JP2005009688A - ガスファンヒータ及びその制御方法 - Google Patents

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Kaoru Kubota
薫 久保田
Kohei Kobayashi
孝平 小林
Noboru Kubo
登 久保
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Abstract

【課題】本発明は、室内の空気を用いてガスを燃焼させ、燃焼排ガスを空気で希釈した後に室内に放出するガスファンヒータ及びその制御方法に関し、ガス漏洩を検出して運転を停止するガスファンヒータ及びその制御方法を提供する。
【解決手段】操作者によるガスコードとガスコード接続口との接続不良で漏洩するガスを検出する半導体ガスセンサ3を有している。半導体ガスセンサ3からのガス漏洩検出信号Soの値が閾値Sth以上になったらガスバーナ10へのガス供給を遮断し、次いでガス漏洩の警告指令を出力する制御部24と、当該指令に基づいて警告を発する警告出力部22とを有している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内の空気を用いてガスを燃焼させ、燃焼排ガスを空気で希釈した後に室内に放出するガスファンヒータに関する。
【0002】
【従来の技術】
室内の空気を用いてガスを燃焼させ、燃焼排ガスを空気で希釈した後に室内に放出するガスファンヒータは、ガスコードを介して本体ケーシング内部のガスバーナに供給されたガスを燃焼する。ガスコードはガスファンヒータのガスコード接続口と、例えば室内の壁面に設置されたガス栓のガス供給口とを接続する。
【0003】
ガス栓とガスコードにはガス漏れを防止するガス漏れ防止装置が備えられている。ガス栓のガス漏れ防止装置(ヒューズコック)は、ガスコードがガス栓から外れてガス放出量が増加すると、ガス供給口を閉じるようになっている。また、ガスコードのガス漏れ防止装置は、ガスコード接続口から外れると、ガスコードの開口部を閉じるようになっている。これにより、ガスコードがガス栓やガスファンヒータから外れても、ガスが室内に漏洩しないようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−81751号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ガスコードとガスコード接続口との接続を操作者が行った際に、接続不良が生じると、ガスが接続部から漏洩してしまう可能性がある。通常使用時のガス流量(0.5m/hr)に比べて多量のガスが放出されると、ガス栓のヒューズコックが機能して、ガス放出は停止する。しかし、ガスの漏洩量が微量で、ガス栓のヒューズコックがガス放出量の変化を検出できないと、ガスが漏洩し続けることになる。そうすると、漏洩したガスがガスファンヒータ内部の火炎に引火して、ガスファンヒータが焼損する可能性がある。
【0006】
本発明の目的は、ガス漏洩に対する安全性を向上させたガスファンヒータ及びその制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、室内の空気を用いてガスを燃焼させ、燃焼排ガスを空気で希釈した後に前記室内に放出するガスファンヒータであって、前記ガスを燃焼させるガスバーナと、前記ガスバーナに前記ガスを供給するガス管と、前記ガス管に前記ガスを供給するガスコードを接続するガスコード接続口と、前記ガスコードと前記ガスコード接続口との接続不良で漏洩した前記ガスを検出して検出信号を出力するガス漏洩検出部と、前記検出信号に基づいて運転を停止させる制御部とを有することを特徴とするガスファンヒータによって達成される。
【0008】
上記本発明のガスファンヒータであって、前記制御部は、前記検出信号に基づいて前記ガス漏洩の警告を発するための警告指令を出力し、前記警告指令に基づいて前記警告を発する警告出力部をさらに有していることを特徴とする。
【0009】
上記本発明のガスファンヒータであって、前記制御部は、前記ガスを前記ガスバーナで燃焼させる前に、前記運転を停止させ、前記警告指令を出力することを特徴とする
