JP2005043677A - カラーフィルタの製造方法及び製造装置 - Google Patents

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靖匡 秋本
Hironobu Suda
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Abstract

【課題】カラーフィルタとなる被印刷体の凹部に供給するインキの膜厚を均一に形成でき、最終的に転写して得られるインキ膜厚を均一にし、更に位置精度、寸法精度を良くしたカラーフィルタの製造方法及び製造装置を提供する。
【解決手段】可撓性を有するR用平板状の凹版1の一面に薄い樹脂層2を形成すると共に、その上に撥インクパターン3を形成することにより凹部4を設ける。この凹部4にRインキ5を、凹部4の隔壁より盛り上がるようにして充填し、この凹部4内のRインキ5を乾燥した後、ブラックマトリックス7を形成した被印刷体6のR用凹部R6aに前記R用平板状の凹版1の凹部4を対向させるようにして重ね合わせ、R用平板状の凹版1を押圧することにより前記凹部4内のRインキ5を被印刷体6のR用凹部R6a内に転移する。
【選択図】図3

Description

本発明は、液晶ディスプレイ等に用いられるカラーフィルタの製造方法及び製造装置に関する。
液晶ディスプレイ等に用いられるカラーフィルタの製造方法としては、例えばシート状のガラス板上にカラーフィルタ用フォトレジストを中央部に滴下した後、高速で回転させてほぼ均一な厚さの塗布膜を設け、露光・現像を行ってカラーフィルタパターンを形成するといったフォトリソグラフィ法が広く知られている。このフォトリソグラフィの工程を繰り返すことによって、例えばR(赤)/G(緑)/B(青)の3色とブラックマトリクスの計4色のカラーフィルタが製造されている。
このフォトリソグラフィ法において、シート状のガラス板上にカラーフィルタ用フォトレジストを塗布する手段としては、上記のようにカラーフィルタ用フォトレジストをシート状のガラス板上の中央部に滴下する代わりに、先ずスロット型塗布ヘッドによりガラス板上の全域にわたって平面状に厚く塗布し、次いで高速で回転させることによって均一な厚さの塗布膜を形成することもある。このような塗布手段は、中央部に滴下する塗布手段に比してカラーフィルタ用フォトレジストの消費量は少ないものの、これらいずれの塗布手段も余分に投与したカラーフィルタ用フォトレジストを高速回転による遠心力で除去して薄く均一な塗布膜を形成することから、かなりの割合のカラーフィルタ用フォトレジストが無駄になる。又、カラーフィルタになるまでに前記工程をガラス板上で繰り返すので、各工程での無駄が累計されることになる。
一方、カラーフィルタを効率良く製造する方法として、スロット型塗布ヘッドで精密にカラーフィルタ用フォトレジストの塗膜を制御してカラーフィルタ用ガラスの表面上にカラーフィルタ用フォトレジストを塗布し、パターンを露光・現像してカラーフィルタパターンを形成し、これによりカラーフィルタを製造する方法が提案されている。しかしながら、カラーフィルタ用ガラスの表面上にカラーフィルタ用フォトレジストを塗布し、パターンを露光・現像するには高価な露光機及び現像機を購入・維持する費用が掛かるので、これを避けるために印刷方式でカラーフィルタを製造する方法が提案されている。
印刷方式でカラーフィルタを製造する従来技術としては、一番最初に検討されたのはスクリーン印刷である。しかしながら、液晶ディスプレイ用カラーフィルタの仕様(画素サイズ、寸法精度、厚さ制御)が、順次厳しくなるにつれ、スクリーン印刷は検討されなくなった。そして、例えばR/G/B3色のインキの画像をブランケット胴に転写し、この画像を印刷定盤上のガラス基板に転写して3色印刷を行う方法が特許文献1に開示されている。又、展色平板を介してローラ表面の凸版にカラーフィルタインクを転写し、このローラをガラス基板上を転動させることにより凸版のカラーフィルタインクを印刷するカラーフィルタの製造方法が特許文献2に開示されている。更に、シリコンブランケット上に機能性樹脂の塗布面を形成し、凹版又は凸版を塗布面に押圧し、押圧部分の樹脂をシリコンブランケット上から除去し、残った樹脂を被印刷体に転写する画像形成法が特許文献3に開示されていて、カラーフィルタに使用することができる。転写ロールの表面にスリットノズルを用いてフォトレジストの塗布膜を設け、乾燥した後レーザー光によってパターン描画し、これを現像して転写ロール表面にレジストパターンを形成し、加熱加圧によってガラス基板に転写してレジストパターンを形成する方法が特許文献4に開示されている。一方、カラーフィルタを形成するに際してインクジェットを使用する例は特許文献5に開示され、更にインクジェットを使用して転写する例は特許文献6に開示されている。
