JP2005018912A - コンテンツ再生装置及びコンテンツ再生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】再生を一旦停止して再開する際に、停止するまでのコンテンツの内容を確認できるようにする。
【解決手段】記録媒体であるHDD11のコンテンツ再生動作を、キースイッチ16の操作によって停止した際に、コンテンツのタイトル、HDD11の停止位置と停止時刻を、タイトル情報記憶部14に記憶し、再生を再開した際に、タイトル情報記憶部14に記憶された停止時刻と、現在時刻を比較して再生停止から現時刻までの経過時間を求め、時刻差に応じて、タイトル情報記憶部14に記憶されているHDD11の停止位置の戻し時間を特定し、特定した時間分だけ戻した位置から再生を再開する。
【選択図】 図1
【解決手段】記録媒体であるHDD11のコンテンツ再生動作を、キースイッチ16の操作によって停止した際に、コンテンツのタイトル、HDD11の停止位置と停止時刻を、タイトル情報記憶部14に記憶し、再生を再開した際に、タイトル情報記憶部14に記憶された停止時刻と、現在時刻を比較して再生停止から現時刻までの経過時間を求め、時刻差に応じて、タイトル情報記憶部14に記憶されているHDD11の停止位置の戻し時間を特定し、特定した時間分だけ戻した位置から再生を再開する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、記録媒体に記録されたコンテンツの再生装置及び再生方法に関し、特に再生を一旦中止して、その後そのコンテンツの再生を再開する際に、適切な再生ができるようにしたコンテンツ再生装置及び再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今、記録媒体として、HDD(Hard Disk Drive)、DVD(Digital Versatile Disk)等を用いてテレビジョン放送番組を録画するようにした録画再生装置が実用に供されるようになってきている。このような記録媒体がテレビジョン放送番組の録画に用いられるようになった要因としては、アクセス速度が高速になったことと、大容量化が進んで情報量当たりのコストが低下したことが上げられる。例えば、記録容量に関しては、百ギガバイト(Gbyte)を越える容量を有するHDDが適用されており、高画質放送の番組で数十時間分の放送が録画でき、通常の画質の番組では、最大百時間を越えて録画することが可能になってきている。
【0003】
このように、HDDを記録媒体とする録画再生装置においては、大量の放送番組の録画が可能となるために、長時間の番組であっても、記録媒体の記録可能容量をあまり意識することなく録画を実行することが可能である。そのような長時間番組を再生するには、その番組の全てを一度に再生して視聴するということは稀で、むしろ時間が空いたときに、都度、中断しつつ細切れに再生するような使われ方がされるものと予測される。
【0004】
VTR(Video Tape Recorder)では、カセットの機械的なテープ走行位置で、再生を停止した位置を特定することが可能となるが、HDD等の記録媒体においては、停止した位置を電気的に記憶しておいて、後にその番組の再生をする場合には、自動的に前回再生を停止した位置から再生を再開するようにした提案がされている(例えば特許文献1参照)。
【0005】
しかしながら、再生を中断している時間が永いと、再生していた内容を忘れてしまうことがあり、再生を中断した位置から再生を再開した場合に、再生内容の辻褄を合せることができず、視聴内容を理解することができないという状況に陥ってしまうことがある。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−142195号公報(第9,12,13頁、図9,16,18)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来、記録媒体に記録したコンテンツを再生中に再生を停止した位置を記憶しておいて、そのコンテンツの再生を再開した際に、停止した位置から再生を行なうようにした提案がされているが、再生停止から再開までに永い時間が経過していると、再生を停止した位置の番組内容を忘れてしまって、再開した再生の内容を理解できないという問題があった。
【0008】
本発明は、以上の点に対処してなされたものであり、再生を停止して再開させる場合に、再生停止から再生再開までの経過時間に応じて、再生停止した位置から所定時間戻した位置から再生を再開するように構成することで、再生停止に至るまでの番組内容を再確認してから、新たな再生を実行できるようにしたコンテンツ再生装置及び再生方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のコンテンツ再生装置は、記録媒体に記録されたコンテンツを再生する再生手段と、前記再生手段による再生動作を停止させる再生停止手段と、前記停止手段によって再生が停止された際の前記記録媒体の再生停止位置情報を記憶する記憶手段と、前記再生が再開された際に、自動的に前記再生停止位置よりも所定時間分前の位置から前記記録媒体の再生を再開する再生再開手段と、を具備したことを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、再生を再開した際に、停止した位置より前に遡って再生が行われるため、内容を充分に把握することができるものである。
本発明のコンテンツ再生装置は、記録媒体に記録されたコンテンツを再生する再生手段と、前記再生手段による再生動作を停止させる再生停止手段と、前記停止手段によって再生が停止された際の前記記録媒体の再生停止位置情報と時刻情報を記憶する記憶手段と、現在時刻情報を提供する時刻情報生成手段と、前記記憶媒体の再生を再開させる再生再開手段であって、前記再生が停止された際の前記時刻情報と前記現在時刻情報を比較して、その差に応じて前記再生停止位置よりも時間的に前の位置から前記記録媒体の再生を再開させる再生再開手段と、を具備したことを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、再生を再開する際に、再生停止からの経過時間に応じた量、停止位置から前に遡って再生を再開するものであるため、長時間経過後の再生再開であってもコンテンツの内容の継続性を容易に認識することができるものである。
本発明のコンテンツ再生方法は、記録媒体に記録されたコンテンツを再生するステップと、前記再生手段による再生動作を停止させるステップと、前記再生が停止された際の前記記録媒体の再生停止を記憶するステップと、再生が再開された際に自動的に前記再生停止位置よりも時間的に前の位置から前記記録媒体の再生を再開させるステップと、を具備したことを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、再生を再開した際に、停止した位置より前に遡って再生が行われるため、内容を充分に把握することができるものである。
本発明のコンテンツ再生方法は、記録媒体に記録されたコンテンツを再生するステップと、前記再生手段による再生動作を停止させるステップと、前記再生が停止された際の前記記録媒体の位置情報と時刻情報を記憶するステップと、現在時刻情報を生成するステップと、前記記憶媒体の再生を再開させるステップであって、前記再生が停止された際の前記時刻情報と前記現在時刻情報を比較し、その差に応じて前記再生停止位置よりも時間的に前の位置から前記記録媒体の再生を再開させるステップと、を具備したことを特徴とする。
【0013】
本発明によれば、再生を再開する際に、再生停止からの経過時間に応じた量、停止位置から前に遡って再生を再開するものであるため、長時間経過後の再生再開であってもコンテンツの内容の継続性を容易に認識することができるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係るコンテンツ再生装置を詳細に説明する。図1は、本発明のコンテンツ再生装置の回路ブロック図である。図1において、再生装置10は、記録媒体としてのHDD11と、このHDD11に記録されたコンテンツを読み出して読み出した信号を処理する再生信号処理部12と、HDD11と再生信号処理部12を制御するための制御部13を含み、さらに制御部13に接続されたタイトル情報記憶部14と時計部15とキースイッチ16及びメモリ17を備える。
【0015】
