JP2005058583A - コードロック、コードロックホルダーおよび絞り紐や引き締め紐などの紐によって締め込まれる箇所を備えた物品 - Google Patents

コードロック、コードロックホルダーおよび絞り紐や引き締め紐などの紐によって締め込まれる箇所を備えた物品 Download PDF

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Abstract

【課題】コードロックを容易かつ適切にコードロックの利用対象物の所定の位置に止着できるようにする。
【解決手段】筒状をなす雌部材10と、この雌部材10の筒軸線に沿って移動可能な状態で一部を納めて組み合わされる雄部材12と、この雄部材12を雌部材10内から抜け出させる向きに付勢する付勢手段14とを有すると共に、雌部材10と雄部材12とにそれぞれ紐Wの通し穴11、13を備えたコードロック1であって、このコードロック1における雌部材10に、縫着可能な材料からなる縫着用片部15が備えられている。
【選択図】図1

Description

この発明は、利用対象物に対し紐に通されたコードロックを容易に止着させることができるようにしたコードロック、コードロックの利用対象物に対し紐に通されたコードロックを容易に止着させることができるようにしたコードロックホルダー、および、こうした紐に通されたコードロックを備えていると共に、このコードロックの誤操作を生じさせ難くした構造を有する絞り紐や引き締め紐などの紐によって締め込まれる箇所を備えた物品の改良に関する。
各種の物品の開口などを絞る絞り紐Wなどの引き出し端側には、この紐Wを通した状態でこの紐Wに留め付けられると共に、この留め付けを解く操作によってこの紐Wに沿ってこの紐Wの所望の位置まで移動操作可能に構成されたコードロック200がしばしば備えられている。
図10は、ヨットパーカー100’のフード101の開口102を巡る絞り紐Wの引き出し端側にこうしたコードロック200を備えさせた例を示している。
従来は、かかるコードロック200は、紐Wを通してこの紐Wに備えられる一方で、この紐Wが用いられる物品、図10の例であればパーカー100’自体には止着される構造を備えていない。
しかし、例えば、図10の例のような場合には、こうした紐Wが備えられる物品自体に、こうした紐Wを通した状態で、コードロック200を止着させることが物品の使用価値をより高めることともなり得る。
すなわち、図10の例の場合にあっては、パーカー100’の襟口に形成された上部はと目103と下部はと目104との間に引き出された紐Wにコードロック200が備え付けられている。パーカー100’のフード101の開口102を絞るためには、コードロック200と下部はと目104との間の紐Wの長さを長くするように引っ張ってコードロック200を留め付け直す必要があるが、この例にあっては誤ってコードロック200と上部はと目103との間の紐Wを引っ張ってコードロック200を留め付け直してしまう可能性もある。この例において、上部はと目103がコードロック200によって覆われるようにコードロック200がパーカー100’に止着されていれば、このようなコードロック200の誤操作は生じることはなくなる。
この発明が解決しようとする主たる問題点は、第一に、コードロックを容易かつ適切にコードロックの利用対象物の所定の位置に止着できるようにする点にある。
また、第二に、既存のコードロックを容易かつ適切にコードロックの利用対象物の所定の位置に位置づけさせることができるようにする点にある。
また、第三に、コードロックの備えられた絞り紐などを有する物品において、このコードロックの誤操作を生じさせ難くする点にある。
前記第一の問題点を解決するために、この発明にあってはコードロックを、
筒状をなす雌部材と、この雌部材の筒軸線に沿って移動可能な状態で一部を納めて組み合わされる雄部材と、この雄部材を雌部材内から抜け出させる向きに付勢する付勢手段とを有すると共に、雌部材と雄部材とにそれぞれ紐の通し穴を備えたコードロックであって、
