JP2005024586A - 転写方法、転写装置及び画像形成装置 - Google Patents

転写方法、転写装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】記録媒体を1回通紙することによりその記録媒体の両面にトナー像を転写し、しかも、記録媒体の一方の面へのトナー像の転写と他方の面へのトナー像の転写とを各々最適な条件で行えるようにする。
【解決手段】記録媒体Sの両面へのトナー像の転写を、記録媒体Sが二つの像担持体7,20に挟まれて搬送されている間に行い、記録媒体Sの一方の面へのトナー像の転写を第1の転写部材24を用いて行い、記録媒体Sの他方の面へのトナー像の転写を第2の転写部材25を用いて行う。このため、第1の転写部材24によるトナー像の転写と第2の転写部材25によるトナー像の転写とをそれぞれ最適な条件で行うことが可能となり、記録媒体S上に形成される画像の品質が高くなる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1回の通紙で記録媒体の両面にトナー像を転写する転写方法、転写装置及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置であって記録媒体の両面にトナー像を転写可能な画像形成装置としては、記録媒体を搬送することによりその記録媒体の一方の面にトナー像を転写し、その記録媒体を表裏反転させて再度搬送することによりその記録媒体の他方の面にトナー像を転写する方式が広く普及している。
【0003】
また、記録媒体の両面にトナー像を転写可能な画像形成装置の一形態として、記録媒体を1回通紙することによりその記録媒体の両面にトナー像を転写できる画像形成装置も知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特許第2906538号公報
【特許文献2】
特開2000−105513公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載された画像形成装置では、感光体上で形成された2面分(記録媒体の表裏2面分)のトナー像のうち、一方のトナー像の極性を切替えている。トナー像の極性の切替には、逆極性コロナ帯電手段等の極性切替手段を設けなければならず、構造が複雑になっている。
【0006】
また、特許文献2に記載された画像形成装置では、極性が異なる2種類のトナーを準備しておき、一方の面のトナー像を一方のトナーで形成し、他方の面のトナー像を極性が異なる他方のトナーで形成している。このため、極性が異なる2種類のトナーを収納する2つの現像装置が必要であり、構造が複雑になっている。
【0007】
本発明の目的は、記録媒体を1回通紙することによりその記録媒体の両面にトナー像を転写できる画像形成装置を簡単な構成により実現し、しかも、記録媒体の一方の面へのトナー像の転写と他方の面へのトナー像の転写とを各々最適な条件で行うことを可能にして画像品質の向上を図ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の転写方法は、トナー像を担持する第1の像担持体の像担持面とトナー像を担持する第2の像担持体の像担持面とが当接された当接領域において二つの前記像担持体を同じ方向に等速で移動させ、前記当接領域内において二つの前記像担持体に挟まれた記録媒体を搬送させ、前記当接領域内における前記像担持体の移動方向に沿った上流側に配置された第1の転写部材を用いて一方の前記像担持体に担持されたトナー像を前記当接領域内を搬送されている前記記録媒体の一方の面に転写し、前記当接領域内における前記像担持体の移動方向に沿った下流側に配置された第2の転写部材を用いて他方の前記記録媒体に担持されたトナー像を前記当接領域内を搬送されている前記記録媒体の他方の面に転写するようにした。
【0009】
したがって、記録媒体の両面へのトナー像の転写は、記録媒体が二つの像担持体に挟まれて搬送されている間に行われるので、記録媒体と像担持体との間でのズレを生じることなくトナー像が転写され、記録媒体上に形成される画像の品質が高くなる。また、記録媒体の一方の面へのトナー像の転写を第1の転写部材を用いて行い、記録媒体の他方の面へのトナー像の転写を第2の転写部材を用いて行うので、第1の転写部材によるトナー像の転写と第2の転写部材によるトナー像の転写とをそれぞれ最適な条件で行うことが可能となり、記録媒体上に形成される画像の品質がより一層高くなる。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の転写方法において、二つの前記像担持体は、感光体又は中間転写体である。
【0011】
したがって、像担持体として感光体を用いることにより転写プロセスが簡易化され、画像形成の生産性が向上する。また、像担持体として中間転写体を用いることにより中間転写体上にカラーのトナー像を形成することが可能となり、記録媒体上に良好なカラー画像を形成することが可能となる。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の転写方法において、前記転写部材による転写方式は、静電転写方式又は熱転写方式である。
【0013】
したがって、転写部材の転写方式として静電転写方式又は熱転写方式を用いることで、像担持体から記録媒体への効率の良い転写が可能となり、記録媒体上に良好な画像が形成される。
【0014】
請求項4記載の発明の転写装置は、像担持面にトナー像を担持して移動する第1の像担持体と、像担持面にトナー像を担持して移動する第2の像担持体と、二つの前記像担持体の前記像担持面が当接されてその間に記録媒体が搬送される当接領域と、前記当接領域内における前記像担持体の移動方向に沿った上流側に配置されて一方の前記像担持体に担持されたトナー像を前記当接領域内を搬送される前記記録媒体の一方の面に転写する第1の転写部材と、前記当接領域内における前記像担持体の移動方向に沿った下流側に配置されて他方の前記記録媒体に担持されたトナー像を前記当接領域を搬送される前記記録媒体の他方の面に転写する第2の転写部材と、を具備し、二つの前記像担持体のうち少なくとも一方がベルト状の像担持体であり、ベルト状の前記像担持体のベルトループの内側に前記転写部材が配置されている。
【0015】
したがって、記録媒体の両面へのトナー像の転写は、記録媒体が二つの像担持体に挟まれて搬送されている間に行われるので、記録媒体と像担持体との間でのズレを生じることなくトナー像が転写され、記録媒体上に形成される画像の品質画高くなる。また、記録媒体の一方の面へのトナー像の転写を第1の転写部材を用いて行い、記録媒体の他方の面へのトナー像の転写を第2の転写部材を用いて行うので、第1の転写部材によるトナー像の転写と第2の転写部材によるトナー像の転写とをそれぞれ最適な条件で行うことが可能となり、記録媒体上に形成される画像の品質がより一層高くなる。さらに、ベルト状の像担持体のベルトループの内側に配置された転写部材は、トナーや記録媒体に対して像担持体を介在させて位置することになり、トナーや紙粉の付着による転写部材の汚れが抑制される。
