JP2005033801A - 部分的な書類画像へのネットワークアクセスを行なう方法、製造品及び装置 - Google Patents

部分的な書類画像へのネットワークアクセスを行なう方法、製造品及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 1以上の要求に応答して、ネットワークを介して書類画像の一部を転送する方法及び装置を提供すること。
【解決手段】 一実施例では、本方法は、JPMファイルの複数部分についての複数の要求を受信し、その複数の要求に応答してJPMファイルを部分的に送信する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ネットワークその他の通信チャネルを介して部分的な書類画像を転送する技術分野に関連し;特に、本発明は、要求に応じてJPMファイルの部分を転送することに関する。
[JPEG2000]
図1(A)〜(D)は、一般的なJPEG2000システムにより実行される動作を示す。図1(A)を参照するに、オリジナル画像(原画)が、タイル101のような規則的なタイルに分割される。これらのタイルは独立して圧縮される。従って、左上のタイルからの符号化データは、その画像の左上部分を再構築するのに充分である。同様に、その領域を分割する全てのタイルからのデータを取得すること、及びそれらをデコードすることによって、任意の領域が再構築されることが可能である。
各タイルに2次元ウエーブレット変換が施される。これは、サブバンド102のようなサブバンドにグループ化された一群のウエーブレット係数を導出する。サブバンドの1つは、その画像についての低解像度バージョンであり−−その画像及びサブサンプリング全体に特定のローパスフィルタを適用することで取得されるであろう画像と厳密に同じである。重要なことに、その画像についての中程度の解像度バージョンを形成するために、サブバンドは他のサブバンドと組合わせられることが可能である。これは、図1(C)に示されている。こうして、JPEG2000コードストリームは画像へのアクセスを与え、その画像は、低解像度におけるもの及びその画像の最高の解像度に至るまでの水平及び垂直に2の因子だけ大きい解像度におけるものである。
ウエーブレット変換係数は再グループ化され、即ち図1(B)に示されるような「区域又は境界(precinct)」に分割される。これらの区域は画像の空間領域にアクセスする別の手法を形成する。画像を圧縮する場合に、タイル及び区域は共に使用されることができる。両者が使用される場合に、タイルはその画像の領域への粗粒度(coarse grain)のアクセスを与えるが、区域はより局所的な領域へのアクセスを与える。
最終的に、区域はコードブロックに分割され、ウエーブレット係数のこれらのグループは、最上位ビットに始まり最下位ビットに続く複数のパスと共に圧縮される。これらは図1(D)に示される。これらの「符号化パス(coding−pass)」は、非損失的手法における統計的な冗長性を排除する。例えば、多数のゼロビットは、非常に短いコードによって置換される。ウエーブレット係数の固定サイズのブロックは、符号化データの可変長セグメントになる。セグメントの先頭部分は最も重要である、というのは、それがウエーブレット係数の最上位ビットに対応するからである。符号化データセグメントの後方部分がデコーダに利用可能でないならば、依然として画像が取得されることは可能であるが、それは低品質になる。
「コードストリーム」は、一連の「マーカーセグメント」より成るようなJPEG2000パート1に規定され、そのセグメントは、本質的には、データが続くコードストリーム中のデータの次のビットを識別する2バイトコードである。コードストリームは、その画像についてのエントロピー符号化データ全体と、その符号化データをデコードするために使用されるべき方法を記述するデータとを含む。例えば、コードストリームは、使用されるウエーブレット変換、タイルのサイズ、区域のサイズに関する情報、解像度数やファイル中のパケット順序等についての情報を含む。コードストリームは、エントロピー符号化データを画像サンプルにデコードするのに必要な全てのパラメータを含む必要がある。また、コードストリームは、例えばパケット長のような、符号化データの一部への速やかなアクセスを与えるための情報を含んでもよい。
「ファイルフォーマット」は、1以上のコードストリームについてのラッパ(wrapper)である。JPEG2001パート1は、単なる「JP2」ファイルフォーマットを規定する。JPEG2000パート2は、より複雑な情報を格納するための「JPX」フォーマットを規定する。JPEG2000パート3は、動画JPEG2000に関する「MJ2」ファイルフォーマットを規定する。
ファイルフォーマットは、一般的には、音声、XML情報、画像捕捉条件等のような、コードストリームに含まれる画像データに関連付けられる「メタデータ」を提供する。また、ファイルフォーマットは、デコードされた画像データの色空間に関する情報を一般的には包含する。
JPEG2000パート6は、複合的な書類に対する「JPM」ファイルフォーマットを規定する。JPEG2000コードストリームを含むことが可能なファイルフォーマットであってJPEG2000委員会により定義されていないファイルフォーマットも存在する。PDFはJPEG2000コードストリームを許容するように最近更新された。PDF及びJPMは、複数頁を有する書類に関する良いファイルフォーマットである。
[JPIP]
JPIPはJPEG2000インタラクティブプロトコルを表し、国際規格ISO/IEC15444−9になる。最終ドラフト段階に近づきつつあるJPEG委員会は、この書類についての作業を行なっている。現在の書類は、“15444−9(JPIP)ECDStudyText0.1”ISO/IEC JTC1 SC29/WG1 N2396である。
JPIPは、画像の一部についてサーバに要求を行なうためにクライアントが使用することの可能なシンタックスを規定する。また、JPIPは2つの新しい「メディアタイプ」を規定し、それらはサーバがJPEG2000ファイル又はコードストリームの一部を返すために使用することができる。JPIPの主な又はキーとなるファセットは、相互作用することになっていることである。したがって、同一画像からより多くのデータに関する要求を追跡することができ、返されるデータは、クライアントが既に受信したデータを反復する必要はない。
[JPIP要求]
JPIPは、要求を行なうクライアントによって使用されることの可能ないくつかのパラメータを規定する。これらの要求は、クライアントが関心を持つサブ画像を示す。また、要求は、ユーザが関心を寄せるメタデータについての情報及びサーバにより与えられる応答種別を制御するための情報を提供してもよい。この開示目的に関するこれらのパラメータの内最も重要なものは、フレームサイズ、領域オフセット及び領域サイズである。
フレームサイズパラメータは、いくつかの例の中で“fsiz=128,128”のように表され、領域にアクセスするためにクライアントが使用することを希望する画像全体のサイズを示す。(以下に説明されるように)何らの領域サイズパラメータもなければ、フレームサイズは、単に、クライアントが希望する画像サイズである。例えば、512×512のサンプルであって4レベルのウエーブレット変換によりエンコードされる画像は、512×512、256×256、128×128、64×64又は32×32のフレームサイズによりアクセスされることが可能である。サーバへの最初の要求では、クライアントは、利用可能な実際のフレームサイズを知らないかもしれない。その場合は、クライアントは希望するサイズ及び配信方法を示すことができ、サーバはそれに最も近いサイズを返すであろう(他のパラメータは、使用される実際のフレームサイズに適合するようにスケール化又は尺度変更されるであろう。)。
領域オフセットパラメータは、「roff=64,64」のように使用され、これは、クライアントはその画像全体に関心はないが、その要求で与えられる2つの値で指定されるオフセットで始まる領域だけには関心があることを示す。オフセットは、要求フレームサイズに相対的である。
領域サイズパラメータは「rsiz=64,64」のように使用され、クライアントによって望まれる領域のサイズを示す。3つのパラメータfsiz,rsiz及びroffを与える代わりに、クライアントは、関心領域(ROI:regions of interest)の「roi」パラメータにより規定される、ファイル又はサーバの中での関心性を示してもよい。roiパラメータは、ファイルフォーマットボックスの1つにて識別される言及された領域を要求するために使用されることが可能である。その値は、クライアントの何らかの知識に基づいて、サーバが適切な領域を選択すべきことを示すように、「roi=ダイナミック」のように「ダイナミック」(動的に)に設定されてもよい。
[応答(レスポンス)]
JPIP応答は、3つの主要な形式をとることができ、それらは:完全画像ファイル、JPIストリームとも呼ばれるタイル−部分ストリーム、又はJPPストリームとも呼ばれる区域ストリームである。完全画像ファイルリターン形式は、本質的には、その要求に基づいて生成されたカスタムファイルを返すようなものである。2つのストリーム種別は、一連の小さな「メッセージ」より成る複合的なレスポンスである。各メッセージは、そのタイプ、そのタイプ内のインデックス、そのタイプ及びインデックスに関する「データビン(data−bin)」へのメッセージのオフセット、及びメッセージ長を識別するヘッダを有する。「データビン」は、クライアントがサーバ上のリソースに関して今までに要求した全情報を表すものと考えられる。単独の要求に応じて、サーバは幾つかの異なるデータビンの一部を配信してもよい。メッセージは典型的には完全なデータビンを含まず;その代わりに、クライアントに未だ送られていないデータビンの次の一部分を含む。小さなメッセージサイズは、画像の様々な部分に関するデータがインターリーブされることを許容し、クライアントにより指定された領域は、品質面で均一的にすることができる。同様に、画像データはメタデータと供にインターリーブされてもよい。各メッセージの長さを与えることは、そのストリームが任意のメッセージの末端で手際よく(エレガントに)終了することを可能にする。これは、サーバが1つの要求への応答を停止すること及び同じ通信チャネルでの新たな要求に応答開始することを可能にする。
[JPM]