HDD11には、例えば、複数あるいは一つのテレビジョン番組を構成する映像信号と音声信号がコンテンツ情報として信号圧縮されて記録されている。再生信号処理部12は、制御部13から供給される位置特定情報に基づいて、HDD11から読み出された(再生された)映像信号及び音声信号を、伸張して非圧縮のデジタル信号に変換して出力する。
【0016】
制御部13は、機能として所定のファイルシステムに則って、ファイル(番組:タイトル)を再生するフアイル管理部13aを含み、このファイル管理部によって、HDD11に記録されているファイル名(番組名:タイトル)とそのファイルが記録される論理的あるいは物理的な記録位置が特定され、HDD11からのファイルの読出し(再生)を可能としている。ファイルシステムとしては、例えばDVDで適用されているUDF(Universal Disk Format)、Linux用のEXT2(Second Extended File System)あるいは、MS−DOS(Microsoft Disk Operating System)(登録商標)で使われているFAT(File Allocation Table)32等を適用することができ、記録位置はブロック番号あるいはセクタ番号で特定可能である。
【0017】
制御部13は、さらに機能としての入力部13bと比較部13cと位置設定部13dを有している。入力部13bは、キースイッチ16からの信号を受け、操作されたキーを特定するもので、再生を実行させるための再生キー16aと、番組(タイトル)を選択するための選択キー16bと再生を停止させるための停止キー16cを含む。
【0018】
また、比較部13cは、時計部15からの現在時刻情報と、タイトル情報記憶部14に記憶された再生停止時刻情報とを比較してその差を位置設定部13dに送り、位置設定部13dでは、時間差に基づいて、ファイルシステム13aを制御して、再生開始位置を特定し、ファイル管理部13aからHDD11に対して位置を特定するブロック番号(あるいはセクタ番号)情報を出力させる。
【0019】
以上のように構成された装置において、キースイッチ16の再生キー16aをユーザが操作すると、制御部13の入力部13bがそれを検出して、ファイル管理部13aに保存されているHDD11に記録された番組(ファイル)の一覧表を再生信号処理部12を介して映像信号として出力し、図示しない表示手段で表示させる。
【0020】
ユーザは、表示された一覧表から、例えばキースイッチ16の図示しないカーソルキーあるいは数字キー等で、視聴(再生)したい番組を特定し、キースイッチ16の選択キー16bを操作すると、ファイル管理部13aは、その番組が記録されているHDD11の位置を示す情報を順次更新しながらHDD11に送る。それによって、HDD11から選択した番組を構成するコンテンツ情報が順次読み出され、再生信号処理部12で伸張処理が施されて出力される。
【0021】
再生信号処理部12から出力される情報は、映像信号と音声信号を含み、映像信号は図示しない表示手段で表示され、音声信号もまた図示しない音声出力手段によって音声として出力される。
そのようにして、HDD11から再生されたコンテンツ情報の視聴が行なわれている途中で、来客、電話等視聴を中断せざるを得ない事態が発生した場合に、ユーザはキースイッチ16の停止キー16cを操作する。すると制御部13の入力部13bが、それを検出してファイル管理部13aのファイル位置情報の更新を停止すると共に、HDD11からの再生動作を停止させる。
【0022】
再生動作を停止した際の、ファイル管理部13aのファイル位置情報は、ファイル名情報と共にタイトル情報記憶部14に送られて記憶される。さらにファイルと位置情報とファイル名情報の記憶に合せて、時計部15から供給されている現在時刻情報もタイトル情報記憶部14に記憶される。
【0023】
図2は、タイトル情報記憶部14に記憶された情報を模式的に示す表である。図2において、情報は、3項目に分けられて、それぞれが列を構成するように示されている。最も左の列21は、タイトル(ファイル名)を示すデータを示し、中の列22がそのファイルの停止位置(ブロック番号)を示すデータ22が示され、最も右の列23がファイル再生を停止した日時のデータを示している。また、行方向には、4タイトルがそれぞれ24,25,26,27として表示されている。
【0024】
図2の24として示される番組(タイトル)は、タイトル(ファイル名)として200305051301なる番号が付され、停止位置がブロック番号0042893で、停止日時が2003年の6月3日12時14分34秒であることを示している。同様に、25として示される番組は、200305090815なる番号のファイルで、停止位置が1094719番のブロックで、停止日時が2003年の6月7日21時2分41秒であることを示している。また、26として示される番組は、200305231900なる番号のファイルで、停止位置が3683428番のブロックで、停止日時が2003年の6月9日19時48分12秒であることを示している。
【0025】
さらにまた、26として示される番組は、200305232130なる番号のファイルで、停止位置が5714791番のブロックで、停止日時が2003年の6月10日17時36分25秒であることを示している。
このように、図2に示す例では、過去に4本の番組が再生されて、視聴の途中で再生を停止したことが情報としてタイトル情報記憶部14に記憶されているものである。なお、図2では、タイトルとしてファイル番号を示しているが、これに代えて実際の番組の題名をタイトルとして表示するようにしてもよい。番組の題名は、HDD11に番組を記録する際に、同時に記録させておくことが可能である。
【0026】
ユーザは、これら視聴の途中で再生を停止した番組の再生を再開する場合、キースイッチ16の再生キー16bを操作する。それによってタイトル情報記憶部14に記憶されていた図2に示す情報が読み出されて、制御部13から再生信号処理部12を介して図示しない表示手段で表示される。ユーザは、表示された番組リストから、視聴を再開したい番組をキースイッチ16を操作して選択する。
【0027】
それによって制御部13は、選択された番組のタイトル情報記憶部14に記憶されている停止日時情報を読み出して、比較部13cに供給する。比較部13cには、時計部15から現在時刻情報が供給されており、ここで両者の差が求められる。比較部13cで求められた停止日時情報と現在時刻との差は、位置設定部13dに供給される。位置設定部では、比較部13cからの出力に基づいて、再生開始位置の戻し量(時間)を特定し、その戻し量に応じてファイル管理部13aで再生開始位置(ブロック)を特定し、特定された再生位置からHDD11の再生を再開する。
【0028】
位置設定部13dでは、再生停止日時が現在時刻からどの程度時間が経過しているかによって、再生再開位置を再生停止位置からどの程度前に戻して再生を再開するかの判定を行なうものであり、例えば図3に示す条件に基づいて、戻し量を特定する。
【0029】
図3は、停止位置と、再生再開までの時間差との関係から4通りの再生態様を選択するようにした例を表で示すものである。
すなわち、条件Aとして、停止位置がタイトルの先頭である場合が条件として掲げられている。これはそのタイトルの前の記録位置に記録された番組(タイトル)の再生が完了した状態であり、再生再開の日時に関わりなく、その停止位置から再生を再開する。
【0030】
次に、条件Bとして、停止位置がタイトルの先頭ではなく、再生再開までの時間差が10分未満である場合が揚げられており、その場合には停止位置を5秒戻してから再生を再開する。
条件Cとして、停止位置がタイトルの先頭ではなく、再生再開までの日時差が10分以上3日未満である場合が揚げられ、停止位置を10秒戻してから再生を再開する。
さらに条件Dとして、停止位置がタイトルの先頭ではなく、再生再開までの日時差が3日以上である場合が揚げられ、停止位置を20秒戻してから再生を再開する。
停止位置がタイトルの先頭でない場合の再生態様を決定するための条件と、対応する再生態様は、図3に示すものに限定されるものではなく、より細かな条件を設定することも可能である。また再生再開までの戻し時間も、さらに短くてもよいし、あるいはさらに永くてもかまわないが、あまり永く設定すると冗長になる場合があり、永く設定する場合には、戻す部分を早送り再生にするとか、サンプリング的な再生をさせる等の処理をすることで、冗長さを解消することができるものである。
