JP2005015264A - 結晶製造装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部透過率などの品質に優れた結晶を安定的に製造することができる結晶製造装置及び方法を提供する。
【解決手段】結晶性物質の原料を収納する坩堝であって、前記原料から単結晶を成長させる種結晶を収納する種結晶収納部を有する坩堝と、前記坩堝の前記種結晶収納部に接続され、前記坩堝を支持する支持部材と、前記坩堝の周囲に配置され、前記坩堝を加熱する加熱装置と、前記支持部材の内部に配置され、冷却能力を調整可能な冷却部材とを有することを特徴とする結晶製造装置を提供する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般には、結晶製造装置及び方法に係り、特に、真空紫外域から遠紫外域までの短波長範囲において用いられる各種光学素子、レンズ、露光装置に好適なフッ化カルシウム(CaF)結晶の結晶製造装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の電子機器の小型化及び薄型化の要請から電子機器に搭載される半導体素子の微細化への要求は益々高くなっており、かかる要求を満足するために露光解像度を高める提案が様々なされている。露光光源の波長を短くすることは解像度の向上に有効な一手段であるため、近年では、露光光源はKrFエキシマレーザー(波長約248nm)からArFエキシマレーザー(波長約193nm)になろうとしており、Fレーザー(波長約157nm)の実用化も進んでいる。
【0003】
しかし、光源の短波長化に伴い、従来の硝材のほとんどが透過率不足のため使用することができなくなる。ArFエキシマレーザーの波長域では、かろうじて石英ガラス(SiO)を使用することができるが、Fレーザーの波長域では、石英ガラスさえも使用することができない。フッ化カルシウム(CaF)単結晶は、かかる波長域の光の透過率(即ち、内部透過率)が硝材の中では高いために露光光学系に使用されるレンズや回折格子などの光学素子の光学材料として最適である。
【0004】
レンズ等の光学材料の光学特性を評価するパラメーターとしては、内部透過率に加え、レーザー光を継続的に受光した場合の透過率変化を表すレーザー耐久性、レンズの屈折率が場所によらず一定であることを表す屈折率均質性(ホモジニティー)、複屈折率及び研磨(又は加工)精度などがあり、露光装置に用いられるフッ化カルシウム結晶には高い品質が要求される。
【0005】
フッ化カルシウム単結晶の製造方法には、温度分布を有する炉内を坩堝が移動することで結晶成長させる垂直ブリッジマン(VB)法(「坩堝降下法」としても知られる。)と呼ばれる方法(例えば、特許文献1及び2参照。)以外に、坩堝を固定したまま炉内の温度分布を変化させて成長界面を移動させる垂直温度勾配凝固(VGF)法と呼ばれる方法がある(例えば、非特許文献1参照。)。
【0006】
図8は、従来の垂直温度勾配凝固法の結晶成長装置1000を模式的に示す断面図である。結晶製造装置1000は、主として、炉室1100を形成する筐体1200と、炉室1100内に配置された側面断熱部材1300と、炉室1100内の温度を精密に制御できるように多段に配置された側面ヒーター1400と、原料1600を収納する坩堝1500とから構成される。
【0007】
結晶成長させる際には、炉室1100を減圧又は真空にし、側面ヒーター1400により坩堝1500を介して原料1600をフッ化カルシウムの融点以上(1390℃乃至1450℃)まで加熱して溶融する。次いで、成長界面が一時間当たり0.1mm乃至5mm程度の速度で移動するように側面ヒーター1400の出力を調整しながら、下部の方から結晶化させる。
【0008】
【特許文献1】
米国特許第2149076号
【特許文献2】
米国特許第2214976号
【非特許文献1】
結晶製造ハンドブック 共立出版(株)発行
