JP2005015958A - 編地見本の作成方法、ニットデザイン方法、糸径測定装置、及び編地見本の作成装置 - Google Patents

編地見本の作成方法、ニットデザイン方法、糸径測定装置、及び編地見本の作成装置 Download PDF

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圭三 古金谷
Takashi Makino
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Abstract

【構成】糸の拡大画像を表示して、糸の太さ方向の両端での糸本体と毛羽部との境界位置を、前記拡大画像上でユーザが入力するのを受け付ける。受け付けた境界位置を通るように、糸の長さ方向に平行な2本の境界マークを前記拡大画像上に表示し、前記2本の境界マーク間の間隔から糸径を求める。ゲージ換算手段で求めた糸径から適合する編機のゲージを求める。ループ形状換算手段で前記糸径に基づき編地でのループ形状を求め、さらに糸の画像を入力して、換算したループ形状と糸の画像とから、編地見本の画像をループシミュレーションにより作成して、編地見本とする。
【効果】試編み無しで、編地見本を効率的に作成できる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の利用分野】
この発明は、編地見本の作成や、これを用いたガーメントのデザイン等に関する。この発明はまた、編地見本の作成装置や、編地見本の作成に必要な糸径の測定装置に関する。
【0002】
【従来技術】
【特許文献1】特開2001−123364号公報
【0003】
従来では鉛筆法と呼ばれる方法が用いられ、円筒体に所定の回数密着巻きで糸を巻き付けた際に、巻き付けた糸が円筒体で占める巻き付け幅から糸径を求めている。しかしこのような方法では、糸に加える張力を一定にして張力による糸の変形を一定にし、かつ糸の間に隙間や重なりが生じないように、正確に密着巻きをする必要がある。そこで特許文献1は、糸径を測定しようとする糸を用いて編地を編成し、ウェール方向に引いてコース方向のサイズが変化しなくなるようにし、この状態で求めたコース方向の編目サイズの1/4を糸径とすることを開示している。特許文献1では、糸径を測定するために試編みが必要になる。
【0004】
ところで編地のテストピースを編成し、どのような糸を用いるとどのようなイメージの編地となるのかを評価するための、編地見本とすることが行われている。編地見本は、糸から編地のイメージ、特に編地の風合いを得るために必要で、ガーメントのデザインを行う前に必要である。編地見本を作成するには試編みが必要で、使用するゲージや種々の編成条件を選んでから試編みするため、手間がかかる。
【0005】
【発明の課題】
この発明の基本的課題は、編地を実際に編成せずに、信頼性のある編地見本を作成することにある(請求項1,7)。
請求項3の発明での追加の課題は、素材によりループ形状が異なっても、信頼性のある編地見本が得られるようにすることにある。
請求項4の発明での追加の課題は、仕上げにより編地の縮小を反映した編地見本を提供することにある。
請求項5の発明での追加の課題は、所望サイズのガーメントを編成するのに必要な目数が、編地見本から分かるようにすることにある。
請求項6の発明の課題は、ニット製品のデザインを容易にすることにある。
請求項2,8の発明の課題は、簡単かつ正確に糸径を測定できるようにすることにある。
【0006】
【発明の構成】
この発明の編地見本の作成方法は、糸の糸径を求めて、ゲージ換算手段で前記糸径から適合する編機のゲージを求め、かつループ形状換算手段で前記糸径に基づき編地でのループ形状を求め、さらに糸の画像を入力して、換算したループ形状と糸の画像とから、編地見本の画像をループシミュレーションにより作成するようにしたものである(請求項1)。
この明細書で、ループ形状は例えばループの丈と幅とし、他に必要な糸長を求めるためにループ長を含めても良い。
糸径からループ形状を求めるには、例えばループの種々のモデルが公知なので、ループはこのような公知モデルに従った形状をしているものと仮定し、糸径をモデルに当てはめてループ形状を得ても良い。好ましくは、糸径からループ形状を求めるための換算条件を変更可能にして、徐々に実際にあったループ形状が得られるように換算条件を改良(成長ないしは学習)できるようにする。
