JP2005056138A - 記録システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数台の記録装置を備えた記録システムにおいて、各記録装置における記録材消費量の均一化を図り、記録材の補充作業を軽減可能とする。
【解決手段】 複数台の記録装置201〜204の中の所定数の記録装置をコンピュータ100などの制御装置により制御する。コンピュータ100は、画像処理部107によって記録装置で記録させるべき記録情報を発生させると共に、各記録装置に収納されている記録材の残量をCPU102などによって検出し、各記録装置の残量に基づいて使用可能な記録装置を判別する。記録制御部108は、使用すべきであると判別された記録装置のみに対して記録情報を転送し、その記録装置のみで記録動作を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数の記録装置を用いて同時に記録動作を行うことによって高速記録を可能とする記録システムに関するものである。
複数枚の記録媒体に対する記録動作を高速化することが可能なシステムとして、従来、記録情報の生成および送出が可能なコンピュータなどの制御装置に対して複数台の記録装置を接続し、記録情報を各記録装置に送出することにより記録動作を各記録装置によって略同時に実行させ、略一枚分の記録時間で複数枚の記録を実現するようにした記録システムが知られている。
このような複数の記録装置で構成される記録システムは、記録の管理運用において人為的な操作を極力省略した自動記録装置などに適用されている。その一例としては、ユーザーがデジタル映像情報を送出しうる撮像装置などで撮像した画像を格納したメモリを挿入することで、短時間に一定枚数の記録結果を得ることができるようにした自動販売機形式の記録装置などがある。
こうした自動販売機形式の記録装置において、例えば、1回の使用に対して最大3枚の記録物を発行することを想定した場合、3台の記録装置と各々の記録装置に対して記録情報を送出する1台のコンピュータとにより構成することが記録所要時間を短縮する上で最も効果的である。
従って、上記のように複数台の記録装置を備える記録システムを採用する場合、記録装置の設置台数を1回の記録物の最大出力枚数に合わせて増減させることが考えられるが、その場合には記録システムを構成する記録装置の設置容積や、システム構成価格が変化することとなるため、その実現はかなり困難なものとなる。特に1回の使用における記録物の最大出力枚数を任意に変更し得るような記録システムを構成することは事実上不可能となる。
そこで、現在では、複数の記録装置を備える記録システムにおいて、記録装置の設置台数を超える枚数の記録物を1回の使用において出力させるようにする場合、例えば3台の記録装置A,B,Cを備えたシステムにおいて、4枚以上の記録物を出力する場合には、まず記録装置A、記録装置B、記録装置Cで3枚の記録物を出力し、記録装置Aの記録動作が終了した後、再び記録装置Aにて4枚目の記録物を出力させるという方式を採ることが提案、実施されている(特許文献1)。
このような方法を採ることにより、1回の使用に対して任意枚数の記録物を出力させる場合においても、記録システムにおける記録装置の設置台数を変更することなく対応することが可能となる。
また、記録装置に装填された記録ヘッドに記録材(例えば、インク、インクリボン等)を供給する記録材収納部(例えばインクカートリッジ、インクリボン等)における記録材が記録動作によって消費され、記録動作が継続不能となった場合には、人為的に記録材収納部を交換する必要がある。この記録材収納部の交換の頻度が少ないほど記録システムの自動運用に適することになる。
特開2000−62295号公報 特開2002−169682号公報
しかし、上記のように、複数台の記録装置により構成された記録システムにおいて、1回の記録物の出力枚数が一定でない場合には、各記録装置に装填された記録材収納部内の記録材の消費量に差が生じることが多く、記録材不足によって記録装置が使用不能となるタイミングに差が生じている。そして、複数台の記録装置の中で1台でも記録不能となった場合には、システム全体が停止するものとなっている。
このため、記録材の補充作業は複数の記録装置の中の一台の記録材収納部を新たなものと交換するだけで済む場合もあり、残りの記録装置に対する記録材収納部の交換作業との間に時間的なずれが生じる。その結果、記録材収納部の交換作業の頻度が高まり、作業効率が低下するため、自動運営に支障を来たすという問題が生じている。
本発明は、上記従来技術の課題に着目してなされたもので、複数台の記録装置を備えた記録システムにおいて、各記録装置における記録材の消費量の均一化を図ることができ、各記録装置における記録材の補充作業を軽減することが可能な記録装置の提供を目的とする。
上記課題を解消するため、本発明は以下のような構成を有する。
