JP2005036524A - Anchor for construction - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、コンクリート基礎又はコンクリート壁若しくはレンガ壁等に木材を直接固定する際に、コンクリート等と木材との間の間隔を調整するのに都合のよい建築用アンカーに関する。 The present invention relates to an architectural anchor that is convenient for adjusting the interval between concrete and wood when the wood is directly fixed to a concrete foundation or a concrete or brick wall.
従来から、建物の壁等に形成された開口部に、窓や扉等の木枠を嵌め込む際に、木枠と開口部との間隔を調整して木枠を歪みなく取り付けるために使用する木ねじ等が知られている（例えば、特許文献１）。 Conventionally, when fitting a wooden frame such as a window or door into an opening formed on the wall of a building, etc., it is used to attach the wooden frame without distortion by adjusting the distance between the wooden frame and the opening. Wood screws and the like are known (for example, Patent Document 1).
この木ねじは、軸体の先端側にねじ込み用のねじ山と、頭部側に逆向きのねじ山を有している。開口部に木枠を固定した時、ねじ込み用のねじ山は、開口部にねじ込まれ、逆向きのねじ山は木枠内に位置している。ここで木ねじを緩めると、木枠は逆向きのねじ山が締めつけることになるので、開口部と離れるため、木ねじと開口部との間隔を調整することができる。 This wood screw has a screw thread for screwing on the tip end side of the shaft body and a reverse screw thread on the head side. When the wooden frame is fixed to the opening, the screw thread for screwing is screwed into the opening, and the reverse thread is located in the wooden frame. Here, when the wood screw is loosened, the screw thread in the opposite direction is fastened to the wood frame, so that the space between the wood screw and the opening can be adjusted because the wood frame is separated from the opening.
このような、木ねじは、開口部も木枠も共に木材である場合に使用が可能であるが、一方がコンクリートやレンガ等である場合には使用することができない。例えば、コンクリート基礎の上に直接根太を固定するような場合がこれに当る。この場合には、樹脂を円筒形に形成した建築用アンカーを使用することとなる。 Such wood screws can be used when both the opening and the wooden frame are made of wood, but cannot be used when one of them is concrete, brick, or the like. This is the case, for example, when joists are fixed directly on a concrete foundation. In this case, an architectural anchor in which a resin is formed in a cylindrical shape is used.
建築用アンカーは、根太とコンクリート基礎に設けた下穴に挿通し、建築用アンカーに形成された孔に木ねじを挿通して、かなづち等でコンクリート基礎に打ち込まれる。建築用アンカーの先端部分の孔の内径は木ねじの外径よりも小さいため、下穴の中で建築用アンカーの先端部分が広がり、コンクリート基礎と建築用アンカーが圧接することで根太がコンクリート基礎に固定される。
しかし、上記のような建築用アンカーでは、コンクリートと根太との間隔を調整することができない。 However, in the construction anchor as described above, the interval between the concrete and the joist cannot be adjusted.
そこで本発明は、コンクリート基礎又はコンクリート壁若しくはレンガ壁等に木材を直接固定する際に、コンクリート基礎等と木材との間の間隔を調整するのに都合のよい建築用アンカーの提供を目的とする。 Then, this invention aims at provision of the anchor for a building convenient for adjusting the space | interval between a concrete foundation etc. and wood, when fixing wood directly to a concrete foundation or a concrete wall or a brick wall. .
上記目的を達成するために、請求項１に係る発明は、軸体と頭部が一体に形成された建築用アンカーにおいて、前記頭部には、複数形成されたフランジ状のリングが形成されており、前記軸体と前記頭部との間には肉薄の凹部が設けられていることを特徴としている。
In order to achieve the above object, the invention according to
請求項２に係る発明は、軸体と頭部が一体に形成された建築用アンカーにおいて、前記頭部は、ねじ山を有しており、前記軸体と前記頭部との間には肉薄の凹部が設けられていることを特徴としている。 According to a second aspect of the present invention, in the architectural anchor in which the shaft body and the head are integrally formed, the head has a screw thread, and a thin wall is provided between the shaft and the head. It is characterized in that a recess is provided.