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の結晶製造装置は、高品質な光学特性を有する結晶を製造することができなかった。高品質の結晶を製造するためには、多結晶の生成を防止し、結晶成長の起点を坩堝内の一点にすることが必要である。従来のVGF法では、炉室内の温度を下げていく際、炉室内側面に配置されているヒーターの出力を徐々に落としていくため、それに伴って坩堝側面からの熱の逃げも大きくなり、結晶成長の起点を一点にすることが非常に困難となる。
【0010】
また、坩堝側面からの熱の逃げが大きくなると、坩堝内部の温度勾配が小さくなり、不純物の偏析による組成的過冷却が発生し、成長速度が急激に変化する領域ができてしまう。そのため、安定して結晶成長を行うことができず、高品質な光学特性を有する結晶を得ることができない。
【0011】
そこで、本発明は、内部透過率などの品質に優れた結晶を安定的に製造することができる結晶製造装置及び方法を提供することを例示的目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての結晶製造装置は、結晶性物質の原料を収納する坩堝であって、前記原料から単結晶を成長させる種結晶を収納する種結晶収納部を有する坩堝と、前記坩堝の前記種結晶収納部に接続され、前記坩堝を支持する支持部材と、前記坩堝の周囲に配置され、前記坩堝を加熱する加熱装置と、前記支持部材の内部に配置され、冷却能力を調整可能な冷却部材とを有することを特徴とする。
【0013】
本発明の別の側面としての精製装置は、結晶性物質の原料を収納する坩堝と、前記坩堝の底部に接続され、前記坩堝を支持する支持部材と、前記坩堝の周囲に配置され、前記坩堝を加熱する加熱装置と、前記支持部材の内部に配置され、冷却能力を調整可能な冷却部材とを有することを特徴とする。
【0014】
本発明の更に別の側面としての結晶製造方法は、結晶性物質の原料から単結晶を成長させる結晶製造方法であって、前記原料を溶融するステップと、前記溶融ステップで溶融した前記原料の温度勾配を上げるように、前記原料を降温するステップとを有することを特徴とする。
【0015】
本発明の更に別の側面としての精製方法は、結晶性物質の原料を精製する精製方法であって、前記原料を溶融するステップと、前記溶融ステップで溶融した前記原料の温度勾配を上げるように、前記原料を降温するステップとを有することを特徴とする。
【0016】
本発明の更に別の側面としての光学素子は、上述の結晶製造装置又は方法を用いて製造される単結晶から製造されることを特徴とする。
【0017】
本発明の更に別の側面としての露光装置は、紫外光、遠紫外光及び真空紫外光を露光光として利用し、当該露光光を上述の光学素子を含む光学系を介して被処理体に照射して当該被処理体を露光することを特徴とする。
【0018】
本発明の更に別の側面としてのデバイス製造方法は、上述の露光装置を用いて被処理体を露光するステップと、露光された前記被処理体に所定のプロセスを行うステップとを有することを特徴とする。
【0019】
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の一側面としての結晶製造装置について説明する。なお、各図において同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
【0021】
図1は、本発明の特徴を最も示す結晶製造装置100の第1の実施例である。結晶製造装置100は、原料IDを坩堝110内で溶融し、次いで、冷却することで原料IDを結晶成長させる。
【0022】
結晶製造装置100においては、支持部材120に支持された略円筒形の坩堝110が、略円筒形の筐体160及び断熱部材150によって画定された炉室FCに収納され、坩堝110の円筒面の周囲に沿って配置されたヒーター140によって加熱される。また、結晶製造装置100は、炉室FCを減圧又は真空環境に維持する図示しない排気装置を備えている。
【0023】
坩堝110は、開閉自在な蓋を有して、結晶成長が開始する坩堝110の底部112の外面側断面形状及び内面側断面形状が下に凸の形状になっている。坩堝110は、結晶性物質(本実施例では、フッ化カルシウム)の原料IDを収納する。坩堝110は、結晶性物質の原料IDを溶融、保持及び結晶成長させるため、融液と反応せず不純物含有量の少ない材質、例えば、カーボン、プラチナ、石英ガラス、窒化ホウ素など、から構成されることが好ましい。
