JP2005064875A - 呼出制御装置、呼出制御方法およびプログラム - Google Patents

呼出制御装置、呼出制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 移動局100が移動中に通話をすることによる不具合を防ぐ。
【解決手段】 移動局100への電話の呼び出しを制御する呼出制御装置200であって、移動局100の移動速度を取得する移動速度取得部250と、移動速度が基準速度以上である場合に、移動局100への通話の要求があっても移動局100への呼び出しを行わない呼出制御部260とを備える。呼出制御部260は、移動速度が基準速度以上である場合に、移動局100が移動中である旨を、移動局に前記通話を要求した発呼電話機40へ通知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、呼出制御装置、呼出制御方法およびプログラムに関する。特に、本発明は、移動局への電話の呼び出しを制御するおよびプログラムに関する。
会社の従業員等に携帯される電話の移動局が、会社等の構内にある場合に限らず構外にある場合にも、電話の呼出をすることができる呼出制御装置が知られている。例えば、特許文献1における呼出制御装置は、移動局の位置を格納し、移動局が内線番号で呼び出すことができる構内にある場合には内線番号で呼び出し、その外にある場合には外線番号で移動局を呼び出す。
特開平9−84091(第1図)
上記呼出制御装置は、移動局の位置が構外である場合、例えば従業員が外出している場合に、従業員が自動車または電車等で移動中であってもこの従業員が携帯する移動局を呼び出す。しかしながら、移動局が移動中においては通話が途切れがちである。また、電車内にあっては通話が周囲の迷惑になりやすく、自動車運転中にあっては通話が運転の集中力を低下させるという課題があった。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によると、移動局への電話の呼び出しを制御する呼出制御装置であって、移動局の移動速度を取得する移動速度取得部と、移動速度が基準速度以上である場合に、移動局への通話の要求があっても移動局への呼び出しを行わない呼出制御部とを備える。これにより、通話が途切れがちであり、また、周囲の迷惑になりやすい移動中の通話を中止することができる。
上記呼出制御装置は、GPS衛星から発信された信号に基づいて特定された移動局の位置情報を、順次取得して格納する位置情報格納部をさらに備え、移動速度取得部は、位置情報格納部に格納された位置情報に基づき、移動局の移動速度を取得してもよい。また、上記呼出制御装置は、移動局と通信する基地局を示す基地局情報を順次取得して格納する基地局情報格納部をさらに備え、移動速度取得部は、基地局情報格納部に格納された基地局情報に基づき、移動局の移動速度を取得してもよい。これらにより、既存の移動局に新たな機能を追加することなく、移動局への呼び出しを行うか否かを判断することができる。
上記呼出制御装置において、呼出制御部は、移動速度が基準速度以上である場合に、移動局への通話の要求を他の電話機へ転送してもよい。これにより、移動局に対して呼び出しを行わない場合に、他の電話機を用いて発呼者に対して電話の応対をすることができる。
上記呼出制御装置において、呼出制御部は、移動速度が基準速度以上である場合に、移動局が移動中である旨を移動局に通話を要求した発呼電話機へ通知してもよい。これにより、移動局が移動中であるために通話ができないことを発呼者へ知らせることができる。
上記呼出制御装置は、移動局に通知していない通話の要求を発呼電話機の情報に対応付けて格納する着信履歴格納部をさらに備え、呼出制御部は、移動局の移動速度が基準速度以下となった場合に、着信履歴格納部に格納された発呼電話機の情報に基づき、移動局と通話が可能である旨を発呼電話機へ通知してもよい。これにより、移動中であるために通話ができなかった発呼者に対して、移動局との通話が可能になったことを知らせることができ、発呼者側は再度、通話の要求をする等の対処をすることができる。
上記呼出制御装置は、移動局に通知していない通話の要求を発呼電話機の情報に対応付けて格納する着信履歴格納部をさらに備え、呼出制御部は、移動局の移動速度が基準速度以下となった場合に、着信履歴格納部に格納された通話の要求の履歴を発呼電話機の情報と共に移動局へ通知してもよい。これにより、移動中であるために呼び出しを行わなかった電話を移動局へ知らせることができ、移動局側は、移動終了後に電話をかけ直す等の対処をすることができる。
