JP2005019781A - 固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents

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雄一 江川
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Abstract

【課題】受光面積を維持しながらセルの面積を縮小することができる固体撮像装置を提供する。
【解決手段】まず、半導体基板10上に複数の素子分離領域11を形成する。そして、素子分離領域11間に挟まれた活性領域の内部にp型不純物を導入してp型ウェル10aを形成する。次に、このp型ウェル10aの深部にイオン注入法を使用してn型半導体領域である電荷蓄積領域12を形成する。これにより、フォトダイオードPDを半導体基板10の表面から離れた深部に形成する。その後、電荷蓄積領域12の離間した上部に電荷転送用のMISトランジスタTr2を形成し、フォトダイオードPDとMISトランジスタTr2とを縦構造にする。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体撮像装置およびその製造技術に関し、特に受光面積を維持しながらセルサイズの縮小を図ることができる固体撮像装置およびその製造工程に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
被写体からの光信号を電気信号に変換して撮像を行なうものとして固体撮像装置があり、この固体撮像装置には、例えば、CCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサやCMOS型イメージセンサなどの種類がある。
【0003】
CMOS型イメージセンサは、例えば2次元状にセル(画素)が配列されており、個々のセルを互いに直交する走査線によって選択できるようになっている。そして、互いに直交する走査線によって一つのセルが選択されると、選択されたセル内に蓄積されていた電荷がセルの外部へ出力される。この動作を二次元状に配列されたすべてのセルについて行なう(走査する)ことにより、被写体に対応した電気信号をディスプレイなどの外部機器へ出力し映像を表示する。
【0004】
このようなCMOS型イメージセンサのセルは、受光した光を電荷に変換して蓄積するフォトダイオードとフォトダイオードに蓄積された電荷を外部へ出力する転送用MOSトランジスタを含んでおり、フォトダイオードの横側に転送用MOSが形成された構造をしている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−126893号公報(第7頁、図1)
【0006】
【特許文献2】
特開平11−274450号公報(第3頁〜第4頁、図1)
【0007】
【特許文献3】
特開2000−286405号公報(第5頁、図2)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、受光部であるフォトダイオードの横側に転送用MOSトランジスタが形成されているセルの構造では、セルの面積が大きくなるという問題点がある。
【0009】
本発明の目的は、受光面積を維持しながらセルの面積を縮小することができる固体撮像装置を提供することにある。
【0010】
また、本発明の他の目的は、受光面積を維持しながらセルの面積を縮小することができる固体撮像装置の製造方法を提供することにある。
【0011】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0013】
本発明の固体撮像装置は、入射した光を電荷に変換するセルを半導体基板に複数備える固体撮像装置であって、前記セルは、(a)前記電荷を蓄積する電荷蓄積領域と、(b)前記電荷蓄積領域に蓄積された前記電荷を前記セルの外部へ転送する電界効果トランジスタとを備え、前記電荷蓄積領域は、第1導電型の不純物を前記半導体基板の内部に導入して形成された半導体領域であり、前記電荷蓄積領域を前記半導体基板の素子形成面上に射影した場合、前記電荷蓄積領域と前記電界効果トランジスタのドレイン領域とは重なり合う領域を有することを特徴とするものである。
【0014】
また、本発明の固体撮像装置の製造方法は、入射した光を電荷に変換するセルを半導体基板に複数形成する固体撮像装置の製造方法であって、(a)前記半導体基板に前記セルを分離するための素子分離領域を複数形成する工程と、(b)活性領域に前記セルを形成する工程を備え、前記(b)工程は、(b1)前記活性領域の内部に、第1導電型の不純物を導入することにより、前記電荷を蓄積する電荷蓄積領域を形成する工程と、(b2)前記電荷蓄積領域に蓄積された前記電荷を前記セルの外部へ転送する電界効果トランジスタを形成する工程とを備え、前記(b2)工程は、前記電荷蓄積領域から離間した上部に前記電界効果トランジスタのゲート電極を形成する工程を有することを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。また、実施の形態を説明するための全図において同一機能を有するものは同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0016】
以下で説明する実施の形態は、フォトダイオードと転送用MIS(Metal Insulator Semiconductor)トランジスタを含むセルを複数備えたイメージセンサ(固体撮像装置)に本発明を適用したものである。
【0017】
(実施の形態1)
本実施の形態1におけるイメージセンサについて図面を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態1におけるイメージセンサの受光部の構成を示した回路構成図である。図1において、本実施の形態1のイメージセンサは、垂直走査回路Vおよび水平走査回路Hを有している。
【0018】
垂直走査回路Vには走査線(画素選択線)1a〜1nが接続されており、垂直走査回路Vは、これらの走査線1a〜1nに順次電圧(パルス)を印加できるようになっている。
【0019】
水平走査回路Hにはn個の配線が接続されており、各配線はそれぞれMISトランジスタTr1のゲート電極に接続されている。そして、水平走査回路Hは、n個のMISトランジスタTr1のゲート電極に順次電圧を印加できるようになっている。また、各MISトランジスタTr1のソース領域にはそれぞれ走査線2a〜2nの一つが接続されており、各MISトランジスタのドレイン領域は、共通した出力線が接続されている。
【0020】
走査線1a〜1nと走査線2a〜2nとは、接続しない状態で互いに直交するように配置され、走査線1a〜1nおよび走査線2a〜2nによって区切られた個々の領域にはセル(画素)C1−1、C1−2・・・C1−n、C2−1・・・Cn−nが形成されている。
【0021】
セルCr−s(1≦r≦n、1≦s≦n;r、sは自然数)は、イメージセンサの受光部の最小単位を形成し、フォトダイオードPDおよびMISトランジスタTr2を有している。
【0022】
フォトダイオードPDは、被写体からイメージセンサに入力された光を光電変換して電荷を生成し、生成した電荷を蓄積する機能を有し、MISトランジスタTr2は、フォトダイオードPDで蓄積された電荷をセルCr−sの外部へ転送する際のスイッチとしての役割を有している。
【0023】
各セルCr−sにおいて、フォトダイオードPDの一方の端は接地されており、もう一方の端は、MISトランジスタTr2のソース領域と電気接続されている。また、各MISトランジスタTr2のドレイン領域は、走査線2a〜2nの一つに接続されており、各MISトランジスタTr2のゲート電極は、垂直走査回路Vより引き出された走査線1a〜1nの一つに接続されている。
【0024】
なお、フォトダイオードPDと並列に接続されたコンデンサは、実際にあるのではなく、フォトダイオードPDで電荷が蓄積されることを等価回路として示したものである。
【0025】