すなわち、本発明は、所定量の記録材を収納する収納部を有し記録情報に基づき前記収納部における記録材を用いて記録動作を行う複数台の記録装置を備え、その複数台の記録装置の中の所定数の記録装置を駆動することによって記録を行うようにした記録システムにおいて、記録情報を発生させる記録情報発手段と、前記各記録装置の各収納部内における記録材の残量を検出し、検出した残量を表す残量情報を出力する残量検出手段と、前記各記録装置における各残量情報に基づき前記複数の記録装置の中で使用すべき記録装置を決定する記録装置決定手段と、前記記録装置決定手段によって決定された使用すべき記録装置のみを用いて記録動作を実行させる制御手段を備えることを特徴とするものとなっている。
本発明によれば、各記録装置における記録材の消費量の均一化を図ることができ、各記録装置において、人為的に行われる記録材の補充作業を大幅に軽減することができると共に、効率的に記録装置を稼動させることができる。
すなわち、特定の記録装置において記録材残量不足が生じ、記録動作を継続することができないような状態となった場合には、他の残存する記録装置にて記録動作を継続可能となり、より自動運用に適した記録システムを提供することが可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、この実施形態における記録システムにおける概略構成を示すブロック図である。図において、この記録システムにおいては、複数台の記録装置(図では4台の記録装置201〜204)が設けられると共に、各記録装置201の制御を司る制御装置100が設けられており、この制御装置100と各記録装置201〜204とは接続ケーブル300を介して接続されており、各記録装置201〜204と制御装置100との間のデータの授受はこの接続ケーブル300を介して行われる。この制御装置100は、後述の機能実現するコンピュータによって構成され、ここで各記録装置201〜204において記録すべき記録情報を発生させる。この際、コンピュータは、連続した1回の記録動作において記録すべき頁分(記録媒体の枚数分)の記録情報を生成し、その記録情報をコンピュータ100内に設けられた記憶装置内に格納する。そして、記録装置に収納されている記録材の残量と1回に記録すべき記録情報量とに基づき、記録動作の可能な記録装置を決定し、記録情報を分配、転送し、記録させるように構成されている。
上記記録システムに適用する記録装置としては、記録情報に基づく記録動作を記録材を記録媒体に付与しつつ行うものであればいかなるものも適用可能であるが、例えば、図7に示すような記録機構を有するものを用いることができる。
ここに示す記録機構は、記録材として液状のインクを用い、そのインクを記録ヘッドに形成したノズルからインク滴として記録媒体上に吐出することによって記録媒体上に画像を形成するインクジェット記録装置となっている。
また、この記録機構50はシリアルスキャン方式を採るものとなっており、ガイド軸51,52によって、キャリッジ53が矢印Aに示す主走査方向に移動自在にガイドされている。キャリッジ53は、不図示のキャリッジモータおよびその駆動力を伝達するベルト等の駆動力伝達機構により、主走査方向に往復動される。キャリッジ53には、記録ヘッド57と、その記録ヘッド57に供給するインクを貯留してなるインクタンク58とが搭載される。
記録媒体としての用紙Pは、装置の前端部に設けられた挿入口55から挿入された後、その搬送方向が反転されてから、送りローラ56によって矢印Bに示す副走査方向に搬送される。記録装置50は、記録ヘッド20を主走査方向に移動させつつ、プラテン57上の用紙Pの記録領域に向かってインクを吐出させる記録動作と、その記録幅に対応する距離だけ用紙Pを副走査方向に搬送する搬送動作と、を繰り返すことによって、記録媒体P上に順次画像を記録する。
なお、記録ヘッド20は、インクを吐出するためのエネルギーとして、電気熱変換体から発生する熱エネルギーを利用するものであっても良い。その場合には、電気熱変換体の発熱によってインクに膜沸騰を生じさせ、そのときの発泡エネルギーによって、インク吐出口からインクを吐出することができる。また、記録ヘッド20におけるインクの吐出方式は、このような電気熱変換体を用いた方式のみに限定されず、例えば、圧電素子を用いてインクを吐出する方式等であっても良い。
また、ここに示すインクジェット記録装置は、カラー画像を形成可能とするため、記録ヘッド20には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の4種類のインクを吐出する4種類の吐出口列を有するものが使用されており、インクタンク10も各記録ヘッド20に対応して4個搭載されている。各インクタンク10は、記録ヘッド20に対して個別に交換可能な構成を有しており、特定のインクタンク内のインク残量が不足した場合には、そのインクタンクのみを交換することで対応し得るようになっている。但し、本発明は、全てのインクタンクが一体化された形態を採る記録装置も適用可能であり、また、インクタンクと記録ヘッドとが一体化した形態を採る場合にも適用可能である。
