JP2005038701A - 薄型コネクタ - Google Patents

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正義 青木
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Abstract

【課題】 本発明は、電子機器のより軽薄短小化のニーズに応えるべく、薄型化が可能なコネクタを提供しようとするものである。
【解決手段】 接触子11を収納し、開口部12を有する絶縁ハウジング10を備えるコネクタ本体と、コネクタ本体に対して回転可能に支持される絶縁アクチュエータ30とを備え、絶縁アクチュエータ30の回転において、開口部12に挿入されたフレキシブルケーブル2と接触子11とが絶縁アクチュエータ30により圧接されて電気的に接続されるコネクタにおいて、コネクタ本体に、絶縁ハウジング10の一部を覆い、絶縁アクチュエータ30の回転に際して、絶縁アクチュエータ30の押圧部34の梃子の支点となる軸縁部25を有し、且つハウジング10の下面17に延びてそれを抱きかかえる抱持部21を備える金属カバー20を設けることにより、薄型のコネクタの提供を可能にする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、コネクタに関し、特に、フレキシブルケーブル用の無挿抜力式コネクタの薄型化に関する。
フレキシブルケーブルの回路基板への接続には、種々の形式のコネクタが使われており、その中の一つ、無挿抜力式(ZIFタイプ)のコネクタは、極めて広く利用されている。
従来のコネクタとしては、例えば、図9に示すように、接触子101を収納し、開口部102を有する絶縁ハウジング100と、該接触子101と一体に形成された回転軸部101bにより回転可能に支持される絶縁アクチュエータ300とを備えたものがある(例えば、特許文献1(特に第0017段落乃至第0021段落、図3乃至図5)参照)。
このような従来のコネクタにおいては、絶縁アクチュエータ300が二点鎖線で示す位置にあって開口部102を大きく開放した状態で矢印D方向からフレキシブルケーブル500を該開口部102に挿入し、続いて該絶縁アクチュエータ300を横倒しにしたロック位置にまで回転させることで、該絶縁アクチュエータ300の押圧部301で該フレキシブルケーブル500を前記接触子101の接触部101aに圧接して、該フレキシブルケーブル500と該接触子101とを電気的に接続する。
この例では、回転軸部101bと接触部101aとが一つの接触子101から二股状に分岐して形成されており、両者の間でフレキシブルケーブル500と絶縁アクチュエータ300の押圧部301とを挟持する構造となっている。
実開平6−77186号公報
ところで、各種電子機器の高性能化と軽薄短小へのニーズは止まる所を知らず、いよいよ多機能化・高密度化・小型・軽量・薄型・短型化への要求は強まり、これに伴ってコネクタの小型・薄型・短型化と多極化が同時に迫られている。
しかしながら、前述したような従来のコネクタでは市場のニーズに応えるだけの薄型化が難しかった。
その理由の一つとして、前記従来のコネクタを構成する複数の部材の数とそれぞれの部材について設計上決定される限界厚さによる制限が挙げられる。
すなわち、前述した従来のコネクタにおいては、該コネクタの厚さ方向に、底板部103、接触部101a、フレキシブルケーブル500、押圧部301、回転軸部101b、上板部104の少なくとも合計6つの異なる役割を担う部材が必要であるため、全体として少なくとも前記6つの部材それぞれの厚さを合計した厚さをもつことになる。
前記従来のコネクタを薄型化するためには、前記6つの部材のそれぞれの低背化が試みられる(ただし、フレキシブルケーブル500の厚さは規格で定められており、コネクタの薄型化における設計的自由度はない)が、各部材の低背化は、当然ながらそれらの剛性の低下を伴うため、使用に耐えうる強度を維持するために最低限の厚さが設けられる。