次に、このように構成されたイメージセンサの動作について簡単に説明する。まず、イメージセンサにおいて被写体から入射する光に対応した電荷を蓄積する動作について説明する。
【0026】
被写体からの光が各セルCr−s内のフォトダイオードPDに入射すると光電変換により、光が電荷に変換され、変換された電荷は、フォトダイオードPDに蓄積される。フォトダイオードPDに蓄積される電荷は、フォトダイオードPDに入射する光の強弱および蓄積時間に応じた量となる。
【0027】
次に、フォトダイオードPDに蓄積された電荷を出力する動作について説明する。
【0028】
垂直走査回路Vにより走査線1a〜1nに順にパルス電圧が印加されるが、現時点で特定の走査線1rにパルス電圧が印加されているとする。このとき他の走査線上には電圧は印加されていない。すると、走査線1rに接続されたセルCr− 、Cr−2・・・Cr−nが選択され、各MISトランジスタTr2のゲート電極に電圧が印加される。各ゲート電極に電圧が印加されると、各MISトランジスタTr2がオン状態になり、セルCr−1、Cr−2・・・Cr−n内の各フォトダイオードPDに蓄積されていた電荷がそれぞれ走査線2a〜2nに取り出される。例えば、セルCr−1のフォトダイオードPDに蓄積されていた電荷は、走査線2a上に取り出され、セルCr−2のフォトダイオードPDに蓄積されていた電荷は、走査線2b上に取り出される。
【0029】
次に、水平走査回路Hにより、n個のMISトランジスタTr1のゲート電極に順次パルス電圧を印加する。例えば、走査線2aに接続されているMISトランジスタTr1から順にオン状態にする。走査線2aに接続されているMISトランジスタTr1がオン状態のとき、他の走査線2b〜2nに接続されている各MISトランジスタTr1はオフ状態になっている。
【0030】
走査線2aに接続されているMISトランジスタTr1がオン状態になると、走査線2aと出力線が導通することになり、走査線2aに取り出されていた電荷(セルCr−1に蓄えられていた電荷)が出力線を通して出力される。
【0031】
続いて、水平走査回路Hにより、走査線2bに接続されているMISトランジスタTr1をオン状態にすると、走査線2bと出力線とが導通することになり、走査線2b上に取り出されていた電荷(セルCr−2に蓄えられていた電荷)が出力線を通して出力される。
【0032】
このようにして、水平走査回路Hにより、走査線2n上に取り出されていた電荷(セルCr−nに蓄えられていた電荷)を出力する動作まで行なう。
【0033】
その後、垂直走査回路Vにより走査線1rへの電圧の印加を終了し、今度は走査線1(r+1)への電圧の印加を行ない上述した動作を繰り返す。このようにして、2次元状に配列したセルCr−s内の電荷をすべて出力する。出力された電荷に対応した電気信号はアンプなどにより増幅された後、増幅された電気信号は、例えばディスプレイなどの表示機器に入力する。すると、ディスプレイに映像が表示される。
【0034】
次に、本実施の形態1におけるイメージセンサの実際上の構成について説明する。図2は、半導体基板上に形成されたセルC1−1、C1−2、C2−1、C2−2の近傍領域を上部から見た平面図である。図2において、まず配線32および配線33が層間絶縁膜24上に形成されており、紙面の上方から紙面の下方に向かって延伸している。この配線32は、例えば図1に示す走査線2aに電気接続されているか配線32自体が走査線2aになっている。同様に、配線33は、例えば図1に示す走査線2bに電気接続されているか、配線33自体が走査線2bになっている。
【0035】
これら配線32および配線33にはL字型をした引き出し線が形成されており、この引き出し線の端部において、層間絶縁膜24を貫通するプラグ28と接続されている。
【0036】
層間絶縁膜24の下には、破線で示したようにセルC1−1、C1−2、C2−1、C2−2が形成されており、上部の左側にセルC1−1が形成され、上部の右側にはセルC1−2が形成されている。また、下部の左側にはセルC2−1が形成され、下部の右側にはセルC2−2が形成されている。これらのセルC1−1〜C2−2と、配線32または配線33は、層間絶縁膜24を貫通したプラグ28によって、電気接続されている。例えば、セルC1−1は、セルC1−1の下部領域において配線32と電気接続されており、セルC1−2は、セルC1−2の下部領域において配線33と電気接続されている。これら図2に示したセルC1−1〜C2−2は、図1に示した同符号のものに対応している。
【0037】
また、セルC1−1およびセルC1−2には、それぞれの中央領域を横切るようにゲート電極15が形成されている。同様に、セルC2−1およびセルC2−2には、それぞれの中央領域を横切るようにゲート電極16が形成されている。これらゲート電極15、16は層間絶縁膜24の下層に形成されており、配線32および配線33と直交するように配置されている。そして、ゲート電極15は、図1に示す走査線1aに電気接続されているか、それ自体走査線1aになっている。同様に、ゲート電極16は、図1に示す走査線1bに電気接続されているか、それ自体走査線1bになっている。
【0038】
次に、図2のA−A線で切断した断面図を図3に示し、図3を使用してセルC1−2の構成を説明する。
【0039】
図3に示すように、半導体基板10上には、セルC1−2を他のセルCr−sから電気的に分離するための素子分離領域11が設けられており、この素子分離領域11間の活性領域下にはp型ウェル10aが形成されている。そして、このp型ウェル10a上に本実施の形態1のセルC1−2が形成されている。
【0040】
本実施の形態1におけるセルC1−2は、半導体基板10の表面上に電荷転送用のMISトランジスタTr2が形成されており、このMISトランジスタTr2の下層、すなわち半導体基板10内(p型ウェル10a内)にフォトダイオードPDの一部を構成する電荷蓄積領域12が形成されている。
【0041】
ここで、半導体基板10およびp型ウェル10aには、例えば、ボロンやフッ化ボロンなどのp型不純物が導入されており、電荷蓄積領域12には、リンや砒素などのn型不純物が導入されている。したがって、p型ウェル10aと電荷蓄積領域12との境界近傍にはpn接合が形成され、このp型ウェル10aと電荷蓄積領域12によりpn接合型のフォトダイオードPDが形成されている。このため、pn接合近傍に光が入射すると光電効果により電子が発生し、発生した電子はエネルギーレベルの低いn型半導体領域(電荷蓄積領域12)に蓄積される。
【0042】
このような電荷蓄積領域12上には、電荷転送用のMISトランジスタTr2が形成されており、以下に示すような構成をしている。すなわち、半導体基板10上にゲート絶縁膜13が形成されており、このゲート絶縁膜13上にゲート電極15が形成されている。そして、このゲート電極15の側壁には、ソース領域およびドレイン領域をLDD(Lightly Doped Drain)構造とするためのサイドウォール20が形成されている。そして、サイドウォール20の直下の半導体基板10内(p型ウェル10a内)には低濃度n型不純物拡散領域18、19が形成され、低濃度n型不純物拡散領域18、19の外側には、高濃度n型不純物領域22、23が形成されている。この低濃度n型不純物拡散領域18および高濃度n型不純物拡散23により、MISトランジスタTr2のソース領域が形成され、低濃度n型不純物拡散領域19と高濃度n型不純物拡散領域22により、MISトランジスタTr2のドレイン領域が形成されている。
【0043】
上記のように構成された本実施の形態1のセルC1−2においては、半導体基板10の素子形成面(表面)上に電荷蓄積領域12を射影した場合、ドレイン領域と電荷蓄積領域12との間に重なり合う領域が存在するように構成されているとともに、電荷蓄積領域12の離間した上部にMISトランジスタTr2のゲート電極15が形成されている。
【0044】
