JP2005025256A - フォーカス制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワーク化されたAV機器が、他のAV機器にネットワーク経由でHTMLファイルを用いてGUIを提供する場合、従来のWebブラウザにはWebサーバ側からフォーカスを制御する仕組みが無い為、ネットワークAV機器の意図するフォーカスの移動ができなかった。
【解決手段】画面表示部104に表示されたGUIのフォーカスの移動及び画面の更新を、画面生成部103から送信する画面構成情報とフォーカス情報によってコントロールするフォーカス制御システムであり、制御手段110はリモコンからキー入力情報を受け取った場合は、フォーカス移動先決定手段112にキー入力情報を入力して新たにフォーカス移動先情報を取得し、先ほどのフォーカス移動先情報と保持していた画面配置情報とを用いて作成した画面情報を画面生成手段113へ送信しフォーカス移動後の状態をディスプレイに表示する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はネットワーク対応AV機器用ユーザインターフェースに関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワーク化されたAV機器が、他のAV機器にネットワーク経由でHTMLファイルを用いてGUIを提供する場合、ブラウザでHTMLが表示されたときのフォーカスの制御方法はブラウザ依存の為、GUI提供側からフォーカスの移動方法を制御する仕組みが無く、ユーザにGUI提供側が想定した快適な操作環境を提供できなかった。
【0003】
例えば、フォーカス移動をリモコンの上下左右キーだけで行おうとしても、PCに搭載されているブラウザのように、HTMLの記述の順番に現れたリンクごとにしかフォーカスを移動させられないブラウザもあり、そのような場合は見た目に次に移動したい位置が今の位置の真下にあっても、下を押しただけでは移動することが出来なかった。この問題のみを解決する従来技術では、表示端末においてHTML文章を解析し、移動先リンクの見た目の位置とリモコンで押下する矢印キーが合うように、移動元リンクにおけるリモコンの矢印キー押下時の移動先リンクの対応表を作成するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−812871号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、リモコンの上下左右キーを使ってフレーム間を移動するにしても、どのようにフレームを移動するかはブラウザ依存であったため、見た目にリンクのすぐ左にあるフレームに移動する為にリモコンの左キーを押しても、フレーム間移動が出来ないという課題があった。また、リモコン側に用意されたショートカットキーの動作を定義する手段がないという課題があった。
【0006】
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、GUI提供側がGUI表示側のフォーカス移動の方法を制御することができるシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本願の請求項1の発明は、フォーカス移動先決定手段がフォーカス情報より次のフォーカス移動位置を決定してフォーカス移動先情報を生成し、画面構成情報解析手段が画面構成情報より画面の実際の配置位置を決定し、画面配置情報を生成し、制御手段は、フォーカス移動先情報と画面配置情報から次に表示する画面情報を作成する。
【0008】
この構成をとることで、Webブラウザにフォーカス制御の手段が備わり、GUI提供側であるWebサーバからフォーカスの操作が可能になる。
【0009】
本願の請求項2の発明は、フォーカス位置情報を保存するフォーカス位置保存手段が、GUIを構成する部品間でのフォーカスの移動が発生した際に、移動前の部品でのフォーカス位置情報を保存する。
【0010】
この構成をとることで、例えば、Webブラウザでフレームを表示している際に、フレーム間でフォーカス移動が発生する場合、移動前のフレームでのフォーカスの位置を覚えておき、もう一度そのフレームに戻ってくる際に、元の位置に戻ることができる。
【0011】
なお、請求項1の発明の場合、フォーカスのフレーム間移動が発生した際の移動先はいつも一定になっている。
【0012】
本願の請求項3の発明は、画面構成データ保存手段が、画面構成データとフォーカス情報を保存し、状態管理手段が、画面表示部からの状態変更通知に従って、保存されている画面構成データとフォーカス情報を取り出して、画面表示部へ出力する。
【0013】
この構成をとることで、予めGUI提供側であるAV機器がHTMLとそれに対応するフォーカス情報を保存しておき、そのデータをブラウザに送信する仕組みを持つことで、GUI提供側から静的にフォーカスの制御ができるようになる。
【0014】
本願の請求項4の発明は、状態管理手段は画面表示部からの状態変更通知に従って、画面構成情報生成手段に画面元情報、フォーカス情報生成手段にフォーカス動作情報を出力し、画面構成情報生成手段は画面元情報より画面構成情報を生成し、フォーカス情報生成手段はフォーカス動作情報よりフォーカス情報を生成して画面表示部へ出力する。
【0015】
この構成をとることで、予めGUI提供側であるAV機器がCGIとそれに対応するフォーカス情報生成手段を持ち、ブラウザからのリクエストに応じて画面情報とその画面に対応するフォーカス情報をブラウザに送信する仕組みを持つことで、GUI提供側から動的にフォーカスの制御ができるようになる。
【0016】
本願の請求項5の発明は、状態管理手段は、画面表示部からの状態変化通知が、静的なデータのリクエストの場合は、画面構成データ保存手段が保存しているデータを出力し、動的なデータのリクエストの場合は、画面構成情報生成手段およびフォーカス情報生成手段に、画面構成情報およびフォーカス情報を生成させる。
【0017】
この構成をとることで、予めGUI提供側であるAV機器は静的に保存された画面情報と動的に作成した画面情報の両方を取り扱うことができるようになる。
【0018】
本願の請求項6の発明は、請求項3または請求項4または請求項5に記載のフォーカス制御システムにおいて、機器制御手段が、状態管理手段から機器に対する制御命令が入力されると機器を制御する。
【0019】
この構成をとることで、AV機器は自身のコントロール用GUIを他機器に提供できるようになる。
【0020】
本願の請求項7の発明は、画面表示部と画面生成部がそれぞれ別の機器に搭載され、画面生成部の画面構成データ保存手段が画面構成情報とフォーカス情報を保存し、画面表示部のフォーカス移動先決定手段はフォーカス情報より、フォーカスの移動先を決定する。
【0021】
この構成をとることで、GUI提供側であるAV機器がネットワークを介して、他の機器にGUIを提供できるようになる。また、画面表示部を持つ機器に対してGUI提供側の意図したフォーカス移動ができるGUIを提供することを可能にする。
【0022】
本願の請求項8の発明は、画面表示部と画面生成部がそれぞれ別の機器に搭載され、画面表示部からの状態変更通知に応じて、画面生成部の画面構成情報生成手段は画面構成情報を生成し、フォーカス情報生成手段はフォーカス情報を生成し、画面表示部のフォーカス移動先決定手段は、フォーカス情報に応じてフォーカスの移動先を決定する。
【0023】
この構成をとることで、GUI提供側のAV機器はGUI表示側のAV機器にGUI提供側の意図したフォーカス移動ができるGUIを動的に作成し、提供することを可能にする。
【0024】
本願の請求項9の発明は、画面表示部と画面生成部がそれぞれ別の機器に搭載され、画面表示部からの状態変更通知に応じて、状態管理手段は、画面構成データ保存手段より、フォーカス情報および画面構成情報を取り出して出力するか、画面構成情報生成手段に画面構成情報を生成させ、フォーカス情報生成手段にフォーカス情報を生成させて出力し、画面表示部のフォーカス移動先決定手段は、フォーカス情報に応じてフォーカスの移動先を決定する。
【0025】
この構成をとることで、GUI提供側のAV機器はGUI表示側のAV機器にGUI提供側の意図したフォーカス移動をするための静的に保存された画面情報と動的に作成した画面情報の両方を取り扱うことができるようになる。
【0026】
本願の請求項10の発明は、請求項7または請求項8または請求項9に記載のフォーカス制御システムにおいて、機器制御手段は状態管理手段から機器に対する制御命令が入力されると機器を制御する。
【0027】
この構成をとることで、GUI提供側のAV機器はGUI表示側のAV機器に対して、AV機器のコントロール用GUIを提供できるようになる。
【0028】
本願の請求項11の発明は、部品間でのフォーカス移動が発生した際には、移動前の部品でのフォーカス位置情報を保存し、移動後の部品でのフォーカス位置情報を取り出すフォーカス位置保存手段をもつことを特徴とする。
【0029】
この構成をとることで、GUI提供側のAV機器はGUI表示側のAV機器に対して、フレームを表示している際に、フレーム間でフォーカス移動が発生する場合、移動前のフレームでのフォーカスの位置を覚えておき、もう一度そのフレームに戻ってくる際に、元の位置に戻ることができるシステムを提供できる。
【0030】
本願の請求項12の発明は、請求項11に記載のフォーカス制御システムであって、フォーカス情報は1つ以上の移動情報を含み、移動情報は、移動が発生する際の条件に関する1つ以上の移動イベント発生条件情報と、移動イベント発生条件を満たしたときのフォーカスの移動やショートカット動作に関するアクション情報によって構成されていることを特徴とする。
【0031】
本願の請求項13の発明は、表示部はHTMLを表示可能な機器であり、フォーカス情報は1つ以上の移動情報を含み、移動情報はHTMLのURL形式であり移動先ファイル名、ラベル情報、フレーム名とで構成されることを特徴とする。
【0032】
この構成をとることで、画面構成情報にHTMLを用い、そのリンクに対してフォーカスの移動先情報を設定することができるようになる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。まず、各実施の形態において問題のモデルケースを説明し、その問題の解決手順を、本発明の各実施の形態の動作に応じて説明する。
【0034】
