JP2005057390A - パケット転送装置及びネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ブロードキャストパケットやマルチキャストパケットの転送において必要な分だけパケットの複製が行えるようする。
【解決手段】 ブロードキャストパケットを受信した場合に、配置されるネットワークにおける複数の仮想的な伝送路の全てを記憶する仮想伝送路記憶部106から仮想的な伝送路を順に取得し、グループ判別部105が判別したネットワークグループと受信するパケットの仮想的な伝送路と受信するパケットの送信元アドレスとを一組として登録できる端末位置記憶部107を、取得した伝送路の出方路毎にグループ判別部105が判別したブロードキャストパケットのネットワークグループとの組み合わせに基づき部分検索して、部分検索の結果、登録がある場合にのみ、部分検索に用いた伝送路の出方路にブロードキャストパケットを複製して送信する。その結果、パケット複製の処理負荷が軽減できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パケット転送装置及び無線端末も収容することができるネットワークシステムに関する。
近年、無線LAN技術や音声通信が可能なVoIP技術の普及に伴い、移動する無線端末の通信システム等に適用可能な広域無線LANや無線VoIPネットワークの要求が高まっている。IP通信におけるモビリティ対応として、Mobile IPプロトコル(RFC2002、RFC3220)等を用いた移動サービスに関して各種提案がなされている。
IP通信におけるパケット転送方式として、インターネット等のコア網を経由して、無線端末がユーザ網にアクセスすることを可能にするカプセル化方法が提案されている(例えば特許文献1)。この方法では、ユーザ網が網側パケット転送装置を介してコア網に接続する。次に、無線端末は、宛先アドレスと送信元アドレスが含まれた送信パケットを基地局を通して端末側パケット転送装置に送信する。このとき、送信パケットは、端末側パケット転送装置宛のパケットのデータ部に格納され、宛先ユーザ網に接続された網側パケット転送装置のアドレスと送信元アドレスが付加されてコア網に転送される。なお、このようにしてパケットを転送することをカプセル化と呼んでいる。
特許第3009876号公報
しかしながら、上記の方法では、ユーザ網または無線端末がブロードキャストパケットやマルチキャストパケットを転送する場合に、コア網に送られるパケットの宛先アドレスにブロードキャストアドレスやマルチキャストアドレスを指定することが出来ない。
また、無線端末の接続情報を持たないため、端末側および網側のパケット転送装置は、パケットを全ポートに複製してから各無線端末にユニキャスト転送するしかなく、コア網のトラヒック増加という問題が生じるほか、端末側および網側のパケット転送装置の負荷が増大するという問題も生じる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、ブロードキャストパケットやマルチキャストパケットの転送において必要な分だけパケットの複製が行えるパケット転送装置及びブロードキャストパケットやマルチキャストパケットの宛先アドレスに含まれる端末を収容する端末側および網側のパケット転送装置においてのみ、必要な分だけパケットの複製を行い、端末側および網側のパケット転送装置の負荷を低減することのできるネットワークシステムを提供することを目的とする。
本発明に係るパケット転送装置は、配置されるネットワークにおいて形成される複数の仮想的な伝送路の全てを記憶する第1記憶手段と、受信するパケットのヘッダ情報からネットワークグループを判別するグループ判別手段と、前記グループ判別手段が判別したネットワークグループと受信するパケットの仮想的な伝送路と受信するパケットの送信元アドレスとを一組として登録できる第2記憶手段と、入り方路からブロードキャストパケットやマルチキャストパケットを受信した場合に、前記第1記憶手段から前記仮想的な伝送路を順に取得し、取得した伝送路の出方路毎に前記グループ判別手段が判別したブロードキャストパケットやマルチキャストパケットのネットワークグループとの組み合わせに基づき前記第2記憶手段を部分検索して、部分検索の結果、登録がある場合にのみ、部分検索に用いた前記伝送路の出方路にブロードキャストパケットやマルチパスパケットを複製して送信する手段と、を具備する構成を採る。
