JP2005063153A - 情報配信システム、端末装置、サーバ装置、情報配信方法および端末装置用プログラム - Google Patents

情報配信システム、端末装置、サーバ装置、情報配信方法および端末装置用プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2005063153A
JP2005063153A JP2003292705A JP2003292705A JP2005063153A JP 2005063153 A JP2005063153 A JP 2005063153A JP 2003292705 A JP2003292705 A JP 2003292705A JP 2003292705 A JP2003292705 A JP 2003292705A JP 2005063153 A JP2005063153 A JP 2005063153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distribution
information
terminal device
request
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003292705A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryohei Yasuda
亮平 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2003292705A priority Critical patent/JP2005063153A/ja
Priority to US10/909,048 priority patent/US20050038913A1/en
Priority to KR1020040062577A priority patent/KR20050016216A/ko
Priority to EP04254835A priority patent/EP1507383A2/en
Priority to CNA2004100766021A priority patent/CN1776664A/zh
Publication of JP2005063153A publication Critical patent/JP2005063153A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
    • H04L67/06Protocols specially adapted for file transfer, e.g. file transfer protocol [FTP]
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F17/00Digital computing or data processing equipment or methods, specially adapted for specific functions
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F15/00Digital computers in general; Data processing equipment in general
    • G06F15/16Combinations of two or more digital computers each having at least an arithmetic unit, a program unit and a register, e.g. for a simultaneous processing of several programs
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/50Network services
    • H04L67/55Push-based network services
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/50Network services
    • H04L67/60Scheduling or organising the servicing of application requests, e.g. requests for application data transmissions using the analysis and optimisation of the required network resources
    • H04L67/62Establishing a time schedule for servicing the requests
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L9/00Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols
    • H04L9/40Network security protocols
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/437Interfacing the upstream path of the transmission network, e.g. for transmitting client requests to a VOD server
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5603Access techniques
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L69/00Network arrangements, protocols or services independent of the application payload and not provided for in the other groups of this subclass
    • H04L69/30Definitions, standards or architectural aspects of layered protocol stacks
    • H04L69/32Architecture of open systems interconnection [OSI] 7-layer type protocol stacks, e.g. the interfaces between the data link level and the physical level
    • H04L69/322Intralayer communication protocols among peer entities or protocol data unit [PDU] definitions
    • H04L69/329Intralayer communication protocols among peer entities or protocol data unit [PDU] definitions in the application layer [OSI layer 7]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Abstract

【課題】コンテンツデータの配信を受ける端末装置のそれぞれが、それらのユーザの利用態様に応じた適宜のタイミングでコンテンツデータの配信を受けられるようにする。
【解決手段】端末装置1においては、キー操作部18を通じて、ユーザからの受信希望時刻(起動時刻)を指示するための情報が受け付けられ、この受信希望時刻を指示するための情報と、時計回路21からの現在時刻とが用いられて、制御部100により、受信希望時刻の到来が検出される。制御部100により受信希望時刻の到来が検出されると、試聴データの配信要求が形成され、これが通信部11を通じて、配信サーバ装置4に送信され、試聴データの配信を受け、自己の記憶装置部12に記憶して利用可能状態を整える。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、インターネットなどのいわゆる広域通信ネットワーク、あるいは、LANなどの構内通信ネットワークを通じて、音声データ、画像データ、テキストデータその他の種々のデータを配信するようにするためのシステム、方法、装置、プログラムに関する。
例えば、インターネットなどの通信ネットワーク上にコンテンツを蓄積した配信サーバ装置を設け、この配信サーバ装置に対して、通信機能を備えたパーソナルコンピュータや携帯電話端末等の端末装置を通じてアクセスすることにより、端末装置が配信サーバ装置から目的とするコンテンツデータの配信を受けて、これを利用できるようにするコンテンツの配信サービスが行われている。
配信されるコンテンツデータとしては、楽曲の音楽データ、映画などの動画データ、写真などの静止画データ、小説や論文などのテキストデータ、ゲームソフトやアプリケーションソフトなどのプログラムデータなどの種々のものがある。そして、サンプルデータの無料配信の場合を除き、コンテンツデータは有料で配信され、例えば、クレジットカード番号を用いた決済処理等、種々の方式で決済処理がなされるようにされている。
このような配信サービスを行うシステムにおいては、上述もしたように、端末装置から通信ネットワークを介して配信サーバ装置にアクセスして、目的とするコンテンツデータの提供要求を配信サーバ装置に送信することにより、配信サーバ装置は即事に要求されたデータを要求元の端末装置に配信するようにすることが行われている。これにより、端末装置は、配信サーバ装置から目的とするコンテンツデータの提供を受けて、これを利用することができるようにされる。
しかしながら、上述したように、配信サーバ装置が端末装置からのコンテンツデータの提供要求を受信するたびに、即事にコンテンツデータの配信を行うようにしていたのでは、通信路の混雑などにより、コンテンツデータの送受信に時間がかかったり、最悪の場合、コンテンツデータの全部を正常に送受することができなかったりするなどの弊害が生じる場合がある。このため、特許文献1(特開2002−123446号公報)には、配信サーバ装置が、通信路の空いている時間帯を予測し、この予測した時間帯にコンテンツの配信を行うようにする方式が提案されている。
上記の特許文献1は以下の通りである。
特開2002−123446号公報
上述した特許文献1に記載の方式の場合には、多数の端末装置からの配信要求を受け付ける配信サーバ装置自身が配信時刻を制御するので、通信路が混雑している時間帯を避けて、効率よくコンテンツデータの配信を行うことができるようにされる。しかしながら、配信サーバ装置自身が配信時刻を制御することによって、各端末装置のユーザにとっては不便となる場合が発生する可能性がある。
例えば、深夜には、端末装置を利用することも少なく、通信を行う機会も少なくなるので通信路の空きも多い状態となることが容易に予想できる。このため、深夜の時間帯にコンテンツデータの配信を行うようにすることが考えられる。しかし、深夜の時間帯に端末装置を利用する頻度の高いユーザにとっては、深夜の時間帯にコンテンツデータの配信は受けたくない。
つまり、配信サーバ装置が過去の配信履歴などを考慮してコンテンツデータの配信予定時刻を定めるようにしても、この定めた配信予定時刻において、コンテンツデータの配信先である端末装置が常にコンテンツデータの配信を受け付けることが可能な状態にあるとは限らない。
また、通常は、配信サーバ装置が設定するようにした時間帯においてコンテンツデータの配信を受けることが可能であっても、種々の事情により、その配信時間帯において端末装置を使用していたために、配信サーバ装置から配信されるコンテンツデータを受信することができないといった場合が発生することも考えられる。
そこで、配信サーバ装置が、コンテンツデータの配信を受ける全ての端末装置の利用予定を管理することが考えられる。この場合、配信サーバ装置が、どの端末装置はいつ空いているかを管理しておくことにより、端末装置毎に空いている時間にコンテンツデータの配信を行うことが可能となる。
しかし、この場合には、コンテンツデータの配信を受ける可能性のある全ての端末装置から端末装置の利用予定情報(動作予定情報)を収集するなどの必要が生じ、配信サーバ装置の負荷が大きくなってしまう。また、端末装置の利用予定が変更になった場合には、端末装置から配信サーバ装置に利用予定の変更を行わなければならないなど、手続きが煩雑になってしまう。
以上のことにかんがみ、この発明は、コンテンツデータの配信を受ける端末装置のそれぞれが、それらのユーザの利用態様に応じた適宜のタイミングでコンテンツデータの配信を受けることができるようにするシステム、方法、装置およびプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の情報配信システムは、
端末装置と配信サーバ装置とが通信ネットワークを通じて接続され、前記端末装置からの要求に応じて、前記配信サーバ装置が要求元の前記端末装置に対して配信情報を配信する情報配信システムであって、
前記端末装置は、
受信希望時刻を指示するための情報の入力を受け付ける受付手段と、
現在時刻を提供する現在時刻提供手段と、
前記受付手段を通じて受け付けられた前記受信希望時刻を指示するための情報と、前記現在時刻提供手段からの現在時刻とに基づいて、受信希望時刻の到来を検出する検出手段と、
前記検出手段により受信希望時刻の到来が検出された場合に、配信要求を形成して、これを前記配信サーバ装置に前記通信ネットワークを通じて送信する要求送信手段と、
前記配信サーバ装置から送信されてくる配信情報を受信する情報受信手段と、
前記情報受信手段により受信された前記配信情報を記憶保持する記憶手段と
を備え、
前記配信サーバ装置は、
配信可能な情報を蓄積する配信情報蓄積手段と、
前記端末装置からの前記配信要求を受信する要求受信手段と、
前記要求受信手段を通じて受信された前記配信要求に応じて、前記配信情報蓄積手段から配信すべき配信情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された前記配信情報を前記通信ネットワークを通じて前記端末装置に送信する情報送信手段と
を備えることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明の情報配信システムによれば、端末装置においては、受付手段を通じて、ユーザからの受信希望時刻を指示するための情報が受け付けられ、この起動情報を指示するための情報と、現在時刻提供手段からの現在時刻とが用いられて、検出手段により、受信希望時刻を指示するための情報に応じた受信希望時刻の到来が検出される。検出手段により受信希望時刻の到来が検出されると、コンテンツデータの配信要求が形成され、これが要求送信手段を通じて、配信サーバ装置に送信される。