【0016】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の転写装置において、前記転写部材は、静電転写を行う部材であって前記像担持体のベルトループの内側面に当接されて前記像担持体に電荷を印加する。
【0017】
したがって、転写部材から像担持体に電荷が付与され、像担持体上のトナー像が斥力転写又は引力転写によって記録媒体上へ転写される。また、転写部材を像担持体に当接させて電荷の付与を行うため、転写時におけるオゾン等の放電生成物の発生が低減される。
【0018】
請求項6記載の発明は、請求項4記載の転写装置において、前記転写部材は、静電転写を行う部材であって前記像担持体のベルトループの内側面に非接触状態で前記像担持体に電荷を印加する。
【0019】
したがって、転写部材から像担持体に電荷が付与され、像担持体上のトナー像が斥力転写又は引力転写によって記録媒体上へ転写される。また、転写部材を像担持体に対して非接触状態として電荷の付与を行うため、像担持体のベルト内面に転写部材との接触抵抗が発生せず、像担持体や転写部材の磨耗劣化が防止される。
【0020】
請求項7記載の発明は、請求項5記載の転写装置において、前記転写部材は、ローラ形状である。
【0021】
したがって、像担持体への電荷付与が効率良く行われ、像担持体から記録媒体へのトナー像の転写が良好に行われる。
【0022】
請求項8記載の発明は、請求項5記載の転写装置において、前記転写部材は、ブラシ形状である。
【0023】
したがって、像担持体への電荷付与が効率良く行われ、像担持体から記録媒体へのトナー像の転写が良好に行われる。
【0024】
請求項9記載の発明は、請求項5記載の転写装置において、前記転写部材は、ブレード形状である。
【0025】
像担持体への電荷付与が効率良く行われ、像担持体から記録媒体へのトナー像の転写が良好に行われる。
【0026】
請求項10記載の発明は、請求項4ないし9のいずれか一記載の転写装置において、前記像担持体は中間転写ベルトであり、厚みが50〜1000μmの樹脂フィルム又はゴムを基体とし、10〜1011Ω・cmの抵抗値を備えている。
【0027】
したがって、この中間転写ベルトから記録媒体へのトナー像の転写が良好に行われる。
【0028】
請求項11記載の発明は、請求項4ないし10のいずれか一記載の転写装置において、前記第1の像担持体と前記第2の像担持体との少なくとも一方は、前記当接領域が当接を解除する位置へ移動可能に設けられている。
【0029】
したがって、転写を行わない時には当接領域の当接を解除することにより、当接領域が常時当接されていることにより発生する像担持体の特性変化を抑制できる。また、当接領域で発生したジャムの処理を容易に行える。
【0030】
請求項12記載の発明の画像形成装置は、トナー像を作像する作像部と、前記作像部で作像されたトナー像を記録媒体の両面に転写可能な請求項4ないし11のいずれか一記載の転写装置と、前記記録媒体に転写されたトナー像を定着する定着装置と、を有する。
【0031】
したがって、この画像形成装置は転写装置として請求項4ないし11のいずれか一記載の転写装置を有するので、請求項4ないし11のいずれか一記載の発明と同様の作用を奏する。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図1ないし図4に基づいて説明する。図1は画像形成装置であるカラープリンタの概略を示す断面図である。
【0033】
このカラープリンタ100は、装置内のほぼ中央に4つの感光体ドラム1を並設した、いわゆるタンデム型のカラープリンタである。感光体ドラム1は、直径が30から100mm程度のアルミニウム円筒表面に、光導電性物質である有機半導体の層が設けられている。この感光体ドラム1に代えてベルト状の感光体を採用することもでき、また、有機半導体以外の光導電性物質を使用することもできる。感光体ドラム1の周囲には、図2に示すように、クリーニング装置2、除電装置3、帯電装置4、現像装置5が配設され、トナー像を作像する作像部である作像ユニット6を構成している。各作像ユニット6の構成は同じであり、現像装置5内に収納されているトナーの色が異なるのみである。4つの作像ユニット6の下方には、第1の像担持体である第1中間転写ベルト7が設けられており、4つの感光体ドラム1は第1中間転写ベルト7の上辺に沿って接触並置されている。また、作像ユニット6の上方には露光装置8が配設されている。
【0034】
各作像ユニット6における現像装置5は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのトナーをそれぞれ収納しており、感光体ドラム1上に形成された静電潜像に各色のトナーを付与する。
【0035】
帯電装置4と現像装置5の間は書き込み位置となっており、露光装置8より発せられるレーザ光Lが感光体ドラム1に照射される。なお、露光装置8は公知のレーザ方式であり、本実施の形態では、色分解され、現像するトナーの色に対応した光情報を、一様に帯電された感光体ドラム1の表面に潜像として照射する。露光装置8に代えて、LEDアレイと結像手段から成る露光装置を用いることもできる。第1中間転写ベルト7を挟んで感光体ドラム1と対向するように、転写ローラ9と裏当てローラ10とが配設されている。感光体ドラム1上に形成されたトナー像は、転写ローラ9の作用により第1中間転写ベルト7に転写される。
【0036】
各作像ユニット6の感光体ドラム1上に形成されたシアン,マゼンタ,イエロー,ブラックの各色のトナー像が順次第1中間転写ベルト7上に重ね転写され、第1中間転写ベルト7上にカラートナー像が形成される。モノクロ画像を形成する場合は、ブラックトナーを扱う作像ユニット6のみでトナー像を作像し、第1中間転写ベルト7上にモノクロ画像を転写する。
【0037】
第1中間転写ベルト7は、厚みが50μm〜1000μmの樹脂フィルムあるいはゴムを基体にした耐熱性のベルトで、10〜1011Ω・cmの抵抗値を備え、外周面はトナー像を担持する像担持面7aとされている。この中間転写ベルト7は、4個の回転ローラ11,12,13,14に張架支持され、図示矢印の如く反時計回り方向に移動可能とされている。第1中間転写ベルト7における像担持面7aの裏面側であるベルトループ内において、回転ローラ14の左方には裏当てローラ15が設けられている。その裏当てローラ15に対向するように、ベルトループの外側にベルトクリーニング装置16が配置されている。ベルトクリーニング装置16は、第1中間転写ベルト7の表面に残留するトナーや紙粉等の異物を拭い去る。本実施の形態では、クリーニングローラに一旦移し、ブレードでかき取り、回収手段で図示せぬ収納部に搬送するクリーニング方式を採用している。クリーニングローラを設けずにブレードで直接かき取る方式も採用可能である。
【0038】
カラープリンタ100の下部位置には、2段の給紙カセット17が設けられている。各給紙カセット17内には記録媒体Sが収納され、その記録媒体Sは最上位のものから順に給紙ローラ18により1枚ずつ給紙され、レジストローラ19に向けて送られる。
【0039】