この構成によれば、ブロードキャストパケットやマルチキャストパケットを送信する際に、多くの伝送路を備える場合でも、全てのポートに対して複製を行うことなく、宛先アドレスに含まれる端末を収容するポートに対してのみ、必要な分だけパケットの複製を行うので、パケット転送装置の負荷を低減することができる。
本発明に係るネットワークシステムは、コア網が端末側と1以上のユーザ網との間のパケット通信を実現するネットワークシステムにおいて、前記コア網は、請求項1記載のパケット転送装置が端末側のエッジとユーザ網側のエッジとにそれぞれ配置され、端末側のパケット転送装置とユーザ網側のパケット転送装置とは、仮想的な伝送路で接続する構成を採る。
この構成によれば、ブロードキャストパケットやマルチキャストパケットを送信する際に、全てのポートに対して複製をすることなく、宛先アドレスに含まれる端末を収容する端末側および網側のパケット転送装置においてのみ、必要な分だけ2段階でパケットの複製を行うので、広域のブロードキャストやマルチキャストパケットを端末側および網側のパケット転送装置の負荷を下げながら実現できるネットワークシステムが提供できる。
本発明に係るネットワークシステムは、上記の発明において、前記端末側には、基地局及び無線端末のシステムが含まれる構成を採る。
この構成によれば、無線端末宛にブロードキャストパケットやマルチキャストパケットを送信する際に、端末側および網側のパケット転送装置の負荷を軽減することができる。
本発明に係るネットワークシステムは、上記の発明において、前記端末側のパケット転送装置は、前記無線端末の移動により出方路が変更された場合は、新出方路を前記第2記憶手段に登録して旧登録事項を削除し、旧出方路へのパケット複製は行わない構成を採る。
この構成によれば、無線端末の移動により出方路が変更された場合でも、端末側のパケット転送装置は確実に必要なパケットの複製のみが行える。
本発明に係るネットワークシステムは、上記の発明において、前記無線端末は、基地局間を移動した場合にユーザ網側のパケット転送装置にパケットを送信する構成を採る。
この構成によれば、無線端末が移動した直後にユーザ網側のパケット転送装置と端末側のパケット転送装置は、高速に無線端末の位置登録を行うことができるので、無線端末は移動直後からブロードキャストパケットやマルチキャストパケットを受信することができる。
本発明に係るネットワークシステムは、上記の発明において、前記無線端末は、前記基地局間を移動した場合に、通信相手に送信するパケットがある場合は通信相手にパケットを送信し、通信相手に送信するパケットがない場合はユーザ網側のパケット転送装置にパケットを送信する構成を採る。
この構成によれば、無線端末が移動した直後にユーザ網側のパケット転送装置と端末側のパケット転送装置は、高速に無線端末の位置登録を行うことができるので、無線端末は移動直後からブロードキャストパケットやマルチキャストパケットを受信できるのに加えて、ネットワークリソースの消費を抑えることができる。
本発明に係るネットワークシステムは、上記の発明において、前記仮想的な伝送路は、VLANプロトコルに基づいて張る構成を採る。
この構成によれば、コア網を安価なVLANスイッチで構成することができる。そして、既存のVLANプロトコルによる仮想的な伝送路が存在すれば、エッジにユーザ網側のパケット転送装置と端末側のパケット転送装置を配置するだけで無線端末の高速なハンドオーバーが行える。
本発明に係るネットワークシステムは、上記の発明において、前記仮想的な伝送路は、MPLSプロトコルに基づいて張る構成を採る。
この構成によれば、コア網をスケーラビリティに優れるMPLSスイッチで構成することができる。そして、既存のMPLSプロトコルによる仮想的な伝送路が存在すれば、エッジにユーザ網側のパケット転送装置と端末側のパケット転送装置を配置するだけで無線端末の高速なハンドオーバーが行える。
本発明は、ブロードキャストパケットやマルチキャストパケットの転送において必要な分だけパケットの複製が行えるパケット転送装置及びブロードキャストパケットやマルチキャストパケットの宛先アドレスに含まれる端末を収容する端末側および網側のパケット転送装置においてのみ、必要な分だけパケットの複製を行い、端末側および網側のパケット転送装置の負荷を低減することのできるネットワークシステムを提供することができる。
本発明の骨子は、クライアントサーバー型の通信を行うネットワーク上に配置されるパケット転送装置において、ブロードキャストパケットやマルチキャストパケットを転送する場合に必要な分だけパケットの複製が行えるようにすることである。