配信サーバ装置においては、要求受信手段を通じて、端末装置からの配信要求を受信すると、これに応じて、抽出手段が配信情報蓄積手段から配信要求に応じた配信情報を抽出し、これを情報送信手段を通じて要求元の端末装置に配信する。そして、端末装置においては、配信サーバ装置からの配信情報が、情報受信手段を通じて受信されて、これが記憶手段により記憶保持される。
このように、端末装置のそれぞれのユーザは、自分の端末装置の利用状態を考慮し、自分の端末装置にとって配信情報(コンテンツデータ)の配信を受けるのに最も都合のよい時刻や時間帯を受信希望時刻を指示するための情報として登録しておくことにより、その時刻、時間帯に合致する時刻において、自動的に起動され、配信要求を生成して、送信し、目的とする配信情報の配信を受けることができるようにされる。
この発明によれば、端末装置のそれぞれが、都合のいい時間に配信要求を形成して配信サーバ装置に送信することにより、配信情報の配信を受けることができるようにされる。そして、端末装置のそれぞれのユーザの利用態様が様々に異なることにより、配信要求の送信タイミングは、種々の時間帯に分散し、配信要求およびコンテンツデータの配信の輻輳を防止させることが可能である。
以下、図を参照しながら、この発明によるシステム、方法、装置、プログラムの一実施の形態について説明する。以下においては、例えば、インターネットなどの広域通信ネットワーク通じて形成される情報配信システムであって、配信するコンテンツデータとして、種々の楽曲の音楽データを配信する場合を例にして説明する。
[情報配信システムの概要]
図1は、この実施の形態の情報配信システムを説明するための図である。図1に示すこの実施の形態の情報配信システムは、この発明による情報配信システム、情報配信方法が適用されたものである。図1に示すように、この実施の形態の情報配信システムは、エンドユーザ(以下、単にユーザという。)によって使用される配信サービス対応端末機器(以下、単に端末装置という。)1、2、3と、配信サーバ装置4とが、通信ネットワーク5を介して接続されて構成されたものである。
端末装置1、2、3のそれぞれは、この発明による端末装置が適用されたものである。配信サーバ装置4は、この発明による配信サーバ装置が適用されたものである。また、通信ネットワーク5は、例えば、インターネットや公衆電話回線網などのいわゆる広域通信ネットワークである。
この実施の形態において、配信サーバ装置4は、多数の楽曲の音楽データを蓄積しており、通信ネットワーク5を通じて、蓄積している音楽データをユーザの端末装置に配信することができるものである。なお、この実施の形態において、配信サーバ装置4が行う音楽データの配信サービスは、基本的には有料であり、クレジット番号を用いた決済やその他の方法により決済を行うことができるようにしている。
また、配信サーバ装置4は、ユーザが目的とする音楽データの配信を確実に受けることができるようにするために、配信可能な楽曲の一部分を試聴可能にする試聴データ(以下、試聴データという。)を形成し、これを例えば無料で配信することもできるものである。なお、試聴データについては、新たに提供可能となった楽曲の試聴データが適宜追加されると共に、例えば人気がないために配信を中止した楽曲の試聴データは削除するなど、適宜のメンテナンスが行われるようにされている。
なお、この明細書においては、上述のように、配信サーバ装置4が配信可能な配信情報のうち、楽曲1曲分の全編の音楽データを単に音楽データと呼び、試聴用に用いられる楽曲1曲分の音楽データの内の一部分の音楽データを試聴データと呼ぶこととする。
また、この実施の形態の情報配信システムにおいて、端末装置1、2、3のそれぞれは、配信サーバ装置4との間に通信回線を接続し、配信サーバ装置4から目的とする試聴データや音楽データの配信を受けて、これを自機の記憶部に記憶し、これを再生して利用することができるものである。
なお、端末装置1は、この実施の形態の情報配信システムに専用のものであり、配信サーバ装置4との間で通信を行うための通信機能、配信サーバ装置に送信する配信要求などを生成する要求生成機能、配信サーバ装置4から配信された音楽データを蓄積する音楽データ蓄積機能、蓄積した音楽データを再生する音楽データ再生機能を備えたものである。
端末装置2は、持ち運び可能とされたPDA(Personal Digital Assistant)やノート型パーソナルコンピュータなどのいわゆるモバイル機器であって、モバイル機器としての一般的な機能に加えて、端末装置1の場合と同様に、この実施の形態の情報配信システムの端末装置としての機能をも備えたものである。
すなわち、端末装置2は、アドレス帳データやスケジュールデータなどの種々のデータの作成や管理、文書情報の作成や管理などの情報処理機能を備えると共に、配信サーバ装置4から音楽データの配信を受けてこれを利用するため、上述した端末装置1と同様に、通信機能、要求生成機能、音楽データ蓄積機能、音楽データ再生機能を備えたものである。
端末装置3は、例えば、家庭などに据え置かれて利用されるいわゆるデスクトップ型のパーソナルコンピュータであって、パーソナルコンピュータとしての一般的な機能に加え、端末装置1の場合と同様に、この実施の形態の情報配信システムの端末装置としての機能をも備えたものである。
すなわち、端末装置3は、プログラムを作成したり、これを実行したり、また、種々のアプリケーションプログラムを実行することにより、目的とする処理、例えば、文書作成、表計算、会計処理、販売管理処理、在庫管理処理等の種々の処理を行うことができると共に、配信サーバ装置4から音楽データの配信を受けてこれを利用するため、上述した端末装置1と同様に、通信機能、要求生成機能、音楽データ蓄積機能、音楽データ再生機能を備えたものである。
そして、この実施の形態の端末装置1、2、3のそれぞれに対しては、使用しない時間帯を試聴データの受信希望時間帯として登録しておくことにより、その希望時間帯に配信サーバ装置4に対して試聴データの配信を要求して、試聴データの配信を受け、これを蓄積することができるものである。このようにすることにより、端末装置1、2、3のそれぞれのユーザは、配信を受けて蓄積するようにした試聴データを適宜のタイミングで即座に再生して試聴することができるようにしている。
なお、端末装置1、2、3のそれぞれは、全く異なった時間帯を試聴データの受信希望時間帯とすることができる。例えば、端末装置1は、午前1時から午前3時までの深夜の時間帯に使用されることがなく、端末装置2は、午前4時から午前8までの早朝の時間帯に使用されることがなく、また、端末装置3は、ユーザが外出している午前9時から午後5時までの昼間の時間帯に使用されることがないとする。
この場合、端末装置1については、午前1時から午前3時までの深夜の時間帯を受信希望時間帯とし、端末装置2については、午前4時から午前8時までの早朝の時間帯を受信希望時間帯とし、また、端末装置3においては、午前9時から午後5時までの昼間の時間帯を受信希望時間帯とすることができるようにされる。
つまり、端末装置毎に、配信サーバ装置4から試聴データの配信を受けるのに一番適した時間帯を設定し、これを端末装置自身が管理することにより、各端末装置において、自機に最も適した時間帯に試聴データの配信を受けることができるようにしている。また、このようにすることによって、試聴データの配信について、配信サーバ装置4に対して必要以上に負荷をかけることもないようにしている。
なお、図1においては、説明を簡単にするため、端末装置として、端末装置1、2、3の3台を示したが、本来は、多数の端末装置が通信ネットワーク5を通じて配信サーバ装置4にアクセス可能にされている。また、図1においては、配信サーバ装置として、配信サーバ装置4のみを示したが、同様の構成、機能を有する複数の配信サーバ装置を設けることももちろん可能である。
[端末装置の基本的な構成と動作]
次に、この実施の形態の情報配信システムにおいて用いられる端末装置について説明する。この実施の形態においては、図1に示したように、専用端末1、モバイル端末2、パーソナルコンピュータ3など、種々の態様の端末装置を利用することが可能である。
しかし、どのような端末装置の場合であっても、情報配信システムの端末装置として用いる場合に必要となる構成は基本的には同じである。このため、ここでは情報配信システムの専用端末として構成された端末装置1の構成と動作について説明し、端末装置2、3も情報配信システムの端末装置としては同様の構成を有するものとしてその説明については省略する。
図2は、この実施の形態の情報配信システムで用いられる端末装置1を説明するためのブロック図である。図2に示すように、この実施の形態の端末装置1は、制御部100、通信部11、記憶装置部12、音声デコーダ13、D/Aコンバータ14、音声増幅器(アンプ)15、スピーカー16、キーインターフェース(以下、キーI/Fと略称する)17、キー操作部18、LCD(Liquid Crystal Display)コントローラ(図2においてはLCDCTLと記載。)19、LCD20、時計回路21を備えたものである。
制御部100は、この実施の形態の端末装置1の各部を構成するものであり、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)104が、システムバス105を通じて接続されて、マイクロコンピュータの構成とされたものである。
ここで、ROM102は、CPU101において実行する各種のプログラムやプログラムの実行過程等において必要になる各種データを記憶保持しているものである。RAM103は、各種の処理の途中結果を一時記憶するなど、主に作業領域(ワークエリア)として用いられるものである。EEPROM104は、いわゆる不揮発性メモリーであり、この実施の形態の端末装置1の電源が落とされても保持しておくべきデータ、例えば、種々の設定パラメータなどを記憶保持するものである。
そして、通信部11は、図2に示したように、受信部111と、復調部112と、送信部113と、変調部114とを備え、制御部100の制御に応じて、後述もするように、自機宛ての信号の受信処理及び配信サーバ装置4への要求情報などの信号の送信処理を行うものである。
また、キー操作部18は、例えば、数字キー、各種のファンクションキーなどを備え、使用者からの指示入力を受け付けるものである。キー操作部18を通じて受け付けたユーザからの指示入力は、電気信号としてキーI/F17を通じて制御部100に供給される。これにより、制御部100は、ユーザからの指示に応じて、各部を制御することができるようにされる。
また、LCD20は、制御部100により制御されるLCDコントローラ19によって、種々のメニューリスト、情報入力画面表示、注意メッセージ、ガイダンスメッセージなどの表示情報を表示するものである。
そして、キー操作部18を通じてユーザからの例えば音楽データの配信を受ける旨の指示入力を受け付けると、制御部100は、キー操作部18を通じて受け付けたユーザからの指示入力に応じて、音楽データの配信要求を形成し、これを変調部114に供給する。変調部114は、これに供給された音楽データの配信要求を所定の方式で変調して送信信号を形成し、これを送信部113に供給する。送信部113は、これに供給された送信信号を所定のレベルにまで増幅して、これを送出し、通信ネットワーク5を介して配信サーバ装置4に送信するようにする。
このようにして送信された音声データの配信要求は、配信サーバ装置4において受信され、配信サーバ装置4は受信した配信要求に応じて、自己が蓄積する音楽データの中から目的とする音楽データを抽出し、これを要求元の端末装置1に送信することになる。
配信サーバ装置4から送信された端末装置1宛ての音楽データは、端末装置1の受信部111で受信され、ここで増幅されるなどの処理が行われた後に、復調部112に供給される。復調部112は、受信部111からの音楽データを復調処理することにより、変調前の元のデジタル音声信号を得て、これを制御部100を通じて記録装置部12に記録する。
記録装置部12は、比較的に大きな記憶容量を有する記録媒体を備え、この記録媒体に制御部100の制御に応じてデータを記録したり、また、記録媒体に記録されたデータを読み出したりすることができるようにされる。なお、記録装置部12の記録媒体は、例えば、MD(登録商標)あるいはミニディスク(登録商標)などと呼ばれる小型の光磁気ディスクや半導体メモリー、小型化された磁気ディスクなどの種々のものを用いることが可能であるが、この実施の形態においては、例えば、MD(登録商標)が用いられるものである。
そして、キー操作部18を通じて、記録装置部12に記憶保持されている音楽データの再生指示を受け付けると、制御部100は、記録装置部12の記録媒体から目的とする音楽データを読み出し、これをDSP(Digital Signal Processor)の構成とされた音声デコーダ13に供給する。
記録装置部12に記憶保持されている音楽データは所定の音声圧縮方式、例えば、ATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)方式により音声圧縮処理されている。このため、音声デコーダ13は、これに供給された音声データを圧縮解凍して、圧縮処理前の音声データを復元し、これをD/Aコンバータ14に供給する。
D/Aコンバータ14は、これに供給されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、このアナログ音声信号をアンプ15に供給する。アンプ15は、これに供給されたアナログ音声信号を増幅し、増幅後のアナログ音声信号をスピーカー16に供給する。これにより、記録装置部12から読み出されて再生するようにされた音声データに応じた音声がスピーカー16から放音されることになる。
このように、この実施の形態の端末装置1は、ユーザからの指示に応じて、音楽データの配信要求を形成して配信サーバ装置4に送信し、配信サーバ装置4から音楽データの配信を受けて、これを記録装置部12の記録媒体に蓄積することができるようにされる。そして、必要に応じて、記録装置部12の記録媒体に蓄積された音声データを再生して利用することができるものである。
また、上述もしたように、配信サーバ装置4は、自己が配信可能な楽曲について試聴データを有している。そして、端末装置1は、ユーザからの指示に応じた時間に、配信サーバ装置4に対して試聴データの配信要求を生成して送信し、上述した音楽データの配信の場合と同様に試聴データの提供を受けて予め蓄積しておくことにより、端末装置1の空き時間に即座に試聴用音声データを再生して試聴することができるようにしている。