JPMは書類画像用の格納部(ストレージ)を与える。JPEG2000により圧縮された画像を包含するために一般的に使用される他のファイルフォーマットを上回るJPMの主な利点の1つは、多数のページを処理する能力である。つまり、JPM規格に対するイントロダクションは、百科事典全部を格納するためのJPMの利用を説明している。他のファイルを包含する能力に起因して、百科事典のページを格納する多くのファイルが存在するが、必要なファイル全てを通じて進行するユーザエージェントにより、ページ1から終わりまで「ブラウズ」することができる。
JPMファイル中の全データは「ボックス」内に表われる。ボックスは、ある長さ及びタイプを常に有する組織ユニットである。これら2つのフィールドにより、ファイルにアクセスするプログラム又はユーザは、そのタイプを判別することができる。このタイプがデコーダにより理解されていない場合又は特定のタスクに不要である場合に、そのプログラム又はユーザは、その長さを使用して、次のボックスを見出すことができる。ボックスのタイプの全てを知ることなしに、多くのファイルがデコードされ、或いは効果的に使用されることが可能である。いくつかのボックスは、他のボックスの中でのみ表われる。再び、ボックスが「ファイルレベル」で表われようと別のボックスの中で表われようと、長さフィールドは、未知である或いは現在のタスクには不要であるボックスをスキップするために使用可能である。幾つかのボックスはデータ値を含み、そのデータ値は、ファイルの開始から、何らかのデータ、通常的には他のボックス又は圧縮されたコードストリームの一部までのバイト数を示す。これらのデータ値は、何か別の場所を示すことに起因して「ポインタ」と言及されることも間々ある。また、これらのデータ値は、それらがファイルの開始からの距離(バイト)を示すことに起因して「オフセット」と呼ばれることも間々ある。
[重要ボックス]
JPMファイルフォーマットは、多くの異なるボックスタイプを使用することを許容する。いくつかの具体的なボックスが以下に詳細に説明される。
[データリファレンスボックス]
データリファレンスボックスは、現在のファイルを充分にデコードするのに必要な外部ファイル全てを列挙する。データリファレンスボックスは、JPMファイルの完全利用を可能にすること及び短い2バイトコードを外部データセグメントに与える方法を提供することの双方に必要な他のファイル全てのリストを与える。JPMファイル以外のデータを利用するJPMファイル内の他のデータは、データリファレンスid番号のみを含み、その番号は外部リファレンスのリスト中での番号である。データリファレンスボックスのみが、他のファイルに至る実際の「経路」又は「URL」(おそらくは非常に長く且つ確実に異なる長さである)を有する。この特徴は、1つのボックスのみを更新することで、あるファイルから別のファイルへ外部リファレンスを変更することを簡単にする。
[連続的なコードストリームボックス]
連続的なコードストリームボックスは、完全なコードストリームを含む。コードストリームは、マスク又は画像オブジェクトを作成するために、通常のJPMデコーダを用いることによってデコードされる。コードストリームボックス自体は、そのコードストリームの目的を示さず;むしろ、他のボックスが連続的なコードストリームボックスに対するリファレンスを含んでもよい。従って、同じコードストリームが、おそらくは様々なページにおける多数のオブジェクトに使用可能である。
[フラグメントテーブルボックス]
フラグメントテーブルボックスは、レイアウトオブジェクトに対するコードストリームをアドレス指定する別の手段である。連続的なコードストリームはコードストリーム全体を整然と含む必要があるが、フラグメントテーブルボックスは、フラグメント(断片)と呼ばれる小さなセグメントとしてコードストリームが別の場所に格納されることを許容する。フラグメントテーブルボックスは、コードストリームのフラグメントのリストを含む。各フラグメントは連続的でなければならないが、通常的には離散的なフラグメントを連結することによって、完全なコードストリームが得られる。フラグメントは、同一ファイル内にフラグメントテーブルボックスとして、又はデータリファレンスボックスに列挙された外部ファイル内に或いは双方に格納されることが可能である。同一ファイル内のフラグメントは、通常的にはメディアデータボックス内にある。
[ページ収集ボックス及びページテーブルボックス]
ページ収集ボックスは、ページ収集ボックスは、ページ及び他のページ収集ボックスのリストであるページテーブルボックスを含む。他のページ収集情報を含めることにより、非常に長い「書類」が表現可能である。例えば、最高レベルのページ収集は、「書籍」を表現するページ収集の各々、章を表現する次のレベルのページ収集の各々及びその章でページを列挙するページ収集ボックスを備える「ライブラリ」を表現する。ページ収集及びページテーブルボックスには何らの画像データも含まれておらず;それらはページボックスへのポインタを単に含む。
[ページボックス及びヘッダボックス]
ページボックスは、ページヘッダボックス及びページについてのレイアウトオブジェクトボックスを含む他のボックス群を有する。ページヘッダボックスは、ページ:幅、高さ、向き及び色に関する情報を包含する。
[レイアウトオブジェクトボックス及びレイアウトオブジェクトヘッダボックス]
レイアウトオブジェクトボックスは、レイアウトオブジェクトヘッダボックス、オブジェクトボックス及び選択的に付加的なボックスを含む。レイアウトオブジェクトヘッダボックスは、(画像データの)識別子、高さ、幅、水平及び垂直のオフセット並びにスタイル等のようなレイアウトオブジェクトに関する情報を有するフィールドを含む。
[オブジェクトボックス及びオブジェクトヘッダボックス]
オブジェクトボックスは、オブジェクトヘッダボックス及び選択的に付加的なボックスを含む。オブジェクトヘッダボックスは、そのオブジェクト(マスク又は画像)に関する情報を有するフィールドを含む。フィールドは:(画像データの)タイプ、コードストリームインジケータ、水平及び垂直のオフセット、連続的なコードストリームボックス又はフラグメントテーブルボックスのオフセット及びデータリファレンス番号であり、これらはそのファイル以外に格納されているデータリファレンスボックスにより他のファイルにアクセスすることを可能にする。この開示に最も重要な要素は、コードストリームボックスのオフセット及び長さであり、なぜなら、これらの要素は画像を表すためのアクセスに必要である。
[共用データ入力ボックス]
共用データ入力ボックスは、ファイル内で反復的に使用されるボックスを含むように設計される。ボックスは、id値及び共用されるデータより成る。JPMファイル中の様々な場所で何度もボックスを含める代わりに、共用データリファレンスボックスを使用し、共用データ入力ボックス内のデータを使用することができる。これは、コンテンツがボックスである規格により期待される。しかしながら、共用データ入力ボックス内のデータは何でもよい、なぜなら、それは共用データリファレンスボックスが使用されない限り読み取られないからである。
[共用データリファレンスボックス]
共用データリファレンスボックスは、単に、全てのボックスが含んでいる長さとタイプのフィールド及びidフィールドから成る。idフィールドは、共用データ入力ボックスを識別するために使用され、共用データリファレンスボックスのロケーションにおける共用データリファレンスボックスの代わりに使用されるべきである。例えば、同じレイアウトオブジェクトがファイルの複数ページに使用され、レイアウトオブジェクトヘッダボックスが共用データ入力ボックス内に一旦格納されるならば、レイアウトオブジェクトヘッダボックスの完全なコピーを通常的には含む各ページボックス内の各レイアウトボックスでは、共用データリファレンスボックスが代わりに使用可能である。共用データリファレンスボックスが使用する共用データ入力ボックスは、共用データリファレンスボックスと同じファイル内であって同一のidを有する任意の共用データリファレンスボックスの前に表われる必要がある。
図5は、ボックス及びオフセット用に関する詳細と共にJPMファイル例の概略を示す。ファイルは、後述の図4の左側に示される2ページ書類の可能なエンコード内容に対応する。図5は、ファイル中の各ボックスにつき1つのラインを、そのボックスがファイル中で登場する順序で示す。図5の左側から始まるボックス名は、JPMファイルのトップレベルに表われる。インデントされた(字下げされた)ボックス名は、図5の左側に近いものにおける第1ボックスのサブボックスであるところのボックスを表現する。要求されたボックスが示されているが、本発明をわかりにくくすることを避けるために、多くの最適なボックスが示されていない。ボックス内のいくつかのフィールド名は、ボックス名の後の行に示され、図5にイタリック体(斜体)で示される。ほとんどのフィールド名は全く示されていないが、オフセットを含むフィールド名の多くは示されている。これらは、オフセットが向かう場所を指す矢印と共に示される。
図5における特定のファイルは、1次的なページ収集ボックスに対するポインタを除いて、現在のオブジェクトを超えるオブジェクトを指す全てのオフセットを有する。これは、正規の順序であるが、必須ではない。例えば、共用データ入力ボックスは、複合的な画像ヘッダボックスに速やかに従い、フラグメントテーブルボックスは共用データ入力ボックスに従い、ページボックスはフラグメントテーブルボックス及び連続的なコードストリームボックスに従い、ページ収集ボックスは最後に登場する。この順序では、全てのオフセットは、ファイル内で既に登場した項目である。オフセットはポインタのように引き出されているが、それらはファイルの開始からの実際のオフセットであり、ファイル中の現在のロケーションからのものではないことに留意を要する。従って、1次的なページ収集ボックスに対する全てのポインタは、同じ値を有する。
図5では、テキスト的なオブジェクトの各々が単独のコードストリームによりエンコードされ、連続的なコードストリームボックスに格納されている。画像的なオブジェクトの各々はJPEG2000によりコード化され、そのJPEG2000コードストリームは、その後に、1対の共用データ入力ボックスに分割され、フラグメントテーブルボックスによりアドレス指定される。
図6は、ファイルにおける具体的な順序が示されていないこと(それは変化するかもしれないからである)及びファイルのトップレベルにおけるボックスのみが示さされていることを除いて、図5と同様な情報を示す。通常的に示されるポインタは、図5に示されたような、トップレベルボックス内に深い入れ子になって表われる。しかしながら、図6はそのファイルの「構造」が、より平面的に描かれることを可能にする。JPMクライアントサーバ内で実行される多くの処理は、トップレベルファイルボックス及びファイルの全体構造を考察することで理解される。また、図6は、共用データ入力ボックス以外のメディアデータボックスに格納されたコードストリームを有する。