また、本発明の骨子は、クライアントサーバー型の通信を行うネットワークにおいて、ブロードキャストパケットやマルチキャストパケットを転送する複数の仮想的な伝送路をVLANプロトコルやMPLSプロトコルを利用して形成し、ブロードキャストパケットやマルチキャストパケットの宛先アドレスに含まれる端末を収容する端末側および網側のパケット転送装置においてのみ、必要な分だけパケットの複製を行い、端末側および網側のパケット転送装置の負荷を低減することである。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るパケット転送装置の構成を示すブロック図である。なお、この明細書では、説明の便宜から、ブロードキャストパケットの転送に限定して説明するが、ブロードキャストパケットの語をマルチキャストパケットの語に置き換えれば、そのままマルチキャストパケットの転送に適用できることは言うまでもない。
実施の形態1に係るパケット転送装置100は、図1に示すように、入力パケットのヘッダを処理する1以上のヘッダ処理部101と、ユニキャストパケットを出力ポート毎に振り分けるUC用スイッチ部102と、ブロードキャストパケットを出力ポート毎に振り分けるBC用スイッチ部103と、ユニキャストパケットとブロードキャストパケットとの調停も兼ねて出力ポートに出力する1以上の出力処理部104とを備えている。
加えて、本実施の形態1に係るパケット転送装置100は、ヘッダ処理部101とBC用スイッチ部103とがブロードキャストパケットの処理ができるようにするため、図2に示すように、ネットワークグループ判別部105と仮想伝送路記憶部106と端末位置記憶部107とを備えている。
ネットワークグループ判別部105は、受信するパケットのヘッダ情報からネットワークグループの識別子が判別できるようになっている。仮想伝送路記憶部106には、複数の物理ポート上に仮想的に設定される伝送路の全てが記憶されており、あるアドレスを指定すると、出力ポートとヘッダ情報とが得られるようになっている。
端末位置記憶部107には、上りパケットから学習して取得した、受信するパケットの宛先アドレスと、受信するパケットの仮想的な伝送路に関する出力ポート及びヘッダ情報と、ネットワークグループ判別部105が判別したネットワークグループの識別子とが一組として複数組登録されている。
次に、図1を参照して、以上のように構成されるパケット転送装置100にブロードキャストパケットが入力された場合の動作について説明する。
図1において、ヘッダ処理部101では、入力ヘッダ情報がグループXのブロードキャストを示すB1であるブロードキャストパケットが入力されると、ネットワークグループ判別部105を参照し、入力ヘッダ情報B1からグループ識別子Xを取得してBC用スイッチ部103に与える。
BC用スイッチ部103では、仮想伝送路記憶部106の全アドレスを順に読み出す。まず、仮想伝送路記憶部106のアドレス0を読み出し、出力ポート3とヘッダ情報A0を得る。そして、その出力ポート3及びヘッダ情報A0と入力ヘッダ情報B1から通知されたグループ識別子Xとに基づき端末位置記憶部107を部分検索する。
その結果、端末位置記憶部107にすでに登録されていることが分かるので、BC用スイッチ部103では、ポート3に対してヘッダ情報A0を付加し、取得した宛先アドレスD0向けのパケットを出力処理部104から転送する。
次に、BC用スイッチ部103では、仮想伝送路記憶部106のアドレス1を読み出し、出力ポート4とヘッダ情報A1を得る。そして、その出力ポート4及びヘッダ情報A1と入力ヘッダ情報B1から通知されたグループ識別子Xとに基づき端末位置記憶部107を部分検索する。
その結果、端末位置記憶部107にすでに登録されていることが分かるので、BC用スイッチ部103では、ポート4に対してヘッダ情報A1を付加し、取得した宛先アドレスD1向けのパケットを出力処理部104から転送する。
次に、BC用スイッチ部103では、仮想伝送路記憶部106のアドレス2を読み出し、出力ポート3とヘッダ情報A2を得る。そして、その出力ポート3及びヘッダ情報A2と入力ヘッダ情報B1から通知されたグループ識別子Xとに基づき端末位置記憶部107を部分検索する。
その結果、端末位置記憶部107には該当する組み合わせは登録されていないことが分かるので、BC用スイッチ部103では、パケットを転送しない。以下、同様の手順で、BC用スイッチ部103では、仮想伝送路記憶部106の全アドレスを読み出し、対応する端末位置記憶部107を検索し、すでに登録されている組み合わせに対してのみパケットを複製して転送する。
