JP2005057518A - 携帯端末におけるローミング呼制御方式およびその方法 - Google Patents

携帯端末におけるローミング呼制御方式およびその方法 Download PDF

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Abstract

【課題】現状のシステムにおける事業者側の変更を必要としないで、ローミング契約している事業者の中で、できる限りユーザー自身が希望する事業者の選択を実現することにある。
【解決手段】前記事業者の提供する無線網901内の無線通信網ごとに使用する優先順位を設定する契約事業者テーブル15を備え、制御部11は、発信時に、契約事業者テーブル15に設定された優先順位の一番高い無線通信網のサービスエリアから順に圏内に存在するかを確認し、順に確認していく過程で圏内に存在すれば最初に圏内に存在することを確認した無線通信網を選択して呼接続要求を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯端末におけるローミング呼制御方式およびその方法に関し、特に、発信時に、それぞれの無線通信網に設定された優先順位に従ってその無線通信網を提供する複数の事業者の選択を行う携帯端末におけるローミング呼制御方式およびその方法に関する。
従来の事業者が提供する無線通信網を切り替える携帯電話システムとして、例えば、特開平09−018963号公報に開示されている。すなわち、この特開平09−018963号公報に記載されたシステムは、PHSシステムにおいて、発信は通常の方法である1つの無線通信網を用い、基地局側の対応で事業者の選択を実施している。
また、従来の事業者が提供する無線通信網を切り替える携帯電話システムとして、例えば、特開2000−300653号公報に開示されている。すなわち、この特開2000−300653号公報によれば、移動端末装置は、複数の契約事業者がそれぞれ提供する無線通信網の受信電界強度/受信信号の誤り率を検出する受信電界強度/誤り率検出手段を備え、検出した受信電界強度・誤り率に基づき複数の契約事業者が提供する無線通信網の中からより受信電界強度の高いまたは受信信号の誤り率の低い無線通信網を選択して接続要求を行うことが記載されている。
特開平09−018963号公報
特開2002−300653号公報
しかしながら、上記の従来技術である特開平09−01863号公報によれば、例えばPDCの場合、発信開始時に基地局側で事業者が選択されるため、ユーザー自身が発信手順の途中で事業者を切り替えるということができないという問題点がある。また、現在のシステムでは、事業者の選択を基地局へ通知する方法は無いため、PDCのシステムで実現する場合は、システムの変更が必要となるという問題点がある。
また、上記の従来技術である特開2002−300653号公報によれば、移動端末装置からの発信時に受信電界強度の高いまたは受信信号の誤り率の低い無線通信網を無条件に選択するため、通話するのに影響のないある事業者の無線通信網を使用したくても、ユーザー自身が選択できないという問題点がある。
本発明の目的は、上記問題点を鑑み、現状のシステムにおける事業者側の変更を必要としないで、ローミング契約している事業者の中で、できる限りユーザー自身が希望する事業者の無線通信網の選択を実現することにある。
また、本発明の他の目的は、上記の問題点を鑑み、ローミング操作を自動で切り替えることで、操作性を向上させることにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の携帯端末におけるローミング呼制御方式は、それぞれの無線通信網を提供する複数の事業者と契約した携帯端末におけるローミング呼制御方式であって、前記事業者の提供する無線通信網ごとに使用する優先順位を設定する設定手段と、発信時に前記設定手段で設定された優先順位の一番高い無線通信網のサービスエリアから順に圏内に存在するかを確認する確認手段と、前記確認手段により順に確認していく過程で圏内に存在すれば最初に圏内に存在することを確認した前記無線通信網を選択して呼接続要求を行う接続手段と、を有することを特徴としている。
更に、上記の第1の携帯端末におけるローミング呼制御方式において、前記接続手段により選択した無線通信網を提供する事業者名を表示する表示手段を有することを特徴としている。