第1中間転写ベルト7の右方には第2の像担持体である第2中間転写ベルト20が配置されている。第2中間転写ベルト20は、厚みが50μm〜1000μmの樹脂フィルムあるいはゴムを基体にした耐熱性のベルトで、10〜1011Ω・cmの抵抗値を備え、外周面はトナー像を担持する像担持面20aとされている。第2中間転写ベルト20は5個の回転ローラ21,22,23,24,25に張架、支持され、図示矢印の如く時計回り方向に移動可能とされている。
【0040】
第1中間転写ベルト7と第2中間転写ベルト20とは、像担持面7aの一部と像担持面20aの一部とが当接する当接領域26を有している。この当接領域26内において、第1中間転写ベルト7の裏面(ベルトループの内側面)に回転ローラ13,14が当接され、第2中間転写ベルト20の裏面(ベルトループの内側面)に回転ローラ24,25が当接されている。これらの回転ローラ13,14,24,25は導電性のローラであり、回転ローラ(以下、必要に応じて導電性ローラともいう)13,14は第1中間転写ベルト7の移動方向に沿った上流側と下流側とに配置され、回転ローラ(以下、必要に応じて導電性ローラともいう)24,25は第2中間転写ベルト20の移動方向に沿った上流側と下流側とに配置されている。上流側の導電性ローラ13,24は第1中間転写ベルト7と第2中間転写ベルト20とを挟持して上流側ニップ部27を形成し、下流側の導電性ローラ14,25は第1中間転写ベルト7と第2中間転写ベルト20とを挟持して下流側ニップ部28を形成している。導電性ローラ13と導電性ローラ14との間隔、及び、導電性ローラ24と導電性ローラ25との間隔は、外周面の間隔が5mm以上200mm以下であることが好ましく、より好ましくは10mm以上100mm以下である。本実施の形態では、29mmとしている。
【0041】
当接領域26はレジストローラ19により搬送される記録媒体Sが送り込まれる領域であり、2つの像担持面7a,20aにおけるそれぞれトナー像を担持した部分が当接領域26で対向するタイミングのときにその間を記録媒体Sが搬送され、後述する転写電流の印加が行われることにより、その記録媒体Sの両面にトナー像が転写される。
【0042】
図4に示すように、第2中間転写ベルト20は回転ローラ21の軸心を中心として回動可能であり、この回動動作により当接領域26において像担持面7aと像担持面20aとが接離される。第2中間転写ベルト20を回転ローラ21の軸心回りに回動させる機構の一例としては、ソレノイドとスプリングとを使用した機構が挙げられる。第2中間転写ベルト20を図4(b)に示す位置へ回動させることにより、当接領域26でジャムを発生した記録媒体Sの処理を容易に行うことができる。また、画像形成を行わない場合に第2中間転写ベルト20を図4(b)に示す位置へ回動させておくことにより、第1中間転写ベルト7と第2中間転写ベルト20とが導電性ローラ13,24(14,25)による挟持状態を長時間維持されることにより発生しうる第1中間転写ベルト7と第2中間転写ベルト20との特性変化、例えば、貼付きや圧接痕の発生が防止される。
【0043】
第2中間転写ベルト20のベルトループ外側の下方位置にはベルトクリーニング装置29が配置されている。ベルトクリーニング装置29は、内部にクリーニングブレードを備え、第2中間転写ベルト20の表面に残留するトナーや紙粉を拭い去る。
【0044】
第2中間転写ベルト20の上方には定着装置30が設けられている。定着装置30は、それぞれ発熱体により加熱される定着ローラ及び加圧ローラを備えている。定着後の記録媒体Sは、排出ローラ31により排紙され、排紙トレイ32上にスタックされる。
【0045】
図3は、当接領域26の周囲の構造を拡大して示す正面図である。上流側ニップ部27を形成する一対の導電性ローラ13,24のうち、一方の導電性ローラ24が転写電流を印加される第1の転写部材である印加ローラとされ、他方の導電性ローラ13がアースされたアースローラとされている。下流側ニップ部28を形成する一対の導電性ローラ14,25は、一方の導電性ローラ25が転写電流を印加される第2の転写部材である印加ローラとされ、他方の導電性ローラ15がアースローラとされている。これにより、転写部材である印加ローラ24,25は第2中間転写ベルト20のベルトループの内側に配置され、アースローラ13,14は第1中間転写ベルト7のベルトループの内側に配置されていることになる。印加ローラ24には転写電流を印加するための電源33が接続され、印加ローラ25には転写電流を印加するための電源34が接続されている。
【0046】
ここで、このカラープリンタ100では、第1中間転写ベルト7、第2中間転写ベルト20、当接領域26、上流側ニップ部27、下流側ニップ部28等により転写装置が構成されている。
【0047】
また、このカラープリンタ100には、各種センサの検知結果や入力されたデータ等に応じて予め格納されているプログラムに従って各部を制御する制御部(図示せず)が設けられており、電源33,34のオン、オフの制御、レジストローラ19のオン、オフ制御等は、記録媒体Sの搬送を検知するセンサ(図示せず)からの検知結果に基づく制御部の制御により行われる。
【0048】
このように構成されたカラープリンタ100において1回の通紙で記録媒体Sの両面にトナー像(本実施の形態では、カラートナー像)を転写する両面プリントの動作について説明する。
【0049】
まず、各作像ユニット6で作像された各色のトナー像が感光体ドラム1から転写ローラ9の作用で第1中間転写ベルト7上に順次転写され、第1中間転写ベルト7上にカラートナー像が形成される。なお、このカラートナー像を形成しているトナーはマイナスに帯電されているものとする(尚、以下の各実施の形態でも、トナーはマイナスに帯電されているものとする)。第1中間転写ベルト7に形成されたカラートナー像が当接領域26を通過するタイミングで電源33から印加ローラ24へプラスの転写電流(+20μA)が印加され、それによって第2中間転写ベルト20にプラスの電荷が付与され、第1中間転写ベルト7上のカラートナー像が第2中間転写ベルト20の像担持面20a上に転写される。この第2中間転写ベルト20に転写されたカラートナー像は、記録媒体Sに転写されたときに第1面画像(裏面画像)となる。第2中間転写ベルト20に転写されたカラートナー像(第1面画像)は、第2中間転写ベルト20の移動に伴って移動する。
【0050】
第1中間転写ベルト7から第2中間転写ベルト20へ第1面画像の転写が行われているとき、作像ユニット6では第2面画像(記録媒体Sの表面側に転写される画像)の作像が開始され、各作像ユニット6の感光体ドラム1上のトナー像が転写ローラ9の作用で第1中間転写ベルト7上に順次転写され、第1中間転写ベルト7上にカラートナー像(第2面画像)が形成される。第2中間転写ベルト20上のカラートナー像(第1面画像)と第1中間転写ベルト7上のカラートナー像(第2面画像)とは、第1中間転写ベルト7と第2中間転写ベルト20との移動に伴って当接領域26に向けて運ばれる。
【0051】
