーブル又は放出抽選テーブルの選択を決定する。そして、ステップ305に進む。
ステップ305において、BBが放出されたかどうかを判断する。すなわち、BBが入賞し、BBゲームが終了したかどうかを判断する。BBが放出されない場合、すなわち、BBが当選していない場合又はBBが当選しているが入賞させられなかった場合には、ステップ300に戻る。一方、BBが放出された場合、すなわちBBが入賞した場合には、BBゲーム終了後、ステップ300に戻る。 このような制御を行うことにより、モード抽選に基づき高放出制御が行われていてもBBが連続して入賞となる可能性は極めて低く、逆に、低放出制御が行われる割合が高いので、入賞しないBBが貯留されていくストックタイム遊技を形成することができるものである。
前記ステップ302において、前兆RT遊技開始条件に該当する場合には、図7のステップ400に進む。
図7は、前兆RT遊技(M)及びストック放出タイム遊技(P)時における制御を示す。まず、ステップ400において、前兆RT制御手段123が、遊技状態をリプレイタイム(RT)制御に変更する。具体的には、当選抽選テーブル113としてリプレイテーブル(図9B)の選択を決定したり、押し順抽選を行わない停止制御を行わせる決定をする。なお、図6のフローで示した遊技状態が、リプレイタイム付きストックタイム遊技である場合には、このステップにおいてRT制御に変更しなくてもよい。そして、次のステップ401に進む。
ステップ401において、放出モード抽選の抽選テーブルを「高モード抽選テーブル」に変更する。そして、次のステップ402に進む。
ステップ402において、前兆演出を行わせる。具体的には、前兆RT制御手段123が前兆演出制御手段150にチャンスタイム演出の演出実行要請信号を出力する。そして次のステップ403に進む。
ステップ403において、放出モード抽選手段124が放出抽選を行う。このとき、放出モード抽選手段124は抽選結果を記憶する。そして、次のステップ404に進む。
ステップ404において、モード抽選結果報知手段160が、所定の表示装置66に、前記ステップ403における放出モード抽選の結果を表示して、抽選結果の報知を行う。そして、次のステップ405に進む。
ステップ405において、所定のストック放出条件に該当するか否かを判断する。放出条件に該当する場合には、ステップ406に進む。
ステップ406において、前記ステップ403において決定した放出モード、すなわち放出モード抽選手段124が記憶している抽選結果が「モード0」かどうかを判断する。ただし、放出モード抽選は「高モード抽選テーブル」を用いて行われているので、抽選結果が「モード0」となる確率は極めて低い。抽選結果が「モード0」の場合には、次のステップ407に進む。
前記ステップ405において、所定のストック放出条件に該当しないと判断した場合には、ステップ406を飛び越してステップ407に進む。
ステップ407において、所定の前兆RT遊技終了条件に該当するかどうかを判断する。終了条件に該当しない場合には、ステップ402に戻る。すなわち、所定のストック放出条件に該当しない場合、及びストック放出条件に該当してもモード抽選の結果が「モード0の場合」には、終了条件に該当するまで前兆RT遊技が行われる。一方、終了条件に該当する場合には、次のステップ408に進む。
ステップ408において、リプレイタイム(RT)制御を終了する。具体的には、当選抽選テーブル113として通常テーブル(図9A)の選択を決定したり、押し順抽選を行う停止制御を行わせる決定をして、通常遊技に戻す。なお、前兆RT遊技が、リプレイタイム付きストックタイム遊技中に開始された場合には、この制御は行わなくてもよい。そして、ステップ414に進む。
前記ステップ406において、放出モード抽選の抽選結果が「モード0」でない場合には、ステップ409に進む。
ステップ409において、放出モード抽選の抽選結果に応じた放出制御に変更する。具体的には、ストック高放出制御手段122が、所定のストック放出テーブル又は放出抽選テーブルの選択を決定する。そして、次のステップ410に進む。
ステップ410において、BBが入賞したかどうかを判断する。BBが入賞したらBBゲームを開始させる。そして、次のステップ411に進む。
ステップ411において、BBゲームが終了したかどうかを判断する。BBゲームが終了しない場合には、ステップ411に戻る。一方、BBゲームが終了した場合には、次のステップ412に進む。
前記ステップ410において、BBが入賞しない場合には、ステップ411を飛び越してステップ412に進む。
ステップ412において、ストック放出タイム遊技の終了条件に該当するか否かを判断する。終了条件に該当しない場合には、ステップ410に戻る。一方、終了条件に該当する場合には、次のステップ413に進む。