また、本発明の第2の携帯端末におけるローミング呼制御方式は、それぞれの無線通信網を提供する複数の事業者と契約した携帯端末におけるローミング呼制御方式であって、前記事業者の提供する無線通信網ごとに使用する優先順位を設定する設定手段と、発信時に現在使用中の無線通信網のサービスエリアが圏内に存在するかを確認する第1の確認手段と、前記第1の確認手段により圏内に存在すれば前記現在使用中の無線通信網の優先順位が一番高いかどうかを確認する第2の確認手段と、前記第2の確認手段で優先順位が一番高くなければ前記設定手段で設定された優先順位の一番高い無線通信網のサービスエリアから順に圏内に存在するかを確認する第3の確認手段と、前記第3の確認手段により順に確認していく過程で圏内に存在すれば最初に圏内に存在することを検出した前記無線通信網を選択して呼接続要求を行う第1の接続手段と、を有することを特徴としている。
更に、上記の第2の携帯端末におけるローミング呼制御方式において、前記第3の確認手段により順に確認しても圏内に存在しなければ前記現在使用中の無線通信網を選択して呼接続要求を行う第2の接続手段を有することを特徴としている。
更に、上記の第2の携帯端末におけるローミング呼制御方式において、前記第1の接続手段により選択した無線通信網を提供する事業者名を表示する表示手段を有することを特徴としている。
更に、上記の第1または第2の携帯端末におけるローミング呼制御方式において、前記無線通信網が圏内に存在するかの判定は、前記無線通信網の受信電界強度が規定値以上になっていれば圏内に存在し規定値未満であれば圏外であることを特徴としている。
また、本発明の第1の携帯端末におけるローミング呼制御方法は、それぞれの無線通信網を提供する複数の事業者と契約した携帯端末におけるローミング呼制御方法であって、ローミング契約した事業者が提供する無線通信網を事業者ごとに設定したテーブルを自携帯端末内に準備し、前記事業者の提供する無線通信網ごとに使用する優先順位を前記テーブルに設定するステップと、発信時において前記テーブルに設定された優先順位の一番高い無線通信網を順に検索しその検索した無線通信網のサービスエリアが圏内に存在するかを順に確認するステップと、前記テーブルを検索することにより順に確認していく過程で圏内に存在すれば最初に圏内に存在することを確認した前記無線通信網を選択して呼接続要求を行うステップと、を含むことを特徴としている。
また、本発明の第2の携帯端末におけるローミング呼制御方法は、それぞれの無線通信網を提供する複数の事業者と契約した携帯端末におけるローミング呼制御方法であって、ローミング契約した事業者が提供する無線通信網を事業者ごとに設定したテーブルを自携帯端末内に準備し、前記事業者の提供する無線通信網ごとに使用する優先順位を前記テーブルに設定するステップと、発信時において現在使用中の無線通信網のサービスエリアが圏内に存在するかを確認するステップと、前記現在使用中の無線通信網のサービスエリアが圏内に存在すれば前記現在使用中の無線通信網の優先順位が一番高いかどうかを確認するステップと、前記現在使用中の無線通信網の優先順位が一番高くなければ前記テーブルに設定された優先順位の一番高い無線通信網を順に検索しその検索した無線通信網のサービスエリアが圏内に存在するかを順に確認するステップと、前記テーブルを検索することにより順に確認していく過程で圏内に存在すれば最初に圏内に存在することを確認した前記無線通信網を選択して呼接続要求を行うステップと、を含むことを特徴としている。
更に、上記の第2の携帯端末におけるローミング呼制御方法において、前記テーブルを検索することにより順に確認していく過程で圏内に存在するものが存在しなければ前記現在使用中の無線通信網を選択して呼接続要求を行うことを特徴としている。
更に、上記の第1または第2の携帯端末におけるローミング呼制御方法において、前記無線通信網を選択して呼接続要求を行う場合に無線通信網を提供する事業者名を表示するステップを含むことを特徴としている。
更に、上記の第1または第2の携帯端末におけるローミング呼制御方法において、前記無線通信網が圏内に存在するかの判定は、前記無線通信網の受信電界強度が規定値以上になっていれば圏内に存在し規定値未満であれば圏外であることを特徴としている。
これに対し、本発明によれば、携帯端末が、ローミング契約している事業者の選択の優先順位を設定したテーブルを準備し、その優先順位に従って、携帯端末自身の発信時に、受信電界強度を規定値と比較することで一定の受信強度を得た事業者の無線通信網の中で優先順位の高い事業者の無線通信網を自動的に選択するようにしているため、現状システムにおける事業者側の変更の必要性がないという効果がある。更に、ローミング契約している事業者の中で、できる限りユーザーが希望する事業者の無線通信網の選択ができるという効果がある。