【0031】
ユーザによって、図2に25として示す番組の再生が選択され、現在日時が2003年6月10日19時36分17秒であったとすると、停止日時との差が10分以上3日未満であり、条件Cが成立する。よって、停止位置から10秒戻った位置から再生が再開されることになる。そして、その番組の全てが再生し終わったら、制御部13が、タイトル情報記憶部14に記憶されているその番組の再生に関する情報を全て消去する。
【0032】
図4は、再生の態様を模式的に示すタイミング図である。図4(a)は、再生再開までの時間差が10分以内の場合を示すもので、時刻t0でAの位置から再生を開始して、時刻t1でBの位置で再生を停止している。そして時刻t2で再生を再開するものであるが、t2−t1<10分であるため、戻し量trとして5秒分戻った位置B’から再生が再開され、時刻t3でCの位置で再生を終了するものである。
【0033】
また、図4(b)は、再生再開までの日時差が3日以上の場合を示すもので、時刻t0でAの位置から再生を開始して、時刻t1でDの位置で再生を停止している。そして時刻t2で再生を再開するものであるが、t2−t1>3日であるため、戻し量trとして20秒分戻った位置D’から再生が再開され、時刻t3でEの位置で再生を終了するものである。
【0034】
図5は、図1の装置において、再生を行い停止するまでの動作を説明するためのフローチャートである。図5において、ステップS511で開始され、ステップS512で、キースイッチ16の再生キー16aが操作されたか否かが判定され、再生キー16aが操作されたことが判定されると、ステップS513で、HDD11に記録されている番組(タイトル:コンテンツ)の一覧が表示される。
【0035】
次いで、ステップS514で、キースイッチ16の選択キー16bが操作されて、再生する番組が選択されたか否かが判定され、選択キー16bが操作されたことが判定されたら、ステップS515で選択された番組を構成する映像信号及び音声信号をHDD11から読み出して、伸張処理等の処理を施してから出力して表示手段に表示させる。
【0036】
次いで、ステップS516で、キースイッチ16の停止キー16cが操作されたか否かが判定されて、停止キー16cが操作されたことが判定されたら、ステップS517で再生していた番組(ファイル)を特定する情報と対で、再生停止位置と再生停止日時情報を、タイトル情報記憶部14に記憶させ、ステップS518で処理を停止する。
【0037】
図6は、再生を停止してから、再開するまでの処理を説明するためのフローチャートである。図6において、ステップS611で開始し、ステップS612でキースイッチ16の再生キー16aが操作されたか否かが判定され、再生キー16aが操作されたことが判定されると、ステップS613でタイトル情報記憶部14に記憶された、過去のタイトル別の再生動作に関する情報を読み出して表示する。
【0038】
次いで、ステップS614で、表示されたタイトル一覧から、ユーザがキースイッチ16の選択キー16bを操作して再生を所望する番組を選択したか否かの判定がなされる。選択キー16bが操作されて、再生を所望する番組が選択されたことが判定されると、ステップS616で選択キー16bが操作された日時を、時計部15から得て、メモリ17に一旦記憶させる。
【0039】
次に、ステップS616で選択された番組の停止位置がタイトルの先頭であるか否かの判定が行なわれ、停止位置がタイトルの先頭である場合に、停止位置をそのまま再生開始位置として再生を行なう。
ステップS616で、停止位置がタイトルの先頭でないと判定されたら、ステップS618で再生停止日時と、選択キー操作日時との差tを求める。次いで、ステップS619でtが10分未満であるか否かの判定がなされ、10分未満であった場合に、ステップS620で、再生停止位置を5秒戻してから再生を実行する。
【0040】
ステップS619でtが10分未満でないと判定されたら、ステップS621で、tが10分以上3日未満であるか否かの判定が行なわれ、tが10分以上3日未満である場合には、ステップS622で再生停止位置を10秒戻してから再生を実行する。
【0041】
ステップS621で、tが10分以上3日未満でないと判定されたら、ステップS623で再生停止位置を20秒戻してから再生を実行する。
ステップS617、S620、S622、S623の各ステップにおける再生動作は、ステップS624でその番組が最後まで再生されことが判定されるまで継続される。そしてその番組が最後まで再生されたことが判定されたら、ステップS625で、その番組に関するタイトル情報記憶部14に記憶されている情報を消去して、ステップS626で処理を終了する。
【0042】
以上のように、本発明のコンテンツ再生装置においては、記録媒体に記憶されたコンテンツを再生している途中で再生を一旦停止し、後に再生を再開する場合に、再生を停止してから再生を再開するまでの時間差に応じて、再生停止位置から所定時間分戻った位置から再生を再開するものであるため、新規部分を再生する前に、過去再生した内容を自動的に確認することができるため、長時間の番組で何回かの中断を余儀なくされてしまっても、番組の内容を復習しつつ視聴することができるため、内容を確実に理解しつつ視聴を行なうことができるようになるものである。
【0043】
なお、図1に示す装置においては、HDD11に記録された番組を視聴する装置として構成されているが、例えば放送番組を受信して、HDD11に記録する機能を備えた記録再生装置として構成することもできるあり、そのように記録再生装置として構成した実施の形態を、図7に示す。
【0044】
図7において、図1と同一部分に同一符号を付して詳細な説明は、省略する。図7は、デジタルテレビジョン放送を受信して、番組を構成する映像信号と音声信号を記録媒体に記録して再生する機能を備えたテレビジョン受信機に本発明を適用したものである。
【0045】
図7において、テレビジョン受信機70は、図示しないアンテナからの放送信号を受けるアンテナ端子71を備える。アンテナ端子71は、チューナ/復調部72に接続され、チューナ/復調部72では、放送チャンネルの選局処理が行なわれると共に、選局されたチャンネルの受信信号の復調と誤り訂正等の処理を施して、トランスポートストリーム(TS)信号としてデマルチプレクサ73に供給する。デマルチプレクサ73では、多重伝送されるTS信号から、番組を構成する映像信号及び音声信号を分離抽出してMPEG(Moving Picture Experts Group)デコーダ74に出力すると共に、番組タイトル情報を含むSI(Service Information)、PSI(Program Specific Information)等の付加情報を分離抽出して制御部13に供給する。
【0046】
制御部13は、テレビジョン受信機10の全体の機能、動作の制御を司るものであり、チューナ/復調部72での選局処理、デマルチプレクサ73による情報の選択を制御する他、後述するHDDの記録再生制御、さらには、デマルチプレクサ73から供給される付加情報の解析とOSD(On Screen Display)信号の生成も行なう。
【0047】
MPEGデコーダ74では、映像信号がデコードされて非圧縮のデジタル映像信号として映像信号処理部75に供給される。映像信号処理部75では、MPEGデコーダ74から供給される番組映像信号に、選択的に制御部13から供給されるOSD信号を重畳し、さらにデジタル信号をアナログ信号に変換して、標準テレビジョン信号にエンコードして出力する。また、映像信号処理部75は、HDDから信号を再生している状態においては、その再生信号を選択して処理する入力切換機能をも備えているが詳細は後述する。映像信号処理部75から出力される映像信号は、表示部76に供給されて表示される。
【0048】
また、MPEGデコーダ74では、音声信号のデコードも行なっており非圧縮のデジタル信号に変換された音声信号は、音声信号処理部77でアナログ信号に変換されて音声出力部78から音声として出力される。さらに、音声信号処理部77は、HDDから信号を再生している状態においては、その再生信号を選択して処理する入力切換機能をも備えているが詳細は後述する。
【0049】
また、MPEGデコーダ74から出力される映像信号及び音声信号は、信号圧縮処理部79に供給される。信号圧縮処理部79では、映像信号及び音声信号に対して所定の圧縮処理を施して、HDD11に導出する。HDD11は、HDDコントローラ80に接続されており、制御部13の制御の下、HDDコントローラ80を介して駆動されて信号圧縮処理部79からの信号を記録する。