(実施の形態1)
本実施の形態では、画面に表示するGUI(Graphic User Interface)が動的に変化しない、すなわち、状態変化が静的である場合について説明する。
【0035】
本実施の形態では、図7に示すように、ホームサーバとテレビがホームネットワークで接続されている場合を例に説明する。
【0036】
図1は、本実施の形態による機器操作システムを用いたシステム構成の一例を示すブロック図である。図1において、ホームサーバ101とテレビ102は家庭内に敷設されたホームネットワークに接続され、ホームサーバ101は、画面構成情報とフォーカス情報を保存する画面構成データ保存手段107、画面表示部104より画面の更新を依頼するための状態変化通知が入力されると画面構成データ保存手段107より状態変化通知に対応付けられた画面構成情報とフォーカス情報を取り出し画面表示部104へ送る状態管理手段108、状態管理手段108から機器に対する制御命令が入力されると機器を制御する機器制御手段109とで構成された画面生成部103と、画面生成部103をホームネットワークに接続する為の入出力手段a105で構成されている。
【0037】
また、テレビ102は、リモコンからのキー入力情報の内容を判断し、画面上のフォーカスのコントロールや画面更新を行う制御手段110、制御手段110より入力される画面構成情報を解析して画面配置情報を出力する画面構成情報解析手段111、制御手段110よりフォーカス情報が入力されるとそれを解析し、制御手段110よりリモコンからのキー入力情報が入力されると先ほどの解析結果を元にフォーカス移動先情報を返すフォーカス移動先決定手段112、制御手段110より入力されたフォーカス移動先情報と画面配置情報とを用いて、ディスプレイへ表示するための映像信号を生成して送信する画面生成手段113とで構成された画面表示部104と、画面表示部104をホームネットワークに接続する為の入出力手段b106とで構成されている。
【0038】
本実施の形態の構成及び動作を具体例を挙げて説明する。今、図7に示すように、家庭内にホームサーバ101とテレビ102が存在し、ホームネットワークに繋がっている。図7に示すように、ホームサーバ101のIP(Internet Protocol)アドレスは(192.168.0.2)、テレビ102のIPアドレスは(192.168.0.3)とする。このとき、ホームサーバ101が作成したホームサーバ内のコンテンツの一覧画面をテレビ102に表示し、テレビ102のリモコンで表示された一覧からコンテンツを1つ選択し、再生したいとする。本実施の形態では、静止画のスライドショーの再生とする。
【0039】
以下、上記動作を「コンテンツ一覧の表示」、「コンテンツ一覧表示時のフォーカス移動」、「コンテンツの選択、再生」の3つ段階に分けて、順次説明する。
【0040】
<1.コンテンツ一覧の表示>
まず、コンテンツの一覧を表示するために、テレビ102のリモコンにある「静止画ボタン」を押すと、リモコンのキー入力情報として「静止画ボタン」がテレビ102の画面表示部104の制御手段110に送られる。制御手段110は、入力されたキー入力情報が「静止画ボタン」であることから、これは、自機へのコントロールのコマンドではなく、ホームサーバ101へのコントロールの指示であることを判別し、入出力手段b106を介して、ホームサーバ101に対して、例えば、図11のような「再生リストの取得」のリクエストを送る。図11はHTMLファイルをアクセスするようになっており、再生リストが動的に変化しない、メニューなどで構成されていることを示す。ここで、フォーカス移動先決定手段112ではなく、制御手段110がリモコンからの入力キーを判断するのは、リモコンからのキー入力情報が、テレビ102の本体に関する命令(例えば音量の調節など)なのか、ホームサーバ101への画面更新や機器制御の指示なのか、フォーカスの移動の指示なのかを判断するためである。
【0041】
ホームサーバ101側は入出力手段a105を介してリクエストを取得し、状態管理手段108に渡す。状態管理手段108はリクエストが「再生リストの取得」であることから、画面構成データ保存手段107から再生リストの情報が入っている図12のような画面構成情報であるHTMLファイルとその画面のフォーカス移動に関する情報が記録された図13のようなフォーカス情報であるFOCUSファイルを取得する。状態管理手段108は、その2つのファイルを、入出力手段a105を介して、テレビ102側に送信する。実際の動作としては、まず、HTMLファイルが送信され、次に、図12のトリガー1201に示すように、HTMLファイルの中にFOCUSファイルを取得するためのタグが埋め込んであるので、画面構成情報解析手段111がこの列を解析した際にFOCUSファイルがリクエストされ、送信される。
【0042】
テレビ102側では、入出力手段b106を介して、リクエストに対するレスポンスである2つのファイルを取得し、制御手段110に渡す。制御手段110では、HTMLファイルを画面構成情報解析手段111に渡し、FOCUSファイルをフォーカス移動先決定手段112に渡す。画面構成情報解析手段111はHTMLファイルから読み取った画面の構成から、表示に用いるGUI部品の決定や、部品の各配置の位置を決定し、画面配置情報として制御手段110に渡す。また、フォーカス移動先決定手段112はフォーカス情報であるFOCUSファイルを解析し、リモコンのどの入力がフォーカスの移動で、どの入力が画面生成手段113への画面更新のリクエストにあたるかという情報と、最初にどのGUI部品にフォーカスをあてるべきかという情報を、フォーカス移動先情報として制御手段110に渡す。制御手段110が画面配置情報とフォーカス移動先情報を画面生成手段113に送信し、画面生成手段113がテレビ画面に表示するための画面を映像信号としてディスプレイに送り出すと、ディスプレイでは図14のように表示される。
【0043】
<2.コンテンツ一覧表示時のフォーカス移動>
次に、ユーザがリモコンを用いて先程表示したリスト内のフォーカスを移動させ、メニュー画面に表示された選択肢からコンテンツを1つ選んで再生させる手順について説明する。HTMLファイル中、リモコンを用いてフォーカスをあてる必要の有るリンクには図12のラベル1202のように必ずHTMLの文法で使用される「ラベル」が付けられている。一方、FOCUSファイルには図13のように、ラベル付けされたリンクにフォーカスがあたっている間にリモコンからのキー入力情報が入力された場合のアクションが、C言語に似せた形でかかれている。
【0044】
さて、今、図14のようにラベルが「list1」である「入学式」という項目にフォーカスがあたっているとする。この時、ユーザが「入学式」の真下にある「春の遠足」にフォーカスを移す為にリモコンの下キーを押すと、その情報は制御手段110に届けられる。キー入力情報が上下左右矢印キーの場合、制御手段110はフォーカス移動先決定手段112にその情報を渡す。フォーカス移動先決定手段112はFOCUSファイルと現在のフォーカスの位置を調べる。FOCUSファイルには図13の制御文1301のように、ラベルが「list1」である項目にフォーカスがあたっている場合に、下キーが押されると、ラベルが「list2」であるリンクに移る、とかかれているので、フォーカス移動先決定手段112はその情報をフォーカス移動先情報として制御手段110に返す。制御手段110は、フォーカス移動先情報からフォーカスをラベルが「list2」である「春の遠足」という項目に移動させるために、フォーカス移動先情報と現在の画面配置情報を画面生成手段113に渡す。画面生成手段113は画面配置情報とフォーカス移動先情報からフォーカスが「春の遠足」に移動した映像を作成し、ディスプレイに映し出す。
【0045】
<3.コンテンツの選択、再生>
次に、「春の遠足」という項目の上でコンテンツの選択の為に「決定キー」を押したとする。この場合は制御手段110が判断して、図12のURL1203のようなリクエストをホームサーバ101に送る。ホームサーバ101側は入出力手段a105を介してリクエストを取得し、状態管理手段108に渡す。状態管理手段108はリクエストが(「春の遠足」の再生)であることから、機器制御手段109を用いて、コンテンツの再生を開始する。また、状態管理手段108は画面の表示を更新するため、画面構成データ保存手段107より、新しいHTMLファイルとFOCUSファイルを取得し、テレビ102に送信する。その結果、図15のような画面が表示される。
【0046】
このように、FOCUSファイルにリンク上でのリモコンのキー入力に対する動作を定義しておくことで、ホームサーバはリモコンで簡単にフォーカス移動などを操作できるGUIを提供することができる。本実施の形態においては、表示するものが動的に変化しない、メニューやテスト操作などに有効である。
【0047】
(実施の形態2)
本実施の形態では、画面に表示されるGUIがCGI(Common Gateway Interface)プログラムなどで動的に作成され、状態変化が動的である場合について説明する。
【0048】
図2は図7のようにAV機器がホームサーバとホームネットワークで接続されている時の、本発明の実施の形態2による機器操作システムを用いたシステム構成の一例を示すブロック図である。図2において、図1と同じ構成要素については、同じ符号を用い、説明を省略する。
【0049】
図2において、ホームサーバ201の画面生成部203では、状態管理手段208は画面表示部104より画面の更新を依頼するための状態変化通知が入力されると、フォーカス情報生成手段215に対してはフォーカス動作情報を送り、画面構成情報生成手段214に対しては画面元情報を送り、画面構成情報生成手段214は状態管理手段208より画面を構成するのに必要な画面元情報が入力されると画面構成情報を生成し、画面表示部104へ入出力手段a105を介して送信し、フォーカス情報生成手段215は状態管理手段208よりフォーカスの移動に関する情報を作成するのに必要なフォーカス動作情報が入力されると、フォーカス情報を生成し、画面表示部104へ入出力手段a105を介して送信する。
【0050】
本実施の形態の構成及び動作を具体例を挙げて説明する。
【0051】