ここで、図2に示すブロック図に基づき、上記記録システムを構成する制御装置100、および各記録装置201−204の概略構成を説明する。
上記のように、制御装置100には、後述の図3に示すブロック図および図4に示す制御フローに対応するプログラムや演算、判別、制御等の制御動作対応するプログラムを実行する処理部としてのCPU102と、このCPU102において読み出し実行される例えば図3に示すブロック図および図4に示す制御フローに対応する制御プログラムなどを格納してなるROM103と、種々のデータあるいはプログラム等を格納すると共にCPU102による演算処理のワークエリアとして機能するRAM104と、ユーザーが制御装置100に対して処理の契機を付与したり、処理の命令を入力するために用いる入力機器あるいは出力機器(キーボード入力装置およびポインティング装置、あるいはディスプレイ等)が接続される入出力部105と、画像処理プログラムなどの所定のソフトウエアおよび記録情報を格納する記憶装置106と、入力装置によってユーザーから入力された指示に従い各記録装置201において記録可能な記録情報を生成する情報発生手段としての画像処理部107と、複数台の記録装置201〜204に対する記録情報の送信および記録動作の実行などの制御を行う記録制御部108と、コンピュータ100と各記録装置201〜204との間のデータの授受を可能とするためのインターフェース(I/F)109等を備える。
記録制御部108は、複数の記録装置201〜204における記録動作の実行、停止などを独立に制御する機能を有する。本実施形態では、各記録装置201〜204に対して記録情報の送信、停止などを各記録装置毎に独立して制御することにより各記録装置における記録動作の制御を行うようになっている。
なお、本実施形態では、制御装置100内に設けられた画像処理部107、記録制御部108は、記憶装置106あるいはROM103、RAM104などに格納されたソフトウェアのプログラムコードを記録情報の生成に必要な場合だけ読み出し、それを実行して画像処理装置あるいは記録制御部とを協同させて作動することによって実現される。また、本実施形態のように記憶装置106、に格納されたプログラムコードを読み出し、CPU102などの処理部によって読み出したプログラムコードを実行する形態により画像処理部107および記録制御部108としての機能を実現すること以外に、ハードウェアによって構成された画像処理部107、記録制御部108を制御装置100に接続することにより、同様の機能を実現することも可能である。
一方、制御装置100に接続された各記録装置201−204は、以下のような構成を有する。なお、図1に示す各記録装置は、全て同一の構成を有するものとなっており、図2では、各記録装置を代表する符号として200を付している。
この記録装置200は、各記録装置の記録機構50と、ROM214に格納された後述の動作説明に対応するプログラム、およびRAM213に格納された記録情報などに従って前記記録機構50をはじめとする各部の動作を制御する処理部のCPU212と、前記接続ケーブルに接続され制御装置(以下コンピュータと言う。)100との間で信号の授受を行うインターフェース215とを備えるものとなっている。
上記のように構成された記録システムにおいて、記録制御部108によって各記録装置の中の所定の記録装置200が指定されると、コンピュータ100で生成された記録情報は、インターフェース109から接続ケーブル300を介して指示された記録装置200のインターフェース215へと送信される。記録装置200では受信した記録情報を一旦RAM213に展開し、その後、その記録情報に従って記録機構50を駆動し、記録媒体への記録材の付与を行って記録画像を形成する。
なお、この実施形態では、コンピュータと記録装置との間の信号の伝送をケーブル110を介して行うものとしたが、両者の間の信号の伝送は有線に限らず、無線通信によって行うことも可能である。
次に、上記コンピュータ100における画像処理部107によって実行される処理動作のより具体的な内容を図3に基づき説明する。
画像処理部107に入力される情報は、画像を形成するR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号若しくはC(シアン)信号、M(マゼンタ)信号、Y(イエロー)信号、およびK(ブラック)信号を入力情報として処理する。
通常、コンピュータ100に接続されるディスプレイ装置では前者R,G,B信号を利用している。また、イメージスキャナに代表される光学読取り装置を前記コンピュータ100に接続し、その光学読取り装置により生成された対象原稿物の読取り情報にあっても、多くの場合、R,G,B信号で構成されている。そして、記録装置200により記録される画像および文字等の記録情報は、上記のようなディスプレイ装置もしくは光学読取り装置により表示、生成された画像、文字情報であることが多い。