ループシミュレーションは、各ループをシミュレーション画像で表現した編地の画像を作ることである。
【0007】
好ましくは、糸の拡大画像を表示して、糸の太さ方向の両端部での糸本体と毛羽部との境界位置を、前記拡大画像上でユーザが入力するのを受け付け、受け付けた境界位置を通るように、糸の長さ方向に平行な2本の境界マークを前記拡大画像上に表示すると共に、前記2本の境界マーク間の間隔から前記糸径を求めるようにする(請求項2)。境界マークは例えば直線状の境界線を含むマークである。
【0008】
また好ましくは、糸の素材を入力するための手段を設けて、前記ループ形状換算手段では、前記糸径の他に糸の素材を用いてループ形状を求めるようにする(請求項3)。糸の素材は、例えばウール系、綿系などとする。
好ましくは、仕上げ条件を入力するための手段と、仕上げ条件による編地の縮小率を記憶するための手段とを求めて、編地見本の画像を仕上げ条件により補正するようにする(請求項4)。この補正は、例えばループ形状を仕上げ条件で補正する、編地見本の画像を仕上げ条件で補正するなどで行う。
特に好ましくは、編地見本には、前記編地見本の画像の他に、少なくとも糸の画像、前記適合する編機のゲージ、及びウェール方向とコース方向のループサイズを表示するようにする(請求項5)。この結果、所望のサイズの編地を編成するには、どれだけの目数が必要かが判明する。
【0009】
この発明のデザイン方法は、ニット製品のガーメントをデザインするための方法であって、複数の各糸に対して、糸径を求めてゲージ換算手段で求めた糸径から適合する編機のゲージを求め、かつループ形状換算手段で前記糸径に基づき編地でのループ形状を求め、さらに各糸の画像を入力して、換算したループ形状と各糸の画像とから、編地見本の画像をループシミュレーションにより作成すると共に、ウェール方向とコース方向のループサイズを表示して、糸毎の編地見本とし、糸毎の編地見本からユーザが選択した糸に対して、編地見本のループサイズに基づいてガーメントをデザインし、かつガーメントのデザインでの各ループを、糸の画像とループ形状とに基づいて表示するようにしたものである(請求項6)。なおガーメントは、セーター、ワンピース、カーディガン、ソックス、などの編み製品である。
【0010】
この発明の編地見本の作成装置は、糸の糸径を適合する編機のゲージに換算するためのゲージ換算手段と、糸径を編地でのループ形状に換算するためのループ形状換算手段と、糸の画像を入力するための画像入力手段と、換算したループ形状と糸の画像とから、編地見本の画像を作成するためのループシミュレーション手段とを備えたものである(請求項7)。
【0011】
この発明の糸径の測定装置は、糸の拡大画像を表示するための表示手段と、糸の太さ方向の両端での糸本体と毛羽部との境界位置を、前記拡大画像上でユーザが入力するのを受け付けるための入力手段と、受け付けた境界位置を通るように、糸の長さ方向に平行な2本の境界マークを前記拡大画像上に表示するための手段と、前記2本の境界マーク間の間隔から糸径を求めるための糸径算出手段、とを設けたものである(請求項8)。
【0012】
【発明の作用と効果】
この発明では、糸径から適合する編機のゲージを求めると共に、糸径をループの形状に換算する。求めたループ形状と糸の画像とを用いて、編地見本をループシミュレーションにより作成する。このため試編み(テストピースの編成)無しで編地見本を作成できる。作成した編地見本は、糸径に基づくのでループ形状に信頼性があり、糸画像を用いているので、風合い(テクスチャ)の表現もリアルである。これらのため、従来多大の時間を要していた編地見本の作成を容易にできる(請求項1,7)。
【0013】
糸径は例えば糸の拡大画像から求める。糸には糸の本体とその周囲の毛羽部とがあり、画像認識で糸本体と毛羽部との境界を求めるのは難しい。かといって画面上で目視などにより単純に境界を指定すると、糸には撚りによる広狭があり、毛羽立ちの状態も場所によって異なるため、正確に糸本体と毛羽の境界を入力するのは難しい。そこでユーザが入力した境界を通るように、糸の長さ方向に平行な境界マークを表示する。境界マークが、糸の長さ方向に沿って平均的に毛羽部と糸本体との境界を通っていれば、境界を正しく入力したことになる。そこで境界マークを用いて、毛羽部と糸本体の境界の入力の適否を確認できる。次に境界マークは糸の太さ方向の両側に一対あり、これらの間隔を求めると、糸径を求めることができる。このため請求項2,8の発明では、簡単かつ正確に糸径を求めることができる。