【0024】
坩堝110の選択を行うにあたっては、その熱伝導度が成長させる結晶の熱伝導と同程度であり、特に、1/2〜2倍程度であることが好ましい。熱伝導度が大きすぎると坩堝110による縦方向の熱伝導が大きくなり、育成する結晶の縦方向の温度勾配が小さくなるためである。また、熱伝導度が小さすぎるとその断熱効果によりヒーターの作る温度分布が結晶に反映され難くなり、育成する結晶に所定の縦方向の温度勾配を形成することが困難になるためである。
【0025】
坩堝110は種結晶SCを底部112の種結晶収納部112aに収納する。収納部112aには、テーパー部112bが坩堝110の内部に連なるように形成される。テーパー部112bにより、種結晶収納部112aに設置された種結晶SCからの成長領域が成長するにつれて大きくなる。種結晶(即ち、ある結晶方位を有する大きな単結晶を成長させるときに種子として用いる単結晶)SCを所望の結晶面を成長方向に垂直になるように種結晶収納部112aに配置することにより、成長させる結晶面方位を制御することができる。坩堝は、坩堝110の底部112の種結晶収納部112aにおいて支持部材120に連結して炉室FCの中央部に配置される。
【0026】
支持部材120は、筐体160の底部を貫通し、上部が炉室FCに達する。支持部材120は、坩堝110と坩堝110中の融液重量を支持し、図示しない回転機構によって駆動されて坩堝110を回転できるように構成される。支持部材120による回転は、坩堝110の温度を均一にするために行われる。また、支持部材120の内部には、坩堝110の上下移動機構とは別の、縦方向に(即ち、結晶の成長方向に)移動可能となるよう駆動装置が取り付けられた冷却部材130が挿入されている。
【0027】
冷却部材130は、支持部材120の内部に配置される。図1において、冷却部材130の側面と支持部材120との間は離間しているが、密着していても構わない。冷却部材130は、図2に示すように、2重管構造132を有する。ここで、図2は、図1に示す冷却部材130の例示的一態様を示す概略透視図である。
【0028】
図2を参照するに、冷却部材130は、金属製の2重管を螺旋状に巻き(即ち、2重管構造132)、カーボンケース134で覆ったものである。冷却部材130をこのような構成にするとで、フッ化カルシウムの結晶成長中に発生するフッ化水素で腐食されないと共に、カーボンの高い熱伝導率を利用して均一な冷却面を形成することができる。
【0029】
2重管構造132には、冷却媒体CMが流れている。冷却部材130の2重管構造132の中に流れる冷却媒体CMの流量及び温度を温度調整機構138により変更することで、冷却部材130の冷却能力を調整することができる。冷却媒体CMとしては、例えば、水やアルゴン及び窒素等のガス(低温ガス)を用いる。
【0030】
結晶性物質の原料IDを溶融する際は冷却部材130を下げておき、次に、結晶成長する際に冷却部材130を徐々に坩堝110方向に移動させることで、坩堝110の底部112の一点(即ち、種結晶収納部112a)から冷却することができる。この時、冷却部材130の移動と並行して、上述したように、温度調整機構138によって水やガス等の冷却媒体CMの温度調整を行うことで、より精密な結晶成長が可能となる。従って、後述するように、結晶製造装置100では、側面のヒーター140の出力を落とすことなく坩堝110の内部の温度を下げていくことができるため、坩堝110の温度勾配が小さくなることを防止することが可能となる。
【0031】
つまり、結晶の成長初期のように、結晶の成長部位(固液界面)の温度勾配を所定に保つために坩堝110の下端部を比較的高温に維持する必要がある場合には、図1に示すように、冷却部材130を坩堝110から遠ざけて配置して、冷却能力を低く保つ。一方、結晶の成長が進んで結晶の成長部位が坩堝下端から遠ざかるに従い、結晶の成長部位の温度勾配を所定に保つためには坩堝110の下端部の温度を低下させる必要があるため、冷却部材130を坩堝110に近づけて冷却能力を高めることが有効である。冷却部材130と坩堝110間の距離の調整に加えて、上述のように、冷却部材130自体の温度も併せて調整することで、坩堝110の下部を広い温度域において所望の温度に精度よく保つことが可能となる。