今、図7に示すように、家庭内にホームサーバ201とテレビ102がホームネットワークに繋がっており、ホームサーバ201のIPアドレスは(192.168.0.2)、テレビ102のIPアドレスは(192.168.0.3)とする。このとき、ホームサーバ201が作成したホームサーバ201内のコンテンツの一覧画面をテレビ102に表示し、テレビ102のリモコンで表示された一覧からコンテンツを1つ選択し、再生したいとする。本実施の形態では静止画のスライドショーの再生とする。
【0052】
以下、本実施の動作を「コンテンツ一覧の表示」、「コンテンツ一覧表示時のフォーカス移動」、「コンテンツの選択、再生」の3つの段階に分けて説明する。
【0053】
<1.コンテンツの一覧表示>
まず、コンテンツの一覧を表示するために、テレビ102のリモコンにある「静止画ボタン」を押すと、リモコンのキー入力情報として「静止画ボタン」がテレビ102の画面表示部104の制御手段110に送られる。テレビ102の制御手段110は、入力されたキー入力情報が「静止画ボタン」であることから、これは、自機へのコントロールのコマンドではなく、ホームサーバ201へのコントロールの指示であることを判別し、入出力手段b106を介して、ホームサーバ201に対して、図16のような「再生リストの取得」のリクエストを送る。図16のリクエストのURLは拡張子がcgiであることから、再生リストがCGIプログラムで動的に生成されることを示している。
【0054】
ホームサーバ201側は入出力手段a105を介してリクエストを取得し、状態管理手段208に渡す。状態管理手段208はリクエストが「再生リストの取得」であることから、まず、再生リストとして表示させたい内容を画面元情報として画面構成情報生成手段214へ送信し、リストの中をどう動くかについての定義をフォーカス動作情報としてフォーカス情報生成手段215に送る。画面構成情報生成手段214は画面元情報が入力されると、図16のURLにアクセスしてCGIプログラムを動かし、その結果を図17に示すようなHTMLファイルとして生成する。フォーカス情報生成手段215はフォーカス動作情報が入力されると、図18に示すようなフォーカス情報であるFOCUSファイルを生成する。画面構成情報であるHTMLファイルとFOCUSファイルは入出力手段a105を介してテレビ102へ送信される。
【0055】
テレビ102側では、入出力手段b106を介して、リクエストに対するレスポンスである2つのファイルを取得し、制御手段110に渡す。制御手段110では、HTMLファイルを画面構成情報解析手段111に渡し、FOCUSファイルをフォーカス移動先決定手段112に渡す。画面構成情報解析手段111はHTMLファイルから読み取った画面の構成から、表示に用いるGUI部品の決定や、部品の各配置の位置を決定し、画面配置情報として制御手段110に返す。また、フォーカス移動先決定手段112はFOCUSファイルを解析し、リモコンのどの入力がフォーカスの移動で、どの入力が画面生成手段113への画面更新のリクエストにあたるかという情報と、最初にどのGUI部品にフォーカスをあてるべきかという情報を、フォーカス移動先情報として制御手段110に返す。制御手段110は画面配置情報とフォーカス移動先情報を画面生成手段113に送信し、画面生成手段113がテレビ102画面に表示するための画面を映像信号としてディスプレイに送り出すと、ディスプレイでは図19のように表示される。
【0056】
<2.コンテンツ一覧表示時のフォーカス移動>
HTMLファイル中、リモコンを用いてフォーカスをあてる必要のあるリンクには図17のラベル1701のように必ずHTMLの文法で用いられる「ラベル」が付けられている。一方、FOCUSファイルには図18のように、ラベル付けされたリンクにフォーカスがあたっている間にリモコンからのキー入力情報が入力された場合のアクションがかかれている。
【0057】
今、図19のようにラベルが「list1」である「入学式」という項目にフォーカスがあたっているとする。この時、ユーザが「入学式」の真下に有る「春の遠足」にフォーカスを移す為にリモコンの下キーを押すと、その情報は制御手段110に届けられる。キー入力情報が上下左右矢印キーの場合、制御手段110はフォーカス移動先決定手段112にその情報を渡す。フォーカス移動先決定手段112はFOCUSファイルと現在のフォーカスの位置を調べる。FOCUSファイルには図18の制御文1801のように、現在位置が「list1」の状態で、下キーを押されると、ラベルが「list2」であるリンクに移る、とかかれているので、フォーカス移動先決定手段112はその情報をフォーカス移動先情報として制御手段110に返す。制御手段110は、フォーカス移動先情報からフォーカスをラベルが「list2」である「春の遠足」という項目に移動させるために、フォーカス移動先情報と現在の画面配置情報を画面生成手段113に渡す。画面生成手段113は画面配置情報とフォーカス移動先情報からフォーカス移動後の映像を作成して送信し、ディスプレイに映し出す。
【0058】
<3.コンテンツの選択、再生>
次に、「春の遠足」という項目の上でコンテンツの選択の為に「決定キー」を押したとする。この場合、制御手段110は「決定キー」が押されたと判断し、図17のURL1702のようなリクエストをホームサーバ201に送る。ホームサーバ201側は入出力手段a105を用いてリクエストを取得し、状態管理手段208に渡す。状態管理手段208はリクエストが(「春の遠足」の再生)であることから、機器制御手段109を用いて、コンテンツの再生を開始する。また、状態管理手段208は画面の表示を更新するため、新しいHTMLデータとFOCUSファイルを画面構成情報生成手段214とフォーカス情報生成手段215から取得し、テレビ102に送信する。その結果、図20のような画面が表示される。
【0059】
このように、FOCUSファイルにリンク上でのリモコンのキー入力に対する動作を定義しておくことで、ホームサーバはリモコンで簡単にフォーカス移動などを操作できるGUIを提供することができる。本実施の形態ではでは、ホームサーバ内のコンテンツの検索結果のリストなどをCGIプログラムなどで動的に画面を作成する必要がある場合に有効である。
【0060】
(実施の形態3)
本実施の形態では、画面が複数のフレームで構成されている場合であり、本実施の形態では画面が2つのフレームで構成されている場合を例にとって説明する。
【0061】
図3は図7のようにAV機器が接続されている時の、本発明の実施の形態3による機器操作システムを用いたシステム構成の一例を示すブロック図である。図3において、図1および図2と同じ構成要素については、同じ符号を用い、説明を省略する。
【0062】
図3において、ホームサーバ301の画面生成部303では、状態管理手段308は画面表示部104より画面の更新を依頼するための状態変化通知が入力されると、状態変化通知の内容が静的なデータのリクエストの場合、画面構成データ保存手段107より状態変化通知に対応付けられた画面構成情報とフォーカス情報を取り出し画面表示部104へ送り、状態変化通知の内容が動的なデータのリクエストの場合、フォーカス情報生成手段215に対してフォーカス動作情報を送り、画面構成情報生成手段214に対しては画面元情報を送る。
【0063】
本実施の形態の構成及び動作を具体例を挙げて説明する。
【0064】
今、図7に示すように、家庭内にホームサーバとテレビが存在し、ホームネットワークに繋がっている。また、ホームサーバ301のIPアドレスは(192.168.0.2)、テレビ102のIPアドレスは(192.168.0.3)とする。このとき、ホームサーバ301が作成したホームサーバ301内のコンテンツの一覧画面をテレビ102に表示し、テレビ102のリモコンで表示された一覧からコンテンツを1つ選択し、再生したいとする。本実施の形態では、静止画のスライドショーの再生とする。
【0065】
以下、本実施の形態を、「コンテンツ一覧の表示」、「コンテンツ一覧表示時のフォーカス移動」、「コンテンツの選択、再生」の3つの段階に分けて説明する。
【0066】
<1.コンテンツ一覧の表示>
まず、コンテンツの一覧を表示するために、テレビ102のリモコンにある「静止画ボタン」を押すと、リモコンのキー入力情報として「静止画ボタン」がテレビ102の画面表示部104の制御手段110に送られる。テレビ102の制御手段110は、入力されたキー入力情報が「静止画ボタン」であることから、これは、自機へのコントロールのコマンドではなく、ホームサーバ301へのコントロールの指示であることを判別し、入出力手段b106を介して、ホームサーバ301に対して、図21のような「再生リストの取得」のリクエストを送る。
【0067】
ホームサーバ301側は入出力手段a105を介してリクエストを取得し、状態管理手段308に渡す。状態管理手段308はリクエストが「再生リストの取得」であることを判別し、また、リクエストがフレーム設定ページへのリクエストであることから、まず、画面構成データ保存手段107からリクエストのあった図24のようなファイルを入出力手段a105を介して、テレビ102側に送信する。図24には2つのURL2401とURL2402が記述されており、画面が2つのフレームで構成され、URL2401のファイル名より左側のフレームは静的に生成され、URL2402のファイル名より右側のフレームはCGIプログラムで動的に生成されることが分かる。次に、テレビ102側より、図24のようなフレーム設定ページにかかれているURL2401とURL2402のリクエストがやってくるので、URL2401については、静的に生成されるので、画面構成データ保存手段107に保存してある図23のような画面構成情報であるHTMLファイルと図26のようなフォーカス情報であるFOCUSファイルを取得し、URL2402についてはCGIプログラムで動的に生成されるので、画面構成情報生成手段214へ画面元情報を入力して、図22のような画面構成情報であるHTMLデータを取得し、フォーカス情報生成手段215へはフォーカス動作情報を入力し図25のようなフォーカス情報であるFOCUSファイルを取得し、これら4つのファイルを入出力手段a105を介してテレビ102へ送信する。
【0068】