上記カラーフィルタの製造において、印刷方式による場合には、効率良く大量生産することは可能であるが、インキ膜厚の精度に関しては問題がある。例えばオフセット印刷方式ではインキ転移量の誤差が大きく(±30%程度)なり、カラーフィルタの着色にバラツキが生じて機能低下を引き起こす原因になる。又、インクジェット方式で凹部にインキを供給すると、隣接する凹部間の仕切壁となっている境界部分が撥インキ性であると、インキの付着量が減少して境界部分でのインキ膜厚が不足し、境界部分が親インキ性であると凹部内のインキが境界部分に引き寄せられて中央部分でのインキ膜厚が薄くなってしまう。このため、供給インキの表面平滑性が失われることになる。更に又、グラビア印刷方式では、ドクターでインキングすると版面が傷付くことがあり、凹部に供給されたインキの中心部が掻き取られて中央部のインキ膜厚が不足する等の事態が発生する。
一方、これらの印刷法の欠点、即ち、
・インキ供給量のバラツキが大きい、
・インキの表面が凸状になったり、凹状になったりする、
・カラーフィルタのパターンエッジ部の形状が直線的でなくギザギザ状態に乱れる、
ことを解消するための方策として、版上にカラーフィルタインキがある状態でインキを硬化してカラーフィルタ基板へ転写する方法が特許文献7に開示されている。即ち、凸版や凹版の印刷版に紫外線硬化型のカラーフィルタインキを供給して、版上のインキに紫外線を照射して半硬化状態とした後、直接、カラーフィルタ用ガラス基板に転写したり、ブランケットに一旦転写してからカラーフィルタ用ガラス基板へ転写している。このようにすると、カラーフィルタ表面は平坦になり、又カラーフィルタのエッジ部の形状が乱れることがなくなる。カラーフィルタインキは完全にカラーフィルタ用ガラス基板に転移する。版の表面を半硬化したインキが剥離し易い表面としている。
特開平6−939号公報 特開平6−27316号公報 特開2000−289320号公報 特開2002−71932号公報 特開2002−372613号公報 特開平11−311707号公報 特開平6−47895号公報
しかしながら、上記のインキを硬化して剥離する方法においては、以下の問題がある。
・版として凹版を使用した場合、インキが溶剤を含むと硬化させる際には溶剤を蒸発させる必要があり、体積が減少し、凹版の内部に凹んでしまうため、ガラス基板へ直接転写することができない。このため、インキとして溶剤を含まないものを使用する。しかしながら、このようなインキは粘度が高く、実際的にはカラーフィルタの厚さは1〜2μm、幅が100μm程度なので、凹版にインキングしてドクターリングしても厚さを均一にすることが難しい。
・ブランケットを使用する方法は、ブランケットにゴム弾性があるために定盤上に置かれたガラス基板にインキを転写することができ、又ブランケットの周速と印刷速度に多少のずれがあっても一応印刷できるが、位置精度が低下する。
・又、円圧タイプの印刷機では円形の胴がガラス基板上を転がり、移動する際にスリップを発生し易く、寸法精度や印刷安定性を得ることが難しい。
本発明は、このような印刷方式によるカラーフィルタ製造の問題を解決するためになされたもので、カラーフィルタとなる被印刷体の凹部に供給するインキの膜厚を均一に形成でき、最終的に転写して得られるインキ膜厚を均一にし、更に位置精度、寸法精度を良くしたカラーフィルタの製造方法及び製造装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、本発明の請求項1は、パターニングした平板状の凹版の凹部にインキを凹部の隔壁より盛り上がるようにして充填し、この凹部内のインキを乾燥した後、ブラックマトリックスを形成した被印刷体の凹部に前記平板状の凹版の凹部を対向させるようにして重ね合わせ、平板状の凹版を押圧することにより前記凹部内のインキを被印刷体の凹部内に転移することを特徴とするカラーフィルタの製造方法である。
本発明の請求項2は、請求項1記載のカラーフィルタの製造方法において、前記平板状の凹版又は被印刷体のいずれか一方が可撓性を有する材料で形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項3は、請求項2記載のカラーフィルタの製造方法において、前記可撓性を有する平板状の凹版は金属材料で形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項4は、請求項2記載のカラーフィルタの製造方法において、前記可撓性を有する被印刷体はフィルムで形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項5は、パターニングした平板状の凹版の凹部にインキを凹部の隔壁より盛り上がるようにして充填するインキ供給手段と、
前記凹部内の前記インキを乾燥させる乾燥手段と、
ブラックマトリックスを形成した被印刷体の凹部に前記平板状の凹版の凹部を対向させるようにして重ね合わせ、前記平板状の凹版を押圧することにより前記凹部内のインキを前記被印刷体の凹部内に転移するインキ転移手段と