特に、このようなタイプのコネクタにおいては、絶縁アクチュエータ300の回転に際し、該絶縁アクチュエータ300の押圧部301がフレキシブルケーブル500と回転軸部101bとの間に強引に入り込もうとするため、その際に梃子の支点となる該回転軸部101bは、大きな力を受ける。
しかしながら、前記従来のコネクタにおいては、回転軸部101bはリン青銅等のそれほど剛性の高くない導電性金属からなる接触部101aと一体に形成されるため、絶縁アクチュエータ300の回転に伴って生ずる応力に耐えうる強度をもたせるためには相当の厚さを確保する必要があった。
さらに、前記従来のコネクタにおいては、絶縁アクチュエータ300の回転において発生する力は、合成樹脂等の強度の低い絶縁材料からなる絶縁ハウジング100にも伝えられるため、回転軸部101bや接触部101aの上下を覆う絶縁ハウジング100の底板部103や上板部104にも相当の厚さをもたせなければならなかった。
したがって、前記従来のコネクタの全体としての厚さは、例えば、厚さ0.3mmのフレキシブルケーブルを使用するためには、ZIFとするための必要クリアランスも含めて2mm近くなり、市場のニーズに応え難いものであった。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであって、電子機器のより軽薄短小化のニーズに応えるべく、薄型化が可能なコネクタを提供しようとするものである。
上記の目的を達成するため、本発明では、複数の接触子を収納し、開口部を有する絶縁ハウジングを備えるコネクタ本体と、前記コネクタ本体に対して回転可能に支持される絶縁アクチュエータとを備え、前記絶縁アクチュエータの回転において、前記開口部に挿入されたフレキシブルケーブルと前記複数の接触子とが該絶縁アクチュエータにより圧接されて電気的に接続されるコネクタであって、前記コネクタ本体は、前記絶縁ハウジングの一部を覆う金属カバーを備え、前記金属カバーは、前記絶縁ハウジングの下面側に回り込み該絶縁ハウジングを抱きかかえる抱持部と、基板に固定される固定部と、一以上の係合受部と、前記フレキシブルケーブルと前記複数の接触子との圧接において前記絶縁アクチュエータの梃子の支点となる一以上の軸縁部とを備え、前記絶縁アクチュエータは、その回転において前記一以上の係合受部と係合する一以上の係合突起部を備えることを特徴とするコネクタとする。このように、強靭な金属カバーに軸縁部の機能をもたせることで、薄型コネクタの提供が可能になる。
また、前記係合受部は、前記金属カバーを貫通する係合係合貫通孔であるようにすれば、さらなるコネクタの薄型化が可能になる。
さらに、前記金属カバーは、ロック部を有し、前記絶縁アクチュエータは、前記ロック部に対応する被ロック部を有するようにすれば、ロック時にクリック感を醸し出すことができる。
本発明に係るコネクタは、絶縁ハウジングの一部を覆い、該絶縁ハウジングの下面側に回り込んでそれを抱きかかえる抱持部と、基板に固定される固定部と、絶縁アクチュエータの回転において梃子の支点となる軸縁部とを有する金属カバーを備えることにより、薄型化が可能になる。
以下、本発明の好適な一実施形態について、図1乃至図8を参照しつつ説明する。
図1、図2は、本発明に係るコネクタ1の外観斜視図であり、図1は絶縁アクチュエータ30を起立させたアンロック状態、図2は絶縁アクチュエータ30が横倒しのロック状態を示している。
コネクタ1は、導電性金属からなる複数の接触子11が植え込まれて収納され、開口部12を有する絶縁ハウジング10と、該絶縁ハウジング10の一部を覆うように配設される鋼板等からなる金属カバー20とを有するコネクタ本体と、該コネクタ本体に回転可能に支持される絶縁アクチュエータ30とを備えてなる。
開口部12は、絶縁アクチュエータ30の回転によって開閉され、導電部を下面にのみ有するタイプのフレキシブルケーブル2を迎え入れる。