上記呼出制御装置は、移動局が移動すべき予定行先を格納する予定行先格納部と、移動局が移動している場合に、移動局が移動中である旨を予定行き先格納部に格納された予定行先と共に表示する行先表示部とをさらに備えてもよい。これにより、移動局を使用している使用者以外の者に、移動局が移動中であることを知らせることができる。
上記呼出制御装置において、移動速度取得部は、移動局が移動している移動方向を取得し、行先表示部は、移動局の移動方向が予定行先格納部に格納された予定行先の方向と一致する場合に、移動中である旨を予定行先と共に表示してもよい。これにより、移動局を使用している使用者以外の者に、移動局が予定通りに予定行先に向かって移動中であることを知らせることができる。
上記呼出制御装置において、呼出制御部は、移動局の移動方向が予定行先格納部に格納された予定行先の方向と一致しない場合に、移動局へ警告を通知してもよい。これにより、予定行先と異なる方向へ移動している場合に、予定行先へ移動すべきことを移動局の使用者に知らせることができる。
上記呼出制御装置において、移動速度取得部は、移動局が移動を開始した移動開始時刻を取得し、行先表示部は、移動開始時刻を移動中である旨と共に表示してもよい。これにより、移動局が予定行先に到着するまでの時間を移動局の使用者以外の者が予想することができる。
本発明の第2の形態によると、移動局への電話の呼び出しを制御する呼出制御方法であって、移動局の移動速度を取得し、移動速度が基準速度以上である場合に、移動局への通話の要求があっても移動局への呼び出しを行わない。これにより、第1の形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の第3の形態によると、移動局への電話の呼び出しを制御するコンピュータのプログラムであって、コンピュータに、移動局の移動速度を取得する移動速度取得機能、および移動速度が基準速度以上である場合に、移動局への通話の要求があっても移動局への呼び出しを行わない呼出制御機能を実現させる。これにより、第1の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態による呼出制御システム10の全体構成図である。呼出制御システム10は、使用者20と共に移動する移動局100と、移動局100と通信可能な呼出制御装置200と、呼出制御装置200と通信可能な電話機60とを備える。図1において、使用者20が移動する移動手段の一例として自動車30が示されている。呼出制御システム10には、電話網50を介して呼出制御装置200と通話可能な発呼電話機40が接続される。移動局100の一例は、使用者20に携帯される携帯電話機である。呼出制御装置200の一例は、PBX(Private Branch Exchange:私設電話交換機)である。なお、電話機60は、本発明における他の電話機の一例である。
移動局100は、使用者20を識別する識別情報と共に移動局100の位置を特定する位置情報を、所定時間毎、例えば5分毎に発信する。識別情報の一例は、移動局100の電話番号である。移動局100は、本実施形態においてGPS衛星120から発信される信号により移動局100の現在位置の緯度および経度を特定し、これら緯度および経度を位置情報として呼出制御装置200に送信する。
図2は、呼出制御装置200の機能構成図である。呼出制御装置200は、移動局100へ通話の要求があった場合に、移動局100からの位置情報に基づき、移動局100が基準速度以上で移動中でなければ移動局100を呼び出し、移動局100が基準速度以上で移動中であれば移動局100への呼出を行わない。呼出制御装置200は、移動局100からの位置情報を移動局100の識別情報に対応付けて格納する位置履歴格納部240と、位置履歴格納部240を参照することにより移動局100の移動速度を取得する移動速度取得部250と、外部の発呼電話機40から移動局100への呼び出しを制御する呼出制御部260と、使用者20の予定行先を格納する予定行先格納部270と、移動局100への着信の履歴を格納する着信履歴格納部280と、使用者20の予定行先をスクリーン204に投射して表示する行先表示部230とを備える。