JPMファイルに格納されたオフセットがボックスの第1バイトに対するものならば、その矢印はボックスのトップを指すように示される。JPMファイルに格納されたオフセットが、ボックスの内容に対するものであり、その含んでいるボックス以外のコードストリームのバイトを指すならば、矢印はボックスの横を指すように示される。この場合において、様々なオフセットがボックス中の様々な場所をアドレス指定することが可能である。例えば、メディアデータボックスへの2つの矢印を有するフラグメントテーブルボックスは、各フラグメントについて、異なる範囲のメディアデータをアドレス指定するのが一般的であろう。
1より多くの要求に応じて書類画像の一部をネットワークを介して伝送する方法及び装置を提供すること。
本発明の一態様による方法は、JPMファイルの一部に対する複数の要求を受信し、その複数の要求に応じてJPMファイルを部分的に送信する。
本発明は、以下になされる詳細な説明により及び本発明の様々な実施例に関する図面により一層理解されるであろう。しかしながら、その説明は、本発明を具体的な実施例に限定するように解釈すべきではなく、説明内容及び理解を支援するものに過ぎない。
1以上の要求に応じてネットワーク上で書類画像の一部を伝送する技術が、特にJPMファイルに関連して説明される。JPMファイルはいくつもの画像データのページを有するファイルを格納するのに良く適しているので、及び画像データは印刷解像度で格納されるかもしれないので、そのファイルは非常に大きくなり得る。データの一部のみを見ることがしばしば望まれる。例えば、一部のページ群、ページの一部分のみ、又はページの一部の低解像度バージョン等が望まれるかもしれない。以下、書類の一部にアクセスすることを支援するようにどのようにして大きなJPMファイルが格納されるか、書類の一部に関する要求をクライアントがどのようにして発行するか、及びどのようにしてサーバが要求に応じるか等を説明する。多くの場合に、非常に過剰なデータをクライアントに送信し、その結果所望のデータ部分を見る(又は使用する)機能を手間取らせることを避けるために、新たなファイルがサーバにより作成される。
以下の説明では、本発明に関するより充分な説明を行なうために多くの詳細が説明される。しかしながら、本発明がそれらの具体的詳細にとらわれずに実現されてもよいことを当業者は認識するであろう。場合によっては、本発明をわかりにくくすることを避けるために、周知の構造及び装置が、詳細ではないブロック図形式で示される。
以下の詳細な説明のいくつかの部分は、コンピュータメモリ内のデータビットに関する動作を表現するアルゴリズム及び記号で示される。これらのアルゴリズム的な記述及び表現は、当業者の仕事内容を他の当業者に最も効率的に伝えるために、データ処理技術分野の当業者により使用されるものである。ここで、アルゴリズムは、一般的には、所望の結果を導出するための一貫した一連のステップであるとされる。これらのステップは、物理量の物理的な取扱いを要するものである。通常的には、必須ではないが、これらの量は、格納され、伝送され、組合わせられ、比較され及び他の処理がなされることの可能な電気的又は磁気的な信号の形式をとる。基本的には一般的な用法に起因して、ビット、値、エレメント、記号、キャラクタ、言葉、数等としてそれらの信号に言及することが便利なことが間々ある。
しかしながら、これら及び同様な用語の全ては、適切な物理量に関連するものであり、それらの量に適用される便宜的なラベルに過ぎないことに留意を要する。以下の説明から明らかなように、特に言及しない限り、説明を通じて理解されることは、「処理」又は「コンピューティング」又は「計算」又は「決定」又は「表示」等のような用語を用いる説明は、コンピュータシステム又は同様な電子的コンピューティング装置の動作及び処理を示し、そのシステム及び装置は、コンピュータシステムのレジスタ及びメモリ内の物理的な(電子的な)量として表現されるデータを、コンピュータシステムメモリ又はレジスタその他の情報ストレージ、伝送又は表示装置内の物理量として同様に表現される他のデータに処理及び変換することである。
本発明は、その動作を実行する装置にも関連する。本装置は、要求された目的のために特別に構築されてもよいし、或いはコンピュータに格納されたコンピュータプログラムによって選択的に起動又は再構築される汎用コンピュータから構築されてもよい。そのようなコンピュータプログラムは、限定ではないが、フロッピディスク、光ディスク、CD−ROM及び磁気光ディスクを含む任意の種類のディスク、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気若しくは光学カード、又は電子的な命令を格納するのに適しており、コンピュータシステムバスにそれぞれ接続される任意の種類の媒体のように、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納される又はネットワークを介して配信される。
ここに与えられるアルゴリズム及びディスプレイは、特定のコンピュータその他の装置に固有に関連するものではない。様々な汎用システムが、ここでの教示内容に従うプログラムにより使用されてもよいし、又は要求された方法手順を実行するために、より特殊化した装置を構築するのに好都合でもある。多様なこれらのシステムに要求される構造は、以下の説明により明らかになるであろう。更に、本発明は、何らかの特定のプログラミング言語で説明されるものではない。ここに説明されるような本発明の教示内容を実現するために、様々なプログラミング言語が使用され得ることが認識されるであろう。
機械読み取り可能な媒体は、装置(例えば、コンピュータ)により読み取り可能な形式で情報を格納又は伝送する任意の手段を含む。例えば、機械読み取り可能な媒体は、読み取り専用メモリ(ROM);ランダムアクセスメモリ(RAM);磁気ディスク記憶媒体;光記憶媒体;フラッシュメモリ装置;電気的な、光学的な、音響的な又は他の形式の伝送信号(例えば、搬送波、赤外線信号、ディジタル信号、等);等を含む。
[クライアント、サーバ及びネットワーク]
図2は、圧縮された画像を通信するためのクライアントサーバシステムを示す。図2を参照するに、サーバ202は一般的には画像全体を有し、或いは少なくとも画像の一部へ(画像を有する場所へ)のアクセスを与える。これらの画像はJPMファイルとしてメモリ232に格納される。サーバ202は、ある種のネットワーク又は他の通信チャネルを介して、クライアント201のような少なくとも1つのクライアントに接続される。一実施例では、クライアント201は、ユーザ250のような人的なユーザにより制御される「プログラム」である。別の実施例では、クライアント201は自動化システムより成る。
クライアント201は、画像の一部分に対する要求210のような要求を発行し、何らかの方法でその要求に応じる圧縮データ画像を含む応答211のような応答を受信する。ネットワーク帯域、サーバ202のリソース又は要求されたファイルの構造に起因して、クライアント201は、要求した画像のその部分よりも多い又は少ないデータを受信する。クライアント201は一般的には画像の別の部分についての付加的な要求を発行し、以前に受信したデータを補う更なる符号化データを受信する。
クライアント201は画像のその別の部分をキャッシュメモリ221に格納する。JPMデコーダ222は、独立的に又は共に、処理された画像223を生成するために、キャッシュメモリ221に格納されたJPMファイルの別の部分をデコードする機能を有する。サーバ202はクライアントキャッシュモデル231を格納し、このモデルは、クライアント201が既に有している部分をサーバ202に示すための、クライアント201のキャッシュ221のモデルである。
図3は、ネットワーク例を示す。ネットワーク例は一般的には複数のクライアント及び複数のサーバを有する。1つのサーバは、多数の様々なクライアントに、同一画像の異なる部分を与えてもよい。1つのクライアントは、いくつかのサーバから画像その他のデータ(例えば、HTMLページ)を受信してもよい。プロキシサーバは、ネットワーク内で、オリジナルサーバと連絡をすることを必要とせずに、いくつかの要求に迅速に応答することを可能にする。利用可能な帯域及び帯域のコストは、様々なクライアント及び同一のサーバの間で又は異なるサーバの間で、幅広く相違してもよい。
最も通常使用されるネットワークは、インターネット又はワールドワイドウェブ(WWW)であるが、ここに説明される技法は、ローカルエリアネットワーク(LAN)又は任意の一般的な相互接続システムに適用可能である。同様に、一実施例では、圧縮された書類が、ハイパーテキストトランスポートプロトコル(HTTP)「の上位に」転送される。しかしながら、ここに説明される技法は、例えば、TCP/IP及びUDPを含む他の転送プロトコルと共に利用可能である。いくつかの技法はHTTPで説明されるが、他のプロトコル用に容易に修正可能である。
図4は、2ページの複合的な書類、要求及び応答を示す。図4を参照するに、2ページの書類401はサーバに格納される。書類401のページ1は3つのレイアウトオブジェクト411−413を有する。クライアントは、特にクライアントの有する利用可能な表示サイズよりも書類401が大きい場合には、書類401の全部を希望しないかもしれない。例えば、クライアントは、限定された表示サイズを有するパーソナルディジタルアシスタント(PDA)であるかもしれないし、ページ1の上半分のみを希望するかもしれない。それ故に、クライアントは、最高解像度の640×480におけるページ1の上半部分について、要求を送る。要求421はレイアウトオブジェクトを指定していないことに留意を要する。これに応答して、サーバは、いくつかのレイアウトオブジェクトを有するファイルを含む応答422を生成し、クライアントに応答422を送る。即ち、サーバはどのレイアウトオブジェクトがその要求に関連するかを判別する。これは、部分的なページに対応して、低解像度でクライアントがディスプレイ431用の画像を生成することを可能にする。
[部分的なJPM配信のための技法]
JPMファイルの一部を配信するために多数の技法が使用可能である。その配信は、クライアントからの要求に応答してなされ、且つJPMファイルの一部にサーバがアクセスすることで、及びその部分をクライアントに送ることで実行される。以下、部分的な書類を要求する例示的な要求シンタックス、サーバにおけるJPMファイルの組織例及びサーバからの応答についての例示的な応答タイプを説明する。
[部分的な書類についての要求シンタックス]