アンロック状態で矢印B方向から開口部12に挿入されるフレキシブルケーブル2は、絶縁アクチュエータ30の回転において、該絶縁アクチュエータ30により前記複数の接触子11に対して圧接され、その結果、ロック状態においては、該フレキシブルケーブル2と該複数の接触子11は電気的に接続される。
図3は金属カバー20の外観斜視図、図4は絶縁アクチュエータ30の外観斜視図である。
金属カバー20は、絶縁アクチュエータ30が位置する部位を除く絶縁ハウジング10の一部(開口部と反対側)を覆う上面部27、該上面部27から適度に窪み長手方向に延びて該金属カバー20の強度を高める補強リブ26、絶縁ハウジング10の長手方向端部近傍を抱きかかえるように配され該金属カバー20と該絶縁ハウジング10とを合体させる一対の舌片状の抱持部21、絶縁ハウジング10の両側端面部を覆うように延び出して図示しない回路基板に固定される一対の舌片状の固定部22、絶縁アクチュエータ30の回転に際して該絶縁アクチュエータ30の係合突起部33を受け入れる係合受部24、該係合受部24の外縁に位置し絶縁アクチュエータ30がフレキシブルケーブル2を押圧する際に梃子の支点として働く軸縁部25、絶縁アクチュエータ30の被ロック部32と協働して該絶縁アクチュエータ30をロック位置で固定するロック部23などを備えている。
一方、絶縁アクチュエータ30は、金属カバー20の係合受部24に対応する位置に該係合受部24に対応する形状で設けられる係合突起部33、金属カバー20のロック部23に対応する位置に該ロック部23と掛合するように設けられる被ロック部32、さらに、絶縁アクチュエータ30の回転に際して絶縁ハウジング10の軸受部13に沿って回転し、その回転を支持する支軸部31などを備えている。
図5、図6は図1のA−A’線断面図であり、図5はアンロック状態、図6はロック状態を示している。
接触子11は、基部11eを絶縁ハウジング10に形成された接触子溝14に圧入されることで植え込まれており、また、テール部11dを図示せぬ回路基板に半田付けされることで該回路基板との電気的接続を図っている。
接触子11の下腕部11bは、基部11eから開口部12方向に長く延びており、その先端付近には、開口部12に挿入されるフレキシブルケーブル2の下面の導電部と接するための接触部11aを有している。一方、下腕部11bと基部11eを介して連なって形成される上腕部11cは、下腕部11bに比べて短く開口部12方向にわずかに延びているのみである。
金属カバー20は、その上面部27により接触子11の上腕部11cや絶縁ハウジング10の中板部16の上面付近を覆うとともに、該上面部27からさらに開口部12方向に向けて接触部11aの上方に位置するあたりにまで延びている。
金属カバー20の開口部12方向に延びた先端付近には、係合貫通孔である係合受部24、該係合受部24に隣接する軸縁部25が形成されており、該軸縁部25に対応する位置に絶縁アクチュエータ30が回転可能に設けられている。
図5に示すように、絶縁アクチュエータ30を直立させた状態、すなわちアンロック状態でフレキシブルケーブル2は開口部12を介して矢印C方向から絶縁ハウジング10内に挿入され、接触部11aと金属カバー20との間に配される。
このとき、接触部11aと金属カバー20との間、或いは接触部11aと絶縁アクチュエータ30との間には、フレキシブルケーブル2の厚さに比して十分なクリアランスが用意されているので、フレキシブルケーブル2の挿入抵抗は基本的にゼロである(ZIF)。
開口部12へのフレキシブルケーブル2の挿入に続いて、図6に示すように、絶縁アクチュエータ30を横倒し状態、すなわちロック状態まで回転させるにあたり、該絶縁アクチュエータ30は軸縁部25回りに回転し、その押圧部34でフレキシブルケーブル2を接触部11a側、すなわち下方に押し付ける。
このとき、絶縁アクチュエータ30とフレキシブルケーブル2との接触面から軸縁部25の回転中心までの距離がアンロック状態よりもロック状態において大きくなるよう係合突起部33から押圧部34にかけて厚さが調整されているため、該押圧部34は、該絶縁アクチュエータ30の回転に伴って軸縁部25を梃子の支点としてフレキシブルケーブル2と接触部11aとを圧接しつつ下方に押し付けて接触子11の下腕部11bを下方に撓み変形させ、該接触部11aの下方への変位を利用して、該軸縁部25と該フレキシブルケーブル2との間に強引に潜り込む。