よって、本実施形態における画像処理部103は、入力される画像、文字情報等はRGB信号であり、かつ画像処理部に対して入力または出力される情報が、画像、文字、および線画等のデータであってこれらが全て1画素毎に色情報を持つビットマップデータである場合と、CMYK信号である場合とを想定した構成を有するものとなっており、以下のような処理を行う。
まず、画像処理部103に入力されるRGBもしくはCMYK信号は、各色8Bitで構成され、数値の大小により、対象となる信号の輝度、若しくは濃度が決定される。例えば、R=255,G=0,B=0の場合には最も明るい赤となり、R=0,G=0,B=0の場合には黒となる。またC=255,M=0,Y=0,K=0の場合には、最も濃いシアンとなり、C=0,M=0,Y=0,K=0の場合には白となる。
このようなRGB/CMYKの入力信号401を入力すると、記録装置200で記録可能な情報に変換するために輝度濃度変換202が行われる。この変換により、RGB信号はCMY信号に変換され、信号の持つ意味合いが輝度から濃度へと変換される。
次に変換されたCMY信号を記録装置固有の色信号に変換するために色変換処理部403にて色の変換を行い、濃度調整/各色濃度調整処理部404で調整処理を行なってCMYK信号を生成する。本実施形態では記録装置100に搭載された記録材を付与する記録ヘッドの構成がCMYKの4色であるため、4信号に分離する。従って、記録ヘッドを6色持つ記録装置では6信号に分離しても良い。
このように分離された信号は記録装置の記録ヘッドにて付与される記録材の種類数に応じた種類の信号を生成し、各信号に対してn値化処理405を施す必要がある。また、このn値化処理は、インクジェットプリンタに代表される記録材を記録媒体に付与することを意味する“1”および記録媒体に付与しないことを意味する“0”という2値を持つ場合、二値化処理を行い各色8Bitの信号値を1Bitに変換する必要がある。
このとき、記録ヘッドが、1回の記録動作において記録材を付与する量を複数段階に増減可能な手段を有する場合には、その記録材の増減の段階数に準じてn値化のnの値を決定すれば良く、いずれの方式も本実施形態には適用可能である。
上述のようなn値化処理405まで完了した記録情報は、記録頁毎に記録情報としてコンピュータ100に設けられた記憶装置106に保存し、その記録情報をCPU102がプログラムおよび状態情報を参照して指定された記録装置200に対して送出する。
以上の構成からなる実施例の動作説明をフローチャートを参照して行なう。
ここで、コンピュータ100の処理部102において実行される制御動作を図4に示すフローチャートに従って説明する。
まず各記録装置201〜204のインクタンク58におけるインク残量を取得する(ステップS1)。このとき、インクタンク58内のインクの残量は、各記録装置201〜204内に設けた残量検出手段としてのインク残量検出センサによって常時検出されており、その検出情報(インク残量)を接続ケーブル300を介してコンピュータ100の処理部CPU102へと送信させることにより可能となる。
このインク残量検出センサとしては、現在、種々のものが提案されている。例えば、インク残量に応じて変化する光の透過量を検出することによってインクタンクにおけるインク残量を検出したり、タンク内のインクの液面に浮かぶ部材の位置を電気的、光学的に検出したりすることが考えられる。また、コンピュータ100側で、記録ヘッドの駆動回数を累積的に計数し、その駆動回数に従ってインクの消費量を算出し、その消費量をインクタンクの最大インク収納量から減算することによって各記録装置におけるインク残量を算出するようにすることも可能である。
この後、コンピュータ100のCPU102は、先のステップS1にて取得したインク残量に基づき、各記録装置201〜204の中で、記録動作の継続が不可能なインク残量しか有していない記録装置、すなわちインク切れの状態にある記録装置を判断し(ステップS2)、インク切れが発生している記録装置を、その後の記録動作における使用対象から除外する(ステップS3)。
次にインク残量の最も多い記録装置を記録情報の1ページ目を記録する記録装置とし(ステップS4)、その記録装置に対して、例えば1ページ目の記録情報を転送し、残りの記録装置に対しても同時に記録情報を例えば1ページずつ順次転送する(ステップS5)。但し、先のステップS3にて使用対象から除外された記録装置には、記録情報の転送は行われない。
コンピュータ100から記録情報が転送された記録装置は、コンピュータの処理部CPU102の指示によりその記録情報に基き記録動作を実行し(ステップS6)、記録情報の記録ページ数が記録装置数より少なく、全ての記録情報の記録が完了した場合には記録動作完了となる(ステップS7)。
記録頁数が記録装置数より多く、全ての記録情報の記録が完了していないと判断された場合には、再度各記録装置にて記録を継続しなくてはならないため、再度インク残量検出を行い(ステップS8)、インク残量不足が発生した記録装置の存在を確認する(ステップS9)。