JPMフォーマットに格納された圧縮された書類の一部をクライアントが要求するためのいくつかの可能な技法が存在する。これらのいくつかが以下に説明されるが、部分的な書類を返す技法は、要求を作成するシンタックスには依存しない。書類の一部を要求する1つの手法が存在することが単に想定される。一実施例では、要求シンタックスで指定される可能性のある項目は:希望ページ、ページ上の希望する領域、返送データの希望する解像度、返送されるデータを受信するための希望する方法であり、もしかすると既に受信したデータでもある。
[JPEG2000パート6付録E]
JPM規格は、「JPMファイルのURLを構築するためのガイドライン」と呼ばれる付録を含んでいる。この付録は、JPMファイルのサブエレメントを識別するための一群の例を与える。完全な例示群は、JPM規格付録Eに与えられる:
Figure 2005033801
上記の全ての例は、ファイル名“foo.jpm”の一部にアクセスするために使用される。
この付録におけるシンタックスは、今日のhttp要求と共に一般的な「名称=値」(“name=value”)タイプである。このシンタックスの要素は:ページ(page)、オブジェクト(obj)、タイプ(type)、インデックス(index)、mタイプ(mtype)、ラベル(label)、コル(coll)、オフ(off)及びレン(len)である。
「ページ」は、メインページ収集内のページ数、又は「コル」パラメータが使用されるならば他のページ収集のものを示す。
「オブジェクト」は、ページ中のレイアウトオブジェクトを示す。
「タイプ」は、オブジェクトに関するメタデータ又は画像データを返送することを可能にする。
「インデックス」は、最初のもの以外の項目が返送されることを可能にする。一例では、ラベル「IPR−info」を有する2番目のメタデータが要求される。
「Mタイプ」は、返送される様々な種類のメタデータを指定する。
「ラベル」は、JPMファイル中の他のいくつかのボックス内で使用されることの可能なラベルボックスを表す。これは、クライアントがファイル中のページ数又は場所を知らない場合であって、何かのラベルが分かっている場合にアクセスを可能にする。例えば、ラベルが「図(figure)」であるとし、クライアントが「図」の全ての求め、オブジェクトに「図」の言葉が付されたたラベルボックスを有する任意のオブジェクトを取得する。(レイアウトは、ページボックス又はオブジェクトボックスに関連付けることができる。)
「コル」は、ページ収集(ページコレクション)を表す。
「オフ」は、ファイル内のバイトオフセットを表す。
「レン」は、指定されたオフセットにて望まれるバイト数(長さ)を示す。
JPEG2000パート6付録Eは、これら任意の要求に対して何が返されるべきかを指定しない。一例では、具体的に、「ここでのデコーダの動作は未定であること」が述べられる。更に、記述れたシンタックスにより、ページの空間的な一部分を、又はより低解像度のものを、又はページの範囲を、又は列挙されたもの以外のボックスを要求することは不可能である。これらの要求に対する可能な返答値は、以下に説明される。
[パート6付録Eの拡張]
パート6に記述されたシンタックスを、いっそう有用にするために、一実施例では、シンタックス(構文)が1以上の多くの方法で拡張される。この付加的なシンタックスを用いて、クライアントは、所望のコンテンツを、より多くの方法で指定することができる。サーバはこの付加的なシンタックスを認識し、要求された書類データをクライアントに与えるように、そのようなシンタックスに応答することができる。
一実施例では、シンタックスは任意のボックスタイプが要求されることを許容する。このことは重要である、なぜなら、任意のボックスタイプを取得することは、例えばページ中で使用される特定のコードレスストリームにアクセスするのに有用だからである。より具体的には、一実施例では、「ボックスタイプ」パラメータが、上述した現在の「ページ」及び「コル」パラメータを一般化する手段として付加される。「ボックスタイプ」の値は、1つのボックスにつき、4文字タイプのフィールドとしてもよい。印刷できない文字は、URLに関する一般的な方法にて拡張可能である。例えば、特定の「印刷可能でない」文字は、%xxで置換可能であり、ここで、xxはその文字に関する数値的なコードである。
JPMファイルにおける多くのリファレンスは、オフセットの分だけファイル内部にあるので、特定のオフセットから始まるボックスを要求しすること及びボックス全体を取得することを可能にするのに有益である。一実施例では、これを行なうために、「レン」パラメータは、「レン=ボックス長」(len=boxlength)のような特定の値である「ボックス長」を採用することが許容される。この場合に、その要求の「オフ」パラメータで指定されるオフセットから始まるボックスが提供される。
小さな表示部を備える装置は、書類の低解像度バージョン又は書類の一部分のみを希望するかもしれないので、一実施例では、これらのバージョン又は部分を指定するためのパラメータが含まれる。JPIPにて使用される「fsiz」,「rsiz」及び「roff」パラメータは、この目的のために包含され使用されることが可能である。「fsiz」パラメータは、その表示装置で取得する全ページのサイズを指定するために使用される。「rsiz」及び「roff」パラメータは、ページ内で要求される画像の部分を指定するために使用される。例えば、ページの右上部分のみを表示することを望む場合に、240×320画面を有する携帯式装置は、
“fsiz=480,640&rsiz=240,320&roff=240,0”
を指定することができる。
一実施例では、「インデックス」又は「ページ」パラメータが、サポートする範囲の拡張性を含む。これは、1より多くのページが一度にアクセスされることを可能にする。例えば、
foo.jpm?page=1−5
foo.jpm?page=1&type=meta&index=1−5
のような要求が有益である。後者の要求は、ページ1についてメタデータボックス1−5内のデータをサーバが提供するように告げる。
一実施例では、「ボックスタイプ」(又は「ページ」又は「コル」又は「オブジェクト」)パラメータは、サブボックス(二次的なボックス)を含むように拡張される。例えば、「ボックスタイプ=ページ/BCLR」(boxtype=page/BCLR)は、ページボックスの基本色サブボックスを指定することができる。
[JPIP(JPEG2000パート9)]
JPEG2000パート9は、一部のJPEG2000コードストリーム及びメタデータを返すように規定された30を上回る「名称=値」(name=value)パラメータによる拡張的なシンタックスを指定する。例えば、JPIPは「サブターゲット」と呼ばれるパラメータを与え、このパラメータは、JPIPサーバが、特定の領域に関する要求をファイルの一部のみに適用することを可能にする。JPMに関し、これは、JPMファイル内部からJPEG2000コードストリームの一部を要求するために使用されることが可能である。例えば、ページボックス及び関連するオブジェクトボックスを受信したクライアントは、オブジェクトボックスからのオフセットフィールドを使用して、オブジェクトボックスのオフセットフィールドにより指定されたJPEG2000コードストリームの一部分のみ(例えば、左上隅)を要求できる。例えば、
“foo.jpm?subtarget=133224−&fsiz=1024,1024&rsiz=512,512&roff=0,0”
のようなURLは、ファイルfoo.jpmのバイトオフセット133224から始まるコードストリームの左上隅が、1024×1024サンプルのオブジェクトの画像全体を形成するのに充分な解像度で配信されることを要求する。
一実施例では、クライアントは、特定のページ上の特定の画像に関する特定のコードストリームを指定するための整数値又は「スコープトークン」(scope−token)と共にJPIPの「ストリーム」パラメータを使用する。「スコープトークン」はISOの定義に予約されているが、適切に定義されるならば、「ページ5、レイアウトオブジェクト3、画像」“page5,layout object3,image”に関連するコードストリームに関して要求が発行されることを許容できる。
JPIP要求シンタックスの1つの欠点は、範囲及び解像度に関する要求が、ページではなく単独のコードストリームに適用されることである。ページの上半分が望まれる場合であって、コードストリームがページの上半分でのみ表われる場合に、コードストリームの上半分だけではなく、コードストリームの全画像に関するJPM中のデータが、サーバにより返される。クライアントがページボックスを有するとすると、そのページにおける各コードストリームの適切な部分を取得する要求が作成可能である。JPIPはJPEG2000でないコードストリームをサポートしないが、JPMはJBIG、JBIG2その他の圧縮規格を利用する。
[JPMのJPIPに対する拡張]
書類画像についてJPIPシンタックスを更に有用にするために、それを拡張することができる。
一実施例では、JPIPシンタックスは、領域を記述するパラメータと共に機能するように「ページ」要求パラメータを付加するよう拡張される。「ページ」パラメータが使用されると、「fsiz」、「rsiz」及び「roff」パラメータは、そのページ内の個々のコードストリームではなく、そのページに適用される。サーバはそのページに関する要求を受け、そのページ中の所望のオブジェクト領域にそれを適切に変換する。
[他の可能なシンタックス]
当然に、多くの可能な要求シンタックスが存在する。JPEG2000パート6及びJPEG2000パート9に示されるいくつかのシンタックスの組合せが使用されてもよい。また、画像の一部にアクセスするためにXMLシンタックスが使用されてもよい。これは、JPIPシンタックスを基礎とするが、正式なXMLとして編成される。これは、部分的な書類アクセスを提供するための一般的方法になる可能性のある「ウェブサービス」に有益であろう。
ここに説明されたJPMファイルの一部を返す技法は、要求に使用されるシンタックスそのものに依存しない。
[サーバにおけるJPMファイルの組織化]
JPMファイルを用いて複合的な書類を格納する多くの方法があり、その方法は、厳密に同じ完全な書類がデコードされることを許容する。これらの相違は、ファイル中の情報の順序、同様な目的を達成できる別のボックスタイプの利用性、外部ファイルの利用性及び異なるレイアウトオブジェクトへの画素の割り当て等と関係がある。これらの差異の各々は、特定のデコーダの全体的なデコード速度、一部の書類を発見する容易性、全体的なファイルサイズ及び他の要因に影響を与える可能性がある。ファイル割当のいくつかの特定の選択肢はクライアントサーバ動作に有益である。
[外部ファイルストレージ]