を有することを特徴とするカラーフィルタの製造装置である。
本発明の請求項6は、請求項5記載のカラーフィルタの製造装置において、前記平板状の凹版又は被印刷体のいずれか一方が可撓性を有する材料で形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項7は、請求項6記載のカラーフィルタの製造装置において、前記可撓性を有する平板状の凹版は金属材料で形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項8は、請求項6記載のカラーフィルタの製造装置において、前記可撓性を有する被印刷体はフィルムで形成されていることを特徴とする。
上記請求項1の発明によれば、平板状の凹版の凹部と被印刷体の凹部を対向して重ね合わせることでインキの収納部が形成され、この収納部内に平板状の凹版の凹部からインキを転移させることによりインキの膜厚及び形状を一定にすることができる。
請求項2の発明によれば、例えば平板状の凹版を撓ませながら剥離することができるため、平板状の凹版の凹部から被印刷体の凹部へのインキの転移を円滑に行うことができる。
請求項3の発明によれば、平板状の凹版を金属材料で形成することにより平板状の凹版に可撓性を付与することができる。
請求項4の発明によれば、被印刷体をフィルムで形成することにより被印刷体に可撓性を付与することができる。
請求項5の発明によれば、本発明方法を実施する製造装置を提供することができ、且つこの製造装置によって本発明方法を確実に行うことができる。
請求項6の発明によれば、インキの転移を円滑に行うと共に転移後の平板状の凹版又は被印刷体の剥離を容易に行うことができる。
請求項7の発明によれば、可撓性を有する平板状の凹版として金属材料で形成したものを採用することができる。
請求項8の発明によれば、可撓性を有する被印刷体としてフィルムで形成したものを採用することができる。
本発明に係るカラーフィルタの製造方法及び製造装置の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1はR用平板状の凹版の一部を示すもので、(a)はR用平板状の凹版の一部概略平面図、(b)はそのRa−Rb線に沿った概略断面図である。図2はR用平板状の凹版の凹部にインキが供給された状態を示すもので、(a)はインキ供給直後の一部概略断面図、(b)はインキ乾燥後の一部概略断面図である。図3は被印刷体の一部を示すもので、(a)は被印刷体の概略平面図、(b)はR用平板状の凹版の凹部と被印刷体の凹部とが対向するようにして重ね合わせ、プレス胴で押圧後に紫外線で露光する時の状態を示すもので、(a)でのCRa−CRb線に沿った概略断面図である。図4はR用平板状の凹版剥離後の被印刷体を示す一部概略断面図である。図5はG用平板状の凹版の一部を示すもので、(a)はG用平板状の凹版の一部概略平面図、(b)はそのGa−Gb線に沿った概略断面図である。図6はG用平板状の凹版の凹部にインキが供給された状態を示すもので、(a)はインキ供給直後の一部概略断面図、(b)はインキ乾燥後の一部概略断面図である。図7はG用平板状の凹版の凹部と被印刷体の凹部とが対向するようにして重ね合わせ、プレス胴で押圧後に紫外線で露光する時の状態を示す概略断面図である。図8はG用平板状の凹版剥離後の被印刷体を示す一部概略断面図である。図9はB用平板状の凹版の一部を示すもので、(a)はB用平板状の凹版の一部概略平面図、(b)はそのBa−Bb線に沿った概略断面図である。図10はB用平板状の凹版の凹部にインキが供給された状態を示すもので、(a)はインキ供給直後の一部概略断面図、(b)はインキ乾燥後の一部概略断面図である。図11はB用平板状の凹版の凹部と被印刷体の凹部とが対向するようにして重ね合わせ、プレス胴で押圧後に紫外線で露光する時の状態を示す概略断面図である。図12はB用平板状の凹版剥離後の被印刷体を示す一部概略断面図である。図13は被印刷体にR/G/B3色を印刷したカラーフィルタの平面図及びその一部拡大平面図である。図14は本発明に用いるカラーフィルタ製造装置を示す概略説明図である。図15は紗構造のエンドレス搬送ベルトに可撓性金属平板状の凹版を取り付けた状態を示す概略斜視図である。図16は紗構造のエンドレス搬送ベルトに貼った可撓性金属平板状の凹版を示す概略斜視図及びその一部拡大平面図である。図17はカラーフィルタの製造ラインを示すブロック図である。
次に、被印刷体にR(赤)/G(緑)/B(青)3色を印刷する方法について説明する。図1において、1はR用平板状の凹版であり、可撓性を有する金属板例えば室温付近での熱膨張率が非常に低いインバー材(ニッケルの割合が36重量%の鉄・ニッケル合金)で形成されている。尚、インバー材は伸縮量が少ないので寸法精度の良い印刷が可能となる。
