JP2005024772A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】印刷実行時に使用されるデータを一時的に記憶するメモリ12a,13aと、少なくともメモリ12a及び13aの合計の記憶容量を有する不揮発性記憶部17と、メモリ12a及び13aに記憶されているデータを不揮発性記憶部17へ保存するデータ保存処理部16と、2次電池20と、商用電源100からの給電が断した場合に、2次電池20の電力をメモリ12a及び13aに記憶されているデータの保存動作に使用する電源制御部22とを備える。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、地球環境の保護などのために環境に優しいクリーンエネルギーが注目されている。そして、従来の画像形成装置として、太陽電池を使用して日光等の光エネルギーから発電された電力を、商用電源から供給される電力と併用するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この画像形成装置では、太陽電池で発電した電力のうち消費されなかった余電力を2次電池に蓄えておき、夜間など太陽電池の発電能力が低いときに使用している。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−271249号公報(第2頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の画像形成装置では、停電等により商用電源からの電力供給が途絶えた場合、ある程度の期間は2次電池により動作できるが印刷の途中で電池切れが発生する虞がある。そして、印刷途中で電池切れが発生すると、印刷実行用メモリに記憶されているカレントデータが消滅してしまうので、利用者は商用電源の復旧後に印刷データや印刷形式などを再設定しなければならず、使い勝手が悪いという問題がある。
【0005】
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、装置外部の電源が断した場合に、印刷実行時に使用されるデータ(カレントデータ)を保存することができ、利用者の利便性向上を図ることができる画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の画像形成装置は、装置外部の電源から電力供給を受けて動作する画像形成装置において、印刷実行時に使用されるデータを一時的に記憶する第一の記憶手段と、少なくとも前記第一の記憶手段の記憶容量を有する不揮発性の第二の記憶手段と、前記第一の記憶手段に記憶されているデータを前記第二の記憶手段へ保存するデータ保存処理手段と、電気エネルギーを蓄える蓄電手段と、前記装置外部の電源からの給電が断した場合に、前記蓄電手段の電力を前記第一の記憶手段に記憶されているデータの保存動作に使用する電源制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0007】
この構成によれば、装置外部の電源からの給電が断した場合に、蓄電手段に蓄えられた電力によって印刷実行時に使用されるデータ(カレントデータ)を不揮発性の記憶手段に保存することができる。これにより、装置外部の電源の復旧時には、不揮発性の記憶手段に保存されているカレントデータを使用して印刷を再開することが可能となり、利用者の利便性が向上する。
【0008】
また、請求項2に記載の画像形成装置においては、前記画像形成装置の動作時に発熱する発熱体と、前記発熱体から発せられる熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱電変換素子とを備え、前記蓄電手段は、前記熱電変換素子から出力される前記電気エネルギーを蓄えることを特徴とする。
この構成によれば、画像形成装置の動作に伴って発せられた熱エネルギーが熱電変換素子により電気エネルギーに変換されて蓄電手段に蓄えられるので、装置外部の電源を使用して充電しなくてもよい。これにより、装置外部の電源の電力を節約でき、省資源に寄与することが可能となる。
【0009】
また、請求項3に記載の画像形成装置においては、前記蓄電手段の蓄電量を監視する監視手段を備え、前記電源制御手段は、前記装置外部の電源から給電されている場合において、前記蓄電量が前記データ保存動作に要する所定量以上であるときは前記蓄電手段の電力を使用することを特徴とする。
この構成によれば、カレントデータの保存動作に要する電力を蓄電手段に蓄えておきながら、蓄電手段の電力を画像形成装置で消費される電力に充当できるので、装置外部の電源の電力をさらに節約することが可能となる。
【0010】