このように、実施の形態1によれば、ブロードキャストパケット送信の際に、多くの仮想的伝送路を備える場合でも、全てのポートに対して複製をすることなく、宛先アドレスを収容するポートに対してのみ、必要な分だけパケットの複製を行うので、パケット転送装置の負荷を低減することができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2に係るネットワークシステムの構成例を示す図である。なお、図3では、無線端末を収容するネットワークシステムの構成例が示されている。
実施形態2に係るネットワークシステムは、図3に示すように、コア網200に、ユーザ網である企業網201、Mobile IP網202、インターネット203が接続される他、基地局204,205,206が接続される構成である。そして、代表例として、基地局206に無線接続される無線端末207が示されている。
コア網200には、網の境界であるエッジに多数のパケット転送装置210〜214が配置され、これらのパケット転送装置210〜214は、網内での経路を形成する多数のコア網ノード215を介して相互に接続されている。
多数のパケット転送装置210〜214のうち、ユーザ網側に配置されるパケット転送装置210には企業網201が接続され、パケット転送装置211にはMobile IP網202とインターネット203とが接続される。これらのユーザ網側に配置されるパケット転送装置210,211は、以降、網側パケット転送装置と称することとする。
また、基地局204〜206側に配置されるパケット転送装置212にはレイヤ2網220を介して基地局204が接続され、パケット転送装置213にはレイヤ2網221を介して基地局205が接続され、パケット転送装置214には基地局206が直接接続されている。これらの基地局204〜206側に配置されるパケット転送装置212〜214は、以降、端末側パケット転送装置と称することとする。
このようなコア網200において、多数のパケット転送装置210〜214は、実施の形態1にて説明したものであるが、互いに仮想的な伝送路(以降「トンネル」という)230を介して接続される。このトンネル230は、2つのパケット転送装置の間に存在する複数のコア網ノード215それぞれのルーティングテーブルに、パケットを受信したポートと、仮想LAN(VLAN)プロトコルやMPLS(multiprotocol label switching)プロトコルなどを利用した特定のヘッダ情報とに従って転送先を明示的に設定することによって形成される。
また、この実施の形態2では、端末側パケット転送装置における端末位置記憶部107では、無線端末207が移動して出力ポートが変わると、新たな登録の発生により、旧登録事項は一定時間経過後に削除するようになっている。
次に、図4〜図9を参照して、以上にように構成されるコア網で実現されるブロードキャストパケットの転送方法について説明する。図4と図8では、網側パケット転送装置210と端末側パケット転送装置214との間に形成されるトンネル301を用いてブロードキャストパケットの転送が行われる場合が示されている。
まず、トンネル301の形成について説明する。網側パケット転送装置210と端末側パケット転送装置214との間には、3つのコア網ノードX,Y、Zが存在するとしている。コア網ノードXの図5に示すルーティングテーブル311では、受信ポートが“2”でヘッダ情報がA0であれば出力ポート“3”に転送するように設定されている。コア網ノードYの図5に示すルーティングテーブル312では、受信ポートが“5”でヘッダ情報がA0であれば出力ポート“2”に転送するように設定されている。コア網ノードZの図5に示すルーティングテーブル313では、受信ポートが“1”でヘッダ情報がA0であれば出力ポート“4”に転送するように設定されている。
このように、網側パケット転送装置210と端末側パケット転送装置214との間に存在する3つのコア網ノードX,Y、Zのルーティングテーブル311,312,313に転送先を明示して設定しておくことにより、網側パケット転送装置210が受信した下りパケットに“A0”というヘッダ情報を付加してポート“3”に送信するだけでコア網ノードX,Y,Zを確実に経由して端末側パケット転送装置214まで転送できるトンネル301が形成される。
さて、網側パケット転送装置210がトンネル301にブロードキャストパケットを送信し、端末側パケット転送装置214がトンネル301からブロードキャストパケットを取り込む動作について説明する。なお、図4では、無線端末207は、端末側パケット転送装置214の出力ポート5の配下にある場合が示され、図8では、無線端末207が、端末側パケット転送装置214の出力ポート6の配下に移動した場合が示されている。