このR用平板状の凹版1の一面側には、図1(b)のように樹脂例えばポリビニルアルコールを塗布して薄い樹脂層2が形成され、その樹脂層2の上にフッ素樹脂又はシリコン樹脂等からなる撥インクパターン3が形成されることにより複数の凹部4が設けられている。
このR用平板状の凹版1は、インキ供給手段により上記複数の凹部4にRインキ5が供給される。
インキ供給手段としては例えばインクジェットを用いることができ、Rインキ5としては例えば顔料インキを用いてインクジェットから噴射させて凹部4に供給する。この時、図2(a)のようにRインキ5が凹部4の仕切壁より盛り上がるように供給する。インクジェットからのRインキ5の噴射は凹部4に対して下方より噴射すると、供給量が多い時でも仕切壁から溢れることがなくて好ましい。前記撥インクパターン3の部分にはRインキ5は付着しない。インクジェットではインキの粘度を下げることが良い場合が多く、溶剤量を増やすため固形分が少なくなるので、その際は供給するインキ量が増える。従って、インクジェットのインキングを上向きに行うことが、仕切壁からインキが溢れずに済み、良い場合が多い。
この後、乾燥手段によりR用平板状の凹版1の凹部4に供給されたRインキ5内の溶剤を飛ばして乾燥させる(この際、インキは半硬化状態となることもある)。これにより、Rインキ5の全体積は減少するが、この段階においても図2(b)のように凹部4の仕切壁より盛り上がるようにしておき、且つRインキ5が粘性を失わないようにする。
図3に示すのは被印刷体6であり、例えば透明のガラス板で形成されている。この被印刷体6の一面側にはブラックマトリックス7がほぼ格子状に設けられてカラーフィルタ用の複数の凹部6aが形成されており、外周部はブラックマトリックス7の額縁部7aにより取り囲まれている。ブラックマトリックス7は、ガラス基板上に樹脂ブラックフォトレジストを塗布し、マスクを介して露光し、硬化させ現像することにより形成することができる。
被印刷体6の凹部6aは予めR/G/Bの位置がそれぞれ定められており、このうちR用凹部R6aは前記R用平板状の凹版1の凹部4と対応している。図3(b)のように位置合わせ手段(図略)により被印刷体6のR用凹部R6aとR用平板状の凹版1の凹部4とが対向するようにして、被印刷体6とR用平板状の凹版1とを重ね合わせる。そして、押圧手段(図略)によりR用平板状の凹版1側から押圧して凹部4内のRインキ5を被印刷体6のR用凹部R6a内に押し付ける。
被印刷体6のR用凹部R6aとR用平板状の凹版1の凹部4とにより、Rインキ5の収納部が構成されるため、押し付けられたRインキ5が収納部内の隅々まで行き渡って完全に収納部内に充填される。これにより、複数のR用凹部R6aに充填されたRインキ5の膜厚は一定に保持され、且つ形状も一定となる。
この後、露光手段(図略)によって被印刷体6の下側から紫外線が照射され、Rインキ5が硬化される。Rインキ5の硬化後に、R用平板状の凹版1を剥離すると図4に示すように被印刷体6のR用凹部R6aにRインキ5が転移して定着される。前記のようにR用平板状の凹版1は可撓性を有するため、R用平板状の凹版1を撓ませながら被印刷体6からの剥離を容易に行うことができる。尚、R用平板状の凹版1とRインキ5との付着力は、被印刷体6とRインキ5との付着力より弱くするとインキの転移が確実に行えて好ましい。又、樹脂層2はインキを剥がれ易くするために必要であるが、インキの種類によってはなくても良い。
又、上記被印刷体6とR用平板状の凹版1との重ね合わせ時又は押圧時に、Rインキ5の一部が上記収納部から漏れて収納部に隣接するブラックマトリックス7の仕切壁と前記撥インクパターン3との接合部間に逃げ込むことがある。ここで、接合部間への逃げ込みについて説明する。仕切壁と撥インクパターン3は向き合っている。そして、仕切壁の幅より撥インクパターン3の方が幅が狭い。よって、漏れたインキは仕切壁の上で撥インクパターン3のない部分に逃げる。しかしながら、前記露光手段による紫外線の照射光はブラックマトリックス7の仕切壁により遮断されるため、ブラックマトリックス7の仕切壁と前記撥インクパターン3との接合部間に逃げ込んでいるRインキ5部分には照射されない。従って、そのRインキ5部分は硬化せず、後で行う現像時の洗浄によって除去することができる。尚、R用平板状の凹版1とブラックマトリックス7とを重ねた時に、撥インクパターン3とブラックマトリックス7の仕切壁との接合部において、重ならない幅は両側とも3〜4μm必要である。微小に位置ずれしても、必ずブラックマトリックス7と撥インクパターンが重なる領域が残るようにするためである。位置合わせの許容誤差内であれば問題なくカラーフィルタが完成する。
図5において、8はG用平板状の凹版であり、前記と同様に可撓性を有する金属板で形成されている。このG用平板状の凹版8の一面側には樹脂を塗布して樹脂層9が形成され、樹脂層9の上に撥インクパターン10が形成されることにより、図5(b)のように複数の凹部11が設けられている。