ステップ413において、高放出制御を終了する。換言すれば、低放出制御に変更する。すなわち、ストック低放出制御手段121が、所定のストックテーブル又は放出抽選テーブルの選択を決定する。そして、次のステップ414に進む。
ステップ414において、放出抽選テーブルを「低モード抽選テーブル」に変更する。そして、図6のステップ300に戻る。
なお、上記フローに基づく制御では、前兆RT遊技中に所定のストック放出条件に該当しても、放出抽選の結果が「モード0」の場合にはストック放出タイム遊技が開始されず、前兆RT遊技を続行可能にしてあるが、ストック放出条件該当時の抽選結果が「モード0」であったときには、ストック放出タイム遊技を開始することなく前兆RT遊技を終了させるように形成してもよい。
続いて、特殊遊技制御手段120の行うストック放出制御及び前兆RT制御の他の例を、図8のフローを用いて説明する。このフローに示した例は、放出モード抽選手段124は前兆RT遊技(M)中にのみ放出モード抽選を行い、ストック放出タイム遊技(P)の開始前には必ず前兆RT遊技が行われるように形成したものである。
まず、図8におけるステップ500において、リプレイタイム遊技を開始するか否かを判断する。すなわち、ストック低放出制御手段121が、所定のリプレイタイム遊技開始条件に該当するかどうかを判断する。このときの遊技状態は、通常遊技又はストックタイム遊技であり、当選判定テーブル113として通常テーブル(図9A)が用いられているか、当選判定テーブル113としてリプレイテーブルを用いると共にリプレイ当選について押し順抽選が行われている(図9D)。リプレイタイム遊技の開始条件に該当しない場合には、ステップ500に戻る。一方、所定のリプレイタイム遊技の開始条件に該当する場合には、次のステップ501に進む。
ステップ501において、RT制御に変更する。すなわち、当選判定テーブル113をリプレイテーブル(図9B)に変更させるか、押し順抽選を中止してリプレイが入賞し易い制御に変更し、リプレイタイム遊技を開始させる。なお、リプレイタイム遊技開始前の遊技がストックタイム遊技であった場合には、これによりリプレイタイム付きストックタイム遊技が開始される。そして、次のステップ502に進む。
ステップ502において、前兆RT遊技を開始するかどうかを判断する。すなわち、前兆RT制御手段123が、所定の前兆RT遊技の開始条件に該当するか否かを判断する。前兆RT遊技の開始条件に該当しない場合には、ステップ509に進む。ステップ509において、リプレイタイム遊技が終了するかどうかを判断する。すなわち、所定のリプレイタイム遊技終了条件に該当するかどうかを判断する。リプレイタイム遊技の終了条件に該当しない場合には、ステップ502に戻る。一方、リプレイタイム遊技の終了条件に該当する場合には、次のステップ510に進む。
ステップ510において、RT制御を終了する。具体的には、前兆RT制御手段123からの前兆RT終了信号を受信したストック低放出制御手段121が、当選抽選テーブル113として通常テーブル(図9A)の選択を決定したり、押し順抽選を行う停止制御を行わせる決定をして、通常遊技又はストックタイム遊技に戻す。そして、ステップ500に戻る。
前記ステップ502において、前兆RT遊技の開始条件に該当する場合には、次のステップ503に進む。
ステップ503において、前兆演出を行わせる。そして、次のステップ504に進む。
ステップ504において、放出モード抽選手段124が放出抽選を行う。そして、次のステップ505に進む。
ステップ505において、モード抽選結果報知手段160が、所定の表示装置66に、前記ステップ504における放出モード抽選の結果を表示して、抽選結果の報知を行う。そして、次のステップ506に進む。
ステップ506において、所定のストック放出条件に該当するか否かを判断する。放出条件に該当しない場合には、ステップ507に進む。
ステップ507において、所定の前兆RT遊技終了条件に該当するかどうかを判断する。終了条件に該当しない場合には、ステップ503に戻る。一方、終了条件に該当する場合には、次のステップ508に進む。
ステップ508において、RT制御を終了する。そして、ステップ500に戻る。
前記ステップ506において、所定のストック放出条件に該当する場合には、ステップ511に進む。
ステップ511において、放出モード抽選の抽選結果に応じた放出制御に変更する。そして、次のステップ512に進む。
ステップ512において、BBが入賞したかどうかを判断する。BBが入賞したらBBゲームを開始させる。そして、次のステップ513に進む。
ステップ513において、BBゲームが終了したかどうかを判断する。BBゲームが終了しない場合には、ステップ513に戻る。一方、BBゲームが終了した場合には、次のステップ514に進む。
