JP2005059058A - プレス用曲げ金型装置 - Google Patents

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信也 光吉
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Abstract

【課題】 鋸板のV曲げ加工のさい、加工材の下型への喰いつき現象を防止し、取出しが容易に行えるものとなすプレス用曲げ金型装置の提供。
【解決手段】 下型母体3の型打ち溝4は、その片側面を下型母体に穿設して形成される溝の片側となし、他側面は上記溝内へ無拘束状態に入れ子1を差入れ、該入れ子の上記下型母体の片側面と対称に形成される対側とで形成されるものとする。入れ子の下方先端部には水平状の皿段を形成し、該入れ子の肩段上部と皿段の下部を水平面に形成し、且つ上記肩段及び皿段上面の長さ寸法を適宜異ならしめた寸法のものになす。
【選択図】 図2

Description

本発明はプレスブレキやパワープレス等のプレス機に装着して金属板の曲げ加工を行う上型と下型とからなるプレス用曲げ金型装置に関する。
金属板をV字状に曲げ加工するには、必要とする規格寸法のV角度に穿設した溝の形成された下型母体と、上記V角度の溝に嵌入させる断面楔状の上型とを使用し、金属板が下型のV角度の溝内へ楔状の上型でプレスさせることにより行われる。
而して、つぶし加工(ヘミング加工)は上記によりV曲げされた金属板を適宜に金型を交換することで、或いはその必要のないダブルデッキの使用により行うことが実施されている。
上記に於けるヘミング加工では、当初のV曲げ加工角度が鋭角になればなるほど、次の加圧によるつぶし作業が容易になる。然しながら、従来のV曲げ加工では金属板の板厚の寸法にもよるが、その可能な角度θは凡そ30°程度までであり、これを20°以下の鋭角に曲げ加工することは押圧加工後に金属板の下型溝内からの取出しが困難となる問題があるため、一般的に30°までが限界とされているのが現状である。
これを技術的に解決するためには下型母体を分割可能になし、下型の一部が取り外せるようにして対処するものが提案されているものの、作業が繁雑となるため多用されるものとなっていない。
「新しい板金加工ノウハウ 2.曲げ金型」38頁〜41頁 マシニスト出版株式会社
本発明は凡そ20°以下の鋭角に曲げ加工される金属板を下型から取出すための繁雑な作業をしたりすることなく、下型から効率良く取り出せるものとするプレス用曲げ金型装置の提供である。
本発明は、下型母体の型打ち溝は、その片側面を下型母体に穿設して形成される溝の片側となし、他側面は上記溝内へ無拘束状態に入れ子を差入れ、該入れ子の上記下型母体の片側面と対称に形成される対側とで形成されるものとなしたことを特徴とする。
このさい、入れ子の下方先端部には水平状の皿段を形成するものとなさしめるのであり、一方入れ子の肩段上部と皿段の下部は水平面に形成し、且つ上記肩段及び皿段上面の長さ寸法を適宜異ならしめた寸法のものに作成するのであり、他方入れ子の上記下型母体の片側面と対称に形成される対側と、反対側の片側面とは前者の傾斜角が後者の傾斜角より小ならしめる構成にするのである。
本発明装置によれば板厚3mm程度の金属板を、凡そ15°の角度程度までに曲げ加工するような場合であっても何ら支障なく形成させることができ、そのさい加工金属板の下型への喰いつき現象も無くて容易に型内から取り出され、効率良く実施可能となる。
而して、つぶし加工も上記の如く鋭角曲げされることにより、従来のものに比べて迅速な加工が容易となって、作業性能の飛躍的な向上及び品質向上に寄与すること大ならしめるものとなる。
本発明装置で使用する入れ子は無拘束状態となされる。このことは成形加工が終了しプレス機の操作で成形された金属板を挟んだ上型と下型とが離れる瞬間、当該入れ子も同時に僅かに浮上し、スプリングバックによるワーク(加工金属板)の下型への喰いつき現象を防止して、円滑な取出しを可能ならしめるのである。
図1は本発明装置で使用する入れ子1の斜視図である。図2は上記の入れ子1を装備するプレス用曲げ金型装置の下型母体3の模式説明図であってAは入れ子1を差入れてない状態を、Bは差入れた状態の同説明図である。
本例のプレス用曲げ金型装置の下型母体3は凹型3Aと、該凹型に嵌入されて上下方向へ摺動移動する逆凸型3Bの二体に二分割されてなり、逆凸型3Bの摺動移動で形成されるものとなる間隙箇所5に対し、上記の一時加工品を差込んで二次加工成形の行われるようにするダブルデッキのタイプを示している。
本発明装置で下型母体3の上部に穿設する溝4は、その内方片側面aの傾斜角αを曲げ加工品で要求される角度θの1/2に形成したものとなしてあり、これに対し他の片側面bは上記以外の任意な傾斜角βとなされるが、このさい該傾斜面bの傾斜角βは上記した片側面aの傾斜角αに比べβ>αの関係となされる。
なお、本発明装置では上記溝4の全体大きさを、従来のものより比較的大きなものに形成されるようになすのであり、これは次述する入れ子1が該溝4内へ無拘束状態に差入れられるようになすためである。
次に本発明に於ける入れ子1は図1に示す如き構成であって、即ち1aは該入れ子1の長さ方向に沿って形成される片側面であり、該片側面の傾斜角は曲げ加工品で要求される角度θの1/2に形成されるのであって、これは前述の溝4の内方片側面aの傾斜角αと同一のものになされるのであり、従って後述する上記溝4内へ差入れたさいに両者間の対向面で曲げ加工品で要求される角度θが形成されるものとなされるのである。
一方、該入れ子1の他側面1bは溝4内の他の片側面bの傾斜角βと同一の角度を持った傾斜に形成されるものとなされている。
他方、1cは上方部の肩段、1dは下方部に形成された皿段であって、該肩段1c上部と皿段1d下部は共に水平面に形成され、且つ肩段1c及び皿段1c上面の長さ寸法e及びfを適宜異ならしめたものが適当種類作成されるものとなされる。
図3A,B,Cは上記した長さ寸法を異ならしめた3種類の入れ子1,1’,1”を下型母体3の溝4内へ差入れた状態説明図である。
上記例の如く異なる長さ寸法e,fの入れ子1,1’,1”を使用するものでは、加工を行わんとする金属板6の板厚tや脚長kなどの条件要求が種々変化するさい、下型母体3の全体を取換えたりすることなく、簡便且つ安価に対応させることのできるものとなる。
図4Aは上記の入れ子1を下型母体3の溝4内へ差入れると共に、金属板6を上方から上型7を使用してプレス加工される状態を示すものであり、同図Bは上記のプレス加工でV曲げ加工された金属板6のV曲げ加工箇所6aを逆凸型3Aと凹型3Bとの間に形成される間隙箇所5に差し込み、再び上型7を下降させることにより二次的なプレス加工の施される状態を示すものであり、同図Cはその加圧プレスされた状態図である。
上記はダブルデッキタイプのもので、逆凸型3Bの中央突起体が凹型3Aの中央の穴内に嵌入され、且つ内蔵させたスプリング8の弾撥作用で上下方向の摺動可能になされるのであり、上型7に対する押圧力が作用しないときは、逆凸型3Bがスプリング8の弾撥作用で上昇し、凹型3Aとの間に一定寸法の間隙5が形成されるものとなるのである。
従って、上記ダブルデッキの使用では金型を代えることなく、効率良くヘミング加工の行われるものとなるのであるが、該タイプによらない即ち金型を取換えて実施することも差支えない。
上記実施例はV曲げ加工及びヘミング加工について説明したが、図5はU字曲げ加工を行う模式説明図である。該図面で見られる通り本例では溝4の片側面aは垂直面に形成されるものとなし、且つこれと対向する入れ子1の対面1aも同様の垂直面となすのであり、又上型7’を一定の肉厚巾sで且つその先端部はU字曲げに必要な曲率Rの形成されたものとなされている。
図6はコ字状曲げ加工例を示すものであり、本例では前例同様に溝4の片側面aは垂直面に形成されると共に、入れ子1の対面1aも同様の垂直面で且つ皿段1cとは直角な隅角nの形成されるものとなされている。なお、上型7”の先端部は上記の隅角nと対応する直角に形成されるものとなされている。
本発明装置で使用する入れ子の斜視図である。 プレス用曲げ金型装置の下型母体を示すもので、Aは上記入れ子が装備されていない状態を、Bは装備させた模式説明図である。 A,B,Cは肩段と皿段の寸法を異ならしめた入れ子の使用説明図である。 上記金型装置を使用して金属板のV曲げ加工及びヘミング加工を施す作用説明図である。 U字曲げ加工を示す作用説明図である。 コ字曲げ加工を示す作用説明図である。
符号の説明
1 入れ子
2 プレス用曲げ金型装置
3 下型母体
6 金属板
7 上型