【0010】
上記本発明のガスファンヒータであって、前記警告出力部は、前記警告を光及び/又は音により行うことを特徴とする。
【0011】
上記本発明のガスファンヒータであって、前記ガス漏洩検出部は半導体ガスセンサを有し、前記半導体ガスセンサは、前記ガスの漏洩量に基づいて前記検出信号を出力することを特徴とする。
【0012】
上記本発明のガスファンヒータであって、前記半導体ガスセンサは、前記ガスコード接続口の上部に設けられた空気流入口の中段に配置されていることを特徴とする。
【0013】
上記本発明のガスファンヒータであって、前記ガス漏洩検出部は、漏洩ガスに引火した火炎の温度を検出するサーミスタを有し、前記サーミスタは前記火炎の温度に基づいて前記検出信号を出力することを特徴とする。
【0014】
上記本発明のガスファンヒータであって、前記サーミスタは、前記ガスコード接続口の上部に設けられた空気流入口の上段に配置されていることを特徴とする。
【0015】
上記本発明のガスファンヒータであって、前記ガス漏洩検出部は、漏洩する前記ガスに引火した火炎の温度で溶断する温度ヒューズを有し、前記温度ヒューズの溶断の有無に基づいて前記検出信号を出力することを特徴とする。
【0016】
上記本発明のガスファンヒータであって、前記温度ヒューズは、前記ガスコード接続口の上部に設けられた空気流入口の上段に配置されていることを特徴とする。
【0017】
また、上記目的は、室内の空気を用いてガスを燃焼させ、燃焼排ガスを空気で希釈した後に前記室内に放出するガスファンヒータの制御方法であって、前記ガスを流通させるガスコードの端部から漏洩する前記ガスを検出して検出信号を出力し、前記検出信号に基づいて運転を停止することを特徴とするガスファンヒータの制御方法によって達成される。
【0018】
上記本発明のガスファンヒータの制御方法であって、前記検出信号に基づいてガス漏洩の警告を発することを特徴とする。
【0019】
上記本発明のガスファンヒータの制御方法であって、前記ガスを燃焼させる前に前記運転を停止し、前記警告を発することを特徴とする。
【0020】
上記本発明のガスファンヒータの制御方法であって、前記警告を光及び/又は音により行うことを特徴とする。
【0021】
上記本発明のガスファンヒータの制御方法であって、前記ガスの漏洩量を検出し、検出された前記ガスの漏洩量に基づいて前記検出信号を出力することを特徴とする。
【0022】
上記本発明のガスファンヒータの制御方法であって、漏洩ガスに引火した火炎の温度を検出し、検出された前記火炎の温度に基づいて前記検出信号を出力することを特徴とする。
【0023】
上記本発明のガスファンヒータの制御方法であって、漏洩ガスに引火した火炎の温度で温度ヒューズを溶断し、前記溶断の有無に基づいて前記検出信号を出力することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態によるガスファンヒータ及びその制御方法について図1乃至図3を用いて説明する。まず、図1を用いて、本実施の形態によるガスファンヒータ1の概略の構成を燃焼系と制御系とに分けて説明する。図1は、本実施の形態によるガスファンヒータ1の側断面の概略構成及びシステムブロックを示している。
【0025】
図1に示すように、ガスファンヒータ1の燃焼系は、本体ケーシング2内に配置された燃焼室4と、燃焼室4の鉛直下方に配置された対流ファン6とを有している。対流ファン6が回転すると、本体ケーシング2背面にギャラリ状に開口した空気流入口8a及び希釈用空気流入口8b、8cの外壁に設置された吸気フィルタ16を通って、各空気流入口8a、8b、8cから室内空気が流入する。
【0026】
このうち、本体ケーシング2背面の中段に位置する空気流入口8aから流入する室内空気は、燃焼室4のガスバーナ10でのガスの燃焼に供されると共に、火炎12を保炎するための1.5次空気及びガスを完全燃焼させるための2次空気として用いられる。本体ケーシング2背面の上段に位置する希釈用空気流入口8bから流入する室内空気は、ガスバーナ10でのガスの燃焼に供されると共に、一部は燃焼排ガスを希釈する希釈用空気として用いられる。本体ケーシング2背面の下段に位置する希釈用空気流入口8cから流入する室内空気は、燃焼室4で生成された燃焼排ガスを希釈して所定温度まで下げる希釈用空気として用いられる。