【0014】
ループ形状は、糸径の他に、糸の素材にも依存する。ループ形状を定める最大の因子は糸径で、補助的な因子が糸の素材である。そこで糸径と素材の双方に応じてループ形状を定めるようにすると、より正確にループ形状を求めることができ、より正確な編地見本を得ることができる(請求項3)。
編地やループのサイズは仕上げにより伸縮し、一般的には仕上げにより縮む。そこで仕上げ条件を入力できるようにして、仕上げ条件によりループ形状を補正する、編地見本の画像を補正する、などの補正を施すと、仕上げ条件も考慮に入れた編地見本が得られる(請求項4)。
編地見本にループサイズを表示し、用いた糸の画像を表示し、ゲージを表示すると、どのゲージの編みでどれだけのコース数とウエール数を編成すると、どのサイズの編地となるのかが、試編み無しで予想できる。
【0015】
請求項6の発明では、編地見本を用いて風合いを判断し、糸を選択しガーメントをデザインする。ループのサイズが編地見本から判るので、これを用いてコース方向やウェール方向の目数を定めると、所望のサイズで所望の風合いのガーメントを簡単にデザインできる。
【0016】
【実施例】
図1〜図4に実施例を示す。これらの図において、2はニットデザイン装置で、糸径の算出や編地見本の作成、ガーメントのデザインなどに用いる。ガーメントのデザインでは、セーターやワンピース,カーディガンなどをデザインし、得られたデザインデータを横編機などの編機の編成データに変換する。4はフラットベッドスキャナで、治具6に差し渡したテスト糸10の糸画像を取り込み、8,9はアームで、例えば治具6の両端に設ける。糸径を測定するテスト糸10の一端を、粘着テープなどの固定具12により、アーム8に固定する。テスト糸10を固定具12から例えば数回アーム8に沿って巻き回した後に、フラットベッドスキャナ4の読み取り面を横断するようにして、反対側のアーム9へと差し渡し、他端に錘13を取り付けて所定の荷重を加える。この所定の荷重とは、糸を一定の状態にするために必要な荷重のことであり、錘13の重量は例えばテスト糸10の250mに相当する重量とする。
【0017】
図1ではフラットベッドスキャナ4を用いたが、ハンディスキャナやマイクロスコープなどを用いてもよく、糸のカラー画像を編地見本の作成に用いるため、カラー画像を読み取れるものが好ましい。解像度は高いほど好ましく、実施例では3200DPI(高解像度画像)と800DPI(低解像度画像)の2種類の画像を、フラットベッドスキャナ4により取り込む。なお高解像度画像の取り込みでは前記のようにテスト糸10に荷重を加えて状態を一定にし、低解像度画像の取り込みではテスト糸10に荷重を加えないか、あるいは高解像度の場合よりも荷重を小さくし、テスト糸10がリラックスした状態の画像を取り込む。これはループシミュレーションに、荷重により緊張した状態ではなく、リラックスした状態の糸の画像を使用するためである。テスト糸10の明度が高い場合、フラットベッドスキャナ4は蓋をせずに画像を読み取り、背景を黒にすると便利である。またテスト糸10の明度が低い場合、蓋をして背景を白にすると便利である。フラットベッドスキャナ4からニットデザイン装置2へ、テスト糸10の画像が、800DPIと3200DPIの2つの解像度で入力される。
【0018】
ニットデザイン装置2には、高解像度ディスプレイなどの表示部14と、デザイン装置本体15とが設けてある。またニットデザイン装置2はカラープリンタ16に接続されている。表示部14には例えば高解像度の糸画像18が表示されており、糸画像18は糸本体19とその周囲の毛羽部20とから成っている。そして糸本体19と毛羽部20との境界をパターン認識で求めるのは難しく、かつ糸には撚りがあるため、この境界の位置は糸の長さ方向に沿って変動する。
【0019】