マスク又は画像オブジェクトを形成するためにデコードされるコードストリームは、連続的なコードストリームボックス内の若しくはメディアデータボックス内の又は共用データ入力ボックス内のJPMファイル内に格納可能である。また、コードストリームはJPMファイル以外のファイルに格納されてもよい。JPMファイルは、コードストリームが別ファイル内に、そのファイル中のあるオフセットにあることを示すので、コードストリームは様々な方法でラップされることが可能である。コードストリームはJP2ファイルに存在可能であり、コードストリームはヘッダデータを全く有しないが他のコードストリームのコレクションと共にファイル内に存在可能であり、或いはコードストリームは外部ファイルのコンテンツだけでもよい。JPMファイル中のコードストリームを格納する1つの利点は、それらが、コピーのような一般的なファイルシステム動作によってファイルから分離されないことである。また、単独のファイルとして格納される場合に、単独の要求により全書類を取得することが可能である。コードストリームを外部に格納することのいくつかの利点は、例えば、1度だけ格納されることを要する会社のロゴ又はレターヘッドのようなコードストリームが複数の書類の間で共用できることである。
更に、外部ストレージにより、多くの手法でコードストリームを要求することが可能になる。別個のファイル内のコードストリームを指すJPMファイルのいくつかの要求は、そのファイルが返送される原因となる。或いは、クライアントは外部ファイルを直接的に要求することができる。また、外部ファイルは、複合的な書類の様々な部分を別々に保護することを可能にする。例えば、あるクライアントは、あるファイルにアクセスする許可を与えられていないかもしれないし、あるファイルは暗号化されているかもしれない。
[フラグメントテーブル対連続的なコードストリームボックス]
コードストリームを格納する際にサーバが作成することの可能な他の選択肢は、連続的なコードストリームボックスにファイルを格納すること、又はフラグメントテーブルボックスによりコードストリームを示すことである。連続的なコードストリームボックスの利用は、そのコードストリームが全部一緒であるので、最も簡易な手法である。これはサーバにとって好都合であろう、なぜなら、サーバは、コードストリームにアクセスするためにそのファイル中の(又は他のファイルでさえも)多くの別々の場所を見渡す必要がないからである。しかしながら、フラグメントテーブルボックスを利用することは、コードストリームが外部に格納されることを許容し、JPMファイル内に格納される場合にはコードストリームが分割されることを許容する。コードストリームは、共に共通にアクセスされる複数の部分に分割されることが可能である。分割に更にいくつかの特有の意義を与えることが可能であり、例えば、第1フラグメントは低解像度であり、第2フラグメントは中程度の解像度であり、第3フラグメントは高解像度である。
[共用データ入力ボックスにおけるコードストリームの格納]
フラグメントテーブルボックスを用いてアドレス指定されるコードストリームは、任意のファイルにおける任意のオフセットのものであり得る。それらが正規のJPMファイルにあるならば、それらはメディアデータボックス、フリーボックス、共用データ入力ボックス及び連続的なコードストリームボックスに格納可能である。コードストリームは、ラベルボックス、XMLボックス、UUIDボックス又は更なる補助的なページボックス(但し、これはあるJPMデコーダに問題を生じさせるので、推奨されない)のような他のボックスタイプ内に更に隠されることも可能である。最も一般的なストレージは、おそらくはメディアデータボックスであり、特定のコードストリームが1以上のメディアデータボックスに表われることが可能である。フリーボックスにコードストリームを格納することは、そのコードストリームが画像のデコードに本質的でなければ有益であろう。有用な情報を含むフリーボックスを認識しないエディタは、それを破棄する。メディアデータボックスではなく、共用データ入力ボックスにコードストリームを格納することは、何らかの意味がそのインデックスに与えられている場合にのみ有用であろう。
固定的な意味に関する数字を利用することは有意義である。例えば、インデックスは共用データ入力ボックスの各々に割り当てられてもよい。そして、デコーダはJPMファイル中を進行し、共用データ入力ボックス内の情報を何らデコードせずに、インデックス番号のみに基づいて、あるボックスを除去し、別のものをファイル中に残してもよい。
[リターンタイプ]
[一括全画像返送]
一実施例では、クライアントは、完全な圧縮画像を受信することで部分的な画像要求への応答を受信し、その圧縮画像は、要求に対する回答として、圧縮解除され表示されることが可能である。
極端には、サーバは、メモリ内の完全な書類を圧縮解除し、クライアントに望まれるページ数、領域及び解像度に縮減し、その画像を(JPMファイルとして又はJPEGやPDFのような他のフォーマットとして)再圧縮し、それをクライアントに送信する。この方法は、クライアント側の旧式の圧縮内容と後方互換性を可能にするが、いくつかの欠点を有する。これは、サーバにとって極度に重い演算負担となる(完全な圧縮解除1回、部分的な圧縮1回)。また、それはJPMファイルの特徴的利点を活用しない。更に、要求の後に続く多くの重複する画像データが、いくらかの同一符号化データの再送信を招く点で、それは効率的ではない。しかしながら、これは非常に簡易な有益な手法である。
クライアント側で処理を更に簡単にする手法は、サーバのために、完全なJPMファイルを「分析」し、クライアントの特定の要求に適切な全てのボックスを収集することである。何らの画像データもデコードされないが、コードストリームの高解像度部分を含む不要なページ及びコードストリームは、送信前に破棄される。容易にデコード可能なファイルを作成するために、サーバは、送信されるのに必要な部分を取り、且つファイル中の新しいロケーションに対するリファレンスを調整することによって及び外部ファイルに対する全てのポインタを削除することによって、新しいJPMファイルを作成する。ページ数及びページ内のオブジェクト数は、クライアント要求を満たすのに必要なページ及びオブジェクトのみに調整可能である。
要求のために新たなJPMファイルを形成することは、クライアントによる非常に簡易な動作、即ち受信したファイルをデコードすることを可能にする。更に、返送されたデータの部分は、理解されるように以後の要求に有利であろう。
[各要求についての新たなJPMファイル]
図7は図6と同様に描かれた3つの別個のファイルを示し、3つの要求に応じてクライアントが受信したものである。第1の要求に応じてクライアントが受信した第1のファイルは、図7の左側に示される完全に自立型のJPMファイルである。より多くのデータについて更なる(第2の)要求を行なった後に、クライアントは、図7中央に示される第2のJPMファイルを受信する。このファイルは、第1のファイル内のいくつかのボックスの繰り返しを含む。この場合に、JPEG2000シグネチャボックス、ファイルタイプボックス、複合的画像ヘッダボックス及びページ収集ボックスが反復される。しかしながら、新たなファイルにおけるページボックスは、2つだけではなく、3つのオブジェクトに対するポインタを含む。ページボックスによりアドレス指定される第1のコードストリームは、サーバが以前にクライアントに送信したJPMファイル内に格納される。他のファイルへのオフセットは、ファイルのトップレベルの何処かにあるデータリファレンスボックスを要し、これは図7の中央下側に示される。
第2JPMファイルは、第1の応答にて送信されたコードストリームの一部を利用する;しかしながら、現ファイルのメディアデータボックス内に付加的なデータを含めることで、そのコードストリームを拡張する。即ち、フラグメントテーブルボックスは、以前の応答によるの1つのフラグメント及び現在のファイルによるものをアドレス指定する。
第3の要求がなされる場合に、第3の応答は新たなJPMファイルから成る。このファイルは、以前に受信したファイル双方を利用し、再び更なる情報を含める。図7の右側に示される例では、第1のページボックスは、以前に送信されたデータを利用するが、第2のページボックスは新たなコードストリームを含む。これは典型的には、ユーザが、あるページから次へスクロールした場合に起こる。
図7は、ある応答から次へ多数繰り返すように示され、以前に送信した数個のボックスのみを利用しているが、反復されるボックスは相対的には少ない。JPGE2000シグネチャボックス、ファイルタイプボックス、複合的画像ヘッダボックス、ページ収集ボックス及びページボックスは、高々数千バイトで送信できる。たとえファイル全体が最終的に送信されたとしても、相互的なアクセスを与えるための小さなオーバーヘッドが存在するに過ぎず、関心のある部分へのアクセスは非常に効率的になる。
サーバがキャッシュモデル(図2の231)を維持する必要がないという意味において、全ての画像応答は一般に「ステートレス」(stateless)であると考えられるが、図7,8に示される完全画像返送は、クライアントの以前の要求及びサーバの以前の応答に関する情報をサーバが維持することによる利益を受ける。効率的にするために、サーバはファイル中の任意のデータの場所を追跡する必要があり、サーバは以前の応答で送信したそのファイルを参照する。一実施例では、サーバはコードストリームフラグメント(又は完全なコードストリーム)の場所を追跡する。更に、サーバが以前のページテーブル又はフラグメントテーブルを利用することを予定するならば、それらの場所も追跡されるべきである。サーバはこれらの場所を個々に追跡しないかもしれない;その代わりに、サーバが応答を生成するために一貫した方法を使用するならば、要求及び以前に送信した応答のサイズを追跡できる。そして、以後の要求がなされると、サーバはそれが以前の要求にどのように応答したかを判別する。このことはサーバが項目の場所を判別することを許容し、その項目は現在の要求で参照されるものである。
一実施例では、クライアントに格納されているファイルをサーバが参照できることを認める取り決めが存在する。この取り決めは、規格委員会によって又は事実上の標準(デファクトスタンダード)によって設定可能である。クライアント側のファイルを参照することを認める取り決めが無い場合には、サーバは、クライアントが以前の要求に使用したURLを利用することができる。以前の要求がキャッシュ可能にマーク付けされたならば、スマートなクライアントはそれを再び生成しない。一実施例では、クライアントが再び要求を発行する場合に、同一データが返送され、デコードが依然として行なわれ、データの再送信に起因してそれは非効率的になる。
[全JPMファイル返送−コードストリーム格納例]
