JP2005057865A - 回転子の構造 - Google Patents

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崇 加藤
Minoru Arimitsu
有満  稔
Hiroyuki Tsuboi
浩之 坪井
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Abstract

【課題】スキューして構成した磁石間での磁束の短絡を防止することができ、回転電機の性能を向上することができる回転子の構造を提供する。
【解決手段】磁性体の板を積層してなる積層コア2、3の積層方向に複数の磁石5を貫通して設けた構造であって、積層コアの中央部で磁石位置をスキューさせた構造の回転子11において、スキュー部分に非磁性体の層4を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば駆動用の回転電機等に用いられる、磁性体の板を積層してなる積層コアの積層方向に複数の磁石を貫通して設けた構造であって、積層コアの中央部で磁石位置をスキューさせた構造の回転子に関するものである。
従来、例えば産業機器等の駆動用として用いられるACサーボモータの一例として、回転軸を有し、複数のリング型極異方性マグネットの磁極を所定量ずらして(スキューして)設置した構造の回転子と、この回転子の周囲に固定して設けられた固定子と、からなるモータが知られている(例えば、特許文献1)。本例では、複数のリング型極異方性マグネットの磁極を所定量ずらして設置した構造の回転子により、コギングトルクを低減したACサーボモータを得ている。
また、このリング型極異方性マグネットからなる回転子の代わりに、図5にその一例を示すように、磁性体からなる板を積層してなる積層コア51(図では、便宜上、積層された磁性体からなる板の部分を透明とする)の積層方向に複数の磁石52を貫通して設けた構造であって、積層コア51の中央部で磁石52の軸方向の位置を角度θのスキュー角度でスキューさせた構造の回転子を使用した回転電機も知られている。
特開平8−340652号公報
図5に示す構造の回転電機では、本来、軸と直交する磁束φpが回転電機に回転を与える。ところが、図6に示すように、一方の磁石52と他方の磁石52とをスキューすることにより、一方の磁石52のS極と他方の磁石52のN極とが近くなり、軸方向(紙面に垂直な方向)に磁束φvが流れ、その分が回転のための磁束φpから差し引かれてしまう問題があった。その結果、回転電機の出力が低下し、性能低下につながっていた。
本発明の目的は上述した課題を解消して、スキューして構成した磁石間での磁束の短絡を防止することができ、回転電機の性能を向上することができる回転子の構造を提供しようとするものである。
本発明の回転子の構造は、磁性体の板を積層してなる積層コアの積層方向に複数の磁石を貫通して設けた構造であって、積層コアの中央部で磁石位置をスキューさせた構造の回転子において、スキュー部分に非磁性体の層を形成したことを特徴とするものである。
本発明の回転子の構造にあっては、回転子のコギングトルクを低減すべく軸方向の中央部で回転子の積層コア及び磁石がスキューしている構造において、スキューにより周方向位相のずれた磁石間で磁束の短絡が発生してしまうという問題があったが、スキュー部分に非磁性体の層を形成することで磁束の短絡を防止することができ、回転電機の性能を向上することができる。
なお、本発明の回転子の構造にあっては、非磁性体の層が空気の層であっても良い。このように構成すれば、簡単に非磁性体の層を構成することができる。
また、本発明の回転子の構造にあっては、非磁性体の層がステンレス板からなる層であっても良い。このように構成すれば、ステンレス板は積層コアを構成する電磁鋼板とほぼ同様の強度や熱膨張係数を有しているため、電磁鋼板中にステンレス板を挟んで積層コアを構成しても両者の材料の差に基づく不具合が発生しない。
さらに、本発明の回転子の構造にあっては、ステンレス板の両面にノッチを立て、ノッチをステンレス板の両面に接する積層コアのノッチ位置決め孔に係合させることで、非磁性体の層を挟む両磁石の間のスキュー角度を規定しても良い。このように構成すれば、回転子のスキュー部分に挟まれたステンレス板にはプレス成型等により両面にノッチが設けられ、積層コアの永久磁石と積層鋼板間のエアギャップ部分がある場合は、そのエアギャップ部分をノッチ位置決め孔として使用してノッチを突き当てることで、簡単に積層コアのスキュー角度の位置出しができる。
図1(a)、(b)はそれぞれ本発明に係る回転子の構造の一例を説明するための図であり、図1(a)はその軸断面図(図面を見やすくするために、すべての部材の断面にはハッチングを付していない)の一例を示し、図1(b)は非磁性体の層の一例を示している。図1(a)、(b)に示す例において、回転子11は、出力軸1に、電磁鋼板を積層して形成された積層コア2と、同じく電磁鋼板を積層して形成された積層コア3と、二つの積層コア2および3の間の積層コアの中央部分に設けられた非磁性体のステンレス板4と、が焼嵌めされて構成されるとともに、積層コア2および3の積層方向に設けられた穴部には、複数の永久磁石5が固定されて構成されている。ここで、ステンレス板4は、図1(b)に示すように、中心に回転軸1が貫通する穴部を有する円板形状を有している。