また、本発明によれば、携帯端末が、ローミング契約している事業者の選択の優先順位を設定したテーブルを準備し、その優先順位に従って、携帯端末自身の発信時に、受信電界強度を規定値と比較することで一定の受信強度を得た事業者の無線通信網の中で優先順位の高い事業者の無線通信網を自動的に選択するようにしているため、ローミング操作を自動で切り替えることになり、操作性を向上させるという効果がある。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照すると、無線事業者ごとに提供する無線通信網が複数からなる無線網901と、無線網901に接続しデータのやり取りを行う複数の携帯端末10とから構成される。
図1の携帯端末10は、無線部12と、キー入力部13と、図示していないプロセッサ(CPU)によりプログラム制御で動作する制御部11と、表示部14と、契約事業者テーブル15と、使用状態エリア16と、図示していない受話器または送話器のために制御部11との音声データのやり取りに音声データの符号化・復号化を行う音声処理部17とから構成される。
制御部11は、無線制御部112と、キー制御部113と、操作制御部111とから構成される。
契約事業者テーブル15および使用状態エリア16は、図示されていない不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ)内に割り当てられている。
契約事業者テーブル15には、図2に示すように携帯端末10所有のユーザーがローミング契約をしている契約事業者の識別を示す事業者IDのエリアと、契約事業者ごとにローミングサービスを受ける優先順位を示す優先順位のエリアと、契約事業者が提供する無線通信網(無線通信網をチャネルともいう)を示すチャネルのエリアとが割り当てられている。なお、契約事業者テーブル15の事業者IDとそのチャネルとは、ローミング契約時にローミングサービス提供者側、販売店等で設定され、契約事業者テーブル15の優先順位は、ユーザー側でメニュー画面に従って入力することにより設定される。
使用状態エリア16には、現在使用中の事業者IDとそのチャネルとの各エリアが割り当てられており、携帯端末10自身が現在使用中の契約事業者の無線通信網が何であるか識別できるようになっている。
本実施の形態例では、無線部12を無線制御部112が制御し、待ち受ける事業者を管理する。発信動作を行う場合は、ユーザーがキー入力部13からキー操作を行い、このキー入力を受けたキー制御部113から、操作制御部111へ通知し、無線制御部112、無線部12を通して発信動作が行われる。本発明では、発信動作が行われた時、操作制御部111は、発信動作かどうかの判断を行い、無線制御部112に発信の通知をする。通知を受けた無線制御部112は、ローミングサービスで使用する無線通信網(チャネル)の適正を判断し、無線網901から事業者の無線通信網(チャネル)を選択し、発信処理を行う。この場合の発信動作として、キー入力部13のテンキーを入力してダイヤル発信する方法と、キー操作により表示部14に表示されたアドレス帳から選択して発信する方法とがある。
次に、本発明を実施するための最良の形態の動作について図面を参照して説明する。
まず、ユーザーが携帯端末10のローミング契約を行うと、図示していない携帯端末10内のインタフェースを介して例えばパソコンからローミング契約をした事業者ID全てとそのチャネル(無線網901内の無線通信網)とを送信すると、携帯端末10の制御部11は、契約事業者テーブル15内の事業者IDのエリアに事業者IDを、チャネルのエリアに事業者IDに該当するチャネルを、それぞれ事業者IDごとに設定する。
契約手続が終わった後、ユーザーが携帯端末10の電源を投入すると、無線制御部112は、無線部12が受信する無線網901から入ってくるチャネルの信号の内で、契約事業者テーブル15に設定されているチャネルの受信信号の電界強度を無線部12を介して測定し、その測定した受信電界強度が図示していない不揮発性メモリに設定されている規定値(例えば、工場出荷に設定されている)よりも高いのがあると、契約事業者テーブル15に登録された優先順位が高く設定されたチャネルを選択し、使用状態エリア16にその選択したチャネルとその事業者IDとを設定する。この場合、優先順位が設定されていなければ、無線制御部112は、一番強い受信電界強度のチャネルを選定し、選定したチャネルとその事業者IDとを使用状態エリア16に設定する。この場合、事業者IDは、チャネルに乗っている信号から抽出するようにしても良いし、契約事業者テーブル15からチャネルを基に抽出するようにしても良い。
