JP2005048903A - ディファレンシャルギヤ - Google Patents

ディファレンシャルギヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2005048903A
JP2005048903A JP2003282711A JP2003282711A JP2005048903A JP 2005048903 A JP2005048903 A JP 2005048903A JP 2003282711 A JP2003282711 A JP 2003282711A JP 2003282711 A JP2003282711 A JP 2003282711A JP 2005048903 A JP2005048903 A JP 2005048903A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
differential
gear
diameter end
side gear
meshing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003282711A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadayasu Sanpei
忠康 三瓶
Koji Ono
光司 小野
Taku Fukuda
卓 福田
Katsuhiko Masuda
勝彦 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2003282711A priority Critical patent/JP2005048903A/ja
Publication of JP2005048903A publication Critical patent/JP2005048903A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Retarders (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)

Abstract

【課題】 ディファレンシャルギヤに用いられるストレートベベルギヤの耐久性を高める。
【解決手段】 ディファレンシャルピニオン20およびディファレンシャルサイドギヤ22の歯先の延長線が、ディファレンシャルピニオン20およびディファレンシャルサイドギヤ22の軸線L1,L2の交点Oを通るように設定することで、ディファレンシャルピニオン20およびディファレンシャルサイドギヤ22の噛合開始時および噛合終了時における同時噛合線の長さiを、従来のストレートベベルギヤの大径端部の近傍の限定された領域から、大径端部から小径端部までの全領域に広げることができ、噛合荷重が大径端部の近傍のみに集中するのを防止してディファレンシャルピニオン20およびディファレンシャルサイドギヤ22の耐久性を高めることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ストレートベベルギヤよりなるディファレンシャルピニオンおよびディファレンシャルサイドギヤを噛み合わせたディファレンシャルギヤに関する。
一般に従来のストレートベベルギヤは、大きなトルクを伝達するために歯幅が大きい大径端部の近傍で相手側のストレートベベルギヤと歯当たりするように調整されるが、歯元の隅肉曲線の曲率半径が小径端部から大径端部まで同一になっているため、大径端部の歯元に大きな荷重が集中して破損し易いという問題があった。そこで下記特許文献1に記載されたストレートベベルギヤは、歯元の隅肉曲線の曲率半径を小径端部から大径端部に向けて漸次増大させることで、つまり大径端部の歯元の肉厚を小径端部の歯元の肉厚に比べて積極的に増大させることで、従来破損し易かった大径端部の強度を増加させている。
特開2002−295642号公報
しかしながら上記従来のものは、噛合開始時および噛合終了時における接触幅(同時噛合線の長さ)が大径端部側の一部に限定されるため、大径端部に依然として大きな荷重が集中して破損し易いという問題があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、ディファレンシャルギヤに用いられるストレートベベルギヤの耐久性を高めることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、ストレートベベルギヤよりなるディファレンシャルピニオンおよびディファレンシャルサイドギヤを噛み合わせたディファレンシャルギヤにおいて、ディファレンシャルピニオンの歯先の延長線およびディファレンシャルサイドギヤの歯先の延長線が、ディファレンシャルピニオンの軸線とディファレンシャルサイドギヤの軸線との交点を通ることを特徴とするディファレンシャルギヤが提案される。
請求項1の構成によれば、ディファレンシャルピニオンの歯先の延長線およびディファレンシャルサイドギヤの歯先の延長線が、ディファレンシャルピニオンの軸線とディファレンシャルサイドギヤの軸線との交点を通るので、ディファレンシャルピニオンおよびディファレンシャルサイドギヤの噛合開始時および噛合終了時における同時噛合線の長さを、従来の大径端部の近傍の限定された領域から、大径端部から小径端部までの全領域に広げることができ、噛合荷重が大径端部の近傍のみに集中するのを防止してディファレンシャルピニオンおよびディファレンシャルサイドギヤの耐久性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