また、高濃度n型不純物拡散領域23(ソース領域)は、半導体基板10に埋め込まれた電荷蓄積領域12と電気的に接続している。このようにMISトランジスタTr2のソース領域と電荷蓄積領域12を電気的に接続することにより、MISトランジスタTr2がオン状態になったとき、電荷蓄積領域12に蓄積されている電子をMISトランジスタTr2のソース領域からドレイン領域へ流して転送することができる。一方、MISトランジスタTr2がオフ状態のときは、電荷蓄積領域12に電荷を蓄積することができる。
【0045】
次に、電荷転送用のMISトランジスタTr2上には、層間絶縁膜24が形成されており、この層間絶縁膜24には接続孔25がドレイン領域(高濃度n型不純物拡散領域22)を露出するように形成されている。
【0046】
そして、この接続孔25内には、チタン/窒化チタン膜26およびタングステン膜27が埋め込まれプラグ28が形成されており、プラグ28は上部で配線33と電気接続されている。このプラグ28は、ドレイン領域と配線33とを電気接続する役割を果たしている。配線33は、例えばチタン/窒化チタン膜29、アルミニウム膜30およびチタン/窒化チタン膜31の積層膜より形成されている。なお、配線33は、アルミニウム膜30から形成されている例を示したがこれに限らず、例えば銅配線としてもよい。
【0047】
以上述べた構成を有する本実施の形態1のセルC1−2によれば、電荷転送用のMISトランジスタTr2と電荷蓄積領域12との配置を縦構造にすることにより、セルC1−2の面積を従来に比べて小さくすることができる。すなわち、従来は、電荷転送用のMISトランジスタTr2の横に電荷蓄積領域12を配置した横構造をしていた。このような横構造にするとセルの面積が大きくなり、イメージセンサの解像度の向上を図ることが難しくなる。しかし、本実施の形態1におけるセルC1−2では上記したように電荷転送用のMISトランジスタTr2と電荷蓄積領域12との配置を縦構造にしたため、セルC1−2の面積を相対的に小さくすることができる。
【0048】
ここで、電荷蓄積領域12上にMISトランジスタTr2のゲート電極15があるため、フォトダイオードPDに入射する光を遮ってしまうことが考えられるが、ゲート電極15は、透過性を有するポリシリコン膜よりできているため問題はない。ただし、電荷蓄積領域12上にメタル配線である配線33が形成されている領域は遮光されるが、図2を見てもわかるように、セルC1−2の全体の面積に占める遮光領域(配線33の引き出し線部分の領域)は小さいため問題とならない。したがって、本実施の形態1のセルC1−2によれば、横構造にした場合とほぼ同様の受光面積を維持しながら、セルC1−2のサイズを縮小することができる。
【0049】
また、本実施の形態1のセルC1−2によれば、電荷蓄積領域12が半導体基板10の表面(素子形成面)やゲート絶縁膜13に接していないため、表面欠陥などに起因したリーク電流(暗電流)を低減することができる。すなわち、リーク電流が多いとフォトダイオードPDに光があたっていなくても電荷が蓄積されることになりノイズが多くなる。特に、セルC1−2を単に小さくしただけでは、入射する光量が減少し、リーク電流の影響が大きくなる。しかし、本実施の形態1のセルC1−2では、受光面積をほぼ維持しながらセルC1−2のサイズを小さくしているため、リーク電流の影響はあまり大きくならない。そして、上記したように電荷蓄積領域12を半導体基板10の表面でなく内部に設けたので、表面欠陥などの影響を受けず、リーク電流を低減することができる。すなわち、本実施の形態1のセルC1−2では受光面積を維持しながらセルの面積を小さくしたことと、リーク電流を低減したことによる相乗効果により解像度を向上することができる。
【0050】
さらに、本実施の形態1のセルC1−2によればサイズ縮小を図ることができるため、ウェハに形成できるイメージセンサの数を増加することができる。したがって、イメージセンサの単価を下げることができ、コスト削減を図ることができる。
【0051】
次に、本実施の形態1におけるイメージセンサを製造する方法について、図面を参照しながら説明する。
【0052】
まず、図4に示すように例えば単結晶シリコンにp型不純物を導入した半導体基板10を用意する。p型不純物としては、例えばボロンやフッ化ボロンなどがある。次に、この半導体基板10の素子形成面に素子分離領域11を形成する。この素子分離領域11は、各セルCr−sが互いに干渉などの悪影響を及ぼしあわないように電気的に分離するために設けられる。素子分離領域11は、例えばLOCOS(Local Oxidization Of Silicon)法やSTI(Shallow Trench Isolation)法によって形成することができる。図4では、半導体基板10の素子形成面に、エッチング技術を使用して例えば深さが約300nmの溝を掘り、この溝に例えばCVD法を使用して酸化シリコン膜を埋め込んだ後、半導体基板10の素子形成面をCMP(Chemical Mechanical Polishing)法によって研磨するSTI法によって形成された素子分離領域11を示している。STI法によれば、LOCOS法に比べて分離幅を狭くできるとともに素子分離領域11の深さを深くできるので、素子の高集積化を図ることができる。
【0053】
続いて、素子分離領域11で分離された活性領域にp型ウェル10aを形成する。p型ウェル10aは、フォトリソグラフィ技術およびイオン注入法を使用して、p型不純物であるボロンやフッ化ボロンを導入することにより形成できる。
【0054】
次に、半導体基板10の素子形成面上にレジスト膜を塗布した後、露光・現像することにより、レジスト膜をパターニングする。パターニングは、セルCr−sの受光領域が開口するように行なう。そして、図5に示すように、イオン注入法を使用してn型不純物を半導体基板10の内部(詳しくはp型ウェル10aの内部)に導入することにより、半導体基板10の素子形成面に接触部を持たない電荷蓄積領域12を形成する。電荷蓄積領域12を形成する際に行なわれるイオン注入は、例えばリンを約200keVのエネルギー、約2.0×1013/cmのドーズ量で打ち込むことにより行なう。このように、電荷蓄積領域12は、比較的高エネルギーでリンを打ち込んでできるため、半導体基板10の素子形成面(表面)に接触しない領域とすることができる。例えば、電荷蓄積領域12は、半導体基板10の素子形成面より、約0.1μm〜約1μmの深さに形成される。
【0055】
続いて、図6に示すように半導体基板10の素子形成面上にゲート絶縁膜13を形成する。ゲート絶縁膜13は、例えば酸化シリコン膜よりなり、例えば熱酸化法によって形成することができる。具体的には、例えば約900℃のドライ酸化によってゲート絶縁膜13を形成することができる。
【0056】
従来、ゲート絶縁膜13としては、絶縁耐性が高くリーク電流が少ない、シリコン−酸化シリコン界面の電気的・物性的安定性などが優れているとの観点から、酸化シリコン膜が使用されている。
【0057】
しかし、素子の微細化に伴い、ゲート絶縁膜13の膜厚の薄膜化が要求されるようになってきている。このように薄いゲート酸化膜を使用すると、MOSトランジスタのチャネルを流れる電子が酸化シリコン膜によって形成される障壁をトンネルしてゲート電極に流れる、いわゆるトンネル電流が発生してしまう。
【0058】
そこで、酸化シリコンより誘電率の高い材料を使用して物理的膜厚を増加させることができるHigh−k膜が使用されるようになってきている。したがって、ゲート絶縁膜13として、例えば、酸化アルミニウム、酸化ハフニウム、酸化ジルコニウム、窒化シリコンなどの膜から形成してもよい。
【0059】
続いて、ゲート絶縁膜13上に導体膜であるポリシリコン膜14を形成する。ポリシリコン膜14は、例えばシランガスを窒素ガス中で熱分解させてポリシリコン膜14を堆積させるCVD(Chemical Vapor Deposition)法を使用することができる。なお、後述するゲート電極15の低抵抗化のため、ポリシリコン膜14の堆積時にはリンなどの導電型不純物が添加される。また、導電型不純物は、ポリシリコン膜14の形成後に添加するようにしてもよい。
【0060】