希釈用空気で希釈された燃焼排ガスは、対流ファン6の回転により本体ケーシング2正面に開口した温風吹出し口8dから温風として室内に放出される。
【0027】
希釈用空気流入口8cの下方には、ガスコード接続口13が配置されている。ガスコード接続口13には、例えば、室内の壁面29に設置されたガス栓27のガス供給口(不図示)から供給されるガスを流通させるガスコード11が接続されている。ガスコード接続口13は、本体ケーシング2内部のガス管30及びガス供給制御弁28を介してガスバーナ10に接続されている。
【0028】
次に、ガスファンヒータ1の制御系の構成について説明する。ガスファンヒータ1の制御系は制御部24を有している。制御部24には、ガス漏洩検出部のガス検出素子として、例えば半導体ガスセンサ3が接続されている。半導体ガスセンサ3は、吸気フィルタ16内側で本体ケーシング2背面中段に位置する空気流入口8a近傍に配置されている。
【0029】
ガスコード接続口13とガスコード11との接続不良が生じると、接続部からガスが漏洩する。例えば、メタンを主成分とする都市ガス(13A)は空気より軽いので漏洩ガスは上昇し、その一部は本体ケーシング2背面中段の空気流入口8aから吸入されて燃焼室4に流入して燃焼に供される。半導体ガスセンサ3は吸気フィルタ16内側の空気流入口8a近傍に配置されているので、本体ケーシング2内に吸入される漏洩ガスを効率よく検出できる。
【0030】
操作パネル20内の運転スイッチ38(図2参照)が押されると、制御部24には、半導体ガスセンサ3で検出されるガスの漏洩量に基づく検出信号が逐次入力されるようになっている。さらに、制御部24は、対流ファン6を回転させるモータ(図示せず)へ電力を供給するようになっている。それと共に制御部24は、ガス管30に設けられているガス供給制御弁28を開けてガスバーナ10へガスを供給し、点火プラグ(図示せず)を制御して点火するようになっている。
【0031】
また、制御部24は、火炎12の温度を検出している熱電対14からの出力電圧により燃焼状態の悪化を検知したら、制御弁28を閉じることによりガスバーナ10へのガスの供給を遮断するとともに、一定時間、対流ファン6を回転させるモータへの電力の供給を最大とするようになっている。また同時に、制御部24は操作パネル20へエラー表示を出力させる。
【0032】
図2は本実施の形態によるガスファンヒータ1の操作パネルの一例を示している。操作パネル20は、中央部に設定温度、室内温度及びエラー表示等を表示する表示器32が配置されている。表示器32を挟んで、右に設定温度等の設定値を増加させる設定値増ボタン36が配置され、左に設定温度等の設定値を減少させる設定値減ボタン34が配置されている。パネル右端には、ガスファンヒータ1の運転の入/切の切り替えを行う運転スイッチ38が配置されている。パネル左端には、スピーカ部41が配置されている。警告出力部22は、表示器32とスピーカ部41とを有し、ガス漏洩を検出したら表示器32にエラーコードを点灯又は点滅させ、スピーカ部41から警告音やガス漏れお知らせの音声で警告を発する。
【0033】
次に、ガスファンヒータ1の運転手順について説明する。
まず、ガスを供給するために、ガスファンヒータ1のガスコード接続口13は、ガスコード11を介してガス栓27のガス供給口(不図示)に接続される。ガスコード11がガスコード接続口13及びガス栓27に接続されると、ガスコード11の両端部の外周に設けられた不図示の取り外し環を操作しない限り、取り外せなくなる。
【0034】
次に、ガス栓27を開いてガスをガスファンヒータ1に供給する。ガスは、ガスコード11、ガスコード接続口13及びガス管30を流通してガス供給制御弁28に到達する。
【0035】