また、請求項4に記載の画像形成装置においては、前記電源制御手段は、前記装置外部の電源からの給電が断した場合において印刷途中であったときは、前記蓄電量と印刷実行状況とに基づいて前記蓄電手段の電力による印刷続行及び前記データ保存が可能であるか否かを判断し、可能ならば印刷終了後に前記データ保存を実行させることを特徴とする。
この構成によれば、装置外部の電源からの給電が断した場合において印刷途中であったときは、蓄電手段の蓄電量が印刷続行してもなおカレントデータの保存が可能であることを条件として、印刷が続行され、印刷終了後にカレントデータの保存が行われるので、未印刷となる量を減らすことができる。また、保存するデータ量が減るので、蓄電手段の消費も節約できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による画像形成装置1の構成を示すブロック図である。図1において、画像形成装置1は、画像形成部11、通信部12、主制御部13、機械駆動部14、定着部15、データ保存処理部16、不揮発性記憶部17、熱電変換素子18、充電装置19、2次電池20、インバータ回路21及び電源制御部22を備える。また、装置外部には商用電源100が接続されている。
【0012】
画像形成部11は、感光体を用いてシート上にトナー像を転写して未定着のトナー像(未定着画像)を形成する。上記シートの材質には、紙、プラスチックなどが使用可能である。
通信部12は、通信ネットワークに接続してデータ通信を行う。また、通信部12は、受信データを一時的に記憶するメモリ12aを具備する。このメモリ12aには、通信ネットワークを介して受信されたデータ、例えば印刷データが一時的に記憶される。
主制御部13は、画像形成装置1全体の制御を行う。また、主制御部13は、刷実行時に使用されるデータを一時的に記憶するメモリ13aを具備する。このメモリ13aには、印刷データ又は印刷形式データが一時的に記憶される。
上記メモリ12a及び13aは、印刷実行時に使用されるデータ(カレントデータ)が記憶される印刷実行用メモリとして機能するものである。
【0013】
機械駆動部14は、シートの給紙、排紙、搬送などの機械部分の駆動を行う。
定着部15は、上記画像形成部11によるシート上の未定着画像の定着を行う。定着部15は、シートに対して加熱及び加圧して未定着画像を定着させる。また、定着部15は、待機時においても、未定着画像の定着に要する発熱を維持する。これにより、ウォームアップすることなく、画像形成の即時始動に対応することが可能である。
【0014】
データ保存処理部16は、上記メモリ12a及び13aに記憶されているカレントデータの保存処理を行う。データ保存処理部16は、電源制御部22から電源断信号A2を受け取る。データ保存処理部16は、該電源断信号A2を受け取ると、メモリ12a及び13aからカレントデータを読み出して不揮発性記憶部17に書き込む。
【0015】
不揮発性記憶部17は、少なくとも上記メモリ12a及び13aの合計の記憶容量を有する。また、不揮発性記憶部17は、データの読み出し及び書き込みには電力を要するが、データ保持には電力を要しないものである。したがって、不揮発性記憶部17に書き込まれたカレントデータは、電源が断しても保持される。不揮発性記憶部17としては、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)及びフラッシュ・メモリなどの書き込み可能な不揮発性メモリ、ハードディスク装置、光磁気ディスク装置、可搬型の記録媒体とこの記録媒体読み書き装置などが利用可能である。
【0016】
熱電変換素子18は、熱エネルギーを電気エネルギーに変換する。熱電変換素子18としては、二者間の温度差による周知のゼーベック効果により熱起電力を発生する素子(ゼーベック素子)が利用可能である。ゼーベック素子としては、例えばp−n型半導体熱電素子が知られている。
【0017】
充電装置19は、熱電変換素子18から出力された電力で2次電池20をフローティング充電する。なお、熱電変換素子18により発電された電力を蓄える蓄電手段としては、コンデンサなども利用可能である。
【0018】
インバータ回路21は、商用電源100から供給される交流電力を直流電力に変換する。また、インバータ回路21には、2次電池20から電力が供給される。そして、インバータ回路21は、商用電源100からの電力と2次電池20からの電力を電源制御部22を介して各部11〜17へ供給する。また、インバータ回路21は、商用電源100からの給電状態を示す給電状態信号A1を電源制御部22へ出力する。この給電状態信号A1は、商用電源100からの給電の有無を示す。
【0019】
電源制御部22は、電力供給先の選択制御を行う。電源制御部22は、インバータ回路21からの給電状態信号A1によって商用電源100からの給電の有無を判別することができる。そして、該商用電源100からの給電の有無に応じて装置1内部の電力供給先を選択する。また、電源制御部22は、給電状態信号A1に基づいて商用電源100からの給電が断したと判断すると、データ保存処理部16へ電源断信号A2を出力する。