これと同期して、絶縁アクチュエータ30の係合突起部33は、金属カバー20の係合受部24に侵入し、該絶縁アクチュエータ30のコネクタ本体からの離脱を防止する。
ロック状態においては、絶縁アクチュエータ30と金属カバー20との係合、金属カバー20のロック部23と絶縁アクチュエータ30の被ロック部32との間のロックが完成され、フレキシブルケーブル2は、接触子11の撓み変形による弾性復元力に基づいて、該絶縁アクチュエータ30と接触部11aとの間に挟持され、もってコネクタ1へのフレキシブルケーブル2の連結を完了させる。
図7には、図3のY―Y´線断面図を、図8には、図1のX−X´線断面図をそれぞれ示す。図7及び図8は、抱持部21の断面図である。抱持部21は、金属カバー20の長手方向の両端に金属カバー20と一体に形成され、絶縁ハウジング10の下面17側に回り込み、絶縁ハウジング10を抱きかかえるように設けられている。抱持部21は、金属カバー20の上面部27の一部に連なる天井部21aと、天井部21aから絶縁ハウジング10の高さ(厚さ)方向に略直角に屈曲して絶縁ハウジング10の下面17付近まで延びる側部21bと、側部21bの絶縁ハウジング10の下面17付近からハウジングの長手中心方向に向かって略直角に屈曲しハウジングの下面17に沿って延びる巻込み部21cとを含んで構成される。すなわち、抱持部21は、絶縁ハウジング10の上面を覆う金属カバー20の一部が絶縁ハウジング10の下面17にまで回り込み形成される、断面形状が略コの字の部材である。
図8に示すように、絶縁ハウジング10の長手方向の端部18付近には、絶縁ハウジング10を高さ方向に貫通する抱持孔40が形成されており、抱持部21の側部21bは抱持孔40に挿入されている。また、抱持孔40に連なる絶縁ハウジング10の下面17には抱持溝41が巻込み部の形状に対応する窪みとして形成されており、巻込み部21cは抱持溝41に納まりつつ絶縁ハウジング10を下面17側から支持している。抱持部21は、予め天井部21aから略直角に屈曲されている側部21b及びその先端に屈曲されず直線状に延びている巻込み部21cを抱持孔40に挿入後、この巻込み部21cを絶縁ハウジングの下面17側に略直角に屈曲し、それを抱持溝41内に納めることにより出来上がる。これにより抱持部21による絶縁ハウジング10の抱きこみが完成する。
本実施形態のコネクタにおいては、軸縁部25を兼備する金属カバー20を設けることにより、図9に示す従来のコネクタの回転軸部101bを省くことができ、図6に示すように、コネクタの厚さ方向の部材数を、絶縁ハウジング10の底板部15、接触部11a、フレキシブルケーブル2、押圧部34、軸縁部25の合計5つに減じることができるため、その分、薄型化が可能となっている。
さらに、軸縁部25は、剛性の高い鋼板等からなり絶縁ハウジング10を覆う金属カバー20の上面部27に連なって形成されるため、絶縁アクチュエータ30の回転に伴って発生する応力に十分耐えることができる。
すなわち、絶縁アクチュエータ30の回転に伴って絶縁アクチュエータ30の一部がフレキシブルケーブル2と軸縁部25との間に強引に入り込むこのようなコネクタにおいては、梃子の支点として働く軸縁部25は、極めて大きな応力に耐えられねばならず、従来のコネクタにおいては、該軸縁部25に相当する部材は、剛性の低いリン青銅などの金属により形成されていたため、所望の剛性を得るには相当の厚さが必要であったのに対し、本実施形態の軸縁部25は、強度の高い鋼板等からなるため、前記従来の部材よりも小さな厚さで十分な強度を発揮でき、従来よりも薄型化が可能である。
さらに、金属カバー20は、絶縁ハウジング10の凡そ半分を覆い、該金属カバー20は該絶縁ハウジング10を抱き込むように配されるとともに、固定部22によって基板に固定されるので、従来、絶縁ハウジングに課されていた強度を肩代わりすることができる。