テレビ102側では、入出力手段b106を介して、リクエストに対するレスポンスである合計5つのファイルを取得し、制御手段110に渡す。制御手段110では、画面構成情報であるHTMLファイルを画面構成情報解析手段111に渡し、フォーカス情報であるFOCUSファイルをフォーカス移動先決定手段112に渡す。画面構成情報解析手段111はHTMLファイルから読み取った画面の構成から、表示に用いるGUI部品の決定や、部品の各配置の位置を決定し、画面配置情報として制御手段110に返す。また、フォーカス移動先決定手段112はFOCUSファイルを解析し、リモコンのどの入力がフォーカスの移動で、どの入力が画面生成手段113への画面更新のリクエストにあたるかという情報と、最初にどのGUI部品にフォーカスをあてるべきかという情報を、フォーカス移動先情報として制御手段110に返す。制御手段110が画面配置情報とフォーカス移動先情報を画面生成手段113に送信し、画面生成手段113がテレビ102画面に表示するための画面を映像信号としてディスプレイに送り出すと、ディスプレイでは図27のように2つのフレームで構成された画面が表示される。
【0069】
<2.コンテンツ一覧表示時のフォーカス移動>
次に、ユーザがリモコンを用いて先程表示したリスト内のフォーカスを移動させ、メニュー画面に表示された選択肢からコンテンツを1つ選んで再生させる手順について説明する。
【0070】
HTMLファイル中、リモコンを用いてフォーカスをあてる必要のあるリンクには、図22のように必ずHTMLの文法で用いられるラベルが付けられている。一方、FOCUSファイルには図25、図26のように、ラベル付けされたリンクにフォーカスがあたっている間にリモコンからのキー入力情報が入力された場合のアクションがかかれている。
【0071】
さて、今、図27のようにラベルが「list1」である「入学式」という項目にフォーカスがあたっているとする。この時、ユーザが「入学式」の左側にあるフレーム内にフォーカスを移す為にリモコンの左キーを押すと、その情報は制御手段110に届けられる。本実施の形態では、フレーム間移動が発生するときには常に、移動先フレーム内に表示されたページの一番上に表示されたリンクにフォーカスがあたるものとする。キー入力情報が上下左右矢印キーの場合、制御手段110はフォーカス移動先決定手段112にその情報を渡す。フォーカス移動先決定手段112はFOCUSファイルと現在のフォーカスの位置を調べる。FOCUSファイルには図25の制御文2502のようにフレームの位置が「left」に存在する「stillist_m.html」というページのラベルが「date」のリンクに移る、とかかれているので、フォーカス移動先決定手段112はその情報をフォーカス移動先情報として制御手段110に返す。制御手段110は、フォーカス移動先情報からフォーカスをラベルが「date」である「日付順」という項目に移動させるために、フォーカス移動先情報と現在の画面配置情報を画面生成手段113に渡す。画面生成手段113は画面配置情報とフォーカス移動先情報からフォーカス移動後の映像を作成して送信しディスプレイに映し出す。この場合、図示していないが、図27においてフォーカスが日付順にあたる。
【0072】
<3.コンテンツの選択、再生>
次に、一旦フォーカスを右のフレームに戻して、「春の遠足」という項目の上でコンテンツの選択の為に「決定キー」を押したとする。その場合は制御手段110が判断して、図22のURL2201で指定されたようなリクエストをホームサーバ301に送る。ホームサーバ301側は入出力手段a105を介してリクエストを取得し、状態管理手段308に渡す。状態管理手段308はリクエストが(「春の遠足」の再生)であることから、機器制御手段109を用いて、コンテンツの再生を開始する。また、画面の表示を更新するため、新しいフレーム設定ファイルとフレームの左側の画面データである2つのHTMLファイルを画面構成データ保存手段107から取得し、フレームの右側の画面データである新しいHTMLデータとFOCUSファイルを画面構成情報生成手段214とフォーカス情報生成手段215から取得し、テレビ102に送信する。その結果、図28のような画面が表示される。図28に示すように、本実施の形態では静止画のスライドショーの再生を例にしているので、左側のフレームに春の遠足に属する静止画のプレイリスト、右側のフレームに静止画が表示される。
【0073】
このように、FOCUSファイルにリンク上でのリモコンのキー入力に対する動作を定義しておくことで、ホームサーバはリモコンで簡単にフォーカス移動などを操作できるGUIを提供することができる。本実施の形態においては、GUIがフレームを用いている場合、フレーム設定ページは静的に作成し、フレームの中のページをCGIなどを使って動的に作成することが多い為、この構造は有効である。
【0074】
(実施の形態4)
実施の形態3においては、フレーム間でフォーカスの移動があった場合に、移動先は必ずそのフレームにおける一番上の項目となっており、再度フォーカスが移動すると、元のフォーカス位置ではなく、一番上の項目にフォーカスされる。本実施の形態では、移動元のフォーカス位置を覚えておき、フォーカスが再度移動された場合に、移動前のフォーカス位置にフォーカスできる場合について説明する。
【0075】
図4は図7のようにAV機器が接続されている時の、本実施の形態4による機器操作システムを用いたシステム構成の一例を示すブロック図である。図4において、図3と同じ構成要素については、同じ符号を用い、説明を省略する。
【0076】
図4において、テレビ402では、フォーカス移動先決定手段412は制御手段110よりフォーカス情報が入力されるとそれを解析し、制御手段110からリモコンからのキー入力情報が入力されると先ほどの解析結果を元にGUIを構成する部品間のフォーカス移動先情報を返し、フォーカス位置保存手段416は部品でのフォーカス移動が発生した際に、フォーカス移動先決定手段412により移動前の部品でのフォーカス位置情報を保存し、移動後の部品でのフォーカス位置情報を取り出されるものである。
【0077】
本実施の形態の構成及び動作を具体例を挙げて説明する。
【0078】
今、実施の形態3と同じく、図7に示すように、家庭内にホームサーバとテレビが存在し、ホームネットワークに繋がっている。また、ホームサーバ301のIPアドレスは(192.168.0.2)、テレビ402のIPアドレスは(192.168.0.3)とする。このとき、ホームサーバ301が作成したホームサーバ301内のコンテンツの一覧画面をテレビ402に表示し、テレビ402のリモコンで表示された一覧からコンテンツを1つ選択し、再生したいとする。本実施の形態では、静止画のスライドショーの再生とする。
【0079】
以下、本実施の形態の動作は「コンテンツ一覧の表示」、「コンテンツ一覧表示時のフォーカス移動」、「コンテンツの選択、再生」の3つ段階で行われるが、「コンテンツ一覧の表示」、「コンテンツの選択、再生」については実施の形態3と同様の動作を行うので、本実施の形態では、「コンテンツ一覧表示時のフォーカス移動」について、フォーカス位置保存手段416が加わったことによる、実施の形態3との相違点を中心に説明する。
【0080】
<コンテンツ一覧表示時のフォーカス移動>
事前に実施の形態3と同様に「コンテンツ一覧の表示」が実行されたとする。ここで、画面構成情報には図22、図23、図24に示すHTMLファイルが使われる。また、フォーカス情報には実施の形態3で使用した図25、図26に示すFOCUSファイルではなく、図29及び図30の様なFOCUSファイルを使用する。
【0081】
「コンテンツ一覧の表示」が実行された結果、テレビ102にホームサーバ301から送られた図27のような画面が表示されたとする。今、ユーザは一旦「入学式」からリモコンの下ボタンを2回押して「林間学校」にフォーカスをあて、その後リモコンの左ボタンを押してフレームを超えて「日付順」にフォーカスをあて、その後、リモコンの下ボタンを1回押して「名前順」にフォーカスをあて、その後、リモコンの右を押したときに、フレームを超えて「林間学校」にもう一度フォーカスがあたって欲しいとする。
【0082】
ここで、実施の形態3までの方式では、このような、フレーム間移動が発生した場合のフレームを超えたときに最初にフォーカスがあたる位置は、例えば図25の制御文2501のようにフォーカス情報であるFOCUSファイルに書かれた位置と決まっており、今回のケースのような要望には応えられなかった。そこで、本実施の形態では、フォーカス位置保存手段416を用いることで、フォーカス移動先決定手段412がフレーム間移動が発生したときに移動前のフォーカスの位置を保存し、新しく移動する先のフレームでのフォーカスの位置を引き出せるようにする。
【0083】
具体的には次のようにする。まず、「林間学校」からフレームを超えて「日付順」に移動する為にリモコンの左ボタンが押されると、その情報が画面表示部404の制御手段110に届く。キー入力情報が上下左右矢印キーの場合、制御手段110はフォーカス移動先決定手段412にその情報を渡す。フォーカス移動先決定手段412は入力内容からフレーム間移動が発生したことを検出し、フォーカス位置保存手段416に現在のフォーカスが存在するフレームの位置とそのときのフォーカスの位置、つまり「フレーム=right,フォーカス=#list3」を保存する。また、移動先のフレームの位置とそのときのフォーカスの位置、この場合は始めてフォーカスを移動させるのでFOCUSにデフォルトとして定義されている「フレーム=left、フォーカス=#date」を、フォーカス移動先情報として引き出し、制御手段110に渡す。制御手段110は渡されたフォーカス移動先情報と現在の画面配置情報を画面生成手段113に渡す。画面生成手段113は画面配置情報とフォーカス移動先情報から、フォーカスが左のフレームの「日付順」に移動後の映像を作成し、映像信号として送信しディスプレイに映し出す。
【0084】
次に、フォーカスが「名前順」に移動した後に、再び元の右フレームに戻るためにリモコンの右ボタンが押されると、制御手段110はフォーカス移動先決定手段412にその情報を渡す。フォーカス移動先決定手段412は現在のフォーカス情報である「フレーム=left、フォーカス=#name」をフォーカス位置保存手段416を用いて保存し、移動先の情報、つまり「フレーム=right、フォーカス=#list3」をフォーカス位置保存手段416より引き出しフォーカス移動先情報として制御手段110に引き渡す。制御手段110は渡されたフォーカス移動先情報と現在の画面配置情報を画面生成手段113に渡す。画面生成手段113は画面配置情報とフォーカス移動先情報からフォーカスが右のフレームの「林間学校」に移動した後の映像を作成し、映像信号として送信しディスプレイに映し出す。
【0085】