Claims (4)

  1. 下型母体の型打ち溝は、その片側面を下型母体に穿設して形成される溝の片側となし、他側面は上記溝内へ無拘束状態に入れ子を差入れ、該入れ子の上記下型母体の片側面と対称に形成される対側とで形成されるものとなしたことを特徴とするプレス用曲げ金型装置。
  2. 入れ子の下方先端部には水平状の皿段を形成するものとなしたことを特徴とする請求項1記載のプレス用曲げ金型装置。
  3. 入れ子の肩段上部と皿段の下部を水平面に形成し、且つ上記肩段及び皿段上面の長さ寸法を適宜異ならしめた寸法のものになされていることを特徴とする請求項2記載のプレス用曲げ金型装置。
  4. 入れ子の上記下型母体の片側面と対称に形成される対側と、反対側の片側面とは前者の傾斜角が後者の傾斜角より小ならしめる構成となしたことを特徴とする請求項1,2又は3記載のプレス用曲げ金型装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007083255A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Amada Co Ltd ヘミング金型
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CN104646543A (zh) * 2014-01-06 2015-05-27 广西西江锅炉制造有限公司 管道防磨罩压型模具
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CN111054823A (zh) * 2019-12-30 2020-04-24 山东五征集团有限公司 汽车发动机仓盖180度叠边高效加工方法及其加工装置

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