囲1〜図6は本発明の一実施例を示すもので、図1は車両のディファレンシャルギヤの断面図、図2はディファレンシャルピニオンおよびディファレンシャルサイドギヤの噛合部の拡大図、図3は図2の3部拡大図、図4は図2の4部拡大囲、図5はディファレンシャルピニオンの歯形を示す図、図6はディファレンシャルサイドギヤの歯形を示す図である。
図1は、フロントエンジン・フロントドライブ車両のディファレンシャルギヤDを示すもので、ミッションケース11に一対のローラベアリング12,12を介して回転自在に支持されたディファレンシャルケース13の外周にボルト14…で固定されたファイナルドリブンギヤ15が、カウンタシャフト16に一体に形成されたファイナルドライブギヤ17に噛合して駆動される。ディファレンシャルケース13にはピニオンシャフト18がピン19で固定されており、このピニオンシャフト18に回転自在に支持された一対のディファレンシャルピニオン20,20が、ディファレンシャルケース13を回転自在に貫通する左右の車軸21,21の軸端にスプライン結合された一対のディファレンシャルサイドギヤ22,22に噛合する。
Figure 2005048903
表1は比較例および実施例のストレートベベルギヤの諸元を比較するもので、比較例の諸元に対して異なっている実施例の諸元に※印が付してある。
先ず、実施例のディファレンシャルピニオン20およびディファレンシャルサイドギヤ22の歯形には球面インボリュート歯形が採用されており、それに対して比較例のディファレンシャルピニオン20およびディファレンシャルサイドギヤ22の歯形にはグリーソン社のレバーサイクル歯形に代表される円弧歯形が採用されている。
また実施例の歯先角θa,θfは比較例に比べて小さくなっており、図3に示すように、実施例の歯先角θa,θfの延長線(歯先を通る線)はディファレンシャルピニオン20の軸線L1およびディファレンシャルサイドギヤ22の軸線L2が交差する中心点Oにおいて交差している。それに対して、歯先角θa,θfが大きい比較例では、図4に示すように、その歯先角θa,θfの延長線は前記中心点Oの手前の点O′で交差している。
図3において中心点Oを中心とする放射状の同時噛合線は、ディファレンシャルピニオン20およびディファレンシャルサイドギヤ22が同時に噛み合う線を示すもので、それらの同時噛合線はディファレンシャルピニオン20およびディファレンシャルサイドギヤ22が回転すると順次移動する。同時噛合線は、歯先Rと歯面との交点から、ディファレンシャルピニオン20の軸線L1およびディファレンシャルサイドギヤ22の軸線L2が交差する中心点Oに向けて延びている。図3の実施例では、歯先角θa,θfの延長線が中心点Oを指向しているため、同じく中心点Oを通る同時噛合線と歯先角θa,θfの延長線とが重なり合い、ディファレンシャルピニオン20およびディファレンシャルサイドギヤ22の噛合開始時および噛合終了時においても、小径端部から大径端部に至る充分な同時噛合線の長さiを確保することができ、特に噛合開始時および噛合終了時に歯面に局所的な大荷重が作用するのを防止して耐久性を高めることができる。
それに対して、図4に示す比較例では、歯先角θa,θfの延長線が中心点Oの手前の点O′を指向しているため、特に噛合開始時および噛合終了時における同時噛合線が大径端部側の一部に限られてしまい、同時噛合線の長さiが実施例のものに比べて短くなることで、噛合開始時および噛合終了時に大径端部の近傍の歯面に局所的な大荷重が作用して耐久性を低下させる原因となってしまう。
実施例のディファレンシャルピニオン20およびディファレンシャルサイドギヤ22の歯形の特徴である「歯先角θa,θfの延長線が中心点Oを指向している」という要件は、歯先の丈(ピッチ円から歯先までの距離)をモジュール(ピッチ円の直径/歯数)で除算した値を小径端部側から大径端部側まで一定値とすることで実現される。
また実施例の歯形は比較例の歯形に比べて小径端部側の歯丈が増加したことで噛合い率が増加しており(表1参照)、これにより噛合部の接触面庄を低下させて耐久性を更に向上させることができる。
また図5および囲6から明らかなように、ディファレンシャルピニオン20およびディファレンシャルサイドギヤ22の実施例の歯形(球面インボリュート歯形)は、比較例の歯形(円弧歯形)に比べて歯先および歯元の厚さが共に厚くなっており、1ピッチにおける歯車の噛合でバックラッシュが一定となり、スムーズなトルク伝達を可能にすることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、本発明のディファレンシャルピニオン20およびディファレンシャルサイドギヤ22の歯形は表1に記載されたものに限定されず、請求項1に記載された要件を満たすものが全て含まれる。
車両のディファレンシャルギヤの断面図 ディファレンシャルピニオンおよびディファレンシャルサイドギヤの噛合部の拡大図 図2の3部拡大図 図2の4部拡大図 ディファレンシャルピニオンの歯形を示す図 ディファレンシャルサイドギヤの歯形を示す図
符号の説明
20 ディファレンシャルピニオン
22 ディファレンシャルサイドギヤ
L1 ディファレンシャルピニオンの軸線
L2 ディファレンシャルサイドギヤの軸線
O 中心点(交点)