次に、操作パネル20内の運転スイッチ38が押されると、制御部24は、対流ファン6を回転させるモータへ電力を供給する。それと共に制御部24は、ガス管30に設けられているガス供給制御弁28を開いてガスバーナ10へガスを供給し、点火プラグを制御して点火する。こうして、ガスファンヒータ1による室内暖房が開始される。
【0036】
上記の運転手順と並行して、制御部24はガス漏洩を検出するプログラムの実行を開始する。図3は、本実施の形態によるガスファンヒータ1のガス漏洩の検出方法の手順を示すフローチャートである。制御部24には、半導体ガスセンサ3から出力されるガス漏洩検出信号Soが逐次入力される。制御部24に接続された記憶部(不図示)には、ガス漏洩検出信号Soの値と比較するための閾値Sthが記憶されている。閾値Sthは、ガス漏洩に対してガスバーナ10へのガス供給を停止したり、ガス漏洩の警告を発したりする基準値として用いられる。制御部24は、記憶部から閾値Sthを読み込んでガス漏洩検出信号Soと比較する(ステップS1)。
【0037】
ガスコード11とガスコード接続口13との接続を操作者が行った際に、接続不良が生じると、そこからガスが漏洩する可能性がある。ガス漏洩量が微量であると、ガスコード11及びガス栓27に備えられているガス漏れ防止装置が機能せず、ガスが漏洩し続ける。漏洩ガスの一部は、室内の空気と共に吸気フィルタ16を通って空気流入口8aから本体ケーシング2内に吸入される。
【0038】
本体ケーシング2内に吸入された漏洩ガスは、空気流入口8a近傍に配置された半導体ガスセンサ3に吸着される。例えば、半導体ガスセンサ3は漏洩ガスの吸着量に応じて、ガス漏洩検出信号Soの値が高くなる特性を有している。
【0039】
ステップS1において、ガス漏洩検出信号Soの値が閾値Sthより低ければ、制御部24は、ガスは漏洩していないと判断し、引き続きガス漏洩検出信号Soの値と閾値Sthとの比較処理を続行する。ガス漏洩検出信号Soの値が閾値Sth以上になると、制御部24は、ガスが漏洩していると判断し、ガスバーナ10へのガス供給を遮断するための指令をガス供給制御弁28に出力する。ガス遮断指令が入力されるとガス供給制御弁28は閉じられて、ガスバーナ10へのガス供給が遮断される。これにより、ガスバーナ10の火炎12は消火され、ガスファンヒータ1の運転は停止する(ステップS2)。
【0040】
ガスバーナ10へのガス供給が停止しても、ガスコード接続口13とガスコード11との接続部からガスは漏洩し続けている。そこで、制御部24は、ガス漏洩を警告するための指令を警告出力部22に出力する。警告出力部22は警告指令を受けると、表示器32にエラーコードを点灯または点滅させ、さらにスピーカ部41から警告音やガス漏れお知らせの音声を発してガス漏洩を警告する(ステップS3)。
【0041】
以上説明したように、本実施の形態によれば、ガスコード11とガスコード接続口13との接続部から微量のガスが漏洩しても、半導体ガスセンサ3でガス漏洩を検出できる。制御部24は、半導体ガスセンサ3が出力するガス漏洩検出信号Soに基づいてガス供給制御弁28を制御してガスバーナ10へのガス供給を遮断する。これにより、ガスバーナ10の火炎12を消火することができる。さらに、運転スイッチ38が押されるのと同時に、ガス漏洩を検出するプログラムが実行されるので、ガスバーナ10の点火前に漏洩ガスを検出してガス供給制御弁28を閉じることができる。これにより、漏洩ガスが火炎12に引火することがなくなるので、ガスファンヒータ1の焼損を防止できる。
【0042】
さらに、半導体ガスセンサ3は、漏洩ガスが吸入される吸気フィルタ16内側の空気流入口8a近傍に配置されているので、ガスの漏洩量が微量でも効率よく漏洩ガスを検出できる。なお、半導体ガスセンサ3が、空気流入口8a近傍の吸気フィルタ16外側に配置されても効率よく漏洩ガスを検出できる。
また、警告出力部22でガス漏洩を警告できるので、室内の空気の汚染やガスの無駄な消費を未然に防ぐことができる。
【0043】