【0050】
さらにHDD11は、信号伸張処理部81が接続されており、制御部13の制御の下、HDDコントローラ80を介して駆動されて、記録されている信号を再生して信号伸張処理部81に供給する。信号伸張処理部81では、HDD11から再生された信号を伸張して元のデジタル信号に変換し、映像信号処理部75と音声信号処理部77に導出する。
【0051】
映像信号処理部75と音声信号処理部77は、制御部13の制御の下、HDD11から信号を再生している状態においては、信号伸張処理部81からの信号を選択して処理し、出力するように動作する。
さらに制御部13には、ユーザが、受信機70の動作及び機能を設定するための入力部82が接続されており、入力部82は、受信機70の例えば図示しない前面パネルに設けられた複数の切換えスイッチで構成されるか、またはリモートコントローラからの信号を受信する受信器として構成することができる。
【0052】
また、制御部13には、タイトル情報記憶部14、時計部15、位置設定部13dとメモリ17が接続されている。メモリ17には、制御部13で実行されるプログラムが記憶されていると共に、OSD信号を生成するための文字、記号、符号その他表示用キャラクタのためのデータが予め蓄積されている。
【0053】
以上のように構成された受信機70において、HDD11への記録を実行する場合、ユーザは、入力部82を操作して、番組表(EPG:Electric Program Guide)の表示を制御部13に対して要求する。
制御部13は、デマルチプレクサ73でEPGデータを含むSI、PSIを分離抽出させて、これを取り込んで解析し、GUI(Graphical User Interface)構成の番組表を構築してこれを映像信号処理部75に導出すると共に、その番組表を映像信号処理部75でMPEGデコーダ74から供給される映像信号に重畳させ、さらに表示部76で表示可能な映像信号に変換して表示部76で表示させる。
【0054】
ユーザは、入力部82を操作して、表示部76で表示された番組表から所望の番組を選択することで、その番組の録画予約を行なう。それによって、録画予約した番組の放送が開始されると、その映像信号及び音声信号が信号圧縮処理部79で圧縮されて、HDD11に供給され、HDDコントローラ80の駆動によって、信号圧縮処理部79の出力がHDD11に記録される。
【0055】
また、HDD11への記録と同時に、その番組のタイトルが例えばEPGから抽出され、HDDコントローラ80から得られるHDD11の記録位置を示すブロック情報及び時計部15から得られる現在時刻情報と共にタイトル情報記憶部14に記憶される。
【0056】
以上のようにして、HDD11に、放送番組が記録されると共に、その番組の情報がタイトル情報記憶部14に順次記憶される。
HDD11に記憶された番組の再生は、ユーザが入力部82を操作して、例えば再生キーを操作する。それによって、タイトル情報記憶部14に記憶されている,HDD11に記録された番組のタイトル情報が読み出されて制御部13でGUI形式のOSD信号として構築され、映像信号処理部75を介して表示部76で表示される。
【0057】
ユーザは入力部82を操作して、表示された番組リストから再生したい番組を選択する。それによって、制御部13は、ユーザが選択した番組が記録されているブロック番号情報をタイトル情報記憶部14から読み出し、それに基づいて、HDDコントローラ80を介してHDD11を駆動し、ユーザが選択した番組の映像信号及び音声信号をHDD11から読み出して、信号伸張処理部81、映像信号処理部75、音声信号処理部77を介して表示部76と音声出力部78で表示及び出力する。
【0058】
そのようにして、HDD11から所望の番組を再生している状態において、ユーザが入力部82を操作して、再生を停止させた場合、図8に示すように、再生していた番組のタイトル名と、停止位置及び停止日時が、タイトル情報記憶部14に記憶される。
【0059】
制御部13は、所望の番組を選択して再生している状態において、その番組の全てを再生し終わったら、自動的に再生動作が終了するように制御し、ユーザが停止キーによって再生を強制的に停止させた場合にその都度、タイトルと停止位置(ブロック番号あるいはセクタ番号)及び停止日時がタイトル情報記憶部14に記憶するように制御する。
【0060】
再生を停止した番組の再生を再開する場合、ユーザは入力部82を操作して、制御部13の制御の下、タイトル情報記憶部14から図8に示す情報を読み出して、これを映像信号処理部75を介して表示部76で表示させる。
ユーザが、入力部82を操作して、表示された番組リストから再生を再開したい番組を選択すると、制御部13は、タイトル情報記憶部14のその番組の再生停止日時と、時計部15から得られる現在時刻情報を比較し、その差に応じて、位置設定部13dで再生開始位置戻し量を特定する。さらに制御部13は、位置設定部13dで特定された戻し量に応じて、HDDコントローラ80を介してHDD11を駆動し、再生停止日時からの経過時間に応じて、再生開始位置を戻して再生を再開させる。すなわち、図3に示す条件で、再生開始位置を戻して再生を再開するものである。
【0061】
以上のように本発明のコンテンツ再生装置は、記録媒体に記録された番組を再生している途中で、停止操作を行なった際に、その停止位置と停止時刻を記憶しておいて、再生を再開する際に、再生停止からの経過時間に応じた量、再生停止位置を戻してから再生するようにしたので、再生を再開する際に、番組の内容を復習することができるので、好ましい再生状態を維持することができるものである。
【0062】
【発明の効果】
以上のように、本発明のコンテンツ再生装置は、再生を再開させる際に、再生を停止した位置から所定量再生済みの部分に遡って再生を再開するようにしたので、再生を停止した部分の内容を、思い出すことができるための、番組内容を継続して容易に認識することができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わるコンテンツ再生装置の一実施の形態を示す回路構成図。
【図2】図1に示す装置の動作を説明するための構成図。
【図3】図1に示す装置の動作を説明するための構成図。
【図4】図1に示す装置の動作を説明するための構成図。
【図5】図1に示す装置の動作を説明するためのフローチャート。
【図6】図1に示す装置の動作を説明するためのフローチャート。
【図7】本発明のコンテンツ再生装置の他の実施の形態を示す回路構成図。
【図8】図7で示す装置の動作を説明するための構成図。
【符号の説明】
10…コンテンツ再生装置
11…HDD
12…再生信号処理部
13…制御部
14…タイトル情報記憶部
15…時計部
16…キースイッチ
17…メモリ
【発明の属する技術分野】
この発明は、記録媒体に記録されたコンテンツの再生装置及び再生方法に関し、特に再生を一旦中止して、その後そのコンテンツの再生を再開する際に、適切な再生ができるようにしたコンテンツ再生装置及び再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今、記録媒体として、HDD(Hard Disk Drive)、DVD(Digital Versatile Disk)等を用いてテレビジョン放送番組を録画するようにした録画再生装置が実用に供されるようになってきている。このような記録媒体がテレビジョン放送番組の録画に用いられるようになった要因としては、アクセス速度が高速になったことと、大容量化が進んで情報量当たりのコストが低下したことが上げられる。例えば、記録容量に関しては、百ギガバイト(Gbyte)を越える容量を有するHDDが適用されており、高画質放送の番組で数十時間分の放送が録画でき、通常の画質の番組では、最大百時間を越えて録画することが可能になってきている。
【0003】
このように、HDDを記録媒体とする録画再生装置においては、大量の放送番組の録画が可能となるために、長時間の番組であっても、記録媒体の記録可能容量をあまり意識することなく録画を実行することが可能である。そのような長時間番組を再生するには、その番組の全てを一度に再生して視聴するということは稀で、むしろ時間が空いたときに、都度、中断しつつ細切れに再生するような使われ方がされるものと予測される。
【0004】