このコードロックにおける雌部材に、縫着可能な材料からなる縫着用片部が備えられていることを特徴とするものとした。
また、この場合にはさらに、縫着用片部に、薄肉部を形成させ、この薄肉部をもって縫着対象物に対する縫着をなすようにしておくこともできる。
かかる構成によれば、前記縫着用片部をもって縫着対象物に対し、コードロックを容易に止着させることができる。
また、かかる縫着用片部に、薄肉部を形成されておき、この薄肉部をもって縫着対象物に対する縫着をなすようにしておけば、縫着対象物に対し一層容易にコードロックを止着させることができる。
また、前記第二の問題点を解決するために、この発明にあってはコードロックホルダーを、
筒状をなす雌部材と、この雌部材の筒軸線に沿って移動可能な状態で一部を納めて組み合わされる雄部材と、この雄部材を雌部材内から抜け出させる向きに付勢する付勢手段とを有すると共に、雌部材と雄部材とにそれぞれ紐の通し穴を備えたコードロックの全部又は一部を納める収納部と、
縫着可能な材料からなる縫着用片部とを備えていることを特徴とするものとした。
また、この場合にはさらに、縫着用片部に、薄肉部を形成させ、この薄肉部をもって縫着対象物に対する縫着をなすようにしておくこともできる。
かかるコードロックホルダーは、その縫着用片部によって、縫着対象物に容易に縫着させることができる。そして、このように縫着されたコードロックホルダーの収納部にコードロックを納めさせることにより、このコードロックを縫着対象物の所定の箇所に常時位置づけさせることができる。かかるコードロックホルダーによれば、既存のコードロックをコードロックホルダーに納めるだけで、かかるコードロックを縫着対象物の所定の箇所に常時位置づけさせることができる特長を有する。
また、コードロックホルダーにおける縫着用片部に、薄肉部を形成させ、この薄肉部をもって縫着対象物に対する縫着をなすようにしておけば、縫着対象物に対し一層容易かつ適切にコードロックホルダーを止着させることができる。
また、前記第三の問題点を解決するために、この発明にあっては絞り紐や引き締め紐などの紐によって締め込まれる箇所を備えた物品を、
絞り紐や引き締め紐などの紐によって締め込まれる箇所を備えた物品であって、
物品又は物品の構成材の表裏を貫通する一対の紐の通し部を有すると共に、
前記紐を、この一対の紐の通し部の一方から物品の一面側に引き出させた後、引き出させた紐をこの一対の紐の通し部の他方から物品の他面側に引き込ませてこの他面側に引き込まされた紐を物品に止着するようにして備えており、
この一対の紐の通し部間に亘る紐に、前記コードロック又は前記コードロックホルダーの収納部に納められたコードロックを備えさせていると共に、
このコードロック又はコードロックホルダーによって一対の紐の通し部の一方が覆われるように、このコードロック又はコードロックホルダーを縫着させていることを特徴とするものとした。
かかる構成によれば、前記一対の紐の通し部の一方が物品の一面側において止着されたコードロック又はコードロックホルダーによって覆われていることから、コードロックによる紐の留め付けを解いた場合、コードロックと一対の紐の通し部の他方との間にある紐の長さを長めるか、短くするかの調整しかなすことができない。すなわち、この間にある紐を長めてコードロックを留め付け直す調整を誤りなく行え、また、この間にある紐を短くしてコードロックを留め付け直す調整を誤りなく行える。
この発明にかかるコードロックによれば、コードロックを容易かつ適切にコードロックの利用対象物の所定の位置に止着することができる。
この発明にかかるコードロックホルダーによれば、既存のコードロックを容易かつ適切にコードロックの利用対象物の所定の位置に位置づけさせることができる。
この発明にかかる絞り紐や引き締め紐などの紐によって締め込まれる箇所を備えた物品によれば、コードロックの備えられたかかる絞り紐などを有するかかる物品の使用において、このコードロックの誤操作を生じさせ難くすることができる。