【0032】
ヒーター140は、坩堝110に対してリング状に配置され、坩堝110ごと原料IDを加熱し、これを溶融する。本実施例のヒーター140は、坩堝110の鉛直方向に沿って均一な加熱力で坩堝110を加熱する。なお、ヒーター140は、炉室FC内の温度を精密に制御できるように多段になっている。
【0033】
断熱部材150は、ヒーター140を取り囲むように炉室FCの内側面に近接して配置される。断熱部材150は、内面がよく研磨されたカーボン製を使用し、ヒーター140の熱から筐体160内面を保護する。
【0034】
筐体160は、結晶成長に際して炉室FC内の雰囲気を外気から遮断すると共に、炉室FC内の減圧又は真空環境を維持する。本実施例では、ステンレス製の二重円筒等を用いて、図示しない断熱材を二重円筒内に配置することにより筐体160を構成している。
【0035】
図1に示す結晶製造装置100を用いて、厚さ50mm程度のフッ化カルシウムの単結晶を製造した。原料IDに使用されたフッ化カルシウムは原石(天然蛍石)ではなく、CaCOをフッ酸で処理して化学合成された高純度フッ化カルシウム粉末を一度溶融し、固化させた(即ち、精製)後の粉砕品を用いた。これは高純度フッ化カルシウムでは溶融したときの体積減少が大きく、坩堝110のサイズに対して得られる結晶のサイズが著しく小さくなってしまうためである。フッ化カルシウムの種結晶SC(例えば、結晶方位面(1 1 1)面を露出させた)を種結晶収納部112aにセットし、粉砕された原料IDを坩堝110に充填し、炉室FCを図示しない排気部を操作することにより10−3Pa乃至10−4Pa程度の真空度に維持した。
【0036】
次に、種結晶SCはフッ化カルシウムの融点以下である1350℃程度、種結晶SC以外のフッ化カルシウムの原料IDは融点以上となる1450℃程度になるように炉室FC内をヒーター140により加熱する。この状態でフッ化カルシウムの原料IDを含めた炉室FCの温度勾配が定常になるまで保持した。
【0037】
その後、ヒーター140の出力はそのままに、冷却部材130を坩堝110の下方500mmの位置(原料IDは溶融温度)から5mmの位置まで上昇させ(坩堝110に近づけ)て降温し、坩堝110の底部112より徐々に結晶化させた。図3は、本発明の結晶製造装置100において、冷却部材130の移動により降温(結晶成長)させた際の坩堝110の側壁の温度勾配の変化を表したグラフである。同図は、縦軸に温度勾配(℃/cm)を、横軸に時間を採用している。また、従来例として、溶融状態からヒーターの出力を20%落とすことで坩堝を降温した際の温度勾配の変化もプロットしてある。
【0038】
図3を参照するに、従来例では降温することで温度勾配が小さくなっているのに対して、本発明では温度勾配が逆に大きくなっていることが分かる。また、図3に示すグラフは、50mm程度の厚さのフッ化カルシウム結晶を製造する際のものであり、結晶が厚くなると、その分、温度の降下量も増加するために温度勾配は更に小さくなる。従って、結晶が厚くなるほど、その効果は大きなものとなる。本発明の結晶製造装置100においては、支持部材120の内部に配置した移動可能な冷却部材130を用いて、温度勾配が上がるように坩堝110の温度を調整することにより、成長温度の急激な変化もなく、安定して高品質の単結晶を製造することができる。また、支持部材120は坩堝110の底部112の種結晶収納部112aに接続しているので、坩堝110は冷却部材130によって種結晶収納部112aから冷却され、結晶成長の起点を一点にすることができる。
【0039】
このようにして成長させたフッ化カルシウム結晶は急冷すると割れたりするため、温度降下に十分注意しながら室温に戻した。この状態ではフッ化カルシウム結晶中には大きな残留応力と歪みがあるため、熱処理(アニール)を行う。
【0040】