位置履歴格納部240は、移動局100の位置情報を移動局100から順次取得して、この位置情報および受信した時刻を移動局100の識別情報に対応付けて格納する。位置履歴格納部240はさらに、移動速度取得部250により算出された移動局100の移動速度、および、移動局100が移動を開始したと判断された場合に、移動局100が移動を開始した移動開始時刻を移動局100の識別情報に対応付けて格納する。
移動速度取得部250は、位置履歴格納部240に格納された移動局100の位置情報の履歴を参照することにより、移動局100の移動速度を取得する。例えば、移動速度取得部250は、位置履歴格納部240に格納された緯度及び経度の履歴から移動距離を算出し、さらに、それぞれの時刻から移動時間を算出することにより、移動局100の移動速度を算出する。移動速度取得部250は、算出した移動速度を、移動局100の識別情報および位置情報に対応付けて位置履歴格納部240に格納する。これにより、既存の移動局100に新たな機能を追加しなくても、移動局100の移動速度を算出することができる。
呼出制御部260は、外部の発呼電話機40から移動局100へ通話の要求があった場合に、位置履歴格納部240に格納された移動局100の移動速度を参照し、移動局100が基準速度以上で移動中でなければ移動局100を呼び出し、移動局100が基準速度以上で移動中であれば移動局100への呼出を行わない。これにより、通話が途切れがちであり、また、周囲の迷惑になりやすい移動中の通話を中止することができる。この基準速度は、移動局100への呼び出しを中止する目的に応じて設定され、呼出制御部260に格納されている。例えば、電話の転送を中止する目的が使用者20の自動車運転に支障をきたすことを防ぐこと、または、電車による移動中に使用者20が通話することにより周囲に迷惑をかけることを防ぐことである場合には、自動車または電車による移動と徒歩による移動とを区別するために、上記所定速度は、徒歩による平均の移動速度と自動車または電車による平均の移動速度の間の値、一例として時速20kmに設定される。
着信履歴格納部280は、呼出制御部260が移動局100に通知しない発呼電話機40からの通話の要求の情報を、呼出制御部260から受け取り、発呼電話機40の情報に対応付けて格納する。本実施形態において、着信履歴格納部280は、発呼電話機40の情報の一例として発呼電話機40の電話番号を移動局100の識別情報である電話番号に対応付けて格納する。
予定行先格納部270は、使用者20が移動すべき予定行先を使用者20が到着すべき時刻に対応付けて格納する。図2に示す実施形態において、予定行先格納部270は、予定行先の名称並びに予定行先の緯度および経度を使用者20および使用者20が予定行先に到着すべき時刻に対応付けて格納する。
行先表示部230は、予定行先格納部270に格納された使用者20の予定行先をスクリーン204に投射して表示する。さらに、行先表示部230は、移動局100の移動速度が0または0に近いか否かに基づき、移動局100が移動中であるか否かを判断し、移動中である場合にはその旨を表示する。例えば、移動速度取得部250は、移動局100の移動速度が時速5km以下の場合に移動していないと判断し、それ以上の場合に移動中であると判断する。本実施形態において、行先表示部230は、移動局100に対応付けられた使用者20が移動中である旨をスクリーン204に表示する。行先表示部230の一例はプロジェクタである。これにより、使用者20が移動中であることを使用者20の行先に関心のある人達、例えば、使用者20と同じ部署の他の従業員や電話を受け付ける電話受付係等が把握することができる。なお、行先表示部230は、呼出制御部260に格納された基準速度と移動局100の移動速度とを比較し、移動局100の移動速度が基準速度以上である場合に移動中であると判断してもよい。
記録媒体80は、上述の位置履歴格納部240、移動速度取得部250、呼出制御部260、予定行先格納部270、着信履歴格納部280、および、行先表示部230の機能を呼出制御装置200に実現させるプログラムを格納する。呼出制御装置200は、これらのプログラムを記録媒体80から読み取って実行する。呼出制御装置200は、これらのプログラムをネットワーク経由で取得してもよい。
図3は、位置履歴格納部240のデータテーブルを示す。上述のように、位置履歴格納部240は、移動局100の位置情報、位置情報を受信した時刻、移動速度取得部250により算出された移動局100の移動速度、および、移動局100の移動開始時刻を、移動局100の識別情報に対応付けて格納する。