以下、図1ないし図9に基づいて、この発明を実施するための最良の形態について説明する。
なお、ここで図1は、コードロック1の構成の概要をこのコードロック1を構成する雌部材を断面にして示している。
また、図2ないし図8は、コードロックホルダー2をそれぞれ示しており、特に、図7は、コードロックホルダー2に納めたコードロック200の雄部材220を押圧操作して紐Wへの留め付けを解いた状態を、図8は、かかる紐Wにコードロック200が留め付けられた状態をそれぞれ示している。
また、図9は、絞り紐Wによって締め込まれる箇所を備えた物品3の一例を示している。
この実施の形態にかかるコードロック1は、コードロック1の利用対象物に対し、紐Wに通されたコードロック1を容易に止着させることができるようにしたものである。
また、この実施の形態にかかるコードロックホルダー2は、コードロック200の利用対象物に対し、かかるコードロックホルダー2を介して紐Wに通されたコードロック200を容易に止着させることができるようにしたものである。
また、この実施の形態にかかる絞り紐Wや引き締め紐Wなどの紐Wによって締め込まれる箇所を備えた物品3は、こうした紐Wに通されたコードロック1、200を備えていると共に、このコードロック1、200の誤操作を生じさせ難くした構造を有するものである。
(コードロック1)
前記コードロック1は、
(1)筒状をなす雌部材10と、
(2)この雌部材10の筒軸線に沿って移動可能な状態で一部を納めて組み合わされる雄部材12と、
(3)この雄部材12を雌部材10内から抜け出させる向きに付勢する付勢手段14とを有すると共に、
(4)雌部材10と雄部材12とにそれぞれ紐Wの通し穴11、13を備えたものとして構成される。
(5)それと共に、このコードロック1における雌部材10には、縫着可能な材料からなる縫着用片部15が備えられている。
かかる紐Wとしては、丸紐Wや、帯状をなす紐Wなどが予定される。また、かかる紐Wは、ゴムまたは軟質の合成樹脂から構成されていることもある。
かかるコードロック1は、雄部材12の通し穴13と雌部材10の通し穴11とが連通し合う位置まで付勢手段14の付勢に抗して雌部材10内に雄部材12を押し込ませた状態において、両通し穴11、13に通すことにより、前記紐Wに備え付けられる。
このように紐Wに備え付けられたコードロック1は、付勢手段14の付勢によりこの紐Wに留め付く。この付勢手段14の付勢に抗して雄部材12を雌部材10内に押し込むとこの留め付けが解かれ、紐Wに沿って所望の位置までコードロック1を相対的に移動させることができるようになる。
また、かかるコードロック1における雌部材10には、縫着可能な材料からなる縫着用片部15が備えられていることから、この縫着用片部15をもって縫着対象物100に対し、コードロック1を容易に止着させることができる。
典型的には、縫着用片部15を軟質の合成樹脂によって形成させることにより、この縫着用片部15の容易な縫着が可能となる。
かかる縫着用片部15に、薄肉部16を形成されておき、この薄肉部16をもって縫着対象物100に対する縫着をなすようにしておくこともできる。
このようにしておけば、縫着対象物100に対し一層容易にコードロック1を止着させることができる。
(コードロックホルダー2)
前記コードロックホルダー2は、
(1)筒状をなす雌部材210と、この雌部材210の筒軸線に沿って移動可能な状態で一部を納めて組み合わされる雄部材220と、この雄部材220を雌部材210内から抜け出させる向きに付勢する付勢手段230とを有すると共に、雌部材210と雄部材220とにそれぞれ紐Wの通し穴211、221を備えたコードロック200の全部又は一部を納める収納部20と、
(2)縫着可能な材料からなる縫着用片部22とを備えている。