前記ステップ512において、BBが入賞しない場合にも、ステップ514に進む。
ステップ514において、ストック放出タイム遊技の終了条件に該当するか否かを判断する。終了条件に該当しない場合には、ステップ512に戻る。一方、終了条件に該当する場合には、次のステップ515に進む。
ステップ515において、高放出制御を終了する。換言すれば、低放出制御に変更する。そして、ステップ500に戻る。
なお、上記ステップ502とステップ509の間、すなわち前兆RT遊技は開始されないが、RT遊技が終了する前に、所定のストック放出条件に該当した場合には、ストック放出タイム遊技を開始するように形成してもよい。すなわち、所定の確率で、前兆なしでストック放出タイム遊技が開始される場合を設けてもよいものである。具体的には、ストック放出条件該当時に抽選を行い、当選したら高放出制御に変更する。この場合の放出モードは、予め定められた所定のモードとしてもよいし、放出決定時に抽選により定めたモードとしてもよい。
以上のように、本実施の形態によれば、前兆RT遊技中に所定のストック放出条件に該当した場合にストック放出遊技が開始され、その放出モード、換言すれば放出されるBBが連続して入賞する可能性の高低は、前兆RT遊技中の放出モード抽選の結果によるものであり、加えてその放出モード抽選は毎遊技行われると共に、抽選結果が報知されるものである。従って、遊技者は前兆RT遊技の開始によりストック放出によるメダルの大量獲得に期待を抱くと共に、その間遊技ごとに行われる抽選の結果如何で、獲得可能なメダル数も異なってくることから、毎遊技、抽選結果を見ながら緊張感を維持しつつ遊技を行うことができ、遊技がいっそう興味深いものとなる。
なお、本実施の形態においては、ストック放出タイム遊技突入の前触れ遊技又は放出権利獲得遊技として前兆RT遊技を設けたが、高放出前兆遊技としてはこれに限定されるものではなく、例えば所定の当選役について当選を報知するアシストタイム遊技や、特殊な演出を伴う遊技を設けてもよいものである。また、本実施の形態においては、BBがストックされるものとしたが、RBやその他の特別当選がストックされるものであっても構わない。
ところで、このスロットマシン10は、遊技機を、複数の図柄を停止表示又は変動表示可能な図柄表示手段、前記図柄表示手段の図柄変動を開始させるための図柄変動開始手段、前記図柄表示手段の図柄変動を停止させるための図柄変動停止手段、当選役に関する抽選を行うための当選抽選手段110、当選抽選の結果、所定の当選役に当選し、かつ、複数の前記図柄表示手段が停止表示された状態で視認可能な複数の図柄が、予め定められた態様で表示されることを条件に入賞として扱うための入賞手段、通常遊技を制御する通常遊技手段70、特別当選により開始される特別遊技を制御する特別遊技制御手段80、特別当選について、当選の権利を次遊技以降に持ち越し可能とするとともに、複数の当選の権利を貯留可能な当選貯留手段、特別当選役について入賞し難い制御を行うことにより、前記当選貯留手段に複数の当選の権利を貯留可能としたストック低放出遊技を実行可能なストック低放出遊技制御手段121、所定の遊技期間にわたり、前記ストック低放出遊技中にストックされた特別当選の放出可能性を示唆する高放出前兆遊技を実行させるための高放出前兆遊技制御手段、特別遊技のストック放出モードを所定の確率で抽選により決定するための放出モード抽選手段124、放出前兆遊技中の所定条件該当を契機に、前記放出モード抽選手段124の決定したストック放出モードにより、前記当選貯留手段に貯留された特別当選について順次入賞可能としたストック高放出遊技を実行可能なストック高放出遊技制御手段122、及び前記放出前兆遊技期間中のモード抽選の結果を、所定の表示装置に表示させるためのモード抽選結果表示手段160として機能させるための遊技機用プログラムによって制御することができる。
さらに、前記遊技用プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を用いて制御することができる。
ここで、前記図柄表示手段は、回転リール40や、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置に複数の図柄を順次表示させるようにしたものとすることができ、前記図柄変動開始手段はスタートスイッチ30とすることができる。また前記図柄変動停止手段はストップスイッチ50とすることができる。
また、前記遊技機用プログラムを用いて、業務用若しくは家庭用のテレビゲーム機を制御しようとする場合には、現実のメダル投入は行えないので、例えばメダルを投入したものとして扱われるようなスイッチ等を設け、例えば液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置に投入メダルの枚数を表示するように形成することができる。