その後、本発明の結晶製造装置100によって得られたフッ化カルシウム結晶を必要とされる光学素子に形成する。光学素子は、レンズ、回折素子、光学膜体及びそれらの複合体、例えば、レンズ、マルチレンズ、レンズアレイ、レンチキュラーレンズ、ハエの目レンズ、非球面レンズ、回折格子、バイナリーオプティックス素子及びそれらの複合体を含む。また、光学素子は、単体のレンズ等に加えて(例えば、フォーカス制御用の)光センサーなどを含む。必要に応じて、反射防止膜をフッ化カルシウム結晶の光学部品表面に設けるとよい。反射防止膜としては、フッ化マグネシウムや酸化アルミニウム、酸化タンタルが好適に用いられ、これらは抵抗加熱による蒸着や電子ビーム蒸着やスパッタリングなどで形成できる。本発明により得られた光学素子は、内部透過率やレーザー耐久性などの品質に優れているため、従来の光学素子よりも光学性能が向上している。
【0041】
本発明の光学素子を各種組み合わせれば、ArFエキシマレーザー、Fレーザーに適した投影光学系、照明光学系を構成することができる。そして、各種レーザー光源と、本発明の結晶製造装置100から得られたフッ化カルシウムからなるレンズを有する光学系と、ウェハを移動させ得るステージとを組み合わせてフォトリソグラフィー用の露光装置を構成することができる。
【0042】
図4は、本発明における第2の実施例を示す結晶製造装置200の模式的な断面図である。図4を参照するに、結晶製造装置200は、冷却部材130が支持部材120の内部に配置されているなどの基本的な構成は、図1に示す結晶製造装置100と同様であるが、坩堝110が上下移動する坩堝移動機構210が設けられている点が異なる。また、図4において、冷却部材130の側面と支持部材120との間は離間しているが、密着していても構わない。
【0043】
結晶性物質の原料IDを溶融する際は、坩堝110を上げておき、次に、結晶成長又は精製する際に坩堝110を徐々に冷却部材130の方向に移動させることで、坩堝110の底部112の一点(即ち、種結晶収納部112a)から冷却することができる。従って、結晶製造装置200では、側面のヒーター140の出力を落とすことなく坩堝110の内部の温度を下げていくことができるため、坩堝110の温度勾配が小さくなることを防止することが可能となる。
【0044】
以上、説明したように、本発明の結晶製造装置100及び200によれば、支持部材120の内部に配置した冷却部材130を用いて坩堝110の温度を制御することにより、坩堝110内の温度勾配を高い状態に保ったまま結晶成長させることが可能になる。その結果、結晶の成長速度及び成長起点が安定し、内部透過率やレーザー耐久性などの品質に優れた結晶を製造することができる。
【0045】
以下、図5を参照して、本発明の例示的な露光装置500について説明する。ここで、図5は、本発明の一側面としての露光装置500の例示的一形態を示し概略断面図である。露光装置500は、図5に示すように、回路パターンが形成されたレチクル520を照明する照明装置510と、照明されたレチクルパターンから生じる回折光をプレート540に投影する投影光学系530と、プレート540を支持するステージ545とを有する。
【0046】
露光装置500は、例えば、ステップ・アンド・スキャン方式やステップ・アンド・リピート方式でレチクル520に形成された回路パターンをプレート540に露光する投影露光装置である。かかる露光装置は、サブミクロンやクオーターミクロン以下のリソグラフィー工程に好適であり、以下、本実施形態ではステップ・アンド・スキャン方式の露光装置(「スキャナー」とも呼ばれる。)を例に説明する。ここで、「ステップ・アンド・スキャン方式」とは、レチクルに対してウェハを連続的にスキャン(走査)してレチクルパターンをウェハに露光すると共に、1ショットの露光終了後ウェハをステップ移動して、次の露光領域に移動する露光方法である。「ステップ・アンド・リピート方式」とは、ウェハの一括露光ごとにウェハをステップ移動して次のショットの露光領域に移動する露光方法である。
【0047】
照明装置510は、転写用の回路パターンが形成されたレチクル520を照明し、光源部512と、照明光学系514とを有する。
【0048】