図4は、呼出制御システム10の動作を示すフローチャートである。図4のフローチャートは、呼出制御装置200の呼出制御装置200および移動局100に電源が投入されることにより開始される。まず、移動局100が送信する位置情報に基づいて、呼出制御装置200が移動局100の移動速度を算出する(S10)。外部の発呼電話機40から移動局100への通話の要求がない場合には(S20:No)、ステップS10に戻る。外部の発呼電話機40から移動局100へ通話の要求があった場合に(S20:Yes)、呼出制御装置200は、移動局100への電話の呼び出しを制御する(S30)。なお、本実施形態において、図4のフローチャートは移動局100の電源が投入されている場合に開始されるが、これに限られない。他の例として、移動局100の主電源が切られている場合でも待機状態を保つ補助電源が投入されており、呼出制御装置200が所定時間毎に移動局100へ位置情報を要求するコマンドを送信し、移動局100の補助電源を用いてコマンドを受信することにより移動局100が起動して、図4のフローチャートが開始されてもよい。この場合、移動局100が節電されると共に、使用者20が移動局100に主電源を投入することを忘れた場合でも、図4のフローチャートを開始することができる。
図5は、図4のフローチャートにおける移動速度を算出するステップ(S10)の動作を示すフローチャートである。まず、移動局100は、呼出制御装置200へ所定時間毎に移動局100の識別情報および位置情報を送信する(S100)。図2に示す例において、移動局100は、5分毎に、位置情報としての緯度および経度と共に移動局100の識別情報として電話番号「090−5366−XXXX」を送信する。
呼出制御装置200の位置履歴格納部240は、移動局100から受信した識別情報および位置情報を、これらの情報を受信した時刻に対応付けて格納する(S100)。図2に示す例において、位置履歴格納部240は、移動局100の位置情報として緯度「北緯35度39分31秒」および経度「東経139度44分43秒」を時刻「9時40分」に対応付けて格納し、その5分後に移動局100からさらに送信される緯度「北緯35度39分02秒」および経度「東経139度44分49秒」を時刻「9時45分」に対応付けて格納する。なお、移動局100が位置情報とともに時刻の情報を発信し、位置履歴格納部240は移動局100から受信した位置情報と時刻の情報を対応付けて格納してもよい。
移動速度取得部250は、位置履歴格納部240に格納された移動局100の識別情報および位置情報に基づき、移動局100の移動速度を算出する(S110)。上述の例において、履歴における最新の時刻「9時45分」に対応付けられた緯度および経度が位置履歴格納部240に格納された場合に、位置履歴格納部240のこれら時刻、緯度および緯度、並びに、履歴における最新の一つ前における時刻「9時40分」、緯度および経度に基づいて、移動局100が5分間に約5kmを移動したことを算出し、これによりこの5分間において時速約60kmで移動したことを算出する。移動速度取得部250は算出した移動速度を位置履歴格納部240に格納する。
次に、行先表示部230は、移動局100が移動中であるか否かを判断する(S120)。本実施形態において、行先表示部230は、移動局100の移動速度が基準速度以上である場合に、移動局100が移動中であると判断する。ステップS60において移動局100が移動中である場合に(S120:Yes)、行先表示部230は、移動局100が移動中である旨を表示する(S130)。本実施形態において、行先表示部230は、位置履歴格納部240を参照して移動局100の移動速度が基準速度以上であるか否かを判断する。移動局100が移動中と判断した場合に、行先表示部230は、当該移動局100の識別情報から、予定行先格納部270を参照して使用者20の氏名を特定し、特定した使用者20の氏名と共に、使用者20が移動中である旨をスクリーン204に投射して表示する。図2に示す例において、行先表示部230は、移動中であると判断した移動局100の識別情報が「090−5366−XXXX」である場合に、予定行先格納部270を参照することにより、識別情報「090−5366−XXXX」の移動局100を携帯している使用者20「マツモトタロウ」を特定し、使用者20「マツモトタロウ」が移動中である旨をスクリーン204に投射して表示する。これにより、使用者20自身や他の従業員の入力を要求することなく、使用者20が移動中であることを、他の従業員が把握することができる。