第2中間転写ベルト20上のカラートナー像(第1面画像)と第1中間転写ベルト7上のカラートナー像(第2面画像)とが当接領域26まで運ばれて対向するタイミングで、レジストローラ19により送り出された記録媒体Sが当接領域26に入り込む。そして、記録媒体Sが当接領域26に入り込むタイミングで、上流側ニップ部27の印加ローラ24に電源33からプラスの転写電流(+50μA)が印加され、下流側ニップ部28の印加ローラ25に電源34からマイナスの転写電流(−30μA)が印加される。
【0052】
上流側ニップ部27の印加ローラ24にプラスの転写電流が印加されることにより、第2中間転写ベルト20にプラスの電荷が付与され、第1中間転写ベルト7上のカラートナー像(第2面画像)に静電引力が作用してそのカラートナー像が記録媒体Sの一方の面(第1中間転写ベルト7に対向している面)に引力転写される。また、下流側ニップ部28の印加ローラ25に電源34からマイナスの転写電流が印加されることにより、第2中間転写ベルト20にマイナスの電荷が付与され、第2中間転写ベルト20上のカラートナー像に静電斥力が作用してそのカラートナー像が記録媒体Sの他方の面(第2中間転写ベルト20に対向している面)に斥力転写される。
【0053】
当接領域26を記録媒体Sが搬送されることによりその両面にはそれぞれカラートナー像が転写され、しかも、記録媒体Sの一方の面へのカラートナー像を転写する印加ローラ24での転写条件と、記録媒体Sの他方の面へカラートナー像を転写する印加ローラ25での転写条件とを別個に最適となるように設定することができる。
【0054】
また、印加ローラ24,25は、第2中間転写ベルト20のベルトループの内側に配置されているので、印加ローラ24,25はトナーや記録媒体Sに対して第2中間転写ベルト20を介在させて位置することになり、印加ローラ24,25に対するトナーや紙粉の付着が低減される。アースローラ13,14についても、これらのアースローラ13,14は第1中間転写ベルト7のベルトループの内側に配置されているので、アースローラ13,14はトナーや記録媒体Sに対して第1中間転写ベルト7を介在させて位置することになり、アースローラ13,14に対するトナーや紙粉の付着が低減される。
【0055】
両面にカラートナー像が転写された記録媒体Sは定着装置30に送り込まれ、定着装置30で定着処理された後に排紙トレイ32上に排紙される。
【0056】
図1に示すように排紙トレイ32を構成した場合、記録媒体Sは、記録媒体Sの両面に転写されたカラートナー像のうち後から形成されたカラートナー像、すなわち第1中間転写ベルト7から記録媒体Sに直接転写されたカラートナー像が下向きとなって排紙トレイ32上に排紙される。このため、排紙トレイ32上に排紙された記録媒体Sを頁揃えするためには、2頁目の画像を先に形成してその画像を第2中間転写ベルト20上に転写し、後から形成した1頁目のカラートナー像を第1中間転写ベルト7から記録媒体Sに直接転写するようにすればよい。また、第1中間転写ベルト7から記録媒体Sに転写される画像は、感光体ドラム1で正像に形成し、第2中間転写ベルト20から記録媒体Sに転写するカラートナー像は感光体ドラム1表面で逆像(鏡像)に形成する。このような頁揃えのための作像順は画像データをメモリーに貯蔵する公知の技術により、また、感光体ドラム1上で正像と逆像(鏡像)とを形成するための露光の正像・逆像切替えも公知の画像処理技術により実現できる。
【0057】
なお、本実施の形態では、上流側ニップ部27において導電性ローラ24を印加ローラとして導電性ローラ13をアースローラとした場合を例に挙げて説明したが、導電性ローラ13を印加ローラとして導電ローラ24をアースローラとしてもよい。また、下流側ニップ部28において導電ローラ25を印加ローラとして導電性ローラ14をアースローラとした場合を例に挙げて説明したが、導電性ローラ14を印加ローラとして導電性ローラ25をアースローラとしてもよい。
【0058】
また、本実施の形態では、上流側ニップ部27において第1中間転写ベルト7上のカラートナー像を記録媒体S上に転写し、下流側ニップ部28において第2中間転写ベルト20上のカラートナー像を記録媒体Sに転写する場合を例に挙げて説明したが、上流側ニップ部27において第2中間転写ベルト20上のカラートナー像を記録媒体Sに転写し、下流側ニップ部28において第1中間転写ベルト7上のカラートナー像を記録媒体Sに転写する構成としてもよい。
【0059】
本発明の第2の実施の形態を図5に基づいて説明する。なお、図1ないし図4において説明した部分と同じ部分は同じ符号で示し、説明も省略する(以下の実施の形態でも同じ)。
【0060】
本実施の形態では、第1の像担持体として第1中間転写ベルト7が用いられ、第2の像担持体として第2中間転写ベルト20が用いられ、第1中間転写ベルト7の像担持面7aと第2中間転写ベルト20の像担持面20aとが当接領域26で当接されている点は第1の実施の形態と同じである。しかし、この当接領域26において、第1中間転写ベルト7が支持ローラ40a,40bで支持され、第2中間転写ベルト20が支持ローラ41a,41bで支持され、対向配置された2組の支持ローラ40a,41a(及び、40b,41b)で第1中間転写ベルト7と第2中間転写ベルト20とが挟持されている。なお、第1・第2中間転写ベルト7,20は、厚さが1000μm、抵抗値が1011Ω・cmのポリイミドベルトが使用されている。
【0061】
第1中間転写ベルト7のベルトループの内側であって当接領域26の範囲内には、第1の転写部材であるチャージャ42とアース用の電極43とが配置されている。なお、第1中間転写ベルト7の移動方向に沿った上流側にチャージャ42が位置し、下流側に電極43が位置している。
【0062】
第2中間転写ベルト20のベルトループの内側であって当接領域26の範囲内には、第2の転写部材であるチャージャ44とアース用の電極45とが配置されている。なお、第2中間転写ベルト20の移動方向に沿った上流側に電極45が位置し、下流側にチャージャ44が位置している。また、チャージャ44が第1・第2中間転写ベルト7,20を挟んで電極43に対向し、電極45が第1・第2中間転写ベルト7,20を挟んでチャージャ42に対向している。
【0063】
このような構成において、第1中間転写ベルト7上にカラートナー像が形成され、そのカラートナー像が当接領域26を通過するタイミングでチャージャ44に転写電流(+400μA)を印加することにより、そのカラートナー像が第2中間転写ベルト20に転写される。その後、第2中間転写ベルト20に転写されたカラートナー像と新たに第1中間転写ベルト7上に形成されたカラートナー像とが当接領域26に運ばれるタイミングで、この当接領域26に記録媒体Sが送り込まれる。
【0064】
そして、記録媒体Sが当接領域26に送り込まれるタイミングでチャージャ42,44に転写電流(+400μA)が印加され、チャージャ42への転写電流の印加により第2中間転写ベルト20上のカラートナー像が記録媒体Sの一方の面に引力転写され、チャージャ44への転写電流の印加により第1中間転写ベルト7上のカラートナー像が記録媒体Sの他方の面に引力転写される。
【0065】