Claims (1)

  1. ストレートベベルギヤよりなるディファレンシャルピニオン(20)およびディファレンシャルサイドギヤ(22)を噛み合わせたディファレンシャルギヤにおいて、
    ディファレンシャルピニオン(20)の歯先の延長線およびディファレンシャルサイドギヤ(22)の歯先の延長線が、ディファレンシャルピニオン(20)の軸線(L1)とディファレンシャルサイドギヤ(22)の軸線(L2)との交点を通ることを特徴とするディファレンシャルギヤ。
JP2003282711A 2003-07-30 2003-07-30 ディファレンシャルギヤ Pending JP2005048903A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003282711A JP2005048903A (ja) 2003-07-30 2003-07-30 ディファレンシャルギヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003282711A JP2005048903A (ja) 2003-07-30 2003-07-30 ディファレンシャルギヤ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005048903A true JP2005048903A (ja) 2005-02-24

Family

ID=34267840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003282711A Pending JP2005048903A (ja) 2003-07-30 2003-07-30 ディファレンシャルギヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005048903A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012520429A (ja) * 2009-03-12 2012-09-06 イートン コーポレーション 変動ギアレシオリミテッドスリップディファレンシャル
JP2014517187A (ja) * 2011-04-20 2014-07-17 エクスポネンシャル テクノロジーズ,インコーポレイテッド インボリュート曲線を用いて形成されたロータ
CN104185747A (zh) * 2012-04-26 2014-12-03 爱信艾达株式会社 差速齿轮
US9587730B2 (en) 2015-06-18 2017-03-07 Musashi Seimitsu Industry Co., Ltd. Differential device
US9739364B2 (en) 2014-12-12 2017-08-22 Musashi Seimitsu Industry Co., Ltd. Differential device
US9810306B2 (en) 2014-10-22 2017-11-07 Musashi Seimitsu Industry Co., Ltd. Differential device
US9856972B2 (en) 2015-03-31 2018-01-02 Musashi Seimitsu Industry Co., Ltd. Differential device
US9863519B2 (en) 2015-06-18 2018-01-09 Musashi Seimitsu Industry Co., Ltd. Differential device
US9897188B2 (en) 2014-12-03 2018-02-20 Musashi Seimitsu Industry Co., Ltd. Differential device
US10006532B2 (en) 2014-10-22 2018-06-26 Musashi Seimitsu Industry Co., Ltd. Differential device
US10167940B2 (en) 2015-10-07 2019-01-01 Musashi Seimitsu Industry Co., Ltd. Differential device
US10221928B2 (en) 2015-12-18 2019-03-05 Musashi Seimitsu Industry Co., Ltd. Differential device
US10975869B2 (en) 2017-12-13 2021-04-13 Exponential Technologies, Inc. Rotary fluid flow device
US11168683B2 (en) 2019-03-14 2021-11-09 Exponential Technologies, Inc. Pressure balancing system for a fluid pump