VTR(Video Tape Recorder)では、カセットの機械的なテープ走行位置で、再生を停止した位置を特定することが可能となるが、HDD等の記録媒体においては、停止した位置を電気的に記憶しておいて、後にその番組の再生をする場合には、自動的に前回再生を停止した位置から再生を再開するようにした提案がされている(例えば特許文献1参照)。
【0005】
しかしながら、再生を中断している時間が永いと、再生していた内容を忘れてしまうことがあり、再生を中断した位置から再生を再開した場合に、再生内容の辻褄を合せることができず、視聴内容を理解することができないという状況に陥ってしまうことがある。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−142195号公報(第9,12,13頁、図9,16,18)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来、記録媒体に記録したコンテンツを再生中に再生を停止した位置を記憶しておいて、そのコンテンツの再生を再開した際に、停止した位置から再生を行なうようにした提案がされているが、再生停止から再開までに永い時間が経過していると、再生を停止した位置の番組内容を忘れてしまって、再開した再生の内容を理解できないという問題があった。
【0008】
本発明は、以上の点に対処してなされたものであり、再生を停止して再開させる場合に、再生停止から再生再開までの経過時間に応じて、再生停止した位置から所定時間戻した位置から再生を再開するように構成することで、再生停止に至るまでの番組内容を再確認してから、新たな再生を実行できるようにしたコンテンツ再生装置及び再生方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のコンテンツ再生装置は、記録媒体に記録されたコンテンツを再生する再生手段と、前記再生手段による再生動作を停止させる再生停止手段と、前記停止手段によって再生が停止された際の前記記録媒体の再生停止位置情報を記憶する記憶手段と、前記再生が再開された際に、自動的に前記再生停止位置よりも所定時間分前の位置から前記記録媒体の再生を再開する再生再開手段と、を具備したことを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、再生を再開した際に、停止した位置より前に遡って再生が行われるため、内容を充分に把握することができるものである。
本発明のコンテンツ再生装置は、記録媒体に記録されたコンテンツを再生する再生手段と、前記再生手段による再生動作を停止させる再生停止手段と、前記停止手段によって再生が停止された際の前記記録媒体の再生停止位置情報と時刻情報を記憶する記憶手段と、現在時刻情報を提供する時刻情報生成手段と、前記記憶媒体の再生を再開させる再生再開手段であって、前記再生が停止された際の前記時刻情報と前記現在時刻情報を比較して、その差に応じて前記再生停止位置よりも時間的に前の位置から前記記録媒体の再生を再開させる再生再開手段と、を具備したことを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、再生を再開する際に、再生停止からの経過時間に応じた量、停止位置から前に遡って再生を再開するものであるため、長時間経過後の再生再開であってもコンテンツの内容の継続性を容易に認識することができるものである。
本発明のコンテンツ再生方法は、記録媒体に記録されたコンテンツを再生するステップと、前記再生手段による再生動作を停止させるステップと、前記再生が停止された際の前記記録媒体の再生停止を記憶するステップと、再生が再開された際に自動的に前記再生停止位置よりも時間的に前の位置から前記記録媒体の再生を再開させるステップと、を具備したことを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、再生を再開した際に、停止した位置より前に遡って再生が行われるため、内容を充分に把握することができるものである。
本発明のコンテンツ再生方法は、記録媒体に記録されたコンテンツを再生するステップと、前記再生手段による再生動作を停止させるステップと、前記再生が停止された際の前記記録媒体の位置情報と時刻情報を記憶するステップと、現在時刻情報を生成するステップと、前記記憶媒体の再生を再開させるステップであって、前記再生が停止された際の前記時刻情報と前記現在時刻情報を比較し、その差に応じて前記再生停止位置よりも時間的に前の位置から前記記録媒体の再生を再開させるステップと、を具備したことを特徴とする。
【0013】
本発明によれば、再生を再開する際に、再生停止からの経過時間に応じた量、停止位置から前に遡って再生を再開するものであるため、長時間経過後の再生再開であってもコンテンツの内容の継続性を容易に認識することができるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係るコンテンツ再生装置を詳細に説明する。図1は、本発明のコンテンツ再生装置の回路ブロック図である。図1において、再生装置10は、記録媒体としてのHDD11と、このHDD11に記録されたコンテンツを読み出して読み出した信号を処理する再生信号処理部12と、HDD11と再生信号処理部12を制御するための制御部13を含み、さらに制御部13に接続されたタイトル情報記憶部14と時計部15とキースイッチ16及びメモリ17を備える。
【0015】
HDD11には、例えば、複数あるいは一つのテレビジョン番組を構成する映像信号と音声信号がコンテンツ情報として信号圧縮されて記録されている。再生信号処理部12は、制御部13から供給される位置特定情報に基づいて、HDD11から読み出された(再生された)映像信号及び音声信号を、伸張して非圧縮のデジタル信号に変換して出力する。
【0016】
制御部13は、機能として所定のファイルシステムに則って、ファイル(番組:タイトル)を再生するフアイル管理部13aを含み、このファイル管理部によって、HDD11に記録されているファイル名(番組名:タイトル)とそのファイルが記録される論理的あるいは物理的な記録位置が特定され、HDD11からのファイルの読出し(再生)を可能としている。ファイルシステムとしては、例えばDVDで適用されているUDF(Universal Disk Format)、Linux用のEXT2(Second Extended File System)あるいは、MS−DOS(Microsoft Disk Operating System)(登録商標)で使われているFAT(File Allocation Table)32等を適用することができ、記録位置はブロック番号あるいはセクタ番号で特定可能である。
【0017】
制御部13は、さらに機能としての入力部13bと比較部13cと位置設定部13dを有している。入力部13bは、キースイッチ16からの信号を受け、操作されたキーを特定するもので、再生を実行させるための再生キー16aと、番組(タイトル)を選択するための選択キー16bと再生を停止させるための停止キー16cを含む。
【0018】
また、比較部13cは、時計部15からの現在時刻情報と、タイトル情報記憶部14に記憶された再生停止時刻情報とを比較してその差を位置設定部13dに送り、位置設定部13dでは、時間差に基づいて、ファイルシステム13aを制御して、再生開始位置を特定し、ファイル管理部13aからHDD11に対して位置を特定するブロック番号(あるいはセクタ番号)情報を出力させる。
【0019】
以上のように構成された装置において、キースイッチ16の再生キー16aをユーザが操作すると、制御部13の入力部13bがそれを検出して、ファイル管理部13aに保存されているHDD11に記録された番組(ファイル)の一覧表を再生信号処理部12を介して映像信号として出力し、図示しない表示手段で表示させる。
【0020】
ユーザは、表示された一覧表から、例えばキースイッチ16の図示しないカーソルキーあるいは数字キー等で、視聴(再生)したい番組を特定し、キースイッチ16の選択キー16bを操作すると、ファイル管理部13aは、その番組が記録されているHDD11の位置を示す情報を順次更新しながらHDD11に送る。それによって、HDD11から選択した番組を構成するコンテンツ情報が順次読み出され、再生信号処理部12で伸張処理が施されて出力される。
【0021】
再生信号処理部12から出力される情報は、映像信号と音声信号を含み、映像信号は図示しない表示手段で表示され、音声信号もまた図示しない音声出力手段によって音声として出力される。