かかるコードロックホルダー2は、その縫着用片部22によって、縫着対象物100に容易に縫着させることができる。そして、このように縫着されたコードロックホルダー2の収納部20にコードロック200を納めさせることにより、このコードロック200を縫着対象物100の所定の箇所に常時位置づけさせることができる。かかるコードロックホルダー2によれば、既存のコードロック200をコードロックホルダー2に納めるだけで、かかるコードロック200を縫着対象物100の所定の箇所に常時位置づけさせることができる特長を有する。
図示の例にあっては、かかるコードロックホルダー2の収納部20は、有底の筒状をなすように構成されている。
また、かかるコードロックホルダー2の縫着用片部22は、この収納部20の筒軸方向に沿った両側部においてそれぞれ、この側部に一辺を一体に連接させるようにして側方に突き出す板状をなすように構成されている。収納部20の一方の側部側に形成された縫着用片部22と収納部20の他方の側部側に形成された縫着用片部22とはその背面を同面上に位置させるようになっており、また、これらの背面と収納部20の背面とも同面上に位置されるようになっている。そして図示の例にあっては、これらの背面を縫着対象物100の外面などに密着させるようにして、かかる縫着用片部22に施される縫着によりコードロックホルダー2をこの縫着対象物100に止着させるようになっている。この縫着を容易にする観点からは、コードロックホルダー2をゴム又は軟質の合成樹脂から構成することが好ましい。また、図示の例にあっては、収納部20の正面は、縫着用片部22の正面よりも前方に位置されるようになっている。また、収納部20の底の外面は開口側に向けてやや窪んでおり、この窪みに指の腹を押し当てさせた状態で、収納部20の開口から後述のように突き出されるコードロック200の雄部材220の頭部の押圧操作を都合良くなせるようになっている。
図示の例では、雌部材210と、雄部材220と、付勢手段230とを備えてなるコードロック200がかかるコードロックホルダー2の収納部20に納められるようになっている。
図示の例では、かかる雌部材210は、筒状をなすように構成されている。この雌部材210の対向する側部には、紐Wの通し穴211がそれぞれ貫通状態に設けられている。
また雄部材220は、かかる雌部材210にこの雌部材210の筒軸線に沿って移動可能な状態で一部を納めて組み合わされている。また、この雄部材220には、この雄部材220の移動方向に交叉する向きに、紐Wの通し穴221が貫通状態に設けられている。
付勢手段230は、かかる雄部材220を雌部材210内から抜け出させる向きに付勢させるように構成されている。
雄部材220の通し穴221と雌部材210の通し穴211とは、この付勢手段230の付勢に抗する向きに雄部材220を雌部材210内に押し込ませた状態において、両通し穴211、221に紐Wを通せるように連通し合うようになっている。
図示の例にあっては、雌部材210は有底の筒状をなすように構成され、雄部材220は軸状をなすように構成されている。雄部材220における雌部材210内に入り込んだ軸端には、波形に屈曲された弾性帯体231の一端が一体に接合されており、この弾性帯体231はその他端を雌部材210の底に常時押しつけさせた状態でその屈曲を強める向への弾性変形を可能とするように構成されている。すなわち、図示の例にあっては、この弾性帯体231が前記付勢手段230として機能するようになっている。かかる付勢手段230としては、圧縮コイルバネなどの雄部材220と別体の弾性体を用いることもできる。
かかるコードロック200は、雄部材220の通し穴221と雌部材210の通し穴211とが連通し合う位置まで付勢手段230の付勢に抗して雌部材210内に雄部材220を押し込ませた状態において、両通し穴211、221に前記紐Wを通すことにより、この紐Wに備え付けられるようになっているが、図示の例にあっては、コードロックホルダー2の収納部20における対向する側部、具体的には、この収納部20の正面と背面とにそれぞれ紐Wの通し穴21が設けられており、さらに、この収納部20にコードロック200を雌部材210の有底側を先にして入れ込ませ切った位置で、このコードロックホルダー2の通し穴21と雌部材210の通し穴211とが連通し合うようになっており、図示の例にあっては、コードロックホルダー2の収納部20にコードロック200を入れ込み切らせた状態から雄部材220の通し穴221と雌部材210の通し穴211とが連通し合う位置まで付勢手段230の付勢に抗して雌部材210内に雄部材220を押し込ませ、この押し込み状態において互いに連通し合う各通し穴21、211、221に前記紐Wを通すことにより、この紐Wに備え付けられるようになっている。