ステップS130の次に、移動速度取得部250は、移動局100を携帯する使用者20の移動方向を特定し、行先表示部230は、この移動方向が予定行先格納部270に格納された使用者20の予定行先と一致するか否かを判断する(S140)。上述の例において、移動速度取得部250は、使用者20が携帯する移動局100における時刻「9時45分」の緯度および経度、並びに、時刻「9時40分」の緯度および経度の差に基づき、使用者20「マツモトタロウ」がこの5分間に緯度「北緯35度39分31秒」および経度「東経139度44分43秒」の位置、すなわち東京タワー付近から、北および西の方向にそれぞれ19秒および6秒の位置、すなわち六本木駅付近へ移動したことを算出し、行先表示部230に通知する。行先表示部230は、予定行先格納部270を参照することにより、使用者20「マツモトタロウ」の予定行先「A社新宿本社」の緯度および経度を特定し、特定した緯度および経度と、履歴における最新の一つ前における時刻「9時40分」の緯度および経度との差に基づき、使用者20が移動すべき方向として北西、すなわち、東京タワー付近からみて新宿の方向が北西であることを算出する。さらに、行先表示部230は、使用者20が移動すべき方向と使用者20が実際に移動した方向が一致するか否かを判断する。例えば、上述の例において、使用者20「マツモトタロウ」が移動すべき方向が北西であって、使用者20が時刻「9時45分」までに移動した方向が北西である場合に、行先表示部230は、使用者20の移動した方向が予定行先「A社新宿本社」と一致したと判断する。行先表示部230は、使用者20が移動すべき方向を中心として左右45度の範囲に、使用者20が実際に移動した方向が入る場合に、予定行先と一致したと判断してもよい。
ステップS140において移動速度取得部250により特定された移動局100の移動方向が、予定行先格納部270に格納された予定行先と一致する場合に(S140:Yes)、行先表示部230は、使用者20が移動中である旨と共に使用者20の予定行先を表示する(S150)。これにより、使用者20が予定通りに予定行先に向かっていることを把握することができる。一方、ステップS140において移動速度取得部250により特定された移動局100の移動方向が、予定行先格納部270に格納された予定行先と一致しない場合に(S140:No)、行先表示部230は、予定行先と実際に移動した方向とが異なる旨の警告を移動局100に送信し(S90)、警告を受信した移動局100は、この警告を表示する。これにより、実際に移動した方向が予定行先の方向と異なっている旨を使用者20に知らせることができる。この場合に、行先表示部230は、スクリーン204に投射する使用者20の予定行先を空欄または「警告中」等の表示としてもよい。これにより、使用者20が予定と異なる移動をしていることを、使用者20以外の従業員が知ることができる。なお、移動局100において、警告を受信した場合に、移動局100の画面に表示することに加えて、または、これに代えて、音声若しくは振動によりこの警告を使用者20に伝えてもよい。
ステップS120において移動局100が移動中でない場合(S120:No)、または、ステップS150若しくはステップS160を実行した場合に、本フローチャートを終了する。
図6は、図4のフローチャートにおける、電話の呼び出しを制御するステップ(S30)の動作を示すフローチャートである。外部の発呼電話機40から移動局100へ通話の要求があった場合に、呼出制御部260は、位置履歴格納部240を参照することにより、移動局100の移動速度が基準速度以上であるか否かを判断する(S300)。
ステップS300において、移動局100の移動速度が基準速度以上である場合に(S300:Yes)、呼出制御部260は、移動局100への呼び出しを行わない(S310)。上述の例において、移動局100の移動速度が時速60kmであって、基準速度が時速20kmの場合に、呼出制御部260は、移動局100の移動速度が基準速度以上であるとして、発呼電話機40の通話の要求にもかかわらず、移動局100への呼び出しを行わない。これにより、移動局100を携帯する使用者20の自動車運転に支障をきたすことを防ぎ、また、電車による移動中に使用者20が通話して周囲に迷惑をかけることを防ぐことができる。さらに、呼出制御部260は、移動局100が移動中である旨を発呼電話機40へ通知する(S320)。これにより、移動局100が移動中であるために通話ができないことを発呼電話機40の発呼者へ知らせることができる。また、呼出制御部260は、ステップS320に代えてまたはこれに加えて、発呼電話機40から移動局100への通話の要求を他の電話機60へ転送してもよい。これにより、移動局100に対して呼び出しを行わない場合に、他の電話機60により使用者20とは別の者が発呼電話機40からの電話に応対することができる。さらに、呼出制御部260は、ステップS310において移動局100への呼び出しを行わなかった発呼電話機40からの通話の要求について着信の履歴を着信履歴格納部280に格納する(S330)。