次に、ポリシリコン膜14上に感光性を有するレジスト膜を塗布する。レジスト膜を塗布するには、例えばスピン塗布法などを使用することができる。そして、露光装置を使用して、レジスト膜へマスクパターンを転写する。その後、マスクパターンを転写したレジスト膜を現像することにより、パターニングしたレジスト膜を形成する。パターニングは、例えばゲート電極を形成する領域にレジスト膜が残るようにする。そして、パターニングしたレジスト膜をマスクにしたエッチングにより、図7に示すようなゲート電極15を形成する。
【0061】
続いて、ゲート電極15をマスクにしたイオン注入法により、半導体領域である低濃度n型不純物拡散領域18、19を形成する。低濃度n型不純物拡散領域18、19を形成する際に行なうイオン注入は、例えばリンを約60keVのエネルギー、約2.0×1013/cmのドーズ量で打ち込むことにより行なう。
【0062】
次に、半導体基板10の素子形成面上に窒化シリコン膜を形成する。窒化シリコン膜は、例えばCVD法を使用して形成することができる。続いて、この窒化シリコン膜を異方性エッチングすることにより、ゲート電極15の側壁に図8に示すようなサイドウォール20を形成する。なお、半導体基板10上に酸化シリコン膜を形成した後、この酸化シリコン膜を異方性エッチングすることにより、酸化シリコン膜よりなるサイドウォール20を形成してもよい。
【0063】
次に、図8に示すように、フォトリソグラフィ技術およびイオン注入法を使用して、半導体領域である高濃度n型不純物拡散領域21、22を形成する。この高濃度n型不純物拡散領域21、22を形成する際に行なうイオン注入は、例えば砒素を約60keVのエネルギー、約1.0×1015/cmのドーズ量で打ち込むことにより行なう。
【0064】
続いて、半導体基板10上にレジスト膜を塗布した後、露光・現像することにより、レジスト膜をパターニングする。パターニングは、ソース領域(高濃度n型不純物拡散領域21)を開口するようにする。その後、イオン注入法により、n型不純物であるリンを半導体基板10内に導入して、図9に示すような電荷蓄積領域12と導通する高濃度n型不純物拡散領域23を形成する。イオン注入は、リンを約200keVのエネルギー、約1.0×1014/cmのドーズ量で打ち込むことにより行なう。
【0065】
このようにして、半導体基板10内に電荷蓄積領域12を形成し、この電荷蓄積領域12上に電荷転送用のMISトランジスタTr2を形成することができる。そのうえ、MISトランジスタTr2のゲート電極15を、透過性を有するポリシリコン膜14で形成したので、セルCr−sの受光面積を維持しながらセルCr−sの面積を縮小することができる。
【0066】
続いて、配線工程について説明する。まず、図3に示すように半導体基板10の素子形成面上に層間絶縁膜24を形成する。層間絶縁膜24は、例えば酸化シリコン膜よりなり、例えばCVD法を使用して形成することができる。そして、層間絶縁膜24の表面を平坦化する。表面の平坦化には、例えばCMP法を使用することができる。
【0067】
次に、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を使用して層間絶縁膜24に接続孔25を形成する。接続孔25の底部は、高濃度n型不純物拡散領域22を露出している。続いて、半導体基板10の素子形成面の全面にチタン/窒化チタン膜26を形成する。チタン/窒化チタン膜26は、例えばスパッタリング法を使用して形成することができ、接続孔25の内壁および底面にも形成される。このチタン/窒化チタン膜26は、この後接続孔25に埋め込むタングステン膜27がシリコン内に拡散することを抑制する機能を有する。
【0068】
続いて、チタン/窒化チタン膜26上にタングステン膜27を形成する。このタングステン膜27は、接続孔25を埋め込むように形成され、例えばCVD法を使用して形成することができる。その後、例えばCMP法を使用して、接続孔25の内部以外に形成された不要なチタン/窒化チタン膜26およびタングステン膜27を除去して、プラグ28を形成する。
【0069】
続いて、チタン/窒化チタン膜29、アルミニウム膜30およびチタン/窒化チタン膜31を順次形成する。これらの膜は、例えばスパッタリング法を使用して形成することができる。その後、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を使用して、上記した膜のパターニングを行い、配線33を形成する。
【0070】
このようにして、第1層配線を形成することができる。これ以降も同様にして多層配線が形成されるが、本明細書ではその記述は省略する。
【0071】
なお、本実施の形態1のセルC1−2では、ソース領域(低濃度n型不純物拡散領域18および高濃度n型不純物拡散領域23)が半導体基板10の表面および素子分離領域11に接するように形成されている。この場合、電荷蓄積領域12が半導体基板10の表面に形成されているときよりリーク電流は低減できるが、電荷蓄積領域12に電気接続されているソース領域が表面に形成されているため、表面欠陥などの影響を受け、わずかなリーク電流が流れてしまう。したがって、リーク電流をさらに低減する観点からは、MISトランジスタTr2のソース領域を半導体基板10の表面および素子分離領域11に接しないように構成することが望ましい。
【0072】
(実施の形態2)
前記実施の形態1では、電荷蓄積領域12の離間した上部に、MISトランジスタTr2のゲート電極15が形成された構造をしていたが、本実施の形態2では、素子分離溝内にゲート電極を形成したセルCr−sについて、図面を参照しながら説明する。
【0073】
図10は、本実施の形態2におけるイメージセンサの受光部の一部を上部から見た平面図である。イメージセンサの受光部は、前記実施の形態1でも説明したように2次元状にセルCr−s(1≦r≦n、1≦s≦n;r、sは自然数)が配列され、このセルに電気接続する配線が縦横に配置されている。
【0074】
図10においては、層間絶縁膜24上に配線32、33が形成されており、これらの配線32、33は、紙面上部から下部に向かって互いに平行になるように形成されている。そして、配線32、33には、引き出し線が設けられており、配線32、33は、それぞれ引き出し線の端部においてプラグ28と電気接続している。また、配線32、33は、図1に示す走査線2a、2bに電気接続されているか、あるいはそれ自体が走査線2a、2bとなっている。
【0075】
プラグ28は、層間絶縁膜24を貫通し、層間絶縁膜24の下に形成されたセルC2−1、C3−1、C2−2、C3−2にそれぞれ接続されている。セルC2−1〜C3−2には、ゲート電極16またはゲート電極17が形成されており、ゲート電極16、17は、配線32、33と直交するように形成されている。このゲート電極16、17は、前記実施の形態1のようにセルCr−sの中央部を横切るように形成されているのではなく、セルCr−sの端部に形成されている。
【0076】
次に、図10のA−A線で切断した断面図を図11に示す。図11において、半導体基板10には、溝40aおよび溝40bが形成されており、溝40aの内部および活性領域(溝40aと溝40bとの間)の一部にわたって、セルC2−1の電荷転送用のMISトランジスタTr2が形成されている。また、今後の説明は省略するが、同様に、溝40bの内部および活性領域の一部にわたって、セルC3−1の電荷転送用のMISトランジスタTr2が形成されている。
【0077】
溝40aおよび溝40bの間である活性領域の内部には、p型ウェル10aが形成されており、このp型ウェル10a内にn型半導体領域である電荷蓄積領域12が形成されている。この電荷蓄積領域12は溝40aおよび溝40bに接しないようになっている。このようにフォトダイオードPDの電荷蓄積領域12を半導体基板10の内部に形成したことと、電荷蓄積領域12を溝40a、40bに接しないようにしたことにより、表面欠陥などの影響を抑制できリーク電流を低減することができる。
【0078】
以下に、上記した本実施の形態2における電荷転送用のMISトランジスタTr2の構成について説明する。