請求項１に係る発明は、軸体と頭部が一体に形成された建築用アンカーにおいて、前記頭部には、複数形成されたフランジ状のリングが形成されており、前記軸体と前記頭部との間には肉薄の凹部が設けられている構成とすることで、頭部は木材に、軸体はコンクリートに圧接し、頭部と軸体が凹部で分離されることによってコンクリート等と木材との間隔を調整することが可能となる。
The invention according to
請求項２に係る発明は、軸体と頭部が一体に形成された建築用アンカーにおいて、前記頭部は、ねじ山を有しており、前記軸体と前記頭部との間には肉薄の凹部が設けられている構成とすることで、コンクリート等と木材との間隔を調整し、固定することができる。 According to a second aspect of the present invention, in the architectural anchor in which the shaft body and the head are integrally formed, the head has a screw thread, and a thin wall is provided between the shaft and the head. By setting it as the structure by which the recessed part of is provided, the space | interval of concrete etc. and wood can be adjusted and fixed.
次に、本発明の建築用アンカーを、図面を基に説明する。図１は、本発明の建築用アンカーを示す正面図である。建築用アンカー１は、樹脂を円筒形に形成したものである。頭部２と軸体３の間に、外径が小さくなった凹部４が形成されている。頭部２にはフランジ状のリング５が３つ形成されており、頭部の頂面から凹部４に向けてリング５を分割するようなスリット６が設けられている。軸体３は、中央から先端部分に向かってスリット７が設けられており、その周囲に複数の凸部８が形成されている。軸体３の先端部分にはスリット７は形成されていない。
Next, the architectural anchor of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a front view showing an architectural anchor of the present invention. The
図１では、頭部２にフランジ状のリング５を複数形成した実施例を示したが、本発明の建築用アンカー１はこのような実施例に限定されるものではない。例えば、リング５の代わりにねじ山を形成してもよい。
Although FIG. 1 shows an embodiment in which a plurality of flange-
図２は、建築用アンカーに木ねじを挿通した状態を示す断面図である。建築用アンカー１には木ねじ９を挿通するための孔１０が開けられている。その内径は頭部２の頂面から軸体３の中央部分にかけてが、木ねじ９のねじ山１３の外径とほぼ等しく、軸体３の中央部分から軸体３の先端にかけては、それよりも小さくなっている。また、凹部４は肉薄に形成されている。
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a state in which a wood screw is inserted through the building anchor. The
木ねじ９は金属製であり、頭部１１と軸体１２を有し、軸体１２には先端から軸体１２の３分の２程度の長さまでねじ山１３が転造されている。ねじ山１３は、頭部１１側のテーパよりも、先端側のテーパの方が、軸体１２とのなす角が緩やかになるように形成されている。軸体１２の頭部１１側には、フランジ状に形成された複数のリング１４がある。一方、頭部１１の頂面には十字穴又は六角穴といった、ドライバービットを挿入するための図示しない穴が形成されている。
なお、本発明の建築用アンカー１は、木ねじ９以外にも、例えば特許文献１のように逆向きのねじ山を転造した木ねじ等も使用可能である。
The
In addition to the
次に、本発明の建築用アンカー１を使用して、コンクリート基礎１５に直接根太を固定する場合の手順を説明する。図３は、下穴を開けたコンクリート基礎と根太に建築用アンカーを挿入した状態を示す図である。まず、電動ドリル等でコンクリート基礎１５と根太１６に下穴１７を開ける。下穴１７の内径は、建築用アンカー１の軸体３の外径とほぼ同じか、わずかに大きいものである。そして、その下穴１７に木ねじ９を途中まで挿入した建築用アンカー１を挿入し、かなづち等で木ねじ９の頭部１１を叩くことによって、木ねじ９と建築用アンカー１を下穴１７に挿入していく。この時、リング５は変形しながら根太１６に開けられた下穴１７に侵入していき、弾性力によって根太１６と建築用アンカー１のリング５が圧接する。
Next, the procedure in the case of directly fixing joists to the
木ねじ９をかなづち等で下穴１７にさらに叩き込んでいくことで、軸体３の先端部分が孔１０の内径の細くなった部分に侵入する。すると、緩やかなテーパとなっているねじ山１３が、細い内径を徐々に押し広げ、それに伴い凸部８が下穴１７の側面に圧接される。この時、スリット７が形成されていなかった先端部分が木ねじ９の押し広げようとする力に対抗できなくなって割れる。このようにして、頭部２は根太１６に圧接し、軸体３はコンクリート基礎１５に圧接する。木ねじ９の頭部１１が建築用アンカー１の頭部２に入り、建築用アンカー１の頭部２と木ねじ９の頭部２が根太１６の上面と面一になる。この時根太１６はコンクリート基礎１５に密着している。
By further striking the
図４は、コンクリート基礎と根太との間隔を調整している状態を示す図である。建築用アンカー１全体を下穴１７に完全に挿通した後、ドライバー等で木ねじ９を左回り、すなわち木ねじ９を取り出す方向へ回転させる。木ねじ９に形成された複数のリング１４が建築用アンカー１の頭部２にひっかかるため、頭部２は木ねじ９と一緒に図の上方向にもちあがろうとする。この時、根太１６には頭部２に形成されたリング５が圧接しているため、根太１６も一緒にもちあがろうとする。