前記入賞手段としては、前記遊技機用プログラムを用いてスロットマシンを制御する場合には、ホッパーユニット65を介して遊技者にメダルを払い出すように形成することができる。一方、前記遊技機用プログラムを用いて、業務用若しくは家庭用のテレビゲーム機を制御しようとする場合には、現実の遊技メダルの払い出しは行えないので、例えば液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置に、獲得メダル数の枚数表示をしたり、メダルの増減がわかるような絵(動画でも静止画でもよい)を表示するように形成することができる。
本発明の実施の形態であって、スロットマシンの入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの制御装置の詳細を示すブロック図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンを示す外観正面図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの動作の概略を示すフローである。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの動作のうち、抽選処理の概略を示すフローである。 本発明の実施の形態であって、特殊遊技制御手段の制御の概略を示すフローである。 本発明の実施の形態であって、特殊遊技制御手段の制御の概略を示すフローである。 本発明の実施の形態であって、他の例による特殊遊技制御手段の制御の概略を示すフローである。 本発明の実施の形態であって、当選判定テーブルの概念図である。
符号の説明
10 スロットマシン 11 筺体
12 表示窓 13 図柄表示窓
15 投入スイッチ 16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ 20 制御装置
21 遊技制御装置 22 演出制御装置
30 スタートスイッチ 40 回転リール
42 リールテープ 50 ストップスイッチ
60 リールユニット 65 ホッパーユニット
66 表示装置 67 演出表示部
68 ランプ 69 スピーカ
70 通常遊技制御手段 80 特別遊技制御手段
90 特定導入遊技制御手段 100 特定遊技制御手段
110 当選抽選手段 111 乱数発生手段
112 乱数抽出手段 113 当選判定テーブル
114 判定手段 115 判定テーブル変更手段
120 特殊遊技制御手段 121 ストック低放出制御手段
122 ストック高放出制御手段 123 前兆RT制御手段
124 放出モード抽選手段
130 当選フラグ成立手段 131 小役フラグ成立手段
132 特別フラグ成立手段 133 特別フラグ貯留手段
140 停止制御手段
150 前兆演出制御手段 160 モード抽選結果報知手段

Claims (6)

  1. 複数の図柄を表示した回転リールと、
    前記回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
    前記回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
    所定確率で当選に関する抽選を行うための当選抽選手段とを少なくとも備え、
    当選抽選の結果、所定の当選役に当選し、かつ、複数の前記回転リールが停止した状態で視認可能な複数の図柄が、予め定められた態様で表示されることを条件に入賞となり、
    通常遊技を制御する通常遊技制御手段と、特定の入賞又は抽選結果に基づいて開始される特別遊技を制御する特別遊技制御手段とを有し、
    当選として、小役当選と、前記特別遊技を開始可能な特別当選とを有し、
    この特別当選について、当選の権利を次遊技以降に持ち越し可能とする当選貯留手段を備え、
    前記特別当選役について入賞し難い制御を行うことにより、前記当選貯留手段に複数の当選の権利を貯留可能としたストック低放出遊技と、
    所定条件該当を契機に、前記特別当選役について入賞しやすい制御に変更することにより、前記当選貯留手段に貯留された特別当選について順次入賞可能としたストック高放出遊技と、
    所定の遊技期間にわたり、前記ストック高放出遊技の開始可能性を示唆する高放出前兆遊技とを実行可能に形成したスロットマシンにおいて、
    特別遊技のストック放出モードを所定の確率で抽選により決定するための放出モード抽選手段と、
    この放出モード抽選手段により決定されたストック放出モードを所定の表示装置に表示可能なモード抽選結果報知手段を設け、