そして、試聴データの受信希望時刻や配信を希望する試聴データの指示などは、キー操作部18を通じて受け付けることができるようにされ、また、受け付けた情報を設定情報としてEEPROM104に記憶保持するようにしている。そして、時計回路21が提供する現在時刻を監視し、設定された受信希望時刻の到来を検出した場合に、上述もしたように、制御部100が試聴データの配信要求を形成して送信することにより、試聴データの配信を端末装置1のユーザの都合にいい時間帯に行うことができるようにしている。
なお、この実施の形態の端末装置1と配信サーバ装置4との間で通信を行う場合には、通常は、端末装置1からの要求により、配信サーバ装置4を呼び出し、配信サーバ装置4からの応答を確認して通信回線を接続した後に行うようにされる。
また、試聴データの指定や、配信を受けようとする音楽データの指定は、例えば、配信サーバ装置4から提供される一覧リストを通じて行うことなどができるようにしている。また、配信を受けようとする試聴データや音楽データは、1度に複数曲分の配信を要求することができるようにされている。
また、上述もしたように、端末装置2、端末装置3など、配信サーバ装置4にアクセスして、試聴データや音楽データの配信を受けることが可能な端末装置は、図2を用いて上述した端末装置1と同様の機能を備えるようにされている。
[配信サーバ装置の基本的な構成と動作]
次に、この実施の形態の情報配信システムにおいて用いられる配信サーバ装置4について説明する。図3は、この実施の形態の情報配信システムで用いられる配信サーバ装置4を説明するためのブロック図である。図3に示すように、この実施の形態の配信サーバ装置4は、制御部400、通信部41、試聴データファイル42、コンテンツファイル43、作業ファイル44、時計回路45を備えたものである。
制御部400は、この実施の形態の配信サーバ装置4の各部を構成するものであり、CPU401、ROM402、RAM403、EEPROM404が、システムバス405を通じて接続されて、マイクロコンピュータの構成とされたものである。ここで、ROM402は、CPU401において実行する各種のプログラムやプログラムの実行過程等において必要になる各種データを記憶保持しているものである。RAM403は、各種の処理の途中結果を一時記憶するなど、主に作業領域(ワークエリア)として用いられるものである。EEPROM404は、いわゆる不揮発性メモリーであり、例えば、種々の設定パラメータなどを記憶保持するものである。
通信部41は、図2に示した端末装置1の通信部11と同様に、受信部と、復調部と、送信部と、変調部とを備え、制御部400の制御に応じて、後述もするように、自機宛ての信号の受信処理及び試聴データや音楽データなどの配信情報の送信処理を行うものである。
試聴データファイル42は、提供可能な多数の試聴データを記憶保持するものである。また、コンテンツファイル43は、配信サーバ装置4が提供するコンテンツである多数の音楽データを記憶保持するものである。また、作業ファイル44は、種々の処理において作業領域として用いられるものである。これら、試聴データファイル42、コンテンツファイル43、作業ファイル44は、例えば、ハードディスク装置により実現するようにしている。また、時計回路45は、主に現在時刻を提供するものである。
そして、例えば、端末装置1などから送信される試聴データの配信要求や音楽データの配信要求は、通信部41により受信、復調され、制御部400に供給される。制御部400は、通信部41から提供された受信信号を解読し、どの端末装置からのどのような要求かを認識する。
制御部400は、認識した要求に応じた試聴データあるいは音楽データを、試聴用データファイル42あるいはコンテンツファイル43から抽出し、この抽出したデータを含む送信情報を形成して、これを通信部41において変調すると共に増幅して送出し、通信ネットワーク5を通じて要求元の端末装置に配信する。
このように、配信サーバ装置4は、各端末装置からの配信要求に応じて、試聴データ、通常の音楽データを要求元の端末装置のみに配信することができるものである。
[受信希望時刻等の設定と試聴データの配信要求データについて]
そして、上述もしたように、この実施の形態の情報配信システムにおいては、配信サーバ装置4は、試聴データを提供することができるものである。この試聴データは、端末装置のユーザ側から見れば、即座に必要なデータではなく、自機が空いている(使用さていない)時間帯にダウンロードしておけば、ダウンロード後においてはいつでも即座に試聴データを再生して試聴し、試聴用でない完全な音楽データをダウンロードするか否かを判断することが可能となる。
そこで、上述もしたように、この実施の形態の情報配信システムにおいて、端末装置1、2、3、…のそれぞれにおいては、ユーザが端末装置を使用しない時間帯を、配信サーバ装置4から試聴データの受信希望時間帯として設定しておく。そして、各端末装置1、2、3、…のそれぞれにおいて、設定された時間帯に試聴データの配信要求を形成して配信サーバ装置4に送信し、配信サーバ装置4から試聴データの配信を予め受けておくことにより、例えば、ユーザが暇な時間帯において、ダウンロード済みの試聴データを即座に再生して利用することができるようにしている。
この場合、受信希望時間帯の設定は、各端末装置において行われる。すなわち、受信希望時間帯の設定は、各端末装置の閉じた環境において、その端末装置に対して設定される。すなわち、ある端末装置においては、早朝の時間帯を受信希望時間帯とし、ある端末においては、日中の時間帯を受信希望時間帯とし、また、別の端末装置においては深夜の時間帯を受信希望時間帯とするように、各端末装置のそれぞれにおいて、その端末装置の利用態様に応じた空き時間帯を受信希望時間帯として設定することができるようにしている。
また、例えば、深夜の時間帯に端末装置が使用されていることは少ないであろうとの予測のもとに、配信サーバ装置4が、音楽データの配信を受けるために例えば契約関係があり、予め配信サーバ装置4に登録された端末装置のそれぞれに一斉に試聴データを配信するようにしたり、あるいは、各端末装置が配信サーバ装置4に対して、受信希望時間帯を予め設定しておき、配信サーバ装置4の制御により、試聴データを配信したりするといった場合と異なり、配信サーバ装置4に負荷をかけることもなく、しかも、確実に各端末装置が自機の空き時間において、試聴データの配信を受けることができるようにしている。
このような、この実施の形態の情報配信システムにおける試聴データの受配信処理について、その基本的な例を上述した端末装置1を用いる場合を例にして詳細に説明する。
図4は、この実施の形態の情報配信システムの端末装置である端末装置1において、LCD20に表示されて用いられる試聴データ配信予約設定入力画面20Gを説明するための図である。試聴データの配信を端末装置1の空き時間に行うため、キー操作部18を操作し、試聴データ(試聴用データ)の配信予定の設定入力を行うようにすると、端末装置1のLCD20には、図4に示す試聴データ配信予定設定入力画面20Gが表示される。
図4に示すように、試聴データ配信予定設定入力画面20G内には、受信希望開始時刻欄201S、受信希望終了時刻欄201Eが設けられるとともに、これら受信希望開始時刻欄201S、受信希望終了時刻欄201Eの右端部には、受信希望開始時刻や受信希望終了時刻を例えば分単位で調整できるようにするための調整アイコンPD1、PD2が設けられている。
ここで、受信希望開始時刻から受信希望終了時刻までの時間帯として設定するようにされる受信希望時刻についての情報は、当該端末装置が使用されていない状態にあり、試聴データの配信を受けるために起動可能とされた受信希望時刻を指示するための情報である。図4に示す例は、午前1時から午前4時までの3時間の時間帯が指示するようにされた場合を示しているが、これに限るものではなく、種々の時間帯を指示するようにすることが可能である。
すなわち、受信希望時刻を指示するための情報は、例えば、午前0時から午前1時までの1時間、あるいは、午後2時から午後2時半までの30分間のように、適宜の時間帯を指示するように設定することも可能であるし、あるいは、午前7時から午前7時(つまり、午前7時に特定した場合)のように、特定の時刻を指示することもできるようにされる。このように受信希望時刻を指示するための情報は、時間帯2よる指示と時刻による指示とが可能なようにしている。
なお、受信希望時刻についての情報を時間帯として指定したときには、その時間帯になったときに、試聴データの配信要求を形成して送信するが、例えば、通信回線が不通になるなど何らかの原因によって、配信サーバ装置4との間で通信ができなかった場合などにおいて、正常な通信ができるまで、繰り返し配信要求を送信することができるようにされる。
これに対して、受信希望時刻についての情報を時刻として指定したときには、その時刻に、試聴データの配信要求を形成して送信するが、通信回線が不通になるなど何らかの原因によって、配信サーバ装置4との間で通信ができなかった場合などにおいては、繰り返し配信要求を送信するなどの処理は行わないようにされる。
しかし、受信希望時刻についての情報を時間帯として指定しておくことにより、配信サーバ装置4からの試聴データの配信時間をも考慮して、再要求を行うことができるため、以下に説明する実施の形態において、受信希望時刻についての情報は時間帯として指定するものとして説明する。
また、試聴データ配信予定設定入力画面20Gには、試聴データ情報として、提供を要求する試聴データについての情報の幾つかの入力欄が設けられている。つまり、図4に示した例の場合には、いつ配信可能となった試聴用データかを指示するための、開始登録日欄202S、終了登録日欄202Eが設けられている。
これら、開始登録日欄202S、終了登録日欄202Eに入力される情報により、いつからいつまでに配信サーバ装置4に登録されて配信可能となった試聴データの配信を要求するかを配信サーバ装置に通知することができるようにされる。図4に示す例の場合には、終了登録日は入力可能な最大値である9999年99月99日となっており、2003年6月20日以降に配信可能になった試聴データを配信の対象とするように指示している。この登録日を示す情報は、上述もしたように、配信が希望された試聴データ(配信が要求された試聴データ)を、配信サーバ装置4において特定するための情報(絞り込むための情報)として用いることができるものである。
また、図4において、ジャンルの入力欄203は、配信を要求する試聴データのジャンルを指定するための情報の入力欄であり、ポップス(日本)、ポップス(海外)、ジャズ、クラッシック、フォークソング、演歌などの配信を希望する試聴データのジャンルを特定する情報である。この情報もまた、配信が希望された試聴データを、配信サーバ装置4において特定するための情報(絞り込むための情報)として用いることができるものである。また、ジャンルの入力欄203の右端部にジャンルを順次に変更させて所定の表示素子に表示するようにするための変更アイコンPD3が設けられている。
また、図4に示したように、アーティスト名の入力欄204が設けられている。このアーティスト名の入力欄204には、目的とする音楽データの相手先の名前などが表示されることになる。このアーティスト名の入力欄204に入力される情報もまた、配信が希望された試聴データを、配信サーバ装置4において特定するための情報(絞り込むための情報)として用いることができるものである。
そして、これら登録日情報、ジャンル情報、アーティスト名情報が一致する試聴データが配信サーバ装置4において全試聴データの中から抽出され、配信されることになる。したがって、端末装置1のユーザは、複数の試聴データの配信要求を行うことができるようにされる。
そして、図4に示した試聴データ配信予定設定入力画面20Gの各入力欄に必要な情報を入力し終え、図4に示した設定アイコン205を選択するように操作することによって、図4に示した試聴データ配信予定設定入力画面20Gを通じて入力された情報が、試聴データ配信予定設定情報として、例えばEEPROM104に設定される。
このようにして、試聴データ配信予定設定情報が端末装置1のメモリーに設定されると、制御部100は、時計回路21が示す現在時刻を監視し、設定された受信希望時間帯が到来したことを検出したときには、試聴データの配信要求を形成し、これを配信サーバ装置4に送信することになる
図5は、試聴データの配信要求の一例を説明するための図である。図5に示すように、この例の試聴データの配信要求は、端末識別ID601と、要求種別602と、受信希望開始時刻603Sと、受信希望終了時刻603Eと、開始登録部604Sと、終了登録日604Eと、ジャンル605と、アーティスト名606からなっている。
端末識別ID601は、当該配信要求の送信元、すなわち要求元を特定するための情報であって、各端末装置毎に固有の情報である。例えば、配信サーバ装置4を運営する事業者との間で契約を締結し、配信サーバ装置4から音楽データの配信を受けることが可能とされたユーザに割り当てられた会員番号や、端末装置に割り当てられた電話番号、あるいは、製造シリアル番号等である。この端末識別IDとして用いられる情報は、各端末装置の例えばROMやEEPROMなどに記録保持されている。
要求種別602は、図5に示したように形成される当該要求が何を要求するものであるかを示す情報であり、この例の場合には、当該要求が、試聴データの配信要求であることを示す情報となる。なお、このように、要求種別を設けたのは、試聴データだけなく、有料で提供する通常のコンテンツ情報である音声データについても、予定した時刻に自動配信してもらうように要求することもできるようにするためである。
要求種別602より後の情報、すなわち、受信希望開始時刻603S以降の各情報は、図4に示した試聴データ配信予定設定入力画面20Gを通じて入力された情報であり、そのそれぞれの情報の意味内容は、図4を用いて上述した通りである。
この図5に示した端末装置からの要求情報を受信する配信サーバ装置4においては、どの端末装置から、試聴データの提供要求が送信され、要求される試聴データは、いつ登録になった、どのようなジャンルの、どのアーティストのものであるかを把握することができるようにされる。
そして、配信サーバ装置4においては、要求された試聴データを試聴データファイル42から抽出し、これを要求元の端末装置に配信する。この場合、配信サーバ装置4においても、現在時刻が、端末装置において設定するようにされた受信希望時間帯に属しているか否かのチェックを行うようにすることもできる。
なお、ここでは、端末装置1を用いた場合を例にして説明したが、他の端末装置、例えば、端末装置2、端末装置3を用いた場合にいても、ほぼ同様に行われることになる。この場合、例えば、試聴データ配信予定設定入力画面は、各端末装置に応じたものとすることができる。すなわち、各端末装置の持つ表示素子の表示画面の大きさなどに基づいて、種々の入力画面を形成し、これを用いることが可能である。