両面にカラートナー像が転写された記録媒体Sは定着装置30に搬送されて定着処理され、定着処理後に排紙トレイ32上に排紙される。排紙トレイ32上に排紙された記録媒体Sに形成された画像を確認したところ、両面とも良好な画像が形成されていた。
【0066】
ここで、チャージャ42と電極43とは第1中間転写ベルト7のベルトループの内側に配置されているので、チャージャ42と電極43とはトナーや記録媒体Sに対して第1中間転写ベルト7を介在させて位置することになり、チャージャ42や電極43に対するトナーや紙粉の付着が低減される。また、チャージャ44と電極45とは第2中間転写ベルト20のベルトループの内側に配置されているので、チャージャ44と電極45とはトナーや記録媒体Sに対して第2中間転写ベルト20を介在させて位置することになり、チャージャ44や電極45に対するトナーや紙粉の付着が低減される。
【0067】
本発明の第3の実施の形態を図6に基づいて説明する。本実施の形態では、第1の像担持体として感光体ベルト50が用いられ、第2の像担持体として中間転写ベルト20が用いられ、感光体ベルト50の像担持面50aと中間転写ベルト20の像担持面20aとが当接領域26で当接されている。感光体ベルト50は、ゴムを基体にした厚さ32μmの耐熱性(熱変形温度350℃以上)のベルト表面に光導電性物質である有機半導体の層が設けられている。中間転写ベルト20は、厚さが600μmで抵抗値が10Ω・cmのポリイミドベルトが使用されている。
【0068】
中間転写ベルト20のベルトループの内側であって当接領域26の範囲内には、第1・第2の転写部材である印加ローラ24,25が配置されている。これらの印加ローラ24,25は、抵抗値が10Ω・cmで層厚が0.3mmに設定された導電性のローラである。これらの印加ローラ24,25にはそれぞれ電源が接続されている。
【0069】
感光体ベルト50のベルトループの内側であって当接領域26の範囲内には、アースローラ13,14が配置され、これらのアースローラ13,14と印加ローラ24,25とが当接領域26内で感光体ベルト50と中間転写ベルト20とを挟持することにより上流側ニップ部27と下流側ニップ部28とが形成されている。上流側ニップ部27と下流側ニップ部28とのニップ幅はともに2.5mmである。ここで、このニップ幅とは、上流側ニップ部27と下流側ニップ部28との夫々を構成する一対の導電性ローラ24,13(25,14)の外周面が、中間転写ベルト20又は感光体ベルト50に接触している幅寸法である。具体的には、感光体ベルト50の像担持面50aと中間転写ベルト20の像担持面とにトナー層を担持し、これらの感光体ベルト50と中間転写ベルト20との間に記録媒体Sを送り込まずに感光体ベルト50と中間転写ベルト20とのいずれか一方のみを移動させた場合、上流側ニップ部27と下流側ニップ部28とにおいて停止している感光体ベルト50又は中間転写ベルト20におけるトナー層の削られた幅寸法である。
【0070】
このような構成において、中間転写ベルト20と感光体ベルト50とにカラートナー像が形成され、それらのカラートナー像が中間転写ベルト20と感光体ベルト50との移動に伴って当接領域26に運ばれるタイミングでこの当接領域26に記録媒体Sが送り込まれる。
【0071】
そして、記録媒体Sが当接領域26に入り込むタイミングで、上流側ニップ部27の印加ローラ24にプラスの転写電流(+50μA)が印加され、下流側ニップ部28の印加ローラ25にマイナスの転写電流(−30μA)が印加される。
【0072】
上流側ニップ部27の印加ローラ24にプラスの転写電流が印加されることにより、感光体ベルト50上のカラートナー像に静電引力が作用してそのカラートナー像が記録媒体Sの一方の面に引力転写される。また、下流側ニップ部28の印加ローラ25にマイナスの転写電流が印加されることにより、中間転写ベルト20上のカラートナー像に静電斥力が作用してそのカラートナー像が記録媒体Sの他方の面に斥力転写される。
【0073】
両面にカラートナー像が転写された記録媒体Sは定着装置30に搬送されて定着処理され、定着処理後に排紙トレイ32上に排紙される。排紙トレイ32上に排紙された記録媒体Sに形成された画像を確認したところ、両面とも良好な画像が形成されていた。
【0074】
ここで、印加ローラ24,25は中間転写ベルト20のベルトループの内側に配置されているので、印加ローラ24,25はトナーや記録媒体Sに対して中間転写ベルト20を介在させて位置することになり、印加ローラ24,25に対するトナーや紙粉の付着が低減される。また、アースローラ13,14は感光体ベルト50のベルトループの内側に配置されているので、アースローラ13,14はトナーや記録媒体Sに対して感光体ベルト50を介在させて位置することになり、アースローラ13,14に対するトナーや紙粉の付着が低減される。
【0075】
転写の際のオゾン発生量を測定したところ、第2の実施の形態のチャージャ42,44を使用した場合と比較して、オゾン発生量を18.0ppmから0.02ppmと大幅に減少させることができた。なお、オゾン測定位置は、カラープリンタ100の正面中央から水平方向に0.3m離れ、高さが1.2mの位置とした。
【0076】
本発明の第4の実施の形態を図7に基づいて説明する。本実施の形態では、第1の像担持体として第1中間転写ベルト7が用いられ、第2の像担持体として第2中間転写ベルト20が用いられ、第1中間転写ベルト7の像担持面7aと第2中間転写ベルト20の像担持面20aとが当接領域26で当接されている点は第1、第2の実施の形態と同じである。また、この当接領域26において、第1中間転写ベルト7が支持ローラ40a,40bで支持され、第2中間転写ベルト20が支持ローラ41a,41bで支持され、対向配置された2組の支持ローラ40a,41a(及び、40b,41b)で第1中間転写ベルト7と第2中間転写ベルト20とが挟持されている点は第2の実施の形態と同じである。なお、第1・第2中間転写ベルト7,20は、厚さが600μm、抵抗値が10Ω・cmのポリイミドベルトが使用されている。
【0077】
第2中間転写ベルト20のベルトループの内側であって当接領域26の範囲内には、第1の転写部材である印加ブレード61と第2の転写部材である印加ブレード62とが配置されている。上流側の印加ブレード61にはプラスの転写電流(+30μA)が印加され、下流側の印加ブレード62にはマイナスの転写電流(−20μA)が印加される構成である。
【0078】
第1中間転写ベルト7のベルトループの内側であって当接領域26の範囲内には、アースローラ13,14が配置され、これらのアースローラ13,14と印加ブレード61,62とが当接領域26内で第1・第2中間転写ベルト7,20を挟持することにより上流側ニップ部63と下流側ニップ部64とが形成されている。上流側・下流側ニップ部63,64のニップ幅はともに1.0mmである。
【0079】
このような構成において、第1中間転写ベルト7と第2中間転写ベルト20とにカラートナー像が形成され、それらのカラートナー像が第1・第2中間転写ベルト7,20の移動に伴って当接領域26に運ばれるタイミングでこの当接領域26に記録媒体Sが送り込まれる。
【0080】