【0020】
次に、熱電変換素子18の設置位置について説明する。
画像形成装置1内部には、一般的に、該装置1の動作時に発熱する部品(発熱体)が多数ある。例えば、主制御部13に備わるCPU、機械駆動部14に備わるモータ、定着部15に備わるヒータなどである。そこで、これら発熱体から発せられる熱エネルギーが伝導される位置に、熱電変換素子18を配備する。これにより、画像形成装置1の動作により発せられた熱エネルギーを利用して熱電変換素子18により発電することが可能となる。なお、熱電変換素子18の配備数は単数であっても、複数であってもよい。
【0021】
図2は、熱電変換素子18の設置例を説明するための概略構成図である。この図2の実施例は、定着部15に備わるヒータから発せられる熱エネルギーを利用する場合のものである。この定着部15のヒータは画像形成装置1における大規模な熱源である。図2には、感光体ドラム31、転写ローラ32、定着ローラ対である加熱ローラ33及び加圧ローラ34、案内板35、熱電変換素子18及びシート41が示されている。
【0022】
感光体ドラム31上にはトナー像が形成される。転写ローラ32は、感光体ドラム31上のトナー像をシートに転写するためのものである。これにより、感光体ドラム31上のトナー像が、感光体ドラム31と転写ローラ32の間を通過するシート41上に転写される。この段階ではシート41上のトナー像は未定着である。感光体ドラム31と転写ローラ32の間を通過したシート41は、案内板35により定着ローラ対へと案内される。
【0023】
加熱ローラ33内部にはヒータ(図示せず)が具備されている。このヒータは、シート上の未定着トナー像を加熱により定着させるのに要する所定温度まで発熱する。また、加圧ローラ34は、加熱ローラ33と加圧ローラ34の間を通過するシートを加圧して未定着のトナー像を定着させるためのものである。これにより、加熱ローラ33と加圧ローラ34の間を通過するシート41上の未定着トナー像が定着する。
【0024】
図2に示されるように、熱電変換素子18は案内板35に取り付けられている。この取り付け位置はシートの案内を妨げない位置とする。図2の例ではシート側とは逆の面に取り付けられている。また、案内板35の材質は熱伝導体である。例えば、鉄、アルミニウムその他の金属が案内板35の材質として使用可能である。これにより、加熱ローラ33内部のヒータから発せられた熱エネルギーが、効率よく熱電変換素子18に伝導される。この結果として、熱エネルギーの利用効率が向上する。
【0025】
なお、熱電変換素子18としてゼーベック素子を用いる場合は、ゼーベック素子の温度差を与える2つの面の一方を案内板35に接するように取り付け、もう一方の面は案内板35に接しないようにする。これにより、案内板35とその周囲との温度差により熱起電力が発生する。さらには、案内板35に接していない方の面には放熱手段(放熱フィン、放熱板等)を取り付ければ、より大きな温度差を熱電変換素子18(ゼーベック素子)に与えられるので好ましい。また、熱電変換素子18(ゼーベック素子)の発電効率を高めるために、冷却ファンを設けるようにしてもよい。但し、該冷却ファンには、消費電力が熱電変換素子18の発電効率上昇分未満のものを使用する。
【0026】
次に、図1及び図3を参照して、印刷実行時に使用されるデータ(カレントデータ)の保存に係る動作を説明する。図3は、商用電源100からの給電が断した場合における給電方法を説明するための図である。
初めに、商用電源100からの給電がなされている状態では、電源制御部22は、図1の各部11〜17に対して給電を行う。次いで、停電等により商用電源100からの給電が断すると、電源制御部22は、図2に示されるように、メモリ12a及び13aに記憶されているカレントデータの保存に要する各部12,13,16及び17のみに給電を行う。これにより、2次電池20の電力がメモリ12a及び13aに記憶されているカレントデータの保存動作に使用される。
【0027】
また、電源制御部22は、商用電源100からの給電が断すると、データ保存処理部16へ電源断信号A2を出力する。この電源断信号A2により、データ保存処理部16がメモリ12a及び13aに記憶されているカレントデータを不揮発性記憶部17へ保存する。
【0028】
上述した第1の実施形態によれば、商用電源100からの給電が断した場合に、2次電池20に蓄えられた電力によって印刷実行時に使用されるデータ(カレントデータ)を不揮発性記憶部17に保存することができる。これにより、商用電源100の復旧時には、不揮発性記憶部17に保存されているカレントデータを使用して印刷を再開することが可能となり、利用者の利便性が向上する。
【0029】