一方、ユーザーは、キー入力部13からの操作により操作制御部113に対して図示していない不揮発性メモリに格納されているメニュー画面情報を表示部14に表示させる。更に、ユーザーは、表示されるメニュー画面に従って、キー入力部13からの操作により操作制御部113に対して図示していない不揮発性メモリに格納されているローミング優先順位設定画面情報を表示部14に表示させ、表示されるローミング優先順位設定画面に従って無線事業者の使用する優先順位(例えば、数値を「1」から順に入力する。この数値が低いほど優先順位が高い。)を設定すると、操作制御部111は、契約事業者テーブル15内で事業者IDに対応した優先順位のエリアにユーザーが入力した数値を設定する。
このような状態で、携帯端末10自身の状態の変化により操作制御部111に割り込みが発生すると、操作制御部111は、割り込み要因を解析し、発信動作であれば、ユーザーが入力したまたは選択した相手先の電話番号を図示していない不揮発性メモリ内の所定のエリアに一時保存し、発信指示(発信の通知)を無線制御部112に出す。すると、指示を受けた無線制御部112は、現在使用中の事業者のチャネルのサービスエリアが圏内かどうかの確認をとるために、使用状態エリア16から読み出したチャネルの受信電界強度が規定値よりも高いかどうかで判断する。この場合、無線制御部112は、受信電界強度が高ければ圏内と判断し、受信電界強度が低ければ圏外と判断する。(図3のステップS101〜S103)。
ステップS103において、圏内であれば、無線制御部112は、現在使用中の事業者IDをキーにして契約事業者テーブル15の優先順位を抽出し、抽出した値が「1」になっているかどうかを確認することで優先順位が一番高いかの確認を行う。(ステップS104,S105)。
ステップS105において、優先順位が一番高くなければ、無線制御部112は、優先順位が一番高い事業者IDへの切り替えが可能(選択が可能)かどうかを確認する。すなわち、無線制御部112は、契約事業者テーブル15から優先順位の一番高いチャネルを抽出し、抽出したチャネルの受信電界強度が規定値よりも高いかどうかを確認することで切り替えが可能(選択が可能)かどうかを確認する。(ステップS106,S107)。
ステップS107において、受信電界強度が既定値よりも高ければ、無線制御部112は、切り替えが可能と判断し、その切り替え可能(選択可能)となったチャネルと事業者IDとを現在使用中の事業者のチャネルとして、使用状態エリア16に登録する。(ステップS108)。
更に、無線制御部112は、切り替え可能(選択可能)となった事業者IDのチャネル(無線通信網)を使用状態エリア16から読み出し、読み出したチャネルを利用して図示していない不揮発性メモリから接続先の電話番号(ステップS101〜S103の処理で一時的に保存した電話番号)を読み出して呼接続要求(発信)を行う。相手先と呼接続されると、無線制御部112は、無線部12を介して呼接続された相手先と音声処理部17との間で音声データのやり取りを行う。(ステップS109,S120)。
ステップS107において、受信電界強度が規定値よりも高くなければ、無線制御部112は、測定したチャネルを提供している事業者IDへの切り替えが不可能(選択が不可能)と判断し、ステップS107で可能でなくなくなった優先順位に続く優先順位の高いチャネルが契約事業者テーブル15内に登録されているか確認を行う。(ステップS110)。
ステップS110において、登録されていれば、無線制御部112は、ステップS107で可能でなくなくなった優先順位に続く優先順位の高い事業者IDへの切り替えが可能(選択が可能)かの確認を行う。(ステップS111,S107)。なお、この場合の無線制御部112は、ステップS107で可能でなければ、次に続く優先順位の高い事業者IDが登録されていないのを確認するまで続けることになる。