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012520429A (ja) * 2009-03-12 2012-09-06 イートン コーポレーション 変動ギアレシオリミテッドスリップディファレンシャル
JP2014517187A (ja) * 2011-04-20 2014-07-17 エクスポネンシャル テクノロジーズ,インコーポレイテッド インボリュート曲線を用いて形成されたロータ
US9316102B2 (en) 2011-04-20 2016-04-19 Exponential Technologies, Inc. Rotors formed using involute curves
CN104185747A (zh) * 2012-04-26 2014-12-03 爱信艾达株式会社 差速齿轮
US9140352B2 (en) 2012-04-26 2015-09-22 Aisin Aw Co., Ltd. Differential gear
US10006532B2 (en) 2014-10-22 2018-06-26 Musashi Seimitsu Industry Co., Ltd. Differential device
US9810306B2 (en) 2014-10-22 2017-11-07 Musashi Seimitsu Industry Co., Ltd. Differential device
US9897188B2 (en) 2014-12-03 2018-02-20 Musashi Seimitsu Industry Co., Ltd. Differential device
US9739364B2 (en) 2014-12-12 2017-08-22 Musashi Seimitsu Industry Co., Ltd. Differential device
US9856972B2 (en) 2015-03-31 2018-01-02 Musashi Seimitsu Industry Co., Ltd. Differential device
US9863519B2 (en) 2015-06-18 2018-01-09 Musashi Seimitsu Industry Co., Ltd. Differential device
US9587730B2 (en) 2015-06-18 2017-03-07 Musashi Seimitsu Industry Co., Ltd. Differential device
US10167940B2 (en) 2015-10-07 2019-01-01 Musashi Seimitsu Industry Co., Ltd. Differential device
US10221928B2 (en) 2015-12-18 2019-03-05 Musashi Seimitsu Industry Co., Ltd. Differential device
US10975869B2 (en) 2017-12-13 2021-04-13 Exponential Technologies, Inc. Rotary fluid flow device
US11614089B2 (en) 2017-12-13 2023-03-28 Exponential Technologies, Inc. Rotary fluid flow device
US11168683B2 (en) 2019-03-14 2021-11-09 Exponential Technologies, Inc. Pressure balancing system for a fluid pump

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005048903A (ja) ディファレンシャルギヤ
JP4112461B2 (ja) 内接噛合遊星歯車機構
JP4389946B2 (ja) 動力伝達装置
US7476174B2 (en) Eccentric oscillating-type planetary gear device
US6178840B1 (en) Gear form constructions
EA010915B1 (ru) Зубчатая пара, состоящая из корончатого зубчатого колеса и шестерни
CN211951335U (zh) 一种轴向锥齿轮传动机构
JP2005036937A (ja) 波動歯車装置
JP2005508484A (ja) トロイダル湾曲ピッチ面付き歯付きホイールおよび上記歯付きホイール付きギヤー装置
JP2001519013A (ja) 歯車形状構成
JPH0658379A (ja) 差動歯車装置
JP6815936B2 (ja) はすば歯車装置
WO2011107845A1 (en) Hypoid gear
WO2018047329A1 (ja) フェースギア伝達装置
JP2005121106A (ja) かさ歯車
CN104776159A (zh) 滚子齿轮传动装置
JP2004044685A (ja) 内接噛合遊星歯車機構
JP4632852B2 (ja) 産業用ロボットの旋回部構造
US4794811A (en) Helical gearsets
WO2010024337A1 (ja) サイレントチェーン伝動装置
US20080223162A1 (en) Conical Gear with Connecting Toothing
JP2019002449A (ja) はすば歯車装置
JP2000314464A (ja) 円筒ウォーム、ウォームホィール、及びウォームギヤ
JP6763723B2 (ja) 回転体およびディファレンシャルギヤ装置
JP2002139127A (ja) 電動式パワーステアリング装置のギヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20051202

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081112

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20081119

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090318