一方、ステップS300において、移動局100の移動速度が基準速度未満である場合(S300:No)、呼出制御部260は、移動局100を呼び出し(S370)、発呼電話機40との通話が終了するまで待機する(S350:No)。発呼電話機40との通話が終了した場合に(S350:Yes)、呼出制御部260は、着信履歴格納部280を参照し、移動局100の移動中に呼出制御部260が呼び出しを中止した移動局100への着信の履歴を通知する(S360)。本実施形態において、呼出制御部260は、着信の履歴として移動局100に通話を要求した発呼電話機40の電話番号を通知する。これにより、移動中に使用者20宛てにかかって来た電話を使用者20に知らせることができ、使用者20は、移動終了後に移動局100から電話をかけ直す等の対処をすることができる。なお、呼出制御部260は、着信履歴格納部280に格納された着信の履歴を全て通知してもよいし、特定の着信、例えば予め登録された発呼者からの着信、または、予め定められた個数の最新の着信を通知してもよい。
ステップS360が実行された後、呼出制御部260は、着信履歴格納部280を参照し、移動局100が通話可能になった旨を着信履歴格納部280に格納されている発呼電話機40に通知する(S370)。これにより、移動中であるために通話ができなかった発呼電話機40の発呼者に対して、移動局100との通話が可能になったことを知らせることができ、発呼者側は再度、通話の要求をする等の対処をすることができる。以上により、本フローチャートの動作が終了する。
図7は、呼出制御システム10における呼出制御装置200の行先表示部230がスクリーン204に投射する表示画面300の一例を示す。表示画面300には、使用者20と、この使用者20に対応付けて、予定行先、予定行先への移動の現状として「移動中」である旨または「到着」した旨、電話を転送することができるか否か、および移動開始時刻が表示される。これにより、使用者20以外の者が対象者の予定行先や予定行先への移動の現状を把握することができる。また、行先表示部230は、位置履歴格納部240に格納された移動開始時刻を表示するので、使用者20が予定行先に到着するまでの時間を使用者20以外の者が予想することができる。
以上、本実施形態によれば、使用者20者自身の入力を要求することなく、使用者20が移動中であることを使用者20以外の者も把握することができる。
なお、上記実施形態において、識別情報として移動局100の電話番号が用いられているが、これに代えて、識別情報として使用者20に固有に割り当てられた社員IDを用いてもよい。また、上記実施形態において、移動局100は位置情報として緯度および経度を呼出制御装置200に送信するが、これに代えて、移動局100は、位置情報として移動局100と通信する基地局を特定して、この基地局の情報を呼出制御装置200に送信してもよい。この場合に、呼出制御装置200は、基地局の情報、例えば基地局を識別する基地局識別情報に対応付けて基地局の位置を格納する基地局情報格納部を有する。これにより、移動局100から所定時間毎に順次受信した基地局識別情報に基づいて、基地局情報格納部を参照して基地局間の距離および方向を算出することにより、移動局100の移動距離および移動方向を算出することができる。
また、呼出制御装置200の行先表示部230は表示画面300をスクリーン204に投射するが、これに代えてまたはこれに加えて呼出制御装置200は、表示画面300を使用する各使用者の端末と接続され、これらの端末に表示画面300を表示してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
呼出制御システム10の全体構成図である。 呼出制御装置200の機能構成図である。 位置履歴格納部240のデータテーブルである。 呼出制御システム10の動作を示すフローチャートである。 移動速度を算出するフローチャートである。 電話の呼び出しを制御するフローチャートである。 表示画面300の一例である。