【0079】
溝40aの側面上および底面上には、ゲート絶縁膜13が形成されており、このゲート絶縁膜13を形成した溝40aの内部には、この溝40aを埋め込むようにゲート電極16および素子分離領域42が形成されている。すなわち、溝40aの一側面および底部の一部に、それぞれゲート電極16および素子分離領域42が形成されている。そして、溝40aに隣接する領域の一部には、高濃度n型不純物拡散領域(ドレイン領域)43が形成されている。この高濃度n型不純物拡散領域43は、電荷蓄積領域12の離間した上部に形成されている。言い換えれば、電荷蓄積領域12を活性領域の表面に射影した場合、この高濃度n型不純物拡散領域43と重なり合う領域を有するように構成されている。
【0080】
このように、溝40aの側面に形成されたゲート絶縁膜13と、溝40aの一部を埋め込むように形成されたゲート電極16と、電荷蓄積領域12および高濃度n型不純物拡散領域43によりセルC2−1のMISトランジスタTr2が構成される。つまり、本実施の形態2におけるMISトランジスタTr2は、溝40a内に形成されたゲート電極16によって、ソース領域となる電荷蓄積領域12からドレイン領域である高濃度n型不純物拡散領域43へ蓄積された電子を転送することができる。
【0081】
本実施の形態2のセルC2−1においては、電荷転送用のMISトランジスタTr2を縦型構造にしたため、電荷蓄積領域12自体をMISトランジスタTr2のソース領域とすることができる。一方、前記実施の形態1のセルCr−sにおいては、電荷転送用のMISトランジスタTr2は、図3に示すように横構造をしており、半導体基板10の表面(素子形成面)にソース領域およびドレイン領域が形成されている。このため、p型ウェル10aの内部に形成された電荷蓄積領域12に電気接続するように高濃度n型不純物拡散領域23(ソース領域の一部)を設けている。しかし、この構成では、電荷蓄積領域12自体は、p型ウェル10aの内部に埋め込まれているが、電荷蓄積領域12に電気接続する高濃度n型不純物拡散領域23が半導体基板10の表面に接している。したがって、電荷蓄積領域12は、高濃度n型不純物拡散領域23を介して間接的に半導体基板10の表面に接していることになり、表面におけるリーク電流がわずかに発生してしまう。しかし、本実施の形態2では、p型ウェル10aに埋め込まれた電荷蓄積領域12自体をMISトランジスタTr2のソース領域とすることができるため、上記した表面の影響によるリーク電流の発生を防止することができる。
【0082】
また、電荷蓄積領域12(フォトダイオードPD)と電荷転送用のMISトランジスタTr2を縦構造にしたため、従来の構造に比べて受光面積を維持しながらセルサイズを縮小することができる。
【0083】
また、前記実施の形態1では、電荷蓄積領域12上の表面領域に横型のMISトランジスタTr2が形成されている。このため、受光面(セルサイズ)は、MISトランジスタのサイズにより制約を受ける。つまり、半導体基板10の表面にソース領域、ゲート電極15およびドレイン領域を形成する必要があり、これらを合わせたサイズ以下には受光面(活性領域)を小さくすることができない。これに対し、本実施の形態2では、ゲート電極16を溝40a内に設けているとともにソース領域は、電荷蓄積領域12自体となっている。したがって、ドレイン領域である高濃度n型不純物拡散領域43のみが半導体基板10の表面上に形成されることになり、前記実施の形態1に比べてセルサイズを縮小することが可能となる。
【0084】
さらに、セルサイズの縮小を図ることができるため、ウェハに形成できるイメージセンサの数を増加することができる。したがって、イメージセンサの単価を下げることができ、コスト削減を図ることができる。
【0085】
次に、半導体基板10上には、層間絶縁膜24が形成されており、この層間絶縁膜24には、接続孔(コンタクトホール)25が形成されている。接続孔25は、層間絶縁膜24を貫通し、その底部はドレイン領域である高濃度n型不純物拡散領域43に達している。
【0086】
接続孔25には、チタン/窒化チタン膜26およびタングステン膜27が埋め込まれておりプラグ28が形成されている。そして、このプラグ28上には、チタン/窒化チタン膜29、アルミニウム膜30およびチタン/窒化チタン膜31を順次形成した積層膜よりなる配線32が形成されている。
【0087】
本実施の形態2におけるイメージセンサの各セルCr−sは上記のように構成されており、以下にイメージセンサの製造方法について図面を参照しながら説明する。
【0088】
まず、例えば単結晶シリコンにp型不純物を導入した半導体基板10を用意する。導入されるp型不純物としては、例えばボロンやフッ化ボロンなどがある。
【0089】
次に、図12に示すように、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を使用して半導体基板10の素子形成面上に溝40aおよび溝40bを形成する。この溝40a、40bの深さは、約300nmである。続いて、半導体基板10の素子形成面にゲート絶縁膜13を形成する。ゲート絶縁膜13は、例えば酸化シリコン膜よりなり、例えば熱酸化法により形成することができる。この際、酸化シリコン膜は、溝40a、40bの側面および底面にも形成される。
【0090】
なお、ゲート絶縁膜13として、前記実施の形態1でも述べたように、酸化シリコン膜より誘電率が高く物理的膜厚を厚くすることができるHigh−k膜を使用してもよい。High−k膜としては、例えば酸化アルミニウム膜、酸化ハフニウム膜、酸化ジルコニウム膜、窒化シリコン膜などがある。
【0091】
次に、図13に示すように、半導体基板10上にポリシリコン膜14を形成する。ポリシリコン膜14は、例えばCVD法を使用して形成することができ、前記工程で形成した溝40a、40bを埋め込むように形成される。なお、後述するゲート電極16、17の低抵抗化のため、ポリシリコン膜14の堆積時にはリンなどの導電型不純物が添加される。
【0092】
続いて、形成したポリシリコン膜14上に感光性のレジスト膜を塗布した後、露光・現像することにより、パターニングする。パターニングは、溝40a、40b内の一部およびこの溝40a、40bからはみ出した領域にレジスト膜が残るように行なう。そして、パターニングしたレジスト膜をマスクとして、図14に示すように、ポリシリコン膜14をパターニングする。
【0093】
ここで、後述するようにポリシリコン膜14よりなるゲート電極16、17は、溝40a、40bの内部にだけ形成される。したがって、図14に示すように溝40a、40bよりはみ出して活性領域上にポリシリコン膜14を残す必要はないように思われる。しかし、前述したレジスト膜にパターニングを施す際、合わせずれが生じるおそれがある。このため、溝40a、40bの内部にだけレジスト膜を残すようにパターニングした場合、合わせずれが生じ、ゲート電極16、17と溝40a、40bの側面との間に隙間ができるおそれがある。このような状態が生じると問題となるため、レジスト膜をパターニングする際、合わせずれを考慮して、溝40a、40bよりはみ出して活性領域上にもポリシリコン膜14を残すようにしたものである。このようにすることにより、ポリシリコン膜14と溝40a、40bの側面との間に隙間が生じる不良を回避することができる。
【0094】
次に、図15に示すように、半導体基板10の素子形成面上に酸化シリコン膜(第1絶縁膜)41を形成する。酸化シリコン膜41は、例えば高密度プラズマCVD法によって形成することができ、その膜厚は、例えば約600nmである。この酸化シリコン膜41によって溝40a、40bは、完全に埋め込まれた状態になる。すなわち、溝40a、40bの一部は、前記したポリシリコン膜14で既に埋め込まれており、残りの部分をこの酸化シリコン膜41で埋め込んだものである。
【0095】
続いて、図16に示すようにCMP法を使用して不要な酸化シリコン膜41およびポリシリコン膜14を除去することにより素子分離領域42を形成する。つまり、溝40a、40bの内部に形成されている酸化シリコン膜41およびポリシリコン膜14を残して、それ以外の不要な酸化シリコン膜41およびポリシリコン膜14を除去する。