    前記高放出前兆遊技期間中のモード抽選の結果を遊技者に報知するとともに、前記高放出前兆遊技期間中に前記放出モード抽選手段が決定したストック放出モードにより、ストック高放出遊技を開始可能に形成したことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記放出モード抽選手段は、前記高放出前兆遊技期間中に、遊技ごとにストック放出モードの抽選を行い、前記ストック高放出遊技は、高放出前兆遊技期間中にストック高放出遊技を開始させるための所定条件に該当した場合に、当該条件に該当した遊技における放出モードに基づいて行われることを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
  3. 前記モード抽選結果報知手段は、全ての抽選結果を前記表示装置に表示可能に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のスロットマシン。
  4. 前記モード抽選結果報知手段は、特定の抽選結果を前記表示装置に表示可能に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のスロットマシン。
  5. 遊技機を、
    複数の図柄を停止表示又は変動表示可能な図柄表示手段、
    前記図柄表示手段の図柄変動を開始させるための図柄変動開始手段、
    前記図柄表示手段の図柄変動を停止させるための図柄変動停止手段、
    当選役に関する抽選を行うための当選抽選手段、
    当選抽選の結果、所定の当選役に当選し、かつ、複数の前記図柄表示手段が停止表示された状態で視認可能な複数の図柄が、予め定められた態様で表示されることを条件に入賞として扱うための入賞手段、
    通常遊技を制御する通常遊技手段、
    特別当選により開始される特別遊技を制御する特別遊技制御手段、
    特別当選について、当選の権利を次遊技以降に持ち越し可能とするとともに、複数の当選の権利を貯留可能な当選貯留手段、
    特別当選役について入賞し難い制御を行うことにより、前記当選貯留手段に複数の当選の権利を貯留可能としたストック低放出遊技を実行可能なストック低放出遊技制御手段、
    所定の遊技期間にわたり、前記ストック低放出遊技中にストックされた特別当選の放出可能性を示唆する高放出前兆遊技を実行させるための高放出前兆遊技制御手段、
    特別遊技のストック放出モードを所定の確率で抽選により決定するための放出モード抽選手段、
    遊技中の所定条件該当を契機に、前記放出モード抽選手段の決定したストック放出モードにより、前記当選貯留手段に貯留された特別当選について順次入賞可能としたストック高放出遊技を実行可能なストック高放出遊技制御手段、
    及び前記放出前兆遊技期間中のモード抽選の結果を、所定の表示装置に表示させるためのモード抽選結果表示手段として機能させるための遊技機用プログラム。
  6. 遊技機を、
    複数の図柄を停止表示又は変動表示可能な図柄表示手段、
    前記図柄表示手段の図柄変動を開始させるための図柄変動開始手段、
    前記図柄表示手段の図柄変動を停止させるための図柄変動停止手段、
    当選役に関する抽選を行うための当選抽選手段、
    当選抽選の結果、所定の当選役に当選し、かつ、複数の前記図柄表示手段が停止表示された状態で視認可能な複数の図柄が、予め定められた態様で表示されることを条件に入賞として扱うための入賞手段、
    通常遊技を制御する通常遊技手段、
    特別当選により開始される特別遊技を制御する特別遊技制御手段、
    特別当選について、当選の権利を次遊技以降に持ち越し可能とするとともに、複数の当選の権利を貯留可能な当選貯留手段、
    特別当選役について入賞し難い制御を行うことにより、前記当選貯留手段に複数の当選の権利を貯留可能としたストック低放出遊技を実行可能なストック低放出遊技制御手段、
    所定の遊技期間にわたり、前記ストック低放出遊技中にストックされた特別当選の放出可能性を示唆する高放出前兆遊技を実行させるための高放出前兆遊技制御手段、
    特別遊技のストック放出モードを所定の確率で抽選により決定するための放出モード抽選手段、
    遊技中の所定条件該当を契機に、前記放出モード抽選手段の決定したストック放出モードにより、前記当選貯留手段に貯留された特別当選について順次入賞可能としたストック高放出遊技を実行可能なストック高放出遊技制御手段、
    及び前記放出前兆遊技期間中のモード抽選の結果を、所定の表示装置に表示させるためのモード抽選結果表示手段として機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

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