このG用平板状の凹版8は、インキ供給手段により上記複数の凹部11にGインキ12が供給される。インキ供給手段としては例えばインクジェットを用いることができ、Gインキ12としては例えば顔料インキを用いてインクジェットから噴射させて凹部11に供給する。この時、図6(a)のようにGインキ12が凹部11の仕切壁より盛り上がるように供給する。インクジェットからのGインキ12の噴射は凹部11に対して下方より噴射すると供給量が多い時でも仕切壁から溢れることがなくて好ましい。前記撥インクパターン10の部分にはGインキ12は付着しない。
この後、乾燥手段によりG用平板状の凹版8の凹部11に供給されたGインキ12内の溶剤を飛ばして乾燥させる。これにより、Gインキ12の全体積は減少するが、この段階においても図6(b)のように凹部11の仕切壁より盛り上がるようにしておき、且つGインキ12が粘性を失わないようにする。
前記被印刷体6の凹部6aのうちG用凹部G6aはG用平板状の凹版8の凹部11と対応している。図7のように位置合わせ手段により被印刷体6のG用凹部G6aとG用平板状の凹版8の凹部11とが対向するようにして、被印刷体6とG用平板状の凹版8とを重ね合わせる。そして、押圧手段によりG用平板状の凹版8側から押圧して凹部11内のGインキ12を被印刷体6のG用凹部G6a内に押し付ける。
被印刷体6のG用凹部G6aとG用平板状の凹版8の凹部11とにより、Gインキ12の収納部が構成されるため、押し付けられたGインキ12が収納部内の隅々まで行き渡って完全に収納部内に充填される。これにより、複数のG用凹部G6aに充填されたGインキ12の膜厚は一定に保持され、且つ形状も一定となる。
この後、露光手段によって被印刷体6の下側から紫外線が照射され、Gインキ12が硬化される。Gインキ12の硬化後に、G用平板状の凹版8を剥離すると図8に示すように被印刷体6のG用凹部G6aにGインキ12が転移して定着される。前記のようにG用平板状の凹版8は可撓性を有するため、G用平板状の凹版8を撓ませながら被印刷体6からの剥離を容易に行うことができる。尚、G用平板状の凹版8とGインキ12との付着力は、被印刷体6とGインキ12との付着力より弱くするとインキの転移が確実に行えて好ましい。
又、上記被印刷体6とG用平板状の凹版8との重ね合わせ時又は押圧時に、Gインキ12の一部が上記収納部から漏れて収納部に隣接するブラックマトリックス7の仕切壁と前記撥インクパターン10との接合部間に逃げ込むことがある。しかしながら、前記露光手段による紫外線の照射光はブラックマトリックス7の仕切壁により遮断されるため、ブラックマトリックス7の仕切壁と前記撥インクパターン10との接合部間に逃げ込んでいるGインキ部分には照射されない。従って、そのGインキ部分は硬化せず、後で行う現像時の洗浄によって除去することができる。
図9において、13はB用平板状の凹版であり、前記と同じく可撓性を有する金属板で形成されている。このB用平板状の凹版13の一面側には樹脂を塗布して樹脂層14が形成され、樹脂層14の上に撥インクパターン15が形成されることにより、図9(b)のように複数の凹部16が設けられている。
このB用平板状の凹版13は、インキ供給手段により上記複数の凹部16にBインキ17が供給される。インキ供給手段としては例えばインクジェットを用いることができ、Bインキ17としては例えば顔料インキを用いてインクジェットから噴射させて凹部16に供給する。この時、図10(a)のようにBインキ17が凹部16の仕切壁より盛り上がるように供給する。インクジェットからのBインキ17の噴射は凹部16に対して下方より噴射すると供給量が多い時でも仕切壁から溢れることがなくて好ましい。前記撥インクパターン15の部分にはBインキ17は付着しない。
この後、乾燥手段によりB用平板状の凹版13の凹部16に供給されたBインキ17内の溶剤を飛ばして乾燥させる。これにより、Bインキ17の全体積は減少するが、この段階においても図10(b)のように凹部16の仕切壁より盛り上がるようにしておき、且つBインキ17が粘性を失わないようにする。
前記被印刷体6の凹部6aのうちB用凹部B6aはB用平板状の凹版13の凹部16と対応している。図11のように位置合わせ手段により被印刷体6のB用凹部B6aとB用平板状の凹版13の凹部16とが対向するようにして、被印刷体6とB用平板状の凹版13とを重ね合わせる。そして、押圧手段によりB用平板状の凹版13側から押圧して凹部16内のBインキ17を被印刷体6のB用凹部B6a内に押し付ける。
被印刷体6のB用凹部B6aとB用平板状の凹版13の凹部16とにより、Bインキ17の収納部が構成されるため、押し付けられたBインキ17が収納部内の隅々まで行き渡って完全に収納部内に充填される。これにより、複数のB用凹部B6aに充填されたBインキ17の膜厚は一定に保持され、且つ形状も一定となる。
