JP2005034635A - 簡易腕吊り具 - Google Patents

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Takehiro Takeshita
雄大 竹下
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TAKETORA KK
Taketora Co Ltd
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Abstract

【課題】肘部をストレスなく保持することができる簡易腕吊り具を安価に提供する。
【解決手段】底辺に沿って人体の前腕部FAを載せて腕AをL字状に保持する簡易腕吊り具10であって、底辺の一端側に、肘部Eを保持するための、湾曲する袋状に形成された保持部50を設ける。
【効果】端に固結びなどによって閉じる必要が無く、患者に違和感や圧迫痛などを与えることがない。また、上腕部が体幹軸に対して垂直に保持され、前腕部が水平に保持される、理想的位置に挙上し保持することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、患部である腕(上肢部)を吊り持ちした状態で保持するための簡易腕吊り具に関し、さらに詳しく言えば、肘部を理想的位置で挙上し保持することができる簡易腕吊り具に関する。
骨折や切り傷などによって腕を負傷した場合、患部である腕をできるだけ動かさないように固定しておく必要がある。骨折など重傷の場合は、専用の固定具を使用して腕を完全に固定するが、切り傷など軽傷の場合には、三角巾などを使って腕を吊った状態で簡易に固定する方法がよく用いられる。
図4および図5に三角巾を使用した固定方法の一例を示す。一般的な三角巾1は、1枚の三角形状の布材を垂直二等分線Lに沿って半分に折り畳み、同垂直二等分線Lで折り畳まれた部分を底部2として、その底部2に腕Aの前腕部FAを載せ、各頂点1a,1b同士を互いに首の後ろ側で結ぶことにより、腕Aが上腕部UAから前腕部FAかけてL字状に吊り持ち保持される。三角巾の従来例としては、例えば特許文献1がある。
これによれば、腕Aを簡単に吊り持つことができるとともに、さらに特許文献1によれば、三角巾1の布材に伸縮性を付与したことにより、三角巾1に生じる皺などが創傷部を圧迫するなどして悪化させることを予防できる。
しかしながら、今までの三角巾(簡易腕吊り具)には、次のような課題があった。すなわち、図5に示すように、今までの三角巾1は、特に腕Aを吊った場合に肘部Eが三角巾1の底部2から抜け落ちないように、頂部1cの周辺(図4のハッチング部分)を一まとめにして固結びしたり、クリップで摘むなどして、肘Eを受けるためのポケット部を設けて、そこに肘部Eを収納していた。
特開2002−143211号公報
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、肘部を理想的位置に挙上し保持することができる簡易腕吊り具を安価に提供することにある。
上述した目的を達成するため、本発明は、ほぼ同一の三角形状の2枚の布材を有し、上記各布材の所定の角を挟む2つの辺の一辺同士を互いに固着して人体の前腕部を載せて腕をL字状に支持する底辺としてなる簡易腕吊り具において、上記底辺の一端側には、上記腕の肘部を保持するため、L字状に沿って湾曲する袋状に形成された保持部が設けられていることを特徴としている。
より好ましい態様として、上記2つの辺に挟まれる角の角度は、60°〜85°の範囲内、より好ましくは、65°〜75°の範囲であることがよい。
これによれば、従来のように端を固結びなどによって閉じる必要が無く、患者に違和感や圧迫痛などを与えることがない。また、上腕部が体幹軸に対して垂直に保持され、前腕部が水平に保持される、理想的位置に挙上し保持することができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る簡易腕吊り具の斜視図であり、図2は、その使用状態を説明する説明図である。
この簡易腕吊り具10は、同一形状の2枚の布材メンバー20,30同士を互いに重ね合わせて一部を固着した例えば綿などの布製基材からなり、患部への刺激を考慮して適度な通気性が確保されている。
この実施形態において、布材メンバー20,30は綿製が好ましいが、例えば血液などの液体を浸透させないように樹脂シートなどを挟んで防水処理などを施してもよいし、伸縮性を与えてもよい、布材メンバー20,30の材質や構造などは基本形態を備えていれば任意である。