特に、本実施形態においては、金属カバー20が抱持部21を有するため、金属カバー20の軸縁部25と接触子11の接触部11aとの間で軸縁部25を梃子の支点として回転する絶縁アクチュエータの押圧部34がフレキシブルケーブル2を接触部11aに押し付ける際に生じる力、すなわち、金属カバー20を図示しない回路基板から引き剥がす方向に作用する力、を金属カバー20の内部で受け止めることができる。換言すると、フレキシブルケーブル2と接触子11との圧接において、絶縁ハウジング10は接触子11を介して図示しない回路基板側に押し付けられる力を受ける一方、この反力は金属カバー20の軸縁部25に作用し、金属カバー20の固定部22を半田付けされている図示しない回路基板から剥離させようとする力となるが、抱持部21が絶縁ハウジング10の上面から下面17側まで回り込み、巻込み部21cの先端が接触子11の方向に延びているため、その反力は金属カバー20の天井部21aと巻込み部21cとの間で相殺され、コネクタ1のその他の部位へその力が伝わるのを抑えることができる。
すなわち、本実施形態に係るコネクタにおいては、従来のコネクタに比べて、絶縁ハウジング10に負荷される力が軽減されるため、該絶縁ハウジング10が最低限確保すべき厚さは小さくなり、さらに薄いコネクタとすることができる。
さらに、金属カバー20に補強リブ26を設けたので、該金属カバー20の剛性を増すことができ、金属カバー20そのものの厚さを減じることができる。
また、特に、本実施形態のように、係合受部24を金属カバー20を貫通する係合貫通孔として形成し、軸縁部25を該係合受部24に対応させて形成する場合には、係合突起33と係合受部24との係合を金属カバー20の1枚分の厚さの範囲で完成させることが可能となり、よりいっそう薄いコネクタを提供できる。
さらに、ロック部23は、プレス等の工程で極めて簡単に金属カバー20の一部として形成される。すなわち、ロック部23は、他の部位と同時に成形できる。このロック部23は、被ロック部32との掛合に際し、クリック感を醸し出すことができる。
また、絶縁ハウジング10を金属カバー20で覆ったので、シールド効果を得ることもできる。
以上説明した特長により、本発明によれば、1.5mm以下の薄型コネクタを得ることができる。
なお、本発明は、本実施形態に限られるものではない。図3に示す金属カバー20の係合受部24は、長手方向に長い矩形の貫通孔として、長手方向中適度に離れた位置に等間隔に3つ配されているが、係合受部24は貫通孔に限られず、適度な深さの窪みとして形成されていてもよく、またその数も一以上であればよい。
金属カバー20の軸縁部25は、図3に示すように、係合受部24の形状に沿うように前方に張り出した枠のように形成されているが、絶縁アクチュエータ30の回転による力に耐えうる強度をもたせられれば、張り出した形状にしなくともよい。
金属カバー20の固定部22は、図3に示すように、絶縁ハウジング10の側端部付近で滑らかな曲面を形成しながら図示しない回路基板に向けて折り曲げられているが、これは、コネクタ1を回路基板に固定するためのものであり、基板を突き抜けて該基板の裏面で折り曲げられて固定されたり、該裏面で半田付けされたり、或いはねじなどを用いて固定されたり、あるいは曲面を描いて延出しない形状であってもよい。
抱持部21は、絶縁ハウジング10の端部18に沿うように、すなわち、絶縁ハウジング10の外側から下面17側に回り込むように形成されてもよい。このとき、抱持孔40を設けなくてもよい。また、本実施形態では、抱持部21は、固定部22に対して開口部12と反対側に設けられているが、抱持部21は、軸縁部25の長手方向延長線上或いはそれよりさらに開口部12側に設けられてもよい。また、抱持部21は、固定部22の一部をハウジングの下面17に巻込ませるように形成されてもよい。これらに対応して、抱持溝41は、絶縁ハウジング10の端部18の側面或いはそこから下面17に沿って形成されてもよい。このとき、抱持部21は抱持溝41に沿うように絶縁ハウジング10を外側から抱きかかえる。また、抱持溝41が接触子11の直下まで延びて形成される場合には、抱持部21の巻込み部21cもそれに応じた長さとして形成される。要するに、抱持部21は、金属カバー20の一部が絶縁ハウジング10の上面から下面17側まで回り込んで絶縁ハウジング10を抱きかかえ、絶縁ハウジング10と金属カバー20とを堅固に一体化するように形成されればよい。