このように、FOCUSファイルにリンク上でのリモコンのキー入力に対する動作を定義しておくことで、ホームサーバはリモコンで簡単にフォーカス移動などを操作できるGUIを提供することができる。特に、本実施の形態では、フレームというGUIを構成する部品を区切る単位でのフォーカスの位置を保存しておくことで、ホームサーバはリモコンで簡単にフレーム間でのフォーカス移動などを操作できるGUIを提供することができる。
【0086】
なお、実施の形態3、および、本実施の形態では、画面が2つのフレームで構成されている場合で説明したが、3つ以上のフレームで構成されていてもよい。
【0087】
また、本実施の形態では、フォーカス位置を保存する単位をフレームとしたが、これに限定するものではなく、テーブルなどでも良い。但し、テーブルが画面内に2つ以上あった場合には見分ける必要があるが、このときにはテーブルを見分けるIDのようなもの、たとえばCSSの各タグ名に応じたクラスを用いる必要がある。
【0088】
(実施の形態5)
本実施の形態では、AV機器とホームサーバがアナログ線で接続され、ホームサーバに対してリモコン操作がされる場合について説明する。
【0089】
図5は図8のようにAV機器が接続されている場合の、本発明の実施の形態5による機器操作システムを用いたシステム構成の一例を示すブロック図である。図5において、図1、図4と同じ構成要素については、同じ符号を用い、説明を省略する。
【0090】
図5において、ホームサーバ501において、状態管理手段508は画面表示部404より画面の更新を依頼するための状態変化通知が入力されると、状態変化通知の内容が静的なデータのリクエストの場合、画面構成データ保存手段107より状態変化通知に対応付けられた画面構成情報とフォーカス情報を取り出し画面表示部404へ送り、状態変化通知の内容が動的なデータのリクエストの場合、フォーカス情報生成手段515に対してフォーカス動作情報を送り、画面構成情報生成手段514に対しては画面元情報を送り、画面構成情報生成手段514は状態管理手段508より画面を構成するのに必要な画面元情報が入力された時に画面構成情報を生成し、画面表示部404へ送信し、フォーカス情報生成手段515は状態管理手段508よりフォーカスの移動に関する情報を作成するのに必要なフォーカス動作情報が入力された時にフォーカス情報を生成し、画面表示部404へ送信し、制御手段510はリモコンからのキー入力情報の内容を判断し、画面上のフォーカスのコントロールや、画面更新を行い、画面生成部303に対して画面生成に必要な情報のリクエストおよび情報の取得を行うものである。
【0091】
本実施の形態の構成及び動作を具体例を挙げて説明する。
【0092】
今、図8に示すように、家の同じ部屋の中にホームサーバ501とテレビが存在し、アナログ線で繋がっている。また、ホームサーバ501の中には画面生成部303と画面表示部404が入っており、ホームサーバ501本体のGUIを画面生成部303でHTMLを用いて作成し、ホームサーバ501の画面表示部404を用いて表示を行う。このとき、ホームサーバ501が作成したホームサーバ501内のコンテンツの一覧画面をテレビに表示し、ホームサーバ501のリモコンで表示された一覧からコンテンツを1つ選択し、再生したいとする。本実施の形態では、静止画のスライドショーの再生とする。
【0093】
以下、本実施の形態の動作を「コンテンツ一覧の表示」、「コンテンツ一覧表示時のフォーカス移動」、「コンテンツの選択、再生」の3つの段階に分けて順次説明する。
【0094】
<1.コンテンツ一覧の表示>
まず、コンテンツの一覧を表示するために、ホームサーバ501のリモコンにある「静止画ボタン」を押すと、リモコンのキー入力情報として「静止画ボタン」がホームサーバ501の画面表示部404の制御手段510に送られる。ホームサーバ501の制御手段510は、入力されたキー入力情報が「静止画ボタン」であることから、画面生成部303の状態管理手段508に対して図31のような「再生リストの取得」のリクエストを送る。状態管理手段508はリクエストが「再生リストの取得」であることを判別し、また、リクエストがフレーム設定ページへのリクエストであることから、まず、画面構成データ保存手段107からリクエストのあった図34のようなファイルを画面表示部404の制御手段510に送信する。次に、フレーム設定ページにかかれているURL3401とURL3402のリクエストが画面表示部404から状態管理手段508へやってくる為、ここで、URL3401については、静的に生成されるフレームであることから、画面構成データ保存手段107に保存してある図33のようなHTMLファイルと図36のようなフォーカス情報であるFOCUSファイルを、URL3402については、CGIプログラムで動的に生成されるフレームであることから、画面構成情報生成手段514へ画面元情報を入力し図32のようなHTMLファイルを、フォーカス情報生成手段515へフォーカス動作情報を入力し図35のようなFOCUSファイルを取得し、これら4つのファイルを画面表示部404の制御手段510に送信する。
【0095】
制御手段510では、HTMLファイルを画面構成情報解析手段111に渡し、FOCUSファイルをフォーカス移動先決定手段412に渡す。画面構成情報解析手段111はHTMLファイルから読み取った画面の構成から、表示に用いるGUI部品の決定や、部品の各配置の位置を決定し、画面配置情報として制御手段510に返す。また、フォーカス移動先決定手段412はFOCUSファイルを解析し、リモコンのどの入力がフォーカスの移動で、どの入力が画面生成部303への画面更新のリクエストにあたるかという情報と、最初にどのGUI部品にフォーカスをあてるべきかという情報を、フォーカス移動先情報として制御手段510に返す。制御手段510が画面配置情報とフォーカス移動先情報を画面生成手段113に送信し、画面生成手段113がテレビ画面に表示するための画面を映像信号としてテレビのディスプレイに送り出すと、ディスプレイでは図37のように2つのフレームで構成された画面が表示される。
【0096】
<2.コンテンツ一覧表示時のフォーカス移動>
次に、ユーザがテレビにホームサーバ501から送られた図37のような画面を表示しているとする。今、ユーザは一旦「入学式」からリモコンの下ボタンを2回押して「林間学校」にフォーカスをあて、その後リモコンの左ボタンを押してフレームを超えて「日付順」にフォーカスをあて、その後、リモコンの下ボタンを1回押して「名前順」にフォーカスをあて、その後、リモコンの右を押したときに、フレームを超えて「林間学校」にもう一度フォーカスがあたって欲しいとする。
【0097】
まず、「林間学校」からフレームを超えて「日付順」に移動する為にリモコンの左ボタンが押されると、その情報が制御手段510に届く。キー入力情報が上下左右矢印キーの場合、制御手段510はフォーカス移動先決定手段412にその情報を渡す。フォーカス移動先決定手段412は入力内容からフレーム間移動が発生したことを検出し、フォーカス位置保存手段416を用いて現在のフォーカスが存在するフレームの位置とそのときのフォーカスの位置、つまり「フレーム=right,フォーカス=#list3(林間学校)」を保存する。また、移動先のフレームの位置とそのときのフォーカスの位置、この場合は始めてフォーカスを移動させるのでFOCUSにデフォルトとして定義されている「フレーム=left、フォーカス=#date」を、フォーカス移動先情報として引き出し制御手段510に渡す。制御手段510は渡されたフォーカス移動先情報と現在の画面配置情報を画面生成手段113に渡す。画面生成手段113は画面配置情報とフォーカス移動先情報からフォーカスが左フレームの「日付順」に移動した映像を作成し、映像信号として送信しディスプレイに映し出す。
【0098】
次に、フォーカスが、「名前順」に移動した後に、再び元の右側のフレームに戻るためにリモコンの右ボタンが押されると、制御手段510はフォーカス移動先決定手段412にその情報を渡す。フォーカス移動先決定手段412は現在のフォーカス情報である「フレーム=left、フォーカス=#name」をフォーカス位置保存手段416を用いて保存し、保存しておいた移動先の情報、つまり「フレーム=right、フォーカス=#list3」を引き出しフォーカス移動先情報として制御手段510に引き渡す。制御手段510は渡されたフォーカス移動先情報と現在の画面配置情報を画面生成手段113に渡す。画面生成手段113は画面配置情報とフォーカス移動先情報からフォーカスが右のフレームの「林間学校」に移動した映像を作成し、映像信号として送信しディスプレイに映し出す。
【0099】
<3.コンテンツの選択、再生>
次に、一旦フォーカスを右のフレームに戻して、「春の遠足」という項目の上でコンテンツの選択の為に「決定キー」を押したとする。その場合は制御手段510が判断して画面生成部303の状態管理手段508に図32のURL3201で指定されたURLのリクエストを送る。状態管理手段508はリクエストが(「春の遠足」の再生)であることから、機器制御手段109を用いて、コンテンツの再生を開始する。また、画面の表示を更新するため、新しいフレーム設定ファイルとフレームの左側の画面構成情報である2つのHTMLファイルを画面構成データ保存手段107から取得し、フレームの右側の画面構成情報である新しいHTMLデータとFOCUSファイルを画面構成情報生成手段514とフォーカス情報生成手段515から取得し、画面表示部404に送信する。その結果、図38のような画面が表示される。
【0100】
このように、FOCUSファイルにリンク上でのリモコンのキー入力に対する動作を定義しておくことで、ホームサーバはリモコンで簡単にフォーカス移動などを操作できるGUIを提供することができる。本実施の形態では、HTMLファイルに対応するFOCUSファイルを用意しておくことで、ホームサーバ内に画面生成部と画面表示部の両方を持つようにすれば、HTMLで作成されたGUIだったとしても、リモコンで簡単にフォーカス移動などの操作ができるような仕組みを提供できる。
【0101】
(実施の形態6)
本実施の形態では、GUI操作が本体側とリモート側の両方でできる場合について説明する。図6は図9のようにAV機器が接続されている時の、本発明の実施の形態6による機器操作システムを用いたシステム構成の一例を示すブロック図である。図5と同じ構成要素については、同じ符号を用い、説明を省略する。
【0102】