そのようにして、HDD11から再生されたコンテンツ情報の視聴が行なわれている途中で、来客、電話等視聴を中断せざるを得ない事態が発生した場合に、ユーザはキースイッチ16の停止キー16cを操作する。すると制御部13の入力部13bが、それを検出してファイル管理部13aのファイル位置情報の更新を停止すると共に、HDD11からの再生動作を停止させる。
【0022】
再生動作を停止した際の、ファイル管理部13aのファイル位置情報は、ファイル名情報と共にタイトル情報記憶部14に送られて記憶される。さらにファイルと位置情報とファイル名情報の記憶に合せて、時計部15から供給されている現在時刻情報もタイトル情報記憶部14に記憶される。
【0023】
図2は、タイトル情報記憶部14に記憶された情報を模式的に示す表である。図2において、情報は、3項目に分けられて、それぞれが列を構成するように示されている。最も左の列21は、タイトル(ファイル名)を示すデータを示し、中の列22がそのファイルの停止位置(ブロック番号)を示すデータ22が示され、最も右の列23がファイル再生を停止した日時のデータを示している。また、行方向には、4タイトルがそれぞれ24,25,26,27として表示されている。
【0024】
図2の24として示される番組(タイトル)は、タイトル(ファイル名)として200305051301なる番号が付され、停止位置がブロック番号0042893で、停止日時が2003年の6月3日12時14分34秒であることを示している。同様に、25として示される番組は、200305090815なる番号のファイルで、停止位置が1094719番のブロックで、停止日時が2003年の6月7日21時2分41秒であることを示している。また、26として示される番組は、200305231900なる番号のファイルで、停止位置が3683428番のブロックで、停止日時が2003年の6月9日19時48分12秒であることを示している。
【0025】
さらにまた、26として示される番組は、200305232130なる番号のファイルで、停止位置が5714791番のブロックで、停止日時が2003年の6月10日17時36分25秒であることを示している。
このように、図2に示す例では、過去に4本の番組が再生されて、視聴の途中で再生を停止したことが情報としてタイトル情報記憶部14に記憶されているものである。なお、図2では、タイトルとしてファイル番号を示しているが、これに代えて実際の番組の題名をタイトルとして表示するようにしてもよい。番組の題名は、HDD11に番組を記録する際に、同時に記録させておくことが可能である。
【0026】
ユーザは、これら視聴の途中で再生を停止した番組の再生を再開する場合、キースイッチ16の再生キー16bを操作する。それによってタイトル情報記憶部14に記憶されていた図2に示す情報が読み出されて、制御部13から再生信号処理部12を介して図示しない表示手段で表示される。ユーザは、表示された番組リストから、視聴を再開したい番組をキースイッチ16を操作して選択する。
【0027】
それによって制御部13は、選択された番組のタイトル情報記憶部14に記憶されている停止日時情報を読み出して、比較部13cに供給する。比較部13cには、時計部15から現在時刻情報が供給されており、ここで両者の差が求められる。比較部13cで求められた停止日時情報と現在時刻との差は、位置設定部13dに供給される。位置設定部では、比較部13cからの出力に基づいて、再生開始位置の戻し量(時間)を特定し、その戻し量に応じてファイル管理部13aで再生開始位置(ブロック)を特定し、特定された再生位置からHDD11の再生を再開する。
【0028】
位置設定部13dでは、再生停止日時が現在時刻からどの程度時間が経過しているかによって、再生再開位置を再生停止位置からどの程度前に戻して再生を再開するかの判定を行なうものであり、例えば図3に示す条件に基づいて、戻し量を特定する。
【0029】
図3は、停止位置と、再生再開までの時間差との関係から4通りの再生態様を選択するようにした例を表で示すものである。
すなわち、条件Aとして、停止位置がタイトルの先頭である場合が条件として掲げられている。これはそのタイトルの前の記録位置に記録された番組(タイトル)の再生が完了した状態であり、再生再開の日時に関わりなく、その停止位置から再生を再開する。
【0030】
次に、条件Bとして、停止位置がタイトルの先頭ではなく、再生再開までの時間差が10分未満である場合が揚げられており、その場合には停止位置を5秒戻してから再生を再開する。
条件Cとして、停止位置がタイトルの先頭ではなく、再生再開までの日時差が10分以上3日未満である場合が揚げられ、停止位置を10秒戻してから再生を再開する。
さらに条件Dとして、停止位置がタイトルの先頭ではなく、再生再開までの日時差が3日以上である場合が揚げられ、停止位置を20秒戻してから再生を再開する。
停止位置がタイトルの先頭でない場合の再生態様を決定するための条件と、対応する再生態様は、図3に示すものに限定されるものではなく、より細かな条件を設定することも可能である。また再生再開までの戻し時間も、さらに短くてもよいし、あるいはさらに永くてもかまわないが、あまり永く設定すると冗長になる場合があり、永く設定する場合には、戻す部分を早送り再生にするとか、サンプリング的な再生をさせる等の処理をすることで、冗長さを解消することができるものである。
【0031】
ユーザによって、図2に25として示す番組の再生が選択され、現在日時が2003年6月10日19時36分17秒であったとすると、停止日時との差が10分以上3日未満であり、条件Cが成立する。よって、停止位置から10秒戻った位置から再生が再開されることになる。そして、その番組の全てが再生し終わったら、制御部13が、タイトル情報記憶部14に記憶されているその番組の再生に関する情報を全て消去する。
【0032】
図4は、再生の態様を模式的に示すタイミング図である。図4(a)は、再生再開までの時間差が10分以内の場合を示すもので、時刻t0でAの位置から再生を開始して、時刻t1でBの位置で再生を停止している。そして時刻t2で再生を再開するものであるが、t2−t1<10分であるため、戻し量trとして5秒分戻った位置B’から再生が再開され、時刻t3でCの位置で再生を終了するものである。
【0033】
また、図4(b)は、再生再開までの日時差が3日以上の場合を示すもので、時刻t0でAの位置から再生を開始して、時刻t1でDの位置で再生を停止している。そして時刻t2で再生を再開するものであるが、t2−t1>3日であるため、戻し量trとして20秒分戻った位置D’から再生が再開され、時刻t3でEの位置で再生を終了するものである。
【0034】
図5は、図1の装置において、再生を行い停止するまでの動作を説明するためのフローチャートである。図5において、ステップS511で開始され、ステップS512で、キースイッチ16の再生キー16aが操作されたか否かが判定され、再生キー16aが操作されたことが判定されると、ステップS513で、HDD11に記録されている番組(タイトル:コンテンツ)の一覧が表示される。
【0035】
次いで、ステップS514で、キースイッチ16の選択キー16bが操作されて、再生する番組が選択されたか否かが判定され、選択キー16bが操作されたことが判定されたら、ステップS515で選択された番組を構成する映像信号及び音声信号をHDD11から読み出して、伸張処理等の処理を施してから出力して表示手段に表示させる。
【0036】
次いで、ステップS516で、キースイッチ16の停止キー16cが操作されたか否かが判定されて、停止キー16cが操作されたことが判定されたら、ステップS517で再生していた番組(ファイル)を特定する情報と対で、再生停止位置と再生停止日時情報を、タイトル情報記憶部14に記憶させ、ステップS518で処理を停止する。
【0037】
図6は、再生を停止してから、再開するまでの処理を説明するためのフローチャートである。図6において、ステップS611で開始し、ステップS612でキースイッチ16の再生キー16aが操作されたか否かが判定され、再生キー16aが操作されたことが判定されると、ステップS613でタイトル情報記憶部14に記憶された、過去のタイトル別の再生動作に関する情報を読み出して表示する。
【0038】