[情報配信システムの動作について(第1の例)]
次に、上述したように構成される端末装置1、2、3…と配信サーバ装置4とにより構成されるこの実施の形態の情報配信システムの動作について説明する。なお、以下においても、ユーザにより端末装置1が用いられた場合を例にして説明する。しかし、他の端末装置、例えば、端末装置2、端末装置3などが用いられた場合においても、同様に動作することになる。
図6は、この実施の形態の情報配信システムの動作の第1の例を説明するためのシーケンス図であり、説明を簡単にするため、ユーザの端末装置1に対する操作についても含めて示したものである。
上述もしたように、端末装置1のユーザが、試聴データの配信予定の設定を行おうとする場合には、キー操作部18に対して所定の操作入力を行うことにより、図4に示した試聴データ配信予定設定入力画面20GをLCD20に表示するようにし、キー操作部18を通じて、受信希望時刻等の入力を行う(ステップS1)。
これを端末装置1は受け付けて、受け付けた設定情報を例えばEEPROM104に設定する(ステップS2)。端末装置1の制御部100は、時計回路21の現在時刻の監視を開始し、EEPROM104に設定された受信希望時刻が到来するまで待ち状態となる(ステップS3)。そして、受信希望時刻の到来を検出すると、端末装置1は、ステップS2で受け付けた設定情報に基づいて、例えば、図5に示したデータ構造を有する配信要求を生成し、これを配信サーバ装置4に送信する(ステップS4)。
配信サーバ装置4は、端末装置1からの配信要求を受信し(ステップS5)、配信を要求された試聴データを試聴データファイル42から抽出し(ステップS6)、この抽出した試聴データを要求元の端末装置1に送信する(ステップS7)。
端末装置1は、配信サーバ装置4から送信されてきた試聴データを受信し(ステップS8)、これを記録装置部12の記録媒体に記録、蓄積し(ステップS9)、いつでも利用可能な状態を整える。このステップS1からステップS9までの動作が、配信要求と配信データの受配信動作である。
そして、ステップS1からステップS9までの受配信動作終了後において、記録装置部12に記憶蓄積された試聴データを利用しようとする場合には、ユーザは、キー操作部18を通じて、ダウンロード済みの試聴データの一覧表の表示指示入力を入力するようにする(ステップS10)。
端末装置1は、ユーザからの試聴データの一覧表の表示指示入力を受け付け(ステップS11)、受け付けた指示入力に応じて、記録装置部12に蓄積された試聴データに基づいて、試聴データの一覧表を作成する(ステップS12)。この作成した試聴データの一覧表をLCD20に表示することにより、ユーザに提供する(ステップS13)。
ユーザは、端末装置1のLCD20に表示された試聴データの一覧表の中から、試聴を希望する試聴データを選択して、その試聴データの再生の指示入力をキー操作部18を通じて入力する(ステップS14)。この指示入力を端末装置1が受け付け(ステップS15)、端末装置1は、指示された試聴データを記録装置部12から読み出して、これを音声デコーダ13に供給して、その試聴データの再生処理を行う(ステップS16)。
これにより、端末装置1のスピーカー16から選択した試聴データに応じた音声が放音されて、端末装置1のユーザが目的とする楽曲の一部分の試聴を行うことができるようにされる(ステップS17)。
次に、図6に示したように動作するこの実施の形態の端末装置1とサーバ装置4とのそれぞれにおいて行われる処理について、図7のフローチャートを参照しながら説明する。なお、図7に示すフローチャートと図6に示したシーケンス図において、対応する処理部分には、同じ参照符号を付すことによって対応付けが明確となるようにしている。また、図7において、図7Aが端末装置1において実行される処理であり、図7Bが配信サーバ装置4において実行される処理である。
図7Aに示すように、端末装置1の制御部100は、図4に示した入力画面20GをLCD20に表示し、キー操作部18を通じてユーザからの受信希望時刻等の必要な情報の入力を受け付けて、これを例えばEEPROM104に設定する(ステップS2)。そして、端末装置1の制御部100は、時計回路21からの現在時刻が受信希望時刻になるまで待ち状態となり(ステップS3)、受信希望時刻が到来したことを検出すると、ステップS2において受け付けてEEPROM104に設定した情報に基づいて、図5に示したデータ構造を有する試聴データの配信要求を形成し、これを配信サーバ装置4に送信する(ステップS4)。
なお、試聴データの配信要求の配信サーバ装置4への送信に先立って、端末装置1の制御部100は、配信サーバ装置4にアクセスするようにして、端末装置1と配信サーバ装置4との間で通信回線を接続するようにしている。
そして、図7Bに示すように、配信サーバ装置4の制御部400は、通信回線を接続した端末装置1からのデータ配信要求の受信待ちとなり(ステップS5)、データ配信要求を受信したときには、受信したデータ配信要求に応じて、要求された試聴データ(配信データ)を試聴データファイル42から抽出し(ステップS6)、この抽出した試聴データを要求元の端末装置1に配信する(ステップS7)。
端末装置1は、配信サーバ装置から送信されてくる配信データである試聴データを受信して、これを記録装置部12の記録媒体に記録し蓄積する(ステップS8、ステップS9)。
なお、配信サーバ装置4においてステップS7の抽出した試聴データの送信処理は、この例の場合、抽出した試聴データの送信(配信)が全て完了するまで続行される。同様に、ステップSS8、ステップS9の試聴データの受信、蓄積処理は、配信サーバ装置1からの試聴データの送信が終了するまで続行される。
このようにすることによって、上述もしたように、端末装置1、2、3、…のそれぞれにおいては、ユーザが端末装置を使用しない時間帯を、配信サーバ装置4から試聴データの受信希望時間帯として設定しておき、設定された時間帯に試聴データの配信要求を形成して配信サーバ装置4に送信し、配信サーバ装置4から試聴データの配信を予め受けておくことにより、ダウンロード済みの試聴データをいつでも即座に再生して利用することができるようにされる。
この場合、受信希望時間帯の設定は、各端末装置のそれぞれにおいて、その端末装置の利用態様に応じた空き時間帯を受信希望時間帯として設定することができるので、配信サーバ装置4が、例えば、深夜の通信状況の比較的によい時間帯に多数の端末装置に対して一斉に配信処理を行うようにするのとは異なり、いずれの端末装置においても、自機が使用されていない時間帯にいて、確実に試聴データを取得し、蓄積することができる。このため、配信サーバ装置4に負荷をかけることもなく、しかも、各端末装置は確実にその空き時間において、試聴データの配信を受けることができるようにされる。
また、図7Aに示したステップを有するプログラムを形成し、これをモバイル端末やパーソナルコンピュータに搭載することにより、それらの機器をこの実施の形態の配信サービス対応端末機器とすることが可能である。また、図7Bに示したステップを有するプログラムを形成し、種々のサーバ装置に搭載することにより、この実施の形態の配信サーバ装置とすることができる。
ところで、図6、図7を用いて上述した情報配信システムにおける試聴データの受配信処理の第1の例は、最も基本的な例である。この第1の例にさらに改良を加えることによって、端末装置のユーザの利便性を向上させたり、データの送受の確実性を向上させたりするなどのことが可能となる。以下においては、情報配信システムにおける試聴データの受配信処理のいくつかの他の例について説明する。
なお、以下の説明においては、情報配信システムの構成、端末装置1、2、3の構成、配信サーバ装置4の構成、通信ネットワーク5の態様、および、入力画面の構成や配信要求のデータ構造などは、図1から図5を用いて説明した通りであるものとして説明する。また、説明を簡単にするため、シーケンス図やフローチャートにおいて、図6、図7に示した場合と同様に行われる動作や処理の場合には、同じ参照番号を付し、その部分の詳細な説明は省略するか簡略化することとする。
[情報配信システムの動作について(第2の例)]
端末装置1と配信サーバ装置4との間に接続される通信回線の通信状態は、常に良好であるとは限らない。例えば、通信ネットワーク5が混雑した状態にあれば、端末装置1と配信サーバ装置4との間の通信状態も悪くなり、データの転送速度が低下して、大量の試聴データの配信を要求した場合などにおいては、ダウンロードに時間がかかってしまうなどの不都合を生じる場合もあると考えられる。
そこで、この第2の例の場合には、端末装置1が配信サーバ装置4との間の通信状態を確認し、通信状態が悪くない場合に、配信要求を送信して、試聴データの配信を受けるようにするものである。
図8は、この実施の形態の情報配信システムの動作の第2の例を説明するためのシーケンス図である。図8に示すように、ユーザから配信データの受信希望時刻等の設定入力から受信希望時刻の到来を検出するまでの処理、すなわち、ステップS1〜ステップS3までの処理は、図6に示した第1の例のステップS1〜ステップS3までの処理と同様に行われる。
そして、端末装置1において、受信希望時刻の到来を検出した場合には、端末装置1は、配信サーバ装置4との間に通信回線を接続し、例えば、テストデータを送信して、配信サーバ装置4からの返信データを受信するようにし、その送受の時間を計測することにより、接続するようにした通信回線の通信状態を確認する(ステップS21)。この確認処理により、応答のレスポンスが良好でない場合においては、接続するようにした通信回線の通信状態をさらに確認動作を繰り返す。
このような通信状態の確認処理は、応答のレスポンスが良好であると確認され、音楽データの送受信に必要以上に時間がかかることがなくなるまで、ステップS2で受け付けた受信開始希望予定時刻から受信終了希望予定時刻までの時間範囲内において、繰り返し行うようにする。図8において、端末装置1と配信サーバ装置間の点線矢印は、この通信状態の確認処理が繰り返し行われる可能性のあることを示している。
そして、端末装置1において、配信サーバ装置4との間で接続するようにした通信回線の通信状態が良好であり、データの送受信に必要以上に時間がかからないことが確認できた場合に、端末装置1は、ステップS2で受け付けた設定情報に基づいて、例えば、図5に示したデータ構造を有する配信要求を生成し、これを配信サーバ装置4に送信する。すなわち、ステップS4の処理を行う。
そして、配信サーバ装置4は、ステップS5からステップ7を処理を行うことになる。すなわち、端末装置1からの配信要求を受信し、配信を要求された試聴データを試聴データファイル42から抽出し、この抽出した試聴データを要求元の端末装置1に送信する。端末装置1は、ステップS8、ステップS9に示すように、配信サーバ装置4から送信されてきた試聴データを受信し、これを記録装置部12の記録媒体に記録、蓄積して、いつでも利用可能な状態を整える。
この図8を用いて説明した第2の例の情報配信システムの動作の場合には、ステップS21における端末装置1からの通信状態の検出および確認処理が設けられている点を除けば、図6に示した第1の例と同様に行われる処理である。そして、この図8に示した情報配信システムの動作の第2の例の場合には、配信サーバ装置4における処理は、図7Bに示した処理と変わらないが、端末装置1における処理として通信状態を確認する処理が設けられることになる。
図9は、この第2の例の場合の端末装置1の処理を説明するためのフローチャートである。この図9と第1の例の図7Aとを比較すると分かるように、図9に示す第2の例の場合には、ステップS3とステップS4との間に、ステップS21の通信状態の検出処理および確認処理が設けられている点を除けば、図7Aに示した第1の例の端末装置1の処理と同様に行われる。
このように、端末装置と配信サーバ装置4との間の通信回線の通信状態を検知し、良好に通信ができないときには、時間をかけてまであえて試聴データのダウンロードを行うことをせずに、試聴データのダウンロードを通信回線の通信状態が良好になった場合に行うようにすることができる。
なお、通信回線を接続した状態で、通信状態の検出、確認を繰り返し行うようにすることも可能である。しかし、このようにした場合には、通信コストがかさむことになる。そこで、通信状態の検出および確認において、すなわちステップS21の処理において、通信状態が良好でないと確認された場合には、接続した通信回線を解放し、所定時間経過後において、再度、端末装置1から配信サーバ装置4に通信回線を接続するようにし、通信状態の検出、確認を行うようにすることにより、通信コストを無駄にかけることもない。
また、通信状態の検出および確認は、上述もしたように、例えば所定のテストデータを送信して相手先からその応答を受けるようにし、テストデータの送信から応答の受信まで2かかる時間を検出することにより、その検出した時間に応じて通信状態を確認することが可能である。また、通信ネットワーク5がインターネットである場合、いわゆるpingと呼ばれるIPの上位プロトコルの一種であるICMP(Internet Control Message Protocol)を用いて、相手先ホストに対して返答要求を送出するプログラムを用いて、通信状態を検出し確認するようにしてもよい。
なお、この第2の例の場合には、通信状態が良好になるまで、試聴データの配信要求を送信しないようにしたが、これに限るものではない。通信状態に応じて、要求する試聴データ量を調整するようにしてもよい。例えば、配信を要求する試聴データの登録日が1日〜10日の10日間であった場合に、通信状況があまりよくなかったときには、例えば、登録日が1日〜2日までの2日分の試聴データの配信を要求し、要求した試聴データの受信完了後に、通信状態に応じて、残りの試聴データの内の所定登録機関分の配信を要求するようにすることも可能である。
同様に、例えば、配信可能な試聴データの一覧リストから、30曲分の試聴データの配信を要求する場合に、通信状態が良好でない場合には、まず、10曲分の試聴データの提供を要求し、その10曲分の試聴データの受信後において、通信状態を確認し、その通信状態に応じて、残りの試聴データの内の所定曲数分の配信を要求するようにしてもよい。
そして、これらの場合には、配信要求をして配信を受けた試聴データと、未配信要求の試聴データとを区別できるように、端末装置において管理しておく必要が生じる。このため、各端末装置において、試聴データ配信予定入力情報の登録日などを変更したりするなど、次に要求すべき試聴データを明確に把握しておくようにすればよい。
なお、図9に示したステップを有するプログラムを形成し、これをモバイル端末やパーソナルコンピュータに搭載することにより、それらの機器をこの実施の形態の配信サービス対応端末機器とすることが可能である。