光源部512は、例えば、光源としては、波長約193nmのArFエキシマレーザー、波長約248nmのKrFエキシマレーザーなどを使用することができるが、光源の種類はエキシマレーザーに限定されず、例えば、波長約153nmのFレーザーやYAGレーザーを使用してもよいし、その光源も個数も限定されない。例えば、独立に動作する2個の固体レーザーを使用すれば固体レーザー間相互のコヒーレンスはなく、コヒーレンスに起因するスペックルはかなり低減する。更にスペックルを低減するために光学系を直線的又は回動的に揺動させてもよい。また、光源部512にレーザーが使用される場合、レーザー光源からの平行光束を所望のビーム形状に整形する光束整形光学系、コヒーレントなレーザー光束をインコヒーレント化するインコヒーレント化光学系を使用することが好ましい。また、光源部512に使用可能な光源はレーザーに限定されるものではなく、一又は複数の水銀ランプやキセノンランプなどのランプも使用可能である。
【0049】
照明光学系514は、レチクル520を照明する光学系であり、レンズ、ミラー、オプティカルインテグレーター、絞り等を含む。例えば、コンデンサーレンズ、ハエの目レンズ、開口絞り、コンデンサーレンズ、スリット、結像光学系の順で整列する等である。照明光学系514は、軸上光、軸外光を問わずに使用することができる。オプティカルインテグレーターは、ハエの目レンズや2組のシリンドリカルレンズアレイ(又はレンチキュラーレンズ)板を重ねることによって構成されるインテグレーター等を含むが、光学ロッドや回折素子に置換される場合もある。かかる照明光学系514のレンズなどの光学素子に本発明のフッ化カルシウム結晶から製造される光学素子を使用することができる。
【0050】
レチクル520は、例えば、石英製で、その上には転写されるべき回路パターン(又は像)が形成され、図示しないレチクルステージに支持及び駆動される。レチクル520から発せられた回折光は、投影光学系530を通りプレート540上に投影される。レチクル520とプレート540は、光学的に共役の関係にある。本実施形態の露光装置500はスキャナーであるため、レチクル520とプレート540を縮小倍率比の速度比でスキャンすることによりレチクル520のパターンをプレート540上に転写する。なお、ステップ・アンド・リピート方式の露光装置(「ステッパー」とも呼ばれる。)の場合は、レチクル520とプレート540を静止させた状態で露光が行われる。
【0051】
投影光学系530は、物体面であるレチクル520上のパターンを反映する光を像面であるプレート540上に投影する光学系である。投影光学系530は、複数のレンズ素子のみからなる光学系、複数のレンズ素子と少なくとも一枚の凹面鏡とを有する光学系(カタディオプトリック光学系)、複数のレンズ素子と少なくとも一枚のキノフォームなどの回折光学素子とを有する光学系、全ミラー型の光学系等を使用することができる。色収差の補正が必要な場合には、互いに分散値(アッベ値)の異なるガラス材からなる複数のレンズ素子を使用したり、回折光学素子をレンズ素子と逆方向の分散が生じるように構成したりする。かかる投影光学系530のレンズなどの光学素子に本発明のフッ化カルシウム結晶から製造される光学素子を使用することができる。
【0052】
プレート540は、本実施形態ではウェハであるが、液晶基板やその他の被処理体を広く含む。プレート540には、フォトレジストが塗布されている。フォトレジスト塗布工程は、前処理と、密着性向上剤塗布処理と、フォトレジスト塗布処理と、プリベーク処理とを含む。前処理は、洗浄、乾燥などを含む。密着性向上剤塗布処理は、フォトレジストと下地との密着性を高めるための表面改質(即ち、界面活性剤塗布による疎水性化)処理であり、HMDS(Hexamethyl−disilazane)などの有機膜をコート又は蒸気処理する。プリベークは、ベーキング(焼成)工程であるが現像後のそれよりもソフトであり、溶剤を除去する。
【0053】
ステージ545は、プレート540を支持する。ステージ545は、当業界で周知のいかなる構成をも適用することができるので、ここでは詳しい構造及び動作の説明は省略する。例えば、ステージ545は、リニアモーターを利用してXY方向にプレート540を移動することができる。レチクル520とプレート540は、例えば、同期走査され、ステージ545と図示しないレチクルステージの位置は、例えば、レーザー干渉計などにより監視され、両者は一定の速度比率で駆動される。ステージ545は、例えば、ダンパを介して床等の上に支持されるステージ定盤上に設けられ、レチクルステージ及び投影光学系530は、例えば、床等に載置されたベースフレーム上にダンパを介して支持される図示しない鏡筒定盤上に設けられる。