各布材メンバー20,30は、互いに同じ形状であるため、以下においては、一方の布材メンバー20についての説明を行い、他方の布材メンバー30についての説明は省略する。
布材メンバー20は、3つの頂部20a〜20cを含む三角形状に形成されており、3つの頂部10a〜10cのうち、頂部20cを頂点とする三角形状に形成されている。
頂部20cは、L字状に支持された腕Aの肘部Eに沿ってフィットしやすいようにC字袋状に形成されており、頂部20cを挟む2辺の相対角度θは、60°〜85°の範囲内(より好ましくは65°〜70°の範囲内)に設定されている。
これによれば、簡易腕吊り具10を使用したときに、上腕部は体幹軸に対して垂直に保持され、前腕部は、底部40から保持部50に沿って水平に保持されることにより、患部(腕A)を理想的な位置に挙上し保持することができる。
残りの頂部20a、20bも同様に、鋭角的に形成されている。なお、頂部20a、20bの具体的な角度および形状は、仕様に応じて任意に設定可能である。
各布材メンバー20,30は、互いに重ね合わされて、底辺40から保持部50にかけての部分60が固着、この実施形態では縫合によって一体化されている。これにより、腕Aの前腕部FAから肘部Eにかけてを吊り持ち保持する部分が形成される。
この実施形態において、固着部60は縫合によって一体化されているが、例えば熱融着や接着などによって一体化してもよく、各布材メンバー20,30同士を完全に固定することができるものであれば、その固着手段は任意である。
図3には、この簡易腕吊り具10のより具体的な実施形態が示されている。この例において、2枚の布材メンバー20,30は、頂部20a,30aと頂部20b,30bとを結ぶ辺Aの長さが670mmとされ、頂部20a,30aと頂部20c,30cとを結ぶ辺Bの長さが620mmとされ、底部40の長さが350mmとされている。
保持部50は半径75mmの円弧面とされており、底部50側および辺B側にそれぞれ10mmずつ張り出して形成されている。
頂部20a,30aを挟む辺S1と辺Bの相対角度は29°とされ、頂部20b,30bを挟む辺S2と底辺40との相対角度は82°とされている。頂部20c,30cを挟む2辺の相対角度θは69°とされている。
底部40から保持部50に掛けては、各布材メンバー20,30同士が互いに重ね合わさった状態でロック縫いによって縫合されている。
次に、図2を参照して、この簡易腕吊り具10の使用手順の一例について説明する。なお、この実施形態においては、患者に対して介助者が装着を行う例について例示する。
まず、患者の腕Aを図2に示すように、上腕部UAから前腕部FAにかけてをL字状に折り曲げた状態にする。腕Aを折り曲げた後、各布材メンバー20,30に挟まれた底部40に前腕部FAを載せるとともに、肘部Eを保持部50に沿って配置する。
最後に、各布材メンバー20,30の各頂部20a,30a同士を首の後ろで結ぶことで装着が完了する。
なお、この実施形態において、頂部30a、30bは首の後ろで結ぶようにしているが、あらかじめ頂部30a、30b同士を連結しておき、頭に通すようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る簡易腕吊り具の斜視図。 上記簡易腕吊り具の使用状態を説明する説明図。 簡易腕吊り具の具体的な実施形態の正面図。 従来の簡易腕吊り具(三角巾)の斜視図。 従来の三角巾の使用状態を説明する説明図。
符号の説明
10 簡易腕吊り具
20,30 布材メンバー
20a〜20c,30a〜30d 頂部
40 底辺
50 保持部
60 固着部
A 腕
E 肘部
FA 前腕部
UA 上腕部

Claims (2)

  1. ほぼ同一の三角形状の2枚の布材を有し、上記各布材の所定の角を挟む2つの辺の一辺同士を互いに固着して人体の前腕部を載せて腕をL字状に支持する底辺としてなる簡易腕吊り具において、
    上記底辺の一端側には、上記腕の肘部を保持するため、L字状に沿って湾曲する袋状に形成された保持部が設けられていることを特徴とする簡易腕吊り具。
  2. 上記2つの辺に挟まれる角の角度は、60°〜85°の範囲内である請求項1に記載の簡易腕吊り具。
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JP2013103123A (ja) * 2011-11-16 2013-05-30 Mieko Nagashima 医療用三角巾

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