[情報配信システムの動作について(第3の例)]
図8、図9を用いて説明した情報配信システムの動作の第2の例の場合には、端末装置1側から配信サーバ装置4との間の通信状態を確認するようにしたが、これに限るものではない。以下に説明する第3の例は、試聴データの配信要求を受け付けた配信サーバ装置4から要求元の端末装置1との間の通信状態を検出、確認し、通信状態が悪い場合には、リトライ処理の開始時刻を配信サーバ装置4が、要求元の端末装置1に対して行うようにするものである。
図10は、この実施の形態の情報配信システムの動作の第3の例を説明するためのシーケンス図である。図10に示すように、ユーザから配信データの受信希望時刻等の設定入力から受信希望時刻の到来を検出し、配信要求を生成して送出し、これを配信サーバ装置4が受信して取り込むまでの処理、すなわち、ステップS1〜ステップS5までの処理は、図6に示した第1の例のステップS1〜ステップS5までの処理と同様に行われることになる。
そして、この第3の例の場合には、図10に示すように、配信要求を配信サーバ装置4が受信すると、要求元の端末装置1に対してテスト信号を送信し、その応答を受信するようにして、その送受の時間を計測することにより、要求元の端末装置との間の通信状態を検出し(ステップS31)、通信状態は良好か否かを確認する(ステップS32)。
ステップS32の確認処理において、通信状態は良好であることが確認された場合には、図6を用いて説明した第1の実施の形態の場合と同様に、配信サーバ装置4は、端末装置1からの配信要求に応じて、要求された試聴データを試聴データファイル42から抽出し(ステップS6)、これを要求元の端末装置1に配信する(ステップS7)。
端末装置1においては、図6を用いて説明した第1の実施の形態の場合と同様に、配信サーバ装置4からの配信データを受信して(ステップS8)、これを記録装置12の記録媒体に記録して蓄積するようにする(ステップS9)。
一方、ステップS32の確認処理において、通信状態は良好でないことが確認された場合には、要求元の端末装置1の受信希望時間帯に基づいて、要求元の端末装置1に対して提供するようにする再要求時刻を設定するようにし(ステップS33)、これを時刻設定要求として、配信要求元の端末装置1に送信する(ステップS34)。
端末装置1においては、配信サーバ装置4からの時刻設定要求を受信し(ステップS35)、これを次に試聴データの配信要求を送出する時刻(再要求時刻)として自己のEEPROM104に設定する(ステップS36)。この後、端末装置1は、ステップS36で設定した再要求時刻になるまで待ち状態となり(ステップS37)、再要求時刻が到来したときには、ステップS4からの処理、すなわち、試聴データの配信要求を生成して配信サーバ装置4に対して送信する処理から繰り返すようにする。
このように、この図10を用いて説明した第3の例の情報配信システムの動作の場合には、図6に示した基本的な処理に加えて、ステップS31における配信サーバ装置からの通信状態の検出処理、ステップS32における配信サーバ装置における通信状態の確認処理、そして、ステップS32の確認処理において通信状態が良好でないことが確認された場合に行われるステップS33における再要求時刻設定処理、ステップS34における時刻設定要求送信処理、さらに、端末装置において行われる処理であって、ステップS35における時刻設定要求の受信処理およびステップS36における再要求時刻の設定処理が設けられたものである。
図11は、この第3の例の場合の端末装置1の処理を説明するためのフローチャートである。この図11と第1の例の図7Aとを比較すると分かるように、ステップS38以降の処理が第1の例の端末装置1の動作とは異なっている。
すなわち、図11に示すように、図7Aに示した第1の例の場合と同様に、受信希望時刻等の設定入力を受け付け(ステップS2)、受信希望時刻が到来するまで待ち状態となり(ステップS3)、受信希望時刻が到来したときには、試聴データの配信要求を生成して送信する(ステップS4)。
この後、配信サーバ装置4から自機宛てに送信されて来る情報を受信し(ステップS38)、受信した情報が配信データである試聴データか否かを判断する(ステップS39)。ステップS39の判断処理において、受信した情報が試聴データであると判断したときには、端末装置1の制御部100は、送信されてくる試聴データを順次に受信して(ステップS8)、記録装置部12の記録媒体に記録蓄積することになる(ステップS9)。このステップS8、ステップS9の処理は、配信サーバ装置4からの試聴データの送信が終了するまで、繰り返し行われる。
一方、ステップS39の判断処理において、受信した情報が試聴データではないと判断したときには、端末装置1の制御部100は、受信した配信サーバ装置4からの情報は、時刻設定要求であると判断し、受信した時刻設定要求を取り込んで、試聴データの提供を要求するための再要求時刻として設定し(ステップS36)、設定した再要求時刻が到来するまで待ち状態となる(ステップS37)。そして、ステップS37の判断処理において、再要求時刻が到来したと判断したときには、ステップS4からの処理を繰り返す。すなわち、再度、試聴データの配信要求を生成して送信し、試聴データの配信を待つ。
図12は、この第3の例の場合の配信サーバ装置4の処理を説明するためのフローチャートである。この第3の例の場合の配信サーバ装置4においては、図7Bに示した配信サーバ装置の処理と同様に、端末装置1から配信要求が送信されてくるのを持ち(ステップS5)、配信要求を受信したときには、端末装置1に対して、例えば、テストデータを送信し、その応答を受信するまでの時間を計測するなどして、端末装置1との間の通信状態を検出するようにする(ステップS31)。
そして、ステップS31において検出した通信状態に基づいて、端末装置1との間の通信状態は良好であるか否かを確認し(ステップS32)、良好であると判断したときには、端末装置1からの要求に応じて配信すべき試聴データを抽出し(ステップS6)、抽出した試聴データを要求元の端末装置に対して配信してこの図12に示す処理を終了する。このステップS6、ステップS7の処理は、第1の例の配信サーバ装置2おいて行われる処理と同様である。
一方、ステップS32の確認処理において、試聴データの要求元である端末装置1との間の通信状態が良好ではないと判断したときには、配信サーバ装置4の制御部400は、端末装置1に対して提供する再要求時刻を設定する(ステップS33)。この再要求時刻を試聴データの配信要求を再度生成して送信すべき時刻として設定する旨の要求(時刻設定要求)を生成して送信し、端末装置1との間の通信回線を解放して(ステップS34)、この図12に示す処理を終了する。
なお、再要求時刻の設定に際しては、配信サーバ装置4は、過去の通信状態の履歴などに基づいて、要求元の端末装置1の配信希望時間帯の範囲において、通信状態がよい時間を再要求時刻として設定するようにしたり、あるいは、5分後、10分後というように、予め決められた時間の経過後を再要求時刻として設定するようにしたりするなどのことができる。
このように、配信サーバ装置4が主体となって通信状態の検出、確認を行うようにした場合には、通信状態が悪い場合に、再要求時刻を設定し、その再要求時刻になるまで、要求元の端末装置との間の通信回線を解放しておくようにすることができ、通信コストの低減を図ることが可能となる。
なお、第3の例の場合に、通信状態に応じて、端末装置から要求した試聴データの内の一部の試聴データについて配信サーバ装置4から配信するようにしてもよい。例えば、通信状態に応じて、端末装置からは50曲分の試聴データの配信が要求されている場合であっても、通信状態に応じて、例えば、10曲分しか配信しないように制限してもよい。
この場合には、要求元の端末装置において、要求した試聴データの内の配信済みの試聴データ(受信済みの試聴データ)と未配信分の試聴データ(未受信の試聴データ)について明確に把握しておくようにし、再度、未配信分の試聴データ(未受信の試聴データ)について配信を要求するようにすればよい。
この場合の管理は種々考えられるが、要求された試聴データと配信済み分の試聴データとの差分を示す情報を、配信サーバ装置4から要求元の端末装置に送信するようにし、再度の要求のときに、その差分によって示される情報分を要求するようにすればよい。もちろん、端末装置において、要求した試聴データと配信された試聴データとの差分を示す情報を得て管理するようにしてもよい。
また、図11に示したステップを有するプログラムを形成し、これをモバイル端末やパーソナルコンピュータに搭載することにより、それらの機器をこの実施の形態の配信サービス対応端末機器とすることが可能である。また、図12に示したステップを有するプログラムを形成し、種々のサーバ装置に搭載することにより、この実施の形態の配信サーバ装置とすることができる。
[情報配信システムの動作について(第4の例)]
以下に説明する第4の例は、各端末装置からの配信要求に基づいて、試聴データの配信遅延を生じさせないように配信のスケジューリングを行うようにしたものである。なお、この第4の例において、配信サーバ装置4は、説明を簡単にするため、図13に示すように、図4に示した配信サーバ装置4の構成に加えて、スケジューリング処理部46と、スケジューリングファイル47とを備えたものとして説明する。
ここで、スケジューリング処理部46は、制御部400において実行されるソフトウエアによっても実現可能なものである。また、スケジューリングファイル47は、スケジュール情報を記憶保持するものであり、図13に示したように、単独の記録媒体に設けることも可能であるが、例えば、作業ファイル44などの記憶領域の一部分などに構成可能なものである。
すなわち、この第4の例においても、スケジューリング処理部46と、スケジューリングファイル47とを設けたといっても、図3に示した配信サーバ装置4と基本的な構成が異なるものではない。また、言うまでもなく、図13において、スケジューリング処理部46、スケジューリングファイル47以外の各部分は、図3に示した配信サーバ装置4の対応する部分と同様に構成されるものである。
そして、この第4の例の場合、配信サーバ装置4は、端末装置からの試聴データの配信要求を受信すると、まず、スケジューリング処理部46が、スケジューリングファイル47のスケジュール情報を確認して、配信スケジュールに空きがあり、現時点において、試聴データの配信が可能であるか否かを判断し、可能である場合には、即座に、要求に応じた試聴データを抽出して、要求元の端末装置に配信する。
しかし、スケジュールに空きが無いために、現時点においては、試聴データの配信を良好に行うことができないと判断した場合には、スケジューリングファイル47のスケジュール情報と、配信サーバ装置4の配信能力、さらには、要求元の端末装置の受信希望時間帯等を考慮して、良好に試聴データの配信が可能な時間帯を要求元の端末装置に対して割り当てるようにし、その時間帯の開始時刻である配信予定時刻を再要求時刻として設定するように要求元の端末装置に送信する。
端末装置は、配信サーバ装置4から時刻設定要求を受信した場合には、これに応じて再要求時刻を設定し、再要求送信時刻が到来した場合に、再度、試聴データの配信要求を生成して、配信サーバ装置4に送信するようにする。この場合、配信予定時刻は、配信サーバ装置4における各端末装置からの配信要求と、自己の配信能力と、要求元の端末装置の受信希望時間帯等を考慮したスケジューリングに基づくものであり、その配信予定時刻において、確実に要求に応じた試聴データの配信を受けることが可能となる。
図14は、この実施の形態の情報配信システムの動作の第4の例を説明するためのシーケンス図である。図14に示すように、ユーザから配信データの受信希望時刻等の設定入力から受信希望時刻の到来を検出し、配信要求を生成して送出し、これを配信サーバ装置4が受信して取り込むまでの処理、すなわち、ステップS1〜ステップS5までの処理は、図6に示した第1の例のステップS1〜ステップS5までの処理と同様に行われる。
そして、この第4の例の場合には、図14に示すように、配信要求を配信サーバ装置4が受信すると、スケジューリング処理部46が、スケジューリングファイル47のスケジュール情報に基づいて、スケジュールに空きがあり、即座に試聴データの配信が可能であるか否かを確認する(ステップS51)。
ステップS51のスケジュールの空き確認処理において、スケジュールに空きがあり即差に試聴データの配信が可能であることが確認されたときには、スケジューリング処理部46はこれを制御部400に通知する。そして、配信サーバ装置4の制御部400は、図6を用いて説明した第1の実施の形態の場合と同様に、端末装置1からの配信要求に応じて、要求された試聴データを試聴データファイル42から抽出し(ステップS6)、これを要求元の端末装置1に配信する(ステップS7)。
端末装置1においては、図6を用いて説明した第1の実施の形態の場合と同様に、配信サーバ装置4からの配信データを受信して(ステップS8)、これを記録装置12の記録媒体に記録して蓄積するようにする(ステップS9)。
一方、ステップS52のスケジュールの空き確認処理において、スケジュールに空きは無く即座に試聴データを配信することはできないことが確認されたときには、スケジューリング処理部46は、スケジューリングファイル47のスケジュール情報と、自己の配信能力と、要求元の端末装置1の受信希望時間帯とを考慮して、要求元の端末装置1に対して、要求に応じた試聴データを配信するための時間を確保するようにするスケジューリング処理を行い、配信予定時刻を確保する(ステップS52)。
このステップS52におけるスケジューリング処理は、例えば、図16に示すように、自己の配信能力を超えないようにしながら、各端末装置からの配信要求に応じて、配信予定時刻と要求された試聴データの量に応じた配信時間とを設定していくようにするものである。
図16に示した例の場合、端末装置Aに対しては、午前1時(配信予定時刻)から約30分間(配信時間)において、試聴データの配信が予定されており、端末装置Bに対しては、午前1時から約20分間において、試聴データの配信が予定されている。そして。端末装置Cに対しては、午前1時30分から約25分間において、試聴データの配信が予定されており、端末装置Dに対しては、午前1時から約35分間において、試聴データの配信が予定されている。
そして、各時間において、予め決められた台数分以上の端末装置に対しては、試聴データの配信を行うことがないようにスケジューリングが行われることになる。すなわち、この例の場合には、図16に示したようなスケジュール情報に基づいて、スケジュールの空きの確認、および、新たに配信要求を送信してきた端末装置に対する配信予定時刻(配信開始予定時点)と配信時間(配信所要時間)とを設定することになる。