【0054】
露光において、光源部514から発せられた光束は、照明光学系514によりレチクル520を、例えば、ケーラー照明する。レチクル520を通過してレチクルパターンを反映する光は、投影光学系530によりプレート540上に結像される。露光装置500が使用する照明光学系514及び投影光学系530は、本発明によるフッ化カルシウムから製造される光学素子を含んで、紫外光、遠紫外光及び真空紫外光を高い透過率で透過するので、高いスループットで経済性よくデバイス(半導体素子、LCD素子、撮像素子(CCDなど)、薄膜磁気ヘッドなど)を提供することができる。
【0055】
次に、図6及び図7を参照して、上述の露光装置500を利用したデバイスの製造方法の実施例を説明する。図6は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、半導体チップの製造を例に説明する。ステップ1(回路設計)では、デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では、設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。ステップ3(ウェハ製造)では、シリコンなどの材料を用いてウェハを製造する。ステップ4(ウェハプロセス)は、前工程と呼ばれ、マスクとウェハを用いて本発明のリソグラフィー技術によってウェハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組み立て)は、後工程と呼ばれ、ステップ4によって作成されたウェハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作成された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テストなどの検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0056】
図7は、ステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップ11(酸化)では、ウェハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウェハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)では、ウェハ上に電極を蒸着などによって形成する。ステップ14(イオン打ち込み)では、ウェハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)では、ウェハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では、上述の露光装置500によってマスクの回路パターンをウェハに露光する。ステップ17(現像)では、露光したウェハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによってウェハ上に多重に回路パターンが形成される。かかるデバイス製造方法によれば、従来よりも高品位のデバイスを製造することができる。このように、露光装置500を使用するデバイス製造方法、並びに結果物としてのデバイスも本発明の一側面を構成する。
【0057】
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、本発明の結晶製造装置は、結晶性物質の原料を精製する精製装置にも適用可能である。
【0058】
【発明の効果】
本発明によれば、内部透過率などの品質に優れた結晶を安定的に製造することができる結晶製造装置及び方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による結晶製造装置の模式的断面図である。
【図2】図1に示す冷却部材の例示的一態様を示す概略透視図である。
【図3】本発明の結晶製造装置において、冷却部材の移動により降温(結晶成長)させた際の坩堝の側壁の温度勾配の変化を表したグラフである。