この後、露光手段によって被印刷体6側から紫外線が照射され、Bインキ17が硬化される。Bインキ17の硬化後に、B用平板状の凹版13を剥離すると図12に示すように被印刷体6のB用凹部B6aにBインキ17が転移して定着される。前記のようにB用平板状の凹版13は可撓性を有するため、B用平板状の凹版13を撓ませながら被印刷体6からの剥離を容易に行うことができる。尚、B用平板状の凹版13とBインキ17との付着力は、被印刷体6とBインキ17との付着力より弱くするとインキの転移が確実に行えて好ましい。
又、上記被印刷体6とB用平板状の凹版13との重ね合わせ時又は押圧時に、Bインキ17の一部が上記収納部から漏れて収納部に隣接するブラックマトリックス7の仕切壁と前記撥インクパターン15との接合部間に逃げ込むことがある。しかしながら、前記露光手段による紫外線の照射光はブラックマトリックス7の仕切壁により遮断されるため、ブラックマトリックス7の仕切壁と前記撥インクパターン15との接合部間に逃げ込んでいるBインキ部分には照射されない。従って、そのBインキ部分は硬化せず、後で行う現像時の洗浄によって除去することができる。
以上の工程を経て被印刷体6より成るR/G/B3色のカラーフィルタが製造される。製造されたカラーフィルタ18を図13に示す。このカラーフィルタ18はR/G/Bいずれも一定の膜厚及び一定の形状を備えているため、液晶表示装置等のカラーフィルタとしての機能を著しく向上させることができる。
図14は、本発明方法を実施するのに好適なカラーフィルタ製造装置の一例を示すものである。図14において、21は平板状の凹版搬送手段であり、紗構造のエンドレス搬送ベルト22と、駆動側ローラ23と、これと反対側の引っ張り側ローラ24とから構成されている。ここで、紗構造とはいわゆる紗織りに類似する細かい目を備えている構造であって、上記エンドレス搬送ベルト22は紗構造の丈夫な薄い布地又は樹脂シート等から形成される。
搬送ベルト22にはいずれか1種類の平板状の凹版、ここでは例えばR用平板状の凹版1が所定の間隔をあけて複数取り付けられている。図16はR用平板状の凹版1を搬送ベルト22に取り付けた状態を示しており、前記凹部4を形成した面とは反対の平坦面側を例えば接着剤により搬送ベルト22の上面に貼着する。この際、R用平板状の凹版1の接着部分は外周縁部のみとし、それ以外の部分は接着しないで搬送ベルト22の紗構造の細かい目が接着剤により塞がれないようにする。複数のR用平板状の凹版1は、搬送ベルト22の移動に伴って上記駆動側ローラ23と、引っ張り側ローラ24との間をエンドレスに移動し、前記のようにR用平板状の凹版1は可撓性を有しているため、駆動側ローラ23及び引っ張り側ローラ24の外周面に沿って搬送ベルト22と共に円滑に回転することができる。
平板状の凹版搬送手段21の駆動側下部にはインキ供給ステージ25が設けられている。このインキ供給ステージ25には基台26上をX方向(搬送ベルト22の走行方向)とY方向(搬送ベルト22の走行方向と直角方向)に移動可能にX・Y制御されるインキ供給手段27を備えている。この場合は、インキ供給手段27としてインクジェットが用いられる。このインクジェットはRインキを上向きに噴射できるようにしてある。又、インキ供給手段27には図示しない位置検出手段が設けられ、CCDカメラによりR用平板状の凹版1の位置合わせマークを読み込み、この位置情報を基にしてインキ供給手段27をX・Y制御することによりR用平板状の凹版1に対する位置決めを行えるようにしてある。
インキ供給ステージ25の近傍には、バキューム孔付き定盤28と低圧空気吹き出しノズル29とが搬送ベルト22を挟むようにしてその上下位置に配設されている。バキューム孔付き定盤28はX方向及びY方向の移動と、θ方向の回転(垂直軸線回りの回転)とが可能にX・Y・θ制御され、低圧空気吹き出しノズル29により搬送ベルト22上のR用平板状の凹版1に下から低圧空気を吹きかけてR用平板状の凹版1の背面(平坦面)をバキューム孔付き定盤28に固定させる。低圧空気吹き出しノズル29はY方向に移動可能に形成され、作動位置と退避位置とに位置付けることができる。
上記インキ供給ステージ25の前後にはベルト停止手段32が設けられ、このベルト停止手段32は固定用治具30とローラ31とから構成されている。固定用治具30はZ方向(垂直方向)に移動可能にZ制御され、この固定用治具30とローラ31とで搬送ベルト22を前後で挟み付けて停止できるようにしてある。
インキ供給ステージ25の前方にはインキ乾燥ステージ33が設けられ、インキ供給ステージ25でインキ供給手段27により前記R用平板状の凹版1の凹部4に供給されたRインキ5を、図示しない乾燥手段により溶剤を飛ばして乾燥する。