そして、記録媒体Sが当接領域26に入り込むタイミングで、上流側ニップ部63の印加ブレード61にプラスの転写電流(+30μA)が印加され、下流側ニップ部64の印加ブレード62にマイナスの転写電流(−20μA)が印加される。
【0081】
上流側ニップ部63の印加ブレード61にプラスの転写電流が印加されることにより、第1中間転写ベルト7上のカラートナー像に静電引力が作用してそのカラートナー像が記録媒体Sの一方の面に引力転写される。また、下流側ニップ部64の印加ブレード62にマイナスの転写電流が印加されることにより、第2中間転写ベルト20上のカラートナー像に静電斥力が作用してそのカラートナー像が記録媒体Sの他方の面に斥力転写される。
【0082】
両面にカラートナー像が転写された記録媒体Sは定着装置30に搬送されて定着処理され、定着処理後に排紙トレイ32上に排紙される。排紙トレイ32上に排紙された記録媒体Sに形成された画像を確認したところ、両面とも良好な画像が形成されていた。
【0083】
ここで、印加ブレード61,62は第2中間転写ベルト20のベルトループの内側に配置されているので、印加ブレード61,62はトナーや記録媒体Sに対して第2中間転写ベルト20を介在させて位置することになり、印加ブレード61,62に対するトナーや紙粉の付着が低減される。また、アースローラ13,14は第1中間転写ベルト7のベルトループの内側に配置されているので、アースローラ13,14はトナーや記録媒体Sに対して第1中間転写ベルト7を介在させて位置することになり、アースローラ13,14対するトナーや紙粉の付着が低減される。
【0084】
転写の際のオゾン発生量を測定したところ、第2の実施の形態のチャージャ42,44を使用した場合と比較して、オゾン発生量を18.0ppmから0.02ppmと大幅に減少させることができた。なお、オゾン測定位置は、カラープリンタ100の正面中央から水平方向に0.3m離れ、高さが1.2mの位置とした。
【0085】
本発明の第5の実施の形態を図8に基づいて説明する。本実施の形態では、第1の像担持体として中間転写ドラム70が用いられ、第2の像担持体として中間転写ベルト20が用いられ、中間転写ドラム70の像担持面70aと中間転写ベルト20の像担持面20aとが当接領域26で当接されている。中間転写ドラム70は、直径が70mmの絶縁性の円筒表面に抵抗値が10Ω・cmのポリイミドの層が設けられている。中間転写ベルト20は、厚さが600μm、抵抗値が10Ω・cmのポリイミドベルトが使用されている。
【0086】
中間転写ベルト20のベルトループの内側であって当接領域26の範囲内には、第1の転写部材である印加ローラ71と第2の転写部材であるチャージャ72とが配置されている。印加ローラ71は中間転写ベルト20のベルトループの内側面に当接されており、マイナスの転写電流(−40μA)が印加される構成である。チャージャ72は中間転写ベルト20のベルトループの内側面に対して離反されており、プラスの転写電流(+300μA)が印加される構成である。
【0087】
中間転写ドラム70の内周側であって印加ローラ71とチャージャ72とに対向する位置にはアースローラ13,14が配置され、これらのアースローラ13,14は中間転写ドラム70の内周面に当接されている。印加ローラ71とアースローラ13とは中間転写ドラム70と中間転写ベルト20とをニップしており、そのニップ幅は2.0mmである。
【0088】
このような構成において、中間転写ドラム70と中間転写ベルト20とにカラートナー像が形成され、それらのカラートナー像が中間転写ドラム70と中間転写ベルト20との移動に伴って当接領域26に運ばれるタイミングでこの当接領域26に記録媒体Sが送り込まれる。
【0089】
そして、記録媒体Sが当接領域26に入り込むタイミングで、印加ローラ71にマイナスの転写電流(−40μA)が印加され、チャージャ72にプラスの転写電流(+300μA)が印加される。
【0090】
上流側である印加ローラ71側では、中間転写ベルト20上のカラートナー像に静電斥力が作用してそのカラートナー像が記録媒体Sの一方の面に斥力転写される。また、下流側であるチャージャ72側では、中間転写ドラム70上のカラートナー像に静電引力が作用してそのカラートナー像が記録媒体Sの他方の面に引力転写される。
【0091】
両面にカラートナー像が転写された記録媒体Sは定着装置30に搬送されて定着処理され、定着処理後に排紙トレイ32上に排紙される。排紙トレイ32上に排紙された記録媒体Sに形成された画像を確認したところ、両面とも良好な画像が形成されていた。
【0092】
ここで、印加ローラ71とチャージャ72とは中間転写ベルト20のベルトループの内側に配置されているので、印加ローラ71とチャージャ72とはトナーや記録媒体Sに対して中間転写ベルト20を介在させて位置することになり、印加ローラ71やチャージャ72に対するトナーや紙粉の付着が低減される。また、アースローラ13,14は中間転写ドラム70の内側に配置されているので、アースローラ13,14はトナーや記録媒体Sに対して中間転写ベルト70を介在させて位置することになり、アースローラ13,14対するトナーや紙粉の付着が低減される。
【0093】
転写の際のオゾン発生量を測定したところ、第2の実施の形態のチャージャ42,44を2つ使用した場合と比較して、オゾン発生量を18.0ppmから9.01ppmと大幅に減少させることができた。なお、オゾン測定位置は、カラープリンタ100の正面中央から水平方向に0.3m離れ、高さが1.2mの位置とした。
【0094】
本発明の第6の実施の形態を図9に基づいて説明する。本実施の形態では、第1の像担持体として中間転写ベルト7が用いられ、第2の像担持体として感光体ドラム80が用いられ、中間転写ベルト7の像担持面7aと感光体ドラム80の像担持面80aとが当接領域26で当接されている。中間転写ベルト7は、厚さが50μm、抵抗値が10Ω・cmのポリイミドベルトが使用されている。感光体ドラム80は、直径が70mmのアルミニウム製円筒表面に耐熱性を有する光導電性物質の層が設けられている。
【0095】
中間転写ベルト7のベルトループの内側であって当接領域26の範囲内には、第1の転写部材である印加ブラシ81と第2の転写部材である熱転写ローラ82と支持ローラ83とが配置されている。印加ブラシ81は、抵抗値が10Ω・cmであって導電性を有し、プラスの転写電流(+50μA)が印加される構成である。熱転写ローラ82は、ローラ表面温度が90℃に加熱されるように構成されている。また、この熱転写ローラ82と感光体ドラム80とは中間転写ベルト7をニップしており、そのニップ幅は3.0mmとされている。
【0096】
このような構成において、中間転写ベルト7と感光体ドラム80とにカラートナー像が形成され、それらのカラートナー像が中間転写ベルト7と感光体ドラム80との移動に伴って当接領域26に運ばれるタイミングでこの当接領域26に記録媒体Sが送り込まれる。
【0097】
そして、記録媒体Sが当接領域26に入り込むタイミングで、印加ブラシ81にプラスの転写電流(+50μA)が印加され、熱転写ローラ82が加熱される。
【0098】