また、本発明の回転子11では、積層コア2と積層コア3とが周方向角度位置においてスキューして形成されている。すなわち、図2(a)、(b)にその一例を示すように、回転子11に固定される永久磁石5を、積層コア2と積層コア3に対応させて軸方向で分割し、周方向のずれ角度であるスキュー角がθとなるようなスキューを持たせることにより、図示しない固定子と回転子間のコギングトルクを低減させている。さらに本例では、積層コア2および積層コア3に構成した穴部に永久磁石5を固定する際、穴部の形状と永久磁石5の形状とを一致させず、エアギャップ6が形成されている。このように、スキューを持つ積層コア2と積層コア3との間、言い換えると、積層コア2と積層コア3とで構成される積層コア全体の中央部において、非磁性体の層としてのステンレス板4を設ける点が本発明の特徴となる。
本発明の回転子の構造では、上述したように、磁性体の板を積層してなる積層コア2、3の積層方向に複数の磁石5を貫通して設けるとともに、積層コア2、3の中央部で磁石位置をスキューさせた構造であって、スキュー部分に非磁性体の層(ここではステンレス板4)を形成した点が特徴となる。このような構造を有する回転子では、スキュー部分に非磁性体の層を形成することで磁束の短絡を防止することができ、回転のために利用される磁束量が増加することで、回転電機の性能を向上することができる。
なお、上述した例では、非磁性体の層としてステンレス板4を使用したが、他のものから非磁性体の層を形成することもできる。一例として、積層コア2、3の間を空間とし、空気の層から非磁性体の層を構成しても、上述した回転子の構造と同様の効果を得ることができる。
次に、他の実施例について説明する。図3は本発明の回転子の構造の他の例を説明するための図であり、図4(a)、(b)はそれぞれ図3に示す回転子で利用するステンレス板の他の構成を説明するための図である。本例では、非磁性体の層としてのステンレス板4に、積層コア2、3のスキュー角度θの位置決め機構を付加した例を示している。すなわち、積層コア2及び積層コア3の間に設置させる非磁性体であるステンレス板4には、両面にプレス成形等により形成された互いに反対方向を向くノッチ4a、4bが設けられている。そして、ノッチ4a及び4bは、各々積層コア2及び積層コア3の穴部内の永久磁石5との隙間に形成されたエアギャップ6に挿入される。ノッチ4a及び4bに積層コア2及び積層コア3を周方向に突き当てることによって、積層コア2、3間のスキュー角度θの位置決めができる構造となっている。
本例では、磁束の短絡防止のために設けたステンレス板4に、積層コア2、3間のスキュー角度θの位置決め機構を付与することで、簡単に積層コアのスキュー角度の位置出しを行うことができる。なお、上述した例では、ノッチ4a、4bを係合させるために積層コア2、3のエアギャップ6をノッチ位置決め孔として利用したが、エアギャップ6を設けない構成のものや、エアギャップ6を利用したくない場合もある。そのような場合は、現在エアーギャップ6の存在する近傍の積層コア2、3に、別途、ノッチ位置決め孔を設け、ノッチ位置決め孔にノッチ4a、4bを係合させることもできる。
コギングトルクを低減するため、磁性体の板を積層してなる積層コアの積層方向に複数の磁石を貫通して設けた構造であって、積層コアの中央部で磁石位置をスキューさせた構造の回転子は、スキュー部分に非磁性体の層を形成することで、スキュー部分での磁石の短絡を防止でき、産業機器等の駆動用に用いられる各種モータの回転子として適用することができる。
(a)、(b)はそれぞれ本発明に係る回転子の構造の一例を説明するための図である。 (a)、(b)はそれぞれスキューして配置された積層コアの一例を説明するための図である。 本発明の回転子の構造の他の例を説明するための図である。 (a)、(b)はそれぞれ図3に示す回転子で利用するステンレス板の他の構成を説明するための図である。 従来のモータに利用する回転子の一例を説明するための図である。 図5に示す従来のモータに利用する回転子における問題を説明するための図である。
符号の説明
1 出力軸、
2、3 積層コア
4 ステンレス板
4a、4b ノッチ
5 永久磁石
11 回転子

Claims (4)

  1. 磁性体の板を積層してなる積層コアの積層方向に複数の磁石を貫通して設けた構造であって、積層コアの中央部で磁石位置をスキューさせた構造の回転子において、スキュー部分に非磁性体の層を形成したことを特徴とする回転子の構造。
  2. 前記非磁性体の層が空気の層である請求項1に記載の回転子の構造。
  3. 前記非磁性体の層がステンレス板からなる層である請求項1に記載の回転子の構造。
  4. 前記ステンレス板の両面にノッチを立て、ノッチをステンレス板の両面に接する積層コアのノッチ位置決め孔に係合させることで、非磁性体の層を挟む両磁石の間のスキュー角度を規定する請求項3に記載の回転子の構造。
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