更に、インキ乾燥ステージ33の前方にはインキ転移・露光ステージ34が設けられている。このインキ転移・露光ステージ34には、X・Y・Z及びθ制御される定盤35とプレス・剥離胴36(ゴムロール加圧の形態が望ましい)とが搬送ベルト22を挟んで上下に配設されている。定盤35の内部には露光手段である光源37が設けられ、この光源37から放射される紫外線は、定盤35の透明上面を通過して定盤35上に載置した被印刷体6を下方から照射できるようにしてある。又、定盤35の上側部には低圧空気吹き込みノズル38が配設されており、この低圧空気吹き込みノズル38は、定盤35を上昇させて被印刷体6をR用平板状の凹版1に近接させた状態で位置決めする時に、被印刷体6とR用平板状の凹版1との僅かな隙間に低圧空気を吹き込むことで密着を防止するためのものである。更に、定盤35には図示しない位置検出手段が設けられており、この位置検出手段を介して定盤35の位置を制御し、被印刷体6とR用平板状の凹版1との位置合わせを行う。
上記プレス・剥離胴36は、転動しながら搬送ベルト22の上からR用平板状の凹版1を押圧し、R用平板状の凹版1の凹部4側の面を被印刷体6に密着させ、前記凹部4内のRインキ5を被印刷体6のR用凹部R6a内に型押しする。型押し後は、搬送ベルト22から離れてR用平板状の凹版1を被印刷体6から剥離させる。
上記インキ転移・露光ステージ33の前後には平板状の凹版固定手段39が設けられ、この平板状の凹版固定手段39は一対の上下ローラ40から構成され、この上下ローラ40で搬送ベルト22上のR用平板状の凹版1を前後で挟み付けて固定する。
このように構成されたカラーフィルタ製造装置において、搬送ベルト22を駆動してR用平板状の凹版1を移動し、先ずインキ供給ステージ25にR用平板状の凹版1を位置付けてベルト停止手段32により搬送ベルト22を停止する。そして、低圧空気吹き出しノズル29及びバキューム孔付き定盤28を介してR用平板状の凹版1を搬送ベルト22ごとバキューム孔付き定盤28に固定する。
次に、低圧空気吹き出しノズル29を退避位置に移動し、インキ供給手段27を動かして位置検出手段を介してR用平板状の凹版1に対するインキ供給手段27を位置決めする。この後、インキ供給手段27をX方向に移動させながら、Rインキ5を噴射してR用平板状の凹版1の凹部4にRインキ5を供給する。この際、インキ供給手段27はX方向に2〜3回往復させて過不足がないようにRインキ5を供給する。
インキ供給後、ベルト停止手段32を解除して搬送ベルト22を駆動し、R用平板状の凹版1をインキ乾燥ステージ33に位置付けて停止する。尚、この停止はベルト停止手段32により行うことができ、この時後続のR用平板状の凹版がインキ供給ステージ25に位置付けされるようにすると作業効率上好ましい。
インキ乾燥ステージ33でのインキ乾燥が終了した後、搬送ベルト22を再び駆動してR用平板状の凹版1をインキ転移・露光ステージ34に位置付けて停止する。そして、前記平板状の凹版固定手段39によりR用平板状の凹版1を搬送ベルト22ごと固定する。この後、定盤35を上昇させて定盤35上に載置固定されている被印刷体6をR用平板状の凹版1に近接させ、且つ定盤35を動かして位置検出手段を介してR用平板状の凹版1に対する被印刷体6の位置決めを行う。この位置決め後に、プレス・剥離胴36を下降させると共に適圧をもってR用平板状の凹版1を被印刷体6に押し付けて密着させ、プレス・剥離胴36を転動させることによりR用平板状の凹版1の凹部4内のRインキ5を被印刷体6のR用凹部R6aに型押しする。この状態を保持して、露光手段の光源37により紫外線を被印刷体6の下面から照射して露光を行う。露光後に、プレス・剥離胴36を上昇させてR用平板状の凹版1の押し付けを解除して被印刷体6から剥離させる。これにより、型押しされたRインキ5は硬化すると共に、被印刷体6に完全に転移する。
インキ転移・露光ステージ34での作業終了後、定盤35を下降して(或は更に基台26の端部まで移動して)被印刷体6を定盤35から外して取り出す。
上記ではR用のカラーフィルタ製造装置について説明したが、これと同じ構成のG用、B用のカラーフィルタ製造装置を用意して製造ラインを構成し、この製造ラインに沿ってそれぞれ順次工程を行うことでR/G/Bカラーフィルタを製造することができる。R/G/Bの製造順序は限定されない。又、R、G、Bを1つの平板状の凹版にインキングして一度に被印刷体に転写することも可能である。
図17はカラーフィルタの製造ラインの一例を示すブロック図であり、詳細は示していないが投入、移載、受け取り等の手段としてロボットを用い、一連の作業が効率良く行えるように構成したものである。
尚、上記実施形態では、平板状の凹版が可撓性を有する材料で形成されている例を説明
したが、被印刷体が可撓性を有する材料例えばフィルムで形成された場合であっても実施
することができる。剥離を容易に行うため、いずれか一方が可撓性材料で形成されていれ
ば良い。
本発明は、特に液晶表示装置のカラーフィルタの製造に好適なものであり、その他パソ
コン、車載用ナビゲーション、携帯電話、ビデオカメラ、テレビ、ゲーム機器等の各種の
液晶カラーフィルタに適用できるものである。