符号の説明
10 呼出制御システム、20 使用者、30 自動車、40 発呼電話機、50 電話網、60 電話機、100 移動局、120 GPS衛星、200 呼出制御装置、204 スクリーン、230 行先表示部、240 位置履歴格納部、250 移動速度取得部、260 呼出制御部、270 予定行先格納部、280 着信履歴格納部、300 表示画面

Claims (13)

  1. 移動局への電話の呼び出しを制御する呼出制御装置であって、
    前記移動局の移動速度を取得する移動速度取得部と、
    前記移動速度が基準速度以上である場合に、前記移動局への通話の要求があっても前記移動局への呼び出しを行わない呼出制御部と
    を備える呼出制御装置。
  2. GPS衛星から発信された信号に基づいて特定された前記移動局の位置情報を、順次取得して格納する位置情報格納部をさらに備え、
    前記移動速度取得部は、前記位置情報格納部に格納された前記位置情報に基づき、前記移動局の前記移動速度を取得する請求項1に記載の呼出制御装置。
  3. 前記移動局と通信する基地局を示す基地局情報を順次取得して格納する基地局情報格納部をさらに備え、
    前記移動速度取得部は、前記基地局情報格納部に格納された前記基地局情報に基づき、前記移動局の前記移動速度を取得する請求項1に記載の呼出制御装置。
  4. 前記呼出制御部は、前記移動速度が前記基準速度以上である場合に、前記移動局への前記通話の要求を他の電話機へ転送する請求項1に記載の呼出制御装置。
  5. 前記呼出制御部は、前記移動速度が前記基準速度以上である場合に、前記移動局が移動中である旨を、前記移動局に前記通話を要求した発呼電話機へ通知する請求項1に記載の呼出制御装置。
  6. 前記移動局に通知していない前記通話の要求を前記発呼電話機の情報に対応付けて格納する着信履歴格納部をさらに備え、
    前記呼出制御部は、前記移動局の前記移動速度が前記基準速度以下となった場合に、前記着信履歴格納部に格納された前記発呼電話機の情報に基づき、前記移動局と通話が可能である旨を前記発呼電話機へ通知する請求項5に記載の呼出制御装置。
  7. 前記移動局に通知していない前記通話の要求を前記発呼電話機の情報に対応付けて格納する着信履歴格納部をさらに備え、
    前記呼出制御部は、前記移動局の前記移動速度が前記基準速度以下となった場合に、前記着信履歴格納部に格納された前記通話の要求の履歴を前記発呼電話機の情報と共に前記移動局へ通知する請求項1に記載の呼出制御装置。
  8. 前記移動局が移動すべき予定行先を格納する予定行先格納部と、
    前記移動局が移動している場合に、前記移動局が移動中である旨を前記予定行き先格納部に格納された前記予定行先と共に表示する行先表示部と
    をさらに備える請求項1に記載の呼出制御装置。
  9. 前記移動速度取得部は、前記移動局が移動している移動方向を取得し、
    前記行先表示部は、前記移動局の前記移動方向が前記予定行先格納部に格納された前記予定行先の方向と一致する場合に、前記移動中である旨を前記予定行先と共に表示する請求項8に記載の呼出制御装置。
  10. 前記呼出制御部は、前記移動局の前記移動方向が前記予定行先格納部に格納された前記予定行先の方向と一致しない場合に、前記移動局へ警告を通知する請求項8に記載の呼出制御装置。
  11. 前記移動速度取得部は、前記移動局が移動を開始した移動開始時刻を取得し、
    前記行先表示部は、前記移動開始時刻を前記移動中である旨と共に表示する請求項8に記載の呼出制御装置。
  12. 移動局への電話の呼び出しを制御する呼出制御方法であって、
    前記移動局の移動速度を取得し、
    前記移動速度が基準速度以上である場合に、前記移動局への通話の要求があっても前記移動局への呼び出しを行わない、
    呼出制御方法。
  13. 移動局への電話の呼び出しを制御するコンピュータのプログラムであって、コンピュータに
    前記移動局の移動速度を取得する移動速度取得機能、および
    前記移動速度が基準速度以上である場合に、前記移動局への通話の要求があっても前記移動局への呼び出しを行わない呼出制御機能
    を実現させるプログラム。
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