【図4】本発明の第2の実施例による結晶製造装置の模式的断面図である。
【図5】本発明の一側面としての露光装置の例示的一形態を示し概略断面図である。
【図6】デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。
【図7】図6に示すステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。
【図8】従来の垂直温度勾配凝固法の結晶製造装置例を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
100 結晶製造装置
110 坩堝
112 底部
112a 種結晶収納部
112b テーパー部
120 支持部材
130 冷却部材
132 2重管構造
134 カーボンケース
138 温度調整機構
140 ヒーター
150 断熱部材
160 筐体
200 結晶製造装置
210 坩堝移動機構
ID 結晶性物質の原料
SC 種結晶
FC 炉室
CM 冷却媒体
500 露光装置
514 照明光学系
530 投影光学系

Claims (16)

  1. 結晶性物質の原料を収納する坩堝であって、前記原料から単結晶を成長させる種結晶を収納する種結晶収納部を有する坩堝と、
    前記坩堝の前記種結晶収納部に接続され、前記坩堝を支持する支持部材と、
    前記坩堝の周囲に配置され、前記坩堝を加熱する加熱装置と、
    前記支持部材の内部に配置され、冷却能力を調整可能な冷却部材とを有することを特徴とする結晶製造装置。
  2. 前記坩堝と前記冷却部材は、相対的な位置関係を変更可能であることを特徴とする請求項1記載の結晶製造装置。
  3. 前記冷却部材は、前記支持部材の内部において、移動可能であることを特徴とする請求項1記載の結晶製造装置。
  4. 前記坩堝を移動させる坩堝移動機構を更に有することを特徴とする請求項1記載の結晶製造装置。
  5. 前記冷却部材は、冷却媒体が流れるための2重管構造を有することを特徴とする請求項1記載の結晶製造装置。
  6. 前記冷却媒体は、水又はガスであることを特徴とする請求項5記載の結晶製造装置。
  7. 前記冷却媒体の温度を調整する温度調整機構を有することを特徴とする実施態様5記載の結晶製造装置。
  8. 前記原料は、フッ化カルシウムであることを特徴とする請求項1記載の結晶製造装置。
  9. 結晶性物質の原料を収納する坩堝と、
    前記坩堝の底部に接続され、前記坩堝を支持する支持部材と、
    前記坩堝の周囲に配置され、前記坩堝を加熱する加熱装置と、
    前記支持部材の内部に配置され、冷却能力を調整可能な冷却部材とを有することを特徴とする精製装置。
  10. 結晶性物質の原料から単結晶を成長させる結晶製造方法であって、
    前記原料を溶融するステップと、
    前記溶融ステップで溶融した前記原料の温度勾配を上げるように、前記原料を降温するステップとを有することを特徴とする結晶製造方法。
  11. 結晶性物質の原料を精製する精製方法であって、
    前記原料を溶融するステップと、
    前記溶融ステップで溶融した前記原料の温度勾配を上げるように、前記原料を降温するステップとを有することを特徴とする精製方法。
  12. 請求項1乃至8のうちいずれか一項記載の結晶製造装置を用いて製造される単結晶から製造されることを特徴とする光学素子。
  13. 請求項10記載の結晶製造方法を用いて製造される単結晶から製造されることを特徴とする光学素子。
  14. レンズ、回折格子、光学膜体及びそれらの複合体の一であることを特徴とする請求項12又は13記載の光学素子。
  15. 紫外光、遠紫外光及び真空紫外光を露光光として利用し、当該露光光を請求項14記載の光学素子を含む光学系を介して被処理体に照射して当該被処理体を露光することを特徴とする露光装置。
  16. 請求項15記載の露光装置を用いて被処理体を露光するステップと、
    露光された前記被処理体に所定のプロセスを行うステップとを有することを特徴とするデバイス製造方法。
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