次に、本発明の第2の実施の形態によるガスファンヒータ及びその制御方法について図4を用いて説明する。第1の実施の形態によるガスファンヒータ1では、ガス漏洩検出部のガス検出素子として半導体ガスセンサ3が用いられているのに対し、本実施の形態のガスファンヒータ1では、サーミスタ26が用いられている点に特徴を有している。図4は、本実施の形態によるガスファンヒータ1の側断面の概略構成及びシステムブロックを示している。図1に示した第1の実施の形態によるガスファンヒータ1の構成要素と同一の作用機能を奏する構成要素には同一の符号を付してその説明は省略する。
【0044】
サーミスタ26は、吸気フィルタ16内側で本体ケーシング2背面の上段に位置する希釈用空気流入口8b近傍に配置されている。サーミスタ26は制御部24に接続され、ガス漏洩検出信号Soを制御部24に出力するようになっている。
【0045】
ガスコード11とガスコード接続口13との接続部から漏洩したガスは上昇し、その一部は本体ケーシング2背面下段の希釈用空気流入口8cから本体ケーシング2内に流入する。残余の漏洩ガスは本体ケーシング2背面に沿って上昇し、その一部は本体ケーシング2背面中段の空気流入口8aから吸入されて燃焼室4に流入して燃焼に供される。さらに残余の漏洩ガスの一部は、本体ケーシング2背面上段の希釈用空気流入口8bから吸入されて燃焼室4に流入し、ガスバーナ10の火炎12が引火して燃焼する。
【0046】
希釈用空気流入口8bから流入した漏洩ガスに火炎12が引火すると、漏洩ガスの流路を遡って燃焼室4から火炎12が溢れ出し、希釈用空気流入口8b近傍でのガス燃焼が発生する。従って、希釈用空気流入口8b近傍にサーミスタ26を配置しておけば、漏洩ガスの燃焼を早期に検出できる。
【0047】
次に、サーミスタ26を用いてガス漏洩を検出する方法について再び図3を用いて説明する。第1の実施の形態と同様の手順で、ガスファンヒータ1の運転が開始されると共に、制御部24はガス漏洩を検出するプログラムの実行を開始する。ステップS1において、制御部24はガス漏洩検出信号Soの値と閾値Sthとの比較処理を行う。本例では、ガス漏洩検出信号Soは希釈用空気流入口8b近傍でのガス燃焼の温度に基づいて変化するので、閾値Sthは当該温度を検出できる値に設定しておく。
【0048】
ステップS1での判断において、ガス漏洩検出信号Soの値が閾値Sth以上になると、制御部24はガスが漏洩していると判断して、ガス供給制御弁28にガス遮断信号を出力する。ガス遮断指令が入力されると制御弁22は閉じられて、ガスバーナ10へのガス供給は遮断され、ガスファンヒータ1の運転は停止する(ステップS2)。これにより、火炎12は消火される。また、漏洩ガスに引火する火種がなくなるので、燃焼室4外部の火炎も消火される。
次に、ガスファンヒータ1は、上記実施の形態と同様の方法でガス漏洩を警告する(ステップS3)。
【0049】
以上説明したように、本実施の形態によれば、漏洩ガスに引火した火炎を早期に検出して、ガスファンヒータ1が焼損する前に燃焼室4外部の火炎を消火できる。さらに、ガスが漏洩していることを警告することができるので、室内の空気の汚染やガスの無駄な消費を未然に防ぐことができる。
【0050】
また、本例ではサーミスタ26は新規に設置しているが、従来のガスファンヒータで用いられている室温計測用サーミスタを利用することも可能である。従来の室温計測用サーミスタの取り付け位置を希釈用空気流入口8b近傍に変更するだけでサーミスタ26として機能させることができる。この場合は、従来の室温計測用サーミスタの運転プログラムを一部変更して、図3のフローを追加するだけでよい。このため、ガスファンヒータ1の製造コストを従来のそれとほぼ同程度に抑えることができる。
【0051】
本発明は、上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
上記第2の実施の形態のガスファンヒータ1は、希釈用空気流入口8b近傍でのガス燃焼の温度検出にサーミスタ26を用いているが、本発明はこれに限られない。例えば、サーミスタ26に代えて熱電対を用いてもよい。また、サーミスタ26に代えて温度ヒューズを希釈用空気流入口8bに配置してもよい。温度ヒューズは、希釈用空気流入口8b近傍でのガス燃焼の温度で溶断される。例えば、温度ヒューズに電流が流れているか否かで、温度ヒューズの溶断の有無を検出できるようにしておけば、ガス漏洩を検出することができる。