上流側である印加ブラシ81側では、感光体ドラム80上のカラートナー像に静電引力が作用してそのカラートナー像が記録媒体Sの一方の面に引力転写される。また、下流側である熱転写ローラ82側では、中間転写ベルト7上のカラートナー像に熱が作用してそのカラートナー像が記録媒体Sの他方の面に熱転写される。
【0099】
両面にカラートナー像が転写された記録媒体Sは定着装置30に搬送されて定着処理され、定着処理後に排紙トレイ32上に排紙される。排紙トレイ32上に排紙された記録媒体Sに形成された画像を確認したところ、両面とも良好な画像が形成されていた。
【0100】
ここで、印加ブラシ81と熱転写ローラ82とは中間転写ベルト7のベルトループの内側に配置されているので、印加ブラシ81と熱転写ローラ82とはトナーや記録媒体Sに対して中間転写ベルト7を介在させて位置することになり、印加ブラシ81や熱転写ローラ82に対するトナーや紙粉の付着が低減される。
【0101】
転写の際のオゾン発生量を測定したところ、第2の実施の形態のチャージャ42,44を使用した場合と比較して、オゾン発生量を18.0ppmから9.01ppmと大幅に減少させることができた。なお、オゾン測定位置は、カラープリンタ100の正面中央から水平方向に0.3m離れ、高さが1.2mの位置とした。
【0102】
本発明の第7の実施の形態を図10に基づいて説明する。本実施の形態では、第1の像担持体として感光体ベルト90が用いられ、第2の像担持体として感光体ベルト91が用いられ、感光体ベルト90の像担持面90aと感光体ベルト91の像担持面91aとが当接領域26で当接されている。当接領域26における感光体ベルト91のベルトループの内側面には第1の転写部材である熱転写ローラ92と支持ローラ93とが当接されている。また、当接領域26における感光体ベルト90のベルトループの内側面には第2の転写部材である熱転写ローラ94と支持ローラ95とが当接されている。熱転写ローラ92と支持ローラ95とは感光体ベルト90,91を挟持する上流側ニップ部27を形成し、そのニップ部におけるニップ幅は2.3mmとされている。また、熱転写ローラ94と支持ローラ93とは感光体ベルト90,91を挟持する下流側ニップ部28を形成し、そのニップ部におけるニップ幅は2.3mmとされている。
【0103】
感光体ベルト90,91は、ゴムを基体にした厚さ32μmの耐熱性(熱変形温度350℃以上)のベルト表面に耐熱性を有する光導電性物質の層が設けられている。
【0104】
熱転写ローラ92,94は、ローラ表面温度が100℃に加熱されるように構成されている。
【0105】
このような構成において、感光体ベルト90と感光体ベルト91とにカラートナー像が形成され、それらのカラートナー像が感光体ベルト90,91の移動に伴って当接領域26に運ばれるタイミングでこの当接領域26に記録媒体Sが送り込まれる。
【0106】
そして、記録媒体Sが当接領域26に入り込むタイミングで熱転写ローラ92,94が加熱され、上流側の熱転写ローラ92が加熱されることにより感光体ベルト91上のカラートナー像が記録媒体Sの一方の面に転写され、下流側の熱転写ローラ94が加熱されることにより感光体ベルト90上のカラートナー像が記録媒体Sの他方の面に転写される。
【0107】
両面にカラートナー像が転写された記録媒体Sは定着装置30に搬送されて定着処理され、定着処理後に排紙トレイ32上に排紙される。排紙トレイ32上に排紙された記録媒体Sに形成された画像を確認したところ、両面とも良好な画像が形成されていた。
【0108】
ここで、熱転写ローラ92は感光体ベルト91のベルトループの内側に配置され、熱転写ローラ94は感光体ベルト90のベルトループの内側に配置されているので、熱転写ローラ92,94はトナーや記録媒体Sに対して感光体ベルト90,91を介在させて位置することになり、熱転写ローラ92,94に対するトナーや紙粉の付着が低減される。
【0109】
転写の際のオゾン発生量を測定したところ、第2の実施の形態のチャージャ42,44を使用した場合と比較して、オゾン発生量を18.0ppmから0.02ppmと大幅に減少させることができた。なお、オゾン測定位置は、カラープリンタ100の正面中央から水平方向に0.3m離れ、高さが1.2mの位置とした。
【0110】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の転写方法によれば、記録媒体と像担持体との間でのズレを生じることなくトナー像が転写されるので記録媒体上へ良好な画像を形成することができ、また、記録媒体の一方の面へのトナー像の転写を第1の転写部材を用いて行い記録媒体の他方の面へのトナー像の転写を第2の転写部材を用いて行うので、第1の転写部材によるトナー像の転写と第2の転写部材によるトナー像の転写とをそれぞれ最適な条件で行うことが可能となり、記録媒体上への画像形成をより一層良好に行うことができる。
【0111】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の転写方法において、二つの前記像担持体は、感光体又は中間転写体であるので、像担持体として感光体を用いることにより転写プロセスを簡略化して画像形成の生産性を向上させることができ、また、像担持体として中間転写体を用いることにより中間転写体上にカラーのトナー像を形成することが可能となって記録媒体上に良好なカラー画像を形成することできる。
【0112】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の転写方法において、前記転写部材による転写方式は、静電転写方式又は熱転写方式であるので、像担持体から記録媒体への効率の良い転写が可能となり、記録媒体上に良好な画像を形成することができる。
【0113】
請求項4記載の発明の転写装置によれば、記録媒体と像担持体との間でのズレを生じることなくトナー像が転写されるので記録媒体上へ良好な画像を形成することができ、また、記録媒体の一方の面へのトナー像の転写を第1の転写部材を用いて行い記録媒体の他方の面へのトナー像の転写を第2の転写部材を用いて行うので、第1の転写部材によるトナー像の転写と第2の転写部材によるトナー像の転写とをそれぞれ最適な条件で行うことが可能となり、記録媒体上への画像形成をより一層良好に行うことができ、さらに、ベルト状の像担持体のベルトループの内側に配置された転写部材はトナーや記録媒体に対して像担持体を介在させて位置することになり、トナーや紙粉の付着による転写部材の汚れを抑制できる。
【0114】
請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の転写装置において、前記転写部材は、静電転写を行う部材であって前記像担持体のベルトループの内側面に当接されて前記像担持体に電荷を印加するので、転写時におけるオゾン等の放電生成物の発生を低減することができる。
【0115】
請求項6記載の発明によれば、請求項4記載の転写装置において、前記転写部材は、静電転写を行う部材であって前記像担持体のベルトループの内側面に非接触状態で前記像担持体に電荷を印加するので、像担持体のベルト内面に転写部材との接触抵抗が発生せず、像担持体や転写部材の磨耗劣化を防止できる。