図7のようにJPMファイルにコードストリームを含めるのではなく、コードストリームは外部ファイルに保持されてもよい。サーバ上のファイルは、JPMファイル外部のコードストリームと共に格納されてもよい。これらのコードストリームを示すJPMファイルを返送することは、それらをJPMファイルと組合わせることよりも容易である。
特定の要求を考察すると、外部のコードストリームを指し示すJPMファイルと、その要求に適切なコードストリームの部分との双方を、サーバは返送することができる。この場合に、返送タイプは複数のファイルより成る。HTTPでは、「コンテンツ−タイプ:」(Content−type:)は、複数部分のマイム(MIME)である。即ち、JPMファイル及び外部コードストリームの双方は、共にラップされ、マイムファイルとして送信される。一実施例では、クライアントは受信したファイルを格納し、デコード操作が行なわれると、サーバにより与えられた解像度でローカルなコードストリームにアクセスする。この方法の利点は、所望の結果を出す簡易な要求にある。欠点は、複数部分の要求を用いることであり、受信したコードストリームを他の領域に拡張する際に困難になる。JPMファイル及び2つのコードストリームフラグメントによる1つの応答は、図8の左側に示されている。
図8は相互的な要求に対する3つの応答を示す。この場合に、全てのコードストリームはJPMファイル外部に格納される。第1の応答は、2つのコードストリームをアドレス指定することを要し、そのためJPMファイル内に2つのフラグメントテーブルボックスがあり、各々が別々のコードストリームをアドレス指定する。上記と同様に外部ファイルと共に完全が画像返送を受信した後に、クライアントは補足的な要求を発行してもよい。例えば、クライアントはページをスクロールダウンし、新たなレイアウトオブジェクトを要求し、それらのオブジェクトは、第1の要求領域と何らの共通部分も有しないので、当初はスキップ(迂回)される。補足的要求に対する応答は、図8の中央に示される。この場合に、応答は新たな完全なJPMファイルである。このファイルは、第1の要求よりも多くのレイアウトオブジェクトを含む。しかしながら、このファイルは、第1の要求により使用されたのと同じコードストリームを参照する。それらは以前の要求と共に返送されるので、クライアントはそれらをそのキャッシュ(図2の221)に更に持つべきである。以前のJPMファイル内に何らのボックスも利用する必要はないが、外部に格納されたコードストリームは再利用される。コードストリームは一般的にはアドレッシング情報よりも大きいので、新たなJPMボックスを送信することは非効率的ではない。
一実施例では、新たなページついて第3の要求が今回なされる場合に、新たなJPMファイルが応答として返送される。今回は、JPMファイルは、付加的なページを含み、そのページに必要な外部コードストリームを指し示す。これは図8の右側に示される。第3の応答もJPMファイルであり、以前の応答によるコードストリームを再びアドレッシングする。この場合に、第1のページボックスは、別のJPMファイルによるフラグメントテーブルボックスを利用するが、応答は、直接的にフラグメントテーブルボックスを含み、第2のJPMファイルの必要性を回避することもできる。
コードストリームを外部ファイルに格納する複数の手法が存在することに留意を要する。コードストリームはそれ自身によりコードストリーム全体としてファイルに格納可能である。コードストリームは、各ファイルにおけるコードストリームのほんの一部と共にいくつかのファイルにわたって分散させることさえできる。コードストリームはJP2ファイルに格納可能である。この場合に、JPMファイルにおけるフラグメントテーブルボックスは、そのコードストリームが表われるJP2ファイルまでを指し示す。或いは、JPMファイルにおけるページテーブルボックスは、JP2ファイル中の連続的なコードストリームボックスを指し示すことができる。連続的なコードストリームボックス及びコードストリームのみを含むが他のボックスは無いファイルさえも存在可能である。これは、JPMページテーブルボックスが、ファイルのオフセット0を指すことを許容する。連続的なコードストリームファイルボックスの欠点は、ほとんどのJPEG2000コーデックスでそれ自身により認識されないことである。
[1ファイル外部ポインタ]
複数の部分応答において外部コードストリームをJPMファイルと共に返送する代わりに、一実施例では、サーバ上の必要なコードストリームに対する外部リファレンスと共にJPMファイルのみを、サーバが返送する。そして、クライアントは各コードストリームについて直接的に分離要求を発行する。個々のコードストリームに関する要求は、JBIG及びJBIG2コードストリーム用のバイトレンジ要求、並びにJPEG2000コードストリーム用のJPEG2000パート9で指定されるようなJPIP要求とすることができる。この多重要求構造は、受信したデータに関するクライアントによる非常に細粒どの制御を可能にする。これは、明らかに、単独の自立型のJPMファイルを単に取得するよりもクライアントにとっては複雑になり、複数の往復又は送受信(ラウンドトリップ)を必要とし、これはデータの受信を遅らせるかもしれない。
別の実施例では、サーバはページを又はページからレイアウトオブジェクトを除去しないが、サーバ上のファイルを示す要求の一部ではないオブジェクト用のリファレンスを変更し、包含されるオブジェクトがローカルに示す。従って、第1応答を受信した後のクライアントは、ページ数及びJPMファイルの大きさを知り、要求された部分に関するローカルにデコード可能なファイルを有する。
図9は、要求に応答して返送され得るJPMファイルを示す。この場合に、JPMファイルは、その書類中にページ及びレイアウトオブジェクトの全てについてのボックスを含むという意味において「完全(complete)」である。全てのコードストリームは依然としてサーバにある。クライアントがより多くのデータ要求を行なうと、コードストリームの一部を又は完全なコードストリームさえ受信してもよい。そして、これらはローカルに格納される。クライアントは以前に受信したJPMファイルを、それがローカルに利用可能なコードストリームを指し示すように、更新することができる。そのJPMファイルは、いくらかのローカルに利用可能なコードストリーム及びいくらかのサーバに残るものと共に、書類全体を表現する正当なファイル(JPMファイル形式にのっとったファイル)であり続ける。
[1ファイル部分的返送]
返送されるJPMファイルのポインタを調整するのではなく、一実施例では、サーバが、識別され返送される部分と共にJPMファイルの一部を返送する。図10に、部分的に送信される1つのJPMファイルの例が示される。図10を参照するに、図10の左側に見られるように、サーバ上に完全なファイルがある。要求に基づいて、サーバは、ファイルの一部を選択し、クライアントにそれらを送信し、クライアントは送信された部分を識別(確認)する。これらの部分は図10の第2列に示されている。それらの部分の確認は、部分的なコンテンツ及び要求されたボックスのバイト範囲を示すHTTP応答により行なうことができる。このようにして返送されたファイルを利用するために、クライアントは、ファイルのどの部分が受信され、何が依然として欠けているかを追跡する。一実施例では、図10の右列に示されるように、クライアントは、「フリーボックス」(Free boxes)でファイル中のギャップを埋めることでこれを行なう。付加的なデータが受信されると、フリーボックスのサイズが調整される又はフリーボックスが完全に削除される。要求に必要な全てのボックス及びコードストリーム部分をサーバが返送する限り、標準的なJPMデコーダはそのファイル上で動作することができ、要求された領域をデコードする。理想的には、デコーダは、そのファイルが「穴又はホール」(hole)を有することに気付くべきであり、なぜなら、要求された領域外のボックスは送信されず且つ存在しないデータを指し示すポインタがファイル中に存在するからである。クライアントは、最終的には、サーバから利用可能なファイル全体を蓄積することができる。
[メディアデータビン及びプレースホルダ]
JPPストリーム及びJPTストリームの中でファイルフォーマットボックスを返送する手法として、JPIP規格はメタデータビンを規定している。メタデータビンを利用するために、サーバは、図10に使用されるもの及び図11の左側に繰り返されるものと同じファイルを使用してもよい。要求がなされると、ファイルフォーマットボックスは、メタデータビンの一部として返送される。ファイルのトップレベルに表われる全てのボックスは、メタデータビン番号0内にあるか、又はメタデータビン0内のボックスの代わりにプレースホルダが存在する。「プレースホルダーボックス」は、サーバにより作成され、オリジナルのJPMファイルには存在しないかもしれない。メタデータビン0にてプレースホルダで置換されるボックスは、他のメタデータビンに表われる。
サーバは、任意の順序でメタデータビンを送信することを選択することができ、特定のメタデータビンの最初の部分のみを送信してもよい。クライアントは、サーバから受信したメタデータビンを維持し、スマートJPMデコーダは、各メタデータビンにどのようなオフセットがあるかについてのマップを維持することで、メタデータビンをナビゲートすることができる。メタデータビン及びスマートJPMデコーダを利用することは、「フリー」ボックスとラベル付けされた多くのデータを有する大量のファイルを、クライアントが格納しなくて済むようにする。コードストリーム用のデータは、タイル又は区域のデータビンとメタデータビンを組合わせることで、ボックス用のデータと容易に組み合わされる。
本発明に関する多くの代替例及び修正は、上記の説明に目を通した当業者には確実に明白であり、例として提示及び説明された特定の実施例は、限定的に解釈されることを意図するものではない。仕上がって、様々な実施例の詳細に対する参照内容は、本発明に本質的な特徴のみを列挙する特許請求の範囲を限定するようには意図されない。
JPEG2000システムの動作を示す図である。 圧縮された画像を通信するためのクラアイント及びサーバを示す図である。 ネットワーク例を示す図である。 表示用に分析されたレイアウトオブジェクトと共に書類画像を示す図である。 ポインタを有するボックスのリストとしてJPMファイルを示す図である。 1つのJPMファイルの主要なファイル構造を示す図である。 内包コードストリームにより複数のJPMファイルとの相互的なアクセスの様子を示す図である。 外部コードストリームにより複数のJPMファイルとの相互的なアクセスの様子を示す図である。 1つのJPMファイル及び外部コードストリームによる相互的なアクセスの様子を示す図である。 バイト範囲を用いて送信されたファイルの一部による相互的なJPMアクセスの様子を示す図である。 メタデータビンによる相互的なJPMアクセスの様子を示す図である。