【0052】
上記第1の実施の形態では、ガス漏洩検出部の漏洩ガス検出素子として、半導体ガスセンサ3を用い、第2の実施の形態ではサーミスタ26を用いているが、本発明はこれに限られない。例えば、ガス漏洩検出部が半導体ガスセンサ3及びサーミスタ26、又は半導体ガスセンサ3及び温度ヒューズを有するようにしてもよい。こうすることにより、半導体ガスセンサ3でのガス漏洩検出に対してサーミスタ26又は温度ヒューズをバックアップとして用いることができる。これにより、ガスファンヒータ1の漏洩ガスの検出能力を一層向上させることができる。
【0053】
上記第1の実施の形態では、ガス漏洩検出部の漏洩ガス検出素子として、1個の半導体ガスセンサ3を用い、第2の実施の形態では1個のサーミスタ26を用いているが、本発明はこれに限られない。例えば、半導体ガスセンサ3及び/又はサーミスタ26を複数用いてもよい。こうすることにより、複数の半導体ガスセンサ3等が互いにバックアップ機能を発揮して、ガスファンヒータ1の漏洩ガスの検出能力を一層向上させることができる。
【0054】
上記実施の形態では、ガス漏洩検出信号Soに基づいて制御部24でガスファンヒータ1を制御しているが、本発明はこれに限られない。例えば、ガス漏洩検出信号Soの値を閾値Sthと比較し、ガス漏洩検出信号Soに基づいてガス供給制御弁28を閉じると共に警告を発する機能と、ガス漏洩検出機能とを一体化したガス漏洩検出ユニットをガスファンヒータ1内部に設置してももちろんよい。
【0055】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によれば、ガス漏洩を検出して運転を停止するガスファンヒータを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるガスファンヒータ1の側断面の概略構成及びシステムブロックを示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態によるガスファンヒータ1の操作パネルの一例を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態によるガスファンヒータ1のガス漏洩の検出方法の手順を示すフローチャートを示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態によるガスファンヒータ1の側断面の概略構成及びシステムブロックを示す図である。
【符号の説明】
1 ガスファンヒータ
2 本体ケーシング
3 半導体ガスセンサ
4 燃焼室
6 対流ファン
8a 空気流入口
8b、8c 希釈用空気流入口
8d 温風吹出し口
10 ガスバーナ
11 ガスコード
12 火炎
13 ガスコード接続口
14 熱電対
16 吸気フィルタ
20 操作パネル
22 警告出力部
24 制御部
26 サーミスタ
27 ガス栓
28 ガス供給制御弁
29 壁面
30 ガス管
32 表示器
34 設定値減ボタン
36 設定値増ボタン
38 運転スイッチ
41 スピーカ部
So ガス漏洩検出信号
Sth 閾値

Claims (17)

  1. 室内の空気を用いてガスを燃焼させ、燃焼排ガスを空気で希釈した後に前記室内に放出するガスファンヒータであって、
    前記ガスを燃焼させるガスバーナと、
    前記ガスバーナに前記ガスを供給するガス管と、
    前記ガス管に前記ガスを供給するガスコードを接続するガスコード接続口と、
    前記ガスコードと前記ガスコード接続口との接続不良で漏洩した前記ガスを検出して検出信号を出力するガス漏洩検出部と、
    前記検出信号に基づいて運転を停止させる制御部と
    を有することを特徴とするガスファンヒータ。
  2. 請求項1記載のガスファンヒータであって、
    前記制御部は、前記検出信号に基づいて前記ガス漏洩の警告を発するための警告指令を出力し、
    前記警告指令に基づいて前記警告を発する警告出力部をさらに有していること
    を特徴とするガスファンヒータ。
  3. 請求項2記載のガスファンヒータであって、