図4において、網側パケット転送装置210は、図6に示すネットワークグループ判別部321と仮想伝送路記憶部322と端末位置記憶部323とを用いてブロードキャストパケットのトンネル301への送信を制御する。
即ち、網側パケット転送装置210では、ポート1から入力ヘッダ情報がグループXのブロードキャストを示すB1であるブロードキャストパケットが入力されると、図6のネットワークグループ判別部321を参照し、入力ヘッダ情報B1に基づきグループ識別子Xを得る。次に、図6の仮想伝送路記憶部322を順に読み出す。
まず、図6の仮想伝送路記憶部322アドレス0を読み出し、出力ポート3とヘッダ情報A0を得る。それに基づき図6の端末位置記憶部323を部分検索し、グループ識別子Xと出力ポート3とヘッダ情報A0の組み合わせが存在するので、すでに登録されていることが分かる。その結果、ポート3に対してヘッダ情報A0を付加した宛先アドレスD0向けのパケットを転送する。
次に、図6の仮想伝送路記憶部322のアドレス1を読み出し、出力ポート4とヘッダ情報A1を得る。それに基づき図6の端末位置記憶部323を部分検索し、グループ識別子Xと出力ポート4とヘッダ情報A1の組み合わせが存在するので、すでに登録されていることが分かる。その結果、ポート4に対してヘッダ情報A1を付加した宛先アドレスD1向けのパケットを転送する。
次に、図6の仮想伝送路記憶部322のアドレス2を読み出し、出力ポート3とヘッダ情報A2を得る。それに基づき図6の端末位置記憶部323を部分検索すると、グループ識別子Xとポート3とヘッダ情報A2の組み合わせが存在しないので、登録されていないことが分かる。この場合には、パケットを転送しない。
以下、同様の手順で、網側パケット転送装置210では、図6の仮想伝送路記憶部322の全アドレスを読み出して対応する図7の端末位置記憶部333を部分検索し、すでに登録されている組み合わせに対してのみパケットを複製して転送する。コア網200に送信されたパケットは、上述のトンネル301によってそれぞれ端末側パケット転送装置214まで転送される。
端末側パケット転送装置214では、図7のネットワークグループ判別部331と図7の仮想伝送路記憶部332と図6の端末位置記憶部323とを用いてトンネル301からブロードキャストパケットを取り込み無線端末207に引き渡す制御を行う。なお、図7の仮想伝送路記憶部332では、アドレスと出力ポートとの関連付けのみが行われるとしている。
即ち、端末側パケット転送装置214では、入力ヘッダ情報がグループXのブロードキャストを示すA0であるブロードキャストパケットが入力されると、図7のネットワークグループ判別部331を参照し、入力ヘッダ情報A0に基づきグループ識別子Xを得る。次に、図7の仮想伝送路記憶部332を順に読み出す。
まず、図7の仮想伝送路記憶部332のアドレス0を読み出し、出力ポート1を得る。それに基づき図7の端末位置記憶部333を部分検索し、グループ識別子Xと出力ポート1が存在するので、すでに登録されていることが分かる。その結果、ポート1に対して宛先アドレスD0向けのパケットを転送する。
次に、図7の仮想伝送路記憶部332のアドレス1を読み出し、出力ポート6を得る。それに基づき図7の端末位置記憶部333を部分検索し、グループ識別子Xとポート6の組み合わせは存在しないので、登録されていないことが分かる。この場合には、パケットを転送しない。
次に、図7の仮想伝送路記憶部332のアドレス2を読み出し、出力ポート5を得る。それに基づき図7の端末位置記憶部333を部分検索し、グループ識別子Xとポート5は存在するので、すでに登録されていることが分かる。その結果、ポート5に対して宛先アドレスD6向けのパケットを転送する。
以下、同様の手順で、端末側パケット転送装置214では、図7の仮想伝送路記憶部332の全アドレスを読み出して対応する図7の端末位置記憶部333を部分検索し、すでに登録されている組み合わせに対してのみパケットを複製して転送する。図4に示す例では、以上のように出力ポート1と出力ポート5に対してパケットが複製され転送される。
そして、端末側パケット転送装置214の出力ポート5の配下に存在した無線端末207が、図8に示すように端末側パケット転送装置214の出力ポート6の配下に移動すると、端末側パケット転送装置214では、端末位置記憶部が図7の端末位置記憶部333から図9の端末位置記憶部433に更新される。即ち、無線端末207が移動すると、出力ポート6の配下に存在するグループXの宛先端末D6,D7,D8の組が新たに登録されるので、出力ポート5の配下に存在したグループXの宛先端末D6,D7,D8の登録は一定時間経過後に全て削除される。