符号の説明
101 タイル
102 サブバンド
201 クライアント
202 サーバ
210 要求
211 応答
221 キャッシュ
222 デコーダ
231 クライアントキャッシュモデル
232 メモリ
250 ユーザ
401 書類
411−413 レイアウトオブジェクト
421 要求
422 応答
431 ディスプレイ

Claims (82)

  1. JPMファイルの複数部分に関する複数の要求を受信するステップ;及び
    前記複数の要求に応答してJPMファイルを部分的に送信するステップ;
    を有し、各部分がJPMファイル形式にのっとったファイルである
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記複数部分が、1以上の望まれるページ、ページ中の1以上の望まれる領域、返送されるデータに望まれる解像度、返送されるデータを受信するのに望まれる技法、及び既に受信したJPMファイル中のデータの指標より成る群から選択される
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記要求が、ページに関する空間的部分、ページに関する低い解像度、ページの範囲及びラベル付けされていないボックスより成る群から選択される
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 少なくとも1つの要求がJPMファイルのボックスタイプを指定し、前記JPMファイルの少なくとも一部が、前記少なくとも1つの要求で指定された各ボックスタイプの1以上に格納された情報を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 前記少なくとも1つの要求が、更に、ボックスタイプに関連するサブボックスを指定し、前記応答が前記ボックスタイプの前記サブボックスに関連するデータを含む
    ことを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 前記複数の要求の少なくとも1つが、あるオフセットから始まるJPMファイル中のボックスを指定する
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 前記応答が、前記ボックスのコンテンツの全てを返送する
    ことを特徴とする請求項6記載の方法。
  8. 前記複数の要求の少なくとも1つが、JPMファイル中のページがディスプレイに表示されるところのページサイズを指定し、前記ページ内で要求された画像部分を指定する
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  9. 前記複数の要求の少なくとも1つにおける少なくとも1つのパラメータが、範囲を指定する
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  10. 前記複数の要求の少なくとも1つが、オフセットにより示されるコードストリームの部分を取得するために、オブジェクトボックスからのオフセットを含む
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  11. 前記複数の要求の少なくとも1つが、取得するコードストリームの部分を識別するためのフレームサイズ、領域オフセット及び領域サイズを指定する
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  12. 前記複数の要求の少なくとも1つが、ページ要求パラメータを含む
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  13. 外部ファイルストレージを用いて、サーバ上のJPMファイルを格納するステップ
    を更に有することを特徴とする請求項1記載の方法。
  14. 共用データ入力ボックス内の複数のコードストリームと共に、サーバ上のJPMファイルを格納するステップ
    を更に有することを特徴とする請求項1記載の方法。
  15. 前記複数の要求の少なくとも1つに関連するJPMファイル内のボックスを収集するステップ;
    少なくとも1つの要求に関連する前記ボックスと共に、前記ファイル中の新たな場所に対するボックスのリファレンスを調整し、新たなJPMファイルを作成するステップ;及び
    前記新たなJPMファイルを送信するステップ;
    を更に有することを特徴とする請求項1記載の方法。
  16. 新たなJPMファイルを作成するステップが、外部ファイルに対するポインタを除去するステップを有する
    ことを特徴とする請求項15記載の方法。
  17. 新たなJPMファイルを作成するステップが、ページ数及びページ上のオブジェクト数を調整するステップを有する
    ことを特徴とする請求項15記載の方法。
  18. ページ数及びページ上のオブジェクト数を調整するステップが、前記複数の要求の少なくとも1つを満たすのに必要なページ及びオブジェクトのみに調整するステップを有する
    ことを特徴とする請求項17記載の方法。
  19. 前記複数の要求に応答してJPMファイルを部分的に送信するステップが、少なくとも1つの外部に格納されたファイルに対する少なくとも1つのリファレンスと共に、別のJPMファイルを送信するステップを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  20. 前記少なくとも1つの外部に格納されたファイルが、少なくとも1つの外部に格納されたコードストリームを有する
    ことを特徴とする請求項19記載の方法。
  21. 以前に送信されたJPMファイルのデータに対するリファレンスと共に別のJPMファイルを送信するステップ
    を更に有することを特徴とする請求項19記載の方法。
  22. 外的に参照されるファイルによりJPMファイルをグループ化し、前記複数の要求の少なくとも1つに応じて該グループを送信するステップ
    を更に有することを特徴とする請求項1記載の方法。
  23. 前記グループがMIMEファイルである
    ことを特徴とする請求項22記載の方法。
  24. 前記複数の要求に応答してJPMファイルを部分的に送信するステップが、ページ又はレイアウトオブジェクトを除去せずに、サーバ上のファイルを指し示すための、1以上の要求の一部ではないオブジェクト用の変更されたリファレンスと共に前記JPMファイルを送信するステップを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  25. 以前に送信されたJPMファイル内で1以上のコードストリームを拡張するコードストリームデータを含む別のJPMファイルを送信するステップ
    を更に有することを特徴とする請求項24記載の方法。
  26. 実行可能な命令を格納する1以上の記録可能な媒体を有する製造品であって、該命令は、システムにより実行される場合に、前記システムに:
    JPMファイルの複数部分に関する複数の要求を受信するステップ;及び
    前記複数の要求に応答して、JPMファイルを部分的に送信するステップ;
    を有する方法を実行させ、各部分がJPMファイル形式にのっとったファイルである
    ことを特徴とする製造品。
  27. 前記複数部分が、1以上の望まれるページ、ページ中の1以上の望まれる領域、返送されるデータに望まれる解像度、返送されるデータを受信するのに望まれる技法、及び既に受信したJPMファイル中のデータの指標より成る群から選択される
    ことを特徴とする請求項26記載の製造品。
  28. 前記要求が、ページに関する空間的部分、ページに関する低い解像度、ページの範囲及びラベル付けされていないボックスより成る群から選択される
    ことを特徴とする請求項26記載の製造品。
  29. 少なくとも1つの要求がJPMファイルのボックスタイプを指定し、前記JPMファイルの少なくとも一部が、前記少なくとも1つの要求で指定された各ボックスタイプの1以上に格納された情報を含む
    ことを特徴とする請求項26記載の製造品。
  30. 前記少なくとも1つの要求が、更に、ボックスタイプに関連するサブボックスを指定し、前記応答が前記ボックスタイプの前記サブボックスに関連するデータを含む
    ことを特徴とする請求項29記載の製造品。
  31. 前記複数の要求の少なくとも1つが、あるオフセットから始まるJPMファイル中のボックスを指定する
    ことを特徴とする請求項26記載の製造品。
  32. 前記応答が、前記ボックスのコンテンツの全てを返送する
    ことを特徴とする請求項31記載の製造品。
  33. 前記複数の要求の少なくとも1つが、JPMファイル中のページがディスプレイに表示されるところのページサイズを指定し、前記ページ内で要求された画像部分を指定する
    ことを特徴とする請求項26記載の製造品。
  34. 前記複数の要求の少なくとも1つにおける少なくとも1つのパラメータが、範囲を指定する
    ことを特徴とする請求項26記載の製造品。
  35. 前記複数の要求の少なくとも1つが、オフセットにより示されるコードストリームの部分を取得するために、オブジェクトボックスからのオフセットを含む
    ことを特徴とする請求項26記載の製造品。
  36. 前記複数の要求の少なくとも1つが、取得するコードストリームの部分を識別するためのフレームサイズ、領域オフセット及び領域サイズを指定する
    ことを特徴とする請求項26記載の製造品。
  37. 前記複数の要求の少なくとも1つが、ページ要求パラメータを含む
    ことを特徴とする請求項26記載の製造品。
  38. 外部ファイルストレージを用いて、サーバ上のJPMファイルを格納するステップ
    を前記方法が更に有することを特徴とする請求項26記載の製造品。
  39. 共用データ入力ボックス内の複数のコードストリームと共に、サーバ上のJPMファイルを格納するステップ
    を前記方法が更に有することを特徴とする請求項26記載の製造品。
  40. 前記複数の要求の少なくとも1つに関連するJPMファイル内のボックスを収集するステップ;
    少なくとも1つの要求に関連する前記ボックスと共に、前記ファイル中の新たな場所に対するボックスのリファレンスを調整し、新たなJPMファイルを作成するステップ;及び
    前記新たなJPMファイルを送信するステップ;
    を前記方法が更に有することを特徴とする請求項26記載の製造品。
  41. 新たなJPMファイルを作成するステップが、外部ファイルに対するポインタを除去するステップを有する
    ことを特徴とする請求項40記載の製造品。