そこで例えば1対の案内線21,21(図1の鎖線)を用いて、この線が糸本体19と毛羽部20の境界の平均的な位置に位置するようにする。マウスやスタイラスなどの位置入力手段22により、ユーザが糸画像18で、糸本体19と毛羽部20との境界の点を指定すると、その点を通って糸の長さ方向に平行に案内線21が発生して表示される。糸本体19には撚りがあるため、糸本体19と毛羽部20との境界は場所によって異なる。そこでユーザは、位置入力手段22により、糸の長さ方向に沿って平均的に、案内線21が糸本体19と毛羽部20との境界に現れるように、案内線21を移動させる。このように、ユーザが位置入力手段22により、案内線21にタッチしてドラックする毎に、案内線21は移動する。この作業を通して、案内線21の位置が正しいことを確認する。
【0020】
糸径の算出は、テスト糸10の広い範囲で、例えば5cmあるいは10cm程度の範囲の複数の場所で、案内線21を発生させて行うのが好ましい。図1では、糸画像18として1カ所のみの画像を示したが、複数箇所の糸画像を表示部14に表示し、これらにそれぞれ案内線21,21をセットするのが好ましい。実施例では糸本体19と毛羽部20の境界を示す案内線を、文字通り線として表示しているが、糸本体19と毛羽部20の境界が分かる、糸の長さ方向に平行な線状の境界を含むマークであればよい。例えば案内線21,21の内側と外側で明度や彩度あるいは色調などを変えると、どこからどこまでの範囲を糸本体19の内部の領域として指定したかが、ユーザに判明する。
【0021】
案内線間隔算出手段23は、糸の太さ方向両側の案内線21,21の間隔を求め、例えば糸の太さを4カ所で測定している場合、案内線21,21のペア(組み)も4対あり、これらに対してそれぞれ糸の太さが求まるので、平均化手段24でこれらの糸の太さを平均化して糸径を求める。平均化には単純平均や幾何平均などを用いてもよく、また4カ所で求めた糸径のばらつき、例えば標準偏差が、所定値よりも大きい場合、表示部14で警告して、案内線21,21の再入力を求めるなどのことをしてもよい。
【0022】
テスト糸10の撚りが甘い場合、糸本体19と毛羽部20との境界が不明なことがある。このような場合は、糸画像18から糸径を求めることができないので、番手から糸径への換算手段25を用いて糸径を求める。番手は例えば所定重量当たりの糸の長さや、所定長さあたりの糸の重量とし、市販されている糸であれば番手が表示されているし、このような番手を利用できない場合でも、簡単に測定できる。番手から糸径への換算手段25は、例えば番手から糸径への換算表などで構成する。
【0023】
換算手段25による番手から糸径への換算は便宜的なものであり、この換算が正しいかどうかは、編地見本でのループの表示サイズと、実際にこの糸を用いて編地を編成した際のループサイズ、との比較から判明する。そこで換算条件変更入力手段26を設けて、換算手段25の換算条件を変更できるようにする。糸画像記憶部27にはフラットベッドスキャナ4で読み込んだ糸画像を、高解像度の画像と低解像度の画像の例えば2種類の画像として記憶する。ただし高解像度画像のみを記憶し、これを適当に縮小して、その都度、低解像度画像を発生させるようにしてもよい。この場合、糸径を所定の割合で増すように、言い換えると糸の太さをある程度太くしてから縮小して、ループシミュレーションなどに用いるのが好ましい。具体的には糸の長手方向と太さ方向とで縮小率を変え、長手方向の縮小率を太さ方向よりも大きくすると良い。
【0024】
以上のようにすることにより、テスト糸10に対して糸径を求めると共に、糸画像を取り込むことができる。糸画像の取り込みにはスキャナのほかにマイクロスコープ(顕微鏡)などを用いてもよい。また案内線21,21を用いると、糸本体19と毛羽部20との境界を画像認識などで求めるよりも、簡単かつ正確に糸径を求めることができる。特に糸の撚りによる糸本体19の境界の変動を、簡単かつ正確に処理できる。
【0025】
図2に、糸径を用いて編地見本を出力するための構成を示す。バス30には様々な入力データが供給され、これらの入力手段には、例えばキーボードやマウス、スタイラス、あるいは入力データを記憶したディスクなどを用いればよい。多本取り本数の入力では、デフォールト値が1で、2〜4などの本数を指定すると、糸を2本〜4本程度引き揃えて編地を編成することを指定したことになる。この場合糸径は、多本取りの本数に応じて補正する。例えば糸を2本重ねて用いると、長さあたりの重量は2倍になるので、糸径が約1.4倍になるものとして扱う。3本取りや4本取りの場合も、糸の本数に応じて、糸径が増すように同様に補正する。バス30には図1で求めた糸径が入力され、他にループシミュレーションでのループ画像を作成するために、低解像度の糸画像が入力される。