したがって、無線端末207が、端末側パケット転送装置214の出力ポート6の配下に移動した場合には、一定時間が経過すると、端末側パケット転送装置214では、以前に存在した出力ポート5に対してはパケットが複製されなくなる。
このように、実施の形態2によれば、ブロードキャストパケット送信の際に、全てのポートに対して複製をすることなく、宛先アドレスに含まれる端末を収容する端末側および網側のパケット転送装置においてのみ、必要な分だけ2段階でパケットの複製を行うので、広域のブロードキャストを端末側および網側のパケット転送装置の負荷を下げながら実現できるネットワークシステムを提供できる。
このとき、端末側のパケット転送装置では、端末が無線端末である場合に、その移動によって出力ポートが変わると、それに応じて登録を更新し、旧登録事項を削除するので、常に必要なポートに対してパケットを複製することができる。
また、コア網では、仮想的な伝送路(トンネル)をVLANプロトコルに基づいて張るように構成する場合は、コア網を安価なVLANスイッチで構成することが可能になる。そして、既存のVLANプロトコルによるトンネルネットワークが存在すれば、エッジに網側パケット転送装置と端末側パケット転送装置を配置するだけで無線端末の高速なハンドオーバーができる。また、コア網を構成することも容易になる。さらに、VLANタグを利用して、無線端末のグルーピングを行いISPや企業等の識別を行った上でグループ単位での通信品質保証を行うことも可能となる。
さらに、コア網では、仮想的な伝送路(トンネル)をMPLSプロトコルに基づいて張るように構成する場合は、コア網をスケーラビリティに優れるMPLSスイッチで構成することが可能になる。そして、既存のMPLSプロトコルによるトンネルネットワークが存在すれば、エッジに側パケット転送装置と端末側パケット転送装置を配置するだけで無線端末の高速なハンドオーバーができる。また、コア網を構成することも容易になる。また、MPLSプロトコルによりトンネルが構成できるので、コア網においてトンネルを用いないIPルーティングに比べ、トンネル毎に通信品質保証が可能になる。したがって、パケットを高速転送でき、伝送遅延時間を短くすることもできる。また、ラベルを利用して無線端末のグルーピングを行い、ISPや企業等の識別を行った上でグループ単位での通信品質保証を行うことも可能となる。
(実施の形態3)
実施の形態2に示した収容する端末に無線端末が含まれるネットワークシステムでは、無線端末が基地局間を移動するので、本実施の形態3では、それに対する措置について説明する。
(1)無線端末が基地局間を移動する場合、無線端末が基地局間を移動した直後に、網側パケット転送装置にパケットを送信するように構成する。これによって、無線端末が移動した直後に網側パケット転送装置と端末側パケット転送装置は、高速に無線端末の位置登録を行うことができるので、移動直後から無線端末がブロードキャストパケットを受信できるようになる。
(2)無線端末207が基地局間を移動する場合、通信相手302に送信するパケットがある場合は無線端末207が基地局間を移動した直後に通信相手302にパケットを送信する一方、通信相手302に送信するパケットがない場合は、無線端末207が基地局間を移動した直後に網側パケット転送装置にパケットを送信するように構成する。これによって、無線端末が移動した直後に網側パケット転送装置と端末側パケット転送装置は、高速に無線端末の位置登録を行うことができるので、移動直後から無線端末がブロードキャストパケットを受信でき、加えて、ネットワークリソースの消費を抑えることができる。
本発明は、ブロードキャストパケットやマルチキャストパケットの転送において必要な分だけパケットの複製が行えるパケット転送装置及びブロードキャストパケットやマルチキャストパケットの宛先アドレスに含まれる端末を収容する端末側および網側のパケット転送装置においてのみ、必要な分だけパケットの複製を行い、端末側および網側のパケット転送装置の負荷を低減することを可能にすることである。