  42. 新たなJPMファイルを作成するステップが、ページ数及びページ上のオブジェクト数を調整するステップを有する
    ことを特徴とする請求項40記載の製造品。
  43. ページ数及びページ上のオブジェクト数を調整するステップが、前記複数の要求の少なくとも1つを満たすのに必要なページ及びオブジェクトのみに調整するステップを有する
    ことを特徴とする請求項42記載の製造品。
  44. 前記複数の要求に応答してJPMファイルを部分的に送信するステップが、少なくとも1つの外部に格納されたファイルに対する少なくとも1つのリファレンスと共に、別のJPMファイルを送信するステップを有する
    ことを特徴とする請求項26記載の製造品。
  45. 前記少なくとも1つの外部に格納されたファイルが、少なくとも1つの外部に格納されたコードストリームを有する
    ことを特徴とする請求項44記載の製造品。
  46. 以前に送信されたJPMファイルのデータに対するリファレンスと共に別のJPMファイルを送信するステップ
    を前記方法が更に有することを特徴とする請求項44記載の製造品。
  47. 外的に参照されるファイルによりJPMファイルをグループ化し、前記複数の要求の少なくとも1つに応じて該グループを送信するステップ
    を前記方法が更に有することを特徴とする請求項26記載の製造品。
  48. 前記グループがMIMEファイルである
    ことを特徴とする請求項47記載の製造品。
  49. 前記複数の要求に応答してJPMファイルを部分的に送信するステップが、ページ又はレイアウトオブジェクトを除去せずに、サーバ上のファイルを指し示すための、1以上の要求の一部ではないオブジェクト用の変更されたリファレンスと共に前記JPMファイルを送信するステップを有する
    ことを特徴とする請求項26記載の製造品。
  50. 以前に送信されたJPMファイル内で1以上のコードストリームを拡張するコードストリームデータを含む別のJPMファイルを送信するステップ
    を前記方法が更に有することを特徴とする請求項49記載の製造品。
  51. JPMファイルの複数部分に関する複数の要求を受信する入力;及び
    前記複数の要求に応答してJPMファイルを部分的に送信するサーバコア;
    を有し、各部分がJPMファイル形式にのっとったファイルである
    ことを特徴とする装置。
  52. 前記複数部分が、1以上の望まれるページ、ページ中の1以上の望まれる領域、返送されるデータに望まれる解像度、返送されるデータを受信するのに望まれる技法、及び既に受信したJPMファイル中のデータの指標より成る群から選択される
    ことを特徴とする請求項51記載の装置。
  53. 前記要求が、ページに関する空間的部分、ページに関する低い解像度、ページの範囲及びラベル付けされていないボックスより成る群から選択される
    ことを特徴とする請求項51記載の装置。
  54. 少なくとも1つの要求がJPMファイルのボックスタイプを指定し、前記JPMファイルの少なくとも一部が、前記少なくとも1つの要求で指定された各ボックスタイプの1以上に格納された情報を含む
    ことを特徴とする請求項51記載の装置。
  55. 前記少なくとも1つの要求が、更に、ボックスタイプに関連するサブボックスを指定し、前記応答が前記ボックスタイプの前記サブボックスに関連するデータを含む
    ことを特徴とする請求項54記載の装置。
  56. 前記複数の要求の少なくとも1つが、あるオフセットから始まるJPMファイル中のボックスを指定する
    ことを特徴とする請求項51記載の装置。
  57. 前記応答が、前記ボックスのコンテンツの全てを返送する
    ことを特徴とする請求項56記載の装置。
  58. 前記複数の要求の少なくとも1つが、JPMファイル中のページがディスプレイに表示されるところのページサイズを指定し、前記ページ内で要求された画像部分を指定する
    ことを特徴とする請求項51記載の装置。
  59. 前記複数の要求の少なくとも1つにおける少なくとも1つのパラメータが、範囲を指定する
    ことを特徴とする請求項51記載の装置。
  60. 前記複数の要求の少なくとも1つが、オフセットにより示されるコードストリームの部分を取得するために、オブジェクトボックスからのオフセットを含む
    ことを特徴とする請求項51記載の装置。
  61. 前記複数の要求の少なくとも1つが、取得するコードストリームの部分を識別するためのフレームサイズ、領域オフセット及び領域サイズを指定する
    ことを特徴とする請求項51記載の装置。
  62. 前記複数の要求の少なくとも1つが、ページ要求パラメータを含む
    ことを特徴とする請求項51記載の装置。
  63. 前記サーバコアが、外部ファイルストレージを用いて、サーバ上のJPMファイルを格納する
    ことを特徴とする請求項51記載の装置。
  64. 前記サーバコアが、共用データ入力ボックス内の複数のコードストリームと共に、JPMファイルを格納する
    ことを特徴とする請求項51記載の装置。
  65. 前記サーバコアが、少なくとも1つの外部に格納されたファイルに対する少なくとも1つのリファレンスと共に、別のJPMファイルを送信することで、前記複数の要求に応答してJPMファイルを部分的に送信する
    ことを特徴とする請求項51記載の装置。
  66. 前記少なくとも1つの外部に格納されたファイルが、少なくとも1つの外部に格納されたコードストリームを有する
    ことを特徴とする請求項65記載の装置。
  67. 以前に送信されたJPMファイルのデータに対するリファレンスと共に別のJPMファイルを送信する
    ことを特徴とする請求項65記載の装置。
  68. 前記サーバコアが、ページ又はレイアウトオブジェクトを除去せずに、サーバ上のファイルを指し示すための、1以上の要求の一部ではないオブジェクト用の変更されたリファレンスと共に前記JPMファイルを送信することで、前記複数の要求に応答してJPMファイルを部分的に送信する
    ことを特徴とする請求項51記載の装置。
  69. 以前に送信されたJPMファイル内で1以上のコードストリームを拡張するコードストリームデータを含む別のJPMファイルが送信される
    ことを特徴とする請求項68記載の装置。
  70. 複数の要求の少なくとも1つに関連するJPMファイル内のボックスを収集するステップ;
    前記少なくとも1つの要求に関連するボックスと共に、ファイル内の新たな場所に対するボックスのリファレンスを調整し、新たなJPMファイルを作成するステップ;
    前記新たなJPMファイルを送信するステップ;
    を有することを特徴とする方法。
  71. 新たなJPMファイルを作成するステップが、外部ファイルに対するポインタを除去するステップを有する
    ことを特徴とする請求項70記載の方法。
  72. 新たなJPMファイルを作成するステップが、ページ数及びページ上のオブジェクト数を調整するステップを有する
    ことを特徴とする請求項70記載の方法。
  73. ページ数及びページ上のオブジェクト数を調整するステップが、前記複数の要求の少なくとも1つを満たすのに必要なページ及びオブジェクトのみに調整するステップを有する
    ことを特徴とする請求項72記載の方法。
  74. 実行可能な命令を格納する1以上の記録可能な媒体を有する製造品であって、該命令は、システムにより実行される場合に、前記システムに:
    複数の要求の少なくとも1つに関連するJPMファイル内のボックスを収集するステップ;
    前記少なくとも1つの要求に関連するボックスと共に、ファイル内の新たな場所に対するボックスのリファレンスを調整し、新たなJPMファイルを作成するステップ;
    前記新たなJPMファイルを送信するステップ
    を有する方法を実行させることを特徴とする製造品。
  75. 複数の要求の少なくとも1つに関連するJPMファイル内のボックスを収集する手段;
    前記少なくとも1つの要求に関連するボックスと共に、ファイル内の新たな場所に対するボックスのリファレンスを調整し、新たなJPMファイルを作成する手段;
    前記新たなJPMファイルを送信する手段;
    を有することを特徴とする装置。
  76. JPMファイルの複数部分についての複数の要求を受信するステップ;
    前記複数の要求に応答してJPMファイルを部分的に送信するステップ;及び
    送信される部分の指標と共に前記JPMファイルの部分を送信するステップ;
    を有することを特徴とする方法。
  77. 送信される部分の指標と共に前記JPMファイルの部分を送信するステップが、返送されるボックスの部分的内容及びバイト範囲を示すHTTP応答を使用するステップを有する
    ことを特徴とする請求項76記載の方法。
  78. 受信したJPMファイル内のギャップをフリーボックスで埋めるステップ
    を更に有することを特徴とする請求項76記載の方法。
  79. 受信したJPMファイル内の1以上のギャップを埋める新たなデータが到来するように、前記フリーボックスのサイズを調整するステップ
    を更に有することを特徴とする請求項78記載の方法。
  80. 実行可能な命令を格納する1以上の記録可能な媒体を有する製造品であって、該命令は、システムにより実行される場合に、前記システムに:
    JPMファイルの複数部分についての複数の要求を受信するステップ;
    前記複数の要求に応答してJPMファイルを部分的に送信するステップ;及び
    送信される部分の指標と共に前記JPMファイルの部分を送信するステップ;
    を有する方法を実行させることを特徴とする製造品。
  81. 複数の要求を生成するステップ;及び
    前記複数の要求に対する応答の一部として、JPMファイルを部分的に受信するステップ;
    を有し、少なくとも1つの部分が、JPMファイルの以前に受信された部分として、受信されたJPMファイルの部分を指し示す
    ことを特徴とする方法。
  82. 実行可能な命令を格納する1以上の記録可能な媒体を有する製造品であって、該命令は、システムにより実行される場合に、前記システムに:
    複数の要求を生成するステップ;及び
    前記複数の要求に対する応答の一部として、JPMファイルを部分的に受信するステップ;
    を有する方法を実行させ、少なくとも1つの部分が、JPMファイルの以前に受信された部分として、受信されたJPMファイルの部分を指し示すことを特徴とする製造品。
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