【0096】
このようにして、素子分離領域42と溝40a、40bに埋め込まれたゲート電極16、17を形成することができる。
【0097】
次に、フォトリソグラフィ技術およびイオン注入法を使用してp型ウェル10aを形成する。p型ウェル10aは、p型不純物であるボロンやフッ化ボロンなどをイオン注入法により導入することにより形成することができる。
【0098】
続いて、フォトリソグラフィ技術およびイオン注入法を使用して、p型ウェル10aの内部に電荷蓄積領域12を形成する。この電荷蓄積領域12は、例えばn型不純物であるリンを200keVのエネルギー、2.0×1013/cmのドーズ量で打ち込むことにより形成することができる。このように、電荷蓄積領域12は、比較的高エネルギーでリンを打ち込んでできるため、半導体基板10の素子形成面(表面)に接触しない領域とすることができる。
【0099】
次に、フォトリソグラフィ技術により、溝40a、40bのゲート電極16、17が形成されている側に隣接する活性領域の一部を開口するようにレジスト膜をパターニングする。そして、パターニングしたレジスト膜をマスクとしたイオン注入により高濃度n型不純物拡散領域43を形成する。高濃度n型不純物拡散領域43は、例えばn型不純物である砒素を40keVのエネルギー、1.0×1015/cmのドーズ量で打ち込むことにより形成される。このように比較的低エネルギーで、リンより重い砒素を打ち込むことにより、半導体基板10の表面近傍にだけ高濃度n型不純物拡散領域43を形成することができる。以上より、電荷蓄積領域12をp型ウェル10aの深部に形成し、高濃度n型不純物拡散領域43をp型ウェル10aの浅部に形成できる。したがって、電荷蓄積領域12の離間した上部に高濃度n型不純物拡散領域43を形成することができ、電荷蓄積領域12をソース領域とし、高濃度n型不純物拡散領域43をドレイン領域とする縦型のMISトランジスタTr2を形成することができる。
【0100】
この後は、前記実施の形態1で説明した方法と同様の工程を経ることにより、配線32を形成することができる。すなわち、層間絶縁膜24を形成後、この層間絶縁膜24に接続孔25を形成する。そして、この接続孔25にチタン/窒化チタン膜26およびタングステン膜27を埋め込み、プラグ28を形成する。その後、プラグ28および層間絶縁膜24上に、チタン/窒化チタン膜29、アルミニウム膜30、チタン/窒化チタン膜31を順次形成し、パターニングすることにより配線32を形成する。
【0101】
このようにして、本実施の形態2におけるイメージセンサを製造することができる。
【0102】
(実施の形態3)
前記実施の形態2では、溝40a内にゲート電極16と素子分離領域42とを両方形成する場合について説明したが、本実施の形態3では、溝40a内にゲート電極16だけを形成する場合について、図面を参照しながら説明する。
【0103】
図17は、本実施の形態3におけるイメージセンサの受光部の一部を上部から見た平面図である。図17においても、前記実施の形態2と同様に、層間絶縁膜24上に配線32、33が互いに平行になるように形成されており、それぞれ配線32、33には引き出し線が形成されている。この配線32は、それ自体走査線2aになっているか、あるいは走査線2aに電気接続されている。同様に、配線33は、それ自体走査線2bになっているか、あるいは走査線2bに電気接続されている。
【0104】
そして、配線32、33はそれぞれ引き出し線の端部において、プラグ28と電気接続している。プラグ28は、層間絶縁膜24を貫通しており、配線32に接続している2つのプラグ28はそれぞれセルC2−1、C3−1に接続されている。また、配線33に接続している2つのプラグ28は、それぞれセルC2−2、C3−2に接続している。
【0105】
層間絶縁膜24の下部に形成されたこれらのセルC2−1、セルC2−2には、ゲート電極16が形成されており、セルC3−1、C3−2には、ゲート電極17が形成されている。ゲート電極16、17は、配線32、33に直交するように形成されており、ゲート電極16、17はそれぞれ図1に示す走査線1b、1cに電気接続されている。
【0106】
次に、図18に、図17のA−A線で切断した断面図を示す。図18において、半導体基板10には、所定の間隔を隔てて溝40a、40bが形成されており、この溝40aと溝40bの間の活性領域内にはp型ウェル10aが形成されている。p型ウェル10aには、例えばボロンやフッ化ボロンなどのp型不純物が導入されている。
【0107】
p型ウェル10a内には、電荷蓄積領域12が形成されている。電荷蓄積領域12は、pn接合型のフォトダイオードPDの一部を形成しており、フォトダイオードPDに入射した光から光電変換により発生した電荷を蓄積する。電荷蓄積領域12は、例えばn型不純物であるリンなどが導入して形成されている。
【0108】
このように構成することにより、p型不純物を導入したp型ウェル10aと電荷蓄積領域12の境界にpn接合ができ、このp型ウェル10aと電荷蓄積領域12によってフォトダイオードPDが形成される。
【0109】
次に、溝40a、40bの側面および底部には、ゲート絶縁膜13が形成されており、このゲート絶縁膜13を介した溝40a、40b内にはそれぞれゲート電極16、17が形成されている。前記実施の形態2では、溝40a内にゲート電極16と素子分離領域42が形成されていたが、本実施の形態3では、ゲート電極16だけが形成されている点が異なる。
【0110】
溝40aに隣接する活性領域には、高濃度n型不純物拡散領域43が形成されている。
【0111】
このように本実施の形態3においても前記実施の形態2と同様に電荷転送用のMISトランジスタTr2は、縦型構造をしている。すなわち、電荷蓄積領域12(ソース領域)および高濃度n型不純物拡散領域43(ドレイン領域)と、溝40aの内部に形成されたゲート電極16とゲート絶縁膜13により、本実施の形態3における電荷転送用のMISトランジスタTr2が形成されている。
【0112】
次に、半導体基板10上には、層間絶縁膜24が形成されており、この層間絶縁膜24には、接続孔25が形成されている。この接続孔25には、チタン/窒化チタン膜26およびタングステン膜27が埋め込まれておりプラグ28が形成されている。そして、このプラグ28上には、チタン/窒化チタン膜29、アルミニウム膜30およびチタン/窒化チタン膜31を順次形成した積層膜よりなる配線32が形成されている。
【0113】
本実施の形態3におけるセルC2−1においては、電荷蓄積領域12を溝40bにあまり近づけることはできない。なぜなら、不要なトランジスタが形成されるからである。つまり、セルC2−1の電荷蓄積領域12と図18の右側に少し見えているセルC3−1の電荷蓄積領域と、溝40bに形成されたゲート絶縁膜13およびゲート電極17により、不要なMISトランジスタが形成されてしまうからである。
【0114】
本実施の形態3におけるイメージセンサのセルCr−sは上記のように構成されており、その構成は、上記したように溝40aにゲート電極16だけを埋め込んだ点だけが相違する。したがって、本実施の形態3は、前記実施の形態2で述べた効果と同様の効果を奏する。
【0115】
すなわち、電荷蓄積領域12をp型ウェル10aの深部に形成するとともにこの電荷蓄積領域12自体を電荷転送用のMISトランジスタTr2のソース領域とすることができるため、表面の影響を受けず、リーク電流を低減することができる。
【0116】
また、電荷転送用のMISトランジスタTr2とフォトダイオードPDを縦方向に配置したことにより受光面積を維持しながらセルサイズを縮小することができる。
【0117】
さらに、セルサイズの縮小を図ることができるため、ウェハに形成できるイメージセンサの数を増加することができる。したがって、イメージセンサの単価を下げることができ、コスト削減を図ることができる。
【0118】