このように、建築用アンカー１の頭部２が木ねじ９の動きに追従して上方向に持ちあがろうとする一方で、軸体３は凸部８がコンクリート基礎１５に圧接しているためその場に留まろうとする。そのため、頭部２を持ち上げようとする力は肉薄に形成された凹部４に集中し、一定以上の力が掛かったところで凹部４は破断し、頭部２と軸体３は２つに分離する。その後、木ねじ９を緩めたりねじ込んだりすることで、根太１６もそれに追従して上下に移動し、コンクリート基礎１５と根太１６との間隔が調整できる。
Thus, while the
図５は、コンクリート基礎と根太の間にパッキンを挟み込んだ状態を示す図である。このように、コンクリート基礎１５と根太１６との間隔が決定したら、パッキン１８等を挟んでコンクリート基礎１５と根太１６との間隔を固定する。このようにして床板の水平が容易に確保できる。
FIG. 5 is a view showing a state where packing is sandwiched between a concrete foundation and a joist. Thus, if the space | interval of the
なお、上記実施例では、軸体３に直線状のスリット７と複数の凸部８を形成した建築用アンカー１を用いて説明したが、本発明はこのようなものに限定するものではない。直線状のスリット７ではなく、円弧等の曲線で構成されたスリットや、曲線と直線を組み合わせたようなスリット等を有する建築用アンカーも従来から存在しており、そのようなものにも本発明は適用可能である。また、凸部８の代わりにくさび型の突起が形成された建築用アンカー等にも適用可能である。
In addition, although the said Example demonstrated using the
さらに、上記実施例ではコンクリート基礎に根太を直接固定する場合で説明したが、その他、コンクリート壁やレンガ壁等の開口部に木枠を取り付けるような場合にも使用することが可能である。 Further, in the above embodiment, the joist is directly fixed to the concrete foundation. However, the present invention can also be used when attaching a wooden frame to an opening such as a concrete wall or a brick wall.
１ 建築用アンカー
２ 頭部
３ 軸体
４ 凹部
５ リング
1
Claims (2)
前記頭部には、複数形成されたフランジ状のリングが形成されており、
前記軸体と前記頭部との間には肉薄の凹部が設けられていることを特徴とする建築用アンカー。 In an architectural anchor in which the shaft and the head are integrally formed,
The head is formed with a plurality of flange-shaped rings,
A building anchor characterized in that a thin recess is provided between the shaft and the head.
前記頭部は、ねじ山を有しており、
前記軸体と前記頭部との間には肉薄の凹部が設けられていることを特徴とする建築用アンカー。
In an architectural anchor in which the shaft and the head are integrally formed,
The head has a thread;
A building anchor characterized in that a thin recess is provided between the shaft and the head.
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003275057A JP2005036524A (en) | 2003-07-16 | 2003-07-16 | Anchor for construction |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2003275057A JP2005036524A (en) | 2003-07-16 | 2003-07-16 | Anchor for construction |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2003275057A Pending JP2005036524A (en) | 2003-07-16 | 2003-07-16 | Anchor for construction |
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| Country | Link |
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100930082B1 (en) * | 2008-07-25 | 2009-12-07 | 공관택 | Plastic long anchor |
| JP2013540960A (en) * | 2010-09-01 | 2013-11-07 | ヒルティ アクチエンゲゼルシャフト | Expansion anchor |
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2003
- 2003-07-16 JP JP2003275057A patent/JP2005036524A/en active Pending
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| JP2013540960A (en) * | 2010-09-01 | 2013-11-07 | ヒルティ アクチエンゲゼルシャフト | Expansion anchor |
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