そして、上述のようにして設定するようにした配信予定時刻を再要求時刻として設定するように要求する時刻設定要求を形成し、これを配信要求元の端末装置1に送信する(ステップS53)。
端末装置1においては、配信サーバ装置4からの時刻設定要求を受信し(ステップS54)、これを次に試聴データの配信要求を送出する時刻(再要求時刻)として自己のEEPROM104に設定する(ステップS55)。この後、端末装置1は、ステップS55で設定した再要求時刻になるまで待ち状態となり(ステップS56)、再要求時刻が到来したときには、ステップS4からの処理、すなわち、試聴データの配信要求を生成して配信サーバ装置4に対して送信する処理から繰り返すようにする。
このように、この図14を用いて説明した第4の例の情報配信システムの動作の場合には、図6に示した基本的な処理に加えて、ステップS51におけるスケジュールの空き確認処理、そして、ステップS51のスケジュールの空き確認処理においてスケジュールの空きが無いと確認された場合に行われるステップS52におけるスケジューリング処理、ステップS53におけるスケジューリング処理により設定された配信予定時刻に応じた時刻設定要求送信処理、さらに、端末装置において行われる処理であって、ステップS54における時刻設定要求の受信処理およびステップS55における再要求時刻の設定処理が設けられたものである。
図15は、この第4の例の場合の配信サーバ装置4の処理を説明するためのフローチャートである。この第4の例の場合の配信サーバ装置4においては、図7Bに示した配信サーバ装置の処理と同様に、端末装置1から配信要求が送信されてくるのを持ち(ステップS5)、配信要求を受信したときには、スケジューリング処理部46によりスケジューリングファイル47のスケジュール情報が参照され、スケジュールに空きがあり、即座に試聴データの配信が可能であるか否を確認する(ステップS51)。
そして、ステップS51において、スケジュールに空きがあり、即座に試聴データの配信が可能であると確認された場合には、これが制御部400に通知され、配信サーバ装置4の制御部400は、端末装置1からの要求に応じて配信すべき試聴データを抽出し(ステップS6)、抽出した試聴データを要求元の端末装置に対して配信してこの図15に示す処理を終了する。このステップS6、ステップS7の処理は、第1の例の配信サーバ装置4おいて行われる処理と同様である。
一方、ステップS51の確認処理において、スケジュールに空きはなく、即座に試聴データの配信はできないと確認された場合には、配信サーバ装置4のスケジューリング処理部46は、スケジューリングファイル47のスケジュール情報と、配信サーバ装置4の配信能力、さらには、要求元の端末装置の受信希望時間帯等を考慮して、良好に試聴データの配信が可能な時間帯を要求元の端末装置に対して試聴データの配信を行う時間帯として設定するスケジューリング処理を行う(ステップS52)。具体的には、図16を用いて説明したように、配信予定時刻および配信時間として設定される。
そして、ステップS52において、設定するようにした配信時間帯の開始時刻である配信予定時刻を再要求時刻として、要求元の端末装置1に送信し、端末装置1との間の通信回線を解放して(ステップS53)、この図15に示す処理を終了する。
なお、この第4の例の場合の端末装置1の動作は、図11に示した第3の例の端末装置の場合の処理とほぼ同様のものとなる。
このように、配信サーバ装置4のスケジューリング処理に応じて配信予定時刻を設定し、この配信予定時刻を要求元の端末装置に再要求時刻として設定するようにして、配信サーバ装置4のスケジューリングに応じた配信予定時刻において、目的とする試聴データの配信を受けることができるようにされる。
そして、配信サーバ装置4が、スケジューリングファイル47のスケジュール情報と、配信サーバ装置4の配信能力、さらには、要求元の端末装置の受信希望時間帯等を考慮して、良好に試聴データの配信が可能な時間帯を要求元の端末装置に対して割り当てるようにしているので、配信サーバ装置4の配信能力を超えた台数の端末装置に試聴データの配信を行う配信の輻輳を回避し、各端末装置は、確実かつ良好に目的とする配信データの配信を受けることができるようにされる。
なお、配信要求を送信してくる端末装置が多い場合には、連続した配信時間を確保することができない場合もある。このような場合には、飛び飛びの複数の時間帯を配信時間として設定し、この複数の時間帯の開始時点のそれぞれを配信予定時刻として要求元の端末装置に設定するようにするとともに、この複数の時間帯において配信可能な試聴データのデータ量を配信制限情報として要求元の端末装置に通知するようにする。
具体的には、図17に示すように、飛び飛びに設定される各時間帯の開始時刻を第1配信予定時刻、第2配信予定時刻、…とし、飛び飛びに設定される各時間帯における配信可能な試聴データのデータ量を第1配信制限情報、第2配信制限情報、…とするようにして、これを時刻設定要求として配信要求元の端末装置に送信する。
図17に示す時刻設定要求を受信した端末装置においては、第1配信予定時刻が到来したときには、第1配信制限情報に応じたデータ量の試聴データの配信を要求し、第2配信予定時刻が到来したときには、第2配信制限情報に応じたデータ量の試聴データであって、未要求分の試聴データの配信を要求するようにする。したがって、端末装置においては、既に配信を要求し、受信済みの試聴データとこれから配信を要求する試聴データとを明確に管理しておくようにする。
このようにすることによって、大量の試聴データの配信を要求するようにした場合であっても、端末装置は、確実かつ良好に試聴データの配信を受けることができるようにされる。
なお、図15に示したステップを有するプログラムを形成し、種々のサーバ装置に搭載することにより、この実施の形態の配信サーバ装置とすることができる。
上述のように、試聴データの配信を端末装置の未使用時に受けることができる。このため、配信とリアルタイムに再生して試聴するようにするいわゆるリアルタイム視聴とは異なり、データの転送レートの制限を受けることなく高ビットレートの試聴データを配信するようにすることができる。すなわち、高音質の再生が可能な試聴データの配信を行い、高音質の音声による楽曲の試聴を実現することができる。
また、試聴データを端末未使用時のいわゆる空き時間に蓄積しておくことにより、試聴データの再生を配信処理に左右されることなく即座に行うことができるので、好みの楽曲の選択をユーザの気の向いたときにいつでも行うことができ、しかも、高ビットレートの試聴データのダウンロードが可能であるので、音質のよい音声による楽曲の試聴が可能となり、試聴データに対応する1曲分のコンテンツのダウンロード(楽曲の購入)を促進することができる。すなわち、ユーザに対して訴えかけの強い(訴求力の強い)試聴データの配信が可能となる。
なお、上述の説明からも分かるように、上述した実施の形態の端末装置においては、受付手段はキー操作部18が、現在時刻提供手段は時計回路21が、検出手段および予定時刻検出手段は制御部100が、要求送信手段は主に通信部11が、情報受信手段および予定時刻受信手段は通信部11が、記憶手段は記憶装置部12が、通信状態検出手段は制御部100および通信部11が、制御手段は制御部100が、通信状態検出手段は制御部400および通信部41が、制御手段は制御部400が、管理手段は主に制御部400が、それぞれ実現するようにしている。
また、上述した実施の形態の配信サーバ装置においては、配信情報蓄積手段は試聴データファイル42、コンテンツファイル43が、要求受信手段は通信部41が、抽出手段は制御部400が、情報送信手段および予定時刻送信手段は主に通信部41が、スケジューリング処理手段はスケジューリング処理部46およびスケジューリングファイル47が、それぞれ実現するようにしている。
なお、上述した実施の形態においては、試聴データの配信を受ける場合を例にして説明したが、これに限るものではない。1曲分単位の音楽データの配信を受ける場合にも、同様にして配信を受けるようにすることが可能である。
また、上述した例の場合には、試聴データの配信の要求は、試聴データの登録日、ジャンル、アーティスト名などにより行うものとしてが、これに限るものではない。上述においても若干説明したように、例えば、配信可能な試聴データの一覧リストを配信サーバ装置4から得て、これに基づいて、配信を受けようとする試聴データを指定するようにし、一覧リスト上において各試聴データに割り振られた識別番号等により、配信を要求する試聴データを特定するようにすることも可能である。
また、配信要求の送出に先立って、配信サーバ装置4において、アクセスしてきた端末装置に対する認証処理を行って、認証が取れた場合にのみ、その後の処理、すなわち、信要求の生成、送信などの処理を行うようにすることも可能である。
また、配信サーバ装置4において、要求された試聴データが削除されるなどして存在しない場合には、例えば、「該当データはありません。」などのメッセージを提供するなど、警告を発するようにすることも可能である。
また、配信可能な配信データとしては、音楽データだけでなく、例えば、動画データ、静止画データ、テキストデータ、プログラムデータ、その他の各種のデータを配信する場合にこの発明を適用することができる。
例えば、ドラマや映画などの動画データを配信する場合や、写真集や画集などの静止画データを配信する場合、また、小説や論文などのテキストデータを配信する場合、さらには、各種のアプリケーションプログラムなどのプログラムデータを配信する場合にも、この発明を適用することができる。もちろん、動画データと音声データ、静止画データと音声データというように、種々の複数のデータを配信する場合にもこの発明を適用することができる。
また、映画やドラマなどの一部分、写真集や画集の一部分、小説や論文の一部分、あるいは、お試し版のプログラムなどのいわゆるサンプルデータを配信する場合には、上述した楽曲の試聴データを配信する場合と同様に、端末装置の空き時間に高ビットレートのサンプルデータを配信することができるので、ユーザに対して訴求力の高いサンプルデータを配信することができると共に、ユーザがデータの配信のための待ち時間を無駄に消費することもない。
また、上述の実施の形態においいては、例えば、公衆電話網やインターネットなどのいわゆる広域通信ネットワークを用いて説明したが、これに限るものではない。例えば、家庭内に設けたLAN(Local Area Network)に接続されるパーソナルコンピュータを配信サーバ装置として用い、当該LANに接続され各部屋におかれる専用端末、モバイル端末、パーソナルコンピュータなどを端末装置として、音楽データなどの配信を受けるようにすることもできる。
このようにした場合には、配信サーバ装置において一元管理されている音楽データや画像データ等のコンテンツを必要に応じて各自の端末装置にダウンロードして利用するような場合に便利である。また、目的とする音楽データを就寝中にダウンロードし、設定時間になったら再生していわゆる目覚ましとして用いるようにするなどの種々の利用態様を増やし、ホームネットワークの活用範囲を広げることができる。
この発明による情報配信システムの一実施の形態を説明するための図である。 図1に示した情報配信システムの配信サービス対応端末機器(端末装置)を説明するためのブロック図である。 図1に示した情報配信システムの配信サーバ装置を説明するためのブロック図である。 受信希望時刻等の設定入力画面の一例を説明するための図である。 配信要求の一例を説明するための図である。 図1に示した配信情報システムの動作の第1の例を説明するためのシーケンス図である。 図6に示した動作の第1の例における端末装置1の処理と配信サーバ装置4の処理とを説明するためのフローチャートである。 図1に示した配信情報システムの動作の第2の例を説明するためのシーケンス図である。 図8に示した動作の第2の例における端末装置1の処理を説明するためのフローチャートである。 図1に示した配信情報システムの動作の第3の例を説明するためのシーケンス図である。 図10に示した動作の第3の例における端末装置1の処理を説明するためのフローチャートである。 図10に示した動作の第3の例における配信サーバ装置4の処理を説明するためのフローチャートである。 図1に示した情報配信システムの配信サーバ装置の他の構成例を説明するためのブロック図である。 図1に示した配信情報システムの動作の第4の例を説明するためのシーケンス図である。 図14に示した動作の第4の例における配信サーバ装置4の処理を説明するためのフローチャートである。 図13に示した配信サーバ装置で行われるスケジューリング処理を説明するための図である。 図13に示した配信サーバ装置から端末装置に送信される時刻設定要求を説明するための図である。
符号の説明
1、2、3…端末装置(配信サービス対応端末機器)、4…配信サーバ装置、5…通信ネットワーク、11…通信部、111…受信部、112…復調部、113…送信部、114…変調部、12…記憶装置部、13…音声デコーダ、14…D/Aコンバータ、15…音声増幅器(アンプ)、16…スピーカー、17…キーI/F(キーインターフェース)、18…キー操作部、19…LCDCTL(LCDコントローラ)、20…LCD、21…時計回路21、100…制御部、101…CPU、102…ROM、103…RAM、104…EEPROM、105…システムバス、4…配信サーバ装置、41…通信部、42…試聴データファイル、43…コンテンツファイル、44…作業ファイル、45…時計回路、46…スケジューリング処理部、47…スケジューリングファイル、400…制御部、401…CPU、402…ROM、403…RAM、404…EEPROM、405…システムバス、5…通信ネットワーク、

Claims (25)

  1. 端末装置と配信サーバ装置とが通信ネットワークを通じて接続され、前記端末装置からの要求に応じて、前記配信サーバ装置が要求元の前記端末装置に対して配信情報を配信する情報配信システムであって、
    前記端末装置は、
    受信希望時刻を指示するための情報の入力を受け付ける受付手段と、
    現在時刻を提供する現在時刻提供手段と、
    前記受付手段を通じて受け付けられた前記受信希望時刻を指示するための情報と、前記現在時刻提供手段からの現在時刻とに基づいて、受信希望時刻の到来を検出する検出手段と、
    前記検出手段により受信希望時刻の到来が検出された場合に、配信要求を形成して、これを前記配信サーバ装置に前記通信ネットワークを通じて送信する要求送信手段と、
    前記配信サーバ装置から送信されてくる配信情報を受信する情報受信手段と、
    前記情報受信手段により受信された前記配信情報を記憶保持する記憶手段と
    を備え、
    前記配信サーバ装置は、
    配信可能な情報を蓄積する配信情報蓄積手段と、
    前記端末装置からの前記配信要求を受信する要求受信手段と、