また、画像形成装置1の動作に伴って発せられた熱エネルギーが熱電変換素子18により電気エネルギーに変換されて2次電池20に蓄えられるので、商用電源100を使用して充電しなくてもよい。これにより、商用電源100の電力を節約でき、省資源に寄与することが可能となる。また、熱電変換素子18は画像形成装置1内部に設けることができるので、太陽電池のように画像形成装置外部にスペースを設ける必要がなく、省スペース、省コストで実現できる。
【0030】
次に、第2の実施形態を説明する。図4は、本発明の第2の実施形態による画像形成装置1の構成を示すブロック図である。この図4において図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図4に示す画像形成装置1には、上記図1の構成に加えて監視部51が設けれている。監視部51は2次電池20に蓄えられている電力量(蓄電量)を監視する。そして、監視部51は2次電池20の蓄電量を電源制御部22へ通知する。
【0031】
また、電源制御部22には、主制御部13から印刷実行状況Cが通知される。例えば、印刷データ受信中の旨、印刷途中の書類の残りのシート枚数、印刷途中のシートにおける残りの印刷量などが通知される。
【0032】
図5は、上記図4に示す画像形成装置1における電源制御処理の流れを示すフローチャートである。この図5を参照して、図4の画像形成装置1の動作を説明する。
初めに、定常動作として、監視部51は2次電池20の蓄電量を監視し、該蓄電量を電源制御部22へ通知している。
図5において、電源制御部22は、商用電源100から給電されているか否かを判断する(ステップS1)。次いで、商用電源100からの給電があれば(ステップS1の判断結果がYES)、電源制御部22は、2次電池20の蓄電量がカレントデータの保存動作に要する所定量以上であるか否かを判断する(ステップS2)。次いで、蓄電量が該所定量以上ならば(ステップS2の判断結果がYES)、電源制御部22は、インバータ回路21に対して2次電池20の電力を使用する許可を与える(ステップS3)。具体的には、図4に示される電池使用許可信号Bをインバータ回路21へ出力する。これにより、カレントデータの保存動作に要する電力を2次電池20に蓄えておきながら、2次電池20の電力を画像形成装置1で消費される電力に充当できる。
【0033】
一方、商用電源100からの給電がなされている場合において、2次電池20の蓄電量がカレントデータの保存動作に要する所定量未満であったときは(ステップS1及びS2の判断結果がNO)、2次電池20は使用しない。
【0034】
次に、商用電源100からの給電が断した場合には(ステップS1の判断結果がNO)、電源制御部22は、主制御部13からの印刷実行状況Cに基づいて印刷途中(印刷データの受信中も含む)であるか否かを判断する(ステップS4)。次いで、印刷途中ならば(ステップS4の判断結果がYES)、電源制御部22は、該印刷実行状況と2次電池20の蓄電量とに基づいて2次電池20の電力による印刷続行及びカレントデータ保存が可能であるか否かを判断する(ステップS5)。次いで、印刷続行及びカレントデータ保存が可能ならば(ステップS5の判断結果がYES)、電源制御部22は、2次電池20の電力を使用して印刷を続行させる(ステップS6)。次いで、印刷が終了すると、電源制御部22は、上記図3と同様の給電系統に切替えるとともに、データ保存処理部16へ電源断信号A2を出力してカレントデータを不揮発性記憶部17へ保存させる(ステップS7、S8)。
【0035】
例えば、印刷途中の書類の残りのシート枚数が10枚であった場合において、2次電池20の蓄電量が5枚までは印刷してもなおカレントデータ保存が可能である値のときは、該5枚の印刷を実行し、この5枚の印刷終了後にカレントデータの保存を行う。
【0036】
一方、商用電源100からの給電が断した場合において(ステップS1の判断結果がNO)、印刷途中でなかったとき(ステップS4の判断結果がNO)及び2次電池20の電力による印刷続行及びカレントデータ保存が不可能であったとき(ステップS5の判断結果がNO)は、印刷を中断し(ステップS9)、2次電池20の電力を使用してカレントデータの不揮発性記憶部17への保存を実行する(ステップS8)。
【0037】
上述した第2の実施形態によれば、カレントデータの保存動作に要する電力を2次電池20に蓄えておきながら、2次電池20の電力を画像形成装置1で消費される電力に充当できるので、商用電源100の電力をさらに節約することが可能となる。
【0038】
また、商用電源100からの給電が断した場合において印刷途中であったときは、2次電池20の蓄電量が印刷続行してもなおカレントデータの保存が可能であることを条件として、印刷が続行され、印刷終了後にカレントデータの保存が行われるので、未印刷となる量を減らすことができる。また、保存するデータ量が減るので、2次電池20の消費も節約できる。
【0039】