ステップS110において、登録されていなければ、無線制御部112は、現在使用中である事業者のチャネル(無線通信網)を使用状態エリア16から読み出し、読み出したチャネルを選択して図示していない不揮発性メモリから接続先の電話番号(ステップS101〜S103の処理で一時的に保存した電話番号)を読み出して呼接続要求(発信)を行う。相手先と呼接続されると、無線制御部112は、表示部14に選択した事業者ID(事業者名)を表示すると共に、無線部12を介して呼接続された相手先と音声処理部17との間で音声データのやり取りを行う。(ステップS110,S120)。
ステップS105において、優先順位が一番高ければ、無線制御部112は、使用状態エリア16から読み出しているチャネル(この場合優先順位の一番高いチャネル)を選択して図示していない不揮発性メモリから接続先の電話番号(またはセンター接続先アドレス)を読み出して呼接続要求(発信)を行う。相手先と接続されると、無線制御部112は、表示部14に選択した事業者ID(事業者名)を表示すると共に、無線部12を介して接続された相手先と音声処理部17との間で音声データのやり取りを行う。(ステップS109,S120)。
次に、複数の事業者と契約している場合について例を挙げて説明する。例として、携帯端末10のユーザーが事業者A、B、Cと契約をしている場合で、契約事業者テーブル15には、事業者ID、優先順位、チャネルの順に、事業者A、3、ch−aが、事業者B、1、ch−bが、事業者C、2、ch−cが、それぞれ登録されているとする。なお、この場合の、優先順位の設定は、ユーザーがキー入力部13から表示部14に表示されるメニュー画面に従って行われる。
今、携帯端末10は、事業者Aの無線サービスゾーン内(圏内)、事業者Cの無線サービスゾーン内(圏内)に位置し、事業者Bの無線サービスゾーン外(圏外)に位置しており、事業者Aで着信を受けた後、発信を事業者B、事業者Cで行いたい場合を想定する。なお、事業者Aで着信を受けると、無線制御部112は、使用状態エリア16内の事業者IDに事業者Aを、チャネルにch−aを、それぞれ設定している。このような状態で、ユーザーが発信動作をした時、事業者Bで発信ができない場合、事業者Cを選択して発信を行う動作について、図2を中心に説明する。
携帯端末10自身の状態の変化によりキー制御部113を介して操作制御部111に割り込みが発生すると、操作制御部111は、割り込み要因を解析する。割り込み要因の解析の結果、発信動作であるので、操作制御部111は、発信指示を無線制御部112に指示を出す。この場合、ユーザーが入力したまたは選択した相手先の電話番号は、図示していない不揮発性メモリ内の所定のエリアに一時保存される。すると、指示を受けた無線制御部112は、現在使用中の事業者IDのチャネルのサービスエリアが圏内かどうかの確認をとるために、使用状態エリア16から読み出したチャネルch−aの受信電界強度が規定値よりも高いかどうかで判断する。この場合、無線制御部112は、受信電界強度が高ければ圏内と判断し、受信電界強度が低ければ圏外と判断する。(図3のステップS101〜S103)。
ステップS103において、圏内であるので、無線制御部112は、現在使用中の事業者IDである事業者Aをキーにして契約事業者テーブル15の優先順位を抽出し、抽出した値が「1」になっているかどうかを確認することで優先順位が一番高いかの確認を行う。(ステップS104,S105)。
ステップS105において、優先順位が「3」になっており一番高くないので、無線制御部112は、優先順位が一番高い事業者IDへの切り替えが可能(選択が可能)かどうかを確認する。すなわち、無線制御部112は、契約事業者テーブル15から優先順位の一番高いチャネルch−bを抽出し、抽出したチャネルch−bの受信電界強度が規定値よりも高いかどうかを確認することで切り替えが可能(選択が可能)かどうかを確認する。(ステップS106,S107)。
ステップS107において、受信電界強度が規定値よりも高くないので、無線制御部112は、契約事業者テーブル15に優先順位「1」の次に続く優先順位が存在するか確認する。この場合存在するので、無線制御部112は、次に優先順位の高い事業者IDへの切り替えが可能(選択が可能)かどうかを確認する。すなわち、無線制御部112は、契約事業者テーブル15から優先順位「2」のチャネルch−cを抽出し、抽出したチャネルch−cの受信電界強度が規定値よりも高いかどうかを確認することで切り替えが可能(選択が可能)かどうかを確認する。(ステップS110,S111,S107)。