次いで、ステップS614で、表示されたタイトル一覧から、ユーザがキースイッチ16の選択キー16bを操作して再生を所望する番組を選択したか否かの判定がなされる。選択キー16bが操作されて、再生を所望する番組が選択されたことが判定されると、ステップS616で選択キー16bが操作された日時を、時計部15から得て、メモリ17に一旦記憶させる。
【0039】
次に、ステップS616で選択された番組の停止位置がタイトルの先頭であるか否かの判定が行なわれ、停止位置がタイトルの先頭である場合に、停止位置をそのまま再生開始位置として再生を行なう。
ステップS616で、停止位置がタイトルの先頭でないと判定されたら、ステップS618で再生停止日時と、選択キー操作日時との差tを求める。次いで、ステップS619でtが10分未満であるか否かの判定がなされ、10分未満であった場合に、ステップS620で、再生停止位置を5秒戻してから再生を実行する。
【0040】
ステップS619でtが10分未満でないと判定されたら、ステップS621で、tが10分以上3日未満であるか否かの判定が行なわれ、tが10分以上3日未満である場合には、ステップS622で再生停止位置を10秒戻してから再生を実行する。
【0041】
ステップS621で、tが10分以上3日未満でないと判定されたら、ステップS623で再生停止位置を20秒戻してから再生を実行する。
ステップS617、S620、S622、S623の各ステップにおける再生動作は、ステップS624でその番組が最後まで再生されことが判定されるまで継続される。そしてその番組が最後まで再生されたことが判定されたら、ステップS625で、その番組に関するタイトル情報記憶部14に記憶されている情報を消去して、ステップS626で処理を終了する。
【0042】
以上のように、本発明のコンテンツ再生装置においては、記録媒体に記憶されたコンテンツを再生している途中で再生を一旦停止し、後に再生を再開する場合に、再生を停止してから再生を再開するまでの時間差に応じて、再生停止位置から所定時間分戻った位置から再生を再開するものであるため、新規部分を再生する前に、過去再生した内容を自動的に確認することができるため、長時間の番組で何回かの中断を余儀なくされてしまっても、番組の内容を復習しつつ視聴することができるため、内容を確実に理解しつつ視聴を行なうことができるようになるものである。
【0043】
なお、図1に示す装置においては、HDD11に記録された番組を視聴する装置として構成されているが、例えば放送番組を受信して、HDD11に記録する機能を備えた記録再生装置として構成することもできるあり、そのように記録再生装置として構成した実施の形態を、図7に示す。
【0044】
図7において、図1と同一部分に同一符号を付して詳細な説明は、省略する。図7は、デジタルテレビジョン放送を受信して、番組を構成する映像信号と音声信号を記録媒体に記録して再生する機能を備えたテレビジョン受信機に本発明を適用したものである。
【0045】
図7において、テレビジョン受信機70は、図示しないアンテナからの放送信号を受けるアンテナ端子71を備える。アンテナ端子71は、チューナ/復調部72に接続され、チューナ/復調部72では、放送チャンネルの選局処理が行なわれると共に、選局されたチャンネルの受信信号の復調と誤り訂正等の処理を施して、トランスポートストリーム(TS)信号としてデマルチプレクサ73に供給する。デマルチプレクサ73では、多重伝送されるTS信号から、番組を構成する映像信号及び音声信号を分離抽出してMPEG(Moving Picture Experts Group)デコーダ74に出力すると共に、番組タイトル情報を含むSI(Service Information)、PSI(Program Specific Information)等の付加情報を分離抽出して制御部13に供給する。
【0046】
制御部13は、テレビジョン受信機10の全体の機能、動作の制御を司るものであり、チューナ/復調部72での選局処理、デマルチプレクサ73による情報の選択を制御する他、後述するHDDの記録再生制御、さらには、デマルチプレクサ73から供給される付加情報の解析とOSD(On Screen Display)信号の生成も行なう。
【0047】
MPEGデコーダ74では、映像信号がデコードされて非圧縮のデジタル映像信号として映像信号処理部75に供給される。映像信号処理部75では、MPEGデコーダ74から供給される番組映像信号に、選択的に制御部13から供給されるOSD信号を重畳し、さらにデジタル信号をアナログ信号に変換して、標準テレビジョン信号にエンコードして出力する。また、映像信号処理部75は、HDDから信号を再生している状態においては、その再生信号を選択して処理する入力切換機能をも備えているが詳細は後述する。映像信号処理部75から出力される映像信号は、表示部76に供給されて表示される。
【0048】
また、MPEGデコーダ74では、音声信号のデコードも行なっており非圧縮のデジタル信号に変換された音声信号は、音声信号処理部77でアナログ信号に変換されて音声出力部78から音声として出力される。さらに、音声信号処理部77は、HDDから信号を再生している状態においては、その再生信号を選択して処理する入力切換機能をも備えているが詳細は後述する。
【0049】
また、MPEGデコーダ74から出力される映像信号及び音声信号は、信号圧縮処理部79に供給される。信号圧縮処理部79では、映像信号及び音声信号に対して所定の圧縮処理を施して、HDD11に導出する。HDD11は、HDDコントローラ80に接続されており、制御部13の制御の下、HDDコントローラ80を介して駆動されて信号圧縮処理部79からの信号を記録する。
【0050】
さらにHDD11は、信号伸張処理部81が接続されており、制御部13の制御の下、HDDコントローラ80を介して駆動されて、記録されている信号を再生して信号伸張処理部81に供給する。信号伸張処理部81では、HDD11から再生された信号を伸張して元のデジタル信号に変換し、映像信号処理部75と音声信号処理部77に導出する。
【0051】
映像信号処理部75と音声信号処理部77は、制御部13の制御の下、HDD11から信号を再生している状態においては、信号伸張処理部81からの信号を選択して処理し、出力するように動作する。
さらに制御部13には、ユーザが、受信機70の動作及び機能を設定するための入力部82が接続されており、入力部82は、受信機70の例えば図示しない前面パネルに設けられた複数の切換えスイッチで構成されるか、またはリモートコントローラからの信号を受信する受信器として構成することができる。
【0052】
また、制御部13には、タイトル情報記憶部14、時計部15、位置設定部13dとメモリ17が接続されている。メモリ17には、制御部13で実行されるプログラムが記憶されていると共に、OSD信号を生成するための文字、記号、符号その他表示用キャラクタのためのデータが予め蓄積されている。
【0053】
以上のように構成された受信機70において、HDD11への記録を実行する場合、ユーザは、入力部82を操作して、番組表(EPG:Electric Program Guide)の表示を制御部13に対して要求する。
制御部13は、デマルチプレクサ73でEPGデータを含むSI、PSIを分離抽出させて、これを取り込んで解析し、GUI(Graphical User Interface)構成の番組表を構築してこれを映像信号処理部75に導出すると共に、その番組表を映像信号処理部75でMPEGデコーダ74から供給される映像信号に重畳させ、さらに表示部76で表示可能な映像信号に変換して表示部76で表示させる。
【0054】
ユーザは、入力部82を操作して、表示部76で表示された番組表から所望の番組を選択することで、その番組の録画予約を行なう。それによって、録画予約した番組の放送が開始されると、その映像信号及び音声信号が信号圧縮処理部79で圧縮されて、HDD11に供給され、HDDコントローラ80の駆動によって、信号圧縮処理部79の出力がHDD11に記録される。
【0055】
また、HDD11への記録と同時に、その番組のタイトルが例えばEPGから抽出され、HDDコントローラ80から得られるHDD11の記録位置を示すブロック情報及び時計部15から得られる現在時刻情報と共にタイトル情報記憶部14に記憶される。
【0056】
以上のようにして、HDD11に、放送番組が記録されると共に、その番組の情報がタイトル情報記憶部14に順次記憶される。