【0116】
請求項7記載の発明によれば、請求項5記載の転写装置において、前記転写部材は、ローラ形状であるので、像担持体への電荷付与を効率良く行うことができ、像担持体から記録媒体へのトナー像の転写を良好に行える。
【0117】
請求項8記載の発明によれば、請求項5記載の転写装置において、前記転写部材は、ブラシ形状であるので、像担持体への電荷付与を効率良く行うことができ、像担持体から記録媒体へのトナー像の転写を良好に行える。
【0118】
請求項9記載の発明によれば、請求項5記載の転写装置において、前記転写部材は、ブレード形状であるので、像担持体への電荷付与を効率良く行うことができ、像担持体から記録媒体へのトナー像の転写を良好に行える。
【0119】
請求項10記載の発明によれば、請求項4ないし9のいずれか一記載の転写装置において、前記像担持体は中間転写ベルトであり、厚みが50〜1000μmの樹脂フィルム又はゴムを基体とし、10〜1011Ω・cmの抵抗値を備えているので、この中間転写ベルトから記録媒体へのトナー像の転写を良好に行うことができる。
【0120】
請求項11記載の発明によれば、請求項4ないし10のいずれか一記載の転写装置において、前記第1の像担持体と前記第2の像担持体との少なくとも一方は、前記当接領域が当接を解除する位置へ移動可能に設けられているので、転写を行わない時に当接領域の当接を解除することによって当接領域が常時当接されていることにより発生する像担持体の特性変化を抑制でき、また、当接領域で発生したジャムの処理を容易に行うことができる。
【0121】
請求項12記載の発明の画像形成装置によれば、請求項4ないし11のいずれか一記載の転写装置を有するので、請求項4ないし11のいずれか一記載の発明と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のカラープリンタの概略を示す断面図である。
【図2】作像ユニットの構成を拡大して示す正面図である。
【図3】当接領域の周囲の構造を拡大して示す正面図である。
【図4】第2中間転写ベルトの回動による当接領域の接離構成を示す正面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における当接領域の周囲の構造を拡大して示す正面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態における当接領域の周囲の構造を拡大して示す正面図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態における当接領域の周囲の構造を拡大して示す正面図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態における当接領域の周囲の構造を拡大して示す正面図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態における当接領域の周囲の構造を拡大して示す正面図である。
【図10】本発明の第7の実施の形態における当接領域の周囲の構造を拡大して示す正面図である。
【符号の説明】
6 作像部
7 第1の像担持体
7a 像担持面
20 第2の像担持体
20a 像担持面
24 第1の転写部材
25 第2の転写部材
26 当接領域
30 定着装置
42 第1の転写部材
44 第2の転写部材
50 第1の像担持体
50a 像担持面
61 第1の転写部材
62 第2の転写部材
70 第1の像担持体
70a 像担持面
71 第1の転写部材
72 第2の転写部材
80 第2の像担持体
80a 像担持面
81 第1の転写部材
82 第2の転写部材
90 第1の像担持体
90a 像担持面
91 第2の像担持体
91a 像担持面
92 第1の転写部材
94 第2の転写部材
S 記録媒体

Claims (12)

  1. トナー像を担持する第1の像担持体の像担持面とトナー像を担持する第2の像担持体の像担持面とが当接された当接領域において二つの前記像担持体を同じ方向に等速で移動させ、前記当接領域内において二つの前記像担持体に挟まれた記録媒体を搬送させ、前記当接領域内における前記像担持体の移動方向に沿った上流側に配置された第1の転写部材を用いて一方の前記像担持体に担持されたトナー像を前記当接領域内を搬送されている前記記録媒体の一方の面に転写し、前記当接領域内における前記像担持体の移動方向に沿った下流側に配置された第2の転写部材を用いて他方の前記記録媒体に担持されたトナー像を前記当接領域内を搬送されている前記記録媒体の他方の面に転写するようにした転写方法。
  2. 二つの前記像担持体は、感光体又は中間転写体である請求項1記載の転写方法。
  3. 前記転写部材による転写方式は、静電転写方式又は熱転写方式である請求項1又は2記載の転写方法。
  4. 像担持面にトナー像を担持して移動する第1の像担持体と、
    像担持面にトナー像を担持して移動する第2の像担持体と、
    二つの前記像担持体の前記像担持面が当接されてその間に記録媒体が搬送される当接領域と、
    前記当接領域内における前記像担持体の移動方向に沿った上流側に配置されて一方の前記像担持体に担持されたトナー像を前記当接領域内を搬送される前記記録媒体の一方の面に転写する第1の転写部材と、
    前記当接領域内における前記像担持体の移動方向に沿った下流側に配置されて他方の前記記録媒体に担持されたトナー像を前記当接領域を搬送される前記記録媒体の他方の面に転写する第2の転写部材と、
    を具備し、
    二つの前記像担持体のうち少なくとも一方がベルト状の像担持体であり、ベルト状の前記像担持体のベルトループの内側に前記転写部材が配置されている転写装置。
  5. 前記転写部材は、静電転写を行う部材であって前記像担持体のベルトループの内側面に当接されて前記像担持体に電荷を印加する請求項4記載の転写装置。
  6. 前記転写部材は、静電転写を行う部材であって前記像担持体のベルトループの内側面に非接触状態で前記像担持体に電荷を印加する請求項4記載の転写装置。
  7. 前記転写部材は、ローラ形状である請求項5記載の転写装置。
  8. 前記転写部材は、ブラシ形状である請求項5記載の転写装置。
  9. 前記転写部材は、ブレード形状である請求項5記載の転写装置。
  10. 前記像担持体は中間転写ベルトであり、厚みが50〜1000μmの樹脂フィルム又はゴムを基体とし、10〜1011Ω・cmの抵抗値を備えている請求項4ないし9のいずれか一記載の転写装置。
  11. 前記第1の像担持体と前記第2の像担持体との少なくとも一方は、前記当接領域が当接を解除する位置へ移動可能に設けられている請求項4ないし10のいずれか一記載の転写装置。
  12. トナー像を作像する作像部と、
    前記作像部で作像されたトナー像を記録媒体の両面に転写可能な請求項4ないし11のいずれか一記載の転写装置と、
    前記記録媒体に転写されたトナー像を定着する定着装置と、
    を有する画像形成装置。
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