この際、インク残量不足の記録装置が新たに発生した場合には、その記録装置を使用対象外の装置として特定し(ステップS10)、再びステップS5へ移行して使用可能と判断されている記録装置に対し、記録情報の送出を行い、以下、全ての記録情報が記録されるまでこのステップS5〜S10の動作を繰り返す。
次に、本実施形態の記録システムにおけるコンピュータ100から各記録装置201〜204への記録情報の転送動作の一例を説明する。なお、以下の説明では、各記録装置201〜204に収納されている記録材の収納量は、記録開始当初において同一量であり、また、1回の記録動作において記録される記録情報は、1ページ分(記録媒体1枚分)の記録情報であるとする。
コンピュータ100におけるCPU102は、画像処理部107にて発生させた記録情報を各記録装置の中のいずれの記録装置に送出するかを決定し、その決定に従って、記録制御部108が記録情報を各記録制御装置の中の所定の記録装置に対して例えば、以下のように送出する。
図5(a)に示すように、各記録装置によって異なる記録情報P1、記録情報P2、および記録情報P3を複数回繰り返して記録する場合、1回目の記録動作においては、記録情報P1が記録装置201、記録情報P2が記録装置202、記録情報P3が記録装置204によってそれぞれ同時に記録される。この1回目の記録動作においては、記録装置204は不使用となる。このため、この1回目の記録動作終了時において、記録装置204の記録材収納部における記録材の残量は、他の記録装置201〜203の記録材の残量と比較して多くなる。
そこで、2回目の記録動作(図5(b)参照)では最も記録材の残量が多い記録装置204から記録が実行され、記録装置203が不使用となる。
続いて、3回目の記録動作(図5(c)参照)も前記同様に前回不使用であった記録装置203に対して記録情報P1が送出されると共に、記録装置204に記録情報P2が、記録装置201に記録情報P3がそれぞれ送出され、記録装置202は不使用となる。このように、インク残量が最も多い記録装置より記録を行うことにより、各記録装置の稼働率を均等にすることができるため、インク消費率を略均等に保つことができる。
次に、図5に示した記録動作と同一の条件で記録装置が駆動している際に、記録装置204における記録材が略完全に消費されてしまい、記録動作が継続不能状態に陥った場合の記録情報の転送動作を図6を用いて説明する。
1回目の記録動作では、図6(a)に示すように、記録装置201,202,203に対して記録情報P1,P2,P3がそれぞれ転送され、各記録装置201,202,203において同時に記録動作がなされ、記録装置204は不使用となる。この記録動作によって、記録装置202における記録材が殆ど消費されてしまい、次回の記録動作を行うことが不可能な状態になったとする。
ここで、2回目の記録動作(図6(b)参照)では前回記録時に不使用であった記録装置204が優先して使用される。すなわち、前回の記録動作にてインク切れになった記録装置202は記録情報の転送対象から外し、記録情報P1は記録装置204に、記録情報P2は記録装置201に、記録情報P3は記録装置203にそれぞれ転送し、記録装置201,203,204にて記録を行う。この段階では、各記録装置201〜204は、いずれも1回は記録動作を実行していることとなり、使用されていない記録装置は存在しないこととなる。
次に、2回目の記録動作にて記録装置203の記録材の残量が不足し、次の記録動作が不可能な状態になったとする。この場合、3回目の記録動作(図6(c)参照)では、記録情報P1は記録装置201に、記録情報P2は記録装置204にそれぞれ転送され、残りの記録情報P3は、記録装置201による記録情報P1の記録が完了した後に転送され、ここで記録される。
次に、4回目の記録動作(図6(d)参照)では、記録装置201は前回までの記録動作において、記録装置204より多く記録を行っていることから、インク残量が記録装置204より少なくなっている可能性が高い。このため、記録情報P1は記録装置204に、記録情報P2は記録装置201にそれぞれ転送し、記録情報P3は、記録装置204による記録情報P1の記録が完了した後に、記録装置204に転送され、記録される。
以上のように、本実施形態では、各記録装置の記録動作回数を検出することによって各記録装置における記録材の残量の多少を判断し、その記録材の残量の多少に従って次の記録動作において使用すべき記録装置を決定し、使用すべきと決定された記録装置にのみ記録情報を送出し、使用すべき記録装置以外の記録装置に対しては記録情報の送出を禁止している。
このため、各記録装置における記録剤の残量が特定の記録装置に偏ることがなくなり、各記録装置において略均一な記録材の残量を得ることができる。但し、上記のように1回の記録動作において記録すべき情報が異なる場合には、その情報量の大小によって各記録装置間で記録材の残量に差が生じる可能性があり、記録動作不能状態に陥るタイミングが異なる場合もあるが、本実施形態においては、記録不能状態に陥った記録装置を記録情報の転送対象から除外し、記録可能な記録装置のみを用いて記録動作を実行可能としたため、全ての記録装置が記録材の残量不足によって記録不能となるまで記録動作を継続することができる。