【0026】
ループのサイズ(ループの丈や幅)は基本的に糸径で定まるが、これ以外に素材の影響も受ける。発明者は糸の素材の影響として、少なくともウールなどの動物性繊維とその混紡と、綿などのセルロース繊維とその混紡、の2種類の素材を考慮すれば、使用する糸の大部分をカバーできることを見い出した。本実施例の編地見本の作成では、糸の素材は好ましくはウールなどの動物性繊維系とその混紡(ウール系)と、綿などのセルロース繊維系とその混紡(以下「綿系」)の2種類に分けて扱われる。糸の素材はこれ以外にも多種類有るが、基本的にはウール系か綿系かで、ループサイズへの補正因子が定まり、これらはループの幅よりも丈に影響する。なお素材の入力時には、スパンテックスなどのように、仕上げ時の縮みが大きい素材も入力できるようにすることが好ましい。これ以外に、スチームや洗いなどの仕上げ条件を入力する。また仕上げ条件や素材などに、デフォールト値を設けて記憶しておく場合、デフォールト値の変更入力を設けるのが好ましい。
【0027】
また糸径と素材からのループ幅や、ループ丈、ループ長などのループ形状への変換は、経験的なルールに基づくものであり、ニットデザイン装置2で作成した編地見本と実際の編地との比較から、徐々にルールを改善できる。そこで糸径などからループ形状への変換ルールの変更入力(ループ形状変更入力)を設けて、糸径や素材からのループ形状への変換精度を徐々に向上させるようにする。
【0028】
また糸径に対して、それに適合する編機の標準的なゲージを求めるようにする。糸径からゲージへの変換も経験的なルールに基づくものであり、ゲージ変更入力を設けて、糸径からゲージへの変換条件を徐々に改善できるようにする。
【0029】
換算手段31は糸径からループ形状へ換算し、好ましくは糸径の他に素材(ウール系もしくは綿系の2種類)を用いて、ループ長,ループ幅,ループ丈などのループ形状へ換算する。換算手段32は、糸径をその糸に適合した編機のゲージに換算する。編機として実施例では横編機を想定するが、丸編機などの他の種類の編機でもよい。
【0030】
換算手段33は、スチームまたは洗いなどの仕上げ条件に対して、縮小率を出力する。なお仕上げにより縮小ではなく拡大が生じる場合、縮小率を−(マイナス)と考えればよい。また仕上げの影響は素材により異なり、特にスパンテックスなどの場合、仕上げによる縮小が大きいので、素材の入力ではウール系もしくは綿系の他に、スパンテックスなどの特殊糸の3種類を入力できるようにし、縮小率を素材により変更できるようにすることが好ましい。換算手段31〜33は例えば換算表により構成し、これらの換算表での換算条件を変更できるようにして、使用しながら実状に合わせていくのが好ましい。
【0031】
換算手段31はループ長やループ幅,ループ丈などのループ形状を、ループシミュレーション手段36へ出力し、仕上げ条件の換算手段33は仕上げによる縮小率を出力する。仕上げによる縮小への補正は、ループの丈や幅、ループ長を補正することによって行ってもよく、ループシミュレーションにより得られた画像を全体的に縮小することによって行ってもよい。また仕上げによる縮小率は、ループの幅方向と高さ方向とで異なる値にしてもよい。
【0032】
ループシミュレーション手段36ではループの形状と仕上げによる影響が入力され、他に低解像度の糸画像が入力される。各ループの形状が定まり、そのサイズが定まり、かつ糸の風合いが低解像度の糸画像から定まるので、ループシミュレーション手段36では、編地の各ループをシミュレーションしたカラー画像を出力できる。また換算手段32では、ゲージなどを出力し、他にループ形状などのデータを加えてカラープリンタ16で編地見本のハードコピー38を出力する。表示部14にも同様のデータを出力し、この場合、ループシミュレーション画像と他のデータとを同じウインドウで表示しても、別のウインドウで表示してもよい。得られた編地見本やそれに伴うループ形状やゲージなどのデータは、編地見本のライブラリ39に記憶するのが好ましい。
【0033】