ステップS107において、受信電界強度が既定値よりも高いので、無線制御部112は、切り替えが可能(選択が可能)と判断し、そのチャネルch−cと事業者IDである事業者Cを現在使用中の事業者のチャネルとして、使用状態エリア16に登録する。(ステップS108)。
更に、無線制御部112は、現在使用中である事業者Cのチャネルch−c(事業者Cの無線通信網)を使用状態エリア16から読み出し、読み出したチャネルch−cを選択して図示していない不揮発性メモリから接続先の電話番号を読み出して呼接続要求(発信)を行う。相手先と呼接続されると、無線制御部112は、表示部14に選択した事業者ID(事業者名)である事業者Cを表示すると共に、無線部12を介して呼接続された相手先と音声処理部17との間で音声データのやり取りを行う。(ステップS109,S120)。
このように、ユーザーがあらかじめ契約事業者テーブル15に優先順位を設定しておけば、携帯端末10の制御部11は、ユーザーが希望する優先順位に従って、現在一番低い事業者Aのチャネルch−aを使用していたとしても、かつ一番優先順位の高い事業者Bが圏外であっても、次に優先順位の高い事業者Cのチャネルch−cが選択されることになる。
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、携帯端末10の制御部11が、ローミング契約した事業者が提供する無線通信網を事業者ごとに設定したテーブル15を携帯端末10内に備え、事業者の提供する無線通信網ごとに使用する優先順位を契約時業者テーブル15に設定しておき、発信時に、契約事業者テーブル15に設定された優先順位の一番高い無線通信網を順に検索しその検索した無線通信網のサービスエリアが圏内に存在するかを順に確認し、その契約事業者テーブル15を検索することにより順に確認していく過程で圏内に存在すれば最初に圏内に存在することを確認した無線通信網を選択して呼接続要求を行うようにしているため、携帯端末10内の処理だけですみ、現状システムにおける事業者側の変更の必要性がない。更に、ローミング契約している事業者の中で、できる限りユーザー自身が希望する事業者の無線通信網の選択ができる。
また、本発明の実施の形態によれば、携帯端末10の制御部11が、ローミング契約した事業者が提供する無線通信網を事業者ごとに設定したテーブル15を携帯端末10内に備え、事業者の提供する無線通信網ごとに使用する優先順位を契約時業者テーブル15に設定しておき、発信時に、契約事業者テーブル15に設定された優先順位の一番高い無線通信網を順に検索しその検索した無線通信網のサービスエリアが圏内に存在するかを順に確認し、その契約事業者テーブル15を検索することにより順に確認していく過程で圏内に存在すれば最初に圏内に存在することを確認した無線通信網を選択して呼接続要求を行うようにしているため、ローミング操作を自動で切り替えることになり、操作性を向上させることができる。
本発明を実施するための最良の形態のシステムの構成を示すブロック図である。 図1の契約事業者テーブル内の構成の概略を示す構成概略図である。 図1の制御部が割り込みによる動作を示すフローチャートである。特に、制御部が発信動作時における優先順位の高い事業者を選択する動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 携帯端末
11 制御部
12 無線部
13 キー入力部
14 表示部
15 契約事業者テーブル
16 使用状態エリア
17 音声処理部
111 操作制御部
112 無線制御部
113 キー制御部
901 無線網

Claims (11)

  1. それぞれの無線通信網を提供する複数の事業者と契約した携帯端末におけるローミング呼制御方式であって、
    前記事業者の提供する無線通信網ごとに使用する優先順位を設定する設定手段と、
    発信時に前記設定手段で設定された優先順位の一番高い無線通信網のサービスエリアから順に圏内に存在するかを確認する確認手段と、
    前記確認手段により順に確認していく過程で圏内に存在すれば最初に圏内に存在することを確認した前記無線通信網を選択して呼接続要求を行う接続手段と、を有することを特徴とする携帯端末におけるローミング呼制御方式。
  2. 前記接続手段により選択した無線通信網を提供する事業者名を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1記載の携帯端末におけるローミング呼制御方式。