    前記要求受信手段を通じて受信された前記配信要求に応じて、前記配信情報蓄積手段から配信すべき配信情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された前記配信情報を前記通信ネットワークを通じて前記端末装置に送信する情報送信手段と
    を備えることを特徴とする情報配信システム。
  2. 請求項1に記載の情報配信システムであって、
    前記端末装置は、
    前記検出手段により受信希望時刻の到来が検出された場合に、前記通信ネットワークを通じて接続される前記サーバ装置との間の通信状態を検出する通信状態検出手段と、
    前記通信状態検出手段により、通信状態が良好であることが検出された場合に、前記要求送信手段を制御して前記配信要求を送信するように制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする情報配信システム。
  3. 請求項2に記載の情報配信システムであって、
    前記端末装置の前記制御手段は、
    前記通信状態検出手段の検出結果に基づいて、少なくとも配信を要求する配信情報の量を調整することができるものであることを特徴とする情報配信システム。
  4. 請求項1に記載の情報配信システムであって、
    前記配信サーバ装置は、
    前記要求受信手段を通じて前記端末装置からの配信要求が受信された場合に、前記通信ネットワークを通じて接続される前記端末装置との間の通信状態を検出する通信状態検出手段と、
    前記通信状態検出手段により、通信状態が良好であることが検出された場合に、前記抽出手段と、前記情報送信手段を制御して、要求に応じた配信情報を抽出し、これを要求元の前記端末装置に送信するように制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする情報配信システム。
  5. 請求項4に記載の情報配信システムであって、
    前記配信サーバ装置の前記制御手段は、前記通信状態検出手段の検出結果に基づいて、要求元の端末装置に配信する配信情報の量を調整することができるものであり、
    前記端末装置は、
    要求した配信情報と、前記情報受信手段を通じて前記配信サーバ装置から提供を受けた配信情報の差分を管理する管理手段を備え、
    前記端末装置の前記要求送信手段は、前記管理手段により管理されている差分に対応する配信情報の提供要求を形成して送信することができるものであることを特徴とする情報配信システム。
  6. 請求項1に記載の情報配信システムであって、
    前記端末装置は、
    前記サーバ装置からの配信可能予定時刻を受信する予定時刻受信手段と、
    前記予定時刻受信手段を通じて受信された前記配信可能予定時刻と、前記現在時刻提供手段からの現在時刻とに基づいて、配信可能予定時刻の到来を検出する予定時刻検出手段と
    を備え、
    前記端末装置の前記要求送信手段は、前記予定時刻検出手段により配信可能予定時刻の到来が検出された場合に、配信要求を形成して、これを前記配信サーバ装置に前記通信ネットワークを通じて送信することができるものであり、
    前記配信サーバ装置は、
    前記要求受信手段を通じて前記端末装置からの配信要求が受信された場合に、他の端末装置からの配信要求をも考慮した配信スケジュールを作成するスケジューリング処理手段と、
    前記スケジューリング処理手段により作成された配信スケジュールに応じた配信可能予定時刻を要求元の前記端末装置に送信する予定時刻送信手段と
    を備えることを特徴とする情報配信システム。
  7. 端末装置と配信サーバ装置とが通信ネットワークを通じて接続され、前記端末装置からの要求に応じて、前記配信サーバ装置が要求元の前記端末装置に対して配信情報を配信するようにする情報配信システムの前記端末装置であって、
    受信希望時刻を指示するための情報の入力を受け付ける受付手段と、
    現在時刻を提供する現在時刻提供手段と、
    前記受付手段を通じて受け付けられた前記受信希望時刻を指示するための情報と、前記現在時刻提供手段からの現在時刻とに基づいて、受信希望時刻の到来を検出する検出手段と、
    前記検出手段により受信希望時刻の到来が検出された場合に、配信要求を形成して、これを前記配信サーバ装置に前記通信ネットワークを通じて送信する要求送信手段と、
    前記配信サーバ装置から送信されてくる配信情報を受信する情報受信手段と、
    前記情報受信手段を通じて受信された前記配信情報を記憶保持する記憶手段と
    を備えることを特徴とする端末装置。
  8. 請求項7に記載の端末装置であって、
    前記検出手段により受信希望時刻の到来が検出された場合に、前記通信ネットワークを通じて接続される前記サーバ装置との間の通信状態を検出する通信状態検出手段と、
    前記通信状態検出手段により、通信状態が良好であることが検出された場合に、前記要求送信手段を制御して前記配信要求を送信するように制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする端末装置。
  9. 請求項8に記載の端末装置であって、
    前記制御手段は、前記通信状態検出手段の検出結果に基づいて、少なくとも配信を要求する配信情報の量を調整することができるものであることを特徴とする端末装置。
  10. 請求項9に記載の端末装置であって、
    前記配信サーバ装置は、前記通信ネットワークを通じて接続される当該端末装置との間の通信状態に応じて、要求された配信情報の配信量を制限することができるものであり、
    要求した配信情報と、前記情報受信手段を通じて前記配信サーバ装置から提供を受けた配信情報の差分を管理する管理手段を備え、
    前記要求送信手段は、前記管理手段により管理されている差分に対応する配信情報の提供要求を形成して送信することができるものであることを特徴とする端末装置。
  11. 請求項7に記載の端末装置であって、
    前記配信サーバ装置は、他の端末装置からの配信要求に応じた配信スケジュールに基づいて、配信可能予定時刻を要求元の前記端末装置に送信することができるものであり、
    前記配信サーバ装置からの配信可能予定時刻を受信する予定時刻受信手段と、
    前記予定時刻受信手段を通じて受け付けた前記配信可能予定時刻と、前記現在時刻提供手段からの現在時刻とに基づいて、配信可能予定時刻の到来を検出する予定時刻検出手段と
    を備え、
    前記要求送信手段は、前記予定時刻検出手段により配信可能予定時刻の到来が検出された場合に、配信要求を形成して、これを前記配信サーバ装置に前記通信ネットワークを通じて送信することができるものであることを特徴とする端末装置。
  12. 端末装置と配信サーバ装置とが通信ネットワークを通じて接続され、前記端末装置からの要求に応じて、前記配信サーバ装置が要求元の前記端末装置に対して配信情報を配信するようにする情報配信システムの前記配信サーバ装置であって、
    配信可能な情報を蓄積する配信情報蓄積手段と、
    前記端末装置からの配信要求を受信する要求受信手段と、
    前記要求受信手段を通じて前記端末装置からの配信要求が受信された場合に、前記通信ネットワークを通じて接続される前記端末装置との間の通信状態を検出する通信状態検出手段と、
    前記通信状態検出手段により、通信状態が良好であることが検出された場合に、前記要求受信手段を通じて受信した前記配信要求に応じて、前記配信情報蓄積手段から配信すべき配信情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段を通じて抽出した前記配信情報を前記通信ネットワークを通じて前記端末装置に送信するようにする情報送信手段と
    を備えることを特徴とする配信サーバ装置。
  13. 請求項12に記載の配信サーバ装置であって、
    前記制御手段は、前記通信状態検出手段の検出結果に基づいて、要求元の端末装置に配信する配信情報の量を制御する制御手段を備えることを特徴とする情報配信システム。
  14. 請求項12に記載の配信サーバ装置であって、
    前記要求受信手段を通じて前記端末装置からの配信要求が受信された場合に、他の端末装置からの配信要求をも考慮した配信スケジュールを作成するスケジューリング処理手段と、
    前記スケジューリング処理手段により作成された配信スケジュールに応じた配信可能予定時刻を要求元の前記端末装置に送信する予定時刻送信手段と
    を備えることを特徴とする配信サーバ装置。
  15. 端末装置と配信サーバ装置とを通信ネットワークを通じて接続し、前記端末装置からの要求に応じて、前記配信サーバ装置が要求元の前記端末装置に対して配信情報を配信するようにする情報配信方法であって、
    前記端末装置においては、
    受信希望時刻を指示するための情報の入力を受け付ける受付ステップと、
    前記受付手段を通じて受け付けた前記受信希望時刻を指示するための情報と、時計回路からの現在時刻とに基づいて、受信希望時刻の到来を検出するようにする検出ステップと、
    前記検出ステップにおいて、受信希望時刻の到来を検出した場合に、配信要求を形成して、これを前記配信サーバ装置に前記通信ネットワークを通じて送信する要求送信ステップと、
    前記配信サーバ装置から送信されてくる配信情報を受信する情報受信ステップと、
    前記情報受信ステップにおいて受信した前記配信情報を記録媒体に記録する記録ステップと
    を有し、
    前記配信サーバ装置においては、
    配信可能な情報を蓄積する配信情報蓄積手段と、
    前記端末装置からの前記配信要求を受信する要求受信ステップと、
    前記要求受信ステップにおいて受信した前記配信要求に応じて、記録媒体に蓄積されている配信情報から配信すべき情報を抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップにおいて抽出した前記配信情報を前記通信ネットワークを通じて前記端末装置に送信するようにする情報送信ステップと
    を有することを特徴とする情報配信方法。
  16. 請求項15に記載の情報配信方法であって、
    前記端末装置においては、
    前記検出ステップにおいて受信希望時刻の到来を検出した場合に、前記通信ネットワークを通じて接続される前記サーバ装置との間の通信状態を検出する通信状態検出ステップを有し、
    前記通信状態検出ステップにおいて、通信状態が良好であることを検出した場合に、前記要求送信ステップにより、前記配信要求を送信するようにすることを特徴とする情報配信方法。
  17. 請求項16に記載の情報配信方法であって、
    前記端末装置の前記要求送信ステップにおいては、
    前記通信状態検出ステップにおいての検出結果に基づいて、少なくとも配信を要求する配信情報の量を調整することができるようにしていることを特徴とする情報配信方法。
  18. 請求項15に記載の情報配信方法であって、
    前記配信サーバ装置においては、
    前記要求受信ステップにおいて、前記端末装置からの配信要求を受信した場合に、前記通信ネットワークを通じて接続される前記端末装置との間の通信状態を検出する通信状態検出ステップを有し、
    前記通信状態検出ステップにおいて、通信状態が良好であることを検出した場合に、前記抽出ステップと、前記情報送信ステップとを行うようにして、要求に応じた配信情報を抽出し、これを要求元の前記端末装置に送信するようにすることを特徴とする情報配信方法。
  19. 請求項18に記載の情報配信方法であって、
    前記配信サーバ装置の情報送信ステップにおいては、前記通信状態検出ステップにおいての検出結果に基づいて、要求元の端末装置に配信する配信情報の量を調整することができるようにされており、
    前記端末装置においては、
    要求した配信情報と、前記情報受信手段を通じて前記配信サーバ装置から提供を受けた配信情報の差分を求め、これを管理するようにする管理ステップと、
    前記管理ステップにより管理するようにされる差分に対応する配信情報の提供要求を形成して送信する再要求ステップと
    を有することを特徴とする情報配信方法。
  20. 請求項15に記載の情報配信方法であって、
    前記端末装置においては、
    前記サーバ装置からの配信可能予定時刻を受信する予定時刻受信ステップと、
    前記予定時刻受信ステップにおいて受け付けた前記配信可能予定時刻と、時計回路からの現在時刻とに基づいて、配信可能予定時刻の到来を検出する予定時刻検出ステップと、
    前記予定時刻検出ステップにおいて配信可能予定時刻の到来を検出した場合に、配信要求を形成して、これを前記配信サーバ装置に前記通信ネットワークを通じて送信する再要求ステップと
    を有し、
    前記配信サーバ装置においては、
    前記要求受信ステップにおいて前記端末装置からの配信要求を受信した場合に、他の端末装置からの配信要求をも考慮した配信スケジュールを作成するスケジューリング処理ステップと、
    前記スケジューリング処理ステップにおいて作成した配信スケジュールに応じた配信可能予定時刻を要求元の前記端末装置に送信する予定時刻送信ステップと
    を有することを特徴とする情報配信方法。
  21. 端末装置と配信サーバ装置とが通信ネットワークを通じて接続され、前記端末装置からの要求に応じて、前記配信サーバ装置が要求元の前記端末装置に対して配信情報を配信するようにする情報配信システムの前記端末装置に搭載されたコンピュータに、
    受信希望時刻を指示するための情報の入力を受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップにおいて受け付けた前記受信希望時刻を指示するための情報と、時計回路からの現在時刻とに基づいて、受信希望時刻の到来を検出するようにする検出ステップと、
    前記検出ステップにおいて、受信希望時刻の到来を検出した場合に、配信要求を形成して、これを前記配信サーバ装置に前記通信ネットワークを通じて送信する要求送信ステップと、
    前記配信サーバ装置から送信されてくる配信情報を受信する情報受信ステップと、
    前記情報受信ステップにおいて受信した前記配信情報を記録媒体に記録する記録ステップと
    を実行するようにした端末装置用プログラム。
  22. 請求項21に記載の端末装置用プログラムであって、
    前記検出ステップにおいて受信希望時刻の到来を検出した場合に、前記通信ネットワークを通じて接続される前記サーバ装置との間の通信状態を検出する通信状態検出ステップと、
    前記通信状態検出ステップにおいて、通信状態が良好であることを検出した場合に、前記要求送信ステップを実行して前記配信要求を送信するようにすることを特徴とする端末装置用プログラム。