図6において、ホームサーバ601に内蔵された入出力手段a617と、テレビb624に内蔵された入出力手段b625はホームネットワークに接続されている。ホームサーバに内蔵された画面表示部a404とテレビb624に内蔵された画面表示部b623は同様の構成をとり、画面構成情報解析手段a111、画面構成情報解析手段b619は図5の画面構成情報解析手段111と同様の動作を行い、フォーカス移動先決定手段a612、フォーカス移動先決定手段b620はフォーカス移動先決定手段412と同様の動作を行い、フォーカス位置保存手段a616、フォーカス位置保存手段b622はフォーカス位置保存手段416と同様の動作を行い、画面生成手段a613、画面生成手段b621は画面生成手段113と同様の動作を行い、制御手段a610、制御手段b618は制御手段510と同様の動作を行う。
【0103】
本実施の形態の構成及び動作を具体例を挙げて説明する。
【0104】
今、家庭内の違う部屋にホームサーバ601とテレビb624が存在し、ホームネットワークに繋がっている。また、ホームサーバ601のIPアドレスは(192.168.0.2)、テレビb624のIPアドレスは(192.168.0.3)とする。また、ホームサーバ601にはアナログ線で繋がったテレビaが近くに存在し、ホームサーバ601のリモコンを使って操作するときのGUIはこのテレビaをディスプレイとして使用する。このとき、ホームサーバ601が作成したホームサーバ601内のコンテンツの一覧画面を同じ部屋にあるテレビaと違う部屋にあるテレビb624の2台のテレビに表示し、ホームサーバ601のリモコンで表示された一覧からコンテンツを1つ選択し、再生したいとする。本実施の形態では、静止画のスライドショーの再生とする。
【0105】
本体側でGUIを表示するときとリモート側でGUIを表示する時に使用するブロックの違いを図10に示す。図10では、本体側でGUIを表示する時に使用するブロックを点線、リモート側でGUIを表示する時に使用するブロックを太線で囲んだブロックで示している。図10に示すように、本体側でGUIを表示する時に使用する点線で囲まれたブロックは実施の形態における図5の構成と同じであり、実施の形態5と同様の動作を行って、本体側にGUIを表示する。
【0106】
本実施の形態では、同じ部屋にあるテレビaに映す時は実施の形態5と同様の動作を行うので、違う部屋にあるテレビb624に映す時の実施の形態(以下、リモート端末側GUIの形態と呼ぶ)のみを説明する。また、本実施の形態では、「コンテンツ一覧の表示」、「コンテンツ一覧表示時のフォーカス移動」、「コンテンツの選択、再生」の3つの段階に分けて説明する。
【0107】
<1.リモート側のGUIの例、コンテンツ一覧の表示>
コンテンツの一覧を表示するために、テレビb624のリモコンにある「静止画ボタン」を押すと、リモコンのキー入力情報として「静止画ボタン」がテレビb624の画面表示部b623の制御手段b618に送られる。テレビb624の制御手段b618は、入力されたキー入力情報が「静止画ボタン」であることから、これは、自機へのコントロールのコマンドではなく、ホームサーバ601へのコントロールの指示であることを判別し、入出力手段b625を使って、ホームサーバ601に対して図31のような「再生リストの取得」のリクエストを送る。
【0108】
ホームサーバ601側は入出力手段a617を用いてリクエストを取得し、状態管理手段508に渡す。状態管理手段508はリクエストが「再生リストの取得」であることを判別し、また、リクエストがフレーム設定ページへのリクエストであることから、まず、画面構成データ保存手段107からまずリクエストのあった図34のようなファイルを、入出力手段a617を用いて、テレビb624側に送信する。次に、フレーム設定ページにかかれているURL3401とURL3402のリクエストがやってくる為、ここで、URL3401については画面構成データ保存手段107に保存してある図33のようなHTMLファイルと図36のようなFOCUSファイルを、URL3402については画面構成情報生成手段514へ画面元情報を入力し図32のようなHTMLファイルを、フォーカス情報生成手段515へフォーカス動作情報を入力し図35のようなフォーカス情報であるFOCUSファイルを取得し、これら4つのファイルを入出力手段a617を用いてテレビb624へ送信する。
【0109】
テレビb624側では、入出力手段b625を用いて、リクエストに対するレスポンスである合計5つのファイルを取得し、制御手段b618に渡す。制御手段b618では、HTMLファイルを画面構成情報解析手段b619に渡し、FOCUSファイルをフォーカス移動先決定手段b620に渡す。画面構成情報解析手段b619はHTMLファイルから読み取った画面の構成から、表示に用いるGUI部品の決定や、部品の各配置の位置を決定し、画面配置情報として制御手段に返す。また、フォーカス移動先決定手段b620はFOCUSファイルを解析し、リモコンのどの入力がフォーカスの移動で、どの入力が画面生成手段b621への画面更新のリクエストにあたるかという情報と、最初にどのGUI部品にフォーカスをあてるべきかという情報を、フォーカス移動先情報として制御手段b618に返す。制御手段b618が画面配置情報とフォーカス移動先情報を画面生成部303に送信し、画面生成手段b621がテレビb624画面に表示するための画面を映像信号としてディスプレイに送り出すと、テレビb624のディスプレイでは図37のように表示される。
【0110】
<2.リモート側のGUIの例、コンテンツ一覧表示時のフォーカス移動>
次に、ユーザがリモコンを用いて先程表示したリスト内のフォーカスを移動させ、メニュー画面に表示された選択肢からコンテンツを1つ選んで再生させる手順について説明する。
【0111】
ユーザがテレビb624にホームサーバ601から送られた図37のような画面を表示しているとする。今、ユーザは一旦「入学式」からリモコンの下ボタンを2回押して「林間学校」にフォーカスをあて、その後リモコンの左ボタンを押してフレームを超えて「日付順」にフォーカスをあて、その後、リモコンの下ボタンを1回押して「名前順」にフォーカスをあて、その後、リモコンの右を押したときに、フレームを超えて「林間学校」にもう一度フォーカスがあたって欲しいとする。
【0112】
まず、「林間学校」からフレームを超えて「日付順」に移動する為にリモコンの左ボタンが押されると、その情報が制御手段b618に届く。キー入力情報が上下左右矢印キーの場合、制御手段b618はフォーカス移動先決定手段b620にその情報を渡す。フォーカス移動先決定手段b620は入力内容からフレーム間移動が発生したことを検出し、フォーカス位置保存手段b622を用いて現在のフォーカスが存在するフレームの位置とそのときのフォーカスの位置、つまり「フレーム=right,フォーカス=#list3」を保存する。また、移動先のフレームの位置とそのときのフォーカスの位置、この場合は始めてフォーカスを移動させるのでFOCUSにデフォルトとして定義されている「フレーム=left、フォーカス=#date」を、フォーカス移動先情報として引き出し制御手段b618に渡す。制御手段b618は渡されたフォーカス移動先情報と現在の画面配置情報を画面生成手段b621に渡す。画面生成手段b621は画面配置情報とフォーカス移動先情報からフォーカス移動後の映像を作成し、映像信号を送信しディスプレイに映し出す。
【0113】
次に、フォーカスが「名前順」に移動した後に、再び元の右側のフレームに戻るためにリモコンの右ボタンが押されると、制御手段b618はフォーカス移動先決定手段b620にその情報を渡す。フォーカス移動先決定手段b620は現在のフォーカス情報である「フレーム=left、フォーカス=#name」をフォーカス位置保存手段b622を用いて保存し、移動先の情報、つまり「フレーム=right、フォーカス=#list3」を引き出しフォーカス移動先情報として制御手段b618に引き渡す。制御手段b618は渡されたフォーカス移動先情報と現在の画面配置情報を画面生成手段b621に渡す。画面生成手段b621は画面配置情報とフォーカス移動先情報からフォーカス移動後の映像を作成し、映像信号を送信しディスプレイに映し出す。
【0114】
<3.リモート側のGUIの例、コンテンツの選択、再生>
次に、一旦フォーカスを右のフレームに戻して、「春の遠足」という項目の上でコンテンツの選択の為に「決定キー」を押したとする。その場合は制御手段b618が判断してホームサーバ601に図32のURL3201のようなリクエストをホームサーバ601に送る。ホームサーバ601側は入出力手段a617を用いてリクエストを取得し、状態管理手段508に渡す。状態管理手段508はリクエストが(「春の遠足」の再生)であることから、機器制御手段109を用いて、コンテンツの再生を開始する。また、画面の表示を更新するため、新しいフレーム設定ファイルとフレームの左側の画面データである2つのHTMLファイルを画面構成データ保存手段107から取得し、フレームの右側の画面データである新しいHTMLデータとFOCUSファイルを画面構成情報生成手段514とフォーカス情報生成手段515から取得し、テレビb624に送信する。その結果、図38のような画面が表示される。
【0115】
このように、FOCUSファイルにリンク上でのリモコンのキー入力に対する動作を定義しておくことで、ホームサーバはリモコンで簡単にフォーカス移動などを操作できるGUIを提供することができる。本実施の形態では、このような構成をとることで、ホームサーバ側で本体側のGUIとリモート側のGUIの2種類を用意する必要がなくなる。
【0116】
また、本発明では、以上のような構造をとることによって、PCなどのブラウザにおいてHTMLファイルの方は特に改造しなくてもFOCUSタグにブラウザが対応していない時点でFOCUSファイルがダウンロードされず、普通のWeb画面として表示することが可能である。よって、ホームサーバはPC用とテレビ用の2種類を用意する必要が無くなる。
【0117】
なお、本発明では、コンテンツ再生にメニューを表示するための経路と同じ経路を使用しているが、コンテンツ再生のみ、別の経路を用いてテレビに再生する仕組みを取っていてもよい。
【0118】
また、本発明では、FOCUSファイルは別々に送信しているが、HTMLファイルの中に埋め込む形にしても良い。
【0119】
また、本発明では、テレビの機種やリモコンの機種を判断せずにFOCUSファイルを送るようになっているが、状態管理手段が、入出力手段の通信記録(プロトコルのヘッダなど)より、テレビの機種を判別し、それに基づいて、テレビの機種やリモコンの機種ごとに設定されたリモコンのコードに対応したFOCUSファイルを送信してもよい。