  3. それぞれの無線通信網を提供する複数の事業者と契約した携帯端末におけるローミング呼制御方式であって、
    前記事業者の提供する無線通信網ごとに使用する優先順位を設定する設定手段と、
    発信時に現在使用中の無線通信網のサービスエリアが圏内に存在するかを確認する第1の確認手段と、
    前記第1の確認手段により圏内に存在すれば前記現在使用中の無線通信網の優先順位が一番高いかどうかを確認する第2の確認手段と、
    前記第2の確認手段で優先順位が一番高くなければ前記設定手段で設定された優先順位の一番高い無線通信網のサービスエリアから順に圏内に存在するかを確認する第3の確認手段と、
    前記第3の確認手段により順に確認していく過程で圏内に存在すれば最初に圏内に存在することを検出した前記無線通信網を選択して呼接続要求を行う第1の接続手段と、を有することを特徴とする携帯端末におけるローミング呼制御方式。
  4. 前記第3の確認手段により順に確認しても圏内に存在しなければ前記現在使用中の無線通信網を選択して呼接続要求を行う第2の接続手段を有することを特徴とする請求項3記載の携帯端末におけるローミング呼制御方式。
  5. 前記第1の接続手段により選択した無線通信網を提供する事業者名を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項3記載の携帯端末におけるローミング呼制御方式。
  6. 前記無線通信網が圏内に存在するかの判定は、前記無線通信網の受信電界強度が規定値以上になっていれば圏内に存在し規定値未満であれば圏外であることを特徴とする請求項1,3,または4記載の携帯端末におけるローミング呼制御方式。
  7. それぞれの無線通信網を提供する複数の事業者と契約した携帯端末におけるローミング呼制御方法であって、
    ローミング契約した事業者が提供する無線通信網を事業者ごとに設定したテーブルを自携帯端末内に準備し、
    前記事業者の提供する無線通信網ごとに使用する優先順位を前記テーブルに設定するステップと、
    発信時において前記テーブルに設定された優先順位の一番高い無線通信網を順に検索しその検索した無線通信網のサービスエリアが圏内に存在するかを順に確認するステップと、
    前記テーブルを検索することにより順に確認していく過程で圏内に存在すれば最初に圏内に存在することを確認した前記無線通信網を選択して呼接続要求を行うステップと、を含むことを特徴とする携帯端末におけるローミング呼制御方法。
  8. それぞれの無線通信網を提供する複数の事業者と契約した携帯端末におけるローミング呼制御方法であって、
    ローミング契約した事業者が提供する無線通信網を事業者ごとに設定したテーブルを自携帯端末内に準備し、
    前記事業者の提供する無線通信網ごとに使用する優先順位を前記テーブルに設定するステップと、
    発信時において現在使用中の無線通信網のサービスエリアが圏内に存在するかを確認するステップと、
    前記現在使用中の無線通信網のサービスエリアが圏内に存在すれば前記現在使用中の無線通信網の優先順位が一番高いかどうかを確認するステップと、
    前記現在使用中の無線通信網の優先順位が一番高くなければ前記テーブルに設定された優先順位の一番高い無線通信網を順に検索しその検索した無線通信網のサービスエリアが圏内に存在するかを順に確認するステップと、
    前記テーブルを検索することにより順に確認していく過程で圏内に存在すれば最初に圏内に存在することを確認した前記無線通信網を選択して呼接続要求を行うステップと、を含むことを特徴とする携帯端末におけるローミング呼制御方法。
  9. 前記テーブルを検索することにより順に確認していく過程で圏内に存在するものが存在しなければ前記現在使用中の無線通信網を選択して呼接続要求を行うことを特徴とする請求項8記載の携帯端末におけるローミング呼制御方法。
  10. 前記無線通信網を選択して呼接続要求を行う場合に無線通信網を提供する事業者名を表示するステップを含むことを特徴とする請求項7または8記載の携帯端末におけるローミング呼制御方法。
  11. 前記無線通信網が圏内に存在するかの判定は、前記無線通信網の受信電界強度が規定値以上になっていれば圏内に存在し規定値未満であれば圏外であることを特徴とする請求項7,8,または9記載の携帯端末におけるローミング呼制御方法。
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