    前記制御部は、前記ガスを前記ガスバーナで燃焼させる前に、前記運転を停止させ、前記警告指令を出力すること
    を特徴とするガスファンヒータ。
  4. 請求項2又は3に記載のガスファンヒータであって、
    前記警告出力部は、前記警告を光及び/又は音により行うこと
    を特徴とするガスファンヒータ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のガスファンヒータであって、
    前記ガス漏洩検出部は半導体ガスセンサを有し、
    前記半導体ガスセンサは、前記ガスの漏洩量に基づいて前記検出信号を出力すること
    を特徴とするガスファンヒータ。
  6. 請求項5記載のガスファンヒータであって、
    前記半導体ガスセンサは、前記ガスコード接続口の上部に設けられた空気流入口の中段に配置されていること
    を特徴とするガスファンヒータ。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のガスファンヒータであって、
    前記ガス漏洩検出部は、漏洩ガスに引火した火炎の温度を検出するサーミスタを有し、
    前記サーミスタは前記火炎の温度に基づいて前記検出信号を出力すること
    を特徴とするガスファンヒータ。
  8. 請求項7記載のガスファンヒータであって、
    前記サーミスタは、前記ガスコード接続口の上部に設けられた空気流入口の上段に配置されていること
    を特徴とするガスファンヒータ。
  9. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のガスファンヒータであって、
    前記ガス漏洩検出部は、漏洩する前記ガスに引火した火炎の温度で溶断する温度ヒューズを有し、
    前記温度ヒューズの溶断の有無に基づいて前記検出信号を出力すること
    を特徴とするガスファンヒータ。
  10. 請求項9記載のガスファンヒータであって、
    前記温度ヒューズは、前記ガスコード接続口の上部に設けられた空気流入口の上段に配置されていること
    を特徴とするガスファンヒータ。
  11. 室内の空気を用いてガスを燃焼させ、燃焼排ガスを空気で希釈した後に前記室内に放出するガスファンヒータの制御方法であって、
    前記ガスを流通させるガスコードの端部から漏洩する前記ガスを検出して検出信号を出力し、
    前記検出信号に基づいて運転を停止すること
    を特徴とするガスファンヒータの制御方法。
  12. 請求項11記載のガスファンヒータの制御方法であって、
    前記検出信号に基づいてガス漏洩の警告を発すること
    を特徴とするガスファンヒータの制御方法。
  13. 請求項12記載のガスファンヒータの制御方法であって、
    前記ガスを燃焼させる前に前記運転を停止し、
    前記警告を発すること
    を特徴とするガスファンヒータの制御方法。
  14. 請求項12又は13に記載のガスファンヒータの制御方法であって、
    前記警告を光及び/又は音により行うこと
    を特徴とするガスファンヒータの制御方法。
  15. 請求項11乃至14のいずれか1項に記載のガスファンヒータの制御方法であって、
    前記ガスの漏洩量を検出し、
    検出された前記ガスの漏洩量に基づいて前記検出信号を出力すること
    を特徴とするガスファンヒータの制御方法。
  16. 請求項11乃至14のいずれか1項に記載のガスファンヒータの制御方法であって、
    漏洩ガスに引火した火炎の温度を検出し、
    検出された前記火炎の温度に基づいて前記検出信号を出力すること
    を特徴とするガスファンヒータの制御方法。
  17. 請求項11乃至14のいずれか1項に記載のガスファンヒータの制御方法であって、
    漏洩ガスに引火した火炎の温度で温度ヒューズを溶断し、
    前記溶断の有無に基づいて前記検出信号を出力すること
    を特徴とするガスファンヒータの制御方法。
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