次に、本実施の形態3におけるイメージセンサの製造方法について図面を参照しながら説明する。
【0119】
まず、前記実施の形態2で説明したのと同様に、単結晶シリコンに例えばボロンやフッ化ボロンなどのp型不純物を導入した半導体基板10を用意する。そして、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を使用して、図19に示すように溝40a、40bを形成する。その後、半導体基板10上にゲート絶縁膜13を形成する。このゲート絶縁膜13は、例えば酸化シリコン膜よりなり、例えば熱酸化法を使用して形成することができる。なお、ゲート絶縁膜13は、High−k膜より形成してもよい。
【0120】
続いて、図20に示すように半導体基板10上にポリシリコン膜(第1導体膜)14を形成する。ポリシリコン膜14は、例えばCVD法を使用して形成することができる。
【0121】
次に、ポリシリコン膜14上にレジスト膜を塗布した後、露光・現像することによりレジスト膜をパターニングする。パターニングは、溝40a、40b上および溝40a、40bにそれぞれ隣接した活性領域の一部上にレジスト膜が残るように行なう。
【0122】
そして、パターニングしたレジスト膜をマスクにしたエッチングにより、図21に示すようなパターンを有するポリシリコン膜14を形成する。図21を見てわかるようにパターニングされたポリシリコン膜14は、溝40a、40bを埋め込むとともに、溝40a、40bからはみ出して溝40a、40bに隣接する活性領域上にも形成されている。これは前記実施の形態2でも述べたように合わせずれを考慮したものである。
【0123】
続いて、CMP法を使用して活性領域上に形成された不要なポリシリコン膜14を研磨して除去する。このようにして、図22に示すように溝40a、40bの側面上および底面上にゲート絶縁膜13を形成し、このゲート絶縁膜13上にゲート電極16、17を形成することができる。
【0124】
次に、フォトリソグラフィ技術およびイオン注入法を使用して、半導体基板10の活性領域内にp型ウェル10aを形成する。p型ウェル10aを形成するイオン注入では、例えばボロンやフッ化ボロンなどのp型不純物が導入される。
【0125】
続いて、フォトリソグラフィ技術を使用して、活性領域の一部が開口しているレジスト膜を形成した後、このレジスト膜をマスクにしたイオン注入を行ない、p型ウェル10a内に図22に示すような電荷蓄積領域12を形成する。このイオン注入は、例えばリンを約200keVのエネルギー、約2.0×1013/cmのドーズ量で打ち込むことにより行なわれる。このようにリンを高エネルギーで打ち込むことにより、半導体基板10の表面に接触しない電荷蓄積領域12を形成することができる。
【0126】
次に、フォトリソグラフィ技術を使用して、溝40a、40bに隣接する領域の一部が開口しているレジスト膜を形成した後、このレジスト膜をマスクにしたイオン注入を行ない、図22に示すような高濃度n型不純物拡散領域43を形成する。このイオン注入は、例えば砒素を約40keVのエネルギー、約1.0×1015/cmのドーズ量で打ち込むことにより行なわれる。
【0127】
この後は、前記実施の形態2で説明した方法と同様の工程を経ることにより、配線32を形成することができる。すなわち、層間絶縁膜24を形成後、この層間絶縁膜24に接続孔25を形成する。そして、この接続孔25にチタン/窒化チタン膜26およびタングステン膜27を埋め込み、プラグ28を形成する。その後、プラグ28および層間絶縁膜24上に、チタン/窒化チタン膜29、アルミニウム膜30、チタン/窒化チタン膜31を順次形成し、パターニングすることにより配線32を形成する。
【0128】
このようにして、本実施の形態3におけるイメージセンサを製造することができる。
【0129】
以上より、本実施の形態3におけるイメージセンサの製造方法によれば、前記実施の形態2におけるイメージセンサの製造方法に比べて簡素化した工程で、フォトダイオードPDおよび縦型のMISトランジスタを形成することができる。つまり、前記実施の形態2では、溝40aにゲート電極16と素子分離領域42を形成する工程が存在したが、本実施の形態3では溝40aには、ゲート電極16しか形成しないため、工程の簡素化を図ることができる。
【0130】
以上、本発明者によってなされた発明を前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0131】
なお、前記実施の形態では、p型不純物を導入した半導体基板の内部にp型ウェルを形成し、このp型ウェルの内部にn型不純物を導入した電荷蓄積領域を形成する構造を示したが、例えば、n型不純物を導入した半導体基板にp型ウェルを形成し、このp型ウェル内にn型不純物を導入した電荷蓄積領域を形成してもよい。
【0132】
また、前記実施の形態では、p型ウェルを形成したが、形成しなくてもよい。
【0133】
【発明の効果】
本願によって開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下の通りである。
【0134】
受光面積を維持しながらセルの面積を縮小することができる。
【0135】
また、リーク電流を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるイメージセンサの受光部の構成を示した回路構成図である。
【図2】実施の形態1におけるイメージセンサの受光部の一部を示した平面図である。
【図3】図2のA−A線で切断した断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1における固体撮像装置の製造工程を示した断面図である。
【図5】図4に続く固体撮像装置の製造工程を示した断面図である。
【図6】図5に続く固体撮像装置の製造工程を示した断面図である。
【図7】図6に続く固体撮像装置の製造工程を示した断面図である。
【図8】図7に続く固体撮像装置の製造工程を示した断面図である。
【図9】図8に続く固体撮像装置の製造工程を示した断面図である。
【図10】実施の形態2におけるイメージセンサの受光部の一部を示した平面図である。
【図11】図10のA−A線で切断した断面図である。
【図12】本発明の実施の形態2における固体撮像装置の製造工程を示した断面図である。
【図13】図12に続く固体撮像装置の製造工程を示した断面図である。
【図14】図13に続く固体撮像装置の製造工程を示した断面図である。
【図15】図14に続く固体撮像装置の製造工程を示した断面図である。
【図16】図15に続く固体撮像装置の製造工程を示した断面図である。
【図17】実施の形態3におけるイメージセンサの受光部の一部を示した平面図である。
【図18】図17のA−A線で切断した断面図である。
【図19】本発明の実施の形態3における固体撮像装置の製造工程を示した断面図である。
【図20】図19に続く固体撮像装置の製造工程を示した断面図である。
【図21】図20に続く固体撮像装置の製造工程を示した断面図である。
【図22】図21に続く固体撮像装置の製造工程を示した断面図である。
【符号の説明】
10 半導体基板
10a p型ウェル
11 素子分離領域
12 電荷蓄積領域
13 ゲート絶縁膜
14 ポリシリコン膜(第1導体膜)
15 ゲート電極
16 ゲート電極
17 ゲート電極
18 低濃度n型不純物拡散領域
19 低濃度n型不純物拡散領域
20 サイドウォール
21 高濃度n型不純物拡散領域
22 高濃度n型不純物拡散領域
23 高濃度n型不純物拡散領域
24 層間絶縁膜
25 接続孔
26 チタン/窒化チタン膜
27 タングステン膜
28 プラグ
29 チタン/窒化チタン膜
30 アルミニウム膜
31 チタン/窒化チタン膜
32 配線
33 配線
40a 溝
40b 溝
41 酸化シリコン膜(第1絶縁膜)
42 素子分離領域
43 高濃度n型不純物拡散領域(ドレイン領域)
Tr1 MISトランジスタ
Tr2 MISトランジスタ
PD フォトダイオード

Claims (15)