本発明の一実施形態に係るコネクタの外観斜視図で、絶縁アクチュエータが直立したアンロック状態を示す。 図1のコネクタの絶縁アクチュエータが横倒しになったロック状態を示す外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係るコネクタの金属カバーの外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係るコネクタの絶縁アクチュエータの外観斜視図である。 図1のA−A’線断面図で、絶縁アクチュエータが直立したアンロック状態を示す。 図5のコネクタの絶縁アクチュエータが横倒しになったロック状態を示す断面図である。 図3のY−Y’線断面図で、本発明の一実施形態に係るコネクタの金属カバーの抱持部を示す。 図1のX−X’線断面図で、本発明の一実施形態に係るコネクタの金属カバーの抱持部を示す。 従来のコネクタの例を示す断面図である。
符号の説明
1 コネクタ、2 フレキシブルケーブル、10 絶縁ハウジング、11 接触子、11a 接触部、11b 下腕部、11c 上腕部、11d テール部、11e 基部、12 開口部、13 軸受部、14 接触子溝、15 底板部、16 中板部、17 下面、18 端部、20 金属カバー、21 抱持部、21a 天井部、21b 側部、21c 巻込み部、22 固定部、23 ロック部、24 係合受部、25 軸縁部、26 補強リブ、27 上面部、30 絶縁アクチュエータ、31 支軸部、32 被ロック部、33 係合突起部、34 押圧部、35 背面部、40 抱持孔、41抱持溝、100 絶縁ハウジング、101 接触子、101a 接触部、101b 回転軸部、102 開口部、103 底板部、104 上板部、300 絶縁アクチュエータ、301 押圧部、500 フレキシブルケーブル。

Claims (3)

  1. 複数の接触子を収納し、開口部を有する絶縁ハウジングを備えるコネクタ本体と、
    前記コネクタ本体に対して回転可能に支持される絶縁アクチュエータと、
    を備え、
    前記絶縁アクチュエータの回転において、前記開口部に挿入されたフレキシブルケーブルと前記複数の接触子とが該絶縁アクチュエータにより圧接されて電気的に接続されるコネクタであって、
    前記コネクタ本体は、前記絶縁ハウジングの一部を覆う金属カバーを備え、
    前記金属カバーは、前記絶縁ハウジングの下面側に回り込み該絶縁ハウジングを抱きかかえる抱持部と、基板に固定される固定部と、一以上の係合受部と、前記フレキシブルケーブルと前記複数の接触子との圧接において前記絶縁アクチュエータの梃子の支点となる一以上の軸縁部とを備え、
    前記絶縁アクチュエータは、その回転において前記一以上の係合受部と係合する一以上の係合突起部を備える、
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記係合受部は、前記金属カバーを貫通する係合貫通孔である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記金属カバーは、ロック部を有し、
    前記絶縁アクチュエータは、前記ロック部に対応する被ロック部を有する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ。
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