【0120】
また、FOCUSファイルの記述の仕方によって、テレビのリモコンに共通して搭載されている上下左右キー、決定キー、キャンセルキーだけでなく、リモコン独自のボタンについても対応することができる。
【0121】
【発明の効果】
本発明によれば、フォーカス制御機能を持つ画面生成部を搭載したAV機器が、ネットワークで繋がったAV機器へGUIを提供する場合、画面構成情報と一緒にフォーカス制御の情報も送ることで、GUI表示側のAV機器のリモコンを用いてGUI提供側の意図するフォーカス移動ができる。
【0122】
また、GUI表示側のAV機器のリモコンの特殊なキーに対して、ショートカットの動作を割当てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるフォーカス制御システムの構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2におけるフォーカス制御システムの構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態3におけるフォーカス制御システムの構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態4におけるフォーカス制御システムの構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態5におけるフォーカス制御システムの構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態6におけるフォーカス制御システムの構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態1〜4におけるフォーカス制御システムを用いたシステム構成の一例を示す模式図
【図8】本発明の実施の形態5におけるフォーカス制御システムを用いたシステム構成の一例を示す模式図
【図9】本発明の実施の形態6におけるフォーカス制御システムを用いたシステム構成の一例を示す模式図
【図10】本発明の実施の形態6において、本体側のGUIを表示する場合とリモート側のGUIを表示するときに使用するブロックの違いを示した図
【図11】再生リストの取得を示すURLを示す図
【図12】HTMLファイルの記述例を示す図
【図13】FOCUSファイルの記述例を示す図
【図14】静止画一覧の表示例を示す図
【図15】静止画の表示例を示す図
【図16】再生リストの取得を示すURLを示す図
【図17】HTMLファイルの記述例を示す図
【図18】FOCUSファイルの記述例を示す図
【図19】静止画一覧の表示例を示す図
【図20】静止画の表示例を示す図
【図21】再生リストの取得を示すURLを示す図
【図22】HTMLファイルの記述例を示す図
【図23】HTMLファイルの記述例を示す図
【図24】HTMLファイルの記述例を示す図
【図25】FOCUSファイルの記述例を示す図
【図26】FOCUSファイルの記述例を示す図
【図27】静止画一覧の表示例を示す図
【図28】静止画の表示例を示す図
【図29】FOCUSファイルの記述例を示す図
【図30】FOCUSファイルの記述例を示す図
【図31】再生リストの取得を示すURLを示す図
【図32】HTMLファイルの記述例を示す図
【図33】HTMLファイルの記述例を示す図
【図34】HTMLファイルの記述例を示す図
【図35】FOCUSファイルの記述例を示す図
【図36】FOCUSファイルの記述例を示す図
【図37】静止画一覧の表示例を示す図
【図38】静止画の表示例を示す図
【符号の説明】
101、201、301、501、601 ホームサーバ
102、402、624 テレビ
103、203、303 画面生成部
104、404、623 画面表示部
105、106、617、625 入出力手段
107 画面構成データ保存手段
108、208、308、508 状態管理手段
109 機器制御手段
110、510、610、618 制御手段
111、611、619 画面構成情報解析手段
112、412、612、620 フォーカス移動先決定手段
113、613、621 画面生成手段
214、514 画面構成情報生成手段
215、515 フォーカス情報生成手段
416、616、622 フォーカス位置保存手段

Claims (13)

  1. GUIを生成する画面生成部と、生成されたGUIを表示する画面表示部とからなり、表示されたGUIのフォーカスの移動及び画面の更新をコントロールするフォーカス制御システムであって、
    前記画面表示部は、
    入力デバイス上の選択されたボタンを表すキー入力情報の内容を判断し、画面上のフォーカス、および画面の更新を制御する制御手段と、
    GUI上のフォーカス移動について記述してあるフォーカス情報を解析し、前記解析結果と外部からのキー入力情報より、次のフォーカスの移動先を決定し、フォーカス移動先情報を出力するフォーカス移動先決定手段と、
    GUIの部品の構成を記述した画面構成情報を入力とし、次に表示する画面に用いるGUI部品の決定や、前記部品の配置を決定し、画面の実際の配置位置を示す画面配置情報を出力する画面構成情報解析手段と、
    前記フォーカス情報と前記画面配置情報より、次に表示する画面を生成する画面生成手段とを備え、
    前記制御手段は、前記画面生成部より、前記画面構成情報と前記フォーカス情報が入力された場合には、前記画面構成情報を前記画面構成情報解析手段に入力して、前記画面配置情報を取得し、前記フォーカス移動先情報を前記フォーカス移動先決定手段に入力して、前記フォーカス移動先情報を取得し、前記画面配置情報と前記フォーカス情報より次の画面を表す画面情報を画面生成手段に入力し、
    前記キー入力情報が入力された場合には、前記キー入力情報の内容が、画面内のフォーカスの移動を表す際は、前記フォーカス移動先決定手段に前記キー入力情報を入力して新たにフォーカス移動先情報を取得し、前記フォーカス移動先情報と前記画面配置情報より作成した画面情報を画面生成手段へ入力し、
    前記キー入力情報の内容が、画面の全体の更新を表す際は、前記画面生成部に対して画面の更新を依頼するための状態変更通知を出力し、前記画面生成部より新たな画面構成情報とフォーカス情報を取得することを特徴とするフォーカス制御システム。
  2. フォーカス位置情報を保存するフォーカス位置保存手段をさらに備え、
    前記フォーカス移動先決定手段は、GUI部品間でのフォーカス移動が発生した場合に、移動前の部品でのフォーカス情報を前記フォーカス位置保存手段に保存させ、フォーカスが再び前記移動前の部品に移動した場合には、前記フォーカス位置保存手段より、前記移動前の部品でのフォーカス位置情報を次のフォーカス位置情報として取り出すことを特徴とする請求項1に記載のフォーカス制御システム。
  3. GUIを生成する画面生成部と、生成されたGUIを表示する画面表示部とからなり、表示されたGUIのフォーカスの移動及び画面の更新をコントロールするフォーカス制御システムであって、
    前記画面生成部は、
    GUIの部品の構成を記述した画面構成情報とGUI上のフォーカス移動について記述してあるフォーカス情報を保存する画面構成データ保存手段と、
    前記画面表示部より画面の更新を依頼するための状態変化通知が入力されると、前記画面構成データ保存手段より前記状態変化通知に対応付けられた前記画面構成情報と前記フォーカス情報を取り出して、前記画面表示部へ出力する状態管理手段とを備えたことを特徴とするフォーカス制御システム。
  4. GUIを生成する画面生成部と、生成されたGUIを表示する画面表示部とからなり、表示されたGUIのフォーカスの移動及び画面の更新をコントロールするフォーカス制御システムであって、
    前記画面生成部は、
    フォーカスの移動に関する情報を作成するのに必要なフォーカス動作情報が入力されるとGUI上のフォーカス移動について記述したフォーカス情報を生成し、前記画面表示部へ出力するフォーカス情報生成手段と、
    画面を生成するのに必要な画面元情報が入力されると、GUIの部品の構成を記述した画面構成情報を生成し、前記画面表示部へ出力する前記画面構成情報生成手段と、
    前記画面表示部より画面の更新を依頼するための状態変化通知が入力されると、前記フォーカス情報生成手段に対しては前記フォーカス動作情報を送り、前記画面構成情報生成手段に対しては前記画面元情報を送る状態管理手段とを備えたことを特徴とするフォーカス制御システム。
  5. GUIを生成する画面生成部と、生成されたGUIを表示する画面表示部とからなり、表示されたGUIのフォーカスの移動及び画面の更新をコントロールするフォーカス制御システムであって、
    前記画面生成部は、
    GUIの部品の構成を記述した画面構成情報とGUI上のフォーカス移動について記述してあるフォーカス情報を保存する画面構成データ保存手段と、
    フォーカスの移動に関する情報を作成するのに必要なフォーカス動作情報が入力されると前記フォーカス情報を生成し、前記画面表示部へ出力するフォーカス情報生成手段と、
    画面を生成するのに必要な画面元情報が入力されると、前記画面構成情報を生成し、前記画面表示部へ出力する前記画面構成情報生成手段と、
    前記画面表示部より画面の更新を依頼するための状態変化通知が入力されると、前記状態変化通知の内容が静的なデータのリクエストの場合、前記画面構成データ保存手段より前記状態変化通知に対応付けられた前記画面構成データと前記フォーカス情報を取り出し前記画面表示部へ送り、前記状態変化通知の内容が動的なデータのリクエストの場合、前記フォーカス情報生成手段に対して前記フォーカス動作情報を送り、前記画面構成情報生成手段に対しては画面元情報を送る状態管理手段とを備えたことを特徴とするフォーカス制御システム。
  6. 前記状態管理手段から機器に対する制御命令が入力されると機器を制御する機器制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項3または請求項4または請求項5に記載のフォーカス制御システム。
  7. GUIを生成する画面生成部と、生成されたGUIを表示する画面表示部とからなり、表示されたGUIのフォーカスの移動及び画面の更新をコントロールするフォーカス制御システムであって、