R用平板状の凹版の一部を示すもので、(a)はR用平板状の凹版の一部概略平面図、(b)はそのRa−Rb線に沿った概略断面図である。 R用平板状の凹版の凹部にインキが供給された状態を示すもので、(a)はインキ供給直後の一部概略断面図、(b)はインキ乾燥後の一部概略断面図である。 被印刷体の一部を示すもので、(a)は被印刷体の概略平面図、(b)はR用平板状の凹版の凹部と被印刷体の凹部とが対向するようにして重ね合わせ、プレス胴で押圧後に紫外線で露光する時の状態を示すもので、(a)でのCRa−CRb線に沿った概略断面図である。 R用平板状の凹版剥離後の被印刷体を示す一部概略断面図である。 G用平板状の凹版の一部を示すもので、(a)はG用平板状の凹版の一部概略平面図、(b)はそのGa−Gb線に沿った概略断面図である。 G用平板状の凹版の凹部にインキが供給された状態を示すもので、(a)はインキ供給直後の一部概略断面図、(b)はインキ乾燥後の一部概略断面図である。 G用平板状の凹版の凹部と被印刷体の凹部とが対向するようにして重ね合わせ、プレス胴で押圧後に紫外線で露光する時の状態を示す概略断面図である。 G用平板状の凹版剥離後の被印刷体を示す一部概略断面図である。 B用平板状の凹版の一部を示すもので、(a)はB用平板状の凹版の一部概略平面図、(b)はそのBa−Bb線に沿った概略断面図である。 B用平板状の凹版の凹部にインキが供給された状態を示すもので、(a)はインキ供給直後の一部概略断面図、(b)はインキ乾燥後の一部概略断面図である。 B用平板状の凹版の凹部と被印刷体の凹部とが対向するようにして重ね合わせ、プレス胴で押圧後に紫外線で露光する時の状態を示す概略断面図である。 B用平板状の凹版剥離後の被印刷体を示す一部概略断面図である。 被印刷体にR/G/B3色を印刷したカラーフィルタの平面図及びその一部拡大平面図である。 本発明に用いるカラーフィルタ製造装置を示す概略説明図である。 紗構造のエンドレス搬送ベルトに可撓性金属平板状の凹版を取り付けた状態を示す概略斜視図である。 紗構造のエンドレス搬送ベルトに貼った可撓性金属平板状の凹版を示す概略斜視図及びその一部拡大平面図である。 カラーフィルタの製造ラインを示すブロック図である。
符号の説明
1 R用平板状の凹版
2 樹脂層
3 撥インクパターン
4 凹部
5 Rインキ
6 被印刷体
7 ブラックマトリックス
8 G用平板状の凹版
9 樹脂層
10 撥インクパターン
11 凹部
12 Gインキ
13 B用平板状の凹版
14 樹脂層
15 撥インクパターン
16 凹部
17 Bインキ
18 カラーフィルタ
21 平板状の凹版搬送手段
22 搬送ベルト
23 駆動側ローラ
24 引っ張り側ローラ
25 インキ供給ステージ
26 基台
27 インキ供給手段
28 バキューム孔付き定盤
29 低圧空気吹き出しノズル
30 固定用治具
31 ローラ
32 ベルト停止手段
33 インキ乾燥ステージ
34 インキ転移・露光ステージ
35 定盤
36 プレス・剥離胴
37 光源
38 低圧空気吹き込みノズル
39 平板状の凹版固定手段
40 上下ローラ

Claims (8)

  1. パターニングした平板状の凹版の凹部にインキを凹部の隔壁より盛り上がるようにして充填し、この凹部内のインキを乾燥した後、ブラックマトリックスを形成した被印刷体の凹部に前記平板状の凹版の凹部を対向させるようにして重ね合わせ、平板状の凹版を押圧することにより前記凹部内のインキを被印刷体の凹部内に転移することを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
  2. 前記平板状の凹版又は被印刷体のいずれか一方が可撓性を有する材料で形成されていることを特徴とする請求項1記載のカラーフィルタの製造方法。
  3. 前記可撓性を有する平板状の凹版は金属材料で形成されていることを特徴とする請求項2記載のカラーフィルタの製造方法。
  4. 前記可撓性を有する被印刷体はフィルムで形成されていることを特徴とする請求項2記載のカラーフィルタの製造方法。
  5. パターニングした平板状の凹版の凹部にインキを凹部の隔壁より盛り上がるようにして充填するインキ供給手段と、
    前記凹部内の前記インキを乾燥させる乾燥手段と、
    ブラックマトリックスを形成した被印刷体の凹部に前記平板状の凹版の凹部を対向させるようにして重ね合わせ、前記平板状の凹版を押圧することにより前記凹部内のインキを前記被印刷体の凹部内に転移するインキ転移手段と
    を有することを特徴とするカラーフィルタの製造装置。
  6. 前記平板状の凹版又は被印刷体のいずれか一方が可撓性を有する材料で形成されていることを特徴とする請求項5記載のカラーフィルタの製造装置。
  7. 前記可撓性を有する平板状の凹版は金属材料で形成されていることを特徴とする請求項6記載のカラーフィルタの製造装置。
  8. 前記可撓性を有する被印刷体はフィルムで形成されていることを特徴とする請求項6記載のカラーフィルタの製造装置。
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