図3に編地見本のプリント例を示す。糸の名称と番手並びに撚りの種類や素材、仕上げ条件などを入力する。例えば番手の2/15の表示は、毛番手で15番手単糸を2本撚った双糸であり、この糸の15mが2gに相当することを意味する。編地見本のハードコピー38には、糸画像(低解像度画像)と編地見本のループシミュレーション画像とが表示され、ゲージにはこの糸に適合する編機のゲージの例が示され、8G,10Gなどのように複数のゲージを表示してもよい。ループ長の欄には、編成の制御並びに編成に必要な糸長を明らかにするため、仕上げ前のループ長を表示する。編機で編地を編成する際に、このループ長は編成データを作成する参考となる。目数の欄には、コース方向10cm当たりの目数(横方向目数)と、ウェール方向10cm当たりの目数(縦方向目数)とを表示する。目数はループの形状が定まり、仕上げによる縮小率が定まると判明する。またループ長が判明しているので、単位面積当たりの目数にループ長を掛け、糸径と、素材から推定した糸の比重などを考慮して求めた、編地の単位面積当たりの重量を表示する。
【0034】
このように図3の編地見本のハードコピー38を用いると、ループシミュレーション画像から、この糸を用いるとどのような風合いの編地が得られるかを想像できる。また所定サイズのガーメントを作成するのに必要な目数や糸の長さが判明し、その重量も予測できる。そして編成に適した編機のゲージやループ長も判明する。従来では、図3のような編地見本は、実際にテストピースを編成し、これを所定の用紙に貼り付けて作成していた。また目数や重量は、テストピースでの単位長さ当たりの目の数などを測定して、あるいはテストピースの重量を測定して表示xしていた。このため編地見本の作成は大変な労力を要するものであった。これに対して実施例では、試編みなしでほぼ正確な風合いの編地見本を表示すると共に、ゲージやループ長、目数,重量などのガーメントのデザインに必要なデータを得ることができる。
【0035】
図4に、編地見本が得られた後のガーメントのデザインを示す。ガーメントデザインのライブラリ40にはガーメントのデザインデータが多数保存されている。また編地見本のライブラリ39には、図2で作成した編地見本のデータが多数保存されている。42はデザイン入力手段で、キーボードやスタイラス、あるいはマウスなどであり、ガーメントのデザインのための入力(パターンや柄、編組織などの入力)を行う。ニットデザイン部44は、例えばライブラリ40から呼び出されたガーメントのデザインに、デザイン入力手段42からの変更を加え、編地見本のライブラリ39から呼び出された編地見本を用いて、ガーメントのデザインデータを作成する。またニットデザイン部44には、求めたガーメントのデザインを、横編機などの編機の編成データにデータ変換する手段が設けられている。
【0036】
例えばライブラリ39から編地見本を呼び出して表示部14に表示し、これからユーザが糸を選択したとする。すると適合するゲージ並びにコース方向やウェール方向の所定長さ当たりの目数が判明する。ユーザは、ライブラリ40から、編地見本の風合いなどを参考にして、糸に適したガーメントのデザインを呼び出す。あるいは逆にガーメントのデザインを呼び出して、これに応じた糸をライブラリ39の編地見本から選択する。そして編地見本中の目数などを用いて、所定のグレーディングルールなどを用いて、所望のサイズになるようにガーメントのデザインを縮小もしくは拡大する。またデザイン入力手段42を用いて、適宜のデザイン変更を行う。このようにすると、ユーザが選択した糸に対するガーメントのデザインが行われる。
【0037】
行われたデザインに対して、ループシミュレーション手段36はループシミュレーションを行う。ループシミュレーションで用いるループの画像には、編地見本の作成時に作成したループ画像をコピーして用いてもよく、あるいは糸径と素材や、ループ形状と糸画像などから、再度作成してもよい。ループシミュレーション画像はカラープリンタ16などで出力でき、表示部14にも表示できる。そして例えば仕上げ条件なども加味してループサイズを補正すると、実際のガーメントにきわめて近い画像を、カラーハードコピーや画面上で得ることができる。これらのため、糸の風合いに応じたデザインをライブラリ40から選択し、実際の編地に近いループシミュレーション画像を表示し、目的サイズのガーメントを得るためのウェール数やコース数などを容易に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例での、糸径の読み取りのための構成を示すブロック図