    前記画面生成部は、
    GUIの部品の構成を記述した画面構成情報とGUI上のフォーカス移動について記述してあるフォーカス情報を保存する画面構成データ保存手段と、
    前記画面表示部より画面の更新を依頼するための状態変化通知が入力されると、前記画面構成データ保存手段より前記状態変化通知に対応付けられた前記画面構成情報と前記フォーカス情報を取り出して、前記画面表示部へ出力する状態管理手段と、
    前記状態管理手段に接続され、前記画面表示部とのデータの通信を制御する第1の入出力手段とを備え、
    前記画面表示部は、
    入力デバイス上の選択されたボタンを表すキー入力情報の内容を判断し、画面上のフォーカス、および画面の更新を制御する制御手段と、
    GUI上のフォーカス移動について記述してあるフォーカス情報を解析し、前記解析結果と外部からのキー入力情報より、次のフォーカスの移動先を決定し、フォーカス移動先情報を出力するフォーカス移動先決定手段と、
    GUIの部品の構成を記述した画面構成情報を入力とし、次に表示する画面に用いるGUI部品の決定や、前記部品の配置を決定し、画面の実際の配置位置を示す画面配置情報を出力する画面構成情報解析手段と、
    前記フォーカス情報と前記画面配置情報より、次に表示する画面を生成する画面生成手段と、
    前記制御手段に接続され、前記画面生成部とのデータの通信を制御する第2の入出力手段とを備え、
    前記制御手段は、前記画面生成部より、前記画面構成情報と前記フォーカス情報が入力された場合には、前記画面構成情報を前記画面構成情報解析手段に入力して、前記画面配置情報を取得し、前記フォーカス移動先情報を前記フォーカス移動先決定手段に入力して、前記フォーカス移動先情報を取得し、前記画面配置情報と前記フォーカス情報より次の画面を表す画面情報を画面生成手段に入力し、
    前記キー入力情報が入力された場合には、前記キー入力情報の内容が、画面内のフォーカスの移動を表す際は、前記フォーカス移動先決定手段に前記キー入力情報を入力して新たにフォーカス移動先情報を取得し、前記フォーカス移動先情報と前記画面配置情報より作成した画面情報を画面生成手段へ入力し、
    前記キー入力情報の内容が、画面の全体の更新を表す際は、前記画面生成部に対して画面の更新を依頼するための状態変更通知を出力し、前記画面生成部より新たな画面構成情報とフォーカス情報を取得することを特徴とするフォーカス制御システム。
  8. GUIを生成する画面生成部と、生成されたGUIを表示する画面表示部とからなり、表示されたGUIのフォーカスの移動及び画面の更新をコントロールするフォーカス制御システムであって、
    前記画面生成部は、
    フォーカスの移動に関する情報を作成するのに必要なフォーカス動作情報が入力されるとGUI上のフォーカス移動について記述したフォーカス情報を生成し、前記画面表示部へ出力するフォーカス情報生成手段と、
    画面を生成するのに必要な画面元情報が入力されると、GUIの部品の構成を記述した画面構成情報を生成し、前記画面表示部へ出力する前記画面構成情報生成手段と、
    前記画面表示部より画面の更新を依頼するための状態変化通知が入力されると、前記フォーカス情報生成手段に対しては前記フォーカス動作情報を送り、前記画面構成情報生成手段に対しては前記画面元情報を送る状態管理手段と、
    前記フォーカス情報生成手段および前記状態管理手段および前記画面構成情報生成手段と接続され、前記画面表示部とのデータの通信を制御する第1の入出力手段と、
    前記画面表示部は、
    入力デバイス上の選択されたボタンを表すキー入力情報の内容を判断し、画面上のフォーカス、および画面の更新を制御する制御手段と、
    GUI上のフォーカス移動について記述してあるフォーカス情報を解析し、前記解析結果と外部からのキー入力情報より、次のフォーカスの移動先を決定し、フォーカス移動先情報を出力するフォーカス移動先決定手段と、
    GUIの部品の構成を記述した画面構成情報を入力とし、次に表示する画面に用いるGUI部品の決定や、前記部品の配置を決定し、画面の実際の配置位置を示す画面配置情報を出力する画面構成情報解析手段と、
    前記フォーカス情報と前記画面配置情報より、次に表示する画面を生成する画面生成手段と、
    前記制御手段と接続され、前記画面生成部とのデータの通信を制御する第2の入出力手段とを備え、
    前記制御手段は、前記画面生成部より、前記画面構成情報と前記フォーカス情報が入力された場合には、前記画面構成情報を前記画面構成情報解析手段に入力して、前記画面配置情報を取得し、前記フォーカス移動先情報を前記フォーカス移動先決定手段に入力して、前記フォーカス移動先情報を取得し、前記画面配置情報と前記フォーカス情報より次の画面を表す画面情報を画面生成手段に入力し、
    前記キー入力情報が入力された場合には、前記キー入力情報の内容が、画面内のフォーカスの移動を表す際は、前記フォーカス移動先決定手段に前記キー入力情報を入力して新たにフォーカス移動先情報を取得し、前記フォーカス移動先情報と前記画面配置情報より作成した画面情報を画面生成手段へ入力し、
    前記キー入力情報の内容が、画面の全体の更新を表す際は、前記画面生成部に対して画面の更新を依頼するための状態変更通知を出力し、前記画面生成部より新たな画面構成情報とフォーカス情報を取得することを特徴とするフォーカス制御システム。
  9. GUIを生成する画面生成部と、生成されたGUIを表示する画面表示部とからなり、表示されたGUIのフォーカスの移動及び画面の更新をコントロールするフォーカス制御システムであって、
    前記画面生成部は、
    GUIの部品の構成を記述した画面構成情報とGUI上のフォーカス移動について記述してあるフォーカス情報を保存する画面構成データ保存手段と、
    フォーカスの移動に関する情報を作成するのに必要なフォーカス動作情報が入力されると前記フォーカス情報を生成し、前記画面表示部へ出力するフォーカス情報生成手段と、
    画面を生成するのに必要な画面元情報が入力されると、前記画面構成情報を生成し、前記画面表示部へ出力する前記画面構成情報生成手段と、
    前記画面表示部より画面の更新を依頼するための状態変化通知が入力されると、前記状態変化通知の内容が静的なデータのリクエストの場合、前記画面構成データ保存手段より前記状態変化通知に対応付けられた前記画面構成データと前記フォーカス情報を取り出し前記画面表示部へ送り、前記状態変化通知の内容が動的なデータのリクエストの場合、前記フォーカス情報生成手段に対して前記フォーカス動作情報を送り、前記画面構成情報生成手段に対しては画面元情報を送る状態管理手段と、
    前記フォーカス情報生成手段および前記画面構成情報生成手段および前記状態管理手段と接続され、前記画面表示部とのデータの通信を制御する第1の入出力手段とを備え、
    前記画面表示部は、
    入力デバイス上の選択されたボタンを表すキー入力情報の内容を判断し、画面上のフォーカス、および画面の更新を制御する制御手段と、
    GUI上のフォーカス移動について記述してあるフォーカス情報を解析し、前記解析結果と外部からのキー入力情報より、次のフォーカスの移動先を決定し、フォーカス移動先情報を出力するフォーカス移動先決定手段と、
    GUIの部品の構成を記述した画面構成情報を入力とし、次に表示する画面に用いるGUI部品の決定や、前記部品の配置を決定し、画面の実際の配置位置を示す画面配置情報を出力する画面構成情報解析手段と、
    前記フォーカス情報と前記画面配置情報より、次に表示する画面を生成する画面生成手段と、
    前記制御手段と接続され、前記画面生成部とのデータの通信を制御する第2の入出力手段とを備え、
    前記制御手段は、前記画面生成部より、前記画面構成情報と前記フォーカス情報が入力された場合には、前記画面構成情報を前記画面構成情報解析手段に入力して、前記画面配置情報を取得し、前記フォーカス移動先情報を前記フォーカス移動先決定手段に入力して、前記フォーカス移動先情報を取得し、前記画面配置情報と前記フォーカス情報より次の画面を表す画面情報を画面生成手段に入力し、
    前記キー入力情報が入力された場合には、前記キー入力情報の内容が、画面内のフォーカスの移動を表す際は、前記フォーカス移動先決定手段に前記キー入力情報を入力して新たにフォーカス移動先情報を取得し、前記フォーカス移動先情報と前記画面配置情報より作成した画面情報を画面生成手段へ入力し、
    前記キー入力情報の内容が、画面の全体の更新を表す際は、前記画面生成部に対して画面の更新を依頼するための状態変更通知を出力し、前記画面生成部より新たな画面構成情報とフォーカス情報を取得することを特徴とするフォーカス制御システム。
  10. 前記状態管理手段から機器に対する制御命令が入力されると機器を制御する機器制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項7または請求項8または請求項9に記載のフォーカス制御システム。
  11. フォーカス位置情報を保存するフォーカス位置保存手段をさらに備え、
    前記フォーカス移動先決定手段は、GUI部品間でのフォーカス移動が発生した場合に、移動前の部品でのフォーカス情報を前記フォーカス位置保存手段に保存させ、フォーカスが再び前記移動前の部品に移動した場合には、前記フォーカス位置保存手段より、前記移動前の部品でのフォーカス位置情報を次のフォーカス位置情報として取り出すことを特徴とする請求項10に記載のフォーカス制御システム。
  12. 前記フォーカス情報は1つ以上の移動情報を含み、前記移動情報は、移動が発生する際の条件に関する1つ以上の移動イベント発生条件情報と、前記移動イベント発生条件を満たしたときのフォーカスの移動やショートカット動作に関するアクション情報によって構成されていることを特徴とする請求項11に記載のフォーカス制御システム。
  13. 前記表示部はHTMLを表示可能な機器であり、前記フォーカス情報は1つ以上の移動情報を含み、前記移動情報はHTMLのURL形式であり移動先ファイル名、ラベル情報、フレーム名とで構成されることを特徴とする請求項12に記載のフォーカス制御システム。
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