従って、従来のように、複数の記録装置の中の一つの記録装置が記録材の残量不足によって、記録システム全体が停止する場合に比べ、記録材の補充作業の頻度を大幅に低減することが可能となり、人為的作業を軽減することが可能となる。このため、省力化を図る目的で構成される自動販売機形式の自動記録装置などにおいて、本実施形態は極めて好適なものとなる。
なお、上記実施形態においては、複数の記録装置の中で記録材の残量が一定値以下となった場合に、一定量の記録情報(例えば1ページ分の記録情報)を記録することができないと判断してこれを残量不足と判断している。つまり、上記実施形態では、記録材の残量と連続して記録すべき記録情報の量とに基づき、記録装置が使用可能であるか否かを判断しているが、使用可能な記録装置の決定を、記録材の残量と記録情報の量だけでなく、記録情報の種類をも勘案して行うようにすれば、より効率的な制御を行うことができる。
例えば、各記録装置が、図7に示すように複数個の記録材収納部(インクタンク)を有し、各記録材収納部の中のいずれか一つの記録材収納部において記録材の残量不足が生じた場合にも、その記録装置を直ちに使用不可能な状態とは判断せず、次に記録すべき画像が残量不足となっている記録材とは異なる色の記録材によって記録可能な場合には、その記録装置も記録情報を転送する対象に含めて記録動作を行うようにすることも可能であり、これによれば記録材をより有効に使用することができる。
また、上記実施形態では、コンピュータによって発生させた記録情報を記録装置へと送るか否かによって記録装置の駆動、停止を制御するようになっているが、記録情報の送信は全ての記録装置に同様に行い、記録動作を実行させるか否かの制御は、コンピュータから送信した指令によって行うようにすることも可能である。この場合、各記録装置で同時に記録すべき情報が1ページから3ページというように異なる場合には、上記記録指令に記録すべきページ数を表すデータも加えて記録装置へ送信する。
さらにまた、上記実施形態では、複数台の記録装置が全て同一の性能、機能を有するものとしたが、記録速度、記録材収納容量などの性能、機能が異なるものを用いることも可能である。
また、以上の説明では、複数の記録装置を同時に駆動することによって複数枚の記録を同時に行う場合を例に挙げたが、同一または異なる記録情報を1枚づつ記録する場合にも本発明は有効である。
本発明の実施形態における記録システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態におけるコンピュータおよび記録装置の機能を概略的に示すブロック図である。 本発明の実施形態における画像処理部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における制御御動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態におけるコンピュータから各記録装置への記録情報の転送動作の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態におけるコンピュータから各記録装置への記録情報の転送状態の他のを示す説明図である。 本発明の実施形態に適用される記録装置の概略構成を示す斜視図である。
符号の説明
50 記録機構
58 インクタンク
57 記録ヘッド
100 コンピュータ
102 CPU
103 ROM
104 RAM
105 入出力部
107 画像処理部
108 記録制御部
109 インターフェース
201〜204 記録装置
212 CPU
213 RAM
214 ROM
215 インターフェース
P 用紙

Claims (16)

  1. 所定量の記録材を収納する収納部を有し記録情報に基づき前記収納部における記録材を用いて記録動作を行う複数台の記録装置を備え、その複数台の記録装置の中の所定数の記録装置を駆動することによって記録を行うようにした記録システムにおいて、
    記録情報を発生させる記録情報発生手段と、
    前記各記録装置の各収納部内における記録材の残量を検出し、検出した残量を表す残量情報を出力する残量検出手段と、
    前記各記録装置における各残量情報に基づき前記複数の記録装置の中で使用すべき記録装置を決定する記録装置決定手段と、
    前記記録装置決定手段によって決定された使用すべき記録装置のみを用いて記録動作を実行させる制御手段を備えることを特徴とする記録システム。
  2. 前記制御手段は、前記記録装置決定手段によって決定された使用すべき記録装置にのみ記録情報発生手段からの記録情報を送出すると共に、使用すべき記録装置以外の記録装置に対する記録情報の送出を禁止することにより、使用すべき記録装置のみで記録動作を実行させることを特徴とする請求項1記載の記録システム。