HDD11に記憶された番組の再生は、ユーザが入力部82を操作して、例えば再生キーを操作する。それによって、タイトル情報記憶部14に記憶されている,HDD11に記録された番組のタイトル情報が読み出されて制御部13でGUI形式のOSD信号として構築され、映像信号処理部75を介して表示部76で表示される。
【0057】
ユーザは入力部82を操作して、表示された番組リストから再生したい番組を選択する。それによって、制御部13は、ユーザが選択した番組が記録されているブロック番号情報をタイトル情報記憶部14から読み出し、それに基づいて、HDDコントローラ80を介してHDD11を駆動し、ユーザが選択した番組の映像信号及び音声信号をHDD11から読み出して、信号伸張処理部81、映像信号処理部75、音声信号処理部77を介して表示部76と音声出力部78で表示及び出力する。
【0058】
そのようにして、HDD11から所望の番組を再生している状態において、ユーザが入力部82を操作して、再生を停止させた場合、図8に示すように、再生していた番組のタイトル名と、停止位置及び停止日時が、タイトル情報記憶部14に記憶される。
【0059】
制御部13は、所望の番組を選択して再生している状態において、その番組の全てを再生し終わったら、自動的に再生動作が終了するように制御し、ユーザが停止キーによって再生を強制的に停止させた場合にその都度、タイトルと停止位置(ブロック番号あるいはセクタ番号)及び停止日時がタイトル情報記憶部14に記憶するように制御する。
【0060】
再生を停止した番組の再生を再開する場合、ユーザは入力部82を操作して、制御部13の制御の下、タイトル情報記憶部14から図8に示す情報を読み出して、これを映像信号処理部75を介して表示部76で表示させる。
ユーザが、入力部82を操作して、表示された番組リストから再生を再開したい番組を選択すると、制御部13は、タイトル情報記憶部14のその番組の再生停止日時と、時計部15から得られる現在時刻情報を比較し、その差に応じて、位置設定部13dで再生開始位置戻し量を特定する。さらに制御部13は、位置設定部13dで特定された戻し量に応じて、HDDコントローラ80を介してHDD11を駆動し、再生停止日時からの経過時間に応じて、再生開始位置を戻して再生を再開させる。すなわち、図3に示す条件で、再生開始位置を戻して再生を再開するものである。
【0061】
以上のように本発明のコンテンツ再生装置は、記録媒体に記録された番組を再生している途中で、停止操作を行なった際に、その停止位置と停止時刻を記憶しておいて、再生を再開する際に、再生停止からの経過時間に応じた量、再生停止位置を戻してから再生するようにしたので、再生を再開する際に、番組の内容を復習することができるので、好ましい再生状態を維持することができるものである。
【0062】
【発明の効果】
以上のように、本発明のコンテンツ再生装置は、再生を再開させる際に、再生を停止した位置から所定量再生済みの部分に遡って再生を再開するようにしたので、再生を停止した部分の内容を、思い出すことができるための、番組内容を継続して容易に認識することができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わるコンテンツ再生装置の一実施の形態を示す回路構成図。
【図2】図1に示す装置の動作を説明するための構成図。
【図3】図1に示す装置の動作を説明するための構成図。
【図4】図1に示す装置の動作を説明するための構成図。
【図5】図1に示す装置の動作を説明するためのフローチャート。
【図6】図1に示す装置の動作を説明するためのフローチャート。
【図7】本発明のコンテンツ再生装置の他の実施の形態を示す回路構成図。
【図8】図7で示す装置の動作を説明するための構成図。
【符号の説明】
10…コンテンツ再生装置
11…HDD
12…再生信号処理部
13…制御部
14…タイトル情報記憶部
15…時計部
16…キースイッチ
17…メモリ
Claims (8)
- 記録媒体に記録されたコンテンツを再生する再生手段と、
前記再生手段による再生動作を停止させる再生停止手段と、
前記停止手段によって再生が停止された際の前記記録媒体の再生停止位置情報を記憶する記憶手段と、
前記再生が再開された際に、自動的に前記再生停止位置よりも所定時間分前の位置から前記記録媒体の再生を再開する再生再開手段と、
を具備したことを特徴とするコンテンツ再生装置。 - 記録媒体に記録されたコンテンツを再生する再生手段と、
前記再生手段による再生動作を停止させる再生停止手段と、
前記停止手段によって再生が停止された際の前記記録媒体の再生停止位置情報と時刻情報を記憶する記憶手段と、
現在時刻情報を提供する時刻情報生成手段と、
前記記憶媒体の再生を再開させる再生再開手段であって、前記再生が停止された際の前記時刻情報と前記現在時刻情報を比較して、その差に応じて前記再生停止位置よりも時間的に前の位置から前記記録媒体の再生を再開させる再生再開手段と、
を具備したことを特徴とするコンテンツ再生装置。 - 前記再生再開手段は、前記再生が停止された際の時刻情報と現在時刻情報と間の時間差が大きいと、より時間的に前の位置から再生を再開するものであることを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ再生装置。
- 前記再生停止手段と前記再生再開手段は、ユーザの操作によって起動されるものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のコンテンツ再生装置。
- 前記記憶手段は、再生が停止された際の前記記憶媒体の位置情報及び時刻情報と共にコンテンツのタイトルを記憶するものであり、前記再生再開手段は、ユーザの操作によって前記記憶手段に記憶された前記タイトルを含む情報を表示させる手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のコンテンツ再生装置。
- 前記記憶手段は、前記再生停止手段によって再生が停止された際の前記タイトルと再生停止位置及び再生停止時刻を含む再生状況を示す情報を前記タイトル毎に複数タイトル分記憶するものであり、前記再生再開手段は、前記記憶手段に記憶された複数のタイトル毎の再生状況を示す情報をユーザがいずれかのタイトルを選択可能なように表示する手段を含むものであることを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ再生装置。
- 記録媒体に記録されたコンテンツを再生するステップと、
前記再生手段による再生動作を停止させるステップと、
前記再生が停止された際の前記記録媒体の再生停止を記憶するステップと、
再生が再開された際に自動的に前記再生停止位置よりも時間的に前の位置から前記記録媒体の再生を再開させるステップと、
を具備したことを特徴とするコンテンツ再生方法。 - 記録媒体に記録されたコンテンツを再生するステップと、
前記再生手段による再生動作を停止させるステップと、
前記再生が停止された際の前記記録媒体の位置情報と時刻情報を記憶するステップと、
現在時刻情報を生成するステップと、
前記記憶媒体の再生を再開させるステップであって、前記再生が停止された際の前記時刻情報と前記現在時刻情報を比較し、その差に応じて前記再生停止位置よりも時間的に前の位置から前記記録媒体の再生を再開させるステップと、
を具備したことを特徴とするコンテンツ再生方法。
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JP2003182697A JP2005018912A (ja) | 2003-06-26 | 2003-06-26 | コンテンツ再生装置及びコンテンツ再生方法 |
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ID=34183006
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JP2003182697A Pending JP2005018912A (ja) | 2003-06-26 | 2003-06-26 | コンテンツ再生装置及びコンテンツ再生方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2003
- 2003-06-26 JP JP2003182697A patent/JP2005018912A/ja active Pending
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