図示の例にあっては、コードロックホルダー2の収納部20の底から開口までの寸法は、雌部材210の底から開口までの寸法とほぼ等しく、コードロックホルダー2の収納部20にコードロック200を入れ込み切らせた状態において、この収納部20の開口から雄部材220の頭部222が突き出し、この突き出した頭部222を利用して前記のように付勢手段230の付勢に抗した雄部材220の押し込み操作を支障なくなせるようになっている。
縫着対象物100に備えられた絞り紐Wなどの紐Wをコードロック200とコードロックホルダー2とに前記のように通した状態で、この縫着対象物100に縫着用片部22をもってコードロックホルダー2を止着させることにより、コードロック200は縫着対象物100の所定の箇所に位置づけられる。コードロックホルダー2に納められたコードロック200は、付勢手段230の付勢によりこのように通された紐Wに留め付く。この付勢手段230の付勢に抗して雄部材220を雌部材210内に押し込むとこの留め付けが解かれ、紐Wに沿って所望の位置までコードロック200を相対的に移動させることができるようになる。
また、図示の例にあっては、コードロックホルダー2における縫着用片部22に、薄肉部23を形成させており、この薄肉部をもって縫着対象物100に対する縫着をなすようにしてある。
具体的には、図示の例にあっては、一対の縫着用片部22のそれぞれにおいて、その正面部であって収納部20と連接された辺とこれに対向する辺との間に、収納部20の筒軸線に沿って長く延び、かつ、両溝端を外方に開放させた溝状部24が形成されており、この溝状部24によって一対の縫着用片部22、22のそれぞれに細長い薄肉部23が形成されている。そして、この薄肉部23の延長方向に沿った縫着を施すことにより、コードロックホルダー2が縫着対象物100に止着されるようになっている。
これにより図示の例にあっては、縫着対象物100に対し一層容易かつ適切にコードロックホルダー2を止着させることができるようになっている。
(絞り紐Wや引き締め紐Wなどの紐Wによって締め込まれる箇所を備えた物品3)
前記絞り紐Wや引き締め紐Wなどの紐Wによって締め込まれる箇所を備えた物品3は、
(1)物品3又は物品3の構成材の表裏を貫通する一対の紐Wの通し部30、30を有すると共に、
(2)前記紐Wを、この一対の紐Wの通し部30、30の一方から物品3の一面側に引き出させた後、引き出させた紐Wをこの一対の紐Wの通し部30、30の他方から物品3の他面側に引き込ませてこの他面側に引き込まされた紐Wを物品3に止着するようにして備えており、
(3)この一対の紐Wの通し部30間に亘る紐Wに、前記コードロック1又は前記コードロックホルダー2の収納部20に納められたコードロック200を備えさせていると共に、
(4)このコードロック1又はコードロックホルダー2によって一対の紐Wの通し部30の一方が覆われるように、このコードロック1又はコードロックホルダー2を縫着させている。
こうした物品3としては、各種の衣服、手袋、かばん、袋物などが予定される。また、前記絞り紐Wや引き締め紐Wなどの紐Wとしては、これらの物品3の開口などを巡るように形成された玉縁部内などに紐W端部を抜き出させた状態で通されるなどして備えられ、こうした開口などを巡る紐Wの長さを変えることによって、つまり、抜き出される紐Wの長さを調整することにより、こうした開口などを絞ったり広げさせたりするものが予定される。
図9は、ヨットパーカー100’のフード101の開口102を巡る絞り紐Wに、前述したコードロック200をコードロックホルダー2に納めさせた状態で備え付けさせた例を示している。