本発明の実施形態1に係るパケット転送装置の構成を示すブロック図 実施の形態1に係るネットワークグループ判別部と仮想伝送路記憶部と端末位置記憶部の各構成例を示す図 本発明の実施の形態2に係る無線端末収容ネットワークシステムの構成例を示す図 図3に示すコア網にて実現されるブロードキャストパケットの転送方法を説明する図(その1) 図4のブロードキャストパケットの転送方法に係るコア網モードX〜Zの各ルーティングテーブルの各構成例を示す図 図4の網側パケット転送装置のネットワークグループ判別部と仮想伝送路記憶部と端末位置記憶部の各構成例を示す図 図4の端末側パケット転送装置のネットワークグループ判別部と仮想伝送路記憶部と端末位置記憶部の各構成例を示す図 図3に示すコア網にて実現されるブロードキャストパケットの転送方法を説明する図(その2) 図8の端末側パケット転送装置の端末位置記憶部の構成例を示す図
符号の説明
100 パケット転送装置
101 ヘッダ処理部
102 UC用スイッチ部
103 BC用スイッチ部
104 出力処理部
105 ネットワークグループ判別部
106 仮想伝送路記憶部
107 端末位置記憶部
200 コア網
201 企業網
202 Mobile IP網
203 インターネット
204,205,206 基地局
207 無線端末
210,211 網側パケット転送装置
212〜214 端末側パケット転送装置
215 コア網ノード
230,301 仮想的な伝送路(トンネル)
302 通信相手
311 コア網ノードXのルーティングテーブル
312 コア網ノードYのルーティングテーブル
312 コア網ノードZのルーティングテーブル
321 網側パケット転送装置210のネットワークグループ判別部
322 網側パケット転送装置210の仮想伝送路記憶部
323 網側パケット転送装置210の端末位置記憶部
331 端末側パケット転送装置214のネットワークグループ判別部
332 端末側パケット転送装置214の仮想伝送路記憶部
333,433 端末側パケット転送装置214の端末位置記憶部

Claims (8)

  1. 配置されるネットワークにおいて形成される複数の仮想的な伝送路の全てを記憶する第1記憶手段と、受信するパケットのヘッダ情報からネットワークグループを判別するグループ判別手段と、前記グループ判別手段が判別したネットワークグループと受信するパケットの仮想的な伝送路と受信するパケットの送信元アドレスとを一組として登録できる第2記憶手段と、入り方路からブロードキャストパケットやマルチキャストパケットを受信した場合に、前記第1記憶手段から前記仮想的な伝送路を順に取得し、取得した伝送路の出方路毎に前記グループ判別手段が判別したブロードキャストパケットやマルチキャストパケットのネットワークグループとの組み合わせに基づき前記第2記憶手段を部分検索して、部分検索の結果、登録がある場合にのみ、部分検索に用いた前記伝送路の出方路にブロードキャストパケットやマルチキャストパケットを複製して送信する手段と、を具備することを特徴とするパケット転送装置。
  2. コア網が端末側と1以上のユーザ網との間のパケット通信を実現するネットワークシステムにおいて、前記コア網は、請求項1記載のパケット転送装置が端末側のエッジとユーザ網側のエッジとにそれぞれ配置され、端末側のパケット転送装置とユーザ網側のパケット転送装置とは、仮想的な伝送路で接続されていることを特徴とするネットワークシステム。
  3. 前記端末側には、基地局及び無線端末のシステムが含まれていることを特徴とする請求項2記載のネットワークシステム。
  4. 前記端末側のパケット転送装置は、前記無線端末の移動により出方路が変更された場合は、新出方路を前記第2記憶手段に登録して旧登録事項を削除し、旧出方路へのパケット複製は行わないように構成されていることを特徴とする請求項3記載のネットワークシステム。
  5. 前記無線端末は、基地局間を移動した場合にユーザ網側のパケット転送装置にパケットを送信するように構成されていることを特徴とする請求項3又は請求項4記載のネットワークシステム。
  6. 前記無線端末は、前記基地局間を移動した場合に、通信相手に送信するパケットがある場合は通信相手にパケットを送信し、通信相手に送信するパケットがない場合はユーザ網側のパケット転送装置にパケットを送信するように構成されていることを特徴とする請求項3又は請求項4記載のネットワークシステム。
  7. 前記仮想的な伝送路は、VLANプロトコルに基づいて張るように構成されていることを特徴とする請求項2から請求項6のいずれかに記載のネットワークシステム。
  8. 前記仮想的な伝送路は、MPLSプロトコルに基づいて張るように構成されていることを特徴とする請求項2から請求項6のいずれかに記載のネットワークシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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