  23. 請求項22に記載の端末装置用プログラムであって、
    前記要求送信ステップにおいては、前記通信状態検出ステップにおいての検出結果に基づいて、少なくとも配信を要求する配信情報の量を調整することを特徴とする端末装置用プログラム。
  24. 請求項23に記載の端末装置用プログラムであって、
    前記配信サーバ装置は、前記通信ネットワークを通じて接続される当該端末装置との間の通信状態に応じて、要求された配信情報の配信量を制限することができるものであり、
    要求した配信情報と、前記情報受信ステップにおいて受信した前記配信サーバ装置からの配信情報の差分を求め、これを管理するようにする管理ステップと、
    前記管理ステップにより管理するようにされる差分に対応する配信情報の提供要求を形成して送信する再要求ステップと
    を実行するようにすることを特徴とする端末装置用プログラム。
  25. 請求項21に記載の端末装置用プログラムであって、
    前記配信サーバ装置は、他の端末装置からの配信要求に応じた配信スケジュールをも考慮した配信スケジュールに応じた配信可能予定時刻を要求元の前記端末装置に送信することができるものであり、
    前記配信サーバ装置からの配信可能予定時刻を受信する予定時刻受信ステップと、
    前記予定時刻受信ステップにおいて受け付けた前記配信可能予定時刻と、時計回路からの現在時刻とに基づいて、配信可能予定時刻の到来を検出する予定時刻検出ステップと
    前記予定時刻検出ステップにおいて配信可能予定時刻の到来を検出した場合に、配信要求を形成して、これを前記配信サーバ装置に前記通信ネットワークを通じて送信する再要求ステップと
    を実行するようにすることを特徴とする端末装置用プログラム。
JP2003292705A 2003-08-13 2003-08-13 情報配信システム、端末装置、サーバ装置、情報配信方法および端末装置用プログラム Pending JP2005063153A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003292705A JP2005063153A (ja) 2003-08-13 2003-08-13 情報配信システム、端末装置、サーバ装置、情報配信方法および端末装置用プログラム
US10/909,048 US20050038913A1 (en) 2003-08-13 2004-07-30 Information distribution system, terminal apparatus, server apparatus, information distribution method, and program for terminal apparatus
KR1020040062577A KR20050016216A (ko) 2003-08-13 2004-08-09 정보전송 시스템, 단말장치, 서버장치, 정보전송방법 및단말장치용 프로그램
EP04254835A EP1507383A2 (en) 2003-08-13 2004-08-11 Information distribution system, terminal apparatus, server apparatus, information distibution method, and program for terminal apparatus
CNA2004100766021A CN1776664A (zh) 2003-08-13 2004-08-13 分配网络通信数据的***、方法、设备和程序

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003292705A JP2005063153A (ja) 2003-08-13 2003-08-13 情報配信システム、端末装置、サーバ装置、情報配信方法および端末装置用プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005063153A true JP2005063153A (ja) 2005-03-10

Family

ID=33562787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003292705A Pending JP2005063153A (ja) 2003-08-13 2003-08-13 情報配信システム、端末装置、サーバ装置、情報配信方法および端末装置用プログラム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20050038913A1 (ja)
EP (1) EP1507383A2 (ja)
JP (1) JP2005063153A (ja)
KR (1) KR20050016216A (ja)
CN (1) CN1776664A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010165287A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Furyu Kk 通信装置、その制御方法および制御プログラム、サーバ、その制御方法および制御プログラム、並びに該プログラムを記録した記録媒体
JP2011023039A (ja) * 2010-10-19 2011-02-03 Fujitsu Ltd 情報配信装置及び情報配信方法

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006054656A (ja) * 2004-08-11 2006-02-23 Nec Corp Ptt通信システム、ptt通信方法、ptt通信サーバ
KR101246023B1 (ko) * 2005-01-06 2013-03-26 삼성디스플레이 주식회사 어레이 기판 및 이를 갖는 표시장치
US20060235927A1 (en) * 2005-04-19 2006-10-19 Bhakta Dharmesh N System and method for synchronizing distributed data streams for automating real-time navigation through presentation slides
JP4760438B2 (ja) 2006-02-20 2011-08-31 株式会社ニコン 画像再生装置および画像再生プログラム
CN101631105A (zh) * 2008-07-18 2010-01-20 华为技术有限公司 配置应用的方法、设备及***
US8447834B1 (en) * 2008-09-26 2013-05-21 Sprint Communications Company L.P. Wireless content loading
US9032059B2 (en) * 2009-01-13 2015-05-12 Nec Corporation Content delivery management apparatus, content delivery management method, and content delivery management program
CN102262163B (zh) * 2011-05-04 2013-08-21 四川大学 一种乳制品中三聚氰胺含量快速自动测定方法及装置
US20130091308A1 (en) * 2011-10-10 2013-04-11 Hanwha Solution & Consulting Co., Ltd. Multi protocol adapter
KR102186819B1 (ko) * 2013-08-27 2020-12-07 삼성전자주식회사 노트 기능을 지원하는 모바일 단말기 및 그의 제어 방법
CN110895474A (zh) * 2018-08-24 2020-03-20 深圳市鸿合创新信息技术有限责任公司 一种终端微服务装置及方法、电子设备

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5920701A (en) * 1995-01-19 1999-07-06 Starburst Communications Corporation Scheduling data transmission
US6134584A (en) * 1997-11-21 2000-10-17 International Business Machines Corporation Method for accessing and retrieving information from a source maintained by a network server
EP1195974A4 (en) * 1999-07-05 2008-12-17 Sanyo Electric Co INFORMATION DISTRIBUTION SYSTEM AND DISTRIBUTION SERVER
US6487393B1 (en) * 1999-10-04 2002-11-26 General Electric Company Method for data exchange with a mobile asset considering communication link quality
US6934735B1 (en) * 2000-07-07 2005-08-23 International Business Machines Corporation Software and method for controlling the timing of delayed downloads
JP2002202927A (ja) * 2000-11-02 2002-07-19 Sony Computer Entertainment Inc エンタテインメントシステム、サーバ装置、コンテンツの配信方法、コンテンツ配信プログラム、及びコンテンツ配信プログラムが記憶された記憶媒体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010165287A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Furyu Kk 通信装置、その制御方法および制御プログラム、サーバ、その制御方法および制御プログラム、並びに該プログラムを記録した記録媒体
JP2011023039A (ja) * 2010-10-19 2011-02-03 Fujitsu Ltd 情報配信装置及び情報配信方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN1776664A (zh) 2006-05-24
US20050038913A1 (en) 2005-02-17
EP1507383A2 (en) 2005-02-16
KR20050016216A (ko) 2005-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101043536B1 (ko) 휴대형 미디어 장치들에 대한 원격 콘텐트 갱신
EP1571803B1 (en) Information-provision control method, information reproduction system, and information-provision apparatus
EP1331569B1 (en) Entertainment system for controlling distribution of content
JP2005063153A (ja) 情報配信システム、端末装置、サーバ装置、情報配信方法および端末装置用プログラム
KR20050118101A (ko) 정보 처리 시스템, 정보 처리 장치 및 방법, 그리고프로그램
JP2006267763A (ja) 音楽再生装置およびプログラム
JP2001331661A (ja) 情報配信方法、情報配信システム、通信端末、情報配信装置および重複配信防止方法
JP2001337882A (ja) 情報配信方法、情報配信システム、情報配信装置および通信端末
JP2004328375A (ja) 映像記録装置及びその録画予約方法
JP2009181011A (ja) カラオケネットワークシステム、カラオケ装置、コンテンツ取得方法、及びコンテンツ配信方法
WO2001059622A2 (en) Method, system and devices for wireless data storage on a server and data retrieval
JP4751611B2 (ja) コンテンツ配信システム、配信サーバ、視聴情報管理サーバ、視聴情報管理方法、ログ生成方法、及び、コンピュータプログラム
JP4706691B2 (ja) 配信システム、オーディオ機器および受信制御方法
JP4150573B2 (ja) 配信システム、オーディオ機器および受信制御方法
JP2007193630A (ja) コンテンツ送受信システムおよびコンテンツ送受信方法
JP4238160B2 (ja) 配信システム、サーバ、および、情報配信方法
JP4653564B2 (ja) リクエスト番組制作放送システム,サーバ,方法,プログラム
JP4209657B2 (ja) 配信システム、サーバおよび配信制御方法
JP4266151B2 (ja) 配信システム、オーディオ機器および連続再生方法
JP4150581B2 (ja) 配信システム、オーディオ機器およびコンテンツ記録方法
JP2007516468A (ja) ネットワークを用いたジュークボックスサービス提供方法
JP4256240B2 (ja) 配信システム、オーディオ機器および切り換え方法
JP2009157207A (ja) カラオケネットワークシステム、カラオケ装置、及びコンテンツ配信方法
WO2004079577A1 (ja) 情報処理システム、情報処理装置および方法、並びにプログラム
JP4636076B2 (ja) 配信システム、オーディオ機器およびコンテンツ記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061222

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070323

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070418

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20070525