なお、本発明の画像形成装置としては、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等を含む。さらには、それら画像形成装置の複数の機能を併せ持つ装置も含むものとする。例えば、複写機能を有するプリンタ、複写機能を有するファクシミリ装置、複写機能及びプリンタ機能及びファクシミリ機能を有する装置なども本発明の画像形成装置に含める。
【0040】
以上、本発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、装置外部の電源(例えば商用電源)からの給電が断した場合に、蓄電手段(例えば2次電池)に蓄えられた電力によって印刷実行時に使用されるデータ(カレントデータ)を不揮発性の記憶手段(例えばハードディスク装置)に保存することができる。これにより、装置外部の電源の復旧時には、不揮発性の記憶手段に保存されているカレントデータを使用して印刷を再開することが可能となり、利用者の利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による画像形成装置1の構成を示すブロック図である。
【図2】熱電変換素子18の設置例を説明するための概略構成図である。
【図3】本発明の実施形態による給電方法を説明するための図である。
【図4】本発明の第2の実施形態による画像形成装置1の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施形態による画像形成装置1における電源制御処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…画像形成装置、11…画像形成部、12…通信部、13…主制御部、14…機械駆動部、15…定着部、16…データ保存処理部、17…不揮発性記憶部、18…熱電変換素子、19…充電装置、20…2次電池、21…インバータ回路、22…電源制御部、31…感光体ドラム、32…転写ローラ、33…加熱ローラ、34…加圧ローラ、35…案内板、41…シート、51…監視部、100…商用電源
Claims (4)
- 装置外部の電源から電力供給を受けて動作する画像形成装置において、
印刷実行時に使用されるデータを一時的に記憶する第一の記憶手段と、
少なくとも前記第一の記憶手段の記憶容量を有する不揮発性の第二の記憶手段と、
前記第一の記憶手段に記憶されているデータを前記第二の記憶手段へ保存するデータ保存処理手段と、
電気エネルギーを蓄える蓄電手段と、
前記装置外部の電源からの給電が断した場合に、前記蓄電手段の電力を前記第一の記憶手段に記憶されているデータの保存動作に使用する電源制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像形成装置の動作時に発熱する発熱体と、
前記発熱体から発せられる熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱電変換素子とを備え、
前記蓄電手段は、前記熱電変換素子から出力される前記電気エネルギーを蓄えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記蓄電手段の蓄電量を監視する監視手段を備え、
前記電源制御手段は、前記装置外部の電源から給電されている場合において、前記蓄電量が前記データ保存動作に要する所定量以上であるときは前記蓄電手段の電力を使用することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記電源制御手段は、前記装置外部の電源からの給電が断した場合において印刷途中であったときは、前記蓄電量と印刷実行状況とに基づいて前記蓄電手段の電力による印刷続行及び前記データ保存が可能であるか否かを判断し、可能ならば印刷終了後に前記データ保存を実行させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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---|---|---|---|
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Cited By (2)
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JP2007127843A (ja) * | 2005-11-04 | 2007-05-24 | Ricoh Co Ltd | 電源装置および画像形成装置 |
JP2014181575A (ja) * | 2013-03-18 | 2014-09-29 | Toho Gas Co Ltd | コージェネレーション装置 |
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