かかる例にあっては、前記一対の紐Wの通し部30の一方が物品3の一面側において止着されたコードロックホルダー2によって覆われている。すなわち、この一方の紐Wの通し部30から抜き出された紐Wはコードロックホルダー2に保持されて物品3、つまり、パーカー100’の表側に位置づけられたコードロック200を通って引き出された後に、一対の紐Wの通し部30の他方からパーカー100’の裏側に引き込まれ、パーカー100’に紐端部を止着されている。(止着部を符号31で示す。)この結果、コードロック200による紐Wの留め付けを解いた場合、コードロック200と一対の紐Wの通し部30の他方との間にある紐Wの長さを長めるか、短くするかの調整しかなすことができない。すなわち、かかる例にあっては、この間にある紐Wを長めてフード101の開口102を絞る調整を誤りなく行え、また、この間にある紐Wを短くしてフード101の開口102を広げる調整を誤りなく行える。
コードロック1の断面構成図 コードロックホルダー2およびこのコードロックホルダー2に入れ込み保持されるコードロック200の正面図 コードロックホルダー2の側面図およびこのコードロックホルダー2に入れ込み保持されるコードロック200の側断面図 コードロックホルダー2の背面図 同平面図 同底面図 同使用状態を示す側断面図 同使用状態を示す側断面図 絞り紐Wによって締め込まれる箇所を備えた物品3(パーカー100’)にコードロック200を納めたコードロックホルダー2を止着させた状態を示す要部正面構成図 従来例を示した正面構成図
符号の説明
1 コードロック
10 雌部材
11 通し穴
12 雄部材
13 通し穴
14 付勢手段
15 縫着用片部

Claims (5)

  1. 筒状をなす雌部材と、この雌部材の筒軸線に沿って移動可能な状態で一部を納めて組み合わされる雄部材と、この雄部材を雌部材内から抜け出させる向きに付勢する付勢手段とを有すると共に、雌部材と雄部材とにそれぞれ紐の通し穴を備えたコードロックであって、
    このコードロックにおける雌部材に、縫着可能な材料からなる縫着用片部が備えられていることを特徴とするコードロック。
  2. 縫着用片部に、薄肉部が形成されており、この薄肉部をもって縫着対象物に対する縫着をなすようにしてあることを特徴とする請求項1記載のコードロック。
  3. 筒状をなす雌部材と、この雌部材の筒軸線に沿って移動可能な状態で一部を納めて組み合わされる雄部材と、この雄部材を雌部材内から抜け出させる向きに付勢する付勢手段とを有すると共に、雌部材と雄部材とにそれぞれ紐の通し穴を備えたコードロックの全部又は一部を納める収納部と、
    縫着可能な材料からなる縫着用片部とを備えていることを特徴とするコードロックホルダー。
  4. 縫着用片部に、薄肉部が形成されており、この薄肉部をもって縫着対象物に対する縫着をなすようにしてあることを特徴とする請求項3記載のコードロックホルダー。
  5. 絞り紐や引き締め紐などの紐によって締め込まれる箇所を備えた物品であって、
    物品又は物品の構成材の表裏を貫通する一対の紐の通し部を有すると共に、
    前記紐を、この一対の紐の通し部の一方から物品の一面側に引き出させた後、引き出させた紐をこの一対の紐の通し部の他方から物品の他面側に引き込ませてこの他面側に引き込まされた紐を物品に止着するようにして備えており、
    この一対の紐の通し部間に亘る紐に、請求項1若しくは請求項2記載のコードロック又は請求項3若しくは請求項4記載のコードロックホルダーの収納部に納められたコードロックを備えさせていると共に、
    このコードロック又はコードロックホルダーによって一対の紐の通し部の一方が覆われるように、このコードロック又はコードロックホルダーを縫着させていることを特徴とする絞り紐や引き締め紐などの紐によって締め込まれる箇所を備えた物品。
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