  1. 入射した光を電荷に変換するセルを半導体基板に複数備える固体撮像装置であって、
    前記セルは、
    (a)前記電荷を蓄積する電荷蓄積領域と、
    (b)前記電荷蓄積領域に蓄積された前記電荷を前記セルの外部へ転送する電界効果トランジスタとを備え、
    前記電荷蓄積領域は、第1導電型の不純物を前記半導体基板の内部に導入して形成された半導体領域であり、
    前記電荷蓄積領域を前記半導体基板の素子形成面上に射影した場合、前記電荷蓄積領域と前記電界効果トランジスタのドレイン領域とは重なり合う領域を有することを特徴とする固体撮像装置。
  2. 入射した光を電荷に変換するセルを半導体基板に複数備える固体撮像装置であって、
    前記セルは、
    (a)前記電荷を蓄積する電荷蓄積領域と、
    (b)前記電荷蓄積領域に蓄積された前記電荷を前記セルの外部へ転送する電界効果トランジスタとを備え、
    前記電荷蓄積領域は、第1導電型の不純物を前記半導体基板の内部に導入して形成された半導体領域であり、
    前記電荷蓄積領域から離間した上部には、前記電界効果トランジスタのゲート電極が形成されていることを特徴とする固体撮像装置。
  3. 入射した光を電荷に変換するセルを半導体基板に複数備える固体撮像装置であって、
    (a)前記半導体基板に形成された複数の溝と、
    (b)前記溝の内部および活性領域にわたって形成された前記セルとを備え、
    前記セルは、
    (c)前記電荷を蓄積する電荷蓄積領域と、
    (d)前記電荷蓄積領域に蓄積された前記電荷を前記セルの外部へ転送する電界効果トランジスタとを備え、
    前記電荷蓄積領域は、第1導電型の不純物を前記活性領域の内部に導入して形成された半導体領域であり、
    前記電界効果トランジスタは、
    (d1)前記溝の側面上および底面上に形成されたゲート絶縁膜と、
    (d2)前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、
    (d3)前記電荷蓄積領域から離間した上部であって、前記活性領域に形成されたドレイン領域とを有することを特徴とする固体撮像装置。
  4. 請求項3記載の固体撮像装置において、
    前記ゲート電極は、前記溝の一部を埋め込むように形成されていることを特徴とする固体撮像装置。
  5. 請求項3記載の固体撮像装置において、
    前記ゲート電極は、前記溝の一側面上および底面の一部上に形成されていることを特徴とする固体撮像装置。
  6. 請求項3記載の固体撮像装置において、
    前記溝は、前記セルを分離するための素子分離膜および前記ゲート電極の両方によって埋め込まれていることを特徴とする固体撮像装置。
  7. 請求項3記載の固体撮像装置において、
    前記溝は、前記ゲート電極によって埋め込まれていることを特徴とする固体撮像装置。
  8. 請求項3記載の固体撮像装置において、
    前記電荷蓄積領域は、前記溝に接していないことを特徴とする固体撮像装置。
  9. 請求項1、2、3のいずれか1項に記載の固体撮像装置において、
    前記電荷蓄積領域は、前記電界効果トランジスタのソース領域になることを特徴とする固体撮像装置。
  10. 請求項1、2、3のいずれか1項に記載の固体撮像装置において、
    前記半導体基板は、前記第1導電型と異なる導電型の不純物が導入されていることを特徴とする固体撮像装置。
  11. 請求項1、2、3のいずれか1項に記載の固体撮像装置において、
    前記半導体基板には、前記第1導電型と異なる導電型の不純物が導入されたウェルが形成されており、
    前記電荷蓄積領域は、前記ウェル内に形成されていることを特徴とする固体撮像装置。
  12. 入射した光を電荷に変換するセルを半導体基板に複数形成する固体撮像装置の製造方法であって、
    (a)前記半導体基板に前記セルを分離するための素子分離領域を複数形成する工程と、
    (b)活性領域に前記セルを形成する工程を備え、
    前記(b)工程は、
    (b1)前記活性領域の内部に、第1導電型の不純物を導入することにより、前記電荷を蓄積する電荷蓄積領域を形成する工程と、
    (b2)前記電荷蓄積領域に蓄積された前記電荷を前記セルの外部へ転送する電界効果トランジスタを形成する工程とを備え、
    前記(b2)工程は、前記電荷蓄積領域から離間した上部に前記電界効果トランジスタのゲート電極を形成する工程を有することを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  13. 入射した光を電荷に変換するセルを半導体基板に複数形成する固体撮像装置の製造方法であって、
    (a)前記半導体基板に前記セルを分離するための素子分離領域を複数形成する工程と、
    (b)活性領域の内部に、第1導電型の不純物を導入することにより、前記電荷を蓄積する電荷蓄積領域を形成する工程と、
    (c)前記半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    (d)前記ゲート絶縁膜上に第1導体膜を形成する工程と、
    (e)前記第1導体膜上にパターニングしてゲート電極を形成する工程とを備え、
    前記ゲート電極は、前記電荷蓄積領域から離間した上部に形成されることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  14. 入射した光を電荷に変換するセルを半導体基板に複数形成する固体撮像装置の製造方法であって、
    (a)前記半導体基板に溝を複数形成する工程と、
    (b)前記半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    (c)前記溝を埋め込むように前記半導体基板上に第1導体膜を形成する工程と、
    (d)前記第1導体膜をパターニングして、前記溝の内部の一部および前記溝に接する活性領域の一部上に前記第1導体膜を残す工程と、
    (e)前記溝を埋め込むように前記半導体基板上に第1絶縁膜を形成する工程と、
    (f)前記半導体基板の前記溝を形成した面を化学的機械的研磨法によって研磨することにより、前記溝内に前記第1導体膜よりなるゲート電極と前記第1絶縁膜よりなる素子分離領域とを形成する工程と、
    (g)前記活性領域の内部に、第1導電型の不純物を導入することにより、前記電荷を蓄積する電荷蓄積領域を形成する工程と、
    (h)前記電荷蓄積領域の離間した上部に、前記第1導電型の不純物を導入することにより、ドレイン領域を形成する工程とを備えることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  15. 入射した光を電荷に変換するセルを半導体基板に複数形成する固体撮像装置の製造方法であって、
    (a)前記半導体基板に溝を複数形成する工程と、
    (b)前記半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    (c)前記溝を埋め込むように前記半導体基板上に第1導体膜を形成する工程と、
    (d)前記第1導体膜をパターニングして、前記溝内および前記溝に接する活性領域の一部上に前記第1導体膜を残す工程と、
    (e)前記半導体基板の前記溝を形成した面を化学的機械的研磨法によって研磨することにより、前記溝内に前記第1導体膜よりなるゲート電極を形成する工程と、
    (f)前記活性領域の内部に、第1導電型の不純物を導入することにより、前記電荷を蓄積する電荷蓄積領域を形成する工程と、
    (g)前記電荷蓄積領域の離間した上部に、前記第1導電型の不純物を導入することにより、ドレイン領域を形成する工程とを備えることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
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