【図2】実施例での、編地見本の作成のための構成を示すブロック図
【図3】実施例で作成した編地見本の例を示す図
【図4】実施例での、ガーメントのデザインのための構成を示すブロック図
【符号の説明】
2 ニットデザイン装置
4 フラットベッドスキャナ
6 治具
8,9 アーム
10 テスト糸
12 固定具
13 錘
14 表示部
15 デザイン装置本体
16 カラープリンタ
18 高解像度の糸画像
19 糸本体
20 毛羽部
21 案内線
22 位置入力手段
23 案内線間隔算出手段
24 平均化手段
25 換算手段
26 換算条件変更入力手段
27 糸画像記憶部
30 バス
31〜33 換算手段
36 ループシミュレーション手段
38 編地見本のハードコピー
39 編地見本のライブラリ
40 ガーメントデザインのライブラリ
42 デザイン入力手段
44 ニットデザイン部

Claims (8)

  1. 糸の糸径を求めて、ゲージ換算手段で前記糸径から適合する編機のゲージを求め、かつループ形状換算手段で前記糸径に基づき編地でのループ形状を求め、さらに糸の画像を入力して、換算したループ形状と糸の画像とから、編地見本の画像をループシミュレーションにより作成するようにした編地見本の作成方法。
  2. 糸の拡大画像を表示して、糸の太さ方向の両端部での糸本体と毛羽部との境界位置を、前記拡大画像上でユーザが入力するのを受け付け、受け付けた境界位置を通るように、糸の長さ方向に平行な2本の境界マークを前記拡大画像上に表示すると共に、前記2本の境界マーク間の間隔から前記糸径を求めるようにしたことを特徴とする、請求項1の編地見本の作成方法。
  3. 糸の素材を入力するための手段を設けて、前記ループ形状換算手段では、前記糸径の他に糸の素材を用いてループ形状を求めるようにしたことを特徴とする、請求項1または2の編地見本の作成方法。
  4. 仕上げ条件を入力するための手段と、仕上げ条件による編地の縮小率を記憶するための手段とを求めて、編地見本の画像を仕上げ条件により補正するようにしたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかの編地見本の作成方法。
  5. 編地見本には、前記編地見本の画像の他に、少なくとも糸の画像、前記適合する編機のゲージ、及びウェール方向とコース方向のループサイズを表示するようにしたことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかの編地見本の作成方法。
  6. ニット製品のガーメントをデザインするための方法であって、複数の各糸に対して、糸径を求めてゲージ換算手段で求めた糸径から適合する編機のゲージを求め、かつループ形状換算手段で前記糸径に基づき編地でのループ形状を求め、さらに各糸の画像を入力して、換算したループ形状と各糸の画像とから、編地見本の画像をループシミュレーションにより作成すると共に、ウェール方向とコース方向のループサイズを表示して、糸毎の編地見本とし、
    糸毎の編地見本からユーザが選択した糸に対して、編地見本のループサイズに基づいてガーメントをデザインし、かつガーメントのデザインでの各ループを、糸の画像とループ形状とに基づいて表示するようにした、ニットデザイン方法。
  7. 糸の糸径を適合する編機のゲージに換算するためのゲージ換算手段と、糸径を編地でのループ形状に換算するためのループ形状換算手段と、糸の画像を入力するための画像入力手段と、換算したループ形状と糸の画像とから、編地見本の画像を作成するためのループシミュレーション手段とを備えた、編地見本の作成装置。
  8. 糸の拡大画像を表示するための表示手段と、糸の太さ方向の両端での糸本体と毛羽部との境界位置を、前記拡大画像上でユーザが入力するのを受け付けるための入力手段と、受け付けた境界位置を通るように、糸の長さ方向に平行な2本の境界マークを前記拡大画像上に表示するための手段と、前記2本の境界マーク間の間隔から糸径を求めるための糸径算出手段、とを設けた糸径の測定装置。
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