  3. 前記制御手段は、前記記録装置決定手段によって決定された使用すべき記録装置にのみその駆動を可能とする指令を送出することにより、使用すべき記録装置のみで記録動作を実行させることを特徴とする請求項1記載の記録システム。
  4. 前記制御手段は、使用すべき複数の記録装置において同一の記録情報について記録動作を実行させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の記録システム。
  5. 前記制御手段は、使用すべき複数の記録装置において、同一の記録データを各記録装置に送出し、各記録装置において同一の記録情報をほぼ同時に記録させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の記録システム。
  6. 前記制御手段は、使用すべき複数の記録装置において、異なる記録情報を各記録装置に送出し、各記録装置において異なる記録情報をほぼ同時に記録させることを特徴とする請求項1ないし4に記載の記録システム。
  7. 前記残量検出手段は、前記各記録装置における各残量情報と記録データとに基づき前記複数の記録装置の中で使用すべき記録装置を決定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の記録システム。
  8. 前記残量検出手段は、前記各記録装置により記録材を付与する動作回数を検出し、その検出結果に基づいて収納容器に収納されている記録材の消費量を取得することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の記録システム。
  9. 前記残量検出手段は、前記各記録装置の収納部における記録材の残量を電気的または機械的に検出することを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の記録システム。
  10. 前記記録装置決定手段は、記録データの量および/または記録すべきデータの種類と、記録材の残量情報とに基づき前記複数の記録装置の中で使用すべき記録装置を決定することを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の記録システム。
  11. 前記記録装置決定手段は、記録材の残量が多い記録装置を優先的に使用すべき記録装置として決定することを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の記録システム。
  12. 前記記録装置決定手段は、記録材の残量が一定値以下となった記録装置の使用を禁止することを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の記録システム。
  13. 前記記録装置決定手段は、連続記録する記録情報の記録に要する記録材の消費量を超える記録材を収納してなる記録装置を使用記録装置として決定することを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載の記録システム。
  14. 前記記録装置は、記録材として液状のインクを貯留するインク収納部を有し、前記インク収納部に収納されたインクを、記録ヘッドよりインク滴として吐出させることを特徴とする請求項1ないし13に記載の記録システム。
  15. 所定量の記録材を収納する収納部を有すると共に記録情報に基づき前記収納部における記録材を用いて記録動作を行う複数台の記録装置の駆動を制御する記録制御装置において、
    前記各記録装置の各収納部内における記録材の残量を検出し、検出した残量を表す残量情報を出力する残量検出手段と、
    前記各記録装置における各残量情報に基づき前記複数の記録装置の中で使用すべき記録装置を決定する記録装置決定手段と、
    前記記録装置決定手段によって決定された使用すべき記録装置のみを用いて記録動作を実行させる制御手段と、を備えることを特徴とする記録制御装置。
  16. 所定量の記録材を収納する収納部を有すると共に記録情報に基づき前記収納部における記録材を用いて記録動作を行う複数台の記録装置を制御する記録制御方法において、
    前記各記録装置の各収納部内における記録材の残量を検出し、検出した残量を表す残量情報を出力する残量検出ステップと、
    前記各記録装置における各残量情報に基づき前記複数の記録装置の中で使用すべき記録装置を決定する記録装置決定ステップと、
    前記記録装置決定ステップによって決定された使用すべき記録装置のみを用いて記録動作を実行させるステップと備えることを特徴とする記録制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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